JP2000509487A - 運搬可能なイオン移動度分析計と共に使用する再循環濾過装置 - Google Patents

運搬可能なイオン移動度分析計と共に使用する再循環濾過装置

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Abstract

(57)【要約】 一般に、本発明は、運搬可能なイオン移動度分析計と共に使用する再循環濾過装置を提供する。運搬可能な再循環濾過装置の第一の好適な実施の形態は、一組のフィルタ及び流量センサと共にIMSセンサに接続するポンプを備える。IMSセンサの出口流体流はフィルタによって浄化されると共に、キャリア流体流としてポンプによって再循環されてIMSセンサ内へ戻る。試料を採取した時にIMSセンサ内に導入される流体流量に等しいIMSセンサの出口流体流の一部は濾過装置から排出され、装置を通して一定の全流体流容積を維持する。本発明の第二の好適な実施の形態は、他の物質が共存しうるベンゼン等の選択されたイオン化可能な汚染物質の未知濃度を測定する運搬可能な再循環濾過装置を提供し、選択されたイオン化可能な汚染物質の制御された濃度をイオン移動度分析測定(IMS)センサ内に導入する装置を使用する。未知濃度は標準添加法を用いて計算される。また、本発明の第二の好適な実施の形態は、試料流内の特別な分析物の存在からどのイオノグラム(イオン化図)構造が生じるかを確定することによって、IMSセンサの校正に使用できる。本発明の第三の好適な実施の形態は、ガスクロマトグラフィ用として運搬可能なイオン移動度分析計と共に使用する再循環濾過装置を提供する。運搬可能な再循環濾過装置は、ポンプ及び一組のフィルタ及び入口にガスクロマトグラフコラムを有するイオン移動度分析測定センサに接続される流量センサを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 運搬可能なイオン移動度分析計と共に使用する再循環濾過装置 発明の分野 一般に、本発明は、イオン移動度分析計(ion mobility spectrometer,IM S)と共に測定の実施に使用する運搬可能な再循環濾過装置に関連し、更に、ガ スクロマトグラフィ用として電界IMSセンサ(field IMS sensor)を使用する 運搬可能な再循環濾過装置に関連する。 発明の背景 米国特許第5420424号明細書は、試料ガス流内に存在する微量濃度レベ ルの化学種を検出するイオン移動度分析測定法(Ion mobility spectrometry, IMS)を使用するセンサを開示する。米国特許第5420424号に記載のI MSセンサは周期的な電界を利用し、イオン種の移動度の電界強度への機能的な 依存性に従って異なるイオン種を分離する。IMSセンサのイオン化室で生成さ れるイオンは、「分散電界(dispersion field)」として知られる電界により、 イオンフィルタを通ってイオン検出器へ案内される。「分散電界」は、接近して 離間された一対の縦方向電極の間に印加される非対称周期的高周波(RF)電圧 によって発生する。分散電界によって誘起されるイオンの移動は、「補償電界」 として知られる第二の電界によって修正又は補償される。補償電界は電極の間に 印加される調整可能な時間独立直流電圧によって発生し、電界強度の機能として 特別なイオン種間で移動度が相違するため特別なイオン種を分離して検出する。 この形態のイオン移動度分析測定法は電界イオン分析測定法として知られ、分析 される試料ガス内に微量(百万分の一から一兆分の一)の濃度レベルで存在する 化学種を検出する新規な方法を提供する。 イオンフィルタを通ってイオンを輸送するキャリア流体流内に存在しうる不純 物によるセンサ性能の低下を避けるため、従来のIMSセンサ構造では、センサ 内への導入の前にキャリア流体流を浄化する濾過システムヘ接続する必要がある 。携帯可能な機器として遠隔位置での大気汚染物質の検出にIMSセンサを使用 す べき場合、固定濾過源が問題となる。IMS装置と共に使用する従来の携帯可能 な濾過システムは、米国特許第5420424号に記載のIMS構造と適合しな い。本発明は、米国特許第5420424号に記載の構造を有する運搬可能なI MSセンサと共に使用できる再循環濾過装置を提供することによって、この問題 を解決する。 本発明の好適な一実施の形態は、他の物質が共存しうる試料内に存在する選択 されたイオン化可能な汚染物質の未知濃度を測定する際、運搬可能なIMSセン サと共に使用する再循環濾過装置を提供する。測定対象の汚染物質を含む周囲空 気試料は、周囲空気流内に存在する湿気及び微量化学種の変化する量によりIM Sの性能が悪化するおそれがある。センサの濃度測定精度は、測定対象のイオン 化可能な汚染物質と、周囲空気試料内に存在するその他のイオン化可能な化学種 との間で起こる電荷移動反応によって悪影響を受けうる。電荷移動反応により、 測定対象の汚染物質がイオン化される正味効率が増加したり又は減少することが ある。従って、センサの明瞭な応答出力は、周囲空気試料内の測定対象の汚染物 質の濃度のみならず、これらの電荷移動反応によってイオン化に寄与する他の物 質の濃度に依存する。測定対象のイオン化可能な汚染物質の既知の濃度を選択さ れた汚染物質の未知濃度を含む流体流内に導入する一形態の濾過装置を使用する ことによって電荷移動反応によるIMSセンサの性能に対する悪影響を除去でき る。これにより、標準添加法として知られる未知濃度を定量化する測定技術を利 用できる。標準添加法は、未知濃度レベルのIMSの測定値を既知の濃度レベル と比較することにより結果に対する電荷移動反応の影響を除去することができる 。また、試料流内の特別な分析物の存在からどのイオノグラム(イオン化図)構 造が発生するかを確定することによって、IMSセンサの校正に本発明による実 施の形態を使用できる。既知の濃度の分析物は試料流内に導入される。得られる イオノグラムは、汚染物質が存在しない状態で記録されたイオノグラムと比較さ れる。これらのスペクトルの比較によって、イオノグラムの特徴位置と、これら の特徴を生ずる分析物との間を関連づけることができる。 本発明の他の好適な実施の形態は、ガスクロマトグラフィ用に構成した米国特 許第5420424号に記載の構造を有する運搬可能なIMSセンサと共に使用 する再循環濾過装置を提供する。また、この実施の形態は、IMS試料流の入口 表面上で起こる吸着の影響を著しく減少する加熱装置を備える。この加熱装置は 、急速に変化する分析物濃度レベルを検出する際に、IMSセンサの応答時間特 性及び回復時間特性を減少する。この加熱装置はIMSセンサの試料流入口を加 熱し、試料流の入口表面温度を上昇させる。試料流の入口表面温度が上昇すると 、試料流の入口表面上での分析物の吸着と脱着との間の時間が短くなり、分析物 濃度レベル全体の主要部をIMSセンサにより検出することができる。そのため 、分析物が試料流の入口表面上で平衡濃度(平衡密度)に到達するのに必要な時 間を大幅に減少し、これにより、急速に変化する濃度レベルを検出する際に、I MSセンサの応答時間特性及び回復時間特性を減少することができる。選択的に 、加熱装置は、IMSセンサのキャリア流充填室入口に入る流体流の乱流を減少 する整流挿入体を備えてもよい。試料流体流内に存在する不純物のためにIMS センサの感度に他の悪影響を及ぼすおそれがあるイオンフィルタ内でのキャリア 及び試料流体流の混合を防止するために、乱流を除去する必要がある。整流挿入 体を使用しない場合、IMSセンサの感度に悪影響を及ぼす乱流を除去するため に、キャリア流体流の減少が必要である。この感度の低下は、イオン化された物 質がイオンフィルタを横断するのに必要な時間量の増大によって発生する。イオ ンがイオンフィルタ内に滞留する時間間隔が長いほど、損失メカニズム(例えば 、フィルタ壁への拡散及び電荷中和反応等)の時間が長くなり、このためイオン 検出器に到達するイオン電流を減衰することができる。従って、整流挿入体はキ ャリア流体流の乱流を減少し、IMSセンサの感度が回復するレベルまで流量を 戻すことができる。 発明の概要 一般に、本発明は、運搬可能なイオン移動度分析計と共に使用する再循環濾過 装置を提供する。運搬可能な再循環濾過装置の第一の好適な実施の形態は、一組 のフィルタ及び流量センサと共に、好ましくは米国特許第5420424号に記 載の構造を有するイオン移動度分析測定センサに接続するポンプを備える。IM Sセンサの出口流体流はフィルタによって浄化されると共に、キャリア流体流と してポンプによって再循環されてIMSセンサ内へ戻る。試料を採取した時にI MSセンサ内に導入される流体の流量と等しいIMSセンサの出口流体流の一部 は濾過装置から排出され、装置を通して一定の全流体流容積を維持する。 本発明の第二の好適な実施の形態は、他の物質が共存しうる試料流体流内に存 在する例えばベンゼン等の選択されたイオン化可能な汚染物質の未知濃度を測定 する運搬可能な再循環濾過装置を提供する。変更した好適な実施の形態による濾 過装置は、一組のフィルタ、流量センサ及び複数のバルブと共に、好ましくは米 国特許第5420424号に記載の構造を有するイオン移動度分析測定センサ内 に選択されたイオン化可能な汚染物質を制御された濃度で導入する装置に接続さ れたポンプを備える。選択された汚染物質の未知濃度の測定は、(1)汚染物質 の制御された濃度を同じ汚染物質の未知濃度と結合して、結合されかつ制御され た濃度及び未知濃度に対するIMSセンサの応答出力を測定する過程;(2)未 知濃度のみに対するIMSセンサの応答を測定する過程;及び(3)過程(1) の測定値を過程(2)の測定値と比較して未知濃度を決定する過程を含むことが 好ましい。また、本発明のこの実施の形態は、試料流内の特別な分析物の存在か らどのイオノグラム構造が生じるかを確定することによって、IMSセンサの校 正に使用できる再循環濾過装置を提供する。分析物の既知の濃度は、試料流内に 導入される。得られるイオノグラムは、汚染物質が存在しない状態で記録された イオノグラムと比較される。これらのスペクトルの比較によって、イオノグラム の特徴位置と、これらの特徴を生ずる分析物との間を関連づけることができる。 本発明の第三の好適な実施の形態は、ガスクロマトグラフィ用に構成された米 国特許第5420424号に記載の構造を有する運搬可能なIMSセンサと共に 使用する再循環濾過装置を提供する。ガスクロマトグラフは、固定相物質から成 る被覆を含むマルチキャピラリコラムを備えることが好ましい。マルチキャピラ リコラムは、IMSセンサの試料流入口に連絡しかつイオン移動度分析計によっ て測定される少なくとも1つの分析物の未知濃度レベルをIMS試料流入口へ送 出する。試料射出器に連絡するキャリアガス源は、試料射出器内の分析物を混入 してマルチキャピラリコラム内に運搬する。分析物は固定相物質に可溶性であり 、IMS試料流入口への分析物は予め決められた「滞留時間」間隔によってマル チキャピラリコラム内で遅れて運搬される。試料流内に存在する他の化学種と比 較 して各分析物化学種がIMS試料流入口に入るタイミングがずれるので、異なる 分析物化学種間の滞留時間が変化するため、IMSセンサは種々の分析物化学種 の個々の濃度を正確に測定できる。 好ましくは、マルチキャピラリコラムは、IMSセンサの試料流入口へ導く加 熱された輸送管路に密封される。輸送管路は、マルチキャピラリコラムの温度よ りも好ましくは10℃〜40℃高い温度に維持され、分析物化学種がIMSセン サの試料流入口に入らずに輸送管路の壁に吸着するのを確実に防止する。輸送管 路は、整流挿入体からIMSキャリア流体流が排出される際に、輸送管路の出口 端とIMSセンサハウジングとの間の空間に層流断面を発生する整流挿入体と共 に選択的に組み合わせることができる。また、輸送管路による加熱によって試料 流の入口表面温度が上昇し、表面で起こる吸着及び脱着の間の時間量を減少させ る。これにより、急速に変化する分析物濃度レベルに追従するIMSセンサの能 力を大幅に改善できる。入口加熱装置は、外側の周囲からイオン移動度分析計の 試料流入口へ試料流体流を通過させる金属中空通路を備える。中空金属ハウジン グは通路入口及び出口端に好ましくは密封して溶接され、セラミックフランジを 使用するイオン移動度分析計の試料流入口に装置を装着する。好ましくは、加熱 要素は中空通路の表面を包囲する高抵抗ワイヤから成り、中空通路を電気的に加 熱する。温度制御回路は加熱要素への電力入力を制御し、中空通路を実質的に一 定の温度基準値に維持する。温度制御回路は、少なくとも1つの温度測定装置、 好ましくは中空通路の表面に取り付けられかつ中空通路の温度を測定する電気抵 抗−測定温度計を含む。温度測定装置に電気的に接続された入力と、加熱要素に 電気的に接続された出力とを有する温度制御装置は、温度測定装置によって測定 した温度を予め決められた基準値と比較すると共に、加熱要素への電力入力を調 整して中空通路の温度を基準値に実質的に一致させる。 選択的に、加熱された輸送管路は、IMSセンサのキャリア流入口に入る流体 流内に存在する乱流を減少する整流装置を備える。整流挿入体により、試料及び キャリア流体流の混合を発生させずにIMSセンサの測定感度を最大にするレベ ルまで、IMSセンサのキャリア流入口に入る流体の流量を増大できる。整流要 素は、多孔質材料、好ましくは加熱装置のハウジングに適合する中央開口部を有 する円板状に形成された金属網目から成る挿入体を備え、挿入体は、加熱装置の 出口端に対し最も近くの位置で加熱装置ハウジングと試料流入口の表面との間に 配置される。整流挿入体は、加熱装置ハウジングと試料流入口の充填室表面との 間の間隙内に配置され、キャリア流入口に入る流体流の速度を整流要素の出口側 を交差して等しくして、流体流の乱流を除去することができる。好ましくは、整 流挿入体は、挿入体とIMS試料流の入口表面との間に配置された帯状の電気絶 縁材料によってIMS試料流の入口充填室表面から電気的に分離される。 その他の本発明の詳細、目的及び利点は、後述する現時点での好適な実施の形 態の説明により明らかとなろう。 詳細な図面の簡単な説明 添付図面は、本発明の好適な実施の形態及び本発明を実施する好適な方法を示 す。 図1は、運搬可能なIMSセンサと共に使用する再循環濾過装置を提供する本 発明の第一の好適な実施の形態による流体システムの略示図である。 図2は、他の物質が共存しうる試料流体流内に存在する選択されたイオン化可 能な汚染物質の末知濃度を測定する携帯可能な再循環濾過装置を提供する本発明 の第二の好適な実施の形態の流体システムの略示図である。 図3は、ガスクロマトグラフィ用として運搬可能なIMSセンサと共に使用す る再循環濾過装置を提供する本発明の第三の好適な実施の形態の流体システムの 略示図である。 図4は、本発明に使用する好適な加熱装置の断面図である。 図5は、整流挿入体を設けた加熱装置の変更した実施の形態の断面図である。 図6は、イオン化室入口を加熱する場合及び加熱しない場合に、分析物の濃度 の段階的増加を検出する際のIMSセンサの応答時間特性及び回復時間特性を示 す簡略図である。 図7は、好適な加熱装置に沿う温度変化を示すグラフである。 図8は、分析物の濃度レベルの変化に対するIMSセンサの応答時間特性及び 回復時間特性への好適な入口加熱装置の使用効果を示すグラフである。 図9Aは、加熱装置に整流挿入体を取り付けない場合のIMSセンサにより得 られた一連の代表的なデータを示すグラフである。 図9Bは、加熱装置に整流挿入体を取り付けた場合に増大するIMSの測定感 度を示すグラフである。 現時点での好適な実施の形態の詳細な説明 図1は、運搬可能なIMSセンサと共に使用する再循環濾過装置を提供する本 発明の第一の好適な実施の形態を示す。図1に示す実施の形態はポンプ21を備 え、イオン移動度分析測定(IMS)センサ10と全て連絡する複数の流量セン サFS及び流量調整バルブ50に沿うポンプ21の入口流及び出口流は、それぞ れ一組のフィルタ22a及び22bと連結する。好ましくは、IMSセンサ10 は米国特許第5420424号明細書に記載の構造であり、当該来国特許の内容 を本明細書で引用する。IMSセンサの出口流体流6は浄化されると共に、米国 特許第5420424号に記載のキャリア流体流7として再循環されてIMSセ ンサ10内に戻る。IMSセンサ10内に導入される試料流体流3の量と等しい IMSセンサの出口流体流6の一部は、排出装置8を通じて濾過装置から除去さ れ、これにより、試料を採取した時にもシステムを通じて一定の全流量が維持さ れる。試料3及び排出流8の通常流量は毎分10〜500ミリリットルの範囲で あり、キャリア流体流7の通常流量は毎分2〜4リットルの範囲である。 ポンプ21は、好ましくはエイエスエフ(ASF)型番5010又は7010の 無給油ダイアフラムポンプ構造であり、システムを通じて流体流を循環させる。 フィルタ22a及び22bは、好ましくは型式5A及び13Xを結合した分子篩 200cc〜1000ccと結合された100〜500立方センチメートル(c c)活性炭を含み、米国特許第5420424号に記載のキャリアガス7として 再循環されてIMSセンサ10内へ戻る前に、出口流体流6を浄化する。複数の 流量センサFSは、好ましくはハネウェル型AWM3000又はAWM5000 シリーズ質量流量センサであり、システムを通じて種々の箇所に設置され流量を 測定する。複数の流量調整バルブ50は、好ましくはニュープロ・インコーポレ イテッド(Newpro,Inc.)社製の型番SS−2MG4バルブであり、調整されて システムの固有値に対しシステム内の種々の流量が初期設定される。その後、シ ステムをIMSの測定に使用する間、流量調整バルブ50は初期位置のままであ る。 図1に示す再循環濾過装置では、携帯可能なIMSセンサを操作して遠隔位置 で選択された大気汚染物質を検出できる。しかしながら、IMSセンサの濃度測 定精度は、測定対象のイオン化可能な汚染物質と、周囲の空気試料内に存在する その他のイオン化可能な化学種との間で起こる電荷移動反応による悪影響を受け るおそれがある。図2は、選択されたイオン化可能な汚染物質に対する電荷移動 反応の影響を除去し、他の物質が共存しうる試料流体流3内の選択された汚染物 質の未知濃度レベルCsを正確に測定できる本発明の第二の好適な実施の形態を 示す。 好ましくは米国特許第5420424号に記載のIMSセンサ10と共に使用 できるように図2の再循環濾過装置も設計される。図2の濾過装置は、浸透校正 装置20、ポンプ21、一組のフィルタ22a及び22b、流量センサFS及び 複数の流体流通路及び複数の流量調整バルブ50を相互に連結する2つの三ポー ト二方向電磁弁23及び24を備えることが好ましい。例えば米国特許第439 9942号又は米国特許第4715217号に記載の従来の浸透校正装置20は 、制御された濃度Cpdを含む選択されたイオン化可能な汚染物質を、IMSセン サの試料流入口に入る全流体流4内に流体流2を経て導入することが好ましい。 流体流2は、導入されたイオン濃度の予想値にIMSセンサ10の応答出力を校 正すると共に、IMSセンサ10によって測定される選択された汚染物質の未知 濃度を計算する際に標準添加法を使用できる浸透校正装置20を通過する。制御 された濃度Cpdを含む選択されたイオン化可能な汚染物質をシステム内へ導入す る使用可能な他の手段は、拡散小びん、拡散管、加圧校正シリンダからの標準値 、その他ゲイリー・オウ・ネルソン(Gary O.Nelson)著「気体混合物:製造と 制御」(1992年発行)に記載されたその他の方法がある。 好ましくは、制御された濃度Cpdを構成する浸透された流体は、液体状態で浸 透校正装置20内に収容されかつ気体状態で校正流体流2内へ放出される例えば ベンゼン等の物質を含み、40℃〜125℃の間の沸点を有する揮発性固体又は 揮発性液体のみならず、浸透された流体として使用に適する他の単相気体、固体 一気体二相系又は液体−気体二相系の使用にも図2に示す濾過装置構造を適用で きる。浸透された流体に加え、校正流体流2は活性炭を通って濾過された除湿空 気内で検出される不活性ガス又は不活性ガス混合物を含むことが望ましい。一般 に浸透された流体の排出流濃度は0.1〜10ppmの間であり、校正流体流2 の流量は毎分50〜200ミリメートルの範囲である。 ポンプ21は、好ましくはシステムを通じて流体流を循環させるエイエスエフ (ASF)型番5010又は7010の無給油ダイアフラムポンプ構造である。フ ィルタ22a及び22bは、米国特許第5420424号に記載のキャリア流体 流7として再循環されてIMSセンサ10内へ戻る前に、IMSセンサ10から の出口流体流6を浄化する型式5A及び13Xを結合した分子篩200cc〜1 000ccと組み合わせた100〜500立方センチメートル(cc)の活性炭 を含むとよい。キャリア流体流7内に導入されない浄化された出口流体流6の第 一の部分は、校正流2として浸透校正装置20を通り、その後IMSセンサ10 の試料流入口に入る全流体流4内へ循環される。キャリア流体流7内に導入され ない浄化された出口流体流6の第二の部分は、未知濃度の測定に必要なレベルま で試料3を希釈する再循環された希釈流体流9の構成要素(補給流体流)5とし て、再循環されてIMSセンサ10の試料流入口に入る全流体流4内へ戻る。キ ャリア流7内に導入されない浄化された出口流体流の第三の部分は排出流8とし て濾過装置から除去され、試料を採取した時にも装置を通じて一定の全流体流容 積が維持される。排出流体流8の量は、IMSセンサ10内に導入される試料流 体流3の量に等しい。装置によって送り込まれる試料3及び排出流8の流量は、 ほぼ毎分10〜500ミリリットルの範囲であり、キャリア流体流7の流量はほ ぼ毎分2〜4リットルの範囲である。 複数の流量センサFSは、好ましくはシステムを通じて種々の箇所に設置され 流体流量を測定するハネウエル型AWM3000又はAWM5000シリーズ質 量流量センサである。複数の流量調整バルブ50は、システム内の種々の流量を 固有値に初期設定するように調整される。その後、システムをIMSの測定に使 用する間、流量調整バルブ50は初期位置のままである。バルブ23は、校正流 体流2を浸透校正装置20からIMSセンサ10の試料流入口に入る全流体流4 内へ又は必要に応じてシステム外へ向かわせるリー・カンパニー(Lee Compan y)社製の型式LHDA1211111Hでよい。バルブ24は、再循環された 希釈流体流9の構成要素(補給流体流)5を調整し、一定の全IMS試料流入口 流体流4を維持して校正流体流2内に存在する選択された汚染物質の制御された 濃度を試料3内の測定された未知濃度と比較する同様にリー・カンパニー社の型 式LHDA1211111Hでよい。一定の全IMS試料流入口流体流4により 、標準添加法を用いて既知の制御された濃度Cpdから未知濃度Csを計算できる 。従来のIMSセンサ10もシステムと共に動作するが、好適な実施の形態のシ ステムは米国特許第5420424号に記載のIMSセンサと共に使用する構造 である。 選択された汚染物質の未知濃度の測定は、(1)汚染物質の制御された濃度を 同じ汚染物質の未知濃度と混合して、混合され制御された濃度及び未知濃度に対 するIMSセンサの応答を測定する過程と、(2)未知濃度のみに対するIMS センサの応答を測定する過程と、(3)過程(1)の測定を過程(2)の測定と 比較して未知濃度を決定する過程とを含むことが好ましい。 第一の過程では、制御された濃度CpdをIMS試料流入口に入る全流体流4内 に導入するようにバルブ23のシフト位置を定める。また、バルブ24のシフト 位置を定めて、補給流体流5の進行方向を変えてシステムから排出流8として排 出する。バルブ24のシフト位置を決定して、IMS試料流入口に入る全流体流 4内に試料3を導入できる。バルブ50を事前に調整すると共に、バルブ24の 位置を決めて、試料流体流3はIMS試料流入口に入る全流体流4の10%に等 しくなる。この10%の希釈比は、未知濃度レベルの変化に対して確実にIMS センサ10から線形応答出力を生ずるレベルまで試料3内の選択された汚染物質 の未知濃度を希釈するのに必要であるが、バルブ50によって予めセットされる 流量を調整して他の希釈比にしてもよい。IMSセンサ10は、選択された汚染 物質の制御された濃度Cpd及び未知濃度Csのイオン化によって生成される結合 された信号出力Stotalを測定する。Stotalは、式Stotal=Spd+Ss=A*C pd+0.1*A*Csにより定義される。AはIMS10の電気信号出力Sと汚染 物質濃度Cとの間の比例定数であり、電荷移動反応へ依存するため通常は知り得 ない。未知濃度Csによって生成する信号出力Ssは、バルブ24によって生じる 希釈比10%を反映する。 第二の過程では、校正流体流2がシステム外へ向かうようにバルブ23の位置 を変える。また、IMS試料流入口に入る全流体流4として試料3と結合する最 大の補給流体流5を復帰させるようにバルブ24の位置を変える。バルブ24に よって供給される増加した補給流体流5の量は、システム外へ方向を変える校正 流体流2の量を補償し、IMS試料流入口に入る全流体流4の10%に等しい状 態に試料流体流3を保持する。IMSセンサ10は、選択された汚染物質の未知 濃度Csのみのイオン化によって生成した信号出力Ssを測定する。前記と同様に 、Ssは、式Ss=0.1*A*Csにより定義される。 前記測定手順の実行後、試料3内に存在する選択された汚染物質の未知濃度C sを標準添加法によって計算する。制御された濃度Cpdが既知であるので、信号 出力Ssを結合された信号出力Stotalと比較すると、汚染物質の未知濃度Csを 容易に得ることができる。未知濃度Csは、式Cs=10*Cpd/(R-1)[但し、 R=Stotal/Ss]を解くことによって計算される。一般に未知の比例定数Aの 値を求めずに、標準添加法を用いて未知濃度Csを計算し、IMS濃度測定に対 する電荷移動反応効果を修正することができる。この計算は、本目的に対してプ ログラムされかつコンピュータ読取可能な記憶媒体上に記憶されたコンピュータ ソフトウェアにより、コンピュータプロセッサ上で動くアルゴリズムを用いて実 行できる。また、例えば、差動増幅器の電子集積回路、複数のディスクリート電 気回路及びデジタル論理回路を含むアナログ比較回路又はアナログ−デジタル結 合比較回路、現時点の技術水準にあるその他類似する回路等の他の手段も選択さ れた汚染物質の未知濃度Csの計算に使用できる。 また、図2に示す本発明の第二の好適な実施の形態は、試料流内の特別な分析 物の存在からどのイオノグラム(イオン化図)構造が生じるかを確定することに よってIMSセンサ10の校正に使用できる再循環濾過装置を示す。分析物の既 知の濃度は試料流3に導入される。得られるイオノグラムは、汚染物質が存在し ない状態で記録されたイオノグラムと比較される。これらのスペクトルの比較に よって、イオノグラムでの特徴を示す位置と、特徴を生ずる分析物との間の相互 関係を得ることができる。選択された汚染物質の制御された濃度CpdのみをIM S内に導入することによって、IMSセンサ10の校正が完了する。これにより 、IMSセンサ10による測定結果からイオノグラムを作成する相互関係のある 補償電圧が得られる。校正過程では、校正流体流2内に存在する制御された濃度 CpdをIMS試料流入口に入る全流体流4内に導入するようにバルブ23は位置 決めされる。また、最大補給流体流5を供給するように、バルブ23及び24が 位置決めされる。システム外へ出る排出流体流8がなければ、IMS10内への 試料流体流3の流入が阻止される。全IMS試料流入口流体流4はIMSセンサ 10を通過し、IMSセンサ10の出力Spdを校正する。出力Spdは、式Spd= A'*Cpdによって定義され、A'は前記と同様の比例定数であるが、全IMS試 料流入口流体流4の異なる組成により異なる値を持つ。前記の式を用いて、選択 された汚染物質の制御された濃度Cpdのみのイオン化から予測される出力に対し 出力Spdを比較できる。得られるイオノグラムは、汚染物質が存在しない状態で 記録されたイオノグラムと比較される。これらのスペクトルの比較によって、イ オノグラムでの特徴がある位置と、特徴を生ずる分析物との間の相互関係を得る ことができる。 図3は、ガスクロマトグラフィ用の運搬可能なIMSセンサと共に使用する再 循環濾過装置を示す本発明の第三の好適な実施の形態を示す。前記と同様に、図 3に示す第三の好適な実施の形態はポンプ21を備え、IMSセンサ10に全て 連絡する複数の流量センサFS及び複数の流量調整バルブ50が設けられ、ポン プ21の入口流及び出口流は、それぞれフィルタ22a及び22bと連結される 。前記と同様に、IMSセンサ10は、米国特許第5420424号に記載の構 造を有することが好ましい。やはり、IMSセンサの出口流体流6は浄化される と共に、米国特許第5420424号に記載のキャリア流体流7として再循環さ れてIMSセンサ10内に戻る。IMSセンサ10内に導入される試料流体流3 の量と等しい出口流体流6の一部は、前記と同様に、排出流8として濾過装置か ら除去され、これにより、装置を通じて一定の全流量が維持される。試料流体流 3及び排出流8の流量は例えば毎分10〜100ミリリットルの範囲であり、キ ャリア流体流7の流量は例えば毎分2〜4リットルの範囲である。 ポンプ21は、好ましくは前記と同様にエイエスエフ(ASF)型番5010又 は7010の無給油ダイアフラムポンプ構造であり、装置を通じて流体流を循環 させる。IMSセンサ10内へ戻る前に再循環される出口流体流6を浄化するフ ィルタ22a及び22bは、前記と同様に型式5A及び13Xを結合した分子篩 200cc〜1000ccと結合された活性炭100cc〜500ccを含むと よい。システムを通じて種々の箇所に設置され流量を測定する複数の流量センサ FSは、ハネウェル型AWM3000構造であるとよい。装置の固有値に対し装 置内の種々の流量を調整しかつ初期設定する複数の流量調整バルブ50は、ニュ ープロ・インコーポレイテッド(Newpro,Inc.)社製の型番SS−2MG4バル ブであるとよい。その後、システムをIMSの測定に使用する間、流量調整バル ブ50は初期位置のままである。 図3に示すように、試料流体流3は高圧のキャリアガス源70から供給され、 射出電磁弁71を通って、マルチキャピラリコラム72を含むガスクロマトグラ フ内へ射出されるとよい。キャリアガス70は、好ましくはIMSセンサ10の 試料流入口に入る前に試料射出器73によってマルチキャピラリコラム72内に 射出される。好適なシステム構造では、マルチキャピラリコラム72を通る試料 流体流3の流量は排出流体流8の流量と等しく、バルブ71と直列に配置された 調整可能なオリフィス型流量制御バルブ51によって制御されるが、オリフィス 型流量制御バルブ51はロシア、ノボシビルスク(Novosibirsk)所在のシルバ ーテック・カンパニー(Sibertech Company)社製の製品を使用するとよい。バ ルブ71もシルバーテック・カンパニー社製の三ポート二方向射出ソレノイド構 造が好ましく、バルブ71は、(i)純粋なキャリアガス70が試料射出器73 を迂回して試料流体流3としてIMSセンサ10内に流入するか又は(ii)IM Sセンサ10によって処理すべき分析物が混入されたキャリアガス70が試料射 出器73を通過するように選択的に方向決めされる。好適な実施の形態では、マ ルチキャピラリコラム構造をガスクロマトグラフとして使用できるが、前記と類 似の流量−温度制御手段を設ける限り、またガスクロマトグラフをIMSセンサ の試料流入口に気密に密閉する限り、現在の技術水準にある他のシングルキャピ ラリ及び充填コラム構造を使用できる。 従来の圧力調節器及びリリーフバルブ装置によって、キャリアガス70は高圧 で流動システムに導入される。好適な実施の形態では、シルバーテック・カンパ ニー社製の圧力調整器及びリリーフバルブシステムが用いられる。タンク69内 の圧力は、圧力調節器68によって、タンク69の出口での絶対圧力70300 〜1757500kg/m2(100〜2500psia)からマルチキャピラ リコラム72の頭部でのゲージ圧10545〜17575kg/m2(15〜2 5psig)まで減圧される。キャリアガス70は例えば純粋な窒素ガス等のよ うに不活性であることが好ましく、超純粋空気でもよい。最初に機器を起動する 際、IMSセンサ10の流動システム内にある程度の空気が既に存在するため、 キャリアガス70として窒素ガスを使用する場合に欠点がある。機器が動作する に従い、純粋な窒素キャリアガスは流動システム内の空気と混合しかつ空気を徐 々に置換する。その間、IMSセンサ10では、流動系中の再循環ガスの組成は 、空気から窒素ガスに徐々にシフトされる。しかしながら、IMSセンサ10用 の再循環ガスが安定した組成に達するまで、IMSセンサ10から安定した読取 値を得ることができない。このように、キャリアガス70として窒素ガスを用い る操作では、IMSセンサ10が安定した操作に到達するまでに長時間を要する 。好適な実施の形態では、キャリアガス源70として超純粋空気を使用する。 試料射出器73は、ステンレス鋼等の金属から成りかつマルチキャピラリコラ ム72に気密に密閉される1つの壁を有する中空容器であることが望ましい。一 実施の形態では、試料射出器73の第二の壁は隔壁膜を含む。この隔壁膜は、シ リコン又は例えばテフロン型エラストマ等の他の類似の材料により形成すること が好ましい。IMSセンサ10によって処理される気体試料又は液体試料は、好 ましくはシリンジによって膜を通って射出される。試料射出器73は高温(10 0℃又はそれ以上)であるため、試料射出器73内に入ると液体試料は直ちに蒸 発する。別の装置では、試料射出器の膜の壁を排除し、試料注入用カートリッジ (サンプリングカートリッジ)を射出器内に挿入する。試料射出器73内に挿入 すると、カートリッジは直ちに急速に加熱され、カートリッジの金網捕集面上に 捕集された材料が除去される。いずれの形態でも、試料射出器73内に瞬間的に キャリアガス70のパルスを供給して、試料射出器73内に存在する蒸気試料を マルチキャピラリコラム72へ圧入することができる。従って、IMSセンサ1 0の試料流入口に入る試料流体流3は、未知濃度の分析すべき単数又は複数の分 析物と共に、キャリアガス70内に混入される混合物となる。試料射出器73を 出る試料流体流3は、好ましくは流量10〜100ml/分、更に好ましくは流 量50〜80ml/分でマルチキャピラリコラム72内に導入される。マルチキ ャピラリコラム72は、好ましくは固定相として知られたライニングを有するガ ラスキャピラリの中空束である。これらのガラス管は内径(ID)約25〜10 0マイクロメートル(μm)であり、好ましくは内径約40μmである。固定相 は、例えばSE−30(ジメチルポリシロキサン)、SE−54(ジフェニルジ メチルポリシロキサン)、カーボワックス20M(carbowax 20M,ポリエチレン グリコールの商標名)等の物質から成り、好適な実施の形態ではSE−54が使 用される。 システムの操作では、キャリアガス70は最初に試料射出器73を通過し、試 料射出器73にて分析物の試料をパルス注入法でキャリアガス70内に射出し、 これにより、混入された分析物の種々の化学種を含みかつ空間的に分離されたキ ャリアガス「弾(スラグ)」を発生させる。その後、これらの混入された分析物 のキャリアガス弾は、キャリアガス70の流速でマルチキャピラリコラム72を 通過する。試料射出器73内に存在する種々の分析物化学種を含む分子は、各々 異なる程度まで固定相物質に溶解できる。従って、与えられたキャリアガス弾内 に混入される全ての分析物化学種は、キャリアガス弾がマルチキャピラリコラム 72の全長に沿って通過するに従い、固定相物質内に溶解されたり固定相物質か ら溶出されて多数の通路を経る。各分析物化学種は異なる程度まで固定相に溶解 するため、測定対象の各分析物化学種は、キャリアガス弾内に存在する他の分析 物化学種と異なるマルチキャピラリコラム72を通って通過時間を経る。この通 過時間は、その特別な分析物化学種についての「滞留時間」として知られる。キ ャリアガス70内に存在する他の化学種と比べてIMSセンサ10の試料流入口 内へ各分析物化学種が入るタイミングがずれるので、滞留時間の変化により、キ ャリアガス70内に混入される種々の分析物化学種を分別するIMSセンサの選 択特性を向上できる。従って、IMSセンサ10は、一回につき一つの分析物化 学種にのみ応答すればよいので、分析物試料内に存在する他の化学種によるIM Sの測定感度の低下を防止することができる。 マルチキャピラリコラム72は、包囲する加熱炉によって加熱されて100〜 180℃の帯域温度内の選択された温度に維持され、測定対象の種々の分析物化 学種に対し確実に最適な滞留時間を与える。マルチキャピラリコラム72は、I MSセンサ10の試料流入口に至る輸送管路74に気密に密閉される。輸送管路 74はマルチキャピラリコラム72の温度よりも好ましくは10℃〜40℃高い (最適には10℃高い)温度に維持され、輸送管路72の壁に分析物化学種が吸 着してIMSセンサ10の試料流入口に入ることを確実に防止する。 図4は、加熱された輸送管路74の好適な実施の形態を示す。この実施の形態 は、輸送管路74を電気的に加熱する加熱要素78を備え、加熱要素78は入口 端75から出口端77まで輸送管路74の加熱通路に巻きつけられかつ好ましく は直径0.508mm(0.02インチ)のテトラフルオロエチレン(TFE)で 被覆したコンスタンタン熱電対ワイヤ等の絶縁された1又は2以上の高抵抗ワイ ヤから成る。輸送管路74を包囲する薄いフィルムに形成できる例えば白金等の 他の金属を加熱要素78に使用できる。また、例えば透明なポリイミドフィルム 、アラミド繊維紙又はシリコンゴム等の材料内に薄い金属フィルムを埋設した可 撓性の加熱要素78を使用してもよい。更に、薄い金属フィルム状の加熱要素7 8を堅固な雲母外殻内に埋設してもよい。好適な実施の形態による加熱要素ワイ ヤ78は、輸送管路74の周りに一重又は好ましくは二重で螺旋状に巻き付けら れる。好ましくは、加熱要素ワイヤ78は、例えばKel−F(クロロトリフル オロエチレンの商標名)樹脂等の絶縁材料から成りかつ金属外殻76a及び76 bの間に埋設されかつ接合された2つの半円筒部(半円柱部)90の孔を貫通す る。別法として、No.2−56のステンレス鋼の全ねじロッドにより形成され た少なくとも1つの電気接点ピンを半円筒部90の一つ又は両方の中に装着でき る。輸送管路74に溶接した金属外殻76a及び76bを半円筒部90及び0リ ング(図示せず)又は当業者に公知の他の手段により支持してもよい。好適な実 施の形態では、好ましくはテフロンテープ層95により加熱要素ワイヤ78を輸 送管路74に対して保持し、加熱要素ワイヤ78と輸送管路74との間の熱交換 効率を改善できる。通路5の長さ方向に沿って更に均一な温度プロファイル(温 度グ ラフ)を得るため、好適な実施の形態では加熱要素ワイヤ78の巻付密度(又は ピッチ)は、熱損失が最大となる加熱装置の入口端75及び出口端77の近くで 増大される。 輸送管路74に好適に取り付けられ、輸送管路74の温度を監視する2つのワ イヤ抵抗温度計91a及び91bは、それぞれ好ましくはミンコ・サーマル・リ ボン(Minco Thermal-Ribbon)白金抵抗−測定温度計の型番S651PDZ24 Aである。温度計91a及び91bに使用できる他の構成要素は、熱電対、サー ミスタ及び半導体である。第一の温度計91aを輸送管路74の中点近くに配置 し、第二の温度計91bを出口端77の近くに配置するとよい。輸送管路74の 長さ方向に沿ってほぼ均一な温度グラフを維持するため、単数又は複数の加熱要 素78への電力を断続する温度制御装置に温度計91a及び91bを接続すると よい。好適には、例えばミンコ(MINCO)型番CT−149等の従来の抵抗−測 定温度制御装置は、温度計91a又は91bが測定した温度を温度制御装置にプ ログラムされた選択設定温度と比較する。この目的のためにプログラムされかつ コンピュータ読取可能な記憧媒体上に記憶されたコンピュータソフトウェアによ り、コンピュータプロセッサ上で動くアルゴリズムを用いて、温度比較を実行で きる。また、例えば、電子集積微分増幅回路、ディスクリート電気要素及びデジ タル論理要素を含むアナログ比較回路又はアナログ−デジタル結合比較回路、そ の他現時点の技術水準にある類似する回路等の他の温度比較手段も使用できる。 図7に示すように、好適な実施の形態の温度制御回路により、輸送管路74に沿 う安定した温度グラフが得られる。 図6は、米国特許第5420424号に示されるIMSセンサ10のイオン化 室入口を加熱する場合及び加熱しない場合に分析物の濃度の段階的増加及び減少 に対するIMSセンサの応答時間特性及び回復時間特性を示すグラフである。図 6に示すように、濃度が時点Tpに向かって増大してIMSセンサの応答が最初 にピーク値Cpに到達したとき、IMSセンサの応答は時点T1からの時間遅れを 示す。この時間遅れは、外側周囲からIMSセンサ内へ試料が通過するときに、 IMSセンサのイオン化室の表面上に分析物が吸着されるためである。この吸着 の結果、試料内に実際に存在する分析物の量に比べてイオン化及び検出に利用で きる分析物の量が少なくなる。IMSセンサのイオン化室の表面上に吸着される 分析物の濃度レベルが試料内に存在する分析物の高い濃度レベルに対応する平衡 濃度(平衡密度)に達した時に、IMSセンサの応答ピーク出力Cpが得られる 。平衡濃度に到達した時点Tpでは、IMSセンサの試料流入口の表面上に吸着 される分析物の吸着量は試料流入口から離脱する分析物の脱着量に釣り合い、脱 着量より多い分析物の正味吸着増加量は生じない。これによって、IMSセンサ のイオン化室に入る分析物の全体量をイオン化及び検出に利用できる。 その後、分析物の濃度は、平衡点Tpに到達した直後の時点T2で増加が制限さ れる。試料内の源泉濃度レベルがこのように段階的に減少することにより、時点 Toで分析物の源泉濃度レベルCoがIMSセンサによって検出されるまで、逆効 果及び追加の時間遅れが発生する。この場合、離脱する分析物がIMSセンサの イオン化室の表面からを徐々に解放されるので、試料内に実際に存在する量より も多量の分析物をイオン化及び検出に利用できる。イオン化室の表面に存在する 分析物の濃度レベルが試料内に存在する分析物の源泉濃度レベルに対応する平衡 濃度に戻った時、IMSセンサの初期応答出力Coが得られる。いずれの場合も 、時間遅れはIMSセンサの入口での内部温度に直接依存する。内部温度が高く なる程、イオン化室の表面で発生する吸着と脱着との間の時間間隔が短くなり、 このため平衡に達するまでの経過時間が短くなる。図4に示す加熱装置は、IM Sセンサの入口での内部温度を高めて、分析物の濃度レベルの変化を検出する際 の時間遅れを最小にする温度増加手段を備える。 図8は、図4又は図5にそれぞれ示す輸送管路74又は92の入口を加熱した ときの分析物の濃度レベルの変化に対するIMSセンサの応答出力の変化を示す 。加熱された輸送管路74又は92を使用してIMSセンサ10の入口を通常操 作温度(約126℃)まで加熱すると、入口を室温に維持する場合に比べてIM Sセンサの応答時間が約10倍に改善される(高温の輸送管路を設置しない場合 の時間間隔T1〜Tpに対し、加熱された輸送管路を使用する場合の時間間隔をT 1〜Tp'で示す)。また、図8に示すように、輸送管路の入口を高温にすると、 IMSセンサの回復時間特性が改善される(高温の輸送管路を設置しないときの 時間間隔はT2からグラフの時間軸を超過するのに対し、高温の輸送管路を使用 す るときの時間間隔をT2'〜Toで示す)。 米国特許第5420424号に記載のように、キャリアガスの流れはIMSキ ャリアガス用の充填室(プレナム)からIMSセンサの分析間隙部に流入するの で、キャリア及び試料流体流の混合を防止してIMSセンサの感度の低下を防止 する必要がある。これは、試料流体流内に存在する不純物が分析間隙部に流入し てIMSセンサのイオン検出器測定に悪影響を及ぼすことを防止するために必要 である。キャリアと試料流体流とを分離するために、IMSキャリアガス用の充 填室に入る流量は、例えば分析間隙部25に入るキャリア流体の流量より毎分1 〜1.5リットルだけ上回る。しかしながら、感度(即ち分析物の濃度の単一変 化に対する信号振幅の変化)の低下を防止するために、IMSキャリア流用の充 填室を流れる流量は毎分3〜4リットルのオーダでなければならない。充填室を 流れる流量レベルが低下すると、IMSセンサの分析間隙部を通過してイオン検 出器に達するイオンが追加の時間を必要とし、これにより多くのイオンが拡散の ため分析間隙部の壁に向かって移動(マイグレーション)し又は電荷中和反応を 受けるので、イオン検出器の測定から乖離する欠点が生ずる。それぞれ図4及び 図5に示すように、加熱された入口を有する輸送管路74又は92を使用すると 、充填室を流れるIMSキャリア流体流は、混合を発生せずに約1.8リットル /分の最大流量が可能となるので、IMSセンサの応答感度が低下しにくくなる と同時に、キャリア及び試料流体流の混合を回避できる。図4に示す加熱装置の 出口端部77の拡大形状により生じる乱流のため、キャリア流体流の高流量レベ ルで混合が発生する。 図5に示すように、輸送管路の出口端部77により発生する乱流を抑制するた め、輸送管路の加熱された外殻76cとIMSハウジング11の内側表面との間 の間隙に整流挿入体93を配置できる。外殻76cの形状により、IMSハウジ ング11の内側表面と輸送管路装着フランジ79に取り付けられた外殻76cと の間の間隙を減少すると共に、輸送管路の出口端部77に近づくに従ってこの間 隔を徐々に増大することができる。整流挿入体93は、好ましくは丸い円板形状 を有しかつ細かいピッチ間隔のステンレス鋼網目で形成され、円板の外周部と同 心の中央開口部が形成される。チタン、ステンレス鋼、金、ニッケル及び他の本 来的に低い蒸気圧特性を有する非反応性金属(不活性金属)等の他の材料を整流 挿入体93として使用できる。例えばガラス、水晶、テフロン及びサファイヤ等 のその他の低気孔率、低蒸気圧非反応性、非金属性材料を整流挿入体93として 使用できる。整流挿入体93は、好ましくは輸送管路の出口端部77上を滑動し 、IMSセンサに加熱装置を装着する前に輸送管路の外殻76cに対して締まり 嵌めで装着される。加熱装置92をIMSセンサ10に装着すると、輸送管路の 出口端部77付近の位置で整流挿入体93は、輸送管路外殻76cとIMSハウ ジング11の内側表面との間の間隙内に配置される。電極32に印加されるバイ アス電位によって形成される放射状の電界を助長するため、輸送管路の外殼76 cの表面を電極32に電気的に接続(図示せず)し、接地されたIMSハウジン グ11から整流挿入体93を電気的に絶縁しなければならない。例えばテフロン 等の電気絶縁材料から成るバンド94を整流挿入体93とIMSハウジング11 の内側表面との間へ配置することによって整流挿入体93を絶縁してもよい。整 流挿入体93を取り付けると共に、入口加熱装置92をIMSセンサ10に装着 した後、IMSセンサ10のキャリア流充填室26に入る流体流の体積は、整流 挿入体93を通って濾過される前に徐々に膨張される。濾過と併用される流体流 の緩やかな体積膨張は、整流挿入体93からのキャリア流体流の出口上で、輸送 管路出口端77とIMSハウジング11との間の空間を通るキャリア流体流の層 流断面を生じる。この層流断面により、米国特許第5420424号に記載のI MSセンサ10の分析間隙部に入るキャリア流の一部と試料流との混合が防止さ れる。このため、キャリア流充填室26に入る流量を増大でき、分析間隙部内の イオン拡散のためにIMS感度の損失を最小限に抑制できる。図9Bは、図9A に示す整流挿入体93のないIMSセンサの測定と比較して、加熱された入口輸 送管路74又は92に取り付けられた整流挿入体93を有するIMSセンサの増 大する応答感度を示す。 本発明の現時点での好適な実施の形態を示しかつ特に添付図面について説明し たが、本発明は添付の請求の範囲内において他の要領により実施可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年4月17日(1998.4.17) 【補正内容】 13. イオン移動度分析計のキャリア流入口に入る流体流の乱流を低減する 乱流低減要素を備え、乱流低減要素は、多孔質材料から成りかつ輸送管路の出口 端の最も近い位置で輸送管路ハウジングと試料流の入口表面との間に配置された 挿入体を含み、挿入体は、輸送管路ハウジングと試料流の入口表面との間の間隔 を充填する請求項11に記載の流体濾過装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/726,843 (32)優先日 平成8年10月8日(1996.10.8) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 カーナハン,バイロン,エル アメリカ合衆国15237ペンシルベニア州ピ ッツバーグ、ブラント・アベニュー9783 (72)発明者 ピピッチ,チャールズ,ダブリュー アメリカ合衆国15146ペンシルベニア州モ ンロービル、ラッシュ・バリー・ロード 212 (72)発明者 コウズネツォフ,ビクター アメリカ合衆国16046ペンシルベニア州マ ース、ウッドヘイブン・ドライブ132 (72)発明者 ユーバー,ロバート,イー アメリカ合衆国15101ペンシルベニア州ア リソン・パーク、ノース・アンプトン4137 【要約の続き】 センサの校正に使用できる。本発明の第三の好適な実施 の形態は、ガスクロマトグラフィ用として運搬可能なイ オン移動度分析計と共に使用する再循環濾過装置を提供 する。運搬可能な再循環濾過装置は、ポンプ及び一組の フィルタ及び入口にガスクロマトグラフコラムを有する イオン移動度分析測定センサに接続される流量センサを 備える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. A. イオン移動度分析計の出口及びキャリア流入口に連絡しかつイオ ン移動度分析計の出口流体流をキャリア流入口内へ再循環させるポンプと、 B. ポンプに連絡しかつ再循環された流体流から不純物を除去する少なく とも1つのフィルタと、 C. 出口流体流の一部を装置から除去する排出装置とを備え、 装置から除去された流体の量はイオン移動度分析計の試料流入口に入る流体の 量と等しいことを特徴とするイオン移動度分析計と共に使用する流体濾過装置。 2. 濾過装置に接続された時、イオン移動度分析計は運搬可能である請求項 1に記載の流体濾過装置。 3. A. ポンプの入口に連絡する第一のフィルタと、 B. ポンプの出口に連絡する第二のフィルタとを備え、 第一のフィルタ及び第二のフィルタは、濾過装置を使用しない時、イオン移動 度分析計内への不純物の移動(マイグレーション)を防止する請求項1に記載の 流体濾過装置。 4. イオン移動度分析計の試料流入口に連絡しかつ試料流入口に入る流体の 量を制御する流量制御器を備える請求項1に記載の流体濾過装置。 5. イオン移動度分析計の試料流入口に連絡するガスクロマトグラフコラム を備える請求項1に記載の流体濾過装置。 6. A. 試料流入口に連絡し、固定相物質から成る被覆を含みかつイオン 移動度分析計によって測定される少なくとも1つの分析物の未知濃度レベルを試 料流入口内へ送出するマルチキャピラリガスクロマトグラフコラムと、 B. マルチキャピラリコラムに連絡しかつ少なくとも1つの分析物をマル チキャピラリコラム内に射出する試料射出器と、 C. 試料射出器に連絡しかつ少なくとも1つの分析物を混入してマルチキ ャピラリコラム内に運搬するキャリアガス源とを備え、 少なくとも1つの分析物は固定相物質に可溶性であり、試料流入口内への少な くとも1つの分析物は、イオン移動度分析計によって測定される試料流入口に入 る前に、予め決められた時間間隔によってマルチキャピラリコラム内で遅れて運 搬される請求項1に記載の流体濾過装置。 7. 固定相物質は、SE−30(ジメチルポリシロキサン)と、SE−54 (ジフェニルジメチルポリシロキサン)と、カーボワックス20M(carbowax 2 0M,ポリエチレングリコールの商標名)とから成る群から選択される請求項6に 記載の流体濾過装置。 8. 試料射出器は、少なくとも1つの分析物をキャリアガス内に射出する隔 壁膜を含む請求項6に記載の流体濾過装置。 9. キャリアガス源に連絡しかつ試料射出器に入るキャリアガスの圧力を調 節する圧力調節器を含む請求項6に記載の流体濾過装置。 10. マルチキャピラリコラム及び試料流入口に連絡しかつ試料流入口に入 る前に少なくとも1つの分析物の吸着を防止する加熱される輸送管路を備える請 求項6に記載の流体濾過装置。 11. イオン移動度分析計の試料流入口に流入する流体流を加熱する輸送管 路を備え、輸送管路は、 A. 入口端を有しかつ試料流入口内への流体流を受ける中空通路と、 B. 通路入口及び出口端の両方に取り付けられかつイオン移動度分析計の 試料流入口への輸送管路を装着する中空ハウジングと、 C. 中空通路の表面を包囲しかつ通路を加熱する電気加熱要素と、 D. 加熱要素への電力入力を制御する温度制御回路とを備え、温度制御回 路は、 (i) 中空通路の表面に取り付けられかつ中空通路の温度を測定する少 なくとも1つの温度測定装置と、 (ii) 温度測定装置に電気的に接続された入力及び加熱要素に電気的に 接続された出力を有する温度制御装置とを備え、温度制御装置は、 (a) 温度測定装置によって測定された温度を予め決められた基準値 と比較し、 (b) 加熱要素への電力入力を調整して中空通路の温度を基準値と実 質的に一致させる請求項1に記載の流体濾過装置。 12. ガスクロマトグラフコラムに連絡しかつイオン移動度分析計の試料流 入口に入る流体流を加熱する輸送管路を備え、輸送管路は、 A. 出口端に連絡する入口端を有しかつガスクロマトグラフコラムから試 料流入口内への試料流体流を通過させる中空通路と、 B. 通路入口及び出口端の両方に取り付けられかつイオン移動度分析計の 試料流入口への輸送管路を装着する中空ハウジングと、 C. 中空通路の表面を包囲しかつ通路を加熱する電気加熱要素と、 D. 加熱要素への電力入力を制御する温度制御回路とを備え、温度制御回 路は、 (i) 中空通路の表面に取り付けられかつ中空通路の温度を測定する少 なくとも1つの温度測定装置と、 (ii) 温度測定装置に電気的に接続された入力及び加熱要素に電気的に 接続された出力を有する温度制御装置とを備え、温度制御装置は、 (a) 温度測定装置によって測定された温度を予め決められた基準値 と比較し、 (b) 加熱要素への電力入力を調整して通路の温度を基準値とほぼ一 致させる請求項5又は6に記載の流体濾過装置。 13. イオン移動度分析計のキャリア流入口に入る流体流の乱流を低減する 乱流低減要素を備え、乱流低減要素は、多孔質材料から成りかつ輸送管路の出口 端に最も近い位置で輸送管路ハウジングと試料流の入口表面との間に配置された 挿入体を含み、挿入体は、輸送管路ハウジングと試料流の入口表面との間の間隙 を充填する請求項11又は12に記載の輸送管路。 14. イオン移動度分析計は、 A. 試料媒体に連絡する少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口 を有するハウジングと、 B. ハウジング内に配置された分析器とを備え、分析器は、 (i) キャリアガス源に連絡しかつキャリアガスが通過する縦方向の分 析間隙部を形成して縦方向に互いに間隔をもって離間する少なくとも第一の電極 及び第二の電極と、 (ii) 分析間隙部と共に並置され、入口に連絡しかつ試料媒体をイオン 化するイオン化源と、 (iii) イオン化源と分析間隙部との間の開口部を定めるイオン開口と 、 (iv) イオン開口のすぐ近くに配置された第三の電極と、 (v) イオン開口から大きく離れた分析間隙部からの少なくとも1つの 出口開口と、 (vi) 分析間隙部からのイオンを測定しかつ電極から離間したイオン検 出器と、 (vii) 電極と接続される電気制御装置とを備え、電気制御装置は、 (a) 第一の電極、第二の電極及び第三の電極に直流電圧を印加し、 (b) 第一の電極及び第二の電極に周期的な非対称電位を印加し、非 対称電位は、分析間隙部内でキャリアガスの流動中に横方向の電界を形成できる 請求項1に記載の装置。 15. A. 出口及びキャリア及びイオン移動度分析計の試料流入口に連絡 しかつイオン移動度分析計の出口流体流をキャリア及び試料流入口内へ再循環さ せるポンプと、 B. ポンプに連絡しかつ再循環された流体流から不純物を除去する少なく とも1つのフィルタと、 C. フィルタ及び試料流入口に連絡し、キャリア流入口に向かわない再循 環された流体流の第一の部分及び第二の部分と結合した試料流体流を試料流入口 内へ導入しかつ試料流入口内への一定の流量を維持する複数のバルブと、 D. バルブに連絡しかつキャリア流入口に向かわない再循環された流体流 の第一の部分内に選択されたイオン化可能な物質の制御された濃度レベルを導入 するバルブ連絡装置と、 E. バルブに連絡しかつキャリア流入口に向かわない再循環された流体流 の第三の部分を装置から除去する排出流とを備え、除去された流体の量は試料流 体流内の流量に等しく、 他の物質が共存しうる試料流体流に存在する選択されたイオン化可能な物質の 未知濃度レベルを測定することを特徴とするイオン移動度分析計と共に使用する 流体濾過装置。 16. バルブ連絡装置は、浸透校正装置と、拡散小びんと、加圧された校正 シリンダとから成る群から選択される請求項15に記載の流体濾過装置。 17. A. キャリア流入口に向かわない再循環された流体流の第一の部分 内に、選択されたイオン化可能な物質の制御された濃度レベルを導入する過程と 、 B. 試料流体流をキャリア流入口に向かわない再循環された流体流の第一 の部分及び第二の部分の両方と結合して、結合された未知かつ制御された濃度レ ベルを測定する過程と、 C. 試料流体流をキャリア流入口に向かわない再循環された流体流の第二 の部分と結合して、未知濃度レベルを測定する過程と、 D. 結合された濃度測定を未知濃度測定と比較して未知濃度を得る過程と を含み、 他の物質が共存しうる試料流体流に存在する選択されたイオン化可能な物質の 未知濃度レベルを測定するイオン移動度分析計を有する請求項15又は16に記 載の流体濾過装置の使用方法。 18. 標準添加法に従って、結合された濃度測定と未知濃度測定との比を計 算して未知濃度レベルを得る請求項17に記載の流体濾過装置の使用方法。 19. コンピュータプロセッサと、差動増幅器の電子集積回路と、ディスク リート電気要素を含むアナログ比較回路と、ディスクリート電気要素及びデジタ ル論理要素を含むアナログ−デジタル結合比較回路とから成る群から選択される 装置によって未知濃度レベルを計算する請求項17に記載の流体濾過装置の使用 方法。 20. キャリア流入口に向かわない再循環された流体流の第一の部分及び第 二の部分を結合して、制御された濃度レベルを測定してイオン移動度分析計を校 正する請求項15又は16に記載の流体濾過装置の使用方法。 21. A. ポンプの入口に連絡する第一のフィルタと、 B. ポンプの出口に連絡する第二のフィルタとを備え、 第一のフィルタ及び第二のフィルタは、濾過装置を使用しない時、イオン移動 度分析計への不純物の移動を防止する請求項15に記載の流体濾過装置。 22. イオン移動度分析計は、 A. 試料媒体に連絡する少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口 を有するハウジングと、 B. ハウジング内に配置された分析器とを備え、分析器は、 (i) キャリアガス源に連絡しかつキャリアガスが通過する縦方向の分 析間隙部を形成して縦方向に互いに間隔をもって離間する少なくとも第一の電極 及び第二の電極と、 (ii) 分析間隙部と共に並置され、入口に連絡しかつ試料媒体をイオン 化するイオン化源と、 (iii) イオン化源と分析間隙部との間の開口部を定めるイオン開口と 、 (iv) イオン開口の最も近くに配置された第三の電極と、 (v) イオン開口から離れかつ分析間隙部に連絡する少なくとも1つの 出口開口と、 (vi) 分析間隙部からのイオンを測定しかつ前記電極から離間したイオ ン検出器と、 (vii) 前記電極に接続される電気制御装置とを備え、電気制御装置は 、 (a) 第一の電極、第二の電極及び第三の電極に直流電圧を印加し、 (b) 第一の電極及び第二の電極に周期的な非対称電位を印加し、非 対称電位は、分析間隙部内でキャリアガスの流動中に横方向の電界を形成できる 請求項15に記載の流体濾過装置。
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