JP2000505315A - 切開プローブをもつ組織分離カニューレ及び方法 - Google Patents

切開プローブをもつ組織分離カニューレ及び方法

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Abstract

(57)【要約】 カニューレ(100)は基部端部(104)及び末端の鈍い端部(106)を有する管状ボディー(102)、ボディー(102)の長さに延長する少なくとも一つの管腔(108)、ボディー(102)の末端端部(106)の近くの管腔(109)内に置かれた明るくした、見る端部(112)を有する内視鏡(110)、及びボディーの先端端部を実質上覆う組織分離チップ(122)を含む。組織分離チップ(122)はそれにより形成された切開された腔部に沿う組織及び側方血管の剥離を抑制するため僅かに鈍くされる。チップを通し、内視鏡的に見ることは視覚的歪曲を減少するため鈍いチップに隣接する尖頭(120)に対しその内壁を先細にすることにより増大される。或はその代りに、カニューレは切開プローブ(907)及び内視鏡(110)を切開可能な腔部に沿う結合組織を見ること及びその切開を促進するために含む。

Description

【発明の詳細な説明】 切開プローブをもつ組織分離カニューレ及び方法 発明の背景 1.関連出願 これはAlbert K.Chinにより1995年7月13日に出願された「TISSUE SEPARATION CANNULA AND METHOD」と題する出願中の出願番号08/502,494の部分継続出願で あり、この主題はAlbert K.Chinにより1995年4月12日に出願された「CANNULA A SSEMBLY AND METHOD FOR PROGRESSIVELY DISSECTING TISSUE」と題する出願番号 08/421,481の主題と関連しており、これらの先行出願は本出願と同じ譲受人に 譲渡されている。 2.発明の分野 本発明は一般に特に小さな血管の経路に沿って組織平面に細長い腔部を形成す るために用いられる組織分離カニューレに関し、そしてより特別には透明であっ て且つ先細形状を有し、血管に隣接する組織の切開を促進するため選択的に除去 可能な組織分離部材を通して鈍い切開サイトを連続的に視覚化するための内視鏡 を有するカニューレに関する。 3.背景技術の説明 細長い腔部の形成のための現在の方法は組織切開を達成するため体組織を通し て押される鈍いプローブの使用を含む。機械的なプローブの通過により作用され る力は血管の剥離及び組織及び内部器管への損傷へ導くかも知れない。 その問題は約3乃至8mmの小さな直径を有する血管を切開し且つ採取する時重 大になる。大動脈の如きより大なる血管の切開のために用いられるテクニックは 、大動脈が後腹膜腔内に位置し、一側に於て腹膜により区切られ、他側に於て腹 筋により区切られているから適用可能でない。腎臓の直下に位置する腎下空間内 に置かれた外転バルーンは膨脹される時自然の開裂面に沿って大動脈の長さを容 易に追跡するであろう。 バルーンの外転タイプはより小径の血管に隣接する組織を切開する時困難に遭 遇する。これは大動脈と大動脈を包囲する組織と比較した時、小径の血管とこれ らの血管を包囲する組織との間に存在するより少ない明瞭な平面の存在による。 例えば、もし外転バルーンが脚内の伏在静脈に隣接して置かれるならば、それは 通常静脈に沿って追跡するよりもむしろ膨脹の際切開を斜めにする。これは伏在 静脈を包囲する脂肪及び接続組織の無定形な性質による。 外転バルーンカテーテルは動脈の拡張のために用いることが知られている(例 えば米国特許第4,479,497(Fogarty他、10/30/84)及び米国特許第4,863,440 (Chin,9/5/89))。 Fogarty等'497及びChin'440特許に開示されたものの如き二管腔外転バルーン カテーテルは内視鏡を滑動的に受容する貫通管腔を有する。併しながらこれらの 開示されたカテーテルと一緒に用いられる内視鏡は、内視鏡が外転バルーンの基 部に近い中央管腔内にあるため、切開プロセスをモニターとすることが出来ない 。バルーンがカテーテルから外転するにつれ、内部の膨脹圧力はバルーンの壁を 圧搾し遠視チャンネルを閉じる。又バルーン切開の間に監視を必要とする区域は 外転するバルーンの前進フロントに位置している。この区域は組織分離を惹起す る力を受けるバルーン/組織のインターフェイスに対応する。かくして現存の二 管腔、外転バルーンカテーテルの中央管腔内の内視鏡は、バルーン膜の二重層が 内視鏡と組織との間にあり、視界の内視ラインを閉塞するから、組織分離の区域 を見ることが出来ない。 内視鏡は米国特許第5,385,572(Nobles等、1/31/95)及びEP0642764A1(S auer等、3/15/95公告)に於ける如き光学トロカールに於ける使用及び米国特 許第5,373,840(Knighton,12/20/94)に於ける如き血管採取に於ける使用に対 して開示されている。No.bles等’572特許及びSauer等’764特許出願はトロカー ル内に位置された内視鏡から外方に延びる鋭い先端の金属切断エレメントの使用 を開示している。切開のコントロールは、管の視覚化が切断エレメントと内視鏡 との間の区域内への組織平面の崩壊により不明瞭にされるため困難である。更に 側管剥離又は管への損傷の危険は外方に延びる切断エレメントの配位により大い に増大される。 Knighton'840中に開示された内視鏡は採取される血管及び採取される血液を採 取するに用いる少なくとも一つの道具を収容するに充分な大きさの横方向寸法を 有する。併しながら、内視鏡が血管に隣接する腔部を拡大することが出来ないこ とは切開区域及びその中の管の操作を見ることを不明瞭にする。組織切開区域に 関連する視ている像の位置は管剥離の増大する危険へと導く側管の同定を不明瞭 にする。管は内視鏡の中心を通して回収されるから、凡ての側管は内視鏡が前進 するため切断されねばならず、かくして回収された管の長さは実質上内視鏡のボ ディーの長さにより限定される。 米国特許第5,271,370(Riek等)に開示される如き体組織を貫通するための器 具は先端チップの後方に位置される光学ユニットを用いるチップにより貫通され た組織を見るための透明材料の先細チップを具備している。このタイプの器具は 貫通される組織を照明するためチップで終る別個の照明チャンネルを含み得る。 発明の概要 本発明は人間又は動物の体内に於て特に管の経路に沿って組織内に細長い腔部 を鈍く切開するためのカニューレを提供する。カニューレは基部の閉じられた端 部及び末端の鈍い端部を有し且つボディーの長さに延長する少なくとも一つの管 腔を有する管状ボディーを含む。カニューレは又ボディーの末端に近い管腔内に 置かれた明るくした、見る端部を有する内視鏡を含み、又、透明な、組織分離部 材、即ち鈍いチップを含み、これはボディーの末端を実質上覆い且つそこから選 択的に除去可能である。ボディーの末端に置かれた組織分離部材乃至鈍いチップ は光学的にチップと整列する内視鏡を通る視覚的歪曲を減少するため尖頭に対し 傾斜する内壁を含む。 カニューレを用い特に管の経路に沿って細長い腔部を鈍く切開するための方法 も又開示される。その方法は最初の腔部を鈍く切開し;連続的な視覚的観察を以 て腔部に沿ってカニューレを前進させ;少なくとも腔部がその中にバルーンを前 進させるに充分長くされるまで組織を分離する先行のステップを繰返し;そして 腔部内でバルーンを管の経路に沿って腔部を拡大するために継続して膨脹させ又 収縮させる;というステップを含む。管に沿う腔部の切開に引続いて、対切開が 腔部の遠端に於て、例えば第二の鈍いチップバルーントロカールを置いて切開器 具の導入を許容するためなされる。カニューレのチップは対切開を通してボディ ーから前進され、先細のチップが切開された腔部内でカニューレのボディーを離 れて取りはずされる。内視鏡はカニューレのボディー内に存在し、内視鏡とカニ ューレのボディーは血管を隔離させ採取するのを促進するため切開された腔部内 部に単一のユニットとして選択的に位置される。その方法は更にカニューレを取 除き、次で細長い腔部をガス漏洩に対し切れ目をシールするバルーンカニューレ を通ずる吹込まれたガスを用いて維持すること、又は構造的バルーン、又は切開 された腔部内に機械的構造サポートを用いることを含む。 本発明の他の態様に於て、その方法は最初の腔部を鈍く切開し;腔部をシール し且つ膨脹させ;そして腔部が充分に延長されるまで膨脹下に連続的な視覚的観 察により援助されて腔部に沿って組織を分離する;というステップを含む。 伏在静脈の如き隔離された血管は採取されそして冠状動脈又は末梢血管バイパ ス移植としての使用のため除去されるか、又はその場での大腿膝窩動脈又は大腿 動脈端部移植としてその場に残され得る。静脈の側方分枝は両者の応用に於て結 紮され、クリップされ、又は閉塞される。その場での移植の場合には静脈中の弁 は弁切開器の手段により遮断される。 図面の簡単な説明 図1は本発明のカニューレのそれに対し取付けられた組織分離部材の輪郭を図 示する部分的、縦断面図である; 図2は本発明のカニューレと共に使用するに適した真直な先細の区分をもった 鈍い球形のチップを有する組織分離部材の他の実施態様の分離された横断面図で ある; 図3は本発明のカニューレと共に使用するに適した曲げられた先細の区分をも った鈍いチップを有する組織分離部材の他の実施態様の分離された横断面図であ る; 図4は本発明のカニューレと共に使用するに適した半球形の形状を有する組織 分離部材の他の実施態様の分離された横断面図である; 図5は本発明のカニューレを用いる組織分離方法の一実施態様のフローチャー トである; 図6は組織分離方法の他の実施態様のフローチャートである; 図7は切り目を通る本発明の可撓性カニューレの前進をする患者の脚の部分側 面図である; 図8A及び8Bはカニューレの末端端部に位置する取外し可能な鈍いチップの 代りの実施態様を示す部分側断面図である; 図9A及び9Bは本発明の他の代りの実施態様の、夫々組立てられた及び分解 された配置を示す絵画的側面図である; 図10は図9A及び9Bのカニューレの横断面図である; 図11A,11B及び11Cは夫々図9A及び9Bに示されたカニューレと共 に使用され得る代りの切開プローブの側面及び断面図である; 図11D及び11Eはカニューレのボディーのまわりの軌道位置に於ける切開 プローブの端面図である; 図12A,12B及び12Cは夫々人間の体の単純化された解剖学的側断面図 及び前方端而図である; 図13A及び13Bは夫々本発明の組織分離カニューレの他の実施態様の引込 められた及び延ばされた配置を図示する側面図である; 図14は本発明の方法に使用するための見ることが出来る(viewing)、多重 クリップアプライアー(applier)の断面絵画図である; 図15は本発明による動脈隔離手順のフローチャートである; 図16は図9A及び9Bのカニューレが包含された手順を図示するフローチャ ートである;そして 図17は図13A及び13Bのカニューレが包含された手順を図示するフロー チャートである。 好適実施態様の説明 本発明の一実施態様によれば、カニューレは基部の閉じられた端部及び末端の 鈍い端部を有する管状ボディー、ボディーの長さに延びる少なくとも一つの管腔 、ボディーの末端端部に近い管腔内に配置された明るくした、見る端部を有する 内視鏡、及びボディーの先端端部を実質上覆い且つ先端端部から選択的に除去可 能な透明な組織分離部材を含む。本発明は又かかるカニューレを用いて組織を分 離して小さな血管の経路に沿って細長い腔部を形成し、そして次で血管を採取す るか、又は血管をその場での移植として用いる方法を包含する。 図1は本発明のカニューレ100の一実施態様を示す。カニューレ100は基 部端部104及び末端端部106を有する管状ボディー102を含む。少なくと も一つの管腔108がボディー102の長さに延びる。管腔108内にはボディ ーの末端端部106に近く明るくされた、見る端部112を有する内視鏡110 が配置される。カニューレの他の端部は基部の端蓋114及び弾性体ワッシャー 116を有し、内視鏡110との圧カシールされた、滑動的嵌合を提供する。 カニューレ100は又ボディーの末端端部106を実質上覆う透明な、組織分 離部材乃至鈍いチップ118を含む。組織分離部材118は先細の区分120を 有し、これは鈍い、組織分離チップ122に向って管状ボディーの末端端部10 6から離れて曲がっている。組織分離部材118の形状は、腔部の無外傷性の切 開を、充分なコントロールと操作性を以て、近くの血管の切裂又は穿孔を防止し て行うことを許容する。典型的にはチップ122は約0.30”乃至約.100 ”、好ましくは約0.45”の外曲率半径を有する。チップの先細の区分120 の長さは約.500”の長さである。組織分離部材118の先細の形状及び鈍い チップはかくして分岐血管のカニューレ100の側部への屈曲を、それらの剥離 なしに、カニューレ100の前方への前進の際、切開される組織を通してカニュ ーレ及びチップを前進させるために適用される軸方向の力の必要性を減少させて 、許容する。 頂点近くの円くされた内表面をもつ均一な壁厚の先細部に於て、歪曲の小さな 円形スポットが、内視鏡の視野の中心に、円くされた先細チップの直径と等しく 存在することが見出された。この歪曲は鋭い点、即ち頂点で終る内部輪郭を持つ 透明な先細部を形成し、他方外部輪郭を約.045”半径を持つ円くされたチッ プとして保持することにより実質上除去される。かかるチップを通る非歪曲の視 覚的イメージ化はかくして外科医が血管を追跡し、側方分枝を同定し、そして装 置を側方分枝を通り過ぎて案内することを許容する。約0.5”の最適の先細長 さは側方分枝のまわりのカニューレの操作を容易にし、好ましい先細チップの配 置は図8A及び図8Bに図示されている。 本発明の代りの実施態様は、必要なコントロール及び無外傷性の切開を提供す る組織分離部材118に対する他の形状を含む。図2はカニューレの先端端部を 実質上覆い、内視鏡110に対し透明な蔽いを提供する組織分離部材218の他 の実施態様を図示する。組織分離部材218は組織分離部材の先端チップに於て 、より鈍い、球状の区分224と一体的に形成された先細の区分220を含む。 図3はカニューレの先端端部106を実質上覆い、内視鏡110に対する透明 な蔽いを提供する組織分離部材318の他の実施態様を図示する。組織分離部材 318はとても鈍い(dull-bill)形状を形成するため先端端部322に鈍い区 分324と一体的に形成された曲げられた先細部分320を含む。曲げられた先 細区分320は凹又は凸の形状を有し得る。 図4はカニューレの先端端部106を実質上覆い内視鏡110に対する透明な 蔽いを提供する組織分離部材418の他の実施態様を図示する。組織分離部材4 18は先端端部106を覆う半球状の形状424を有する。 好ましくは、組織分離部材118,218は約0.5インチの全体の長さと全 表面に沿い約0.06インチの均一な壁厚を有し、もし壁の区分が厚くされるか 、さもなくばレンズを形成するならば生ずるであろう様な像の歪曲なしに、内視 鏡による視覚化を許容する。組織分離部材の壁厚は、拡大された又はさもなくば 歪曲された、例えば非対称的な、魚眼の像、又は類似物が内視鏡により伝達され ることが要求される様な特別な応用に対しては、レンズを形成する様な輪郭とさ れ得る。組織分離部材、即ち鈍いチップをつくるための適当な材料は、組織を分 離するため充分に強く、且つ内視鏡による視覚化を許容するに充分透明なポリカ ーボネート及び任意な材料を包含する。図8A、8B、9A及び9Bに図示され る如く、組織分離部材、即ち鈍いチップはここに後述される手順の間の選択的除 去のために、カニューレに対し糸又はバヨネット型のねじりロックにより取付け られ得る。 再び図1を参照して、カニューレ100は好ましくはカニューレの外壁126 上の末端端部106上に位置するバルーン124を含む。バルーン124は弾性 又は非弾性でよいが、より小さい、より滑らかな外輪郭を達成し得るので弾性体 のバルーンが好ましい。(図1,8A及び8Bに仮線で示す如く、)十分に膨脹 されると、バルーン124の直径は約3cmである。好ましくは、バルーン124 のスリーブ型はカニューレの外壁126に対し固着されたバルーンの末端端部1 29及び基部端部130の両者を有する。 バルーン124はそれに対し他の管腔132を経てガス又は液体の如き加圧流 体を膨脹孔134からバルーンの基部及び末端端部129、130の間のカニュ ーレの外壁126内の孔136へ供給することにより選択的に膨脹される。手動 注射器の如きプランジャー装置が膨脹孔134に於てバルーン124の膨脹を制 御するため連結するのに適当である。管腔132は他の管状体138としてボデ ィーと同心的に配列されて形成され、二つのボディー間に空間140を形成する 。本発明に適当な他の実施態様は側面同志並んで配列された二つの管腔108、 132を含み得る。追加の管腔は同様にして追加されて公知のやり方で注水及び 吸気の如き他の機能を提供し得る。 本発明はカニューレ100にスリーブ型のバルーンを用いて図示される。他の バルーン型はそれらに限定されないが、カニューレ内の別個の管腔内に位置され る転回可能なバルーンを用いて膨脹される時組織を分離するのを助ける如きもの が本発明で使用するに適している。 カニューレ100は生物不活性で、実質上非弾性の種々の材料、例えばステン レス鋼、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリイミドプラスチッ ク等の如き、好ましくは少なくとも10,000psiの抗張力を有するものから製造さ れ得る。好ましくはカニューレ100の各管腔は約0.005インチ及び0.0 10インチの間の壁厚を有する。 内視鏡110は約5.0mmの外径を有し、そして一つの内視鏡はカニューレ10 0中に永久的に組込まれるか、又は図8Aに示される如く従前のやり方で配置さ れて滑動するガス密のシール805を通して内視鏡管腔108を通して前進され る別個の装置でもあり得る。内視鏡110は管腔108内にチップを正確な位置 において位置され、カニューレ100の外側の包囲する組織及び血管の透明な鈍 いチップを通しての妨げられない視覚化を許容する。約5.0mmの管直径を持つ好 ましい内視鏡110はNorcross,GeorgiaのSolos Endoscopy,Inc.から市販入手 可能であるが、直径が1.00乃至1.75mmと小さい他の市販入手可能の内視鏡110 も又使用され得る。 本発明のカニューレを用いて細長い腔部を鈍く切開する方法が図5及び図6の フロー略図に示される。血管の経路に沿う細長い腔部の鈍い切開が特に叙述され るけれども、本発明は一般に任意の組織を分離するのに適している。例えばカニ ューレは患者の腕に於ける切り目から正中神経に沿って追跡し、毛根管症候群の 外科的治療のための腔部を形成するために使用され得る。カニューレは正中神経 の視覚化及び追跡を、もしバルーンカニューレの盲目の前進が用いられたならば 起り得る神経への損傷を防止して許容する。さもなくば、本発明のカニューレは 又ここで後述される如きやり方で乳動脈(mammary artery)に隣接して腔部を切 開するために使用され得る。 図5のフロー略図に図示された方法は皮膚に切り目をつけ、選択された血管又 は神経のレベルまで皮下組織を通して鈍く切開501するステップを含む。鈍い 切開は約1乃至2cmの長さに血管を隣接する組織から分離するために遂行される 。鈍い切開は一対の屈曲したメッツェンバウム(Metzenbaum)鋏で、鋏のチップ を血管と隣接する組織との間の平面に於て組織を切り且つ鈍く拡げる様に用いて 遂行され得る。 好ましくは、鈍いチップバルーンカニューレは血管とそれに重なる組織との間 の空間中に導入される。バルーンが次で膨脹され、切開部をシール502するガ ス密のシールを形成する。二酸化炭素の如きガスがバルーンに対し遠く位置され た外部開口を有するカニューレ中の他の管腔を経由して圧力下に吹込まれる。血 管のまわりの自然の脈管周囲平面は注入されたガスにより拡張され、管の経路に 沿う経路を形成する。伏在静脈の如き表在性血管に対しては、拡張された経路は 可視的である。拡張された経路の内部は清潔に開放されてなくて、むしろ、結合 組織及び脂肪のゴツサマー様のストランドを含み、妨げられない視覚化を妨げ且 つ血管に隣接する経路に沿う内視鏡の通過を困難にする。もし従来の内視鏡がこ の結合組織内に血管に隣接して腔部を形成することを企図して押入れられるなら ば、従来の内視鏡を通しての眺めは従来の内視鏡の見る端部と接触する組織によ り曇らせられる。従来の内視鏡を通しての曇った眺めは脈管周囲トンネルの鈍い 切開の間側方分枝剥離に対する可能性を増大する。 カニューレ100はこの切開された空間内に挿入503される。光ファイバー 内視鏡110で血管の経路を連続的に視覚化してきて、カニューレ100は前方 に進める504ことにより分離し、鈍い切開により創始された平面に於ける血管 と隣接する遊糸脈管周囲組織との間を精査(プローブ)する。透明な組織分離部 材118は内視鏡110が先細区分120の長さに少なくとも匹敵する血管のセ グメントを明瞭に視覚化することを許容する。 もし血管の経路に沿う鈍い切開がその中でバルーン124を進めるのに充分で ないならば、その方法は血管の経路に沿う組織の分離を続けるため前方へカニュ ーレを進めるステップ504へ戻る505。充分な長さの腔部がカニューレ10 0により形成される時、バルーン124は逐次膨脹及び収縮506され、直径約 3cmまで腔部を拡張する。 方法は上述の如く、カニューレを進めること504により組織を分離するステ ップ及びバルーン124を選択的に膨脹及び収縮する506のステップへ戻る5 07。これらのステップの引続く適用は血管の全部の長さに沿って腔部を形成す る。細長い腔部が一度完成すると、カニューレ100は細長い腔部から完全に引 込められる508。 細長い腔部サイトは次で本発明の方法により拡張された形で保持される509 。血管の経路に沿う細長い腔部を形成するためのカニューレの使用に続いて、腔 部は血管に対して遂行されるべき、血管の切開、血管の移植、又は血管の採取の 如き手順を許容するため支持されねばらならい。鈍いチップのトロカールが入口 の切り目をシールし、拡張された形に腔部を保持するためのガス注入を許容する ために使用され得る。ここで使用するのに適した一つの鈍いチップバルーントロ カールが現在Mento Park,CAのOrigin Medsystems,Inc.により市販されている。 腔部を拡張された形に保持する他の方法は切開された腔部の末端延長部に切り 目をつくり、腔部を通して二重ロッドシステムを挿入することを含む。二重ロッ ドは腔部を保持するため腹腔鏡の機械的持上げ装置を経て懸垂される。このシス テムは器具が単純な切り目を経て腔部内に進められることを許容し、ガス注入に よる場合の如く、ガスシール弁をもつトロカールを必要としない。 さもなくば、膨脹可能な構造を持つバルーン又は機械的構造が切開された腔部 を支持するために使用され得る。例えば、腔部は機械的後退又は動力付持上げア ームに取付けられた機械的なフィンガー様のレトラクタ、プラス腔部の側壁を変 位するために使用される別個のフラットバルーンレトラクタにより保持され得る 。 内視鏡110は機械的持上げアームに結合するフィンガー様のレトラクタの脚部 の後方に導入され得る。 血管は把持具、鋏、フック及び鈍いプローブの如き腹腔鏡的器具を用いて、形 成された腔部内で完全に切開される。血管に対する側方分枝は縫合糸を用いて結 紮され、チタンの血管クリップを用いてクリップされ、電気メスを用いて焼灼さ れ、又はこれらの組合せが用いられる。切開された血管は腔部から取除かれて動 脈のバイパス過程に対する導管としての可能な用途に用いられ、又は血管はその 場でのバイパス移植として使用されるためその場に残され得る。 代りの実施態様に於て、本発明の方法は約7mmの小直径の腔部を、腔部が次で 拡張される前に血管の全体の長さに沿って形成する。図5に図示される如く、鈍 い切開をつくること501、切開をシールし且つ膨脹すること502、切開カニ ューレ100を挿入すること503及びカニューレ100を進めること504に より組織を逐次分離することのステップは上述の如く遂行される。しかしながら 、代りの方法は細長い腔部の全体の長さが約7mmの小直径に鈍く切開されるまで 切開カニューレを進めること504を継続する。 細長い腔部の全体の長さが鈍く切開された後に於てのみ、その代りの方法は細 長い腔部の末端端部の直径を約3cmまで増加するためカニューレのバルーン12 4を膨脹及び収縮するステップ506を包含する。切開カニューレ100は次で 約バルーン124の長さだけ一部後退される508。代りの方法は次でバルーン 124を膨脹及び収縮する506のステップヘ戻る510。カニューレ100は 再び一部後退され508、そして方法は上記ステップを繰返すことに戻り510 、細長い腔部の全体の長さが典型的に約3cmである膨脹されたバルーン124の 直径まで拡張されるに到る。 代りの方法は血管に対し切り目をつくることを含む。血管の隣接する組織から の鈍い切開は3〜4cmの長さで遂行される。鈍いチップのトロカールが切り目に 置かれ、ガス吹込が開始される。 カニューレ100は鈍いチップのトロカールを通して挿入され、バルーン12 4を用いる鈍い切開が腔部内のガス吹込の存在下に遂行される。この技術はガス 吹込が鈍い切開の初めから用いられるから、組織の分離の間の視覚化のためのよ り大きい腔部を提供する。併しながら鈍いチップのトロカールのガスシールが要 求される。もしガス吹込なしの血管切開が行なわれるならば、そして二重ロッド シシテムが腔部を保持するため用いられるならば、鈍いチップのトロカールの使 用は回避され得る。 本発明の他の方法は血管の全体の長さに沿ってより小さい直径の腔部を形成す る。腔部は鈍い切開(ブラントジセクション)サイトに於ける最初の膨脹によっ てのみ拡大される。図6に図示される如く、鈍く切開すること601、切開部を シールし且つ膨脹すること602、カニューレ100を挿入すること603及び カニューレ100を進めること604により組織を逐次分離することのステップ は上述の如く遂行される。カニューレは細長い腔部の全体の長さが鈍く切開され 、先行するステップ602の膨脹ガスによってのみ膨脹されるまで前進する60 4。カニューレ100は次で細長い腔部から全体が引込められる605。切開サ イトは上述の如く拡張された形状で保持される606。 本発明は静脈を採取するために特に有用な方法を含む。一つの方法に於て、切 り目が足首の近くに作られ、カニューレは伏在静脈に沿って膝まで、又は膝の近 くまで通過される。このセグメントを拡張するためのバルーン膨脹に引続いて、 切り目が膝に於けるその終点近くの広げられた腔部中に作られる。膝に於ける切 り目は足首とそけい部との間の伏在静脈のほぼ中間点である。静脈は分離され、 側方分枝はこの足首と膝との間のセグメント内で拡張され、このセグメントを採 取し除去する。 膝からそけい部までのセグメントは次で採取される。カニューレは下方の脚か ら静脈を採取するために用いられた同じ膝の切り目から通過させられるか、又は 静脈への別個の切り目が膝の僅か上方に作られ得る。別個の切り目の使用は、も し静脈がそれが膝のまわりを通過する際過度に屈曲するか又はよじれているなら ば有用であり得る。カニューレはそけい部へ向けて進められ、バルーンは腔部を 広げるため膨脹され、切り目はそのそけい部に於て広げられた腔部内に作られ、 大腿部に存在する伏在静脈の部分が採取される。 伏在静脈採取のための代りの方法として、当初の切り目が膝に於て作られ得る 。カニューレは同じ切り目から、足首に向けて及びそけい部へ向けての両方向に 逐 次通過される。次で追加の切り目が足首に於て及びそけい部に於て作られ、伏在 静脈の全部の長さの採取を許容する。静脈は単一のストランドとして除去され得 るし、又は膝に於て切断されて二つのストランドとして除去され得る。 ある解剖学的領域に於て、血管の経路に沿って硬い、真直な組織分離装置を前 進させるのが困難であり得る。例えば、そして図7を参照して、もし伏在静脈7 00が足首の直ぐ上方の切り目712からカニューレ702を通すことにより採 取されるならば、中間のくるぶし704及び足706の存在はさもなくば硬いカ ニューレが静脈700に追従するために上方に又は側路に曲げられることを妨げ 得る。 かかる妨害される状況に対し、カニューレ702は可撓性であるか、又は同様 に適応性があるか、又は図7に示す如く予定された漸進的アークをもって硬質の ボディーで形成され得る。組織分離部材710までカニューレ702内に挿入さ れる内視鏡708も又屈曲されたカニューレ内で可撓性のボディー形成するのを 助ける様に可撓性であらねばならない。かかる従来の可撓性光ファイバー内視鏡 は胃腸内視鏡に於ける使用のために市販で入手し得る。 図8A及び8B内に図示された方法及び装置の他の実施態様に於て、カニュー レ800の先細の且つ透明のチップ803はカニューレのボディーに対し取外し 可能に取付けられ得る。カニューレ挿入サイトに於て、鈍いチップバルーントロ カール(例えば、Origin Medsystems,Inc.から市販入手可能なものの如き)が切 り目をシールし、カニューレ800により切開されるべき空間中への吹込を許容 する様に置かれ、このカニューレは血管の経路に沿って鈍いチップトロカールを 通して進められる。カニューレ上のバルーンは脈管周囲腔部を切開するために選 択的に膨脹される。血管に沿う腔部の切開に続いて、逆の切り目が第2の鈍いチ ップバルーントロカールを置いて、切開器具の導入を許容するために腔部の遠い 端部に作られる。カニューレのチップはボディーの外へ逆の切り目を通して進め られ、先細のチップ803は取外され、カニューレのボディーを切開された腔部 内に残す。内視鏡はカニューレボディー内部に存在し、内視鏡/カニューレボデ ィーは血管を分離し採取するため作用腔部内側で単一のユニットとして前進され る。 取外し可能なチップ803はチップとカニューレボディーの末端端部との間に 螺条連結を用いてカニューレボディー800に対して取付けられ得るし、又はバ ヨネット型の嵌合がチップをカニューレ上にロックするため、チップ内のスロッ トをカニューレボディーの端部上のピンと係合させて使用され得る。 取外し可能なチップ803をもつこの実施態様のカニューレは、図1に関連し て叙述されたカニューレの実施態様と比較して、カニューレと共に用いられる5 mm直径の内視鏡が、しばしば妨げられない視覚化のため切開された作用腔部に沿 ってそれが向けられるのを許容するため充分な剛性を持たないという利点を有す る。例えば、下方の脚に於てふくらはぎの筋肉の湾曲は外科的腔部に沿う視覚化 を妨害し、内視鏡は筋肉組織を腔部の穴を見下すことを許容する様に屈曲させね ばならない。約45cmの長さで約5mmの直径である内視鏡の屈曲は成功する視覚化 を妨げるかも知れない。本発明による内視鏡を取囲むカニューレは8mmの外径を 有し、このより大なる直径は内視鏡/カニューレシステムに対し剛性を賦与する 。カニューレボディーは追加の剛性のためステンレス鋼で構成され得る。 又腔部の反対端に於ける切り目を経由して先細チップ803を取除く能力はカ ニューレ及び内視鏡の腔部の長さを上下させる通過の数の減少を生ずる。これは 工程の便利性を付加し、切開された腔部を通して必要とされる全長さの通過の数 を減少することにより血管損傷の可能性を減少する。 次に図9A及び9Bを参照すると、本発明のカニューレ900の他の実施態様 の引込められ且つ分解された配置が図示される。特にカニューレ900の外側ボ ディーは、図8A及び8Bに図示される如く、その基部及び末端端部に於てボデ ィーに対し固着されたスリーブ型のバルーン901を含み、図10の断面図に図 示される如く、それと連通するボディー内で管腔1010を経由する選択的膨脹 のためである。 カニューレ900のボディーの末端端部に於て、取外し可能な透明な鈍いチッ プ903が図9Aに於てカニューレボディーの末端端部上に引込められて示され 、図9Bに於て、押棒906上に据付けられ且つカニューレボディー900の末 端端部を越えて延長され、内視鏡の見る端部905及び三日月形の切開プローブ 907を露出して示される。プローブ907はシャフト909上に据付けられ、 内 視鏡905の視野内での切開プローブ907の選択的操作を助長する。図10に 示される如く、押棒906はつがいの非円形管路内で非円形で、それがカニュー レボディ−900の末端端部に関して選択的に延ばされ又引込められる様に鈍い チップ83を軸方向に整列して保持する。又図10に示される如く、切開プロー ブ907を支持するためのシャフト909は円形又は円筒形で、カニューレボデ ィー900の基部端部上でのシャフトの対応する操作を経由して切開プローブ9 07の縦方向及び回転方向の位置付けの両者を助長する様にされる。さもなけれ ば、シャフト906及び909はカニューレボディー900の外表面に沿って適 当な断面形状のスロット内に存在して、熱収縮性のPETプラスチック、又は他 の生物不活性のプラスチックの取囲む鞘をもって、カニューレボディー900に 沿う捕らえられた配位に於てシャフト906、909を保持する。 切開プローブ907はその前方の及び後方の縁部を有し採取されるべき伏在静 脈又は他の血管に沿う結合組織のストランド及び横の分枝血管の選択的切開を助 長する。鈍いチップ903はかくして選択的にカニューレボディー903を超え て延長され(又はカニューレ900はチップ903に関して引込められ)切開プ ローブ907を採取される血管に隣接して切開された腔部に沿う選択された場所 に露出する。選択的移動及び回転操作はシャフト909のその基部端部に於ける 同様な操作を経由して採取される血管の経路に沿って結合組織及び横の分枝血管 を切開する。切開プローブ907及び鈍いチップ903は次で図9Aの引込めら れた配置に示される如く、カニューレボディー900と軸方向に整列する様に引 込められ得る。図9Aのカニューレ900を包含する外科的過程がこの中で後に 図16のフローチャートを参照して述べられる。 図11A、11B及び11Cの側面及び断面図を参照して、切開プローブは別 個のスパイラル状のセグメント1101、1103に形成されることが出来、こ れらは支持シャフト909に沿って軸方向に間隔をおき、例えば図示された配置 に於ては採取される血管の経路に沿って結合組織及び横の分枝血管を選択的にバ イパスするか又は切開するのにより大なる便宜性を提供する。かくして、図11 D及び11Eに示される如く、切開プローブ907(又は1101及び1103 )はシャフト909の軸のまわりに軌道を描いて回り、カニューレボディー90 0 はその縦軸上で回転されて結合組織から離れての血管の切開及び側方分枝血管の 横移動(traversal)を助長し得る。 次に図12A及び12Bを参照して、人間解剖の単純化した側面及び前面略図 が例えば冠状動脈バイパスのための内部乳動脈を調製する際の、本発明の装置及 び方法の他の操作環境を開示する。特に本発明の組合せられた鈍いチップのカニ ューレ及び切開プローブは作業腔部が血管に沿って形成され、血管が切開及び分 離され、又はここで後述する様にその他の操作が行なわれるのを単一の切り目を 通して行なうのを許す。これは血管を採取するために必要な切り目の数を減少す る。本発明のカニューレ及び切開プローブは胸壁内の内部乳動脈を採取してその 冠状動脈バイパス移植片としての使用を可能にすることを助長する。内部乳動脈 は単一の従剣状(subxiphoid)の切り目を通して、直筋が鈍く切開され上腹壁動 脈を露出して、採取され得る。カニューレは上腹壁動脈に沿って追跡し、それは 胸骨に対して横の肋骨の後に横たわる内部乳動脈へと直接導く。内部乳動脈は鎖 骨下動脈に於けるその始点まで実質上以前に述べられたやり方で切開される。そ の側方分枝はクリップされトランスセクトされ、そして末端ではそれはバイパス を完了するため冠状動脈へ吻合される遊離端部を産生する様にトランスセクトさ れる。 図12A、12B及び12Cに図示される如く、内部乳動脈(又内部胸部動脈 として知られる)が肋骨に対し横に、肋軟骨へと内へ走行し、第6及び第7の軟 骨の間の間隔へと下降し、そこで上腹壁動脈及び筋横隔静脈へと二つに分岐する 。上腹壁動脈は直筋鞘内に横たわる。その上方部分に於ては、それは直筋腹筋の 後方に横たわる。上腹壁動脈は最後に下腹壁動脈へと吻合する。 上腹壁動脈は直筋鞘内で腹壁内に横たわるから、例えばドップラー超音(ultr asound)を用いて容易に発見され、皮膚の切り目及び動脈上に横たわる直筋腹筋 の鈍い(ブラント)拡開を経て分離される。ここで上述した鈍いチップの、ビジ ュアルなバルーン切開カニューレは上腹壁動脈の分離された区分の次に置かれ、 上方に通過され、上腹壁動脈の経路をその内部乳動脈との接合点まで辿る。内視 鏡の作業腔部は内部乳動脈の長さに沿って、ここで先に述べられたやり方で形成 され、側方分枝同定及び遮断を許容し、且つ血管クリップ又は二極電気メス閉塞 とそれに続く鋏横断を用いる。内部乳動脈は次で病んだ冠状動脈の血管再生のた めに用いられ、内部乳動脈に沿ってかくして形成された内視鏡作業腔部の利用可 能性により促進される。 この内部乳動脈切開への腹部からのアプローチは鎖骨下のアプローチ又は肋間 のアプローチよりも好ましい。それは鎖骨下のアプローチは鎖骨下動脈及び大動 脈弓の存在により妨害され、又切開はこれらの血管に対する外傷の危険がある。 対照的に肋間のアプローチは肋骨スプレッダーが使用されなければ限定された露 出を与え、内部乳動脈の小さな部分のみが側方から接近可能である。ここに述べ られた腹部からのアプローチはかくして内部乳動脈の全体の長さが露出されるこ とを許容する。切開を上腹壁動脈のレベルで開始することにより、血管又は骨構 造が本発明の切開カニューレの通過を妨害する様には存在せず、それにより内部 乳動脈に対するより安全なアプローチという結果を生ずる。 特に、図15のフローチャートを参照して、本発明による上腹壁動脈に沿う作 業空間を創る方法は皮膚の切り目1501及び鈍い切開(ブラントジセクション )1503を形成すること、及び動脈上に横たわる直筋腹筋の拡展を含む。図1 、又は8A、8B又は9A、9B、13A、13Bに図示されるバルーンカニュ ーレは上腹壁動脈の分離された区分の次に鈍く切開された腔部内に挿入される。 カニューレは上腹壁動脈及び内部乳動脈の経路に沿って、カニューレを前進させ 、透明なチップを通しての組織の切開を視覚化することの反復する進行により、 組織穿通への抵抗が感ぜられるまで進められる1505。バルーンは動脈に隣接 するカニューレのまわりで腔部を拡張するために膨脹され、次で収縮され、そし てカニューレは再び進められ、実質上鎖骨下動脈とのその接合点まで血管の経路 を適当に追跡するために要求される様に引込められ、方向転換され、そして進め られる。かくして動脈に沿って形成されたトンネル、即ち腔部は次の操作手順の ための側方分枝同定を助長し、方法発明の一つの実施態様に於ては、カニューレ はかくして形成された作業腔部から、バルーンを継続的に膨脹させ又収縮させる ことによりカニューレが完全にそこから引出されるにつれ適当な作業腔部を確立 するために完全に取除かれ得る1507。 次に、動脈は腹部切り目に於ける作業腔部内に鈍いチップ(blunt tip)トロ カ ールをおくこと1509により腔部壁から切開され得て、組合わせのバルーンが 次で膨脹される。カニューレの管腔内に位置された切開プローブ(dissection p robe)及び内視鏡1511を含む本発明のカニューレはトロカールのガス密孔を 通して作業腔部内に位置され、切開プローブは動脈付近に位置される。切開プロ ーブは次でトランスレート(移動)され且つ回転され1513、図11D及び1 1Eに図示する如く結合組織から動脈を解放する。切開プローブの視野計内の軸 方向開口908は分離される動脈の経路に沿って遭遇する横の分枝血管上を通過 するのを助長する。動脈及び側方分枝が完全に結合組織から自由になる時、内視 鏡及び切開プローブをもつカニューレは作業腔部から取除かれる1515。 その後図14に図示される如く、クリップ適用器(applier)1401及び内 視鏡1403を含み、且つ円形横断面を有する、見る(viewing)、多重クリッ プ適用器がトロカール孔を通して挿入され1517、分離された動脈の各側方分 枝上に二つの外科用クリップを、それらの間に分枝血管を分割するに充分な間隔 をおいておく1519。凡ての側方分枝血管がこの様にしてクリップされた後、 見る(viewing)多重クリップ適用器が完全に取除かれる1521。さもなくば 、二つの孔のトロカールガスシールが鈍いチップのトロカールに取付けられ、又 内視鏡が一つの孔を通して挿入され、クリップ適用器又は電気メスが他の孔を通 して挿入されて側方分枝血管をクリップするか、さもなければ閉塞する。鈍いチ ップのトロカールのための二孔シールはクリップ適用器のみの除去及び鋏の刃に よるその取替を助長し、これは基部で操作されることが出来て、以前におかれた クリップの間で側方分枝血管の各々を切断し且つ分割する1523様に操作され 、又は内視鏡を通して見ながら1403調製された電気焼灼されたセグメントを 通して行なわれる。その後鋏の刃は取除かれ、そしてこの様に分離された内部乳 動脈は次で病んだ冠状動脈を血管再生するため1525、例えば分離された内部 乳動脈の横断(transsect)された遊離端を顕著な狭窄性(stenotic)閉塞の下 流の左方前方下降冠状動脈へ移植することにより使用され得る。 次いで図13A及び13Bを参照すると、本発明による切開カニューレの他の 実施態様の引込められた及び伸展された配置の側面図が示されている。この実施 態様は鈍い、先細のチップ1301を含み、これは内視鏡1303の一側へ屈曲 し、血管切開及び分離の間カニューレ1300の外側の視覚化を許容する。切開 プローブ1305は先細チップ1301の基部で、カニューレボディー1300 に隣接して存在出来、採取される血管及びその側方分枝のまわりを切開するため に前方に伸長し得る。切開プローブのシャフト1307はカニューレボディー1 300内の別個の管腔を通して走行し得る。カニューレボディー1300は内部 湾曲を含むことが出来、又チップの近くのカニューレボディーの側面上に内視鏡 1303の出口のための孔1309を含み得る。正常に曲がった形態を有するカ ニューレボディーは硬質の、真直な内視鏡1303の導入の際真直になる。内視 鏡1303の部分的後退はカニューレが屈曲することを許容し、内視鏡は屈曲さ れたカニューレチップ1301の外側を見るため、カニューレボディー1300 内の側面孔1309を通して前進される。 図13に示されたカニューレ1300を包含する外科的手順が図17のフロー チャートに図示される。特に当初の切り目及び鈍い切開は当初の切開された腔部 を調製するために実行される1701。腔部は次で通常のやり方でシールされ、 通常のガス密シールを通して腔部内に挿入1707されるカニューレ1300の 挿入を助長するため膨脹される1705。カニューレは前進させられ1709、 そしてカニューレ上の視野計バルーン128は膨脹されて1711、切開された 腔部を拡張し、次でカニューレの更なる前進及びバルーンの再膨脹を促進するた め収縮される。この手順が充分な寸法又は長さの切開された腔部が関心のある血 管に沿って形成されるまで繰返される1712、1713。切開された腔部は既 述の如く吹込又は機械的牽引又はその他により保持され1715、そしてカニュ ーレは腔部内の選択された場所まで後退させられ1717、ここで内視鏡130 3は、図13Bに示す如く、内視鏡のチップから離れた鈍いチップ1301の屈 曲を許すためカニューレのボディーに対し引込められ得る1719。その後内視 鏡1303は鈍いチップ1301を通過して見るために延伸させられ、切開プロ ーブ1305は又延伸されて1723、関心のある血管を残りの結合組織から切 開するため切開された腔部内で操作され得る。 次いで図16のフローチャートを参照して、図9Aに示されたカニューレ90 0を含む外科的手順は当初の切開された腔部を形成するための当初の切り目をつ くること及びブラントジセクション(鈍い切開)を含む。腔部は次で通常のやり 方でシールされ通常のガス密シールを通して腔部内へのカニューレ900の挿入 1607を促進するために膨脹1605される。カニューレ900は前進させら れ1609、そしてカニューレ上の視野計バルーン901は切開された腔部を拡 張するため膨脹1611され、そしてカニューレの更なる前進及びバルーンの再 膨脹を助長するため、収縮される。この手順は充分な寸法又は長さの切開された 腔部が関心をもつ血管に沿って形成されるまで繰返される1612、1613。 切開された腔部は既述の様にして保持され1615、そしてカニューレ900は 切開された腔部内に充分引込められて1617、鈍いチップ903を取外すこと 及び/又は延伸すること1619を促進し、又切開プローブ907の延伸162 1を促進する。ステップ1617、1619及び1621の一つ又はより多くは 関心をもつ血管を採取するため結合組織を切開する1623間繰返され得る。 それ故カニューレ及び切開プローブ及び組合わせの外科的手順は関心のある血 管に沿う作業腔部のブラントジセクション(鈍い切開)を、切開されている組織 の透明材料の鈍い(ブラント)チップ及びカニューレの前方端部上に位置された 選択された光学的配置を通しての視覚化を以て促進する。カニューレ上で遂行さ れる切開(ジセクション)プローブの選択的遠隔配置及び遠隔操作は関心のある 血管のまわり及び関心のある血管に沿った側方分枝血管のまわりの切開を促進し 、切開された組織の作業腔部内から及びそれに沿って採取されるのを促進する。
【手続補正書】 【提出日】1999年6月16日(1999.6.16) 【補正内容】 請求の範囲 1.特に血管の経路に沿って組織内に細長い腔部を切開するためのカニューレで あって、 基部端部及び末端端部を有する管状ボディーと、 ボディーの長さの内に延長する少なくとも一つの管腔と、 ボディーの末端端部に近い管腔内に配置された、明るくされた、見る端部を有 する内視鏡と、 ボディーの末端端部を実質上覆い且つ組織と直接接触するためボディーの末端 端部の前方に配置された鈍いチップに向って収斂する円錐形に先細にされた外表 を有する透明な組織分離部材とを有し、その部材は実質上剛性で且つ非崩壊性 の壁を有し、且つ内視鏡の見る端部と実質上整列する場所にある尖頭に収斂し、 その部材の壁を通して減少された歪曲でのそれによる視覚化を行なうための内部 表面を有し、カニューレの管状ボディーの外壁に対し管状ボディーの末端端部に 近く該部材の外表面から遠くにある場所に於て取付けられたバルーンであって、 管状ボディー内に延びる管腔を通ずる流体の加圧に応答してバルーンの選択的膨 張及び収縮を行ない、膨張又は収縮するバルーンにより内視鏡を経由する該部材 を通る視覚化を妨げることがないバルーン、を含むカニューレ。 2.組織分離部材の外側表面が実質上約.030インチ(0.076cm)から 約.100インチ(0.254cm)までの範囲内の曲率半径を有する鈍いチッ プに向けて収斂する先細の外表面を形成する請求項1によるカニューレ。 3.組織分離部材の外側表面が約.045インチ(0.114cm)の曲率半径 を有する鈍いチップを形成する請求項2によるカニューレ。 4.特に血管の経路に沿って組織内に細長い腔部を切開するためのカニューレで あって、該カニューレは: 基部端部及び末端端部を有する管状ボディーと; ボディーの長さの内に延長する少なくとも一つの管腔と; ボディーの末端端部に近い管腔内に配置された、明るくされた、見る端部を有 する内視鏡と; ボディーの末端端部を実質上覆い、且つ組織と直接接触するためボディーの末 端端部の前方に配置された鈍いチップに向って収斂する円錐形に先細にされた外 表面を有する透明な組織分離部材とを有し、その部材は実質上剛性で且つ非崩壊 性の壁を有し、且つ内視鏡の見る端部に実質上整列する場所にある尖頭に向って 収斂し、その部材の壁を通して減少された歪曲でのそれによる視覚化を行なうた めの内部表面を有し、且つその部材はボディーの末端端部から選択的に移動可能 である、カニューレ。 5.組織分離部材がボディーからの部材の選択的回転的取外しのため回転可能に ボディーの末端端部に付着する請求項4によるカニューレ。 6.部材がボディーの末端端部から離して部材を選択的に位置付けするためその ボディーに対する選択的運動のためにボディー内に据付けられたシャフト上に支 持される請求項4によるカニューレ。 7.部材がボディーの基部端部に近いシャフトの操作に応答してボディーの末端 端部に対するその横方向の運動のためにシャフト上に支持される請求項6による カニューレ。 8.ボディーが横に屈曲可能で、ボディーの末端端部に近い孔を含み、内視鏡が ボディー内の管腔内に滑動可能でボディー上の横の屈曲に応答して孔から選択的 に出現する様にした請求項4によるカニューレ。 9.ボディーに対する運動のために据付けられ且つその中にボディーの横の屈曲 に応答して内視鏡の末端の孔から出現する様に配置される切開プローブを含む請 求項8によるカニューレ。 10.ボディーの内に、それに対する選択的な運動のため、且つボディーの末端 端部に対する部材の運動に於て露出するため据付けられた切開プローブを含む請 求項6によるカニューレ。 11.切開プローブ(dissection probe)及びその基部端部に対しボディーの長 さに沿って配位されたシャフト上に据付けられた部材を含み、ボディーの末端端 部に対しプローブ及び部材を選択的に動かすためにその手動操作を助長する様に した請求項10によるカニューレ。 12.ボディー内に配置されたシャフト上に据付けられた切開プローブであって 、ボディーの基部端部に近いシャフトの手動操作に応答してその末端端部に近い プ ローブを運動させる切開プローブを含む請求項1によるカニューレ。 13.切開プローブがボディーと実質上同心の配位に於てシャフト上に配置され た三日月形の部材を含み、そのまわりの組織を切断するためのボディーの末端端 部に対する選択的運動を行わせる請求項12によるカニューレ。 14.切開プローブがボディーと実質上同心の配位に於てシャフト上に配置され た少なくとも一つの部分的に円形のエレメントを含み、そのまわりの組織を切断 するためのボディーの末端端部に対する選択的運動を行わせる請求項12による カニューレ。 15.カニューレの管状ボディーの外壁に対し管状ボディーの末端端部に近く該 部材の外表面から遠くにある場所に於て取付けられたバルーンであって、管状ボ ディー内に延びる管腔を通ずる流体の加圧に応答してバルーンの選択的膨張及び 収縮を行ない、膨張又は収縮するバルーンにより内視鏡を経由する該部材を通る 視覚化を妨げることがないバルーン、を含む請求項4によるカニューレ。 16.特に血管の経路に沿って組織内に細長い腔部を切開するためのカニューレ であって、該カニューレは: 基部端部及び末端端部及び横方向に歪曲可能な部分を有し、且つボディーの末 端端部の近くに穴を含む管状ボディーと; ボディーの長さの内に延長する少なくとも一つの管腔と; ボディーの末端端部に近い管腔内に配置された、明るくされた、見る端部を有 する内視鏡であって、ボディー内の管腔内に滑動可能に配置されてボディーの横 方向の歪曲に応じて穴から選択可能に出現する内視鏡と; ボディーの末端端部を実質上覆い、且つボディーの末端端部の前方に配置され た鈍いチップに向って収斂する円錐形に先細にされた外表面を有する透明な組織 部材とを有し、その部材は実質上剛性で且つ非崩壊性であり、且つ内視鏡の見る 端部に実質上整列する場所にある尖頭に向って収斂する内部表面を有するカニュ ーレ。 17.特に血管の経路に沿って組織内に細長い腔部を切開するためのカニューレ であって、該カニューレは: 基部端部及び末端端部を有し且つボディーの末端端部に近くに穴を含む管状ボ ディーと; ボディーの長さの内に延長する少なくとも一つの管腔と; ボディーの末端端部に近い管腔内に配置された、明るくされた、見る端部を有 し、ボディーの横方向の歪曲に応じて穴から選択的に出現する内視鏡と; ボディーの末端端部を実質上覆い、且つ組織と直接接触するためボディーの末 端端部の前方に配置された鈍いチップに向って収斂する先細にされた外表面を有 する透明な組織分離部材とを有し、その部材は実質上剛性で且つ非崩壊性であり 、且つ内視鏡の見る端部に実質上整列する場所にある尖頭に向って収斂し、その 部材を通して減少された歪曲でのそれによる視覚化を行なうための内部表面を有 し、且つその部材はボディーの末端端部に近い内視鏡の見る端部からボディーの 横方向の歪曲に応じて移動可能である、カニューレ。 18.鈍いチップへの円錐形に先細にされた外表面が長さ約0.5インチ(1. 27cm)である請求項1によるカニューレ。 19.管状ボディーの末端端部に於ける部材の寸法が約8mmである請求項1に よるカニューレ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特に血管の経路に沿って組織内に細長い腔部を切開するためのカニューレで あって、基部端部及び末端端部を有する管状ボディーと、ボディーの長さの内に 延長する少なくとも一つの管腔と、ボディーの末端端部に近い管腔内に配置され た、明るくされた、見る端部を有する内視鏡と、ボディーの末端端部を実質上覆 い且つボディーの末端端部の前方に配置された鈍いチップを有する透明な組織分 離部材とを有し、その部材は部材を通ずる視覚化の歪曲を減少するため、内視鏡 の見る端部と実質上整列する位置に於て実質上尖頭に収斂する内部表面を有する ことからなる、カニューレ。 2.組織分離部材の外側表面が実質上約.030インチから約.100インチま での範囲内の曲率半径を有する鈍いチップを形成する請求項1によるカニューレ 。 3.組織分離部材の外側表面が約.045インチの曲率半径を有する鈍いチップ を形成する請求項2によるカニューレ。 4.組織分離部材がボディーの末端端部から選択的に変位可能である請求項1に よるカニューレ。 5.組織分離部材がボディーからの部材の選択的回転的取外しのため回転可能に ボディーの末端端部に付着する請求項4によるカニューレ。 6.部材がボディーの末端端部から離して部材を選択的に位置付けするためその ボディーに対する選択的運動のためにボディー内に据付けられたシャフト上に支 持される請求項4によるカニューレ。 7.部材がボディーの基部端部に近いシャフトの操作に応答してボディーの末端 端部に対するその横方向の運動のためにシャフト上に支持される請求項6による カニューレ。 8.ボディーが横に屈曲可能で、ボディーの末端端部に近い孔を含み、内視鏡が ボディー内の管腔内に滑動可能でボディー上の横の屈曲に応答して孔から選択的 に出現する様にした請求項4によるカニューレ。 9.ボディーに対する運動のために据付けられ且つその中にボディーの横の屈曲 に応答して内視鏡の末端の孔から出現する様に配置される切開プローブを含む請 求項8によるカニューレ。 10.ボディーの内に、それに対する選択的な運動のため、且つボディーの末端 端部に対する部材の運動に於て露出するため据付けられた切開プローブを含む請 求項6によるカニューレ。 11.切開プローブ(dissection probe)及びその基部端部に対しボディーの長 さに沿って配位されたシャフト上に据付けられた部材を含み、ボディーの末端端 部に対しプローブ及び部材を選択的に動かすためにその手動操作を助長する様に した請求項10によるカニューレ。 12.ボディー内に配置されたシャフト上に据付けられた切開プローブであって 、ボディーの基部端部に近いシャフトの手動操作に応答してその末端端部に近い プローブを運動させる切開プローブを含む請求項1によるカニューレ。 13.切開プローブがボディーと実質上同心の配位に於てシャフト上に配置され た三日月形の部材を含み、そのまわりの組織を切断するためのボディーの末端端 部に対する選択的運動を行わせる請求項12によるカニューレ。 14.切開プローブがボディーと実質上同心の配位に於てシャフト上に配置され た少なくとも一つの部分的に円形のエレメントを含み、そのまわりの組織を切断 するためのボディーの末端端部に対する選択的運動を行わせる請求項12による カニューレ。 15.透明な組織切開チップをもつカニューレであって、カニューレの外壁に対 しその末端端部に近く取付けられたバルーンを有し、更にボディー内にチップを 通しての視覚化のため配置された内視鏡を含むカニューレを用いて患者の体内で 選択された経路に沿って組織内に細長い腔部を切開する方法であって、患者の体 に於けるある場所に最初の切り目を形成し且つ最初の腔部を鈍く切開し;内視鏡 及びチップを通して視覚化してチップのまわりの組織を分離するためカニューレ を挿入し且つ前進させ;バルーンを選択的に膨脹させて、分離された組織内の腔 部を拡張し;バルーンを選択的に収縮させ且つカニューレを前進させて組織を分 離し且つ腔部を延長し;そしてカニューレのボディーに対しチップを変位させて その中の内視鏡を露出させる;ステップを含む方法。 16.逆切り目(counterincision)を腔部に沿う選択的位置に於て形成し;チ ップ及びカニューレの選択された部分を逆切り目を通して位置させ;そして逆切 り 目を通して露出されたチップをカニューレのボディーから取除く;ステップを含 む請求項15による方法。 17.カニューレのボディーが少なくともその末端端部に近く弾力のある部分を 含み、且つその中に内視鏡の横に通過する通路のための孔を含み、そしてその方 法は、ボディーの末端端部をボディーの長さに対して横方向に選択的変位させて 孔を通して内視鏡を変位させるという追加的ステップを含む請求項15による方 法。 18.カニューレがボディーにより担持されたシャフト上に据付けられ且つカニ ューレの末端端部の近くに配置された切開プローブを含み、その基部端部に近い シャフトの操作に応答してそれに対する選択的運動をする方法であって、カニュ ーレのボディーに対してチップを変位させ;そして切開プローブでシャフトの手 動操作に応答し且つ内視鏡を経由して視覚化して、組織を選択的に切開する;と いう追加的ステップを含む請求項15による方法。 19.透明な組織切開チップをもつカニューレであって、カニューレの外壁に対 しその末端端部に近く取付けられたバルーンを有し、更にボディー内にチップを 通しての視覚化のために配置された内視鏡を含み、且つカニューレにより支持さ れた切開プローブであって、プローブに対する支持体の基部端部の手動操作に応 答してボディーの末端端部に対して選択的に可動である切開プローブを含むカニ ューレを用いて患者の体内で選択された経路に沿って組織内に細長い腔部を切開 する方法であって、患者の体に於ける血管の近くのある場所に最初の切り目を形 成し且つ最初の腔部を鈍く切開し;内視鏡及びチップを通して視覚化して血管の 経路に沿ってチップのまわりの組織を分離するためカニューレを挿入し且つ前進 させ;バルーンを選択的に膨脹させて血管の経路に沿って分離された組織内の腔 部を拡張し;バルーンを選択的に収縮させ且つカニューレを前進させて組織を分 離し且つ腔部を延長し;そしてカニューレのボディーに対して切開プローブを選 択的に操作して内視鏡を通して視覚化された如く血管に沿って結合組織を切開す る;ステップを含む方法。 20.切開プローブがボディーによって支持され且つボディーに対し回転可能で あり移動可能であるシャフト上に据付けられる方法であって、チップをカニュー レをボディーの末端端部に対し選択的に変位させて切開プローブを露出させ;そ してボディーの末端端部に対し切開プローブを回転及び移動する様シャフトを操 作する;追加のステップを含む請求項19による方法。 21.切開プローブがカニューレのボディーに対し実質上同心の配位に於てシャ フト上に据付けられた実質上円筒状のエレメントの一部を含み、そして方法が追 加的に、切開プローブを細長い腔部内で血管に沿って且つそこから横に延びる側 方血管のまわりに操作して細長い腔部内で結合組織を切開し且つ血管を分離する ステップを含む請求項19による方法。 22.切開カニューレ及びその周囲の開放部分を有する部分的円筒状エレメント として実質上形成された切開プローブを用いて患者の体内で血管を分離する方法 であって、切り目を形成し且つ血管へと下方に切開し;血管の経路に沿って組織 を鈍く切開して(bluntly dissecting)細長い作業腔部を形成し;切開プロー ブを作業腔部内に且つ血管に隣接して位置させて、それに沿って結合組織を切開 し;切開プローブを血管の長さに沿って横に分枝する血管のまわりに通過させ; 横に分枝する血管を血管とのそれらの接合点から間隔をおいたそれらに沿う場所 に於て閉塞し;そして横に分岐する血管をそれらに沿う閉塞の場所に対して切断 する、ステップを含む方法。 23.切開カニューレ及びその周囲の開放部分を有する部分的円筒状エレメント として実質上形成された切開プローブを用いて患者内で動脈のセグメントを分離 するための方法であって、 上腹壁動脈上に横たわる腹部切り目を形成し、且つ動脈まで下方に切開し;上 腹壁動脈の経路に沿って鈍く組織を切開し且つ内部乳動脈の経路に沿って続けて 細長い作業腔部を形成し;切開プローブを作業腔部内のまわりに且つ上腹壁動脈 及び内部乳動脈に隣接して位置させてそれらに沿う結合組織を切開し;切開プロ ーブを横に分枝する動脈のまわりに上腹壁動脈及び内部乳動脈の長さに沿って実 質上その鎖骨下動脈との接合点まで通過させ;横に分岐する動脈をそれらに沿っ てそれらの上腹壁動脈及び内部乳動脈との接合点から間隔をおいて二つの間隔を 有する場所に於て閉塞し;そして横に分枝する動脈をそれらに沿う閉塞の間隔を 有する場所の間で切断して上腹壁動脈及び内部乳動脈を細長い腔部内で分離する ;ステップを含む方法。 24.閉塞するステップが各々の横に分枝する動脈上でそれに沿って上腹壁動脈 及び内部乳動脈から離れた二つの間隔をおいた場所に於て外科用クリップを設置 し;患者の冠状動脈を分離された内部乳動脈又は上腹壁動脈を経由して血管再生 することを含む請求項23による方法。 25.閉塞するステップが上腹壁動脈及び内部乳動脈から離れて各横に分枝する 動脈上に電気焼灼電流を適用し;焼灼された閉塞された区分の中央部分に於て横 に分枝する動脈を切断し;そして分離された内部乳動脈又は上腹壁動脈を経由し て患者の冠状動脈の血管再生を行うことを含む方法。 26.患者の体内で動脈の一つのセグメントから組織を切開するための方法であ って:動脈の経路に沿って且つ動脈の一つのセグメントに隣接して腔部を切開し ;そして腔部内から動脈からの組織の切開(ジセクション)を視覚化して、結合 組織から動脈のセグメントを解放する;ステップを含む方法。 27.内視鏡が切開される組織を視覚化するため配置され、内視鏡の視覚化内で 操作可能な切開プローブを含み、視覚化のステップが切開プローブを内視鏡の先 で動脈のセグメントの経路に沿って腔部内から操作して、動脈のセグメントの経 路に隣接する腔部内から且つそれに沿って視覚化される動脈及びその側方分枝に 沿う結合組織を切開することを含む請求項26による方法。
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