JP2000505290A - シロイヌナズナgai遺伝子をコードする核酸 - Google Patents

シロイヌナズナgai遺伝子をコードする核酸

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Abstract

(57)【要約】 突然変異体と相同体の遺伝子配列に加えて、シロイヌナズナのGAI遺伝子をクローン化した。このような遺伝子の植物中での発現は、成長を含む植物の特徴に影響する。GAIが発現すると植物の成長が阻害され、その阻害はジベレリン(GA)によって拮抗される。gai突然変異体が発現すると、GA非感受性の矮性表現型が付与される。植物中のGAI遺伝子およびgai遺伝子の発現を操作すると、丈の高い植物または矮性植物が得られる。矮性植物は、特に倒伏に起因する作物損失の低減に役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】 シロイヌナズナGAI遺伝子をコードする核酸 本発明は植物の成長および/または開発と、それらに関与する遺伝子のクロー ニングおよび発現に関する。さらに具体的には、本発明は、シロイヌナズナおよ び他品種由来相同体であるGAI遺伝子のクローニングおよび発現に関し、植物 での該遺伝子の使用に関する。 開花を含む、植物の成長・開発に影響を及ぼす遺伝機構について理解すると、 標的植物の特徴を変更する手段が得られる。成長および/または開発特徴の操作 が有利となり得る植物種には全作物が含まれ、重要な例としては、比較的暖かい 気候区では恐らく最も農業経済学的に重要な穀物である稲およびトウモロコシな どがあり、より温和な気候では小麦、大麦、エンバクおよびライ麦などがある。 種子生成物のための重要な作物は、油種子ナタネおよびカノーラ、サトウダイコ ン、トウモロコシ、ヒマワリ、大豆およびモロコシなどである。根を収穫される 多くの作物は、言うまでもなく種子から毎年成長するため、いかなる種類の種子 の産生も、開花、授粉、種子形成という植物の能力に大いに依存する。園芸では 、開花を含む成長・発育のタイミングに対する管理が重要である。開花を調節し 得る園芸植物としては、レタス、キクヂシャ、キャベツとブロッコリとカリフラ ワーを含むアブラナ属の野菜、カーネーション、ゼラニウムなどがある。一方で は矮性植物、他方では特大の、より丈の高い植物が有利かもしれず、かつ/また は様々な園芸の情況および農業の情況で望ましいかもしれない。 イロイヌナズナ(アラビドプシス)はモデル生物として植物遺伝 学者に人気がある。小さく、特性が十分決定されたゲノムを有し、形質転換、再 生が比較的容易であり、かつ迅速な成長サイクルを有するため、アラビドプシス は成長・開発およびその調節を研究する理想的なモデル植物である。 多くの植物の成長・開発プロセスは、ジベレリン(GA)1として知られてい る、4環式ジテルペノイド成長因子ファミリーの特定要素によって調節される。 アラビドプシスがgai変異すると矮性表現型が得られ、GA応答性の劇的低下 がもたらされる2-9。本明細書では、我々はDsトランスポゾン突然変異誘導を 介したgaiの分子クローニングを報告する。 Ds挿入対立遺伝子によって付与される表現型によると、gaiが機能獲得性 の変異となることと、野生型対立遺伝子(GAI)がなくても済むことが保証さ れる5,6。GAIは、532個のアミノ酸残基(そのうち17個のアミノ酸ドメ インがgai突然変異体ポリペプチドに欠失)の新規ポリペプチド(GAI)を コードする。この結果は、活性がGAによって拮抗される植物成長リプレッサー の役割をするGAIと一致している。我々は特定の理論に縛られるつもりはない が、gaiにはGAシグナルと相互作用するドメインが欠けているため、gai は構造的に成長を抑制する可能性がある。従って、このモデルによれば、GAは 抑制解除によって植物の成長を調節する。 gaiは優性で機能獲得性の変異であり、暗緑色の矮性表現型を付与し、GA 受容あるいは後のシグナル形質導入を妨害する2-9。類似した表現型を付与する 優性変異は、トウモロコシ10-12および小麦13を含む他の植物種で知られている 。後者は、高産生の半矮性小麦品種「緑の革命」14の基礎であるため、特に重要 である。この品種の産生量増大は、穂当たり穀物産生の増大と優れたわらの強度 による。より短くより強いわらは、倒伏(雨/風により小麦が倒れること)によ る損失を大いに低減する。我々は、GAシグナルの形質導入についての理解にg aiが重要であるため、また、小麦と、既に小麦で見られている進歩に匹敵する 進歩が予想される油種子ナタネや稲などの他の穀物の開発にGA無感受性を使用 できる可能性があるため、アラビドプシス由来のgaiのクローン化に着手した 。 本発明の第一の態様によると、GAI機能のあるポリペプチドをコードするヌ クレオチド配列を含む核酸分子が提供される。「GAI機能」の語は、シロイヌ ナズナのGAI遺伝子などの植物の表現型に影響を及ぼす能力を示す。「GAI 機能」は、阻害、抑圧、抑制あるいは低減がGAにより拮抗される植物成長の阻 害、抑圧、抑制あるいは低減として植物中で表現型で観察し得る、。GAIの発 現は、GAによって拮抗される植物に矮性表現型を付与する傾向がある。GAI 機能を備えたポリペプチドをコードするヌクレオチド配列由来の植物中での過剰 発現は、植物にGA処理によって変更可能な矮性表現型を付与するために使用し 得る。 また、本発明の一態様によると、発現にあたってgai突然変異体表現型を付 与する能力のあるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む核酸分子が 提供される。gai突然変異体植物は野生型と比較して矮化され、矮化はGA非 感受性である。 ジベレリンまたはGAとは第1図に示した生物活性を有する基本的炭素環構造 のあるジテルペノイド分子を意味し、即ち生物活性のあるジベレリンのことをい う。 生物活性は、細胞伸長の剌激、葉の老化、穀物アリューロンα−アミラーゼ反 応の誘導などの1つ以上によって定義し得る。当技術分野において利用可能な多 くの標準アッセイ法があり、そのうちの いずれか1つ、またはそれ以上のアッセイ法の肯定的結果によって被検ジベレリ ンに生物活性があることが示される28,29,30。 当技術分野で利用可能なアッセイ法としては、レタス胚軸分析、キュウリ胚軸 分析、オート麦第一葉分析などがあり、それらはすべて、使用したジベレリンの 、それぞれの組織の伸長を引き起こす能力に基づいて生物活性を測定する。好ま しい分析は、被検成分をジベレリン欠乏植物に適用するものである。このような 好ましい分析としては、成長測定のための矮性GA欠失アラビドプシス処理、節 間伸長を測定する矮性エンドウ分析、葉鞘の伸長を測定する短銀坊主矮性稲分析 、これも葉鞘伸長を測定するd5−トウモロコシ分析などがある。伸長生物検定 は、それぞれの器官での一般細胞伸長の影響を測定し、特定の細胞型に限定され ない。 さらに利用可能な分析としてはギシギシ(Rumex)葉老化分析、穀物アリ ューロンα−アミラーゼ分析などがある。穀物中の胚乳を囲むアリューロン細胞 は発芽にあたってα−アミラーゼを分泌し、α−アミラーゼによりデンプンが消 化されて砂糖が生じ、次いで成長中の植物によって使用される。酵素産生はGA によって調節される。生物活性のあるGAを与えた単離アリューロン細胞はα− アミラーゼを分泌し、次いで、例えばデンプンの分解測定などにより、α−アミ ラーゼの活性を分析し得る。 高い生物活性(GA1、GA2、GA4およびGA7によって表される)にとって 重要な構造的特徴は、B環のC−6上のカルボキシルを含むグループ;C−19 およびC−10ラクトン;C−3でのβ−ヒドロキシル化である。 C−2でのβ−ヒドロキシル化は不活性(GA8、GA29、GA34およびGA5 1 によって表される)を引き起こす。gai突然変異体は、GA処理(例えばG A1、GA3あるいはGA4による処理 )に反応しない。 GA処理は、例えば恐らく毎週、あるいはより頻繁にGA3またはGA4の10-4 M水溶液の噴霧するなど、水溶液の噴霧によることが好ましいが、噴霧ではな く植物上に小滴を置くことによってもよい。GAは、水よりも有機溶媒の方に溶 けやすいで、エタノールまたはアセトンなどの有機溶媒に溶かして適用し得るが 、これらの溶媒には植物を損傷する傾向があるため好ましくない。有機溶媒を使 用する場合、適当な処方には24ηlの0.6、4.0あるいは300mM G A3あるいは80%エタノールに溶解したGA4を含める。植物、例えばアラビド プシスは、寒天で凝固した補助GAを含む組織培養培地(GM)などの、GAを 含む培地上で育成される。 本発明による核酸は、シロイヌナズナの野生型GAI遺伝子の配列を持ってい てよく、あるいは提供した配列の突然変異体、誘導体、変異体あるいは対立遺伝 子であってよい。好ましい突然変異体、誘導体、変異体および対立遺伝子は、野 生型の遺伝子によってコードされる蛋白質の機能的な特徴、特に阻害をGAによ って拮抗する植物成長阻害能力、あるいは植物のGA処理に反応する他の1つ以 上の特徴を一植物に付与する能力などを保持する蛋白質をコードするものである 。他の好ましい突然変異体、誘導体、変異体および対立遺伝子はgai突然変異 体表現型、換言すれば成長低下がGA非感受性の、即ちGA処理で克服されない 植物成長低下を付与する蛋白質をコードする。突然変異体、変異体あるいは誘導 体を産生するための配列変更は、核酸中の1つ以上のヌクレオチドの付加、挿入 、欠失または置換の1つ以上によって行なってよく、こうするとコードされるポ リペプチド中の1つ以上のアミノ酸が付加、挿入、欠失または置換される。当然 ながら、コードされるアミノ酸配列に違 いを生じない核酸の変更が含まれる。 GAI遺伝子のための好ましいヌクレオチド配列は、第4図示されるアミノ酸 配列、特に第3図に示されるコード配列をコードするものである。好ましいga i突然変異体は、第4図中の下線部のアミノ酸配列17個の一部あるいは全部が 欠失している。 また、本発明は提供する配列のうちのいずれか1つを備えた核酸を含む核酸構 築物またはベクター、好ましくは核酸配列がコードするポリペプチドを発現し得 る構築物またはベクターを提供する。構築物またはベクターは、植物細胞の形質 転換に好適である。本発明はさらに、このような構築物またはベクターで形質転 換された宿主細胞、特に植物細胞を含む。従って、本発明による核酸を含む植物 細胞などの宿主細胞が提供される。この細胞内で、核酸を染色体内に組み込んで もよい。半数ゲノムにつき1つを越える異種ヌクレオチド配列があってよい。後 で論じるように、これによると、例えば内因性レベルと比較して高い遺伝子生成 物の発現が可能になる。 特にゲノムへの組換えのために細胞へ核酸を導入するためにベクターを使用す る場合、本発明による核酸を含む構築物またはベクターにプロモーター配列また は他の調節配列を含める必要はない。しかしながら一態様では、本発明は、発現 を調節するための調節配列と連結した、GAIまたはgaiのコード配列(シロ イヌナズナ以外のもの由来の相同体などを含む)を含む核酸構築物であって、調 節配列がコード配列と自然に融合したもの以外であり、あるいは好ましくは別の 遺伝子に由来したものである核酸構築物を提供する。 本発明による核酸分子およびベクターは、それらが存在する自然環境からほぼ 純粋か均質な形で単離されるか、対象品種の核酸または遺伝子、あるいは成長お よび/または開発に影響を及ぼし得るポリペプチドをコードする配列以外の起源 が存在しないかほぼ存在し ない場合は単離物として存在してもよく、これには、例えばシロイヌナズナの、 GAIをコードする配列以外の核酸中の開花配列などが含まれる。「核酸単離物 」の語は、全合成または半合成の核酸を含む。 核酸は当然、適していれば二本鎖でも一本鎖でもよく、cDNAでもRNAで もゲノムDNAでもよく、全合成または半合成でもよい。当然ながら、本発明に よる核酸がRNAを含む場合、示した配列への参照はUをTに置換したRNA等 価物への参照として解釈するべきである。 また、本発明は、開示した核酸配列のあらゆる発現生成物と、これをコードす る核酸を適当な宿主細胞中、適当な条件下で発現することによって発現生成物を 作成する方法をも含む。当業者なら、組換え遺伝子の発現および発現生成物の回 収のためのベクター構築とプロトコル設計を申し分なく行なうことができる。適 当なベクターは、適当な調節配列を含むものを選ぶか構築することができ、これ には適当なプロモーター配列、ターミネーター断片、ポリアデニル化配列、エン ハンサー配列、マーカー遺伝子および他の配列などが含まれる。さらに詳細には 、例えばSambrook他著「Molecular Cloning:a Laboratory Manual」: 第2版(1989)Cold Spring Harbor Laboratory Press参照のこと。形質転換法 は使用する宿主に依存するが、よく知られている。核酸の操作のための多くの公 知の技術、例えば核酸構築物の調製、突然変異誘導、塩基配列決定、細胞の中へ のDNAの導入および遺伝子発現、蛋白質の分析などは、Ausubel他編「Protoco ls in Molecular Biology」第2版,John Wiley & Sons(1992)に詳細に記載さ れている。以前、植物に使用され広く成功した具体的な方法およびベクターは、 Bevan(Nucl.Acids Res.(1984)12,8711-8721)とGuerineauおよびMull ineaux(「植物変異体および発現ベクター」:Croy RRD編「Plant Molecular B iology Labfax」BIOS Scientific Publishers(オックスフォード)121-148頁( 1993)に収載)によって記載されている。本明細書で言及したSambrook 等の論文、Ausubel等の論文その他のすべての書類の開示は、参照により 本明細書の一部とする。 第4図に示すアラビドプシスのGAIアミノ酸配列はN末端付近の連続する5 個のヒスチジンを含むため、GAIまたはgaiの本質的な精製はQIAGEN 社(米国)およびDIAGEN社(ドイツ)から市販のNi−NTA樹脂を使用 して達成し得る。Janknecht等の論文31およびEP−A−025330 3およびEP−A−0282042参照のこと。Ni−NTA樹脂は蛋白質のN 末端またはC末端付近に連続ヒスチジンを備えた蛋白への高い親和性を有するた め、植物、植物の一部または抽出物由来の、あるいは酵母や細菌などの組換え生 物、例えば蛋白質を発現する大腸菌など由来の、GAIあるいはgai蛋白の精 製に使用し得る。 精製されたGAI蛋白、例えば、それをコードする核酸由来の発現によって組 換え産生されたものは、当技術分野で標準の技術を使用して抗体を作成するため に使用し得る。抗体の抗原結合断片を含む抗体およびポリペプチドは、後でさら に論じる他品種由来の相同体を識別するのに使用し得る。 抗体を産生する方法としては、蛋白質あるいはそれの断片で哺乳動物、例えば ヒト、マウス、ネズミ、ウサギ、ウマ、ヤギ、ヒツジあるいはサルなどを免疫す るなどがある。抗体は、当技術分野で知られている様々な技術のうち任意のもの を使用して免疫した動物から得られ、好ましくは対象の抗原への抗体結合を使用 してスクリーンされる。例えば、ウェスタンブロット技術あるいは免疫沈降を使 用し得る(Armitage等、ネイチャー357:80〜82、1992年) 。抗体は多クローンでも単クローンでもよい。 哺乳動物を免疫する代替法または補充法として、適当な結合特異性を備えた抗 体は、例えば表面に機能免疫グロブリン結合ドメインを表示するラムダ・バクテ リオファージまたは糸状バクテリオファージを使用して、発現された免疫グロブ リン可変ドメインの組換え産生ライブラリーから得られる;例えばWO92/0 1047を参照のこと。 GAIまたはgai、ポリペプチドに対して作成した抗体は、相同ポリペプチ ドの識別および/または単離、次いで遺伝子のコードに使用し得る。従って本発 明は、GAI機能あるいはgai突然変異体表現型を付与する能力を備えたポリ ペプチドを識別または単離する方法であって、アラビドプシスのGAIまたはg aiポリペプチドを結合し得る抗体、あるいは好ましくは第4図に示すアミノ酸 配列を有するポリペプチドに対する結合特異性を有する抗体(例えば抗体全体ま たはその断片)の抗原結合ドメインを含むポリペプチドで候補ポリペプチドをス クリーンする段階を含む方法を提供する。 スクリーニングのための候補ポリペプチドは、例えば対象植物由来の核酸を使 用して創製した発現ライブラリー生成物、あるいは天然の源由来の精製操作の産 物であってもよい。 抗体を結合することが分かったポリペプチドは、単離した後、アミノ酸配列決 定に供する。ポリペプチドの全体または部分(例えば、ポリペプチドの断片配列 を決定する)のいずれかの配列決定に適したいかなる技術も使用し得る。後でさ らに論じるように、アミノ酸配列情報は、例えば候補核酸へのハイブリダイゼー ションでプローブまたはプライマーとして使用するように1つ以上のオリゴヌク レオチド(例えばオリゴヌクレオチドの縮重プール)を設計することにより、ポ リペプチドをコードする核酸を得るに際して使用し得る。 本発明のさらなる態様は、第3図に示される配列由来のヌクレオチド配列を使 用する、シロイヌナズナ以外の植物品種からGAI相同体を識別、クローニング する方法を提供する。これらに由来する配列自体が他の配列を識別、クローニン グするのに使用される。本明細書に提供されるヌクレオチド配列情報、あるいは その任意の一部は、発現生成物のGAI機能をテストし得る相同配列を見つける ためのデータベース検索に使用し得る。別法として、核酸ライブラリーは当業者 にはよく知られている技術および相同配列を使用してスクリーンすることができ 、それによって識別、次いで試験し得る。 例えば、本発明はまた、GAIまたはgaiの相同遺伝子を識別かつ/または 単離する方法であって、GAI機能を備えたポリペプチド、断片、突然変異体、 誘導体あるいはその対立遺伝子などをコードする核酸によって候補(即ち「標的 」)核酸を探査する段階を含む方法を提供する。候補核酸(例えばcDNAやゲ ノムDNAなど)は、このような相同体をコードする核酸を含み得る、あるいは 含むと疑われる、すべての細胞または生物から得られる。 本発明のこの態様の好ましい実施態様では、候補核酸の探査に使用する核酸が 第4図で示されるアミノ酸配列、コード配列に相補的な配列、あるいはこれらの うちいずれかの断片をコードし、第3図に示されるヌクレオチド配列をを含むこ とが最も好ましい。 別法として、考察したように、第4図に示すアミノ酸配列を一つなどのGAI またはgaiポリペプチドと結合する能力のある抗体の抗原結合ドメインによっ て結合され得ることが確認されたポリペ プチドの配列を決定することによって得られるアミノ酸配列情報を使用してプロ ーブを設計し得る。 探査に好ましい条件は、少ない回数のハイブリダイゼーションで陽性が確認さ れる単純なパターンとなり、さらに調べ得るように十分に緊縮なものとする。少 数の陽性クローンだけが残るまで、ハイブリダイゼーションの緊縮性を徐々に増 大させる方法は、当技術分野ではよく知られている。 探査の別法として、なお核酸ハイブリダイゼーションを使用するが、GAI遺 伝子由来のDNA配列を増幅するように設計されたオリゴヌクレオチドを、常法 を用いた、PCRあるいは核酸増幅を含む他の方法に使用し得る。例えばInn is編「PCR protocols; A Guide to Methods and Applications」Academ ic Press,ニューヨーク(1990年)参照のこと。 プローブまたはPCRプライマーの設計に使用するのに適した好ましいアミノ 酸配列は、GAI遺伝子間に(完全に、実質的に、あるいは部分的に)保存され た配列である。 アミノ酸配列情報に基づくと、遺伝暗号の縮重を考慮に入れてオリゴヌクレオ チドのプローブまたはプライマーを設計することができ、また、適当ならば、生 物のコドン使用法が候補核酸から導かれる。 また、本発明は、第3図に示した配列由来のヌクレオチド配列を使用して得ら れたGAI相同体をコードする核酸にも及ぶ。 さらに、シロイヌナズナのGAIによってコードされるポリペプチドの相同体 であるアミノ酸配列をコードする核酸分子が本発明の範囲内に含まれる。相同体 はシロイヌナズナ以外の品種由来でもよい。 相同性は、ヌクレオチド配列および/またはアミノ酸配列のレベ ルであってよい。好ましくは、核酸またはアミノ酸配列は、第3図のヌクレオチ ド配列によってコードされる配列と相同性を有し、少なくとも約50%、60% 、70%または80%の相同性を有することが好ましく、少なくとも90%また は95%の相同性を有することが最も好ましい。このようなポリペプチドをコー ドする核酸は、植物での発現にあたって特定の表現型を付与する能力をシロイヌ ナズナGAI遺伝子と共有することが好ましく、この表現型は阻害がGAによっ て拮抗される場合に植物成長を阻害する能力などのGA反応性の(即ち、GAで 処理すると植物の特徴に変更がある)表現型であることが好ましい。気づいたこ ととしては、植物中でのGAI発現は、植物の他の1つ以上の特徴に影響する可 能性がある。シロイヌナズナGAI遺伝子と共有し得る好ましい特性は、シロイ ヌナズナなどの植物中のGAI無発現突然変異体の表現型を補足する能力であり 、このような表現型は、パクロブトラゾールの矮化効果に対して耐性である。 本発明によるポリペプチドの好ましい実施態様(本発明による核酸実施態様に よってコードされるもの)の中には、第4図に下線で示した17個のアミノ酸配 列、あるいは第4図に下線で示した17個のアミノ酸中のそれぞれの(位置に関 して)対応する残基と類似性または同一性を備えた少なくとも約10個の残基の あるアミノ酸残基の近接配列を含むものがあり、このような残基を11、12、 13、14、15、16または17個含むことがより好ましい。 よく理解されているように、アミノ酸レベルの相同性は一般に、アミノ酸の類 似性または同一性によって表わされる。類似性としては、「保存変異」、即ちイ ソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニンなどの1個の疎水残基の別の残基に よる置換、あるいはリジンをアルギニンで、アスパラギン酸をグルタミン酸で、 アスパラギン をグルタミンで置換するなど、1個の極性残基の別の残基による置換などを考慮 に入れる。類似性は、当技術分野で標準使用されている、Altschul等( J.Mol.Biol.215:403-10(1990))のTBLASTNプログラムによって定義さ れ、決定されている通りであってよい。相同性は、第4図のGAI配列の完全長 にわたってもよく、あるいはより好ましくは、第4図に下線で示した17個のア ミノ酸に匹敵する17個のアミノ酸の近接配列にわたってもよく、あるいは第4 図のアミノ酸配列に匹敵する、好ましくは下線で示した17個のアミノ酸を含む 、さらに長い配列、例えば約20個、25個、30個、40個、50個、あるい はそれ以上の個数のアミノ酸であってもよい。 核酸レベルでは、相同性は完全長にわたるか、あるいはより好ましくは、第3 図の配列内にあり、第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列をコードする5 1個のヌクレオチドコード配列、あるいはより長い配列、例えば約60個、70 個、80個、90個、100個、120個、150個、あるいはそれ以上の個数 のヌクレオチド、好ましくは、第4図の下線で示した17個のアミノ酸配列をコ ードする第3図の51個のヌクレオチドを含む配列に匹敵することによる。 また、gai突然変異体への相同体も本発明によって提供される。これらは、 野生型が第4図に下線で示した17個のアミノ酸、あるいは第4図に下線で示し た17個のアミノ酸配列中の対応する残基との類似点あるいは同一性を持つ、少 なくとも約10個(好ましくは、11個、12個、13個、14個、15個、1 6個または17個)を備えた17個のアミノ酸の近接配列を含む突然変異体であ ってもよいが、gai突然変異体はそうではない。このような突然変異体ポリペ プチドをコードする核酸は、植物中での発現にあたっ て植物のGA処理に非感受性または非応答性の表現型を付与してもよく、それは 克服されない、即ち植物のGA処理にあたって野生型の表現型への復帰変異はな い(尤も、GAの提供または枯渇にあたって植物中に何らかの反応があるかも知 れない)突然変異体表現型である。 本発明のさらなる一態様は、第4図に示される品種シロイヌナズナのGAIア ミノ酸配列の突然変異体、対立遺伝子、誘導体または変異配列であるアミノ酸配 列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有する核酸単離物を提供 するか、あるいは別の品種の相同体あるいはその突然変異体、対立遺伝子、誘導 体あるいは変異体であり、ここで、前記の突然変異体、対立遺伝子、誘導体、変 異体あるいは相同体は、GAI無発現突然変異体表現型を有する植物を形質転換 することによりトランスジェニック植物を産生することによって得られる1つ以 上のアミノ酸の挿入、欠失、付加および/または置換の仕方が第4図に示したア ミノ酸配列と異なり、その表現型が、被検核酸でのパクロブトラゾールの矮化効 果に対して耐性であり、トランスジェニック植物内での被検核酸による発現を引 き起こすか可能にし、トランスジェニック植物をスクリーンしてGAI無発現突 然変異体表現型の補足性を示すものを求めて、GAI無発現突然変異体を補足し 得る被検核酸を識別し、GAI無発現突然変異体を補足し得ることを確認した核 酸から第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列、あるいは少なくとも10個 の残基が第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列中の対応する位置にそれぞ れのアミノ酸との類似性または同一性を有する17個、より好ましくは11個、 12個、13個、14個、15個、16個または17個の近接アミノ酸をコード するヌクレオチド配列を欠失させる。 GAIとgaiの遺伝子相同体は、小麦、稲およびトウモロコシ などの経済的に重要な単子葉の作物から同定される。単子葉の植物および双子葉 植物の植物中の同じ蛋白質をコードする遺伝子はヌクレオチド・レベルでは比較 的小さな相同性を示すが、アミノ酸配列は保存される。 我々は最近、公開配列データベースの中に、無作為配列決定プログラムで得ら れ、GAIとの相同性を有するいくつかのEST配列を同定した。表2に詳細を 示したが、Zea Mays(トウモロコシ)、O.Sativa(稲)および Brassica napes(ナタネ)を含む様々な品種に相同配列が見いだ されたことが示されている。配列決定、発現パターンに関する研究およびその発 現を変更する効果の検討によって、他の植物中で類似機能を遂行するGAI遺伝 子相同体を得ることができる。当然ながら、これらの配列の新規の用途、突然変 異体、誘導体および対立遺伝子は、シロイヌナズナ遺伝子について上で論じたの と同様に本発明の様々な態様の範囲内に含まれる。 本発明の核酸を含む細胞は、本発明のさらなる態様、特に植物細胞あるいは細 菌の細胞を意味する。 この細胞には、細胞またはその原種の中への核酸の導入により、例えば、当業 者に利用可能な任意の適当な技術を使用する形質転換によって酵素をコードする 核酸を含んでもよい。 また、本発明によれば、ゲノムへ組み込んだ開示した核酸を有する植物細胞が 提供される。本発明はまた、このような植物細胞を含む植物を提供する。 さらに、発明によれば、発現調節用の調節配列に対し操作的な調節を行ないな がらそのゲノムへ組み込んだ本発明により提供されるヌクレオチド配列を有する 植物細胞が提供される。本発明のさらなる態様は、ヌクレオチドの配列を含むベ クターを植物細胞に導入す る段階と、ベクターと植物細胞ゲノムとの間の組換えを引き起こすか、可能にし てゲノムへヌクレオチドの配列を導入する段階とを含むこのような植物細胞を作 成する方法を提供する。 本発明による植物は、1つ以上の土地で実際に生育しないものであってもよい 。植物変種、特に植物育種家の権利によって登録可能な植物変種は除外し得る。 単に植物が植物またはその原種の細胞へ導入された導入遺伝子をそのゲノム内に 安定して含むからといって、その植物を「植物変種」と考える必要がないことに 注意する。 植物に加えて、本発明は、このような植物、種子、自家受粉または雑種の後代 および子孫の任意のクローン、および挿し穂、種子など、これらのうちのいずれ かの任意の一部を提供する。本発明は、有性であれ無性であれ、生殖または繁殖 に使用し得る、すべての部分である挿し穂、種子等を含む任意の植物胎芽を提供 する。また、有性または無性で繁殖させた子、このような植物の子、クローンま たは子孫、あるいは前記の植物、子、クローンまたは子孫の任意の一部または胎 芽である植物が本発明に含まれる。 本発明はさらに、植物の細胞内の非相同のGAIあるいはgai遺伝子配列( あるいは考察したように突然変異体、対立遺伝子、誘導体またはその相同体)の 発現を含む植物の特徴に影響を及ぼす方法を提供する。「非相同」の語は、遺伝 子工学を使用することによって、言い換えると形質転換を含むヒトの介在によっ て、問題のヌクレオチドの遺伝子/配列が植物あるいはその原種の前記細胞に導 入されたことを示す。遺伝子はゲノム外のベクター上にあるか、あるいはゲノム へ好ましくは安定して組み込まれる。非相同の遺伝子を内因性の等価な遺伝子、 即ち成長および/または開発の調節中での機能と同一または類似の機能を遂行す るものと置換してもよく、あるいは、挿入配列を内因性の遺伝子に付加してもよ い。非相同の 遺伝子の導入の利点は、遺伝子発現に影響を及ぼすことを可能とするために、遺 伝子の発現、従って好みによって植物の成長および/または開発を選択されたプ ロモーターの調節下に置く能力である。さらに、野生型の遺伝子の突然変異体お よび誘導体を内因性の遺伝子の代わりに使用し得る。挿入遺伝子は、宿主細胞に とり外来あるいは外因性の遺伝子、例えば別の植物品種の遺伝子であってもよい 。 本発明を使用して変更し得る主な特徴は成長である。 成長抑制因子としてのGAI遺伝子のモデルによれば、遺伝子の低発現は、少 なくともGAI機能(例えば補完する内因性相同体を有するアラビドプシスでは なく)を付与するただ1つの内因性遺伝子がある植物で成長を促進するために使 用し得る。これは、アンチセンスあるいはセンス調節の使用などがあってよい。 より丈の高い植物は、対象植物中のGAIあるいは適当な相同遺伝子を破壊する ことによって作成し得る。雑草は矮性のままとして作物は高く成長させるGA生 合成抑制因子の使用を可能にするために、例えばパクロブトラゾールなどのGA 生合成を阻害する化合物に耐性の植物を作成し得る。 GAI遺伝子を過剰発現させると、GAI抑制モデルによって予測されるよう にGA処理によって変更可能な、矮性植物が得られる可能性がある。 gai突然変異体遺伝子は表現型上で支配的であるので、それをGA非感受性 の楼性植物を作成するために使用し得る。これは例えば、あらゆる形質転換が可 能な作物、木あるいは果樹品種に適用し得る。それはRht小麦などのようなよ り高い収獲量/倒伏低減を提供し得る。稲では、これが、Bakane病(それ は日本と他のどこかで問題である)に強いGA非感受性の稲を提供し得る。矮性 観賞植物は園芸および切花市場で価値を持ち得る。配列操作は、多様な矮化、G A非感受性表現型の厳密度に備え、各作物の必要性または操作者の希望に対する 厳密度に合わせることが可能になる。gai−突然変異体配列の過剰発現は最も 有用となる可能性がある。 変更し得る第2の特徴は植物開発、例えば開花である。いくつかの植物では、 ある環境条件でGAのシグナルが開花の誘導に必要になる。例えば、短日条件で 育てられたGA欠失突然変異体アラビドプシス植物は、GA処理しない限り開花 しない。長日条件で育てられた場合、通常これらの植物は開花する。アラビドプ シスgai突然変異体植物は、短日条件で開花の遅れを示す。高度突然変異体は 全く開花しないかもしれない。従って、例えばGAIまたはgai遺伝子の発現 、あるいは過剰発現によって、開花誘導のために施されるGA処理まで成長力を 保つ植物を作出し得る。抽だいの抑制が望ましい場合、これは園芸の場で、ある いはほうれん草、レタスその他の作物に対して、有用となり得る。 本発明による核酸は、GAIまたはgaiのコード配列をユーザーの調節下に 置くために、外部から誘導可能な遺伝子プロモーターの調節下に置き得る。 プロモーターに適用される「誘導可能な」の語は、当業者にはよく理解される 。本質的には、誘導可能なプロモーターの調節下での発現は、加えた剌激に応じ 、「スイッチ オン」に切り換わるか増大する。剌激の性質はプロモーターよっ て異なる。いくつかの誘導可能なプロモーターは、適当な刺激がない状態では発 現(または無発現)をほとんど、あるいは検出不能なレベルでしか発現を引き起 こさない(または無発現である)。他の誘導可能なプロモーターは、剌激がない 状態で検出可能な構成性発現を引き起こす。レベルが剌激がない状態での発現が どうであれ、いかなる誘導可能プロモー ター由来の発現も正しい剌激がある状態で増大する。好ましい状況は、表現型の 特性変更に有効な量で適当な剌激を与えると発現レベルが増大する場合である。 従って、剌激がない状態で基底レベルの発現を引き起こすが、そのレベルが低す ぎて所望の表現型を引き起こせない(実際0かもしれない)、誘導可能な(即ち 「切り換え可能な」)プロモーターを使用し得る。剌激を与えると、発現が所望 の表現型を引き起こすレベルに増大する(即ちオンに切り換わる)。 適当なプロモーターといては、事実上すべての植物組織中で高レベルで発現す るカリフラワーモザイクウイルス35S(CaMV35S)遺伝子プロモーター (Benfey等、1990aおよび1990b);外因性毒性緩和剤の適用に 応じて活性化されるトウモロコシ・グルタチオン−S−トランスフェラーゼイソ 型II(GST−II−27)遺伝子プロモーター(WO93/01294(I CI社));植物身体中のよく局限されたいくつかの位置、例えば内生師部、花 原基、根および笥の中の分岐点などと同様に成長力のある頂端***組織中でも発 現するカリフラワーmeri5プロモーター(Medford、1992年;M edford等、1991年。);花開発のきわめて初期に発現する、シロイヌ ナズナ LEAFYプロモーター(Weigel等、1992年)などがある。 GST−II−27遺伝子プロモーターは、植物の開発に適用し得るある化合 物によって引き起こされることが明らかにされた。このプロモーターは単子葉植 物および双子葉植物の両方で機能する。従って、それは種々の遺伝変更植物の遺 伝子発現を調節するために使用することができ、このような植物としては、カノ ーラ、ヒマワリ、タバコ、サトウダイコン、綿などの畑作物;小麦、大麦、稲、 トウモロコシ、モロコシなどの穀物;トマト、マンゴー、桃、りんご、西洋ナシ 、イチゴ、バナナおよびメロンなどの果物;ニンジン、レタス、キャベツおよび 玉ねぎなどの野菜などがある。GST−II−27プロモーターもまた、根、葉 、軸および生殖組織を含む種々の組織での使用に適する。 従って、さらなる態様において本発明は、シロイヌナズナのGAI遺伝子、別 の植物品種またはあらゆる突然変異体由来の相同体、誘導体またはその対立遺伝 子など、本発明によって提供されるヌクレオチド配列と作用状態で結合した誘導 可能なプロモーターを含む遺伝子構築物を提供する。これにより、遺伝子の発現 の調節が可能となる。発明はさらに、前記の遺伝子構築物で形質転換された植物 と、植物細胞中へのこのような構築物を導入する段階および/または適当な剌激 物質、即ち有効な外因性誘導物質の適用により植物細胞内での構築物の発現を誘 導する段階を含む方法とを提供する。プロモーターはGST−II−27遺伝子 プロモーターあるいは他の誘導可能な植物プロモーターであってもよい。 選択した構築物遺伝子を細胞へ導入する場合、当業者にはよく知られているあ る考察を考慮に入れなければならない。挿入する核酸は、転写を制御する有効な 調節要素を含む構築物内に組み立てるべきである。細胞へ構築物を輸送する利用 可能な方法がなければならない。一度構築物が細胞膜内に入れば、内因性の染色 体物質の中への組み込みは起きるか起きないかのいずれかである。最後に、植物 に関する限り、標的細胞型は細胞が植物全体へ再生し得るようなものでなければ ならない。 カナマイシン、ハイグロマイシン、ホスフィノトリシン、クロルスルフロン、 メトトレキセート、ゲンタマイシン、スペクチノマイシン、イミダゾリノン、グ リホセートなどの抗生物質に対する耐性 などの選択可能な表現型を付与する、キメラ遺伝子から成る選択可能な遺伝標識 を使用し得る。 本発明の一態様は、トランスジェニック植物産生での本発明による核酸の使用 である。 さらなる一態様は、植物細胞へ核酸を導入する段階と、細胞ゲノムへの核酸の 取込みを引き起こすか、可能にする段階とを含む方法を提供する。 植物形質転換のあらゆる適当な方法を本発明による核酸を含む植物細胞を生成 させるために使用し得る。形質転換に続いて、形質転換された植物細胞および組 織から植物を再生し得る。 形質転換が成功した細胞および/または植物、即ち、構築物をゲノムに組み入 れたものは、植物細胞へ核酸の導入した後に、自由選択で、例えば抗生物質耐性 (上記参照)などの1つ以上のマーカー遺伝子を使用して植物への再生した後に 、選択し得る。 この配列を含むDNA部分で形質転換した植物は、植物の遺伝子操作で既に知 られている、標準の技術によって作出し得る。DNAは、その自然な遺伝子トラ ンスファー能力を活用するアグロバクテリウムが保持する弱毒化Tiプラスミド ベクター(EP−A−270355、EP−A−0116718、NAR 12 (22)8711−87215 1984)、粒子ボンバードまたは微量噴出性 ボンバード(米国5100792、EP−A−444882,EP−A−434 616)マイクロインジェクション(WO92/09696、およびWO94/ 00583、EP331083、EP175966、Green他著(1987 )「Plant Tissue and Cell Culture」Acad emic Press)、およびエレクトロポレーション(EP290395、 WO8706614 Gelvin Debeyser−別添参照 )、他の形態直接DNA取込み(DE 4005152およびWO901209 6、米国特許第4684611号)、リポソーム介在DNA取込み(例えばFr eeman等、)Plant Cell Physiol.2g:1353(1 984)、あるいはボルテックス法(例えばKindle、PNAS米国87: 1228(1990d))などの任意の適当な技術を使用して、植物細胞を形質 転換し得る。植物細胞の形質転換のための物理的な方法がOardの論文(Bi otech.Adv.9:1−11.1991年)中で吟味されている。 アグロバクテリウム形質転換は、双子葉植物の種を形質転換するために当業者 によって広く使用されている。最近、ほとんどすべての経済的に適当な単子葉植 物植物で安定した結実能力のあるトランスジェニック植物の日常産生に向けてか なりの進歩があった(Toriyama等(1988)Bio/Technol ogy 6、1072−1074;Zhang等(1988)Plant Ce ll Rep.7,379−384;Zhang等(1988)Theor A ppl Genet 76,835−840;Shimamoto等(1989 )ネイチャ−ー338,274−276;Datta等(1990)Bio/T echnology 8,736−740;Christou等(1991)B io/Technology 9,957−962;Peng等(1991)I nternational Rice Research Institute ,フィリピン,マニラ,563−574;Cao等(1992)Plant C ell Rep.,11,585−591;Li等(1993)Plant C ell Rep.,12,250−255;Rathore等(1993)Mo lecular Biology 21,871−884;Fromm等(19 9 0)Bio/Technology8,833−839;Gordon−Kam m等(1990)Plant Cell 2,603−618;D’Hallu in等(1992)Plant Ce11 4,1495−1505;Walt ers等(1992)Plant Molecular Biology 18 ,189−200;Koziel等(1993)Biotechnology 11,194−200;Vasil,I.K.(1994)Molecular Biology 25,925−937;Weeks等(1993)Pla nt Physiology 102,1077−1084;Somers等( 1992)Bio/Technology 10,1589−1594;WO9 2/14828)。特に、アグロバクテリウム介在形質転換は現在、単子葉植物 中の高度に効率的な形質転換方法としても浮上しつつある(Hiei等(199 4)Plant Journa16,271−282)。 結実能力のあるトランスジェニック植物の作製が米穀、トウモロコシ、小麦、 オート麦、および大麦で達成された(Shimamoto,K.(1994)C urrent Opinion in Biotechnology5,158 −162;Vasil等(1992)Bio/Techno1ogy10、66 7−674;Vain等、1995、Biotechnology Advan ces13(4):653−671:Vasil,1996,Nature B iotechnology14,702で論評された)。 微量噴出性ボンバード、エレクトロポレーションおよび直接DNA取込みは、 アグロバクテリウムが非能率的かあるいは効果がない場合に好ましい。別法とし て、例えばアグロバクテリウムを上塗り を施した微小粒子によるボンバード(EP−A−486234)、アグロバクテ リウムとの共培養後に損傷を生じさせる微量噴出性ボンバード(EP−A−48 6233)などの異なる技術の組合せを形質転換法の効率増強に使用し得る。 Brassica napus形質転換はMoloney等の論文((198 9)Plant Cell Reports)8:238−242)に記載され ている。 形質転換後、植物は、例えば、当技術分野で標準の単一細胞、カルス組織また はリーフディスク(leaf disc)から再生し得る。ほとんどいかなる植 物も、植物の細胞、組織および器官から完全に再生し得る。利用可能な技術がV asil他著「植物の細胞培養および体細胞遺伝学」(Cell Cultur e and Somatic Cel Genetics of Plants ),第I巻,第II巻および第III巻、「実験室法およびその応用(Labo ratory Procedures and Their Applicat ions)」,Academic Press,1984年、Weissbac hおよびWeissbach著,「植物分子生物学の方法(Methods f or Plant Molecular Biology)」,Academi c Press, 1989年などの中で論評されている。 形質転換技術の特定の選択は、植物品種の形質転換の効率、並びに選択した特 定の方法論で本発明を実行する人の経験および好みによって決定されよう。植物 細胞へ核酸を導入する形質転換系の特定の選択は本発明にとって本質的でなく、 本発明を制限するものでもなく、また植物再生技術の選択もそうではないことは 当業者には明白であろう。 本発明では、センスの向きでのヌクレオチド配列の導入によって 過剰発現を達成し得る。従って本発明は、植物の特徴に影響を及ぼす方法を提供 し、該方法は、本発明による核酸の発現を植物細胞内にある同核酸から引き起こ すか可能にする段階を含む。 遺伝子生成物ポリペプチドの低発現はアンチセンス技術またはあるいは「セン ス調節」を使用して達成し得る。遺伝子発現をダウンレギュレートするアンチセ ンス遺伝子あるいは部分遺伝子配列の使用は現在、十分に確立されている。DN Aの「アンチセンス」鎖の転写によって、標的遺伝子の「センス」鎖から転写さ れた通常のmRNAに相補的なRNAが生成するようにDNAをプロモーターの 調節下に置く。二本鎖DNAについては、コード配列またはその断片をプロモー ターの調節下に「逆向き」で置くことによってこれが達成される。すると、相補 的なアンチセンスRNA配列はmRNAと結合して二重鎖を形成し、標的遺伝子 から蛋白質への内因性mRNAの翻訳を阻害すると思われる。これが実際の作用 機構かどうかについては、まだ不明である。しかしながら、技術が役に立つこと は既成の事実である。例えば、Rothstein等,1987年;スミス等, (1988),ネイチャー 334,724−726;Zhang等,(199 2)Plant Cell 4,1575−1588、English等,(1 996)Plant Ce11 8,179−188参照のこと。また、アンチ センス技術は、Bourque(1995年),Plant Science 105、125−149、およびFlavell,(1994)PNAS U SA 91,3490−3496の中で論評されている。 逆向きのコード配列に対応する完全な配列は使用する必要がない。例えば、十 分な長さの断片を使用すればよい。当業者にとり、コド配列の様々な部分から様 々な大きさの断片をスクリーンしてア ンチセンス阻害のレベルを最適化することは機械的な作業である。開始メチオニ ンATGコドンを含めることは有利であろうし、また開始コドンの上流に1つ以 上のヌクレオチドを含めることは恐らく有利であろう。一層の可能性は遺伝子の 調節配列、例えば耐性が望まれる1つ以上の病原体中の1つ以上の遺伝子に特有 の配列などを標的とすることである。適切な断片は少なくとも約14〜23個の ヌクレオチド、例えば約15、16または17個、またはそれより多く、あるい は少なくとも約25個、少なくとも約30個、少なくとも約40個、少なくとも 約50個、あるいはより多くを持っていてもよい。このようなセンスの向きの断 片はコサプレッションに使用し得る(下記参照)。 配列全体の相補性は好ましいであろうが本質的ではない。目標遺伝子由来のア ンチセンス構築物で1つ以上のヌクレオチドが異なってもよい。特に植物細胞中 に現存する条件下では、ハイブリダイズするべきそれぞれのアンチセンスRNA 分子およびセンスRNA分子に対する十分な相同性があることが好ましいであろ う。 従って、本発明はまた、植物の特徴に影響を及ぼす方法を提供し、該方法は、 本発明による核酸の発現を植物細胞内にある同核酸から引き起こすか可能にする 段階を含む。 目標遺伝子の追加のコピーが目標遺伝子と同じセンスの向きに挿入されると、 過剰発現が起きる場合は個体を含み、目標遺伝子由来の蛋白質の低発現が生じる 場合はいくつかを含む、一連の表現型が産生される。挿入遺伝子が内因性の遺伝 子の一部のみである場合、遺伝子組み換え集団中の低発現個体数が増加する。セ ンス調節、特にダウンレギュレーションが起きる機構は十分には理解されていな い。しかしながら、この技術は、さらに科学文献および特許文献中にも十分に報 告されており、遺伝子調節に日常的に使用されている 。例えば、van der Krol等,(1990)The Plant C ell 2,291−299);Napoli,(1990)The Plan t Cell 2,279−289;Zhang等,(1992)The P1 ant Cell 4,1575−1588およびUS−A−5231020を 参照のこと。 従って、本発明はまた、植物の特徴に影響を及ぼす方法を提供し、該方法は、 本発明による核酸の発現を植物細胞内にある同核酸から引き起こすか可能にする 段階を含む。これは成長に影響を及ぼすために使用し得る。 さて、本発明の態様および実施態様を、添付の図を参照して、実施例により説 明する。さらなる態様および実施態様は当業者には明白であろう。本文中で言及 した全ての書類を参照により本明細書の一部とする。 本明細書には以下の図を含む: 第1図 ジベレリンの基本炭素環構造。 第2図 gai−t6系統は転移遺伝子を遮断する転移Dsを含む。 第2a図 示した植物(左から右)は、GAI、gaiおよびgai−t6と 同型接合である。GAIとgai−t6植物とは識別不能である。 第2b図 Dsプローブを使用するDNAゲル−ブロットハイブリダイゼーシ ョン。GAIレーン中のDNAはDs欠損である。gaiレーンは、gaiおよ びDs(18.0kbのEcoRI断片)を含むTDNA A2645と同型接 合の植物由来のDNAを含む。gai−t6レーンは、A264および転移Ds (15.5kbの断片)と同型接合の植物由来のDNAを含む。 第2c図 放射標識GAI cDNAプローブを使用するDNA ゲル−ブロットハイブリダイゼーション。cDNAは、gai−t6で6.4お よび2.8kbの断片によって置換されたGAIおよびgai由来のDNA中の 5.1kbのBclI断片とハイブリダイズする。BclIはDs内で一度切断 するので、Ds挿入の前後には両方ともcDNAをコードする遺伝子(GAI) がある。1.7kbのさらに微かなハイブリダイゼーションは、より長い露光で 見られたいくつかのうちの1つであり、GAIと関連した配列を識別する。 第3図 GAI機能を備えたポリペプチドをコードする、GAI遺伝子のヌク レオチド配列。 第4図 GAI蛋白およびgai蛋白の一次構造。GAIのゲノムDNA配列 から予測されたアミノ酸配列を示す。gai中に欠失した17個のアミノ酸セグ メントを太字体と二重下線で示す。 第5図 GAによる植物成長調節の抑制解除モデル。 第6図 gai誘導対立遺伝子のヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配 列。 第6a図 gai−d1のヌクレオチド配列。 第6b図 gai−d1のアミノ酸配列。 第6c図 gai−d2のヌクレオチド配列。 第6d図 gai−d2のアミノ酸配列。 第6e図 gai−d5のヌクレオチド配列。 第6f図 gai−d5のアミノ酸配列。 第6g図 gai−d7のヌクレオチド配列。 第6h図 gai−d7のアミノ酸配列。 実施例1 GAIとgaiの遺伝子のクローニングおよびキャラクタリゼーシ ョン gaiによると、アラビドプシスの染色体12(Ds transposon5 ,15 を保持するT−DNA挿入由来のおよそ11cM)に対してマッピングされ る5,15。遺伝子分析によると、機能喪失対立遺伝子が、野生型の対立遺伝子(G AI)によって付与された表現型と識別不能な丈の高い表現型を付与することが 示唆された5,6。我々は、結合部位に優先的に転移するDsの傾向を利用して、 挿入突然変異誘発を介したGAIのクローン化を試みた16,17。 Acトランスポゼースを発現する導入遺伝子(ΔNaeI−sAc(GUS) −1)を含むA264およびgaiと同型接合の植物系統を構築した。我々がg ai−t6と称する推定上のDs挿入対立遺伝子と同型接合の植物を以下のよう にこの材料から単離した5。この材料を、数世代にわたる自家受粉によって増や した。この増量の間、茎枝がgai同型接合体に期待されるより延びた植物を検 索した。より綿密な試験のため、このような枝の自家受粉から得られた種子を植 えた。このような1本の枝の後代によると、およそ1/4の頻度で植物が単離さ れ、GAIによって付与された表現型と識別不能な丈の高い表現型が表示された (第2a図)。これらの植物は、我々がgai−t6と称する新しいgai対立 遺伝子と同型接合体であった。 DNAゲル−ブロット実験によると、GAIを含むことが知られている染色体 の領域(およそ200kb)内に挿入された転移Ds(図2b)をgai−t6 が含むことが明らかにされた(データは示さず)。ゲノムDNAの調製およびゲ ル−ブロットハイブリダイゼーションは文献記載のようにして行なった。Eco RI消化物は、Dsプローブ(3.4kbの放射標識XhoI−BamHIAc サブ断片)でハイブリダイズした。gai−t6は遺伝的単離 を介して(△NaeI−sAc(GUS)−I)欠損とした。 さらなる実験によって、転移Dsが遺伝子(GAI)の転写された領域を遮断 し、アラビドプシスゲノムがGAI(第2c図)とのかなりの配列相同性を持つ 少なくともさらに1つの遺伝子を含むことが明らかにされた。以前に記載された ようにして、gai−t6の中の転移Ds3’末端に隣接するゲノムDNAを含 む放射標識IPCR断片を単離した24。このプローブは、まだgai−t6系統 の中にあるA264中のDsの配列(T−DNA3’由来)で潜在的に汚染され たので、このプローブの使用では相当な注意を払うことが必要であった。 しかしながら、このプローブが任意のT−DNA挿入欠失植物由来のDNAと ハイブリダイズしたという事実から、それがgai−t6中の転移Dsを挿入し たゲノムDNAの領域のクローン化の目的に役立つことが示された。このプロー ブは、地図に基づいたクローニングによってGAIを含むらしいことが以前に確 認されたゲノムDNAコスミドクローンとハイブリダイズすることが示された。 これらのクローンのうち1つは、着生植物の一部(アラビドプシス)から単離さ れたmRNAで作られたcDNAライブラリー由来のクローンをハイブリダイゼ ーションによって同定するために使用された。これらのcDNAは、GAI、g aiおよびgai−t6由来のゲノムDNAにそれらをハイブリダイゼーション することによって分類した。 これらのクローンのうちのいくつかは、GAI(gai−t6へのDs挿入に 起因する断片サイズの変更によって定義)を含む断片を弱くハイブリダイズした が、他の関連配列はより強くハイブリダイズした。これらのcDNAは、GAI と配列が関連した遺伝子から転写されたmRNAに由来すると思われるがGAI 自体由来では なく、今後の調査用に取っておいた。1つのcDNA、即ちpPC1は、GAI に強くハイブリダイズし、GAIと関連した配列を含む断片にそれ程強くなくハ イブリダイズした。このcDNAの部分DNA配列は、gai−t6の中のD挿 入の前後にあるゲノムDNAのおよそ150bpと同一であった。 復帰分析から、Dsをgai−t6から欠失することが支配的な矮性表現型の 回復に関係していることを示された。 2個のGAIオーバーラップcDNAのDNA配列により、532アミノ酸残 基の蛋白質(GAI)をコードするオープンリーディングフレーム(ORF)が 明らかにされた。このORFを含むDNA断片は、GAIおよびgaiゲノムD NAから増幅した。オーバーラップcDNAのpPC1およびpPC2のDNA 配列由来のオリゴヌクレオチド・プライマーは、PCRを介してGAIおよびg aiゲノムDNA由来の1.7kbの断片増幅に使用した。 使用したプライマーの配列は次のとおりであった: プライマーN6:5’TAG AAG TGG TAG TGG3’; プライマーAT1:5’ACC ATG AGA CCA GCC G3’。 プライマーAT1の配列は、ゲノムクローンおよびc−DNAクローンの配列 由来の一塩基が異なる。配列の最終訂正版が利用可能となる前に、このプライマ ーは配列プロジェクトのきわめて初期に合成された。 重複増幅由来の断片のDNA配列を決定し、それによりPCRにより持ち込ま れる誤りを回避した。 GAIゲノム配列は、オーバーラップcDNAのものとほとんど同一であった 。生態型間の違いによる可能性のある、予測されたG AIのアミノ酸配列を変更しないヌクレオチド置換が3個あった。これらのゲノ ム断片の配列によると、ORFがイントロンによって遮断されないことが明らか にされた(第3図)。 gai−t6中のDs挿入は、Glu182とAsn183のコドン間に位置する( 第4図)。予測されたGAIの第2の構造は顕著な特徴をほとんど示さない。G AIはアミノ末端と近接した意義の不明なポリヒスチジン領域と、Asn183で 糖鎖形成部位の可能性のある部位を囲む弱疎水性ドメインとを備えたほとんど親 水性の蛋白質である。コンピューター分析から、この疎水性の領域が膜貫通ドメ インである可能性が比較的低いことが示される。 DNAと蛋白質の配列データベースの探索からは、GAI中に明白な機能上の 意義を持つドメインが明らかにならなかった。gaiは、GAI ORF中由来 の51bpの欠失を含む。この枠内欠失の結果、予測されたGAI蛋白質のアミ ノ末端に近接して位置する17個のアミノ酸残基セグメントがgaiに欠けてい る(第4図)。 Laurenzio等45は、本発明の優先日後に、1つの細胞層が欠けた根を もたらすアラビドプシスのSCR(SCARECROW)遺伝子の配列を報告し た。開示されたSCR配列は、本発明のアラビドプシス GAI配列といくらか 相同性を持っているが、論じた17個のアミノ酸モチーフを欠いている。 以前の出版物にgai誘導対立遺伝子にガンマ放射突然変異誘発後の単離につ いて記載されている5。これらの対立遺伝子は、同型接合の場合、GAIによっ て付与されるものと識別不能な丈の高い表現型を付与する5。誘導対立遺伝子( gai−dI、gai−d2、gai−d5およびgai−d7)のいくつか由 来の増幅断片の配列決定により、各々がgaiの51bp欠失特性を含むことが 示された。これらの対立遺伝子のヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列 を第6図に示す。それらにはまた、非機能性の遺伝子生成物(表1)を付与し得 る、追加の突然変異が含まれる。gai突然変異体表現型の損失がこれらの突然 変異の各々と相関があるという事実から、復帰データ(上記参照)と相まって、 GAIがクローン化されたことが確認される。さらに、これらの結果は、gai −d対立遺伝子が無発現対立遺伝子になるという予測と一致している5,6。 挿入突然変異誘発は機能獲得性突然変異なので、この誘発を介してgaiのク ローニングが可能であった。このような突然変異は、通常の遺伝子生成物の異所 性発現または増大した発現、あるいは突然変異体遺伝子生成物の機能変更を含む 種々の理由のため、支配的な効果がを持ち得る。ここで我々は、gai突然変異 が変更された生成物と関連していることを示す。GAI由来の17個のアミノ酸 残基ドメインの欠失は遺伝的に支配的な方法で矮性を引き起こす突然変異蛋白質 (gai)をもたらす。 これは、GAIが成長抑制因子であり、GAがGAI作用への拮抗により成長 を抑制解除することを強く示唆する。突然変異体gai蛋白質に欠けたドメイン は、GAのシグナルあるいはGAそれ自身との相互作用の原因かもしれない。そ の場合、GAがそれに拮抗できないため、gaiは本質的に成長を抑制するであ ろう。GA介在性植物成長調節の抑制解除モデルはさらに第5図で補足説明する が、この提案が本発明の範囲を制限するものではないことに注意するべきである 。GAIとgaiの実際の作用機構についての知識、つまり、それらがどう働く かは、野生型および突然変異版のGAI遺伝子のクローニングに基づいている本 発明の実施の先行必要条件ではない。 アラビドプシスのSPINDLY(SPY)座位での突然変異は、以前に他の 植物品種で記載された、細長い突然変異体に特徴的な表現型である、GA生合成 抑制因子に対する耐性の増大と成長調節のためのGAへの依存低減18とを付与す る19-23。最近の実験によると、SPYおよび他の座位での突然変異がgaiに よって付与された矮性表現型を部分的に抑え得ることが明らかになった6,9。再 び本発明の範囲を制限せずに、我々はSPYが、これらの他の座位によってコー ドされる蛋白質と共に、GAIが出所である成長抑制シグナルの下流形質導入に 関与することを提案する(第5図)。 第5図に示すモデルによると、GAは成長抑制蛋白質であるGAIの活性と拮 抗するので、GA(またはGAシグナル伝達成分)は植物の成長を抑制する。成 長抑制シグナルは、SPY6,18、GAR26、GAS2(J.P.およびN.P .H.,未発表)および他の蛋白質を介して伝達される。内因性のGAのレベル がGAI抑制因子の活性とほぼ拮抗するのに十分なほど高いので、通常の植物( GAI)は丈が高く成長する。GA欠損植物は同程度のGAI抑制と拮抗するの に不十分なGAを含み、従って矮性になった25-27。突然変異体gai蛋白質が GAによって拮抗されず、支配的な方法で成長を抑制するため、gai突然変異 体植物は矮性となる2。spy、gar2およびgas2の突然変異体はgai 表現型を部分的に抑え、GA生合成抑制因子に対する耐性を付与する6,18。これ らの3つの突然変異体を対に組み合せると、単独のspy、gar2およびga s2のいずれによって付与されるよりいっそう極度のgai抑制およびGA生合 成阻害に対する耐性が付与される。従って、これらの遺伝子はGAI由来の成長 抑制シグナル伝達の原因となる下流成分をコードするようにさせることが提案さ れている。gai突然変異がトウモロコシ10-12と小麦13の中のGA非感受性突 然変異の機能相同体とすることもできる。従ってこのモデルは、GAによる植物 成長調節の一般的な説明を与えるために使用し得る。 トウモロコシ中のGA非感受性の矮性突然変異体に関する独立の研究11,12と 、エンドウと大麦のGA非依存性の細長い突然変異体に関する独立の研究19-23 とは以前、GAシグナル形質導入への抑制因子機能の関与を示唆した。本明細書 に記載の加工品から示唆されることは、アラビドプシス GAIが多分このよう な抑制因子だということである。これが含む重要な意味は、その場合、GAが活 性化を介してではなく抑制解除によって植物成長を調節するということである。 実施例2 小麦、稲およびBrassica種由来のGAI相同体のクローニング これらの品種由来のDNAを含むcDNAまたはゲノムDNAのライブラリー を低緊縮性探査することによってDNA含まれる潜在的GAI相同体を小麦、稲 およびアブラナ属から単離する。次いで、ハイブリダイズするクローンを標準の 技術を使用して精製する。 別法として、GAI配列と統計的に有意な相同性を示すcDNAおよび他の配 列を検索するESTデータベースのスクリーニングによって潜在的なGAI相同 体を識別する。次いで、適切な配送センターに要請することによってクローンが 得られる。表2に、無作為配列決定プログラムで得られたEST配列を含む公共 の配列データベースを検索した結果の詳細を示すが、Zea Mays(トウモ ロコシ)、O.Sativa(稲)およびBrassica napus(ナタ ネ)を含む様々な品種に相同配列が見つかったことが示されている。 小麦とトウモロコシの場合には、これらの相同配列が以前に特性 決定されたRhtおよびD8遺伝子座に相当するかどうかを知ることが重要であ る。これは次のように決定される。 稲、小麦あるいはトウモロコシ由来のcDNAあるいはゲノムDNAを小麦の 遺伝子地図上にマッピングし、それによってDNAの地図上の位置が小麦中のR ht座位の地図上の位置に相当するかどうかを判定する。さらに、トウモロコシ の場合には、D8の潜在的トランスポゾン挿入対立遺伝子が存在し、これらは、 我々がアラビドプシス由来のgaiのクローニングを証明したのと同じ方法でD 8のクローニングを証明するために使用される。これらの様々なcDNAおよび ゲノムDNAクローンを配列決定し、その発現パターンを研究し、その発現の変 更結果を検討することによって、植物成長の調節でGAIと類似の機能を発揮す る遺伝子が得られる。 これらの配列の突然変異体、誘導体、形質転換および対立遺伝子を適当に作製 、同定する。 実施例3 大腸菌中でのGAI蛋白およびgai蛋白の発現 GAIとgaiの遺伝子を含む、ゲノムDNAクローン(遺伝子中のイントロ ンはない)由来のPCRを使用して、完全なGAIまたはgaiのオープンリー ディングフレームを含むDNA断片を増幅した。ATG翻訳開始コドンをBam HI制限エンドヌクレアーゼ・部位に変換したプライマーを使用して増幅を行な った。この断片は反対側の末端(停止コドンの向こう)にPstI制限エンドヌ クレアーゼ・部位を持っている。生成物をクローン化し、それらのDNA配列を 決定して、PCRの間に誤りが持ち込まれていなかったことを確認した。正確な 断片をBamHI/PstI消化PQE30発現ベクター(Qiagen Co mpanyから市販のQiaexpressionistキット)にクローン化 し、大腸菌中 でGAI蛋白およびgai蛋白を発現する可能性をもつ構築物が得られた。この ベクターでの発現はIPTG誘導可能なプロモーターによって調節され、得られ た合成蛋白質は、細胞抽出物からこの蛋白質を精製するために使用し得るN末端 ポリヒスチジン・タグを保持する。 IPTGによって誘導したところ、大腸菌中のGAI蛋白およびgai蛋白の 高度の発現が得られた。 実施例4 発現構築物および植物の形質転換 (a)内因性のプロモーターを使用した通常の発現レベル 適切なゲノムクローンからサブクローンを作ることによって、GAIおよびg aiの遺伝子を5kbのEcoRI/EcoRV断片(コード配列の前後に約4 .5kbの非コード配列を含む)として単離した。これらの断片をBluesc riptベクターにクローン化し、EcoRI/XbaI断片として再度単離し 、アグロバクテリウム−ツメファシエンスC58Clに動員するためにバイナリ ー・ベクターへ連結し、このときT−DNAをValvekens等32によって 記載されたアラビドプシスおよびタバコ植物に導入したか、あるいはより新しい 真空浸潤法33によって、Moloney等の論文34に記載されている高効率アグ ロバクテリウム形質転換技術を使用してBrassica napusに導入し た。 (b)外因性プロモーターを使用した過剰発現 単独の35Sプロモーターを含むpJIT60の変更形の、二重の35Sプロ モーター35およびpJIT62を含むpJIT6Qベクター由来のDNAを使用 して構築物を作製した。これらのベクター由来のプロモーターをおよそ100b pの5’非コード配列と、次いでATGおよび全GAIまたはgaiのオープン リーディング フレーム、次いで翻訳停止コドンと、次いでおよそ20bpの3’非コード配列 、次いでポリアデニル化シグナルと融合したが、これらはすべてSstI/Xh oI断片上で行なった。 以前に記載したように、この断片を、アグロバクテリウム−ツメファシエンス を使用するか、あるいは裸のDNAとしてのいずれかによりトランスジェニック 植物中に導入するためにバイナリー・ベクターと連結した。 実施例4 GAI配列およびgaiの配列の変更 gai欠失を囲むGAIオープンリーディングフレームの短いセグメントを、 本明細書に提供した配列情報に基づいて設計した適当なオリゴヌクレオチドプラ イマーをPCR中で使用することによってGAIとgaiから増幅する。次いで 、増幅したセグメントを一つ(onr)以上の形態の突然変異誘発に供し(例え ばSambrook等の論文参照)、一連のオーバーラップ欠失突然変異体を得 るか、必要に応じ、この領域の個々のヌクレオチドを置換する。 次いで、突然変異増幅セグメントを、エンドヌクレアーゼ消化および後の連結 反応を介して、GAI中の等価なセグメントで置換する。次いで、この新しい形 質転換体を、通常のレベルで、あるいは上に記載した過剰発現を介してトランス ジェニック植物中で発現する。 モデル(例えばアラビドプシスおよびタバコ)および作物(例えば小麦、稲お よびトウモロコシ)品種中の植物成長調節に対する構築物の影響を評価するため 、構築物を研究する。異なった構築物は様々の程度の矮性を付与し、それぞれ特 定の作物品種の変更および改良に、あるいは特定の環境で成長する作物に特に適 合させてもよい。 実施例5 GAI無発現対立遺伝子はパクロブトラゾール耐性の増大を付与する: パクロブトラゾールはカウレン酸化酵素反応で特異的にGAの生合成を阻害す るトリアゾール誘導体であり36,37、従って、内因性GAレベルを低減し、その 反応に暴露した植物に矮性表現型を付与する。エンドウおよび大麦の細長い突然 変異体は、アラビドプシス構成GA応答性突然変異体spy43,44と同様に、パ クロブトラゾールの矮化影響への耐性がある38-42。従ってこれらの突然変異体 では、茎の伸長は通常の植物に特徴的なGA介在性の調節から少なくとも部分的 に切り離される。興味深いことに、gai−t6突然変異体はまた、パクロブト ラゾール耐性をも表わす。パクロブトラゾールを含む培地上で培養した場合、g ai−t6突然変異体はGAI調節植物より長い抽だい花茎を表わす。この結果 は、GAI機能喪失によって茎の伸長がGA依存性の低減を引き起こすことを示 唆する。別の見方をすると、GAI無発現突然変異体は、ある程度の成長を達成 するために正常植物ほど内因性GAを要求しないように思われる。GA依存性が gai−t6から完全にはなくならないのは、恐らくGAIと配列が関連する遺 伝子生成物(上記参照)が完全ではないにせよ、ほぼ、GAI機能喪失を補償し 得るためであろう。これらの観察は、野生型の遺伝子生成物、即ちGAIがGA シグナルの形質導入成分であることを実証するので重要である。 * 下線部は、各対立遺伝子中のヌクレオチド置換を示す。対立遺伝子は、ga i同型接合体のガンマ線照射突然変異誘発後に単離した5。1.7kbの断片を 各対立遺伝子由来のゲノムDNAから増幅し、上に記載したように配列決定した 。各対立遺伝子にはgaiの51bp欠失特性が含まれ、それらがすべて真にg aiに由来し、汚染物質ではないことが確認される。 11/1/96に検索したデータベース 表2GAIc−DNAとの相同性のあるEST 1.− 最初の200アミノ酸との相同性 クローンID 品種 いもち病ポアソン確率 EM EST1:ATTS3217 A.Thaliana 4.8 . e-32 EM EST1:AT7823 A.Thaliana 4.8 . e-24 EM EST1:AT7938 A.Thaliana 7.2 . e-22 EM EST3:OSS0803A O.Sativa(稲) 7.8 . e-11 EM EST1:AT5178 A.Thaliana 0.014 EM EST1:AT9456 A.Thaliana 0.0262.− 200〜400アミノ酸との相同性 クローンID 品種 いもち病ポアソン確率 EM EST1:ATTS4818 A.Thaliana 1.5 . e-21 EM EST3:ZM3101 Zea Mays(トウモロコシ) 9.1 . e-14 EM EST1;ATTS1110 A.Thaliana 7.9 . e-10 EM EST1:ATTS3935 A.Thaliana 1.7 . e-9 EM STS:ZM7862 Zea Mays(トウモロコシ) 4.5 . e-7 EM EST1:AT7938 A.Thaliana 0.00011 EM EST3:OSS3989A O.Sativa(稲) O.00050 3.− 最後の132アミノ酸との相同性 クローンID 品種 いもち病ポアソン確率 EM EST1:AT2057 A.Thaliana 3.1.e-52 EM EST1:ATTS3359 A.Thaliana 3.2.e-42 EM EST1:OSO713A O.Sativa(稲) 2.8.e-10 EM EST1:BN6691 A.Thaliana 3.0.e-5 EM EST1:ATTS3934 A.Thaliana 0.00034 EM EST1:ATTS4819 A.Thaliana 0.00059 EM EST1:AT4839 A.Thaliana 0.00060 EM EST1:ATTS1327 A.Thaliana 0.00073 EM EST1:AT1868 A.Thaliana 0.0054 EM EST1:AT79316 A.Thaliana 0.092 EM EST1:AT7747 A.Thaliana 0.35 参考文献 1. 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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第4図に示すアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド 配列を含む核酸単離物。 2.コード・ヌクレオチド配列が第3図に示すコード・ヌクレオチド配列を含 む、請求項1記載の核酸。 3.第3図に示すコード・ヌクレオチド配列の1つ以上のヌクレオチドの追加 、置換、挿入および/または欠失により、コード・ヌクレオチド配列が突然変異 体、対立遺伝子、誘導体または形質転換体を含む、請求項1記載の核酸。 4.第4図に示す品種シロイヌナズナのGAIアミノ酸配列の突然変異体、対 立遺伝子、誘導体または形質転換体の配列であるアミノ酸配列を含むポリペプチ ドをコードするヌクレオチド配列を有する核酸単離物、あるいは別の品種の相同 体またはその突然変異体、対立遺伝子、誘導体または形質転換体であって、前記 突然変異体、対立遺伝子、誘導体、形質転換体または相同体の1つ以上のアミノ 酸が第4図のアミノ酸配列と挿入、欠失、追加および/または置換によって異な り、植物中での前記核酸の発現が該植物の成長の阻害をもたらし、該阻害がジベ レリン(GA)によって拮抗される核酸単離物。 5.植物中での前記核酸の過剰発現が該植物に矮性表現型を付与し、その矮性 表現型がGA処理によって変更可能である、請求項4記載の核酸。 6.前記ポリペプチドが第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列を含む、 請求の範囲第4項または第5項による核酸。 7.第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列中の残基と対応する位置で少 なくとも10個の残基が類似性を有する17個のアミ ノ酸残基の近接配列を前記ポリペプチドが含む、請求項4または5記載の核酸。 8.第4図に示す品種シロイヌナズナのGAIアミノ酸配列の突然変異体、対 立遺伝子、誘導体または形質転換体の配列であるアミノ酸配列を含むポリペプチ ドをコードするヌクレオチド配列を有する核酸単離物、あるいは別の品種の相同 体またはその突然変異体、対立遺伝子、誘導体または形質転換体であって、前記 突然変異体、対立遺伝子、誘導体、形質転換体または相同体の1つ以上のアミノ 酸が第4図のアミノ酸配列と挿入、欠失、追加および/または置換によって異な り、植物中での前記核酸の発現が該植物にGAI非発現突然変異体表現型を補足 し、このような表現型がパクロブトラゾールの矮性効果に耐性である核酸単離物 。 9.前記植物がシロイヌナズナである、請求項4〜8のいずれかに記載の核酸 。 10.第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列あるいは第4図に下線で示 した17個のアミノ酸配列中の残基と対応する位置で少なくとも10個の残基が 類似性を有する17個の近接アミノ酸配列の欠失を除いて請求項8記載の核酸に よってコードされるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド 配列を有する核酸単離物。 11.1つ以上のアミノ酸の挿入、欠失、追加および/または置換によって、 第4図に示す品種シロイヌナズナのGAIアミノ酸配列あるいは別の品種の相同 体の突然変異体、対立遺伝子、誘導体または形質転換体の配列であるアミノ酸配 列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有する核酸単離物であっ て、植物中での前記核酸の発現が該植物にジベレリン非応答性の表現型を付与す る核酸単離物。 12.ポリペプチドが、第4図に下線で示した17個のアミノ酸が欠失した第 4図に示すアミノ酸配列を含む、請求項11記載の核酸。 13.コード・ヌクレオチド配列が、第3図に示すコード・ヌクレオチド配列 であるが第4図に下線で示したアミノ酸をコードするヌクレオチドが欠失した配 列を含む、請求項12記載の核酸。 14.コード・ヌクレオチド配列が、1つ以上のアミノ酸の挿入、欠失、追加 および/または置換によって、第3図に示すコード・ヌクレオチド配列であるが 第4図に下線で示したアミノ酸をコードするヌクレオチドが欠失した配列の突然 変異体、対立遺伝子、誘導体または形質転換体の配列であるアミノ酸配列を含む 、請求項12記載の核酸。 15.第4図に下線で示した17個のアミノ酸配列の欠失、および1つ以上の アミノ酸の挿入、欠失、追加および/または置換によって、ポリペプチドが第4 図に示すアミノ酸配列の突然変異体、対立遺伝子、誘導体または形質転換体の配 列であるアミノ酸配列を有する、請求項11記載の核酸。 16.前記植物がシロイヌナズナである、請求項15〜11のいずれかに記載 の核酸。 17.1つ以上のアミノ酸の挿入、欠失、追加および/または置換によって、 第4図に示す品種シロイヌナズナのGAIアミノ酸配列の突然変異体、対立遺伝 子、誘導体または形質転換体の配列であるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコ ードするヌクレオチド配列を有する核酸であって、該ポリペプチドが第6b図、 第6d図、第6f図または第6h図に示すアミノ酸配列を有する核酸。 18.前記コード・ヌクレオチド配列が、第6a図、第6c図、第6e図また は第6g図に示す配列である、請求項17記載の核酸 。 19.前記コード・ヌクレオチド配列からの発現の調節配列をさらに含む、請 求項1〜18のいずれかに記載の核酸。 20.前記調節配列が誘導可能なプロモーターを含む、請求項19記載の核酸 。 21.前記コード配列の発現のアンチセンスまたはセンス調節(「コサプレッ ション」)での使用に適した、コード配列の少なくとも14個の近接ヌクレオチ ドの配列と相補的なヌクレオチド配列または請求項1〜15のいずれかに記載の 核酸のコード配列に相補的な配列を有する核酸単離物。 22.DNAであって、前記相補的なヌクレオチド配列がアンチセンス転写の 調節配列の調節下にある、請求項21記載の核酸。 23.前記調節配列が誘導可能なプロモーターを含む、請求項22記載の核酸 。 24.植物細胞の形質転換に適し、請求項1〜23のいずれかに記載の核酸を 含む核酸ベクター。 25.請求項1〜23のいずれかに記載の異種性核酸を含む宿主細胞。 26.微生物である請求項25記載の宿主細胞。 27.植物細胞である請求項25記載の宿主細胞。 28.非相同の前記核酸をそのゲノム内に有する請求項27記載の植物細胞。 29.半数体ゲノムにつき1つを超える前記ヌクレオチド配列を有する請求項 28記載の植物細胞。 30.植物、植物の一部または植物胎芽、あるいは植物の抽出物または派生物 に含まれる、請求項27〜29のいずれかに記載の植物細胞。 31.請求項25〜30のいずれかに記載の細胞を産生する方法であって、前 記核酸を形質転換によって細胞へ取り込む段階を含む方法。 32.核酸が安定してそこに組込まれるようにその核酸を細胞ゲノム核酸と組 換える段階を含む、請求項31記載の方法。 33.1個以上の形質転換細胞からの植物の再生を含む、請求項31または3 2記載の方法。 34.請求項27〜29のいずれかに記載の植物細胞を含む植物。 35.有性または無性で繁殖させた子、請求項31記載の植物のクローンまた は子孫、あるいは前記の植物、子、クローンまたは子孫の任意の一部または胎芽 である植物。 36.請求項35記載の植物の一部または胎芽、あるいは抽出物または派生物 。 37.植物を作出する方法であって、請求項1〜24のいずれかに記載の核酸 を植物細胞に組み込む段階と、前記植物細胞から植物を再生する段階を含む方法 。 38.前記植物細胞から再生した植物の子または子孫を有性または無性で繁殖 させるか成長させる段階を含む、請求項37記載の方法。 39.植物の特徴に影響を及ぼす方法であって、植物の細胞内で請求項1〜3 のいずれかに記載の異種性核酸からの発現を引き起こすか可能にする段階を含む 方法。 40.植物の特徴に影響を及ぼす方法であって、植物の細胞内で請求項4〜7 のいずれかに記載の異種性核酸からの発現を引き起こすか可能にする段階を含む 方法。 41.植物の特徴に影響を及ぼす方法であって、植物の細胞内で 請求項8または9記載の異種性核酸からの発現を引き起こすか可能にする段階を 含む方法。 42.植物の特徴に影響を及ぼす方法であって、植物の細胞内で請求項10〜 16のいずれかに記載の異種性核酸からの発現を引き起こすか可能にする段階を 含む方法。 43.植物の特徴に影響を及ぼす方法であって、植物の細胞内で請求項21〜 23のいずれかに記載の異種性核酸からの発現を引き起こすか可能にする段階を 含む方法。 44.請求項1〜3のいずれかに記載の核酸のトランスジェニック植物の作出 での使用。 45.請求項4〜7のいずれかに記載の核酸のトランスジェニック植物の作出 での使用。 46.請求項8または9記載の核酸のトランスジェニック植物の作出での使用 。 47.請求項10〜16のいずれかに記載の核酸のトランスジェニック植物の 作出での使用。 48.請求項21〜23のいずれかに記載の核酸のトランスジェニック植物の 作出での使用。
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