JP2000505235A - フラットパネルディスプレイの三次元的集束構造用スペーサ配置構造 - Google Patents

フラットパネルディスプレイの三次元的集束構造用スペーサ配置構造

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Abstract

(57)【要約】 フラットパネルディスプレイ(300)が、フェースプレート構造(320)、バックプレート構造(330)、集束構造(333a)、及び複数のスペーサ(340)を有する。バックプレート構造は、フェースプレート構造に対向する電子放出構造(332)を有する。集束構造は、電子放出構造上に配置された第1表面、及び電子放出構造から離れた位置に延在する第2表面を有する。集束構造及び電子放出構造の組み合わせの電気的末端は、集束構造の第1及び第2表面の間に位置する仮想平面上に位置する。スペーサは、集束構造と発光構造の間に配置される。各スペーサは、集束構造における対応する溝の内部に配置されており、このとき各スペーサの電気的末端の位置が、集束構造と電子放出構造の組み合わせの電気的末端の位置に一致するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】 フラットパネルディスプレイの三次元的集束構造用スペーサ配置構造発明の分野 本発明は、フラットパネルディスプレイのフェースプレート構造及びバックプ レート構造の間にスペーサを配置する構造及び方法に関するものである。特に、 本発明は、フラットパネルディスプレイのバックプレート構造上に配置された集 束構造上にスペーサを配置するための構造及び方法に関するものである。発明の背景 フラット型CRTディスプレイは、従来の偏向ビームCRTディスプレイより 大きいアスペクト比(例えば10:1又はそれ以上)を有し、発光材料に衝当す る電子に応じて画像を表示するディスプレイである。このアスペクト比は、ディ スプレイ表面の対角線長さとディスプレイの厚みの比として定義される。発光材 料に衝当する電子は、電界放出カソードや熱電子カソードのような種々のデバイ スにより生成することができる。本明細書において、フラット型CRTディスプ レイとは、フラットパネルディスプレイと称するものとする。 従来のフラットパネルディスプレイは、通常フェースプレート構造とバックプ レート構造を有し、両構造は、その周縁部において結合壁によって結合されてい る。このようにして得られた密閉構造は、典型的には約1×10-7トル以下の低 圧に保たれる。この低圧下でフラットパネルディスプレイが崩壊するのを防止す るために、複数の電気的に抵抗性のスペーサが、典型的にはフラットパネルディ スプレイの中心部にあるアクティブ領域においてフェースプレートとバックプレ ート構造との間に設けられる。 第1図は、従来のフラットパネルディスプレイ100の一部の模式的 な断面図である。フラットパネルディスプレイは、フェースプレート構造120 、バックプレート構造130、スペーサ140、及び高電圧電源150を有する 。第1図にはただ1つのスペーサ140しか示されていないが、フラットパネル ディスプレイ100は、図示していない類似の形状のスペーサを他にも有するこ とを理解されたい。 フェースプレート構造120は、(典型的にはガラス製の)絶縁性フェースプ レート121及びフェースプレート121の内部表面上に形成された発光構造1 22を有する。発光構造122は、通常発光体 (phosphor)のような発光材料を有し、ディスプレイ100のアクティブ領域を 画定している。発光構造122はまた、電源150の正(高電位)の側に接続さ れているアノード(図示せず)を有する。 バックプレート構造130は、絶縁性バックプレート131及びバックプレー ト131の内部表面上に配置された電子放出構造132を有する。電子放出構造 132は、選択的に励起されて電子を放出する複数の電子放出素子161〜16 5を有する。電子放出構造132は、電源150の低電位側に接続されている。 発光構造122が電子放出構造132に対して高い電位(例えば5kV)に保持 されていることから、電子放出素子161〜165によって放出された電子は発 光構造122上の対応する発光素子に向かって加速され、これによって発光素子 が発光して、その光をフェースプレート121の外側表面(「表示面」)におい て視聴者が見ることができる。 スペーサ140は、発光構造122の実質的に平坦な下側表面と、電子放出構 造132の実質的に平坦な上側表面との間に結合される。スペーサ140が、一 定の抵抗率を有するような均一な材料から作られている場合には、スペーサ14 0に沿った電圧分布は、電子放出構造132と発光構造122との間の自由空間 における電圧分布と概ね等しくなる。 第2図は、別の従来型フラットパネルディスプレイ200の模式的な断面図で ある。フラットパネルディスプレイ200がフラットパネルディスプレイ100 に類似していることから、フラットパネルディスプレイ100と200における 類似の参照要素には、類似の参照番号を付して示した。フラットパネルディスプ レイ200は、更に集束構造133a〜133dを有する。スペーサ140の一 端は集束構造133aに接触しており、スペーサ140の他方の端部は発光構造 122に接触している。 集束構造133a〜133fは、電源150の低電位側と電気的に接続されて いる。この結果、集束構造133a〜133fは、電子放出素子161〜165 から放出された電子に対して斥力を与える。この斥力により、浮遊電子が発光構 造122上の適切な発光素子に向かって集束することになる。 しかし、集束構造133a〜133fが電子放出構造132と結合しているこ とから、実質的に平坦でない等電位面が生ずる。即ち、電子放出構造132の上 側表面及び集束構造133a〜133fの上側表面は、概ね0Vに保たれること になる。この非平坦な等電位面のために、電子放出構造132と発光構造122 との間の自由空間における電位分布とスペーサ140に沿った電圧分布が異なる ものとなり得る。この異なる電圧分布により、スペーサ140に隣接する電子放 出素子(例えば電子放出素子161及び162)から放出された電子が望ましく ない偏向を受けることがあり得る。 従って、スペーサに沿った電圧分布を、電子放出構造と発光構造との間の自由 空間における電圧分布に等しく維持するように、発光構造と集束構造との間にス ペーサを配置するための方法及び構造が必要である。要約 本発明によれば、フェースプレート構造、バックプレート構造、集束構造、及 び複数のスペーサを有するフラットパネルディスプレイが提供される。バックプ レート構造は、フェースプレート構造に対向する電子放出構造を有する。集束構 造は、電予放出構造上に位置する下側表面、及び電子放出構造から離れた側に延 在する上側表面を有する。この電子放出構造及び集束構造は、概ね同じ電位に保 たれている。集束構造及び電子放出構造の組み合わせは、集束構造の上側表面と 下側表面の中間にある仮想平面上に位置する電気的末端を有する。この電気的末 端は、電子放出構造及び集束構造と同じ電位に保たれている場合には、電子放出 構造と集束構造の組み合わせと同じ、フェースプレートに対する電気的キャパシ タンスを有する仮想平面上にある。 スペーサは集束構造と発光構造との間に配置される。各スペーサは、各スペー サの電気的末端の位置が集束構造及び電子放出構造の組み合わせの電気的末端の 位置と一致するように、集束構造の対応する溝の内部に配置される。これによっ て、スペーサに沿った電圧分布が、集束構造及び電子放出構造の組み合わせと、 フェースプレート構造との間の自由空間における電圧分布に実質的に類似したも のとなるという望ましい結果が得られる。詳述すると、両電圧分布は、スペーサ の一端の近傍における偏りを除いて、同一である。この類似した電圧分布により 、スペーサに隣接する位置での電子の偏向が最小になるという利点が得られる。 或る実施例では、集束構造の上側表面上に溝が設けられ、各スペーサは対応す る溝内に配置される。この溝は、集束構造及び電子放出構造の電気的末端の位置 が、溝の底と一致するような深さにすることができる。導電性エッジ電極は、各 スペーサの端部に配置される。各エッジ電極は、対応するスペーサの電気的末端 を確定している。このエッジ電極は、各スペーサの電気的末端が集束構造及び電 子放出構造の電気的末端と一致 するように溝内に配置される。 別の実施例では、各スペーサが、エッジ電極に接触し、スペーサの1又は2以 上のフェース表面の上に部分的に延びている、1又は2以上の導電性フェース電 極を有する。このフェース電極は、エッジ電極と組み合わされて、各スペーサの 電気的末端を、エッジ電極から遠い位置にあるスペーサ内電気的末端面に再配置 する。この電気的末端面は、エッジ電極及びフェース電極を含むスペーサの抵抗 値が、電気的末端面に配置されたエッジ電極のみを有するスペーサと同じ抵抗値 を示すように配置される。この実施例では、スペーサの電気的末端が集束構造及 び電子放出構造の電気的末端と一致するように、各溝が、集束構造及び電子放出 構造の電気的末端より下に延在する深さを有する。 更に別の実施例では、各スペーサが、集束構造及び電予放出構造の電気的末端 より上に配置される。フエース電極は、各スペーサのフェース表面上に配置され る。各フェース電極の電圧を制御して、集束構造及び電子放出構造の電気的末端 より上に配置されるスペーサの電気的末端により生成される負の電圧分布を補償 するような、フェース電極に隣接する電圧分布を生成する。 或る実施例では、各フェース電極の電圧が、フェースプレート構造の発光構造 にフェース電極を接触させることにより制御される。別の実施例では、フェース 電極の電圧が電源によって制御される。別の実施例では、各フェース電極の電圧 が電圧分割回路により制御される。更に別の実施例では、各フェース電極の電圧 が、フェース電極が配置されている表面と反対側のスペーサのフェース表面上に 配置された導電性延長電極により制御される。この延長電極は、フラットパネル ディスプレイのアクティブ領域の外側に配置されており、フェースプレート構造 に隣接する位置に配置されたエッジ電極に接触し、スペーサのフェース表面から 下向きにバックプレート構造に向かって延びている。更に別の実施例では、フェ ース電極の電圧が、スペーサのフェース表面に沿って所定の高さにフェース電極 を配置することにより制御される。 本発明はまた、フラットパネルディスプレイを操作する方法を含み、この方法 は、(1)フラットパネルディスプレイの電子放出構造の上に集束構造を設ける 過程であって、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過 程と、(2)前記集束構造に溝を形成する過程と、(3)前記集束構造及び前記 電子放出構造の電気的末端が、前記スペーサの電気的末端と一致するように前記 溝内に電気的末端を有するスペーサを配置する過程とを有する。 本発明による別の方法では、(1)前記フラットパネルディスプレイの電子放 出構造の上に集束構造を設ける過程であって、前記集束構造及び前記電子放出構 造が電気的末端を有する、該過程と、(2)スペーサの電気的末端が前記集束構 造及び前記電子放出構造の電気的末端より上に位置するように、前記集束構造上 にスペーサを配置する過程と、(3)前記スペーサのフェース表面上にフェース 電極を設ける過程と、(4)前記集束構造及び前記電子放出構造の電気的末端よ り上に配置された前記スペーサの電気的末端により生ずる負の電圧分布を補償す るフェース電極に隣接する電圧分布を形成するべく前記フェース電極の電圧を制 御する過程とを有する。負の電圧分布を相殺することにより、スペーサに隣接す るところから放出された電子の偏向が最小になる。 本発明は、以下の詳細な説明を、添付の図面と共に参照することにより、より 完全に理解されよう。図面の簡単な説明 第1図は、従来のフラットパネルディスプレイの模式的な断面図である。 第2図は、複数の集束構造を有する従来のフラットパネルディスプレイの模式 的な断面図である。 第3図は、本発明の一実施例によるフラットパネルディスプレイの模式的な断 面図である。 第4図は、第3図のフラットパネルディスプレイ内部における、種々の位置で の高さに対する電圧を示したグラフである。 第5図は、バックプレート及び電子放出構造を含むバックプレート構造の平面 図である。 第6a図及び第6b図は、それぞれ第5図の直線6a−6a及び6b−6bで 切った断面図である。 第7a図及び第7b図、第8a図及び第8b図は、本発明の一実施例による第 5図のバックプレート構造上の集束構造を形成するための加工工程を示した図で ある。 第9a図は平面図、第9b図、第9c図、及び第9d図は断面図であり、本発 明の一実施例による第5図のバックプレート構造上の集束構造を形成するための 更なる加工ステップを示した図である。 第10図は、集束構造を形成した後の第5図のバックプレート構造の平面図で ある。 第11図〜第13図は、本発明の他の実施例によるフェース電極を有するスペ ーサを利用したフラットパネルディスプレイの一部の模式的な断面図である。 第14図〜第17図は、第13図に示す実施例において用いられるスペーサの 側面図である。 第18図は、本発明の別の実施例による、フェース電極を有するスペーサを用 いたフラットパネルディスプレイの一部の模式的な断面図である。 第19図は、第18図の実施例において用いられているスペーサの側面図であ る。 第20図は、第18図及び第19図のスペーサに沿った電圧分布を示すグラフ である。詳細な説明 以下の定義はこの説明において使用されるものである。ここで、用語「電気的 に絶縁性」(又は「誘電体」)とは、1012Ω−cmより大きい抵抗率を有する 材料を指すものとする。従って用語「電気的に非絶縁性」とは、抵抗率が1012 Ω−cm未満の材料を意味する。電気的に非絶縁性の材料は、(a)抵抗率が1 Ω−cm未満の導電性材料と、(b)抵抗率が1〜1012Ω−cmの範囲にある 抵抗性材料とに分けられる。これらのカテゴリは、低い電界において決定される 。 導電性材料(又はコンダクタ)の例には、金属、金属−半導体化合物、及び金 属−半導体共融物がある。導電性材料にはまた、中程度から高濃度にドープされ た(n型又はp型)の半導体が含まれる。抵抗性材料には、真性半導体、又は低 濃度ドープド(n型又はp型の)半導体が含まれる。抵抗性材料の例には、この 他(a)サーメット(金属粒子が埋没されたセラミック)及び他のこのような金 属−絶縁体複合体がある。抵抗性材料にはまた、導電性セラミックや充填材入り ガラスが含まれる。 第3図は、本発明の一実施例によるフラットパネルディスプレイ300の模式 的な断面図である。フラットパネルディスプレイ300は、フェースプレート構 造320、バックプレート構造330、集束構造333a〜333f、スペーサ 340、及び高電圧電源350を有する。第3図には、ただ1つのスペーサ34 0が示されているが、フラットパネルディスプレイ300には図面に示されてい ない類似した別のスペーサが備えられていることを理解されたい。 フェースプレート構造320は、電気的絶縁性のフェースプレート321(典 型的にはガラス製)及びフェースプレート321の内部表面上に形成された発光 構造322を有する。発光構造322は、発光材料(図示せず)及び電源350 の正の側(高電位側)に接続されたアノード(図示せず)を有する。その結果、 発光構造322は、概ねVボルトの電位に維持され、ここでVは典型的には4〜 10kVの範囲の電圧である。ここに説明する実施例では、発光構造322は、 実質的に平坦な下側表面102を有する。フェースプレート構造320は、本出 願と所有者を同じくする、米国特許出願第5,477,105号に、より詳細に 記載されており、その明細書全体が本明細書と一体に引用されたものとする。 バックプレート構造330は、電気的絶縁性のバックプレート331及びバッ クプレート331の内側表面上に配置された電子放出構造332を有する。電子 放出構造332は、複数の電予放出素子361〜365を有し、この素子は選択 的に励起されて電子を放出する。電子放出素子361〜365は、例えば、フィ ラメント形電界放出素子であるか、円錐形の電界放出素子であり得る。電子放出 構造332は、電源350の低電位側に接続されている。この結果、電子放出構 造322は、概ね0Vの電位に維持される。発光構造322が電子放出素子33 2に対して相対的に高い正の電位(例えば5kV)に維持されていることから、 電子放出素子361〜365によって放出された電子は、電子放出構造322上 の対応する発光素子に向かって加速される。バックプレート構造330は、本出 願と所有者を同じくする共願の米国特許出願第08/081,913号及び19 95年3月16日に公開のPCT公開公報WO95/07543に、より詳細に 記載されており、両明細書の全体は本明細書と一体に引用されたものとする。 集束構造333a〜333fは、電子放出構造322の実質的に平坦 な上側表面101上に配置されている。集束構造333a〜333fは、電源3 50の低電位側に接続されており、電子放出構造322と概ね同一の電位(即ち 約0V)に維持されている。或る実施例では、集束構造333a〜333fのそ れぞれが、フラットパネルディスプレイ300の長手方向に沿って延在する分離 した構造である。別の実施例では、集束構造333a〜333fが、第3図の断 面図には示されていない十字形部材を有する集束グリッドの一部である。このよ うな集束構造は、本出願と所有者を同じくする、共願の米国特許出願第08/1 88,855号の明細書及び08/343,074号の明細書により詳細に記載 されており、両明細書はその全体が本明細書と一体に引用されたものとする。 スペーサ340は、発光構造322と集束構造333aの間に結合されている 。スペーサ340は、例えば、壁、部分的な壁、ポスト形、十字形、又はT字形 であり得る。スペーサ340は、実質的に均一な抵抗率を有する材料から作られ る。導電性のエッジ電極341及び342は、スペーサ340の両端に設けられ る。エッジ電極341は集束構造333aに接触しており、エッジ電極342は 発光構造322に接触している。エッジ電極341及び342は、典型的には金 属である。スペーサ340及びエッジ電極341〜342は、本出願と所有者を 同じくする、共願の来国特許出願第08/414,408号及び08/505, 841号により詳細に記載されており、両明細書の全体が本明細書と一体に引用 されたものとする。 スペーサ340は、集束構造333aに設けられた溝5の中に配置されている 。エッジ電極341は、溝5の内部において集束構造333aに接触している。 エッジ電極341の導電率が比較的高いことから、溝5の底部における集束構造 333aの電圧が、スペーサ340の下側端 部における電圧と等しくなる。溝5の深さは、スペーサ340が「見えなくなる 」ように選択される。即ち、溝5の深さは、スペーサ340に沿った電圧分布が 、電子放出構造332(及び集束構造333b〜333f)と発光構造322と の間の自由空間における電圧分布に類似したものとなるように選択される。 第4図は、溝5の適切な深さを決定するために用いられるグラフ400である 。グラフ400の縦軸は、フラットパネルディスプレイ300内部の電圧を表す 。この電圧は、電子放出構造332(及び集束構造333a〜333f)におけ る0Vから、発光構造322におけるVボルトまで変化する。グラフ400の横 軸は、電子放出構造332の平坦な表面101からの垂直方向の高さを表す。こ の高さは、電子放出構造332の表面101における「0」から、発光構造の表 面102における「h」まで変化する。 グラフ400上の曲線10は、第3図の直線1に沿った電圧分布を表す。第3 図に示すように、直線1は、電子放出構造332の表面101から、発光構造3 22の表面102まで延びている。曲線10(第4図)は、直線1に沿った表面 101における電圧が0Vに等しく、直線1に沿った高さ「h」における電圧が Vボルトに等しいことを示している。 グラフ400上の曲線20は、第3図の直線2に沿った電圧分布を表す。第3 図に示すように、直線2は、集束構造333bの上側から発光構造322の表面 102まで延びている。集束構造333bの上側表面は、表面101より高さh sの位置にある。曲線20(第4図)は、直線2に沿った高さhsにおける電圧 が0Vに等しいこと、及び直線2に沿った高さ「h」における電圧がVボルトに 等しいことを示している。集束構造333c〜333fは、集束構造333bと 同じ電圧分布を示している。 第4図に示すように、曲線10及び20は、急速に共通直線40に集束する。 共通直線40の傾きは、曲線10の平均傾きより大きく、曲線20の平均傾きよ り小さい。破線30は、グラフ400の横軸に対する共通直線40の補外(extr apolation)を示す。破線3は、高さheのところでグラフ400の横軸と交差し ている。共通直線40及び破線30は、電子放出構造332(及び集束構造33 3a〜333f)と発光構造322との間の自由空間における平均電圧分布を表 している。概ね等しい電圧分布は、0Vの電位に維持され、表面101及び10 2と平行に配置され、かつ高さheの位置に配置されている平坦な電極によって 得られる。言い換えれば、発光構造322と高さheの位置に配置された仮想平 面との間のキャパシタンスは、電予放出構造332(及び集束構造333a〜3 33f)と発光構造322との間のキャパシタンスに概ね等しくなる。このため 、高さheは電子放出構造332及び集束構造333a〜333fの「電気的末 端」として定義される。 スペーサ340をこの電圧分布の内部で「見えなくする」ために、スペーサ3 40に沿った電圧分布は、電子放出構造332(集束構造333a〜333fを 含む)と、発光構造322との間の自由空間における電圧分布に類似したもので なければならない。これを達成するため、エッジ電極341は、スペーサ340 の端面に配置される。エッジ電極341はスペーサ340の電気的末端を形成す る。エッジ電極341は、電子放出構造332及び集束構造333a〜333f の電気的末端に配置される。即ち、エッジ電極341は、高さheの位置に配置 される。このようにして、スペーサ340の下側端部は、(エッジ電極341に より)高さheにおいて0Vの電位に維持される。スペーサ340の上側端部は 、エッジ電極341によりVボルトの電圧に維持され、エッジ電極341は発光 素子322のアノードに接触する。スペーサ340の 電気的抵抗性が均一であることから、スペーサ340に沿った電圧分布は、高さ heにおける約0Vから高さhにおける約Vボルトまで一様に変化する。従って 、スペーサ340に沿った電圧分布は、(集束構造333a〜333f)を含む 電子放出構造332と発光構造322との間の自由空間における電圧分布と概ね 一致する。ほとんどのスペーサ340に沿ったこれらの電圧分布が同一であるた め、例えば電子放出素予361のようなスペーサ340の近傍に配置された電子 放出素子から放出された電子の望ましくない偏向が防止される。 第5図〜第10図は、本発明の一実施例による集束構造の形成のための各加工 段階を示した図である。 第5図は、バックプレート構造400の一部の平面図であって、このバックプ レート構造400は、絶縁性のガラス製バックプレート401及び電子放出構造 420を有する。電子放出構造は、複数の平行な行電極402〜404、複数の 平行な列電極411〜415、及び複数の電子放出素子(例えば電子放出素子4 21〜425)を有する。この行電極402〜404及び列電極411〜415 は、互いに直交するように配置されており、電子放出素子421〜425は、行 電極と列電極の交差する点に配置されている。第6a図は、第5図の直線6a− 6aに沿って切ったバックプレート構造400の断面図である。第6b図は、第 5図の直線6b−6bに沿って切ったバックプレート構造400の断面図である 。 ネガ型フォトパターン形成可能(photo-patternable)ポリマーの平坦化され た層430は、第7a図及び第7b図に示すようにバックプレート構造400の 上側表面上に形成される。第7a図は、フォトパターン形成可能層430が形成 された後の、第5図の直線6a−6aに沿って切ったバックプレート構造400 の断面図である。第7b図は、フォト パターン形成可能層430が形成された後の、第5図の直線6b−6bに沿って 切ったバックプレート構造400の断面図である。フォトパターン形成可能層4 30の厚みは、形成される集束構造の所望の高さに一致する高さに一致する厚み に選択される。 フォトパターン形成可能ポリマー層430は、第8a図及び第8b図に示すよ うにバックプレート構造400の裏側を通して紫外線(U−V)にさらされる。即 ち、電子放出構造420を含んでいないガラスバックプレート401の表面が紫 外線に暴露される。U−V光線はガラスバックプレート401を透過する。更に 、行電極402〜104の特性のために、U−V光線は同様に行電極を透過する 。ここに説明する実施例では、行電極402〜404は、ニッケル−バナジウム (Ni−V)製であって、約2000Åの厚みを有する。列電極411〜415 及び電子放出素子421〜425の特性は、U−V光線を遮断するに十分なもの である。ここに説明する実施例では、列電極411〜115はNi−Vであり、 約2000Åの厚みを有する。電子放出素子121及び425はモリブデン製で あり、約3000Åの厚みを有する。バックプレート400の素子については、 本出願と所有者を同じくする共願の米国特許出願第08/081,913号及び 1995年3月16日に公開されたPCT公開公報WO95/07543に詳細 に記載されており、両明細書全体は本明細書と一体に引用されたものとする。 第8a図は、フォトパターン形成可能層430が形成され、露出が行われた後 の、第5図の直線6a−6aに沿って切ったバックプレート構造400の断面図 である。第8b図は、フォトパターン形成可能層430が形成され、露出が行わ れた後の、第5図の直線6b−6bに沿って切ったバックプレート構造400の 断面図である。露出の結果、フォトパターン形成可能層430の領域430Aは 硬化する。露出ステップは、 硬化領域430Aがフォトパターン形成可能層430の上側表面全体に延びない ように制御される。露出ステップを制御することにより、フォトパターン形成可 能層430と硬化領域430Aの最上部領域の間の高さHを正確に制御すること ができる。以下に詳細に説明するように、この高さHは、仕上げられた集束構造 における溝の深さを確定する。ここに説明する実施例では、この高さHは約30 〜70μmであるが、本発明ではこの高さの範囲はこれに限定されない。 フォトパターン形成可能層430の上側表面は、次にレクチル440を通して 露出される。第9a図は、透明な部分440Aを有するレクチル440の平面図 である。透明部分440Aは、下層をなすフォトパターン形成可能層430の選 択された部分を露出する。第9b図は、第9a図の直線9b−9bに沿ったバッ クプレート構造400の断面図である。 第9c図に示すように、フォトパターン形成可能層430は、レクチル440 を通して(即ちバックプレート構造400の上側表面から)露出される。この露 出により、フォトパターン形成可能層430の領域430Bが硬化する。硬化領 域430Bは、硬化領域430Bの一部が硬化領域430Aの一部に連続するよ うにフォトパターン形成可能層430の内部に向かって延在している。次に、フ ォトパターン形成可能層430の非硬化部分が除去され、第9d図に示すように 硬化部領域430A及び430Bが残される。硬化領域430A及び430Bは 集束構造431を形成する。 第10図は、硬化領域430A及び430Bによって形成された集束構造43 1を明確に示す平面図である。集束構造431は、「グリッド形」又は「格子縞 形」の形状を有する。硬化部分430Bが硬化領域430Aの上にきていない位 置において、硬化部分430Bは、列電極4 11〜415に向かって下向きに延在する。スペーサ(図示せず)は、溝430 C内に配置され得る。硬化部分430Bは溝430Cの側壁を画定し、硬化部分 430Aは溝430Cの底を画定する。溝430Cは電子放出素子の各行の間に 設けられているところが示されているが、スペーサは、典型的には溝430Cの それぞれには配置されない。例えば、或る実施例では、スペーサは、溝430C の30本おきに配置される。別の実施例では、マスク440を改変して、硬化部 分430Bがスペーサが配置されていない領域のみに存在するようにする。 以前に説明したように、フォトパターン形成可能層430の裏側の露出は、高 さHを正確に制御すべく調節される。高さHを制御することにより、溝430C の深さが調節される。ここに説明する実施例では、溝430Cの深さが、電子放 出構造420及び集束構造431の組み合わせの電気的末端の高さheと一致す るように選択される。高さheは高さHが小さくなるにつれて大きくなる。逆に 、高さheは高さHが大きくなるにつれて小さなくなる。従って、高さHにおけ る硬化部分430Aの形成において僅かな誤差が生じると、高さheにおいてそ れに対応する変化が生ずる。より具体的には、加工許容誤差が、高さHを所望の 高さより僅かに大きくするような(それによって溝430Cを所望の深さより僅 かに深くするような)誤差を生じさせる場合、高さheは僅かに低くなる。この 結果、溝430Cの深さと高さheとの間の誤差は、溝430Cの深さを形成す る際に生じたもとの誤差よりも小さくなる。 逆に、加工許容誤差が高さHが所望の高さよりも僅かに小さくなる(それによ り溝430Cが所望の深さよりも僅かに浅くなる)ような誤差を生じさせた場合 、高さheは僅かに高くなる。この結果、溝430Cの深さと高さheとの間の生 じた誤差は溝430Cの深さを形成する際に生じたもとの誤差より小さくなる。 第11図は、以前に説明した実施例の変化した形態によるフラットパネルディ スプレイ500の模式的な断面図である。フラットパネルディスプレイ500は フラットパネルディスプレイ300に類似していることから、第3図と第11図 の類似した構成要素は、類似の参照符号を付して示してある。この変更実施例で は、スペーサ340が導電性フェース電極343及び344を有するように変更 されている。フェース電極343及び344は典型的には金属製であり、エッジ 電極341に接触し、かつスペーサ340の反対側のフェース表面上に部分的に 延在している。フェース電極343及び344の形成については、本出願と所有 者を同じくする共願の米国特許出願第08/404,108号、及び第08/5 05,841号においてより詳細に記載されており、両明細書の全体は本明細書 と一体に引用されたものとする。 フェース電極343及び344は、スペーサ340の電気的末端が、エッジ電 極341と一致しないように、スペーサ340の電気的特性を変更する。フェー ス電極343及び344により、スペーサ340の電気的末端がスペーサ340 の電気的末端面345にあげられる。即ち、(エッジ電極341及びフェース電 極343及び344を含む)スペーサ340は、電気的末端面345に配置され た(エッジ電極を有するがフェース電極を有していない)エッジ表面を有する僅 かに短いスペーサが示す抵抗値に等しい抵抗を有する。 第11図に示すように、フラットパネルディスプレイ500における溝5の深 さは、フラットパネルディスプレイ300(第3図)における溝5の深さより僅 かに深い。フラットパネルディスプレイにおける溝5の深さは、スペーサ340 の電気的末端面345が、電子放出構造332及び集束構造333a〜333f の高さheにおける電気的末端と一致するように配置される。電気的末端面34 5をこのように配置するこ とにより、第11図に示すように、ほとんどのスペーサ340に沿った電圧分布 は、電子放出構造332(及び集束構造333a〜333f)と発光構造322 との間の自由空間における電圧分布に概ね等しくなる。 第11図には、2つのフェース電極343及び344が示されているが、フェ ース電極343又は344のいずれか一方を用いることによっても同じ結果が得 られる。1つのフェース電極を用いることにより、スペーサ340形成に伴う工 程の数(即ち製造コスト)を減らすことができる。 第12図は、以前に説明した実施例の別の変更実施態様によるフラットパネル ディスプレイ600の模式的な断面図である。フラットパネルディスプレイ60 0はフラットパネルディスプレイ300に類似していることから、第3図及び第 12図の類似した構成要素には類似の参照符号を付して示してある。第12図に 示す変更実施例では、集束構造333aがその上側表面に溝を有していない。こ れによって集束構造333a〜333fを形成する際のコストが低下するが、( エッジ電極341と一致する位置に配置された)スペーサ340の電気的末端は 、電子放出構造332及び集束構造333a〜333fの組み合わせの電気的末 端の高さheより高くなる。この結果、エッジ電極341と集束構造333aの 界面の近傍に、望ましくない電圧分布が存在することになる。より詳細には、エ ッジ電極341の電圧が概ね0Vになり、これはこの高さにおける所望の電圧よ り小さい。この電圧分布は、エッジ電極341の近傍の電圧分布が所望の電圧分 布と比較してマイナス方向にずれることから、エッジ電極341の近傍において 負の符号(−)によって示されている。電子放出素子361から放出された電子 は、この負の電圧分布のために、エッジ電極341の近傍でスペーサ340から 離れる方向に偏向される。 この電子偏向を修正するために、フェース電極347が、発光構造322に隣 接して配置される。フェース電極347はエッジ電極342に接触している。こ の結果、フェース電極347はVボルトの電圧に維持される。フェース電極34 7は、スペーサ340のフェース表面に部分的に達するまで延在しているため、 フェース電極347は発光構造322の近傍のスペーサ340に沿った電圧分布 を変更する。この電圧分布は、フェース電極347の近傍の電圧分布がフェース 電極347が存在しない場合に生ずる電圧分布より正の方向に高いことから、フ ェース電極347の近傍は正の符号(+)で示されている。従って、以前に、エ ッジ電極341の近傍のスペーサ340から離れる方向に偏向された電子は、フ ェース電極347の近傍のスペーサ340に向かって再度偏向される。フェース 電極347の長さは、エッジ電極311によって生ずる偏向がフェース電極34 7によって生ずる偏向により相殺されるように選択される。 この実施例の改変も可能である。例えば、エッジ電極342に接触するフェー ス電極をスペーサ340の両フェース表面上に形成することができる。更に、エ ッジ電極341は、集束構造333aの上側表面に形成された溝に配置し、この とき、この溝の深さをエッジ電極341(即ちスペーサ340の電気的末端)が 高さheにくるようにすることができる。 第13図は、以前に説明した実施例の別の改変形態による、フラットパネルデ ィスプレイ700の模式的な断面図である。フラットパネルディスプレイ700 は、フラットパネルディスプレイ600に類似しており、第12図及び第13図 における類似した構成要素は、類似の参照符号を付して示した。第13図に示す 変更実施形態においては、スペーサ340がスペーサ340のフェース表面に配 置され、エッジ電極341 及び342から物理的に分離された導電性フェース電極346を含むように改変 される。フェース電極346は表面101の上の高さhfeに配置される。エッジ 電極341に隣接して存在する負の電圧分布を補正するために、フェース電極3 46に正の電圧が印加される。この電圧はいくつかの異なる方法で印加すること ができる。 第14図は、ある実施例によるスペーサ340の側面図である。フェース電極 346はアクティブ350内で、エッジ電極341及び342と平行に延在して いる。アクティブ領域350の外側では、フェース電極346が上側に延びてエ ッジ電極351に接触している。エッジ電極351は、エッジ電極342と同じ エッジ表面上に配置されているが、エッジ電極342からギャップによって電気 的に絶縁されている。エッジ電極351は電源352に接続されている。電源3 52はエッジ電極341に隣接して存在する負の電圧分布を補正する電圧をフェ ース電極346に印加するべく調節される。フェース電極346に印加される電 圧は、フェース電極346が存在しないときに高さhfeにスペーサ340に沿っ て存在するであろう電圧より正の方向に高くなっている。 第15図は別の実施例によるスペーサ340の側面図である。この実施例では 、第1抵抗器361がエッジ電極342とエッジ電極351との間に接続されて いる。第2抵抗器362はエッジ電極351とエッジ電極341との間に接続さ れている。抵抗器361及び362は、電圧分割回路を形成している。以前に説 明したように、エッジ電極342は高い電圧Vに維持され、エッジ電極341は 概ね0Vの低い電圧に維持される。従って、フエース電極346の電圧は、抵抗 器361及び362の値によって決まる、V〜0ボルトの間の電圧に維持される 。抵抗器362は、電圧分割回路がフェース電極346に適切な電圧を与えるよ うに調節され得る可変抵抗器である。更にまた、フェース電極346に 印加される電圧は、エッジ電極341に隣接して存在する負の電圧分布を補正す るべく調節される。 第16図は、更に別の実施例によるスペーサ340の側面図である。第16図 において、エッジ電極342はスペーサ340の上側エッジ表面全体に沿って連 続的である。しかし、エッジ電極341はスペーサ340の下側エッジ電極全体 にわたって延在してはいない。逆に、エッジ電極341はスペーサ340のアク ティブ領域350のエッジに対してのみ延在している。アクティブ領域350の 外側に延在するエッジ電極342の部分により、フェース電極346の電圧は僅 かに上昇し、このときフェース電極346上の電圧はエッジ電極342に印加さ れた高電圧Vに僅かに近くなる。逆に、フェース電極346の電圧を下げる必要 がある場合には、エッジ電極341がスペーサ340の下側エッジ表面全体にわ たって延在するように改変されると共に、アクティブ領域350の外側に延在す るエッジ電極342の部分が除去される。 第17図は、第16図に示されたスペーサ340を改変したスペーサ340の 側面図である。第17図のスペーサ340では、エッジ電極342がアクティブ 領域350のエッジに対してのみ延在している。延長電極348は、アクティブ 領域350のエッジにおいてエッジ電極342と接触し、スペーサ340の後ろ 側表面に沿って下向きに延在している。スペーサ340の後ろ側表面は、フェー ス電極346が配置されている表面とは反対側の表面として定義される。延長電 極348により、フェース電極346上の電圧が、エッジ電極341がスペーサ 340の上側エッジ全体にわたって延在している場合にフェース電極346上に 存在するであろう電圧より高くなる。後ろ側表面上に延長電極348を配置する ことにより、延長電極348とフェース電極346との間のアーク放電が防止さ れる。 第18図は、本発明の別の実施例によるフラットパネルディスプレイ1100 の一部の模式的な断面図である。フラットパネルディスプレイ1100はフラッ トパネルディスプレイ700に類似しており、第13図と第18図における類似 した要素には類似した参照符号を付して示した。第18図に示す実施例では、ス ペーサ340が導電性のフェース電極370を有する。 第19図は、第18図のスペーサ340の側面図である。第19図に示すよう に、フェース電極370はエッジ電極341及び342と平行にスペーサ340 のフェース表面にわたって延在する。フェース電極370は外部電源に直接接続 されていない。フェース電極346の下側エッジ391は、エッジ電極341か ら第1の高さh1の位置に配置されている。フェース電極346の上側エッジ3 92は、エッジ電極341から第2の高さh2の位置に配置されている。 第20図は、第18図のスペーサ340に沿った電圧分布を示すグラフである 。直線1301はスペーサ340に沿った電圧分布を示す。直線1302は、フ ェース電極370が存在しない場合のスペーサ340に沿った電圧分布を示す。 フェース電極370は導電性であるため、フェース電極に沿ったh1からh2まで の電圧が、概ね一定の電圧Vfeに維持される。直線1301及び1302は高さ h3におげる同じ電圧Vfeを示す。高さh3の下では、直線1301が直線130 2に対して正の電圧を示す。高さh3の上では、直線1301が直線1302に 対して負の電圧を示す。従って、高さh3の下では、フェース電極370を含む スペーサが、フェース電極370が存在しない場合の同じ電極より電子に対して より大きい引力を与える。同様に、高さh3より上では、フェース電極370を 有するスペーサが、電予に対して、フェース電極370が存在しない場合の同じ スペーサよりも大きい斥力を与える。 電子放出素子361から放出された電子は、発光構造322に向かって移動す るとき加速する。従って、これらの電子は、電子放出素子361の近傍では比較 的ゆっくりと移動し、発光構造322の近傍では比較的早く移動する。ゆっくり と移動する電子は、スペーサ340の電圧分布に応じて引力は斥力を受け易い。 電子放出素子361から放出された電子が高さh3の上より高さh3の下でよりゆ っくりと移動することから、高さh3の下においてフェース電極370により誘 導される高められた引力は、高さh3の上においてフェース電極370によって 誘導された高められた斥力よりもより大きな効果をこれらの電子に及ぼす。正味 の効果は電子放出素子361から放出された電子は、スペーサ340に向かって 僅かに引力を加えられる。この結果、フェース電極370を、エッジ電極341 の近傍で存在する負の電圧分布を補正するために用いることができる。フェース 電極370によって誘導された正味の引力は、高さh1及びh2を変化させること により調節することができる。 本発明をいくつかの実施例について説明してきたが、本発明はここに開示した 実施例に限定されず、当業者には明らかな様々な改変が可能であることが理解さ れよう。例えば、ある特定の実施例では、発光構造322の下側表面が非平坦な 表面を有することができる。このような形態となり得るのは、例えば、発光構造 322がブラックマトリクスを有し、ブラックマトリクスの物理的末端とは一致 していない電気的末端を有する場合である。このような実施例では、発光構造の 電気的末端が決定され、溝が発光構造に形成され、この溝は少なくとも発光構造 の電気的末端と同じ深さを有し、かつスペーサがその溝内部に配置され、このと きスペーサの電気的末端の位置は、発光構造の電気的末端の位置に一致する。従 って、本発明は以下に記載の請求項によってのみ限定される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年2月17日(1998.2.17) 【補正内容】 第2図は、別の従来型フラットパネルディスプレイ200の模式的な断面図で ある。フラットパネルディスプレイ200がフラットパネルディスプレイ100 に類似していることから、フラットパネルディスプレイ100と200における 類似の要素には、類似の参照番号を付して示した。フラットパネルディスプレイ 200は、更に集束構造133a〜133fを有する。スペーサ140の一端は 集束構造133aに接触しており、スペーサ140の他方の端部は発光構造12 2に接触している。 集束構造133a〜133fは、電源150の低電位側と電気的に接続されて いる。この結果、集束構造133a〜133fは、電子放出素子161〜165 から放出された電子に対して斥力を与える。この斥力により、浮遊電子が発光構 造122上の適切な発光素子に向かって集束することになる。 しかし、集束構造133a〜133fが電子放出構造132と結合しているこ とから、実質的に平坦でない等電位面が生ずる。即ち、電子放出構造132の上 側表面及び集束構造133a〜133fの上側表面は、概ね同じ電圧、例えば0 Vになる。この非平坦な等電位面のために、電子放出構造132と発光構造12 2との間の自由空間における電位分布とスペーサ140に沿った電圧分布が異な るものとなり得る。この異なる電圧分布により、スペーサ140に隣接する電子 放出素子(例えば電子放出素子161及び162)から放出された電子が望まし くない偏向を受けることがあり得る。 従って、スペーサに沿った電圧分布を、電子放出構造と発光構造との間の自由 空間における電圧分布に等しく維持するように、発光構造と集束構造との間にス ペーサを配置するための方法及び構造が必要である。要約 本発明によれば、フェースプレート構造、バックプレート構造、集束 構造、及び1又は2以上のスペーサを有するフラットパネルディスプレイが提供 される。バックプレート構造は、フェースプレート構造に対向する電子放出構造 を有する。集束構造は、電子放出構造上に位置する下側表面、及び電子放出構造 から離れた側に延在する上側表面を有する。この電子放出構造及び集束構造は、 概ね同じ電位に保たれている。集束構造及び電子放出構造の組み合わせは、集束 構造の上側表面と下側表面の中間にある仮想平面上に位置する電気的末端を有す る。この電気的末端は、電子放出構造及び集束構造と同じ電位に保たれている場 合には、電子放出構造と集束構造の組み合わせと同じ、フェースプレートに対す る電気的キャパシタンスを有する仮想平面上にある。 スペーサは集束構造と発光構造との間に配置される。各スペーサは、各スペー サの電気的末端の位置が集束構造及び電子放出構造の組み合わせの電気的末端の 位置と一致するように、集束構造の対応する溝のなかに延在している。これによ って、スペーサに沿った電圧分布が、フェースプレート構造と、集束構造及び電 子放出構造の組み合わせとの間の自由空間における電圧分布に実質的に類似した ものとなるという望ましい結果が得られる。詳述すると、両電圧分布は、各スペ ーサの一端の近傍における偏りを除いて同一である。この類似した電圧分布によ り、スペーサに隣接する位置での電子の偏向が最小になるという利点が得られる 。 或る実施例では、集束構造の上側表面上にこの溝が設けられる。この溝は、集 束構造及び電子放出構造の電気的末端の位置が、溝の底と一致するような深さに することができる。導電性エッジ電極は、各スペーサの端部に配置される。各エ ッジ電極は、対応するスペーサの電気的末端を確定している。このエッジ電極は 、各スペーサの電気的末端が集束構造及び電子放出構造の電気的末端と一致 下向きにバックプレート構造に向かって延びている。更に別の実施例では、フェ ース電極の電圧が、スペーサのフェース表面に沿って所定の高さにフェース電極 を配置することにより制御される。 本発明はまた、フラットパネルディスプレイを形成する方法を含み、この方法 は、(1)フラットパネルディスプレイの電子放出構造の上に集束構造を設ける 過程であって、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過 程と、(2)前記集束構造に溝を形成する過程と、(3)前記集束構造及び前記 電子放出構造の電気的末端が、前記スペーサの電気的末端と一致するように前記 溝内に電気的末端を有するスペーサを配置する過程とを有する。 本発明による別の方法は、(1)前記フラットパネルディスプレイの電子放出 構造の上に集束構造を設ける過程であって、前記集束構造及び前記電子放出構造 が電気的末端を有する、該過程と、(2)スペーサの電気的末端が前記集束構造 及び前記電子放出構造の電気的末端より上に位置するように、前記集束構造上に スペーサを配置する過程と、(3)前記スペーサのフェース表面上にフェース電 極を設ける過程と、(4)前記集束構造及び前記電子放出構造の電気的末端より 上に配置された前記スペーサの電気的末端により生ずる負の電圧分布を補償する フェース電極に隣接する電圧分布を形成するべく前記フェース電極の電圧を制御 する過程とを有する。負の電圧分布を相殺することにより、スペーサに隣接する ところから放出された電子の偏向が最小になる。 本発明は、以下の詳細な説明を、添付の図面と共に参照することにより、より 完全に理解されよう。図面の簡単な説明 第1図は、従来のフラットパネルディスプレイの模式的な断面図である。 第2図は、複数の集束構造を有する従来のフラットパネルディスプレイの模式 的な断面図である。 第3図は、本発明の一実施例によるフラットパネルディスプレイの模式的な断 面図である。 第4図は、第3図のフラットパネルディスプレイ内部における、種々の位置で の高さに対する電圧を示したグラフである。 第5図は、バックプレート及び電子放出構造を含むバックプレート構造の平面 図である。 第6a図及び第6b図は、それぞれ第5図の直線6a−6a及び6b−6bで 切った断面図である。 第7a図及び第7b図、第8a図及び第8b図は、本発明の一実施例による第 5図のバックプレート構造上の集束構造を形成するための加工工程を示した図で ある。 第9a図は平面図、第9b図、第9c図、及び第9d図は断面図であり、本発 明の一実施例による第5図のバックプレート構造上の集束構造を形成するための 更なる加工ステップを示した図である。 第10図は、集束構造を形成した後の第5図のバックプレート構造の平面図で ある。 第11図〜第13図は、本発明の他の実施例によるフェース電極を有するスペ ーサを利用したフラットパネルディスプレイの一部の模式的な断面図である。 第14図〜第17図は、第13図に示す実施例において用いられるスペーサの 側面図である。 第18図は、本発明の別の実施例による、フェース電極を有するスペーサを用 いたフラットパネルディスプレイの一部の模式的な断面図である。 フェースプレート構造320は、電気的絶縁性のフェースプレート321(典 型的にはガラス製)及びフェースプレート321の内部表面上に形成された発光 構造322を有する。発光構造322は、発光材料(図示せず)及び電源350 の正の側(高電位側)に接続されたアノード(図示せず)を有する。その結果、 発光構造322は、概ねVボルトの電位に維持され、ここでVは典型的には4〜 10kVの範囲の電圧である。ここに説明する実施例では、発光構造322は、 実質的に平坦な下側表面102を有する。フェースプレート構造320は、本出 願と所有者を同じくする米国特許出願第5,477,105号に、より詳細に記 載されており、その明細書全体が本明細書と一体に引用されたものとする。 バックプレート構造330は、電気的絶縁性のバックプレート331及びバッ クプレート331の内側表面上に配置された電子放出構造332を有する。電子 放出構造332は、複数の電子放出素子361〜365を有し、この素子は選択 的に励起されて電子を放出する。電子放出素子361〜365は、例えば、フィ ラメント形電界放出素子であるか、円錐形の電界放出素子であり得る。電子放出 構造332は、電源350の低電位側に接続されている。この結果、電子放出構 造322は、概ね0Vの電位に維持される。発光構造322が電子放出素子33 2に対して相対的に高い正の電位(例えば5kV)に維持されていることから、 電子放出素子361〜365によって放出された電子は、電子放出構造322上 の対応する発光素子に向かって加速される。バックプレート構造330は、19 95年1月5日公開のPCT公開公報WO95/00969及び1995年3月 16日公開のPCT公開公報WO95/07543に、より詳細に記載されてお り、両明細書の全体は本明細書と一体に引用されたものとする。 集束構造333a〜333fは、電子放出構造322の実質的に平坦 な上側表面101上に配置されている。集束構造333a〜333fは、電源3 50の低電位側に接続されており、電子放出構造322と概ね同一の電位(即ち 約0V)に維持されている。或る実施例では、集束構造333a〜333fのそ れぞれが、フラットパネルディスプレイ300の長手方向に沿って延在する分離 した構造である。別の実施例では、集束構造333a〜333fが、第3図の断 面図には示されていない十字形部材を有する集束グリッドの一部である。このよ うな集束構造は、1995年8月3日公開のPCT公開公報WO95/2082 1及び1996年5月30日公開のPCT公開公報WO96/14629の明細 書により詳細に記載されており、両明細書はその全体が本明細書と一体に引用さ れたものとする。 スペーサ340は、発光構造322と集束構造333aの間に結合されている 。スペーサ340は、例えば、壁、部分的な壁、ポスト形、十字形、又はT字形 であり得る。スペーサ340は、実質的に均一な抵抗率を有する材料から作られ る。導電性のエッジ電極341及び342は、スペーサ340の両端に設けられ る。エッジ電極341は集束構造333aに接触しており、エッジ電極342は 発光構造322に接触している。エッジ電極341及び342は、典型的には金 属である。スペーサ340及びエッジ電極341〜342は、国際特許出願PC T/US96/03640(1996年10月3日公開のPCT公開公報WO9 6/30926)及び1994年8月18日公開のPCT公開公報WO94/1 8694により詳細に記載されており、両明細書の全体が本明細書と一体に引用 されたものとする。 スペーサ340は、集束構造333aに設けられた溝5の中に配置されている 。エッジ電極341は、溝5の内部において集束構造333aに接触している。 エッジ電極341の導電率が比較的高いことから、溝 5の底部における集束構造333aの電圧が、スペーサ340の下側端部におけ る電圧と等しくなる。溝5の深さは、スペーサ340が「見えなくなる」ように 選択される。即ち、溝5の深さは、スペーサ340に沿った電圧分布が、電子放 出構造332(及び集束構造333b〜333f)と発光構造322との間の自 由空間における電圧分布に類似したものとなるように選択される。 第4図は、溝5の適切な深さを決定するために用いられるグラフ310である 。グラフ310の縦軸は、フラットパネルディスプレイ300内部の電圧を表す 。この電圧は、電子放出構造332(及び集束構造333a〜333f)におけ る0Vから、発光構造322におけるVボルトまで変化する。グラフ310の横 軸は、電子放出構造332の平坦な表面101からの垂直方向の高さを表す。こ の高さは、電子放出構造332の表面101における「0」から、発光構造の表 面102における「h」まで変化する。 グラフ310上の曲線10は、第3図の直線1に沿った電圧分布を表す。第3 図に示すように、直線1は、電子放出構造332の表面101から、発光構造3 22の表面102まで延びている。曲線10(第4図)は、直線1に沿った表面 101における電圧が0Vに等しく、直線1に沿った高さ「h」における電圧が Vボルトに等しいことを示している。 グラフ310上の曲線20は、第3図の直線2に沿った電圧分布を表す。第3 図に示すように、直線2は、集束構造333bの上側から発光構造322の表面 102まで延びている。集束構造333bの上側表面は、表面101より高さh sの位置にある。曲線20(第4図)は、直線2に沿った高さhsにおける電圧 が0Vに等しいこと、及び直線2に沿った高さ「h」における電圧がVボルトに 等しいことを示している。集束構造333c〜333fは、集束構造333bと 同じ電圧分布を示 している。 第4図に示すように、曲線10及び20は、急速に共通直線40に集束する。 共通直線40の傾きは、曲線10の平均傾きより大きく、曲線20の平均傾きよ り小さい。破線30は、グラフ310の横軸に対する共通直線40の補外(extr apolation)を示す。破線30は、高さheのところでグラフ310の横軸と交差 している。共通直線40及び破線30は、電子放出構造332(及び集束構造3 33a〜333f)と発光構造322との間の自由空間における平均電圧分布を 表している。概ね等しい電圧分布は、0Vの電位に維持され、表面101及び1 02と平行に配置され、かつ高さheの位置に配置されている平坦な電極によっ て得られる。言い換えれば、発光構造322と高さheの位置に配置された仮想 平面との間のキャパシタンスは、電子放出構造332(及び集束構造333a〜 333f)と発光構造322との間のキャパシタンスに概ね等しくなる。このた め、高さheは電子放出構造332及び集束構造333a〜333fの「電気的 末端」として定義される。 スペーサ340をこの電圧分布の内部で「見えなくする」ために、スペーサ3 40に沿った電圧分布は、電子放出構造332(集束構造333a〜333fを 含む)と、発光構造322との間の自由空間における電圧分布に類似したもので なければならない。これを達成するため、エッジ電極341は、スペーサ340 の端面に配置される。エッジ電極341はスペーサ340の電気的末端を形成す る。エッジ電極341は、電子放出構造332及び集束構造333a〜333f の電気的末端に配置される。即ち、エッジ電極341は、高さheの位置に配置 される。このようにして、スペーサ340の下側端部は、(エッジ電極341に より)高さheにおいて0Vの電位に維持される。スベーサ340の上側端部は 、エッジ電極342によりVボルトの電圧に維持され、エッジ 電極341は発光構造322のアノードに接触する。スペーサ340の電気的抵 抗性が均一であることから、スペーサ340に沿った電圧分布は、高さheにお ける約0Vから高さhにおける約Vボルトまで一様に変化する。従って、スペー サ340に沿った電圧分布は、(集束構造333a〜333f)を含む電子放出 構造332と発光構造322との間の自由空間における電圧分布と概ね一致する 。ほとんどのスペーサ340に沿ったこれらの電圧分布が同一であるため、例え ば電子放出素子361のようなスペーサ340の近傍に配置された電子放出素子 から放出された電子の望ましくない偏向が防止される。 第5図〜第10図は、本発明の一実施例による集束構造の形成のための各加工 段階を示した図である。 第5図は、バックプレート構造400の一部の平面図であって、このバックプ レート構造400は、絶縁性のガラス製バックプレート401及び電子放出構造 420を有する。電子放出構造420は、複数の平行な行電極402〜404、 複数の平行な列電極411〜415、及び複数の電子放出素子(例えば電子放出 素子421〜425)を有する。この行電極402〜404及び列電極411〜 415は、互いに直交するように配置されており、電子放出素子421〜425 は、行電極と列電極の交差する点に配置されている。第6a図は、第5図の直線 6a−6aに沿って切ったバックプレート構造400の断面図である。第6b図 は、第5図の直線6b−6bに沿って切ったバックプレート構造400の断面図 である。 ネガ型フォトパターン形成可能(photo-patternable)ポリマーの平坦化され た層430は、第7a図及び第7b図に示すようにバックプレート構造400の 上側表面上に形成される。第7a図は、フォトパターン形成可能層430が形成 された後の、第5図の直線6a−6aに沿って 切ったバックプレート構造400の断面図である。第7b図は、フォトパターン 形成可能層430が形成された後の、第5図の直線6b−6bに沿って切ったバ ックプレート構造400の断面図である。フォトパターン形成可能層430の厚 みは、形成される集束構造の所望の高さに一致する高さに一致する厚みに選択さ れる。 フォトパターン形成可能ポリマー層430は、第8a図及び第8b図に示すよ うにバックプレート構造400の裏側を通して紫外線(U−V)にさらされる。即 ち、電子放出構造420を含んでいないガラスバックプレート401の表面が紫 外線に暴露される。U−V光線はガラスバックプレート401を透過する。更に 、行電極402〜404の特性のために、U−V光線は同様に行電極を透過する 。ここに説明する実施例では、行電極402〜404は、ニッケル−バナジウム (Ni−V)製であって、約2000Åの厚みを有する。列電極411〜415 及び電子放出素子421〜425の特性は、U−V光線を遮断するに十分なもの である。ここに説明する実施例では、列電極411〜415はNi−Vであり、 約2000Åの厚みを有する。電子放出素子421及び425はモリブデン製で あり、約3000Åの厚みを有する。バックプレート400の素子については、 PCT公開公報WO95/00969及びPCT公開公報WO95/07543 に詳細に記載されている。両出願は前に引用されたものである。 第8a図は、フォトパターン形成可能層430が形成され、露出が行われた後 の、第5図の直線6a−6aに沿って切ったバックプレート構造400の断面図 である。第8b図は、フォトパターン形成可能層430が形成され、露出が行わ れた後の、第5図の直線6b−6bに沿って切ったバックプレート構造400の 断面図である。露出の結果、フォトパターン形成可能層430の領域430Aは 硬化する。露出ステップは、 第11図は、以前に説明した実施例の変化した形態によるフラットパネルディ スプレイ500の模式的な断面図である。フラットパネルディスプレイ500は フラットパネルディスプレイ300に類似していることから、第3図と第11図 の類似した構成要素は、類似の参照符号を付して示してある。この変更実施例で は、スペーサ340が導電性フェース電極343及び344を有するように変更 されている。フェース電極343及び344は典型的には金属製であり、エッジ 電極341に接触し、かつスペーサ340の反対側のフェース表面上に部分的に 延在している。フェース電極343及び344の形成については、前に引用した 国際特許出願PCT/US96/03640及び1994年8月18日公開のP CT公開公報WO94/18694に詳細に記載されている。 フェース電極343及び344は、スペーサ340の電気的末端が、エッジ電 極341と一致しないように、スペーサ340の電気的特性を変更する。フェー ス電極343及び344により、スペーサ340の電気的末端がスペーサ340 の電気的末端面345にあげられる。即ち、(エッジ電極341及びフェース電 極343及び344を含む)スペーサ340は、電気的末端面345に配置され た(エッジ電極を有するがフェース電極を有していない)エッジ表面を有する僅 かに短いスペーサが示す抵抗値に等しい抵抗を有する。 第11図に示すように、フラットパネルディスプレイ500における溝5の深 さは、フラットパネルディスプレイ300(第3図)における溝5の深さより僅 かに深い。フラットパネルディスプレイ500における溝5の深さは、スペーサ 340の電気的末端面345が、電予放出構造332及び集束構造333a〜3 33fの高さheにおける電気的末端と一致するように配置される。電気的末端 面345をこのように配置するこ 及び342から物理的に分離された導電性フェース電極346を含むように改変 される。フェース電極346は表面101の上の高さhfeに配置される。エッジ 電極341に隣接して存在する負の電圧分布を補正するために、フェース電極3 46に正の電圧が印加される。この電圧はいくつかの異なる方法で印加すること ができる。 第14図は、ある実施例によるスペーサ340の側面図である。フェース電極 346はアクティブ360内で、エッジ電極341及び342と平行に延在して いる。アクティブ領域360の外側では、フェース電極346が上側に延びてエ ッジ電極351に接触している。エッジ電極351は、エッジ電極342と同じ エッジ表面上に配置されているが、エッジ電極342からギャップによって電気 的に絶縁されている。エッジ電極351は電源352に接続されている。電源3 52はエッジ電極341に隣接して存在する負の電圧分布を補正する電圧をフェ ース電極346に印加するべく調節される。フェース電極346に印加される電 圧は、フェース電極346が存在しないときに高さhfeにスペーサ340に沿っ て存在するであろう電圧より正の方向に高くなっている。 第15図は別の実施例によるスペーサ340の側面図である。この実施例では 、第1抵抗器353がエッジ電極342とエッジ電極351との間に接続されて いる。第2抵抗器354はエッジ電極351とエッジ電極341との間に接続さ れている。抵抗器353及び354は、電圧分割回路を形成している。以前に説 明したように、エッジ電極342は高い電圧Vに維持され、エッジ電極341は 概ね0Vの低い電圧に維持される。従って、フェース電極346の電圧は、抵抗 器353及び354の値によって決まる、V〜0ボルトの間の電圧に維持される 。抵抗器362は、電圧分割回路がフェース電極346に適切な電圧を与えるよ うに調節され得る可変抵抗器である。更にまた、フェース電極346に 印加される電圧は、エッジ電極341に隣接して存在する負の電圧分布を補正す るべく調節される。 第16図は、更に別の実施例によるスペーサ340の側面図である。第16図 において、エッジ電極342はスペーサ340の上側エッジ表面全体に沿って連 続的である。しかし、エッジ電極341はスペーサ340の下側エッジ電極全体 にわたって延在してはいない。逆に、エッジ電極341はスペーサ340のアク ティブ領域360のエッジに対してのみ延在している。アクティブ領域360の 外側に延在するエッジ電極342の部分により、フェース電極346の電圧は僅 かに上昇し、このときフェース電極346上の電圧はエッジ電極342に印加さ れた高電圧Vに僅かに近くなる。逆に、フェース電極346の電圧を下げる必要 がある場合には、エッジ電極341がスペーサ340の下側エッジ表面全体にわ たって延在するように改変されると共に、アクティブ領域360の外側に延在す るエッジ電極342の部分が除去される。 第17図は、第16図に示されたスペーサ340を改変したスペーサ340の 側面図である。第17図のスペーサ340では、エッジ電極342がアクティブ 領域360のエッジに対してのみ延在している。延長電極348は、アクティブ 領域360のエッジにおいてエッジ電極342と接触し、スペーサ340の後ろ 側表面に沿って下向きに延在している。スペーサ340の後ろ側表面は、フェー ス電極346が配置されている表面とは反対側の表面として定義される。延長電 極348により、フェース電極346上の電圧が、エッジ電極341がスペーサ 340の上側エッジ全体にわたって延在している場合にフェース電極346上に 存在するであろう電圧より高くなる。後ろ側表面上に延長電極348を配置する ことにより、延長電極348とフェース電極346との間のアーク放電が防止さ れる。 第18図は、本発明の別の実施例によるフラットパネルディスプレイ1100 の一部の模式的な断面図である。フラットパネルディスプレイ1100はフラッ トパネルディスプレイ700に類似しており、第13図と第18図における類似 した要素には類似した参照符号を付して示した。第18図に示す実施例では、ス ペーサ340が導電性のフェース電極370を有する。 第19図は、第18図のスペーサ340の側面図である。第19図に示すよう に、フェース電極370はエッジ電極341及び342と平行にスペーサ340 のフェース表面にわたって延在する。フェース電極370は外部電源に直接接続 されていない。フェース電極370の下側エッジは、エッジ電極341から第1 の高さh1の位置に配置されている。フェース電極370の上側エッジは、エッ ジ電極341から第2の高さh2の位置に配置されている。 第20図は、第18図のスペーサ340に沿った電圧分布を示すグラフである 。直線1301はスペーサ340に沿った電圧分布を示す。直線1302は、フ ェース電極370が存在しない場合のスペーサ340に沿った電圧分布を示す。 フェース電極370は導電性であるため、フェース電極370に沿ったh1から h2までの電圧が、概ね一定の電圧Vfeに維持される。直線1301及び130 2は高さh3における同じ電圧Vfeを示す。高さh3の下では、直線1301が直 線1302に対して正の電圧を示す。高さh3の上では、直線1301が直線1 302に対して負の電圧を示す。従って、高さh3の下では、フェース電極37 0を含むスペーサが、フェース電極370が存在しない場合の同じ電極より電子 に対してより大きい引力を与える。同様に、高さh3より上では、フェース電極 370を有するスペーサが、電子に対して、フェース電極370が存在しない場 合の同じスペーサよりも大きい斥力を与える。 【図4】【図12】【図13】【図14】【15図】【図16】【図17】【図18】【図19】【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月17日(1998.4.17) 【補正内容】請求の範囲 1.フラットパネルディスプレイであって、 発光構造を有するフェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面と、前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が、前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有 する、該集束構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、前記スペーサが前記集束構造の溝に配置され、電気的末端を有し、ほとんど のスペーサに沿った電圧分布が、(a)発光構造と、(b)前記集束構造及び前 記電子放出構造との間の自由空間に存在する電圧分布と概ね等しい、該スペーサ とを有することを特徴とするフラットパネルディスプレイ。 2.前記スペーサが、実質的に均一な電気的抵抗を有する材料を含むことを特徴 とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 4.前記溝の位置が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端に一 致することを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 5.前記スペーサが、前記スペーサの端部に配置された導電性エッジ電極を含み 、前記エッジ電極が、前記溝内に配置されることを特徴とする請求項4に記載の フラットパネルディスプレイ。 6.前記溝が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の下に延在 していることを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 7.前記スペーサの端部に配置された導電性エッジ電極を更に有するこ とを特徴とし、 前記エッジ電極に接触し、前記スペーサの反対側のフェース表面の上に部分的 に延在している1又は2以上の導電性フェース電極を有することを特徴とし、 前記スペーサの電気的末端が前記スペーサの物理的末端から離れた位置にある ことを特徴とする請求項6に記載のフラットパネルディスプレイ。 10.フラットパネルディスプレイであって、 フェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 電子放出構造に結合された第1表面と、電子放出構造から離れた位置に延在す る第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放出構造が 、前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有する、該 集束構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に位置する電気的 末端を有する、該スペーサと、 前記スペーサのフェース表面上に配置されたフェース電極と、 前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に配置されたスペー サの電気的末端により生成された電圧分布を補償する電圧分布を、前記フェース 電極の近傍に生成するべく前記フェース電極の電圧を制御する電圧制御手段であ って、(a)前記スペーサの第1エッジ表面に配置され、前記第1エッジ表面の 一部に沿ってのみ延在し、かつ前記バックプレート構造に接触する第1エッジ電 極と、(b)前記スペーサの第2エッジ表面に配置されて前記フェースプレート 構造に接触する第2エッジ電極とを有する、該電圧制御手段とを有することを特 徴とする フラットパネルディスプレイ。 15.前記第1エッジ電極が前記フラットパネルディスプレイのアクティブ領域 を超えて延在しないことを特徴とする請求項10に記載のフラットパネルディス プレイ。 16.前記第2エッジ電極に結合された延長電極を更に有することを特徴とし、 前記延長電極が、前記フェース電極が配置されているスペーサの表面の反対側 のスペーサのフェース表面に沿って前記第1エッジ電極に向かって延在すること を特徴とする請求項10に記載のフラットパネルディスプレイ。 18.フラットパネルディスプレイであって、 電子放出構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面と、前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が、前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有 する、該集束構造と、 前記集束構造の前記第2表面に沿って配置された1又は2以上の溝であって、 各溝が前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端に一致する底部表面 を有する、該1又は2以上の溝とを有することを特徴とするフラットパネルディ スプレイ。 19.前記集束構造が格子状に形成されていることを特徴とする請求項18に記 載のフラットパネルディスプレイ。 20.前記集束構造が、 複数の平行な第1スペーサ部分と、 複数の平行な第2スペーサ部分とを更に有することを特徴とし、 前記複数の第2スペーサ部分が、前記複数の第1スペーサ部分の上に 配置され、前記複数の第1スペーサ部分が、前記複数の第2スペーサ部分に対し て直交していることを特徴とする請求項18に記載のフラットパネルディスプレ イ。 21.各溝が底部及び側壁を有し、前記第1スペーサ部分が各溝の前記底部を画 定し、かつ前記第2スペーサ部分が各溝の前記側壁を画定することを特徴とする 請求項20に記載のフラットパネルディスプレイ。 22.前記電子放出構造が、複数の平行電極を有し、前記第1スペーサ部分が前 記平行電極と位置合わせされていることを特徴とする請求項20に記載のフラッ トパネルディスプレイ。 23.(a)発光構造を有するフェースプレート構造と、(b)電子放出構造を 有するバックプレート構造とを有するフラットパネルディスプレイの製造方法で あって、 前記バックプレート構造の電子放出構造の上に集束構造を設ける過程であって 、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過程と、 前記集束構造に溝を形成する過程と、 前記溝内にスペーサを配置する過程であって、前記スペーサが、ほとんどのス ペーサに沿った電圧分布が(a)発光構造と(b)前記集束構造及び前記電予放 出構造との間の自由空間に存在する電圧分布と概ね等しくなるように配置された 電気的末端を有する、該過程とを有することを特徴とするフラットパネルディス プレイの製造方法。 24.フェースプレート構造と、電子放出構造を有するバックプレート構造とを 有するフラットパネルディスプレイの製造方法であって、 前記バックプレート構造の前記電子放出構造の上に集束構造を設ける過程であ って、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過程と、 前記集束構造の上に電気的末端を有するスペーサを配置する過程であって、前 記スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気 的末端の上に配置される、該過程と、 前記スペーサのフェース表面上にフェース電極を設ける過程と、 前記スペーサの両端の第1エッジ及び第2エッジのそれぞれに第1エッジ電極 及び第2エッジ電極を設ける過程であって、前記第1エッジ電極及び前記第2エ ッジ電極のそれぞれが、前記バックプレート構造及び前記フェースプレート構造 に接触し、前記エッジ電極の少なくとも1つが前記エッジ電極が配置された前記 エッジ表面の一部のみに沿って延在する、該過程と、 前記集束構造及び前記電子放出構造が前記電気的末端の上に位置する前記スペ ーサの前記電気的末端によって生成された電圧分布を補償する電圧分布を、前記 フェース電極に隣接して生成するべく前記フェース電極の電圧を制御する過程と を有することを特徴とするフラットパネルディスプレイの製造方法。 25.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を前記フェ ースプレート構造に接続する過程を含むことを特徴とする請求項24に記載の方 法。 26.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を電源に接 続する過程を含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。 27.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を電圧分割 回路に接続する過程を含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。 28.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極が配置され た前記スペーサのフェース表面とは反対側の前記スペーサのフェース表面上に配 置された延長電極に前記第2エッジ電極を接続する過 程であって、前記延長電極が前記フラットパネルディスプレイのアクティブ領域 の外側に配置され、前記延長電極が前記第1エッジ電極に向かって延在している 、該過程を含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。 29.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記スペーサの前記フェース 表面に沿った所定の高さに前記フェース電極を配置する過程を含むことを特徴と する請求項24に記載の方法。 30.上側表面及び下側表面を有するバックプレートを含むバックプレート構造 の上に集束構造を形成し、かつ前記バックプレートの前記上側表面の上に配置さ れた複数の平行電極を含む電子放出構造を形成する方法であって、 前記電子放出構造の上にフォトパターン形成可能材料の層を形成する過程と、 前記バックプレートの前記下側表面から前記フォトパターン形成可能材料の層 を露出する過程であって、前記フォトパターン形成可能材料の層の前記電極の間 に位置する第1部分が硬化され、また前記第1部分が前記フォトパターン形成可 能材料の層に、前記フォトパターン形成可能材料の層の全厚みより小さい第1距 離だけ延在する、該過程と、 前記フォトパターン形成可能材料の層の上にマスクを形成する過程であって、 前記マスクが複数の平行な開口部を有し、前記平行な開口部が前記第1部分に対 して垂直である、該過程と、 前記マスクにおける開口部を通して前記フォトパターン形成可能材料の層を露 出し、前記フォトパターン形成可能材料の層の第2部分を硬化させる過程であっ て、前記第2部分の一部が、前記第1部分の一部と連続している、該過程と、 前記フォトパターン形成可能材料の層の前記露出過程により硬化され なかった部分及び前記マスクを除去する過程であって、前記第1部分及び前記第 2部分が前記集束構造を形成し、前記第1距離が、前記集束構造及びバックプレ ート構造の電気的末端に一致するように選択される、該過程とを含むことを特徴 とする集束構造及び電子放出構造の形成方法。 33.前記スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の 前記電気的末端に一致することを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルデ ィスプレイ。 34.前記第2エッジ電極が、前記第2エッジ表面の一部のみに沿って延在する ことを特徴とする請求項10に記載のフラットパネルディスプレイ。 35.前記第2エッジ電極が、前記第2エッジ表面の一部に沿って、前記第2エ ッジ電極が前記延長電極に結合しているところに向かって延在することを特徴と する請求項16に記載のフラットパネルディスプレイ。 36.前記スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の 前記電気的末端に一致することを特徴とする請求項23に記載の方法。 37.フラットパネルディスプレイであって、 フェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面と、前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有す る、該集束構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、前記スペーサが前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に 配置された電気的末端を有する、該スペーサと、 前記スペーサのフェース表面上に配置されたフェース電極と、 前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に配置されたスペー サの前記電気的末端によって生成された電圧分布を補償する電圧分布を、前記フ ェース電極の近傍に生成するべく前記フェース電極の電圧を制御するための電圧 制御手段であって、(a)前記スペーサの第1エッジ表面に配置されて前記集束 構造に接触する第1エッジ電極と、(b)前記スペーサの第2エッジ表面に配置 され、前記エッジ表面の一部のみに沿って延在し、かつ前記フェースプレート構 造に接触する第2エッジ電極とを有する、該電圧制御手段とを有することを特徴 とするフラットパネルディスプレイ。 38.前記電圧制御手段が、前記第2エッジ表面に配置された、前記第2エッジ 電極からは離隔され、かつ前記フェース電極に電気的に接続された追加のエッジ 電極を更に有することを特徴とする請求項37に記載のフラットパネルディスプ レイ。 39.前記電圧制御手段が、前記フェース電極に電圧を印加するための電圧印加 手段を有することを特徴とする請求項38に記載のフラットパネルディスプレイ 。 40.前記電圧印加手段が電源を含むことを特徴とする請求項39に記載のフラ ットパネルディスプレイ。 41.前記電圧印加手段が、 (a)前記第1エッジ電極と前記フェース電極との間に接続された第1抵抗器 と、 (b)前記第2エッジ電極と前記フェース電極との間に接続された第2抵抗器 とを含むことを特徴とする請求項40に記載のフラットパネルディスプレイ。 42.前記スペーサがスペーサ壁を有することを特徴とする請求項1、 請求項2、請求項4乃至請求項7、請求項10、請求項15、請求項16、請求 項33乃至請求項35、及び請求項37乃至請求項41の何れかに記載のフラッ トパネルディスプレイ。 43.前記スペーサがスペーサ壁を有することを特徴とする請求項23乃至請求 項29及び請求項36の何れかに記載の方法。 【手続補正書】 【提出日】1999年6月14日(1999.6.14) 【補正内容】請求の範囲 1.フラットパネルディスプレイであって、 発光構造を有するフェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面と、前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が、前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有 する、該集束構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、前記スペーサが前記集束構造の溝に配置され、電気的末端を有し、ほとんど のスペーサに沿った電圧分布が、(a)発光構造と、(b)前記集束構造及び前 記電子放出構造との間の自由空間に存在する電圧分布と概ね等しい、該スペーサ とを有することを特徴とするフラットパネルディスプレイ。 2.前記スペーサが、実質的に均一な電気的抵抗を有する材料を含むことを特徴 とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 .前記溝の位置が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端に一 致することを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 .前記スペーサが、前記スペーサの端部に配置された導電性エッジ電極を含み 、前記エッジ電極が、前記溝内に配置されることを特徴とする請求項3に記載の フラットパネルディスプレイ。 .前記溝が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の下に延在 していることを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 .前記スペーサの端部に配置された導電性エッジ電極を更に有するこ とを特徴とし、 前記エッジ電極に接触し、前記スペーサの反対側のフェース表面の上に部分的 に延在している1又は2以上の導電性フェース電極を有することを特徴とし、 前記スペーサの電気的末端が前記スペーサの物理的末端から離れた位置にある ことを特徴とする請求項5に記載のフラットパネルディスプレイ。 .フラットパネルディスプレイであって、 フェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 電子放出構造に結合された第1表面と、電子放出構造から離れた位置に延在す る第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放出構造が 、前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有する、該 集束構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に位置する電気的 末端を有する、該スペーサと、 前記スペーサのフェース表面上に配置されたフェース電極と、 前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に配置されたスペー サの電気的末端により生成された電圧分布を補償する電圧分布を、前記フェース 電極の近傍に生成するべく前記フェース電極の電圧を制御する電圧制御手段であ って、(a)前記スペーサの第1エッジ表面に配置され、前記第1エッジ表面の 一部に沿ってのみ延在し、かつ前記バックプレート構造に接触する第1エッジ電 極と、(b)前記スペーサの第2エッジ表面に配置されて前記フェースプレート 構造に接触する第2エッジ電極とを有する、該電圧制御手段とを有することを特 徴とする フラットパネルディスプレイ。 .前記第1エッジ電極が前記フラットパネルディスプレイのアクティブ領域を 超えて延在しないことを特徴とする請求項7に記載のフラットパネルデイスプレ イ。 .前記第2エッジ電極に結合された延長電極を更に有することを特徴とし、 前記延長電極が、前記フェース電極が配置されているスペーサの表面の反対側 のスペーサのフェース表面に沿って前記第1エッジ電極に向かって延在すること を特徴とする請求項7に記載のフラットパネルディスプレイ。10 .フラットパネルディスプレイであって、 電子放出構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面と、前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が、前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有 する、該集束構造と、 前記集束構造の前記第2表面に沿って配置された1又は2以上の溝であって、 各溝が前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端に一致する底部表面 を有する、該1又は2以上の溝とを有することを特徴とするフラットパネルディ スプレイ。11 .前記集束構造が格子状に形成されていることを特徴とする請求項10に記 載のフラットパネルディスプレイ。12 .前記集束構造が、 複数の平行な第1スペーサ部分と、 複数の平行な第2スペーサ部分とを更に有することを特徴とし、 前記複数の第2スペーサ部分が、前記複数の第1スペーサ部分の上に 配置され、前記複数の第1スペーサ部分が、前記複数の第2スペーサ部分に対し て直交していることを特徴とする請求項10に記載のフラットパネルデイスプレ イ。13 .各溝が底部及び側壁を有し、前記第1スペーサ部分が各溝の前記底部を画 定し、かつ前記第2スペーサ部分が各溝の前記側壁を画定することを特徴とする請求項12 に記載のフラットパネルディスプレイ。14 .前記電子放出構造が、複数の平行電極を有し、前記第1スペーサ部分が前 記平行電極と位置合わせされていることを特徴とする請求項12に記載のフラッ トパネルディスプレイ。15 .(a)発光構造を有するフェースプレート構造と、(b)電子放出構造を 有するバックプレート構造とを有するフラットパネルディスプレイの製造方法で あって、 前記バックプレート構造の電子放出構造の上に集束構造を設ける過程であって 、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過程と、 前記集束構造に溝を形成する過程と、 前記溝内にスペーサを配置する過程であって、前記スペーサが、ほとんどのス ペーサに沿った電圧分布が(a)発光構造と(b)前記集束構造及び前記電子放 出構造との間の自由空間に存在する電圧分布と概ね等しくなるように配置された 電気的末端を有する、該過程とを有することを特徴とするフラットパネルディス プレイの製造方法。16 .フェースプレート構造と、電子放出構造を有するバックプレート構造とを 有するフラットパネルディスプレイの製造方法であって、 前記バックプレート構造の前記電子放出構造の上に集束構造を設ける過程であ って、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過程と、 前記集束構造の上に電気的末端を有するスペーサを配置する過程であって、前 記スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気 的末端の上に配置される、該過程と、 前記スペーサのフェース表面上にフェース電極を設ける過程と、 前記スペーサの両端の第1エッジ及び第2エッジのそれぞれに第1エッジ電極 及び第2エッジ電極を設ける過程であって、前記第1エッジ電極及び前記第2エ ッジ電極のそれぞれが、前記バックプレート構造及び前記フェースプレート構造 に接触し、前記エッジ電極の少なくとも1つが前記エッジ電極が配置された前記 エッジ表面の一部のみに沿って延在する、該過程と、 前記集束構造及び前記電子放出構造が前記電気的末端の上に位置する前記スペ ーサの前記電気的末端によって生成された電圧分布を補償する電圧分布を、前記 フェース電極に隣接して生成するべく前記フェース電極の電圧を制御する過程と を有することを特徴とするフラットパネルディスプレイの製造方法。17 .前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を前記フェ ースプレート構造に接続する過程を含むことを特徴とする請求項16に記載の方 法。18 .前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を電源に接 続する過程を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。19 .前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を電圧分割 回路に接続する過程を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。20 .前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極が配置され た前記スペーサのフェース表面とは反対側の前記スペーサのフェース表面上に配 置された延長電極に前記第2エッジ電極を接続する過 程であって、前記延長電極が前記フラットパネルディスプレイのアクティブ領域 の外側に配置され、前記延長電極が前記第1エッジ電極に向かって延在している 、該過程を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。21 .前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記スペーサの前記フェース 表面に沿った所定の高さに前記フェース電極を配置する過程を含むことを特徴と する請求項16に記載の方法。22 .上側表面及び下側表面を有するバックプレートを含むバックプレート構造 の上に集束構造を形成し、かつ前記バックプレートの前記上側表面の上に配置さ れた複数の平行電極を含む電子放出構造を形成する方法であって、 前記電子放出構造の上にフォトパターン形成可能材料の層を形成する過程と、 前記バックプレートの前記下側表面から前記フォトパターン形成可能材料の層 を露出する過程であって、前記フォトパターン形成可能材料の層の前記電極の間 に位置する第1部分が硬化され、また前記第1部分が前記フォトパターン形成可 能材料の層に、前記フォトパターン形成可能材料の層の全厚みより小さい第1距 離だけ延在する、該過程と、 前記フォトパターン形成可能材料の層の上にマスクを形成する過程であって、 前記マスクが複数の平行な開口部を有し、前記平行な開口部が前記第1部分に対 して垂直である、該過程と、 前記マスクにおける開口部を通して前記フォトパターン形成可能材料の層を露 出し、前記フォトパターン形成可能材料の層の第2部分を硬化させる過程であっ て、前記第2部分の一部が、前記第1部分の一部と連続している、該過程と、 前記フォトパターン形成可能材料の層の前記露出過程により硬化され なかった部分及び前記マスクを除去する過程であって、前記第1部分及び前記第 2部分が前記集束構造を形成し、前記第1距離が、前記集束構造及びバックプレ ート構造の電気的末端に一致するように選択される、該過程とを含むことを特徴 とする集束構造及び電子放出構造の形成方法。23 .前記スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の 前記電気的末端に一致することを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルデ ィスプレイ。24 .前記第2エッジ電極が、前記第2エッジ表面の一部のみに沿って延在する ことを特徴とする請求項7に記載のフラットパネルディスプレイ。25 .前記第2エッジ電極が、前記第2エッジ表面の一部に沿って、前記第2エ ッジ電極が前記延長電極に結合しているところに向かって延在することを特徴と する請求項9に記載のフラットパネルディスプレイ。26 .前記スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の 前記電気的末端に一致することを特徴とする請求項15に記載の方法。27 .フラットパネルディスプレイであって、 フェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面と、前記電予放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が前記集束構造の前記第1表面と前記第2表面との間に電気的末端を有す る、該集束構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、前記スペーサが前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に 配置された電気的末端を有する、該スペーサと、 前記スペーサのフェース表面上に配置されたフェース電極と、 前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に配置されたスペー サの前記電気的末端によって生成された電圧分布を補償する電圧分布を、前記フ ェース電極の近傍に生成するべく前記フェース電極の電圧を制御するための電圧 制御手段であって、(a)前記スペーサの第1エッジ表面に配置されて前記集束 構造に接触する第1エッジ電極と、(b)前記スペーサの第2エッジ表面に配置 され、前記エッジ表面の一部のみに沿って延在し、かつ前記フェースプレート構 造に接触する第2エッジ電極とを有する、該電圧制御手段とを有することを特徴 とするフラットパネルディスプレイ。28 .前記電圧制御手段が、前記第2エッジ表面に配置された、前記第2エッジ 電極からは離隔され、かつ前記フェース電極に電気的に接続された追加のエッジ 電極を更に有することを特徴とする請求項27に記載のフラットパネルディスプ レイ。29 .前記電圧制御手段が、前記フェース電極に電圧を印加するための電圧印加 手段を有することを特徴とする請求項28に記載のフラットパネルディスプレイ 。30 .前記電圧印加手段が電源を含むことを特徴とする請求項29に記載のフラ ットパネルディスプレイ。31 .前記電圧印加手段が、 (a)前記第1エッジ電極と前記フェース電極との間に接続された第1抵抗器 と、 (b)前記第2エッジ電極と前記フェース電極との間に接続された第2抵抗器 とを含むことを特徴とする請求項30に記載のフラットパネルディスプレイ。32 .前記スペーサがスペーサ壁を有することを特徴とする請求項1、 請求項2、請求項3乃至請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項15 乃至請求項25、及び請求項27乃至請求項31 の何れかに記載のフラットパネ ルディスプレイ。33 .前記スペーサがスペーサ壁を有することを特徴とする請求項15乃至請求 項21及び請求項26 の何れかに記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フラットパネルディスプレイであって、 フェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面及び前記電子放出構造から離れた位置 で延在する第2表面を有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放出 構造が前記集束構造の第1表面と第2表面との間に電気的末端を有する、該集束 構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に配置されたスペーサであっ て、 前記スペーサが前記集束構造及び前記電子放出構造の電気的末端の位置に一致 するように配置された電気的末端を有する、該スペーサとを有することを特徴と するフラットパネルディスプレイ。 2.前記スペーサが均一な抵抗率を有する材料を含むことを特徴とする請求項1 に記載のフラットパネルディスプレイ。 3.前記集束構造の第2表面に位置する溝を更に有し、前記スペーサが該溝内に 配置されることを特徴とする請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ。 4.前記溝の位置が前記集束構造及び前記電子放出構造の電気的末端の位置に一 致することを特徴とする請求項3に記載のフラットパネルディスプレイ。 5.前記スペーサが、前記スペーサの末端に配置された導電性エッジ電極を更に 有し、前記エッジ電極が前記溝内に配置されることを特徴とする請求項4に記載 のフラットパネルディスプレイ。 6.前記溝が前記集束構造及び前記電子放出構造の電気的末端より下に延在して いることを特徴とする請求項3に記載のフラットパネルディス プレイ。 7.前記スペーサが前記エッジ電極に接触し、かつ前記スペーサの反対側のフェ ース表面上に部分的に延在する1又は2以上の導電性フェース電極及び前記スペ ーサのエッジに位置する導電性エッジ電極を有し、前記スペーサの電気的末端が 、前記スペーサの物理的末端から離れた位置にあることを特徴とする請求項6に 記載のフラットパネルディスプレイ。 8.フラットパネルディスプレイであって、 発光構造を有するフェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合した第1表面及び前記電子放出構造から離れた位置に 延在する第2表面を有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放出構 造が前記集束構造の第1表面と第2表面との間に電気的末端を有する、該集束構 造と、 前記集束構造と前記発光構造との間に配置されたスペーサであって、前記スペ ーサが前記集束構造及び前記電予放出構造の電気的末端より上の位置に位置する 電気的末端を有する、該スペーサと、 前記発光構造に隣接するスペーサのフェース表面上に配置されたフェース電極 であって、フェース電極が前記発光構造に電気的に接続されている、該フェース 電極とを有することを特徴とするフラットパネルディスプレイ。 9.前記スペーサの第1エッジ表面に位置する第1エッジ電極であって、前記第 1エッジ電極が前記集束構造に接触している、該第1エッジ電極と、 前記スペーサの第2エッジ表面に位置する第2エッジ電極であって、前記第2 エッジ電極が前記発光構造及び前記フェース電極に接触している、該第2エッジ 電極とを更に有することを特徴とする請求項8に記載 のフラットパネルディスプレイ。 10.フラットパネルディスプレイであって、 フェースプレート構造と、 電子放出構造を有するバックプレート構造と、 前記電子放出構造に結合された第1表面及び前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面を有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放出 構造が前記集束構造の第1表面と第2表面との間に電気的末端を有する、該集束 構造と、 前記集束構造と前記フェースプレート構造との間に位置するスペーサであって 、前記スペーサが、前記集束構造と前記電子放出構造の電気的末端の上に位置す る電気的末端を有する、該スペーサと、 前記スペーサのフェース表面上に位置するフェース電極と、 前記フェース電極の電圧を制御して、前記集束構造及び前記電子放出構造の前 記電気的末端の上に位置するスペーサの前記電気的末端により作り出された電圧 分布を相殺する、前記フェース電極に隣接する電圧分布を調節するための電圧制 御手段とを有することを特徴とするフラットパネルディスプレイ。 11.前記電圧制御手段が、前記フェース電極に接続された電源を含むことを特 徴とする請求項10に記載のフラットパネルディスプレイ。 12.前記スペーサの第1エッジ表面に位置する第1エッジ電極であって、前記 第1エッジ電極が前記集束構造に接触している、該第1エッジ電極と、 前記スペーサの第2エッジ表面に位置する第2エッジ電極であって、前記第2 エッジ電極が前記フェースプレート構造に接触している、該第2エッジ電極とを 更に有することを特徴とする請求項10に記載のフラットパネルディスプレイ。 13.前記電圧制御手段が、 前記第1エッジ電極と前記フェース電極との間に接続された第1抵抗器と、 前記第2エッジ電極と前記フェース電極との間に接続された第2抵抗器とを有 することを特徴とし、 前記第1抵抗器及び前記第2抵抗器の抵抗が、前記フェース電極に印加される 電圧を制御するべく選択されていることを特徴とする請求項12に記載のフラッ トパネルディスプレイ。 14.前記電圧制御手段が、 前記スペーサの第1エッジ表面に位置する第1エッジ電極であって、前記第1 エッジ電極が集束構造に接触し、前記エッジ電極を前記第1エッジ表面全体には 延在していない、該第1エッジ電極と、 前記スペーサの第2エッジ表面に位置する第2エッジ電極であって、前記第2 エッジ電極が前記フェースプレート構造に接触している、該第2エッジ電極とを 有することを特徴とする請求項10に記載のフラットパネルディスプレイ。 15.前記第1エッジ電極が前記フラットパネルディスプレイのアクティブ領域 を越えて延在していないことを特徴とする請求項14に記載のフラットパネルデ ィスプレイ。 16.前記第2エッジ電極に接続された延長電極を更に有し、前記延長電極を、 前記フェース電極が配置された前記スペーサの表面とは反対側の前記スペーサの フェース表面に沿って、前記第1エッジ電極に向かって延在していることを特徴 とする請求項14に記載のフラットパネルディスプレイ。 17.前記電圧制御手段が、前記スペーサの前記フエース表面に沿った所定の高 さに前記フェース電極を位置させることにより実現されること を特徴とする請求項10に記載のフラットパネルディスプレイ。 18.フラットパネルディスプレイであって、 電子放出構造と、 前記電子放出素子が結合された第1表面及び前記電子放出構造から離れた位置 に延在する第2表面とを有する集束構造であって、前記集束構造及び前記電子放 出構造が、前記集束構造の第1表面と第2表面との間の電気的末端を有する、該 集束構造と、 前記集束構造の上側表面に位置する1又は2以上の溝であって、前記1又は2 以上の溝のそれぞれが、前記集束構造と前記電子放出構造の電気的末端の位置と 一致する底部表面を有する、該1又は2以上の溝とを有することを特徴とするフ ラットパネルディスプレイ。 19.前記集束構造が格子状に形成されていることを特徴とする請求項18に記 載のフラットパネルディスプレイ。 20.前記集束構造が、 複数の平行な第1スペーサ部分と、 複数の平行な第2スペーサ部分とを更に有することを特徴とし、 前記第2スペーサ部分が、前記複数の第1スペーサ部分の上に配置され、前記 第1スペーサ部分が、前記第2スペーサ部分に対して垂直に配置されていること を特徴とする請求項18に記載のフラットパネルディスプレイ。 21.前記溝のそれぞれが、底部及び側壁を有し、前記第1スペーサ部分が前記 溝の底部を画定しており、前記第2スペーサ部分が前記溝の側壁を画定している ことを特徴とする請求項20に記載のフラットパネルディスプレイ。 22.前記電子放出構造が、複数の平行な電極を有することを特徴とし、 前記第1スペーサ部分が前記平行電極に整合していることを特徴とす る請求項20に記載のフラットパネルディスプレイ。 23.フェースプレート構造と、電子放出構造を有するバックプレート構造とを 有するフラットパネルディスプレイの製造方法であって、 前記バックプレートの電子放出構造の上に集束構造を設ける過程であって、前 記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過程と、 前記集束構造に溝を形成する過程と、 溝内に電気的末端を有するスペーサを配置する過程であって、前記集束構造及 び前記電子放出構造の電気的末端が前記スペーサの電気的末端と一致する、該過 程とを有することを特徴とするフェースプレート構造と、電子放出構造を有する バックプレート構造とを有するフラットパネルディスプレイの製造方法。 24.フェースプレート構造と、電予放出構造を有するバックプレート構造とを 有するフラットパネルディスプレイの製造方法であって、 前記バックプレートの前記電子放出構造の上に集束構造を設ける過程であって 、前記集束構造及び前記電子放出構造が電気的末端を有する、該過程と、 前記集束構造上に電気的末端を有するスペーサを配置する過程であって、前記 スペーサの前記電気的末端が、前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的 末端の上に位置する、該過程と、 前記スペーサのフェース表面上にフェース電極を設ける過程と、 前記集束構造及び前記電子放出構造の前記電気的末端の上に、前記スペーサの 電気的末端を配置することにより作り出される電圧分布を相殺する、前記フェー ス電極に隣接する電圧分布を作り出すべく、前記フェース電極の電圧を制御する 過程とを含むことを特徴とするフェースプレート構造と、電子放出構造を有する バックプレート構造とを有するフラ ットパネルディスプレイの製造方法。 25.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェースプレート構造に 前記フェース電極を接続する過程を有することを特徴とする請求項24の方法。 26.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を電源に接 続する過程を含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。 27.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記フェース電極を電圧分割 回路に接続する過程を含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。 28.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記第2電極を前記フェース 電極が配置される前記スペーサのフェース表面の反対側の前記スペーサのフェー ス表面上に配置された延長電極に接続する過程を有することを有することを特徴 とし、前記延長電極が前記フラットパネルディスプレイのアクティブ領域の外側 に配置されていることを特徴とし、 前記延長電極が前記第1エッジ電極に向かって延在していることを特徴とする 請求項24に記載の方法。 29.前記フェース電極の電圧を制御する過程が、前記スペーサの前記フェース 表面に沿った所定の高さに前記フェース電極を配置する過程を含むことを特徴と する請求項24に記載の方法。 30.上側表面及び下側表面を有するバックプレート構造の上に集束構造を形成 し、かつ前記バックプレートの前記上側表面の上に配置された、複数の平行電極 を有する電子放出構造を形成する方法であって、 前記電子放出構造の上にフォトパターン形成可能な材料の層を形成する過程と 、 前記バックプレートの前記下側表面からフォトパターン形成可能な材料の層を 露出する過程であって、前記電極の間に位置するフォトパター ン形成可能な材料の層の第1部分が硬化し、かつフォトパターン形成可能な材料 の層の全厚みより小さい第1距離だけ前記第1部分が前記フォトパターン形成可 能な材料の層に延在している、該過程と、 フォトパターン形成可能材料の層の上にマスクを形成する過程であって、前記 マスクが複数の平衡な開口部を有し、この平衡な開口部が前記第1部分に対して 垂直である、該過程と、 前記マスクにおける開口部を通してフォトパターン形成可能材料の層を露出し 、これによってフォトパターン形成可能材料の層の第2部分を硬化させる過程で あって、前記第2部分の一部が前記第1部分の一部に連続している、該過程と、 前記露出過程によって硬化されなかったフォトパターン形成可能材料の層の部 分及びマスクを除去する過程であって、前記第1部分及び前記第2部分が前記集 束構造を形成し、前記第1距離が前記集束構造及びバックプレート構造の電気的 末端に一致するように選択される、該過程とを有することを特徴とする方法。
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