JP2000504023A - 癌治療方法 - Google Patents

癌治療方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、Rafを阻害する化合物およびファルネシル蛋白トランスフエラーゼを阻害する化合物を、哺乳動物に投与する段階を有する癌治療方法に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 癌治療方法発明の背景 本発明は、Raf拮抗薬活性を有する化合物とファルネシルトランスフェラー ゼ阻害活性を有する化合物の組み合わせを用いる癌治療方法に関する。 本発明で用いられるRaf拮抗薬化合物は、キナーゼRafの拮抗作用を介し て抗癌活性を示すものである。raf遺伝子は、N末端の融合、切断または点変 異によって腫瘍形成性が活性化し得る蛋白群をコードするものである。Rafは 、MEKとMAPキナーゼ(ERK)も含むMAPキナーゼカスケードの一つで ある。Rafは、PDGF、EGF、インシュリン、トロンビン、エンドテリン 、酸性FGF、CSF1またはTPAによる細胞の処理に反応して、さらには腫 瘍性蛋白であるv−fms、v−srcc、v−sis、Nrasおよびボリオ ーマミドルT抗原に反応して活性化され、急速なリン酸化を受け得るものである 。c−Rafの細胞レベル、従ってRaf活性の細胞レベルを低下させるアンチ センス構築物は、ほとんど全身 細胞毒性を示さずに、軟寒天での発癌遺伝子形質転換齧歯類の線維芽細胞の成長 を阻害する。軟寒天での成長阻害は動物全体での腫瘍の反応性を強く示唆するも のであることから、それについての研究は、Rafの拮抗作用がRafが何らか の役割を果たす癌の治療に対する有効な手段であることを示唆するものである。 過剰発現によってRafがからんでいる癌の例としては、脳、泌尿生殖路、リ ンパ系、胃、喉頭および肺の癌などがある。詳細には、そのような例には組織球 性リンパ腫、肺腺癌および小細胞肺癌などかある。別の例としては、Raf活性 化発癌遺伝子(例:K−ras、erb−B)の過剰発現もしくは活性化が認め られる癌などがある。詳細にはそのような癌には、膵臓癌および乳癌などがある 。 Ras蛋白は、細胞表面成長因子受容体と細胞増殖を開始する核信号とを結ぶ 信号伝達経路の一部である。Rasの作用についての生物研究および生化学研究 から、RasはG調節蛋白のような機能を有することが示されている。不活性状 態では、RasはGDPに結合している。成長因子受容体が活性化されると、R asに対してGDPとGTPを交換するような誘発が 起こり、Rasはコンホメーションを変化させる。GTP結合型Rasは成長刺 激信号を伝達し、その信号はRasの固有のGTPase活性によって終止し、 それによってこの蛋白は不活性のGDP結合型に戻る(D.R.Lowy and D.H.Willu msen,Ann.Rev.Bjochem.62: 851-891(1993))。Rasの活性化によって、MAP キナーゼ経路およびRho/Rac経路などの複数の細胞間信号伝達経路が活性 化される(Joneson et al.,Science 271: 810-812)。 結直腸癌、膵臓外分泌腺癌および骨髄性白血病などの多くのヒト癌で突然変異 を起こしたras遺伝子が認められる。これら遺伝子の蛋白産生物はGTPas e活性が欠如しており、本質的に成長刺激信号を伝達する。 Ras蛋白は、翻訳後修飾を受けることが知られているいくつかの蛋白の一つ である。ファルネシル蛋白トランスフェラーゼは、ピロリン酸ファルネシルを利 用して、Ras CAAXボックス(box)のCysチオール基をファルネシル 基によって共有結合的に修飾する(Reissetal.,Cell,62:81-88(1990); Scha ber et al., J.Bjol.Chem., 265: 14701-14704(1990);Schafer et al. ,Science,249:1133-1139(1990); Manne et al.,Proc.Natl.Acad.Sci USA,87: 7541−7545(1990))。 Rasは、正常機能および腫瘍形成機能のいずれにおいても、細胞膜に局在し ていなければならない。少なくとも3つの翻訳後修飾にRasの膜局在が関与し ており、3つの修飾のいずれRasのC末端で起こる。RasのC末端は、「C AAX」すなわち「Cys−Aaa1−Aaa2−Xaa」ボックスと称される配 列の繰り返し単位を有する(Cysはシステインであり、Aaaは脂肪族アミノ 酸であり、Xaaは何らかのアミノ酸である) (Willumsen et al.,Nature 3 10:583-586(1984))。具体的な配列に応じて、この繰り返し単位は、それそれC15 またはC20のイソプレノイドによるCAAX繰り返し単位のシステイン残基の アルキル化を触媒する酵素であるファルネシル−蛋白トランスフェラーゼまたは ゲラニルゲラニル−蛋白トランスフェラーゼの信号配列として機能する(S.Clar ke.,Ann.Rev.Bjochem.61:355-386(1992):W.R.Schafer and J.Rine,Ann.Rev.Gene tics 30:209-237(1992))。しかしながら、ファルネシル−蛋白トランスフェラ ーゼの直接阻害は、イソプレンの生合成の一般的阻害剤の必要用量で起こると考 えられるものより特異的であり、しかも副作用が少ないと考えられる。 他のファルネシル化蛋白には、Rho、真菌交配因子、核ラミンおよびトラン スジューシンのγ−サブユニットなどのRas関連のGTP結合蛋白などがある 。ジェームスら(James et al.,J.Biol.Chem.269,14182(1994))は、やはりフ ァルネシル化されているペルオキシソーム会合蛋白Pxfを確認している。ジェ ームスらはさらに、上記に挙げたものに加えて、未知の構造および機能のファル ネシル化蛋白があることも示唆している。 ファルネシル−蛋白トランスフェラーゼ(FPTase)の阻害剤は、2つの 総括的分類で報告されている。第1の分類は、ファルネシルジホスフェート(F PP)の類縁体を含むものであり、第2の分類はその酵素に対する蛋白基質(例 :Ras)に関係するものである。報告されているペプチド由来阻害剤は、蛋白 プレニル化の信号であるCAAX繰り返し単位に関係する含システイン分子であ る(Schaber et al.,ibid;Reiss et al.,ibid;Reiss et al.,PNAS,88:732- 736(1991))。そのような阻害剤は、ファルネシル−蛋白トランスフェラーゼ酵 素に対する別の基質として機能しながら蛋白のプレニル化を阻害することができ るか、あるいは純粋に競争的な阻害剤であることができる(米国特許51418 51号、University of Texas; N.E.Kohl et al.,Science,260: 1934−1937(1993);Graham etal.,J.Med .Chem.,37,725(1994))。 ファルネシル−蛋白トランスフェラーゼの阻害は、軟寒天でのras−形質転 換細胞の成長を阻害し、その細胞の形質転換表現型の他の側面を変えることが明 らかになっている。さらに、ファルネシル−蛋白トランスフェラーゼのある種の 阻害薬が、Ras腫瘍性蛋白の細胞間でのプロセッシングを選択的に阻害するこ とも示されている(N.E.Kohl et al.,Scjence,260:1934-1937(1993)および G .L.James et al.,Science,260:1937-1942(1993))。最近、ファルネシル−蛋白 トランスフェラーゼの阻害剤がヌードマウスにおけるras−依存性腫瘍の成長 を阻害し(N.E.Kohl et al.,Proc.Natl.Acad.SciU.S.A.,91:9141-9145(1994) )、rasトランスジェニックマウスにおける乳癌および唾液腺癌の退行を誘発 する(N.E.Kohl et al.,Nature Medicine,1:792-797(1995))ことが明らかに なっている。 ロバスタチン(lovastatin;Merck & Co.,Rahway,NJ)およびコンパクチン (Hancocketal.,ibid;Caseyetal.,ibid;Schafer et al.,Science 245:379(1 989))が、in vivoでの ファルネシル−蛋白トランスフェラーゼの間接的阻害を示している。これらの薬 剤は、ビロリン酸ファルネシルなどのポリイソプレノイド類の産生についての速 度制限酵素であるHMG−CoAレダクターゼを阻害する。HMG−CoAレダ クターゼの阻害によるピロリン酸ファルネシル生合成の阻害は、培養細胞におけ るRasの膜局在を阻害する。 本発明においては、Raf拮抗剤化合物およびファルネシル蛋白トランスフェ ラーゼ阻害剤を用いて、特にRafやFPTaseに依存性ではない腫瘍細胞に おけるような癌を治療する。Raf拮抗剤化合物およびファルネシル蛋白トラン スフェラ−ゼ阻害性化合物を組み合わせて使用する。発明の概要 癌治療を必要とする哺乳動物患者に対して、有効量のRaf拮抗剤化合物と有 効量のファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害性化合物を投与する段階を含む 癌治療方法が開示される。発明の詳細な説明 本発明は、癌治療を必要とする哺乳動物患者に対して、有効量のRaf拮抗剤 化合物と有効量のファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害性化合物を投与する 段階を含む癌治療方法に関 するものである。Rafと拮抗する化合物およびファルネシル蛋白トランスフェ ラーゼを阻害する化合物を使用することができる。 本明細書で使用する場合、Raf拮抗剤という用語は一般的な意味で使用して 、raf遺伝子またはそれに反応して産生される蛋白の活性に対して拮抗、阻害 もしくは妨害を行う化合物に関係するものである。 同様に、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害性化合物という用語も一般 的な意味で使用し、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼをコードする遺伝子ま たはそれに反応して産生される蛋白の活性に対して拮抗、阻害もしくは妨害を行 う化合物を指す。 本明細書に記載の発明に従って治療可能な癌には、脳、泌尿生殖路、リンパ系 、胃、喉頭、肝臓および肺の癌などがある。詳細には、そのような癌には組織球 性リンパ腫、肺腺癌および小細胞肺癌などがある。別の例としては、Raf活性 化発癌遺伝子(例:K−ras、erb−B)の過剰発現もしくは活性化が認め られる癌などがある。詳細にはそのような癌には、膵臓癌、乳癌および唾液腺癌 、結直腸癌、膵臓外分泌腺癌および 骨髄性白血病などがある。 Rafと拮抗する化合物の例としては、以下のものがある。 (a)下記式(I−a)の構造を有する化合物または該化合物の医薬的に許容さ れる塩: [式中、 ARは原子数6〜10の芳香族基を表し; XおよびX’はそれぞれ独立に、−(CH2m-Y−(CH2n−を表し;m およびnは0〜4の範囲内の整数を表し;mとnの合計は0〜6であり;Yは、 直接結合、O、S(O)y(yは0、1もしくは2である)、NRq'(Rq'は以 下に定義の通りである)、C(O)、OC(O)、C(O)O、SOxNRq'( xは1もしくは2であり、Rq'は以下に定義の通りである)、NRq’SOx、 C(O)NRq'およびNRq’C(O) からなる群から選択されるものを表し; は、1以上のN原子を有し、1〜2個の追加のN原子および0〜1個のO原子も しくはS原子を有しても良い4〜10員の非芳香族複素環を表し; RxはH、C1 〜6アルキル(Rq3、OC1 〜6アルキル(Rq3またはC(O )C1 〜6アルキル(Rq3を表し; 各RおよびR”は独立に、ハロ、ヒドロキシ、C1 〜6アルキル(Rq3、OC1 〜6 アルキル(Rq3、C3 〜8シクロアルキル(Rq3、CN、ONH2、CON HC1 〜6アルキル(Rq3、CON(C1 〜6アルキル(Rq32、NH2、NH C1 〜6アルキル(Rq3、N(C1 〜6アルキル(Rq32、CO2H、CO21 〜6 アルキル(Rq3、C(O)C1 〜6アルキル(Rq3、アリール(Rq)3、ヘ テロアリール(Rq3、CF3、SH、NO2、SOy1 〜6アルキル(Rq3( yは上記で定義の通りである)、SO2NH2、SO2NHC1 〜6アルキル(Rq3 、SO2N(C1 〜6アルキル(Rq32、N HSO21 〜6アルキル(Rq3、NHSO2アリール(Rq3、NHSO2ヘテ ロアリール(Rq3、N(Rq')C(O)C1 〜6アルキル(Rq3、NRq'C( O)NH(C1 〜6アルキル(Rq3)、C2 〜4アルケニル(Rq2 〜3およびC2 〜4 アルキニル(Rq1 〜3からなる群から選択されるものを表し; 各R’は独立に、CONH2、CONHC1 〜6アルキル(Rq3、CON(C1 〜6 アルキル(Rq32、CONHC3 〜8シクロアルキル(Rq3、CON(C3 〜8 シクロアルキル(Rq32、CO2H、CO21 〜6アルキル(Rq3、C (O)C1 〜6アルキル(Rq3、CO23 〜8シクロアルキル(Rq3、C(O )C3 〜8シクロアルキル(Rq3、−[C(O)(CH2)j−CR56−(CH2 k -NR7]p−R8、−C(O)C3 〜8シクロアルキル(Rq3、−C(O)ヘテロ サイクル(Rq3、CON[C1 〜6アルキル(Rq3][C3 〜8シクロアルキル (Rq3]、C(O)アリール(Rq3、C(O)ヘテロアリール(Rq3(p は1、2もしくは3を表し、jおよびkは独立に0〜3から選択される整数であ る)からなる群から選択されるものを表し; 各R5およびR6は独立に、H、アリール、C1 〜6アルキル (Rq3を表すか、あるいは各CR56が一体となって、3、4、5もしくは6 員のシクロアルキル基もしくは複素環基、アリール基またはヘテロアリール基を 表し;pが1である場合はjおよびkの少なくとも一方が1、2もしくは3であ り; 各R7およびR8は独立に、H、C1 〜6アルキルもしくはアリールを表し; Rqは、Rq'、CN、CO2H、CO21 〜4アルキル、C(O)C1 〜4アルキ ル、アリール(Ra3、NH2、NHC1 〜6アルキル(Ra3、N(C1 〜6アル キル(Ra32、ヘテロアリール(Ra3、CONH2、SH、S(O)y1 6 アルキル(Ra3、C(O)NHC1 〜6アルキル(Ra3、C(O)N(C1 6 アルキル(Ra32、−ヘテロアルキル(Ra3、−NHC(O)NH2、− NHC(NH)NH2からなる群から選択され;は独立に単環系または二環系であって、該環系は非芳香族または一部芳香族であ り、環原子数は5〜10であり、そのうちの1〜4個の原子がNであり、0〜1 個の原子がOもしくはS(O)yであり;yは0、1もしくは2であり;1〜2 個のカルボニル基を有しても良く; 各Raは独立に、H、C1 〜6アルキル、OC1 〜6アルキル、アラルキル、置換 アラルキル、ヘテロアラルキル、置換ヘテロアラルキル、アラルコキシ、置換ア ラルコキシ、ハロ、ヒドロキジ、CN、CONH2、CONHC1 〜6アルキル、 CON(C1 〜6アルキル)2、CO2H、CO21 〜6アルキル、C(O)C1 〜6 アルキル、フェニル、CF3、SH、NO2、SOy1 〜6アルキル(yは上記で 定義の通り)、SO2NH2、SO2NHC1 〜6アルキル、NHSO2(置換アリー ル)、NHSO2(置換ヘテロアリール)、NHSO21 〜6アルキル、NHSO2 アリール、NHSO2ヘテロアリール、NH2、NHC1 〜6アルキル、N(C1 6 アルキル)2、NHC(O)C1 〜6アルキル、NHC(O)NH(C1 〜6アルキ ル)、C2 〜4アルケニルおよびC2 〜4アルキニルからなる群から選択されるもの を表し; Rq’はH、OH、C1 〜4アルキル、−OC1 〜4アルキル、アリールまたはC (O)C1 〜4アルキルである。] (b)下記式(I−b)の構造を有する化合物または該化合物の医薬的に許容さ れる塩; [式中、AR、X、X’、x、Y、y、Rq'、 X、R、R”、j、k、R7、R8は式(I−a)に関して上記で定義した通りであり; 各R’は独立に、ヒドロキシ、C1 〜6アルキル(Rq3、C3 〜8シクロアルキ ル(Rq3、OC1 〜6アルキル(Rq3、OC3 〜8シクロアルキル(Rq3、ヘ テロサイクル(Rq3、CN、NH(Rq")、NHC1 〜6アルキル(Rq3、N (C1 〜6アルキル(Rq32、NHC3 〜8シクロアルキル(Rq3、N(C3 8 シクロアルキル(Rq32、CF3、SH、NO2、C2 〜4アルケニル(Rq2 〜3 、アリール(Rq3、ヘテロアリール(Rq3、C2 〜4アルキニル(Rq1 〜3 、−OC(O)C3 〜8シクロアルキル(Rq3、SO2NH2、SO2NHC1 〜6 アルキル(Rq3、SO2N(C1 〜6アルキル(Rq32、NHSO21 〜6 アルキル(Rq)3、NHSO2アリール(Rq3、NHSO2ヘテロアリール( Rq3、−OC(O)ヘテロサイクリル(Rq3、N(Rq')C(O)C1 〜6ア ルキル(Rq3、NRq'C(O)NH(C1 〜6アルキル(Rq3)、−OC(O )C1 〜6アルキル(Rq3、−OC(O)アリール(Rq3、−OC(O)ヘテ ロアリール(Rq3、−C(=NRq')NH2、−C(=NRq')NHC1 〜6ア ルキル(Rq3、−C(=NRq')N(C1 〜6アルキル(Rq32からなる群から選択されるものを表し; R5およびR6は独立に、H、アリール、C1 〜6アルキル(Rq3を表すか、あ るいはCR56が一体となって、3、4、5もしくは6員のシクロアルキル基も しくは複素環基、アリール基またはヘテロアリール基を表し; pは1、2もしくは3であり;pが1である場合は、CR56は3、4、5も しくは6員のシクロアルキル基もしくは複素環基、アリール基またはヘテロアリ ール基を表し、jおよびkの少なくとも一方が1、2もしくは3であり; R9は、H、正電荷を有する基でバランスを取った陰電荷または保護基を表し ; Rqは、Rq'、CN、CO2H、CO21 〜4アルキル、C(O)C1 〜4アルキ ル、NH(Rq")、アリール(Ra3、ヘテロアリール(Ra3、NHC1 〜4ア ルキル、N(C1 〜6アルキル)2、CONH2、SH、S(O)y1 〜6アルキル (Ra3、C(O)NHC1 〜6アルキル(Ra3、C(O)N(C1 〜6 アルキル(Ra32、−NHC(NH)NH2、−ヘテロアルキル(Ra3、− NHC(O)NH2からなる群から選択され; Rq"はH、OHまたはOC1 〜4アルキルを表す。] (c)下記式(I−c)の構造を有する化合物または該化合物の医薬的に許容さ れる塩: [式中、 R1は4−ピリジル、ピリミジニル、キナゾリン−4−イル、キノリル、イソ キノリニル、1−イミダゾリルまたは1−ベンズイミダゾリルであって、1個ま たは2個の置換基で置換されていても良く;該置換基はそれぞれ、C1 〜4アルキ ル、ハロゲン、C1 〜4アルコキシ、C1 〜4アルキルチオ、NR1020もしくはN −複素環から選択され;該環は5〜7員であり、酸素、 硫黄もしくはNR22から選択される別のヘテロ原子を有しても良く; R2は、水素、−(CR1020nOR12、複素環、複素環C1 〜10アルキル、 C1 〜10アルキル、ハロ置換C1 〜10アルキル、C2 〜10アルケニル、C2 〜10アル キニル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜10アルキル、C5 7 シクロアルケニル、アリール、アリールC1 〜10アルキル、ヘテロアリール、ヘ テロアリールC1 〜10アルキル、(CR1020n'OR13、(CR1020n'S (O)m25、C(CR1020n'NHS(O)225、(CR1020n'NR8 9、(CR1020n'NO2、(CR1020n'CN、(CR1020)n'S(O )mNR89、(CR1020n'C(Z)R13、(CR1020n'C(Z)OR1 3 、(CR1020n'NR10C(Z)NR89、(CR1020n'C(Z)NR1 3 OR12、(CR1020n'NR10C(Z)R13、(CR1020n'NR10C( Z)NR89、(CR1020n'N(OR21)C(Z)NR89、(CR1020 n'N(OR21)C(Z)R13、(CR1020n'C(=NOR21)R13、(C R1020n'NR10C(=NR27)NR89、(CR1020n' OC(Z)NR89、(CR1020n'NR10C(Z)NR8NR9、(CR1020n'C(Z)OR10、5−(R25)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イ ルまたは4−(R12)−5−(R1819)−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オ キサジアゾール−3−イルであり;その場合、アリール、アリールアルキル、ヘ テロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環または複素環アルキル部分は置 換されていても良く; n’は1〜10の整数であり; mは0または1もしくは2の整数であり; R3はQ−(Y1tであり; Qはアリール基もしくはヘテロアリール基であり; tは1、2もしくは3の数字であり; Zは酸素もしくは硫黄であり; nは0または1〜10の整数であり; Y1は独立に、水素、C1 〜5アルキル、ハロ置換C1 〜5アルキル、ハロゲンま たは−(CR1020n2であり; Y2は、−OR8、−NO2、−S(O)m'11、−SR8、−S(O)m'OR8 、−S(O)mNR89、−NR89、 −O(CR1020nNR89、−C(O)R8、−CO28、−CO2(CR10 20n'CONR89、−ZC(O)R8、−CN、−C(Z)NR89、NR −NR10C(Z)R8、−C(Z)NR8OR9、−NR10C(Z)NR89、− NR10S(O)m11、−N(OR21)C(Z)NR89、−N(OR21)C( Z)R8、−C(=NOR21)R8、−NR10C(=NR15)SR11、−NR10C (=NR15)NR89、−NR10C(=CR1424)SR11、−NR10C(=C R1424)NR89、−NR10C(O)C(O)NR89、−NR10C(O)C (O)OR10、−C(=NR13)NR89、−C(=NOR13)NR89、−C (=NR13)ZR11、−OC(Z)NR89、−NR10S(O)mCF3、−NR10 C(Z)OR10,5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルま たは4−(R12)−5−(R1819)−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサ ジアゾール−3−イルであり; m’は1もしくは2の数字であり; R4は、1個もしくは2個の置換基で置換されていても良いフェニル、1−ナ フチルもしくは2−ナフチルであり;各置換 基は独立に選択され;4−フェニル、4−ナフチル−1もしくは5−ナフチル− 1置換基の場合は、ハロ、シアノ、−C(Z)NR717、−C(Z)OR23、 −(CR1020m''' COR36、SR5、−SOR5、OR36、ハロ置換C1 〜4 アルキル、C1 〜4アルキル、−ZC(Z)R36、−NR10C(Z)R23または− (CR1020m'''NR1020であり;他の位置の置換については、ハロ、シア ノ、−C(Z)NR1626、−C(Z)OR8、−(CR1020m'''COR8、 −S(O)m8、−OR8、ハロ置換C1 〜4アルキル、C1 〜4アルキル、−(C R1020m'''NR10C(Z)R8、−NR10S(O)m'11、−NR10S(O )m'NR717、−ZC(Z)R8または−(CR1020m'−NR1626であり ;m”は0〜5であり、m'''は0もしくは1であり; R5は、部分−SR5が−SNR717であって−SOR5が−SOHであること を除き、水素、C1 〜4アルキル、C2 〜4アルケニル、C2 〜4アルキニルまたはN R717であり; R6はC1 〜4アルキル、ハロ置換C1 〜4アルキル、C1 〜4アルケニル、C2 〜4 アルキニルまたはC3 〜5シクロアルキルであり; R7およびR17はそれぞれ独立に、水素もしくはC1 〜4アルキルから選択され るか、あるいはR7およびR17がそれらの結合している窒素と一緒に5〜7員の 複素環を形成し、該環は酸素、硫黄もしくはNR22から選択される別のヘテロ原 子を有していても良く; R8は水素、複素環、複素環アルキルもしくはR11であり; R9は、水素、C1 〜10アルキル、C2 〜10アルケニル、C2 〜10アルキニル、C3 〜7 シクロアルキル、C5 〜7シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、 ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルであるか、あるいはR8および R9がそれらの結合している窒素と一緒に5〜7員の複素環を形成し、該環は酸 素、硫黄もしくはNR12から選択される別のヘテロ原子を有していても良く; R10およびR20はそれぞれ独立に、水素およびC1 〜4アルキルから選択され; R11はC1 〜10アルキル、ハロ置換C1 〜10アルキル、C2 〜10アルケニル、C2 〜10 アルキニル、C3 〜7シクロアルキル、C5 〜7シクロアルケニル、アリール、 アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり; R12は、水素、−C(Z)R13もしくは置換されていても良いC1 〜4アルキル 、置換されていても良いアリールC1 〜4アルキルまたはS(O)225であり; R13は、水素、C1 〜10アルキル、C3 〜7シクロアルキル、複素環、複素環C1 〜10 アルキル、アリール、アリールC1 〜10アルキル、ヘテロアリールまたはヘ テロアリールC1 〜10アルキルであり; R14およびR24はそれぞれ独立に、水素、アルキル、ニトロまたはシアノから 選択され; R15は、水素、シアノ、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキルまたはアリー ルであり; R16およびR26はそれぞれ独立に、水素または置換されていても良いC1 〜4ア ルキル、置換されていても良いアリールもしくは置換されていても良いアリール C1 〜4アルキルであるか、あるいはそれらが結合している窒素とともに、5〜7 員の複素環を形成し、該環は酸素、硫黄もしくはNR12から選択される別のヘテ ロ原子を有していても良く; R18およびR19はそれぞれ独立に、水素、C1 〜4アルキル、置換アルキル、置 換されていても良いアリール、置換されてい ても良いアリールアルキルであるか、あるいは一緒に酸素もしくは硫黄を表し; R21は水素、医薬的に許容される陽イオン、C1 〜10アルキル、C3 〜7シクロ アルキル、アリール、アリールC1 〜4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリー ルアルキル、複素環、アロイルまたはC1 〜10アルカノイルであり; R22はR10またはC(Z)−C1 〜4アルキルであり; R23は、C1 〜4アルキル、ハロ置換C1 〜4アルキルまたはC3 〜5シクロアルキ ルであり; R36は水素またはR23であり; R25は、C1 〜10アルキル、C3 〜7シクロアルキル、複素環、アリール、アリ ールアルキル、複素環、複素環C1 〜10アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロ アリールアルキルであり; R27は、水素、シアノ、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキルまたはアリー ルである。];あるいは該化合物の医薬的に許容される塩 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害性化合物の例としては、次のものが ある。 (a)下記式(II−a)〜(II−c)で表される化合物であり; 下記式(II−a)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して は、 1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R2およびR3は独立に、H;未置換または置換C1 〜8アル キル、未置換または置換C2 〜8アルケニル、未置換または置換C2 〜8アルキニル 、未置換または置換アリール、未置換または置換複素環、 から選択され;前記置換基は、1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルキル、 b)(CH2pOR6、 c)(CH2pNR67、 d)ハロゲン で置換されたアリールもしくは複素環 2)C3 〜6シクロアルキル、 3)OR6、 4)SR6、S(O)R6、SO26、 5)−NR67、 6)−NR6C(O)R7、 7)−NR6C(O)NR77a、 8)−OC(O)NR67、 9)−OC(O)OR6、 10)−C(O)NR67、 11)−SO2−NR67、 12)−NR6−SO2−R7、 13)−C(O)−R6または 14)−C(O)−OR6 で置換されているか;あるいは R2とR3が同じCに結合して一体となって、−(CH2u−を形成しており; 炭素原子の一つがO、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−か ら選択される部分に置き換わっていても良く; R4およびR5は独立に、HおよびCH3から選択され; R2、R3、R4およびR5のうちのいずれかの2個が同一の炭素原子に結合して いても良く; R6、R7およびR7aは独立に、H、C1 〜4アルキル、C3 〜6シクロアルキル、 複素環、アリール、アロイル、ヘテロアロイル、アリールスルホニル、ヘテロア リールスルホニルから選択され、未置換であるかあるいは a)C1 〜4アルコキシ、 b)アリールもしくは複素環、 c)ハロゲン、 d)HO、 e)−C(O)−R11、 f)−SO211または g)N(R102で置換されているか、あるいは R6とR7が一緒になって環を形成していても良く; R7とR7aが一緒になって環を形成していても良く; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、 パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C (O)NR10−、CN、H2N−C(NH)−、R10C(O)−、R10OC(O )−、N3、−N(R102またはR10OC(O)NH−によって置換されたC1 〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、ベンジルおよびアリールから選択さ れ; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素、 b)複素環、 c)アリール、 d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子に置き換 わっているC1〜C20アルキル、および e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mである場合はVは水素ではなく、A1が 結合であって、nが0であって、A2がS(O)mである場合はVは水素ではなく ; Wは複素環であり; Xは−CH2−、−C(=O)−または−S(=O)m−であり; Yはアリール、複素環であって、未置換であるかあるいは1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルコキシ、 b)NR67、 c)C3 〜6シクロアルキル、 d)アリールもしくは複素環、 e)HO、 f)−S(O)m6または g)−C(O)NR67 で置換されたC1 〜4アルキル、 2)アリールもしくは複素環、 3)ハロゲン、 4)OR6、 5)NR67、 6)CN、 7)NO2、 8)CF3、 9)−S(O)m6、 10)−C(O)NR67または 11)C3〜C6シクロアルキル によって置換されており; mは0、1もしくは2であり; nは0、1、2、3もしくは4であり; pは0、1、2、3もしくは4であり; rは0〜5であり;ただしVが水素の場合はrは0であり; Sは0もしくは1であり; tは0もしくは1であり; uは4もしくは5である。 下記式(II−b)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して は、 1a、R1b、 R10、R11、m、R2、R3、R6、R7、p、R7a、u、R8、 A1、A2、V、W、X、n、p、r、s、tおよびuは式(II−a)について 上記で定義した通りであり; R4はHおよびCH3から選択され; R2、R3およびR4のうちのいずれかの2個が同一の炭素原子に結合していて も良く; R9は、 a)水素、 b)アルケニル、アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、−N3、−N(R102ま たはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; GはH2またはOであり; Zは、アリール、ヘテロアリール、アリールメチル、ヘテロアリールメチル、 アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルであり、未置換であるかあるい は1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルコキシ、 b)NR67、 c)C3 〜6シクロアルキル、 d)アリールもしくは複素環、 e)HO、 f)−S(O)m6または g)−C(O)NR67 で置換されたC1 〜4アルキル、 2)アリールもしくは複素環、 3)ハロゲン、 4)OR6、 5)NR67、 6)CN、 7)NO2、 8)CF3、 9)−S(O)m6、 10)−C(O)NR67または 11)C3〜C6シクロアルキル によって置換されている。 下記式(II−c)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して は、 1a、R1b、R10、R11、m、R2、R3、R6、R7、p、u、R7a、R8、A1 、A2、V、W、X、n、rおよびtは式(II−a)について上記で定義した 通りであり; R4はHおよびCH3から選択され; R2、R3およびR4のうちのいずれかの2個が同一の炭素原子に結合していて も良く; GはOであり; Zは、アリール、ヘテロアリール、アリールメチル、ヘテロアリールメチル、 アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルであり、未置換であるかあるい は1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルコキシ、 b)NR67、 c)C3 〜6シクロアルキル、 d)アリールもしくは複素環、 e)HO、 f)−S(O)m6または g)−C(O)NR67 で置換されたC1 〜4アルキル、 2)アリールもしくは複素環、 3)ハロゲン、 4)OR6、 5)NR67、 6)CN、 7)NO2、 8)CF3、 9)−S(O)m6、 10)−C(O)NR67または 11)C3〜C6シクロアルキル によって置換されており; sは1である。 (b)下記式(II−d)〜(II−g)によって表される化合物: 下記式(II−d)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 、 11、V、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した 通りであり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10C(O)−、N3、−N(R102または R11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O−、R11S(O)m −、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−に よって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 CF3、N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10 −、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)− 、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、お よび d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから 選択される未置換または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; X−Yは、 であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、および e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに 水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未 置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換 もしくは置換された基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10 シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアル キル、F、Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、C N、H2N−C(NH)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−e)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 、11、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した通り であり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、 c)末置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR10C(O)−NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル から選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C( NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される末置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、C1、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m、−、R10C(O)NR10−、 CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20 アルケニル、C3〜C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は 、F、C1、Br、CF3、N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、 R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1 〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は、 a)置換もしくは未置換のC1〜C8アルキル、置換もしくは未置換のC5〜C8 シクロアルキルまたは置換もしくは未置換の環状アミン(置換されたアルキル、 シクロアルキルもしくは環状アミンは、 1)C1〜C6アルキル、 2)アリール、 3)複素環、 4)−N(R112、 5)−OR10 から独立に選択される1個もしくは2個の置換基によって置換されている)また は b) であり; X−Yは、 であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、および e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、 F、Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、R10 2N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、CN、H2N−C(N H)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10O C(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R12は水素またはC1〜C6アルキルであり; R13はC1〜C6アルキルであり; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−f)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 、 11、V、W、m、n、pおよびrは式(II−a)にして上記で定義した通 りであり; R1aおよひR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、−R10C(O)NR10−、CN 、NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、 N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって置換されたC1〜C6ア ルキル から選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O−、R11S(O)m −、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−に よって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、CL、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10-およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; X−Yは、であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキル から選択される未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキルから 選択される未置換もしくは置換された基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、CN、H2N−C(N H)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10O C(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R10)2またはR11O C(O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R12は水素またはC1〜C6アルキルであり; R13はC1〜C6アルキルであり; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)m、から選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−g)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 、 11、V、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した 通りであり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、 c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O−、R11S(O)m −、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10− によって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m、−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N −C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102ま たはR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは末置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、 R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C( NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102、R11 OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; X−Yは、であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、および e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに 水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未 置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換 もしくは置換された基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F,Cl、Br,R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、R10 C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10 −、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10 シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアル キル、F、Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、C N、H2N−C(NH)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、べンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R12は水素またはC1〜C6アルキルであり; R13はC1〜C6アルキルであり; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 (c)下記式(II−h)〜(II−k)によって表される化合物 下記式(II−h)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10 OC(O)−、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20 アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m、−、R1 0 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O) −、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二 環系であり、ここで窒素を含まない環の場合その環は、芳香環、C〜C7飽和 環もしくは複素環であることができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−i)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−よびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、−R10O−、R11S(O)m−、R1 0 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O) −、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6 アルキル から選択され; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br 、N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 CN、(R102N−C(NR10)−、R10(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; R12は、 a)置換もしくは未置換のC1〜C8アルキルまたは置換もしくは未置換のC5 〜C8シクロアルキル(そのアルキルまたはシクロアルキル上の置換基は 1)アリール、 2)複素環、 3)−N(R112、 4)−OR10 から選択される)、または b) であり; R13は独立に、水素およびC1〜C6アルキルから選択され; R14は独立に、C1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり;窒素を 含まない環の場合その環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であること ができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(11−j)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、 W、m、n、pおよびrは、式(II−a)に関して定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C (NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102または R11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または末置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であることができ ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−k)の化合物または該化合物の医薬的に許容 される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して上記で定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環は、芳香環、C5〜C7 飽和環もしくは複素環であることができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; Sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 (d)下記式(II−1)〜(II−o)によって表される化合物 下記式(II−1)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して ;1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V,W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して上記で定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、-(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC (O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキール、C2〜C20アルケニル、C3 〜C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br 、N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択さ れる部分によって置き換わっていても良く; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であることができ ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−m)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して上記で定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10 OC(O)−、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20 アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2またはR3が一体となって−(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、 d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; R12は、 a)置換もしくは未置換のC1〜C8アルキルまたは置換もしくは未置換のC5 〜C8シクロアルキル(そのアルキルまたはシクロアルキル上の置換基は 1)アリール、 2)複素環、 3)−N(R112、 4)−OR10 から選択される);または b) であり; R13は独立に、水素およびC1〜C6アルキルから選択され; R14は独立に、C1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であることができ ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−n)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して上記で定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2およびR3が一体となって−(CH2s−を形成するか;あるいは R2またはR3がR6とともに、であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10O−によって 置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であることができ ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 下記式(II−o)の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、 W、m、n、pおよびrは、式(II−a)に関して上記で定義した通りであり ; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2およびR3が一体となって−(CH2s−を形成するか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環の場合その環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であ ることができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。 Rafと拮抗する具体的化合物としては、以下のものが挙げ られる。 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル ; 4−[4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−イル−1H−イミダゾール− 2−イル]−1−アセチル−ピペリジン; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル ; 3−[4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−イル−1H−イミダゾール− 2−イル]−1−アセチルーピペリジン;および4−ベンジル−[4−(4−フ ルオロフェニル)−5−ピリジン−4−イル−1H−イミダゾール−2−イル] −ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−メチルーピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−1−ベンジル−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−エチル−ピペリジン; 4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H− イミダゾール−2−イル]−ピペリジン; 4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H− イミダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 2−(4−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ブチル)− イソインドール−1,3−ジオン; 2−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ペンチル) −イソインドール−1,3−ジオン; 2−(6−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピ ペリジン−1−イル}−ヘキシル)−イソインドール−1,3−ジオン; 4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H− イミダゾール−2−イル]−1−ベンジル−ピペリジン; 2−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ペンチル) −2,3−ジヒドロ−イソインドール−1−オン・2トリフルオロ酢酸塩; 4−(4−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−エチル)− ピリジン; 2−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ペンチル) −1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 2−(4−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ビリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ブチル)− 1,1−ジオキソベンゾ[d] イソチアゾール−3−オン; 2−アミノ−1−{5−[4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン −4−イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−エタ ノン・2塩酸塩; 4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イ ミダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−カルホン酸tert−ブチルエステル ; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ビリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1,4−ジメチル−ピペリジン; 4−ベンジル−[4−(4−フルオロフェニル)−5−ピリジン−4−イル− 1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジ ン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル; 4−ベンジル−[4−(4−フルオロフェニル)−5−ピリジン−4−イル− 1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン; 4−{5−(3,4−ジクロロフェニル)−2−[1−(2−フェニルエチル )−ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾール−4−イル}−ピリジン; 4−{5−(3,4−ジクロロフェニル)−2−[1−(3−フェニルプロピ ル)−ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾール−4−イル}−ピリジン; 2−(6−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ヘキシル) −1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 2−(3−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−プロピル) −1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 4−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピ ペリジン−1−イルーメチル}−イミダゾール−1−イル−メチル)−ベンゾニ トリル; 4−[2−[1−(4−ベンジルオキシベンジル)−ピペリジン−4−イル− 5−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル−ピリジン ; 2−(3−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−プロピル) −イソインドール−1,3−ジオン; 4−[4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール− 2−イル]ベンズアミドオキシム; 4−(1−ナフチル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(1−ナフチル)−2−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジ ル)イミダゾール; 4−(2−ナフチル)−2−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジ ル)イミダゾール; 4−(2−ナフチル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−チオフェニル)−5−(4−ピリ ジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−チオフェニル)−5−(4−ピリ ジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−メチルチオフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−メチルスルフィニルフェニル)− 5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−メチルスルホニルフェニル)−5 −(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−メチルチオフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−メチルスルフィニルフェニル)− 5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−メチルスルホニルフェニル)−5 −(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)−5−(4− ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルフィ ニルフェニル)−1−メチル−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)− 1−(N−モルホリノプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルチオフェニル)−1−(N −モルホリノプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルホニルフェニル)−1 −(N−モルホリノプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルチオ−1−プロピル)−2−( [4−N−モルホリノメチル]フェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール ; 4−(4−フルオロフエニル)−1−(メチルスルフィニル−1−プロピル) −2−([4−N−モルホリノメチル]フェニル)−5−(4−ピリジル)イミ ダゾール;および 4−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル−1−プロピル)− 2−([4−N−モルホリノメチル]フェニル)−5−(4−ピリジル)イミダ ゾール。 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼに対して拮抗または阻害を行う化合物の 例としては、以下のものが挙げられる。 2(S)−ブチル−1−(2,3−ジアミノ−1−プロピル)−1−(1−ナ フトイル)ピペラジン; 1−(3−アミノ−2−(2−ナフチルメチルアミノ)−1−プロピル)−2 (S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−{5−[1−(2−ナフチルメチル)]−4,5−ジ ヒドロイミダゾール}メチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[5−(1−ベンジルイミダゾール)メチル]−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; f−{5−[1−(4−ニトロベンジル)]イミダゾリルメチル}−2(S) −ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(3−アセトアミドメチルチオ−2(R)−アミノ−1−プロピル)−2 (S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[2−(1−イミダゾリル)エチル]スルホニル−4 −(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(R)−ブチル−1−イミダゾリル−4−メチル−4−(1−ナフトイル) ピペラジン; 2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−(3−ピリジルメチル)ピ ペラジン; 1−2(S)−ブチル−(2(R)−(4−ニトロベンジル)アミノ−3−ヒ ドロキシプロピル)−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシヘプタデシル)−2(S)−ブチル −4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ベンジル−1−イミダゾリル−4−メチル−4−(1−ナフトイル )ビペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−(3−ベンジルチオ)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−[3−(4−ニトロベンジルチオ)プロピル] )−2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(4−イミダゾリル)エチル]−4−(1−ナフト イル)ビペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(4−イミダゾリル)メチル]−4−(1−ナフト イル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(1−ナフチ−2−イルメチル)−1H−イミダゾ ール−5−イル)アセチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(1−ナフチ−2−イルメチル)−1H−イミダゾ ール−5−イル)エチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシプロピル)−2(S)−ブチル−4 −(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシブチル)−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2−アミノ−3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル)−2(S )−ブチル−4−(1−ナフトイル)ビペラジン; 1−(2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[3−(4−イミダゾリル)プロピル]−2(S)−ブ チル−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−(4−イミ ダゾリルメチル)−ピペラジン−5−オン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン; 1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−4−( 2,3−ジメチルフェニル)−2(S)−(2−メトキシエチル)ピペラジン− 5−オン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(1−ナフチル メチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(2−ナフチル メチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−メトキシベンジル) イミダゾール−5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(3−メチル−2−ブテニル)イミタゾー ル−5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−フルオロベンジル)イミダゾール− 5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−クロロベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[1−(4−ブロモベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−2(S )−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(4−トリフル オロメチルベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−メチルベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル) ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(3−メチルベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 1−[1−(4−フェニルベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−2( S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(2−フェニル エチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(4−トリフル オロメトキシ)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 1−{[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]アセ チル}−2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−{5−[1−(4−ニトロベンジル)]イミダゾリルメチル}−2(S) −ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[5−(1−ベンジルイミダゾール)メチル]−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−(3−ベンジルチオ)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−[3−(4−ニトロベンジルチオ)プロピル] )−2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−クロロベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−{[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]アセ チル}−2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−4−( 2,3−ジメチルフェニル)−2(S)−(2−メトキシエチル)ピペラジン− 5−オン; N−[1−(4−イミダゾールアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシルメチオニン; N−[1−(4−イミダゾールアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2(S),3−ジアミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2(S),3−ジアミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステ ル; N−[1−(3−アミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−アミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチ オニンメチルエステル; N−[1−(2(S)−アミノ−3−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニン; N−[1−(2(S)−アミノ−3−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(3−アミノ−2(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニン; N−[1−(3−アミノ−2(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−グルタミニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−グルタミニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニ ンメチルエステル; N−[1−(L−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリンル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(D−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(D−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンイソプロピルエステル ; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2 (S)−イルメチルオキシ−−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2 (S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエ ステル; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンスルホン; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンスルホンメチルエステ ル; 2(S)−[1−(3−ピリジルカルボキシ)ピロリジン− 2(S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(3−ピリジルカルボキシ)ピロリジン−2(S)−イルメ チルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(2−ナフチル)−1H−イミダゾ−ル−5−イルア セチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオニル− メチオニン; 2(R)−{2−[1−(2−ナフチル)−1H−イミダゾ−ル−5−イルア セチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオニル− メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(3−ピリジルメチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル オキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(3−ピリジルメチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル オキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピ ルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンスルホンイ ソプロピルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンスルホン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)−ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンスルホンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−メチオニンスルホン; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メ チオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メ チオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル −メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イルアセチル )ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル −メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イルアセチル )ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル −メチオニン; N−[1−(2−アセチルアミノ−3(S)−ベンジルオキシカルボニルアミ ノプロピオニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメ チル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−アセチルアミノ−3(S)−アミノプロピオニル)ピロリジ ン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニ ン; N−[1−(2−アミノ−3(S)−アセチルアミノプロピオニル)ピロリジ ン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3 (S)−エチル−2(S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル− メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ビロリジン−3 (S)−エチル−2(S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル− メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−ニトロベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)一{2−[1−(4−ニトロベンジル)−1H−イ ミダゾール−5−イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3− フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−5 −イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピ オニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−5 −イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピ オニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメトキシ}−3 −フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメトキシ}−3 −フェルプロピオニル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル) グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ )アラニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニン; N−[1−(セリル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(D−アラニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1 −ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステ ル; N−[1−(イソアスパラギル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(3−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ビロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(セリル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(D−アラニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1 −ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(イソアスパラギル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル) グリシル−メチオニン; N−[1−(2−アミノエチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(2−チエニル)アフニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(トリフルオロメチル )アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(2(S)−アミノ− 4−アセチルアミノ)酪酸; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N,N−ジメチル) グルタミン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(、エンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ビロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(ベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(4−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニン; N−((4−イミダゾリル)メチル−(2S)−ピロリジニルメチル)−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(2−チエニル)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N,N−ジメチル) グルタミンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロ リジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(ト リフルオロメチル)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(2(S)−アミノ− 4−アセチルアミノ)酪酸メチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジ ル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(4−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニンメ チルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニ ンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンシクロヘキシルエステル; N−[1−(グリシル)ビロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンベンジルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンエチルエステル; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン(2−ピリジルメチル)エステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン(1−グリセリル)エステル; N−[1−L−プロリルピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−プロリル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1 −ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1−モルホリノアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1−モルホリノアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチ オニンメチルエステル; N−[1−(4−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(3−ピペリジンカルボニル)ビロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−ビリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピリジル(N−メチル)グリシル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステ ル; N−[1−(4−ピリジル(N−メチル)グリシル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルア ミノ)アラニン; N−[1−1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2(S )−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミ ノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニン; N−[1−(4−ビリジルグリシル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ )アラニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニンシクロヘキシルエス テル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N−メチル)グルタ ミン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N−メチル)グルタ ミンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−メチルカルボニ ルアミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−メチルカルボニ ルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロ リジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β −メチルスルホニルアミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−メチルスルホニ ルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−プロピオニルア ミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−プロピオニルア ミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−ピロリジノン− 1−イルアミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−ピロリジノン− 1−イルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミタゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(グリシル)ビロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(3−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(3−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミタゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチ ルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル】−N−(3−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(4−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロ リジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチ オニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−シ アノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−シ アノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチル エステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メチルベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メチルベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(2H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−トリフルオロメチルベンジル)グリシルーメチオニ ン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−トリフルオロメチルベンジル)グリシル−メチオニ ンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルスルホニル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルスルホニル)グリシル−メチオニンメチル エステル; N−[1−(グリシル)ビロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン 4−N−メチルピペリジニルエステル; N−[1−(グリシル)ビロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン tert−ブチルエステ ル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン 3−ペンチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリシン−2( S)−イルメチル]−N−(11−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソ プロピルエステル; N−[1−(4−イミダゾールアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−イミダゾールアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(L−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3 (S)−エチル−2(S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル− メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3 (S)−エチル−2(S)−イルメチル−オキシ]−3−フェニルプロピオニル −メチオニン; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)クリシル−メチオニン; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ )アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ )アラニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニンシクロヘキシルエス テル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニン; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチ ルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン 4−N−メチルピペリジニルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ビロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプ ロピルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノ リンカルボニル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−1,2,3,4− テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルボニル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−3(S)−エチルピ ロリジン−2(S)−イルメチル]−プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−3(S)−エチルピ ロリジン−2(S)−イルメチル]−プロリル−メチオニン; N−[1−グリシルピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[1−グリシルピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル プロリル−メチオニン; N−[L−ピログルタミル−2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル] −1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルボニル−メチオ ニン; N−[L−ピログルタミル−2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル] −1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルボニル−メチオ ニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−ピロリジン−2(S )−イルメチル]−3(S)−エチルプロリル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−ピロリジン−2(S )−イルメチル]−3(S)−エチルプロリル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−プロリル−メチオニン; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S) −アミノ)−3(S)−メチルペンチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3 (S)−イソキノリンカルボニル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノ リンカルボニル−メチオニン; N−[L−ピログルタミル−2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル] −1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルボニル−メチオ ニンメチルエステル; N−[L−ピログルタミル−2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル] −1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルボニル−メチオ ニン; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−プロリル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−3(S)−エチルビ ロリジン−2(S)−イルメチル]−プロリ ル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−3(S)−エチルピ ロリジン−2(S)−イルメチル]−プロリル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−ピロリジン−2(S )−イルメチル]−3(S)−エチルプロリル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−ピロリジン−2(S )−イルメチル]−3(S)−エチルプロリル−メチオニン; N−[1−グリシルピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[1−グリシルピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル プロリル−メチオニン; 2(S)−ブチル−1−(2,3−ジアミノ−1−プロピル)−1−(1−ナ フトイル)ピペラジン; 1−(3−アミノ−2−(2−ナフチルメチルアミノ)−1−プロピル)−2 (S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−{5−[1−(2−ナフチルメチル)]−4,5−ジ ヒドロイミダゾール}メチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[5−(1−ベンジルイミダゾール)メチル]−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; 1−{5−[1−(4−ニトロベンジル)]イミダゾリルメチル]−2(S) −ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(3−アセトアミドメチルチオ−2(R)−アミノ−1−プロピル)−2 (S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[2−(1−イミダゾリル)エチル]スルホニル−4 −(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(R)−ブチル−1−イミダゾリル−4−メチル−4−(1−ナフトイル) ピペラジン; 2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−(3−ピリジルメチル)ピ ペラジン; 1−2(S)−ブチルー(2(R)−(4−ニトロベンジル)アミノ−3−ヒ ドロキシプロピル)−4−(1−ナフトイル) ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシヘプタデシル)−2(S)−ブチル −4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−ベンジル−1−イミダゾリル−4−メチル−4−(1−ナフトイル )−ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−(3−ベンジルチオ)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−[3−(4−ニトロベンジルチオ)プロピル] )−2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(4−イミダゾリル)エチル]−4−(1−ナフト イル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(4−イミダゾリル)メチル]−4−(1−ナフト イル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(1−ナフチ−2−イルメチル)−1H−イミダゾ ール−5−イル)アセチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(1−ナフチ−2−イルメチル)−1H−イミダゾ ール−5−イル)エチル]−4−(1−ナフ トイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシプロピル)−2(S)−ブチル−4 −(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−4−ヒドロキシブチル)−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2−アミノ−3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル)−2(S )−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[3−(4−イミダゾリル)プロピル]−2(S)−ブチル−4−(1− ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−(4−イミ ダゾリルメチル)−ピペラジン−5−オン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン; 1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−4−( 2,3−ジメチルフェニル)−2(S)−(2 ーメトキシエチル)ピペラジン−5−オン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(1−ナフチル メチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(2−ナフチル メチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ビペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−メトキシベンジル)イミダゾール− 5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(3−メチル−2−ブテニル)イミダゾー ル−5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−フルオロベンジル)イミダゾール− 5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−クロロベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[1−(4−ブロモベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−2(S )−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(4−トリフル オロメチルベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−メチルベンシル)イミタゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(3−メチルベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 1−[1−(4−フェニルベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−2( S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(2−フェニル エチル)イミダゾール−5−イルメチル]− ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(4−トリフル オロメトキシ)イミダゾール−5−イルメチル]ピペラジン; 1−{[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]アセ チル}−2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; (N,−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル ]ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニ ン; (N−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル] ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニン メチルエステル; (N−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル] ビロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニン イソプロピルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンイソプロ ピルエステル。 本発明で有用な化合物および該化合物の合成方法が、以下の 特許、係属中の特許出願および刊行物にある。 1995年10月6日出願のUSSN 60/005059号 1995年10月6日出願のUSSN 60/005063号 1995年10月13日出願のUSSN 60/005521号 1995年12月7日公開のWO 95/32987号 米国特許5420245号 欧州特許公開0618221号 WO 94/26723号 WO 95/08542号 WO 95/11917号 WO 95/12612号 1993年8月24日発行の米国特許5238922号 1994年8月23日発行の米国特許5340828号 1994年10月4日発行の米国特許5352705号 1994年7月5日発行の米国特許5326773号 1992年10月29日出願のUSSN 07/968022号 1992年10月29日出願のUSSN 08/968025号および199 3年10月27日出願のUSSN 08/143943号 1993年6月18日出願のUSSN 08/080028号および1994 年5月11日出願のUSSN 08/237586号 1994年9月29日出願のUSSN 08/314987号 1994年9月29日出願のUSSN 08/315171号 1994年9月29日出願のUSSN 08/315046号 1994年9月29日出願のUSSN 08/315161号;1995年3 月6日出願のUSSN 08/399282号;1995年6月6日出願のUS SN 472077号および1995年9月14日出願のUSSN08/527 972号 1994年9月29日出願のUSSN 08/315151号 1994年9月29日出願のUSSN 08/314974号 1995年3月29日出願のUSSN 08/412621号および1995 年5月24日出願のUSSN 08/448865号 1995年3月29日出願のUSSN 08/413137号 1995年3月29日出願のUSSN 08/412828号 1995年3月29日出願のUSSN 08/412829号および1995 年6月6日出願のUSSN 08/470690号 1995年3月29日出願のUSSN 08/412830号 1995年5月24日出願のUSSN 08/449038号 1995年6月6日出願のUSSN 08/468160号 上記の特許、刊行物および係属中の特許出願はいずれも、引用によって本明細 書に含まれるものとする。 Rafアンタゴニストは本明細書では以下に定義する用語を使い記述される。 用語「アルキル」は、別に定義されなければ1〜15個の炭素原子を有する一 価アルカン(炭化水素)由来の基を表す。それは直鎖、分岐鎖又は環状であるこ とができる。好ましい直鎖又は分岐鎖アルキル基はメチル、エチル、プロピル、 イソプロピル、ブチル及びt−ブチルを含む。好ましいシクロアルキル基はシク ロペンチル及びシクロヘキシルを含む。 アルキルはまた、シクロアルキレン部を含むか又はシクロアルキレン部を間に 有する直鎖又は分岐鎖アルキル基を含む。例えば、 及び (式中、xとy=0〜10;wとz=0〜9である)を含む。 アルキレンとアルキル基の一価アルキル部はシクロアルキレン部への結合が可 能であればどの点にも結合することができる。 置換アルキルが存在する場合、これは各変数が定義された1〜3個の基で置換 された上に定義される直鎖、分岐鎖又はシク ロアルキル基を表す。 ヘテロアルキルは2〜15個の炭素原子を有し、O、S及びNから選択される 1〜4個のヘテロ原子を間に有するアルキル基を表す。 用語「アルケニル」は、2〜15個の炭素原子と少なくとも1個の炭素−炭素 二重結合を有する直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を表す。好ましくは一つの 炭素−炭素二重結合が存在し、4個以下の非芳香族(非共鳴構造)炭素−炭素二 重結合が存在することができる。アルケニル基の例はビニル、アリル、イソプロ ペニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、シクロプロペニル、シクロブテ ニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、1−プロペニル、2−ブテニル、 2−メチル−2ブテニル、イソプレニル、ファルネシル、ゲラニル、ゲラニルゲ ラニルなどである。好ましいアルケニル基は、エテニル、プロペニル、ブテニル 及びシクロヘキセニルを含む。アルキルについては上に述べたごとくで、アルケ ニル基の直鎖、分岐鎖又は環状部は二重結合を含み、置換アルケニル基が与えら れれば置換されることができる。 用語「アルキニル」は、2〜15個の炭素原子と少なくとも 1個の炭素−炭素三重結合を有する直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を表す。 3個以下の炭素−炭素三重結合が存在することができる。好ましいアルキニル基 はエチニル、プロピニル及ひブチニルを含む。アルキルについては上に述べたご とくで、アルキニル基の直鎖、分岐鎖又は環状部は三重結合を含み、置換アルキ ニル基が与えられれば置換されることができる。 アリールは芳香族環、例えばフェニル、置換フェニルなどの基、及び縮合環例 えばナフチルなどを表す。かくしてアリールは少なくとも6個の原子を有する1 つの環を含み、10個以下の原子を含む2つ以下の環が存在し、環内に隣接炭素 原子間交互(共鳴)二重結合を有する。好ましい置換アリール基はフェニル及び ナフチルである。アリール基は以下に定義するごとく置換することができる。好 ましい置換アリールは1つ又は2つの基で置換されたフェニル及びナフチルを含 む。ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤については、「アリール」は少なく とも一つの環が芳香族である最大7員の安定な単環、二環又は三環の炭素環を含 むことを意図する。アリール基の例は、フェニル、ナフチル、アントラセニル、 ビフェニル、テトラヒドロナフチル、インダニル、フェナントレニルなどを含む 。 用語「ヘテロアリール」は、少なくとも1個のヘテロ原子、O、S又はNを含 み、炭素又は窒素原子が結合点であり、一つの追加炭素原子が任意にO又はSか ら選択されるヘテロ原子で置きかえられ、そして1〜3個の追加炭素原子か任意 に窒素またはヘテロ原子で置きかえられた5又は6個の環原子を有する単環芳香 族炭化水素基又は8〜10個の原子を有する二環芳香族基を表す。 かくしてヘテロアリールは、1個以上のヘテロ原子を有する芳香族と部分芳香 族基を含む。この形式の例はチオフェン、プリン、イミダゾピリジン、ピリジン 、オキサゾール、チアゾール、オキサジン、ピラゾール、テトラゾール、イミダ ゾール、ピリジン、ピリミジン、ピラジン及びトリアジンである。部分芳香族基 の例は以下に定義されるごとく、テトラヒドロイミダゾ[4,5−c]ピリジン 、フタリジル及びサッカリニルである。 ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤については、本明細書で使用する用語 「複素環」又は「複素環の」は、安定な5〜7員の単環、安定な8〜11員の二 環、又は安定な11〜15員の三環のヘテロ環状環であつて、飽和又は不飽和で あり、炭 素原子及びN、O、Sからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子からなり 、上に定義される複素環状環のどれかがベンゼン環と縮合している二環基を含む 複素環状環を表す。この複素環状環は、安定構造を形成するどの複素原子又は炭 素原子に結合してもよい。かかる複素環状要素の例は、限定されないが、アゼピ ニル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾフラザニル、ベン ゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチ エニル、ベンズオキサゾリル、クロマニル、シノリニル、ジヒドロベンゾフリル 、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオ ピラニルスルホン、フリル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル 、インドリニル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリニル、イソキノリ ニル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、モルホリニ ル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、2−オキソピ ペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、ピペリジル、 ピペラジニル、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリドニル、ピラジニル、ピ ラゾリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリ ル、キナゾリニル、キノリニル、キノリニルN−オキシド、キノキサリニル、テ トラヒドロフリル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、チ アモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアゾリル、チアゾリニル、 チエノフリル、チエノチエニル、及びチエニルを含む。好ましくは、複素環はイ ミダゾリル、2−オキソピロリジニル、ピペリジル、ピリジル及びピロリジニル から選択される。 置換アルキル、アリール及びヘテロアリール、及びアラルキル、アラルコキシ 、ヘテロアラルキル、ヘテロアラルコキシなどの基の置換部は、ハロ、ヒドロキ シ、シアノ、アシル、アシルアミノ、アラルコキシ、アルキルスルホニル、アリ ールスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アル キルアミノカルボニル、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ア ラルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、及びスルホニルアミ ノからなる基から選択される1〜3個の基で置換される。 ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤については、用語「置換アリール」、 「置換複素環」及び「置換シクロアルキル」は、限定されないが、F、Cl、B r、CF3、NH2、N(C1〜C6 アルキル)2、NO2、CN、(C1〜C6アルキル)O−、−OH、(C1〜C6 アルキル)S(O)m−、(C1〜C6アルキル)C(O)NH−、H2N−C(N H)−、(C1〜C6アルキル)C(O)−、(C1〜C6アルキル)OC(O)− 、N3、(C1〜C6アルキル)OC(O)NH−及びC1〜C20アルキルからなる 群から選択される1又は2つの置換基で置換される環状基を含むことを意図する 。 用語「ヘテロシクロアルキル」及び「ヘテロシクリル」は環内の炭素原子の1 個がO、S(O)y又はNから選択されるヘテロ原子により置きかえられ、3個 以下の炭素追加原子か上記ヘテロ原子により置きかえられ得るシクロアルキル基 (非芳香族)を表す。ヘテロ環内に3個のヘテロ原子が存在する場合、それらは 全てが一緒につながっていない。 ヘテロシクリルの例はピペリジニル、モルホリニル、ピロリジニル、テトラヒ ドロフラニル、イミダゾリニル、ピペラジニル、ピロリジン−2−オン、ピペリ ジン−2−オンなどである。 本明細書で使われるアシルは−C(O)C16アルキル及び−C(O)アリー ルを表す。 アシルアミノは−NHC(O)C16アルキル及び−NHC (O)アリールを表す。 アラルコキシは−(O)C16アルキルアリールを表す。 アルキルスルホニルは−SO216アルキルを表す。 アルキルスルホニルアミノは−NHSO216アルキルを表す。 アリールスルホニルアミノは−NHSO2アリールを表す。 アルキルアミノカルボニルは−C(O)NHC16アルキルを表す。 アリールオキシは−O−アリールを表す。 アラルコキシは−(O)−C16アルキルアリールを表す。 スルホニルアミノは−NHSO3Hを表す。 ハロは独立した基準で選択されるCl、F、Br及びIを意味する。 −[C(O)(CH2j−CR56−(CH2)k−NR7]p−R8の中に、1 〜3個の−[C(O)(CH2j−CR56−(CH2k−NR7]−基がある 。従って1、2又は3と等しいpを持つ−[C(O)(CH2j−CR56−( CH2k−NR7]p−R8は、 −C(O)(CH2j−CR56−(CH2k−NR7−R8; −C(O)(CH2j−CR56−(CH2k−NR7−C(O)(CH2j− CR56−(CH2k−NR78;及び −C(O)(CH2j−CR56−(CH2k−NR7−C(O)(CH2j− CR56−(CH2k−NR7−C(O)(CH2j−CR56−(CH2k− NR7−R8を意味する。 これらの基の中で、変数は独立して決定される。例えばjが1つ以上存在する 時は、それらのjは同じか又は異なり得る。CR56が組み合わせられる時、こ れは3、4、5又は6員のシクロアルキル又はヘテロシクリル、アリール基又は ヘテロアリール基を表す。適切なシクロアルキレン結合の例は、である。 上記のそれぞれの結合形において、環は上に定義されたごとく複素環状である こともできる。 及び はHETCy基に結合する任意の置換基である。 及び は独立して、5〜10個の環原子を有する単又は二環系、非芳香族又は部分芳香 族を表し、環原子の1〜4個はN、0〜1個はO又はS(O)y(式中yは0、 1又は2に等しい)であり、部分芳香族の時はその非芳香族部分は任意に1〜2 つのカルボニル基を有する。従って、これらの環系は上に定義されたごとくヘテ ロアリール又は複素環状であることができる。 じて、直接に又はR’の部分である連結基を通じて連結する。 例は更に以下に定義されるごとくフタリジル及びサッカリニルを含む。 れる炭素原子を介する。 用語フタリジルは、ヘテロアリール基 を表す。 用語サッカリニルは、ヘテロアリール基 を表す。 本発明の方法において、開示されるアミノ酸は、下記の通り、慣用の3文字と 1文字の略語の両方により同定される。 本発明の方法に使われる化合物は、不斉中心を有することが可能で、ラセミ化 合物、ラセミ混合物、及び個別ジアステレオマーとして、光学異性体を含む本発 明に含まれる全ての可能な異性体として生じる。別に述べない限り、名を挙げた アミノ酸 は天然の「L」立体配置を有すると理解される。 次の構造は、任意にフェニル又はシクロヘキシル環と縮合することができる5〜6員環の 環状アミン部を表す。かかる環状アミン部の例は、限定されないが、次の特定の 構造 を含む。R2a及びR2bによる環状アミン部上の置換は異なる炭素原子上又は同じ 炭素原子上であってよいことも理解されている。 R3及びR4が結合して−(CH2)S−を形成すると、環状部が形成される。か かる環状部の例は、限定されないが、 を含む。 R5a及びR5bが結合して−(CH2S−を形成すると、R3及びR4に対し上述 したごとき環状部が形成される。 加えるにかかる環状部は任意にヘテロ原子を含むことができる。かかるヘテロ 原子を含有する環状部の例は、限定されないが、を含む。 本発明の医薬的に許容可能な塩は、例えば非毒性無機酸又は有機酸から形成さ れた本発明の化合物の通常の非毒性塩を含む。例えば、このような通常の非毒性 塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルフアミン酸、リン酸、硝酸などの無機酸か ら得られる塩:及び酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン 酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモ酸(pamoic)、 マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、 フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−ア セトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタン ジスルホン酸、シュウ酸、イセチオン酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸から調 製される塩を含む。 分子中の特定位置のどの置換基又は変数(例えば、R10、Z、nなど)の定義 もその分子中のどこかの定義とは独立であると意図している。かくして、−N( R102は−NHH、−NHCH3、−NHC25、などを表す。本発明の化合物 の置換基及び置換パターンは、化学的に安定であり、当業界周知の技術ならびに 以下に述べる方法により容易に合成可能である化合物を提供する当業界の通常の 技術の1つより選択できることが理解されている。 本発明の化合物の医薬的に許容可能な塩は、基本部分を有する本発明の化合物 から通常の化学的方法により合成することが可能である。通常、これらの塩は遊 離塩基を量論的量または過剰量の望ましい塩を形成する無機酸又は有機酸と、適 切な溶媒又は各種複合溶媒中で反応させることにより調製される。 (II−a)〜(II−k)の化合物は、通常のペプチド合成技 術及び下記の追加の方法によりその組成アミノ酸から合成することが可能である 。ペプチド合成の標準的な方法は、例えば、シュレーダーら(Schroeder et al. ,”The Pptides”,Vol.I,Academic Press 1965)又はボダンスキーら(Bodanszk y et al.,”Peptide Synthesis”,Interscience Publishers,1966)又はマック オーミー(McOmie(ed.)”Protective Groups in OrganicChemistry”,Plenum Pr ess,1973)又はバラニーら(Barany etal.,”The Peptides: Analysis,Synth esis,Biology”2,Chapter 1,Academic Press,1980)又はスチュアートら(Stewart et al.,”Solid Phase Peptides Synthesis”,Second Edition,Pierce Chemical Company,1984)の研究で開示されている。また、特定の非天然アミノ酸残基の 合成を実施するのに有用なのは、欧州特許出願第0 350 163 A2(特 に51〜52頁)及びボールドウィンら(J.E.Baldwin et al.Tetrahedron,5 0:5049-5066(1994))の報文である。C−端末に(β−アセチルアミノ)アラニ ン残基を有する本発明化合物の合成については、出発物質として市販のNα−Z −L−2,3−ジアミノブロビオン酸(Fluka)の使用が好ましい。 以下に記載する化学的記載及び実施例で使用する略号は、以 下のとおりである。 Ac2O 無水酢酸; Boc t−ブトキシカルボニル; DBU 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン ; DMAP 4−ジメチルアミノピリジン; DME 1,2−ジメトキシエタン; DMF ジメチルホルムアミド; EDC 1−(3−ジメチルアミノプロビル)−3−エチル−カルホ ジイミド−塩酸塩; HOBT 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物; Et3N トリエチルアミン; EtOAc 酢酸エチル; FAB 高速原子衝撃; HOOBT 3−ヒドロキシ−1,2,2−ベンゾトリアジン−4(3H )−オン; HPLC 高速液体クロマトグラフィー; MCPBA m−クロロペルオキシ安息香酸; MsCl 塩化メタンスルホニル; NaHMDS ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド; Py ピリジン; TFA トリフルオロ酢酸; THF テトラヒドロフラン。 式(I−a)と(I−b)の化合物は1995年10月6日提出米国特許出願 第60/005,059号及び1995年10月6日提出同第60/005,0 63号により調製した。イミダゾール核調製の2つの一般的な方法が概観されて いる。第−の方法では、適切に保護したピコリルアルコールをn−ブチルリチウ ム又はリチウムジイソプロピルアミドのごとき強塩基で脱プロトンし、生成アニ オンを適切なN,O−ジメチルヒドロキサミドと反応させて保護αヒドロキシケ トンを得る。保護αヒドロキシケトンはその後、適切な官能基を有し保護された アミノアルデヒドと、酢酸アンモニウム、酢酸及び酢酸銅の存在で縮合させる。 典型的な使用アルデヒドは適切に保護された窒素原子を有する。イミダゾール 核が形成された後に、窒素を脱保護し、その後、適切な求電子試薬と反応させて 最終化合物を得る。 第二の方法では、適切に保護したピコリルアルコールをn− ブチルリチウム又はリチウムジイソプロピルアミドのごとき強塩基で脱プロトン し、生成アニオンを適切なアリール又はアルキルアルデヒドと反応させて単保護 ジオールを得る。保護基を外し、生成したジオールを酸化して(スワーン(Swer n)又はモファット(Hoffat)の方法により)ジオンとする。ジオンはその後、 適切な官能基を有し保護されたアミノアルデヒドと、酢酸アンモニウムの存在で 酢酸中で縮合させる。 この同じ方法で、窒素は脱保護され、適切な求電子試薬と反応させて式Iの化合 物を得る。 スキーム1スキーム2スキーム3スキーム4スキーム5 TBMDSOはt−ブチルジメチルシリルオキシを表し、TFAAはトリフル オロ酢酸無水物を表し、TBDMSはt−ブチルジメチルシリルを表し、TBA Fは弗化テトラブチルアンモニウムを表し、Cbzはカルボキシルベンジルを表 し、Acはアセチルを表し、LDAはリチウムジイソプロピルアミドを表す。 Eはヘテロ環状窒素原子に結合した求電子試薬を表現する。 適切な求電子試薬の例はハロゲン化アルキル、アルキルトリフレート、アルキル メシレート、ハロゲン化ベンジル、ビニルピリジンなどである。従って、Eはア ルキル、ベンジル、ビニルなどを表す。 化合物は各種の医薬的に許容可能な塩形態で有用である。用語「医薬的に許容 可能な塩」は医薬品化学者には周知であり、すなわち実質的に非毒性で望ましい 薬物動力学物性、嗜好性、吸収、分布、代謝又は***を提供する塩形態を表す。 他の本質上もっと実用的で選択においても重要な因子は、原料のコスト、結晶化 の容易さ、収率、安定性、吸湿性、及ひ生成バルク薬の流動性である。便宜的に 医薬組成物は有効成分を医薬的に許容可能な担体と組み合わせて調製することが できる。 医薬的に許容可能な塩は、例えば、非毒性無機酸又は有機酸から形成された通 常の非毒性塩又は四級アンモニウム塩を含む。非毒性塩は、塩酸、臭化水素酸、 硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸などの無機酸から導入される塩;及び酢酸 、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒 石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモ酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安 息香酸、フマル酸、トルエンスルホン 酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、イセチオン酸、トリフ ルオロ酢酸などの有機酸から調製される塩を含む。 本発明の医薬的に許容可能な塩は通常の化学的方法により合成することができ る。通常、塩は遊離塩基又は遊離酸を、望ましい塩を形成する無機又は有機酸又 は塩基の量論的量又は過剰と適切な溶媒又は複合溶媒中で反応させることにより 調製する。 式(I−c)の化合物は1995年2月2日公告されたPCT/US94/08297、及び1995 年10月13日提出された米国特許出願第60/005,521号に記載された 方法を使い調製することができる。適切な方法は米国特許第3,707,475 号及び第3,940,486号にも記載されている。 ここに記載されるRafアンタゴニストは各種の医薬的に許容可能な塩形態で 有用である。用語「医薬的に許容可能な塩」は医薬品化学者には周知であり、す なわち実質的に非毒性で望 ましい薬物動力学物性、嗜好性、吸収、分布、代謝又は***を提供する塩形態を 表す。他の本質土もっと実用的で選択においても重要な因子は、原料のコスト、 結晶化の容易さ、収率、安定性、吸湿性、及び生成バルク薬の流動性である。便 宜的に医薬組成物は有効成分を医薬的に許容可能な担体と組み合わせて調製する ことができる。 医薬的に許容可能な塩は、例えば、非毒性無機酸又は有機酸から形成された通 常の非毒性塩又は四級アンモニウム塩を含む。非毒性塩は、塩酸、臭化水素酸、 硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸などの無機酸から導入される塩;及び酢酸 、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒 石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモ酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安 息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン 酸、シュウ酸、イセチオン酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸から調製される塩 を含む。 本発明の医薬的に許容可能な塩は通常の化学的方法により合成することができ る。通常、塩は遊離塩基又は遊離酸を、望ましい塩を形成する無機又は有機酸又 は塩基の量論的量又は過剰 と適切な溶媒又は複合溶媒中で反応させることにより調製する。 式(II−a)〜(II−c)のファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤は、反応 スキーム1〜16と文献で周知の又は実験方法で例示されたエステル加水分解、 保護基の開裂などの他の標準的操作法を追加して合成することが可能である。ス キームに示される置換基Ra及びRbは置換基R2、R3、R4、及びR5を表すが、 その環の結合点は説明のためのみであって、限定を意味するものではない。 これらの反応は線形直列で使用して本発明の化合物を提供することができるし 、反応スキームに記載されたアルキル化反応により次に結合するフラグメントを 合成するのに使うことができる。反応スキーム1〜16の概観 必要な中間体は或る場合は市販されており、又は殆どの場合文献の方法により 調製することが可能である。スキーム1において、例えば、2−アルキル置換ピ ペラジンを概観したが、本質的にキーリーとプリーベ(J.S.Kiely and S.R.Prie be inOranic Prearations and Proceedings Int.,1990,22,761-768)が記載した ものである。市販されているか当業界熟練者 周知の方法により得たBoc−保護アミノ酸IをN−ベンジルアミノ酸エステル とDCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)又はEDC・HCl(1−エチル −3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩)のごとき各種の 脱水剤を使い塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタンのごとき溶媒中又は ジメチルホルムアミド中でカップリングすることができる。生成物IIはその後、 酸、例えばクロロホルム又は酢酸エチル中の塩化水素、又は塩化メチレン中のト リフルオロ酢酸で脱保護され、弱い塩基性条件で環化されてジケトピペラジンII Iを得る。IIIを水素化リチウムアルミニウムでエーテル還流中で還元してビペラ ジンIVを得て、これをBoc誘導体Vとして保護する。N−ベンジル基は水素化 の標準条件(例えば10%パラジウム担持カーボン、60psi(約4.2kg /cm2)水素、パー(Parr)設備で24〜48時間)下で開裂することができ る。生成物IVは酸クロライド又はカルボン酸で標準脱水条件下で処理してカルボ キシアミドVIIを得ることができる。最後の酸脱保護工程で中間体VIIIを得る( スキーム2)。中間体VIIIは、ゲールら(0.P.Goel,U.Krolls,M.Stier and S .Kesten,Organic Syntheses.1988,67,69-75)が記述した標準的方法に より適切なアミノ酸から調製したIXのごとき各種のアルデヒドで還元アルキル化 することができる(スキーム3)。還元アルキル化はpH5〜7でナトリウムト リアセトキシボロヒドリド又はシアノボロヒドリドのごとき各種の還元剤でジク ロロエタン、メタノール又はジメチルホルムアミドのごとき溶媒中で実施するこ とができる。生成物Xをトリフルオロ酢酸により塩化メチレン中で脱保護して最 終化合物XIを得ることができる。この最終生成物XIは例えばトリフルオロアセ テート、塩酸塩又は酢酸塩などの塩形態で他から単離される。生成物ジアミンX Iを更に選択的に保護してXIIを得ることができ、これを次に第二のアルデヒド で還元アルキル化してXIIIを得ることができる。保護基の除去とジヒドロイミ ダゾールXVのごとき環状生成物への転化は文献記載の方法で達成することが可 能である。 代替法として、保護ピペラジン中間体VIIは、1−トリチル−4−カルボキシ アルデヒド又は1−トリチル−4−イミダゾリルアセトアルデヒドのごとき他の アルデヒドで還元アルキル化してXVIのごとき生成物を得ることができる(スキ ームIV)(Tr=トリチル)。XVIからトリチル保護基を除いてXVIIを得るか 、又は代替法としてXVIを最初ハロゲン化アルキルで処理し、 その後、続いて脱保護してアルキル化イミダゾールXVIIIを得ることができる。 代替法として、中間体VIIIは標準技術でアシル化又はスルホニル化することがで きる。イミダゾール酢酸XIXはアセテートXXIに標準技術で転化することがで きる。XXIは最初ハロゲン化アルキルと反応させ、その後、還流メタノール処 理して位置特異的にアルキル化したイミダゾール酢酸エステルXXIIを得ること ができる。XXIIを加水分解し、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エ チルカルボジイミド(EDC)のごとき縮合試薬の存在でピペラジンVIIIとの反 応によりXXIVのごときアシル化生成物に導かれる。 もしピペラジンVIIIを、スキーム6のXXVのごとき保護ヒドロキシル基も有 するアルデヒドで還元アルキル化すると、次に保護基を除いてヒドロキシル基の マスクを外すことができる(スキーム6、7)。アルコールは標準条件で例えば アルデヒドに酸化され、アルデヒドはその後グリニャール(Grignard)試薬のご とき各種の有機金属試薬と反応させてXXIXのごとき第二級アルコールを得るこ とができる。加えるに、全て脱保護されたアミノアルコールXXXは各種のアル デヒドで還元アルキル化して(前述した条件下で)、XXXIのごとき第二級ア ミン(スキーム7)、又は第三級アミンを得ることができる。 保護アミノアルコールXXVIIもXXXIIのごとき2−アジリジニルメチルピ ペラジンの合成に使用することができる(スキーム8)。XXVIIを、1,1’ −スルホニルジイミダゾールと水素化ナトリウムでジメチルホルムアミドのごと き溶媒中で処理すると、アジリジンXXXIIが形成される。アジリジンはチオー ルのごとき求核試薬の存在で、塩基の存在で反応して開環生成物XXXIIIを生 成する。 ピペラジンVIIIはO−アルキル化チロシンのごときアミノ酸から導かれるアル デヒドと反応させてXXXIXのごとき化合物を得ることができる。R’がアリー ル基であれば、XXXIXは最初に水素化してマスクを外してフェノールとし、ア ミン基を酸で脱保護して生成物XLを得る。代替法として、XXXIXのアミン保 護基を外し、XLIのごときO−アルキル化フェノールを有するアミンを作るこ とができる。 アミノ酸Iの特性により、各種側鎖をピペラジンに結合することが可能である 。例えば、Iがアスパラギン酸の保護β−ベンジルエステルであれば、中間体ジ ケトピペラジンXLII(n=1及びR=ベンジル)がスキーム10のごとく得ら れる。次 の還元でエステルはアルコールXLIIIに還元され、その後、アルキルヨージド のごとき各種のアルキル化剤と塩基性条件下(例えばジメチルホルムアミド又は テトラヒドロフラン中の水素化ナトリウム)で反応させることができる。生成す るエーテルXLIVはその後、スキーム3〜9に記載したごとく最終生成物に到達 することができる。 N−アリールピペラジンはスキーム11に記載したごとく調製することができ る。アリールアミンXLVをビス−クロロエチルアミン塩酸塩(XLVI)と還流 n−ブタノール中で反応させて化合物XLVIIを得る。生成したピペラジンXLV IIはその後、スキーム3〜9に記載したごとく最終生成物に到達することができ る。 ピペラジン−5−オンはスキーム12に示すごとく調製することができる。保 護アミノアルデヒドXLIX(前述したごとくIから調製した)は化合物Lを生成 する。これはその後、ショッテン−バウマン(Schotten-Baumann)条件下でブロ モアセチルブロミドと反応させる。閉環が水素化ナトリウムのごとき塩基で、ジ メチルホルムアミドのごとき極性非プロトン性溶媒中で行われてLIを得る。カ ルバメート保護基は塩化メチレン中 のトリフルオロ酢酸あるいはメタノール又は酢酸エチル中の塩化水素ガスのごと き酸性条件で除去されて、生成するピペラジンはその後、スキーム3〜9に記載 したごとく最終生成物に転化される。 異性体ピペラジン−3−オンはスキーム13に記載したごとく調製することが できる。アリールカルボキシアミドLIIと2−アミノグリシナールジエチルアセ タール(LIII)から形成されたイミンは、ジクロロエタン中のナトリウムトリ アセトキシボロヒドリドを含む各種条件下で還元することができて、アミンLIV を得る。アミノ酸IをアミンLIVと標準条件下でカップリングし、生成アミドL Vをテトラヒドロフラン中の酸性水溶液で処理して不飽和LVIに閉環することが できる。標準条件下での接触水素化により必要な中間体LVIIが得られ、スキー ム3〜9に記載したごとく最終生成物に仕上げられる。 代替法として置換ピペラジンへの経路をスキーム14に記載した。例えばトリ フルオロ酢酸による脱保護に続いて、N−ベンジルピペラジンVはアリールカル ボン酸でアシル化することができる。生成したN−ベンジルアリールカルボキシ アミドLIXは触媒の存在で水素化することができてビペラジンカルボキ シアミドLXを得るが、これをその後スキーム3〜9に記載したごとく最終生成 物に到達することができる。 反応スキーム15は、化合物(式中、置換基R2及びR3は結合して−(CH2u −を形成する)の合成の一例を与える。例えば、1−アミノシクロヘキサン−1 −カルボン酸LXIは、本質的にスキーム1及び2に概観した方法よりスピロピ ペラジンLXVIに到達することができる。ピペラジン中間体LXIXは前の通り脱 保護することができ、スキーム3〜9に記載したごとく最終生成物に到達するこ とができる。置換基Y(2−(ナフチル)である)及びイミダゾリルアルキル置 換基を提供するために使う試薬は当業界でよく知られる他の試薬により容易に置 き換えられ、容易にピペラジン上の他のN−置換基を提供するのに利用できるこ とは理解されている。スキーム12からのアルデヒドXLIXもスキーム16に示 すごとくアニリンにより還元アルキル化することができる。生成物LXXIをク ロロアセチルクロリドによりアシル化してピペラジンに転化してLXXIIを得て 、続いて塩基誘起環化してLXXIIIを得ることができる。脱保護と続く保護イ ミダゾールカルボキシアルデヒドによる還元アルキル化によりLXXVを得て、 これをアリールメ チルハライドによりアルキル化してイミダゾリウム塩LXXVIを得る。メタノ ールのごとき低アルキルアルコールでの加溶媒分解、又はトリフルオロ酢酸の存 在で塩化メチレン中のトリエチルシランによる処理により、保護基の最終除去を 行い、最終生成物LXXVIIを得る。 スキーム1 スキーム2 スキーム3 スキーム3(続) スキーム4 スキーム5 スキーム6 スキーム7 スキーム8 スキーム9 スキーム9(続) スキーム10 スキーム12 スキーム13 スキーム14 スキーム15 スキーム15(続) スキーム16 スキーム6(続) ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤は一般反応スキームと文献で周知の又 は実験方法で例示されたエステル加水分解、保護基の開裂などの他の標準的操作 法を追加して合成することが可能である。いくつかの重要な結合形成とペプチド 修飾反応は次の通りである:反応A 標準溶液又は固相手法を使うアミド結合形成と保護基開裂。反応B アルデヒドによるナトリウムシアノボロヒドリド又は 他の還元剤を使うアミンの還元アルキル化による還元ペプチドサブユニットの調 製。反応C アルキル又はアラルキルハライドによる還元ペプチドサブユニットのア ルキル化、又は代替法として、アルデヒドによるナトリウムシアノボロヒドリド 又は他の還元剤を使う還元ペプチドサブユニットの還元アルキル化。反応D 標準溶液又は固相手法を使うペプチド結合形成と保護基開裂。反応E アミド部のボラン還元による還元サブユニットの調製 反応スキームA〜Eは、非環式ペプチドユニットを結合する結合形成及びペプ チド修飾反応を説明する。かかる反応は、試薬と説明した化合物の−NHC(RA )−部分が次の部分 [これは(II−d)〜(II−o)の構造によって、R4a、R4b、R7a及びR7aで 置換されることができる]で置き換えられる時も等しく有用である。これらの反 応を線形順序で使用して本発明の化合物を提供することができるし、又、反応ス キームに 記載されたアルキル化反応により次に結合するフラグメントを合成するために使 うこともできる。 反応スキームA 反応Aアミド結合を形成するための残基のカップリング 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応物スキームA 残基のカップリングでアミド結合を形成 反応スキームB 還元アルキル化による還元ペプチドサブユニットの調製 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応物スキームB 還元アルキル化による還元ペプチドサブユニットの調製 反応スキームC 還元ペプチドサブユニットのアルキル化/還元アルキル化 (式中、前に定義したごとくRA及びRBはR3、R4、R5a又はR5bであり;RC は前に定義したごとくR6又はカルボン酸保護基であり;XLは脱離基、例えばB r-、I-又はMsO-であり;RyはR7bが還元アルキル化反応により生成するも のと定義される) 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応物スキームC 還元ペプチドサブユニットの脱保護 反応スキームD アミン結合を形成する残基のカップリング 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応物スキームD アミン結合を形成する残基のカップリング 反応スキームE ペプチドからの還元ジペプチドの調製 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応物スキームE ペプチドからの還元ジペプチドの調製 全ての変数は上に定義されるごとくである。 式中、X−Yがエテニレン又はエチレンユニットである或る 化合物は反応スキームF及びGに示す反応順序を使い調製する。スキームFは、 文献で周知の又は実験手法で説明されたワインレブ(Weinreb)アミド形成、グ リニャール(Grignard)反応、アセチル化、オゾン分解、ヴィティッヒ(Wittig )反応、エステル加水分解、ペプチドカップリング反応、メシル化、ペプチド保 護基開裂、還元アルキル化などの標準操作を使うアルケン同配体(isostere)の 調製を概観する。簡略化のため、環状アミン部上の置換基R2a及びR2bは示され てない。しかし、説明された反応は適切に置換された環状アミン化合物にも応用 できることは理解されている。重要な反応は、Boc−アミノエノンの対応する synアミノアルコールへの立体選択的還元(スキームF、工程B、第1部)、 及び立体特異的ボロントリフルオリド又は塩化亜鉛活性化有機マグネシオ、有機 −リチオ、又は有機−亜鉛銅(I)シアン化物SN2’変位反応(スキームF、 工程G)である。光学的に純粋なN−Bocアミノ酸の出発物質としての使用と これら2つの重要反応によって、最終生成物の立体化学はよく定義される。スキ ームFの工程Hで、RXと記されるアミノ端末側鎖は、カップリング反応AとRX COOH;RXCHOと還元剤を使うアルキル化反応C;又は RXCH2Lを使うアルキル化反応Cを使い結合される。工程Hに記載した反応 は更に詳細に下記の反応スキームJ〜Xで記述される。 アルカン同族体は、反応工程Gに概観された追加の接触水素化工程を含むこと により同様な方法で調製される。反応スキームF 反応スキームF(続) 反応スキームF(続) 反応スキームG 反応スキームG(続) 反応スキームG(続) 本発明のオキサ同配体化合物はスキームHに概観した経路により調製される。 アミノアルコールは、トリアルキルアミンの存在でα−クロロアセチルクロリ ドによりアシル化され、アミドを生成する。次のの脱プロトン試薬(例えば 、水素化ナトリウム又はカリウムt−ブトキシド)とのTHFのごときエーテル 溶媒中の反応でモルホリンを得る。をR3L(XLはBr-、I-又はCl-の ごとき脱離基)によりTHF/DM E(1,2−ジメトキシエタン)中、適切な塩基、好ましくはNaHMDS[ナ トリウムビス(トリメチルシリル)アミド]の存在でアルキル化してを得て、 これをNaHMDSで再処理し、続いて他のプロトン化又はハロゲン化アルキル R4Xの添加により5a又は5bをそれぞれエンタンチオマー混合物として得る 。代替法として、5aからアルドール縮合法を経由して調製することができ る。すなわち、のNaHMDSによる脱プロトンと続くカルボニル化合物Ry zCOの添加により付加化合物を得る。の脱水はメシル化と次のDBU( 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン)の触媒作用による 脱離、又はのピリジン中の燐オキシクロリドによる直接処理により行うことが でき、オレフィンを得る。の接触水素化は5a(式中、−CHRyzがR3 を形成する)を生成する。のTHF水溶液中のリチウム水素ペルオキシド又は HCl水溶液による直接加水分解により酸8aを得る。化合物8aはその後、B OC−ON又はBOC無水物により誘導して8bを得る。酸8bのアルファーア ミノラクトン(例えば、ホモセリンラクトンなど)又はアミノ酸のエステルとの ペプチドカップリングを前述した参照で説明した条件下で行い、誘導 体を得る。をガス塩化水素で処理して10を得て、これを更に以下の反応ス キームJ〜で記述されるごとき処理を行う。 プロリルオキサ同配体(化合物2324)の調製の代替法をスキームH−1 に示す。スキームH−1については、アミノアルコール1は無水トリフルオロ酢 酸で保護しブロックした化合物15をジフェニルジスルフィドによりトリブチル ホスフィンの存在で処理してチオエーテル16を得る。化合物16を塩素化して17 を得て、これを適切なカルボン酸アルコールと、過塩素酸銀及び塩化スズ( II)の存在で反応させて混合アセタール18を得る。フェニルメルカプト部をラ ネーニッケルで除去して化合物19を得る。化合物19は二重に脱保護され、そ の後、選択的にBOC保護して酸20を得て、これを前に記述した工程で処理し て端末アミノ酸を結合する。なおプロリルオキサ同配体(化合物23及び24) の他の代替調整法が文献に記載されている[Ruth E.TenBrink,J.Org.Chem.,52, 418-422(1987)]。スキームH スキームH(続) スキームH−1 スキームH−1(続) 本発明のチア、オキサチア及びジオキサチア同配体化合物をスキームIで記述 した経路により調製する。アミノアルコール1をBOC2Oで誘導して25を得 る。25をメシル化し続いて炭酸セシウムの存在でメチルα−メルカプトアセテ ートと反応させてスルフィド26を得る。26のBOC基をTFAで除去し、続 いてジ−イソプロピルエチルアミンで中和してラクタム27を得る。27をTH F/DME中でNaHDMSを脱プ ロトン試薬として使い、ハロゲン化アルキルR3X及びR4Xにより逐次アルキル 化して28を得る。28の塩酸中の加水分解により29aを得て、これは無水B ocで誘導して29bを生成する。29bのα−アミノラクトン(例えばホモセ リンラクトンなど)又はアミノ酸のエステルとのカップリングを前述した参照で 説明した通常条件下で行い、30を得る。スルフィド30はMCPBA(m−ク ロロ−ペルオキシ安息香酸)の使用により容易に酸化されてスルホン31を得る 。30又は31のN−BOC基は塩化水素ガスで処理して容易に除去される。スキームI スキームI(続) 反応スキームJ〜Rは、本発明の化合物のN−端末の非スルフヒドリル−含有 部分が、反応スキームA〜Iに記述したごとく調製され全て仕上がった環状アミ ノペプチドユニットに結合する反応を説明する。説明した反応は簡単な環状アミ ノ酸でも実施することができ、これはその後更に反応スキームA〜Iに記載した 反応を使い仕上げられて本発明化合物を提供することは理解されている。 その合成が反応スキームA〜Iで説明されている中間体を、反応スキームJで 示されたVのごとき各種アルデヒドにより還元アルキル化することができる。こ れらのアルデヒドは、ケールら(O.P.Goel,U.Krolls,M.Stier and S.Kesten,Organic Syntheses.1988,67,69-75)により記載されたごとき標準手法により、 適切なアミノ酸(反応スキームF)から調製することができる。還元アルキル化 はpH5〜7で、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド又はナトリウムシアノ ボロヒドリドのごとき各種還元剤により、ジクロロエタン、メタノール又はジメ チルホルムアミドのごとき溶媒中で実施することができる。生成物VIはトリフル オロ酢酸により塩化メチレン中で脱保護することができて最終化合物VIIを得る 。最終化合物VIIは例えばトリ フルオロ酢酸塩、塩酸塩又は酢酸塩のごとき塩形態で他から単離される。生成物 ジアミンVIIは更に選択的に保護してVIIIを得ることができ、これは次に第2の アルデヒドで還元アルキル化することができて、IXを得る。保護基の除去とジヒ ドロイミダゾールXIのごとき環状生成物への転化を文献の手法で実施すること ができる。 代替法として、保護環状アミノペプチジル中間体を1−トリチル−4−カルボ キシアルデヒド又は1−トリチル−4−イミダゾリルアセトアルデヒドのごとき 他のアルデヒドにより還元アルキル化してXIIのごとき生成物を得ることができ る(反応スキームK)。トリチル保護基をXIIから除去してXIIIを得ることが できるし、又は代替法としてXIIを最初ハロゲン化アルキルで処理し、その後次 に脱保護してアルキル化イミダゾールXIVを得ることができる。代替法としてジ ペプチジル類似中間体を標準技術によりアシル化又はスルホニル化することがで きる。 イミダゾール酢酸XVは標準手法で保護アセテートXVIIに転化することがで き、XVIIは最初、ハロゲン化アルキルと反応させ、その後、還流メタノールに より処理して位置特異的にアル キル化されたイミダゾール酢酸エステルXVIIIを得る。加水分解と、1−(3− ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC)のごとき縮合 試薬の存在で保護ジペプチジル類似中間体との反応を行い、XIXのごときアシル 化生成物を得る。 もし保護ジペプチジル類似中間体を、反応スキームNのXXのごとく保護ヒド ロキシル基も有するアルデヒドで還元アルキル化すれば、その保護基を次に除去 してヒドロキシル基のマスクを外すことができる(反応工程N、P)。このアル コールを標準条件で例えばアルデヒドに酸化し、これをグリニャール試薬のごと き各種の有機金属試薬と反応させて、XXIVのごとき第二級アルコールを得るこ とができる。加えるに、全て脱保護したアミノアルコールXXVを、各種のアル デヒドにより還元アルキル化(前述した条件下で)してXXVI(反応スキームP )のごとき第二級アミン、又は第三級アミンを得ることができる。Boc保護ア ミノアルコールXXIIはXXVIIのごとき2−アジリジニルメチルピペラジンの 合成にも使用することができる(反応スキームQ)。XXIIを1,1’−スルホ ニルジイミダゾールと水素化ナトリウムにより、ジメチルホルムアミドのご とき溶媒中で処理するとアジリジンXXVIIを形成する。アジリジンをチオール のごとき求核試薬の存在で、かつ塩基の存在で反応させて開環生成物XXVIIIを 得る。 加えるに、保護ジペプチジル類似中間体はO−アルキル化チロシンのごときア ミノ酸から導入されたアルデヒドと標準手法により反応させて、反応スキームR に示すXXXIVのごとき化合物を得ることができる。R’がアリール基であれば 、XXXIVは最初水素化してフェノールのマスクを外し、アミン基を酸で脱保護 してXXXVを作ることができる。代替法として、XXXIVのアミン保護基を除 去してXXXVIのごときO−アルキル化フェノールを有するアミンを作ることが できる。反応スキームJ 反応スキームJ(続) スキーム反応スキームK 反応スキームL 反応スキームM 反応スキームN 反応スキームN(続) 反応スキームP 反応スキームQ 反応スキームR 反応スキームR(続) 反応スキームA及びCでその合成を説明した中間体は反応スキームFで示すI のごとき各種のアルデヒドで還元アルキル化することかできる。アルデヒドはゲ ールら(O.P.Goel,U.Krolls,M.Stier and S.Kesten,Oranic Syntheses.1988, 67,69-75)が記述した標準的方法により適切なアミノ酸から調製することができ る(反応スキームF)。還元アルキル化はpH5〜7でナトリウムトリアセトキ シボロヒドリド又はシアノボロヒドリドのごとき各種の還元剤でジクロロエタン 、メタノール又はジメチルホルムアミドのごとき溶媒中で実施することができる 。生成物IIをトリフルオロ酢酸で塩化メチレン中で脱保護して最終化合物IIIを 得ることができる。この最終生成物IIIは例えばトリフルオロ酢酸塩、塩酸塩又 は酢酸塩として、塩形態で他から単離される。生成物アミンIIIを更に選択的に 保護してIVを得ることができ、これは次に第二のアルデヒドで還元アルキル化し てVを得ることができる。保護基の除去とジヒドロイミダゾールVIIのごとき環 状生成物への転化は文献記載の方法で実施することが可能である。 代替法として、保護ジペプチジル類似中間体を1−トリチル−4−カルボキシ アルデヒド又は1−トリチル−4−イミダゾ リルアセトアルデヒドのごとき他のアルデヒドで還元アルキル化してVIIIのごと き生成物を得ることができる(代替反応スキームG)。VIIIからトリチル保護基 を除いてIXを得るか、又は代替法としてVIIIを最初ハロゲン化アルキルで処理し 、その後、続いて脱保護してアルキル化イミダゾールXを得ることができる。代 替法として、ジペプチジル類似中間体は標準技術でアシル化又はスルホニル化す ることができる。 イミダゾール酢酸XIはアセテートXIIIに標準技術で転化することができる 。XIIIは最初ハロゲン化アルキルと反応させ、その後、還流メタノール処理し て位置特異的にアルキル化したイミダゾール酢酸エステルXIVを得ることができ る(代替反応スキームH)。加水分解と、1−(3−ジメチルアミノプロピル) −3−エチルカルボジイミド(EDC)のごとき縮合試薬の存在で保護ジペプチ ジル類似中間体との反応によりXVのごときアシル化生成物に導かれる。 もし保護ジペプチジル類似中間体を、反応スキームIのXVIのごとき保護ヒド ロキシル基も有するアルデヒドで還元アルキル化すると、保護基を次に除いてヒ ドロキシル基のマスクを外すことができる(スキームI、J)。アルコールを標 準条件で 例えばアルデヒドに酸化し、これをその後グリニャール試薬のごとき各種の有機 金属試薬と反応させてXXのごとき第二級アルコールを得ることかできる。加え るに、全て脱保護したアミノアルコールXXIは各種のアルデヒドで還元アルキ ル化して(前述した条件下で)、XXIIのごとき第二級アミン(反応スキームK )、又は第三級アミンを得ることができる。 Boc保護アミノアルコールXVIIIはXXIIIのごとき2−アジリジニルメチ ルピペラジンの合成にも使用することができる(反応スキームL)。XVIIIを1 ,1’−スルホニルジイミダゾールと水素化ナトリウムにより、ジメチルホルム アミドのごとき溶媒中で処理するとアジリジンXXIIIを形成する。アジリジン をチオールのごとき求核試薬の存在で、かつ塩基の存在で反応させて開環生成物 XXIVを得る。 加えるに、保護ジペプチジル類似中間体を、O−アルキル化チロシンのごとき アミノ酸から導入されたアルデヒドと標準手法により反応させて、反応スキーム Mに示すXXXのごとき化合物を得ることができる。R’がアリール基であれば 、XXXは最初水素化してフェノールのマスクを外し、アミン基を酸で脱保護し てXXXIを作ることができる。代替法として、XXX のアミン保護基を除去してXXXIIのごときO−アルキル化フェノールを有する アミンを作ることができる。 反応スキームF〜Mに説明した同様な方法を、反応スキームB〜Eにその合成 を説明した他のペプチジル類似中間体を使い、実施することができる。化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームF 代替反応スキームF(続) 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームG 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームH 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームI 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームJ 代替反応スキームJ(続) 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームK 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームL 化合物(II−h)〜(II−o)の代替反応スキームM 代替反応スキームM(続) 本発明に使われるいくつかの化合物を以下に記載する。 実施例1 (S)−1−(3−クロロフェニル)−4−[1−(4−シアノベンジル)−イ ミダゾリルメチル]−5−[2−(メタンスルホニル)エチル]−2−ピペラジ ノン二塩酸塩 工程A1−トリフェニルメチル−4−(ヒドロキシメチル−イミダゾール 4−(ヒドロキシメチル)イミダゾール塩酸塩(35.0g、260mmol )の乾燥DMF250mL中の溶液に室温でトリエチルアミン(90.6mL、 650mmol)を加えた。溶液から白色結晶が沈殿した。クロロトリフェニル メタン(76.1g、273mmol)を含むDMF500mLを滴状で加えた 。反応混合物を20時間攪拌し、氷上に注ぎ、濾過し、氷水で洗浄した。生じた 生成物を冷ジオキサンでスラリー化し、濾過し、真空で乾燥して標題生成物を白 色固体として得たが、これは次工程で使用するに十分な純度を有した。工程B1−トリフェニルメチル−4−(アセトキシメチル−イミダゾール 工程Aからのアルコール(上に調製した260mmol)を ピリジン500mL中に懸濁した。無水酢酸(74mL、780mmol)を滴 状に添加し、反応物を48時間攪拌したがその間に均一になった。溶液を2Lの EtOAc中に注ぎ、水(3×1L)、5%HCl水溶液(2×1L)、NaH CO3飽和水溶液及びブラインで洗浄し、その後乾燥し(Na2SO4)、濾過し 、そして真空で濃縮して粗生成物を得た。アセテートを白色固体として得たが、 これは次工程で使用するに十分な純度を有した。工程C1−(4−シアノベンジ)−5−(アセトキシメチル)−イミダゾー ルヒドロブロミド 工程Bからの生成物(85.8g、225mmol)とα−ブロモ−p−トル ニトリル(50.1g、232mmol)の500mLのEtOAc中の溶液を 60℃で20時間攪拌し、その間に淡黄色の沈殿が形成した。反応物を室温に冷 却し、濾過して固体イミダゾリウムブロミド塩を得た。濾液を真空で濃縮して容 積200mLとし、60℃Cで2時間再び加熱し、室温に冷却して再び濾過した 。濾液を真空で濃縮して容積100mLとし、60℃で改めて2時間再び加熱し 、室温に冷却して淡黄色の固体を得た。全ての固体物質を統合し、500mLの メ タノール中に溶解し、60℃に加温した。2時間後、溶液を真空で再濃縮して白 色の固体を得て、これをヘキサンで擦り潰して可溶物質を除去した。残留溶媒を 真空で除去して標題生成物ヒドロブロミドを白色固体として得て、これを更に精 製することなしに次工程で使用した。工程D1−(4−シアノベンジル)−5−(ヒドロキシメチル)−イミダゾ ール 工程Cからのアセテート(50.4g、150mmol)の1.5Lの3:1 THF/水中の溶液に0℃で水素化リチウム一水和物を(18.9g、450 mmol)を加えた。1時間後、反応物を真空で濃縮し、EtOAc(3L)で 希釈し、水、飽和NaHCO3水溶液及びブラインで洗浄した。溶液をその後乾 燥(Na2SO4)し、濾過し、真空で濃縮して粗生成物を淡黄色のふんわりとし た固体として得て、これは更に精製することなく次工程で使用するに十分な純度 を有した。工程E1−(4−シアノベンジル)−5−イミダゾールカルボキシアルデヒ 工程Dからのアルコール(21.5g、101mmol)の500mLのDM SO溶液中に室温でトリエチルアミン(56 mL、402mmol)を加え、その後SO3−ピリジン錯体(40.5g、2 54mmol)を加えた。45分後、反応物を2.5mLのEtOAc中に注ぎ 、水(4×1L)及びブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、真空 で濃縮してアルデヒドを白色固体として得て、これは更に精製することなく次工 程で使用するに十分な純度を有した。工程F(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−N−メトキ シ−N−メチル−4−(メチルチオ)ブタンアミド L−N−Boc−メチオニン(30.0g、0.120mmol)、N,O− ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(14.1g、0.144mmol)、ED C塩酸塩(27.2g、0.144mmol)及びHOBT(19.5g、0. 144mmol)を乾燥DMF(300mL)中で、20℃、窒素下で攪拌した 。更にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.3g、23mmol) を加えてpH7〜8とした。反応物を夜通し攪拌し、DMFを高真空で原容積の 2分の1まで蒸留し、残留物を酢酸エチルと飽和NaHCO3溶液の間で分配し た。有機相を飽和重炭酸ナトリウム、水、10%クエン酸、及びブライン で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空で除去して標題化合物を得た 。工程G(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(メチ ルチオ)ブタナール 水素化リチウムアルミニウム(5.02g、0.132mmol)のエーテル (500mL)中の懸濁液を室温で1時間攪拌した。溶液を−50℃に窒素下で 冷却し、工程Fからの生成物(39.8g)約0.120mmol)のエーテル (200mL)中の溶液を30分間にわたり−40℃より低い温度に維持して加 えた。添加が完全に終えると、反応物を5℃に加温し、その後−45℃に再冷却 した。tlcによる分析は不完全な反応を示した。溶液を5℃に再加温し、30 分間攪拌し、その後−50℃に冷却した。硫酸水素カリウム(72g、0.52 9mmol)の水200mL中の溶液を−20℃より低い温度に維持して徐々に 加えた。混合物を5℃に加温し、セライトを通して濾過し、真空で濃縮して標題 アルデヒドを得た。工程H(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−N−(3− クロロフェニル)−4−(メチルチオ)ブタンアミン 3−クロロアニリン(10.3mL、97.4mmol)、工程Gからの生成 物(23.9g、97.4mmol)、及び酢酸(27.8mL、487mmo l)のジクロロエタン(250mL)中の溶液に窒素下でナトリウムトリアセト キシボロヒドリド(41.3g、195mmol)を加えた。反応物を夜通し攪 拌し、その後飽和重炭酸ナトリウム溶液で失活した。溶液をCHCl3で希釈し 、有機相を水、10%クエン酸及びブラインで洗浄した。溶液を硫酸ナトリウム 上で乾燥し、真空で濃縮して粗生成物(34.8g)を得て、これをシリカゲル 上で20%酢酸エチルを含むヘキサンによりクロマトグラフィー処理して標題化 合物を得た。工程I(S)−4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(3−クロロ フェニル)−5−[2−(メチルチオ)エチル]ピペラジン−2−オン 工程Hからの生成物(22.0g、63.8mmol)の酢酸エチル(150 mL)中の溶液を0℃で飽和重炭酸ナトリウム溶液(150mL)と共に激しく 攪拌した。クロロアセチルクロリド(5.6mL、70.2mmol)を滴状で 加え、0℃で2時間攪拌した。層を分離し、酢酸エチル層を10%クエン 酸及び飽和ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。真空で濃縮後生じ た粗生成物(27.6g)、DMF(300mL)中に溶解し、アルゴン下で0 ℃に冷却した。炭酸セシウム(63.9g、196mmol)を加え、反応物を 2日間攪拌し、室温に加温されるにまかせた。炭酸セシウムの他の部分(10g 、30mmol)を加え、反応物を16時間攪拌した。DMFを真空で蒸留し、 残留物を酢酸エチルと水の間で分配した。有機相を飽和ブラインで洗浄し、硫酸 ナトリウム上で乾燥した。粗生成物をシリカゲル上で20〜25%酢酸エチルを 含むヘキサンによりクロマトグラフィー処理して標題化合物を得た。工程JS)−4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(3−クロロフ ェニル)−5−[2−(メタンスルホニルエチル]ピペラジン−2−オン 工程Iからの生成物(14.2g、37mmol)のメタノール(300mL )中の溶液を0℃に冷却し、マグネシウムモノペルオキシフタレート(54.9 g、111mmol)の210mL MeOH中の溶液を20分間にわたり加え た。氷浴を取り除き、溶液が室温に加温されるにまかせた。45分後、 反応物を真空で濃縮して原容積の2分の1とし、その後2NNa223溶液を 加えて失活した。溶液をEtOAcと飽和NaHCO3溶液中に注ぎ、有機層を ブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、そして真空で濃縮して粗ス ルホンを得た。この物質をシリカゲル上で60〜100%酢酸エチルを含むヘキ サンによりクロマトグラフィー処理して標題化合物を得た。工程K(S)−1−(3−クロロフェニル)−5−[2−メタンスルホニル )エチル]ピペラジン−2−オン 工程JからのBoc−保護ピペラジノン(1.39g、3.33mmol)の EtOAc30mL中の溶液を通して0℃で無水HClガスを泡立たせた。飽和 溶液を35分間攪拌し、その後真空で濃縮して塩酸塩を白色粉末として得た。こ の物質をEtOAc中に懸濁させ、希NaHCO3水溶液で処理した。水層をE tOAcで抽出し、統合した有機混合物をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2S O4)、濾過し、真空で濃縮した。生成したアミンをトルエンから再濃縮して次 工程での使用に適した標題物質を得た。工程L(S)−1−(3−クロロフェニル)−4−[1−4−シアノベンジ ル)イミダゾリルメチル]−5−[2−(メタンスルホニル)エチル]−2−ピ ペラジノン二塩酸塩 工程Kからのアミン(898g、2.83mmol)と工程Eからのイミダゾ ールカルボキシアルデヒド(897g、4.25mmol)の1,2−ジクロロ エタン15mL中の溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.21 g)5.7mmol)を加えた。反応物を23時間攪拌し、その後0℃で飽和N aHCO3溶液により失活した。溶液をCHCl3中に注ぎ、水層をCHCl3に より逆抽出した。統合した有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、 濾過し、真空で濃縮した。生じた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(95 :5:0.5〜90:10:0 EtOAc:MeOH:NH4Cl)により精 製し、生じた生成物をEtOAc/メタノール中に回収し、2.1当量の1M HCl/エーテル溶液により処理した。真空で濃縮後、生成物二塩酸塩を白色固 体として単離した。実施例2 1−(3−クロロフェニル)−4−[1−(4−シアノベンジル)−イミダゾリ ル−メチル]−2−ピペラジノン二塩酸塩 工程AN−(3−クロロフェニル)エチレンジアミン塩酸塩 3−クロロアニリン(30.0mL、284mmol)のジクロロメタン50 0mL中の溶液に、4N HClの1,4−ジオキサン中の溶液(80mL、3 20mmolHCl)を0℃で滴状に加えた。溶液を室温に加温し、その後真空 で乾燥して白色固体を得た。この粉末の2−オキサゾリジノン(24.6g)、 282mmol)との混合物を窒素雰囲気下で160℃に10時間加熱し、その 間に固体が溶融しガスの放出が観察された。反応物は冷却するにまかせ、粗ジア ミン塩酸塩を淡褐色固体として形成した。工程BN−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−(3−クロロフェニ ル)エチレンジアミン 工程Aからのアミン塩酸塩(約282mmol、上で調製された粗物質)をT HF500mLと飽和NaHCO3水溶液500mL中に移しとり、0℃に冷却 し、ジ−tert−ブチ ルピロカーボネート(61.6g、282mmol)を加えた。30時間後、反 応物をEtOAc中に注ぎ、水とブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾 過し、真空で濃縮して標題カーバメートを褐色油として得て、これは次工程で更 に精製することなく使用した。工程CN−[2−(tert−ブトキシカルバモイル)エル]−N−(3− クロロフェニル)−2−クロロアセトアミド 工程Bからの生成物(77g、約282mmol)とトリエチルアミン(67 mL、480mmol)のCH2Cl2500mL中の溶液を0℃に冷却した。ク ロロアセチルクロリド(25.5mL、320mmol)を滴状で加え、反応物 を0℃で攪拌して保持した。3時間後、クロロアセチルクロリドの他の部分(3 .0mL)を滴状で加えた。30分後、反応物をEtOAc(2L)中に注ぎ、 水、飽和NH4Cl水溶液、飽和NaHCO3水溶液、及びブラインで洗浄した。 溶液を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、真空で濃縮してクロロアセトアミドを 褐色油として得て、これは次工程で更に精製することなく使用した。工程D4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(3−クロロフェニル )−2−ピペラジノン 工程Cからのクロロアセトアミド(約282mmol)の乾燥DMF700m L中の溶液に、K2CO3(88g、0.64mmol)を加えた。溶液を油浴中 で70〜75℃に20時間加熱し、室温に冷却し、真空で濃縮して約500mL のDMFを除去した。残留物を33%EtOAc/ヘキサン中に注ぎ、水とブラ インで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、真空で濃縮して生成物を褐色油 として得た。この物質をシリカゲルクロマトグラフィー(25〜50%EtOA c/ヘキサン)で精製して純粋生成物、及びより極性の低い不純物を含む生成物 (HPLCによる純度約65%)の試料を得た。工程E1−(3−クロロフェニル)−2−ピペラジノン 工程DからのBoc保護ピペラジノン(17.19g)55.4mmol)の EtOAc500mL中の溶液を通して、−78℃で無水HClガスを泡立たせ た。飽和溶液を0℃に加温し、12時間攪拌した。窒素ガスを反応物を通して泡 立たせて過剰のHClを除去し、混合物を室温に加温した。溶液を真空で濃縮し て塩酸塩を白色粉末として得た。この物質を300mLの CH2Cl2中に移し取り、希NaHCO3溶液により処理した。水相を、tlc 分析が完全な抽出を示すまでCH2Cl2で抽出した(8×300mL)。統合し た有機混合物を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、真空で濃縮して標題遊離アミン を淡褐色の油として得た。工程F1−(3−クロロフェニル)−4−[1−(4−シアノベンジル)イ ミダリルメチル]−2−ピペラジノン二塩酸塩 工程Eからのアミン(上で調製された55.4mmol)の1,2−ジクロロ エタン200mL中の溶液に0℃で4Å粉末分子篩(10g)を加え、次にナト リウムトリアセトキシボロヒドリド(17.7g、83.3mmol)を加えた 。実施例1の工程Eからのイミダゾールカルボキシアルデヒド(11.9g、5 6.4mmol)を加え、反応物を0℃で攪拌した。26時間後、反応物をEt OAc中に注ぎ、希NaHCO3水溶液で洗浄し、水層をEtOAcで逆抽出し た。統合した有機混合物をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、 真空で濃縮した。生じた生成物を500mLの5:1 ベンゼン:CH2Cl2中 に移し取り、プロピルアミン(20mL) を加えた。混合物を12時間攪拌し、その後、真空で濃縮して淡黄色の泡状物を 得た。この物質をシリカゲルクロマトグラフィー(2〜7%MeOH/CH2C l2)で精製し、生じた白色泡状物をCH2Cl2中に移し取り、2.1当量の1 M HCl/エーテル溶液により処理した。真空で濃縮後、生成物二塩酸塩を白 色粉末として単離した。 実施例3 N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(2−メトキシベンジルグリシル−メチオニンイソプロピル エステル 工程A: 2−メトキシベンジルグリシンメチルエステル 2−メトキシベンジルアルコール(53.5g、0.39mol)をCH2C l2(200mL)中に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(81mL、0. 74mmol)で処理し、 氷−CH3OH浴中でAr下で攪拌しつつ0℃に冷却し、メタンスルホニルクロ リド(33mL、0.43mmol)を滴状に加えて処理した。0.5時間後、 反応混合物を室温で温まるにまかせ、4時間攪拌した。この溶液とジイソプロピ ルエチルアミン(202.5mL、1.16mmol)を交互に小分けして、グ リシンメチルエステル塩酸塩(146.5g、1.17mmol)を含むDMF (250mL)のスラリーに0℃で攪拌しなから加えた。反応混合物は夜通し攪 拌したまま放置され、室温に温まった。DMFを減圧下で除去し、残留物をEt OAc(1L)と飽和NaHCO3水溶液(1L)の間で分配した。水相をEt OAc(2×600mL)で洗浄し、有機層を統合し、ブラインで洗浄し、乾燥 した(MgSO4)。濾過と濃縮乾燥をして、クロマトグラフィー(SiO2、1 〜5%CH3OH/CH2Cl2)処理後に標題化合物を得た。 工程B: N−[(2s)−(t−ブトキシカルボニルピロリジニル−メチル) −N−(2−メトキシベンジル)グリシンメチルエステル 2−メトキシベンジルグリシンメチルエステル(27.4g、0.131mo l)を1,2−ジクロロエタン(500ml) 中に溶解し、3Å分子篩(20g)を加え、反応混合物のpHを酢酸(7.5m L、0.131mol)でpH5に調製した。N−(t−ブトキシカルボニル) −L−プロリナール(26.1g、0.131mol)(J.Org.Chem.(1994) 59,[21],6287-95)を加え、続いてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3 3.2g、0.157mol)を加えた。混合物を周囲温度で18時間攪拌し、 セライトを通して濾過し、濃縮した。残留物をEtOAcと飽和NaHCO3( 500ml/100ml)の間で分配した。水層をEtOAc(3×100mL )で洗浄した。有機層を統合し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮して標題化 合物を得た。 工程C: N−[(2s)−(t−ブトキシカルボニルピロリジニル−メチル) −N−(2−メトキシベンジル)グリシン N−[(2s)−(t−ブトキシカルボニルプロリジニル−メチル)−N−( 2−メトキシベンジル)グリシンメチルエステル(7・0g、0.071mol )をCH3OH(150ml)中に溶解し、1N NaOH(71mL、0.0 71mmol)氷浴で冷却して加えた。混合物を周囲温度で2時間攪拌し、1N HCl(71mL、0.071mmol)で中 和し、濃縮してCH3OHを除去し、残留物をEtOAc(3×200mL)で 抽出した。有機層を統合し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮して標題化合物 を泡状物として得た。 工程D: メチオニンイソプロピルエステル塩酸塩 N−(t−ブトキシカルボニル)メチオニン(25g、0.1mol)、イソ プロピルアルコール(11.8mL、0.15mol)、EDC(21.1g、 0.11mol)、及び4−ジメチル−アミノピリジン(DMAP)(1.22 g、0.01mol)をCH2Cl2(400mL)中に、氷水浴中で攪拌して溶 解した。2時間後、この浴を除去し、溶掖を夜通し室温で攪拌したままとした。 反応混合物を濃縮して乾燥し、その後EtOAcとH2Oの間で分配し、水層を EtOACc2×50mL)で洗浄し、有機層を統合し、NaHCO3溶液、ブ ラインで洗浄し、乾燥した(Na2SO4)。濾過と濃縮乾燥をしてクロマトグラ フィー(フラッシュシリカゲルカラム、ヘキサン:EtOAc、6:1〜5:1 )処理後に黄色油を得た。 N−(t−ブトキシカルボニル)メチオニンイソプロピルエステル(20.5 g、0.07mol)をEtOAc(200mL)中に、攪拌しながらドライア イス−アセトン浴中で−2 0℃に冷却して溶解した。HClガスを溶液中に10分間泡立たせ、フラスコを 栓して1時間攪拌した。tlc(EtOAc:ヘキサン、1:3)は出発物質の 消失を示した。アルゴンを溶液を通して5分間泡立たせ、その後、濃縮し乾燥し て標題化合物を白色固体で得た。 工程E: N−[(2S)−(t−ブトキシカルボニルピロリジニル−メチル) −N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル CH2Cl2(100mL)に溶解したN−[(2S)−(t−ブトキシカルホ ニルピロリジニル−メチル)−N−(2−メトキシベンジル)グリシン(工程C から)(5.98g、0.0158mol)をHOBT(2.57g、0.01 9mol)、EDC(4.54g、0.024mol)、及びメチオニンイソプ ロピルエステル塩酸塩(4.33g、0.019mol)により処理した。pH をEt3N(8.81mL、0.063mol)で7.5に調節し、混合物を周 囲温度で18時間攪拌した。混合物をEtOAc(150mL)で希釈し、次に 10%クエン酸溶液で洗浄し、飽和NaHCO3溶液、ブラインで洗浄し、乾燥 した(MgSO4)。濾過と濃縮乾燥を して、標題化合物を濃い油として得た。これを更に精製することなく使用した。 工程F: N−((2S)−ピロリジニルメチル)−N−(2−メトキシベンジ ル)−グリシル−メチオニンイソプロピルエステルビス塩酸塩 N−[(2S)−(t−ブトキシカルボニルピロリジニルメチル)−N−(2 −メトキシベンジル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル(0.85g 、1.54mmol)をEtOAc(25mL)中に溶解し0℃に冷却した。H Clを混合物を通して泡立たせ、溶液を飽和させた後、吹き込みを止めて3時間 攪拌した。アルゴンを混合物を通して泡立たせて過剰のHClを除去し、その後 、混合物を濃縮して標題化合物を得た。 工程G: N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン− 2(S)−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジ)グリシル−メチオニンイ ソプロピルエステル DMF(30mL)中に溶解したN−((2S)−ピロリジニルメチル)−N −(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステルビス塩 酸塩(0.800g、 1.53mmol)を1H−イミダゾール−4−プロピオン酸(0.43g、3 .05mmo1)(20%酢酸中のウロカニン酸を炭素上Pdにより接触水素化 により調製した)、及びBOP試薬(1.35g、3.05mmol)で処理し た。pHはN−メチル−モルホリン(0.756mL、6.89mmol)で7 .5に調節し、混合物を周囲温度で18時間攪拌した。混合物を濃縮して乾燥し 、EtOAc(100mL)で希釈し、5%Na2CO3溶液、ブラインで洗浄し 、乾燥した(MgSO4)。濾過と濃縮乾燥をして油を得て、これをクロマトグ ラフィー(シリカゲル、95:5 CH2Cl2/MeOH)により精製して標 題化合物を泡状物として得た。1 H NMR(CD3OD);δ7.58(d,1H,J=1 Hz),7.25-7.31(m,2H),6.89-7.00(m,2H),6.81(s ,1H),5.00-5.06(m,1H),4.49-4.56(m,1H),4.23-4.30(m,1H),3.91(d,1H,J=13 Hz), 3.86(s,3H),3.54(d,1H,J=I3Hz),3.30-3.41(m,2H),3.36(d,IH,J=17 Hz),3.15(d,1 H,J=17 Hz),2.85-2.92(m,2H),2.56-2.77(m,3H),2.30-2.45(m,3H),2.05-2.17(m,1 H),2.04(s,3H),1.69-1.86(m,5H),1.24(d,6H,J=6 Hz). C294355S・0.6H2Oに対する 計算値:C,59.59;H,7.62:N,11.98 分析値:C,59.58;H,7.43:N,12.02 実施例4 N−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル]ピロ リジン−2(S)−イルメチル]−3(S−エチル−プロリルメチオニンイソブ プピルエステル 工程A: ジエチル 1−アセチル−5−ヒドロキシ−3−エルピロリジン−2 ,2−ジカルボキシレート ナトリウム(4.02g、0.175mol)を、ジエチルアセトアミドマロ ネート(235.4g、1.19mol)を含む絶対EtOH(1.4L)の攪 拌溶液中に周囲温度でアルゴン下で溶解した。反応混合物を0℃に冷却し、tr ans−2−ペンテナール(100g、1.08mol)を反応温度を<5℃に 保ちながら滴状で添加した。添加後、反応物は室温に 暖めるにまかせ、4時間攪拌し、その後酢酸(28mL)で失活した。この溶液 を真空で濃縮し、残留物をEtOAc(1.5L)中に溶解し、10%NaHC O3溶液(2×300mL)、ブラインで洗浄し、乾燥した(MgSO4)。この 溶液を濾過し、700mLに濃縮し、その後還流で加熱し、ヘキサン(1L)で 処理した。冷却すると、標題化合物が沈降し、それを採集した。融点106〜1 09℃。1 H NMR(CD3OD)δ 5.65(d,1H,J=5 Hz),4.1-4.25(m,4H),2.7-2.8(m,1H),2.21(s,3H ),2.10(dd,1H,J=6,13,Hz),1.86-1.97(m,2H),1.27(t,3H,J=7 Hz),1.23(t,3H,J=7 Hz),1.1-1.25(m,1H),0.97(t,3H,J=7 Hz). 工程B: ジエチル 1−アセチル−3−エチルピロリジン−2,2−ジカルボ キシレート ジエチル 1−アセチル−5−ヒドロキシ−3−エチルピロリジン−2,2− ジカルボキシレート(287g、0.95mol)とトリエチルシラン(228 mL、1.43mol)のCH2Cl2(3L)中の溶液に、アルゴン下で攪拌し つつ内部温度を氷浴を使い25℃に保ちながら、トリフルオロ酢酸(735mL 、9.53mol)を滴状で加えた。23℃で3 時間攪拌後、溶液を真空で濃縮し、残留物をCH2Cl2(1.5L)で希釈し、 その後激しく攪拌しつつH2O(1L)と固体Na2CO3で処理して溶液を塩基 性とした。有機層を分離し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、その後濃縮して標 題化合物を黄色油として得て、これは更に精製することなく使用した。 工程C: 3−エチルプロリン塩酸塩(Cis:Trans混合物) ジエチル 1−アセチル−3−エチルピロリジン−2,2−ジカルボキシレー ト(373g、0.95mol)を6N HCl(2L)とHOAc(500m L)中に懸濁し、還流で20時間加熱した。反応混合物を冷却し、EtOAc( 1L)で洗浄し、その後、真空で濃縮して油を得て、これをエーテルですり潰し て結晶化し標題化合物を得た。1 H NMR(D2O)δ4.23(d,1H,J=8 Hz),3.84(d,1H,J=8 Hz),3.15 3.4(m,4H),2.33-2.4 4(m,1H),2.19-2.4(m,1H),2.02-2.15(m,2H),1.53-1.72(m,3H),1.23-1.43(m,2H),1 .0-1.15(m,1H),0.75-0.83(m,6H). 工程D: N−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル]−cis:tran s−3−エチルプロリンメチルエステル 3−エチルプロリン塩酸塩(Cis:Trans混合物)(20g、0.11 mmol)をCH3OH(200mL)中に溶解し、溶液をHClガスで飽和し 、その後、23℃で24時間攪拌した。アルゴンを溶液を通して泡立たせて過剰 のHClを除去した。溶液をNaHCO3(>84g)で処理してpH8とし、 その後、CH3OH(20mL)中に溶解したジ−tert−ブチルジカーボネ ート(25.1g、0.115mol)を徐々に加えた。23℃で18時間攪拌 した後、混合物を濾過し、濾液を濃縮し、残留物をEtOAcですり潰し、再び 濾過し、濃縮して標題化合物を油として得た。 工程E: N−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル]−trans−3− エチルプロリン及びN−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル]−cis− 3−エチルプロリンメチルエステル N−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル]−cis,trans−3− エチルプロリンメチルエステル(29.1gN0.113mol)をCH3OH (114mL)中に0℃に冷却して溶解し、その後、1N NaOH(114m L)で処理した。23℃で20時間攪拌後、溶液を濃縮してCH3OHを 除去し、その後、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を統合し、乾燥し(M gSO4)、濾過し、濃縮して12.8gのN−[(tert−ブチルオキシ) カルボニル]−cis−3−エチルプロリンメチルエステルを油として得た。水 層を固体クエン酸で酸性化し、EtOAc(2×)で抽出し、有機層を統合し、 乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮してN−[(tert−ブチルオキシ)カ ルボニル]−trans−3−エチルプロリンを油として得た。1 H NMR(CD3OD)δ 3.86 及び 3.78(2d,1H,J=6 Hz),3.33-3.58(m,2H),2.01-2.22(m ,2H),1.5-1.74(m,2H),1.33-l.5(m,1H),1.45 及び 1.42(2s,9H),0.98(t,3H,J=8 H z). 工程F: 3(S)−エチル−2(S)−プロリン塩酸塩 N−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル]−trans−3−エチルプ ロリン(15.5g、0.064mol)、S−α−メチルベンジルアミン(9 .03mL、0.070mol)、HOBT(10.73g、0.70mol) 、及びN−メチルモルホリン(8mL、0.076mol)を氷−H2O浴中で 攪拌してCH2Cl2(150mL)中に溶解し、EDC(13.4g、0.07 0mol)で23℃で48時間処 理した。反応混合物をEtOAcと10%クエン酸溶液の間で分配し、有機層を 飽和NaHCO3溶液、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮 して油を得た。この油を最小量のエーテル(10mL)中に溶解して所望のS, S,Sジアステレオマー(4.2g)、融点118〜121℃を結晶化した。こ の生成物の8N HCl(87mL)中の溶液と氷酢酸(22mL)を還流で夜 通し加熱した。溶液を回転蒸発器で濃縮し、残留物をH2O中に回収し、エーテ ルで抽出した。水層を濃縮して乾燥し、3(S)−エチル−2(S)−プロリン 塩酸塩とα−メチルベンジルアミンの1:1混合物を得た。 α−メチルベンジルアミン(20.0g、0.0128mol)を含む3(S )−エチル−2(S)−プロリンをジオキサン(10mL)とH2O(10mL )中に攪拌し0℃に冷却して溶解した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン( 2.2mL、0.0128mol)とジ−tert−ブチル−ジカーボネート( 2.79g、0.0128mol)を加え、23℃で48時間攪拌を続けた。反 応混合物をEtOAc(60mL)とH2O(30mL)の間で分配し、有機層 を0.5N NaOH(2×40mL)で洗浄し、水層を統合し、EtOAc( 3 0mL)で洗浄し、この層を0.5N NaOH(30mL)で逆抽出した。水 層を統合し、注意深く0℃で1N HClによりpH3に酸性化した。この混合 物をEtOAc(3×40mL)で抽出し、有機層を統合し、乾燥し(Na2S O4)、濾過し、濃縮してN−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル−3( S)−エチル−2(S)−プロリンを無色の油として得た。N−[(tert− ブチルオキシ)カルボニル−3(S)−エチル−2(S)−プロリンをEtOA c(50mL)中に溶解し、溶液を氷−H2O浴中で冷却してHClガスで飽和 した。溶液を栓して0℃で3時間攪拌した。アルゴンを溶液を通して泡立たせて 過剰HClを除去し、溶液を濃縮し乾燥して3(S)−エチル−2(S)−プロ リン塩酸塩を得た。 工程G: N−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピロリジン−2(S)−イル メチル]−3(S)−エチルプロリン 3(S)−エチル−2(S)−プロリン塩酸塩(2.33g、0.013mo l)をCH3OH(20mL)中に溶解し、3A分子篩(2g)とKOAc(1 .27g、0.013mol)で処理して反応混合物のpHを4.5〜5に調節 し、その後、N−[(tert−ブチルオキシ)カルボニル−プロリナール (Pettit et al.,J.Org.Chem.(1994)59,[21]6287-95)(3.36g、0. 017mol)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。反応混合物を濾過し 、飽和NaHCO3水溶液(5mL)により停止し、濃縮して乾燥した。残留物 をCHCl3により抽出した。抽出物を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、濃縮し て標題化合物と無機塩を得た。 工程H: N−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピロリジン−2(S)−イル メチル]−3(S)−エチルプロリルメチオニンイソプロピルエステル N−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピロリジン−2(S)−イルメチル] −3(S)−エチルプロリン(2.4g、0.008mol)、メチオニンイソ プロピルエステル塩酸塩(2.21g、0.0097mol)、HOBT(1. 49g、0.0097mol)及びEDC(1.86g、0.0097mmol )をDMF(15mL)中に室温で溶解し、N−メチルホルホリン(3mL、0 .024mol)で処理した。反応混合物を室温で夜通し攪拌し、その後濃縮し 、EtOAcとH2Oの間で分配した。有機層を飽和NaHCO3水溶液、ブライ ンで洗浄し、乾燥した(MgSO4)。粗生成物を、フラッシュ シリカゲルカラム上でヘキサン:EtOAc、7:3で溶離するクロマトグラフ ィー処理をして、N−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピロリジン−2(S) −イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニンイソプロピルエステル を得た。イソプロピルエステル塩酸塩 N−(t−ブチルオキシカルボニル)−ピロリジン−2(S)−イルメチル] −3(S)−エチル−プロリルメチオニンイソプロピルエステル(1.38g、 0.0028mol)をEtOAc(40mL)中に溶解し、−20℃に冷却し 、HClガスで飽和し、0℃で1.25時間、更に室温で0.25時間攪拌した 。濃縮して乾燥し、ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチルプ ロリルメチオニンイソプロピルエステル塩酸塩を得た。 工程J: 1H−イミダゾール−4−酢酸メチルエステル塩酸塩の調製 1H−イミダゾール−4酢酸塩酸塩(4.00g、24.6mmol)のメタ ノール(100mL)中の溶液を塩化水素ガスで飽和した。生成した溶液を室温 (RT)で18時間静置した。溶媒を真空で蒸発して表題化合物を白色固体とし て得た。1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ 8.85(1H,s),7.45(1H,s),3.89(2H,s) 及び 3.75(3H,s)p pm. 工程K: 1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル酢酸メ チルエステルの調製 1H−イミダゾール−4−酢酸メチルエステル塩酸塩(24.85g、0.1 41mol)のジメチルホルムアミド(DMF)(115ml)中の溶液に、ト リエチルアミン(57.2mL、0.412mol)とトリフェニルメチルブロ ミド(55.3g、0.171mol)を加え、懸濁物を24時間攪拌した。そ の後、反応混合物を酢酸エチル(EtOAc)(1l)と水(350ml)で希 釈した。有機相を飽和NaHCO3水溶液(350ml)で洗浄し、乾燥し(N a2SO4)、真空で蒸発した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2 、0〜100%酢酸エチルを含むヘキサン;勾配溶離)で精製して標題化合物 を白色固体として得た。1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.35(1H,s),7.31(9H,m),7.22(6H,m),6.76(1H,s),3.68( 3H,s) 及び 3.60(2H,8)ppm. 工程L: [1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]酢 酸メチルエステルの調製 1−(トリフェニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル酢酸メチルエス テル(8.00g、20.9mmol)のアセトニトリル(70ml)中の溶液 にブロモ−p−トルオニトリル(4.10g、20.92mmol)を加え、5 5℃で3時間加熱した。その後、反応物を室温に冷却し、生成したイミダゾリウ ム塩(白色沈殿)を濾過して採取した。濾液を55℃で18時間加熱した。反応 混合物を室温に冷却し真空で蒸発した。残留物にEtOAc(70ml)を加え 、生成した白色沈殿を濾過して採取した。沈殿したイミダゾリウム塩を統合し、 メタノール(100ml)中に懸濁し、還流で30分間加熱した。その後、溶媒 を真空で除去し、生成した残留物をEtOAc(75ml)中に懸濁し、固体を ろ過して単離し、洗浄した(EtOAc)。固体を飽和NaHCO3水溶液(3 00ml)とCH2Cl2(300ml)で処理し、室温で2時間攪拌した。有機 層を分離し、乾燥し(MgSO4)、真空で蒸発して標題化合物を白色固体とし て得た。1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.65(1H,d,J=8Hz),7.53(1H,s),7.15(1H,d,J=8Hz),7.04 (1H,s),5.24(2H,s),3.62(3H,s) 及び 3.45(2H,s)ppm. 工程M: [1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]酢 酸の調製 [1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]酢酸メチル エステル(4.44g、17.4mmol)のTHF(100ml)中の溶液と 1M 水酸化リチウム(17.4mL、17.4mmol)を室温で18時間攪 拌した。1M HCl(17.4ml)を加え、THFを真空で蒸発して除去し た。水溶液を凍結乾燥して塩化リチウムを含有する標題化合物を白色固体として 得た。1 H NMR(CD3OD,400MHz)δ 8.22(1H,s),7.74(1H,d,J=8.4Hz),7.36(1H,d,J=8.4Hz), 7.15(1H,s),5.43(2H,s) 及び 3.49(2H,s)ppm. 工程N: N−[(1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イ ル)アセチル]ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロ リルメチオニンイソプロピルエステルの調製 [1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]酢酸・Li Cl(0.416g、1.47mmol)、ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−3(S)−エチループ ロリルメチオニンイソプロピルエステル塩酸塩(工程I)(0.63g、1.3 3mmol)、HOOBT(0.239g、1.47mmol)、及びEDC( 0.281g、1.47mmol)を脱気したDMF(20mL)中に攪拌しつ つ室温で溶解し、N−メチルホルホリン(0.8mL、5.32mmol)を加 えてpH7とし、攪拌を夜通し続けた。反応混合物を濃縮してほとんどのDMF を除去し、残留物をEtOAcと飽和NaHCO3水溶液の間に分配した。水層 をEtoAcで洗浄し、有機層を統合し、ブラインで洗浄し、乾燥した(MgS O4)。濾過し濃縮乾燥し、シリカゲル上のCH2Cl2:CH3OH,95:5で 溶離するクロマトグラフィー処理後、標題化合物を得た。 C334664S・0.7H2Oに対する 計算値:C,62.38;H,7.52;N,13.23 分析値:C,62.40;H,7.17;N,13.11 FAB MS 623(M+1)実施例5 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミタゾール−5− イルメチル]−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン 1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5−イルメル]−4−(2, 3−ジメチルフェニル)−2(S)−(2−メトキシエチル)ピペラジン−5− オン ジトリフルオロ酢酸塩 工程A: N−メトキシ−N−メチル−4−ベンジルオキシ−2(S)−(te rt−ブトキシカルボニルアミノ)ブタンアミド 4−ベンジルオキシ−2(S)−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ブ タン酸(1.00g、3.23mmol)を実施例24、工程Aに記載した方法 により、EDC・HCl(0. 680g、3.55mmol)、HOBT(0.436g、3.23mmol) 及びN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.473g、4.85mm ol)を含むpH7のDMF(50mL)を使い、標題化合物に転化した。作業 後、標題化合物を透明なガム状物で得た。工程B: 4−(1−ベンジルオキシエチル)−2(S)−(tert−ブトキ シカルボニルアミノ)ブタナール 実施例24工程Bに記載した方法を使い、本実施例工程Aの生成物の水素化リ チウムアルミニウム還元により、標題化合物を得た。工程C: N−(2,3−ジメチルフェニル)−4−(2−ベンジルオキシエチ ル)−2−(S)−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ブタンアミン 本実施例工程Cの生成物から、実施例24工程Cに記載した方法によって、2 ,3−ジメチルアニリン(0.505mL、4.14mmol)、ナトリウムト リアセトキシボロヒドリド(1.20g、5.65mmol)及び粉砕分子篩( 1g)を含むpH5のジクロロエタン(20mL)中で、標題化合物を調製した 。これをシリカゲル上で15%酢酸エチルを含むヘキ サンで溶離し精製して標題化合物を得た。 工程D: 2(S)−(2−ベンジルオキシエチル)−1−tert−ブトキシ カルボニル−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン 本実施例工程C生成物から、実施例24工程Dに記載した方法により、クロロ アセチルクロリド(0.21mL、2.57mmol)を含む1:1酢酸エチル :飽和重炭酸ナトリウム60mLを使い、続いて粗生成物をDMF(30mL) 中の水素化ナトリウム(油中の60%分散物、0.373g、9.32mmol )と反応させて、標題化合物を調製した。作業後、粗生成物をシリカゲル上で3 0%酢酸エチルを含むヘキサンで溶離するクロマトグラフィー処理をして標題化 合物を得た。工程E: 1−tert−ブトキシカルボニル−4−(2,3−ジメチルフェニ ル)−2(S)−(2−ヒドロキシエチルピペラジン−5−オン 工程Dからの生成物をメタノール(40mL)中に溶解し、10%Pd/C( 0.160g)を加えた。反応物を60psi(約4.2kg/cm2)水素下 で夜通し振とうした。触媒を濾過により除去し、溶媒を蒸発して標題化合物を得 た。工程F: 1−tert−ブトキシカルボニル−4−(2,3−ジメチルフェニ ル)−2(S)−(2−メトキシエチル)ピペラジン−5−オン 工程E(0.241g、0.688mmol)からの生成物を沃化メチル(0 .21mL、3.44mmol)を含有するDMF(10mL)中に溶解し、攪 拌溶液を0℃に窒素下で冷却した。水素化ナトリウム(0.070g、油中60 %分散、1.72mmol)を加え、反応物を1時間攪拌した。反応を水で止め 、DMFを真空下で除去した。残留物を酢酸エチルと水の間で分配し、有機相を 飽和ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。粗生成物を、シリカゲ ル上で40%酢酸エチルを含むヘキサンでクロマトグラフィー処理をして、標題 化合物を得た。工程G: 4−(2,3−ジメチルフェニル)−2(S)−(2−メトキシエチ ル)−1−[4−(1−トリフェニルメチルイミダゾリル)メチル]ピペラジン −5−オン 工程Fの生成物(0.113g、0.312mmol)を、最初の脱保護に3 0%トリフルオロ酢酸を含むジクロロメタン(10mL)を1時間使うことを除 き、実施例24工程Eに記 載した方法によって標題化合物に転換した。揮発分を真空で除去し、残留物をジ クロロエタン中に溶解した。トリエチルアミンを加えてpH5とした。ナトリウ ムトリアセトキシボロヒドリド(0.100g、0.468mmol)と1−ト リフェニルメチル−4−イミダゾリルカルボキシアルデヒド(0.1164g、 0.343mmol)を加えた。反応物を夜通し20℃で攪拌し、その後、飽和 重炭酸ナトリウム溶液に注いだ。有機相を飽和ブラインで洗浄し、硫酸マグネシ ウム上で乾燥した。5%メタノールを含むクロロホルムを溶離剤として使いシリ カゲルクロマトグラフィーにより標題化合物を得た。工程H: 1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5−イルメチル] −4−(2,3−ジメチルフェニル)−2(S−(2−メトキシエチル)ピペラ ジン−5−オンジトリフルオロ酢酸塩 工程Gの生成物(0.182g、0.312mmol)を、実施例25で記載 した方法により、アセトニトリル(10mL)中の4−シアノベンジルブロミド (0.061g、0.312mmol)を使い、続いてこの粗イミダゾリウム塩 とトリエチルシラン(0.13mL)及びトリフルオロ酢酸(2mL)と のジクロロメタン(6mL)中での反応によって、標題化合物に転換した。精製 は逆相調製用HPLCにより0%〜70%アセトニトリル/0.1%TFA;1 00%〜30% 0.1%TFA水溶液の混合勾配で60分かけて実施した。標 題化合物を凍結乾燥により水から単離した。 FAB ms(m+1) 458。 C273152・0.35H2O・2.0TFAに対する 計算値:C、53.81;H、4.91;N、10.21 分析値:C、53.83;H、4.95;N、10.29 実施例6 N−[2(S)−N’−(1−(4−シアノフェニル−メチル)−1H−イミダ ゾール−5−イルアセチル)アミノ−3(S)−メチルペンチル]−N−1−ナ フチルメチル−グリシル−メチオニンメチルエステル N−[2(S)−N’−(1−(4−シアノフェニルメチル−1H−イミダゾー ル−5−イルアセチル)アミノ−3(S−メチルペンチル]−N−1−ナフチル メチル−グリシル−メチオニンビストリフルオロアセテートの調製 工程A: 1−(トリフェエニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル酢酸 メチルエステル(23)の調製 1H−イミダゾール−4−イル酢酸メチルエステル塩酸塩(1、7.48、4 2.4mmol)の塩化メチレン(200ml)中の懸濁物に、トリエチルアミ ン(17.7mL、127mmol)とトリフェニルメチルブロミド(16.4 g、50.8mmol)を加え、72時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和 重炭酸ナトリウム水溶液(100ml)と水(100ml)で洗浄した。有機層 を真空蒸発し、フラッシュクロマトグラフィー(30〜100%酢酸エチル/ヘ キサン勾配溶離)により精製して23を白色固体として得た。1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.35(1H,s),7.31(9H,m),7.22(6H,m),6.76(1H,s),3.68 (3H,s) 及び 3.60(2H,s)ppm.工程B: 1−(4−ニトロフェニルメチル)−1H−イミダゾール−5−イル 酢酸メチルエステル(16)の調製 1−(トリフェエニルメチル)−1H−イミダゾール−4−イル酢酸メチルエ ステル(23、274mg、0.736mmol)のアセトニトリル(10ml )中の溶液に4−ニトロベンジルブロミド(159mg、0.736mmol) を加え、55℃に16時間加熱した。その後、反応物を室温に冷却し、酢酸エチ ル(20ml)で処理し、生成した沈殿を濾過した。濾液を真空で濃縮して乾燥 し、残留物をアセトニトリル(4ml)中に再溶解し、65℃に3時間加熱した 。その後、反応混合物を蒸発して乾燥し、最初の沈殿と統合した。この残留物を メタノール(5ml)中に溶解し、加熱して30分間還流した。生成溶液を真空 で蒸発し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(2〜5%メタノール/塩化 メチレン勾配溶離)で精製して16を得た。1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ 8.20(2H,d,J=8.8Hz),7.53(1H,s),7.19(2H,d,J=8.8Hz), 7.03(1H,s),5.28(2H,s),3.61(3H,s),及び 3.44(2H,s)ppm.工程C: 1−(4−ニトロフェニルメチル)−1H−イミダゾール−5−イル 酢酸塩酸塩 1−(4−ニトロフェニルメチル)−1H−イミダゾールー 5−イル酢酸メチルエステル(0.115g、0.42mmol)を1.0N塩 酸(10ml)に溶解し、55℃に3時間加熱した。溶液を真空で蒸発してこの 化合物を白色固体として得た。1 H NMR(CD3OD)δ 9.06(1H,s),8.27(2H,d,J=8.8Hz),7.61(1H,s),7.55(2H,d,J=8.8 Hz),5.63(2H,s) 及び 3.81(2H,s)ppm.工程D: N−[2(S)−N’−(1−(4−ニトロフェニルメチル)−1H −イミダゾール−5−イルアセチル)アミノ−3(S)−メチルペンチル]−N −1−ナフチルメチル−グリシル−メチオニンメチルエステルビストリフルオロ アセテート 1−(4−ニトロフェニルメチル)−1H−イミダゾール−5−イル酢酸塩酸 塩、N−[2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル]−N−ナフチルメチ ル−グリシル−メチオニンメチルエステルビス塩酸(209g、0.392mm ol)及び3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン (HOOBT、64mg、0.39mmol)の塩化メチレン(10ml)中の 溶液に、1−(3−ジメチルアミノプ ロビル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC,75.2mg、0.39 2mmol)とトリエチルアミン(219μL、1.57mmol)を加え、こ の混合物を夜通し室温で攪拌した。その後、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10 m1)を加え、その混合物を塩化メチレンで抽出した。統合した抽出物を飽和重 炭酸ナトリウム水溶液(10m1)で洗浄し、溶媒を真空で蒸発した。 実施例7 2(S)−[2(S)−[2(R)−アミノ−3−メルカプトプロピルアミノ− 3(S)−メチル]−ペンチルオキシ−3−フェニルプロピオニル−メチオニン スルホンイソプロピルエステル 標題化合物は、参照としての1994年5月11日公告されたWO94/10 138によって調製される。バイオアッセイ 本発明化合物の癌を阻止する能力は以下のアッセイを使い実証することができ る。Rafキナーゼアッセイ in vitroのRafキナーゼ活性はその生理学的基質MEK(Map/ ERKキナーゼ)のリン酸化により測定される。リン酸化MEKは続いてフィル ター膜上で捕捉され、放射性標識したリン酸の結合をシンチレーションカウンタ ーによって定量する。 材料 活性化Raf エピトープ一標識Raf、及び上流活性化物質Val12−H−Ras、及びL ckを発現する3つの異なるバキュロウイルスで共感染したSf9昆虫細胞中で 産生された。エピトープ配列Glu−Tyr−Met−Pro−Met−Glu (“Glu−Glu”)を全長c−Rafのカルボキシ−端末に融合させた。MEK 触媒的不活性なMEKは、エピトープ−標識したリシン97 からアラニン突然変異(K97A)修飾MEKを発現するバキュロウイルスで感 染したSf9昆虫細胞中で産生された。エピトープ配列Glu−Tyr−Met −Pro−Met−Glu(“Glu−Glu”)を全長MEK1のアミノ−端 末に融合した。抗“Glu−Glu”抗体 “Glu−Glu”エピトープに特異的な抗体を発現するハイブリドーマ細胞 系はゲルノー ウォルター(Gernot Walter,UCSD)から得た。細胞を増殖させ抗 体をグルッセンマイヤ−ら(Grussenmeyer et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,8 2,pp792-7954,1985)が記載したごとく精製した。カラム緩衝液 20mM トリス、pH8、100mM NaCl、1mMEDTA、2.5 mM EGTA、10mM MgCl2、2mM DTT、0.4mM AEB SF、0.1% n−オクチルグルコピラノシド、1nM オカデ酸(okadeic acid)、及びそれぞれ10μg/mlのベンザミチン、ロイペプチン、ペプスタ チン及びアプロチニン(全てSIGMA)。5x反応緩衝液 125mM HEPES pH=8.0、25mM MgCl2、5mM E DTA、5mM Na3VO4、100μg/ml BSA酵素希釈緩衝液 25mM HEPES pH=8.0、1mM EDTA、1mM Na3V O4、400μg/ml BSA停止液 100mM EDTA、80mM ピロリン酸ナトリウム濾過プレート Millipore Multiscreen ♯SE3M078E3、Im mobilon−P(PVDF) 方法 A. タンパク質精製 1. Sf9昆虫細胞をバキュロウイルスで感染させ、ウイリアムス(Williams et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.Al,89,pp.2922-2926,1992)が記載したごと く増殖させた。 2. 全ての次の工程は氷上又は4℃で実施した。細胞をペレット化し、カラム 緩衝液中で音波処理により溶解した。溶解物 は17,000x gで20分間回転し、続いて0.22μm濾過を行った。 3. エピトープ−標識タンパク質を“Glu−Glu”抗体を結合したGam maBind Plus(Parmacia)アフィニティカラム上でクロマト グラフィー処理して精製した。タンパク質をカラムに充填し、次に2カラム容積 のカラム緩衝液で洗浄し、50μg/mlのペプチド抗原(Glu−Tyr−M et−Pro−Met−Glu)を含むカラム緩衝液により溶離した。B.Rafキナーゼアッセイ 1. 10μlのインヒビター又は対照を含む10%DMSOをアッセイプレー トに添加する。 2. 10μlの5x反応緩衝液と0.5μlの1mM 33P−γ−ATP(2 0μCi/ml)、0.5μlのMEK(2.5mg/l)、1μlの50mM β−メルカプトエタノールを含有する30μlの反応混合物を添加する。 3. 1mM DTTを含有する10μl酵素希釈緩衝液及び実験的に決定した 反応時間経過にわたり線形結合動力学を得る活性化Rafの量を添加して反応を 開始する。 4. 混合し、室温で90分間インキュベートする。 5. 50μl停止液を添加して反応を停止する。 6. 濾過プレートを予め70%エタノールで湿し、水ですすぎ洗いする。 7. 停止反応物の90μlアリコートを濾過プレートに移す。 8. 吸引し、200μl H2Oにより4回洗浄する。 9. 50μlのシンチレーションカクテルを加え、プレートをシールし、そし てPackard TopCountシンチレーションカウンターで計数する。Mapキナーゼリン酸化アッセイ 生細胞におけるRafキナーゼ活性の阻害を、TPA−刺激C−33aヒト上 皮細胞中のMapキナーゼのリン酸化状態を定量して測定する。リン酸化Map キナーゼは、抗−リン酸−Mapキナーゼ抗体を使う“Western”ブロッ トで検出する。 材料 C33aヒト上皮細胞 C33a細胞系をATCCレポジトリ、カタログ#H TB31から入手し、 DMEM(Mediatech)+10%ウ シ胎児血清+1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco)中で、提供さ れた説明書に従い維持した。抗−リン酸−Mapキナーゼ抗体 ウサギポリクローナル抗−リン酸−Mapキナーゼ抗体をニューイングランド バイオラボ(New England Biolabs,Beverly,MA)から入手した。2次抗体 坑−ウサギ抗体−アルカリホスファターゼコンジュケートをニューイングラン ド バイオラボから入手した。アクリルアミドゲル 10パーセント ビス−アクリルアミド電気泳動ゲルをノベックス(Novex) から入手した。ブロッキング緩衝液 1xリン酸−緩衝塩水、0.1%Tween−20、5%無脂肪乾燥ミルク抗体希釈緩衝液 1xリン酸−緩衝塩水、0.05%Tween−20、ウシ血清アルブミンアルカリホスファターゼ基質 化学発光アルカリホスファターゼ基質、CDP−Star(商標)をニューイン グランド バイオラボから入手した。アッセイ緩衝液 0.1Mジエタノールアミン、1mM MgCl2 方法 1. C33a細胞を24ウエルプレート中で増殖させ集密とし、その後、24 時間DMEM+0.5%木炭−ストリップ血清中で飢餓状態とする。 2. 試験すべき化合物をDMSO中に1000xの濃度で溶解し、各ウエルに 添加する。 3. 1時間後、TPA(DMSO中に1000xの濃度で溶解した)を最終濃 度100ng/mlで添加する。 4. 20分後、培地を全ウエルから除去し、100mlの沸騰熱還元Laem mli試料緩衝液を各ウエルに添加する。プレートを攪拌し、細胞溶解物を1. 5mlプラスチック製ミクロ遠心分離管に移す。各溶解物をその後、10分間音 波処理し、沸騰水浴に5〜10分間置く。その後、各試料の15μlを10パー セントLaemmliポリアクリルアミドゲル (Novex)上に充填し、メーカーの指示書に従いゲル電気泳動を行う。 5. ゲル中のタンパク質をPVDF膜に電気ブロットし、これをその後、PB Sですすぎ洗いし、ブロッキング緩衝液によりほぼ1時間室温でブロッキングす る。 6. PVDF膜をPBSですすぎ洗いをする。抗体希釈緩衝液中にほぼ1:5 00で希釈した坑−リン酸−MapK抗体をPVDF膜により静かに攪拌して夜 通し4℃でインキュベートする。 7. PVDF膜をブロッキング緩衝液で5分間3回すすぎ洗いし、その後、2 次抗体でインキュベートし、ほぼ1:1000で抗体希釈緩衝液中に希釈し、1 時間室温で静かに攪拌する。 8. PVDF膜をブロッキング緩衝液で5分間、5回すすぎ洗いし、その後、 アッセイ緩衝液中に溶解した化学発光アルカリホスファターゼ基質でほぼ5分間 インキュベートする。膜をその後すすぎ洗いし、プラスチックでラップし、x線 フィルムに露光してブロットタンパク質を検出する。 Rafキナーゼ阻害アッセイにおいて、IC50は約0.001μM〜約1.5 μMの範囲にある。rasファルネシルトランスフェラーゼのin vitro阻害 ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼのアッセイ 部分精製ウシFPTaseとRasペプチド(Ras−CVLS、Ras−C VIM及びRas−CAIL)をそれそれ、シャーベル(Schaber et al.,J.Bio l.Chem.265: 14701-14704(1990))、ポンプリアーノ(Pompliano et al.,Bloche mistry 31:3800(1992))及びギブス(Gibbs et al.,PNAS U.S.A.86:6630.6634(1 989))の記載した通り調製した。ウシFPTaseのアッセイは100mM N −(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N′−(2−エタンスルホン酸)(H EPES)、pH7.4、5mM MgCl2、5mMジチオトレイトール(D TT)、100mM[3H]−ファアルネシルジホスフェート([3H]−FPP ;740CBq/mmol、New England Nuclear)、65 0nM Ras−CVLS、及び10μg/ml FPTaseを含む100m lの容積中で、31℃60分間、おこなった。反応はFPTaseにより開始し 、1mlの1.0M HClを含むエタノールにより停止した。沈殿物をフィル ターマット上に、TomTec M achII細胞採取器を使って採取し、100%エタノールで洗浄し、乾燥し、L KBβ−プレートカウンターで計数した。アッセイは両基質、FPTase水準 及び時間に対して線形関係にあり、反応の間は、[3H]−FPPの10%未満 しか使われなかった。精製化合物を100%ジメチルスルホキシド(DMSO) 中に溶解し、アッセイ中で20倍に希釈された。百分率阻害を放射能の結合量に より、試験化合物不在の結合量と比較して測定した。 ヒトFPTaseはオーマーら(Omer et al.,Biochemistry 32:5167-5176( 1993))により記載された通り調製した。ヒトFPTase活性は、0.1%( w/v)ポリエチレングリコール20,000N 10μM ZnCl2及び1 00nM Ras−CVIMを反応混合物に加えたことを除いて、上に記載され た通りアッセイした。反応は30分間行い、100μlの30%(v/v)トリ クロロ酢酸(TCA)を含むエタノールで停止し、ウシ酵素について上に記載し た通り処理した。 ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤化合物を上に記載したアッ セイにより、ヒトFPTaseに対する阻害活性について試験し、化合物は全体 にほぼ50μMのIC50 を有することを見出すことができた。In vivo rasファルネシル化アッセイ このアッセイに使った細胞系は、ウイルス性Ha−rasp21を発現したR at1又はNIH3T3細胞のいずれかから導入したv−ras系である。アッ セイは本質的には、ド・クルーら(DeClue,J.E.et al.,Cancer Research 51: 71 2-717,(1991))が記載した通り実施する。50〜75%集密の10cm皿中の細 胞を試験化合物で処理する(溶媒、メタノール又はジメチルスルホキシドの最終 濃度は0.1%である)。37℃で4時間後、細胞を3m1のメチオニンフリー DMEM中で、10%正規DMEM、2%ウシ胎児血清及び400mCi[35S ]メチオニン(1000Ci/mmol)を補給して標識する。追加の20時間 後に、細胞を1ml溶解緩衝液(1% NP40/20mM HEPES、pH 7.5/5mM MgC12/1mM DTT/10mg/ml アプロチネン /2mg/ml ロイペプチン/2mg/ml アンチパイン/0.5mM P MSF)中で溶解し、溶解物は100,000xgで45分間、遠心分離して清 澄にする。同数の酸−沈殿可能物カウントを有する溶解物のアリコートをIP緩 衝液(DTTを 欠く溶解緩衝液)で1mlとし、ras−特異モノクローナル抗体Y13−25 9により免疫沈澱させる(Furth,M.E.et al.,J.Virol.43: 294-304,(1982))。続 いて、2時間、4℃で抗体インキュベーションを行い、その後、200mlのウ サギ坑ラットIgGで被覆したタンパク質A−セファローゼ25%懸濁物を45 分間加える。免疫沈澱物をIP緩衝液(20nM HEPES、pH7.5/1 mM EDTA/1%トリトン X−100. 0.5%デオキシコレート/0 .1%/SDS/0.1M NaCl)により4回洗浄し、SDS−PAGE試 料緩衝液中で沸騰し、13%アクリルアミドゲル上に充填する。染料最前部が底 に到達するとゲルを固定し、発色液中に浸し、乾燥し、オートグラフにかける。 ファルネシル化及び非ファルネシル化rasタンパク質に対応する発色帯の強度 を比較してタンパク質に対するファルネシル転移阻害百分率を定量する。In vivo増殖阻害アッセイ FPTase阻害の生物学的影響を定量するため、v−ras、v−raf又 はv−mos発癌遺伝子のいずれかにより形質転換されたRat1細胞の基質− 独立性増殖に与える本発明化合物の効果を試験する。v−Rafとv−Mosに より形質 転換した細胞は、本発明化合物のRas−誘起細胞形質転換に対する特異性を評 価する分析に含まれるのが良かろう。 v−ras、v−raf、又はv−mosにより形質転換したRat1細胞を 、プレート(直径35mm)当たり1x104細胞の密度で、培地A(10%ウ シ胎児血清を追加したDulbeccoの修飾Eagle培地)中の0.3%ト ップアガロース層からボトムアガロース層(0.6%)にわたり接種する。両層 は0.1%メタノール又は適切な濃度の本発明化合物(メタノール中にアッセイ で使われた最終濃度の1000倍で溶解した)を含む。細胞には毎週2回0.5 mlの0.1%メタノール又は本発明化合物の濃度を含む培地Aを補給する。培 地が接種された後16日間、顕微鏡写真を撮影して比較を行う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU, CZ,EE,GE,HU,IL,IS,JP,KG,K R,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU, SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,U S,UZ,VN,YU (72)発明者 オリフ,アレン・アイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ステイルデイバント,ステーイブン・エム アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.癌治療を必要とする哺乳動物患者に対して、有効量のRAF拮抗剤化合物と 有効量のファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害性化合物を投与する段階を含 む癌治療方法。 2.前記癌が、脳、泌尿生殖路、リンパ系、胃、喉頭、肝臓および肺の癌からな る群から選択される請求項1に記載の癌治療方法。 3.前記癌が、組織球性リンパ腫、肺腺癌および小細胞肺癌からなる群から選択 される請求項1に記載の癌治療方法。 4.前記癌が、膵臓癌および乳癌からなる群から選択される請求項1に記載の癌 治療方法。 5.前記RAF拮抗剤化合物が、下記のものからなる群から選択される請求項1 に記載の癌治療方法。 (a)下記式(I−a)によって表される化合物または該化合物の医薬的に許容 される塩 [式中、 ARは原子数6〜10の芳香族基を表し; XおよびX’はそれぞれ独立に、−(CH2m−Y−(CH2n−を表し;m およびnは0〜4の範囲内の整数を表し; mとnの合計は0〜6であり;Yは、直接結合、O、S(O)y(yは0.1も しくは2である)、NRq'(Rq'は以下に定義の通りである)、C(O)、OC (O)、C(O)O、SOxNRq'(xは1もしくは2であり、Rq'は以下に定 義の通りである)、NRq’SOx、C(O)NRq'およびNRq'C(O)から なる群から選択されるものを表し; は、1以上のN原子を有し、1〜2個の追加のN原子および0〜1個のO原子も しくはS原子を有しても良い4〜10員の非芳香族複素環を表し; RXはH、C1 〜6アルキル(Rq3、OC1 〜6アルキル(Rq3またはC(O )C1 〜6アルキル(Rq3を表し; 各RおよびR”は独立に、ハロ、ヒドロキシ、C1 〜6アルキ ル(Rq3、OC1 〜6アルキル(Rq3、C3 〜8シクロアルキル(Rq3、CN 、CONH2、CONHC1 〜6アルキル(Rq3、CON(C1 〜6アルキル(Rq 32、NH2、NHC1 〜6アルキル(Rq3、N(C1 〜6アルキル(Rq32 、CO2H、CO21 〜6アルキル(Rq3、C(O)C1 〜6アルキル(Rq3、 アリール(Rq3、ヘテロアリール(Rq3、CF3、SH、NO2、SOy1 6 アルキル(Rq3(yは上記で定義の通りである)、SO2NH2、SO2NHC1 〜6 アルキル(Rq3、SO2N(C1 〜6アルキル(Rq32、NHSO21 6 アルキル(Rq3、NHSO2アリール(Rq3、NHSO2ヘテロアリール( Rq3、N(Rq')C(O)C1 〜6アルキル(Rq3、NRq'C(O)NH(C1 〜6 アルキル(Rq3)、C2 〜4アルケニル(Rq2 〜3およびC2 〜4アルキニル (Rq1 〜3からなる群から選択されるものを表し; 各R’は独立に、CONH2、CONHC1 〜6アルキル(Rq3、CON(C1 〜6 アルキル(Rq3)2、CONHC3 〜8シクロアルキル(Rq3、CON(C3 〜8 シクロアルキル(Rq32、CO2H、CO21 〜6アルキル(Rq3、C( O)C1 〜6アルキル(Rq3、CO23 〜8シクロアルキル(Rq3、C (O)C3 〜8シクロアルキル(Rq3、−[C(O)(CH2j−CR56−( CH2k−NR7p−R8、−C(O)C3 〜8シクロアルキル(Rq3、−C( O)ヘテロサイクル(Rq3、CON[C1 〜6アルキル(Rq3][C3 〜8シク ロアルキル(Rq3]、C(O)アリール(Rq3、C(O)ヘテロアリール( Rq3(pは1、2もしくは3を表し、jおよびkは独立に0〜3から選択され る整数である)からなる群から選択されるものを表し; 各R5およびR6は独立に、H、アリール、C1 〜6アルキル(Rq3を表すか、 あるいは各CR56が一体となって、3、4、5もしくは6員のシクロアルキル 基もしくは複素環基、アリール基またはヘテロアリール基を表し;pが1である 場合はjおよびkの少なくとも一方が1、2もしくは3であり; 各R7およびR8は独立に、H、C1 〜6アルキルもしくはアリールを表し; Rqは、Rq'、CN、CO2H、CO21 〜4アルキル、C(O)C1 〜4アルキ ル、アリール(Ra3、NH2、NHC1 〜6アルキル(Ra3、N(C1 〜6アル キル(Ra32、ヘテロアリール(Ra3、CONH2、SH、S(O)y1 6 ア ルキル(Ra3、C(O)NHC1 〜6アルキル(Ra3、C(O)N(C1 〜6ア ルキル(Ra32、−ヘテロアルキル(Ra3、−NHC(O)NH2からなる群から選択され; は独立に単環系または二環系であって、該環系は非芳香族または一部芳香族であ り、環原子数は5〜10であり、そのうちの1〜4個の原子がNであり、0〜1 個の原子がOもしくはS(O)yであり;yは0、1もしくは2であり;1〜2 個のカルボニル基を有しても良く; 各Raは独立に、H、C1 〜6アルキル、OC1 〜6アルキル、アラルキル、置換 アラルキル、ヘテロアラルキル、置換ヘテロアラルキル、アラルコキシ、置換ア ラルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、CN、CONH2、CONHC1 〜6アルキル、 CON(C1 〜6 アルキル)2、CO2H、CO21 〜6アルキル、C(O)C1 〜6アルキル、フェ ニル、CF3、SH、NO2、SOy1 〜6アルキル(yは上記で定義の通り)、 SO2NH2、SO2NHC1 〜6アルキル、NHSO2(置換アリール)、NHSO2 (置換ヘテロアリール)、NHSO21 〜6アルキル、NHSO2アリール、N HSO2ヘテロアリール、NH2、NHC1 〜6アルキル、N(C1 〜6アルキル)2 、NHC(O)C1 〜6アルキル、NHC(O)NH(C1 〜6アルキル)、C2 〜4 アルケニルおよびC2 〜4アルキニルからなる群から選択されるものを表し; Rq'はH、OH、C1 〜4アルキル、−OC1 〜4アルキル、アリールまたはC( O)C1 〜4アルキルである。] (b)下記式(I−b)の構造を有する化合物または該化合物の医薬的に許容さ れる塩; [式中、AR、X、X’、x、Y、y、Rq'X、R、R”、j、k、R7、R8は式(I−a)に関して上記で定義した通りであり; 各R’は独立に、ヒドロキシ、C1 〜6アルキル(Rq3、C3 〜8シクロアルキ ル(Rq3、OC1 〜6アルキル(Rq3、OC3 〜8シクロアルキル(Rq3、ヘ テロサイクル(Rq3、CN、NH(Rq")、NHC1 〜6アルキル(Rq3、N (C1 〜6アルキル(Rq32、NHC3 〜8シクロアルキル(Rq3、N(C3 8 シクロアルキル(Rq32、CF3、SH、NO2、C2 〜4アルケニル(Rq2 〜3 、アリール(Rq3、ヘテロアリール(Rq3、C2 〜4アルキニル(Rq1 〜3 、−OC(O)C3 〜8シクロアルキル(Rq3、SO2NH2、SO2NHC1 〜6 アルキル(Rq3、SO2N(C1 〜6アルキル(Rq32、NHSO21 〜6 アルキル(Rq3、NHS O2アリール(Rq3、NHSO2ヘテロアリール(Rq3、−OC(O)ヘテロ サイクリル(Rq3、N(Rq')C(O)C1 〜6アルキル(Rq3、NRq C (O)NH(C1 〜6アルキル(Rq3)、−OC(O)C1 〜6アルキル(Rq3 、−OC(O)アリール(Rq3、−OC(O)ヘテロアリール(Rq3、−C (=NRq')NH2、−C(=NRq')NHC1 〜6アルキル(Rq3、−C(= NRq')N(C1 〜6アルキル(Rq32からなる群から選択されるものを表し; R5およびR6は独立に、H、アリール、C1 〜6アルキル(Rq3を表すか、あ るいはCR56が一体となって、3、4、5もしくは6員のシクロアルキル基も しくは複素環基、アリール基またはヘテロアリール基を表し; pは1、2もしくは3であり;pが1である場合は、CR56は3、4、5も しくは6員のシクロアルキル基もしくは複素環基、アリール基またはヘテロアリ ール基を表し、jおよび kの少なくとも一方が1、2もしくは3であり; R9は、H、正電荷を有する基でバランスを取った陰電荷または保護基を表し ; Rqは、Rq'、CN、CO2H、CO21 〜4アルキル、C(O)C1 〜4アルキ ル、NH(Rq")、アリール(Ra3、ヘテロアリール(Ra3、NHC1 〜4ア ルキル、N(C1 〜6アルキル)2、CONH2、SH、S(O)y1 〜6アルキル (Ra3、C(O)NHC1 〜6アルキル(Ra3、C(O)N(C1 〜6アルキル (Ra32、−NHC(NH)NH2、−ヘテロアルキル(Ra3、−NHC( O)NH2からなる群から選択され; Rq"はH、OHまたはOC1 〜4アルキルを表す。] (c)下記式(I−c)の構造を有する化合物または該化合物の医薬的に許容さ れる塩: [式中、 R1は4−ピリジル、ピリミジニル、キナゾリン−4−イル、キノリル、イソ キノリニル、1−イミダゾリルまたは1−ベンズイミダゾリルであって、1個ま たは2個の置換基で置換されていても良く;該置換基はそれぞれ、C1 〜4アルキ ル、ハロゲン、C1 〜4アルコキシ、C1 〜4アルキルチオ、NR1020もしくはN −複素環から選択され;該環は5〜7員であり、酸素、硫黄もしくはNR22から 選択される別のヘテロ原子を有しても良く; R2は、水素、−(CR1020nOR12、複素、環、複素環C1 〜10アルキル 、C1 〜10アルキル、ハロ置換C1 〜10アルキル、C2 〜10アルケニル、C2 〜10ア ルキニル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜10アルキル、C5 〜7 シクロアルケニル、アリール、アリールC1 〜10アルキル、ヘテロアリール、 ヘテロアリールC1 〜10アルキル、(CR1020n'OR13、(CR1020n' NR89、(CR1020n'S(O)m25、(CR1020n'NHS(O)2、 R25(CR1020n'NO2、(CR1020n'CN、(CR1020n'S(O )mNR89、(CR1020n'C(Z) R13、(CR1020n'C(Z)OR13、(CR1020n'NR10C(Z)NR89、(CR1020n'C(Z)NR13OR12、(CR1020n'NR10C(Z )R13、(CR1020n'NR10C(Z)NR89、(CR1020n'N(OR21 )C(Z)NR89、(CR1020n'N(OR21)C(Z)R13、(CR10 20n'C(=NOR21)R13、(CR1020n'NR10C(=NR27)NR8 9、(CR1020n'OC(Z)NR89、(CR1020n'NR10C(Z) NR89、(CR1020n'C(Z)OR10、5−(R25)−1,2,4−オキ サジアゾール−3−イルまたは4−(R12)−5−(R1819)−4,5−ジヒ ドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであり;その場合、アリール、 アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環または複 素環アルキル部分は置換されていても良く; n’は1〜10の整数であり; mは0または1もしくは2の整数であり; R3はQ−(Y1tであり; Qはアリール基もしくはヘテロアリール基であり; tは1、2もしくは3の数字であり; Zは酸素もしくは硫黄であり; nは0または1〜10の整数であり; Y1は独立に、水素、C1 〜5アルキル、ハロ置換C1 〜5アルキル、ハロゲンま たは−(CR1020n2であり; Y2は、−OR8、−NO2、−S(O)m ,11、−SR8、−S(O)m'OR8 、−S(O)mNR89、−NR89、−O(CR1020nNR89、−C(O )R8、−CO28、−CO2(CR1020n'CONR89、−ZC(O)R8 、−CN、−C(Z)NR89、NR−NR10C(Z)R8、−C(Z)NR8O R9、−NR10C(Z)NR89、−NR10S(O)m11、−N(OR21)C( Z)NR89、−N(OR21)C(Z)R8、−C(=NOR21)R8、−NR10 C(=NR15)SR11、−NR10C(=NR15)NR89、−NR10C(=CR1424)SR11、−NR10C(=CR1424)NR89、−NR10C(O)C( O)NR89、−NR10C(O)C(O)OR10、−C(=NR13)NR89、 −C(=NOR13)NR89、−C(=NR13)ZR11、−OC(Z)NR89 、−NR10S(O)mCF3、−NR10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2, 4−オキ サジアゾール−3−イルまたは4−(R12)−5−(R1819)−4,5−ジヒ ドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであり; m’は1もしくは2の数字であり; R4は、1個もしくは2個の置換基で置換されていても良いフェニル、1−ナ フチルもしくは2−ナフチルであり;各置換基は独立に選択され;4−フェニル 、4−ナフチル−1もしくは5−ナフチル−1置換基の場合は、ハロ、シアノ、 −C(Z)NR717、−C(Z)OR23、−(CR1020m'''COR36、S R5、−SOR5、OR36、ハロ置換C1 〜4アルキル、C1 〜4アルキル、−ZC( Z)R36、−NR10C(Z)R23または−(CR102Om'''NR1020であり ;他の位置の置換については、ハロ、シアノ、−C(Z)NR1626、−C(Z )OR8、−(CR1020m'''COR8、−S(O)m8、−OR8、ハロ置換 C1 〜4アルキル、C1 〜4アルキル、−(CR1020m'''NR10C(Z)R8、 −NR10S(O)m'11、−NR10S(O)m'NR717、−ZC(Z)R8また は−(CR1020m'NR1626であり;m”は0〜5であり、m'''は0もし くは1であり; R5は、部分−SR5が−SNR717であって−SOR5が−SOHであること を除き、水素、C1 〜4アルキル、C2 〜4アルケニル、C2 〜4アルキニルまたはN R717であり; R6はC1 〜4アルキル、ハロ置換C1 〜4アルキル、C1 〜4アルケニル、C2 〜4 アルキニルまたはC3 〜5シクロアルキルであり; R7およびR17はそれぞれ独立に、水素もしくはC1 〜4アルキルから選択され るか、あるいはR7およびR17がそれらの結合している窒素と一緒に5〜7員の 複素環を形成し、該環は酸素、硫黄もしくはNR22から選択される別のヘテロ原 子を有していても良く; R8は水素、複素環、複素環アルキルもしくはR11であり; R9は、水素、C1 〜10アルキル、C2 〜10アルケニル、C2 〜10アルキニル、C3 〜7 シクロアルキル、C5 〜7シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、 ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルであるか、あるいはR8および R9がそれらの結合している窒素と一緒に5〜7員の複素環を形成し、該環は酸 素、硫黄もしくはNR12から選択される別のヘテロ原子を有していても良く; R10およびR20はそれそれ独立に、水素およびC1 〜4アルキルから選択され; R11はC1 〜10アルキル、ハロ置換C1 〜10アルキル、C2 〜10アルケニル、C2 〜10 アルキニル、C3 〜7シクロアルキル、C5 〜7シクロアルケニル、アリール、 アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり; R12は、水素、−C(Z)R13もしくは置換されていても良いC1 〜4アルキ ル、置換されていても良いアリールC1 〜4アルキルまたはS(O)225であり ; R13は、水素、C1 〜10アルキル、C3 〜7シクロアルキル、複素環、複素環C1 〜10 アルキル、アリール、アリールC1 〜10アルキル、ヘテロアリールまたはヘ テロアリールC1 〜10アルキルであり; R14およびR24はそれぞれ独立に、水素、アルキル、ニトロまたはシアノから 選択され; R15は、水素、シアノ、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキルまたはアリー ルであり; R16およびR26はそれぞれ独立に、水素または置換されていても良いC1 〜4ア ルキル、置換されていても良いアリールも しくは置換されていても良いアリールC1 〜4アルキルであるか、あるいはそれら が結合している窒素とともに、5〜7員の複素環を形成し、該環は酸素、硫黄も しくはNR12から選択される別のヘテロ原子を有していても良く; R18およびR19はそれぞれ独立に、水素、C1 〜4アルキル、置換アルキル、置 換されていても良いアリール、置換されていても良いアリールアルキルであるか 、あるいは一緒に酸素もしくは硫黄を表し; R21は水素、医薬的に許容される陽イオン、C1 〜10アルキル、C3 〜7シクロ アルキル、アリール、アリールC1 〜4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリー ルアルキル、複素環、アロイルまたはC1 〜10アルカノイルであり; R22はR10またはC(Z)−C1 〜4アルキルであり; R23は、C1 〜4アルキル、ハロ置換C1 〜4アルキルまたはC3 〜5シクロアルキ ルであり; R36は水素またはR23であり; R25は、C1 〜10アルキル、C3 〜7シクロアルキル、複素環、アリール、アリ ールアルキル、複素環、複素環C1 〜10アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロ アリールアルキルであ り; R27は、水素、シアノ、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキルまたはアリー ルである。] 6.前記ファルネシルトランスフェラーゼ阻害性化合物が、以下のものからなる 群から選択される請求項1に記載の癌治療方法。 (a)下記式(II−a)〜(II−c)のいずれかで表される化合物または該 化合物の医薬的に許容される塩; [下記式(II−a)の化合物に関しては、 1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R2およびR3は独立に、H;未置換または置換C1 〜8アルキル、未置換または 置換C2 〜8アルケニル、未置換または置換C2 〜8アルキニル、未置換または置換 アリール、未置換または置換複素環、 から選択され;前記置換基は、1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルキル、 b)(CH2pOR6、 c)(CH2pNR67、 d)ハロゲン で置換されたアリールもしくは複素環 2)C3 〜6シクロアルキル、 3)OR6、 4)SR6、S(O)R6、SO26、 5)−NR67、 6)−NR6C(O)R7、 7)−NR6C(O)NR77a、 8)−OC(O)NR67、 9)−OC(O)OR6、 10)−C(O)NR67、 11)−SO2−NR67、 12)−NR6−SO2−R7、 13)−C(O)−R6または 14)−C(O)−OR6 で置換されているか;あるいは R2とR3が同じCに結合して一体となって、−(CH2u−を形成しており; 炭素原子の一つがO、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−か ら選択される部分に置き換わっていても良く; R4およびR5は独立に、HおよびCH3から選択され; R2、R3、R4およびR5のうちのいずれかの2個が同一の炭素原子に結合して いても良く; R6、R7およびR7aは独立に、H、C1 〜4アルキル、C3 〜6シクロアルキル、 複素環、アリール、アロイル、ヘテロアロイ ル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルから選択され、未置換であ るかあるいは a)C1 〜4アルコキシ、 b)アリールもしくは複素環、 c)ハロゲン、 d)HO、 e)−C(O)−R11、 f)−SO211または g)N(R102で置換されているか、あるいは R6とR7が一緒になって環を形成していても良く; R7とR7aが一緒になって環を形成していても良く; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、H2N−C( NH)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10 OC(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11O C(O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、ベンジルおよびアリールから選択さ れ; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素、 b)複素環、 c)アリール、 d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子に置き換 わっているC1〜C20アルキル、および e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mである場合はVは水素ではなく、A1が 結合であって、nが0であって、A2がS (O)mである場合はVは水素ではなく; Wは複素環であり; Xは−CH2−、−C(=O)−または−S(=O)m−であり; Yはアリール、複素環であって、未置換であるかあるいは1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルコキシ、 b)NR67、 c)C3 〜6シクロアルキル、 d)アリールもしくは複素環、 e)HO、 f)−S(O)m6または g)−C(O)NR67 で置換されたC1 〜4アルキル、 2)アリールもしくは複素環、 3)ハロゲン、 4)OR6、 5)NR67、 6)CN、 7)NO2、 8)CF3、 9)−S(O)m6、 10)−C(O)NR67または 11)C3〜C6シクロアルキル によって置換されており; mは0、1もしくは2であり; nは0、1、2、3もしくは4であり; pは0、1、2、3もしくは4であり; rは0〜5であり;ただしVが水素の場合はrは0であり; sは0もしくは1であり; tは0もしくは1であり; uは4もしくは5であり、 下記式(II−b)の化合物に関しては、 1a、R1b、R10、R11、m、R2、R3、R6、R7、p、R7a、u、R8、A1 、A2、V、W、X、n、p、r、s、tおよびuは式(II−a)について上 記で定義した通りであり; R4はHおよびCH3から選択され; R2、R3およびR4のうちのいずれかの2個が同一の炭素原子に結合していて も良く; R9は、 a)水素、 b)アルケニル、アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; GはH2またはOであり; Zは、アリール、ヘテロアリール、アリールメチル、ヘテロアリールメチル、 アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルであり、未置換であるかあるい は1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルコキシ、 b)NR67、 c)C3 〜6シクロアルキル、 d)アリールもしくは複素環、 e)HO、 f)−S(O)m6または g)−C(O)NR67 で置換されたC1 〜4アルキル、 2)アリールもしくは複素環、 3)ハロゲン、 4)OR6、 5)NR67、 6)CN、 7)NO2、 8)CF3、 9)−S(O)m6、 10)−C(O)NR67または 11)C3〜C6シクロアルキル によって置換されている、 下記式(II−c)の化合物に関しては、 1a、R1b、R10、R11、m、R2、R3、R6、R7、p、u、R7a、R8、A1 、A2、V、W、X、n、rおよびtは式(II−a)について上記で定義した 通りであり; R4はHおよびCH3から選択され; R2、R3およびR4のうちのいずれかの2個が同一の炭素原子に結合していて も良く; GはOであり; Zは、アリール、ヘテロアリール、アリールメチル、ヘテロアリールメチル、 アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルであり、未置換であるかあるい は1以上の 1)未置換または a)C1 〜4アルコキシ、 b)NR67、 C)C3 〜6シクロアルキル、 d)アリールもしくは複素環、 e)HO、 f)−S(O)m6または g)−C(O)NR67 で置換されたC1 〜4アルキル、 2)アリールもしくは複素環、 3)ハロゲン、 4)OR6、 5)NR67、 6)CN、 7)NO2、 8)CF3、 9)−S(O)m6、 10)−C(O)NR67または 11)C3〜C6シクロアルキル によって置換されており; sは1である。] (b)下記式(II−d)〜(II−g)によって表される化合物; [下記式(II−d)の化合物に関して、 11、V、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した 通りであり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O−、R11S(O)m −、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−に よって置換されたC1〜C6アルキル、および c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 CF3、N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10 −、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、 R10OC(O)−、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜 C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; X−Yは、 であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、および e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O) NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC (O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、CN、H2N−C(N H)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10O C(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、FN Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R1 02N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R1 02またはR11OC(O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキルから選 択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である、 下記式(II−e)の化合物に関して、 11、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した通り であり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、 c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)− NR10−によって置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O−、R11S(O)m −、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−に よって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 CF3、N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10 −、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)− 、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、 および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は、 a)置換もしくは未置換のC1〜C8アルキル、置換もしくは未置換のC5〜C8 シクロアルキルまたは置換もしくは未置換の環状アミン(置換されたアルキル、 シクロアルキルもしくは環状アミンは、 1)C1〜C6アルキル、 2)アリール、 3)複素環、 4)−N(R112、 5)−OR10 から独立に選択される1個もしくは2個の置換基によって置換されている)また は b) であり; X−Yは、であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、および e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換され たC1〜C6アルキル、 から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に 結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S( O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、R1 0 C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)N R10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、CN、H2N−C(N H)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10O C(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、 c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R12は水素またはC1〜C6アルキルであり; R13はC1〜C6アルキルであり; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O) −、O、−N(R10)−、−S(O)2N(R10)−、−N(R10)S(O)2− またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である、 下記式(II−f)の化合物に関して、 11、V、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した 通りであり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O−、R11S(O)m −、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C (O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−に よって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; X−Yは、であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1 〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換された基に結合したカルボニ ル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NH−、CN、H2N−C(NH)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)NH−によって 置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、− N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換ア リールおよび置換アリールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R12は水素またはC1〜C6アルキルであり; R13はC1〜C6アルキルであり; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1であり、 下記式(II−g)の化合物に関して、 11、V、W、m、n、pおよびrは式(II−a)に関して上記で定義した 通りであり; R1aおよびR1bは独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、 NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10−、 c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R1 0 OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)−NR10−によって 置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R2aおよびR2bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはC2〜C6アルケニル、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C( NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R1 0 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3およびR4は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R3とR4が一体となって、−(CH2s−を形成しており; X−Yは、 であり; R7aは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、および d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R7bは、 a)水素、 b)未置換または置換アリール、 c)未置換または置換複素環、 d)未置換または置換C3〜C10シクロアルキル、 e)水素またはアリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択さ れる未置換もしくは置換された基で置換されたC1〜C6アルキル、 f)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したカルボニル基、および g)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキルならびに水素またはアリー ル、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換もしくは置換 された基で置換されたC1〜C6アルキルから選択される未置換もしくは置換され た基に結合したスルホニル基 から選択され; R8は独立に、 a)水素、 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜 C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、 R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、R10 2N− C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、 Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、CN、H2N−C(N H)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR10 OC(O)NH−によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素、 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102またはR11OC(O)NR10−、および c)未置換であるかあるいはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、CN、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10−によって置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R10は独立に、H、C1〜C6アルキル、ベンジル、置換アリールおよび置換ア リールで置換されたC1〜C6アルキルから選択され; R12は水素またはC1〜C6アルキルであり; R13はC1〜C6アルキルであり; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2N (R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Zは独立にH2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。] (c)下記式(II−h)〜(II−k)のいずれかによって表される化合物ま たは該化合物の医薬的に許容される塩; [下記式(II−h)の化合物に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2)s−を形成しているか;あるいは R2またはR3かR6とともに、であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O )NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環の場合その環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であ ることができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1であり、 下記式(II−i)の化合物に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10OC(O)−、R10OC(O)−、N3 、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2s−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未換ま たは置換された基で置換されたC1〜C6 アルキル から選択され; R5aおよびR5bは独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R5aとR5bが一体となって、−(CH2)s−を形成しており、ここで1個の炭 素原子が、O、S(O)m、−NC(O)−および−N(COR10)−から選択 される部分によって置き換わっていても良く; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; R12は、 a)置換もしくは未置換のC1〜C8アルキルまたは置換もしくは未置換のC5 〜C8シクロアルキル(そのアルキルまたはシクロアルキル上の置換基は 1)アリール、 2)複素環、 3)−N(R112、 4)−OR10 から選択される)、または b) であり; R13は独立に、水素およびC1〜C6アルキルから選択され; R14は独立に、C1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり;窒素を 含まない環の場合その環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であること ができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1であり、 下記式(II−j)の化合物に関して1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して定義した 通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、 −N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20アルキル、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH2)s−を形成している か;あるいは R2またはR3がR6とともに、であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、 (R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N (R102またはR11OC(O)NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であることができ ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1であり、 下記式(II−k)の化合物に関して 1a、R1b、R8、R9、R10、R11、A1、A2、V、W、m、n、pおよびr は、式(II−a)に関して上記で定義した通りであり; R2およびR3は独立に、 a)天然アミノ酸側鎖、 b) i)メチオニンスルホキサイドもしくは ii)メチオニンスルホン である酸化型の天然アミノ酸側鎖、 c)置換もしくは未置換のC1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C3〜 C10シクロアルキル、アリールもしくは複素環基(置換基は、F、Cl、Br、 N(R102、NO2、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、C N、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、R10 OC(O)−、N3、−N(R102、R11OC(O)NR10−およびC1〜C20 アルキル)、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択されるか;あるいは R2とR3が一体となって、−(CH23−を形成しているか;あるいは R2またはR3がR6とともに、 であるような環を形成しており; R4a、R4b、R7aおよびR7bは独立に、 a)水素、 b)未置換であるかあるいはアルケニル、R10O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、CN、N3、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)− 、R10OC(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−によって置 換されたC1〜C6アルキル、 c)アリール、複素環、シクロアルキル、アルケニル、R10O−、R11S(O )m−、R10C(O)NR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、 R10C(O)−、R10OC(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O) NR10−、および d)アリール、複素環およびC3〜C10シクロアルキルから選択される未置換 または置換された基で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R6は独立に、水素もしくはC1〜C6アルキルから選択され; Qは、置換または未置換のC4〜C9含窒素単環系または二環系であり、ここで 窒素を含まない環の場合その環は、芳香環、C5〜C7飽和環もしくは複素環であ ることができ; X、YおよびZは独立に、H2もしくはOであり; qは0、1もしくは2であり; sは4もしくは5であり; tは3、4もしくは5であり; uは0もしくは1である。] 7.RAF拮抗剤が、 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル ; 4−[4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−イル−1H−イミダゾール− 2−イル]−1−アセチル−ピペリジン; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル ; 3−[4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−イル−1H−イミダゾール− 2−イル]−1−アセチル−ピペリジン;および 4−ベンジルー[4−(4−フルオロフェニル)−5−ピリジン−4−イル− 1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジ ン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル;またはこれら化合物の医薬的に 許容される塩からなる群から選択される(a)下記式(I−a)によって表され る化合物である請求項5に記載の癌治療方法。8.RAF拮抗剤が、 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−ベンジル−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−エチル−ピペリジン; 4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H− イミダゾール−2−イル]−ピペリジン; 4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H− イミダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 2−(4−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ブチル)− イソインドール−1,3−ジオン; 2−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ペンチル) −イソインドール−1,3−ジオン; 2−(6−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ヘキシル) −イソインドール−1,3 −ジオン; 4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H− イミダゾール−2−イル]−1−ベンジル−ピペリジン; 2−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ペンチル) −2,3−ジヒドロ−イソインドール−1−オン・2トリフルオロ酢酸塩; 4−(4−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−エチル)− ピリジン; 2−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ペンチル) −1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 2−(4−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ブチル)− 1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 2−アミノ−1−{5−[4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン −4−イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−エタ ノン・2塩酸塩; 4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イ ミダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル ; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−ピペリジン; 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1−メチル−ピペリジン; 4−[5−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジン−4−イル−1H−イミ ダゾール−2−イル]−1,4−ジメチル−ピペリジン; 4−ベンジル−[4−(4−フルオロフェニル)−5−ピリジン−4−イル− 1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジ ン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル; 4−ベンジル−[4−(4−フルオロフェニル)−5−ピリジン−4−イル− 1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン; 4−{5−(3,4−ジクロロフェニル)−2−[1−(2−フェニルエチル )−ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾール−4−イル}−ピリジン; 4−{5−(3,4−ジクロロフェニル)−2−[1−(3−フェニルプロピ ル)−ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾール−4−イル}−ピリジン; 2−(6−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−ヘキシル) −1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 2−(3−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−プロピル) −1,1−ジオキソベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン; 4−(5−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4 −ピリジン−4−イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イ ル−メチル}−イミダゾール−1−イル−メチル)ベンゾニトリル; 4−[2−[1−(4−ベンジルオキシベンジル)−ピペリジン−4−イル− 5−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル−ビリジン ;および 2−(3−{4−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ピリジン−4− イル−1H−イミダゾール−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−プロピル) −イソインドール−1,3−ジオン;またはこれら化合物の医薬的に許容される 塩からなる群から選択される(b)下記式(I−b)によって表される化合物で ある請求項5に記載の癌治療方法。 9.RAF拮抗剤が、 4−[4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール− 2−イル]ベンズアミドオキシム; 4−(1−ナフチル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(1−ナフチル)−2−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジル )イミダゾール; 4−(2−ナフチル)−2−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジ ル)イミダゾール; 4−(2−ナフチル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−チオフェニル)−5−(4−ピリ ジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−チオフェニル)−5−(4−ピリ ジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−メチルチオフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−メチルスルフィニルフェニル)− 5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(3−メチルスルホニルフェニル)−5 −(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−メチルチオフェニル)−5−(4 −ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−メチルスルフィニルフェニル)− 5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−メチルスルホニルフェニル)−5 −(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)−5−(4− ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)− 1−メチル−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルフィニルフェニル)− 1−(N−モルホリノプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルチオフェニル)−1−(N −モルホリノプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルホニルフェニル)−1 −(N−モルホリノプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルチオ−1−プロピル)−2−( [4−N−モルホリノメチル]フェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール ; 4−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルフィニル−1−プロピル) −2−([4−N−モルホリノメチル]フェニル)−5−(4−ピリジル)イミ ダゾール;および 4−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル−1−プロピル)− 2−([4−N−モルホリノメチル]フェニル)−5−(4−ピリジル)イミダ ゾール;またはこれら化合物の医薬的に許容される塩からなる群から選択される (c)下記式(I−c)によって表される化合物である請求項5に記載の癌治療 方法。 10.ファルネシルトランスフェラーゼ阻害性化合物が、 2(S)−ブチル−1−(2,3−ジアミノ−1−プロピル)−1−(1−ナ フトイル)ピペラジン; 1−(3−アミノ−2−(2−ナフチルメチルアミノ)−1−プロピル)−2 (S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−{5−[1−(2−ナフチルメチル)]−4,5−ジ ヒドロイミダゾール}メチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[5−(1−ベンジルイミダゾール)メチル]−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; 1−{5−[1−(4−ニトロベンジル)]イミダゾリルメチル}−2(S) −ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(3−アセトアミドメチルチオ−2(R)−アミノ−1−プロピル)−2 (S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[2−(1−イミダゾリル)エチル]スルホニル−4 −(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(R)−ブチル−1−イミダゾリル−4−メチル−4−(1 −ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−(3−ピリジルメチル)ピ ペラジン; 1−2(S)−ブチル−(2(R)−(4−ニトロベンジル)アミノ−3−ヒ ドロキシプロピル)−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシヘプタデシル)−2(S)−ブチル −4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ベンジル−1−イミダゾリル−4−メチル−4−(1−ナフトイル )ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−(3−ベンジルチオ)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−[3−(4−ニトロベンジルチオ)プロピル] )−2(S)−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(4−イミダゾリル)エチル]−4−(1−ナフト イル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(4−イミダゾリル)メチル]−4−(1−ナフト イル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(1−ナフチ−2−イルメチル)−1H−イミダゾ ール−5−イル)アセチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−ブチル−1−[(1−ナフチ−2−イルメチル)−1H−イミダゾ ール−5−イル)エチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシプロピル)−2(S)−ブチル−4 −(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2(R)−アミノ−3−ヒドロキシブチル)−2(S)−ブチル−4− (1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2−アミノ−3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル)−2(S )−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−(2−アミノ−3−(2−ヒドロキシフェニル)プロピル)−2(S)− ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[3−(4−イミダゾリル)プロピル]−2(S)−ブチル−4−(1− ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−(4−イミ ダゾリルメチル)−ピペラジン−5−オン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン; 1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−4−( 2,3−ジメチルフェニル)−2(S)−(2−メトキシエチル)ピペラジン− 5−オン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(1−ナフチル メチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(2−ナフチル メチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−メトキシベンジル)イミダゾール− 5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(3−メチル−2−ブテ ニル)イミダゾール−5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−フルオロベンジル)イミダゾール− 5−イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−クロロベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 1−[1−(4−ブロモベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−2(S )−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(4−トリフル オロメチルベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−メチルベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(3−メチルベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(1−ナフトイル)− ピペラジン; 1−[1−(4−フェニルベンジル)イミダゾール−5−イルメチル]−2( S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(2−フェニル エチル)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)−1−[1−(4−トリフル オロメトキシ)イミダゾール−5−イルメチル]−ピペラジン; 1−{[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル]アセ チル}−2(S)−n−ブチル−4−(1−ナフトイル)ピペラジン;またはこ れら化合物の医薬的に許容される塩からなる群から選択される(a)下記式(I I−a)ないし(II−c)のいずれかによって表される化合物である請求項6 に記載の癌治療方法。 11.ファルネシルトランスフェラーゼ阻害性化合物が、 N−[1−(4−イミダゾールアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−イミダゾールアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2(S),3−ジアミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル) グリシル−メチオニン; N−[1−(2(S),3−ジアミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステ ル; N−[1−(3−アミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−アミノプロピオニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2(S)−アミノ−3−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニン; N−[1−(2(S)−アミノ−3−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(3−アミノ−2(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−アミノ−2(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピ オニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グ リシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−グルタミニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−グルタミニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(D−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−( 1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(D−ヒスチジル)ピロリジン−2(S)−イル メチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(L−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンイソプロピルエステル ; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2 (S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプ ロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2 (S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエ ステル; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンスルホン; 2(S)−[1−(2(S)−ピログルタミル)ピロリジン−2(S)−イル メチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンスルホンメチルエステ ル; 2(S)−[1−(3−ピリジルカルボキシ)ピロリジン−2(S)−イルメ チルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(3−ピリジルカルボキシ)ピロリジン−2(S)−イルメ チルオキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−5−イルア セチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオニル− メチオニン; 2(R)−{2−[1−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−5−イルア セチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオニル− メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(3−ピリジルメチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル オキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニン; 2(S)−[1−(3−ピリジルメチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル オキシ]−3−フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピ ルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンスルホンイ ソプロピルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンスルホン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンスルホンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンスルホン; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メ チオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシルーメ チオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イルアセチル )ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N −(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イルアセチル )ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル −メチオニン; N−[1−(2−アセチルアミノ−3(S)−ベンジルオキシカルボニルアミ ノプロピオニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメ チル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−アセチルアミノ−3(S)−アミノプロピオニル)ピロリジ ン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニ ン; N−[1−(2−アミノ−3(S)−アセチルアミノプロピオニル)ピロリジ ン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニ ン; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3 (S)−エチル−2(S)−イルメチルオキシ]−3−フェニルプロピオニル− メチオニンメチルエステル; 2(S)−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル) ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチルオキシ]−3−フェニル プロピオニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−ニトロベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(4−ニトロベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピオ ニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−5 −イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピ オニル−メチオニンメチル エステル; 2(R)−{2−[1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾール−5 −イルアセチル]ピロリジン−2(S)−イルメトキシ}−3−フェニルプロピ オニル−メチオニン; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメトキシ}−3 −フェニルプロピオニル−メチオニンメチルエステル; 2(R)−{2−[1−(4−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イルアセチル]ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメトキシ}−3 −フェニルプロピオニル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ )アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ )アラニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニンメチ ルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニン; N−[1−(セリル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(D−アラニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1 −ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステ ル; N−[1−(イソアスパラギル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (2−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル) グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(3−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(セリル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(D−アラニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1 −ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(イソアスパラギル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニ ン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−ピリジルアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−アミノエチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−(2−チエニル)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(トリフルオロメチル )アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(2(S)−アミノ− 4−アセチルアミノ)酪酸; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N,N−ジメチル) グルタミン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジ ル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(4−メトキシベンジ ル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニン; N−((4−イミダゾリル)メチル−(2S)−ピロリジニルメチル)−N− (1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(2−チエニル)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N,N−ジメチル) グルタミンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(トリフルオロメチル) アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(2(S)−アミノ− 4−アセチルアミノ)酪酸メチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジ ル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(4−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−3(S) −エチル−2(S)−イルメチル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニンメ チルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−3(S)−エチル−2(S)−イルメチ ル]−N−(ベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンシクロヘキシルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンベンジルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンエチルエステル; N−[1−(サルコシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1− ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン(2−ピ リジルメチル)エステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン(1−グリセリル)エステル; N−[1−L−プロリルピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(L−プロリル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1 −ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1−モルホリノアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1−モルホリノアセチル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(3−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(3−ピペリジンカルボニル)ピロリジン−2(S)−イルメチル ]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(2−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(2−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチ オニン; N−[1−(4−ピリジル(N−メチル)グリシル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンメチルエステ ル; N−[1−(4−ピリジル(N−メチル)グリシル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルア ミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルア ミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニン; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β −アセチルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−(β−アセチルアミノ)アラニンシクロヘキシルエス テル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N−メチル)グルタ ミン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(N−メチル)グルタ ミンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−メチルカルボニ ルアミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−メチルカルボニ ルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル) グリシル−(β−メチルスルホニルアミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−メチルスルホニ ルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−プロピオニルア ミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−プロピオニルア ミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−ピロリジノン− 1−イルアミノ)アラニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルメチル)グリシル−(β−ピロリジノン− 1−イルアミノ)アラニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエ ステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(3−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(3−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−メ トキシベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル-メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2(S )−イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンメチル エステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(3−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(IH−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S)− イルメチル]−N−(4−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロ リジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチ オニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−シ アノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(2−シ アノベンジル)グリシル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(2−シアノベンジル)グリシル−メチオニンメチル エステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メチルベンジル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メチルベンジル)グリシル−メチオニンメチルエス テル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−トリフルオロメチルベンジル)グリシル−メチオニ ン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−トリフルオロメチルベンジル)グリシル−メチオニ ンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルスルホニル)グリシル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(1−ナフチルスルホニル)グリシル−メチオニンメチル エステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナ フチルメチル)グリシル−メチオニン 4−N−メチルピペリジニルエステル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル] −N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニン tert−ブチルエステ ル; N−[1−(グリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]−N−(1−ナフ チルメチル)グリシル−メチオニン 3−ペンチルエステル; N−[1−(4−ピリジルグリシル)ピロリジン−2(S)−イルメチル]− N−(1−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソプロピルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルプロピオニル)ピロリジン−2( S)−イルメチル]−N−(11−ナフチルメチル)グリシル−メチオニンイソ プロピノルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンイソプロ ピルエステル; またはこれら化合物の医薬的に許容される塩からなる群から選択される(b)下 記式(II−d)ないし(II−g)のいずれかによって表される化合物である 請求項6に記載の癌治療方法。12.ファルネシルトランスフェラーゼ阻害性化合物が、 N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノ リンカルボニル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノ リンカルボニル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−3(S)−エチルピ ロリジン−2(S)−イルメチル]−プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−3(S)−エチルピ ロリジン−2(S)−イルメチル]−プロリル−メチオニン; N−[1−グリシルピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[1−グリシルピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル プロリル−メチオニン; N−[L−ピログルタミル−2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル] −1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルボニル−メチオ ニン; N−[L−ピログルタミル−2(S)−アミノ−3(S)−メチルペンチル] −1,2,3,4−テトラヒドロ−3(S)−イソキノリンカルホニル−メチオ ニンメチルエステル; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−ピロリジン−2(S )−イルメチル]−3(S)−エチルプロリル−メチオニン; N−[1−(1H−イミダゾール−4−イルアセチル)−ピロリジン−2(S )−イルメチル]−3(S)−エチルプロリル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−プロリル−メチオニンメチルエステル; N−[(1H−イミダゾール−4−イルアセチル−2(S)−アミノ)−3( S)−メチルペンチル]−プロリル−メチオニン; (N−[1−シアノベンジル)−IH−イミダゾール−5−イル)アセチル] ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニン ; (N−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル] ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニン エチルエステル; (N−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル] ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プロリルメチオニン イソプロピルエステル; またはこれら化合物の医薬的に許容される塩からなる群から選択される(c)下 記式(II−h)ないし(II−k)のいずれかによって表される化合物である 請求項6に記載の癌治療方法。 13.ファルネシルトランスフェラーゼ阻害性化合物が、 (S)−1−(3−クロロフェニル)−4−[1−(4−シアノベンジル)− イミダゾリルメチル]−5−[2−(メタンスルホニル)エチル]−2−ピペラ ジノン・2塩酸塩; 1−(3−クロロフェニル)−4−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾリ ルーメチル]−2−ピペラジノン・2塩酸塩; N−[1−(1H−イミダゾール−4−プロピオニル)ピロリジン−2(S) −イルメチル]−N−(2−メトキシベンジル)グリシル−メチオニンイソプロ ピルエステル; (N−[1−シアノベンジル)−1H−イミダゾール−5− イル)アセチル]ピロリジン−2(S)−イルメチル]−3(S)−エチル−プ ロリルメチオニンイソプロピルエステル; 2(S)−n−ブチル−1−[1−(4−シアノベンジル)イミダゾール−5 −イルメチル]−4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン−5−オン; N−[2(S)−N’−(1−(4−シアノフェニル−メチル)−1H−イミ ダゾール−5−イルアセチル)アミノ−3(S)−メチルペンチル]−N−1− ナフチルメチル−グリシル−メチオニンメチルエステル;および 2(S)−[2(S)−[2(R)−アミノ−3−メルカプト]プロピルアミ ノ−3(S)−メチル]−ペンチルオキシ−3−フェニルプロピオニル−メチオ ニンスルホンイソプロピルエステル; またはこれら化合物の医薬的に許容される塩からなる群から選択される請求項1 に記載の癌治療方法。
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