JP2000502144A - パーフルオロ重合体の製造における連鎖移動剤としてのヨードニトリル - Google Patents

パーフルオロ重合体の製造における連鎖移動剤としてのヨードニトリル

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Abstract

(57)【要約】 ヨードパーフルオロアルキルニトリルはパーフルオロ重合体を製造するためのビニル単量体の遊離基重合において連鎖移動剤として有用である。これらのニトリルは交差結合反応に参加することができ、かつ必要に応じてまた比較的低い毒性を有する末端基を与える。生じるパーフルオロ重合体は殊に良好な化学的耐久性及び/または高い耐熱性が望まれる部品に対する成型樹脂及びエラストマーとして有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 パーフルオロ重合体の製造における 連鎖移動剤としてのヨードニトリル発明の分野 パーフルオロ重合体を製造するためのビニル単量体の遊離基重合における連鎖 移動剤としてのフッ素化されたヨードニトリルの使用が開示される。またICl 、クロロスルホン酸及び選ばれたパーフルオロオレフィンの反応によるヨードパ ーフルオロアルキルクロロサルフェートの製造方法が開示される。技術的背景 過フッ素化された重合体(プラスチック及びエラストマーの両方)へのパーフ ルオロビニル単量体の遊離基(接触的)重合は十分公知の方法である、例えば全 てのものが本明細書に参考として含まれる米国特許第3,132,123号、同 第3,467,638号、同第3,682,872号、同第4,948,853 号、同第4,973,634号及び同第4,983,697号、並びにH.Mark., et al.,Encyclopedia of Polymer Science and Engineering,2nd Ed.,Vol.16 ,John Wiley & Sons,New York,1989,p.577-648参照。かかる重合において単 量体(複数)は遊離基開始剤と接触させ、そして重合を進行させる。かかる重合 はしばしば溶液、水性懸濁液またはエマルジョン中か、或いは他の方法により行 われる。過フッ素化されたプラスチックは高い耐熱性及び/または良好な化学的 耐久性が重要である多くの用途に用いられる。パーフルオロエラストマーは種々 のタイプのシール例えばo−リング、シェブロンリング、シャフトシール、並び にバルブパッキング及びウォッシャ ーとしてのエラストマー特性が望まれる同様の用途に用いられる。 種々の用途に対してこれらの重合体を製造する際に、殊に連鎖移動剤が存在し ない場合に得られる分子量を減少させるために、分子量を制御することがしばし ば望まれる。低分子量重合体はしばしば加工が容易であり、即ち有用な形状に成 型される。重合体を交差結合する場合、用いるいずれかの連鎖移動剤には連鎖移 動剤を含む連鎖移動反応によりほとんどが生成される重合体の末端基が交差結合 部分(ある場合にまた硬化部分と呼ばれる)として作用し得る官能基を含むよう な官能基が含まれる。連鎖末端を反応させることにより、良好な物理特性を有す る交差結合網目構造が得られる。 かかる重合において有用なあるタイプの連鎖移動剤はヨウ化アルキル、特にフ ッ素化されたジヨウ化アルキルである。ジヨウ化アルキルが連鎖移動反応を起こ させる場合、生成される連鎖末端は共に重合体を交差結合させるための硬化部分 として使用し得るヨウ素を含む。しかしながら、これらのジヨウ化物、及び/ま たはこれらの合成中に生成される副生物はしばしば極めて毒性であり、このこと によりその製造及び使用に特別の注意(及び経費)が必要とされる。従って連鎖 移動機能を行い、そして連鎖末端で硬化部分を与える毒性の低い代替物が望まれ る。連鎖移動剤としてのかかるヨウ化物の使用は米国特許第4,000,356 号、同第4,243,770号、同第4,361,678号、同第4,948, 852号、同第4,948,853号、同第4,973,633号、同第4,9 73,634号及び同第4,983,697号に報告される。これらの特許のい ずれにも本明細書に記載の連鎖移動剤としての使用は記載されていない。 A.V.Fokin,et al.,Izv.Akad.Nauk.SSSR,Ser.Khim.,vol.35(1985),p. 2298-2302にテトラフルオロエチレン、ハロゲン及びフルオロスルホン酸の反応 による比較的低い収率でのβ−ハロパーフルオロエタンフルオロサルフェートの 製造が記載されている。クロロスルホン酸の使用はこの参考文献には記載されて いない。 米国特許第4,835,3,5号にブロモまたはヨードフルオロスルホン酸及 びヘキサフルオロプロペンの反応によるヨード及びブロモ置換されたパーフルオ ロプロピルフルオロサルフェートの製造が記載される。発明の要約 本発明はパーフルオロ重合体を製造するためのビニル単量体の遊離基重合にお いて、連鎖移動剤として式 In1CN 式中、R1は遊離基2または3個を有するパーフルオロアルキル或いは遊離 基2または3個を有し、かつ1個またはそれ以上のエーテル酸素原子を含むパー フルオロアルキルであり; nは1または2であり;ただし nが1である場合、R1は2個の遊離基を有し、そしてnが2である場合、 R1は3個の遊離基を有する、 の化合物を用いることからなる、ビニル単量体の遊離基重合の改善方法に関する 。 また本発明は式R2CF=CF2のオレフィン、ICl及びクロロスルホン酸を 約−20〜約45℃の温度で、R2がフッ素またはパーフルオロアルキルである 式R2CFICF2OSO2Clの化合物を生成させるに十分な時間接触させるこ とからなる、化合物の製造方法に関する。発明の詳細 本発明に記載される重合方法において、パーフルオロ重合体へのビニル単量体 の遊離基重合における連鎖移動剤としてヨードパーフルオロアルキルニトリルを 用いる。かくてビニル単量体はそれ自体ほとんどの部分においてパーフルオロ重 合体を製造するように過フッ素化されているべきである。製造されるパーフルオ ロ重合体はパーフルオロエラストマーであることが好ましい。パーフルオロエラ ストマーはそのガラス転移温度及び融点(もしあれば)が約35℃以下、好まし くは約25℃以下である重合体を意味する。 この方法に有用な単量体にはテトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフル オロプロピレン、パーフルオロ(2,2−ジメチルジオキソール)、及びアルキ ル基が炭素原子1〜20個、好ましくは1〜5個を有するパーフルオロ(アルキ ルビニルエーテル)例えばパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMVE) 、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)、及びR3が炭素原子1〜20個を 含むパーフルオロアルキルであり、各々のR4が炭素原子1〜20個を含むパー フルオロアルキレンであり、そしてmが1〜5の整数であるR3(OR4mOC F=CF2、並びにその組合せが含まれる。好適な重合体はTFE及びパーフル オロ(アルキルビニルエーテル)のエラストマー性共重合体、より好ましくはT FE及びPMVEの共重合体えある。他の好適な共重合体は反復単位の少なくと も40モル%がTFEから誘導される共重合体である。 またエラストマー性共重合体は(好ましくは)少量の(反復単位の0.1〜5 モル%)の硬化部位を含有し得る。硬化部位単量体は硬化部位として作用する、 即ちいずれかの交差結合反応に順次参加する官能基を含 む重合可能なビニル単量体である。好適な硬化部位単量体は1つまたはそれ以上 のニトリル基を含む。硬化部位単量体を含むかかるニトリルは米国特許第3,5 61,186号及び同第4,281,092号に開示され、このものを本明細書 に参考として含める。硬化部位を含む殊に好適なニトリルはパーフルオロ(8− シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)(8CNVE)である 。これらの硬化部位単量体は全て上記の(共)重合体と組み合わせて用いられる 。 本明細書に開示される連鎖移動剤はニトリル基、1または2個のヨウ素原子、 及び場合によっては1個またはそれ以上のエーテル酸素原子を含む過フッ素化さ れたアルカンである。これらの化合物は式In1CNを有し、ここにn及びR1 は上記のものである。nは1であることが好ましい。この場合、R1は2価の遊 離基を有する。遊離基はヨウ素またはニトリル基のいずれかが炭素原子に結合す ることを意味する。ニトリル基及びヨウ素原子(複数)は同一もしくは相異なる 炭素原子に結合し得る。1個のヨウ素原子を含むヨードニトリルの製造は本明細 書の実験に記載され、そして同様の方法が同様の化合物を製造するために使用し 得る。また1または2個のヨウ素原子を含むヨードニトリルは本明細書に参考と して含める米国特許第5,504,248号に記載される方法により製造し得る 。 R1は炭素原子1〜約50個、より好ましくは炭素原子2〜約20個を有する ことが好ましい。R1に対して好ましい基はmが1〜20である−(CF2m− 、特に好ましくはmが1または2であるCF3CF−、CF2ICN及び−CF2 CF(CF3)OCF2CF2−である。好適なヨードパーフルオロニトリルはm が1〜20であるI(CF2mCNで あり、特にmが1または2である場合にCF3CFICF2CN、CF3CF(C N)I、及びICF2CF(CF3)OCF2CF2CNである。 上記の連鎖移動剤を用いる重合は多くの公知の方法のいずれかで行い得る。重 合は連続、半バッチまたはバッチ法であり得る。これらのものは水性エマルジョ ンまたは懸濁液、或いは有機溶液または懸濁液として行い得る。代表量の単量体 、遊離基開始剤、界面活性剤(存在すれば)及び単量体をこれらの重合体を製造 する通常の条件下で用いる。 連鎖移動剤としてヨードパーフルオロアルキルニトリルを用い、そして連鎖移 動を行う場合、生じる連鎖末端の一方がヨウ素原子を含み、そして他の鎖がニト リル基を含む(そしてまたジヨードパーフルオロアルキルニトリルを用いる場合 にヨウ素原子を含有し得る)と考えられる。ヨウ素及びニトリルは共に適当な交 差結合反応に加わる、例えば参考として本明細書に含まれる米国特許第4,98 3,697号及び同第5,447,993号参照。従って勿論、重合工程中に生 じる重合体は交差結合し得る。 また本明細書に式R2CE=CF2のオレフィンとICl及びフッ素化されたク ロロスルホン酸との反応によるヨードパーフルオロアルキルクロロサルフェート の製造方法が開示される。R2はフッ素またはパーフルオロアルキルである。R2 はフッ素またはトリフルオロメチルであることが好ましい。 この方法において比較的安価なクロロスルホン酸が用いられ、そして所望の生 成物の良好な収率が得られる。しかしながら、最高温度は制御しなければならず 、さもないと副反応により実質量の他の望ましくない生成物が生じ(比較例1参 照)、これにより所望のヨードパーフルオロ アルキルクロロサルフェートの収率が低下される。低い使用し得る温度は約−2 0℃、好ましくは約−10℃であり、一方使用し得る最高温度は約45℃、好ま しくは約35℃である。45℃以上では所望の生成物はまだ得られるが、低い収 率である。 成分のモル比は臨界的ではないが、(相対的に)各1モルのパーフルオロオレ フィン、ICl及びクロロスルホン酸を実際に反応させるために、約1〜1.5 :1〜1.2の成分のモル比がこれらの各々の最大使用に好ましい。他の好適な 具体例において過剰のクロロスルホン酸を用い、過剰のものは反応に対する溶媒 として作用する。過剰のパーフルオロオレフィンは殊にこのものががすである場 合に全てのIClが使用されることを保証するために使用し得る。 またほとんどの化学反応と同様に成分を混合するに十分な撹拌が好ましい。ク ロロスルホン酸が水分と反応するため、水分を除外することが好ましく、そして 反応を不活性ガス雰囲気下、例えば窒素下で行うことが便利である。所望の生成 物は技術者に公知である通常の方法例えば蒸留により単離し得る。 ヨードパーフルオロアルキルクロロサルフェートはパーフルオロアルキルヨー ドニトリルの製造における中間体として有用であり、本明細書に記載されるもの はある重合における連鎖移動剤として有用である。 実験及び実施例において、大気圧以下の全ての圧力は絶対圧力であり、一方大 気圧以上の全ての圧力はゲージ圧である。 実験及び実施例において、次の略語を用いる: 8CNVE−パーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1 −オクテン) APS−過硫酸アンモニウム DiakR7−E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DE,U.S.A.から 得られるトリアリルイソシアネート GC−ガスクロマトグラフィー KrytoxR16350−E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DE,U.S.A .から得られるポリパーフルオロプロピレンオキシド LupercoR101XL-Pennwa1t Corporation,Lucidol Divisionから得られる2,5 −ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン PMVE−パーフルオロ(メチルビニルエーテル) TFE−テトラフルオロエチレン TPT−OH−水酸化トリフェニルスズ 実施例において、重合体は次のASTM試験を用いて試験した: オッシレーティング・ディスク・レオメーター(ODR)−D2084 ムーニー・スコーチ−D1646 引張特性、O−リング−D1414 圧縮セット、O−リング−D1414 実験1 フルオロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチル(ICF2 CF2OSO2F)の製造 1リッター入りの圧力反応器中に一塩化ヨウ素(162.5g)1.0モル) 及びフルオロスルホン酸(110g、1.1モル)の混合物を充填した。反応器 を冷却し、そしてテトラフルオロエチレン(120g、1.2モル)を加えた。 TFEの添加が完了した後、反応混合物を10 0℃で10時間加熱した。次に冷却した混合物を撹拌しながら大量の氷中に徐々 に注いだ。低い相を分離し、希釈NaHSO3溶液及び水で洗浄し、そしてMg SO4上で乾燥した。蒸留により所望の生成物が透明な液体として得られた(2 15g、収率66%)、沸点87〜88℃。19F NMR(188.24MHz, CDCl3):−85.4(dt,J=8.4Hz,J=5.2Hz,2F)、−6 5.7(t,J=5.2Hz,2F)、+49.6(t,J=8.3Hz,1F) 。 実施例1 クロロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチル(ICF2C F2OSO2Cl)の製造 1リッター入りの圧力反応器中に一塩化ヨウ素(390g)2.4モル)及び クロロスルホン酸(490g)4.206モル)の混合物を充填した。反応器を 冷却し、そしてテトラフルオロエチレン300g(3.0モル)を加えるまで0 〜10℃で保持した。TFEの添加が完了した後、反応混合物を0〜10℃で6 時間、25℃で2時間及び50℃で2時間保持した。次に反応混合物を撹拌しな がら大量の氷中に徐々に注ぎ、そして上記のように処理した。所望の生成物が得 られた(610g、収率74%)、沸点62〜64℃/6.7kPa。19F N MR(188.24MHz,CDCl3):−85.6(t,J=4.5Hz,2 F)、−65.3(t,J=4.5Hz,2F)。C24IClSO3に対して 計算された分析値:C:7.02,F:22.19;実測値:C:7.19,F: 22.73。 実験2 ヨードジフルオロ酢酸エチル(ICF2CO2Et)の製造 (a)クロロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチルから 500ml入りフラスコにフッ化ナトリウム(18.9g)0.45モル)及 びエタノール(200ml)を充填し、そして氷−水浴中で冷却した。クロロ硫 酸2−ヨード−1,1,2,2,−テトラフルオロ−エチル(103g、0.3 モル)を徐々に加えた。反応は発熱的であり、そして反応温度は20〜30℃で 保持した。添加後、反応混合物を室温で10時間撹拌し、次に冷水中に注いだ。 生成物を抽出するためにエーテルを加えた。橙色の相を飽和NaCl溶液で洗浄 し、そしてMgSO4上で乾燥した。真空中での溶媒の蒸発に続いての蒸留によ りヨードジフルオロ酢酸エチルが得られた(68.1g、収率91%)、沸点5 7〜58℃/kPa。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 1.35 (t,J=7.0Hz,3H)、4.37(q,J=7.0Hz,2H)、19F N MR(188.24MHz,CDCl3):−57.9(s,2F)。 (b)フルオロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチルから またヨードジフルオロ酢酸エチル(73.4g、収率74%)を実験(3a) に記載の方法によりフルオロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロ エチル(130.4g、0.4モル)、フッ化カリウム(23.2g、0.4モ ル)及びエタノール(150ml)から製造できた。 実験3 ヨードジフルオロアセトアミド(ICF2CONH2)の製造 (a)クロロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチルから 水酸化アンモニウム(150ml、水中28〜30%)及びエーテル(150 ml)の撹拌された溶液中に外部冷却しながらICF2CF2OSO2Cl(10 2.8g、0.3モル)を滴加した。添加中に温度を10〜20℃で保持した。 その後、混合物を室温に加温し、そして30分間撹拌した。エーテル相を分離し 、そして水相をエーテルで抽出した。一緒にした有機相を食塩水で洗浄し、そし てMgSO4上で乾燥した。溶媒の蒸発に続いてのヘキサン/エーテルからの再 結晶によりICF2CONH2(61.5g、収率92%)が白色固体として得ら れた、融点96〜98℃。1 H NMR(300MHz,アセトン−d6):δ 7.35(br,1H)、7 .81(br,1H),19F NMR(188.24MHz,300MHz,アセ トン−d6):−57.5。 (b)フルオロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチルから ヨードジフルオロアセトアミド(28.5g、86%)を実験(3a)に記載 の方法と同様にICF2CF2OSO2F(48.9g、0.15モル)、水酸化 アンモニウム(80ml、水中28〜30%)及びエーテル(100ml)から 製造できた。 (c)ヨードジフルオロ酢酸エチルから アンモニアガスを氷水浴冷却しながらICF2CO2Et(62.5g、0.2 5モル)及びエーテル(150ml)の撹拌された溶液中に徐々にバブリングさ せた。出発物質の完全な転化のために反応をGCにより 監視した。通常の処理後、ICF2CONH2が殆ど定量的収率(55g)で得ら れた。 実験4 ヨードジフルオロアセトニトリル(ICF2CN)の製造 ヨードジフルオロアセトアミド(155g、0.7モル)をP25(100g 、0.704モル)と十分に混合し、そして真空中(約20kPa)にて150 ℃で加熱した。揮発分を冷却トラップ(ドライアイス−アセトン浴)中で捕集し た。加熱油浴温度を徐々に200℃に上昇させ、そしてこれ以上生成物が留去さ れなくなるまで反応を続けた。再蒸留により純粋なICF2CN(115g、収 率81%)が得られた、沸点52〜54℃。19F NMR(188.24MHz, CDCl3):−46.5.MS:[M+]に対して計算:202.9116;実 測値:202.9116。 実験5 I(CF2CF2nOSO2Fオリゴマーの製造 フルオロ硫酸2−ヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエチル(65.2 g、0.2モル)をシールされたステンレス管中でTFE(25g、0.25モ ル)と混合した。混合物を250℃で4時間加熱した。生成物を取り出し、そし て分別蒸留した。出発物質約25g(38.3%)を回収した。得られた他のオ リゴマー生成物(約50g)は次のものであった:I(CF2CF22OSO2F ,沸点42℃/3.3kPa,I(CF2CF23OSO2F,沸点54℃/70 0Pa,及び高沸点のI(CF2CF2nOSO2F(n>3).I(CF2CF2 2OSOF2に対して:19F NMR(188.24MHz,CDCl33):− 60.3 (t,J=13.8Hz,2F)、−83.7(d,J=7.2Hz,2F)、− 113.7(s,2F)、−124.1(t,J=12.4Hz,2F)、+50. 9(m,br,1F);[M+]に対して計算した質量:425.8471;実測 値:425.8381、I(CF2CF23OSO2Fに対して;19F NMR(1 88.24MHz,CDCl3):−59.7(m,2F)、−83.5(m,2F )、−113.5(m,2F)、−121.4(m,2F)、−122.3(m, 2F)、−125.0(m,2F)、+50.6(t,J=8.2Hz,1F); [M+]に対して計算した質量;525.8407;実測値525.8345。 実験6 フルオロ硫酸2−ヨードヘキサフルオロプロピル(CF3CFICF2OSO2 F)の製造 1.3リッター入りステンレス管中に一塩化ヨウ素(130g、0.80モル )及びフルオロスルホン酸(88g、0.88モル)の混合物を充填した。管を 閉鎖し、冷却し、次にヘキサフルオロプロピレン(144g、0.96モル)を 管中に移した。反応混合物を25℃で2時間、50℃で2時間及び80℃で4時 間保持した。生成物を震盪管から取り出し、そして氷水中に注いだ。底部の有機 相を分離し、水で洗浄し、そして蒸留し、標題の生成物(120g、収率40% )を透明液として得た、沸点47℃/6.7kPa。19F NMR(188.24 MHz,CDCl3):−74.5(m,3F)、−77.0(m,AB−パター ン,2F)、−148.2(m,1F)、+49.7(m,1F)。 実験7 2−ヨードテトラフルオロプロピオンアミド(CF3CFICONH2) の製造 ガラス製フラスコ中に10〜15℃に冷却した水性水酸化アンモニウム(28 重量%、40.5m1、0.6モル)及び塩化メチレン(80ml)の混合物を 置いた。実験5からのフルオロ硫酸2−ヨードヘキサフルオロプロピル(37. 6g、0.1モル)を反応温度を<15℃で保持しながら激しく撹拌して徐々に 加えた。添加後、混合物を周囲温度に加温し、底部の有機相を分離し、亜硫酸水 素ナトリウム水溶液で洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥した。溶媒を真空中で 除去し、標題の生成物を白色固体(18.5g、収率68.3%)として得た、 融点75〜77℃、1H NMR(300MHz,CDCl3);δ 6.98,6 .53(2巾広い単線);19F NMR(188.24MHz,CDCl3):− 76.3(2単線,3F)、−138.5(m,1F);IR:1690cm-1( C=O);C324INOに対して計算した分析値:C:13.30,H:0. 74、F:28.05;N;5.17。実測値C:13.68,H:0.83、F: 28.43;N;5.21。[M+]に対して計算した質量:270.9117;実 測値;270.9093。 実験8 2−ヨードテトラフルオロプロピオニトリル(CF3CFICN)の製造 実験6から製造した2−ヨードテトラフルオロプロピオンアミド(16.3g 、0.06モル)をフラスコ中にて窒素雰囲気下でP25(16.3g、0.1 15モル)と十分に混合した。混合物を95〜100℃に徐々に加熱し、揮発性 生成物が生じ始め、そして冷却トラップ(ドライアイス−アセトン浴)中に捕集 した。蒸留による精製後に標題の生 成物が少々ピンク色の液体として得られた、収量12.5g(82.5%)、沸 点68〜70℃。19F NMR(188.24MHz,CDCl3):−78.7( 2単線,3F)、−137.9(q,J=16Hz,1F);IR:2288c m-1(C≡N);[M+]に対して計算した質量、252.9382。実測値:2 52.9012。 実験9 2−ヨードテトラフルオロプロパノアミドの製造 1リッター入りオートクレーブにヨウ素353g及びトリフルオロメトキシペ ンタフルオロシクロプロパン285gを充填し、そして150℃で3時間及び次 に240℃で12時間加熱した。オートクレーブを室温に冷却した後、反応混合 物をエーテル1Lで希釈し、そして−78℃に冷却した。溶液が塩基性になるま でアンモニアガスを加えた。反応混合物を1.5時間にわたって室温に加温した 。混合物をエーテル1L中に注ぎ、水で洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥した 。エーテルの除去後、生成物203.5gが得られた。ヘキサン及びエーテルか らの再結晶により分析試料が得られた、融点136〜137℃。19F NMR: −62.3(t,J=5Hz,2F)、−112.1(t,J=5Hz,2F) 、1H NMR(アセトン−d6):7.99(br,1H)、7.69(br,1 H)。IR(ニート):3375,3267(m)、3193(m)、1708 (s)、1416(s)、1180(s)、1080(s)、647(s)、分 析値C324NOIに対して計算:C,13.30,H,0.74,F,28.0 5;N,5.17,I,46.84.実測値:C,13.35;H,0.78;F, 27.10;N,4.81;I,46.87。 実験10 ヨードテトラフルオロプロパノニトリルの製造 ICF2CF2CONH2の微粉末150g及びP25235gの混合物を13 0〜150℃で加熱し、その間に揮発分が留去した。最後の揮発分を−78℃ト ラップ中にて26.6kPaで捕集した。全体で125.3gの粗製生成物が得 られた、GCによる純度95%。再蒸留により純粋な生成物が得られた、沸点6 0〜61℃。19F NMR:−63.3(t,J=10.4Hz,2F)、−10 0.5(t,J=10.4Hz,2F)、IR(ニート):2264(w)、12 35(s)、1196(s)、1172(s)、1146(s)、1089(s )、1065(s)、893(s)。 実験11 ICF2CF(CF3)OCF2CF2CONH2の製造 ICF2CF(CF3)OCF2CF2CONH222.5g及びCH2Cl230 mlの撹拌された溶液に室温でのドライアイス冷却器を通してNH33gを加え た。添加が完了した後、反応混合物を室温で一夜撹拌した。揮発分の除去後、I CF2CF(CF3)OCF2CF2CONH221.6gが得られた。1H NMR :6.40(br,1H)、6.65(br,1H)。19F NMR:−58.3 (dm,J=212Hz,1H)、−60.0(dm,J=212Hz,1F) 、−76.7(m,3F)、−82.1(dm,J=139.5Hz,1F)、− 83.5(dm,J=139Hz,1F)、−123.1(s,2F)、−134 .1(m,1F)、IR:3413(s)、1697(s)、1230(s)。 実験12 ICF2CF(CF3)OCF2CF2CNの製造 ICF2CF(CF3)OCF2CF2CONH2の微粉末17.5g及びP25 17gの混合物を150〜200℃で加熱し、その間に揮発分が留去した。最後 の揮発分を−78℃トラップ中にて13.3kPaで捕集した。全体で13.8 gのICF2CF(CF3)OCF2CF2CNが得られた、GCによる純度95% 。19FNMR:−58.6(dm,J=212.4Hz,1F)、−60.1(d m,J=212Hz,1F)、−76.7(m,3F)、−83.3(dm,J= 135Hz,1F)、−84.8(dm,J=135Hz,1F)、−108.6 (t,J=6.3Hz,2F)、−133.6(m,1F)、IR(ニート): 2268(m)、1113(s)。 実施例2 バッチ重合:400ml入り震盪管中に水200ml、パーフルオロオクタン 酸アンモニウム塩7g、リン酸水素ニナトリウム七水和物0.5g、パーフルオ ロ−(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)3g、過硫 酸アンモニウム0.1g及び1−ヨード−2−シアノーパーフルオロエチレン0 .2gを置いた。震盪管を−30〜−40℃で冷却し、排気し、そしてテトラフ ルオロエチレン35g及びパーフルオロ(メチルビニルエーテル)60gを震盪 管中で凝縮させた。管を封鎖し、そして震盪しながら70℃に加温した。圧力を 低下させることにより反応を続け、そして4時間後に停止させた。水中の硫酸マ グネシウムの4重量%溶液に安定重合体エマルジョンを90℃で加えることによ り重合体を単離した。重合体は小片として沈殿し、そしてこのも のを乾燥器中にて70℃で乾燥する前に大量の水で洗浄した。同一の操作4回か らの重合体を一緒にし、そしてその重さは165gであった。 特性を表1に記載する。 この重合体を表1に示す調製物として二重硬化システム(dual curesystem) (過酸化物、トリアリルイソシアヌレート及び水酸化トリフェニルスズ、米国特 許第5,447,993号参照)を用いたラバー・ミル(rubber mill)上で配 合した。適当な型を用いてO−リングを油圧機上にて175℃及び圧力3.5M Paで圧縮した。交差結合部分をポスト硬化させ、そして特性を表1に示す。実施例3 連続重合:重合工程は本質的に米国特許第4,983,697号に記載と同様 である。重合体は90℃及び6.2MPaで連続的に操作される2L入りの機械 的に撹拌され、水冷されたステンレス製のオートクレーブ中で製造し、その中に 水16L、過酸化物アンモニウム55g、リン酸水素ニナトリウム七水和物47 1g、パーフルオロオクタン酸アンモニウム(3M Co.製の"Fluorad"FC-143)2 83gからなる重合媒質/開始剤水溶液を550ml/時間の割合でポンプ導入 した。同時にパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1− オクテン)(8CNVE)、6.2g/時間、及び1−ヨード−2−シアノテト ラフルオロエタン、0.2g/時間の別の溶液を加えた。テトラフルオロエチレ ン(113g/時間)及びパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMVE、 130g/時間)のガス状気流をダイアフラム圧縮器により一定速度で反応器中 に供給した。重合体を減圧(let-down)バルブにより連続的に除去し、そして未 反応の単量体を排気した。27.6時間からのラテックスを一緒にし、そして水 80L中の約3700gの熱(90〜95℃)硫酸マグネシウム七水和物溶液中 に添加することにより重合体を凝集させた。凝集した小片を新鮮な水で繰り返し 洗浄し、そして熱風乾燥器中にて80℃で乾燥した。重合体の重量は約3600 gであった。重合体の特性を表2に示す。 粉砕、配合及び交差結合を過酸化物/トリアリルイソシアヌレート及び水酸化 トリフェニルスズ(TPT−OH)(A)のデュアルシステムを用い、そしてま た過酸化物硬化システム(B)を用いて行った。配合は標準ラバー・ミルで行い 、そしてO−リングはこのものを3.5MPaの圧力下にて175℃/30分間 で適当な型中で圧縮することにより交差結合した。物理特性を表3に示す。実施例4 1−ヨード−2−シアノテトラフルオロエタンの代わりに連鎖移動剤としてI CF2CF(CF3)OCF2CF2CN 0.250g/時間以外は実施例3のよ うに重合体を製造した。重合体特性を表4に示す。 粉砕、配合及び交差結合はTPT硬化(表5中のA)及びデュアルTPT/過 酸化物硬化(表5中のB)を用いて行った。配合はラバー・ミ ル上で行い、そしてO−リングはこのものを200℃/30分間型中で圧縮し、 そしてこのものを窒素下にて305℃で42時間ポスト硬化することにより交差 結合した。特性を表5に示す。比較例1 100ml入りステンレス製反応器中に一塩化ヨウ素(3.25g、0.02 モル)及びクロロスルホン酸(3.5g、0.03モル)を充填した。反応器を 冷却し、排気し、次にテトラフルオロエチレン(8g、0.08モル)を反応器 中に移した。撹拌し、そして100〜120℃で8時間加熱した後、生成混合物 を氷水中に注ぎ、そして有機相を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、混 合物を蒸留し、次の3つの生成物を得た:ICF2CF2Cl(55%収率、沸点 55−58℃)、ICF2CF2OSO2Cl(21%、沸点106℃)及び(C lSO2OCF2CF2OSO2Cl)(5%収率、沸点98℃/13.3kPa) 。 比較例2 この実験は一塩化ヨウ素の代わりにI2(5.08g、0.02モル)を用い る以外は上の実施例と同様に行った。処理及び蒸留後、次の分布における3つの 生成物が得られた:ICF2CF2Cl(65%収率)、ICF2CF2OSO2C l(17%)及び(ClSO2OCF2CF2OSO2F)(<5%収率)。 比較例3 400ml入りステンレス製震盪管中にヨウ素(101.6g、0.4モル) 及びクロロスルホン酸(46.6g、0.4モル)を充填した。反応器を冷却し 、排気し、次にテトラフルオロエチレン(50g、0.8モル)を反応器中に移 した。撹拌し、そして50℃で8時間加熱した後、生成混合物を氷水中に注ぎ、 そして有機相を分離した。硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、混合物を蒸留 し、低収量のICF2CF2OSO2Cl(10g)、及び大量のICF2CF2C lを得た。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年2月16日(1998.2.16) 【補正内容】 この方法に有用な単量体にはテトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフル オロプロピレン、パーフルオロ(2,2−ジメチルジオキソール)、及びアルキ ル基が炭素原子1〜20個、好ましくは1〜5個を有するパーフルオロ(アルキ ルビニルエーテル)例えばパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMVE) 、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)、及びR3が炭素原子1〜20個を 含むパーフルオロアルキルであり、各々のR4が炭素原子1〜20個を含むパー フルオロアルキレンであり、そしてmが1〜5の整数であるR3(OR4mOC F=CF2、並びにその組合せが含まれる。好適な重合体はTFE及びパーフル オロ(アルキルビニルエーテル)のエラストマー性共重合体、より好ましくはT FE及びPMVEの共重合体えある。他の好適な共重合体は反復単位の少なくと も40モル%がTFEから誘導される共重合体である。 またエラストマー性共重合体は(好ましくは)少量の(反復単位の0.1〜5 モル%)の硬化部位を含有し得る。硬化部位単量体は硬化部位として作用する、 即ちいずれかの交差結合反応に順次参加する官能基を含む重合可能なビニル単量 体である。好適な硬化部位単量体は1つまたはそれ以上のニトリル基を含む。硬 化部位単量体を含むかかるニトリルは米国特許第3,561,186号及び同第 4,281,092号に開示され、このものを本明細書に参考として含める。硬 化部位を含む殊に好適なニトリルはパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3 ,6−ジオキサ−1−オクテン)(8CNVE)である。これらの硬化部位単量 体は全て上記の(共)重合体と組み合わせて用いられる。 本明細書に開示される連鎖移動剤はニトリル基、1または2個のヨウ素原子、 及び場合によっては1個またはそれ以上のエーテル酸素原子を 含む過フッ素化されたアルカンである。これらの化合物は式In1CNを有し、 ここにn及びR1は上記のものである。nは1であることが好ましい。この場合 、R1は2価の遊離基を有する。遊離基はヨウ素またはニトリル基のいずれかが 炭素原子に結合することを意味する。ニトリル基及びヨウ素原子(複数)は同一 もしくは相異なる炭素原子に結合し得る。1個のヨウ素原子を含むヨードニトリ ルの製造は本明細書の実験に記載され、そして同様の方法が同様の化合物を製造 するために使用し得る。また1または2個のヨウ素原子を含むヨードニトリルは 本明細書に参考として含める米国特許第5,504,248号に記載される方法 により製造し得る。 R1は炭素原子1〜約50個、より好ましくは炭素原子2〜約20個を有する ことが好ましい。R1に対して好ましい基はmが1〜20である−(CF2m− 、特に好ましくはmが1または2の場合であるCF3CF<、CF2<及び−CF2 CF(CF3)OCF2CF2−である。好適なヨードパーフルオロニトリルはm が1〜20であるI(CF2mCNであり、特にmが1または2である場合にC F3CFICF2CN、CF3CF(CN)I、及びICF2CF(CF3)OCF2 CF2CNである。 上記の連鎖移動剤を用いる重合は多くの公知の方法のいずれかで行い得る。重 合は連続、半バッチまたはバッチ法であり得る。これらのものは水性エマルジョ ンまたは懸濁液、或いは有機溶液または懸濁液として行い得る。代表量の単量体 、遊離基開始剤、界面活性剤(存在すれば)及び単量体をこれらの重合体を製造 する通常の条件下で用いる。 連鎖移動剤としてヨードパーフルオロアルキルニトリルを用い、そし て連鎖移動を行う場合、生じる連鎖末端の一方がヨウ素原子を含み、そして他の 鎖がニトリル基を含む(そしてまたジヨードパーフルオロアルキルニトリルを用 いる場合にヨウ素原子を含有し得る)と考えられる。 ヨウ素及びニトリルは共に適当な交差結合反応に加わる、例えば参考として本明 細書に含まれる米国特許第4,983,697号及び同第5,447,993号 参照。従って勿論、重合工程中に生じる重合体は交差結合し得る。 また本明細書に式R2CE=CF2のオレフィンとICl及びフッ素化されたク ロロスルホン酸との反応によるヨードパーフルオロアルキルクロロサルフェート の製造方法が開示される。R2はフッ素またはパーフルオロアルキルである。R2 はフッ素またはトリフルオロメチルであることが好ましい。 この方法において比較的安価なクロロスルホン酸が用いられ、そして所望の生 成物の良好な収率が得られる。しかしながら、最高温度は制御しなければならず 、さもないと副反応により実質量の他の望ましくない生成物が生じ(比較例1参 照)、これにより所望のヨードパーフルオロアルキルクロロサルフェートの収率 が低下される。低い使用し得る温度は約−20℃、好ましくは約−10℃であり 、一方使用し得る最高温度は約45℃、好ましくは約35℃である。45℃以上 では所望の生成物はまだ得られるが、低い収率である。 成分のモル比は臨界的ではないが、(相対的に)各1モルのパーフルオロオレ フィン、ICl及びクロロスルホン酸を実際に反応させるために、約1〜1.5 :1〜1.2の成分のモル比がこれらの各々の最大使用に好ましい。他の好適な 具体例において過剰のクロロスルホン酸を用 い、過剰のものは反応に対する溶媒として作用する。過剰のパーフルオロオレフ ィンは殊にこのものががすである場合に全てのIClが使用されることを保証す るために使用し得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.パーフルオロ重合体を製造するためのビニル単量体の遊離基重合の方法にお いて、連鎖移動剤として式 In1CN 式中、R1は遊離基2または3個を有するパーフルオロアルキル或いは遊離 基2または3個を有し、かつ1個またはそれ以上のエーテル酸素原子を含むパー フルオロアルキルであり; nは1または2であり;ただし nが1である場合、R1は2個の遊離基を有し、そしてnが2である場合、 R1は3個の遊離基を有する、 の化合物を用いることを含んでなる、ビニル単量体の遊離基重合の改善方法。 2.該パーフルオロ重合体がパーフルオロエラストマーである、請求の範囲第1 項記載の方法。 3.nが1である、請求の範囲第1項記載の方法。 4.nが1である、請求の範囲第2項記載の方法。 5.該パーフルオロ重合体中の少なくとも40モル%の反復単位がテトラフルオ ロエチレンから誘導される、請求の範囲第項1記載の方法。 6.該フルオロ重合体がテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、 パーフルオロ(2,2−ジメチルジオキソール)、アルキル基が炭素原子1〜2 0個を有するパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)、またはR3が炭素原子 1〜20個を含み、各々のR4が炭素原子1〜20個を含み、かつmが1〜5の 整数であるR3(OR4mOCF=CF2の重合体、及びその組合せである、請求 の範囲第4項記載の方法。 7.該フルオロ重合体がパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)及びテトラフ ルオロエチレンの共重合体であり、ここに該アルキル基が炭素原子1〜5個を有 する、請求の範囲第4項記載の方法。 8.該フルオロ重合体がパーフルオロ(メチルビニルエーテル)及びテトラフル オロエチレンの共重合体である、請求の範囲第4項記載の方法。 9.該重合体がまたニトリル基を含む反復単位を含む、請求の範囲第4項記載の 方法。 10.該重合体がまたニトリル基を含む反復単位を含む、請求の範囲第8項記載 の方法。 11.ニトリル基を含む該反復単位がパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル− 3,6−ジオキサ−1−オクテン)から誘導される、請求の範囲第10項記載の 方法。 12.該連鎖移動剤がmが1〜20であるI(CF2mCN、CF3CFICF2 CN、CF3CF(CN)I、またはICF2CF(CF3)OCF2CF2CNで ある、請求の範囲第1項記載の方法。 13.該連鎖移動剤がmが1〜20であるI(CF2mCN、CF3CFICF2 CN、CF3CF(CN)I、またはICF2CF(CF3)OCF2CF2CNで ある、請求の範囲第10項記載の方法。 14.請求の範囲第1項記載の方法の生成物。 15.交差結合された請求の範囲第1項記載の方法の生成物。 16.請求の範囲第10項記載の方法の生成物。 17.交差結合された請求の範囲第10項記載の方法の生成物。 18.式R2CF=CF2のオレフィン、ICl及びクロロスルホン酸を約−20 〜約45℃の温度で、R2がフッ素またはパーフルオロアルキ ルである式R2CFICF2OSO2Clの化合物を生成させるに十分な時間接触 させることを含んでなる、化合物の製造方法。 19.該温度が約−10〜約35℃である、請求の範囲第18項記載の方法。 20.R2がフッ素またはトリフルオロメチルである、請求の範囲第18項記載 の方法。
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