JP2000502033A - 被覆により安定化された固体ペルオキソ―及びペルオキシ―化合物 - Google Patents
被覆により安定化された固体ペルオキソ―及びペルオキシ―化合物Info
- Publication number
- JP2000502033A JP2000502033A JP09522485A JP52248597A JP2000502033A JP 2000502033 A JP2000502033 A JP 2000502033A JP 09522485 A JP09522485 A JP 09522485A JP 52248597 A JP52248597 A JP 52248597A JP 2000502033 A JP2000502033 A JP 2000502033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkali metal
- weight
- sodium
- peroxo
- compounds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/055—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
- C01B15/10—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3942—Inorganic per-compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/005—Stabilisation of the solid compounds subsequent to the preparation or to the crystallisation, by additives or by coating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/055—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
- C01B15/10—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
- C01B15/106—Stabilisation of the solid compounds, subsequent to the preparation or to the crystallisation, by additives or by coating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D17/00—Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
- C11D17/0039—Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3945—Organic per-compounds
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2982—Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
- Y10T428/2991—Coated
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
ペルオキソ−及びペルオキシ化合物を、主としてa)脂肪酸又は好ましくはそのアルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩とb)長鎖状の置換スルホネート及びスルフェートの群からのアニオン界面活性剤とからの混合物である被覆材料で被覆することにより達成されうる、ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物、殊に過炭酸ナトリウム及びアセチルペルオキシボレート−化合物の安定化が記載されている。
Description
【発明の詳細な説明】
被覆により安定化された固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物
本発明は、被覆材料での被包により固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物
、殊に過炭酸ナトリウム及びアセチルペルオキシボレート−化合物を安定化する
方法に関する。
本発明の意味におけるペルオキソ−及びペルオキシ化合物は、種々の用途、例
えば洗剤組成物中又は場合によっては消毒剤組成物中でも使用される無機及び有
機の活性酸素含有化合物である。従って、ペルオキソ化合物は、無機活性酸素含
有ペルオキソ塩、殊に、例えばペルオキソホウ酸塩又は過炭酸塩である。従って
、固体ペルオキシ−化合物は、有機活性酸素含有化合物、例えば有機ペル酸又は
それを放出する誘導体であり;本発明の範囲内のこの特別な種類のペルオキシ−
化合物は、後に詳述するアセチルペルオキシボレート−化合物である。
ペルオキソ化合物を紛状洗剤混合物中で漂白化合物として使用することは公知
である。慣用の家庭用ヘビーデウテイ洗剤中では、通常、過ホウ酸ナトリウム−
4水和物又は過ホウ酸ナトリウム−1水和物が漂白剤として使用されている。そ
れというのも、これらの物
質は純粋な洗剤媒体中で分解に対して比較的安定であるからである。しかしなが
ら、屡々、他のアルカリ金属ペルオキソ塩、殊にペルオキソ炭酸塩(過炭酸塩)
にも頼られる。これらのアルカリ金属ペルオキソ塩、殊に過炭酸塩は、純粋な乾
燥状態では安定であるが、これらは湿気の存在下では活性酸素の消失下に容易に
分解する欠点を有する。従って、アルカリ金属ペルオキソ塩は、適当な被覆材料
での被包により外からの湿気から保護する必要がある。アルカリ金属ペルオキソ
塩の有効な保護のために、できるだけ完全な被覆に注意する必要がある。被覆−
及び保護機能と並んで、使用被覆物質は、被覆されたアルカリ金属ペルオキソ塩
を含有する使用準備のできた組成物中での付加的機能も引き受けることができる
べきである。
アセチルペルオキシボレート−化合物は、DE 4136172から公知であ
る、酢酸と硼素−酸素−化合物をベースとする固体活性酸素含有化合物である。
以後アセチルペルオキシボレートと称されるこれらの化合物は、それによる水中
の瞬間的又は直接的に遊離可能な過酢酸を含有する特徴を有する。過酢酸は、純
粋な無機過化合物に比べて、その低い作用温度及び高い漂白−及び消毒力におい
て優れている。過酢酸は、環境に無害であり、その良好な水溶性により優れてい
る。しかしながら、過酢酸の一つの欠点は、これが室温で液体であり、酢酸中の
過酢酸の溶液としてのみ生
じるが、純粋な状態では製造できないことである。これにより、過酢酸そのもの
としての使用の可能性は制限されている。アセチルペルオキシボレートは、この
欠点を克服する。これは、それ自体常温で好適な活性酸素−安定性を有し、貯蔵
及び取り扱いの間に化学的又は生理的に危険のない無色の固体化合物である。し
かしながら、アセチルペルオキシボレートは、それが通常の塩基性洗剤成分と接
触する際に比較的僅かな貯蔵安定性を示し、過酢酸の放出下に早期に分解し、こ
れに伴い活性酸素含分を失う傾向がある欠点を有する。従って、アセチルペルオ
キシボレート−化合物は、アルカリ金属ペルオキソ塩と同様に適当な被覆を用い
て湿気に対して保護する必要がある。
ドイツ特許出願公開DE 2406455号明細書中には、均質な粒子の形で
存在する、貯蔵安定で、易溶性の洗剤添加物、例えば漂白活性剤、酵素、光学的
明化剤、殺生剤並びに香料が記載されている。ここで、洗剤添加物は、3成分:
A)30℃より高い融点を有する脂肪酸又は脂肪アルコール20〜70重量%;
B)ポリグリコール、非イオン性及びアニオン性の界面活性剤の群からの水溶性
化合物10〜50重量%;C)本来の及び部分的に分解されたセルロース及びセ
ルロースエーテルの群からの水中で膨潤可能な化合物1〜40重量%から成る”
外被材料”中に埋め込まれている。洗剤添加物のこの3成分−外被材料A−B−
C中の埋め込みは、成分A及びBの融解により行い、この際、他の成分(成分C
、洗剤添加物)をこの融液中に分散させ、引き続きこの融液を噴霧室中にスプレ
ーすることにより、こうして洗剤添加物の均質な貯蔵安定な粒子が得られる。
国際特許出願WO92/17404号明細書は、低融点及び高融点のカルボン
酸からの混合物での被包による過カルボン酸ナトリウムの被覆を記載している。
C8/C10−脂肪酸又はイソステアリン酸を有する工業用ステアリン酸の混合
物が有利である。この脂肪酸混合物を、過カルボン酸ナトリウム−粒子上に融解
された形で施与する。
本発明の課題は、それにより洗剤粉末成分の存在下でのその貯蔵安定性が高め
られる、固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物、殊に過カルボン酸ナトリウ
ム及びアセチルペルオキシボレートのための被覆法を提供することである。
ところで、固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物、殊に過炭酸ナトリウム
及びDE4136172から公知のアセチルペルオキシボレートの安定化を、主
として、a)脂肪酸又は好ましくはそのアルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩
とb)置換された長鎖状スルホネート及びスルフェートの群からの無機界面活性
剤との混合物での被包により達成することができることを発見した。
従って、本発明の目的は、固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物の安定化
法であり、これは、固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物の粒子、殊に過炭
酸ナトリウム又はアセチルペルオキシボレート−化合物の固体粒子を、主として
a)炭素原子数10〜22の脂肪族カルボン酸又は好ましくは、そのアルカリ金
属−及びアルカリ土類金属塩とb)アニオン性界面活性剤のアルカリ金属−及び
アルカリ土類金属塩とからの混合物を含有する被覆材料で被包し、この際、界面
活性剤のアニオンは、一般式I:
ルキル基で置換されていてもよい炭素原子数6〜10を有する芳香族炭化水素基
を表し、Bは、直接結合又は酸素を表し、Rは、炭素原子数8〜18を有するア
ルキル基を表す]を満足することを特徴としている。
更に、本発明の目的は、前記の被覆材料での被包により安定化されて被覆され
た、ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物、殊に過炭酸ナトリウム及びアセチル
ペルオキシボレート−化合物の固体粒子である。
本発明の1変法において、被覆すべきペルオキソ−化合物として、殊にペルオ
キソ炭酸塩(過炭酸塩)、ペルオキソピロ燐酸塩、ペルオキソトリポリ燐酸塩、
ペルオキソモノ−及びペルオキソジスルフェート並びにペルオキソボレートの群
からの粒状のアルカリ金属
ペルオキソ塩が使用される。これらのアルカリ金属ペルオキソ塩は、技術水準で
公知の方法により製造でき、場合によっては造粒することができる。本発明によ
り有利に被覆できるアルカリ金属ペルオキソ塩は、過炭酸ナトリウムである。
本発明のもう一つの変法では、ペルオキシ−化合物として、固体の有機過カル
ボン酸及びその誘導体;有利にはアセチルペルオキシボレート−化合物が使用さ
れる。被覆すべきアセチルペルオキシボレートとしては、DE 4136172
中で定義されている化合物を使用することができ、これは、2〜8重量%の活性
酸素含量及び水中のアセチルオキシボレート−化合物の溶解時に遊離可能な少な
くとも10重量%、好ましくは10〜30重量%の過酢酸の含量及び水中で遊離
可能な過酸化水素の4重量%を下回る含量により特徴を有する。固体アセチルペ
ルオキシボレートは、DE 4136172に記載の方法で製造でき、ここでは
、
a)固体硼素酸素−化合物を酢酸及び過酸化水素と及び/又はb)固体硼素酸素
−化合物を酢酸中の過酢酸の溶液と及び/又はc)固体過酸素−含有硼素酸素−
化合物を場合により無水酢酸の添加下に酢酸と、かつ、変法a)及びb)では場
合によりアルカリ性ナトリウム塩の添加下に反応させて、粘稠性溶液、懸濁液又
はペーストに変じ、生じたアセチルペルオキシボレー
トを公知の乾燥法によりこれから収得する。このように製造されたアセチルペル
オキシボレートは、アセチAvox、過酢酸及びH2O2の放出)を満足するように、アセチルペルオキシボ
レート−化合物中に配置されている。更に、アセチルペルオキシボレートは、例
えば約1650〜1670cm-1及び約1740〜1755cm-1でのIR−吸
収帯を示し;外部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対して測定した
固体−13C−NMRで18〜19ppmでの吸収帯が観察される。
本発明によるペルオキソ−及びペルオキシ−化合物、殊に過炭酸ナトリウム及
びアセチルペルオキシボレートの安定化のために使用される被覆材料は、主とし
て前記定義の脂肪族カルボン酸又は好ましくはその塩の1種及び好ましくはスル
フェートの群からの前記定義のアニオン性界面活性剤からの混合物を含有する。
脂肪族カルボン酸としては、約40〜70℃の範囲内の融点を有する高級脂肪
酸又はそれらの混合物が好適である。炭素原子数10〜22、好ましくは12〜
18、殊に12〜18を有する高級の脂肪酸がこれに属する。直鎖の飽和脂肪族
基を有する脂肪酸が特に有
利である。本発明により使用可能な脂肪酸の例としては、カプリン酸、ラウリン
酸、ステアリン酸、パルミチン酸、アラキン酸又はベヘン酸が挙げられる。有利
にそれらのナトリウム塩の形で存在するラウリン酸及びステアリン酸が特に好適
であると立証された。天然に由来する脂肪酸混合物、例えばヤシ油脂肪酸又は獣
脂脂肪酸又はこれらの塩も被覆材料に使用することができる。脂肪酸は、殊にア
ルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩として、特に有利にナトリウム塩として使
用される。
本発明により使用可能なアニオン活性剤には、長鎖状の脂肪族又は芳香族スル
ホン酸の又は長鎖状の脂肪族基によりモノ置換されたスルフェートのアンモニウ
ム−、アルカリ金属−及びアルカリ土類金属塩、有利にアルカリ金属塩、殊にナ
トリウム塩が含まれる。本発明によりアニオン活性剤として使用される式Iのア
ニオンを有する塩中で、Rは炭素原子数8〜18、殊に8〜12を有するアルキ
ル基を表す。Aは、直接結
された炭素原子数6〜10を有する芳香族炭化水素基、殊にフェニル基であって
よい。例えばR−A基は、有利に、直鎖のC8〜C12−アルキル基又は場合によ
ってはC8〜C12−アルキルフェニル基であってよい。Bは、直接結合又は酸素
を表す。従って、本発明により使用される界面活性剤には、アルキルスルフ
ェート及びアルキルスルホネートが含まれ;後者の内には、殊にアルキルベンゾ
ールスルホネートが含まれる。有利なアニオン界面活性剤は、モノアルキルスル
フェート又は脂肪族及び芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩であり、この際、モ
ノアルキルスルフェートのアルカリ金属塩が有利である。殊にドデシル硫酸ナト
リウム(ラウリル硫酸ナトリウムとも称される)及びドデシルスルホン酸ナトリ
ウム(ラウリルスルホン酸ナトリウム)が特に有利であると立証された。
被覆材料の量は、被覆された粒子の総重量に対して少なくとも2、好ましくは
少なくとも3重量%であるが30重量%を越えないのが有利である。炭酸ナトリ
ウム−粒子の場合には、相応して、被覆は粒子の総重量の2〜20重量%、好ま
しくは2〜10重量%、殊に3〜6重量%になる。アセチルペルオキシボレート
−粒子の場合には、相応して、被覆は粒子の総重量の2〜20重量%、好ましく
は2〜10重量%、殊に3〜6重量%になる。
被覆材料中の脂肪族カルボン酸又はその塩とアニオン界面活性剤との割合は、
使用酸又はその塩及び使用界面活性剤の種類に応じて変動することができる。一
般に、脂肪族カルボン酸又はその塩とアニオン界面活性剤との重量比は1:4〜
4:1、好ましくは1:2〜2:1、殊に1:1.5〜1.5:1が有利であると
立証された。例えばステアリン酸(ナトリウム塩)及
びドデシル硫酸ナトリウムからの混合物の使用の際にはステアリン酸(ナトリウ
ム塩)とドデシル硫酸ナトリウムとの重量比は約1:1であるのが有利である。
本発明により被覆された粒子状のペルオキソ−及びペルオキシ−化合物は、主
としてアルカリ金属ペルオキソ塩又はアセチルペルオキシボレートより成る核及
びこの核を包囲する外被材料としての脂肪酸又はそのアルカリ金属−又はアルカ
リ土類金属塩及び本発明により選択されたアニオン活性剤からの混合物を含有す
る外被層より成り;場合によっては、この外被層は更に一定量の他の慣用の被覆
材料及び/又はアルカリ金属ペルオキソ塩−又はアセチルペルオキシボレート−
製造の際には慣用の助剤を含有していてよい。
本発明の有利な1変形では、本発明の外被層が脂肪酸(又はその塩)とアニオ
ン界面活性剤とからの混合物を少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも7
0重量%(外被層の総重量に対して)の量で含有する゜
場合によっては、この被覆材料は、前記の本発明による外被材料と共になお少
量の他の慣用の外被材料及び/又は更なるアルカリ金属ペルオキソ塩−又はアセ
トキシペルオキシボレート−製造時に慣用の助剤を含有していてよい。このよう
な他の外被材料及び助剤の割合は、最大でも総被覆材料に対して最大40重量%
まで、好ましくは最大30重量%であるべきである。
即ち、被覆材料の0〜40重量%、好ましくは0〜30重量%であってよい。例
えば、過炭酸ナトリウム−又はアセチルペルオキシボレート−製造時などに慣用
の本発明の被覆材料中に存在しうる助剤には、例えば次のものがある:ポリ燐酸
ナトリウム、殊にヘキサメタ燐酸ナトリウム(これらは、例えば被覆材料に対し
て0〜10重量%の量で存在しうる);ポリカルボン酸ナトリウム、殊にアクリ
ル酸ポリマー、例えばアクリル酸ホモポリマー又は分子量範囲25000〜10
0000のアクリル酸/マレイン酸コポリマーのナトリウム塩、殊にナトリウム
ポリアクリレート(これは被覆材料に対して0〜10重量%の量で存在しうる)
;珪酸ナトリウム、好ましくは3.5:1〜2:1のSiO2:Na2Oの比を有
する水ガラス(WG)(これは、被覆材料に対して0〜35重量%の量で存在し
うる);ホスホン酸、殊に場合によってヒドロキシで置換された低級アルカンモ
ノ−又はジホスホン酸、例えば1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸又
はその塩(これは、例えば被覆材料に対して0〜35重量%の量で存在しうる)
;及び水溶性のマグネシウム塩、殊に硫酸マグネシウム(これは被覆材料に対し
て0〜10重量%の量で存在しうる)。ここに記載の助剤以外に、勿論、アルカ
リ金属ペルオキソ塩及び殊に過炭酸ナトリウムの製造のために使用可能な公知の
その他の全ての助剤をこの被覆材料中に、外被材料
及び助剤の合計量が全被覆に対して40重量%、好ましくは30重量%を越えな
いような量で加えることもできる。
ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物の粒子、殊に過炭酸ナトリウム−粒子及
びアセチルペルオキソボレート−粒子の本発明の被覆材料での被覆は、公知方法
で行うことができる。例えば、過炭酸ナトリウム−粒子又は固体アセチルペルオ
キシボレート−粒子を、被覆材料での被包のために、この被覆材料の水溶液又は
懸濁液で処理し、かつ乾燥させるのが有利である。自体公知の方法で水性被覆剤
溶液又は−懸濁液を温空気が流動している乾燥器中で粒子上にスプレーし、この
際、同時に乾燥を行うのが有利である。水性被覆材料溶液又は−懸濁液の温度は
、その固体含量に応じて変動でき、室温〜60℃の範囲が有利である。乾燥器中
の温度は、例えば60〜80℃の範囲の排気温度が保持されるように調節するの
が有利である。この被覆はインペラミキサ−中又はリング層ミキサ−中で施され
、こうして得られた湿った粒子を乾燥させることもできる。
水性被覆溶液又は−懸濁液は、脂肪族カルボン酸又はその塩を5〜30重量%
の量で含有していてよい。被覆溶液又は−懸濁液中の界面活性剤含量は、一般に
5〜30重量%である。
本発明により被覆されたアルカリ金属ペルオキソ塩
−粒子、好ましくは過炭酸ナトリウム−粒子及びアセチルペルオキシボレート−
粒子は、慣用の洗剤成分と混合して貯蔵する際に、良好な安定性を有する。
次の例につき本発明を詳述するが、本発明はその範囲に限定されるものではな
い。
省略文字は次の意味を有する:U/min=1分当たりの回転数;min=分
;RT=室温又は環境温度、%=重量%;h=時間;vac=真空;NaOH=
水酸化ナトリウム;Avox=活性酸素含量;LKB=熱流測定;PCS=過炭
酸ナトリウム;Turpinal SL=1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホ
スホン酸(=HEDP)の60重量%水溶液;SS=ステアリン酸ナトリウム;
SLS=ラウリル硫酸ナトリウム(=ドデシル硫酸ナトリウム);WG=水ガラ
ス。
例1
本発明により被覆されたPCS−粒子の試料量を製造するために次の方法に従
って操作した:
過炭酸ナトリウム2〜2.5kgの秤取量をロジゲ−ミキサー中に充填し、ミ
キサー軸を約200U/minの回転数に調節した。次いで、それぞれの被覆度
(b)を得るために計算された被覆材料の量(c)(コーテイング−剤=外被材
料が水中に全く澄明に溶解されている)を、一様に1分かかって滴加ロートから
このミキサー中に配量した。この被覆材料の添加の後
に、なお1分間後混合した。引き続き、湿った生成物をミキサーから取り出し、
平滑−流動層乾燥器中で95〜120℃の供給空気温度で、かつ、80℃までの
排気温度で乾燥させた。この際、供給空気量を、乾燥器中に僅かな減圧が存在し
、同時に生成物の完全な流動が得られるように調節した。80℃の排気温度に達
したら直ちに、生成物を乾燥器から取り出し、空気中で室温まで冷却した。
被覆材料の添加の後の被覆度(b)、必要な被覆材料の量(c)及び水分(d
)及び施与すべき外被材料の量(=固体、a)の計算:
ここで、
a=外被層=塗布すべき固体[g]
b=被覆度(%)
=最終生成物中の外被層(全物質含量)の百分率
c=施与すべき被覆材料[g](コーテイング溶液)
d=水分(%)=コーテイング溶液の添加の後の生成物中の水分百分率
e=コーテイングされた過炭酸ナトリウム[g]
=PCS+外被層
f=過炭酸ナトリウム、出発物質[g]
g=被覆溶液の固体含量[g]。
コーテイング溶液として、1000gまでの溶液又は懸濁液が第I表に記載の
脂肪酸塩、界面活性剤及び場合によっては他の外被材料又は助剤並びに残りは水
より成る水性溶液又は懸濁液を使用した(実験番号No.1〜6)。使用PCS
の平均粒径は約400〜500μmであった。前記方法により被覆されたPCS
−粒子が第I表に記載の特性を有して得られた。
例2
PCSでの安定性試験
前記の例で製造された本発明により被覆された過炭酸ナトリウム−生成物で、
貯蔵性及び安定性の評価のために、熱流−測定(LKB−測定)を実施した。こ
の熱流−測定時に等熱測定条件で生じる熱流は、活性酸素含有生成物の安定性の
証明を示し;殊に活性酸素含有生成物が洗剤成分と混合して存在する試料での熱
流−測定を行う際に、洗剤成分の存在下で生成物の安定性も測定できる。ここで
実施される熱流−測定のために、本発明により被覆されたPCS−生成物を、活
性酸素含量が2%になるような量で洗剤ベース中に入れた。使用洗剤ベースは、
成分として慣用量のゼオライト、線状スルホン酸アルキル、石鹸、カルボキシメ
チルセルロース、炭酸ナトリウム及び光学的明化剤を含有するゼオライトをベー
スとする活性酸素不含の標
準洗剤であった。この試料での熱流−測定は、LKB 2277 Bio Activity Monitor
中、40℃で、20時間にわたり実施した。
測定された熱流が低いほど、洗剤ベース中の活性酸素含有生成物の安定性は高
い、又は被覆されたPCS−粒子のその都度の被覆がより有利である。この結果
は、第I表中に記載されており;コーテイングされていないPCSは、比較のた
めに約45〜60μW/gのLKB−値で示されている。
例3:
溶解性の測定
この例中に記載の水中の溶解速度は、公知方法で、42mm長さ及び11mm
高さの垂直撹拌翼2枚を有する軸及び350U/minの回転能力を有するモー
ターを有し、その軸がモーターへの固定箇所でポリエチレンにより単離されてい
る不銹鋼撹拌機を備えている2リットル−容器中で測定した。この測定のために
、物質2gを15℃の脱ミネラル水1リットル中に加え、撹拌した。溶けた物質
の量を、溶液中の導電性測定により測定した。結果を第I表中に記載した。
例4
アセチルペルオキシボレート−粒子の被覆
a)このコーテイング実験のために、次の特性(平均値)を有するアセチルペル
オキシボレートを使用した:
水中で遊離可能な過酢酸 23重量%
水中で遊離可能なH2O2 0.1重量%
(それぞれ手による滴定)
過酢酸−含量 23.2重量%
ナトリウム−含量 9.3重量%
硼素−含量 9.6重量%
酢酸−含量 28.6重量%
(それぞれ滴定器で滴定)
洗剤ベース(アセチルペルオキシボレート0.13g、洗剤ベース0.87g)
中のLKB−安定性測定(例5参照):273μW/g。
b)アセチルペルオキシボレートのコーテイングを、実質的にPCSのコーテイ
ング(例1参照)と同様に行った。
レジゲ−ミキサー中で、前記のアセチルペルオキシボレート1.5kgをコー
テイング溶液(予め50〜60℃に加温)251gと混合した。この際、このコ
ーテイング溶液は、次の組成を有した:
ステアリン酸ナトリウム 125g/kg
ラウリル硫酸ナトリウム 125g/kg 。
混合により得られた凝集体形成の傾向のある湿った生成物を平滑−流動層乾燥
器中に移し、90〜100℃の供給空気温度及び80℃までの排気温度で乾燥さ
せた。この乾燥器から取り出され、冷却された生成物は次の特性を有した(平均
値):
−被覆度: 4重量%
−粒径 >2000μm分: 50重量%
−粒径 250〜2000μm分: 50重量%
次の特性値:
水中で遊離可能な過酢酸 21.4重量%
水中で遊離可能なH2O2 0.2重量%
(それぞれ手による滴定)
過酢酸 22.7重量%
ナトリウム 9.3重量%
硼素 9.6重量%
酢酸 28.6重量%
洗剤ベース(アセチルペルオキシボレート0.14g、洗剤ベース0.86g)
中のLKB−安定性測定(例5参照): 89μW/g 。
c)前記の実験b)及び例1と同様に、a)に記載のアセチルペルオキシボレー
ト1.5kgを次のような組成のコーテイング溶液213gと混合した:
ステアリン酸ナトリウム 109g/kg
ラウリル硫酸ナトリウム 109g/kg
Turpinal SL 76g/kg 。
混合により得られた凝集体形成の傾向のある湿った生成物を、平滑−流動層乾
燥器中に移し、90〜100℃の供給空気温度及び80℃までの排気温度で乾燥
させた。この乾燥器から取り出され、冷却された生成物は、次の特性(平均値)
を有した:
−被覆度: 4重量%
−粒径 >200μm分: 30重量%
−粒径 250〜2000μm分: 70重量%
次の特性値:
水中で遊離可能な過酢酸 21.6重量%
水中で遊離可能なH2O2 0.2重量%
(それぞれ手による滴定)
過酢酸−含量 23.4重量%
ナトリウム−含量 9.2重量%
硼素−含量 9.7重量%
酢酸−含量 28.6重量%
(それぞれ滴定器中で滴定)
洗剤ベース(アセチルペルオキシボレート0.139g、洗剤ベース0.86
1g)中のLKB−安定性測定(例5参照): 92μW/g 。
例5
アセチルペルオキシボレートでの安定性試験
洗剤内容物の存在下での被覆されたアセチルペルオキシボレート−粒子の安定
性の試験のために、前記の例4で製造され、被覆されたアセチルペルオキシボレ
ート−粒子及び比較のために被覆されていないアセチルペルオキシボレート−粒
子を、それぞれ、市販のゼオライト含有コンパクト洗剤のベース粉末中に遊離可
能な過酢酸3重量%(生じる仝混合物に対して)に相当する量で例2と同様に導
入した。引き続き、この全
混合物に関し、40℃で、活性酸素損失と共に進行するアセチルペルオキシボレ
ートの分解を、これに結びついている熱流(μW/g)をマイクロカロリメータ
中で例2と同様に測定した。ここで、高い熱流は高い分解率に相当する。結果を
例4に記載する。
これらの測定された結果は、本発明により被覆されたアセチルペルオキシボレ
ート−粒子が被覆されていない粒子よりも著しく好適な安定性を有することを示
している。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,
CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G
E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,
MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P
T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ
,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 ゲルト ヘッケン
ドイツ連邦共和国 フェッテルショス ミ
ヒャエルシュトラーセ 36
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物を安定化する方法において、ペ ルオキソ−及びペルオキシ化合物の固体粒子、殊に過炭酸ナトリウム又はアセチ ルペルオキシボレート−化合物の固体粒子を、被覆材料の水性溶液又は懸濁液の スプレー及び乾燥により被包し、この際、この被覆材料は、 a)炭素原子数10〜22の脂肪族カルボン酸のアルカリ金属−又はアルカリ 土類金属塩と b)アニオン活性剤のアルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩 とのa)対b)の混合比1:4:〜4:1での混合物少なくとも60重量%(こ こで、界面活性剤のアニオンは、一般式I: R−A−B−SO3 - (I) を満足し、Aは、直接結合又はSO3 -−基により又は低級アルキル基により置換 された炭素原子数6〜10の芳香族炭化水素基を表し、Bは、直接結合又は酸素 を表し、Rは、炭素原子数8〜18のアルキル基を表す) 及び、所望により、他の慣用の被覆材料及び/又はアルカリ金属ペルオキソ塩− 又はアセチルペルオキシボレート−製造時に慣用の、ポリ燐酸ナトリウム、ポリ カルボン酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、ホ スホン酸及び水溶性マグネシウム塩の群から選択された助剤最大40重量%まで より成ることを特徴とする、固体ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物の安定化 法。 2. 脂肪族カルボン酸は炭素原子数12〜18、好ましくは12又は18の脂 肪酸である、請求項1に記載の方法。 3. 脂肪族カルボン酸はラウリン酸又はステアリン酸であり、好ましくはナト リウム塩の形で存在する、請求項2に記載方法。 4. アニオン界面活性剤は、脂肪族又は芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩、 好ましくはモノアルキルスルフェートのアルカリ金属塩である、請求項1から3 のいずれか1項に記載の方法。 5. アニオン界面活性剤はドデシル硫酸ナトリウムである、請求項4に記載の 方法。 6. 被覆材料は、被包された粒子の総重量に対して少なくとも2、好ましくは 3重量%になる、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。 7. 被覆材料中で、a)脂肪族カルボン酸のアルカリ金属−又はアルカリ土類 金属塩とb)アニオン界面活性剤のアルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩との 重量比1:2〜2:1、好ましくは1:1.5〜1.5:1が存在する、請求項 1から6のいずれか1項に記載の方法。 8. ペルオキソ−及びペルオキシ−化合物の固体粒子、殊に過炭酸ナトリウム 又はアセチルペルオキシボレート−化合物の固体粒子が、 a)炭素原子数10〜22の脂肪族カルボン酸のアルカリ金属−又はアルカリ 土類金属塩とb)アニオン界面活性剤のアルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩 との1:4〜4:1の重量比の混合物少なくとも60重量%(ここで、界面活性 剤のアニオンは、一般式I: R−A−B−SO3 - (I) を満足し、Aは、直接結合又はSO3 -−基により又はアルキル基により置換され た炭素原子数6〜10の芳香族炭化水素基を表し、Bは、直接結合又は酸素を表 し、Rは、炭素原子数8〜18のアルキル基を表す)及び、所望により他の慣用 の被覆材料及び/又はアルカリ金属ペルオキソ塩−又はアセチルペルオキシボレ ート−製造時に慣用の、ポリ燐酸ナトリウム、ポリカルボン酸ナトリウム、珪酸 ナトリウム、ホスホン酸及び水溶性マグネシウム塩の群から選択された助剤最大 40重量%まで より成る被覆材料で被包されていることを特徴とする、固体ペルオキソ−及びペ ルオキシ−化合物の安定化された粒子。 9. 脂肪族カルボン酸は、炭素原子数12〜18、好ましくは炭素原子数12 又は18の脂肪酸である、 請求項8に記載の安定化された粒子。 10.脂肪族カルボン酸は、ラウリン酸又はステアリン酸であり、好ましくはナト リウム塩の形で存在する、請求項9に記載の安定化された粒子。 11.アニオン界面活性剤は、モノアルキルスルフェート又は脂肪族又は芳香族ス ルホン酸のアルカリ金属塩、好ましくはモノアルキルスルフェートのアルカリ金 属塩である、請求項8から10のいずれか1項に記載の安定化された粒子。 12.アニオン界面活性剤は、ドデシル硫酸ナトリウムである、請求項11に記載 の安定化された粒子。 13.被覆材料は、被包された粒子の総重量に対して少なくとも2、好ましくは3 重量%になる、請求項8から12のいずれか1項に記載の安定化された粒子。 14.被覆材料中には、a)脂肪族カルボン酸のアルカリ金属−又はアルカリ土類 金属塩とb)アニオン界面活性剤のアルカリ金属−又はアルカリ土類金属塩とが 1:2〜2:1、好ましくは1:1.5〜1.5:1の重量比で存在する、請求項 8〜13のいずれか1項に記載の安定化された粒子。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19547055A DE19547055A1 (de) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | Durch Beschichtung stabilisierte feste Peroxo- und Peroxy-Verbindungen |
DE19547055.9 | 1995-12-18 | ||
PCT/EP1996/005526 WO1997022548A1 (de) | 1995-12-18 | 1996-12-11 | Durch beschichtung stabilisierte feste peroxo- und peroxy-verbindungen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000502033A true JP2000502033A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=7780331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09522485A Pending JP2000502033A (ja) | 1995-12-18 | 1996-12-11 | 被覆により安定化された固体ペルオキソ―及びペルオキシ―化合物 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6086785A (ja) |
EP (1) | EP0868396B1 (ja) |
JP (1) | JP2000502033A (ja) |
KR (1) | KR20000064443A (ja) |
AR (1) | AR004866A1 (ja) |
AU (1) | AU1369797A (ja) |
DE (2) | DE19547055A1 (ja) |
ES (1) | ES2139401T3 (ja) |
TW (1) | TW408177B (ja) |
WO (1) | WO1997022548A1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7064241B2 (en) * | 2000-01-05 | 2006-06-20 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Chemical and biological warfare decontaminating solution using peracids and germinants in microemulsions, process and product thereof |
US6699403B2 (en) * | 2002-03-22 | 2004-03-02 | Geo Specialty Chemicals, Inc. | Supported peroxides |
US6764612B2 (en) * | 2002-03-22 | 2004-07-20 | Geo Specialty Chemicals, Inc. | Encapsulated peroxide compositions |
US20040077519A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-04-22 | The Procter & Gamble Co. | Ionic liquid based products and method of using the same |
US20040130968A1 (en) * | 2002-10-09 | 2004-07-08 | Novozymes A/S | Method for improving particle compositions |
US9371556B2 (en) | 2004-03-05 | 2016-06-21 | Gen-Probe Incorporated | Solutions, methods and kits for deactivating nucleic acids |
US20060073067A1 (en) * | 2004-10-06 | 2006-04-06 | Government Of The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Peracid-based large-area decontamination |
US20060090777A1 (en) * | 2004-11-01 | 2006-05-04 | Hecht Stacie E | Multiphase cleaning compositions having ionic liquid phase |
US7939485B2 (en) * | 2004-11-01 | 2011-05-10 | The Procter & Gamble Company | Benefit agent delivery system comprising ionic liquid |
US20060094616A1 (en) * | 2004-11-01 | 2006-05-04 | Hecht Stacie E | Ionic liquids derived from surfactants |
US7776810B2 (en) * | 2004-11-01 | 2010-08-17 | The Procter & Gamble Company | Compositions containing ionic liquid actives |
US7737102B2 (en) * | 2004-11-01 | 2010-06-15 | The Procter & Gamble Company | Ionic liquids derived from functionalized anionic surfactants |
US20060094621A1 (en) * | 2004-11-01 | 2006-05-04 | Jordan Glenn T Iv | Process for improving processability of a concentrate and compositions made by the same |
US20060090271A1 (en) * | 2004-11-01 | 2006-05-04 | Price Kenneth N | Processes for modifying textiles using ionic liquids |
US7786065B2 (en) * | 2005-02-18 | 2010-08-31 | The Procter & Gamble Company | Ionic liquids derived from peracid anions |
GB0918914D0 (en) * | 2009-10-28 | 2009-12-16 | Revolymer Ltd | Composite |
EP2604575A1 (en) * | 2011-12-13 | 2013-06-19 | Solvay Sa | Process for the production of coated sodium percarbonate particles |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1370626A (en) * | 1971-01-27 | 1974-10-16 | Laporte Industries Ltd | Coated peroxygen compounds |
US3983254A (en) * | 1973-12-07 | 1976-09-28 | Lever Brothers Company | Encapsulation particles |
DE2406455A1 (de) * | 1974-02-11 | 1975-08-21 | Henkel & Cie Gmbh | Lagerbestaendiger, leichtloeslicher waschmittelzusatz und verfahren zu dessen herstellung |
US5407685A (en) * | 1986-02-06 | 1995-04-18 | Steris Corporation | Controlled oxygen/anti-microbial release films |
JP2841211B2 (ja) * | 1989-07-06 | 1998-12-24 | 東海電化工業株式会社 | 過炭酸ナトリウムの安定化方法 |
CA2056503C (en) * | 1990-11-30 | 2002-04-16 | Richard Roesler | Stable, solid acetylperoxyborate compounds |
DE4136172A1 (de) * | 1990-11-30 | 1992-06-04 | Peroxid Chemie Gmbh | Stabile feste acetylperoxyborat-verbindungen |
DE4108043A1 (de) * | 1991-03-13 | 1992-09-17 | Peroxid Chemie Gmbh | Verfahren zur verbesserung der lagerfaehigkeit von percarbonat |
WO1992017404A1 (de) * | 1991-03-26 | 1992-10-15 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Stabilisiertes natriumpercarbonat |
US5505875A (en) * | 1991-09-03 | 1996-04-09 | Degussa Aktiengesellschaft | Storage-stable encapsulated sodium percarbonate and process for its production |
US5332518A (en) * | 1992-04-23 | 1994-07-26 | Kao Corporation | Stable slurry-coated sodium percarbonate, process for producing the same and bleach detergent composition containing the same |
JPH05319809A (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-03 | Central Glass Co Ltd | 安定性に優れた過炭酸ソーダ |
US5336433A (en) * | 1992-06-08 | 1994-08-09 | Eka Nobel Ab | Bleaching agent |
US5902682A (en) * | 1993-07-17 | 1999-05-11 | Degussa Aktiengesellschaft | Coated sodium percarbonate particles, a process for their preparation and their use |
JP3764479B2 (ja) * | 1994-08-30 | 2006-04-05 | 旭電化工業株式会社 | 安定で溶解性に優れた過炭酸ナトリウム |
-
1995
- 1995-12-18 DE DE19547055A patent/DE19547055A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-12-05 AR ARP960105507A patent/AR004866A1/es unknown
- 1996-12-06 TW TW085115061A patent/TW408177B/zh not_active IP Right Cessation
- 1996-12-11 JP JP09522485A patent/JP2000502033A/ja active Pending
- 1996-12-11 KR KR1019980704586A patent/KR20000064443A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-12-11 DE DE59603304T patent/DE59603304D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-11 WO PCT/EP1996/005526 patent/WO1997022548A1/de not_active Application Discontinuation
- 1996-12-11 US US09/091,339 patent/US6086785A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-11 ES ES96943914T patent/ES2139401T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-11 AU AU13697/97A patent/AU1369797A/en not_active Abandoned
- 1996-12-11 EP EP96943914A patent/EP0868396B1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE59603304D1 (de) | 1999-11-11 |
AU1369797A (en) | 1997-07-14 |
TW408177B (en) | 2000-10-11 |
WO1997022548A1 (de) | 1997-06-26 |
DE19547055A1 (de) | 1997-06-19 |
AR004866A1 (es) | 1999-03-10 |
EP0868396B1 (de) | 1999-10-06 |
EP0868396A1 (de) | 1998-10-07 |
US6086785A (en) | 2000-07-11 |
KR20000064443A (ko) | 2000-11-06 |
ES2139401T3 (es) | 2000-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000502033A (ja) | 被覆により安定化された固体ペルオキソ―及びペルオキシ―化合物 | |
US5091106A (en) | Granular bleach agent: solid aliphatic peroxy-carboxylic acid, inorganic salt hydrate and organic polymer | |
US5478488A (en) | Detergent composition containing alkali metal peroxysalt stabilized with alkali metal sulfate and chloride | |
CA1234382A (en) | Manganese adjuncts, their preparation and use | |
JP4897988B2 (ja) | 被覆された粒状漂白活性化剤の製造方法 | |
JP5074493B2 (ja) | シェルを有する過炭酸ナトリウム粒子 | |
CA2108513C (en) | Sodium percarbonate stabilized by coating | |
CA2304033A1 (en) | Coated ammonium nitrile bleach activator granules | |
KR20010052549A (ko) | 피복된 과탄산나트륨 입자, 이의 제조방법, 세제조성물에서 이의 용도와 이를 함유하는 세제 조성물 | |
US5336433A (en) | Bleaching agent | |
JP3279609B2 (ja) | 固形アセチルペルオキシボラート化合物、該化合物の製法、及び該化合物を含有する洗剤組成物、清浄化剤組成物、漂白剤組成物及び消毒剤組成物並びに有機合成のための酸化剤 | |
CN101495614B (zh) | 涂布的过碳酸钠颗粒 | |
HU215712B (hu) | Zeolitot tartalmazó szemcsés mosószer, valamint eljárás előállítására | |
US5681807A (en) | Coated alkali metal peroxy salts and process for their preparation | |
EP0675851B1 (en) | Process for stabilising alkali percarbonate particles, particles obtained thereby and washing and/or bleaching compositions containing them | |
US4120812A (en) | Polyethylene glycol-stabilized peroxygens | |
JPS63122798A (ja) | 過酸顆粒のコーティング方法 | |
JPH07502770A (ja) | 層状シリケート安定剤を含有する粒状ペルカーボネート洗濯漂白剤 | |
JP2001512083A (ja) | 粒状アルカリ金属ペルカルボネートの安定化法 | |
JPH08510767A (ja) | 漂白および消毒用製剤 | |
EP0063512B2 (fr) | Granules d'activateur de blanchiment, leur préparation et leur utilisation dans les compositions détergentes et de blanchiment | |
JPH09506849A (ja) | 過炭酸アルカリ粒子を安定化する方法、それにより得られた粒子およびそれを含有する洗浄および(または)漂白用組成物 |