JP2000501962A - 伸張可能脚部カフスを用いた吸収性物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】伸張可能脚部カフスを用いた吸収性物品 吸収性物品は、体側ライナーと外側カバーとの間に配置された吸収性コアを含む。脚部カフスは、股部分において吸収性物品のベース構造に取り付けられている。脚部カフスは、吸収性物品の股部分近くの各長手方向の側部に取り付けられると、部分的に伸張する。脚部カフスの外方の縁は、一般的に吸収性物品のベース構造に取り付けられておらず、吸収性が取り付けられるベース構造の部分の長さを越えて伸張できる。脚部カフスは、長手方向の軸線に対し、５度から２５度の角度で取り付けられていればよい。脚部カフスは、所定の角度で取り付けられるとき、脚部カフス物品の後部の方に向かって外方で、前側部分に向かって内方に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】 伸張可能脚部カフスを用いた吸収性物品 本発明の背景 発明の分野 本発明は、人体***物を含むための吸収性物品に関する。このような吸収性物 品は、一般的に人体からの***物の漏れを防ぐことに役立つための脚部カフスを 利用する。関連分野の記載 幼児用おむつ、幼児トイレ訓練用パンツ、成人用失禁製品等のような吸収性物 品がよく知られている。このような物品は、人体***物を受取り、吸収する能力 により、様々なものに受け入れられてきた。使用者に対し心地良さを与え、*** 物を含むために、従来の技術では、ベース構造の長手方向の縁に沿った脚部弾性 部の使用、あるいは吸収性物品の長手方向に延び、長手方向の縁の内側に間隔の あいた収納フラップの使用を開示する。 例えば、サイジョウに付与された米国特許第３、４００、７１８号は、ステッ チングにより股領域に取り付けられたストリップ（６）を含むサニタリーベルト を開示する。サイジョウの装置では、女性用ナプキンに関する再使用ホルダーを 備える。 コートに付与された米国特許第５、１３７、５２６号は、再使用可能な幼児ま たは成人用おむつの横方向の漏れを制御するための分離ガセット（２２）を開示 する。ガセットが、おむつの股部分に取り付けられる。 これらの装置の両者ともが、使用者による***物の漏れを防ごう試みている。 いずれの装置も、脚部カフスをホルダーあるいはおむつに取り付けるときに脚部 カフスを部分的に伸張することを開示する。発明の概要 本発明は、人体***物を吸収するように設計された吸収性物品に関する。吸収 性物品は、体側ライナーと外側カバーとの間に配置された吸収性コアを含む。材 料ストリップにより形成された脚部カフスが、股部分において吸収性物品に取り 付けられている。脚部カフスは、特定の角度で配置され、使用者に対し心地良さ を高め、漏れを防ぐように構成されている。脚部カフスは、使用者により心地良 さを与えるために伸張する材料から形成されていてもよい。脚部カフスは、該脚 部カフスの内方の縁が脚部カフス物品に取りつけられると部分的に伸張する。部 分的な伸張によって、脚部カフスが吸収性物品のベース構造にギャザーを寄せる ことができ、脚部の小さい使用者に対し心地良くなるよう、締めつけることがな くぴったりとフィットするようになる。脚部カフスの外側縁は、脚部カフスの内 側縁の長さよりも長い距離だけ伸張することができる。従って、脚部カフスは、 該脚部カフスが取り付けられるベース構造の長さ以上に伸張でき、もっと脚部の 大きい使用者にも適応できる。狭い股幅と組み合わされて、脚部カフスを吸収性 物品に約５度から約２５度の角度で取り付けることは、吸収性物品の前側部分の 引っ張りを防ぐことになる。これらの構造は、吸収性物品を最小限度で変形させ る状態で、使用者に対する心地良さを高め、脚部カフスのシール効果も高める。 本発明のいくつかの目的が、長手方向の軸線が前後および股部分を通って延び ている状態で、前側部分、後側部分および該前後部分を接続する股部分を有する 吸収性物品からなる、第１実施例において得られ、吸収性物品は、長手方向の軸 線が間に配置された状態の、対向する長手方向の側部を有しており、吸収性物品 は、外側カバーと、該外側カバーに取り付けられ、該外側カバーと組み合わされ てベース構造を形成する体側ライナーと、体側ライナーと外側カバーとの間に配 置された吸収性コアと、股部分において吸収性物品の各対向する長手方向の側部 に沿ってベース構造に取り付けられている第１および第２の延長可能な脚部カフ スと、を備えており、脚部カフスは、ベース構造が完全に伸ばされると部分的に 伸張され、脚部カフスは、伸張可能なカフスが弛緩すると股部分においてベース 構造を収縮させてギャザーを形成することになる。 ほとんどの実施例において、脚部カフスのそれぞれは、ベース構造の各横方向 の縁から外方向に間隔のあいた外方縁と、ベース構造のそれぞれの部分に取り付 けられた内方の縁とを有しており、各外方の縁は、端部において、ベース構造の 各部分に取り付けられる。 いくつかの実施例において、伸張可能な脚部カフスが吸収性物品の股部分にお いて対向する長手方向の側部に関する弾性引張力の全体的な源である。 別の実施例において、脚部カフスのそれぞれは、ベース構造の横方向の縁から 外方向に間隔のあいた外方の縁を有しており、脚部カフスの少なくともそれぞれ の外方の縁は、脚部カフスが取り付けられるベース構造が完全に延ばされたとき 伸張可能なままである。さらにベース構造に面する脚部カフスのそれぞれの全表 面が、各部分においてベース構造に取り付けられていればよい。 別の実施例において、各脚部カフスは、約０．１インチから脚部カフス片の全 幅までの、ベース構造と各脚部カフスの外方の縁との間に、取り付けられない状 態の幅を有する。部分的に取り付けがなされないために、各脚部カフスの少なく とも外方の縁が、吸収性物品のベース構造とは独立して可動である。 さらに、脚部カフスは、ベース構造が完全に伸されると、脚部カフスの全体の 可能性のある延びの約５％から約９５％、好ましくは２０％から５０％伸張され る。 好ましい実施例の別の態様において、脚部カフスは、脚部カフスの弛緩した長 さのほぼ２００％の最高長さを有している。脚部カフスは、ほぼ１．５インチの 幅であり、９０％の延びで約２２５グラムの回復力を作用する。 本発明は、さらに、長方形、卵形、または輪郭をなぞった形状、約２：１から 約２０：１、好ましくは約５：１から約１５：１まで、最も好ましくは約７：１ の長さと幅の比を有する脚部カフスを含む。これらの長さ対幅はおむつの胴体に 取り付けられるときに測定される。 別の実施例において、脚部カフスは、エラストマーコア層の両側部上の第１お よび第２の外側不織面層を含む積層から構成され、該エラストマーコアは、スチ レン・エチレン・ブチレン・スチレン・ターポリマーのような熱可塑性エラスト マー化合物から構成される。さらに、脚部カフスは、体側ライナーさらに外側、 脚部カフスに取り付けることができる。 脚部カフスを構成する別の材料では、スパンデックス／不織積層、エラストマ ーメルトブロー、伸張可能な不織布で作られた機械横方向に伸張可能な材料、伸 張可能なフォーム等を含む。 本発明は、長手方向の軸線が前方および後方および股部分を通って延びた状態 で、前方部分、後方部分および該前方および後方部分を接続する股部分とを有す る吸収性物品を含んでおり、該吸収性物品は、対向する長手方向の側部を有し、 これらの間に長手方向の軸線が配置されており、吸収性物品は、外側カバーと、 該外側カバーに取り付けられ、該外側カバーと組み合わされてベース構造を形成 する体側ライナーと、体側ライナーと外側カバーとの間に配置された吸収性コア と、股部分において吸収性物品の対向する長手方向の側部のそれぞれに沿ってベ ース構造に取り付けられた第１および第２の伸張可能な脚部カフスと、を備えて おり、該脚部カフスのそれぞれは、ベース構造の各側部方向の縁から外側に間隔 のあいた外方の縁と、ベース構造の各部分に取り付けられた内方の縁とを有して おり、各外方の縁は、各内方の縁の長さよりも大きい長さにまで伸張可能であり 、各内方の縁の長さよりも小さい長さに収縮する。 本発明は、前側部分、後側部分および該前後部分を接続する股部分、前後およ び股部分を通って延びる長手方向の軸線とを有する吸収性物品を含んでおり、該 吸収性物品は、長手方向の軸線が間に配置された状態の対向する長手方向の側部 を有しており、該吸収性物品は、外側カバーと、該外側カバーに取り付けられ、 該外側カバーと組み合わされてベース構造を形成する体側ライナーと、体側ライ ナーと外側カバーとの間に配置された吸収性コアと、股部分において吸収性物品 の対向する長手方向の側部のそれぞれに沿ってベース構造に取り付けられた第１ および第２の伸張可能な脚部カフスと、を備えており、該脚部カフスのそれぞれ は長手方向の軸線に対し５度から２５度までの角度で取り付けられており、角度 の頂点は、吸収性物品の前部の方向に配置されており、吸収性物品は、使用者の 体につけられると、使用者の人体の輪郭にほぼ一致するようになっている。 本発明は、さらに、前側部分、後側部分および該前後部分を接続する股部分を 有し、長手方向の軸線が該前後および股部分を通って延びた状態の吸収性物品を 含んでおり、該吸収性物品は、長手方向の軸線が間に配置された状態の対向する 長手方向の側部を有しており、該吸収性物品は、外側カバーと、該外側カバーに 取り付けられ、該外側カバーと組み合わされてベース構造を形成する体側ライナ ーと、体側ライナーと外側カバーとの間に配置された吸収性コアと、股部分にお いて吸収性物品の対向する長手方向の側部のそれぞれに沿ってベース構造に取り 付けられた第１および第２の伸張可能な脚部カフスと、を備えており、該脚部カ フスは、ベース構造が完全に延ばされると部分的に伸張し、該脚部カフスは、こ れの外方の縁における長さとは異なる、ベース構造の各部分に取り付けられる内 方の縁における長さまで伸張され、脚部カフスは、伸張可能な脚部カフスが弛緩 されると股部分におけるベース構造を収縮させてギャザーを形成するようになる 。内方における異なる長さはより小さく、脚部カフスの外方の縁における長さよ り大きいのが好ましい。各脚部カフスの外方の縁に対して内方の縁の長さが異な ることにより、脚部カフスが長方形の材料片から形成構成されるときでも、ベー ス構造に取り付けられると曲線形状を有することになる。図面の簡単な説明 図１は、長方形の脚部カフスを備えた本発明に関する吸収性物品の上面図であ る。 図２は、細長い楕円形状を有する脚部カフスを備えた脚部カフス物品の別の実 施例の上面図である。 図３は、輪郭にあった形状の脚部カフスを含む吸収性物品のさらに別の実施例 の上面図である。 図４は、脚部カフスの体側ライナーと外側カバーへの取り付けを表す、図１の ４−４の断面図である。 図５は、脚部カフスが外側カバーに取り付けられた場合の図４に図示したよう な断面図である。 図６は、脚部カフスが体側ライナーに取り付けられた場合の、図４の断面図で ある。 図７は、各脚部カフスを構成する材料の１実施例を示す。 本発明は、以下の詳細な説明あるいは図面に図示された内容の構成と構造の詳 細に対する応用を制限するものではない。本発明は、様々な手段で別の実施例を 実行できるし、実施あるいは行なうことができる。また、本明細書に使用される 術語、用語は、説明と図示を目的にするものであり、制限されるものではない。 同一の符合は同様の成分を示すものである。好ましい実施例の詳細な記載 本発明は、人体***物を吸収するように設計された吸収性物品に関する。本発 明の好ましい実施例は、幼児用のおむつのような吸収性物品に関し記載されてお り、本発明は、成人用失禁用ブリーフ、幼児トイレ訓練用パンツ等にも同様に適 用可能である。 本発明は、図を参照することにより最もよく理解できる。図１は、吸収性物品 ８が、前側部分１０、後側部分１２、および前側部分１０と後側部分１２との間 に配置され、これらを接続する股部分１４とからなる、本発明の１実施例の上面 図である。長手方向の軸線１５が、吸収性物品８の前側部分１０、後側部分１２ および股部分１４とを通って中央に延びている。吸収性物品８は、体側ライナー １６、吸収性コア１８、吸収性物品８の後側部分１２上のファスナー２０、吸収 性物品８の前側部分１０の取り付け手段２２、および長手方向の軸線１５の対向 する側部の吸収性８の股部分１４の伸張可能な脚部カフス２４とを含む。体側ラ イナー１６と、図４ないし図６に図示した外側カバー２６とが組み合わされてベ ース構造２８を形成する。伸張可能な脚部カフス２４の内方の縁３０が、熱シー ル、超音波結合、接着結合等によりベース構造２８に取り付けられる。脚部カフ ス２４は、切断された脚部の長さすなわち吸収性物品８の股部分１４における開 口部３１を広げる。接着結合では、グルーライン、グルードット、または別の構 造の使用を含む。伸張可能な脚部カフス２４の外方の縁３２は、ベース構造２８ の両端部において同一の手段で取り付けられていればよい。外方の縁３２は、脚 部カフス２４の少なくとも中央領域においてベース構造２８の側部方向の縁３３ から外方向に間隔があけられている。ベース構造２８は、股部分１４にわたり、 図１に図示したようにテーパ形状の比較的狭い幅「Ｗ」を有するのが好ましい。 ファスナー２０は、ベース構造２８の外側カバー２６に取り付けられたフック およびループ結合システムのフックのような機械的ファスナーから構成できる。 次いで、取り付け手段または別のファスナー面２２が、これに対応して外側カバ ー２６に取り付けられ、第１ファスナー２０のフック材料と取り外し可能に係合 するようになっているループ材料を備えている。別の公知の結合手段は、吸収性 物品８を人体に保持するのに用いることができる。例えば、接着システム、接着 ファスナーシステム等が、吸収性物品８を結合するのに用いてもよい。 適当な体側ライナー１６は、多孔性フォーム、網状フォーム、有孔性プラスチ ックフィルムまたは天然繊維のような様々なウェブ材料を選択することから製造 されていればよい。例えば、体側ライナー１６は、木材または綿繊維から構成さ れていればよい。別の可能性のある材料は、ポリエステルまたはポリプロピレン 繊維のような合成繊維、あるいは天然および合成繊維の組み合わせである。体側 ライナー１６は、吸収性コア１８内に保持された液体を着用者の皮膚から分離す るのに役立たせるために用いるのに適する。 様々な織りおよび不織繊維が体側ライナー１６に使用できる。例えば、体側ラ イナー１６は、ポリオレフィン繊維のメルトブローまたはスパンボンドウェブか ら構成されていればよい。体側ライナー１６は、天然または合成繊維から構成さ れたカーディングされたり結合されたウェブから構成されていればよい。体側ラ イナー１６は、実質的に疎水性材料から構成されていればよく、疎水性材料は界 面処理剤で処理されるか、もしくは所望レベルの湿潤性と親水性とを与えるよう に処理される。本発明の特定の実施例において、体側ライナー１６は、坪量が約 ２２グラム／平方メートルの坪量と、約０．０６グラム／立方センチメートルの 密度とを有するウェブに形成される約２．８−３．２デニール繊維から構成され たスパンボンド・ポリプロピレン繊維から構成されていればよい。繊維は、約０ ．３重量％の界面処理剤で処理される。体側ライナー１６は、本明細書において 開示された材料と本分野において公知の別の材料に相当する複数の成分、層ある いは部分的な層から構成されていればよい。 吸収性コア１８は、超吸収性材料として一般的に知られている高吸収性材料と 組み合わされるのが好ましい、セルロースフラフのウェブのような親水性マトリ ックスから構成されるのが適する。特定の実施例において、吸収性コア１８は超 吸収性ヒドロゲル形成粒子と木材パルプフラフの混合物から構成される。木材パ ルプフラフの配置において、合成、ポリマー、メルトブロー繊維またはメルトブ ロー繊維と天然繊維との組み合わせを使用してもよい。超吸収性材料は、親水性 繊維と実質的に均質に混合されたり、そうでない場合には吸収性コアに組み合わ されてもよい。 吸収性コア１８は、繊維ウェブと超吸収性材料との積層あるいは超吸収性材料 を局所領域に維持する別の手段から構成されていればよい。 吸収性コア１８は複数の形状を有することができる。例えば、吸収性コアは、 長方形、図１から３に図示するようなＴ字形状、Ｉ字形状であればよい。吸収性 コア１８は、後部または前部１２、１０よりも股部分１４においてより狭い。 吸収性コア１８における高吸収性材料は、天然、合成および変性された天然ポ リマーおよび材料から選択できる。高吸収性材料は、シリカゲルのような無機材 料、架橋されたポリマーのような有機化合物にできる。架橋されたとは、通常水 溶性材料を有効に実質的に水不溶性にするが膨潤にし、吸収特性が得られるが、 膨潤材料が水ベースの液体を吸収した後に実質的に安定する。例えば、このよう な手段は、物理的な交絡、液晶領域、共有結合、イオン錯体および会合、水素結 合のような親水性会合、および疎水性会合すなわちファンデールワール力を含む ことができる。 吸収性物品８の外側カバー２６は、実質的に液体不透過性である材料から形成 される。一般的な外側カバー２６は、薄いプラスチックフィルムまたは別の可撓 性のある液体不透過性材料から製造されていればよい。例えば、外側カバー２６ は、約０．０１２ミリメートルから約０．０５１ミリメートルの厚さを有するポ リエチレンフィルムにより形成できる。外側カバー２６が、より布様の感触を有 することが望まれる場合には、ポリオレフィン繊維のスパンボンドウェブのよう な不織ウェブの表面に積層されたポリエチレンフィルムから構成されていればよ い。例えば、約０．０１５ミリメートルの厚さを有するポリエチレンフィルムは 、約１．５から約２．５デニールフィラメントの厚さを有するポリオレフィン繊 維のスパンボンドウェブが熱的にあるいはそうではなく積層されていればよく、 不織ウェブは２４グラム／平方メートルの坪量を有する。さらに外側カバー２６ は、吸収性コア１８に近接する、すなわち近い選択された領域に所望レベルの液 体不透過性を与えるように、全体的にもしくは部分的に構成あるいは処理されて いた。さらに、外側カバー２６は、水蒸気を吸収性コア１８から外側カバー２６ を通って逃すことができ、液体***物が外側カバー２６を通るらないようにする 微孔性材料から構成されていればよい。 あるいは、図４と５の断面図に図示した内側収納フラップ３４が吸収性物品８ の股部分１４の中央部で***物を維持するように用いられてもよい。伸張可能な 脚部カフス２４と組み合わされると収納フラップ３４は吸収性物品８からの*** 物の漏れに対する保護が高められるようになっている。何故ならば、***物は、 股領域１４において側部方向に吸収性物品８から漏れるために、***物は２つの バリヤーを通らなければならないからである。第１に、***物は、各収納フラッ プ３４を通らなければならない。次いで、***物は、各脚部カフス２４も通らな ければならない。収納フラップ３４は、脚部カフス２４への***物の流れを妨げ 、脚部カフス２４に達する***物の量が収納フラップ３４により保持される量に 従って減少する。脚部カフス２４は、この減少した***物の量の流れをより有効 に防ぐために、脚部カフス２４を通る***物の横方向に漏れる可能性が、脚部カ フス２４の内側に配置された位置において収納フラップ３４の作動により減少さ れる。 収納フラップ３４は、吸収性コア１８の、例えば長手方向の縁の近くまたは長 手方向で、図４と５に図示するように長手方向の軸線１５に対し実質的に平行な 向きで体側ライナー１６上に取り付けられているのが好ましく、あるいは例えば 吸収性コア１０の側部縁３７にほぼ平行に股部分１４の長さに沿って取りつけら れ、前後部分１０、１２にわたる向きで直線延びを維持する。 収納フラップ３４は、吸収性コア１８から外方向に間隔があき、脚部カフス２ ４から内側に間隔のあいた体側ライナー１６上に取り付けられているのが好まし い。収納フラップ３４は、前側部分１０、股部分１４および後側部分１２を通っ て吸収性物品８の全長におよぶ。あるいは、収納フラップ３４は吸収性物品の股 部分１４のみ、あるいは股部分１４と前部分１０と後部分１２の一方か、双方に 存在すればよい。 収納フラップ３４は、例えば１つか２つ以上の個々のストランドのエラストマ ー材料からなるフラップ弾性部（図示せず）を含んでいればよい。例えば、適当 適当な特性を有する別のエラストマーから構成されていればよい。収納フラップ ３４は、本分野において公知のフラップ構造または設計から構成されていればよ い。 収納フラップ３４は、体側ライナー１６を構成する材料と同じでもよいし、も しくは異なる材料から構成されていればよい。あるいは収納フラップ３４は、外 側カバー２６に使用される材料と同一の材料から構成されていればよい。収納フ ラップ３４は、液体不透過性であるのが好ましい。収納フラップ３４は、ポリマ ーフィルム材料あるいは、たとえば実質的に液体不透過性となるように処理され た不織ウェブから形成されていればよい。収納フラップ３４は、適切な弾性部が 固定された状態で単一か複数の層により形成されていればよい。例えば、弾性部 は、収納フラップ３４の複数の間隔のあいた場所に配置されていればよい。 各伸張可能な脚部カフス２４が、ベース構造２８に実質的に取り付けられた長 さが別個になった材料から形成されるのが好ましい。図４の断面図に図示するよ うに延長可能な脚部カフス２４が、吸収性物品８の股部分１４において体側ライ ナー１６の外側側部縁３６と外側カバー２６の外側側部縁３８から脚部カフス２ ４の内方の縁に延びる領域にわたり、外側カバー２６の面する両面と体側ライナ ー１６との間で外側カバー２６と体側ライナー１６に結合されるか、もしくは取 り付けられる。体側ライナー１６と外側カバー２６への取り付けの組み合わせは 、ベース構造２８への取り付けを構成する。なぜならば、ベース構造２８は、体 側ライナー１６と外側カバー２６の双方により形成されるからである。 伸張可能な脚部カフス２４は、図５の断面図に図示するように、ベース構造２ ８の外側カバー２６にのみ接着剤で結合されるか、取り付けられる。さらに図６ の断面図に図示するように、脚部カフス２４は、ベース構造２８の体側ライナー １６にのみ取り付けられてもよい。 図示した全構造において、脚部カフス２４の少なくとも一部が、ベース構造２ ８の側部方向の縁３３から外方向に離れている。ベース構造２８の側部方向の縁 ３３は、体側ライナー１６と外側カバー２６の外側側部縁３８の少なくとも一方 を構成する。 脚部カフス２４は、接着剤、超音波結合またはこれらの組み合わせのような適 当なウェブ取りつけ手段によりベース構造２８に結合または取り付けられる。別 の可能な取り付け法は、ステッチング、プラッスチック溶接、および溶剤結合等 を含む。好ましくは、ベース構造２８に面する脚部カフス２４の全表面がベース 構造２８に取り付けられている。図１は、超音波結合３５を示している。超音波 結合は、ベース構造２８への脚部カフス２４の取り付けを高める。これらの超音 波結合は細長い長方形の脚部カフスの各角のそれぞれに配置されており、図１に 図示するように、ベース構造２８にすでに取り付けられた脚部カフス２４の別の 部分において結合剤を補給する。 脚部カフス２４に関する好ましい材料は、エラストマーコア層４２と、該エラ ストマーコア層の対向する側部上に複合スパンボンド面層４０を備えた積層であ ーのような、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン・ターポリマーから構成 されるのが好ましい。図７に図示するように、流体に対するバリヤーを構成する エラストマーコア層４２が、スパンボンドされた結合層４０の間に配置され、３ 層の伸張結合積層を形成するようになっている。ターポリマーが好まれるが、コ ポリマーのような別のポリマーも同様な特性を備えたエラストマーコア層を形成 できる。 本明細書に使用するように、「伸張結合積層」は、１層がギャザー可能層であ り、他方の層が伸張可能な層の少なくとも２層から構成される。層は、伸張可能 な層が伸張された状態でともに結合され、層を弛緩するとギャザー可能層には、 伸張可能な、または伸張された層によりかけれらた収縮力によりギャザーが形成 される。伸張可能な層は伸張可能な材料フィルム、または伸張可能材料の複数の ストランドにできる。本発明の伸張可能な脚部カフス２４は長さ方向においての み伸張可能であるのが好ましい。あるいは、脚部カフス２４は、長さ方向と幅方 向との双方に伸張可能であるのが好ましい。中央すなわちエラストマーコア層４ ２を形成できる別の材料には、流体に対しバリヤーとなるエラストマー材料すな わち伸張可能なメルトブロー材料を含む。例えば、カーディングされたウェブが エラストマーコア層４２を構成すればよい。脚部カフス２４を構成する別の材料 は、ネック結合積層等を含む。脚部カフス２４を形成する材料は、一般的に脚部 カフス２４の弛緩した長さの約２００％の最高延びを有している。脚部カフスを 形成する材料は、またＴＡＰＰＩ試験番号Ｔ５４３ｏｍ−９４に従ってガーレイ 曲げ剛性テスターで計測されて、５０から１１００ミリグラムの範囲の横方向の 剛性を有する。好ましい横方向の剛性は、少なくとも３００ミリグラムである。 伸張可能な脚部カフス２４は、吸収性物品８のベース構造２８に結合され、脚 部カフス２４の長さに沿って延びる方向に部分的に伸張される。脚部カフス２４ は全可能性のある伸びの約５％から約９５％であり、このように部分的に伸張さ れた状態で、ベース構造が好ましくは伸張限界にまで伸ばされて、部分的に取り 付けられる。最低でも、ベース構造２８に対する取り付け部における脚部カフス ２４の伸びの％はベース構造２８と脚部カフス２４の各面する面におけてベース 構造２８の伸びの％よりも大きい。 脚部カフス２４の内方の縁３０が、脚部カフスの外方の縁３２とは異なる長さ で伸張できる。この場合、内方の縁３０における長さがより小さいが、脚部カフ ス２４の外方の縁３２における長さよりも大きいのが好ましい。このような構造 は、内方の縁３０が脚部カフス２４の外方の縁３２よりも大きい力で伸張するこ とを意味する。内方の縁３０を外方の縁３２とは異なる長さで伸張する効果は、 脚部カフス２４は、該脚部カフス２４が長方形の材料片から形成されるときでも ベース構造２８に取り付けられると脚部カフス２４が曲線形状を有することであ る。この構造は、長方形の脚部カフス２４とともに外形に適応した、楕円形のあ るいは別の形状の脚部カフス２４に使用することができる。この構造は、実質的 に、脚部で切り取られた開口３１内において使用者の身体に脚部カフス２４を一 致させる。 脚部カフス２４は、完全に延ばされたベース構造２８に取り付けられると脚部 カフス２４の全可能性のある伸びの５０％から８０％伸張するのが好ましい。１ 実施例において、脚部カフスは、１．５インチの幅であり、９０％の極限の伸び で約２２５グラムの収縮力をかける。脚部カフス２４をベース構造２８に取り付 ける前の脚部カフス２４の部分的な伸張によって、脚部カフス２４がベース構造 ２８に取り付けられた後に、脚部カフス２４の外方の縁3３２が、ベース構造２ ８に取り付けられ、脚部カフス２４が取り付けられるベース構造２８の部分の長 さ以上に有効に伸張できない。脚部カフス２４の部分的伸張により、外方の縁３ ２は、脚部カフス２４が弛緩したときの内方の縁３０の長さよりも短い長さに収 縮 できる。弛緩したときに収縮できる能力のために、伸張可能な脚部カフス２４が 股部分１４においてベース構造２８にギャザーを形成し、使用者が小さい脚でも よりフィットするようになっている。内方の縁３０の長さを越える脚部カフス２ ４の外方の縁３２を伸ばす能力のために、使用者の脚がより大きい場合でも、よ り心地良さを提供する。このように、ベース構造２８の所定の大きさ（例えば、 長さ、幅、面積等）に関し、比較的膨張が小さいベース構造よりも大きい脚部カ フス２４の向上した膨張性と収縮性の能力は、吸収性物品が所定の大きさを容易 に使用できるような、比較的様々な範囲の大きさの使用者または人に与える。 好ましくは、伸張可能な吸収性２４は、吸収性物品８の股部分１４の対向する 長手方向の側部縁に関し収縮可能な弾性引張の全体の源を与えるようになってい るのが好ましい。 長方形または同様の形状に関し、伸張可能な脚部カフス２４の大きさは、脚部 カフス２４の幅に対する長さの比として述べることができる。これらの長さと幅 の比は、脚部カフス２４が、おむつの本体に取り付けられるときに測定される。 脚部カフス２４の長さ対幅の比は、約２対１から約２０対１である。長さと幅の 比は、好ましくは、約５対１から約１５対１であり、最も好ましくは、約７対１ である。脚部カフス２４に関する好ましい幅は、約１．５インチである。脚部カ フスは、ベース構造２８に取りつけられており、脚部カフス２４は、一般的に約 ０．１インチから約１．５インチ（脚部カフス片の全幅まで）のベース構造２８ から外方の縁３２までの、図１に図示した取り付けられていない幅「Ｙ」を有す る。好ましい非取り付け幅は１インチである。脚部カフス２４の少なくとも中央 領域に存在する非取り付け幅のために、ベース構造２８とは独立して、使用者の 脚部に対し脚部カフス２４の収縮力のような限られた力の作用にのみ応答して脚 部カフス２４がベース構造２８によりほぼ定められる面に対し作用し可動する。 使用者の脚部によりかけられる限られた力により得られる独立した動作は、脚部 カフス２４を通る***物の横方向の漏れに対し有効なバリヤーを維持しながら、 使用者の脚部に対し脚部カフス２４の心地良さを増大させる。 図１ないし３は、長手方向の軸線１５に対し好ましい角度２５度で吸収性物品 ８のベース構造２８に取り付けられた伸張可能な脚部カフス２４を示す。角度２ ５の頂点が、図１から３に図示するように吸収性物品８の前側部分１０前方向に 向かって配置される。０度から３０度までの角度２５が本件出願人の発明に関し 有効であると考えられるが、約５度から約２５度の角度２５も脚部カフス２４の 配置に関し好ましい範囲であると考えられる。 (ｉ)脚部カフス２４の取り付け角２５、(ii)ベース構造２８の側部縁３３から 外方向の脚部カフス２４の外方縁３２の位置、（iii）脚部カフス２４を形成す る柔軟な伸張可能な材料、のために、望ましい特性が脚部カフス物品に含まれる 。例えば、角度２５と比較的狭い股幅との組み合わせにより、使用者の脚部の動 作に応じて吸収性物品８の前側部分１０が下方に引っ張られる傾向を少なくする 。角度２５は、また吸収性物品８を使用者の身体の形状により密接に一致させる ことにより臀部の被覆領域を改善する。上述の要因の全てが、吸収性物品８の性 能を改善し、使用者の脚部の心地良さと有効性を与えることになる。ベース構造 ２８の側部方向の縁３３から脚部カフス２４の外方の縁３２の好ましい外方の間 隔が股幅、例えば側部方向の縁の幅を減少させることができ、側部方向の縁３３ は、使用者の脚部のまわりのシールを形成する際に、直接的な役割を果たさない 。むしろこのようなシールは、脚部カフス２４により形成される。従って、脚部 カフス２４の少なくとも外方の縁３２は、ベース構造２８とは別個に作用し動作 する。この取り付け構造により、吸収性物品８のベース構造２８の外方縁３２に おける非ギャザー形成の影響を最小にすることになり独特の複合曲線を達成する ことができる。 図１ないし３は、吸収性２４の例示的な形状を示す。図１は、脚部カフス２４ に関する典型的な長方形である。この形状は、設計工程中に脚部カフス物品８に 対する取りつけと接着を比較的簡単なものにする。図２は、脚部カフス２４に関 する一般的な楕円形状を示す。図３は、使用者すなわち吸収性物品８の特定なタ イプに一致するように所望な手段で変更されてもよい脚部カフス２４に関する例 示的輪郭形成されたパターンを示す。例えば、脚部カフス２４は、該脚部カフス ２４外方の縁３２と内方の縁３０の双方が、異なる半径または同一の半径の曲線 状であり、脚部の開口部３１の形状にほぼ形成される曲線形状を備えることがで きる。 本分野の当業者であれば、所定の変更が、本発明の精神から逸脱することなく 図示した実施例に関し本明細書において開示された発明に関しなされることがわ かるであろう。本発明は、好ましい実施例に関しなされてきたが、本発明は、数 々の再変更、変形および修正に適応するものであり、このような構造、修正およ び変形は、請求の範囲内に存在するものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 オドージンスキー トーマス ウォルター アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54301 グリーン ベイ ウォーレン コ ート 2555 (72)発明者 シュラインツ アレン フランシス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン ウェスト シダー ストリート 1312 (72)発明者 シュリンツ ダニエル ロバート アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54942 グリーンヴィル プレアリー ヴ ィュー ドライヴ エヌ1611 (72)発明者 サービアック ポール ジョン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン ノース ケンブリ ッジ ドライヴ 912

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1． 前側部分と、後側部分と、該前後部分を接続する股部分と、を備え、前記前 後および股部分を通って延びる長手方向の軸線を有し、該長手方向の軸線が間 に配置された対向する長手方向の側部を有する吸収性物品において、 (ａ)外側カバーと、 (ｂ)該外側カバーに取り付けられ、該外側カバーとで組み合わされてベース構 造を形成する体側ライナーと、 (ｃ)該体側ライナーと前記外側カバーとの間に配置された吸収性コアと、 (ｄ)前記股部分において吸収性物品の前記各対向する長手方向の側部に沿って 前記ベース構造に取り付けられ、該ベース構造が完全に伸ばされると部分的に 伸張する第１および第２の伸張可能な脚部カフスと、 からなり、前記伸張可能な脚部カフスが弛緩されると、前記脚部カフスが前 記股部分において前記ベース構造を収縮させギャザーを形成するようになって いる吸収性物品。 2． 前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外側に 間隔のあいた外方の縁と、前記ベース構造の各部分に取り付けられた内方の縁 とを有し、前記外方の縁が、その端部において前記ベース構造の前記各部分に 取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 3． 前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外側に 間隔のあいた外方の縁を有しており、前記脚部カフスの少なくとも各前記外方 の縁は、前記脚部カフスが取り付けられた前記ベース構造が完全に伸ばされて いるとき、少なくとも前記脚部カフスの前記各外方の縁が完全に伸ばされるこ とを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 4. 前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外方に 間隔があいた外方の縁を有しており、前記脚部カフスの各々の少なくとも前記 外方の縁が前記吸収性物品の前記ベース構造とは独立して可動であることを特 徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 5． 前記ベース構造に面する前記脚部カフスのそれぞれの全表面が前記各部分に おいて前記ベース構造に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載 の吸収性物品。 6． 前記各吸収性のそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁と前記各脚部 カフスの外方の縁との間に、約0.1 インチから1.5 インチまでの、非取り付け 幅を有することを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 7． 前記脚部カフスが、前記ベース構造が完全に伸張されるときに前記脚部カフ スの全可能性のある伸びの5 ％から95％伸張されることを特徴とする請求項１ に記載の吸収性物品。 8． 前記脚部カフスが、前記ベース構造が完全に伸張されるときに前記脚部カフ スの全可能性のある伸びの50％から80％伸張されることを特徴とする請求項１ に記載の吸収性物品。 9． 前記脚部カフスが、該脚部カフスの弛緩状態の長さの約200 ％の最高長さを 有することを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 10．前記脚部カフスは、90％の極限の伸びにおいて約1.5 インチの幅であり、約 225 グラムの収縮力をかけることを特徴とする請求項９に記載の吸収性物品。 11．前記吸収性は長方形の形状を有することを特徴とする請求項１に記載の吸収 性物品。 12．前記脚部カフスは、楕円形状を有することを特徴とする請求項１に記載の吸 収性物品。 13．前記脚部カフスは、外形に一致した形状を有することを特徴とする請求項１ に記載の吸収性物品。 14．前記脚部カフスは、約2 対1 から20対1 までの長さと幅の比を有することを 特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 15．前記脚部カフスは、約5 対１ から15対1 までの長さと幅の比を有すること を 特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 16．前記脚部カフスは、約7 対1 の長さと幅の比を有することを特徴とする請求 項１に記載の吸収性物品。 17．前記脚部カフスは、エラストマーコア層の対向する側部上に、これに面した 第１および第２の外側不織層含む積層からなることを特徴とする請求項１に記 載の吸収性物品。 18．前記エラストマーコア層は、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン・タ ーポリマーであることを特徴とする請求項１７に記載の吸収性物品。 19．前記脚部カフスは前記体側ライナーに取り付けられていることを特徴とする 請求項１に記載の吸収性物品。 20．前記伸張可能な吸収性カフスは、吸収性物品の前記股部分における対向する 長手方向の側部に関する弾性引張の全体源であることを特徴とする請求項１に 記載の吸収性物品。 21．前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外方向 に間隔があけられた外方の縁と、前記ベース構造の各部分上に取り付けられた 内方の縁とを有しており、前記外方の縁の各々が、前記内方の縁の各長さより 大きい長さに伸張可能であり、前記内方の縁の長さよりも短い長さに収縮可能 であることを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 22．収納フラップが、前記長手方向の軸線に対しほぼ平行な方向に前記股部分に おいて前記対向する長手方向の側部のそれぞれに沿って前記体側ライナー上に 取り付けられており、前記収納フラップは、前記脚部カフスから内方に間隔が あけられていることを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。 23．前側部分と、後側部分と、該前後部分を接続する股部分と、を備え、前記前 後および股部分を通って延びる長手方向の軸線を有し、該長手方向の軸線が間 に配置された対向する長手方向の側部を有する吸収性物品において、 (ａ)外側カバーと、 (ｂ)該外側カバーに取り付けられ、該外側カバーとで組み合わされてベース構 造を形成する体側ライナーと、 (ｃ)該体側ライナーと前記外側カバーとの間に配置された吸収性コアと、 (ｄ)前記股部分において吸収性物品の前記各対向する長手方向の側部に沿って 前記ベース構造に取り付けられた第１および第２の伸張可能な脚部カフスと、 を備え、前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から 外側に間隔があいた外方の縁と、前記ベース構造の各部分上に取り付けられた 内方の縁とを有しており、 前記外方の縁のそれぞれは、前記各内方の縁の前記長さよりも大きい長さに まで伸張可能であり、前記外方の縁のそれぞれは、前記各内方の縁の前記長さ よりも短い長さまで収縮可能であることを特徴とする吸収性物品。 24．前記伸張可能なカフスが、前記吸収性物品の前記股部分において前記対向す る長手方向の側部に関し弾性引張の全体の源であることを特徴とする請求項２ ３に記載の吸収性物品。 25．前記ベース構造に面する前記脚部カフスのそれぞれの全表面が、前記各部分 において前記ベース構造に取り付けられていることを特徴とする請求項２３に 記載の吸収性物品。 26．前記脚部カフスは、前記ベース構造が完全に伸ばされるときに、前記脚部カ フスの全可能性のある長さの50％から80％伸張することを特徴とする請求項２ ３に記載の吸収性物品。 27．前記脚部カフスは長方形の形状を有することを特徴とする請求項２３に記載 の吸収性物品。 28．前記脚部カフスは、楕円形状を有することを特徴とする請求項２３に記載の 吸収性物品。 29．前記脚部カフスは、外形に一致した形状を有することを特徴とする請求項２ ３に記載の吸収性物品。 30．前記脚部カフスは、約2 対1 から20対1 までの長さと幅の比を有することを 特徴とする請求項２３に記載の吸収性物品。 31．前記脚部カフスは、エラストマーコア層の対向する側部上に、これに面した 第１および第２の外側不織層を含む積層からなることを特徴とする請求項２３ に記載の吸収性物品。 32．前記エラストマーコア層は、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン・タ ーポリマーからなることを特徴とする請求項３１に記載の吸収性物品。 33．収納フラップが、前記長手方向の軸線に対しほぼ平行な方向に前記股部分に おいて前記吸収性物品の対向する長手方向の側部のそれぞれに沿って前記体側 ライナー上に取り付けられており、収納フラップが前記脚部カフスから内方に 離れていることを特徴とする請求項２３に記載の吸収性物品。 34．前側部分と、後側部分と、該前後部分を接続する股部分と、を備え、前記前 後および股部分を通って延びる長手方向の軸線を有し、該長手方向の軸線が間 に配置された対向する長手方向の側部を有する吸収性物品において、 (ａ)外側カバーと、 (ｂ)該外側カバーに取り付けられ、該外側カバーとで組み合わされてベース構 造を形成する体側ライナーと、 (ｃ)該体側ライナーと前記外側カバーとの間に配置された吸収性コアと、 (ｄ)前記股部分において吸収性物品の前記各対向する長手方向の側部に沿って 前記ベース構造に取り付けられた第１および第２の伸張可能な脚部カフスと、 を備え、前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から 外側に間隔があいた外方の縁と、前記ベース構造の各部分上に取り付けられた 内方の縁とを有しており、 前記外方の縁のそれぞれは、前記各内方の縁の前記長さよりも大きい長さに まで伸張可能であり、前記外方の縁のそれぞれは、前記各内方の縁の前記長さ よりも短い長さまで収縮可能であることを特徴とする吸収性物品。 35．前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外方向 に間隔があけられた外方の縁と、前記ベース構造の各部分上に取り付けられた 内方の縁とを有しており、前記外方の縁の各々が、これの端部において前記ベ ース構造の前記各部分に取り付けられていることを特徴とする請求項３４に記 載の吸収性物品。 36．前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁ら外方に間 隔が離れた外方の縁を有しており、前記脚部カフスの少なくとも各前記外方の 縁は、前記脚部カフスが取りつけられている前記ベース構造が完全に伸ばされ ているとき、さらに伸張可能なままであることを特徴とする請求項３４に記載 の吸収性物品。 37．前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外方に 間隔があけられており、前記各脚部カフスの少なくとも前記外方の縁が吸収性 物品の前記ベース構造とは独立して可動であることを特徴とする請求項３４に 記載の吸収性物品。 38．前記ベース構造と接触する前記脚部カフスのそれぞれが、各部分において前 記ベース構造に取り付けられていることを特徴とする請求項３４に記載の吸収 性物品。 39．前記脚部カフスは、前記ベース構造が完全に伸ばされたときに前記脚部カフ スの全可能性のある伸びの50％から80％伸張することを特徴とする請求項３４ に記載の吸収性物品。 40．前記脚部カフスは長方形の形状を有することを特徴とする請求項３４に記載 の吸収性物品。 41．前記脚部カフスは、楕円形状を有することを特徴とする請求項３４に記載の 吸収性物品。 42．前記脚部カフスは、外形に一致した形状を有することを特徴とする請求項３ ４に記載の吸収性物品。 43．前記脚部カフスは、約2 対1 から20対1 までの長さと幅の比を有することを 特徴とする請求項３４に記載の吸収性物品。 44．前記脚部カフスは、エラストマーコア層の対向する側部上に、これに面した 第１および第２の外側不織層を含む積層からなることを特徴とする請求項３４ に記載の吸収性物品。 45．前記エラストマーコア層は、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン・タ ーポリマーからなることを特徴とする請求項４４に記載の吸収性物品。 46．前記伸張可能な脚部カフスが、吸収性物品の前記股部分において前記対向す る長手方丈の側部に関し弾性引張の全体の源であることを特徴とする請求項３ ４に記載の吸収性物品。 47．前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の各側部方向の縁から外方向 に間隔があけられた外方の縁を有しており、内方の縁が前記ベース構造の各部 分上に取り付けられると、前記外方の縁の各々が、前記内方の縁の各長さより 大きい長さに伸張可能であり、前記内方の縁の長さよりも短い長さに収縮可能 であることを特徴とする請求項３４に記載の吸収性物品。 48．収納フラップが、前記長手方向の軸線に対しほぼ平行な方向に前記股部分に おいて前記対向する長手方向の側部のそれぞれに沿って前記体側ライナー上に 取り付けられており、前記収納フラップは、前記脚部カフスから内方に間隔が あけられていることを特徴とする請求項３４に記載の吸収性物品。 49．前側部分と、後側部分と、該前後部分を接続する股部分と、を備え、前記前 後および股部分を通って延びる長手方向の軸線を有し、該長手方向の軸線が間 に配置された対向する長手方向の側部を有する吸収性物品において、 (ａ)外側カバーと、 (ｂ)該外側カバーに取り付けられ、該外側カバーとで組み合わされてベース構 造を形成する体側ライナーと、 (ｃ)該体側ライナーと前記外側カバーとの間に配置された吸収性コアと、 (ｄ)前記股部分において吸収性物品の前記各対向する長手方向の側部に沿って 前記ベース構造に取り付けられた第１および第２の伸張可能な脚部カフスと、 を備え、該脚部カフスは、該脚部カフスの外方の縁における長さとは異なる、 前記ベース構造の各部分の上に取り付けられた内方の縁における長さだけ伸張 されるようになっており、 前記脚部カフスは、該伸張可能な脚部カフスが弛緩すると前記股部分におけ る前記ベース構造を収縮させギャザーを形成するようになることを特徴とする 吸収性物品。 50．前記脚部カフスの前記内方の縁における前記異なる長さが前記脚部カフスの 前記外方の縁における長さよりも長い長さからなることを特徴とする請求項４ ９に記載の吸収性物品。 51．前記脚部カフスの前記内方の縁における前記異なる長さが前記脚部カフスの 前記外方の縁における長さよりも短い長さからなることを特徴とする請求項４ ９に記載の吸収性物品。 52．前記脚部カフスのそれぞれの前記外方の縁のそれぞれに対する前記内方の縁 のそれぞれの前記異なる長さが、前記ベース構造に取り付けられたとき、前記 脚部カフスのそれぞれを曲線状に形成することを特徴とする請求項４９に記載 の吸収性物品。 53．前記脚部カフスの少なくとも前記外方の縁が、前記ベース構造の各側部方向 の縁から外方に間隔があけられており、前記脚部カフスの少なくとも前記外方 の縁のそれぞれは、前記脚部カフスが取りつけられる前記ベース構造が完全に 伸張すると、さらに伸張可能であることを特徴とする請求項４９に記載の吸収 性物品。 54．前記脚部カフスのそれぞれは、前記ベース構造の側部方向の縁と、前記脚部 カフスのそれぞれの前記外方の縁との間で、約0.1 インチから約1.5 インチの 非取り付け幅を有していることを特徴とする請求項４９に記載の吸収性物品。 55．前記脚部カフスは、長方形状の材料から構成され、前記脚部カフスの前記内 方の縁のそれぞれの異なる長さにより、前記ベース構造に取り付けられるとき 前記長方形材料のそれぞれを曲線形状に形成することを特徴とする請求項４９ に記載の吸収性物品。 56．前記脚部カフスは楕円形状を有することを特徴とする請求項４９に記載の吸 収性物品。 57．前記脚部カフスは、エラストマーコアの対向する側部上に、これに面した第 １および第２の外側不織層を含む積層を備えることを特徴とする請求項４９に 記載の吸収性物品。