JP2000501897A

JP2000501897A - リンクスケジューリング

Info

Publication number: JP2000501897A
Application number: JP9506066A
Authority: JP
Inventors: エイハウザー，スティーヴン; ジーブベニク，リチャード; エイカルダラ，スティーヴン; イーガディス，マイケル; エイマニング，トマス; エムメリデス，ジェイムズ; エルストラブル，レイモンド
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1995-07-19
Filing date: 1996-07-18
Publication date: 2000-02-15
Also published as: WO1997004561A1; AU6500996A; EP0845181A1; EP0845181A4

Abstract

(57)【要約】交換機による網リンクを介するセル伝送をスケジューリングする方法及び装置である。交換機は各リンクと関係した複数のキューを含む。キューのリストは各リンクに関して維持される。一実施例において、各リンクは、（リストタイプがスケジューリングカテゴリーと対応している）２タイプ以上のリスト（６１）、及び、（リストの優先順位がサービスの品質に対応している）２つ以上の優先順位が付けられた各タイプのリストと関係付けられる。スケジューリングリスト（６１）は、スケジューリングカテゴリー、特定のスケジューリングカテゴリ内の優先度、及び、特定のスケジューリングカテゴリ対する帯域幅要求が充たされたか否かの関数としての所定の順序で、スケジューリングリストに収容されたキュー（３５，２８）からのセル伝送が行えるようにアクセスされる。

Description

【発明の詳細な説明】リンクスケジューリング関連出願本発明は、１９９５年７月１９日に出願された米国仮出願第60/001,498号の優先権を主張する。発明の分野本発明は、一般的に網に係わり、特に、非同期転送モード交換機によるリンクアクセスの管理に関する。発明の背景非同期転送モード（“ＡＴＭ”）網のような網は、音声、映像、及び他のデータの転送のため使用される。ＡＴＭ網は、発信元から着信先に交換機を介してＡＴＭセルのようなデータユニットをルーティングすることによりデータを配信する。交換機はＡＴＭセルが受信及び送信される際に通過する多数の入力／出力（ “Ｉ／Ｏ”）ポートを含む。セルの伝送のための適当な出力ポートは、セルヘッダに基づいて判定される。ＡＴＭ網によりサポートされた種々のトラヒックタイプ（サービスクラスと称される場合がある）の最適な転送用の交換機のような網要素を構成する際に、スループット遅延及び所望の帯域幅のような多数の要因が考慮される必要がある。それ自体の遅延及び帯域幅の要求条件を有するかかるトラヒックタイプは、固定ビットレート（“ＣＢＲ”）サービスクラス、可変ビットレート（“ＶＢＲ”）サービスクラス、有効ビットレート（“ＡＢＲ”）サービスクラス、及び無指定ビットレート（“ＵＢＲ”）サービスクラスを含む。サービスクラス間の主要な相違点は遅延にある。遠隔会議といった通信網用途は、決定論的な遅延制限を要求し、典型的にはＣＢＲサービスクラスに割り当てられる。現金自動預入支払機といったトランザクション処理用途は、許容可能な応答時間を与えるため、“厳しく制限された”遅延仕様を要求する。そのような用途は典型的にはＶＢＲサービスクラスに割り当てられる。インターネットトラヒックといったファイル転送適用は単に“制限された”遅延のみを要求し、従って典型的にＡＢＲサービスクラスを使用する。ＵＢＲサービスクラスは通常遅延制限を与えない。帯域幅は、許容可能な交換機構成を確立するときに考慮すべき他の点である。映像用途は典型的に予測可能な帯域幅要求を有し、一方ファイル転送用途ははるかに不規則であり、即ち“バーストが多い”。ソースを多重化する場合、低遅延及びライン利用は相反する目的である。高い利用率は、１組のコネクションに、非常に低い遅延を必要とするコネクションによって使用されていない帯域幅をコネクションの組に共有させることによって達成される。この共用帯域幅は、瞬間的な動作状態に基づいて配分されるため、動的帯域幅として知られている。ＶＢＲ、ＡＢＲ、及びＵＢＲは高いライン利用率を達成するために動的帯域幅を使用する。非常に低い遅延しか必要としないコネクションによって使用される帯域幅は、特定のコネクションに専用に与えられるため割付型帯域幅として知られている。種々のタイプのトラヒックをスケジューリングする一つの方法は、ある種のトラヒックタイプに他のトラヒックタイプよりも高い転送優先度が与えられる優先度スキームを使用することである。このような優先度配置に関する問題は、より高い優先度トラヒックがより低いトラヒックの伝送を許容可能な遅延で防止し得る点である。発明の概要交換機によってリンクを介してセル伝送をスケジューリングする方法及び装置が記載されている。リンクスケジューリングは、伝送の種々のカテゴリ（即ち、スケジューリングカテゴリ）と関係した遅延要求が保証されるようにする。複数のキューは、交換機によりサポートされた各リンクへのアクセスと関係し、競合する。キューはリンクを介して伝送されるべきセルへのポインタを収容する。各リンクと関係したキューのリスト（即ち、スケジューリングリスト）が維持される。より詳細に言うと、各リンクは、２種類以上のリストのタイプ（リストタイプはスケジューリングカテゴリと関係する）、並びに、各タイプの２個以上の優先度付きリスト（リストの優先度はサービスの品質(quality of se rvice)と関係する）と関係する。スケジューリングリストは、夫々のリストの先頭のキューにリンクアクセスを与えるため、所定の順序でアクセスされる。スケジューリングリストがアクセスされる所定の順序は、スケジューリングカテゴリと、特定のスケジューリングカテゴリ内のリストの優先度と、スケジューリングカテゴリに対する夫々の帯域幅要求が（少しでもあるならば）充たされたか否かとの関数である。所定の間隔に亘って異なるスケジューリングカテゴリに与えられた帯域幅が測定され、夫々の帯域幅要求と比較される。このようにして、スケジューリングリストに対する夫々の帯域幅要求が充たされる。本発明の実施例において、交換機は、網から受信されたセルの入力キューを収容する少なくとも１個の入力ポートと、交換機から送信されるキューをバッファリングする少なくとも１個の出力ポートと、入力キューから１個以上の出力キューへのセルの伝送を可能にさせる交換機本体とを含む。各出力ポートは、出力ポートと関係し、そのポートによってサポートされたリンクを介して送信されるセルを収容するキューのリストを格納するメモリを有する。特に、リストの組は、出力ポートによってサポートされた各リンク毎に格納される。リストの各セットは、異なるスケジューリングカテゴリ（即ち、割付型、動的ＶＢＲ（可変ビットレート）、動的ＡＢＲ（有効ビットレート）、及び、動的ＵＢＲ（無指定ビットレート））と対応した二つ以上のタイプのリスト、並びに、各スケジューリングカテゴリ内の異なる優先度の（即ち、特定のサービスの品質と対応している）リストを含む。リストは、他のスケジューリングカテゴリと比較された夫々のスケジューリングカテゴリの優先度と、特定のスケジューリングカテゴリ内の他のリストと比較されたリストの優先度と、夫々のスケジューリングカテゴリに対する帯域幅要求が（少しでもあるならば）充たされたか否かとに従って所定の順序でアクセスされる。各出力ポートは、ポートによってサポートされた各出力リンク毎にメモリ内に帯域幅テーブルを維持する。帯域幅テーブルは、所定数の先行のセル伝送と関係したスケジューリングカテゴリを示すエントリを格納する。即ち、セルが伝送される毎に、そのスケジューリングカテゴリは、セルが伝送される際に用いられたリンクに対する帯域幅テーブルに入れられる。カウンタは、各スケジューリングカテゴリの帯域幅テーブルエントリの数のカウントを保持する。特定のスケジューリングカテゴリの数は、帯域幅要求が充たされたか否かを判定するため、そのスケジューリングカテゴリに対し指定された帯域幅要求と比較される。帯域幅要求が充たされか否かの判定は、出力キューに夫々のリンクへのアクセス権を与えるめに、リスト全体を順序付ける一つの規準として使用される。図面の簡単な説明上記の本発明の特徴及び本発明そのものは、以下の図面の詳細な説明を参照してより完全に理解されよう。図面において、図１は、網交換機のブロック図であり、図２は、交換機ポートスケジューリング及び網リンクスケジューリングを示すブロック図であり、図３は、図１の交換機の出力キューと関係したキュー記述子の構造を示す図であり、図４は、特定のＦＳＰＰ（交換機発信側ポートプロセッサ）の各リンクと関係したスケジューリングリスト及び帯域幅測定テーブルを示す図であり、図５は、リストの論理構造を示す図であり、図６は、エントリが例示されている帯域幅測定テーブルを表わす図であり、図７は、３通りのリストの実施例を表わす図である。好ましい実施例の説明図１及び２を参照するに、本発明の交換機１０は、複数の入力ポート２０、複数の出力ポート２２、及び、入力ポート２０と出力ポート２２との間に結合されたクロスポイントスイッチ等のＮ×Ｎ交換機本体１１とを含んでいる。各入力ポート２０は、交換機着信側ポートプロセッサ（ＴＳＰＰ）ＡＳＩＣ１４を含んでおり、また、各出力ポート２２は、交換機発信側ポートプロセッサ（ＦＳＰＰ）ＡＳＩＣ１６を含んでいる。図示する如く、マルチポイント・トポロジーコントローラ（ＭＴＣ）ＡＳＩＣｌ８は、各ＴＳＰＰ１４と帯域幅アービタ（ＢＡ）ＡＳＩＣ１２との間、及び帯域幅アービタ１２と各ＦＳＰＰ１６との間に結合されている。一実施例において、各ＭＴＣ１８は最大４個までのＴＳＰＰ１４又はＦＳＰＰ１６をサポートする。交換機本体１１は、データセル転送を行うデータクロスバー１３、及び、制御信号伝送を行う帯域幅アービタ１２及びＭＴＣ１８を含んでいる。帯域幅アービタ１２は、特に、ＴＳＰＰ１４からデータクロスバー１３を経由して１又は２以上のＦＳＰＰ１６へのデータセル伝送を制御する（すなわち、交換機ポートスケジューリングを行う）。各ＦＳＰＰ１６は、データクロスバー１３からセルを受信し、これらセルの網リンク３０への伝送をスケジュールする（すなわち、リンクスケジューリングを行う）。入力ポート２０及び出力ポート２２の各ポートは、夫々、複数の入力バッファ２６及び出力バッファ２８を含む（図２）。バッファ２６、２８は、複数の入力キュー３２ａ〜ｍ（入力キュー３２と総称する）及び複数の出力キュー３４ａ〜ｍ（出力キューと総称する）に構造化されている。より詳細には、図示する如く、各入力ポート２０は、複数の入力キュー３２を含み、各出力ポート２２は複数の出力キュー３４を含んでいる。入力キュー３２は入力ポート２０の制御ＲＡＭ及びポインタＲＡＭに格納され、出力キュー３４は出力ポート２２の第ＩＣＲ（ＣＲ１）ＲＡＭ６１及び第２ＣＲ（ＣＲ２）ＲＡＭ６３に格納されている。交換機１０を通過する場合、データセル２４は入力ポート２０を介して交換機に入り、各ＴＳＰＰ１４において入力キュー３２に加えられる。次に、セルは入力キュー３２からデータクロスバー１３を経由して１又は２以上の出力キュー３４に送られる。制御信号がＴＳＰＰ１４から各ＭＴＣ１８及び帯域幅アービタ１２を経由して１又は２以上のＦＳＰＰ１６へ送られる。特に、ポイントツーポイントコネクション４０の場合には、データ信号及び制御信号は、入力キュー３２から特定の１つの出力キュー３４に送られる。一方、ポイントツーマルチポイントコネクション４２の場合には、データ信号及び制御信号は、入力キュー３２から出力キュー３４の選択された組へ送られる。データセル２４は、出力キュー３４から交換機１０の外部、例えば他の交換機２１へ網３０を経由して送られる。帯域幅アービタ１２は、それぞれＮ×Ｎ交換機本体であるプローブクロスバー、ＸＯＦＦクロスバー、及びＸＯＮクロスバーを含むクロスバーコントローラ１５を備えている。要求メッセージ、或いは、プローブ制御信号はプローブクロスバーを通って流れ、行き先の出力キュー、すなわちキュー３４においてセルをキューに加えるのに十分なスペースが利用可能か否かを問い合わせるのに使用される。要求メッセージは、ＴＳＰＰ１４から１又は２以上のＦＳＰＰ１６に向かう方向（すなわち、データと同じ方向）に送られるため、「順方向」制御信号とみなされる。２ビット制御信号は、ＸＯＦＦクロスバーを経由して逆方向（１又は２以上のＦＳＰＰからＴＳＰＰに向かう方向）に流れ、行き先の出力キュー、すなわちキュー３４が現在データセルを受け入れることができるか否か、従って、転送中のＴＳＰＰがデータクロスバー１３を介してセルを送出することができるか否かを示すことにより要求メッセージ問合せに応答する。ＸＯＦＦ制御信号が、問合せのあった出力キュー３４は現在データを受け取ることができないことを示す場合、ＸＯＮクロスバーを通って流れる別の逆方向制御信号が、宛先出力キュー３４においてスペースが利用可能になったことを転送中のＴＳＰＰに通知する。各出力ポート２２は、４つのメモリ、すなわち、第１制御ＲＡＭ（ＣＲＩＲＡＭ）６１、第２制御ＲＡＭ（ＣＲ２ＲＡＭ）６３、セルバッファＲＡＭ３５、及び、量子フロー制御ＲＡＭ（ＱＦＣＲＡＭ）６７を収容している。セルバッファＲＡＭ３５では、実際のセルが伝送を待つ間にバッファされる。ＣＲ１ＲＡＭ６１及びＣＲ２ＲＡＭ６３は出力キュー３４を収容している。各出力キュー３４は、セルバッファＲＡＭ３５内のセルへのポインタを収容している（即ち、一般的に、キューはセルを収容していると記述してもよい）。ＣＲ１ＲＡＭ６１は、以下に説明するように、スケジューリングリストを実装するのに必要な情報を収容し、このスケジューリングリストは、ＦＳＰＰ１６がサポートする各リンク３０に対応付けられた出力キュー３４によるリンクアクセスをスケジュールするのに用いられる。ＱＦＣＲＡＭ６７は、網リンク３０を経由して別の交換機２９へ転送される更新情報を格納する。更新セルはＴＳＰＰ１４により付与される更新情報に応じて生成され、特定のＴＳＰＰ１４が現在データセルを受け入れ可能か否かを明示する。各ＦＳＰＰ１６はＮ本の網リンク３０をサポートする。一実施例において、各ＦＳＰＰ１６によりサポートされた網リンク３０の数Ｎは１乃至８である。ＦＳＰＰ１６は、サポートされた各リンクと関係した最大１６，３８４個の出力キュー３０を収容し、かかる出力キューはリンクへのアクセスに関して競合する。特定のリンク３０と関係したキュー３４に夫々のリンク３０を介してセルを送信するためのアクセス権を付与する処理は、“リンクスケジューリング”と称される。リンクスケジューリングはＦＳＰＰ１６の制御部５２、特に、キュー入れ（en queue）コントローラ５４及びキュー出し（dequeue）コントローラ５６により行われる。セルは、コネクションに特有に割り当てられた帯域幅（割付型帯域幅）を使用して、又は、割り付けられていない帯域幅若しくは未使用の割付型帯域幅（動的帯域幅）を使用して、出力キュー３４からリンク３０に転送される。動的帯域幅は、異なるサービスクラス（即ち、可変ビットレート“ＶＢＲ”サービスクラス、有効ビットレート“ＡＢＲ”サービスクラス、無指定ビットレート“ＵＢＲ” サービスクラス）の間で共用されるように分割される。異なるサービスクラスは、遅延及びセル損特性によって区別される。特に、ＡＢＲサービスクラスは、無損失の所定の最小伝送帯域幅レート（特定のリンク３０の最小パーセンテージと表現してもよい）を保証し、ＶＢＲサービスクラスは、所定の最小伝送帯域幅レートだけを保証し、ＵＢＲサービスクラスは最小帯域幅レート又は無セル損のいずれも保証しない。本実施例の場合に、４個のスケジューリングカテゴリ、即ち、１個の割付型帯域幅スケジューリングカテゴリと、３タイプの動的帯域幅スケジューリングカテゴリとがサポートされる。３タイプの動的帯域幅スケジューリングカテゴリは、ＶＢＲ、ＡＢＲ及びＵＢＲの３種類のサービスクラスによって使用される。また、各スケジューリングカテゴリ（割付型、動的ＡＢＲ、動的ＶＢＲ及び動的ＵＢＲ）は、特定のサービスの品質と対応した優先度に関係付けられる。本実施例において、各スケジューリングカテゴリと関係した優先度は０乃至３であり、０は最高優先度である。特定のセルと関係したスケジューリングカテゴリは、セル２４のヘッダから判定される。出力キュー３４は、割付型セル、動的セル、又は、割付型及び動的の両方のセルを収容する。しかし、動的セルを格納するキューは、唯一のサービスクラス（即ち、ＶＢＲ、ＡＢＲ又はＵＢＲ）と関係した動的セルを格納する。図３を参照するに、各出力キュー３４は、出力ポート２２のＣＲ２ＲＡＭ６３に格納され、出力キューと関係したキュー記述子１００を有する。キュー記述子１００は、特に、クラスフィールド１０４にキューによってバッファリングされた動的セルと関係したサービスクラス（即ち、ＡＢＲ、ＶＢＲ又はＵＢＲ）を指定する。スケジューリングカテゴリ内のセルの優先度は、割付型帯域幅セル用のＰｒｆＰｒｉフィールド１０８と、動的帯域幅セル用のＤｙｎＰｒｉフィールド１１２とによって指定される。また、キュー記述子１００には、キュー３４と関係した特定のリンク３０が識別されるリンクフィールド１１８が含まれる。図４を参照するに、キューのリスト（即ち、スケジューリングリスト）は、リンクスケジューリングの目的のため、各ＦＳＰＰ１６と関係したＣＲ１ＲＡＭ６１に保持される。特に、リストの別個の組は、ＦＳＰＰ１６によりサポートされた各リンク３０に与えられる。具体的に各リンク３０には、以下のリスト、即ち、（優先度０、優先度１、優先度２及び優先度３の名前が付けられた）割付型セル用の４個の優先度リスト１３０と、（ＶＢＲ０、ＶＢＲ１、ＶＢＲ２及びＶＢＲ３の名前が付けられた）動的ＶＢＲセル用の４個の優先度ＶＢＲリスト１３４と、（ＡＢＲ０、ＡＢＲ１、ＡＢＲ２及びＡＢＲ３の名前が付けられた）動的ＡＢＲセル用の４個の優先度ＡＢＲリスト１３６と、（ＵＢＲ０、ＵＢＲ１、ＵＢＲ２及びＵＢＲ３の名前が付けられた）動的ＵＢＲセル用の４個の優先度ＵＢＲリスト１３８とが格納される。また、ＦＳＰＰ１６によってサポートされた各リンク３０毎に、以下に説明するように、他の網要素への伝送のためフロー制御更新セルをスケジューリングする際に使用する更新／検査キュー１４２、１４４のペアが記憶される。割付型セルを収容するキュー３４のキュー番号は、優先度リスト１３０の中の一つの優先度リストに入れられ、動的帯域幅セルを収容するキュー３４のキュー番号は動的リスト１３４、１３６又は１３８の中の一つの動的リストに入れられる。より詳細に言うと、出力キュー３４は、中に収容されているセルのスケジューリングカテゴリに依存して、一つ以上のリスト上でスケジューリングされる。出力キュー３４は、割付型セル又は動的セルの一方だけを収容するならば、一つのリストだけに関してスケジューリングされる。しかし、出力キュー３４が割付型セルと動的セルの両方を含む場合、キューは２個以上のリスト（即ち、割付型セル用の１個の優先度リスト、及び、動的セル用の動的リスト１３４、１３６又は１３８の中の１個の動的リスト）に基づいてスケジューリングされる。例えば、割付型セル及び動的ＶＢＲセルを収容するキュー３４は、優先度リスト１３０と、動的ＶＢＲリスト１３４の両方を用いてサービスされる。以下に説明するように、リストがスケジューリングされる際に用いられる特定の順序から分かるように、リストがスケジューリングする際に基づく規準は、（例えば、優先度リスト上のエントリは動的リスト上のエントリの前にサービスされる）スケジューリングカテゴリと、特定のスケジューリングカテゴリ内のリストの優先度（例えば、優先度０のリストは優先度１、２又は３のリストの前にスケジューリングされる）と、特定のスケジューリングカテゴリに対する帯域幅要求が（少しでもあるならば）充たされたか否かとを含む。図５を参照するに、各リスト内で、キュー番号は到着順にサービスされ、最初にリスに追加されたキュー（即ち、リストのヘッド）は最初に取り除かれるべきである。キュー番号が特定のリストのヘッドに到着したとき、そのキューは、セルが送信されたリスト内で次のキューになる。セルがキューから取り除かれたとき、又は、送信されたとき、キュー出し（dequeue）コントローラ５６（図１）は、送信中のキューの番号をリストのヘッドから削除し、キュー記述子１００に保持されたセルカウントをデクリメントさせる。特に、キュー記述子１００は、動的セルカウントフィールド１２０と、割付型セルカウントフィールド１２４とを含む。送信されたセルが割付型セルであるならば、割付型セルカウント（図３）はデクリメントされ、送信されたセルが動的セルであるならば、動的セルカウントはデクリメントされる。セルカウント値が非零であるならば、非零セルカウンタ値は特定のキューが夫々のスケジューリングカテゴリ及び優先度のセルを依然として含むことを示すので、キュー番号はリストのテイルに戻される。一方、デクリメントされたセルカウンタ値が零であるならば、そのリストと関係した特定のスケジューリングカテゴリ及び優先度のセルはそのキューに含まれないので、キューがリストから削除される。リストのヘッドにあるキュー番号を最初にサービスし、サービスされたキューをリストのテイルに戻すことにより、リスト内のキューはラウンドロビン方式でスケジューリングされる。リストはキュー３４を識別するキュー番号のリンクドリストとして実現される。以下に図７を参照して説明するように、リスト内のキュー番号は、各キュー番号がキュー番号自体をポインタとして用いることによりリスト上の他のキュー番号を指示するという意味で“リンク型”である。リストは、セルがＦＳＰＰ１６により受信される毎に、キュー入れ（enqueue）出しコントローラ（図１）によってロードされる。セルが出力キュー３４に加えられたとき、セルのスケジューリングカテゴリに対するキュー記述子１００に保持されたセルカウントはインクリメントされ、（キューが既にリスト上に存在しない限り）キュー番号が適当なリスト上に置かれる。かくして、動的帯域幅を有するセルがキューに加えられる毎に、動的セルカウント１２０はインクリメントされ、割付型帯域幅を有するセルがキューに加えられる毎に、割付型セルカウント１２４がインクリメントされる。セルがキューから取り出される毎に、キュー記述子１００の夫々のカウント（即ち、動的セルカウント１２０又は割付型セルカウント１２４）がデクリメントされる。セルがキュー３４に加えられ、夫々のセルカウントフィールド１２０、１２４がインクリメントされる場合、キューがスケジューリングリスト上に置かれるべきか否かが判定される。一般的に言うと、キュー３４が既に適当なリスト上（即ち、直前にキューに加えられたセルのスケジューリングカテゴリ及び優先度に対応したリスト）に存在する場合、キュー３４再びリスト上に置かれることはない。一方、キューが適当なリスト上に無い場合、キューはリストに追加される。キュー３４が適当なリスト上に在るか否かを判定する方法は、キューに加えられたセルと関係したセルカウント１２０、１２４を検査することによって行われる。例えば、動的帯域幅セルが出力キュー３４に加えられる前に、キュー記述子１００内の動的セルカウントフィールド１２０は、カウントが零であるか否かを判定するため評価される。カウントが零である場合、キュー３４は、予め動的帯域幅セルを全く格納せず、キュー３４は適当な動的帯域幅リスト１３４、１３６又は１３８に置かれる。同様に、割付型セルがキューに加えられる前に割付型セルカウントが評価される。割付型セルカウントが零であるならば、キュー３４は他の割付型帯域幅セルを含んでいないことが示され、キューは適当な優先度リスト１３０に加えられる。一方、セルカウントが非零であるならば、非零セルカウントは、キュー３４が同じカテゴリ及び優先度の他のセルを含んでいること、従って、キューが既に適当なリスト上に在ることを示すので、キュー３４はいずれのリストにも置かれない。他の一実施例は、キュー３４がリスト上に在るか否かを示すため状態ビットを利用する。上記の如く、スケジューリングリストは、スケジューリングカテゴリ及び優先度に基づいて、かつ、特定のスケジューリングカテゴリと関係した帯域幅要求が充たされているか否かに基づいてＦＳＰＰ１６により所定の順序でアクセスされる。このため、各スケジューリングカテゴリに与えられた帯域幅は、帯域幅テーブル１５０（図４）を用いて測定される。ＦＳＰＰ１６０は、サポートされたリンク３０毎に帯域幅テーブル１５０を格納する。帯域幅テーブル１５０は、所定の間隔（即ち、所定のセル時間数）に亘って送信されたスケジューリングカテゴリの“移動平均”を保持する。図６の例示的な帯域幅テーブル１５０を参照するに、セルが交換機１０によって伝送される毎に、セルと関係したスケジューリングカテゴリは、そのリンクに対する帯域幅テーブル１５０の第１の場所１５４に書き込まれる。より詳細に言うと、ＡＢＲセルがキューから取り出されたとき、ＡＢＲトラヒックを指定する帯域幅テーブル内にエントリが作成され、ＶＢＲセルがキューから取り出されたとき、ＶＢＲトラヒックを指定する帯域幅テーブルにエントリが作成される。割付型セル又はＵＢＲセルの一方がキューから取り出されたとき、送信された割付型セル及びＵＢＲセルの数を記憶する必要はないので、ＡＢＲ又はＶＢＲの否定（NOT A/VBR）又は“ヌル”エントリが帯域幅テーブルに作成される。その理由は、割付型帯域幅がリストがスケジューリングされる順序により確保され、ＵＢＲセルに対する特定の帯域幅要求が無いからである。引き続くセルの伝送後に、帯域幅テーブル１５０内のエントリは右側にシフトされるので、Ｎセル時間の最後に（但し、Ｎは帯域幅テーブルの場所の数である）、テーブルは一杯になる。その後、セルが伝送されたとき、帯域幅テーブル内の第１の場所１５４は現時に伝送されたセルと関係したスケジューリングカテゴリを用いて上書きされ、残りのセルは右側にシフトされ、最後のエントリ１５８がテーブル１５０から除去される。２個のカウンタ５８、６０（図１）は、所定の間隔内に伝送された各スケジューリングカテゴリのセルの数をカウントするため、ＦＳＰＰ１６の制御部５２に設けられている。特に、一方のカウンタ５８は、所定の間隔に亘って伝送されたＡＢＲセルの個数（即ち、帯域幅テーブル１５０内のＡＢＲエントリの個数）をカウントし、もう一方のカウンタ６０は所定の間隔に亘って伝送されたＶＢＲセルの個数をカウントする。ＡＢＲセル又はＶＢＲセルがキューから取り出される毎に、夫々のカウンタがインクリメントされる。エントリがテーブルから除去されたとき、そのスケジューリングカテゴリが読まれ、夫々のカウンタがデクリメントされる。このように、各カウンタ５８、６０は、夫々のスケジューリングカテゴリの帯域幅テーブル１５０内のエントリの個数の現在の計数を保持する。ＦＳＰＰ１６は、各カウンタ５８、６０に保持されたカウントを夫々のスケジューリングカテゴリに対する最小帯域幅要求と比較する。例えば、ＡＢＲトラヒックがリンク３０の２０％を取得することが要求された場合、ＡＢＲカウンタ５８内のカウントは要求された２０％の帯域幅と比較される。カウンタからの帯域幅が要求された帯域幅よりも多い場合に帯域幅要求は充たされ、一方、カウンタからの帯域幅要求が要求された帯域幅よりも少ない場合に帯域幅要求は充たされない。以下の表１は、スケジューリングリストが収容されたキュー３４へのリンクアクセルを可能にするため選択される順序を列挙し、ここで、表１の項目１は最高優先度リストアクセス動作を表わし、項目１８は最低優先度を表わす。リストが選択されたならば、リスト中に収容された全てのキューは図５に関して説明したような方法でサービスされる。リストに関する添え字の“高”は、夫々のスケジューリングカテゴリに対する帯域幅要求が充たされなかったことを示し、添え字“低”はそのスケジューリングカテゴリに対する帯域幅要求が充たされたことを示す。例えば、以下の表１内の添え字“高”を伴うリストは、帯域幅要求が充たされなかった場合に限りアクセスされる。表１ 1. ABR フロー制御（高優先度：タイマ満了） 2. 優先度０ 3. 優先度１ 4. 優先度２ 5. 優先度３ 6. VBRO（高） 7. ABR フロー制御 8. ABRO（高） 9. VBR1（高） 10. VBR2（高） 11. VBR3（高） 12. ABR1（高） 13. ABR2（高） 14. ABR3（高） 15. ラウンドロビン０：VBR0（低）、ABR0（低）及びUBR0 16. ラウンドロビン１：VBR1（低）、ABR1（低）及びUBR1 17. ラウンドロビン２：VBR2（低）、ABR2（低）及びUBR2 18. ラウンドロビン３：VBR2（低）、ABR3（低）及びUBR3 ＡＢＲフロー制御は、ＡＢＲトラヒックタイプ用のフロー制御のため使用されるフィードバックメッセージにより構成され、更新／検査キュー１４２、１４４を参照する。上記キューは他の交換機２９に対する更新情報を格納する。更新情報は、特定のＴＳＰＰ１４が現時に他の交換機からデータセルを受容するためのバッファ容量を有するか否かを示す。本実施例において、キュー１４２、１４４に格納された更新情報は、所定の間隔が経過した後、他のセル送信の前に伝送される。換言すれば、更新情報から発生された更新セルは、かかる所定の各間隔中に少なくとも１回送信される。このため、更新／検査キュー１４２が設けられている。リンクスケジュール表１の項目１に従って、キュー１４２に格納された更新情報は、タイマが満了した場合に最高優先度を有する。特に、ＦＳＰＰ１６内のＡＢＲフロー制御タイマは、更新セルが送信される毎にロードされ、次に、カウントダウンする。このタイマが零に達したとき、他の更新セルが表１の項目１に従って送信される。ＡＢＲフロー制御タイマが零にカウントダウンしていない場合、更新情報は殆どの動的帯域幅伝送よりも高い優先度で送信される。このため、第２の更新／検査キュー１４４は、ＶＢＲ帯域幅要求が充たされないとき（即ち、表１の項目６）にＶＢＲ０リストからの送信後であって、しかし、全ての他の動的帯域幅伝送の前に優先権を取得する。第２の更新／検査キュー１４４の優先度レベルは、リンクスケジュール表１の項目７に示されている。更新／検査キュー１４２、１４４が設けられ、本実施例において既に説明したような方法でスケジューリングされるとしても、他のスキームを用いて、特定のリンクを経由する更新情報の送信を他のタイプのセルの送信よりも優先させることが可能である。リストには、上記表１に記載された順序に従ってリンクアクセス権が与えられる。ここで説明しているＡＳＩＣベースド交換機の実施例の場合、上記表に従うリスト選択は、連続的ではなく、むしろ同時に行われる。特に、最高優先度を有する利用可能なリスト選択項目は同時に判定される。例えば、表１の項目８及び９を考察すると、（１）ＡＢＲ０リスト上にエントリが存在し、ＡＢＲ帯域幅要求が充たされていないか否かと、（２）ＶＢＲ１リスト上にエントリが存在し、ＶＢＲ帯域幅要求が充たされていないか否かとが同時に判定される。上記条件の中で真である最高優先度の条件は、次のリスト選択に対応する。しかし、リスト選択シーケンスは連続的に行っても構わないことに注意する必要がある。表１に指定されたリスト選択優先度に関して、あるリンクに対し割付型トラヒックを備えた全ての優先度リストは、そのリンクに対し動的トラヒックを備えた動的リストよりも高優先度でスケジューリングされる。高優先順位が付けられた優先度リストに新たに受信されたセルは、低優先順位が付けられた優先度リストに前に受信されたセルよりも先に送信される。また、ＶＢＲサービスクラスは、低優先度ＡＢＲサービスに動的帯域幅を共用することが許可される前に、動的帯域幅の中で予め選択された割合を獲得する。ＡＢＲが予め選択された割合を獲得した後、残りの動的帯域幅は、ラウンドロビン式にＶＢＲ（低優先度）とＡＢＲ（低優先度）とＵＢＲの間で共用される。図７を参照するに、リンクドリストが実現される方法が３種類の例示的なリスト（例えば、優先度０、優先度１及び優先度２）に関して説明されている。各リンクの論理構造は図７においてラベル１７２で示されている。例えば、優先度０リストは、リストのヘッドにキュー番号１１を格納し、キュー番号３が続き、最後にリストにテイルにキュー番号１４を格納している。既に説明したように、リストはリンク型のキュー番号であり、リスト上の各キュー番号は、そのキュー番号自体をポインタとして用いることにより、リスト上の他のキュー番号を指示していることに注意する必要がある。各リストには、キュー番号を格納しているリストポインタ１６８と、リストのヘッド及びテイルを指示するリスト記述子１７０とが関係付けられている。各リストに対するリストポインタ１６８及びリスト記述子１７０の両方は、ＦＳＰＰ１６のＣＲ１ＲＡＭ６１に記憶されている。全ての優先度リストは、同じリストポインタ１６８の組を共用する。同様に、ＡＢＲ、ＶＢＲ及びＵＢＲの全ての動的リストは、リストポインタ１６８の共通の組を共用する。一方、リスト記述子１７０は、リスト毎に異なり、夫々のリストのヘッド及びテイルを指示する。リストのヘッドのキュー番号はリストポインタ１６８を指定するため使用される。リストのヘッドにより指定されたキュー番号はリスト内の第２のエントリである。同様に、第２のエントリのキュー番号はリストポインタ１６８を指示するため使用され、この第２のエントリにより指示されたキュー番号は第３のエントリであり、指示されたキュー番号が最後のエントリのキュー番号（即ち、リスト記述子１７０に指定されたリストのテイル）と一致するまで以下同様である。例えば、優先度０リストを参照するに、キュー番号１１（即ち、リストのヘッド）は、リスト内の第２のエントリ、即ち、キュー番号３を読むためリストポインタ１６８を指示するために使用される。次に、キュー番号３は、リスト上の第３のエントリ、即ち、キュー番号１４を読むためリストポインタ１６８を指定するために使用される。キュー番号１４は、リスト記述子１７０によって指定されるようにリストのテイルに一致するので、リスト上の最後のエントリである。キューは、現在のリストのテイルにより指示されたリストポインタロケーションにキュー番号を書き込み、リスト記述子１７０内のリストの現在のテイルを追加されるキュー番号で置換することによってリストに追加される。キューは、第２のリストエントリのキュー番号を見つけるためリストポインタ１６８を指定し、リスト記述子１７０内のリストの現在のヘッドを第２のキューエントリのキュー番号で置換することによりリストから除去される。本発明の好ましい実施例の説明を行ったが、上記概念を組み込む他の実施例を用いても構わないことが当業者に明らかである。例えば、リンクスケジューリングに関して説明した装置及び方法は、交換機ポートスケジューリング（即ち、ＴＳＰＰから１個以上のＦＳＰＰへのデータの転送）に容易に適用可能であることが認められる。特に、交換機ポートスケジューリングの場合に、リストは、交換機本体１１を介して１個以上の出力ポート２２に送信されるべきセルを収容する入力キューを格納し、“リンク”は、多数の入力キュー３２がアクセスを競合する交換機本体を通過するコネクションになる。従って、本発明の実施例は開示された実施例に限定されるべきではなく、請求の範囲に記載された精神及び範囲によってのみ限定されるべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年１月２４日（１９９７．１．２４）【補正内容】請求の範囲１．網から夫々のスケジューリングカテゴリと関係したセルを受信するように動作的である入力ポートと、リンクを介して交換機から上記網に上記セルを送信するように動作的である出力ポートであって、上記出力ポートは上記リンクと関係した複数のキューを格納し、上記複数のキューの中の各キューが少なくとも１個のスケジューリングカテゴリと関係したセルを収容している出力ポートと、上記入力ポートと上記出力ポートとの間に結合された交換機本体と、各リストが夫々のスケジューリングカテゴリと関係し、上記複数のキューの中のキューを列挙するため適応している複数のリストを格納するメモリと、上記メモリに結合され、上記リストに列挙されたキューに上記リンクへのアクセス権を与えるため、上記リストと関係したスケジューリングカテゴリと、夫々のスケジューリングカテゴリと関係した帯域幅要求が充たされたか否かとに基づいて上記リストをスケジューリングするように動作的であるコントローラとからなる網交換機。２．上記メモリは、所定の間隔に亘って伝送されたセルと関係したスケジューリングカテゴリを示すエントリを格納する帯域幅測定テーブルを含む請求項１記載の交換機。３．各スケジューリングカテゴリ毎に上記帯域幅テーブル内のエントリの数をカウントするカウンタを更に有し、上記カウンタは、夫々のスケジューリングカテゴリと関係した上記帯域幅要求が充たされたか否かを判定するように動作的である請求項２記載の交換機。４．各キューは複数のスケジューリングリストの中の少なくとも一つのリストに属し、夫々のスケジューリングリストは複数のスケジューリングカテゴリの中でそのスケジューリングリストと関係した一つのスケジューリングカテゴリを有し、セルと関係している複数のキューの間でリンクを経由した伝送の競合を解消する方法において、所定の間隔に亘って上記複数のスケジューリングカテゴリの中の各スケジューリングカテゴリに与えられた帯域幅を測定する段階と、夫々のスケジューリングカテゴリに与えられ測定された帯域幅に基づいて上記複数のスケジューリングリストの中から一つのスケジューリングリストを選択する段階とからなる方法。５．上記帯域幅を測定する段階は、所定の数の先行したセル伝送と関係した上記複数のスケジューリングカテゴリの中の一つのスケジューリングカテゴリを表わすエントリにより構成された帯域幅測定テーブルを格納する段階と、上記複数のスケジューリングカテゴリの各スケジューリングカテゴリと関係した上記帯域幅測定テーブル内のエントリの数のカウントを保持する段階とからなる請求項４記載の方法。６．上記リストを選択する段階は、上記リストと関係したスケジューリングカテゴリに更に基づいて上記複数のスケジューリングリストの中の一つのスケジューリングリストを選択する段階からなる請求項４記載の方法。７．上記複数のリストの中の各リストは、夫々のスケジューリングカテゴリ内にそのリストと関係した優先度を有し、上記複数のリストは、夫々のスケジューリングカテゴリ内の上記リストの上記優先度に基づいて更にスケジューリングされる請求項１記載の方法。８．上記複数のリストの中の各リストは、上記複数のキューの中の１個のキューを識別する第１のフィールドと、夫々のリスト内の別のエントリを指示する第２のフィールドとを有するエントリを収容する請求項１記載の交換機。９．上記複数のキューの中の各キューは、上記キューに収容されたセルと関係した少なくとも一つのスケジューリングカテゴリを識別するキュー記述子と、上記少なくとも一つのスケジューリングリスト内の優先度と、上記リンクとを収容する請求項１記載の交換機。１０．上記キュー記述子は、上記少なくとも一つのスケジューリングカテゴリと関係した上記キュー内のセルの数のカウントを格納するため、上記キューに収容されたセルと関係した少なくとも一つのスケジューリングカテゴリと関係したセルカウントを収容する請求項９記載の交換機。１１．複数のキューの間でリンクへのアクセスの競合を解消する方法において、上記リンクと関係し、各リストは上記複数のキューの中の一つのキューを識別する少なくとも一つのエントリを収容する複数のリストを保持する段階と、上記複数のリストの所定の順序に従って上記複数のキューの中の上記一つのキューにリンクへのアクセス権を与えるため、上記複数のリストの中の一つのリストを選択する段階とからなる方法。１２．上記複数のリストの中の各リストは、スケジューリングカテゴリと、そのリストと関係した夫々のスケジューリングカテゴリ内の優先度とを有し、上記複数のリストの中の上記一つのリストは、上記リストと関係した上記スケジューリングカテゴリ及び優先度に従って選択される請求項１１記載の方法。１３．上記複数のリストの中の上記一つのリストは、上記複数のリストの上記所定の順序と、夫々のスケジューリングカテゴリと関係した帯域幅要求が充たされたか否かとに従って選択される請求項１２記載の方法。１４．上記リストを保持する段階は、上記複数のキューの中の上記一つのキューが上記複数のリストの中の上記一つのリストのエントリで未だ識別されず、上記セルが上記複数のリストの中の上記一つのリストと同じスケジューリングカテゴリを有するならば、セルが上記複数のキューの中の上記一つのキューに入れられたとき、上記複数のリストの中の一つのリストにエントリを追加する段階を含む請求項１１記載の方法。１５．上記リストを保持する段階は、上記複数のキューの中の上記一つのキューが上記複数のリストの中の上記一つのリストと同じスケジューリングカテゴリを有するセルを全く含まないならば、セルが上記複数のキューの中の一つのキューから取り出されたとき、上記複数のリストの中の一つのリストからエントリを除去する段階を更に含む請求項１１記載の方法。１６．リンクにより網に結合された交換機において、上記リンクを介して伝送するセルを収容するように適合された複数のキューと、メモリに格納され、上記リンクと関係付けられ、各リストが上記複数のキューの中の一つのキューを識別する少なくとも一つのエントリを収容するように適合されている複数のリストと、リスト内のエントリで識別された上記複数のキューの中の上記一つのキューにリンクへのアクセス権を与えるため、上記複数のリストの所定の順序に従って上記複数のリストの中から一つのリストを選択するコントローラとからなる交換機。１７．上記複数のリストの中の各リストは、複数のスケジューリングカテゴリの中の一つと、リストと関係した夫々のスケジューリングカテゴリ内の優先度とを有する請求項１６記載の交換機。１８．上記所定の順序は、上記スケジューリングカテゴリと、上記複数のリストと関係した上記優先度とに基づいている請求項１７記載の交換機。１９．所定の間隔に亘って、複数のスケジューリングカテゴリの中の各スケジューリングカテゴリに与えられた平均帯域幅を格納する帯域幅測定テーブルを更に有する請求項１７記載の交換機。２０．上記所定の順序は、上記所定の時間に亘って上記複数のスケジューリングカテゴリの中の各スケジューリングカテゴリに与えられた上記平均帯域幅に基づいている請求項１９記載の交換機。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者ブベニク，リチャードジーアメリカ合衆国，ミズーリ州 63146，セントルイス，ウィロウ・ブルック・ドライヴ 116番 (72)発明者カルダラ，スティーヴンエイアメリカ合衆国，マサチューセッツ州 01776，サッドベリ，ホースポンド・ロード 220番 (72)発明者ガディス，マイケルイーアメリカ合衆国，ミズーリ州 63341，ディファイアンス，ヒューフマイアー・ロード 4562番 (72)発明者マニング，トマスエイアメリカ合衆国，マサチューセッツ州 01532，ノースボロ，サマー・ストリート 26番 (72)発明者メリデス，ジェイムズエムアメリカ合衆国，マサチューセッツ州 01886，ウエストフォード，ハースストーン・ロード４番 (72)発明者ストラブル，レイモンドエルアメリカ合衆国，マサチューセッツ州 01507，チャールトン，バーリンゲイム・ロード 45番

Claims

【特許請求の範囲】１．網から夫々のスケジューリングカテゴリと関係したセルを受信するように動作的である入力ポートと、リンクを介して交換機から上記網に上記セルを送信するように動作的である出力ポートであって、上記出力ポートは上記リンクと関係した複数のキューを格納し、上記複数のキューの中の各キューが少なくとも１個のスケジューリングカテゴリと関係したセルを収容している出力ポートと、上記入力ポートと上記出力ポートとの間に結合された交換機本体と、各リストが夫々のスケジューリングカテゴリと関係し、上記複数のキューの中のキューを列挙するため適応している複数のリストを格納するメモリと、上記メモリに結合され、上記リストに列挙されたキューに上記リンクへのアクセス権を与えるため、上記リストと関係したスケジューリングカテゴリと、夫々のスケジューリングカテゴリと関係した帯域幅要求が充たされたか否かとに基づいて上記リストをスケジューリングするように動作的であるコントローラとからなる網交換機。２．上記メモリは、所定の間隔に亘って伝送されたセルと関係したスケジューリングカテゴリを示すエントリを格納する帯域幅測定テーブルを含む請求項１記載の交換機。３．各スケジューリングカテゴリ毎に上記帯域幅テーブル内のエントリの数をカウントするカウンタを更に有し、上記カウンタは、夫々のスケジューリングカテゴリと関係した上記帯域幅要求が充たされたか否かを判定するように動作的である請求項２記載の交換機。４．各キューは複数のスケジューリングリストの中の少なくとも一つのリストに属し、夫々のスケジューリングリストは複数のスケジューリングカテゴリの中でそのスケジューリングリストと関係した一つのスケジューリングカテゴリを有し、セルと関係している複数のキューの間でリンクを経由した伝送の競合を解消する方法において、所定の間隔に亘って上記複数のスケジューリングカテゴリの中の各スケジューリングカテゴリに与えられた帯域幅を測定する段階と、夫々のスケジューリングカテゴリに与えられ測定された帯域幅に基づいて上記複数のスケジューリングリストの中から一つのスケジューリングリストを選択する段階とからなる方法。５．上記帯域幅を測定する段階は、所定の数の先行したセル伝送と関係した上記複数のスケジューリングカテゴリの中の一つのスケジューリングカテゴリを表わすエントリにより構成された帯域幅測定テーブルを格納する段階と、上記複数のスケジューリングカテゴリの各スケジューリングカテゴリと関係した上記帯域幅測定テーブル内のエントリの数のカウントを保持する段階とからなる請求項４記載の方法。６．上記リストを選択する段階は、上記リストと関係したスケジューリングカテゴリに更に基づいて上記複数のスケジューリングリストの中の一つのスケジューリングリストを選択する段階からなる請求項４記載の方法。７．上記複数のリストの中の各リストは、夫々のスケジューリングカテゴリ内にそのリストと関係した優先度を有し、上記複数のリストは、夫々のスケジューリングカテゴリ内の上記リストの上記優先度に基づいて更にスケジューリングされる請求項１記載の方法。８．上記複数のリストの中の各リストは、上記複数のキューの中の１個のキューを識別する第１のフィールドと、夫々のリスト内の別のエントリを指示する第２のフィールドとを有するエントリを収容する請求項１記載の交換機。９．上記複数のキューの中の各キューは、上記キューに収容されたセルと関係した少なくとも一つのスケジューリングカテゴリを識別するキュー記述子と、上記少なくとも一つのスケジューリングリスト内の優先度と、上記リンクとを収容する請求項１記載の交換機。１０．上記キュー記述子は、上記少なくとも一つのスケジューリングカテゴリと関係した上記キュー内のセルの数のカウントを格納するため、上記キューに収容されたセルと関係した少なくとも一つのスケジューリングカテゴリと関係したセルカウントを収容する請求項９記載の交換機。１１．複数のキューの間でリンクへのアクセスの競合を解消する方法において、上記リンクと関係し、各リストは上記複数のキューの中の一つのキューを識別する少なくとも一つのエントリを収容する複数のリストを保持する段階と、上記複数のリストの所定の順序に従って上記複数のキューの中の上記一つのキューにリンクへのアクセス権を与えるため、上記複数のリストの中の一つのリストを選択する段階とからなる方法。１２．上記複数のリストの中の各リストは、スケジューリングカテゴリと、そのリストと関係した夫々のスケジューリングカテゴリ内の優先度とを有し、上記複数のリストの中の上記一つのリストは、上記リストと関係した上記スケジューリングカテゴリ及び優先度に従って選択される請求項１１記載の方法。１３．上記複数のリストの中の上記一つのリストは、上記複数のリストの上記所定の順序と、夫々のスケジューリングカテゴリと関係した帯域幅要求が充たされたか否かとに従って選択される請求項１２記載の方法。１４．上記リストを保持する段階は、上記複数のキューの中の上記一つのキューが上記複数のリストの中の上記一つのリストのエントリで未だ識別されず、上記セルが上記複数のリストの中の上記一つのリストと同じスケジューリングカテゴリを有するならば、セルが上記複数のキューの中の上記一つのキューに入れられたとき、上記複数のリストの中の一つのリストにエントリを追加する段階を含む請求項１１記載の方法。１５．上記リストを保持する段階は、上記複数のキューの中の上記一つのキューが上記複数のリストの中の上記一つのリストと同じスケジューリングカテゴリを有するセルを全く含まないならば、セルが上記複数のキューの中の一つのキューから取り出されたとき、上記複数のリストの中の一つのリストからエントリを除去する段階を更に含む請求項１１記載の方法。１６．リンクにより網に結合された交換機において、上記リンクを介して伝送するセルを収容するように適合された複数のキューと、メモリに格納され、上記リンクと関係付けられ、各リストが上記複数のキューの中の一つのキューを識別する少なくとも一つのエントリを収容するように適合されている複数のリストと、リスト内のエントリで識別された上記複数のキューの中の上記一つのキューにリンクへのアクセス権を与えるため、上記複数のリストの所定の順序に従って上記複数のリストの中から一つのリストを選択するコントローラとからなる交換機。１７．上記複数のリストの中の各リストは、複数のスケジューリングカテゴリの中の一つと、リストと関係した夫々のスケジューリングカテゴリ内の優先度とを有する請求項１６記載の交換機。１８．上記所定の順序は、上記スケジューリングカテゴリと、上記複数のリストと関係した上記優先度とに基づいている請求項１７記載の交換機。１９．所定の間隔に亘って、複数のスケジューリングカテゴリの中の各スケジューリングカテゴリに与えられた平均帯域幅を格納する帯域幅測定テーブルを更に有する請求項１７記載の交換機。２０．上記所定の順序は、上記所定の時間に亘って上記複数のスケジューリングカテゴリの中の各スケジューリングカテゴリに与えられた上記平均帯域幅に基づいている請求項１９記載の交換機。