JP2000358039A - 情報処理装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに媒体

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JP2000358039A
JP2000358039A JP17070999A JP17070999A JP2000358039A JP 2000358039 A JP2000358039 A JP 2000358039A JP 17070999 A JP17070999 A JP 17070999A JP 17070999 A JP17070999 A JP 17070999A JP 2000358039 A JP2000358039 A JP 2000358039A
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reservation
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Yoshihiro Nakada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394バスのリソースが無駄に制御さ
れるのを防止する。 【解決手段】 セットトップボックス24が、ターゲッ
ト22をIEEE1394バス21を介して制御しようとす
るとき、アプリケーション42は、IEEE1394モジュ
ール44に対して、ターゲット22に対するConnect処
理を要求する。IEEE1394モジュール44は、この要
求を受けたとき、ターゲット22がReserve処理を必要
とする装置であればこれを行い、さらに、Reserve処理
が成功したとき、IEEE1394バス21の帯域やチャン
ネルを確保する処理を行う。両方が成功したとき、IEEE
1394モジュール44は、アプリケーションモジュー
ル42に対して予約成功のメッセージを出力する。予約
成功のメッセージを受信したとき、アプリケーションモ
ジュール42は、IEEE1394モジュール44から、IE
EE1394バス21を介してターゲット22との間でデ
ータを授受する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特にバスに接続されている
リソースを有効に活用することができるようにした、情
報処理装置および方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、IEEE(Institute of Electrical
and Electronic Engineers)1394高速シリアルバス
が普及しつつある。このIEEE1394高速シリアルバス
(以下、単にIEEE1394バスと称する)1には、図1
に示すように、複数のノード(情報処理装置)を接続
し、各ノード間で情報を授受することができる。IEEE1
394バス1に接続されているノードのうち、他のノー
ドを制御するノードはコントローラと称され、コントロ
ーラにより制御されるノードはターゲットと称される。
図1の例においては、コントローラ2とコントローラ3
がIEEE1394バス1を介して、ターゲット4を制御す
るようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでコントローラ
がターゲットを制御するには、ターゲットがリザーブ
(Reserve)処理を必要とするノードである場合には、
事前にこのReserve処理を行う必要がある。このReserve
処理とは、ターゲットのコントロール権をコントローラ
が取得するために必要となる処理である。
【0004】コントローラがターゲットに情報を授受す
るには、この他にPtoPの処理が必要となる。このPtoP処
理とは、コントローラとターゲットの間において、IEEE
1394バス1を介して情報を授受するために必要な処
理であり、例えば、チャンネルや帯域を確保したり、プ
ラグコントロールレジスタをセットする処理である。
【0005】従来、このReserve処理とPtoP処理とは、
情報を授受するとき、それぞれ個別に行われていた。そ
の結果、例えばコントローラ2がターゲット4に対し
て、PtoP処理には成功したが、Reserve処理には失敗
し、これに対してコントローラ3は、ターゲット4に対
してReserve処理は成功したが、PtoP処理には失敗した
ような場合が発生する。この場合、コントローラ2は、
ターゲット4に対して、情報を転送することが可能であ
るが、ターゲット4をコントロールすることができな
い。これに対してコントローラ3は、ターゲット4をコ
ントロールすることが可能であるが、情報を転送するこ
とができない。
【0006】このような場合、コントローラ2とコント
ローラ3は、いずれも実質的にターゲット4に対して所
望の動作を実行させることができなくなる。その結果、
IEEE1394バス1上のリソース(ノード)が無駄に支
配されてしまい、他のノードがそのノード(ターゲッ
ト)を利用することが不可能になってしまうという課題
があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、Reserve処理とPtoP処理とを関連して処理
することにより、バス上のノードを効率的に利用するこ
とができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、他の情報処理装置に対する制御の指令を受け
取る受け取り手段と、受け取り手段が他の情報処理装置
に対する制御の指令を受け取ったとき、他の情報処理装
置を制御対象とするための第1の予約処理と、バスを介
して他の情報処理装置と情報を授受するための第2の予
約処理のうちの一方を行う第1の予約手段と、第1の予
約手段による予約処理が成功したとき、第1の予約処理
と第2の予約処理のうちの他方の予約処理を行う第2の
予約手段と、第1の予約手段による予約と第2の予約手
段による予約の両方が成功したとき、予約成功の信号を
出力し、少なくとも一方が成功しなかったとき、予約不
成功の信号を出力する出力手段とを備えることを特徴と
する。
【0009】前記バスは、IEEE1394高速シリアルバ
スとすることができる。
【0010】前記第1の予約処理は、IEEE1394高速
シリアルバス上におけるReserve処理とし、第2の処理
は、IEEE1394高速シリアルバスの帯域とチャンネル
を予約する処理とすることができる。
【0011】前記情報処理装置には、第1の予約手段に
よる予約結果と、第2の予約手段による予約結果とを記
憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができ
る。
【0012】前記第1の予約手段と第2の予約手段に
は、他の情報処理装置が変更されたとき、記憶手段に記
憶されている予約結果に対応して、変更前の他の情報処
理装置のための第1の予約処理および第2の予約処理を
解除させるとともに、変更後の他の情報処理装置のため
に、それぞれ、第1の予約処理または第2の予約処理を
行わせることができる。
【0013】前記第1の予約手段と第2の予約手段に
は、バスがリセットされたとき、記憶手段に記憶されて
いる予約結果に対応して、他の情報処理装置のための第
1の予約処理または第2の予約処理をそれぞれ再度実行
させるようにすることができる。
【0014】請求項7に記載の情報処理方法は、他の情
報処理装置に対する制御の指令を受け取る受け取りステ
ップと、受け取りステップの処理により他の情報処理装
置に対する制御の指令を受け取ったとき、他の情報処理
装置を制御対象とするための第1の予約処理と、バスを
介して他の情報処理装置と情報を授受するための第2の
予約処理のうちの一方を行う第1の予約ステップと、第
1の予約ステップの処理による予約処理が成功したと
き、第1の予約処理と第2の予約処理のうちの他方の予
約処理を行う第2の予約ステップと、第1の予約ステッ
プによる予約と第2の予約ステップによる予約の両方が
成功したとき、予約成功の信号を出力し、少なくとも一
方が成功しなかったとき、予約不成功の信号を出力する
出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の媒体のプログラムは、他
の情報処理装置に対する制御の指令を受け取る受け取り
ステップと、受け取りステップの処理により他の情報処
理装置に対する制御の指令を受け取ったとき、他の情報
処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、バ
スを介して他の情報処理装置と情報を授受するための第
2の予約処理のうちの一方を行う第1の予約ステップ
と、第1の予約ステップの処理による予約処理が成功し
たとき、第1の予約処理と第2の予約処理のうちの他方
の予約処理を行う第2の予約ステップと、第1の予約ス
テップによる予約と第2の予約ステップによる予約の両
方が成功したとき、予約成功の信号を出力し、少なくと
も一方が成功しなかったとき、予約不成功の信号を出力
する出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の情報処理装置は、他の情
報処理装置に対する制御の指令をインタフェースに出力
する出力手段と、出力手段が出力した指令に対応して、
インタフェースが行った、他の情報処理装置を制御対象
とするための第1の予約処理と、バスを介して他の情報
処理装置と情報を授受するための第2の予約処理の結果
に基づいて、インタフェースが出力する、両方が成功し
たこと、または少なくとも一方が成功しなかったことを
表す予約信号を受信する受信手段と、受信手段が受信し
た予約信号に対応して、バスを介して他の情報処理装置
と情報を授受する授受手段とを備えることを特徴とす
る。
【0017】請求項10に記載の情報処理方法は、他の
情報処理装置に対する制御の指令をインタフェースに出
力する出力ステップと、出力ステップの処理により出力
された指令に対応して、インタフェースが行った、他の
情報処理装置を制御対象とするための第1の予約処理
と、バスを介して他の情報処理装置と情報を授受するた
めの第2の予約処理の結果に基づいて、インタフェース
が出力する、両方が成功したこと、または少なくとも一
方が成功しなかったことを表す予約信号を受信する受信
ステップと、受信ステップの処理により受信した予約信
号に対応して、バスを介して他の情報処理装置と情報を
授受する授受ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】請求項11に記載の媒体のプログラムは、
他の情報処理装置に対する制御の指令をインタフェース
に出力する出力ステップと、出力ステップの処理により
出力された指令に対応して、インタフェースが行った、
他の情報処理装置を制御対象とするための第1の予約処
理と、バスを介して他の情報処理装置と情報を授受する
ための第2の予約処理の結果に基づいて、インタフェー
スが出力する、両方が成功したこと、または少なくとも
一方が成功しなかったことを表す予約信号を受信する受
信ステップと、受信ステップの処理により受信した予約
信号に対応して、バスを介して他の情報処理装置と情報
を授受する授受ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】請求項12に記載の情報処理装置は、第1
の手段が、他の情報処理装置に対する制御の指令を第2
の手段に出力する第1の出力手段と、第1の出力手段が
出力した指令に対応して、第2の手段が行った、他の情
報処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、
バスを介して他の情報処理装置と情報を授受するための
第2の予約処理の結果に基づいて、第2の手段が出力す
る、両方が成功したこと、または少なくとも一方が成功
しなかったことを表す予約信号を受信する第1の受信手
段と、第1の受信手段が受信した予約信号に対応して、
第2の手段とバスを介して他の情報処理装置と情報を授
受する授受手段とを備え、第2の手段が、第1の出力手
段が出力した他の情報処理装置に対する制御の指令を受
信する第2の受信手段と、第2の受信手段が他の情報処
理装置に対する制御の指令を受信したとき、他の情報処
理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、バス
を介して他の情報処理装置と情報を授受するための第2
の予約処理のうちの一方を行う第1の予約手段と、第1
の予約手段による予約処理が成功したとき、第1の予約
処理と第2の予約処理のうちの他方の予約処理を行う第
2の予約手段と、第1の予約手段による予約と第2の予
約手段による予約の結果に対応して、予約信号を第1の
受信手段に出力する第2の出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0020】請求項13に記載の情報処理方法は、第1
の手段の情報処理方法が、他の情報処理装置に対する制
御の指令を第2の手段に出力する第1の出力ステップ
と、第1の出力ステップの処理により出力された指令に
対応して、第2の手段が行った、他の情報処理装置を制
御対象とするための第1の予約処理と、バスを介して他
の情報処理装置と情報を授受するための第2の予約処理
の結果に基づいて、第2の手段が出力する、両方が成功
したこと、または少なくとも一方が成功しなかったこと
を表す予約信号を受信する第1の受信ステップと、第1
の受信ステップの処理により受信された予約信号に対応
して、第2の手段とバスを介して他の情報処理装置と情
報を授受する授受ステップとを含み、第2の手段の情報
処理方法が、第1の出力ステップの処理により出力され
た他の情報処理装置に対する制御の指令を受信する第2
の受信ステップと、第2の受信ステップの処理により他
の情報処理装置に対する制御の指令を受信したとき、他
の情報処理装置を制御対象とするための第1の予約処理
と、バスを介して他の情報処理装置と情報を授受するた
めの第2の予約処理のうちの一方を行う第1の予約ステ
ップと、第1の予約ステップの処理による予約処理が成
功したとき、第1の予約処理と第2の予約処理のうちの
他方の予約処理を行う第2の予約ステップと、第1の予
約ステップの処理による予約と第2の予約ステップの処
理による予約の結果に対応して、予約信号を第1の受信
ステップの処理のために出力する第2の出力ステップと
を含むことを特徴とする。
【0021】請求項14に記載の媒体のプログラムは、
第1の手段の情報処理用のプログラムが、他の情報処理
装置に対する制御の指令を第2の手段に出力する第1の
出力ステップと、第1の出力ステップの処理により出力
された指令に対応して、第2の手段が行った、他の情報
処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、バ
スを介して他の情報処理装置と情報を授受するための第
2の予約処理の結果に基づいて、第2の手段が出力す
る、両方が成功したこと、または少なくとも一方が成功
しなかったことを表す予約信号を受信する第1の受信ス
テップと、第1の受信ステップの処理により受信された
予約信号に対応して、第2の手段とバスを介して他の情
報処理装置と情報を授受する授受ステップと含み、第2
の手段の情報処理用のプログラムが、第1の出力ステッ
プの処理により出力された他の情報処理装置に対する制
御の指令を受信する第2の受信ステップと、第2の受信
ステップの処理により他の情報処理装置に対する制御の
指令を受信したとき、他の情報処理装置を制御対象とす
るための第1の予約処理と、バスを介して他の情報処理
装置と情報を授受するための第2の予約処理のうちの一
方を行う第1の予約ステップと、第1の予約ステップの
処理による予約処理が成功したとき、第1の予約処理と
第2の予約処理のうちの他方の予約処理を行う第2の予
約ステップと、第1の予約ステップの処理による予約と
第2の予約ステップの処理による予約の結果に対応し
て、予約信号を第1の受信ステップの処理のために出力
する第2の出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】請求項1に記載の情報処理装置、請求項7
に記載の情報処理方法、および請求項8に記載の媒体に
おいては、第1の予約処理と第2の予約処理のうち、一
方が成功したとき、他方の予約処理が行われ、両方の予
約が成功したとき、予約成功の信号が出力され、少なく
とも一方が成功しなかったとき、予約不成功の信号が出
力される。
【0023】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
0に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の媒
体においては、インタフェースに対して、他の情報処理
装置に対する制御の指令が出力され、その指令に対応し
て、インタフェースが出力する、第1の予約処理と第2
の予約処理の両方が成功したこと、また、少なくとも一
方が成功したことを表す予約信号に対応して、バスを介
して他の情報処理装置と情報が授受される。
【0024】請求項12に記載の情報処理装置、請求項
13に記載の情報処理方法、および請求項14に記載の
媒体においては、第1の手段が、他の情報処理装置に対
する制御の指令を第2の手段に出力し、第2の手段が、
その指令に対応して、第1の予約処理と第2の予約処理
を行い、その予約処理の結果に対応して、予約信号を第
1の手段に出力する。第1の手段は、第2の手段からの
予約信号に対応して、第2の手段とバスを介して、他の
情報処理装置と情報を授受する。
【0025】
【発明の実施の形態】図2は本発明を適用したIEEE13
94バスシステムの構成例を表している。この構成例に
おいては、IEEE1394バス21に、ターゲット22,
23と、コントローラとしてのセットトップボックス
(STB)24とが接続されている。セットトップボック
ス24は、パラボラアンテナ31を介して、図示せぬ衛
星から放送されてくる電波を受信し、IRD(Integrated
Receiver/Decoder)モジュール41に出力している。
IRDモジュール41は、パラボラアンテナ31より供給
された信号を復調処理する。アプリケーションモジュー
ル42は、リモートコントローラ(図示せず)あるいは
セットトップボックス24の本体に設けられた操作パネ
ル43がユーザにより操作されたとき発生される操作信
号に対応して、IRDモジュール41やIEEE1394モジ
ュール44を制御する。IEEE1394モジュール44
は、IEEE1394バス21に対するインタフェース処理
を実行する。
【0026】図3はセットップボックス24と、ターゲ
ット22のより詳細な構成例を表している。セットット
ップボックス24のIRDモジュール41においては、チ
ューナ51が アンテナ31より供給される信号の中か
ら、CPU(Centeral Processing Unit)71からの指令に
対応して、衛星の所定のトランスポンダからの信号を受
信し、フロントエンド部52に出力する。フロントエン
ド部52は、チューナ51より入力された信号を復調
し、デスクランブル回路53に出力している。
【0027】デスクランブル回路53は、IRDモジュー
ル41に装着されたICカード(図示せず)に記憶されて
いる契約チャンネルの暗号キー情報に基づいて、フロン
トエンド部52から供給されたデータをデスクランブル
し、デマルチプレクサ54に出力する。デマルチプレク
サ54は、デスクランブル回路53より供給されたデー
タを各チャンネル毎に並び替え、CPU71からの指令
(ユーザからの指令)に対応するチャンネルの成分を取
り出し、ビデオパケットからなるビデオストリームをMP
EG(Moving Picture Experts Group)ビデオデコーダ5
5に出力するとともに、ビデオパケットからなるオーデ
ィオストリームをMPEGオーディオデコーダ58に出力す
る。
【0028】MPEGビデオデコーダ55は、入力されたビ
デオストリームをデコードし、NTSCエンコーダ56に出
力する。NTSCエンコーダ56は、MPEGビデオデコーダ5
5より入力されたビデオデータをNTSC方式のビデオデー
タに変換し、さらにD/A変換回路57にD/A変換させた
後、モニタ61に出力する。
【0029】MPEGオーディオデコーダ58は、デマルチ
プレクサ54より供給されたオーディオストリームをMP
EG方式でデコードし、圧縮符号化前のPCM(Pulse Code
Modulation)オーディオデータを復元し、D/A変換回路
59に出力する。D/A変換回路59は、PCMオーディオデ
ータを、左チャンネルのアナログオーディオ信号と、右
チャンネルのアナログオーディオ信号に変換し、モニタ
61のスピーカ(図示せず)に供給する。
【0030】MPEGオーディオデコーダ58の出力はま
た、IEEE1394インタフェース81に入力され、IEEE
1394バス21に出力される。
【0031】アプリケーションモジュール42は、この
例においては、セットトップボックス24の各部を制御
するCPU71、RAM(Random Access Memory)72、およ
びワークRAM73により構成されている。
【0032】RAM72には、CPU71が処理するプログラ
ムなどが適宜展開される。ワークRAM73には、CPU71
が、各種の処理を実行する上において必要なデータなど
が適宜記憶される。IEEE1394モジュール44は、こ
の例においては、IEEE1394インタフェース81で構
成されている。
【0033】また、ターゲット22は、この例の場合、
光磁気ディスク装置(ミニディスク(MD)装置)として
構成されている。CPU101は、ターゲット22の各部
を制御する。RAM102には、CPU101が各種の処理を
実行する上において必要なデータやプログラムなどが適
宜記憶される。IEEE1394インタフェース110は、
IEEE1394バス21に対するインタフェース処理を実
行する。IEEE1394インタフェース110は、IEEE1
394バス21を介して、セットトップボックス24か
ら供給された制御データをCPU101に送出するととも
に、PCMオーディオデータをATRAC(Adaptive Transform
Acoustic Coding)エンコーダ107に出力する。
【0034】ATRACエンコーダ107は、CPU101の制
御に基づいて、IEEE1394インタフェース110また
は端子125から入力されたPCMオーディオデータ、ま
たは、端子123,124から入力された左右のアナロ
グオーディオ信号を、A/D変換回路106で、ディジタ
ルデータに変換したデータを、ATRAC方式で高能率符号
化し、これをPCMオーディオデータとして、記録再生系
103に出力する。CPU101は、IEEE1394インタ
フェース110を介して、セットトップボックス24か
ら供給された制御データに基づいて、記録再生系103
および光ピックアップ104の記録動作を制御する。記
録再生系103はPCMオーディオデータに、誤り訂正符
号を付加し、所定の変調処理を施した後、光ピックアッ
プ104に供給し、光磁気ディスク(ミニディスク)1
05の指定された領域に記録させる。
【0035】また、光ピックアップ104により光磁気
ディスク105から再生されたデータは、記録再生系1
03において、誤り訂正処理および所定の復調処理が施
された後、ATRACデコーダ108に供給される。ATRACデ
コーダ108は、入力された再生データをATRAC方式で
レコードし、デジタルの再生データとして、端子122
から外部に出力する。あるいはまた、再生データは、デ
ジタルアナログ変換回路109により、左チャンネルの
アナログオーディオ信号および右チャンネルのアナログ
オーディオ信号に変換され、スピーカ121を介して、
音声として出力すされる。
【0036】次にコントローラとしてのセットトップボ
ックス24がターゲット22を制御する場合の処理につ
いて説明する。最初に図4のフローチャートを参照し
て、セットトップボックス24のCPU71(CPU71にロ
ードされ、実行されるアプリケーションプログラム)の
処理について説明する。ステップS1においてアプリケ
ーションプログラム(以下、単に、アプリケーションと
も称する)は、IEEE1394バス21に接続されている
各機器のうち、所定の機器を制御する必要が発生したか
否かを判定する。所定の機器を制御する必要がない場合
には、制御する必要が発生するまで待機する。ユーザが
操作パネル43を操作して、例えば、セットトップボッ
クス24で授受したデータをターゲット22に供給し、
記録させる指令が入力されたような場合、アプリケーシ
ョンは、他の機器(この例の場合、ターゲット22)を
制御する必要があると判定し、ステップS2に進む。
【0037】ステップS2において、アプリケーション
は、ステップS1で制御が必要と判定された機器(今の
例の場合、ターゲット22)に対するConnectionを、IE
EE1394モジュール42を構成するIEEE1394イン
タフェース81に要求する。IEEE1394インタフェー
ス81は、この要求を受けたとき、後述するように図5
のフローチャートに示すConnect処理を実行する。この
処理の詳細は後述する。
【0038】次にステップS3において、アプリケーシ
ョンモジュール42は、IEEE1394インタフェース8
1からConnect成功のメッセージを受信したか否かを判
定する。即ち図5のフローチャートを参照して後述する
ように、IEEE1394インタフェース81は、アプリケ
ーションモジュール42からの指令に対応して、図5の
フローチャートに示すConnect処理を実行し、他のノー
ド(機器)とのConnect処理に成功したこと(ステップ
S33)または失敗したこと(ステップS24,S2
8,S32)を表すメッセージを出力する。そこでステ
ップS3において、アプリケーションモジュール42
は、Connect成功のメッセージを受信したか否かを判定
し、受信した場合にはステップS4に進み、所定の機器
(今の場合、ターゲット22)に対して、所定の制御を
実行する。例えばIRDモジュール41で受信したデータ
をIEEE1394バス21を介してターゲット22に転送
し、記録させる。
【0039】ステップS3において、Connect成功のメ
ッセージが受信できなかったと判定された場合、即ちIE
EE1394インタフェース81より不成功のメッセージ
を受信した場合、アプリケーションモジュール42は、
処理を終了させる。この場合、アプリケーションモジュ
ール42は、ユーザに対してエラーのメッセージを表示
し、対応する新たな指令の入力を表すメッセージを表示
したり、予め設定してある一定の時間が経過するまで待
機し、一定の時間が経過したとき、上述した場合と同様
の処理を再び実行する。
【0040】ステップS4のセットトップボックス24
がターゲット22を制御する場合の動作の例について
は、後述する。
【0041】次に図5のフローチャートを参照して、IE
EE1394モジュール44(IEEE1394インタフェー
ス81)が、アプリケーションモジュール42からConn
ect処理の要求を受けたときの処理について説明する。
ステップS21において、IEEE1394インタフェース
81は、IEEE1394バス21上の他の機器に既にConn
ectしているか否かを判定する。即ちIEEE1394イン
タフェース81は、内部に不揮発性メモリ(図示せず)
を有しており、そのメモリにIEEE1394バス21に接
続されている他の機器(ノード)とConnectしている場
合には、これを記憶している。この記憶処理は、後述す
るステップS34において行われる。
【0042】図6はこのようにしてIEEE1394インタ
フェース81の内部の不揮発性メモリに記憶される情報
の例を表している。この例においては、IEEE1394バ
ス21に接続されているターゲット毎に、Connectの有
無、そのノードユニークID(NUID)またはノードID、Re
serveの有無、およびそのノードの機器の種類などが記
憶されている。
【0043】内蔵するメモリ中にConnectが行われてい
るノードがあることが記憶されている場合には、ステッ
プS21においてYESの判定が行われる。この場合、ス
テップS22において、IEEE1394インタフェース8
1は、Disconnect処理を実行する。このDisconnect処理
の詳細は、図7のフローチャートに示されている。
【0044】最初にステップS51において、IEEE13
49インタフェース81は、既にConnectされている機
器のPtoP解除処理を実行する。即ちIEEE1394モジュ
ール44は、IEEE1394バス21に接続されているノ
ードの内のバスマネージャに保持されているチャンネル
と帯域を確保するためのレジスタの値を消去する処理を
実行する。バスマネージャがセットップボックス24自
体である場合には、IEEE1394インタフェース81が
自分自身の中にレジスタを保持しているので、そのレジ
スタに書き込まれているチャンネルと帯域を消去する処
理を実行する。さらに、IEEE1394インタフェース8
1は、そのノードとのデータの授受のために設定したプ
ラグコントロールレジスタなどをクリアし、そのノード
に対しても、クリアを要求する。そのノードはこの要求
に対応してレジスタをクリアする。
【0045】ステップS52において、IEEE1394イ
ンタフェース81は、PtoP解除処理が成功したか否かを
判定する。この解除処理が成功しない場合には、ステッ
プS53に進み、IEEE1394インタフェース81は、
Disconnect失敗を表すフラグをセットする。
【0046】ステップS52において、PtoP解除処理が
成功したと判定された場合、ステップS54に進み、IE
EE1394インタフェース81は、ステップS54にお
いて、そのノードがReserveを必要とするノードである
か否か(そのノードをReserveしていたか否か)を判定
する。バスリセット時、IEEE1394インタフェース8
1は、各ノードのノードユニークIDと、それがReserve
を必要とするノードであるか否かを問い合わせ、予め記
憶している。従ってこの記憶から、このステップの判定
を行うことができる。
【0047】対象となるノードが、Reserveを必要とす
るノードである場合、ステップS55に進み、IEEE13
94インタフェース81は、Reserve解除処理を実行す
る。即ちIEEE1394インタフェース81は、IEEE13
94バス21を介して対応するノードにReserveの解除
を要求する。この要求を受信したノードは、解除が可能
であるか否かを自ら判定し、解除が可能であれば内蔵す
るReserveのレジスタの設定を消去し、対応するRespons
eを出力する。なんらかの理由により、解除が不可能で
ある場合には、不可能であることを表すResponseが出力
される。
【0048】IEEE1394インタフェース81は、IEEE
1394バス21を介して、対象となっているノードか
ら転送されてくるResponseを受信すると、それがReserv
eの成功を表しているか否かをステップS56において
判定し、解除の成功を表している場合には、ステップS
58において、Disconnect成功のフラグをセットする。
解除が不成功だったことが表されている場合にはステッ
プS57において、IEEE1394インタフェース81
は、Disconnect失敗を表すフラグをセットする。
【0049】図5に戻って、IEEE1394インタフェー
ス81は、ステップS22のDisconnect処理の結果、発
生されたフラグが、Disconnectの成功を表しているか否
かをステップS23において判定し、失敗している場合
には、ステップS24において、Connect失敗のメッセ
ージをアプリケーションモジュール42に出力する。ス
テップS23において、Disconnectが成功していると判
定された場合、処理はステップS25に進む。
【0050】なお、ステップS21において、他の機器
にConnectがなされていないと判定された場合、Disconn
ect処理は不要であるから、この場合には、直ちに、処
理はステップS25に進む。
【0051】ステップS25において、IEEE1394イ
ンタフェース81は、アプリケーションモジュール42
からConnectが要求されたノードがReserve処理を必要と
する機器であるか否かを記憶に基づいて判定する。Rese
rve処理が必要であるノードである場合には、ステップ
S26に進み、IEEE1394インタフェース81は、Re
serve処理を実行する。すなわち、その対象とされるノ
ードに対してReserveが要求される。この要求を受け取
ったノードは、他のコントローラからの要求に対応し
て、既にReserve処理を行っている場合には、Reserveを
拒絶するResponseを出力する。他のコントローラからRe
serveの要求を受けていない場合、または、既に他のコ
ントローラからのReserve処理を受けている場合であっ
ても、新たなコントローラからのReserveの要求の優先
度(Priority)が優先するときは、そのノードは、Accp
tedのResponseを出力する。このReserveの処理の詳細に
ついては、後述する。
【0052】そこで、IEEE1394インタフェース81
は、ステップS27において、対象となるノードのRese
rveが成功したか否かを判定し、成功しなかった場合に
は、ステップS28に進み、アプリケーションモジュー
ル42に対して、Connect失敗のメッセージを出力す
る。
【0053】ステップS27において、Reserveが成功
したと判定された場合、処理はステップS29に進む。
ステップS25において、Reserve処理が必要でないノ
ードであると判定された場合にも、処理はステップS2
9に進む。
【0054】ステップS29において、IEEE1394イ
ンタフェース81は、PtoP処理を実行する。すなわち、
IEEE1394インタフェース81は、IEEE1394バス
21のバスマネージャに対して、チャンネルと帯域の確
保を要求するとともに、さらに対象となるノードに対し
てプラグレジスタの設定を要求し、自らのプラグレジス
タも設定する。このPtoP処理の詳細も後述する。
【0055】IEEE1394インタフェース81は、ステ
ップS30において、PtoPに成功したか否かを判定し、
PtoPに失敗した場合にはステップS31に進み、ステッ
プS26で設定したReserve処理を解除する処理を実行
する。すなわち、IEEE1394インタフェース81は、
ターゲットに対して、一旦設定したReserveの設定をク
リアさせる。そして、ステップS32に進み、IEEE13
94インタフェース81は、Connect失敗のメッセージ
をアプリケーションモジュール42に出力する。
【0056】ステップS30において、PtoPに成功した
と判定した場合、IEEE1394インタフェース81は、
ステップS33に進み、Connect成功のメッセージをア
プリケーションモジュール42に出力する。そして、ス
テップS34において、IEEE1394インタフェース8
1は、そのターゲットに対するConnect情報を、内蔵す
るメモリに待避させる。これにより、上述したように、
図6に示すようなConnect待避情報が記憶される。
【0057】このように、アプリケーションモジュール
42は、ノードを変更するときなどにおいて、IEEE13
94モジュール44に対して、Connectを要求するだけ
で、PtoPやReserve処理を考慮する必要がない。その結
果、各種のアプリケーションプログラムの設計が容易と
なる。また、IEEE1394モジュール44は、アプリケ
ーションモジュール42からのConnectの要求に対応し
て、PtoP処理とReserve処理とを関連して実行し、その
実行結果に対応するメッセージをアプリケーションモジ
ュール42に出力するので、不必要にターゲットがコン
トローラにより支配されてしまうようなことが防止され
る。その結果、IEEE1394バス21に接続されている
リソースを効率的に利用することが可能となる。
【0058】IEEE1394インタフェース81はまた、
バスリセットが発生した場合、図8のフローチャートに
示すReconnect処理を実行する。すなわち、IEEE139
4インタフェース81は、図6に示したConnect待避情
報を不揮発性のメモリに記憶しており、セットトップボ
ックス24の電源がオフされたり、IEEE1394バス2
1に接続されているノードが除去されたり、或いは新た
なノードが付加された場合に、図8のフローチャートに
示す処理を実行する。
【0059】ステップS71において、IEEE1394イ
ンタフェース81は、バスリセット前にConnectしてい
たノードがあるか否かを判定する。この判定は、内蔵す
る不揮発性メモリに記憶されているConnect待避情報に
基づいて行われる。バスリセット前にConnectしていた
ノードが存在する場合には、ステップS72に進み、IE
EE1394インタフェース81は、記憶されているConn
ect待避情報に基づいて、そのノードがバスリセット前
にReserveされていたか否かをさらに判定し、Reserveさ
れていた場合には、ステップS73に進み、Reserve処
理を実行する。Connect待避情報として記憶する各ノー
ドのIDとして、バスリセット毎に変化する可能性のある
ノードIDではなく、個々のノードにとって不変のノード
ユニークID(NUID)を記憶しておき、バスリセットが起
こる度に、そのノードユニークIDに対応するノードIDを
サーチすることで、Connect待避情報に記憶されている
ノードを特定することができる。
【0060】ステップS74おいて、IEEE1394イン
タフェース81は、Reserveが成功したか否かを判定す
る。ステップS74において、Reserveが失敗したと判
定された場合、ステップS75において、IEEE1394
インタフェース81は、Connectを解除する処理(図7
に示すDisconnect処理)を実行する。
【0061】成功した場合、処理はステップS76に進
む。ステップS72において、バスリセット前にReserv
eされていないと判定された場合にも、処理はステップ
S76に進む。
【0062】ステップS76において、IEEE1394イ
ンタフェース81は、そのノードに対してPtoP処理を実
行する。ステップS77において、IEEE1394インタ
フェース81は、PtoPが成功したか否かを判定し、成功
した場合には、ステップS80において、そのノードに
対するConnectを継続させる。これにより、バスリセッ
トが発生する前に、Connectされていたノードに対し
て、バスリセット後に自動的にConnectが行われ、ユー
ザは、新たな処理を入力することなく、バスリセット発
生前における場合と同様の処理を継続して実行すること
ができるようになる。
【0063】ステップS77において、PtoPが失敗した
と判定された場合、ステップS78において、IEEE13
94インタフェース81は、ステップS73において行
ったReserve処理を解除させ、ステップS79におい
て、Connectを解除する処理を実行する。すなわち、こ
の場合には、ステップS75における場合と同様に、そ
のノードとConnectをはる場合には、新たな入力が必要
となる。
【0064】ステップS71において、バスリセット前
にConnectしていたノードが存在しないと判定された場
合、ステップS72以降の処理はスキップされる。
【0065】このようにして、バスリセットが発生した
とき、Reconnect処理を自動的に実行させることで、ユ
ーザは、バスリセットが発生する前に行われていたConn
ectを、バスリセット後に、再び、自動的に再開するこ
とが可能となる。
【0066】コントローラは、複数のターゲットを制御
するとき、複数のターゲットに対して、同時に、図5に
示す処理を行うのではなく、制御対象としてのターゲッ
トを、順次切り替え、その都度、各ターゲットに対し
て、図5に示す処理を実行する。これにより、コントロ
ーラは、複数のターゲットに対して複数のプラグレジス
タを用意する必要がなくなり(1台のターゲットに対し
てのプラグレジスタだけを用意すればよくなり)、イン
プリメントが容易となる。
【0067】次に、Reserve処理のためのフォーマット
について説明する。Reserveコマンドと、それに対応す
るレスポンスは、AV/Cコマンドおよびレスポンスの一種
として規定されている。AV/Cコマンドおよびレスポンス
は、IEC-1883により規定されているFCP(Function Cont
rol Protocol)によって伝送される。FCPは、IEEEスタ
ンダード1394−1995のアシンクロナスブロック
書き込みトランザクション(asynchronous block write
transactions)内に、機器を制御するコマンドとレン
スポンスをカプセル化するものであり、そのフォーマッ
トは、図9に示すように構成される。
【0068】同図に示すように、その先頭は、パケット
ヘッダとされ、それに続いて、FCPフレームが配置さ
れ、最後に、data_CRCが配置される。
【0069】パケットヘッダの先頭には、destination_
IDが配置される。このdestination_IDは、このパケット
が転送されるノードのIDを表している。tlは、Transact
ionlabelを意味し、ノードからパケットに付加されるユ
ニークなタグを表している。rtは、Retry codeを意味
し、リトライに関するコードを表している。
【0070】rtの次には、Transaction codeを表すtcod
eが配置されており、この例においては、その値が00
01とされている。この0001は、このブロックがデ
ータブロックのための書き込み要求であることを表して
いる。
【0071】次のpriは、Priorityを意味し、この値に
より、リンクレイヤにおけるアービットレーションが行
われる。
【0072】source_IDは、このパケットを送出するノ
ードのIDを表している。destination_offsetは、このパ
ケットのコマンドまたはレスポンスが書き込まれるレジ
スタのアドレスを表している。
【0073】すなわち、例えば、図10に示されるよう
に、IEEE1394バス21に接続されているセットトッ
プボックス24とターゲット22は、そのIEEE1394
インタフェース81またはIEEE1394インタフェース
110に、それぞれレジスタ141またはレジスタ13
1を有している。例えば、ターゲット22は、他のノー
ドからIEEE1394バス21を介して転送されてきたコ
マンドとレスポンスを、それぞれdestination_offsetで
規定されているレジスタ131のアドレスに保持させ
る。同様に、セットトップボックス24も、他のノード
から転送されてきたコマンドおよびレスポンスを、レジ
スタ141のdestination_offsetで規定されているアド
レスに記憶させる。セットトップボックス24とターゲ
ット22は、これらのレジスタ141,131に記憶さ
れたコマンドまたはレスポンスを読み出し、対応する処
理を実行する。
【0074】destination_offsetの次のdata_length
は、データフィールド中のデータ長を表している。data
_lengthの次の2バイトは、値0が記述される。最後のh
eader_CRCは、パケットヘッダ内における誤り検出符号
を表す。
【0075】ペイロード部分のFCPフレームには、最初
の4ビットとしてCTSが配置される。このCTSは、Comman
d/Transaction Setを意味し、AV/Cトランザクションの
場合、その値は0000とされる。その次に、FCPデー
タが配置される。このFCPデータの詳細は、図11と図
12に示されている。図11は、AV/Cコマンドフレーム
のFCPフレームを表し、図12は、AV/Cレスポンスフレ
ームのFCPフレームを表している。
【0076】図11において、ctypeは、Command type
を意味し、そこに規定される値は、図13に示すような
意味を有する。すなわち、その値の0は、CONTROLを意
味し、その値の1は、STATUSを表す。
【0077】subunit_typeは、図14に示されるよう
に、このコマンドが対象とするサブユニットの種類を表
し、その値の0は、サブユニットの種類がビデオモニタ
であることを意味し、その値の3は、ディスクレコーダ
またはプレーヤであることを表す。
【0078】subunit IDは、拡張サブユニットタイプが
定義された場合におけるインスタンス番号として使用さ
れる。図15に示されるように、その値の0から4は、
インスタンス番号を表し、その値の5は、サブユニット
IDが次のバイトに拡張されたことを表す。
【0079】opcodeは、Operation codeを表し、Reserv
eの場合、図16に示されるように、その値は01とさ
れる。opcodeの次には、operand[0]乃至operand[n](図
16の場合、n=12)が配置される。operand[0]に
は、priorityが配置される。このpriorityは、コマンド
に付随する相対的な優先順位を規定する。その値の0
は、いずれのコントローラも、そのノードを予約(Rese
rve)していないことを意味する。その値の1乃至F
は、ターゲットがコントローラのためのReservationを
有することを意味する。priorityの値の4は、コントロ
ーラが使用する標準的なpriorityである。
【0080】自由な状態にある(Reserveされていな
い)ターゲットは、Reserveコントロールコマンドを発
行したコントローラによりリザーブされる。ターゲット
は、リザベーションがなされたpriority、付随するテキ
スト列、並びにコントローラの16ビットのノードIDを
記憶する。priorityに続くテキストには、ASCII文字が
12バイトまで挿入される。
【0081】ターゲットによって、priorityの値が受け
入れられたとき、保持される値は、図17に示すように
変換される。例えば、0と1の値は、priorityとして保
持される。2からE(16進数)までの値は、priority
とEの値として保持される。Fの値は、priorityとして
保持される。
【0082】ノード(ターゲット)は、所定のコントロ
ーラのリザベーションを保持するとき、他のコントロー
ラから発行されたcontrolのコマンドタイプのReserve以
外のコントロールコマンドを拒絶する。
【0083】リザベーションを保持する同一のコントロ
ーラからReserveコントロールコマンドが受信されたと
き、それはアクセプトされる。これは、オリジナルのコ
ントローラが、そのリザベーションにともなうpriority
を高めたり、低下させたりすることを許容する。
【0084】リザベーションを行ったコントローラ以外
のコントローラから、Reserveコントロールコマンドが
受信されたとき、そのターゲットは、現在のリザベーシ
ョンのpriorityより、そのpriorityが大きくない限り、
そのコマンドを拒絶する。新しい、priorityが現在のpr
iorityより大きいとき、新たなリザベーションが確立さ
れる。
【0085】Reserveコントロールコマンドが、等しい
か、より高いpriorityのリザベーションを保持するサブ
ユニットを有するAVユニットに対して発行されたとき、
そのReserveコントロールコマンドは、rejectedレスポ
ンスを返す。
【0086】Reserveコントロールコマンドが、等しい
か、より高いpriorityを有するサブユニットを含んでい
ないAVユニットに対して発行された場合、そのリザベー
ションは確立される。
【0087】コントロールコマンドを発行したコントロ
ーラ以外のコントローラによりリザーブされたAVユニッ
ト内のサブユニットにコントロールコマンドが発行され
た場合、そのコントロールコマンドは、rejectされる。
【0088】AVユニットはバスリセットを検知したと
き、そのリザベーションのpriorityを0にリセットし、
リザベーションノードIDとリザベーションテキストを、
全て1にセットする。そして、リザベーションが確立さ
れるまで、または10秒間が経過するまで、AVユニット
はReserveコマンドを除くcontrolのコマンドタイプの全
てのコマンドを拒絶する。この手続は、オリジナルのリ
ザベーションのホルダが、バスリセット後にリザベーシ
ョンを再度確立するのを許容する。
【0089】各コントローラは、バスリセット前にター
ゲットに対してリザベーションを確立していた場合を除
き、バスリセットから10秒以内にReserveコントロー
ルコマンドを発行することはない。AVユニットのノード
IDは、バスリセット後変更されるので、リザベーション
の確立を希望するコントローラは、ノードユニークIDを
調べる。
【0090】このような状況から、ターゲットは、バス
リセットの10秒以内に受信したReserveコマンドを正
しいものと推定し、そのリザベーションを受け入れる。
【0091】コントローラは、現在のリザベーションの
状態を、図18に示すSTATUSのコマンドタイプのフィー
ルドを有するReserveコマンドを発行することで、要求
することができる。
【0092】図12に示す、AV/Cレスポンスフレーム
も、基本的に、図11に示すAV/Cコマンドフレームと同
様に構成されているが、図11のctypeに代えて、respo
nceが配置される。このresponseは、Response codeを意
味し、その0乃至Fの値は、図19に示す意味を表す。
例えば、その値の8は、要求されたコマンドには、適応
していないこと(NOT IMPLEMENTED)を表し、その値の
9は、要求されたコマンドを受け入れたこと(ACCEPTE
D)を表す。また、その値のAは、対応するコマンドを
拒絶したこと(REJECTED)を表す。
【0093】図20に示されるように、コントローラが
ターゲットに対してAV/Cコマンドを発行したとき、ター
ゲットは、そのコマンドに対して100ms以内にrespon
seを発行できる場合には、それを発行する。
【0094】これに対して、図21に示されるように、
Commandを受け取った後、100ms以内に対応する処理
を完了することができない場合には、100msが経過す
る前に、INTERIM responceが発行される。そして、その
後、処理が完了した時点において、ターゲットは、fina
l responseを発行する。
【0095】次に、PtoP処理について説明する。
【0096】図22は、IEEE1394バス21で接続された
機器のデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE
1394バス21では、データは、パケットに分割され、1
25μSの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送
される。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有する
ノード(図2に示す機器のうちのいずれか)から供給さ
れるサイクルスタート信号によって作り出される。アイ
ソクロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送
に必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確
保する。このため、アイソクロナス伝送では、データの
一定時間内の伝送が保証される。ただし、伝送エラーが
発生した場合は、保護する仕組みが無く、データは失わ
れる。上述したオーディオデータは、このアイソクロナ
スパケットで伝送される。
【0097】各サイクルのアイソクロナス伝送に使用さ
れていない時間に、アービトレーションの結果、バスを
確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出す
る。上述したように、ReserveのAV/Cコマンドおよびレ
スポンスは、このアシンクロナスパケットとして伝送さ
れる。アシンクロナス伝送では、アクノリッジ、および
リトライを用いることにより、確実な伝送は保証される
が、伝送のタイミングは一定とはならない。
【0098】所定のノードがアイソクロナス伝送を行う
為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応してい
なければならない。また、アイソクロナス機能に対応し
たノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有
していなければならない。更に、IEEE1394バス21に接
続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソクロナ
スリソースマネージャの機能を有していなければならな
い。
【0099】IEEE1394は、ISO/IEC13213で規定された6
4ビットのアドレス空間を有するCSR(Control&Status R
egister)アーキテクチャに準拠している。図23は、CS
Rアーキテクチャのアドレス空間の構造を説明する図で
ある。上位16ビットは、各IEEE1394バス21上のノー
ドを示すノードIDであり、残りの48ビットが各ノード
に与えられたアドレス空間の指定に使われる。この上位
16ビットは更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義の
ノードID)の6ビットに分かれる。全てのビットが1と
なる値は、特別な目的で使用されるため、1023個の
バスと63個のノードを指定することができる。
【0100】下位48ビットにて規定される256テラ
バイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定さ
れる空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタやIEE
E1394特有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジス
タスペース(Initial RegisterSpace)、プライベートス
ペース(Private Space)、およびイニシャルメモリスペ
ース(Initial Memory Space)などに分割され、下位28
ビットで規定される空間は、その上位20ビットで規定
される空間が、イニシャルレジスタスペースである場
合、コンフィギレーションROM(Configuration read onl
y memory)、ノード特有の用途に使用されるイニシャル
ユニットスペース(Initial Unit Space)、プラグコント
ロールレジスタ(Plug Control Register(PCRs))などと
して用いられる。
【0101】図24は、主要なCSRのオフセットアドレ
ス、名前、および働きを説明する図である。図24のオ
フセットとは、イニシャルレジスタスペースが始まるFF
FFF0000000h(最後にhのついた数字は16進表示である
ことを表す)番地よりのオフセットアドレスを示してい
る。オフセット220hを有するバンドワイズアベイラ
ブルレジスタ(Bandwidth Available Register)は、アイ
ソクロナス通信に割り当て可能な帯域を示しており、ア
イソクロナスリソースマネージャとして動作をしている
ノードの値だけが有効とされる。すなわち、図23のCS
Rは、各ノードが有しているが、バンドワイズアベイラ
ブルレジスタについては、アイソクロナスリソースマネ
ージャのものだけが有効とされる。換言すれば、バンド
ワイズアベイラブルレジスタは、実質的に、アイソクロ
ナスリソースマネージャだけが有する。バンドワイズア
ベイラブルレジスタには、アイソクロナス通信に帯域を
割り当てていない場合に最大値が保存され、帯域を割り
当てる毎にその値が減少していく。
【0102】オフセット224h乃至228hのチャン
ネルスアベイラブルレジスタ(Channels Available Regi
ster)は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番
号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そ
のチャンネルが既に割り当てられていることを示してい
る。アイソクロナスリソースマネージャとして動作して
いるノードのチャンネルスアベイラブルレジスタのみが
有効である。
【0103】図23に戻り、イニシャルレジスタスペー
ス内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROM
(read only memory)フォーマットに基づいたコンフィギ
レーションROMが配置される。
【0104】図25は、ゼネラルROMフォーマットを説
明する図である。IEEE1394バス21上のアクセスの単位
であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使
用しつつ独立して動作をするユニットを複数個有するこ
とができる。ユニットディレクトリ(unit_directories)
は、このユニットに対するソフトウェアのバージョンや
位置を示すことができる。バスインフォブロック(bus_i
nfo_block)とルートディレクトリ(root_directory)の位
置は固定されているが、その他のブロックの位置はオフ
セットアドレスによって指定される。
【0105】図26は、バスインフォブロック、ルート
ディレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示
す図である。バスインフォブロック内のCompany_IDに
は、機器の製造者を示すID番号が格納される。Chip_ID
には、その機器固有の、他の機器と重複のない世界で唯
一のIDが記憶される。また、IEC1883の規格により、IEC
1883を満たした機器のユニットディレクトリのユニット
スペックID(unit_spec_id)の、ファーストオクテットに
は00hが、セカンドオクテットにはA0hが、サード
オクテットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。更
に、ユニットスイッチバージョン(unit_sw_version)の
ファーストオクテットには、01hが、サードオクテッ
トのLSB(Least Significant Bit)には、1が書き込まれ
る。
【0106】インターフェースを介して、機器の入出力
を制御する為、ノードは、図23のイニシャルユニット
スペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC188
3に規定されるPCR(Plug Control Register)を有する。
これは、論理的にアナログインターフェースに類似した
信号経路を形成するために、プラグという概念を実体化
したものである。
【0107】図27は、PCRの構成を説明する図であ
る。PCRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Contro
l Register)、入力プラグを表すiPCR(input Plug Contr
ol Register)を有する。また、PCRは、各機器固有の出
力プラグまたは入力プラグの情報を示すレジスタoMPR(o
utput Master Plug Register)とiMPR(input Master Plu
gRegister)を有する。各機器は、oMPRおよびiMPRをそれ
ぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応したoP
CRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つことが可
能である。図27に示されるPCRは、それぞれ31個のo
PCRおよびiPCR有する。アイソクロナスデータの流れ
は、これらのプラグに対応するレジスタを操作すること
によって制御される。
【0108】図28は、oMPR、oPCR、iMPR、およびiPCR
の構成を示す図である。図28(A)はoMPRの構成を、
図28(B)はoPCRの構成を、図28(C)はiMPRの構
成を、図28(D)はiPCRの構成を、それぞれ示す。oM
PRおよびiMPRのMSB側の2ビットのデータレートケイパ
ビリティ(data rate capability)には、その機器が送信
または受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度
を示すコードが格納される。oMPRのブロードキャストチ
ャンネルベース(broadcast channel base)は、ブロード
キャスト出力に使用されるチャンネルの番号を規定す
る。
【0109】oMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブア
ウトプットプラグス(number of output plugs)には、そ
の機器が有する出力プラグ数、すなわちoPCRの数を示す
値が格納される。iMPRのLSB側の5ビットのナンバーオ
ブインプットプラグス(numberof input plugs)には、そ
の機器が有する入力プラグ数、すなわちiPCRの数を示す
値が格納される。non-persistent extension fieldおよ
びpersistent extension fieldは、将来の拡張の為に定
義された領域である。
【0110】oPCRおよびiPCRのMSBのオンライン(on-lin
e)は、プラグの使用状態を示す。すなわち、その値が1
であればそのプラグがON-LINEであり、0であればOFF-L
INEであることを示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャ
ストコネクションカウンタ(broadcast connection coun
ter)の値は、ブロードキャストコネクションの有り
(1)または無し(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビ
ット幅を有するポイントトウポイントコネクションカウ
ンタ(point-to-point connection counter)が有する値
は、そのプラグが有するポイントトウポイントコネクシ
ョン(point-to-point connection)の数を表す。
【0111】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するチャ
ンネルナンバー(channel number)が有する値は、そのプ
ラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を示
す。oPCRの2ビット幅を有するデータレート(data rat
e)の値は、そのプラグから出力されるアイソクロナスデ
ータのパケットの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビッ
ト幅を有するオーバヘッドID(overhead ID)に格納され
るコードは、アイソクロナス通信のオーバーヘッドのバ
ンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイロード
(payload)の値は、そのプラグが取り扱うことができる
アイソクロナスパケットに含まれるデータの最大値を表
す。
【0112】図29はプラグ、プラグコントロールレジ
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。セットトップボックス24、ターゲット22,
23は、IEEE1394バス21によって接続されている。タ
ーゲット23のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定さ
れたoPCR[0]乃至oPCR[2]のうち、oPCR[1]によりチャン
ネルが指定されたアイソクロナスデータは、IEEE1394バ
ス21のチャンネル#1(channel #1)に送出される。セ
ットトップボックス24のiMPRにより伝送速度とiPCRの
数が規定されたiPCR[0]とiPCR[1]のうち、入力チャンネ
ル#1が指定されたiPCR[0]により、セットトップボッ
クス24は、IEEE1394バス21のチャンネル#1に送出
されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、ター
ゲット22は、oPCR[0]で指定されたチャンネル#2(ch
annel #2)に、アイソクロナスデータを送出し、セット
トップボックス24は、iPRC[1]にて指定されたチャン
ネル#2からそのアイソクロナスデータを読み込む。
【0113】以上のような点に関して、IEEE1394バ
ス21を介して情報を授受するのに必要な予約処理とし
てのPtoP処理が行われる。
【0114】次に、図3のセットトップボックス24に
おいて受信したオーディオデータをターゲット22に転
送し、記録させる場合の動作について説明する。
【0115】チューナ51は、パラボラアンテナ31を
介して受信した信号を復調し、フロントエンド部52に
出力する。フロントエンド部52は、CPU71からの指
令に対応するトランスポンダの信号を復調し、デスクラ
ンブル回路53に出力する。デスランブル回路53は、
フロントエンド部52より供給された信号をデスクラン
ブルし、デマルチプレクサ54に出力する。デマルチプ
レクサ54は、ユーザが操作パネル43を操作すること
で指定したチャンネルの信号をCPU71の制御のもとに
抽出し、そのビデオデータをMPEGビデオデコーダ55に
出力し、そのオーディオデータをMPEGオーディオデコー
ダ58に出力する。
【0116】MPEGビデオデコーダ55は、入力されたビ
デオデータをデコードし、NTSCエンコーダ56に出力す
る。NTSCエンコーダ56は、入力されたデータをNTSC方
式のビデオデータにエンコードし、D/A変換回路57に
出力する。D/A変換回路57は、入力されたデジタルデ
ータをアナログデータに変換し、モニタ61に供給し、
表示させる。
【0117】一方、MPEGオーディオデコーダ58は、入
力されたオーディオデータをデコードし、D/A変換回路
59に出力する。D/A変換回路59は、入力されたデジ
タルデータから、左右のアナログオーディオデータを生
成し、モニタ61のスピーカに出力する。
【0118】また、MPEGオーディオデコーダ58より出
力されたオーディオデータは、IEEE1394インタフェ
ース81に入力され、アイソクロナスパケットにパケッ
ト化される。パケット化されたデータは、IEEE1394
バス21を介してターゲット22に転送される。
【0119】ターゲット22においては、IEEE1394
インタフェース110がセットトッップボックス24か
らIEEE1394バス21を介して転送されてきたアイソ
クロナスパケットを受信し、これをデパケット化し、AT
RACエンコーダ107に出力する。ATRACエンコーダ10
7は、入力されたオーディオデータをATRAC方式でエン
コードし、記録再生系103に出力する。
【0120】記録再生系103は、入力されたオーディ
オデータを光ピックアップ104に出力し、光磁気ディ
スク105に記録させる。
【0121】以上においては、バスとして、IEEE139
4バス21を用いた場合を例として説明したが、本発明
は、その他のバスを用いる場合にも適用することが可能
である。
【0122】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより
実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアとしてセットトップボッ
クス24に組み込まれているコンピュータ、または、各
種のプログラムをインストールすることで、各種の機能
を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコン
ピュータなどにインストールされる。
【0123】次に、図30を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。
【0124】プログラムは、図30(A)に示すよう
に、パーソナルコンピュータ301に内蔵されている記
録媒体としてのハードディスク302や半導体メモリ3
03に予めインストールした状態でユーザに提供するこ
とができる。
【0125】あるいはまた、プログラムは、図30
(B)に示すように、フロッピー(登録商標)ディスク
311、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Disk)31
2、MO(Magneto-Optical)ディスク313、DVD(Digit
al Versatile Disk)314、磁気ディスク315、半導
体メモリ316などの記録媒体に、一時的あるいは永続
的に格納し、パッケージソフトウエアとして提供するこ
とができる。
【0126】さらに、プログラムは、図30(C)に示
すように、ダウンロードサイト321から、デジタル衛
星放送用の人工衛星322を介して、パーソナルコンピ
ュータ323に無線で転送したり、ローカルエリアネッ
トワーク、インターネットといったネットワーク331
を介して、パーソナルコンピュータ301に有線で転送
し、パーソナルコンピュータ301において、内蔵する
ハードディスク302などに格納させることができる。
【0127】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0128】パーソナルコンピュータ301は、例え
ば、図31に示すように、CPU(Central Proccessing U
nit)342を内蔵している。CPU342にはバス341
を介して入出力インタフェース345が接続されてお
り、CPU342は、入出力インタフェース345を介し
て、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力
部347から指令が入力されると、それに対応して、図
30(A)の半導体メモリ303に対応するROM(Read
Only Memory)343に格納されているプログラムを実
行する。あるいはまた、CPU342は、ハードディスク
302に予め格納されているプログラム、衛星322も
しくはネットワーク331から転送され、通信部348
により受信され、さらにハードディスク302にインス
トールされたプログラム、またはドライブ349に装着
されたフロッピーディスク311、CD-ROM312、MO
ディスク313、DVD314、もしくは磁気ディスク3
15から読み出され、ハードディスク302にインスト
ールされたプログラムを、RAM(Randum Access Memor
y)344にロードして実行する。さらに、CPU342
は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース3
45を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよ
りなる表示部346に必要に応じて出力する。
【0129】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0130】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0131】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報処理
装置、請求項7に記載の情報処理方法、および請求項8
に記載の媒体によれば、第1の予約処理と第2の予約処
理のうちの両方が成功したとき、予約成功の信号を出力
し、少なくとも一方が成功しなかったとき、予約不成功
の信号を出力するようにしたので、アプリケーションモ
ジュールは、制御対象となる他の情報処理装置が、第1
の処理を必要とする装置であっても、必要としない装置
であっても、確一的に管理することができ、アプリケー
ションプログラムの設計が容易となる。
【0132】また、第1の処理と第2の処理は関連して
行われ、少なくとも一方が不成功の場合、予約不成功の
信号を出力するようにしたので、実質的に操作できない
他の情報処理装置が無駄に占有されてしまうようなこと
が防止され、バス上のリソースを有効に活用することが
可能となる。
【0133】さらに、制御対象となる他の情報処理装置
が切り替えられた場合、第1の処理と第2の処理の両方
が事前に行われるため、従来の場合のように、ユーザが
他の情報処理装置を制御しようと思ったときに、第1の
予約処理に失敗して、その情報処理装置を占有できなか
ったり、データの伝送を行おうと思ったときに、第2の
予約処理に失敗し、伝送できなくなるようなことが防止
される。換言すれば、そもそも第1の予約処理と第2の
予約処理の両方が完了できない場合には、制御対象を変
更することができなくなるので、操作性が向上する。
【0134】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
0に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の媒
体によれば、他の情報処理装置に対する制御の指令をイ
ンタフェースに出力し、インタフェースからの第1の予
約処理と第2の予約処理の予約処理の結果に基づく予約
信号を受信し、その予約信号に対応して、バスを介して
他の情報処理装置と情報を授受するようにしたので、他
の情報処理装置が、第1の予約処理を必要とする装置で
あっても、必要としない装置であっても、同一の処理で
他の情報処理装置と情報を、簡単かつ確実に授受するこ
とが可能となる。
【0135】請求項12に記載の情報処理装置、請求項
13に記載の情報処理方法、および請求項14に記載の
媒体によれば、第1の手段は、第2の手段に対して、他
の情報処理装置に対する制御の指令を出力し、第2の手
段は、この指令に対応して、第1の予約処理と第2の予
約処理を実行し、その予約の結果に対応する予約信号を
第1の手段に出力し、第1の手段は、その予約信号に対
応して、他の情報処理装置と情報を授受するようにした
ので、他の情報処理装置が、第1の予約処理を必要とす
る装置であっても、また、必要としない装置であって
も、統一的な処理で情報処理装置を制御することが可能
となる。
【0136】また、バスに接続されているリソースが無
駄に占有されることが防止され、操作性を改善したシス
テムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバスシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明を適用したバスシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のセットトップボックス24とターゲット
22の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のアプリケーションモジュール42の動作
を説明するフローチャートである。
【図5】図3のIEEE1394インタフェース81のConn
ect処理を説明するフローチャートである。
【図6】図3のIEEE1394インタフェース81が記憶
するConnect待避情報を説明する図である。
【図7】図5のステップS22のDisconnect処理の詳細
を説明するフローチャートである。
【図8】図3のIEEE1394インタフェース81のReco
nnect処理を説明するフローチャートである。
【図9】FCPフレームのフォーマットを説明する図であ
る。
【図10】コマンドレジスタとレスポンスレジスタを説
明する図である。
【図11】AV/Cコマンドフレームのフォーマットを説明
する図である。
【図12】AV/Cレスポンスフレームのフォーマットを説
明する図である。
【図13】コマンドタイプを説明する図である。
【図14】サブユニットタイプを説明する図である。
【図15】サブユニットIDを説明する図である。
【図16】Reserveコントロールコマンドのフォーマッ
トを説明する図である。
【図17】記憶されるpriorityを説明する図である。
【図18】Reserveステータスコマンドのフォーマット
を説明する図である。
【図19】Response codeを説明する図である。
【図20】AV/Cの迅速なトランズアクションを説明する
図である。
【図21】AV/Cの遅延したトランズアクションを説明す
る図である。
【図22】IEEE1394高速シリアルバスの周期を説明
する図である。
【図23】CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を
説明する図である。
【図24】CSRのオフセットアドレス、名前、および働
きを説明する図である。
【図25】ゼネラルROMのフォーマットを説明する図で
ある。
【図26】バスインフォブロック、ルートディレクト
リ、およびユニットディレクトリの構成を説明する図で
ある。
【図27】PCRの構成を説明する図である。
【図28】oMPR,oPCR,iMPRおよびiPCRの構成を説明す
る図である。
【図29】プラグ、プラグコントロールレジスタ、およ
びアイソクロナスチャンネルの関係を説明する図であ
る。
【図30】媒体を説明する図である。
【図31】図30のパーソナルコンピュータ301の構
成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 IEEE1394バス, 22,23 ターゲット,
24 セットトップボックス, 41 IRDモジュー
ル, 42 アプリケーションモジュール,43 操作
パネル, 44 IEEE1394モジュール, 51 チ
ューナ, 54 デマルチプレクサ, 55 MPEGビデ
オデコーダ, 58 MPEGオーディオデコーダ, 71
CPU, 81 IEEE1394インタフェース, 10
1 CPU, 110 IEEE1394インタフェース

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して他の情報処理装置を制御す
    る情報処理装置において、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を受け取る受
    け取り手段と、 前記受け取り手段が前記他の情報処理装置に対する制御
    の指令を受け取ったとき、前記他の情報処理装置を制御
    対象とするための第1の予約処理と、前記バスを介して
    前記他の情報処理装置と情報を授受するための第2の予
    約処理のうちの一方を行う第1の予約手段と、 前記第1の予約手段による予約処理が成功したとき、前
    記第1の予約処理と第2の予約処理のうちの他方の予約
    処理を行う第2の予約手段と、 前記第1の予約手段による予約と前記第2の予約手段に
    よる予約の両方が成功したとき、予約成功の信号を出力
    し、少なくとも一方が成功しなかったとき、予約不成功
    の信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記バスは、IEEE1394高速シリアル
    バスであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の予約処理は、前記IEEE139
    4高速シリアルバス上におけるReserve処理であり、 前記第2の処理は、前記IEEE1394高速シリアルバス
    の帯域とチャンネルを予約する処理であることを特徴と
    する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の予約手段による予約結果と、
    前記第2の予約手段による予約結果とを記憶する記憶手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の予約手段と前記第2の予約手
    段は、前記他の情報処理装置が変更されたとき、前記記
    憶手段に記憶されている予約結果に対応して、変更前の
    前記他の情報処理装置のための前記第1の予約処理およ
    び第2の予約処理を解除するとともに、変更後の前記他
    の情報処理装置のために、それぞれ、前記第1の予約処
    理または第2の予約処理を行うことを特徴とする請求項
    4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の予約手段と前記第2の予約手
    段は、前記バスがリセットされたとき、前記記憶手段に
    記憶されている予約結果に対応して、前記他の情報処理
    装置のための前記第1の予約処理または第2の予約処理
    をそれぞれ再度実行することを特徴とする請求項4に記
    載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 バスを介して他の情報処理装置を制御す
    る情報処理装置の情報処理方法において、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を受け取る受
    け取りステップと、 前記受け取りステップの処理により前記他の情報処理装
    置に対する制御の指令を受け取ったとき、前記他の情報
    処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前
    記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受する
    ための第2の予約処理のうちの一方を行う第1の予約ス
    テップと、 前記第1の予約ステップの処理による予約処理が成功し
    たとき、前記第1の予約処理と第2の予約処理のうちの
    他方の予約処理を行う第2の予約ステップと、 前記第1の予約ステップによる予約と前記第2の予約ス
    テップによる予約の両方が成功したとき、予約成功の信
    号を出力し、少なくとも一方が成功しなかったとき、予
    約不成功の信号を出力する出力ステップとを含むことを
    特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 バスを介して他の情報処理装置を制御す
    る情報処理用のプログラムであって、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を受け取る受
    け取りステップと、 前記受け取りステップの処理により前記他の情報処理装
    置に対する制御の指令を受け取ったとき、前記他の情報
    処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前
    記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受する
    ための第2の予約処理のうちの一方を行う第1の予約ス
    テップと、 前記第1の予約ステップの処理による予約処理が成功し
    たとき、前記第1の予約処理と第2の予約処理のうちの
    他方の予約処理を行う第2の予約ステップと、 前記第1の予約ステップによる予約と前記第2の予約ス
    テップによる予約の両方が成功したとき、予約成功の信
    号を出力し、少なくとも一方が成功しなかったとき、予
    約不成功の信号を出力する出力ステップとを含むことを
    特徴とするプログラムをコンピュータに実行させる媒
    体。
  9. 【請求項9】 バスを介して他の情報処理装置と情報を
    授受するためのインタフェースを有する情報処理装置に
    おいて、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を前記インタ
    フェースに出力する出力手段と、 前記出力手段が出力した前記指令に対応して、前記イン
    タフェースが行った、前記他の情報処理装置を制御対象
    とするための第1の予約処理と、前記バスを介して前記
    他の情報処理装置と情報を授受するための第2の予約処
    理の結果に基づいて、前記インタフェースが出力する、
    両方が成功したこと、または少なくとも一方が成功しな
    かったことを表す予約信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した予約信号に対応して、前記バス
    を介して前記他の情報処理装置と情報を授受する授受手
    段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 バスを介して他の情報処理装置と情報
    を授受するためのインタフェースを有する情報処理装置
    の情報処理方法において、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を前記インタ
    フェースに出力する出力ステップと、 前記出力ステップの処理により出力された前記指令に対
    応して、前記インタフェースが行った、前記他の情報処
    理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前記
    バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受するた
    めの第2の予約処理の結果に基づいて、前記インタフェ
    ースが出力する、両方が成功したこと、または少なくと
    も一方が成功しなかったことを表す予約信号を受信する
    受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信した予約信号に対応
    して、前記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を
    授受する授受ステップとを含むことを特徴とする情報処
    理方法。
  11. 【請求項11】 バスを介して他の情報処理装置と情報
    を授受するためのインタフェースを有する情報処理装置
    の情報処理用のプログラムであって、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を前記インタ
    フェースに出力する出力ステップと、 前記出力ステップの処理により出力された前記指令に対
    応して、前記インタフェースが行った、前記他の情報処
    理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前記
    バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受するた
    めの第2の予約処理の結果に基づいて、前記インタフェ
    ースが出力する、両方が成功したこと、または少なくと
    も一方が成功しなかったことを表す予約信号を受信する
    受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信した予約信号に対応
    して、前記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を
    授受する授受ステップとを含むことを特徴とするプログ
    ラムをコンピュータに実行させる媒体。
  12. 【請求項12】 バスを介して他の情報処理装置を制御
    する第1の手段と、 前記第1の手段と前記バスとの間でインタフェース処理
    を行う第2の手段とを備える情報処理装置において、 前記第1の手段は、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を前記第2の
    手段に出力する第1の出力手段と、 前記第1の出力手段が出力した前記指令に対応して、前
    記第2の手段が行った、前記他の情報処理装置を制御対
    象とするための第1の予約処理と、前記バスを介して前
    記他の情報処理装置と情報を授受するための第2の予約
    処理の結果に基づいて、前記第2の手段が出力する、両
    方が成功したこと、または少なくとも一方が成功しなか
    ったことを表す予約信号を受信する第1の受信手段と、 前記第1の受信手段が受信した予約信号に対応して、前
    記第2の手段とバスを介して前記他の情報処理装置と情
    報を授受する授受手段とを備え、 前記第2の手段は、 前記第1の出力手段が出力した前記他の情報処理装置に
    対する制御の指令を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段が前記他の情報処理装置に対する制
    御の指令を受信したとき、前記他の情報処理装置を制御
    対象とするための第1の予約処理と、前記バスを介して
    前記他の情報処理装置と情報を授受するための第2の予
    約処理のうちの一方を行う第1の予約手段と、 前記第1の予約手段による予約処理が成功したとき、前
    記第1の予約処理と第2の予約処理のうちの他方の予約
    処理を行う第2の予約手段と、 前記第1の予約手段による予約と前記第2の予約手段に
    よる予約の結果に対応して、前記予約信号を前記第1の
    受信手段に出力する第2の出力手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 バスを介して他の情報処理装置を制御
    する第1の手段と、 前記第1の手段と前記バスとの間でインタフェース処理
    を行う第2の手段とを備える情報処理装置の情報処理方
    法において、 前記第1の手段の情報処理方法は、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を前記第2の
    手段に出力する第1の出力ステップと、 前記第1の出力ステップの処理により出力された前記指
    令に対応して、前記第2の手段が行った、前記他の情報
    処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前
    記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受する
    ための第2の予約処理の結果に基づいて、前記第2の手
    段が出力する、両方が成功したこと、または少なくとも
    一方が成功しなかったことを表す予約信号を受信する第
    1の受信ステップと、 前記第1の受信ステップの処理により受信された予約信
    号に対応して、前記第2の手段とバスを介して前記他の
    情報処理装置と情報を授受する授受ステップとを含み、 前記第2の手段の情報処理方法は、 前記第1の出力ステップの処理により出力された前記他
    の情報処理装置に対する制御の指令を受信する第2の受
    信ステップと、 前記第2の受信ステップの処理により前記他の情報処理
    装置に対する制御の指令を受信したとき、前記他の情報
    処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前
    記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受する
    ための第2の予約処理のうちの一方を行う第1の予約ス
    テップと、 前記第1の予約ステップの処理による予約処理が成功し
    たとき、前記第1の予約処理と第2の予約処理のうちの
    他方の予約処理を行う第2の予約ステップと、 前記第1の予約ステップの処理による予約と前記第2の
    予約ステップの処理による予約の結果に対応して、前記
    予約信号を前記第1の受信ステップの処理のために出力
    する第2の出力ステップとを含むことを特徴とする情報
    処理方法。
  14. 【請求項14】 バスを介して他の情報処理装置を制御
    する第1の手段と、 前記第1の手段と前記バスとの間でインタフェース処理
    を行う第2の手段とを備える情報処理装置の情報処理用
    のプログラムであって、 前記第1の手段の情報処理用のプログラムは、 前記他の情報処理装置に対する制御の指令を前記第2の
    手段に出力する第1の出力ステップと、 前記第1の出力ステップの処理により出力された前記指
    令に対応して、前記第2の手段が行った、前記他の情報
    処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前
    記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受する
    ための第2の予約処理の結果に基づいて、前記第2の手
    段が出力する、両方が成功したこと、または少なくとも
    一方が成功しなかったことを表す予約信号を受信する第
    1の受信ステップと、 前記第1の受信ステップの処理により受信された予約信
    号に対応して、前記第2の手段とバスを介して前記他の
    情報処理装置と情報を授受する授受ステップとを含み、 前記第2の手段の情報処理用のプログラムは、 前記第1の出力ステップの処理により出力された前記他
    の情報処理装置に対する制御の指令を受信する第2の受
    信ステップと、 前記第2の受信ステップの処理により前記他の情報処理
    装置に対する制御の指令を受信したとき、前記他の情報
    処理装置を制御対象とするための第1の予約処理と、前
    記バスを介して前記他の情報処理装置と情報を授受する
    ための第2の予約処理のうちの一方を行う第1の予約ス
    テップと、 前記第1の予約ステップの処理による予約処理が成功し
    たとき、前記第1の予約処理と第2の予約処理のうちの
    他方の予約処理を行う第2の予約ステップと、 前記第1の予約ステップの処理による予約と前記第2の
    予約ステップの処理による予約の結果に対応して、前記
    予約信号を前記第1の受信ステップの処理のために出力
    する第2の出力ステップとを含むことを特徴とするプロ
    グラムをコンピュータに実行させる媒体。
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