JP2000357441A - スイッチギヤ - Google Patents

スイッチギヤ

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JP2000357441A
JP2000357441A JP11168764A JP16876499A JP2000357441A JP 2000357441 A JP2000357441 A JP 2000357441A JP 11168764 A JP11168764 A JP 11168764A JP 16876499 A JP16876499 A JP 16876499A JP 2000357441 A JP2000357441 A JP 2000357441A
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vacuum valve
conductor
switchgear
phase
disposed
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JP11168764A
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Toshiharu Yamazaki
利春 山崎
Masahiko Oishi
正彦 大石
Junichi Ikeda
順一 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/022Details particular to three-phase circuit breakers
    • H01H2033/024Details particular to three-phase circuit breakers with a triangular setup of circuit breakers

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各機器の機能を複合化して、構造を簡素化す
ることによって、全体形状の縮小化を図ることが可能な
スイッチギヤを提供すること。 【解決手段】 密封された容器10内に各種の開閉機器
を収納して電源系統を構成するスイッチギヤにおいて、
三相の真空バルブ12と、この各々の真空バルブ12の
軸方向の両側に備えられた一対の電極の開閉操作を行な
う開閉操作手段18とを備えた遮断手段20と、遮断手
段20を軸方向に沿って移動させることにより、真空バ
ルブ12の主回路導体15に電力を供給する電源側導体
13および主回路導体19から電力の供給を受ける負荷
側導体26と主回路導体15、19との接続/解離を行
なう断路操作手段28とを備えたこと

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば遮断器や断
路器のような開閉機器を収納して電源系統を構成するス
イッチギヤの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、この種の従来から用いられてい
るスイッチギヤの電源系統を示す単線結線図である。
【0003】また、図7は、同スイッチギヤの全体構成
図である。
【0004】すなわち、従来から用いられているスイッ
チギヤは、図6に示すように、ケーブルヘッドCHから
主回路が受電され、断路器DS及び接地装置ESを介し
て遮断器CBに接続される。遮断器CBからは、受電側
と同様の断路器DSおよび接地装置ESを介して負荷側
の母線BUSに接続され、他の盤への接続が行われる。
【0005】スイッチギヤにおいて、これらの機器の配
置は、図7に示す通りとなっている。すなわち、スイッ
チギヤ50は、外周を鋼板で囲まれた容器51を隔壁5
2で前後に仕切り、前方の遮断器室53には真空バルブ
が装着された遮断器55を収納し、また後方の母線室5
4には遮断器55側の上下の主回路に合わせてそれぞれ
同形の断路器56a、56bを上下に設けている。
【0006】断路器56a側は、支持碍子60に固定さ
れた母線61に接続され、母線61において隣接された
盤への接続が行われる。更に、断路器56b側は、電力
ケーブル62から受電されたケーブルヘッド63に接続
されている。断路器56aと母線61との間と、断路器
56bとケーブルヘッド63との間とは、接続導体58
c、58dで相互に接続されている。
【0007】上述したように電源側と負荷側を仕切って
いる隔壁52には、図示しない貫通孔が設けられてい
る。そして、この貫通孔に、接続導体58a、58bを
絶縁層でモールドした絶縁スペーサ59a、59bを設
置することによって遮断器室53と母線室54とを仕切
っている。
【0008】なお、図7において、接地装置は図示して
いないが、断路器56aでは負荷側の接続導体58a、
また断路器56bでは電源側の接続導体58bに、接地
部分に設けられた接触子を円弧運動や直線運動により接
触させることによりそれぞれ接地を行っている。
【0009】従来のスイッチギヤは、上述したようにし
て電源系統が構成され、受電側および負荷側の電力供給
が安定して行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスイッチギヤでは、以下のような問題があ
る。
【0011】スイッチギヤを構成するこれら各機器は、
特開平8−22124号に開示されているように、それ
ぞれ遮断や断路のような特有の機能を有していること
と、更に個々の機器の標準化を図ることが要求されてい
る。
【0012】そのため、遮断器55や断路器56a、5
6bなどの収納機器は、機器単独でこれら機能を備え、
かつ、容器51内で合理的に配置がなされている。
【0013】しかしながら、これら各機器を合理的に配
置しても、これら各機器は接続導体58a〜58dによ
って接続されているため、接続導体58a〜58dの配
置場所や、接続導体58a〜58dを機器に接続する作
業を行なうためのスペースが必要となる。
【0014】また、各機器自体は、十分に電界を抑制し
て良好な耐電圧特性を有しているものの、接続導体58
a〜58dを接続する箇所には、ボルトなどの用品も考
慮したトータルな電界緩和対策が必要となる。よって、
接続導体58a〜58dを接続する箇所においては、適
当な曲率を持たせた電界緩和シールドの付加的な取り付
けも必要となる。
【0015】更には、各機器が直線的に配置されていな
い部分においては、例えば図7に示す断路器56a、5
6bと絶縁スペーサ59a、59bとの間の接続導体5
8a、58bの様に、曲げ加工が必要な場合もある。
【0016】このため、従来のスイッチギヤは、縮小化
に限界があった。この結果、従来のスイッチギヤを配置
する場合においては、比較的広い配置場所を確保する必
要があり、配置場所の制約を受ける場合があるという問
題があった。この問題は特に、多くのスイッチギヤを配
置する場合に顕著となる。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各機器の機能を複合化して、構造を簡素化
することによって、全体形状の縮小化を図ることが可能
なスイッチギヤを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0019】すなわち、請求項1の発明では、密封され
た容器内に各種の開閉機器を収納して電源系統を構成す
るスイッチギヤにおいて、三相の真空バルブと、この各
々の真空バルブの軸方向の両側に備えられた一対の電極
の開閉操作を行なう開閉操作手段とを備えた遮断手段
と、遮断手段を前記軸方向に沿って移動させることによ
り、真空バルブの主回路導体に電力を供給する電源側導
体および主回路導体から電力の供給を受ける負荷側導体
と主回路導体との接続/解離を行なう断路操作手段とを
備える。
【0020】従って、請求項1の発明のスイッチギヤに
おいては、遮断手段を真空バルブの軸方向でに沿って移
動させることによって、主回路導体との接続/解離を行
なうことができる。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明のス
イッチギヤにおいて、遮断手段に接地端子を備え、断路
操作手段によって遮断手段を前記軸方向に沿って移動さ
せて、接地端子と電源側導体および負荷側導体とを接続
させることにより、接地を行なう。
【0022】従って、請求項2の発明のスイッチギヤに
おいては、遮断手段を真空バルブの軸方向に沿って移動
させることによって、接地を行なうことができる。
【0023】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明のスイッチギヤにおいて、三相の真空バルブ
の各々を、その軸方向が互いに平行に、且つ横一列にな
るように配置し、各々の真空バルブの主回路導体が電源
側導体および負荷側導体と接続する一対の接続部を、中
相に配置された真空バルブでは容器の背面側に配置し、
両端相に配置された真空バルブでは容器の略側面側に配
置する。
【0024】従って、請求項3の発明のスイッチギヤに
おいては、各相における電源側と負荷側との接続部間の
距離を大きくすることができる。また、接続部の接続状
態を覗き窓から直接確認することができる。
【0025】請求項4の発明では、請求項1または請求
項2の発明のスイッチギヤにおいて、三相の真空バルブ
の各々を、その軸方向が互いに平行に、且つ三相のうち
二相が横一列になるように配置し、各々の真空バルブの
主回路導体が電源側導体および負荷側導体と接続する一
対の接続部を、中相に配置された真空バルブでは容器の
背面側に配置し、両端相に配置された真空バルブでは容
器の略側面側に配置する。
【0026】従って、請求項4の発明のスイッチギヤに
おいては、各相における電源側と負荷側との接続部間の
距離を大きくすることができる。また、接続部の接続状
態を覗き窓から直接確認することができる。
【0027】請求項5の発明では、請求項1または請求
項2の発明のスイッチギヤにおいて、三相の真空バルブ
の各々を、その軸方向が互いに平行に、且つ横一列にな
るように配置し、各々の真空バルブの主回路導体が電源
側導体および負荷側導体と接続する一対の接続部を、中
相に配置された真空バルブでは容器の背面側に配置し、
両端相に配置された真空バルブでは容器の前面側に配置
する。
【0028】従って、請求項5の発明のスイッチギヤに
おいては、各相における電源側と負荷側との接続部間の
距離を大きくすることができる。また、接続部の接続状
態を覗き窓から直接確認することができる。
【0029】請求項6の発明では、請求項1または請求
項2の発明のスイッチギヤにおいて、三相の真空バルブ
の各々を、その軸方向が互いに平行に、且つ三相のうち
二相が横一列になるように配置し、各々の真空バルブの
主回路導体が電源側導体および負荷側導体と接続する一
対の接続部を、中相に配置された真空バルブでは容器の
背面側に配置し、両端相に配置された真空バルブでは容
器の前面側に配置する。
【0030】従って、請求項6の発明のスイッチギヤに
おいては、各相における電源側と負荷側との接続部間の
距離を大きくすることができる。また、接続部の接続状
態を覗き窓から直接確認することができる。
【0031】請求項7の発明では、開閉操作手段に電磁
アクチュエータを用いたことを特徴とする請求項1乃至
6のいずれか1項の発明のスイッチギヤとする。
【0032】従って、請求項7の発明のスイッチギヤに
おいては、開閉操作手段に用いる操作機構として、電磁
アクチュエータを用いることにより遮断手段を小型化す
ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0034】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1から図4を用いて説明する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態に係るスイッ
チギヤの一例を示す図であり、電源に接続した状態にお
ける側断面図である。
【0036】また、図2は、図1に示すスイッチギヤの
一例を示す平断面図である。
【0037】すなわち、本実施の形態に係るスイッチギ
ヤは、筐体10の内部に備えた三相の真空バルブ12
(12a〜12c)と、各々の真空バルブ12(12a
〜12c)を駆動させる機能と、電流を導通させる主回
路導体とを備えている。
【0038】本実施の形態に係るスイッチギヤは、図1
および図2に示す様に、角型の筐体10の側面に三相分
のケーブルヘッド11(11a〜11c)を横一列に配
置している。各相のケーブルヘッド11(11a〜11
c)にはそれぞれ電力用ケーブル31と接続しており、
スイッチギヤは、この電力用ケーブル31から電力を受
電する。
【0039】また、各相のケーブルヘッド11(11a
〜11c)は、導体13(13a〜13c)にそれぞれ
接続している。また、それぞれの導体13(13a〜1
3c)の周囲を、図1に図示するハッチング部に示すよ
うに、エポキシ樹脂などによるモールドにより絶縁加工
している。
【0040】更に、それぞれの導体13(13a〜13
c)は、それぞれの接続部22(22a〜22c)を介
してそれぞれの真空バルブ12(12a〜12c)に備
えられた可動側導体15、可動軸16に接続している。
【0041】中相の真空バルブ12bは、ケーブルヘッ
ド11b側で接続部22bと接統している。一方、両端
相の真空バルブ12a、12cはそれぞれ両端相のケー
ブルヘッド11a、11cと、筐体10の側面側の接続
部22a、22cを介して接続している。
【0042】また、筐体10の前面両側には、透明なプ
ラスチックで構成された覗き窓32を備えており、接続
部22a、22cの接続状態が直接目視で確認できるよ
うになっている。
【0043】なお、真空バルブ12(12a〜12c)
毎に備えられている可動側導体15と可動軸16とは、
図示しないマルチバンドなどにより通電している。
【0044】一方、各々の真空バルブ12(12a〜1
2c)の固定側導体19は接続部23に接続している。
接続部23は、導体26との接続が可能になっている。
この導体26は図示しない母線に連結し、隣接する盤と
の接続を行なう。また、導体26の周囲を、図1に図示
するハッチング部に示すように、エポキシ樹脂などによ
るモールドにより絶縁加工している。
【0045】相毎に備えた真空バルブ12(12a〜1
2c)は、横一列に配置しており、更に各真空バルブ1
2(12a〜12c)の間はエポキシ樹脂などによりモ
ールド(図1、図2のハッチング部)し、これによって
相間を絶縁処理した真空バルブ部14を構成している。
真空バルブ部14の外表面の一部には、接地端子24、
25を備えている。
【0046】真空バルブ12の可動軸16は、絶縁ロッ
ド17を介して遮断操作部18に接続しており、真空バ
ルブ12の電極(図示せず)の開閉を行う。
【0047】真空バルブ12と遮断操作部18とは絶縁
筒21において、図示しないボルトなどで締結されて遮
断部20を一体構成している。なお、絶縁筒21はスイ
ッチギヤに収納されている各機器の組立用のために部分
的な開口部33を備えており、可動側導体15を一体モ
ールドにより絶縁加工(図1のハッチング部)してい
る。
【0048】一方、筐体10は最下部に断路操作部28
を備えている。ロッド27が、この断路操作部28と遮
断部20とを連結している。遮断部20は筐体10に対
して上下方向に、すなわち軸方向に沿ってのみ移動可能
になっており、断路操作部28が遮断部20を軸方向に
沿って上下に移動する。
【0049】次に、このようなスイッチギヤの断路状態
について図3を用いて説明する。
【0050】図3は、本発明の実施の形態に係るスイッ
チギヤの一例を示す図であり、断路状態における側断面
図である。
【0051】すなわち、本実施の形態のスイッチギヤ
は、図3に示すように、図1に示す接続状態から、断路
操作部28によって遮断部20を軸方向に沿って下方に
移動し、接続部22、23がそれぞれ可動側導体15、
固定部導体19と解離した状態である。これは例えば、
ロッド27の先端にネジを設け、メネジ側をモータで回
転駆動することなどで容易に実現される。
【0052】図3に示すような断路状態では接続部2
2、23が同時に解離するため2点ギャップとなり、真
空バルブ部14は中間電位となる。その電位は上下ギャ
ップのそれぞれの静電容量で決まるが、接続状態の約5
0%となる。
【0053】次にこのようなスイッチギヤの接地状態に
ついて図4を用いて説明する。
【0054】図4は、本発明の実施の形態に係るスイッ
チギヤの一例を示す図であり、接地状態における側断面
図である。
【0055】すなわち、本実施の形態のスイッチギヤ
は、図4に示すように、図3に示す断路状態から、断路
操作部28によって遮断部20を更に軸方向に沿って下
方に移動し、接地端子24、25を接続部22、23と
接続させた状態である。
【0056】この状態も断路状態のときと同様、例え
ば、ロッド27の先端にネジを設け、メネジ側をモータ
で回転駆動することなどで容易に実現される。
【0057】これにより、電源側と母線などの負荷側と
が接地する。なお、接続部22、23は図示していない
導線により接地極と接続している。
【0058】また、接地状態から断路操作部28により
遮断部20を軸方向に沿って上方に移動させることによ
り、同様にして断路、接続状態に移行する。
【0059】このように、本実施の形態に係るスイッチ
ギヤは、断路操作部28により遮断部20を軸方向に沿
って上下に移動することにより、真空バルブ12の状態
を接続、断路、接地の各状態に切り替える。
【0060】次に、以上のように構成した本実施の形態
のスイッチギヤの作用について説明する。
【0061】本実施の形態のスイッチギヤによれば、断
路操作部28によって遮断部20を軸方向に沿って上下
方向に移動させることにより、真空バルブ12の可動側
導体15、固定側導体19と電源側および負荷側の導体
13、26とを同時に、接続あるいは解離して2点ギャ
ップ構成の断路部が形成される。
【0062】これによって、遮断部20が軸方向に沿っ
て下方に移動し、解離時に形成される接続部22、23
と可動側導体15、固定側導体19のギャップ長は、電
源側あるいは負荷側のうちいずれか一方しか解離しない
場合に比べて2倍のギャップ長になり、約2倍の絶縁耐
力が得られる。すなわち、電源側と負荷側の両方を同時
に解離することにより、断路状態を実現するための遮断
部20の移動距離を小さくすることができる。
【0063】また、更に軸方向に沿って上下方向へ移動
させることによって、遮断部20に設けた接地端子2
4、25と接続部22、23とを接続して、電源側と負
荷側の接地がなされる。
【0064】このように、本実施の形態のスイッチギヤ
は、接続、解離、接地がすべて断路操作部28によって
行われ、他の機構を要しないため、構造が簡素化され
る。
【0065】一方、スイッチギヤはその構成上、接続部
22、23では何がしかの金属露出部が残ることは避け
られず、これによって絶縁特性が悪化する。従って、本
来であれば、この部分に付加的な絶縁体対策等が必要と
なって構造が複雑になってしまう。
【0066】しかしながら、本実施の形態に係るスイッ
チギヤでは、三相の真空バルブ12a、12b、12c
に対応するそれぞれの接続部22a、22b、22cの
隔離距離が大きくとれるように配置される。そのため、
金属部の多少の露出があっても高い絶縁耐力が維持され
る。
【0067】また、両端相の接続部22a、22cが真
空バルブ部14の裏側ではなく、側面にあるので、その
接続状態が盤前面の覗き窓32から目視により確認され
る。
【0068】上述したように、本実施の形態のスイッチ
ギヤにおいては、構造を簡素化することにより、全体形
状の縮小化が可能となる。しかも、金属部が露出してい
る接続部相互の隔離距離が大きく確保されるので、高い
絶縁性を維持することが可能となる。更に、接続状態を
目視確認できるので、安全性の向上を図ることが可能と
なる。
【0069】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図5を用いて説明する。
【0070】図5は、本発明の実施の形態に係るスイッ
チギヤの一例を示す平断面図であり、図2と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
【0071】また、本発明の第2の実施の形態に係るス
イッチギヤは、三相の真空バルブ12(12a〜12
c)の平面配置形状を除き、第1の実施の形態のスイッ
チギヤとその構成を同一とする。そのため、真空バルブ
12の接続、解離、接地状態も第1の実施の形態で説明
した図1、図3、図4に示すものと同一であるので、そ
の説明を省略する。
【0072】すなわち、本実施の形態に係るスイッチギ
ヤは、その一例を示す平断面図を図5に示すように、筐
体10内において三相の真空バルブ12(12a〜12
c)を軸方向に沿って上から見た場合に三角形状となる
ように配置したものである。
【0073】このように、三角配置された三相の真空バ
ルブ12a、12b、12cの相互の間は、図5の図示
するハッチングにて示すようにエポキシ樹脂などにより
モールドし、相関を絶縁処理した真空バルブ部14を構
成している。
【0074】また、第1の実施の形態と同様に、中相の
真空バルブ12bは筐体10の背面側で接続部22bに
接続し、両端相の真空バルブ12a、12cの接続部2
2a、22cはそれぞれ筐体10の側面側に、エポキシ
樹脂などでモールドされた導体13a、13cと接続し
ている。更に、筐体10の前面両側には透明なプラスチ
ックで構成された覗き窓32を備えており、接続部22
a、22cの接続状態を直接目視で確認できるようにな
っている。
【0075】上述したように、本実施の形態のスイッチ
ギヤにおいては、真空バルブ12(12a〜12c)を
三角配置してモールドした真空バルブ部14は、横一列
に配置した真空バルブ12(12a〜12c)をモール
ドした真空バルブ部14よりも、3つの真空バルブ12
a、12b、12cを稠密に配置することができるよう
になるので、全体形状の更なる縮小化を図ることが可能
となる。
【0076】しかも、金属の露出が構成上避けられない
接続部22a、22b、22c同士の隔離距離も、図示
したように大きくとれる配置となっているため、高い絶
縁耐力を維持することが可能となる。
【0077】更に、両端相の接続部22a、22cの接
続状態が覗き窓32から目視確認できる構成となってい
るため、安全性の向上を図ることが可能となる。
【0078】なお、本実施の形態では、図5に示すよう
に、両端相の接続部22a、22cを筐体10の側面側
に配置した例を説明したが、中相の接続部22bのみ筐
体10の背面側に接続し、両端相の接続部22a、22
cを筐体10の前面側に接続しても良い。この場合は、
接続部22a、22b、22cの相互の隔離距離は更に
大きくなるので、より一層高い絶縁耐力が実現される。
【0079】また、上記の各実施の形態における遮断操
作部18は、従来から用いられている機械式操作機構を
用いても良いが、永久磁石と電磁石とバネとを用いて構
成される電磁アクチュエータ(例えば特願平10−59
557)を用いても良い。
【0080】電磁アクチュエータを用いると、従来の機
械式操作機構に比べて非常にコンパクトに設計すること
ができ、もって、遮断部20の高さを相当低くすること
ができる。したがって、筐体10の高さを一定とした場
合、遮断部20の上下移動距離を大きく確保されるよう
になり、絶縁性能を更に向上したスイッチギヤを実現す
ることが可能となる。
【0081】なお、請求項でいう密封された容器、開閉
操作手段、遮断手段、断路操作手段は、上記各実施の形
態において筐体10、遮断操作部18、遮断部20、断
路操作部28にそれぞれ相当する。また、請求項でいう
真空バルブの主回路導体とは上記各実施の形態において
可動側導体15および固定側導体19に、電源側導体と
は上記各実施形態において導体13に、負荷側導体とは
上記各実施形態において導体26にそれぞれ相当する。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスイッチ
ギヤによれば、各機器の機能を複合化して、構造を簡素
化するようにしたので、全体形状の縮小化を図ることが
可能なスイッチギヤを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギヤ
の一例であり電源に接続した状態における側断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギヤ
の一例を示す平断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギヤ
の一例であり断路状態における側断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギヤ
の一例であり接地状態における側断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るスイッチギヤ
の一例を示す平断面図。
【図6】従来から用いられているスイッチギヤの電源系
統を示す単線結線図。
【図7】従来から用いられているスイッチギヤの全体構
成図。
【符号の説明】
10…筐体、 11…ケーブルヘッド、 12…真空バルブ、 13、26…導体、 14…真空バルブ部、 15…可動側導体、 16…可動軸、 17…絶縁ロッド、 18…遮断操作部、 19…固定側導体、 20…遮断部、 21…絶縁筒、 22、23…接続部、 24、25…接地端子、 27…ロッド、 28…断路操作部、 31…電力用ケーブル、 32…覗き窓、 33…開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 順一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G017 AA23 JJ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封された容器内に各種の開閉機器を収
    納して電源系統を構成するスイッチギヤにおいて、 三相の真空バルブと、この各々の真空バルブの軸方向の
    両側に備えられた一対の電極の開閉操作を行なう開閉操
    作手段とを備えた遮断手段と、 前記遮断手段を前記軸方向に沿って移動させることによ
    り、前記真空バルブの主回路導体に電力を供給する電源
    側導体および前記主回路導体から前記電力の供給を受け
    る負荷側導体と前記主回路導体との接続/解離を行なう
    断路操作手段とを備えたことを特徴とするスイッチギ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のスイッチギヤにお
    いて、 前記遮断手段に接地端子を備え、 前記断路操作手段によって前記遮断手段を前記軸方向に
    沿って移動させて、前記接地端子と前記電源側導体およ
    び前記負荷側導体とを接続させることにより、接地を行
    なうことを特徴とするスイッチギヤ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または前記請求項2に記載
    のスイッチギヤにおいて、 前記三相の真空バルブの各々を、その軸方向が互いに平
    行に、且つ横一列になるように配置し、前記各々の真空
    バルブの主回路導体が前記電源側導体および前記負荷側
    導体と接続する一対の接続部を、中相に配置された真空
    バルブでは前記容器の背面側に配置し、両端相に配置さ
    れた真空バルブでは前記容器の略側面側に配置したこと
    を特徴とするスイッチギヤ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または前記請求項2に記載
    のスイッチギヤにおいて、 前記三相の真空バルブの各々を、その軸方向が互いに平
    行に、且つ前記三相のうち二相が横一列になるように配
    置し、前記各々の真空バルブの主回路導体が前記電源側
    導体および前記負荷側導体と接続する一対の接続部を、
    中相に配置された真空バルブでは前記容器の背面側に配
    置し、両端相に配置された真空バルブでは前記容器の略
    側面側に配置したことを特徴とするスイッチギヤ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1または前記請求項2に記載
    のスイッチギヤにおいて、 前記三相の真空バルブの各々を、その軸方向が互いに平
    行に、且つ横一列になるように配置し、前記各々の真空
    バルブの主回路導体が前記電源側導体および前記負荷側
    導体と接続する一対の接続部を、中相に配置された真空
    バルブでは前記容器の背面側に配置し、両端相に配置さ
    れた真空バルブでは前記容器の前面側に配置したことを
    特徴とするスイッチギヤ。
  6. 【請求項6】 前記請求項1または前記請求項2に記載
    のスイッチギヤにおいて、 前記三相の真空バルブの各々を、その軸方向が互いに平
    行に、且つ前記三相のうち二相が横一列になるように配
    置し、前記各々の真空バルブの主回路導体が前記電源側
    導体および前記負荷側導体と接続する一対の接続部を、
    中相に配置された真空バルブでは前記容器の背面側に配
    置し、両端相に配置された真空バルブでは前記容器の前
    面側に配置したことを特徴とするスイッチギヤ。
  7. 【請求項7】 前記開閉操作手段に電磁アクチュエータ
    を用いたことを特徴とする前記請求項1乃至6のいずれ
    か1項に記載のスイッチギヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007227383A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Eaton Corp 電流断続、断路及び接地を可能にする三位真空断続・断路スイッチ
CN106449276A (zh) * 2016-10-14 2017-02-22 张凯 一种可逆接触器
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JP7487008B2 (ja) 2020-05-22 2024-05-20 株式会社東芝 真空バルブの配置構造

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