JP2000357371A - ディジタルデータ処理装置 - Google Patents

ディジタルデータ処理装置

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JP2000357371A
JP2000357371A JP2000111282A JP2000111282A JP2000357371A JP 2000357371 A JP2000357371 A JP 2000357371A JP 2000111282 A JP2000111282 A JP 2000111282A JP 2000111282 A JP2000111282 A JP 2000111282A JP 2000357371 A JP2000357371 A JP 2000357371A
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JP2000111282A
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Shoichi Aoyama
昇一 青山
Yukie Shoda
幸恵 庄田
Kenichi Koshiba
健一 小柴
Yukako Otani
友佳子 大谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD等の記録媒体に記録された音楽等のディ
ジタルデータの1世代の複製について複製回数により制
限するディジタルデータ処理装置を提供する。 【解決手段】 音楽データとその内容を識別するために
用いることのできるISRCとが記録されたCD108
0から、音楽データを読み出して、SDカードに記録
(複製)するディジタルデータ記録制御システム100
0は、音楽データのSDカードへの記録回数をISRC
と対応付けて保持しておく記録回数情報格納部1030
と、記録の上限回数を示す情報を記憶する上限情報記憶
部1050と、ディジタルデータ読出部1010にCD
からISRCを読み出させてそのISRCに対応する記
録回数が上限回数未満であれば、音楽データを読み出さ
せて記録処理部1070に当該音楽データをMP3フォ
ーマットに変換してSDカード1090に記録させる記
録可否判断部1020とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル著作物
の著作権保護技術に関し、特に、コンパクトディスク
(CD)等の記録媒体に記録された音楽等のディジタル
データについての読出し、再生、及び他の記録媒体への
記録といった各種利用処理をその利用回数に基づいて制
限する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及や
インターネット関連技術の発展により、音楽やコンピュ
ータプログラム等のディジタルデータが広く流通し、一
般に利用されるようになってきている。例えば、住友金
属システム開発株式会社のアプリケーションプログラム
「MP3 JUKEBOX」によれば、ユーザは、コン
パクトディスク(CD)に記録された音楽のディジタル
データを、パーソナルコンピュータ上に自由に複製する
ことができる。このアプリケーションプログラムによれ
ば、CDに記録された音楽のディジタルデータは、読み
出され、MPEG(Moving Picture E
xperts Group)で規格化された音声データ
の圧縮方式の1つであるMP3(MPEG1 Audi
o Layer−3)により圧縮が施され、小量データ
に変換される。このMP3は非可逆圧縮で高い圧縮率の
圧縮を行う方式であるので、MP3により音楽等の大容
量データを圧縮することにより、音楽等のディジタルデ
ータを、バンド幅の小さい回線等を通じて迅速に流通さ
せることが可能となり、また小容量の記録媒体へ記録す
ることが可能になる。
【0003】また、フラッシュメモリに記録されたMP
3形式の音楽データを再生する携帯型の音楽再生装置も
発売されている。このような装置として、例えば、ダイ
アモンド社のRioがある。以下、上述したアプリケー
ションプログラムによるディジタルデータの記録機構に
ついて簡単に説明する。
【0004】図6は、従来のディジタルデータの記録機
構の機能ブロック図である。従来のディジタルデータの
記録機構は、ハードウェア面においては、CPU、メモ
リ、CDからディジタル信号を読み出す装置、ハードデ
ィスク装置等を備えるパーソナルコンピュータで構成さ
れ、機能的には、ディジタルデータ読出部91と、記録
処理部92と、ディジタルデータ格納部94とを備え
る。
【0005】ディジタルデータ読出部91は音楽のディ
ジタルデータが記録されているCD93からそのディジ
タルデータを読み出すものであり、記録処理部92はデ
ィジタルデータ読出部91により読み出されたディジタ
ルデータをMP3のフォーマットに変換してハードディ
スク等の記録媒体であるディジタルデータ格納部94に
格納するものである。このディジタルデータ読出部91
及び記録処理部92の機能は、メモリに格納されたアプ
リケーションプログラムがCPUにより実行されること
により実現される。
【0006】これによりディジタルデータ格納部94に
格納されたディジタルデータは、例えば、音楽再生用の
制御を行うアプリケーションプログラム等により用いら
れ、また、上述した携帯型の音楽録音再生装置がパーソ
ナルコンピュータと接続されることによりフラッシュメ
モリに取り込まれて利用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たディジタルデータの記録機構は、ディジタルデータの
複製制限の制御を行わないものであるため、ディジタル
著作物の著作者の利益が保護されないおそれがあるとい
う問題点を有している。ところで、ディジタルデータの
複製が繰り返されることを防止してディジタル著作物の
著作者の利益を保護するための技術として、いわゆるシ
リアルコピーマネジメントシステムがある。CD等の記
録媒体に記録された音楽等のディジタルデータを、MD
(Mini Disc)等の書込可能な記録媒体にディ
ジタルデータとして複製する機能をもつオーディオ機器
は、シリアルコピーマネジメントシステム(SCMS)
の規格に準拠し、複製されたMD等からさらに複製が行
えないように、即ち2世代以上の複製がなされないよう
に制御している。
【0008】しかし、このSCMSは、CD等から、1
世代の複製が複数回なされることを制限するものではな
いため、このSCMSを上述したディジタルデータの記
録機構や、CD等の内容を他の記憶媒体へコピーする機
構等へ適用したとしても、1世代の複製が複数回なされ
るという事態を回避することができず、例えば多量の複
製されたディジタルデータが無制限に流通するような事
態が生じることになる。
【0009】そこで、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、CD等の記録媒体に記録された音
楽等のディジタルデータの1世代の複製について複製回
数により制限するディジタルデータ処理装置を提供する
ことを目的とする。また、更に、ディジタルデータの利
用形態の多様化への対応等の観点から、複製の制限のみ
ならず、記録媒体に記録されたディジタルデータの複製
以外の利用についても利用回数により制限するためのデ
ィジタルデータ処理装置を提供することをも目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るディジタルデータ処理装置は、ディジ
タル化された著作物データ及び識別情報が記録された記
録媒体から著作物データを読み出して利用するディジタ
ルデータ処理装置であって、記録媒体に記録されている
著作物データについての利用が許容される上限回数を示
す上限情報を記憶している上限情報記憶手段と、著作物
データと同一記録媒体中に記録されていた識別情報と、
当該著作物データが利用された回数を示す回数情報とを
対応付けて格納するための記憶領域である利用回数情報
格納手段と、記録媒体から識別情報を読み出す識別情報
読出手段と、前記利用回数情報格納手段を参照すること
により、前記識別情報読出手段により読み出された識別
情報に対応する回数情報を得て、当該回数情報により示
される回数と前記上限情報により示される上限回数を比
較することにより、当該識別情報とともに記録媒体中に
含まれていた著作物データの利用が許容されるか否かを
判断する利用可否判断手段と、前記利用可否判断手段に
より前記著作物データの利用が許容されると判断された
場合に、当該著作物データを利用するとともに1回の利
用毎に前記利用回数情報格納手段中の該当する前記回数
情報を更新する著作物データ利用手段とを備えることを
特徴とする。
【0011】上記構成により、記録媒体中の著作物デー
タの今までの利用回数をその記録媒体中に記録されてい
る識別情報と対応付けて保持して、この利用回数に基づ
きその著作物データの利用が許容されるか否かの判断を
するので、記録媒体に記録されている著作物データの利
用について回数的な制限を加えることができるようにな
る。従って、本発明は著作物データの著作者の利益を保
護するために用いられ得る。
【0012】また、識別情報と利用回数を対応付けて保
持してこれに基づいて前記判断を行うことから、この利
用回数に基づく著作物データの利用の制限を実現するに
あたって、利用の度に記録媒体に利用回数の情報を書き
込む等の処理を必要としない。従って、記録媒体に利用
回数の情報を書き込むための領域を確保しておく必要も
なく、また、追加書き込みができない記録媒体中の著作
物データについても利用回数による利用制限が可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディジタルデ
ータ処理装置の実施の形態について、図を用いて説明す
る。 <構成>図1は、本発明の実施の形態に係るディジタル
データ記録制御システム1000の機能ブロック図であ
る。
【0014】ディジタルデータ記録制御システム100
0は、音楽のディジタルデータが記録されたCD108
0から、そのディジタルデータを読み出して、ICカー
ドであるSD(Secure Digital)カード
1090に記録するシステムであって、記録の回数が所
定の限度を超えた場合には記録を行わないように制御す
るシステムである。
【0015】このディジタルデータ記録制御システム1
000は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、キー
ボード、ディスプレイ、CDからディジタル信号を読み
出せるCD−ROMドライブ等のCD読出装置、ハード
ディスク装置、SDカードへのアクセスを行うためのイ
ンタフェース等を備えるパーソナルコンピュータで構成
され、機能的には、同図に示すように、ディジタルデー
タ読出部1010と、記録可否判断部1020と、記録
回数情報格納部1030と、記録回数情報更新部104
0と、上限情報記憶部1050と、上限情報更新部10
60と、記録処理部1070とを備える。
【0016】ここで、ディジタルデータ読出部1010
は、CD読出装置を制御しCDからディジタルデータを
読み出すものであり、CDを内容面で識別する、即ち、
音楽タイトルを識別するために用いることができるコー
ドであるISRC(International St
andard Recording Code)と、音
楽のディジタルデータ(以下、「音楽データ」とい
う。)とをCDから読み出す。
【0017】なお、ディジタルデータ記録制御システム
1000への入力となる音楽のディジタルデータが記録
されたCDは任意のものであってよい。同図中に示した
CD1080は、任意のCDの一例であり、CD読出装
置にセットされる。記録回数情報格納部1030は、C
Dの内容毎、即ち音楽タイトル毎の記録回数を示す記録
回数情報を格納するためのメモリ領域であり、上限情報
記憶部1050は、記録回数についての上限を示す上限
情報を格納するためのメモリ領域である。パーソナルコ
ンピュータの電源は常時ONにされているとする。な
お、記録回数情報及び上限情報については後に詳しく説
明する。
【0018】記録可否判断部1020は、記録回数情報
格納部1030に格納されている記録回数情報と上限情
報記憶部1050に格納されている上限情報とを参照
し、ディジタルデータ読出部1010、記録処理部10
70及び記録回数情報更新部1040の実行を制御する
ことにより、記録回数に基づいて音楽データの記録の可
否を判断して、SDカードへの記録を制限するものであ
る。
【0019】記録回数情報更新部1040は、記録が可
能であると判断された場合における記録可否判断部10
20の制御を受けて、記録回数情報格納部1030に格
納されている記録回数情報を更新するものである。記録
処理部1070は、記録可否判断部1020から記録の
指示を受けた場合に、ディジタルデータ読出部1010
により読み出された音楽データをMP3のフォーマット
に変換してSDカード1090に記録するものであり、
メモリ或いはハードディスクであるデータ保持部107
1を有する。
【0020】より詳しくは、記録処理部1070は、あ
るCDから読み出した音楽データをMP3のフォーマッ
トに変換してSDカード1090に初めて記録するとき
には、そのCDから読み出したISRCと、MP3のフ
ォーマットに変換した結果の音楽データとをデータ保持
部1071にも格納し、そのCDからのSDカードへの
2回目以後の記録については、フォーマット変換等を行
うことなく、単にデータ保持部1071に格納済の音楽
データを読み出してSDカードに記録するものである。
音楽データが記録されるSDカードについては、記録毎
に異なるSDカードを用いることとしてもよい。なお、
記録処理部1070は、記録回数が上限に達し最後の記
録となる場合には、SDカードへの音楽データの記録後
に、データ保持部1071に格納されているそのCDに
関するデータを削除する。
【0021】また、上限情報更新部1060は、ユーザ
による暗号コードの入力を受付けて、これに基づいて上
限情報記憶部1050に記憶されている上限情報の更新
を行うものである。ここで、暗号コードは、CDの販売
会社等からユーザが有償で取得する情報であり、音楽タ
イトルを特定するためのISRCと複製を許容する回数
とを示す情報に対して不正利用を防止するための暗号化
が施されて生成された情報であることとする。
【0022】なお、ディジタルデータ読出部1010、
記録可否判断部1020、記録回数情報更新部104
0、上限情報更新部1060及び記録処理部1070
は、パーソナルコンピュータのメモリに格納されたディ
ジタルデータ記録制御用のアプリケーションプログラム
がCPUにより実行されることによりその機能が実現さ
れるものである。また、記録回数情報格納部1030及
び上限情報記憶部1050の内容は、例えば暗号化さ
れ、その複数の複製がメモリの各部に格納されるように
なっており、これに対応してディジタルデータ記録制御
用のアプリケーションプログラムが、メモリ各部に格納
された全ての複製の値が一致する場合にしか動作しない
ように構成される等、改ざんを防ぐための耐タンパ技術
で保護されている。
【0023】ここで、ディジタルデータ記録制御システ
ム1000の外観について簡単に示す。図2は、ディジ
タルデータ記録制御システム1000と、これにより記
録されたSDカードから音楽を再生するSDカード再生
機器との外観構成を例示する図である。
【0024】ディジタルデータ記録制御システム100
0は、CD1080をセットすることができ、SDカー
ド1090をSDカード挿入口1299に挿入したPC
カード1200を、挿入するPCカード挿入口1195
と、ディスプレイ1191と、キーボード1192と、
スピーカ1193とを備え通信回線1001と接続され
たパーソナルコンピュータである。
【0025】SDカード1090は、厚さ数ミリ、縦横
2cm四方程度の形状で、64メガバイトの記憶容量の
フラッシュメモリと制御回路とを含むICカードであ
る。また、SDカード再生機器1301は、音楽データ
が記録されたSDカード1090が挿入された場合にヘ
ッドフォン1302から音楽を出力する機器である。
【0026】ユーザは、ディジタルデータ記録制御シス
テムによりCD1080の音楽データをSDカード10
90に記録し、このSDカード1090を、SDカード
再生機器1301に挿入することにより、SDカード1
090に格納された音楽データに基づき再生された音楽
をヘッドフォン1302を通じて聴くことができる。 <データ構造>以下、CD1080に記録されているI
SRCの内容について説明する。
【0027】CDのデータ構造におけるQチャネルに格
納されたISRCは、アルファベット2文字で表される
国種別コード(Country Code)と、アルフ
ァベット又は数字の3文字で表される会社種別コード
(Owner Code)と、2桁の数字で表される西
暦下2桁の年号(Year of Recordin
g)と、5桁の数字で表される通番(Serial n
umber of Recording)とを内容とす
るもので、その内容は音楽タイトル毎に相違し、音楽タ
イトルを識別するために利用できる。なお、同一の音楽
タイトルの量産物である複数のCDそれぞれについての
ISRCは同一内容となる。
【0028】以下の説明において、ISRCの内容例を
示す場合は国種別コード及び会社種別コードの合計5文
字と、年号及び通番を数字で表現した合計7文字とをつ
ないだ12文字をもって、例えば「JPXXX0012
345」等と示すこととする。この「JPXXX001
2345」は、日本において会社種別コードがXXXの
会社により西暦2000年に発行された通番12345
の音楽タイトルであることを示している。
【0029】以下、記録回数情報格納部1030に格納
される記録回数情報について説明する。図3は、記録回
数情報130の構成及び内容例を示す図である。記録回
数情報130は、ISRC131と記録回数132との
組の集合であり、記録回数情報更新部1040により生
成又は更新される情報である。
【0030】ここで、ISRC131は、CDに記録さ
れているISRCである。また、記録回数132は、I
SRC131で特定される音楽タイトルに含まれる音楽
データが、今までに読み出されSDカード1090に記
録された回数を示す4バイトの情報である。同図に示す
例は、ディジタルデータ記録制御システム1000によ
り、「JPXXX0012345」というISRCが記
録されたCDから1回の音楽データのSDカードへの記
録、即ち複製がなされ、「USXXX9913524」
というISRCが記録されたCDから3回の音楽データ
の複製がなされ、「JPZZZ9901375」という
ISRCが記録されたCDから2回の音楽データの複製
がなされた後の状態を意味する例である。
【0031】なお、ディジタルデータ記録制御システム
1000において音楽データの複製が未だなされていな
い状態においては、記録回数情報130は存在せず、C
Dに記録されている音楽データの複製がなされる際に、
そのCDに記録されているISRCとこれに対応する記
録回数との組を示す記録回数情報130が生成され、又
は既に生成されている記録回数情報130に新たに前記
組の情報が追加される。
【0032】以下、上限情報記憶部1050に格納され
る上限情報について説明する。図4は、上限情報150
の構成及び内容例を示す図である。上限情報150は、
ISRC151と上限回数152との組の集合であり、
上限情報更新部1060により生成又は更新される情報
である。ここで、ISRC151は、上述したISRC
131と同様にCDに記録されているISRCである。
【0033】また、上限回数152は、ISRC151
で特定される音楽タイトルに含まれる音楽データを読み
出してSDカード1090に格納する複製動作の実行を
許容する上限となる回数を示す4バイトの情報である。
同図に示す例は、「JPXXX0012345」、「U
KYYY9900205」及び「JPZZZ99013
75」というISRCで特定される音楽タイトルの音楽
データは2回までの複製を許容し、「USXXX991
3524」というISRCで特定される音楽タイトルの
音楽データは3回までの複製を許容し、「JPYYY0
012078」というISRCで特定される音楽タイト
ルの音楽データは1回の複製のみを許容することを意味
する例である。 <動作>以下、上述した構成を備えるディジタルデータ
記録制御システム1000の動作について説明する。
【0034】図5は、ディジタルデータ記録制御システ
ム1000の記録動作を示すフローチャートである。同
図に示すように、ディジタルデータ記録制御システム1
000による音楽データのSDカードへの記録動作は、
CDからISRCを読み出す処理ステップS201と、
読み出したISRCに対応する過去の記録回数と上限回
数とに着目する処理ステップS202と、記録回数と上
限回数との比較により記録が許容されるか否かを判断す
る判断ステップS203と、記録処理中断の処理ステッ
プS204と、記録回数加算の処理ステップS205
と、音楽データのSDカードへの記録に関連する処理ス
テップS206〜S210とからなる。
【0035】なお、処理ステップS204は判断ステッ
プS203により記録が許容されないと判断された場合
(no分岐)に実行され、また、処理ステップS205
〜S210は判断ステップS203により記録が許容さ
れると判断された場合(yes分岐)に実行される。以
下、各動作を具体例に即して詳細に説明する。
【0036】ここでは、既にユーザは、CDを複製する
ために対価を支払い、暗号コードを入手し、キーボード
を介して、パーソナルコンピュータで構成されるディジ
タルデータ記録制御システム1000に入力していると
し、これに応じて上限情報更新部1060が上限情報記
憶部1050内に図4に示す値を有する上限情報150
を格納しているものとする。また、1度も記録が実行さ
れておらず記録回数情報格納部1030内にはまだ記録
回数情報130が格納されていないこととする。
【0037】この状態において、CD1080がディジ
タルデータ記録制御システム1000であるパーソナル
コンピュータのCD読出装置にセットされ、ユーザによ
りキーボード等を介して記録動作の実行指示がなされた
とする。まず、ディジタルデータ記録制御システム10
00のディジタルデータ読出部1010は、CD読出装
置を制御しCD1080からISRCを読み出す(ステ
ップS201)。ここでは、読み出したISRCは、
「JPXXX0012345」であったとする。
【0038】ディジタルデータ読出部1010によりC
D1080からISRCが読み出された後、記録可否判
断部1020は、記録回数情報格納部1030内の記録
回数情報と上限情報記憶部1050内の上限情報とを参
照し、そのISRCに対応する記録回数及び上限回数を
得て(ステップS202)、記録回数が上限回数未満で
あるか否かを判断、即ち記録が許容されるか否かを判断
する(ステップS203)。なお、処理ステップS20
2で、記録可否判断部1020が上限情報記憶部105
0を参照し、ディジタルデータ読出部1010により読
み出されたISRCに対応する上限回数の情報を探した
場合に、その情報が存在しなかったときには、上限回数
は0であるとして判断ステップS203の判断を行う。
また、同様に、読み出されたISRCに対応する記録回
数の情報が記録回数情報格納部1030内に存在しなか
ったときには、記録回数は0であるとして判断ステップ
S203の処理を行う。
【0039】ここでは、「JPXXX0012345」
というISRCに対応する過去の記録回数は、記録回数
情報がないため0回であり、またそのISRCに対応す
る上限回数は2回であるため(図4参照)、記録可否判
断部1020は記録が許容されると判断される。記録可
否判断部1020は、記録が許容されると判断した場合
(ステップS203)、記録回数情報更新部1040を
介して、ISRCに対応する記録回数情報中の記録回数
の値を1つ増加する(ステップS205)。ここでは、
記録回数情報がまだ格納されていないため、記録回数情
報更新部1040は、「JPXXX0012345」と
1回とを対応付けた記録回数情報を生成して記録回数情
報格納部1030に格納する。
【0040】ステップS205に続けて、記録可否判断
部1020は記録処理部1070に記録の実行を指示
し、これを受けた記録処理部1070は、ISRCに対
応する音楽データがデータ保持部1071に保持されて
いるかを判断し(ステップS206)、保持されていな
ければディジタルデータ読出部1010にCD1080
から音楽データを読み出させて、読み出された音楽デー
タをMP3のフォーマットに変換し、その変換後の音楽
データをISRCとともにデータ保持部1071に保存
する(ステップS207)。ここでは、このステップS
207により、CDの内容である音楽データをMP3の
フォーマットに変換した結果の音楽データが「JPXX
X0012345」というISRCと対応付けられてデ
ータ保持部1071に格納されることになる。
【0041】記録処理部1070は、ステップS206
においてISRCに対応する音楽データがデータ保持部
1071に保持されていると判断した場合、或いはステ
ップS207を実行した場合に、これに続けてデータ保
持部1071からSDカード1090への音楽データの
記録を行う(ステップS208)。SDカード1090
への記録の後に、記録処理部1070は、記録回数情報
格納部1030内の記録回数情報と上限情報記憶部10
50内の上限情報とを参照し、その「JPXXX001
2345」というISRCに対応する記録回数が上限回
数未満であるか否かを判断する(ステップS209)。
記録回数が上限回数未満でない場合には、それ以上の記
録を許容しないので、記録処理部1070は、データ保
持部1071内のそのISRCに対応する音楽データを
削除し(ステップS210)、これにより記録動作が終
了する。また、ステップS209において記録回数が上
限回数未満である場合には、ステップS210をスキッ
プし、これにより記録動作が終了することになる。ここ
では、記録回数は1回であり上限回数未満であるためス
テップS210はスキップされ、この結果、データ保持
部1071には「JPXXX0012345」というI
SRCで特定される音楽タイトルのMP3のフォーマッ
トの音楽データが格納されたままとなる。
【0042】次に、上述の動作の後、CDやSDカード
を取り替えてのユーザの実行指示が何回かなされ、これ
に応じてディジタルデータ記録制御システム1000が
SDカードへの音楽データの記録を何回か実行した状態
を前提として、更にディジタルデータ記録制御システム
1000が、「JPXXX0012345」というIS
RCが記録されたCDからのSDカードへの記録を行う
場合を例にして、記録動作について説明する。
【0043】ここで前提とする状態においては、記録回
数情報格納部1030内には図3に示す値を有する記録
回数情報130が格納されているものとする。この状態
において、「JPXXX0012345」というISR
Cが記録されたCD1080がディジタルデータ記録制
御システム1000であるパーソナルコンピュータのC
D読出装置にセットされ、ユーザによりキーボード等を
介して記録動作の実行指示がなされたとする。
【0044】これに応じて、ディジタルデータ記録制御
システム1000のディジタルデータ読出部1010
は、CD読出装置を制御しCD1080からISRCを
読み出し(ステップS201)、記録可否判断部102
0は、記録回数情報格納部1030内の記録回数情報と
上限情報記憶部1050内の上限情報とを参照し、その
ISRCに対応する記録回数及び上限回数を得て(ステ
ップS202)、記録回数が上限回数未満であるか否か
を判断、即ち記録が許容されるか否かを判断する(ステ
ップS203)。「JJPXXX0012345」とい
うISRCに対応する過去の記録回数は1回であり(図
3参照)、またそのISRCに対応する上限回数は2回
であるため(図4参照)、ここでは、記録が許容される
と判断される。
【0045】記録可否判断部1020は、記録が許容さ
れると判断した場合(ステップS203)、記録回数情
報更新部1040を介して、記録回数情報中の「JPX
XX0012345」というISRCに対応する記録回
数の値を1つ増加して2回となるようにし(ステップS
205)、記録処理部1070に記録の実行を指示す
る。これを受けた記録処理部1070は、その「JPX
XX0012345」というISRCに対応付けられた
音楽データがデータ保持部1071に保持されているか
を判断し(ステップS206)、保持されているのでス
テップS207をスキップして、データ保持部1071
からSDカード1090への音楽データの記録を行う
(ステップS208)。
【0046】こうしてSDカード1090への記録を行
った後、記録処理部1070は、記録回数情報格納部1
030内の記録回数情報と上限情報記憶部1050内の
上限情報とを参照し、その「JPXXX001234
5」というISRCに対応する記録回数が上限回数未満
であるか否かを判断する(ステップS209)。ここで
は、記録回数は2回であり上限回数と等しいためステッ
プS209でnoの分岐に進み、記録処理部1070
は、「JPXXX0012345」というISRCと、
これに対応づけられた音楽データをデータ保持部107
1から削除し(ステップS210)、これにより記録動
作が終了することになる。
【0047】この状態において、再度、ユーザにより記
録動作の実行指示がなされたとすると、ディジタルデー
タ記録制御システム1000は、次のように動作する。
ディジタルデータ読出部1010によりCDから「JP
XXX0012345」というISRCを読み出す(ス
テップS201)。これに続いて、記録可否判断部10
20は、そのISRCに対する記録回数が2回であり、
上限回数が2回であることに着目し(ステップS20
2)、記録回数が上限回数未満でないため記録が許容さ
れないと判断し(ステップS203)、記録処理を中断
し(ステップS204)、これにより記録動作が終了す
る。ここで、記録処理の中断とは、処理ステップS20
5〜S210の実行を抑止することをいう。なお、記録
可否判断部1020は、記録処理を中断した場合にディ
スプレイ1191にエラーメッセージを表示する等の動
作を行うこととしてもよい。
【0048】このようにして、ディジタルデータ記録制
御システム1000は、記録が許容された上限回数の範
囲内でのみ、CD1080から音楽データを読み出して
SDカード1090に記録する。 <補足>以上、本発明に係るディジタルデータ処理装置
について、実施形態であるディジタルデータ記録制御シ
ステム1000を例に挙げて説明したが、本発明はこの
ような実施形態に限られないことは勿論である。即ち、 (1)本実施の形態では、CDに記録された音楽データ
のSDカードへの記録を制限するディジタルデータ記録
制御システム1000について説明したが、本発明は、
読出し元の媒体をCDに限定するものではなく、記録対
象データを音楽データに限定するものではなく、記録先
をSDカードに限定するものではなく、また、記録時に
記録対象データをMP3等のフォーマットへ変換するこ
とに限定するものでもない。
【0049】つまり、記録対象データは音楽データのみ
ならず他の種類のディジタル著作物である著作物データ
であってもよい。また、本発明は、例えば、DVD−R
OMに記録された音声及び映像を含むディジタルコンテ
ンツを読み出してハードディスクに記録する場合におい
て記録回数を制限するシステムや、MDに記録された音
楽データを読み出してSDカードに記録する場合におい
て記録回数を制限するシステム等にも適用可能である。
また、記録に際してフォーマット変換を行わずに、その
ままの複製を生成することとしてもよい。
【0050】なお、音楽データ等をSDカードではなく
パーソナルコンピュータ内のハードディスクに記録する
こととした場合には、そのハードディスク内のデータに
ついては複製を防止する技術を適用し、ハードディスク
内のデータを更に他の媒体等に記録するときにはハード
ディスク内のデータを抹消するように制御することとし
てもよい。 (2)本実施の形態では、ディジタルデータ記録制御シ
ステム1000は、ハードウェア的にはパーソナルコン
ピュータで構成されることとしたが、本発明はパーソナ
ルコンピュータにしか適用できないものではなく、プロ
グラム実行機能を有するAV機器、家電機器等において
も適用可能である。 (3)本実施の形態では、記録回数情報格納部1030
及び上限情報記憶部1050に格納されているISRC
131等は、CDに記録されているISRCの全部でな
くてもよく、CDに記録されているISRCの一部を抜
き出したものであることとしてもよい。 (4)本実施の形態では、CD内の音楽タイトルを特定
するために用いることのできるISRCと記録回数とを
対応付けて、記録回数情報格納部1030に格納される
記録回数情報の構成要素としたが、本発明は、上述した
ISRCを用いることに限定されず、記録媒体の内容の
同一性を示す内容識別情報を用いるものであればよく、
あるディジタル著作物を他のディジタル著作物と識別す
るための内容識別情報が、ディジタル著作物とともに記
録媒体に記録されている又はディジタル著作物に含まれ
て記録媒体に記録されているならば、この内容識別情報
をISRCの代わりに用いることとしてもよい。
【0051】更に、本発明は、記録媒体の内容の同一性
を示す内容識別情報を用いることに限定されることはな
く、各記録媒体を識別するための媒体識別情報が記録媒
体に含まれている場合には、この媒体識別情報と、その
記録媒体に含まれるディジタルデータの記録回数とを対
応付けて記憶することとしてもよい。即ち、本発明は、
個々の媒体を識別するための媒体識別情報、又は媒体の
内容を識別するための内容識別情報を用いて、記録回数
についての管理及び記録制御を行うものであればよい。
内容識別情報を用いれば記録媒体の相違を問わずその内
容についての複製等の回数を制限することができ、媒体
識別情報を用いれば記録媒体毎に複製等の回数を制限す
ることができるようになる。
【0052】例えば、記録媒体に記録されているディジ
タルデータから抽出した情報、例えばディジタルデータ
の先頭から数百バイトの情報等を内容識別情報として用
いることとしてもよい。また更に、音楽CDにおける曲
のように、記録媒体内が複数の単位に分割される場合に
は、曲番号或いはその単位毎に固有なID等と上述のI
SRC等とを組み合わせたものと、記録回数とを対応付
けて、その単位毎に記録回数をパーソナルコンピュータ
内に記憶して、その単位での記録を回数により制限する
制御を行うこととしてもよい。つまり、記録媒体中に複
数のディジタル著作物データが、各ディジタル著作物デ
ータを識別するための識別情報とともに記録されていれ
ば、識別情報毎に複製回数を制限する制御が可能であ
り、個々のディジタル著作物データについての複製を回
数により制限することができるようになる。 (5)本実施の形態では、上限情報及び記録回数情報は
メモリ領域に格納されることとし、パーソナルコンピュ
ータの電源は常時ONにされているとしたが、これに限
定されることはなく、パーソナルコンピュータの電源は
記録等の動作時にのみONにされることとし、上限情報
及び記録回数情報は、不揮発性のメモリ又はハードディ
スク等の補助記憶装置に格納されることとしてもよい。 (6)本実施の形態では、上限情報記憶部1050に記
憶されている上限情報は、ISRC毎に上限回数が設定
されているものとしたが、単に1つの上限回数が設定さ
れているものとしてもよく、予め1つの上限回数が上限
情報記憶部1050に記憶されており更新ができないこ
ととしてもよい。即ち、全てのCD等の記録媒体につい
て同一の上限回数が定められていることとしてもよい。
この場合に、上限情報の更新はできないこととしてもよ
く、そのときには上限情報更新部1060は不要とな
る。
【0053】また、全てについての上限回数が1である
ことと予め定めておくならば、記録回数情報には記録回
数の情報が不要となるので、記録回数情報はISRCの
みの集合であることとし、CD中の音楽データを1度記
録したときにそのCDのISRCを記録回数情報中に登
録することとして、記録回数情報中に登録されているI
SRCを含むCDからの音楽データの記録は許容しない
こととしてもよい。 (7)本実施の形態では、ユーザが入力する暗号コード
に応じて上限情報更新部1060が上限情報記憶部10
50中の上限情報を更新することとしたが、本発明は、
これに限定されることはなく、例えば、ディジタルデー
タが記録されたCD等の記録媒体中に、予め上限回数が
記録されていることとして、上限情報更新部1060は
ディジタルデータ読出部1010を介して記録媒体から
その上限回数を読み出してこれに応じて上限情報を更新
することとしてもよい。 (8)本実施の形態では、CD内の音楽データのSDカ
ードへの記録を記録回数により制限することとしたが、
CD内の音楽データの再生、例えば図4のスピーカ11
93を鳴らすことを、再生回数により制限することとし
てもよい。また、記録や再生を問わずCD内の音楽デー
タを読出して利用した回数と許容される上限回数とを比
較することにより読出しや利用を制限することとしても
よいし、記録と再生とを別々の回数条件により制限する
こととしてもよい。
【0054】例えば、無料配布する音楽CD等の試聴を
想定して、予め再生の回数の上限を3回と予め定めてお
き、記録、即ち複製の回数の上限は、ユーザが複製の対
価を支払った場合にこれに応じた回数が上限情報更新部
1060により設定されることとしてもよい。これは、
CDを入手したユーザが3回まで音楽を試聴して、その
後に必要に応じて複製の権利を購入するような利用形態
の実現を可能にする。 (9)本実施の形態では、記録回数加算の処理ステップ
S205において記録回数の値を1つ増加することとし
たが、1つ増加することにより上限情報が示す上限回数
に達したならば、記録回数情報及び上限情報中の該当す
る記録回数及び上限回数の情報を削除することとしても
よい。また、特定のISRCに対応する上限回数の情報
には有効期限が存在することとしてもよく、この有効期
限が切れた場合にその特定のISRCに対応する上限回
数及び記録回数の情報が削除されることとしてもよい。 (10)本実施の形態では、CDからの音楽データの読
出し(ステップS207)を行う際に、記録回数情報更
新部1040により記録回数情報中の記録回数の値を1
つ増加させることとしたが(ステップS205)、この
他に、上限情報に記録回数情報の意味を含ませて、処理
ステップS205の代わりに、上限情報中の上限回数の
値を1つ減少させることとして、判断ステップS203
では上限回数が1以上である場合に記録が許容されると
判断することとしてもよい。この場合は、上限情報自体
が間接的にではあるが音楽データの記録回数を示すこと
となり、値の減少がなされる前は記録回数が0回である
ことを示しているとみることができる。
【0055】また、上限情報中に含まれたISRCにつ
いては、未だCDから読み出しを行っていない段階にお
いても、そのISRCに対応する記録回数が0回である
旨を示す情報を予め記録回数情報中に生成することとし
てもよい。 (11)本実施の形態では、ディジタルデータ記録制御
システムは、CD内の音楽データのSDカードへの2回
目以後の記録においては、1回目の記録の際にデータ保
持部1071に格納しておいた音楽データを用いて、デ
ータ保持部1071からSDカードへ記録することとし
ていたが、このようにデータ保持部1071を用いる方
法の他に、データ保持部1071を不要として、2回目
以後の記録であるか否かにかかわらず毎回CDから読み
出してフォーマット変換してSDカードへ記録するとい
う方法を用いることとしてもよい。
【0056】また、CDから読み出した音楽データのS
Dカードへの記録動作を1回した後は、データ保持部1
071に格納された音楽データをSDカードへ記録すべ
き指示をユーザから受けると、記録可否判断部1020
はディジタルデータ読出部1010にCDからISRC
を読み出させてそのISRCに基づいて記録可否を判断
するのではなく、ユーザに記録すべきとされた音楽デー
タと対応付けられてデータ保持部1071に格納されて
いるISRCに基づいて記録可否を判断することとして
もよい。これにより、ユーザはディジタルデータ記録制
御システムにCDからSDカードへの音楽データの記録
を1回行わせた後は、上限として定められている回数迄
は、CDをディジタルデータ記録制御システムにセット
することなく、ディジタルデータ記録制御システムに、
データ保持部1071内の音楽データをSDカードへ記
録させることができるようになる。 (12)本実施の形態で示したディジタルデータ記録制
御システムの記録動作の手順(図5に示した手順)を、
汎用のコンピュータ又はプログラム実行機能を有する家
電機器等に実行させるためのコンピュータプログラム
を、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通
させ頒布することもできる。このような記録媒体には、
ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、RO
M等がある。流通、頒布されたコンピュータプログラム
は、プログラム実行機能を有する家電機器やコンピュー
タ等にインストール等されることにより利用に供され、
家電機器やコンピュータは、当該コンピュータプログラ
ムを実行して、本実施の形態で示したようなディジタル
データ記録制御システムを実現する。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るディジタルデータ処理装置は、ディジタル化され
た著作物データ及び識別情報が記録された記録媒体から
著作物データを読み出して利用するディジタルデータ処
理装置であって、記録媒体に記録されている著作物デー
タについての利用が許容される上限回数を示す上限情報
を記憶している上限情報記憶手段と、著作物データと同
一記録媒体中に記録されていた識別情報と、当該著作物
データが利用された回数を示す回数情報とを対応付けて
格納するための記憶領域である利用回数情報格納手段
と、記録媒体から識別情報を読み出す識別情報読出手段
と、前記利用回数情報格納手段を参照することにより、
前記識別情報読出手段により読み出された識別情報に対
応する回数情報を得て、当該回数情報により示される回
数と前記上限情報により示される上限回数を比較するこ
とにより、当該識別情報とともに記録媒体中に含まれて
いた著作物データの利用が許容されるか否かを判断する
利用可否判断手段と、前記利用可否判断手段により前記
著作物データの利用が許容されると判断された場合に、
当該著作物データを利用するとともに1回の利用毎に前
記利用回数情報格納手段中の該当する前記回数情報を更
新する著作物データ利用手段とを備えることを特徴とす
る。
【0058】これにより、記録媒体中の著作物データの
今までの利用回数をその記録媒体中に記録されている識
別情報と対応付けて保持して、この利用回数に基づきそ
の著作物データの利用が許容されるか否かの判断をする
ので、記録媒体に記録されている著作物データの利用に
ついて回数的な制限を加えることができるようになる。
従って、本発明は著作物データの著作者の利益を保護す
るために用いられ得る。
【0059】また、識別情報と利用回数を対応付けて保
持してこれに基づいて前記判断を行うことから、この利
用回数に基づく著作物データの利用の制限を実現するに
あたって、利用の度に記録媒体に利用回数の情報を書き
込む等の処理を必要としない。従って、記録媒体に利用
回数の情報を書き込むための領域を確保しておく必要も
なく、また、追加書き込みができない記録媒体中の著作
物データについても利用回数による利用制限が可能とな
る。
【0060】ここで、前記著作物データ利用手段は、前
記著作物データが記録されていた記録媒体以外のデータ
記録用媒体にアクセスしてデータを記録する記録処理部
を有し、前記著作物データ利用手段による著作物データ
についての前記利用は、当該著作物データが記録されて
いた記録媒体以外のデータ記録用媒体に前記記録処理部
により当該著作物データを記録することであることとし
てもよい。
【0061】これにより、記録媒体に記録されている著
作物データを他のディジタルデータ記録用の媒体に記録
すること、即ち複製することを、その記録回数により制
限することが可能となる。従って、例えばCD等の記録
媒体に記録された音楽等のディジタルデータの1世代の
複製が無制限になされることを回避することができる。
【0062】また、前記識別情報は、それが記録されて
いる記録媒体に記録されている著作物データを識別する
ための情報であることとしてもよい。これにより、同一
の著作物データが複数の記録媒体に記録されていた場合
であっても、記録されていた記録媒体を問わず、その著
作物データついての利用回数によりその利用を制限する
ことができるので、例えば、その著作物データの複製デ
ータの生成数を著作権者等のコントロール下におくこと
が可能となる。
【0063】また、前記利用可否判断手段は、前記識別
情報読出手段により読み出された識別情報及び対応する
回数情報が前記利用回数情報格納手段に格納されていな
ければ、当該識別情報に対応する回数情報は0回を示す
ものとみなして前記判断を行い、前記著作物データ利用
手段による回数情報の前記更新は、記録媒体に記録され
ている著作物データが利用された際に、当該著作物デー
タと同一記録媒体中に記録されている識別情報及び対応
する回数情報が前記利用回数情報格納手段に格納されて
いなければ、当該識別情報と1回を示す回数情報とを対
応付けて前記利用回数情報格納手段に格納することであ
ることとしてもよい。
【0064】これにより、記録媒体から著作物データを
1回目に読み出したときから、その著作物データの利用
は利用回数により制限される。例えば上限回数を0回と
すれば、1回目の利用も許さないような制限がなされる
ことになる。また、前記上限情報は、識別情報毎に当該
識別情報と同一記録媒体中に記録されている著作物デー
タについての利用が許容される上限回数を示すものであ
り、前記利用可否判断手段は、前記識別情報読出手段に
より読み出された識別情報に対応する回数情報が示す著
作物データの利用回数と、当該識別情報に対応する上限
回数とを対比して、利用回数が上限回数より小さいとき
には当該識別情報とともに記録媒体中に含まれていた著
作物データの利用が許容されると判断することとしても
よい。
【0065】これにより、複数の記録媒体内の著作物デ
ータがそれぞれ利用される場合であっても、識別情報
毎、例えば著作物データの内容毎に複製データの生成数
をコントロールすることができるようになる。また、前
記回数情報は、著作物データが利用された回数をその値
とし、前記著作物データ利用手段による前記回数情報の
更新は、値を1つ増加することであり、前記著作物デー
タ利用手段は、著作物データを読み出して利用すること
により当該利用が前記上限情報の示す上限回数に等しく
なった場合に、当該上限回数が0回を示すように当該上
限情報を更新するとともに当該回数情報とこれに対応す
る識別情報との情報を前記利用回数情報格納手段から削
除することとしてもよい。
【0066】これにより、ディジタルデータ処理装置内
の回数情報を保持するために必要な記憶領域が、複数の
記憶媒体中の著作物データが利用されることによって増
加しつづけるのを防止することができる。また、前記著
作物データが記録された記録媒体は、追加書込みが不可
能な記録媒体であることとしてもよい。
【0067】これにより、音楽CD等の追加書込みがで
きない記録媒体に記録されている著作物データの複製を
複製回数に基づいて制限することが可能になる。また、
前記著作物データは、音声及び/又は画像のデータであ
ることとしてもよい。これにより、記録媒体に記録され
ている音声データ及び/又は画像データが無制限に複製
されることを防止することができる。
【0068】また、前記著作物データは音声データであ
り、前記著作物データが記録された記録媒体は、コンパ
クトディスクであり、前記識別情報は、ISRC(In
ternational Standard Reco
rding Code)であることとしてもよい。これ
により、音楽タイトル毎についての記録回数による記録
制限が可能となる。
【0069】また、前記識別情報は、それが記録されて
いる記録媒体自体を他の記録媒体と識別するための情報
であることとしてもよい。これにより、個々の記録媒体
についてその内容の複製回数を制限することができるよ
うになる。また、前記著作物データは、複数の部分的著
作物データからなり、前記識別情報は、前記部分的著作
物データを識別することができる部分識別情報を含んで
おり、前記識別情報読出手段は、1つの部分的著作物デ
ータに対応する部分識別情報を読み出し、前記利用可否
判断手段は、前記識別情報読出手段により読み出された
部分識別情報に対応する部分的著作物データの利用が許
容されるか否かを判断することとしてもよい。
【0070】これにより、例えば音楽CDにおける各曲
毎等の単位毎に複製回数による複製制限を行うことがで
きるようになる。また、前記著作物データは、音声及び
/又は画像のデータであり、前記著作物データ利用手段
は、音声及び/又は画像のデータに基づいて音声及び/
又は画像を再生する再生処理部を有し、前記著作物デー
タ利用手段による著作物データについての前記利用は、
当該著作物データに基づいて前記再生処理部により音声
及び/又は画像を再生することであることとしてもよ
い。
【0071】これにより、例えばCD等の記録媒体に記
録された音楽データの再生を所定回数までしか許容しな
いように再生を制限することが可能となる。これは、例
えば、無料配布する音楽CD等について試聴の回数を制
限する必要がある場合等において有用となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタルデータ記
録制御システム1000の機能ブロック図である。
【図2】ディジタルデータ記録制御システム1000
と、これにより記録されたSDカードから音楽を再生す
るSDカード再生機器との外観構成を例示する図であ
る。
【図3】記録回数情報130の構成及び内容例を示す図
である。
【図4】上限情報150の構成及び内容例を示す図であ
る。
【図5】ディジタルデータ記録制御システム1000の
記録動作を示すフローチャートである。
【図6】従来のディジタルデータの記録機構の機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1000 ディジタルデータ記録制御システム 1001 通信回線 1010 ディジタルデータ読出部 1020 記録可否判断部 1030 記録回数情報格納部 1040 記録回数情報更新部 1050 上限情報記憶部 1060 上限情報更新部 1070 記録処理部 1071 データ保持部 1080 CD 1090 SDカード 1191 ディスプレイ 1192 キーボード 1193 スピーカ 1195 PCカード挿入口 1200 PCカード 1299 SDカード挿入口 1301 SDカード再生機器 1302 ヘッドフォン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柴 健一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大谷 友佳子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された著作物データ及び識
    別情報が記録された記録媒体から著作物データを読み出
    して利用するディジタルデータ処理装置であって、 記録媒体に記録されている著作物データについての利用
    が許容される上限回数を示す上限情報を記憶している上
    限情報記憶手段と、 著作物データと同一記録媒体中に記録されていた識別情
    報と、当該著作物データが利用された回数を示す回数情
    報とを対応付けて格納するための記憶領域である利用回
    数情報格納手段と、 記録媒体から識別情報を読み出す識別情報読出手段と、 前記利用回数情報格納手段を参照することにより、前記
    識別情報読出手段により読み出された識別情報に対応す
    る回数情報を得て、当該回数情報により示される回数と
    前記上限情報により示される上限回数を比較することに
    より、当該識別情報とともに記録媒体中に含まれていた
    著作物データの利用が許容されるか否かを判断する利用
    可否判断手段と、 前記利用可否判断手段により前記著作物データの利用が
    許容されると判断された場合に、当該著作物データを利
    用するとともに1回の利用毎に前記利用回数情報格納手
    段中の該当する前記回数情報を更新する著作物データ利
    用手段とを備えることを特徴とするディジタルデータ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記著作物データ利用手段は、前記著作
    物データが記録されていた記録媒体以外のデータ記録用
    媒体にアクセスしてデータを記録する記録処理部を有
    し、 前記著作物データ利用手段による著作物データについて
    の前記利用は、当該著作物データが記録されていた記録
    媒体以外のデータ記録用媒体に前記記録処理部により当
    該著作物データを記録することであることを特徴とする
    請求項1記載のディジタルデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記識別情報は、それが記録されている
    記録媒体に記録されている著作物データを識別するため
    の情報であることを特徴とする請求項2記載のディジタ
    ルデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記利用可否判断手段は、前記識別情報
    読出手段により読み出された識別情報及び対応する回数
    情報が前記利用回数情報格納手段に格納されていなけれ
    ば、当該識別情報に対応する回数情報は0回を示すもの
    とみなして前記判断を行い、 前記著作物データ利用手段による回数情報の前記更新
    は、記録媒体に記録されている著作物データが利用され
    た際に、当該著作物データと同一記録媒体中に記録され
    ている識別情報及び対応する回数情報が前記利用回数情
    報格納手段に格納されていなければ、当該識別情報と1
    回を示す回数情報とを対応付けて前記利用回数情報格納
    手段に格納することであることを特徴とする請求項3記
    載のディジタルデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記上限情報は、識別情報毎に当該識別
    情報と同一記録媒体中に記録されている著作物データに
    ついての利用が許容される上限回数を示すものであり、 前記利用可否判断手段は、前記識別情報読出手段により
    読み出された識別情報に対応する回数情報が示す著作物
    データの利用回数と、当該識別情報に対応する上限回数
    とを対比して、利用回数が上限回数より小さいときには
    当該識別情報とともに記録媒体中に含まれていた著作物
    データの利用が許容されると判断することを特徴とする
    請求項4記載のディジタルデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記回数情報は、著作物データが利用さ
    れた回数をその値とし、 前記著作物データ利用手段による前記回数情報の更新
    は、値を1つ増加することであり、 前記著作物データ利用手段は、著作物データを読み出し
    て利用することにより当該利用が前記上限情報の示す上
    限回数に等しくなった場合に、当該上限回数が0回を示
    すように当該上限情報を更新するとともに当該回数情報
    とこれに対応する識別情報との情報を前記利用回数情報
    格納手段から削除することを特徴とする請求項4記載の
    ディジタルデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記著作物データが記録された記録媒体
    は、追加書込みが不可能な記録媒体であることを特徴と
    する請求項4記載のディジタルデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記著作物データは、音声及び/又は画
    像のデータであることを特徴とする請求項4記載のディ
    ジタルデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記著作物データは音声データであり、 前記著作物データが記録された記録媒体は、コンパクト
    ディスクであり、前記識別情報は、ISRC(Inte
    rnational StandardRecordi
    ng Code)であることを特徴とする請求項3記載
    のディジタルデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記識別情報は、それが記録されてい
    る記録媒体自体を他の記録媒体と識別するための情報で
    あることを特徴とする請求項2記載のディジタルデータ
    処理装置。
  11. 【請求項11】 前記著作物データは、複数の部分的著
    作物データからなり、 前記識別情報は、前記部分的著作物データを識別するこ
    とができる部分識別情報を含んでおり、 前記識別情報読出手段は、1つの部分的著作物データに
    対応する部分識別情報を読み出し、 前記利用可否判断手段は、前記識別情報読出手段により
    読み出された部分識別情報に対応する部分的著作物デー
    タの利用が許容されるか否かを判断することを特徴とす
    る請求項2記載のディジタルデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記上限情報は、識別情報毎に当該識
    別情報と同一記録媒体中に記録されている著作物データ
    についての利用が許容される上限回数を示すものであ
    り、 前記利用可否判断手段は、前記識別情報読出手段により
    読み出された識別情報に対応する回数情報が示す著作物
    データの利用回数と、当該識別情報に対応する上限回数
    とを対比して、利用回数が上限回数より小さいときには
    当該識別情報とともに記録媒体中に含まれていた著作物
    データの利用が許容されると判断することを特徴とする
    請求項2記載のディジタルデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記著作物データが記録された記録媒
    体は、追加書込みが不可能な記録媒体であることを特徴
    とする請求項2記載のディジタルデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 前記著作物データは、音声及び/又は
    画像のデータであることを特徴とする請求項2記載のデ
    ィジタルデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 前記著作物データは、音声及び/又は
    画像のデータであり、 前記著作物データ利用手段は、音声及び/又は画像のデ
    ータに基づいて音声及び/又は画像を再生する再生処理
    部を有し、 前記著作物データ利用手段による著作物データについて
    の前記利用は、当該著作物データに基づいて前記再生処
    理部により音声及び/又は画像を再生することであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタルデータ処理装
    置。
  16. 【請求項16】 前記識別情報は、それが記録されてい
    る記録媒体に記録されている著作物データを識別するた
    めの情報であることを特徴とする請求項15記載のディ
    ジタルデータ処理装置。
  17. 【請求項17】 前記識別情報は、それが記録されてい
    る記録媒体自体を他の記録媒体と識別するための情報で
    あることを特徴とする請求項15記載のディジタルデー
    タ処理装置。
  18. 【請求項18】 ディジタル化された著作物データ及び
    識別情報が記録された記録媒体から著作物データを、著
    作物データについての利用が許容される上限回数を示す
    上限情報が格納されている記憶装置を備えるコンピュー
    タにより、読み出して利用するディジタルデータ処理方
    法であって、 著作物データと同一記録媒体中に記録されていた識別情
    報と、当該著作物データが利用された回数を示す回数情
    報とを対応付けて前記記憶装置に格納する利用回数情報
    格納ステップと、 記録媒体から識別情報を読み出す識別情報読出ステップ
    と、 前記記憶装置を参照することにより前記識別情報読出ス
    テップにより読み出された識別情報に対応する回数情報
    を得て、当該回数情報により示される回数と前記上限情
    報により示される上限回数を比較することにより、前記
    識別情報読出ステップにより当該識別情報が読み出され
    た記録媒体中の著作物データの利用が許容されるか否か
    を判断する利用可否判断ステップと、 前記利用可否判断ステップにより前記著作物データの利
    用が許容されると判断された場合に、当該著作物データ
    を利用するとともに1回の利用毎に前記記憶装置中の該
    当する前記回数情報を更新する著作物データ利用ステッ
    プとを含むことを特徴とするディジタルデータ処理方
    法。
  19. 【請求項19】 著作物データについての利用が許容さ
    れる上限回数を示す上限情報が格納されている記憶装置
    を備えるコンピュータに、ディジタル化された著作物デ
    ータ及び識別情報が記録されたディジタルデータ記録用
    媒体から著作物データを読み出して利用するディジタル
    データ利用制御処理を実行させるための制御プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 前記ディジタルデータ利用制御処理は、 著作物データと同一のディジタルデータ記録用媒体中に
    記録されていた識別情報と、当該著作物データが利用さ
    れた回数を示す回数情報とを対応付けて前記記憶装置に
    格納する利用回数情報格納ステップと、 ディジタルデータ記録用媒体から識別情報を読み出す識
    別情報読出ステップと、 前記記憶装置を参照することにより、前記識別情報読出
    手段により読み出された識別情報に対応する回数情報を
    得て、当該回数情報により示される回数と前記上限情報
    により示される上限回数を比較することにより、前記識
    別情報読出ステップにより当該識別情報が読み出された
    ディジタルデータ記録用媒体中の著作物データの利用が
    許容されるか否かを判断する利用可否判断ステップと、 前記利用可否判断ステップにより前記ディジタルデータ
    記録用媒体中の著作物データの利用が許容されると判断
    された場合に、当該著作物データを利用するとともに1
    回の利用毎に前記記憶装置中の該当する前記回数情報を
    更新する著作物データ利用ステップとを含むことを特徴
    とする記録媒体。
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