JP2000357046A - 手書入力装置、方法ならびに手書入力プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

手書入力装置、方法ならびに手書入力プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体

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JP2000357046A
JP2000357046A JP16856199A JP16856199A JP2000357046A JP 2000357046 A JP2000357046 A JP 2000357046A JP 16856199 A JP16856199 A JP 16856199A JP 16856199 A JP16856199 A JP 16856199A JP 2000357046 A JP2000357046 A JP 2000357046A
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stroke
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pen
state
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JP16856199A
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English (en)
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Yasuhisa Kisuki
康久 木透
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ストロークの手書データを筆記者によらず
常に正確に入力する手書入力装置を提供する。 【解決手段】 座標入力パネル7上にペン31で手書入
力される際にストロークデータ格納部91はパネル7か
ら筆跡による座標データを時系列で収集して、そのデー
タ列を各ストローク対応でストロークデータ格納領域1
0に格納する。この1ストロークの手書入力中にペンア
ップ状態を検出すると、直後のペンダウン状態が検出さ
れるまでの期間を計測して計測期間が時間設定レジスタ
2に予め設定されたペンアップ判定時間データRTを超
えない場合は、今回検出されたペンアップ状態は1スト
ロークの手書入力終了を示すものではないと判定して、
当該ストロークに対応のデータ列の生成/格納のための
処理を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はタブレットなどの
基板上にペンや指などを用いて文字や図形などを手書で
入力するための手書入力装置、手書入力方法および手書
入力プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記
録媒体に関し、特に手書入力に関するデータを時系列で
収集してデータ列で入力する手書入力装置、手書入力方
法および手書入力プログラムを記録したコンピュータで
読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図1
3は、従来の手書入力装置の構成図である。図において
従来の手書入力装置はデータバス11、およびデータバ
ス11に接続されてデータバス11を介して相互にデー
タを伝送する座標入力部8、メモリ12ならびに手書入
力装置自体を集中的に制御および管理するCPU(中央
処理装置の略)131を含む。
【0003】座標入力部8は文字や図形などを手書入力
するために操作されるペン31と、ペン31によりタッ
チされて指示された位置をXY座標位置として検知する
基板状の座標入力パネル7、座標入力パネル7により検
知されたXY座標のデータが逐次格納されるX座標レジ
スタおよびY座標レジスタ5および6、座標入力パネル
7においてペンダウン状態(タッチ状態)であるかペン
アップ状態(非タッチ状態)であるかのデータが逐次格
納されるステータスレジスタ4を含む。
【0004】メモリ12にはCPU131の制御の下に
読出されて実行されるプログラムデータであるストロー
クデータ処理部9が格納されるとともにストロークデー
タ格納領域10が設けられる。なお、本明細書において
1ストロークとはペン31による一画の手書入力に対応
してペン31のダウン状態が検出されてからその後連続
してペンダウン状態となり、次にペンアップ状態が検出
されるまでの操作をいう。
【0005】ストロークデータ処理部9による処理につ
いて説明すればストロークデータ処理部9はステータス
レジスタ4の内容がペンダウン状態となるまで待機す
る。その後、ペンダウン状態となってペンダウン状態が
連続していると判断した場合には、ステータスレジスタ
4の内容がペンアップ状態を示すまでX座標レジスタ5
およびY座標レジスタ6から順次XY座標データを読出
して、ストロークデータ格納領域10に格納する処理を
繰返す。
【0006】これにより、手書入力による1ストローク
分の座標データが収集されるのでストロークデータ格納
領域10には1ストローク分の座標データ列が格納され
る。
【0007】従来の手書入力装置では、1ストローク分
の座標データ列を、ステータスレジスタ4がペンダウン
状態を示すようになってから次にペンアップ状態を示す
ようになるまでの座標データによる時系列データを1ス
トローク分のデータとしている。このため筆圧の弱い人
が手書入力を行なった場合、書き手の意図しない箇所で
ペン31が座標入力パネル7から瞬間的に離れ、ステー
タスレジスタ4にペンアップ状態として反映されてしま
い、ストロークデータ処理部9はペンアップ状態の直前
の座標データを1ストローク分の終了位置を示す座標と
判断してしまう。これは、本来1ストロークであるべき
座標データ列を、複数のストロークからなる座標データ
列としてストロークデータ格納領域10に格納するとい
う誤りを生じる。1ストローク毎に座標データ列を生成
する方法は、1文字単位で座標データ列を生成する方法
に比べて、その後の文字認識処理における認識精度を高
めることができる。したがって、文字認識処理では、こ
のような間違った座標データ列により認識性能が低下す
るのを防止するための対策が特に要求される。
【0008】また、上述した手書入力装置に関連した技
術がたとえば特開平6−266899号公報(以下、文
献1と呼ぶ)、特開平2−146614号公報(以下、
文献2と呼ぶ)、特開平9−44598号公報(以下、
文献3と呼ぶ)および特開平9−34998号公報(以
下、文献4と呼ぶ)に開示される。文献1の手書入力シ
ステムでは手書文字の特徴の抽出が、すなわち漢字の偏
と旁の区別がペンアップからペンダウンまでの時間間隔
により行なわれる。また、文献2の文字読取装置では、
1文字の手書文字の終了(区切り)が、ペンアップ時間
が所定限度時間を超えたか否かにより判別されて、文字
読取が行なわれる。また、文献3の手書文字入力装置で
は1文字の手書入力終了の判定がペンアップ時間に基づ
いて行なわれる。また、文献4のオンライン手書文字認
識装置では文字入力におけるストローク切れを座標点間
の距離で検出して補正しながら文字入力する方法が示さ
れる。
【0009】上述の文献1〜3に記載の技術は、いずれ
も1文字の手書入力の区切り(終了)をペンアップ時間
に基づいて行なうものにすぎない。また、文献4に記載
の技術は、文字入力における各ストロークにおいてスト
ローク切れを座標点間の距離で検出して、本来のストロ
ークに補正して生成するものが示されるにすぎない。
【0010】このように、上述したいずれの従来技術も
手書入力において、ペンアップ状態から次のペンダウン
状態までの継続時間に基づいて1ストロークの入力の区
切り(終了)を認識することはできない。
【0011】それゆえに、この発明の目的は、手書入力
において1ストローク毎に手書入力に関するデータを筆
記者によらず常に安定して入力できる手書入力装置、手
書入力方法および手書入力プログラムを記録したコンピ
ュータで読取可能な記録媒体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の手書入
力装置は、基板上をタッチしながら手書入力する際に、
基板から前記手書入力に関するデータを逐次入力して収
集し、1ストロークの手書入力の終了が検出されたこと
に応じて、データの収集を終了し当該ストロークに対応
して収集されたデータによるデータ列を生成する装置で
あって、1ストロークの手書入力時において、基板上で
検出された非タッチ状態が1ストロークの手書入力終了
を示す非タッチ状態の所定継続期間を超えて継続しない
場合にはデータの収集を続行し、継続する場合にはデー
タの収集を終了する。
【0013】請求項1に記載の手書入力装置によれば、
1ストロークの手書入力時において、非タッチ状態が1
ストロークの手書入力終了を示す非タッチ状態の所定継
続期間を超えて継続しない場合にはデータの収集が続行
されて、継続する場合にはデータの収集は終了される。
したがって、1ストロークの手書入力時に筆記者のスト
ロークの終了を意図しない非タッチ状態より、例えば筆
圧の低下によりデータ収集が終了することが回避される
から、筆記者によらず各ストロークごとに正確にデータ
収集してデータ列を生成できる。またこのようにして収
集されたデータ列を用いて手書き文字認識がされる場合
には、文字認識率を高めることができる。
【0014】請求項2に記載の手書入力装置は請求項1
に記載の手書入力装置における1ストロークの手書入力
時において、基板上で検出されるタッチ状態および非タ
ッチ状態のいずれかが逐次セットされる状態レジスタ
と、状態レジスタに非タッチ状態が継続してセットされ
ている期間を計測する計測手段と、計測手段により計測
されている期間を逐次読出して、所定継続期間を超えて
いるか否か判定する期間判定手段と、期間判定手段の判
定に応じてデータの収集を続行または終了するデータ収
集手段とを備えて構成される。
【0015】請求項2に記載の手書入力装置によれば、
状態レジスタに非タッチ状態がセットされている期間が
計測手段により計測されて、この計測期間が所定継続期
間を超えれば当該1ストロークに対応のデータ収集は終
了し、超えなければデータ収集は続行される。したがっ
て、1ストロークの手書入力時に筆記者のストロークの
終了を意図しない非タッチ状態より、例えば筆圧の低下
によりデータ収集が終了することが回避されるから各ス
トロークごとに正確にデータ収集してデータ列を生成で
きる。またこのようにして収集されたデータ列を用いて
手書き文字認識がされる場合には、文字認識率を高める
ことができる。
【0016】請求項3に記載の手書入力装置は、請求項
1に記載の手書入力装置における1ストロークの手書入
力時において、基板上のタッチ状態および非タッチ状態
のいずれかがセットされる状態レジスタと、1ストロー
クの手書入力開始後において、基板上で検出される非タ
ッチ状態が所定継続期間を超えて継続したか否かを判定
する継続判定手段と、継続判定手段により継続したと判
定されたことに応じて、状態レジスタに非タッチ状態を
セットする状態セット手段と、状態レジスタに非タッチ
状態がセットされているか否かに応じて、データの収集
を続行または終了するデータ収集手段とを備えて構成さ
れる。
【0017】請求項3に記載の手書入力装置によれば、
状態レジスタには、1ストロークの手書入力開始後にお
いて基板上で検出される非タッチ状態が所定継続期間を
超えて継続した場合にのみ非タッチ状態がセットされ
て、状態レジスタに非タッチ状態がセットされている時
のみデータの収集は終了する。したがって、1ストロー
クの手書入力時に筆記者のストロークの終了を意図しな
い非タッチ状態により、例えば筆圧の低下によりデータ
収集が終了することは回避されるから各ストロークごと
に正確にデータ収集してデータ列を生成できる。またこ
のようにして収集されたデータ列を用いて手書き文字認
識がされる場合には、文字認識率を高めることができ
る。
【0018】請求項4に記載の手書入力装置は、請求項
3に記載の手書入力装置がさらに、継続判定手段により
継続しないと判定された回数をカウントするカウント手
段と、カウント手段によりカウントされた回数が所定回
数を超えた場合にエラー情報がセットされる情報領域と
を備えて構成される。
【0019】請求項4に記載の手書入力装置によれば、
1ストロークの手書入力中に所定継続期間にわたり継続
しない非タッチ状態が、すなわち筆記者がストローク終
了と意図しない非タッチ状態が所定回数だけ頻繁に発生
した場合には、情報領域にエラー情報がセットされる。
したがって、情報領域の内容を用いて当該1ストローク
の手書入力において収集されたデータの信頼性を提示す
ることができるから、当該データ列を用いた文字認識処
理においても入力データの信頼性に対応した処理を行な
って認識率低下を抑制することが可能となる。
【0020】請求項5に記載の手書入力装置は、請求項
4に記載の手書入力装置が情報領域にセットされるエラ
ー情報に基づいて、当該1ストロークの手書入力につい
てのエラーを通知するように構成される。
【0021】請求項5に記載の手書入力装置によれば、
情報領域にセットされるエラー情報に基づいて、当該1
ストロークの手書入力についてのエラーが通知される。
したがって、文字認識処理においても入力データの信頼
性に対応した処理を行なって認識率低下を抑制すること
が可能となるとともに、筆記者は通知されたことに応答
して筆圧を高めて手書入力するなどの改善策を速やかに
採ることができる。
【0022】請求項6に記載の手書入力装置は、請求項
1ないし5のいずれかに記載の手書入力装置がさらに、
手書入力する筆記者の基板上での筆記速度を予め測定す
る測定手段と、測定手段により測定された筆記速度に対
応して所定継続期間を調整する期間調整手段とを備えて
構成される。
【0023】請求項6に記載の手書入力装置の測定手段
は、筆記者が特定文字を基板上で筆記した場合の筆記速
度を測定するように構成されてもよい。
【0024】請求項6に記載の手書入力装置によれば、
筆記者によりバラツキがある筆記速度は予め測定され
て、測定された筆記速度に対応して所定継続期間が調整
される。したがって、各筆記者に固有の筆記速度に対応
して1ストロークの手書入力終了を判定するための所定
継続期間が設定されるのでより信頼性の高いデータ収集
が可能となる。
【0025】請求項7に記載の手書入力装置は、請求項
1ないし6のいずれかに記載の手書入力装置がさらに、
1ストロークの手書入力時に、非タッチ状態が検出され
た後、所定継続期間内に再度タッチ状態が検出されたこ
とに応じて、直前に収集されたデータと当該再度タッチ
状態において収集されたデータとを用いて当該非タッチ
状態に対応のデータを補間処理により生成して収集する
補間収集手段を備えて構成される。
【0026】請求項7に記載の手書入力装置によれば、
1ストロークの手書入力時の筆記者が1ストロークの手
書入力の終了を意図しない場合の非タッチ状態に対応の
データは補間処理により生成されて収集される。したが
って、1ストロークの手書入力時においてストロークの
終了を意図しない非タッチ状態が、たとえば筆圧の低下
による非タッチ状態が生じても当該非タッチ状態が生じ
なかった場合に生成される適正なデータ列に近似したデ
ータ列を得ることができるから、当該データ列を用いた
文字認識の認識率低下を回避できる。
【0027】請求項7に記載の手書入力装置において、
データは基板上の座標を示す座標データであり、補間処
理は当該非タッチ状態に対応のデータとして、直前に収
集された座標データと当該再度タッチ状態において収集
された座標データとの中点を示す座標データを生成する
ように構成されてもよい。
【0028】この構成によれば、補間処理は隣接する座
標データ間の中点座標データを算出するという簡単な処
理であるから、補間処理が行なわれたとしても当該装置
の手書入力に関する処理の負荷が大きくなることはな
い。
【0029】請求項8に記載の手書入力方法は、基板上
をタッチしながら手書入力する際に、基板から手書入力
に関するデータを逐次入力して収集し、1ストロークの
手書入力の終了が検出されたことに応じて、データの収
集を終了して当該ストロークに対応して収集されたデー
タによるデータ列を生成する方法であって、1ストロー
クの手書入力時において、基板上で検出された非タッチ
状態が1ストロークの手書入力終了を示す非タッチ状態
の所定継続期間を超えて継続しない場合にはデータの収
集を続行し、継続する場合にはデータの収集を終了する
ように構成される。
【0030】請求項8に記載の手書入力方法によれば、
1ストロークの手書入力時において、非タッチ状態が1
ストロークの手書入力終了を示す非タッチ状態の所定継
続期間を超えて継続しない場合にはデータの収集が続行
されて、継続する場合にはデータの収集は終了される。
したがって、1ストロークの手書入力時に筆記者のスト
ロークの終了を意図しない非タッチ状態より、例えば筆
圧の低下によりデータ収集が終了することが回避される
から筆記者によらず各ストロークごとに正確にデータ収
集してデータ列を生成できる。またこのようにして収集
されたデータ列を用いて文字認識がされる場合には、文
字認識率を高めることができる。
【0031】請求項9に記載の手書入力方法をコンピュ
ータで実行するための手書入力プログラムを記録したコ
ンピュータで読取可能な記録媒体は、次の特徴を有す
る。つまり、手書入力方法が、基板上をタッチしながら
手書入力する際に、基板から手書入力に関するデータを
逐次入力して収集し、1ストロークの手書入力の終了が
検出されたことに応じて、データの収集を終了して当該
ストロークに対応して収集されたデータによるデータ列
を生成するでものであり、1ストロークの手書入力時に
おいて、基板上で検出された非タッチ状態が1ストロー
クの手書入力終了を示す非タッチ状態の所定継続期間を
超えて継続しない場合にはデータの収集を続行し、継続
する場合にはデータの収集を終了する。
【0032】請求項9に記載の記録媒体に記録された手
書入力プログラムが実行されることによる実現される手
書入力方法によれば、1ストロークの手書入力時におい
て、非タッチ状態が1ストロークの手書入力終了を示す
非タッチ状態の所定継続期間を超えて継続しない場合に
はデータの収集が続行されて、継続する場合にはデータ
の収集は終了される。したがって、1ストロークの手書
入力時に筆記者のストロークの終了を意図しない非タッ
チ状態より、例えば筆圧の低下によりデータ収集が終了
することが回避されるから、筆記者によらず各ストロー
クごとに正確にデータ収集してデータ列を生成できる。
またこのようにして収集されたデータ列を用いて文字認
識がされる場合には認識率を高めることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて図面を参照し説明する。なお、以下の説明では、
手書入力はペンを用いて行なわれるとしたが、指で行な
われてもよい。また、タッチされた位置の座標読取の原
理は電磁誘導方式、磁気歪み方式および感圧方式のいず
れであってもよい。また、これらの方式に従う検出信号
に基づいてペンまたは指によるタッチ状態および非タッ
チ状態が検出される。
【0034】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1による手書入力装置の構成図である。図1の構
成と図13の構成を比較し異なる点は、図13のストロ
ークデータ処理部9に代替してストロークデータ格納部
91が設けられ、データバス11にタイマ3が追加して
接続される点にある。図1のその他の構成は図13に示
されたものと同じであり説明は省略される。
【0035】図2は、図1のストロークデータ格納部9
1の処理フローチャートである。図1のストロークデー
タ格納部91はCPU131の制御の下に読出されて図
2のフローチャートに従い実行されるプログラムとして
構成される。
【0036】タイマ3は一定時間ごとにカウントアップ
されるタイマ1、1ストロークの操作が終了したことを
示すペンアップ状態の継続時間を示すペンアップ判定時
間データRTが該装置の初期設定時などに予め設定され
る時間設定レジスタ2を含む。
【0037】次に、図1の手書入力装置における手書入
力時の動作について図2のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0038】手書入力の1ストロークの座標データ収集
の前に、ストロークデータ格納部91によりタイマカウ
ンタ1の内容がクリアされる(S1)。タイマカウンタ
1の内容は、クリア後に一定時間ごとに自動的にインク
リメントされる。
【0039】次に、ストロークデータ格納部91により
ステータスレジスタ4の内容が読出され、読出された内
容がペンダウン状態になるのを待つ(S2でN)。読出
された内容がペンアップ状態を示し、この状態が時間設
定レジスタ2に設定されたペンアップ安定時間データR
Tを超えて継続した場合には(S5でY)、1点の座標
データも収集されない(S6)。
【0040】一方、ステータスレジスタ4の内容がペン
ダウン状態を示すようになったり、ペンダウン状態が続
いている間は(S3でY)、X座標レジスタ5とY座標
レジスタ6からそれぞれ座標データが逐次読出されて、
ストロークデータ格納領域10に書込まれる(S4)。
その後、ペンダウン状態が中断したときは(S3で
N)、その中断時点からの継続時間を計測するためにタ
イマカウンタ1がクリアされて、再度ペンダウン状態に
なるのを待つ(S2とS5のループ処理)。待ち続け
て、タイマカウンタ1によるカウント値が時間設定レジ
スタ2のペンアップ判定時間データRTを超えた場合に
は(S5でY)、その時点で1ストローク分のデータの
収集が完了したと判断される。タイマカウンタ1の値が
ペンアップ判定時間データRTを超える前に再度、ペン
ダウン状態となった場合は(S2でN)、先ほど検出さ
れたペンアップ状態は書き手が意図しないことに起因し
たもの、たとえば筆圧が弱いことに起因したものであっ
たと判断されて、座標データ収集(S4)が継続され
る。
【0041】したがって、1ストロークの手書入力時
に、ペンアップ状態がペンアップ判定時間データRTを
超えて継続すれば1ストロークの手書入力が終了したと
判定されて1ストローク分の座標データの収集が終了す
る。一方、ペンアップ状態がペンアップ判定時間データ
RT未満継続したのであれば、検出されたペンアップ状
態は1ストロークの手書入力の終了を示すものではな
く、筆記者の意図しないペンアップ状態を示すものであ
ると判定されて、1ストローク分の座標データ列の収集
処理が継続される。それゆえに、1ストロークの手書入
力時に筆圧が弱いなどの理由により筆記者の意図しない
ペンアップ状態が1ストローク分の手書入力終了と誤っ
て判断されることは回避されるから、筆記者によらず常
に正しいストロークデータを取込んむことができる。ま
た、これを手書文字認識処理の入力データとして用いた
としても認識率の低下を招くことはない。
【0042】(実施の形態2)図3(A)と(B)は、
この発明の実施の形態2による手書入力装置の構成図で
ある。図3(A)の構成と図1の構成とを比較して異な
る点は、図1の時間設定レジスタ2が座標入力8の内部
に設けられ、また、ストロークデータ格納部91に代替
えしてストロークデータ格納部92が設けられ、またメ
モリ12にはCPU131により読出されて実行される
プログラムとしてステータスレジスタ制御部141が追
加して設けられている点にある。図3(A)のその他の
構成は図1のそれと同じであり説明は省略される。図3
(B)の構成と図3(A)の構成とを比較して異なる点
は、図3(B)には図3(A)のプログラムとして構成
されたステータスレジスタ制御部141に代替えして、
これと同じ機能がハードウェアで構成されたステータス
レジスタ制御部14が座標入力部8に設けられている点
にある。図3(B)のその他の構成は図3(A)のそれ
と同じである。ここでは、ステータスレジスタ制御部1
41を含む図3(A)の動作について説明する。ステー
タスレジスタ制御部14の動作は制御部141の動作が
ハードウェアとして実現されたものであるから、図3
(B)の動作の詳細説明は省略する。
【0043】図3(A)のステータスレジスタ制御部1
41は、座標入力パネル7におけるペン31による手書
入力中にステータスレジスタ4の内容を参照してペンア
ップ状態を検知したとき、このペンアップ状態が時間設
定レジスタ2に予め設定されたペンアップ判定時間デー
タRTを超えて継続した場合に限り、すなわち1ストロ
ークの手書入力が完了した場合に限りステータスレジス
タ4の内容をペンアップ状態に変更する(書換える)よ
う作用する。この場合のストロークデータ格納部92に
よる処理においては、図1で示されたタイマ3の機能は
利用されず、参照されるデータもステータスレジスタ4
の内容のみだけでよい。
【0044】図4は、図3(A)のステータスレジスタ
制御部141の処理フローチャートである。図5は図3
(A)と(B)のストロークデータ格納部92の処理フ
ローチャートである。図4においてステータスレジスタ
制御部141はステータスレジスタ4にペンアップ状態
を設定する(S10)。その後、座標入力パネル7にお
いてペン31が操作され1ストロークの手書入力が開始
されると、座標入力パネル7におけるペンダウン状態が
検出されるので(S12でY)、ステータスレジスタ制
御部141はステータスレジスタ4にペンダウン状態を
セットする(S13)。
【0045】次に、ステータスレジスタ制御部141は
座標入力パネル7においてペンアップ状態が検出される
かを判定し、ペンアップ状態が検出されたと判定すると
(S14でY)、内蔵する図示されないタイマカウンタ
をクリアして(S15)、座標入力パネル7においてこ
のペンアップ状態が時間設定レジスタ2のペンアップ判
定時間データRTを超えて継続すれば、1ストローク分
の手書入力が終了したと判定して(S16でYおよびS
17でY)、今回のストロークの手書入力は終了して次
の1ストローク入力の開始であることを示すようにステ
ータスレジスタ4にペンアップ状態をセットして(S1
1)、次の1ストローク分の入力についての処理が同様
にして繰返される。
【0046】一方、S14で検出されたペンアップ状態
がペンアップ判定時間データRTを超えて継続しなけれ
ば、このペンアップ状態を1ストローク手書入力中の筆
記者の意図しないペンアップ状態であると判定されて
(S16でNおよびS17でN)、ステータスレジスタ
4の内容はペンダウン状態のままを示すこととなる。し
たがって、この場合はステータスレジスタ4の内容が1
ストローク手書入力終了を示すペンアップ状態に書換え
られることはないから、ストロークデータ格納部92に
より常にユーザの意図する1ストローク分ずつ正しく座
標データが収集されてストロークデータ格納領域10に
書込むことができる。
【0047】つまり、図5を参照してストロークデータ
格納部92は1ストロークデータの収集が開始される
と、まずステータスレジスタ4の内容を参照してペンダ
ウン状態を示さなければ(S20でN)、すなわちステ
ータスレジスタ制御部141により1ストロークの手書
入力終了が検知されてステータスレジスタ4にはペンア
ップ状態が設定されているのであるから、1ストローク
分のデータ収集を終了する。一方、ステータスレジスタ
4の内容にペンダウン状態が設定されていれば(S20
でY)、すなわち1ストローク分の手書入力が終了して
いなければ、前述と同様にして座標入力パネル7におい
て入力されるXY座標データがストロークデータ格納領
域10に逐次書込まれて保存される(S21)。
【0048】このように、ステータスレジスタ制御部1
41が採用されることで、図1の場合に比較してストロ
ークデータ格納部12の処理が簡単化される。
【0049】(実施の形態3)図6(A)と(B)は、
この発明の実施の形態3による手書入力装置の構成図で
ある。図6(A)と(B)の構成と図3(A)と(B)
の構成とを比較し異なる点は、図6(A)と(B)は、
座標入力部8にエラー回数リミット値ERを格納するた
めのエラー回数リミット設定レジスタ13が追加して設
けられ、データバス11に出力部16が追加して接続さ
れ、さらにステータスレジスタ4に代替してステータス
レジスタ41が設けられ、またステータスレジスタ制御
部141と14に代替してステータスレジスタ151と
15がそれぞれ設けられた点にある。図6(A)と
(B)のその他の構成は図3(A)と(B)のそれと同
じである。
【0050】なお、ステータスレジスタ制御部151は
CPU131によりメモリ12から読出されて実行され
るプログラムにより構成されるものであり、ステータス
レジスタ制御部15はステータスレジスタ制御部151
と同様な機能がハードウェアにより構成されたものであ
るから、ここでは、ステータスレジスタ制御部151に
ついての処理を説明する。
【0051】本実施の形態ではステータスレジスタ41
には前述したステータスレジスタ4と同様にペンアップ
/ペンダウン状態が書込まれるとともに、後述するよう
にエラー情報が書込まれる。また本実施の形態ではステ
ータスレジスタ制御部151または15は、1ストロー
クの手書入力時に筆記者が意図しないペンアップ状態の
発生回数をカウントして、そのカウント値がエラー回数
リミット設定レジスタ13に予め設定されたエラー回数
リミット値ERを上回ったと判定すると、ステータスレ
ジスタ4にエラー情報を通知する(書込まれる)。ステ
ータスレジスタ制御部151または15は、実施の形態
2で示されたステータスレジ141または14の機能に
加えて、上述したような手順に従ってステータスレジス
タ41にエラー情報を書込む機能を有する。
【0052】本実施の形態においては、エラー情報のス
テータスレジスタ4への書込の態様としてはたとえば、
ステータスレジスタ41のエラー情報設定用に予め割当
てられた所定ビットをセットする方法があるが、エラー
情報の設定態様はこの方法に限定されない。
【0053】またステータスレジスタ41に設定された
エラー情報を参照して、ユーザに対して出力部16を介
して“ペンアップ状態が多く発生している”などのエラ
ーを報知して筆圧を大きくするようにメッセージ出力す
るような処理をしてもよい。また、ストロークデータ格
納部92が1ストローク分のデータ収集後に当該ステー
タスレジスタ4にエラー情報が設定されていることに基
づいて、収集されたデータにその旨の情報を付加するよ
うにして、後段の文字認識処理に役立てるようにしても
よい。なお、設定されたエラー情報に従って行なわれる
処理はこれに限定されない。
【0054】図7は、図6(A)のステータスレジスタ
制御部151の処理フローチャートである。ストローク
データ格納部92の処理は図5のフローチャートで説明
されたものと同様なので説明は省略する。ここでは、図
7を参照しながら本実施の形態によるステータスレジス
タ制御部151の動作を説明する。
【0055】1ストロークの手書入力が開始されると、
ステータスレジスタ制御部151はステータスレジスタ
41にペンアップ状態を初期設定して(S30)、座標
入力パネル7においてペンダウン状態を検出すると、ス
テータスレジスタ41にペンダウン状態を設定する(S
31でY、S32)。
【0056】その後、座標入力パネル7にてペンアップ
状態が検出されるか判定し、ペンアップ状態を検出する
と(S33でY)、内蔵する図示されないタイマカウン
タをクリアした後(S34)、座標入力パネル7でペン
アップ状態が継続して検出されるか判定する(S3
5)。ペンアップ状態が継続する間は、タイマカウンタ
の値がペンアップ判定時間データRTと比較されなが
ら、データRTを超えるまでカウントアップされる。こ
れにより、実施の形態2と同様に1ストロークの手書入
力中の意図しないペンアップ状態によりステータスレジ
スタ41にペンアップ状態がセットされて、誤った座標
データ列の収集が行なわれることが回避される。
【0057】また、座標入力パネル7でペンアップ状態
が検出されて(S33でY)、その直後にペンダウン状
態が検出されると、直前に検出されたペンアップ状態は
(S33でY)、意図しないペンアップ状態である可能
性があるから、内蔵する図示されないエラーカウンタの
値が加算され(S37)、その結果エラーカウンタのカ
ウント値がエラー回数リミット値ERを超えたか否かが
判定される(S38)。超えていなければ(S38で
N)、再度、S33の処理に戻り、以下同様に処理が繰
返される。
【0058】一方、エラー回数リミット値ERを超えて
いれば(S38でY)、ステータスレジスタ41に前述
したようにしてエラー情報が書込まれた後(S39)、
前述したS33の処理に戻り、以下同様に処理が繰返さ
れる。
【0059】(実施の形態4)図8は、この発明の実施
の形態4による手書入力装置の構成図である。図8の構
成と図1の構成とを比較し異なる点は、図8の構成にお
いては図1の時間設定レジスタ2およびストロークデー
タ格納部91に代替して時間設定レジスタ21およびス
トロークデータ格納部93が設けられ、またメモリ12
にストロークデータ格納部93により参照される設定用
データ格納領域94が設けられる点にある。図8のその
他の構成は図1のそれと同じなので説明は省略される。
図9は、図8のストロークデータ格納部93の処理フロ
ーチャートである。
【0060】本実施の形態では、ストロークデータ格納
部93により時間設定レジスタ21にペンアップ判定時
間データRT1が設定される。この際、ストロークデー
タ格納部93は筆記者の座標入力パネル7におけるペン
31を用いた筆記速度に応じてペンアップ判定時間デー
タRT1を設定用データ格納領域94の内容を参照しな
がら調整して設定する。
【0061】設定用データ格納領域94には一般の人が
座標入力パネル7にペン31を用いて特定の文字を筆記
するのに要する時間(これを標準筆記時間と呼ぶ)とそ
のときに時間設定レジスタ21に設定されるべき標準設
定値とが対応して格納される。本実施の形態では、筆記
速度には個人差があることを考慮して、時間設定レジス
タ21に設定されるべきペンアップ判定時間データRT
1も個人の筆記速度に応じて変化させる。これにより、
収集される座標データ列の信頼性はさらに向上する。ス
トロークデータ格納部93は時間設定レジスタ21への
ペンアップ判定時間データRT1の設定に際して、図9
のフローチャートに従い以下のように動作する。
【0062】つまり、手書入力に先立って筆記者により
設定時間測定用の特定文字が筆記開始されるので(S4
0)、ストロークデータ格納部93はタイマカウンタ1
をクリアする(S41)。これによりタイマカウンタ1
のカウントアップが開始される。その後、特定文字の筆
記が完了したと判定すると(S42でY)、タイマカウ
ンタ1のカウント値を読出して(S42)、読出したカ
ウント値を用いてペンアップ判定時間データRT1を計
算して、時間設定レジスタ21に設定する(S44)。
その後、図2のフローチャートに従い手書入力による1
ストローク分のデータ収集が開始される。
【0063】上述したペンアップ判定時間データRT1
の算出は次のように行なわれる。つまり、筆記者による
特定文字の筆記に要した時間はタイマカウンタ1により
測定されているので、タイマカウンタ1から読出された
カウント値を設定用データ格納領域94に格納された標
準筆記時間で除し、その除算結果値と設定用データ格納
領域94中の当該標準筆記時間に対応する標準設定値と
を乗算することによりペンアップ判定時間データRT1
が算出される。
【0064】なお、筆記者に予め筆記させる特定文字と
しては同一筆記者が何度書いても筆記速度にばらつきが
でにくい文字、言い換えればよく知られていて画数が適
当である(多すぎず少なすぎない)文字、または同一筆
記者であってもストローク間のペンアップ時間がストロ
ーク方向成分により変わる可能性がない文字、言い換え
れば文字を構成するストロークの方向成分のバランスが
取れている文字、たとえば「米」、「正」、「永」など
が好ましい。
【0065】(実施の形態5)図10は、この発明の実
施の形態5による手書入力装置の構成図である。図1の
構成と図10の構成とを比較し異なる点は、図10では
図1のストロークデータ格納部91に代替してストロー
クデータ格納部94が設けられている点にある。図10
の他の構成は図1のそれと同じである。本実施の形態で
は、ストロークデータ格納部94は実施の形態1と同様
に座標データの収集を行なうが、特に1ストロークの手
書入力時に一時的なペンアップ状態が、すなわち筆記者
の意図しないペンアップ状態が発生したときには、入力
される座標データについて補間処理を行ないながらデー
タ収集を行なう。図11は、図10のストロークデータ
格納部94の処理フローチャートである。図12は、図
11の処理において行なわれる座標補間処理の一例を説
明する図である。
【0066】ストロークデータ格納部94による座標デ
ータの補間処理例を図12を参照して説明する。図12
の補間前の状態において座標データP0、P1、P2お
よびP3が連続するペンダウン状態で読出されたとす
る。その後ペンアップ状態になるが、このペンアップ状
態が時間設定レジスタ2のペンアップ判定時間データR
Tを超えて継続せずに、再度、座標データP4が読出さ
れてペンダウン状態になったとする。すなわち、座標デ
ータP3とP4との間で意図しないペンアップ状態が検
出されたとする。このとき、ストロークデータ格納部9
4は意図しないペンアップ状態が検出されて座標データ
の欠落が生じたことに応じて、その後に入力された座標
データP4をストロークデータ格納領域10に格納する
前に、図12の座標データPA(XA,YA)を補間処
理により得て、これをストロークデータ格納領域10に
格納した後に、座標データP4をストロークデータ格納
領域10に格納するよう処理する。
【0067】このとき、ストロークデータ格納部94は
座標データPA(XA、YA)を座標データP3(X
3,Y3)と座標データP4(X4,Y4)を用いてX
A=(X4−X3)/2およびYA=(Y4−Y3)/
2で算出して、座標データP3とP4の中点座標として
求める。
【0068】図11のフローチャートを参照しながらス
トロークデータ格納部94の処理について説明する。ま
ず、1ストローク手書入力が開始されると、補間処理の
ために用いられるデータ変数である補間用座標データQ
XとQYは0を用いてクリアされ、またタイマカウンタ
1がクリアされる(S50、S51)。その後、クリア
されたタイマカウンタ1はカウントアップを開始する。
【0069】その後、ペンアップ状態が検出されなけれ
ば(S52でN、S53でY)、XおよびY座標レジス
タ5と6から座標データPXとPYが読出され(S5
4)、補間用座標データQXとQYがともに0であれば
(S55でY)、前述した補間処理は行なわれていない
ので、読出された座標データPXとPYがストロークデ
ータ格納領域10に格納される(S58)。
【0070】一方、補間用座標データQXとQYがとも
に0ではない場合には(S55でN)、前述した補間処
理が行なわれているので、補間用座標データQXとQY
ならびに今回読込まれた座標データPXとPYを用い
て、前述したようにして座標を補間するための計算が行
なわれて、その算出値がストロークデータ格納領域10
に格納される(S56)。そして、補間用座標データQ
XとQYがクリアされて(X57)、今回読込んだ座標
データPXとPYがストロークデータ格納領域10に格
納されて(S58)、S53の処理に戻る。
【0071】一方、1ストロークの手書入力中にペンア
ップ状態が検出されると(S52でY)、補間用座標デ
ータQXとQYが0にクリアされているかが判定され
て、クリアされていなければ(S59でN)、次回の補
正処理に備えて今回読込まれた座標データ(PX、P
Y)が補間用座標データQXとQYにそれぞれ設定され
る(S60)。そして、タイマカウンタ1のカウント値
がペンアップ判定時間データRTを超えているかが判定
される(S61)。タイマカウンタ1の値がペンアップ
判定時間データRTを超えていれば(S61でY)、1
ストローク分の手書入力による座標データの収集は終了
するが超えていないと判定されればS52の処理に戻
る。そして、ペンアップ判定時間データRTを超えない
期間において再度、ペンダウン状態となれば(S52で
N)、S54〜S58の処理が行なわれて、意図しない
ペンアップ状態において欠落した座標データが補間処理
により算出されたて、算出された座標データは逐次読込
まれた他の座標データとともに時系列に従ってストロー
クデータ格納領域10に格納される。
【0072】このように、1ストロークの手書入力中に
筆記者の意図しないペンアップ状態に起因した座標デー
タの欠落が生じた状態でデータ列が生成されることが回
避されるから、その後の文字認識処理における認識率の
低下を抑制できる。
【0073】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0074】
【発明の効果】請求項1、8および9に記載の発明によ
れば、1ストロークの手書入力時に筆記者のストローク
の終了を意図しない非タッチ状態より、例えば筆圧の低
下によりデータ収集が終了することが回避されるから筆
記者によらず各ストロークごとに正確にデータ収集して
データ列を生成できる。またこのようにして収集された
データ列を用いて手書き文字認識がされる場合には、文
字認識率を高めることができる。
【0075】請求項2または3に記載の発明によれば、
1ストロークの手書入力時に筆記者のストロークの終了
を意図しない非タッチ状態より、例えば筆圧の低下によ
りデータ収集が終了することが回避されるから各ストロ
ークごとに正確にデータ収集してデータ列を生成でき
る。またこのようにして収集されたデータ列を用いて手
書き文字認識がされる場合には、文字認識率を高めるこ
とができる。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、情報領域
の内容を用いて当該1ストロークの手書入力において収
集されたデータの信頼性を提示することができるから、
当該データ列を用いた文字認識処理においても入力デー
タの信頼性に対応した処理を行なって認識率低下を抑制
することが可能となる。
【0077】請求項5に記載の発明によれば、1ストロ
ークの手書入力についてのエラーが通知されるから、文
字認識処理においても入力データの信頼性に対応した処
理を行なって認識率低下を抑制することが可能となると
ともに、筆記者は通知されたことに応答して筆圧を高め
て手書入力するなどの改善策を速やかに採ることができ
る。
【0078】請求項6に記載の発明によれば、各筆記者
に固有の筆記速度に対応して1ストロークの手書入力終
了を判定するための所定継続期間が設定されるのでより
信頼性の高いデータ収集が可能となる。
【0079】請求項7に記載の発明によれば、1ストロ
ークの手書入力時においてストロークの終了を意図しな
い非タッチ状態が、たとえば筆圧の低下による非タッチ
状態が生じても当該非タッチ状態が生じなかった場合に
生成される適正なデータ列に極めて近似したデータ列を
得ることができるから、当該データ列を用いた文字認識
率低下を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による手書入力装置
の構成図である。
【図2】 図1のストロークデータ格納部91の処理フ
ローチャートである。
【図3】 (A)と(B)はこの発明の実施の形態2に
よる手書入力装置の構成図である。
【図4】 図3(A)のステータスレジスタ制御部14
1の処理フローチャートである。
【図5】 図3(A)と(B)のストロークデータ格納
部92の処理フローチャートである。
【図6】 (A)と(B)はこの発明の実施の形態3に
よる手書入力装置の構成図である。
【図7】 図6(A)のステータスレジスタ制御部15
1の処理フローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態4による手書入力装置
の構成図である。
【図9】 図8のストロークデータ格納部93の処理フ
ローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5による手書入力装
置の構成図である。
【図11】 図10のストロークデータ格納部94の処
理フローチャートである。
【図12】 図11の処理において行なわれる座標補間
処理の一例を説明する図である。
【図13】 従来の手書入力装置の構成図である。
【符号の説明】
2,21 時間設定レジスタ、4,41 ステータスレ
ジスタ、10 ストロークデータ格納領域、14,1
5,141,151 ステータスレジスタ制御部、9
1,92,93,94 ストロークデータ格納部、95
設定用データ格納領域、RT,RT1 ペンアップ判
定時間データ、ER エラー回数リミット値、13 エ
ラー回数リミット設定レジスタ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上をタッチしながら手書入力する際
    に、前記基板から前記手書入力に関するデータを逐次入
    力して収集し、1ストロークの手書入力の終了が検出さ
    れたことに応じて、前記データの収集を終了し当該スト
    ロークに対応して収集された前記データによるデータ列
    を生成する手書入力装置であって、 前記1ストロークの手書入力時において、前記基板上で
    検出された非タッチ状態が前記1ストロークの手書入力
    終了を示す非タッチ状態の所定継続期間を超えて継続し
    ない場合には前記データの収集を続行し、継続する場合
    には前記データの収集を終了する、手書入力装置。
  2. 【請求項2】 前記1ストロークの手書入力時におい
    て、 前記基板上で検出されるタッチ状態および非タッチ状態
    のいずれかが逐次セットされる状態レジスタと、 前記状態レジスタに前記非タッチ状態が継続してセット
    されている期間を計測する計測手段と、 前記計測手段により計測されている期間を逐次読出し
    て、前記所定継続期間を超えているか否か判定する期間
    判定手段と、 前記期間判定手段の判定に応じて前記データの収集を続
    行または終了するデータ収集手段とを備える、請求項1
    に記載の手書入力装置。
  3. 【請求項3】 前記1ストロークの手書入力時におい
    て、前記基板上のタッチ状態および非タッチ状態のいず
    れかがセットされる状態レジスタと、 前記1ストロークの手書入力開始後において、前記基板
    上で検出される非タッチ状態が前記所定継続期間を超え
    て継続したか否かを判定する継続判定手段と、 前記継続判定手段により継続したと判定されたことに応
    じて、前記状態レジスタに非タッチ状態をセットする状
    態セット手段と、 前記状態レジスタに前記非タッチ状態がセットされてい
    るか否かに応じて、前記データの収集を続行または終了
    するデータ収集手段とを備える、請求項1に記載の手書
    入力装置。
  4. 【請求項4】 前記継続判定手段により継続しないと判
    定された回数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段によるカウントされた回数が所定回数
    を超えた場合に、エラー情報がセットされる情報領域と
    をさらに備える、請求項3に記載の手書入力装置。
  5. 【請求項5】 前記情報領域にセットされる前記エラー
    情報に基づいて、当該1ストロークの手書入力について
    のエラーを通知する、請求項4に記載の手書入力装置。
  6. 【請求項6】 手書入力する筆記者の前記基板上での筆
    記速度を予め測定する測定手段と、 前記測定手段により測定された前記筆記速度に対応して
    前記所定継続期間を調整する期間調整手段とをさらに備
    える、請求項1ないし5のいずれかに記載の手書入力装
    置。
  7. 【請求項7】 前記1ストロークの手書入力時に、前記
    非タッチ状態が検出された後、前記所定継続期間内に再
    度タッチ状態が検出されたことに応じて、直前に収集さ
    れた前記データと当該再度タッチ状態において収集され
    た前記データとを用いて当該非タッチ状態に対応の前記
    データを補間処理により生成して収集する補間収集手段
    をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載の
    手書入力装置。
  8. 【請求項8】 基板上をタッチしながら手書入力する際
    に、前記基板から前記手書入力に関するデータを逐次入
    力して収集し、1ストロークの手書入力の終了が検出さ
    れたことに応じて、前記データの収集を終了して当該ス
    トロークに対応して収集された前記データによるデータ
    列を生成する手書入力方法であって、 前記1ストロークの手書入力時において、前記基板上で
    検出された非タッチ状態が前記1ストロークの手書入力
    終了を示す非タッチ状態の所定継続期間を超えて継続し
    ない場合には前記データの収集を続行し、継続する場合
    には前記データの収集を終了する、手書入力方法。
  9. 【請求項9】 基板上をタッチしながら手書入力する際
    に、前記基板から前記手書入力に関するデータを逐次入
    力して収集し、1ストロークの手書入力の終了が検出さ
    れたことに応じて、前記データの収集を終了して当該ス
    トロークに対応して収集された前記データによるデータ
    列を生成する手書入力方法をコンピュータで実行するた
    めの手書入力プログラムを記録したコンピュータで読取
    可能な記録媒体であって、 前記手書入力方法は、 前記1ストロークの手書入力時において、前記基板上で
    検出された非タッチ状態が前記1ストロークの手書入力
    終了を示す非タッチ状態の所定継続期間を超えて継続し
    ない場合には前記データの収集を続行し、継続する場合
    には前記データの収集を終了することを特徴とする、手
    書入力プログラムを記録したコンピュータで読取可能な
    記録媒体。
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