JP2000356806A - 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ - Google Patents

銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ

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JP2000356806A
JP2000356806A JP11168457A JP16845799A JP2000356806A JP 2000356806 A JP2000356806 A JP 2000356806A JP 11168457 A JP11168457 A JP 11168457A JP 16845799 A JP16845799 A JP 16845799A JP 2000356806 A JP2000356806 A JP 2000356806A
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image pickup
imaging
optical path
path switching
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Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学ファインダに入射する被写体光量の損失が
なく、カメラの小型化を損なうことのない銀塩撮影及び
電子撮像兼用カメラを提供することである。 【解決手段】電子撮像装置が、被写体像を電気信号に変
換するエリアセンサ17と、このエリアセンサ17から
出力されたイメージ信号を表示するLCDモニタ37を
有している。また、銀塩撮影装置は、被写体像を銀塩フ
ィルム20に写し込む。そして、上記銀塩撮影装置によ
る銀塩フィルム20ヘの露光動作に連動して、上記電子
撮像装置による撮像動作が実行される。このカメラに於
いて、被写体光束をファインダ接眼部12に導くペンタ
プリズム10の反射面の1つに、光路切換え素子11が
配置される。更に、この光路切換え素子11の背面に、
エリアセンサ17が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体像を電気
信号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置
の両方の機能を存する、銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
ラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体像を電気信号に変換す
るための撮像素子を有する電子撮像装置と、被写体像を
銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の両方の機能を有
するカメラが開発されている。
【0003】そして、例えば、特開平5−113599
号公報には、何れかが撮影不可能な状況にある時は、他
方で撮影することを可能にした、銀塩フィルム写真と電
子スチル写真両用カメラが記載されている。上記公報の
実施例中には、ペンタプリズムから接眼に至る経路にス
プリッタが設けられており、ファインダー接眼部とCC
Dにファインダー光を導いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5−113599号公報に記載の技術では、フ
ァインダー光を接眼部とCCDの両方に導いているた
め、それぞれに入射する光量が減ってしまう。特に、接
眼部に導かれる光量が少ないと暗くて見難いファインダ
ーになってしまう。
【0005】また、ファインダー光を機械的に接眼部と
CCDに切換えると、複雑な機構系が必要になるため、
カメラの小型化を損なってしまうという課題を有してい
る。
【0006】したがってこの発明は上記課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、光学ファインダに入射
する被写体光量の損失がなく、カメラの小型化を損なう
ことのない銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、被
写体像を電気信号に変換するための電子撮像素子と、こ
の電子撮像素子から出力されたイメージ信号を表示する
モニタとを有する電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィ
ルムに写し込む銀塩撮影装置とを有し、上記銀塩撮影装
置による上記銀塩フィルムヘの露光動作に連動して上記
電子撮像装置による撮像動作を実行するようにした銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラに於いて、被写体光束をフ
ァインダ接眼部に導くためのペンタプリズムと、上記ペ
ンタプリズムの反射面の1つに電気的に光を透過状態と
反射状態と共に制御可能な光路切換え素子を配置し、更
にその背面に上記電子撮像素子を配置することを特徴と
する。
【0008】この発明の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
ラにあっては、電子撮像装置が、被写体像を電気信号に
変換するための電子撮像素子と、この電子撮像素子から
出力されたイメージ信号を表示するモニタとを有してい
る。また、銀塩撮影装置は、被写体像を銀塩フィルムに
写し込む。そして、上記銀塩撮影装置による上記銀塩フ
ィルムヘの露光動作に連動して、上記電子撮像装置によ
る撮像動作が実行される。この銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラに於いて、ペンタプリズムによって、被写体光
束がファインダ接眼部に導かれる。また、上記ペンタプ
リズムの反射面の1つに、電気的に光を透過状態と反射
状態と共に制御可能な光路切換え素子が配置される。そ
して、更にその光路切換え素子の背面に、上記電子撮像
素子が配置される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。
【0010】図1は、この発明の実施の形態に於ける銀
塩撮影及び電子撮像兼用カメラの構成を示した図であ
る。
【0011】先ず、銀塩撮影装置に関する構成について
説明する。
【0012】図1に於いて、被写体像を結像させるため
の撮影レンズは、正レンズ1と負レンズ3で構成され、
この撮影レンズ中に、絞り機構2が配置されている。負
レンズ3の後方には、ほぼ中央部分がハーフミラーとな
って図示矢印A方向に回動自在な可動ミラー4が設けら
れている。この可動ミラー4の中央背面部分には、サブ
ミラー5が、下方に被写体光を反射するように設けられ
ている。
【0013】このサブミラー5の反射光軸方向であっ
て、図面略垂直方向に2つの光学系から成る2像分離の
ためのセパレータ光学系6が配置されている。このセパ
レータ光学系6による被写体像の結像位置にはラインセ
ンサ7が配置されている。これらのサブミラー5、セパ
レータ光学系6、ラインセンサ7等によって、公知の位
相差法による焦点検出装置が構成されている。
【0014】上記可動ミラー4の反射光路上には、焦点
板9、ペンタプリズム10及び光路切換え素子11と、
ファインダ接眼光学系12が配置されている。上記光路
切換え素子11は、ペンタプリズム10の一面に配置さ
れている。そして、光路切換え素子11の背面側には、
撮像光学系15、撮像用絞り16及びエリアセンサ17
が配置されている。図1に於いては、光路切換え素子1
1によって光束が反射されるように制御されており、被
写体光束はファインダ接眼光学系12に導かれるように
なっている。
【0015】尚、被写体光束をファインダ接眼部へ導く
部材はペンタプリズムを用いているが、それ以外にプリ
ズムやダハミラーをペンタプリズムとして用いてもよい
ものである。
【0016】また、本実施の形態に於いては、光路切換
え素子11は液晶構造を有しており、液晶駆動回路31
の出力によって、透過状態と反射状態が制御される。こ
こで、光路切換え素子11が透過状態となると、被写体
像は、光路切換え素子11、撮像光学系15及び撮像絞
り16を通してエリアセンサ17に結像する。尚、光路
切換え素子としては、透過状態と反射状態が制御できる
液晶であり、「NATURE Vo1392 2 AP
RIL 1998」に示されている。
【0017】被写体像の撮像については、後述する。
【0018】上記可動ミラー4の後方には、シャッタ1
9及び銀塩フィルム20が配置される。可動ミラー4が
上昇して、シャッタ19が開放状態となると、銀塩フィ
ルム20上に被写体像が形成され、露光される。上記銀
塩フィルム20上には磁気記録層(図示せず)が形成さ
れており、この磁気記録層と接するように磁気ヘッド2
1が配置されている。この磁気ヘッド21は、種々の情
報を磁気記録するためのものである。
【0019】上記撮影レンズの正レンズ1と負レンズ3
はズーム・ピント駆動回路26により駆動され、絞り機
構2は絞り駆動回路27により駆動制御される。同様
に、可動ミラー4はミラー駆動回路28により、ライン
センサ7はラインセンサ駆動回路29により、そしてシ
ャッタ19はシャッタ駆動回路30によって、それぞれ
駆動制御されている。
【0020】CPU25は、このカメラ全体の制御を司
るものである。そして、CPU25は、ラインセンサ駆
動回路29を介して入力された信号に基いて2像の間隔
を求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量
データを演算する。この駆動量は、ズーム・ピント駆動
回路26に転送され、これにより上記撮影レンズの正レ
ンズ1、負レンズ3の焦点位置が変更される。
【0021】上記ズーム・ピント駆動回路26には、既
知の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、これらの
駆動源を制御するためのドライバ回路や、レンズの位置
を検出するためのエンコーダ装置等が含まれている。
【0022】尚、後述するエリアセンサ駆動回路32か
ら出力される被写体輝度値、図示されないフィルム感度
検出回路によって検出されたフィルム感度、図示されな
いプログラム線図に基いて、CPU25に於いて、適正
露光の得られる絞り機構2の絞り値及びシャッタ速度が
演算される。これにより、シャッタ19は演算されたシ
ャッタ速度で駆動制御される。
【0023】また、上記磁気ヘッド21は、磁気ヘッド
駆動回路34の出力によって駆動される。更に、フィル
ム駆動回路35は、銀塩フィルム20の1駒の撮影が終
了すると、該フィルム20の巻上げ動作を行う。上記磁
気ヘッド21による磁気記録は、このフィルム巻上げ動
作中に実行される。
【0024】スイッチ入力部41は、図示されない釦に
連動してカメラの動作を開始するパワースイッチ47
と、図示されないレリーズ釦の半押し操作に連動してオ
ンする第1レリーズスイッチ48と、図示されないレリ
ーズ釦の深押し操作に連動してオンする第2レリーズス
イッチ49と、図示されない押し釦に連動する連続撮影
モード設定スイッチ50等の操作スイッチや、機構系動
作の検出スイッチ等の複数のスイッチから構成される。
【0025】次に、電子撮像装置に関する構成について
説明する。
【0026】エリアセンサ17はエリアセンサ駆動回路
32によって制御されるもので、結像された被写体像は
アナログ映像信号に変換されて、信号処理回路33に出
力される。この信号処理回路33では、上記アナログ映
像信号のデジタル信号への変換を含む所定の信号処理が
行われる。この信号処理回路33の出力は、高速に書込
みが可能な揮発性メモリであるDRAM39に記憶され
たり、画像合成回路38で文字等との画像合成が行われ
てLCDモニタ37に表示される。
【0027】更に、上記信号処理回路33は、上記の処
理済み信号を揮発性メモリDRAM39から所定のタイ
ミングで読出して、不揮発性メモリであるフラッシュメ
モリ40に転送・記憶する。このフラッシュメモリ40
は、電気的に書換えが可能で、カメラの電源スイッチが
オフ状態でも電子画像の記憶が保持されるので、電子画
像の記録に用いられる。
【0028】また、撮像光学系15の撮像画角は、撮影
レンズの正レンズ1、負レンズ3の最も短焦点(所謂ワ
イド端)の撮像画角と略同一になっており、正レンズ
1、負レンズ3の焦点距離がズーム・ピント駆動回路2
6によって変更された場合は、信号処理後の電子画像を
拡大・縮小(電子ズーム)することによって、LCDモ
ニタ37に表示される電子画像と、銀塩フィルム20に
記録される潜像の画角を略一致させる。
【0029】ストロボ発光は、ストロボ回路36の出力
によって発光管43が発光し、その光を反射傘44で反
射し、更にフレネルレンズ45で集光して被写体に照射
する。尚、ストロボの発光画角は、撮影レンズの正レン
ズ1、負レンズ3の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像
画角と略同一になっている。
【0030】以上述べたズーム・ピント駆動回路26、
絞り駆動回路27、ミラー駆動回路28、ラインセンサ
駆動回路29、シャッタ駆動回路30、液晶駆動回路3
1、信号処理回路33、磁気ヘッド駆動回路34、フィ
ルム駆動回路35、ストロボ回路36、DRAM39、
フラッシュメモリ40及びスイッチ入力部41は、デー
タバス55によってCPU25に接続されており、デー
タの授受が行われていると共に、これらの駆動回路の動
作はCPU25によって統括して制御されている。
【0031】次に、このように構成されたカメラの動作
について、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0032】図2は、このカメラのサブルーチン“メイ
ンシーケンス”を説明するフローチャートである。
【0033】カメラに電源(電池)が装填されると、C
PU25の動作が開始されて、サブルーチン「メインシ
ーケンス」がコールされる。
【0034】そして、先ずステップS1に於いて、カメ
ラのパワースイッチ47がオンされているか否かが判断
される。ここで、オンされている場合はステップS4に
移行し、オフの場合はステップS2へ移行する。
【0035】ステップS2では、LCDモニタ37に表
示オフの指示がなされる。次いで、ステップS3にて、
スタンバイ処理1が行われる。このスタンバイ処理1
は、所謂CPU25の作動を停止する前に、停止後にC
PU25が再び作動を開始するための条件設定を行うも
のである。このスタンバイ処理1では、パワースイッチ
47のオンで作動開始をするように設定される。そし
て、CPU25の作動が停止される。スタンバイが解除
された場合は、サブルーチン「メインシーケンス」の先
頭から実行される。
【0036】一方、上記ステップS1にてパワースイッ
チ47がオンされている場合は、ステップS4に移行し
て、撮影レンズの正レンズ1及び負レンズ3が沈胴位置
からワイド位置に繰出される。続くステップS5では、
ストロボ回路36に含まれる図示されないメインコンデ
ンサに充電が行われる。
【0037】ステップS6では、CPU25に内蔵され
たタイマ1のカウントが開始される。このタイマは、所
定時間毎にカウントアップされるカウンタである。カウ
ンタ値が0クリア(リセット)されて、カウントが開始
される。
【0038】そして、ステップS7に於いて、図示され
ない第1レリーズ釦が押下されることによって、第1レ
リーズスイッチ48がオンされたか否かが判断される。
ここで、オフされている場合はステップS12に移行
し、オンされている場合はステップS8に移行する。
【0039】ステップS8では、液晶駆動回路31の出
力によって、光路切換え素子11が透過状態にされ、エ
リアセンサ17で測光が行われる。測光が終了すると、
液晶駆動回路31の出力によって、光路切換え素子11
が透過状態にされる。エリアセンサ駆動回路32から被
写体輝度値が出力され、この被写体輝度値が信号処理回
路33を経由して、CPU25に入力される。
【0040】ステップS9では、ラインセンサ駆動回路
29を介して入力された信号に基いて、2像の間隔が求
められ、合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量
データが演算される。上記駆動量は、ズーム・ピント駆
動回路26に転送され、これにより、上記撮影レンズの
各レンズ1、3の焦点位置が変更される。
【0041】ステップS10では、上記ステップS8で
得られた被写体輝度値と、図示されないプログラム線図
等と、図示されないフィルム感度検出回路によって検出
されたフィルム感度に基いて、公知の技術によって適正
露光の得られる絞り機構2の絞り値及びシャッタ速度が
演算される。
【0042】次いで、ステップS11では、後述するサ
ブルーチン“撮影シーケンス”がコールされて、エリア
センサ17による撮像及び銀塩フイルム20へ露光が行
われる。
【0043】一方、ステップS12に於いては、図示さ
れない連続撮影モード設定釦が押下されて、連続撮影モ
ード設定スイッチ50がオンされたか否かが判断され
る。ここで、連続撮影モード設定スイッチ50がオンさ
れていないと判断される場合はステップS14へ移行
し、オンされていると判断される場合はステップS14
へ移行して、連続撮影モードフラグがセットされる。
【0044】ステップS14では、カメラのパワースイ
ッチ47がオンされているか否かが判断される。ここ
で、パワースイッチ47がオンされている場合はステッ
プS15へ移行し、オフの場合は上記ステップS2へ移
行する。
【0045】上記ステップS6で上記タイマ1のカウン
トが開始されて所定時間が経過すると、タイマ1がオー
バーフローする。したがって、ステップS15では、上
記タイマ1がオーバーフローしたか否かが判断される。
ここで、オーバーフローした場合はステップS16へ移
行し、オーバーフローしていない場合は上記ステップS
7へ移行して、以降の処理が繰返し実行される。これ
は、所定時間経過してもパワースイッチ等の操作スイッ
チが操作されない場合は、省エネルギーのためにCPU
25がスタンバイ状態にされるためである。
【0046】ステップS16では、LCDモニタ37に
表示オフの指示がなされる。次いで、ステップS17で
は、スタンバイ処理2が行われる。このスタンバイ処理
2は、上述したステップS3と同様に、CPU25の作
動を停止する前に、停止後にCPU25が再び作動を開
始するための条件設定を行うためのものである。
【0047】上記スタンバイ2では、操作釦に連動する
パワースイッチ47、第1レリーズスイッチ48、第2
レリーズスイッチ49、連続撮影モード設定スイッチ5
0の変化によって作動開始をするように設定される。そ
して、CPU25の作動が停止される。スタンバイ2が
解除された場合は、上記ステップS5から実行される。
【0048】次に、図3のフローチャートを参照して、
サブルーチン“撮影シーケンス”の動作について説明す
る。
【0049】先ず、ステップS21にて、LCDモニタ
37がオフされるように、信号処理回路33に制御信号
が送られる。次いで、ステップS22にて、変数Nに1
が代入される。そして、ステップS23に於いて、第2
レリーズスイッチ49の状態が判断される。
【0050】ここで、第2レリーズスイッチ49がオン
されていなければステップS24へ移行する。ステップ
S24では、第1レリーズスイッチ48の状態が判断さ
れる。第1レリーズスイッチ48がオンされていなけれ
ば、図示されないメインルーチンにリターンする。一
方、第1レリーズスイッチ48がオンされていれば、再
度ステップS23の判断が繰返される。
【0051】第2レリーズスイッチ49がオンされてい
る場合は、ステップS25に移行して、絞り駆動回路2
7の出力によって、絞り機構2が設定された絞り値に絞
り込まれる。上記絞り値は、図示されないメインルーチ
ンに於いて、予め被写体輝度、フィルム感度、プログラ
ム線図等に基いて公知の技術によって決定される。
【0052】そして、ステップS26に於いて、連続撮
影モードフラグがセットされているか否かが判断され
る。ここで、連続撮影モードフラグがセットされている
と判断される場合はステップS33に移行し、セットさ
れていないと判断される場合(1駒撮影モード)は、ス
テップS27へ移行する。
【0053】ステップS27では、後述するサブルーチ
ン“撮像”が実行される。次いで、ステップS28に
て、ミラー駆動回路28の出力によって可動ミラー4が
撮影光路外に退避される。そして、ステップS29で
は、シャッタ駆動回路30の出力によって、シャッタ1
9が駆動されて設定されたシャッタスピード値になるよ
うに制御される。シャッタスピード値は、絞り値と同様
に、図示されないメインルーチンに於いて予め決定され
る。
【0054】ステップS30では、取込み許可信号を受
けた信号処理回路33にて、エリアセンサ17からアナ
ログイメージ信号が取込まれ、公知の方法でデジタルイ
メージデータに変換される。このデジタルイメージデー
タは、ステップS31にて、所定の信号処理(例えば、
表示用データヘの変換等)が行われた後に、DRAM3
9に転送・記憶される。その後、ステップS32で変数
Nがインクリメントされる。
【0055】一方、上記ステップS26にて連続撮影モ
ードフラグがセットされていると判断された場合は、ス
テップS33にてミラー駆動回路28の出力によって可
動ミラー4が撮影光路外に退避される。そして、続くス
テップS34にて、シャッタ駆動回路30の出力によっ
て、シャッタ19が駆動されて設定されたシャッタスピ
ード値になるように制御される。
【0056】次に、ステップS35では、上記ステップ
S28、S33の“ミラーアップ”ルーチンで退避され
た可動ミラー4が、撮影光路中の正規の位置に復帰され
る。そして、ステップS36にて、“絞り込み”ルーチ
ンで絞り込み状態になった絞り機構2が開放状態に復帰
される。
【0057】ステップS37では、フィルム駆動回路3
5の出力によって、銀塩フィルム20が1駒分巻上げら
れる。その際には、磁気ヘッド21によって、銀塩フィ
ルム20の磁気記録層(図示せず)に所定のデータが磁
気記録されるが、それ自体は公知の技術なので詳細な説
明は省略する。
【0058】次いで、ステップS38に於いて、連続撮
影モードフラグが参照される。ここで、連続撮影モード
に設定されている場合はステップS42へ移行し、1駒
撮影モードに設定されている場合はステップS39に移
行する。
【0059】ステップS39では、信号処理回路33に
表示動作が指示される。これにより、LCDモニタ37
に撮像された画像が表示される。続いて、ステップS4
0にて、DRAM39に記憶されているデジタルイメー
ジデータが圧縮処理される。そして、ステップS41に
て、圧縮されたデジタルイメージデータがフラッシュメ
モリ40に記憶される。
【0060】一方、上記ステップS38で連続撮影モー
ドに設定されている場合は、ステップS42に移行し
て、変数Nの内容が6までカウントアップされたか否か
が判断される。これは、1回の連続撮影モード時の駒数
が5駒に制限されているためである。連続撮影モードで
5駒の撮影が終了していない場合は上記ステップS23
に移行し、終了された場合は、図示されないメインルー
チンにリターンする。
【0061】尚、連続撮影モードによるフィルムの消費
量を無視すれば、5駒以上に設定されていても問題はな
い。
【0062】図4は、上述したサブルーチン“撮像”の
動作を説明するフローチャートである。
【0063】ステップS51にて、液晶駆動回路31の
出力によって、光路切換え素子11が透過状態になるよ
うに制御される。これにより、被写体光束は、光路切換
え素子11を透過し、撮像光学系15及び撮像絞り16
を通過してエリアセンサ17に入射して結像される。
【0064】次いで、ステップS52にて、エリアセン
サ駆動回路32に対して撮像指示信号が送られる。撮像
動作の制御は、エリアセンサ駆動回路32で行われるよ
うになっており、上記撮像指示信号に応答してエリアセ
ンサ17の撮像動作が関始される。
【0065】そして、ステップS53に於いて、エリア
センサ17によって所定時間、撮像動作が行われ、撮像
が終了したか否かが判断される。ここで、終了したと判
断される場合はステップS54に移行し、終了していな
い場合は同様の判断が繰返される。
【0066】エリアセンサ駆動回路32からは、信号処
理回路33に取込み許可信号が送信される。この許可信
号を受けた信号処理回路33では、エリアセンサ17か
らアナログイメージ信号が取込まれ、公知の方法でデジ
タルイメージデータに変換される。そのデジタルイメー
ジデータは、所定の信号処理(例えば、表示用データヘ
の変換等)が行われた後にDRAM39に転送される。
【0067】ステップS54では、液晶駆動回路31の
出力によって、光路切換え素子11が反射状態になるよ
うに制御される。これにより、被写体光束は、光路切換
え素子11で反射され、ファインダ接眼光学系12を通
過して再び観察可能となる。
【0068】以上により、第1の実施の形態によるカメ
ラでは、通常は、光路切換え素子が反射状態となって、
ファインダから被写体像を観察することが可能であり、
エリアセンサによる撮像または測光が行われる時は光路
切換え素子が透過状態となる。
【0069】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0070】図5は、第2の実施の形態によるカメラの
メインシーケンスの動作を説明するフローチャートであ
る。
【0071】この図5に示されたフローチャートは、カ
メラのメインシーケンスを実行するサブルーチンであ
る。
【0072】尚、図5のフローチャートに於いて、ステ
ップS61〜S73、S76、S77及びステップS8
0、S81は、それぞれ上述した図2のフローチャート
のステップS1〜S13、S14、S15及びS16、
S17と同じ処理であるので、ここでは説明を省略す
る。
【0073】カメラに電源(電池)が装填されると、C
PU25の動作が開始され、サブルーチン“メインシー
ケンス”がコールされる。次いで、ステップS1〜S1
2、S13の処理がなされると、ステップS74に於い
て、図示されない光路切換え操作釦がオンされたか否か
が判断される。ここで、オンされたと判断された場合は
ステップS75へ移行し、オンされていないと判断され
た場合はステップS76へ移行する。
【0074】ステップS75では、光路切換え素子11
が透過か反射に切換えられる。つまり、現在透過状態な
らば反射状態に、また、現在反射状態ならば透過状態
に、それぞれ切換えられる。
【0075】ステップS76でパワースイッチ47がオ
ンされている場合は、ステップS77へ移行してタイマ
1がオーバーフローしているか否かが判断される。ここ
で、タイマ1がオーバーフローしていない場合は、ステ
ップS78へ移行し、オーバーフローしている場合はス
テップS80へ移行する。
【0076】上記ステップS78では、サブルーチン
“撮像”が実行される。そして、ステップS79にて、
LCDモニタ37の表示がオンされる。この後、上記ス
テップS67に移行する。連続的に撮像が繰返されるの
で、LCDモニタ画面上には動画が表示され、光学的な
ファインダの代わりになる。
【0077】図6は、上述したサブルーチン“撮影シー
ケンス”でコールされるサブルーチン“撮像”を説明す
るフローチャートである。
【0078】尚、この第2の実施の形態に於いては、サ
ブルーチン“撮影シーケンス”は、図3のフローチャー
トと同様なので省略する。
【0079】先ず、ステップS91に於いて、光路切換
え素子11が透過状態にあるか反射状態にあるかが判断
される。ここで、透過状態にある場合は、撮像を行うた
めにステップS92へ移行するが、反射状態にある場合
は、撮像が行われずにサブルーチン“撮影シーケンス”
にリターンする。
【0080】ステップS92では、エリアセンサ駆動回
路32に対して撮像指示信号が送られる。そして、ステ
ップS93では、液晶駆動回路31の出力によって、光
路切換え素子11が反射状態になるように制御される。
【0081】このように、第2の実施の形態によれば、
操作部材によって、光路切換え素子の状態が、反射状態
と透過状態に切換え可能になる。光路切換え素子が反射
状態に設定されている場合は、ファインダから被写体像
を観察することが可能であり、一方、光路切換え素子が
透過状態にある場合は、エリアセンサによる撮像が可能
となり、撮像された電子画像がモニタに表示される。
【0082】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、光学フ
ァインダに入射する被写体光量の損失がなく、カメラの
小型化を損なうことのない銀塩撮影及び電子撮像兼用カ
メラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に於ける銀塩撮影及び電
子撮像兼用カメラの構成を示した図である。
【図2】第1の実施の形態によるカメラのサブルーチン
“メインシーケンス”を説明するフローチャートであ
る。
【図3】図2のフローチャートに於けるステップS11
のサブルーチン“撮影シーケンス”の動作について説明
するフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートに於けるステップS27
のサブルーチン“撮像”の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】第2の実施の形態によるカメラのサブルーチン
“メインシーケンス”の動作を説明するフローチャート
である。
【図6】図5のフローチャートに於けるステップS78
のサブルーチン“撮影シーケンス”でコールされるサブ
ルーチン“撮像”を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 正レンズ、 2 絞り機構、 3 負レンズ、 4 可動ミラー、 5 サブミラー、 6 セパレータ光学系、 7 ラインセンサ、 10 ペンタプリズム、 11 光路切換え素子、 12 ファインダ接眼光学系、 15 撮像光学系、 16 撮像用絞り、 17 エリアセンサ、 19 シャッタ、 20 銀塩フィルム、 21 磁気ヘッド、 25 CPU、 26 ズーム・ピント駆動回路、 27 絞り駆動回路、 28 ミラー駆動回路、 29 ラインセンサ駆動回路、 30 シャッタ駆動回路、 32 エリアセンサ駆動回路、 33 信号処理回路、 34 磁気ヘッド駆動回路、 35 フィルム駆動回路、 36 ストロボ回路、 37 LCDモニタ、 38 画像合成回路、 41 スイッチ入力部、 47 パワースイッチ、 48 第1レリーズスイッチ、 49 第2レリーズスイッチ、 50 連続撮影モード設定スイッチ、 55 データバス。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電気信号に変換するための電
    子撮像素子と、この電子撮像素子から出力されたイメー
    ジ信号を表示するモニタとを有する電子撮像装置と、被
    写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置とを有
    し、上記銀塩撮影装置による上記銀塩フィルムヘの露光
    動作に連動して上記電子撮像装置による撮像動作を実行
    するようにした銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラに於い
    て、 被写体光束をファインダ接眼部に導くためのペンタプリ
    ズムと、 上記ペンタプリズムの反射面の1つに電気的に光を透過
    状態と反射状態と共に制御可能な光路切換え素子を配置
    し、更にその背面に上記電子撮像素子を配置することを
    特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。
  2. 【請求項2】 被写体光束をファインダ光学系とフィル
    ム面に選択的に導くためのクイックリターンミラーを更
    に具備し、 上記クイックリターンミラーの退避動作に先立って上記
    光路切換え素子を透過にして、上記撮像素子による撮像
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の銀塩撮影及び
    電子撮像兼用カメラ。
  3. 【請求項3】 上記光路切換え素子の透過状態と反射状
    態とを切換え可能な操作部材を更に具備することを特徴
    とする請求項1に記載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
    ラ。
JP11168457A 1999-06-15 1999-06-15 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ Withdrawn JP2000356806A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101374969B1 (ko) * 2012-08-22 2014-03-14 주식회사 에스원 펜타프리즘과 이를 이용한 복수의 피사체에 대한 촬상 수단 및 촬상 방법

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