JP2000356531A - ころがり軸受用転動体の運動状態計測装置 - Google Patents

ころがり軸受用転動体の運動状態計測装置

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JP2000356531A
JP2000356531A JP11166700A JP16670099A JP2000356531A JP 2000356531 A JP2000356531 A JP 2000356531A JP 11166700 A JP11166700 A JP 11166700A JP 16670099 A JP16670099 A JP 16670099A JP 2000356531 A JP2000356531 A JP 2000356531A
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rolling
axis
magnetoresistive
magnetized
rolling element
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Yasuyoshi Touzaki
康嘉 東崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ころがり軸受の転動体の運動を低コストで精
度良く計測する。 【解決手段】 ころがり玉軸受の転動体の運動状態計測
装置は、玉5の1個がN極及びS極を持つように磁化さ
れて磁化玉5aとして保持器6の中に組み込まれ、該こ
ろがり玉軸受の中心軸上を通るZ軸を含む直交3座標軸
の各座標軸に対しそれぞれ所定の関係を持つように固定
側に配設された3個の磁気抵抗効果素子7、8、9が1
組の磁気抵抗効果素子群10を構成し、磁気抵抗効果素
子群10を玉5の転動円周面に沿って複数配置し、磁気
抵抗効果素子7、8、9を抵抗変化検出装置に電気的に
接続して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ころがり軸受や遊
星機構形トラクションドライブ等において用いられる
玉、ローラのように固定回転軸を持たない転動体の自転
数や公転速度等を計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばラジアル玉軸受においては、内輪
と外輪の間に玉即ち転動体が配置されており、内輪に固
定された軸の回転数が決まると、内輪、外輪及び転動体
の寸法から転動体の公転運動及び自転運動の速度が一義
的に定まる。他のころ軸受や遊星機構形トラクションド
ライブ等でも同様である。しかしながら、これらの一義
的に定まる速度は、転動体がその字義通り転がり運動の
みをするということを前提としたもので、荷重状態など
により内輪や外輪との間に滑りが発生すれば、転動体の
速度は自ずと変わってくる。従って、このような装置の
性能解析乃至改良には転動体の挙動即ち回転数と回転方
向などを計測する必要があり、後述するようなホール素
子のホール電圧を用いる計測装置等が使用されていた。
【0003】従来のホール素子を用いる計測装置の原理
とその構造などを以下に説明する。ホール素子とは、磁
束を受けて電気的出力を生ずるもので、図12に示すよ
うに磁界の中に置かれたホール素子01は、次の(1)
式に示すような磁束Bの垂直成分に比例したホール電圧
Hを発生する。 VH = (RH/ b ) IC ・B (1) 但し、上式において、RHはホール係数、bは素子の厚
さ、ICは制御電流である。そして、(1)式により、制
御電流ICを一定にすると、角θ即ち磁束Bの方向がホー
ル電圧VHにより決定できることが分かる。
【0004】上述のような作動原理を持つホール素子0
1を、図13に示すように、転動体に相当する磁化玉0
3の中心を原点とした直交座標軸X,Y,Z上の適当な
位置に配置して,一定の制御電流ICを加えれば,磁束B
の座標軸方向成分に比例したそれぞれのホール電圧
HX、VHY、VHZが後述の(2)式、(3)式、及び
(4)式で得られる。 VHX = V0 cosαn (2) VHY = V0 cosβn (3) VHZ = V0 cosγn (4) 尚、上3式において、V0 は最大検出出力、αn、βn
γnは、それぞれ磁軸とX軸、Y軸、Z軸との角度であ
る。このような式から分かるように、それぞれのホール
素子01の検出出力から、三次元的に磁軸方向が決定で
き、このようにして磁化玉03の自転に伴う磁軸方向変
化から、磁化玉03の運動が三次元的に検出される。
【0005】上述の検出原理に基づく玉軸受の玉の運動
計測状況を図14に参照して説明する。図14におい
て、(a)は横断面図であり(b)は部分平面図である
が、図において、玉軸受は、転動体である玉03、内輪
05、外輪07及び保持器09で構成され、中空軸01
1及び組立式ハウジング013にセットされている。玉
03は磁化されていて、玉03、内輪05,外輪07、
ハウジング013及び中空軸011に矢印で示すような
磁気回路が生ずる。そして、玉軸受の軸方向をX軸,玉
03の公転方向をY軸として、1対のホール素子01が
保持器09に埋込まれ,ホール素子01は前述の磁気回
路内に位置している。そして、保持器09に埋込まれた
ホール素子01の出力は、保持器09が公転しているの
で、リード線を出力検出用治具015に導き、スリップ
リング017から出力を取出す。取り出された出力は、
オッシログラフなどの表示器や演算処理器等に送られ
る。
【0006】次に、別の従来装置である電磁誘導を用い
てころ軸受のころの運動を計測するころ運動計測状態を
説明する。図15において、(a)図に示すようにころ
021の1個を半径方向に着磁し、(b)図に示すよう
にころ軸受の保持器023に組込み,軸受を組み立て
る。一方、内輪025若しくは外輪027のまわりにサ
ーチコイル029を巻回している。このような状態で、
内輪025若しくは外輪027が相対的に回転すると、
ころ021が自転し、そのN極、S極はサーチコイル0
29に微弱な交流電圧を誘起させる。この電圧を増巾器
を経て電磁オシログラフでとれば、ころ021の1自転
は1波長に相当する波として(c)図に示すようにオシ
ログラフペーパに記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の計測装置乃至機構では、それぞれ次のよう
な問題点がある。 (1)ホール素子のホール電圧を用いる装置では、保持
器にホール素子を埋込む加工作業があるので、装置製作
コストが高くなるという問題があると共に、公転する、
即ち中心軸回りに回転する保持器からホール素子の出力
を外部に取り出すため、スリップリングを使用せざるを
得ない。このため、保持器03の運動が拘束されるの
で、玉の運動の計測精度が十分でないきらいがある。 (2)ホール素子は外部磁界のダイナミックレンジが広
く(0〜数kG)外部磁界に比例したセンサ出力が得られ
るが、微弱な外部磁界に対する感度が低いため計測精度
に問題があった。 (3)検出電磁誘導を用いてころ軸受の転動体の運動を
計測する装置では、高硬度の内輪または外輪の周りにサ
ーチコイルを巻回するための加工作業があるので、装置
の製作コストが高くなるという問題があった。また、磁
化したころは1回の自転で計測信号は1波長しか出せな
いので、1回の自転を行う間の速度の変化を検出するこ
とができず、十分な計測結果が得られがたいという問題
があった。 従って、本発明の目的は、計測を行うための加工費用な
どの付随コストが小さく、被計測転動体の動きを徒に拘
束せずに実際の転動体の動きが計測でき、更に微細な動
きの変化をも確実に計測できるころがり軸受用転動体の
運転状態計測装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】如上の目的を達成するた
め、本発明によれば、玉やローラ等の転動体の着磁と、
この転動体と所定の幾何学的関係で配置された複数個の
磁気抵抗効果素子との組合せを使用する。磁界と電界が
共存する場合において、磁界と電界との相対関係が変化
すると導電率乃至抵抗率が変化する磁気抵抗効果を利用
し、転動体の磁軸方向の変化を固定配置された磁気抵抗
効果素子の抵抗値の変化で検出する。
【0009】本発明の好適な実施形態において、ころが
り軸受の転動体である玉又はローラを直接的に、或いは
蒸着薄膜などを用いて間接的に磁化し、更にこの転動体
に所定の幾何学的配置関係を持つように磁気抵抗効果素
子を配置する。そしてこの磁気抵抗効果素子に一定電流
を流して、転動体の運動により生じ、且つ幾何学的関係
の変化によって一義的に定まる抵抗の変化を電圧値の変
化として検出して、転動体の運動を三次元的又は二次元
的に計測する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。尚、全図に亘り同一部分には同一の符
号を付すこととする。図1は玉軸受の横断面を部分的に
示したもので、回転軸芯Oの回りに回転しうる内輪1及
び外輪3の間に転動体である玉5が配置されている。玉
5は通常の軸受のように保持器6により相互間隔が保持
されている。例えばその玉の一つがN極及びS極の磁軸
を持つように磁化されている。磁化された玉を磁化玉と
称し、符号5aで示す。所定の公転軌道上を動く磁化玉
5aの瞬間的中心に対し所定の関係になるように磁気抵
抗効果素子7,8,9が外輪3側に配置されている。こ
のような磁気抵抗効果素子7,8,9からなる磁気抵抗
効果素子群10が所定の円周間隔を置いて複数配置され
ている(2群のみ図示)。
【0011】磁化玉5aと磁気抵抗効果素子群10の各
磁気抵抗効果素子7,8,9との幾何学的配置関係が図
2に示されている。先ず、図示の座標軸について説明す
ると、Z軸は、玉軸受の回転軸芯Oに直交すると共に磁
化玉5aの中心軌道上の一点を通る。X軸は、磁化玉5
aの中心の軌道を通って前記回転軸芯Oに平行に延び、
Y軸はその中心の円軌道の接線方向に即ち円周方向に延
びている。磁気抵抗効果素子7,8は、それぞれZ軸及
びX軸に位置し、磁化玉5aに対面している。更に、磁
気抵抗効果素子9は、Y軸に対し角度β”だけ傾いた
Y’軸上に位置し、磁化玉5aに対面している。尚、図
示の角度αn、βn、β'n及びγnは、それぞれ磁化玉5
aの磁軸とX軸、Y軸、Y’軸及びZ軸とのなす角であ
る。
【0012】図3に磁気抵抗効果素子7,8,9(いず
れも同じもので取付位置だけが異なる。)の基本構造を
概念的に示している。絶縁基板の上にNi、Fe、Co
等の強磁性金属を主成分とする合金の薄膜11が(a)
図に示す抵抗パターンとして形成されされており、これ
は(b)図に示す等価回路で表されるものである。この
ような磁気抵抗効果素子7,8,9の等価回路に一定電
流を流しつつ、磁化玉5aの磁場が作用すると、それぞ
れの磁気抵抗効果素子では、次式に示される交流電圧R
HX,R'HY,RHZ が得られる。 RHX = R0 cosαn (5) RHY = R0 cosβ'n (6) RHZ = R0 cosγn (7) 尚、上式において、R0は最大電圧値であり、角度αn
β'n及びγnは、前述のものである。以上のような交流
電圧を磁気抵抗効果素子7,8,9に連絡した電圧計測
器で検出し、これらを基に各角度が算出されるから、磁
化玉5aの磁軸方向が算出される。更に、如上のような
磁気抵抗効果素子7,8,9からなる磁気抵抗効果素子
群10が既知の円周角度間隔で配置されているので、磁
軸方向の変化の方向及び速度、即ち、X軸、Y’軸及び
Z軸の回りの回転速度も計測される。
【0013】尚、前述の実施形態においては、転動体で
ある玉5をそのまま磁化したが、玉の一つをセラミック
ス玉12として形成し、セラミック玉12の外表面には
N極とS極の磁軸ができるように蒸着により磁化薄膜を
形成する。この状態を図4及び図5に示す。尚、前述の
実施形態と同じ部分には同一符号を付し、説明の重複を
避けることとする。図5の幾何学的配置図に示すよう
に、セラミックス玉12の外面上の蒸着膜N極12aと
蒸着膜S極12bは、セラミックス玉12の磁軸方向を
決定する。そして、図示しない回転軸により内輪1が回
転軸芯Oの回りを回転すれば、セラミックス玉12は自
転しつつ公転する。即ち、セラミックス玉12が自転す
ると,その蒸着膜N極12a,蒸着膜S極12bの動き
によって、各磁気抵抗効果素子7,8,9の抵抗に変化
が生じる。この抵抗変化を図示しない増巾器を経て電磁
オシログラフでとれば,セラミックス玉12の1自転は
1波長に相当する波としてオシログラフペーパに記録さ
れる。
【0014】図5は、前述の図2と同等なものであり、
各座標軸とセラミックス玉12の磁軸との間の角度関係
は同じであるから、各磁気抵抗効果素子7,8,9で得
られる交流電圧については、前述の(5)式、(6)式
及び(7)式が成立する。従って、前述の第1の実施形
態の場合と同様な演算処理により、セラミックス玉12
の磁軸方向の変化の方向及び速度、即ち、X軸、Y’軸
及びZ軸の回りの回転速度が計測される。
【0015】更に、前記実施形態においては、いずれの
場合も、磁気抵抗効果素子7,8,9は、外輪3の適所
に個別に設置したが、次に説明するように1個の取付治
具に3個の磁気抵抗効果素子を設けても良い。即ち、図
6及び図7を参照するに磁化玉5aを含む玉5は、全数
保持器6内の空所に組み込まれ、内輪1と外輪13の間
に組み込まれて、ころがり玉軸受が形成されている。外
輪13は、外輪3と異なり磁気抵抗効果素子取り付け用
の空所がない。そして、玉軸受に近接して固定された取
付治具15に磁気抵抗効果素子17,18,19が一緒
に固定されている。磁気抵抗効果素子17,18,19
は、機能的には前述の磁気抵抗効果素子7,8,9と同
じであるが,位置を加味して番号を変えている。このよ
うな磁気抵抗効果素子17,18,19と磁化玉5aと
の幾何学的配置関係が図8に示されている。磁気抵抗効
果素子17は、前述のようなZ軸に直角な面と対向し、
磁気抵抗効果素子18も前述のようなX軸に直角な面と
対向している。更に前述と同様に磁化玉5aの中心軌道
円の接線方向に延びるY軸と直交する面に対向するよう
に磁気抵抗効果素子19も取りつけられている。このよ
うな配置関係においても、磁化玉5aの磁軸と各軸との
なす角は、αn、βn及びγnとして表され、前述の
(5)式、及び(7)式の関係が成立する。又、(6)
式の関係は、次のように修正されて成立する。 RHY = R0 cosβn (8) 従って、前述の第1及び第2の実施形態の場合と同様な
演算処理により、磁化玉5aの磁軸方向の変化の方向及
び速度、即ち、X軸、Y軸及びZ軸の回りの回転速度が
計測される。
【0016】更に、本発明を用いてころ軸受のころの運
動を計測する実施形態について説明する。図9を参照す
るに、ころ軸受20の内輪21都外輪23の間には、保
持器25によって所定の間隔で配置されたローラー27
が配置される。ローラー27は転動体であり、複数ある
が、その1個が図示のようにころがり軸方向に磁軸が延
びるように磁化される。磁化されたころを前述に倣って
磁化ローラー27aと呼び、その端面に対向するように
磁気抵抗効果素子29を配置する。磁化ローラー27a
と磁気抵抗効果素子29との幾何学的関係が図10に示
されている。2個の磁気抵抗効果素子29を結ぶ軸をX
X軸とする。磁化ローラー27aが正常姿勢にあれば、
その中心回転軸は、XX軸と一致し、矢印に示す磁気回
路が発生する。しかるに、磁化ローラー27aが傾け
ば、磁気回路も図11の如く傾くので、前述と同様の磁
気抵抗効果により、スキュー角θを検出することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ころがり軸受の転動体を磁化し、ころがり軸受の固定側
に配置された磁気抵抗効果素子を用いて測定する転動体
の磁軸方向の変化から、転動体の運動を計測するので、
磁気抵抗効果素子の取付が簡単になって製作コストが低
減されると共に、スリップリングなども要しないから計
測精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す部分断面図である。
【図2】前記実施形態の主要部材間の幾何学的関係を示
す説明図である。
【図3】前記実施形態に使用する磁気抵抗効果素子の原
理を説明する概念図である。
【図4】前記実施形態の一部を変更した改変実施形態を
示す部分断面図である。
【図5】前記改変実施形態の主要部材間の幾何学的関係
を示す説明図である。
【図6】本発明の別の実施形態を示す部分横断面図であ
る。
【図7】前記別の実施形態を示す部分縦断面図である。
【図8】前記別の実施形態の主要部材間の幾何学的関係
を示す説明図である。
【図9】本発明の更に別の実施形態を示す部分斜視図で
ある。
【図10】図9の実施形態の主要部材間の幾何学的関係
を示す説明図である。
【図11】図9の実施形態の作用説明図である。
【図12】従来の装置の作用原理図である。
【図13】従来の装置の主要部材間の幾何学的関係を示
す説明図である。
【図14】従来装置の適用状態を示す部分断面図であ
る。
【図15】別の従来装置の説明図である。
【符号の説明】
1 内輪 3 外輪 5 玉 5a 磁化玉 6 保持器 7,8,9 磁気抵抗効果素子 10 磁気抵抗効果素子群 11 薄膜 12 セラミックス玉 12a N極 12b S極 13 外輪 15 取付治具 17,18,19 磁気抵抗効果素子 20 ころ軸受 21 内輪 23 外輪 25 保持器 27 ローラ 27a 磁化ローラ 29 磁気抵抗効果素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ころがり玉軸受の転動体の1個が被計測
    転動体としてN極及びS極を持つように磁化され、該こ
    ろがり玉軸受の中心軸上を通る1座標軸を含む直交3座
    標軸の各座標軸に対しそれぞれ所定の関係を持つように
    固定側に配設された3個の磁気抵抗効果素子が1組の磁
    気抵抗効果素子群を構成し、前記磁気抵抗効果素子群を
    前記転動体の転動円周面に沿って複数配置し、該磁気抵
    抗効果素子群の磁気抵抗効果素子を抵抗変化検出装置に
    電気的に接続してなることを特徴とするころがり軸受用
    転動体の運動状態計測装置。
  2. 【請求項2】 前記直交3座標軸が前記1座標軸である
    Z軸、前記ころがり玉軸受の回転軸心に平行なX軸、及
    び前記転動体の転動円周方向に延びるY軸から形成さ
    れ、前記転動体の中心が前記直交3座標軸の原点を通過
    して移動するようになっていて、前記磁気抵抗効果素子
    群の各磁気抵抗効果素子が該X軸上、該Z軸上、及び該
    Y軸に対し角度β”傾斜した軸上にそれぞれ配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載のころがり軸受用転
    動体の運動状態計測装置。
  3. 【請求項3】 前記被計測転動体をセラミックスの球体
    と該球体の表面の蒸着薄膜から形成し、強磁性体からな
    る該蒸着薄膜がN極及びS極を持つように磁化されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のころがり軸受用転動
    体の運動状態計測装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気抵抗効果素子群の各磁気抵抗効
    果素子が一つの固定取付治具に取り付けられていること
    を特徴とする請求項1又は請求項3記載のころがり軸受
    用転動体の運動状態計測装置。
  5. 【請求項5】 内輪と外輪の間をころが転動するころ軸
    受のころの運動を計測する装置において、ころの一つを
    回転軸方向に磁化して磁化ころとし、該磁化ころの両端
    面に対峙するように磁気抵抗効果素子をそれぞれ配設
    し、該磁気抵抗効果素子を抵抗変化検出装置に電気的に
    接続してなることを特徴とするころがり軸受用転動体の
    運動状態計測装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247209A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Ntn Corp 転がり軸受の転動体挙動測定方法および装置
WO2013107884A1 (de) * 2012-01-20 2013-07-25 Aktiebolaget Skf Vorrichtung mit wenigstens einem wälzkörperelement und verfahren zur ausgabe eines signals
WO2013107887A1 (de) * 2012-01-20 2013-07-25 Aktiebolaget Skf Wälzkörper und wälzlager

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