JP2000353776A - 導電性接続ピンおよびパッケージ基板 - Google Patents

導電性接続ピンおよびパッケージ基板

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JP2000353776A
JP2000353776A JP11231933A JP23193399A JP2000353776A JP 2000353776 A JP2000353776 A JP 2000353776A JP 11231933 A JP11231933 A JP 11231933A JP 23193399 A JP23193399 A JP 23193399A JP 2000353776 A JP2000353776 A JP 2000353776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートサイクル条件下や、実装の際に、応力
が集中し難い導電性接続ピン、および、係る応力が加わ
っても導電性接続ピンが剥離し難い樹脂パッケージ基板
を提供する。 【解決手段】 導電性接続ピン100が、柱状の接続部
102と板状の固定部101よりなり、接続部102に
他の接続部の直径よりも細いくびれ部103が設けられ
ている。このため、ヒートサイクル時やパッケージ基板
の装着時にピン100に加わる応力をくびれ部103が
曲がることで吸収し、ピン100が基板から剥離するの
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性接続ピンお
よび導電性接続ピンが固定された樹脂パッケージ基板に
関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップ等をマザーボード又はドータ
ボードへ接続するためのパッケージ基板は、近年、信号
の高周波数化に伴い、低誘電率、低誘電正接が求められ
るようになった。そのため、基板の材質もセラミックか
ら樹脂へと主流が移りつつある。
【0003】このような背景の下、樹脂基板を用いたプ
リント配線板に関する技術として、例えば、特公平4−
55555号公報に、回路形成がなされたガラスエポキ
シ基板にエポキシアクリレートを層間樹脂絶縁層として
形成し、続いて、フォトリソグラフィの手法を用いてバ
イアホール用開口を設け、表面を粗化した後、めっきレ
ジストを設けて、めっきにより導体回路およびバイアホ
ールを形成した、いわゆるビルドアップ多層配線板が提
案されている。
【0004】このようなビルドアップ多層配線板をパッ
ケージ基板として使用する場合には、マザーボードやド
ータボードヘ接続するための導電性接続ピンを取り付け
る必要がある。このピンはT型ピンと呼ばれ、図17に
示すように柱状の接続部122と板状の固定部121と
で側面視略T字形状に形成されており、接続部122を
介してマザーボードのソケット等に接続するようになっ
ている。この導電性接続ピン120は、ビルトアップ多
層配線板の最外層の層間樹脂絶縁層200(又は、コア
基板)の導体層をパッド16とし、このパッド16にハ
ンダなどの導電性接着剤17を介して接着固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造では、パッド16とその内層の層間樹脂絶縁層2
00との接着面積が小さいことに加え、金属製のパッド
と樹脂絶縁層という全く異なる材質ため、両者の接着強
度が充分でないという問題があった。そのため、信頼性
試験としての高温と低温とを繰り返すヒートサイクル条
件下で、パッケージ基板側とマザーボード又はドータボ
ード側との熱膨張率差により、基板に反りや凹凸が生じ
た場合、パッド16と層間樹脂絶縁層200との界面で
破壊が起こり、導電性接続ピン120がパッド16と共
に基板から剥離する問題が見られた。また、当該導電性
接続ピンを介してパッケージ基板をマザーボードへ装着
する際、導電性接続ピンの位置と接続すべきマザーボー
ドのソケットとの間に位置ずれがあると、接続部に応力
が集中して導電性接続ピンがパッドとともに剥離するこ
とがあった。ヒートサイクルの高温領域下またはICチ
ップを実装する際の熱によって、導電性ピンが脱落、傾
きを起こしたり、電気的接続が取れないこともあった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めに提案されたものであって、ヒートサイクル条件下
や、実装の際に、応力が集中し難い導電性接続ピン、お
よび、係る応力が加わっても導電性接続ピンが剥離、脱
落し難いかつ電気的接続の取れる樹脂パッケージ基板を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。すなわち、請求項1の発明
は、導電性接続ピンに関するもので、パッケージ基板に
固定されて他の基板との接続を得るための導電性接続ピ
ンにおいて、前記導電性接続ピンが柱状の接続部と板状
の固定部よりなり、前記柱状の接続部に他の部分の直径
よりも小さいくびれ部が形成されていることを技術手段
としている。
【0008】請求項1の発明では、導電性接続ピンの柱
状の接続部に他の部分の直径よりも小さいくびれ部が設
けられているので、ピンに曲がりやすさが付与される。
そのため、導電性接続ピンに応力が加わった際には、接
続部がくびれ部で曲がるのでその応力が吸収され、導電
性接続ピンを基板から剥離しにくくする。
【0009】この導電性接続ピンには、板状の固定部と
この板状の固定部の略中央に突設された柱状の接続部と
からなる、いわゆるT型ピンが好適に用いられる。板状
の固定部は、パッドとなる導体層に導電性接着剤を介し
て固定される部分であって、パッドの大きさに合わせて
円形状や多角形状など適宜に形成される。また、接続部
は、他の基板に取り付けられる部分であって、その電子
部品に挿入可能であれば形状に特に問題はなく、円柱・
角柱・円錐・角錐など何でもよい。この接続部は通常一
のピンに対し基本的に1本であるが、2本以上設けても
特に問題はなく、実装される他の基板に応じて適宜に形
成してよい。
【0010】この導電性接続ピンは、板状の固定部の直
径が0.5〜2.0mmの範囲、柱状の接続部の直径が
0.1から0.8mmで、長さが1〜10mmで形成す
ることが好ましく、固定されるパッケージ基板や装着さ
れる他の基板の種類などにより適宜選択される。
【0011】くびれ部は、この接続部の途中に設けられ
ており、他の部分よりも細く形成されている。このくび
れ部の太さは、導電性接続ピンを構成する材質や導電性
接続ピンの大きさなどによって異なるが、その直径が、
接続部そのものの直径の50%以上98%以下とするこ
とが重要である。くびれ部の直径が他の部分の直径の5
0%より小さいと、接続部の強度が不充分となり、パッ
ケージ基板を装着した際に変形したり折れたりすること
がある。また、くびれ部の直径が他の部分の直径の98
%を超えると、接続部に所期の可撓性を付与することが
できず、応力の吸収効果が得られない。また、くびれ部
は、複数形成されていてもよい(図8(B))。
【0012】本発明の導電性接続ピンを構成する材質
は、金属であれば特に限定はなく、金・銀・銅・ニッケ
ル・コバルト・スズ・鉛などの中から少なくとも一種類
以上の金属で形成するのがよい。鉄合金である、商品名
「コバール」(Ni−Co−Feの合金)やステンレ
ス、銅合金であるリン青銅は好ましい材質である。電気
的特性が良好で、しかも導電性接続ピンへの加工性にも
優れているからである。特に、リン青銅は、高い可撓性
を有するため、応力吸収のために好適である。
【0013】また、請求項3の発明では、導体層を設け
た基板上に他の基板との接続を得るための導電性接続ピ
ンが固定されてなるパッケージ基板において、前記導電
性接続ピンは、柱状の接続部と板状の固定部よりなり、
前記柱状の接続部に他の部分の直径よりも小さいくびれ
部が形成されており、前記導体層の一部または全部に前
記導電性接続ピンを固定するためのパッドが形成され、
前記パッドに前記導電性接続ピンの固定部が導電性接着
剤を介して固定されていることを技術手段としている。
従って、このパッケージ基板を外部の電子部品などに取
り付ける際などに、たとえば導電性接続ピンと他の基板
との間に位置のずれなどがあって当該導電性接続ピンに
応力が加わった場合には、接続部がくびれ部を介して撓
むことでその応力を吸収するので、導電性接続ピンが基
板から剥離するのを防止でき、信頼性の高いパッケージ
基板となる。
【0014】請求項3のパッケージ基板は、導電性接続
ピンが固定されるパッドを、当該パッドを部分的に露出
する開口部が設けられた有機樹脂絶縁層で覆ってもよ
い。それにより、先に述べた導電性接続ピンへの応力の
集中や基板の変形などが生じた場合でも、パッドが有機
樹脂絶縁層で押さえられており、基板から剥離するのを
防止できる。特に金属性のパッドと層間樹脂絶縁層とい
う全く異なる材質同士の接着で充分な接着力を得難い場
合でも、パッド表面を有機樹脂絶縁層で覆うことで高い
剥離強度を付与することができる。
【0015】パッドを有機樹脂絶縁層で覆う場合、その
パッドの大きさは、当該パッドが現れる有機樹脂絶縁層
の開口部よりやや大きくすることが重要である。それに
より、パッドを開口部から部分的に露出させることがで
きる。すなわち、パッドの周縁が有機樹脂絶縁層で被わ
れるのである。パッドの大きさは、その直径が、当該パ
ッドを露出する有機樹脂絶縁層の開口部の直径の、1.
02から100倍とするのがよい。パッドの直径が、開
口部の直径の1.02倍未満では、パッドの周囲を有機
樹脂絶縁層で確実に押さえることができず、導電性接続
ピンの剥離を防止できない。また、100倍より大きく
すると、導体層の高密度化を阻害するからである。具体
的には、有機樹脂絶縁層に設けられた開口部の直径を1
00から1,500μmとしたとき、パッドの直径を1
10から2,000μmとする。
【0016】請求項7の発明は、導体層と層間樹脂絶縁
層とが交互に積層された構造を少なくとも一つ以上有す
るビルドアップ基板に、他の基板との電気的接続を得る
ための導電性接続ピンが固定されてなるパッケージ基板
において、前記導電性接続ピンは、柱状の接続部と板状
の固定部よりなり、前記柱状の接続部に他の部分の直径
よりも小さいくびれ部が形成されており、前記ビルドア
ップ基板の最外層の導体層の一部または全部に、前記導
電性接続ピンを固定するためのパッドが形成され、前記
パッドは、バイアホールを介して内層の導体層に接続さ
れるとともに、前記パッドに導電性接続ピンが導電性接
着剤を介して固定されていることを技術手段としてい
る。
【0017】請求項7の発明では、導電性接続ピンの接
続部にくびれ部を設けて曲がり易くし、しかもその導電
性接続ピンを固定するパッドがバイアホールを介して内
層の導体層と接合しているので、導電性接続ピンの曲が
り易さで応力を吸収する効果に加え、パッドと基板との
接触面積が増えて両者を強固に接合することができる。
また、先述したように、請求項3の発明では、導電性接
続ピンが固定されるパッドとそのパッドが接着されてい
る層間樹脂絶縁層は、異素材間の接着となっているのに
対し、本請求項で示した発目では、パッドは内層の導体
層と接続している。そのため、両者は金属同士の接続と
なってより確実に密着するとともに、パッドの剥離強度
が高められる。
【0018】また、パッドを一つ以上のバイアホールを
介して内層の導体層と接続してもよい。パッドの接着面
積をさらに増して、より剥離しにくい構造とすることが
できるからである。なお、パッドをバイアホールを介し
て内層の導体層に接続する場合、バイアホールはそのパ
ッドの周辺部分に配置するのが接続性を高める上で効果
的である。そのため、バイアホールをリング状とし、そ
のリングを覆うようにパッドを設けてもよい。
【0019】さらに、ビルドアップ基板において、導電
性接続ピンが固定されるパッドは、2層以上のバイアホ
ールを介して内層の導体層と接続するように構成しても
よく、パッケージ基板の形状や種類によっては、この二
層以上のバイアホールがそれぞれ一つ以上のバイアホー
ルよりなってもよい。いずれも、パッドの表面積が増し
ので、接着強度を高めるために有効だからである。パッ
ドが設けられるバイアホールを、パッドを部分的に露出
させる開口部を有する有機樹脂絶縁層によって被覆すれ
ば、パッドの剥離を確実に防止することができる。
【0020】請求項8の発明では、導体層が形成された
コア基板に導体層と層間樹脂絶縁層が交互に積層された
構造を少なくとも一つ以上有するビルドアップ基板に、
他の基板との電気的接続を得るための導電性接続ピンが
固定されたパッケージ基板において、前記導電性接続ピ
ンは、柱状の接続部と板状の固定部よりなり、前記柱状
の接続部に他の部分の直径よりも小さいくびれ部が形成
されており、前記ビルドアップ基板の最外層の導体層の
一部または全部に、前記導電性接続ピンを固定するため
のパッドが形成され、前記パッドはバイアホールを介し
て前記コア基板の導体層に接続されるとともに、当該パ
ッドには導電性接続ピンが導電性接着剤を介して固定さ
れていることを技術手段とする。
【0021】コア基板上の導体層は、コア基板となる樹
脂基板の表面に粗化面(マット面)を介して強固に密着
しており、このような導体層にパッドを接続させること
により、パッドが層間樹脂絶縁層から一層剥離しにくく
なる。なお、パッドを一つ以上のバイアホールおよび二
層以上のバイアホールを介して内層の導体層に接合する
場合も、その内層の導体層はコア基板に設けたものであ
ってよい。
【0022】請求項9の発明は、導体層を備えたスルー
ホールが形成されてなるコア基板の両面に、導体層と層
間樹脂絶縁層とが交互に積層された構造を少なくとも一
つ以上有するビルドアップ基板に、他の基板との電気的
接続を得るための導電性接続ピンが固定されたパッケー
ジ基板において、前記導電性接続ピンは、柱状の接続部
と板状の固定部よりなり、前記柱状の接続部に他の部分
の直径よりも小さいくびれ部が形成されており、前記ビ
ルドアップ基板の、最外層の導体層の一部または全部
に、前記導電性接続ピンを固定するためのパッドが形成
され、前記パッドは、前記スルーホールの導体層とバイ
アホールを介して接続されているとともに、当該パッド
には導電性接続ピンが導電性接着剤を介して固定されて
いることを技術手段とする。
【0023】このパッケージ基板によれば、導電性接続
ピンと当該導電性接続ピンが設けられる側の反対側面に
ある他の基板との配線長を短くすることができる。具体
的には、コア基板において、スルーホール周辺のランド
およびスルーホール内に充填された樹脂充填材にバイア
ホールを介してパッドを接続する。また、スルーホール
を導体層で被う、いわゆる蓋めっきを行い、この導体層
に、バイアホールを介してパッドを接続する。さらに、
スルーホールのランドのみにバイアホールを介してパッ
ドを接続してもよい。
【0024】請求項16の発明では、導電性接着剤の融
点が180〜280℃であることによって、導電性接続
ピンとの接着強度2.0Kg/pin以上が確保される。こ
の強度は、ヒートサイクルなどの信頼性試験後、あるい
は、ICチップの実装の際に要する熱を加えた後でも、
その強度の低下が少ない。180℃未満の場合は、接着
強度も2.0Kg/pin前後であり、場合によっては、
1.5Kg/pin程度しか出ない。また、ICチップ実装
の加熱によって、導電性接着剤が溶解してしまい、導電
性接続ピンの脱落、傾きを起こってしてしまう。280
℃を越える場合は、導電性接着剤の溶解温度に対して、
樹脂層である樹脂絶縁層、ソルダーレジスト層が溶けて
しまう。特に、望ましい温度は、200〜260℃であ
る。その温度の導電性接着剤であることが、導電性接続
ピンの接着強度のバラツキも少なくなり、実際に加わる
熱がパッケージ基板を構成する樹脂層への損傷もないか
らである。
【0025】請求項17の発明では、導電性接着剤は、
スズ、鉛、アンチモン、銀、金、銅が少なくとも1種類
以上で形成されていることによって、前述の融点を有す
る導電性接着剤を形成することができる。特に、スズ−
鉛あるいはスズ−アンチモンが少なくとも含有されてい
る導電性接着剤が、前述の融点の範囲を形成させること
ができ、熱によって融解しても、再度、固着し易く導電
性接続ピンの脱落、傾きを引き起こさない。
【0026】前記導電性接着剤は、Sn/Pb、Sn/
Sb、Sn/Ag、Sn/Sb/Pbの合金であること
によって、特に、接着強度も2.0Kg/pinであり、そ
のバラツキも小さく、ヒートサイクル条件下やICチッ
プの実装の熱によっても、導電性接続ピンの接着強度の
低下もなく、ピンの脱落、傾きを引き起こさず、電気的
接続も確保されている。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、図1ないし図8に従い、第
1実施例のパッケージ基板を、ビルドアップ基板の製造
方法とともに説明する。以下の方法は、セミアディティ
ブ法によるものであるが、フルアディティブ法を採用し
てもよい。
【0028】[第1実施例] (1) まず、基板の表面に導体層を形成したコア基板
を作成する。コア基板としては、ガラスエポキシ基板、
ポリイミド基板、ビスマレイミド−トリアジン樹脂基板
などの樹脂絶縁基板の両面に銅箔8を貼った銅張積層板
を使用することができる(図1(a)参照)。銅箔8
は、片面が粗化面(マット面)となっており、樹脂基板
に強固に密着している。この基板に、ドリルで貫通孔を
設けた後、無電解めっきを施しスルーホール9を形成す
る。無電解めっきとしては銅めっきが好ましい。引き続
き、めっきレジストを形成し、エッチング処理して導体
層4を形成する。なお、銅箔の厚付けのためにさらに電
気めっきを行ってもよい。この電気めっきにも銅めっき
が好ましい。また、電気めっきの後、導体層4の表面お
よびスルーホール9の内壁面を粗面4a,9aとしても
よい(図1(b)参照)。
【0029】この粗化処理方法としては、例えば、例え
ば黒化(酸化)−還元処理、有機酸と第2銅錯体の混合
水溶液によるスプレー処理、Cu−Ni−Pの針状合金
めっきによる処理などが挙げられる。
【0030】次に、得られた基板を水洗してから乾燥す
る。その後、基板表面の導体層4間およびスルーホール
9内に樹脂充填材10を充填し、乾燥させる(図1
(c))。引き続き、基板両面の不要な樹脂充填材10
をベルトサンダー研磨などで研削し、導体層4を露出さ
せ、樹脂充填材10を本硬化させる。導体層4間および
スルーホール9による凹部を埋めて基板を平滑化する
(図1(d)参照)。
【0031】次に、露出した導体層4の表面に粗化層1
1を再度設ける(図2(a)参照)。なお、図2(a)
中の円で示す部分は、粗化層11が設けられた導体層4
を拡大して示している。この粗化層11は、先に述べた
ようなCu−Ni−Pの針状あるいは多孔質状合金層に
より形成されていることが望ましいが、この他にも黒化
(酸化)−還元処理やエッチング処理で粗化層を形成す
ることもできる。Cu−Ni−P針状または多孔質状合
金層による場合、荏原ユージライト製商品名「インター
プレート」により、また、エッチング処理は、メック社
製商品名「MEC etch Bond」により行うこ
とが望ましい。
【0032】(2) 上記(1)で作成した導体層4を
有する配線基板の両面に樹脂層2a、2bからなる樹脂
絶縁層2を形成する(図2(b)参照)。この樹脂絶縁
層2は後述するようにパッケージ基板の層間樹脂絶縁層
200として機能する。上記樹脂絶縁体層(以下、層間
樹脂絶縁層200)を構成する材料としては、例えば、
熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂またはこれらの複合樹脂な
どが挙げられる。層間樹脂絶縁層2として、無電解めっ
き用接着剤を用いることが望ましい。この無電解めっき
用接着剤は、硬化処理された酸あるいは酸化剤に可溶性
の耐熱性樹脂粒子が、酸あるいは酸化剤に難溶性の未硬
化の耐熱性樹脂中に分散されてなるものが最適である。
後述するように酸、酸化剤の溶液で処理することによ
り、耐熱性樹脂粒子が溶解除去されて、表面に蛸つぼ状
のアンカーからなる粗化面を形成できるからである。
【0033】上記無電解めっき用接着剤において、特に
硬化処理された前記耐熱性樹脂粒子としては、平均粒
径が10μm以下の耐熱性樹脂粉末、平均粒子径が相
対的に大きな粒子と平均粒子径が相対的に小さな粒子を
混合した粒子が望ましい。これらはより複雑なアンカー
を形成できるからである。
【0034】使用できる耐熱性樹脂としては、例えば、
エポキシ樹脂(ビスA型エポキシ樹脂、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂など)、ポリイミド樹脂、エポキ
シ樹脂と熱可塑性樹脂との複合体等が挙げられる。複合
させる熱可塑性樹脂として、ポリエーテルスルフォン
(PES)、ポリサルフォン(PSF)、ポリフェニレ
ンサルフォン(PPS)、ポリフェニレンサルファイド
(PPES)、ポリフェニルエーテル(PPE)、ポリ
エーテルイミド(PI)などを使用できる。また、酸や
酸化剤の溶液に溶解する耐熱性樹脂粒子としては、たと
えば、エポキシ樹脂(特にアミン系硬化剤で硬化させた
エポキシ樹脂がよい)、アミノ樹脂や、ポリエチレン系
ゴム、ポリブタン系ゴム、ポリブタジェンゴム、ポリブ
チンゴムなどのゴムが挙げられる。層間絶縁層は、塗
布、樹脂フィルムを加熱圧着などを施して形成される。
【0035】(3) 次に、層間樹脂絶縁層2に、導体
層4との電気接続を確保するためのバイアホール形成用
開口6を設ける(図2(c)参照)。上述した無電解め
っき用接着剤を用いる場合には、バイアホール形成のた
めの円パターンが描画されたフォトマスクを載置し、露
光、現像処理してから熱硬化することで開口6を設け
る。一方、熱硬化性樹脂を用いた場合には、熱硬化した
のちレーザー加工することにより、上記層間樹脂絶縁層
にバイアホール用の開口6を設ける。また、樹脂フィル
ムを貼り付けて層間絶縁層を形成させた場合には、炭
酸、YAG、エキシマ、UVレーザ等のレーザで加工す
ることにより、バイアホール用の開口を設ける。必要に
応じて過マンガン酸などによるディップあるいは、プラ
ズマなどのドライエッチングによってデスミヤ処理をす
る。
【0036】(4) 次に、バイアホール形成用開口6
を設けた層間樹脂絶縁層2の表面を粗化する(図2
(d)参照)。層間樹脂絶縁層2に無電解めっき用接着
剤を用いた場合、この無電解めっき用接着剤層の表面に
存在する耐熱性樹脂粒子を酸または酸化剤で溶解除去す
ることにより、無電解めっき用接着剤層2の表面を粗化
して、蛸壺状のアンカーを設ける。
【0037】ここで、上記酸としては、例えば、リン
酸、塩酸、硫酸などの強酸、または蟻酸や酢酸などの有
機酸を用いることができる。特に、有機酸を用いるのが
望ましい。これは、粗化処理した場合に、バイアホール
用開口6から露出する金属導体層4を腐食させにくいか
らである。一方、上記酸化剤としては、クロム酸、過マ
ンガン酸塩(過マンガン酸カリウムなど)の水溶液を用
いることが望ましい。
【0038】前記粗化は、表面の最大粗度Rmax0.
1〜20μmがよい。厚すぎると粗化面自体が損傷、剥
離しやすく、薄すぎると密着性が低下するからである。
【0039】(5) 次に、層間樹脂絶縁層2の表面を
粗化した配線基板に、触媒核を付与する。触媒核の付与
には、貴金属イオンや貴金属コロイドなどを用いること
が望ましく、一般的には塩化パラジウムやパラジウムコ
ロイドを使用する。なお、この触媒核を固定するため
に、加熱処理を行うことが望ましい。このような触媒核
にはパラジウムが好適である。
【0040】(6) 続いて、粗化し触媒核を付与した
層間樹脂絶縁層2の全面に無電解めっきを施し、無電解
めっき膜12を形成する(図3(a)参照)。この無電
解めっき膜12の厚みは、0.1〜5μmが好ましい。
【0041】次に、無電解めっき膜12の表面にめっき
レジスト3を形成する(図3(b)参照)。形成した無
電解めっき膜12上に感光性樹脂フィルム(ドライフィ
ルム)をラミネートし、この感光性樹脂フィルム上に、
めっきレジストパターンが描画されたフォトマスク(ガ
ラス基板がよい)を密着させて載置し、露光し現像処理
することによりめっきレジスト3を形成できる。
【0042】(7) 次に、電気めっきを施し、無電解
めっき膜12上のめっきレジスト非形成部に電気めっき
膜を形成し、導体層5とバイアホール7を形成する。そ
の厚みは5〜20μmがよい。この電気めっきには、銅
めっきが好ましい。また、電気めっき後に、電解ニッケ
ルめっき、無電解ニッケルめっき、またはスパッタから
選ばれる少なくとも1の方法により、ニッケル膜14を
形成する(図3(c)参照)。このニッケル膜14上に
はCu−Ni−Pからなる合金めっきが析出しやすいか
らである。また、ニッケル膜はメタルレジストとして作
用するため、その後の工程でも過剰エッチングを防止す
るという効果を奏する。
【0043】(8) 続いて、めっきレジスト3を除去
した後、そのめっきレジスト下に存在していた無電解め
っき膜12を、硫酸と過酸化水素の混合液や過硫酸ナト
リウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶液からなるエッ
チング液にて除去し、無電解めっき膜12、電解めっき
膜13及びニッケル膜14の3層からなる独立した導体
層5とバイアホール7を得る(図3(d)参照)。な
お、非導体部分に露出した粗化面上のパラジウム触媒核
は、クロム酸、硫酸過水などにより溶解除去する。
【0044】(9) 次に、導体層5とバイアホール7
の表面に粗化層11を設け、さらに層間樹脂絶縁層2と
して先に述べた無電解めっき用接着剤の層を形成する。
(図4(a)参照)。
【0045】(10) この層間樹脂絶縁層2に、バイ
アホール用開口6を設けるとともに、層間樹脂絶縁層2
の表面を粗化する。(図4(b)参照)。
【0046】(11) つづいて、この粗化した層間樹
脂絶縁層2の表面に触媒核を付与した後、無電解めっき
膜12を形成する(図4(c)参照)。
【0047】(12) 無電解めっき膜12の表面にめ
っきレジスト3を形成し、先に述べたように、めっきレ
ジスト3の非形成部に電気メッキ膜13、ニッケルめっ
き膜14を形成する(図4(d)参照)。
【0048】(13) めっきレジスト3を除去し、め
っきレジスト下の無電解めっき膜12を除去し、導体層
(導電性接続ピンを固定するパッド16となる導体層を
含む)5、およびバイアホール7を設け、片面3層の6
層のビルドアップ基板を得る(図5参照)。
【0049】(14) このようにして得られたビルド
アップ基板の導体層5及びバイアホール7に粗化層11
を形成し、パッド16を露出させる開口部18を有する
有機樹脂絶縁層15で被覆する(図6参照)。有機樹脂
絶縁層の厚さは5〜40μmがよい。薄すぎると絶縁性
能が低下し、厚すぎると開口し難くなるうえ半田と接触
し、クラックなどの原因となるからである。
【0050】この有機樹脂絶縁層を構成する樹脂として
は、種々のものが使用でき、例えば、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂のア
クリレート、ノボラック型エポキシ樹脂、ノボラック型
エポキシ樹脂のアクリレートをアミン系硬化剤やイミダ
ゾール硬化剤で硬化させた樹脂を使用できる。
【0051】このような構成の有機樹脂絶縁層は、鉛の
マイグレーション(鉛イオンが、有機樹脂絶縁層内を拡
散する現象)が少ないといった利点を有する。しかも、
この有機樹脂絶縁層は、耐熱性、耐アルカリ性に優れ、
ハンダなどの導電性接着剤が溶融する温度(200℃前
後)でも劣化しないし、ニッケルめっきや金めっきのよ
うな強塩基性のめっき液で分解することもない。
【0052】ここで、上記ノボラック型エポキシ樹脂の
アクリレートとしてはフェノールノボラックやクレゾー
ルノボラックのグリシジルエーテルをアクリル酸やメタ
クリル酸などと反応させたエポキシ樹脂などを用いるこ
とができる。上記イミダゾール硬化剤は、25℃で液状
であることが望ましい。液状であれば均一混合できるか
らである。
【0053】このような液状イミダゾール硬化剤として
は、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール(品名:1
B2MZ)、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール(品名:2E4MZ−CN)、4−メチ
ル−2−エチルイミダゾール(品名:2E4MZ)を用
いることができる。
【0054】このイミダゾール硬化剤の添加量は、上記
有機樹脂絶縁層の総固形分に対して1から10重量%と
することが望ましい。この理由は、添加量がこの範囲内
にあれば均一混合がしやすいからである。上記有機樹脂
絶縁層の硬化前組成物は、溶媒としてグリコールエーテ
ル系の溶剤を使用することが望ましい。かかる組成物を
用いた有機樹脂絶縁層は遊離酸素が発生せず、パッド表
面を酸化させず、また人体に対する有害性も少ないから
である。
【0055】上記グリコールエーテル系溶剤としては、
望ましくはジエチレングリコールジメチルエーテル(D
MDG)およびトリエチレングリコールジメチルエーテ
ル(DMTG)から選ばれるいずれか少なくとも1種を
用いる。これらの溶剤は、30〜50℃程度の加温によ
り、反応開始剤であるベンゾフェノンやミヒラーケトン
を完全に溶解させることができるからである。このグリ
コールエーテル系の溶媒は、有機樹脂絶縁層の組成物の
全重量に対して10〜40重量%がよい。
【0056】以上説明したような有機樹脂絶縁層の組成
物には、そのほかに各種消泡剤やレベリング剤、耐熱性
や耐塩基性の改善と可撓性付与のために熱硬化性樹脂、
解像度改善のために感光性モノマーなどを添加すること
ができる。例えば、レベリング剤としてはアクリル酸エ
ステルの重合体からなるものがよい。また、開始剤とし
てはチバガイギー社製のイルガキュアI907、光増感
剤としては日本化薬社製のDETX−Sがよい。さら
に、有機樹脂絶縁層の組成物には色素や顔料を添加して
もよい。配線パターンを隠蔽できるからである。この色
素としてはフタロシアニングリーンを用いることが望ま
しい。
【0057】添加成分としての上記熱硬化性樹脂として
は、ビスフェノール型エポキシ樹脂を用いることができ
る。このビスフェノール型エポキシ樹脂には、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールF型エポキシ
樹脂があり、耐塩基性を重視する場合には前者が、低粘
度化が要求される場合(塗布性を重視する場合)には後
者がよい。
【0058】また、これらの有機樹脂絶縁層組成物は、
25℃で0.5から10Pa・s、より望ましくは1〜
10Pa・sがよい。ロールコータで塗布しやすい粘度
だからである。
【0059】(15) 前記開口部18内に金めっき
膜、ニッケルめっき膜−金めっき膜などの耐食金属であ
る金属膜19の形成を行った後、パッケージ基板の下面
側(ドータボード、マザーボードとの接続面)となる開
口部16内に、導電性接着剤17としてハンダペースト
を印刷する。半田ペースの粘度としては、50〜400
PaSの範囲で行うことがよい。さらに、接続部111
にくびれ113が設けられた導電性接続ピン100を適
当なピン保持装置に取り付けて支持し、導電性接続ピン
100の固定部101を開口部16内の導電性接着剤1
7に当接させて、240〜270℃でリフロを行い,導
電性接続ピン100を導電性接着剤17に固定する(図
7参照)。または、導電性接着剤をボール状等とに形成
したものを開口部内に入れて、あるいは、導電性接続ピ
ンの板状の固定部側に接合させて導電性接続ピンを取り
付けた後、リフローさせてもよい。また、図7において
円で囲んで示した導電性接続ピン100を設けたパッド
部分を、図8(A)に拡大して示した。なお、パッケー
ジ基板310において、上面側の開口18には、ICチ
ップなどの部品に接続可能なハンダバンプ230を設け
た。
【0060】本発明に用いられる導電性接続ピン100
は、板状の固定部101とこの板状の固定部101の略
中央に突設された柱状の接続部102とからなる、いわ
ゆるT型ピンが好適に用いられる。板状の固定部101
は、パッド16となるパッケージ基板の最外層の導体層
5に導電性接着剤17を介して固定される部分であっ
て、パッドの大きさに合わせた円形状や多角形状など適
当に形成される。また、接続部102の形状は、他の基
板の端子など接続部に挿入可能な柱状であれば問題な
く、円柱・角柱・円錐・角錐など何でもよい。
【0061】くびれ部103は、接続部102の途中に
設けられており、他の部分よりも細く形成されている。
このくびれ部103の太さは、その直径が、接続部その
ものの直径の50%以上98%以下とすることが重要で
ある。くびれ部の直径が他の部分の直径の50%より小
さいと、接続部の強度が不充分となり、パッケージ基板
を装着した際に変形したり折れたりすることがある。ま
た、くびれ部の直径が他の部分の直径の98%を超える
と、接続部に所期の可撓性を付与することができず、応
力の吸収効果が得られない。
【0062】本発明の導電性接続ピンを構成する材質
は、金属であれば特に限定はなく、金・銀・銅・ニッケ
ル・コバルト・スズ・鉛などの中から少なくとも一種類
以上の金属で形成するのがよい。鉄合金である、商品名
「コバール」(Ni−Co−Feの合金)やステンレ
ス、銅合金であるリン青銅は好ましい材質である。電気
的特性が良好で、しかも導電性接続ピンへの加工性にも
優れているからである。特に、リン青銅は、高い可撓性
を有するため、応力吸収のために好適である。
【0063】導電性接続ピン100において、柱状の接
続部102は直径が0.1〜0.8mmで長さが1.0
〜10mm、板状の固定部101の直径は0.5〜2.
0mmの範囲とすることが望ましく、パッドの大きさや
装着されるマザーボードのソケット等の種類などによっ
て適宜に選択される。
【0064】本発明のパッケージ基板に用いられる導電
性接着剤17としては、ハンダ(スズ−鉛、スズ−アン
チモン、銀−スズ−銅など)、導電性樹脂、導電性ペー
ストなどを使用することができる。導電性接着剤の融点
が180〜280℃の範囲のものを用いることがよい。
それにより、導電性接続ピンの接着強度2.0Kg/pin
以上が確保され、ヒートサイクル条件下や実装の際にか
かる熱による導電性接続ピンの脱落、傾きがなくなり、
電気的接続も確保されるのである。ハンダで形成するの
が最も好ましい。導電性接続ピンとの接続強度に優れて
いるとともに、熱にも強く、接着作業がやりやすいから
である。
【0065】導電性接着剤17をハンダで形成する場
合、Sn/Pb=95:5、60/40などの組成より
なるハンダを使用するのが好適である。用いられるハン
ダの融点も180〜280℃の範囲にあるものが好適で
ある。特に望ましいのは200〜260℃の範囲である
ものがよい。それにより、導電性接続ピンの接着強度の
バラツキも少なくなり、実装の際に加わる熱がパッケー
ジ基板を構成する樹脂層を損傷しないからである。
【0066】図8(A)、図8(B)から理解されるよ
うに、この導電性接続ピン100は、接続部102にく
びれ部103が設けられているので、可撓性に富んで曲
がり易くなっており、パッケージ基板をマザーボード等
へ取り付ける際などに導電性接続ピン100に加わった
応力を、接続部102がくびれ部103を介して曲がる
ことにより吸収することができる。
【0067】a.第1改変例 第1改変例のパッケージ基板311のパッド16は、図
9に示すように、当該パッド16を部分的に露出させる
開口部18が形成された有機樹脂絶縁層(スルーホール
層)15により被覆されており、開口部18から露出し
たパッド16に導電性接着剤17を介して導電性接続ピ
ン100の固定部101が固定されている。図から理解
されるように、この有機樹脂絶縁層15は、パッド16
の周囲を押さえるように被覆しているので、ヒートサイ
クル時や、パッケージ基板をマザーボードへ装着する際
などに、導電性接続ピン100に応力が加わっても、パ
ッド16の破壊および層間樹脂絶縁層15との剥離を防
止できる。なお、ここでは、層間樹脂絶縁層が形成され
た多層プリント配線板から成るパッケージ基板を例示し
たが、1枚の基板のみからなるパッケージ基板にも第1
実施例の構成は適用可能である。
【0068】[第2実施例]このパッケージ基板312
は、基本的には図7および図8を参照して上述した第1
実施例と同じであるが、導電性接続ピン100を固定す
るパッド16を、バイアホール7を介して、層間樹脂絶
縁層200の内層の導体層160に接続した。そして、
有機樹脂絶縁層15によってパッド16の一部を被覆し
た(図10参照)。製造工程は、(1)から(14)ま
では第1実施例と全く同じである。(15) バイアホ
ール7内に、導電性接着剤となるハンダペースト(Sn
/Sb=95:5)17を充填する。有機樹脂絶縁層1
5の表面にマスク材(図示せず)を配置し密着させてハ
ンダペーストを印刷し、最高270℃でリフロした。 (16) 導電性接続ピンのパッドへの固定は、第1実
施例と同じである。第2実施例では、導電性接続ピン1
10のくびれ部113による応力の吸収性の高さに加
え、バイアホール7によってパッド16と基板との接着
面積が大きくなっているので、パッド16の剥離強度を
高めることができる。また、内層の導体層160は、金
属層であるので、同じ金属製のパッド16の接着性も良
好で、剥がれ難い構造となっている。しかもその表面を
有機樹脂絶縁層15で覆っているので、パッド16と基
板との剥離強度に優れている。
【0069】なお、パッドが接続する内層の導体層は、
コア基板1に設けられていてもよい。先に述べたよう
に、コア基板上の導体層は粗化面を介してコア基板と強
固に密着しているので、パッドをより剥離し難くするこ
とができる。
【0070】a.第1改変例 基本的に第2実施例と同じであるが、一の導電性接続ピ
ン100を固定するパッド16を、複数のバイアホール
7を介して、層間樹脂絶縁層200の内層の導体層16
0に接続したパッケージ基板313である(図11
(A)参照)。本例では、図11(B)に示すように、
バイアホール7を円形に6つ配置し、各バイアホール7
を覆うようにパッド16を形成した。図11(B)は、
図11(A)をバイアホール7側から見たB矢視図であ
る。なお、図11(B)に示すバイアホール7の位置で
は、断面で示した場合、図11(A)のような3つのバ
イアホール7は現れないが、図示の便宜上、向こう側の
バイアホールを点線で示してある。
【0071】b.第2改変例 基本的に第1改変例と同じであるが、バイアホール7の
形状を、図12(B)で示すようなリング状としたパッ
ケージ基板314である(図12参照)。図12(B)
は図12(A)のB矢視図である。
【0072】第1改変例では複数のバイアホール7によ
って、また、第2改変例ではリング状のバイアホール7
によって、基板との接着面積が更に大きくなっている。
【0073】c.第3改変例 基本的に図11に示して説明した第1改変例と同じであ
るが、内層の層間樹脂絶縁層200にも円形に配置した
複数のバイアホール7を設け、パッド16が設けられる
外層側バイアホール7と内層のバイアホール7とを接合
したパッケージ基板315である(図13(A)、図1
3(B)参照)。このパッケージ基板315では、複数
のバイアホール7同士を結合しているので、パッド16
が極めて剥がれ難くなっている。
【0074】なお、先に述べたように、これら各改変例
においても、パッドが設けられる内層の導体層はコア基
板1に形成されたものであることが望ましい。コア基板
上の導体層は、コア基板となる絶縁基板と粗化面(マッ
ト面)を介して強固に密着しており、このようなコア基
板上の導体層に接続させることにより、パッド16が層
間樹脂絶縁層200から剥離し難くなる。
【0075】[第3実施例]基本的に第2実施例の第2
改変例と同じであるが、パッド16を接続する内層の導
体層をコア基板1のスルーホール9に設けた導体層(ラ
ンド91)とし、有機樹脂絶縁層15によりパッド16
の周縁を覆ったパッケージ基板316である(図14参
照)。図示されるように、スルーホール9のランド91
およびスルーホール9内の樹脂充填材10に、バイアホ
ール7を介してパッド16を接続している。
【0076】つまり、パッド16は、バイアホール7を
介してコア基板1の導体層に接続していることに特徴が
ある。コア基板1上の導体層は、コア基板となる絶縁基
板と粗化面(マット面)を介して強固に密着しており、
このようなコア基板上の導体層に接続させることによ
り、パッド16が層間樹脂絶縁層200から剥離し難く
なる。また、スルーホール9とパッド16とがバイアホ
ール7を介して接続されている。このため、外部端子で
ある導電性接続ピン100と、該導電性接続ピン100
該導電性接続ピン100が設けられる側の反対に位置す
るICチップ(半導体チップ)との間の配線長を短くで
きる。
【0077】a.第1改変例 基本的に第3実施例と同じであるが、スルーホール9に
当該スルーホール9を覆う蓋めっきと呼ばれる導体層9
0を形成し、この導体層90にバイアホール7を介して
パッド16を接続したパッケージ基板317である(図
15参照)。
【0078】b.第2改変例 基本的に第3実施例と同じであるが、バイアホールを介
して、スルーホール9のランド91のみにパッド16を
接続したパッケージ基板318である(図16参照)。
これらの例では、パッド16が、コア基板1表面の導体
層4と接着して剥がれにくい構造となっているだけでな
く、特にスルーホールのランド91と結合させること
で、基板裏面側との配線長を短くすることができる。
【0079】[第4実施例]基本的に第2実施例と同じ
であるが、ハンダをボール状にしたものを導電性接続ピ
ンに取り付けて、その後、導電性接続ピンを配設した。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の導電性接
続ピンによれば、柱状の接続部と板状の固定部よりな
り、柱状の接続部に他の接続部の直径よりも細いくびれ
部が設けられているので、ヒートサイクル時やパッケー
ジ基板の装着時にピンに加わる応力をくびれ部が曲がる
ことで充分に吸収しピンが基板から剥離するのを防止す
ることができる。また、このような導電性接続ピンを用
いたパッケージ基板は、導電性接続ピンに応力が集中し
にくいため、導電性接続ピンとパッド、およびパッドと
基板との接着強度が高く、接続信頼性に優れている。
【0081】図18に各実施例のパッケージ基板を評価
した結果を示す。評価項目として、接合後の導電性接続
ピンの最小の接着強度、加熱試験(仮想のIC実測状態
の再現、ピンを配設した基板を250℃にした窒素リフ
ロー炉に通すことによる評価)、およびヒートサイクル
条件下(130℃/3分+−65℃/3分を1サイクル
として、10000サイクル実施)後の各々のピンの状
態、最小接着強度、導通試験を行った。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),図1(b),図1(c),図1
(d)は、本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の
製造工程図である。
【図2】図2(a),図2(b),図2(c),図2
(d)は、本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の
製造工程図である。
【図3】図3(a),図3(b),図3(c),図3
(d)は、本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の
製造工程図である。
【図4】図4(a),図4(b),図4(c),図4
(d)は、本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の
製造工程図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の断
面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の断
面図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るパッケージ基板の断
面図である。
【図8】図8(A)図7において、導電性接続ピンをパ
ッドに接続した部分を拡大した断面図であり、図8
(B)は、導電性接続ピンの変形例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第1実施例の第1改変例に係るパッケ
ージ基板の断面図である。
【図10】第2実施例に係るパッケージ基板を示す断面
図である。
【図11】第2実施例の第1改変例を示す図であって、
図11(A)はパッド部分の断面図、図11(B)は図
11(A)のB矢視図である。
【図12】第2実施例の第2改変例を示す図あって、図
12(A)パッド部分の断面図、図12(B)は図12
(A)のB矢視図である。
【図13】図13(A)、図13(B)は、第2実施例
の第3改変例を示す断面図である。
【図14】第3実施例に係るパッケージ基板の断面図で
ある。
【図15】第3実施例の第1改変例を示す断面図であ
る。
【図16】第3実施例の第2改変例を示す断面図であ
る。
【図17】従来技術のパッケージ基板を示す断面図であ
る。
【図18】各実施例のパッケージ基板の評価結果を示す
図表である。
【符号の説明】
1 コア基板 2,200 層間樹脂絶縁層 3 めっきレジスト 4 導体層(下層) 4a 粗化面 5 導体層(上層) 6 バイアホール用開口 7 バイアホール 8 銅箔 9 スルーホール 9a 粗化面 91 スルーホールのランド 10 樹脂充填剤 11 粗化層 12 無電解めっき膜 13 電解めっき膜 14 ニッケルめっき層 15 有機樹脂絶縁層 16 パッド 17 導電性接着剤 100 導電性接続ピン 101 固定部 102 接続部 103 くびれ部 310,311,312,313 パッケージ基板 314,315,316,317,318 パッケージ
基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H01L 23/12 P H01R 9/09 A (72)発明者 広瀬 直宏 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1−1 イビデ ン株式会社大垣北工場内 (72)発明者 川出 雅徳 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1−1 イビデ ン株式会社大垣北工場内 Fターム(参考) 5E077 BB12 BB31 CC26 DD01 DD04 EE29 JJ24 5E344 BB10 CD14 CD27 CD31 DD02 DD06 EE17 5E346 AA02 AA06 BB20 CC32 DD12 DD33 EE33 FF14 GG15 5F067 AA02 AB07 CB06 CB08 DA01 DA05 EA02 EA04 EA05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ基板に固定されて他の基板と
    の電気的接続を得るための導電性接続ピンにおいて、 前記導電性接続ピンが柱状の接続部と板状の固定部より
    なり、前記柱状の接続部に他の部分の直径よりも小さい
    くびれ部が形成されていることを特徴とする導電性接続
    ピン。
  2. 【請求項2】 前記くびれ部の直径が、他の部分の直径
    の50%以上98%以下であることを特徴とする導電性
    接続ピン。
  3. 【請求項3】導体層を設けた基板上に、他の基板との電
    気的接続を得るための導電性接続ピンが固定されてなる
    パッケージ基板において、 前記導電性接続ピンは、柱状の接続部と板状の固定部よ
    りなり、前記柱状の接続部に他の部分の直径よりも小さ
    いくびれ部が形成され、 前記導体層の一部または全部に前記導電性接続ピンを固
    定するためのパッドが形成され、 前記パッドに前記導電性接続ピンの固定部が導電性接着
    剤を介して固定されていることを特長とするパッケージ
    基板。
  4. 【請求項4】 前記導体層は、前記パッドを部分的に露
    出させる開口部が形成された有機樹脂絶縁層で被覆さ
    れ、前記開口部から露出したパッドに前記導電性ピンが
    導電性接着剤を介して固定されていることを特徴とする
    請求項3に記載のパッケージ基板。
  5. 【請求項5】 前記パッドの直径は、開口部の直径の
    1.02〜100倍であることを特徴とする請求項4に
    記載のパッケージ基板
  6. 【請求項6】 前記基板が導体層と層間樹脂絶縁層とが
    交互に積層された構造を少なくとも一つ以上有するビル
    トアップ基板であることを特徴とする請求項3ないし5
    のいずれか1に記載のパッケージ基板。
  7. 【請求項7】 導体層と層間樹脂絶縁層とが交互に積層
    された構造を少なくとも一つ以上有するビルドアップ基
    板に、他の基板との電気的接続を得るための導電性接続
    ピンが固定されてなるパッケージ基板において、 前記導電性接続ピンは、柱状の接続部と板状の固定部よ
    りなり、前記柱状の接続部に他の部分の直径よりも小さ
    いくびれ部が形成され、 前記ビルドアップ基板の最外層の導体層の一部または全
    部に、前記導電性接続ピンを固定するためのパッドが形
    成され、 前記パッドは、バイアホールを介して内層の導体層に接
    続されるとともに、前記パッドに導電性接続ピンが導電
    性接着剤を介して固定されていることを特徴とするパッ
    ケージ基板。
  8. 【請求項8】 導体層が形成されたコア基板の両面に導
    体層と層間樹脂絶縁層とが交互に積層された構造を少な
    くとも一つ以上有するビルドアップ基板に、他の基板と
    の電気的接続を得るための導電性接続ピンが固定された
    パッケージ基板において、 前記導電性接続ピンは、柱状の接続部と板状の固定部よ
    りなり、前記柱状の接続部に他の部分の直径よりも小さ
    いくびれ部が形成され、 前記ビルドアップ基板の、最外層の導体層の一部または
    全部に、前記導電性接続ピンを固定するためのパッドが
    形成され、 前記パッドはバイアホールを介して前記コア基板の導体
    層に接続されるとともに、当該パッドには導電性接続ピ
    ンが導電性接着剤を介して固定されていることを特徴と
    するパッケージ基板。
  9. 【請求項9】 導体層を備えたスルーホールが形成され
    てなるコア基板の両面に、導体層と層間樹脂絶縁層とが
    交互に積層された構造を少なくとも一つ以上有するビル
    ドアップ基板に、他の基板との電気的接続を得るための
    導電性接続ピンが固定されたパッケージ基板において、 前記導電性接続ピンは、柱状の接続部と板状の固定部よ
    りなり、前記柱状の接続部に他の部分の直径よりも小さ
    いくびれ部が形成され、 前記ビルドアップ基板の、最外層の導体層の一部または
    全部に、前記導電性接続ピンを固定するためのパッドが
    形成され、 前記パッドは、前記スルーホールの導体層とバイアホー
    ルを介して接続されているとともに、当該パッドには導
    電性接続ピンが導電性接着剤を介して固定されているこ
    とを特徴とするパッケージ基板。
  10. 【請求項10】 前記パッドは、少なくとも一つ以上の
    バイアホールを介して内層の導体層に接続していること
    を特徴とする請求項7ないし9のいずれか1に記載のパ
    ッケージ基板。
  11. 【請求項11】 前記パッドは、リング状のバイアホー
    ルを介して内層の導体層に接続されていることを特徴と
    する請求項7ないし10のいずれか1に記載のパッケー
    ジ基板。
  12. 【請求項12】 前記パッドは、少なくとも二層以上に
    設けられたバイアホールを介して内層の導体層と接続し
    ていることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか
    1に記載のパッケージ基板。
  13. 【請求項13】 前記最外層の導体層は、パッドを部分
    的に露出させる開口部が形成された有機樹脂絶縁層で被
    覆され、前記開口部から露出したパッドに前記導電性接
    続ピンが導電性接着剤を介して固定されていることを特
    徴とする請求項7ないし12のいずれか1に記載のパッ
    ケージ基板。
  14. 【請求項14】 前記パッドの直径は、前記開口部の直
    径の1.02〜100倍であることを特徴とする請求項
    12に記載のパッケージ基板。
  15. 【請求項15】 前記導電性接続ピンは、リン青銅製で
    あることを特徴とする請求項7ないし14のいずれか1
    に記載のパッケージ基板。
  16. 【請求項16】 前記導電性接着剤は、融点が180〜
    280℃であることを特徴とする請求項3ないし15の
    いずれか1に記載のパッケージ基板。
  17. 【請求項17】 前記導電性接着剤は、スズ、鉛、アン
    チモン、銀、金、銅が少なくとも1種類以上で形成され
    ていることを特徴とする請求項3ないし16のいずれか
    1に記載のパッケージ基板。
  18. 【請求項18】 前記導電性接着剤は、Sn/Pb、S
    n/Sb、Sn/Ag、Sn/Sb/Pbの合金である
    ことを特徴とする請求項3ないし17のいずれか1に記
    載のパッケージ基板。
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