JP2000353068A - 印刷装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷装置および印刷制御方法

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JP2000353068A
JP2000353068A JP11163912A JP16391299A JP2000353068A JP 2000353068 A JP2000353068 A JP 2000353068A JP 11163912 A JP11163912 A JP 11163912A JP 16391299 A JP16391299 A JP 16391299A JP 2000353068 A JP2000353068 A JP 2000353068A
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JP11163912A
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English (en)
Inventor
Hiroko Yoneda
浩子 米田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータ機器等から受信した複数の印刷デ
ータの印刷処理を効率よく制御する。 【解決手段】印刷処理を実行する印刷手段14と、複数
の印刷ジョブを受け付け、その受け付けた印刷ジョブを
逐次実行するように印刷手段14を制御する制御手段1
1とを備えた印刷装置において、現在実行中の印刷ジョ
ブのデータ量に基づいて割込み許容データ量を設定して
おき、次に印刷する予定の印刷ジョブが発生または変更
されたときに、その印刷予定の印刷ジョブのデータ量と
上記設定の割込み許容データ量とを比較判定し、次に印
刷する予定の印刷ジョブが割込み許容データ量以下であ
るときに、現在実行中の印刷ジョブを中断して、次に印
刷予定の印刷ジョブの割込み印刷を開始するという制御
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タ機器から受信した印刷データをスプールして逐次印刷
する印刷装置および印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト装置等から受信した複数の印刷デ
ータを一旦スプールして逐次印刷する場合の印刷順序を
制御する技術に関して各種の提案がなされている。例え
ば、特開平10−283134号公報には、データ量の
少ない印刷データ、待ち時間の長い印刷データ、あるい
は抜かされた回数の多い印刷データを優先させることが
提案されている。
【0003】また、特開平5−162415号公報に
は、印刷処理中のジョブに対して優先順位の高いものを
割り込ませるようにし、印刷中の処理の優先順位を印刷
の進行に応じて変化させることが提案されている。この
提案技術の場合、印刷が所定数に達する毎に優先順位を
低くしている。
【0004】さらに、特開平6−139031号公報お
よび特開平9−190317号公報においては、割込み
のタイミングに言及しており、印刷中の処理を直ちに中
断するか、印刷中のページを完了して中断するか、ある
いは通信中のページの印刷を完了させて中断するかを、
それぞれ特徴としている。また、割込み印刷が完了した
後に、中断されていた印刷を再開させるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホスト装置
等から受信した印刷データを一旦スプールして逐次印刷
する処理において、大きな印刷データがプリンタを占有
して小さなデータが長時間待たされることを解消し、全
体としての待ち時間を調整するためには、キュー待機中
または印刷処理中のいずれか一方の制御だけでは不十分
であり、これら双方で一貫した処理順序の制御が必要で
ある。
【0006】また、印刷中の処理に割り込ませる場合
に、割り込ませるか否かの判断を、現在印刷中のデータ
量の全体や、これまでにどれだけ印刷したかを優先度に
反映して決めるのは不適切になる。
【0007】さらに、キューで待機中の追い越しについ
ても、単にデータ量の少ないものを優先するとか、追い
越される回数に制限を設けるというような処理だけで
は、待ち時間を調整するには十分とは言えない。また、
1ページでも非常に容量の大きいデータもあるので、割
込みを効果的なものにするには、現在印刷中のページの
残り処理量を考慮して割込みのタイミングを決定する必
要がある。
【0008】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、コンピュータ機器等から受信した複数の印刷デ
ータの印刷処理を効率よく制御することのできる印刷装
置および印刷制御方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、印
刷処理を実行する印刷手段と、複数の印刷ジョブを受け
付け、その受け付けた印刷ジョブを逐次実行するように
上記印刷手段を制御する制御手段とを備えており、その
制御手段は、現在実行中の印刷ジョブのデータ量に基づ
いて割込み許容データ量を設定しておき、次に印刷する
予定の印刷ジョブが発生または変更されたときに、その
印刷予定の印刷ジョブのデータ量と上記設定の割込み許
容データ量とを比較判定し、次に印刷する予定の印刷ジ
ョブが割込み許容データ量以下であるときに、現在実行
中の印刷ジョブを中断して、次に印刷予定の印刷ジョブ
の割込み印刷を開始することを特徴としている。
【0010】本発明では、例えば特開平10−0587
98号公報や特開平10−232746号公報に開示さ
れている処理時間予測によって、印刷に要する時間を予
測し、これをデータ量として利用することで待ち時間調
整に適したものとしている。また、印刷中の印刷ジョブ
に割り込ませるか否かは、残りの印刷データ量によって
決めるようにし、キューで待機中の期間も含めて既に割
り込まれたデータ量も考慮するようにしている。さら
に、現在印刷中のページが大容量である場合、残りのデ
ータ量がわずかである場合は、ページの印刷完了を待っ
て割込み、残りのデータ量が大きい場合は直ちに割込む
ようにしている。
【0011】次に、本発明のより具体的な構成を以下に
説明する。本発明の印刷装置において、現在実行中の印
刷ジョブの残りのデータ量(未処理のデータ量)に対応
して、割込み許容データ量を動的に設定し、その割込み
許容データ量を用いて、割込みの可否を判定するように
構成すれば、現在実行中の印刷ジョブの残りのデータ量
が小さくなったときには割込み印刷処理が行われないの
で、現在実行中の処理の中断、割込み印刷、あるいは中
断された印刷ジョブの再開におけるオーバーヘッドによ
る処理効率の低下を防ぐことができる。
【0012】本発明の印刷装置において、次に印刷する
予定の印刷ジョブのデータ量に、現在実行中の印刷ジョ
ブに対して既に割り込んだ印刷ジョブのデータ量の累計
を加算して、割込みの可否を判定するように構成しても
よく、この場合、現在実行中の処理に対してトータルな
割込み量が規制されるので、データ量の少ない印刷ジョ
ブが際限なく割り込むことを防止できる。なお、このよ
うな構成を採る場合、印刷ジョブがキューで待機中のと
きに、前の印刷ジョブの割込み許容データ量に基づいて
順序を変更し、現在実行中の印刷ジョブがキューで待機
中に追い越された印刷ジョブのデータ量の累計も加算し
て、割込みの可否を判定するようにしてもよい。
【0013】本発明の印刷装置において、実行中の印刷
ジョブを退避する記憶部を設けておき、印刷ジョブ中断
時に処理状況を記憶部に退避し、割込み印刷終了時に退
避した内容に基づいて、中断した印刷ジョブを再開する
ように構成すれば、中断された印刷ジョブの再開が簡単
になる。また、この場合、割込を許容するデータ量や既
に割り込まれたデータ量の累計を記憶部に退避しておけ
ば、処理再開時にこれらを再計算する必要がなくなる。
【0014】本発明の印刷装置において、割込み印刷終
了時に、中断中の印刷ジョブの割込み許容データ量と、
次に印刷予定の印刷ジョブのデータ量に基づいて割込み
の可否の判定を行い、割込み可であれば、中断した印刷
ジョブを再開せず、次に印刷予定の印刷ジョブの割込み
印刷を続けて開始するように構成すれば、無駄な再開中
断によるオーバーヘッドを防ぐことができる。なお、こ
の構成を採用する場合、既に割り込んだ印刷ジョブのデ
ータの累計も退避した値を利用してもよい。
【0015】本発明の印刷装置において、データ量の下
限値を設定する設定手段を設け、現在実行中の処理のデ
ータ量が下限値よりも小さいときには、割込み許容デー
タ量による割込みの判定に係わらず、次に印刷予定の印
刷ジョブを割り込ませないようにしておけば、現在実行
中の処理のデータ量が非常に小さい場合に、割込み印刷
した時の現在実行中の処理の中断、割込み印刷、あるい
は中断された印刷ジョブの再開におけるオーバーヘッド
による処理効率の低下を防ぐことができる。
【0016】本発明の印刷装置において、印刷処理時間
を予測する予測手段を設け、その予測処理時間を印刷ジ
ョブのデータ量として用いるようにすれば、割込み可否
の判定を、処理時間が小さい印刷データなら割り込ませ
ても良い、という感覚にあった印刷制御を行うことが可
能になる。
【0017】本発明の印刷装置において、印刷ページ数
を測定する測定手段を設け、その測定ページ数を印刷ジ
ョブのデータ量として用いるようにすれば、割込み可否
の判定を、印刷ページ数の比較つまり処理機能面での比
較により行うことができるので、データ量の予測が簡単
になる。
【0018】本発明の印刷装置において、印刷ジョブに
割込みレベルデータを設定する設定手段を設け、次に印
刷予定の印刷ジョブのデータ量および割り込まれる側の
印刷ジョブの割込み許容データ量を、それぞれの割込み
レベルデータで補正して割込みの可否を判定するように
構成すれば、割込み印刷をどの程度まで受容するのか
を、ユーザの要望に応じて設定することが可能になる。
【0019】本発明の印刷装置において、現在展開中の
ページの残り処理時間を予測する予測手段を設け、現在
実行中の処理を中断するときに、上記予測手段により現
在展開中のページの残り処理時間を予測し、その残り処
理時間が所定の基準値以上であれば、現在展開中のペー
ジの画像データ処理を直ちに中断させ、かつ、その残り
処理時間が所定の基準値よりも小さいときには、現在展
開中のページの画像データ処理が終了するまで待って、
印刷処理を中断するようにしておけば、割り込ませるこ
とになった印刷ジョブの待ち時間を短くすることができ
る。
【0020】また、この場合、現在展開中のページの処
理時間を計測する計測手段を設け、現在実行中の処理を
中断するときに、予測手段によって予測された残り処理
時間と計測手段によって計測された展開済み処理時間と
の割合を算出し、その割合算出値が基準割合よりも小さ
いときには、残り処理時間が所定の基準値以上であって
も、割合算出値が現在展開中のページの画像データ処理
が終了するまで待って、印刷処理を中断するようにして
おけば、印刷効率を高めることができる。すなわち、残
りの処理時間だけを判定基準に用いて中断すると、既に
長い時間かけて展開処理をしていた場合にも中断してし
まい、効率が悪くなるが、上記した処理時間の割合を用
いることによって、展開済み処理時間が非常に大きい場
合には、展開処理を続行し、そのページの印刷を終えた
後に印刷処理を中断させることができるので、印刷効率
を高めることができる。
【0021】本発明の印刷制御方法は、複数の印刷ジョ
ブを受け付け、その受け付けた印刷ジョブを逐次実行す
る印刷制御方法において、現在実行中の印刷ジョブのデ
ータ量に基づいて割込み許容データ量を設定しておき、
次に印刷する予定の印刷ジョブが発生または変更された
ときに、次に印刷する予定の印刷ジョブのデータ量を予
測し、その予測したデータ量と上記設定の割込み許容デ
ータ量とを比較判定し、次に印刷する予定の印刷ジョブ
のデータ量が上記設定の割込み許容データ量以下である
ときに、現在実行中の印刷ジョブを中断して、次に印刷
予定の印刷ジョブの割込み印刷を開始することを特徴と
している。
【0022】本発明の印刷制御方法において、現在実行
中の処理を中断するときに、現在展開中のページの残り
処理時間を予測し、その残り処理時間が基準値以上であ
れば、現在展開中のページの画像データ処理を直ちに中
断させ、かつ、上記残り処理時間が基準値よりも小さい
ときに、現在展開中のページの画像データ処理の終了を
待ち、そのページの印刷処理が終了した後に印刷処理を
中断するようにしておけば、割り込ませることになった
印刷ジョブを、長時間待たせないように設定できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下、図面
に基づいて説明する。
【0024】図1は本発明の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。本実施形態の印刷装置1は、ネットワー
ク4を介して、パソコン等の複数のホストA装置2、ホ
ストB装置3・・に接続されており、それらホスト装置か
らの印刷データをスプールして逐次印刷処理を行うとと
もに、印刷するデータの量に応じて処理順序を制御する
ように構成されている。なお、印刷データ量としては、
処理が容易なページ数などを用いてもよいが、待ち時間
を調節するには印刷処理に要する時間が適しているの
で、本実施形態では処理時間を用いている。
【0025】印刷装置1は、制御部11と、その周辺機
器として接続される、ネットワークI/F部12、プリ
ンタI/F部13、プリンタエンジン14、処理状態記
憶部15、中断状態記憶部16、時計17、記憶部1
8、および印刷キュー19などを主体として構成されて
いる。
【0026】制御部11は、印刷装置1の動作の制御や
データの処理を行う機能部で、CPUに所定動作をさせ
るためのプログラムを格納するフラッシュメモリ等の不
揮発性メモリ(あるいは後述の記憶部18からプログラ
ムを読み込むRAM) 、動作状態や処理対象のデータを
格納するRAMなどから構成されている。
【0027】また、制御部11は、データ量予測部11
1、印刷データ処理部112、割込み処理部113およ
びキュー管理部114を備えている。その各部111〜
114はプログラムによって実行される機能部である。
なお、図1には本実施形態の説明に必要な機能部のみを
図示してあるが、これ以外にもエラー処理部、表示制御
部など、この種の印刷装置において必要な機能部を備え
ている。
【0028】データ量予測部111は、印刷データの内
容によって処理に要する時間を予測する。印刷データ処
理部112は、ホストA装置2、ホストB装置3・・から
受けた印刷データをビットマップに展開する。割込み処
理部113は、後述する割込み可否の判断と、印刷処理
の中断、および復帰等の制御を行う。キュー管理部11
4は、待機中の印刷ジョブの処理順序等の制御を行う。
【0029】なお、データ量予測部111において実行
する処理時間の予測方法は、特に限定されるものではな
く、例えば特開平10−058798号公報や特開平1
0−232746号公報などに開示されている方法を利
用することができる。
【0030】一方、制御部11に接続されるネットワー
クI/F部12は、所定のプロトコルに基づいて、ネッ
トワーク4を介して、ホストA装置2、ホストB装置3
・・とのデータのやり取りを行う。
【0031】プリンタI/F部13は、印刷データ処理
部112で展開された印刷データをプリンタエンジン1
4に供給する。プリンタエンジン14はトナーやインク
によって印刷媒体に画像を形成する。
【0032】処理状態記憶部15と中断状態記憶部16
は、それぞれ対象となる印刷ジョブの処理の進行状況と
割込み可否の基準を格納するRAMである。
【0033】処理状態記憶部15は処理中の印刷ジョブ
の現時点での状態、中断状態記憶部16は現在中断中の
印刷ジョブの中断時点での状態を格納する。なお、これ
ら処理状態記憶部15および中断状態記憶部16は、説
明を判り易くするために図1では制御部11と分けて記
載しているが、制御部11に含まれるRAMと一体化し
てもよい。
【0034】処理状態記憶部15に格納するデータは、
全ページ数151、処理中ページ152、完了フラグ1
53、残りデータ量154、下限データ量155、割込
み許容率156、割込み許容量157および既割込み量
158等であり、これらの各データの内容は次のとおり
である。
【0035】全ページ数151:印刷中の印刷データの
全ページ数を示す。 処理中ページ152:印刷中の印刷データの処理中ペー
ジのページ番号。
【0036】完了フラグ153:処理中ページ152の
処理が完了したか否かを示す。 残りデータ量154:印刷中の印刷データの残りの印刷
処理に要する予測処理時間。
【0037】下限データ量155:印刷中の処理を中断
させる残りデータ量154の下限。 割込み許容率156:残りデータ量154に対して割込
みを許容する割合(印刷装置に対して予め定めた割合に
後述の割込みレベルをかけた値)を示す。
【0038】割込み許容量157:印刷中の処理に対し
て割込みを許容する時間の限度(残りデータ量154×
割込み許容率156)。
【0039】既割込み量158:印刷中の処理に対して
既に割込みが行われた時間。 中断状態記憶部16は、中断時に処理状態記憶部15に
格納されていた処理状態を、中断時点の情報として記憶
する記憶部であり、処理状態記憶部15と同様に、全ペ
ージ数161、処理中ページ162、完了フラグ16
3、残りデータ量164、下限データ量165、割込み
許容率166、割込み許容量167および既割込み量1
68等のデータを格納する。
【0040】時計17は、時間経過を計測するICであ
る。記憶部18は、主に、ホスト(A)装置2、ホスト
(B)装置3・・から受信した印刷データD1 、D2 、D
3 ・・を格納するハードディスクである。また、記憶部1
8は、制御部11で用いるプログラムを格納したり、印
刷データ以外のデータのバックアップにも利用されるこ
ともあるが、その具体的な説明はここでは省略する。
【0041】印刷キュー19は、待機中の印刷ジョブの
処理順序、各印刷ジョブの印刷データ、各印刷ジョブの
割込み状況を示すRAMである。この印刷キュー19に
おいて、待機中の印刷ジョブは、早く処理するものから
順番に待機行列191、192・・に格納されて管理され
る。また、現在印刷中の印刷ジョブは実行枠193に格
納され、印刷中に割り込まれて中断している印刷ジョブ
は中断枠194に格納されて管理される。なお、この印
刷キュー19についても、説明の簡単化のために図1で
は制御部11と分けて記載しているが、制御部11に含
まれるRAMと一体化してもよい。
【0042】印刷キュー19の各部191、192、1
93、194・・に格納する印刷ジョブは図2に示す通り
である。
【0043】印刷ジョブID:印刷ジョブを識別するた
めのデータ。 印刷データID:印刷ジョブに対応する記憶部18の印
刷データを示す。
【0044】ホスト:印刷を要求したホスト装置を示
す。 ユーザ:印刷を要求したユーザを示す。
【0045】割込みレベル:予めユーザ(ホスト)毎に
設定された割込みに対する態度(0:消極〜1:積極)
を示す。
【0046】割込み許容率:予め印刷装置に定めた割合
に割込みレベルを乗算した割合。 予測印刷データ量:印刷データの予測印刷処理時間(印
刷処理全体および各ページ毎)。
【0047】割込み許容量:印刷ジョブが割込み(追い
越し)を許容する時間の限度(予測印刷データ量(印刷
処理全体)×割込み許容率)。
【0048】既割込み量:印刷ジョブが既に割込み(追
い越し)された時間の累計。 次に、本実施形態の処理の概略流れを以下に説明する。
【0049】まず、ホスト(A)装置2、ホスト装置
(B)3・・から印刷要求を受け付けると、印刷データを
受信して記憶部18に蓄えるとともに、印刷キュー19
の待機行列191、192・・の末尾に追加する。順番が
来れば印刷処理が始まり、記憶部18に蓄えられた印刷
データが印刷データ処理部112で逐次処理されプリン
タエンジン14で印刷される。
【0050】その印刷実行中において、図3(a)に示
すように、実行枠193内にある実行中の印刷ジョブJ
1 の残り処理量が大きくて、印刷装置1を長時間占有し
ており、かつ、待機行列191、192・・の先頭の印刷
ジョブJ2 の印刷処理は短時間で終わる場合には、図3
(b)に示すように、印刷ジョブJ1 を中断し、印刷ジ
ョブJ2 を先に処理するという制御を行い、印刷ジョブ
J2 の処理が完了すれば、図3(c)に示すように、中
断した印刷ジョブJ1 を実行枠193に復帰する。ま
た、次の印刷ジョブJ3 も短時間で終わるならば、図3
(d)に示すように、待機行列191、192・・の先頭
の印刷ジョブJ3 を更に割り込ませるという処理を行
う。
【0051】なお、割込みを許容するか否かは、処理状
態記憶部15を参照して割込み処理部113が判定して
いる。
【0052】次に、処理中のページの処理が完了する
と、完了フラグ153がセットされ、処理中ページ15
2が更新されて、次のページの処理が始まるまでに完了
フラグ153がリセットされる。処理中ページ152が
全ページ151と等しくなって完了フラグがセットされ
れば、印刷ジョブが完了したことになる。
【0053】完了フラグ153がセットされ、処理中ペ
ージ152が更新された時点で、残りデータ量154を
更新する。残りデータ量には、印刷キュー19の実行枠
193にある印刷ジョブの予測印刷データ量のうち、未
処理ページ分を累計した処理時間を格納する。
【0054】この残りデータ量154に割込み許容率1
56を乗算して割込み許容量157とする。そして、割
り込ませるか否かの判定は、印刷キュー19の待機行列
191、192・・の先頭にある印刷ジョブの予測印刷処
理時間(印刷処理全体)が、割込み許容量157よりも
小さいか否かで行う。小さければ実行枠193にある印
刷を中断して、待機行列191、192・・の先頭にある
印刷ジョブを割り込ませる。
【0055】こうすることにより、処理が進行して残り
処理時間が減少するとともに割込みを許容する時間も減
少し、印刷中の印刷ジョブの残り時間に見合った処理時
間の印刷ジョブの割込みだけを許容することができるよ
うになる。
【0056】既割込み量158には、割込み印刷処理が
発生する毎に割り込まれた時間を累計していく。印刷処
理が始まる際に、印刷キュー19の実行枠193にある
印刷ジョブの既割込み量のデータをコピーしておくこと
で、待機中に割り込まれた(追い越された)時間も累計
することができるようになる。そして、上記した割込み
の可否の判定において既割込み量158を考慮すること
により、小さな処理が多数割り込んで総計として割込み
によって遅延する時間が、割込み許容量を上回るような
ことを回避することができる。
【0057】割込み許容率156も印刷処理が始まる際
に、印刷キュー19の実行枠193にある印刷ジョブの
割込み許容率のデータをコピーしておく。この割込み許
容率は、印刷装置1で設定された割合に割込みレベルを
かけた値にしてある。また、割り込ませるか否かの判定
の際には、印刷キュー19の待機行列191、192・・
の先頭にある印刷ジョブ(割り込む側)の予測印刷処理
時間を割込みレベルで割った値を判定に用いるようにす
る。つまり、割込みレベルの値が大きいと割込みに対し
て積極的(自分も割り込む代わりに人にも割り込ませ
る)となり、小さいと割込みに対して消極的(自分が割
り込まない代わりに人にも割り込ませない)ということ
になる。なお、このような複数段階の書込レベルの代わ
りに、印刷装置で設定された割合を割込み許容率として
割込みを行う(1)か、行わないか(0)の割込みフラ
グでユーザ(ホスト)の態度を設定してもよい。
【0058】そして、中断中の印刷ジョブが複数になる
と処理が煩雑になるので、他の印刷ジョブに割り込んだ
印刷ジョブの割込み許容率156は強制的に0にしてお
く。これにより2重割込みを防止して、中断する印刷ジ
ョブを1つに限定できる。
【0059】また、割込み許容率が比較的大きい場合
は、残りデータ量が小さくなっても割込みの発生する可
能性があるが、中断、退避、復帰に伴うオーバヘッドに
よる処理効率の低下が、割込みによる効果より大きくな
るおそれがある。これを回避するため、本実施形態で
は、下限データ量155を予め設定しておき、残りデー
タ量154がこれを下回った場合には、割込み許容量1
57による判定によらずに割り込ませないようにしてい
る。
【0060】割込みが起こって実行中の処理が中断され
ると、処理状態記憶部15の内容は中断状態記憶部16
に退避され、この処理が復帰する際には、逆に中断状態
記憶部16の内容が処理状態記憶部15に戻されて、中
断時点から印刷処理が再開される。なお、印刷キュー1
9の状態が、図3(b)から、復帰して図3(c)の状
態になるか、連続割込みで図3(d)の状態になるかの
判定の際には、処理状態記憶部15の代わりに中断状態
記憶部16の内容を参照することになる。
【0061】そして、以上説明した割込み判定処理の流
れをまとめると、図4に示すフロー図のようになる。
【0062】この割込み判定の処理は、割り込む候補で
ある印刷キュー19の待機行列191にある印刷ジョブ
が変化した場合に呼ばれる。例えば、待機行列191が
空の場合に新たな印刷ジョブが発生したり、待機中先頭
の印刷ジョブが取り消されたり、あるいは後で発生した
印刷ジョブが待機中先頭の印刷ジョブを追い越したよう
な場合に割込み判定処理が呼ばれる。また、中断中の印
刷ジョブが複数になることを防ぐために、割込み許容率
を強制的に0にする代わりに、中断中の印刷ジョブがあ
れば、この割込み判定処理を呼ばないようにしてもよ
い。
【0063】図4に示す割込み判定処理の詳細を各ステ
ップ毎に以下に説明する。 <ステップS1>まず、残りデータ量154が下限デー
タ量155よりも小さいか否かを判定し、小さいときに
は、この割込み判定処理を終了する。一方、残りデータ
量154が下限データ量155以上であればステップS
2へ進む。 <ステップS2>割込み要求量すなわち印刷キュー19
の待機行列191、192・・の先頭にある印刷ジョブの
予測印刷処理時間と既割込み量158を加えた時間(割
込み要求量+既割込み量)が、割込み許容量157を超
えているか否かを判定し、超えていれば、この割込み判
定処理を終了し、割込み要求量+既割込み量が割込み許
容量157以下であるときにはステップS3へ進む。 <ステップS3>印刷データ処理部112とプリンタエ
ンジン14での処理を止め、既割込み量158を更新し
た後、処理状態記憶部15の内容を中断状態記憶部16
へ退避する。 <ステップS4>印刷キュー19が図3(a)の状態か
ら図3(b)に示す状態となるように、印刷キュー19
を操作する。 <ステップS5>印刷キュー19の実行枠193に新た
に入った印刷ジョブの印刷処理を開始させ、印刷処理が
終わるのを待つ。割込み印刷が終わったら、次の印刷ジ
ョブを連続して割り込ませるか否かを判定する。割り込
まれる処理は既に中断しているので、ステップS1のよ
うな下限判定は行わない。 <ステップS6>割込み要求量すなわち印刷キュー19
の待機行列191、192・・の先頭にある印刷ジョブの
予測印刷処理時間と中断状態記憶部16の方の既割込み
量168とを加えた時間(割込み要求量+既割込み量)
が、割込み許容量167を超えているか否かを判定し、
超えていればステップS8へ進み、割込み要求量+既割
込み量が割込み許容量167以下であればステップS7
へ進む。 <ステップS7>印刷キュー19を、図3(d)に示す
状態となるように操作した後、ステップS5へ進む。 <ステップS8>印刷キュー19を、図3(c)に示す
状態となるように操作した後、ステップS9へ進む。 <ステップS9>中断状態記憶部16の内容を処理状態
記憶部15に戻すとともに、印刷キュー19の実行枠1
93に戻った印刷ジョブの印刷処理を、処理状態記憶部
15に戻った内容に基づいて中断時点から再開し、この
割込み判定処理を終了する。
【0064】ここで、以上の図4に示す割込み判定処理
において、ステップS3で処理中のページの処理時間が
短ければ、処理中のページの終了を待って中断しても、
直ちに中断して、再開後に処理中だったページを最初か
ら処理しても大差はない。しかし、処理中のページの残
り処理時間が長い場合に、そのページの処理の終了を待
っていては、割り込んで直ちに印刷できるはずの印刷ジ
ョブが長時間待つことになる。また、処理中のページの
残りの処理時間が長くても、やはり長い時間を既にその
ページの処理に費やしている場合には、そのページの処
理の終了を待たずに中断することは大きな無駄になる。
【0065】そこで、図4のステップS3において、印
刷中のページの残り処理量に基づいて中断のタイミング
を変更することによって、割り込む印刷ジョブが待たさ
れる時間と、割り込まれる印刷ジョブが再処理で遅延す
る時間とを調停できるようにしたのが、図5に示すフロ
ー図である。この図5の処理流れを各ステップ毎に説明
する。 <ステップS21>印刷キュー19の実行枠193にあ
る印刷ジョブの予測印刷データ量のうち、処理中ページ
の処理時間と、時計17によって実測した処理中ページ
に費やした処理時間との差から残りの処理時間を推定す
る。この残り処理時間の推定値が所定値よりも小さけれ
ばステップS23へ進み、そうでなければステップS2
2へ進む。 <ステップS22>前記した残り処理時間の推定値と実
測した既に処理を行った時間との割合が、所定割合より
も小さければステップS23へ進み、そうでなければス
テップS24へ進む。 <ステップS23>印刷処理中のページの終了を待つ。 <ステップS24>印刷データ処理部112とプリンタ
エンジン14での処理を止める。 <ステップS25>既割込み量158を更新して、処理
状態記憶部15の内容を中断状態記憶部16へ退避す
る。
【0066】ここで、以上の処理において、印刷処理が
始まる際に、印刷キュー19の実行枠193内の印刷ジ
ョブにある既割込み量のデータを、処理状態記憶部15
の既割込み量158にコピーしておくと、待機中に割り
込まれた(追い越された)時間も累計して割込みを許容
するか否かを判断できるようになる。この待機中に割り
込まれた処理時間を、印刷キュー19の印刷ジョブの既
割込み量に累計していく処理(印刷キューの順序変更処
理)が、図6に示すフロー図である。
【0067】この待機中の印刷キューの順序変更処理
は、新規の印刷要求があった場合、印刷ジョブが取り消
された場合、あるいは印刷部数変更など印刷ジョブのデ
ータ量が変動した場合などに呼ばれる。
【0068】図6に示す印刷キューの順序変更処理の詳
細を、各ステップ毎に以下に説明する。 <ステップS31>新たな印刷ジョブがあればステップ
S32へ進む。無ければステップS34へ進む。 <ステップS32>新たな印刷ジョブの印刷データ量を
予測する。 <ステップS33>新たな印刷ジョブを印刷キュー19
の待機行列191、192・・の末尾に加え、上記した印
刷データ量とこれを基に算出した割込み許容量などを格
納する。 <ステップS34>印刷キュー19の待機行列191、
192・・の先頭から末尾までの印刷ジョブを1ずつ取り
上げてステップS39までループする。 <ステップS35>対象となる印刷ジョブの前の印刷ジ
ョブが取り消されていたら、印刷ジョブを逐次前へ詰め
る。 <ステップS36>対象印刷ジョブの印刷データ量(全
体)と、前の印刷ジョブの割込み許容量+既割込み量と
を、図4のステップS2と同様の方法で比較する。この
判定結果により、前の印刷ジョブに割込み可能ならばス
テップS37へ進む。そうでなければステップS39へ
進む。 <ステップS37>前の印刷ジョブの既割込み量に、対
象印刷ジョブの印刷データ量(全体)を追加する。 <ステップS38>対象印刷ジョブを前の印刷ジョブと
入れ替える。 <ステップS39>ステップS34のループの終端のス
テップで、対象印刷ジョブが末尾なら処理を終了する。
それ以外なら、次の印刷ジョブを対象にしてS34へ戻
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のコンピュータ機器から受信した印刷データを一旦
スプールして逐次印刷するにあたり、現在実行中の印刷
ジョブのデータ量に基づいて割込み許容データ量を設定
し、その割込み許容データ量の範囲内で、後の印刷ジョ
ブを優先させているので、印刷順序を効率よく制御する
ことができ、例えば大きなデータの印刷ジョブが印刷装
置を占有し、小さなデータの印刷ジョブが長時間待たさ
れるという不都合を確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置構成を示すブロック図であ
る。
【図2】印刷キューの印刷ジョブに格納するデータを説
明する模式図である。
【図3】印刷キューの印刷ジョブの移動状態を模式的に
表現する図である。
【図4】印刷処理中の印刷ジョブへの割込処理の手順を
示すフロー図である。
【図5】印刷処理中断の際の手順を示すフロー図であ
る。
【図6】印刷キューで待機中の印刷ジョブの割込処理の
手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 11 制御部(制御手段) 111 データ量予測部 112 印刷データ処理部 113 割込み処理部 114 キュー管理部 12 ネットワークI/F部 13 プリンタI/F部 14 プリンタエンジン(印刷手段) 15 処理状態記憶部 16 中断状態記憶部 17 時計 18 記憶部 19 印刷キュー 191、192・・ 待機行列 193 実行枠 194 中断枠 2 ホストA装置 3 ホストB装置 4 ネットワーク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷処理を実行する印刷手段と、複数の
    印刷ジョブを受け付け、その受け付けた印刷ジョブを逐
    次実行するように上記印刷手段を制御する制御手段とを
    備えた印刷装置において、 上記制御手段は、現在実行中の印刷ジョブのデータ量に
    基づいて割込み許容データ量を設定しておき、次に印刷
    する予定の印刷ジョブが発生または変更されたときに、
    その印刷予定の印刷ジョブのデータ量と上記設定の割込
    み許容データ量とを比較判定し、次に印刷する予定の印
    刷ジョブが割込み許容データ量以下であるときに、現在
    実行中の印刷ジョブを中断して、次に印刷予定の印刷ジ
    ョブの割込み印刷を開始することを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 現在実行中の印刷ジョブの残りのデータ
    量に対応して、割込み許容データ量を動的に設定し、そ
    の割込み許容データ量を用いて割込みの可否を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 次に印刷する予定の印刷ジョブのデータ
    量に、現在実行中の印刷ジョブに対して既に割り込んだ
    印刷ジョブのデータ量の累計を加算して、割込みの可否
    を判定することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷ジョブがキューで待機中のときに、
    前の印刷ジョブの割込み許容データ量に基づいて順序を
    変更し、現在実行中の印刷ジョブがキューで待機中に追
    い越された印刷ジョブのデータ量の累計も加算して、割
    込みの可否を判定することを特徴とする請求項3記載の
    印刷装置。
  5. 【請求項5】 実行中の印刷ジョブを退避する記憶部を
    設け、上記制御手段は、印刷ジョブ中断時に処理状況を
    記憶部に退避し、上記割込み印刷終了時に退避した内容
    に基づいて、中断した印刷ジョブを再開することを特徴
    とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 上記割込み印刷終了時に、中断中の印刷
    ジョブの割込み許容データ量と、次に印刷予定の印刷ジ
    ョブのデータ量に基づいて割込みの可否の判定を行い、
    割込み可であれば、中断した印刷ジョブを再開せず、次
    に印刷予定の印刷ジョブの割込み印刷を続けて開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 データ量の下限値を設定する設定手段を
    設け、現在実行中の処理のデータ量が上記下限値よりも
    小さいときには、上記割込み許容データ量による割込み
    の判定に係わらず、次に印刷予定の印刷ジョブを割り込
    ませないようにすることを特徴とする請求項1記載の印
    刷装置。
  8. 【請求項8】 印刷処理時間を予測する予測手段を設
    け、その予測処理時間を印刷ジョブのデータ量として用
    いることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 印刷ページ数を測定する測定手段を設
    け、その測定ページ数を印刷ジョブのデータ量として用
    いることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 印刷ジョブに割込みレベルデータを設
    定する設定手段を設け、次に印刷予定の印刷ジョブのデ
    ータ量および割り込まれる側の印刷ジョブの割込み許容
    データ量を、それぞれの割込みレベルデータで補正して
    割込みの可否を判定することを特徴とする請求項1記載
    の印刷装置。
  11. 【請求項11】 現在展開中のページの残り処理時間を
    予測する予測手段を設け、現在実行中の処理を中断する
    ときに、上記予測手段により現在展開中のページの残り
    処理時間を予測し、その残り処理時間が所定の基準値以
    上であれば、現在展開中のページの画像データ処理を直
    ちに中断させ、かつ、その残り処理時間が所定の基準値
    よりも小さいときには、現在展開中のページの画像デー
    タ処理が終了するまで待って、印刷処理を中断すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 現在展開中のページの処理時間を計測
    する計測手段を設け、現在実行中の処理を中断するとき
    に、上記予測手段によって予測された残り処理時間と上
    記計測手段によって計測された展開済み処理時間との割
    合を算出し、その割合算出値が基準割合よりも小さいと
    きには、残り処理時間が所定の基準値以上であっても、
    割合算出値が現在展開中のページの画像データ処理が終
    了するまで待って、印刷処理を中断することを特徴とす
    る請求項11記載の印刷装置。
  13. 【請求項13】 複数の印刷ジョブを受け付け、その受
    け付けた印刷ジョブを逐次実行する印刷制御方法におい
    て、 現在実行中の印刷ジョブのデータ量に基づいて割込み許
    容データ量を設定しておき、次に印刷する予定の印刷ジ
    ョブが発生または変更されたときに、次に印刷する予定
    の印刷ジョブデータ量を予測し、その予測したデータ量
    と上記設定の割込み許容データ量とを比較判定し、次に
    印刷する予定の印刷ジョブのデータ量が上記設定の割込
    み許容データ量以下であるときに、現在実行中の印刷ジ
    ョブを中断して、次に印刷予定の印刷ジョブの割込み印
    刷を開始することを特徴とする印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 現在実行中の処理を中断するときに、
    現在展開中のページの残り処理時間を予測し、その残り
    処理時間が基準値以上であれば、現在展開中のページの
    画像データ処理を直ちに中断させ、かつ、上記残り処理
    時間が基準値よりも小さいときに、現在展開中のページ
    の画像データ処理の終了を待ち、そのページの印刷処理
    が終了した後に印刷処理を中断することを特徴とする請
    求項13記載の印刷制御方法。
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