JP2000352429A - 押圧プレートサブアセンブリ - Google Patents

押圧プレートサブアセンブリ

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JP2000352429A
JP2000352429A JP2000146855A JP2000146855A JP2000352429A JP 2000352429 A JP2000352429 A JP 2000352429A JP 2000146855 A JP2000146855 A JP 2000146855A JP 2000146855 A JP2000146855 A JP 2000146855A JP 2000352429 A JP2000352429 A JP 2000352429A
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blocking
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pressing plate
adjusting
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JP2000146855A
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Reinhold Weidinger
ヴァイディンガー ラインホルト
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ZF Friedrichshafen AG
Original Assignee
Mannesmann Sachs AG
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D2013/581Securing means for transportation or shipping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で精密な損耗補整を自動的に行い
得る押圧プレートサブアセンブリを与える。 【解決手段】 拘束エレメント(52)が設けられてお
り、当該拘束エレメントによって、ブロッキング/検知
エレメント(36)を少なくとも一つの調整エレメント
(32)の解放のためのそれの位置にもたらす際に、前
記ブロッキング/検知エレメント(36)がそれのプレ
ストレス方向における運動に対して拘束され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸心のまわり
での共通の回転のためにフライホイールに固定され得る
あるいは固定されているハウジングと、当該ハウジング
に本質的に回転固定に(すなわち相対回転しないよう
に)配設されており且つこれに関して軸方向には移動可
能である押しつけプレートと、一方で前記ハウジングに
他方で前記押しつけプレートに支持されており且つ前記
押しつけプレートを前記ハウジングのうちの前記フライ
ホイールとの結合のために予定されている側(すなわち
ハウジングのフライホイールと結合する部分の側)の方
へ押す蓄力器(エネルギーアキュムレータ、Kraftspeic
her)、好ましくはダイアフラムスプリングと、当該蓄
力器とハウジング及び押しつけプレートのうちの一方の
構成要素との間の前記蓄力器の支持経路に配置された損
耗調整装置であって損耗補整(損耗補償)のために移動
させられ得る且つ損耗調整方向にてプレストレスを与え
られている少なくとも一つの調整エレメントを備える損
耗調整装置と、前記押しつけプレートと前記フライホイ
ールとの間ではさんで締めつけられ得るあるいははさん
で締めつけられているクラッチディスクの摩擦ライニン
グの損耗の検知のための少なくとも一つの損耗センサ装
置(あそびセンサ装置、あそび伝達装置、Spielgeberan
ordnung)とをもっている、自動式の損耗補償能力(磨
損した分を埋め合わせる能力)を備える押圧プレートサ
ブアセンブリ(押圧板組立体、Druckplattenbaugrupp
e)、特に動力車用の摩擦クラッチ(例えば自動車用摩
擦クラッチ)のための押圧プレートサブアセンブリに関
するものであり、その際、前記損耗センサ装置が、前記
一方の構成要素に取り付けられているブロッキング/検
知エレメントをもっており、損耗調整方向における前記
少なくとも一つの損耗調整エレメントの運動を妨げるた
めに当該ブロッキング/検知エレメントのブロッキング
部分が前記損耗調整装置に向かってプレストレスを与え
られており且つこれを付勢し、且つ当該ブロッキング/
検知エレメントの検知部分が損耗の検知のために損耗の
発生の際に前記一方の構成要素に対して移動させられ得
る別の構成要素あるいは別の組立体と相互作用している
あるいは相互作用させられ得る、その際、損耗の発生の
際に当該ブロッキング/検知エレメントが、前記別の構
成要素あるいは別の組立体との相互作用によって前記損
耗調整方向における運動のための前記少なくとも一つの
調整エレメントの解放のための位置(姿勢)へ動かされ
得る。
【0002】
【従来の技術】従来技術で、このように構成された押圧
プレート装置が知られている。この周知の押圧プレート
装置の場合には、損耗センサ装置が以下のように構成さ
れている:すなわち、押しつけプレートに軸方向の貫通
口が設けられており、当該貫通口が損耗センサのピン状
の検知部分によって貫かれている。当該ピン状の検知部
分は、前記貫通口において軽度に傾けられ得る。このピ
ン状の検知部分の、フライホイールから間隔をおいて位
置する(すなわち離れているほうの)端部に、リーフス
プリングエレメント(葉状ばね要素)が固定取り付けさ
れており、当該リーフスプリングエレメントが損耗調整
装置の方へ延びている。その結果、これが押しつけプレ
ートとリーフスプリングエレメントとの間ではさんで締
めつけられている。損耗調整装置におけるリーフスプリ
ングエレメントの支持によって、リーフスプリングエレ
メントのばね弾性(Federelastizitaet)によって前記ピ
ン状の検知部分が貫通口内で傾けられ且つそれによって
摩擦締め付けフィット(摩擦プレスフィット、摩擦圧力
ばめ、摩擦締め付け固定、Reibungsklemmsitz)にプレ
ストレスを与えられる。押しつけプレートとフライホイ
ールとの間に位置するクラッチディスクの摩擦ライニン
グの損耗(磨損)が発生すると、前記ピン状の検知部分
がフライホイールにて立つまで押しつけプレートがフラ
イホイールの方へ動く。その際、これが、プレストレス
作用及び摩擦締め付けフィットに抗して押しつけプレー
トに対してその貫通口内で軸方向に移動させられる(位
置をずらされる)。すなわち、これがリーフスプリング
エレメントと結合しているそれの端部も押しつけプレー
トから離れるように押し動かされる。その結果、リーフ
スプリングエレメントが損耗調整装置を付勢するプレス
トレス力が弱まる。次の連動解除過程(リリース過程、
クラッチをきる過程)において損耗調整装置へのダイア
フラムスプリングの力作用が低下させられるあるいは解
放されると、前記少なくとも一つの調整エレメントに損
耗調整方向にプレストレスを与えているプレストレス力
とリーフスプリングエレメントによって与えられる付勢
力とが互いに相殺して損耗調整方向における前記少なく
とも一つの損耗調整エレメントのひき続いての運動がリ
ーフスプリングエレメントによってブロックされる状態
まで、前記少なくとも一つの調整エレメントが損耗調整
方向にリーフスプリングエレメントの増大するストレス
を受けながら運動することができる。すなわち、この装
置の場合には、ピン状の検知部分とリーフスプリングエ
レメントとから形成されている損耗センサがますます押
しつけプレートに対して位置を変え、(損耗検知の際
に)リーフスプリングエレメントの漸次の緊張解除(緩
和)が生じ且つ(損耗補整の際に)リーフスプリングエ
レメントの緊張が生じる。
【0003】このような装置の場合に損耗補整を、損耗
センサによって検知された摩擦ライニングの損耗に厳密
に相当する程度に実行するためには、リーフスプリング
エレメントのばね弾性あるいはばね定数がきわめて高い
精密さで与えられねばならない。リーフスプリングエレ
メントがいくらかやわらかすぎると、損耗過補償(損耗
補整のしすぎ)が起こる危険がある。リーフスプリング
エレメントがかたすぎると、損耗が十分に補償されない
でさまざまな構成要素の相互作用が予定されたように起
こり得ない危険がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、簡単な構造で精密な損耗補整を自動的に行い得
る押圧プレートサブアセンブリを与えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、この課題
は、以下のような自動式の損耗補償能力をもつ押圧プレ
ートサブアセンブリ、特に動力車用の摩擦クラッチのた
めの押圧プレートサブアセンブリによって解決される。
すなわち、当該押圧プレートサブアセンブリは、回転軸
心のまわりで一緒に回転するようにフライホイールに固
定され得るあるいは固定されているハウジングと、当該
ハウジング内に本質的に回転固定に(すなわち相対回転
しないように)配設されていて且つ当該ハウジングに対
して軸方向には移動させられ得る押しつけプレートと、
一方では前記ハウジングに他方では前記押しつけプレー
トに支持されており且つ前記ハウジングの、前記フライ
ホイールとの結合のために予定されている側に向かって
前記押しつけプレートを押す蓄力器、好ましくはダイア
フラムスプリングと、損耗調整方向にプレストレスを与
えられていて損耗補整(損耗補償)のために移動させら
れ得る少なくとも一つの調整エレメントを備えていて前
記蓄力器の支持経路において前記蓄力器とハウジング及
び押しつけプレートのうちの一方の構成要素との間に配
置されている損耗調整装置と、前記押しつけプレートと
前記フライホイールとの間ではさんで締め付けられ得る
あるいははさんで締め付けられているクラッチディスク
の摩擦ライニングの損耗(磨損)の検知のための少なく
とも一つの損耗センサ装置とをもっており、その際、当
該損耗センサ装置が前記一方の構成要素に取り付けられ
たブロッキング/検知エレメント(ブロッキング兼検知
エレメント)をもっており、当該ブロッキング/検知エ
レメントが、損耗調整方向における前記少なくとも一つ
の損耗調整エレメントの運動を妨げるためにブロッキン
グ部分で前記損耗調整装置に向かってプレストレスを与
えられており且つ前記損耗調整装置を付勢し、また、当
該ブロッキング/検知エレメントが、検知部分によっ
て、損耗の検知のための損耗の発生の際に前記一方の構
成要素に対して移動させられ得る別の構成要素あるいは
別の組立体と相互作用しているあるいは相互作用させら
れ得る、その際、損耗の発生の際に前記ブロッキング/
検知エレメントが前記別の構成要素あるいは別の組立体
との相互作用によって損耗調整方向における運動のため
に前記少なくとも一つの調整エレメントを解放するため
の位置へ動かされ得る。
【0006】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
の場合には、さらに、拘束エレメントが設けられてお
り、当該拘束エレメントによって、前記ブロッキング/
検知エレメントが前記少なくとも一つの調整エレメント
の解放のための位置へ動かされた状態で、前記ブロッキ
ング/検知エレメントがそのプレストレス方向における
運動を拘束され得る。
【0007】押圧プレートサブアセンブリの本発明に係
る構造によって、以下の機能原理をもつ作用の仕方が可
能にされる。すなわち、損耗(磨損)の発生の際に前記
別の構成要素あるいは別の組立体との前記検知部分の相
互作用によって前記ブロッキング/検知エレメントが、
さしあたり以下のような位置へ、すなわち損耗調整装置
が付勢されず従って前記少なくとも一つの調整エレメン
トが損耗調整方向における運動のために解放されている
位置へ動かされる。しかし、連動状態にあるクラッチの
場合(すなわち、クラッチがつながれている場合)、損
耗調整装置は、従って前記少なくとも一つの調整エレメ
ントも、さしあたりなおダイアフラムスプリングによっ
て付勢されており、それによって補整運動(補償運動)
を実行できない。これは、損耗調整装置がダイアフラム
スプリングによって解放される次の連動解除過程(すな
わち、クラッチをきる過程)ではじめて可能である。し
かしながらこのような連動解除過程では一般に前記一方
の構成要素と前記別の構成要素との間で以下のような運
動、すなわち前述の位置からブロッキング/検知エレメ
ントが動かされるという結果をともなうであろう運動が
生じるので、拘束エレメントが設けられており、当該拘
束エレメントが、ブロッキング/検知エレメントについ
ての拘束を与え、且つ損耗調整装置と前記ブロッキング
部分との間に前記別の構成要素との前記検知部分の相互
作用によって生み出される間隙(中間空間)が前記少な
くとも一つの調整エレメントが損耗調整方向に動くこと
によって再び埋められ、ブロッキング/検知エレメント
が再びそれの出発位置(初期位置)に戻り運動すること
によって埋められるのではないことを保証する。
【0008】このような構造では、ブロッキング/検知
エレメントをこれについて与えられるプレストレス力に
関して以下のように構成することが可能になる。すなわ
ち、あらゆる運転状態で、すなわちあらゆる損耗状態
で、損耗調整装置の付勢の際に意図せざる損耗補整を妨
げるためにこの力がつねに十分であるように構成するこ
とが可能になる。すなわち、原理的に当該ブロッキング
/検知エレメントが、前記少なくとも一つの損耗調整エ
レメントに損耗調整方向における運動のためにプレスト
レスを与える力よりも明らかに大きい損耗補償装置に向
かっての力でプレストレスを与えられ得る。このこと
は、拘束エレメントを設けることによってこれらの両方
の力の間の力平衡に留意する必要がないので可能にな
る。
【0009】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
では、好ましくは、ブロッキング/検知エレメントが端
部領域において前記一方の構成要素に本質的に固定して
取り付けられており、且つ弾性力(ばね力)によって前
記少なくとも一つの調整エレメントに向かってプレスト
レスを与えられていることが考慮に入れられている。
【0010】極めて簡単且つ確実に働く構造は、ブロッ
キング/検知エレメントが弾性エレメント、好ましくは
リーフスプリングエレメント(葉状ばね要素)であるこ
とによって獲得され得る。
【0011】拘束エレメントの確実な作用の仕方を与え
ることができるように、拘束エレメントがブロッキング
/検知エレメントを拘束する方向へプレストレスを与え
られていることが提案される。
【0012】例えば、拘束エレメントは、本質的にくさ
び状に構成されていると良く、第一のくさび面によって
前記一方の構成要素に支持されており且つ第二のくさび
面によってブロッキング/検知エレメントを拘束すると
よい。
【0013】その代わりに、拘束エレメントがキャッチ
突出部(固定突出部、ノッチ突出部、Rastvorsprueng
e)、好ましくは鋸歯状かみ合わせ部(鋸歯状歯切り部)
を備えるキャッチエレメント(固定エレメント、ノッチ
エレメント、Rastelement)であり、当該キャッチエレ
メントがブロッキング/検知エレメントのそのプレスト
レス方向における運動を妨げ、且つプレストレス方向と
は逆の方向の運動を可能にすることが考慮にいれられて
もよい。
【0014】前記一方の構成要素が押しつけプレートで
あるとき、とりわけ簡単に製造され得る構造が獲得され
る。その際、前記別の構成要素は好ましくはハウジング
である。
【0015】そのとき、このような形態では、ハウジン
グに相互作用部分が設けられており、損耗の発生の際に
当該相互作用部分にブロッキング/検知エレメントの検
知部分が接触し得るとよい。
【0016】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
の場合には、相互作用部分がハウジングの表面領域によ
って形成されているとき、部品点数が小さく保たれ得
る。
【0017】しかしながら、その代わりに、ハウジング
に、相互作用部分を有する相互作用エレメントが取り付
けられていてもよい。このような種類の構成はとりわけ
有利である。なぜならば、これは同時に運搬時保護(Tra
nsportsicherung)を与えるために利用され得るからであ
る。本発明の意味での運搬時保護は、本発明に係る押圧
プレートサブアセンブリの運搬の際に、すなわちそれと
フライホイールあるいは他の構成要素との組み立ての前
に故意でない損耗補償が発生することに対する保護と解
釈することができる。そのために、例えば、相互作用エ
レメントがハウジングにて、相互作用部分が検知部分と
の相互作用状態になり得ない第一の位置に配置され得る
とよく、且つ相互作用部分が検知部分と相互作用状態に
なり得る第二の位置に配置され得るとよい。
【0018】別の選択可能な種類の構成では、前記別の
構成要素がフライホイールであり得る。
【0019】例えば整備作業の実施の際にあるいは押圧
プレートサブアセンブリがフライホイール等と結合させ
られる前の運搬の際にブロッキング/検知エレメントの
過度な移動があとに続いてそれに応じた大きな損耗補整
運動を導くことを配慮して、さらに拘束エレメントのた
めの最大調整行程制限装置(Maximal-Stellwegbegrenzun
gsanordnung)が設けられていることが提案される。
【0020】その際、最大調整行程制限装置が、拘束エ
レメントにおけるブロッキングエレメント、好ましくは
ブロッキング突出部を、及び、前記少なくとも一つの損
耗調整エレメントにおける対応ブロッキングエレメン
ト、好ましくはブロッキング空所をもっているとよい。
【0021】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
の一つの種類の構成では、ブロッキング/検知エレメン
トが本質的に半径方向に延在するように配置されている
ことが考慮にいれられ得る。
【0022】例えば、ブロッキング/検知エレメントが
半径方向内側の領域によって前記一方の構成要素に取り
付けられているとよく、且つブロッキング/検知エレメ
ントの半径方向外側の領域に検知部分あるいは(及び)
ブロッキング部分(すなわち、検知部分及びブロッキン
グ部分のどちらか一方かまたは両方)が設けられている
とよい。
【0023】一つの選択可能な実施形態では、ブロッキ
ング/検知エレメントが本質的に周方向に延在するよう
に配置されていることが考慮にいれられ得る。特に弾性
材料(ばね材料、Federmaterial)から構成されたブロ
ッキング/検知エレメント(これはその十分な変形行程
を可能にするために決められた最低長を有さねばならな
い)の使用の際には、このようなコンフィギュレーショ
ン(構成、配置)は、わずかな半径方向の構造空間しか
必要とされないという利点をもつ。その結果、押しつけ
プレートが前記一方の構成要素を形成するときに、例え
ばねじり振動ダンパ等を備えるクラッチディスクを組み
込み得るように、押しつけプレートの中心の開口部が比
較的大きいことが可能である。
【0024】このような実施形態の場合には、ブロッキ
ング/検知エレメントが第一の周方向端部領域において
前記一方の構成要素に取り付けられており、且つ第二の
周方向端部領域において検知部分あるいは(及び)ブロ
ッキング部分(すなわち検知部分及びブロッキング部分
のうちのどちらか一方あるいは両方)を有することが考
慮にいれられているとよい。
【0025】ブロッキング/検知エレメントが本質的に
周方向に延在する基体部分を有し、当該基体部分から第
二の周方向端部領域において検知部分あるいは(及び)
ブロッキング部分が本質的に半径方向に突き出ていると
よい。
【0026】さらにブロッキング/検知エレメントがそ
れが取り付けられている構成要素に対して回転するのを
妨げるために、さらに、ブロッキング/検知エレメント
が前記一方の構成要素に対して回転するのを防止するた
めの回転防止装置(Drehsicherungsanordnung)が設けら
れているとよい。
【0027】回転防止装置は、例えば、ブロッキング/
検知エレメントの端部領域に設けられており且つ前記一
方の構成要素における対応防止部分(Gegen-Sicherungsa
bschnitt)と協働する防止部分(Sicherungsabschnitt)を
もっているとよい。
【0028】前述されたようにクラッチディスクの摩擦
ライニングの領域において発生する損耗の補整が損耗調
整装置のなんらかの構成要素の移動によって自動的に行
われ得る摩擦クラッチの場合には、原理的に、例えば摩
擦ライニングの完全な磨滅(損耗)の後にクラッチディ
スクが磨損していない摩擦ライニングを備える新しいク
ラッチディスクと取り替えられるときに損耗調整装置の
領域におけるさまざまな構成要素が摩擦ライニングのこ
のように新しい磨損していない状態に対応する位置にな
いという問題がある。そのことから、蓄力器、すなわち
例えばダイアフラムスプリングがあとに続く運転中に所
望の位置領域で働き得ず、それゆえ対応して望まれない
弾性特性(ばね特性、Federcharakteristik)が存在す
るという問題が結果として生じる可能性がある。この問
題に対抗するために、本発明の別の観点では、回転軸心
のまわりで一緒に回転するためにフライホイールに固定
され得るあるいは固定されているハウジングと、当該ハ
ウジング内に本質的に回転固定に(すなわち相対回転し
ないように)配設されていて且つ当該ハウジングに対し
て軸方向には移動させられ得る押しつけプレートと、一
方では前記ハウジングに他方では前記押しつけプレート
に支持されていて且つ前記押しつけプレートを前記ハウ
ジングのうちの前記フライホイールと結合するために予
定されている側の方へ押す蓄力器、好ましくはダイアフ
ラムスプリングと、損耗(磨損)補整のために移動させ
られ得る且つ損耗調整方向においてプレストレスを与え
られている少なくとも一つの調整エレメントを備える、
前記蓄力器の支持経路に前記蓄力器とハウジング及び押
しつけプレートのうちの一方の構成要素との間に配置さ
れた損耗調整装置と、前記押しつけプレートと前記フラ
イホイールとの間ではさんで締め付けられ得るあるいは
はさんで締め付けられているクラッチディスクの摩擦ラ
イニングの損耗の検知のための少なくとも一つの損耗セ
ンサ装置をもっている、自動式の損耗補償能力(損耗埋
め合わせ能力)をもつ押圧プレートサブアセンブリ、特
に動力車用の摩擦クラッチのための押圧プレートサブア
センブリが提案される。
【0029】この押圧プレートサブアセンブリは、さら
に、復元装置(Rueckstellanordnung)を有し、当該復元
装置によって、前記損耗調整装置が、比較的に小さい損
耗の状態(現時点よりも損耗の少ない状態)に相当する
位置に動かされ得る。
【0030】このようにして、例えばクラッチディスク
の取り替えによってクラッチ全体あるいは押圧プレート
サブアセンブリ全体が再び比較的に小さい損耗の状態へ
移されるときに、相応の方法で損耗調整装置も、損耗に
関連した量が同様に比較的にわずかなあるいは小さい損
耗を有するときに損耗調整装置が占める対応した状態に
置かれることが配慮され得る。
【0031】例えば、このために、復元装置によって前
記少なくとも一つの調整エレメントが出発位置から復元
方向において以下のような位置へ、すなわち当該出発位
置よりもわずかな損耗の状態に相当する位置へ動かされ
得ることが考慮にいれられているとよい。さらに、当該
出発位置が、最大の起こり得る損耗が存在するときに前
記少なくとも一つの調整エレメントが占める損耗位置で
あるとよい、あるいはそれがこの損耗位置の領域におけ
る位置であるとよい。
【0032】さらに、前記少なくとも一つの調整エレメ
ントが復元装置によって、損耗がないあるいはほぼ損耗
がないときに当該調整エレメントが占める損耗フリー位
置(損耗のない位置)に動かされ得ることが考慮にいれ
られているとよい。簡単な方法で比較的にわずかな損耗
に相当する状態への復元を獲得するために、復元装置が
少なくとも一つの駆動エレメントをもっており、当該少
なくとも一つの駆動エレメントが駆動機構(Antriebsorg
an)、好ましくは駆動工具(Antriebswerkzeug)、によっ
て動かされ得る且つ当該少なくとも一つの駆動エレメン
トの運動が前記少なくとも一つの調整エレメントの復元
運動に変換され得るとよい。
【0033】前記駆動エレメントと前記少なくとも一つ
の調整エレメントとの間の相互作用は、前記少なくとも
一つの調整エレメントが係合形成部(Angriffsformatio
n)、好ましくはかみ合わせ部(歯切り部、Verzahnung)
を有し、これが前記少なくとも一つの駆動エレメントに
おける対応係合形成部(Gegenangriffsformation)、好ま
しくはかみ合わせ部と駆動連係(駆動接触)状態にある
ことによって行われ得る。
【0034】とりわけ簡単且つ有効に働く構造では、前
記少なくとも一つの調整エレメントが、少なくとも前記
少なくとも一つの駆動エレメントの領域にかみ合わせ部
を有する調整リングであるとよく、且つ前記少なくとも
一つの駆動エレメントが当該調整リングの当該かみ合わ
せ部とかみ合う駆動歯車であるとよい。
【0035】前記少なくとも一つの駆動エレメントは、
好ましくは前記一方の構成要素に担持されている。
【0036】押圧プレートサブアセンブリの組み立てら
れた状態でも復元を行うことができるように、前記少な
くとも一つの駆動エレメントが好ましくは前記押圧プレ
ートサブアセンブリの外部から到達可能である(手が届
く)工具係合形成部(Werkzeugangriffsformation)を有
することが提案される。
【0037】さらに、本発明に係る押圧プレートサブア
センブリの場合には好ましくは以下のことが考慮に入れ
られている。すなわち、前記損耗センサ装置が、前記一
方の構成要素に取り付けられたブロッキング/検知エレ
メント(ブロッキング兼検知エレメント)であって、ブ
ロッキング部分で損耗調整装置に向かってプレストレス
を与えられており且つ損耗調整方向における前記少なく
とも一つの損耗調整エレメントの運動を阻止するために
損耗調整装置を付勢する、且つ検知部分で損耗の発生の
際に前記一方の構成要素に対して移動させられ得る別の
構成要素あるいは別の組立体と損耗の検知のために相互
作用状態にあるあるいは相互作用状態にされ得るブロッ
キング/検知エレメントをもっており、その際、損耗の
発生の際に前記ブロッキング/検知エレメントが前記別
の構成要素との相互作用によって損耗調整方向における
運動のために前記少なくとも一つの調整エレメントを解
放するための位置へ動かされ得ること、さらに拘束エレ
メントが設けられており、当該拘束エレメントによっ
て、前記ブロッキング/検知エレメントが前記少なくと
も一つの調整エレメントの解放のための位置へ動かされ
ている状態で、前記ブロッキング/検知エレメントがそ
のプレストレス方向における運動に対して拘束され得る
ことが考慮に入れられている。
【0038】そのとき、このような構造の場合には、好
ましくは、復元装置によってさらに拘束エレメントが以
下のようなそれの位置へ動かされ得る、すなわち本質的
に損耗調整装置が復元過程の実行の後に占める損耗調整
装置の位置に対応させられているそれの位置へ動かされ
得る。
【0039】たとえば、このことは、復元方向における
前記少なくとも一つの調整エレメントの運動の際に拘束
エレメントが前記少なくとも一つの調整エレメントによ
って動かされ得ることによって実現されているとよい。
【0040】ここで可能な限り簡単な構造を与えること
ができるように、前記少なくとも一つの調整エレメント
あるいは前記拘束エレメントが、調整方向ないしは復元
方向における運動あそびを有してそのときどきの他方の
エレメントの連行空所に食い込む連行突出部を有するこ
とが提案される。
【0041】さらに、本発明に係る押圧プレートの場合
には、好ましくは、復元装置によって前記少なくとも一
つの損耗センサ装置が、比較的わずかな損耗の状態に相
当する位置へ動かされ得ることが考慮に入れられてい
る。このことは、例えば簡単な方法で、復元装置によっ
てブロッキング/検知エレメントのそれのプレストレス
方向における運動に対しての拘束が解消され得ることに
よって実現され得る。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付の図面を参照
して有利な実施形態をもとにして詳細に説明する。図1
は、本発明に係る押圧プレートサブアセンブリの部分縦
断面図を示し、図2は、図1における注視方向IIにおけ
る図1の押圧プレートサブアセンブリの軸方向に見た図
を示し、その際よりわかりやすく図示するという理由か
らハウジングが省略されている、図3は、本発明に係る
押圧プレートサブアセンブリの場合に設けられる拘束エ
レメントの側面図を示し、図4は、一つの選択可能な種
類の形態での押圧プレートサブアセンブリの図1に対応
する図を示し、図5は、別の選択可能な種類の形態での
本発明に係る押圧プレートサブアセンブリの図1に対応
する図を示し、図6は、別の実施形態での押しつけプレ
ートに設けられた調整装置を備える押しつけプレートの
軸方向に見た部分図を示し、図7は、図6の調整装置を
半径方向外側から見た図を示し、図8は、拘束エレメン
トの本発明に係る別の実施形態の簡単にされた図を示
し、図9は、別の選択可能な実施形態での拘束エレメン
トと損耗調整装置とを備える押しつけプレートの平面図
を示し、図10は、図9に示された実施形態の部分縦断
面図を示し、図11は、図9及び図10に示す実施形態
の場合に使用されるブロッキング/検知エレメントの側
面図を示し、図12は、図9及び図10に示されている
ような押圧プレートサブアセンブリの、しかしながらハ
ウジングとダイアフラムスプリングを省略した斜視図を
示し、その際、付加的に復元装置が認識され得る、図1
3は、図12における線XIII−XIIIに沿っての断面図を
示し、図14は、拘束エレメントの領域における図12
の図示の拡大された詳細図を示し、図15は、復元装置
の領域における図12の図示の拡大された部分図を示
し、図16は、ダイアフラムスプリングを伴う押圧プレ
ートサブアセンブリの図12に対応する図を示す。
【0043】図1は、本発明に係る押圧プレートサブア
センブリ(押圧板組立体)10の一部を縦断面で示す。
押圧プレートサブアセンブリ10はハウジング12をも
っており、当該ハウジングがそれ自体周知の方法で、図
1に図式的に描かれたフライホイール(はずみ車)14
と、動力車用摩擦クラッチ(例えば自動車用摩擦クラッ
チ)の形成のために組み立てられ得る、即ち回転固定に
(つまり相対回転しないように)結合させられ得る。そ
のとき、ハウジング12は、フライホイール14と一緒
に、回転軸心Aに関して回転可能である。
【0044】ハウジング12内には、押しつけプレート
16が配置されている。当該押しつけプレートは回転軸
心Aの方向において移動させられ得るが、しかしなが
ら、タンジェンシャルリーフスプリング(接線葉状ば
ね、Tangentialblattfedern)あるいはそのようなもの
によってハウジング12と回転固定に連結されている。
押しつけプレート16の摩擦面18とフライホイール1
4との間には、図式的に描かれたクラッチディスク20
がそれの摩擦ライニング22を伴って連動させられた状
態(すなわちクラッチをつながれた状態)においてはさ
んで締めつけられ得る。図示された実施形態において蓄
力器(エネルギーアキュムレータ)を形成するダイアフ
ラムスプリング24は、半径方向の中間の領域において
それ自体周知の方法でワイヤリング26によってハウジ
ングに支持される。その際、これらのワイヤリング26
は、それらの間に保持されたダイアフラムスプリング2
4とともに不図示の保持ピン(保持ボルト、Haltebolze
n)によってハウジング12に担持されている。ダイア
フラムスプリング24は半径方向外側で損耗調整装置
(摩耗時に調整しなおす装置、Verschleissnachstellvo
rrichtung)28を付勢する。その結果、この損耗調整
装置がダイアフラムスプリング24と押しつけプレート
16との間で押しつけプレートのフライホイール14と
は反対を向いた側に押しつけられている。図示された実
施形態では、損耗調整装置28が二つの調整リング3
0、32を含んでいる。調整リング30はダイアフラム
スプリング24によって付勢され、調整リング32は軸
方向にて調整リング30と押しつけプレート16との間
に位置する。調整リング30、32は、それらの互いに
当接する表面領域に、周方向に延在して相補的な鋸歯コ
ンフィギュレーション(鋸歯構成、Saegezahnkonfigura
tionen)を有する。その結果、それぞれの互いに当接す
る鋸歯面によって、調整リング30、32が周方向に互
いに対して移動させられ得る。すなわち、これらの鋸歯
面が、調整リング30、32の相対回転の際に互いに接
してスライドし、この傾斜姿勢(傾斜状態)によって相
対回転の際に損耗調整装置28の全体の軸方向広がりが
拡大されることを導く。両方の調整リング30、32
は、それ自体周知の方法で一つまたは複数の弾性手段3
3によってこの回転のために周方向に互いに関してプレ
ストレスを与えられている(つまり予め力をあたえられ
ている)。
【0045】押しつけプレート16には、さらに、損耗
センサ装置(あそび伝達装置)34が設けられている。
当該損耗センサ装置は、本質的には、押しつけプレート
16に固定されたリーフスプリングエレメント36であ
る。リーフスプリングエレメント36は、その半径方向
内側の端部領域37においてスタッド(ねじピン、Schr
aubbolzen)38あるいはそのようなものによって台座
要素(支台要素、Auflageelement)40の介装(中間支
持)のもとで押しつけプレート16としっかりねじ締め
固定されている。特に、リーフスプリング36と押しつ
けプレート16との間の当該結合は、リーフスプリング
エレメント36が回転不能に、すなわち回転軸心Aに平
行な軸線のまわりで回転不能に押しつけプレート16に
保持されているようなものである。リーフスプリングエ
レメント36は、リーフスプリングエレメント36のブ
ロッキング部分を形成する半径方向外側の領域42にお
いて、調整リング30にのっている。その結果、損耗調
整装置28は、軸方向においてリーフスプリングエレメ
ント36と押しつけプレート16との間でリーフスプリ
ングエレメント36のばね弾性的なプレストレス力によ
ってはさんで締め付けられている。リーフスプリングエ
レメント36のプレストレス力は、後にさらに説明され
る損耗状態に依存せずにこのプレストレス力が弾性手段
33のプレストレス作用による調整リング30、32の
相対回転を阻止するためにつねに十分であるように選択
されている。
【0046】特に図1及び図2において、リーフスプリ
ングエレメント36がそれのブロッキング部分42の領
域において調整リング30の凹み部44に食い込むこと
がわかる。したがって、押しつけプレート16における
リーフスプリングエレメント36の回転防止の(回転し
ないようにする)固定によって調整リング30も押しつ
けプレート16に対しての回転を妨害されている。後に
さらに説明される損耗補整(損耗補償)の際には調整リ
ング32だけが押しつけプレート16に対して、従って
調整リング30に対しても回転軸心Aのまわりで回転し
得る。
【0047】さらに、ハウジング12に、相互作用ピン
46が取り付けられている。当該相互作用ピンは、軸方
向において押しつけプレート16の方へ延びており、損
耗調整装置28の領域において終わっている。この端部
領域において、相互作用ピン46は、それの縦軸線(長
手方向軸線)Lに関して偏心に、すなわち回転対称でな
く形成されており、相互作用部分48を有する。これ
は、リーフスプリングエレメント36の検知部分50と
の相互作用のために構成されている。当該検知部分は、
半径方向において、損耗調整装置28を越えて延在して
いる。
【0048】さらに、押しつけプレート16とリーフス
プリングエレメント36との間に、図3において認識で
きるように長く延ばされたくさび状のコンフィギュレー
ション(形状)を有する拘束エレメント52が設けられ
ている。その際、拘束エレメント52は第一のくさび面
54を有し、当該くさび面によって当該拘束エレメント
が押しつけプレート16上に損耗調整装置28の半径方
向すぐ内側にのっており、調整リング32、30の一部
に沿って周方向に延在する。第二のくさび面56には、
後に説明されるようにして、リーフスプリングエレメン
ト36が接触する。拘束エレメント52は、周方向にお
いて移動可能であり、且つ、プレストレス弾性手段60
のプレストレスの影響を受けている。当該プレストレス
弾性手段は、一方の端部領域で拘束エレメント52の開
口部58に係合し、且つ他方の端部領域によって別の構
成要素、例えば弾性手段33のこれが調整リング32に
掛けられている端部に掛けられている。図示された実施
形態では、弾性手段60は、コイル引張ばねである。弾
性手段33も弾性手段60もそれぞれコイル圧縮ばね(S
chraubendruckfedern)あるいはコイル引張ばね(Schraub
enzugfedern)として構成されていてよいことを指摘して
おく。
【0049】次に、損耗(磨損)の発生の際の本発明に
係る押圧プレートサブアセンブリ10の作用の仕方を説
明する。
【0050】クラッチディスク20の摩擦ライニング2
2が損耗していない状態では、検知部分50が相互作用
ピン46の相互作用部分48に当接しないあるいはプレ
ストレスなしに当接する。例えばクラッチをつなぐ過程
で摩擦ライニング22の損耗が発生する(このことは、
押しつけプレート16とフライホイール14との間の領
域における摩擦ライニングの軸方向の広がりが減少させ
られることを意味する)と、押しつけプレート全体がそ
れに配設された構成要素及び損耗調整装置28も含めて
ダイアフラムスプリング24のプレストレスのもとで軸
方向においてフライホイール14の方へ動く。その際、
十分に大きい損耗の場合には、検知部分50が相互作用
部分48に接触し、リーフスプリングエレメント36が
この端部領域において押しつけプレート16と一緒に軸
方向に引き続いて動くことを阻止される。十分に大きい
損耗の場合には、そのとき、リーフスプリングエレメン
ト36がそれのブロッキング部分42で調整リング30
から浮揚する(すなわち、リーフスプリングエレメント
のブロッキング部分がこの調整リングから離れる)。そ
の結果、調整リング30とブロッキング部分32との間
の軸方向の間隙が生み出される。拘束エレメント52が
弾性手段60のプレストレスのもとになく(すなわちプ
レストレスの影響をうけておらず)、リーフスプリング
エレメント36の半径方向外側の領域と押しつけプレー
ト16との間のこの軸方向の相対運動の際に、この拡大
された軸方向間隔が拘束エレメント52によって再び埋
められた状態になるまで拘束エレメントが周方向におい
て移動させられなかったならば、対応して、リーフスプ
リングエレメント36が拘束エレメント52のくさび面
56から浮揚するだろう。つまり、この状態では、いま
や損耗調整装置28はリーフスプリングエレメント36
によってもはや付勢されていないが、しかしながら、連
動させられた(つながれた)クラッチ状態のゆえに、い
ぜんとしてダイアフラムスプリング24によって付勢さ
れている。
【0051】ダイアフラムスプリング24が図示された
実施形態において半径方向内側でフライホイール14の
方へ動かされてそれによって半径方向外側でフライホイ
ール14から離れるように動かされ且つその際損耗調整
装置28を少なくとも部分的に解放する次の連動解除過
程(すなわち、クラッチをきる過程)ではじめて、損耗
調整装置28が弾性手段33のプレストレス作用によっ
て、リーフスプリングエレメント36、すなわちそれの
ブロッキング部分42と調整リング30との間に生み出
された間隙を調整リング32の回転によって埋め合わせ
る(補償する)ことができる。調整リング32のこの回
転の際には、調整リング30、32がそれらの傾斜面に
よって互いに接してスライドする。その結果、調整リン
グ30は、それが再びリーフスプリングエレメント36
にぶつかるまで軸方向にて位置をずらされる。したがっ
て、それによって、先に損耗調整装置28からのリーフ
スプリングエレメント36の浮揚(持ち上げ)によって
検知(把握)されている損耗が厳密に補整(相殺)され
る。
【0052】連動解除過程では、押しつけプレート16
がタンジェンシャルリーフスプリング(不図示)のプレ
ストレス作用によってフライホイール14から離れるよ
うに動く。その際、リーフスプリングエレメント36の
検知部分50も相互作用ピン46の相互作用部分48か
ら持ち上げられる(浮揚する)。拘束エレメント52が
その前にすでに以下のような位置に移動している、すな
わち損耗調整装置28から持ち上げられたリーフスプリ
ングエレメント36が損耗調整装置28上にのっている
状態にある出発位置に戻る運動をするのを阻止する位置
に移動しているので、実際に、発生した損耗が損耗補整
部28の軸方向広がりの増大によって補整され得る。
【0053】次の連動過程(すなわちクラッチをつなぐ
過程)の際には、調整リング30上でのダイアフラムス
プリング24の支持領域とフライホイール14に当接す
る摩擦ライニング22の表面との間での損耗調整装置2
8と押しつけプレート16と摩擦ライニング22を備え
るクラッチディスク20とから形成されたユニットの全
体の軸方向広がりは摩擦ライニング22の損耗していな
い状態に相当する。
【0054】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
の場合には、リーフスプリングエレメント36のばね弾
性(Federelastizitaet)によって与えられているプレス
トレス力が以下のように、すなわち、それがリーフスプ
リングエレメント36のあらゆる軸方向の位置に関し
て、つまり損耗調整装置28の実際の軸方向広がりに依
存せずに、弾性手段33によって与えられる損耗調整装
置28のためのプレストレス力よりも大きいようにセッ
トされるとよい。その際、これらの両方の弾性手段(ス
プリング)の間のばね釣り合い(ばね平衡、Federgleic
hgewicht)には留意する必要がない。なぜならば、調整
リング30が再びリーフスプリングエレメント36のブ
ロッキング部分42にぶつかるまで損耗の補整が実行さ
れるからである。リーフスプリングエレメント36が作
用範囲において、すなわち摩擦ライニングが損耗してい
ない状態と摩擦ライニングの最大の損耗との間の範囲に
おいて本質的に調整リング30への等しい支持力(負荷
力、Auflagekraft)を有するような形態が好ましい。ま
た、リーフスプリングエレメント36の減少する接触力
(支持力)を与えてもよい。
【0055】損耗補整の実行の際に拘束エレメント52
も調整リング32も同一の方向に且つ近似的に同一の大
きさで動くことがわかる。しかしながら、弾性手段60
が一方の端部領域によって拘束エレメント52に固定さ
れており且つ他方の端部領域によって調整リング32に
関連して固定されているので、それゆえ、弾性手段60
は、実行される損耗補整経過に依存せずに近似的に同一
の組み込み姿勢(組み込み位置)にとどまる。その結
果、拘束エレメント52のために全運転寿命を越えて近
似的に同一のプレストレス力が与えられている。リーフ
スプリングエレメント36がくさび面56にのってい
て、その際拘束エレメント52への弾性手段60のプレ
ストレス力に反対に作用するスラスト力(押す力、Schu
bkraft)が生み出されるので、図2に示されるように拘
束エレメント52がそれのくさび面56の領域に段階(S
tufung)あるいはかみ合わせ部(歯切り部、Verzahnun
g)62を有して形成されていると有利である。そのと
き、段階部の各段は、それぞれくさび面54に平行に位
置しているとよい。その結果、周方向に作用するスラス
ト力が生み出されない。かみ合わせ部としての構成の場
合には、リーフスプリングエレメント36のブロッキン
グ部分42に対応かみ合わせ部(対応歯切り部、Gegenv
erzahnung)が設けられているとよい。その結果、ここ
では、リーフスプリングエレメント36と拘束エレメン
ト52との間の形状拘束的なかみ合い(あそびのないか
み合い、ポジティブ結合による係合)が与えられてい
る。しかしながら、一般に、拘束エレメント52のくさ
び角度は、セルフロッキング(Selbsthemmung)が存在す
るように構成されている。
【0056】拘束エレメント52は、図3に示されてい
るように、限定された周方向広がりを有する部材として
構成されていることが可能である。しかしながら、これ
をリングエレメントとして構成し、そのとき当該リング
エレメントがリーフスプリングエレメント36の領域に
それぞれのくさび状の面を備えて形成されていることも
可能である。周上に分散していくつかのこのようなリー
フスプリングエレメント36が設けられており、そのと
きこれらのリーフスプリングエレメントが対応する複数
の拘束エレメント52あるいは一つのリング状の拘束エ
レメントの複数のくさび面と協働し得るとよいことを指
摘しておく。また、リーフスプリングエレメント36が
以下のような剛性の要素によって代用されてもよい。す
なわち、当該剛性の要素は、半径方向内側で押しつけプ
レート16に周方向に位置する回転軸心のまわりで回動
可能に取り付けられており且つ一方で押しつけプレート
16に他方で当該剛性の要素に係合する弾性手段によっ
てリング30の方へプレストレスを与えられている。そ
の際、この弾性手段が本質的に軸方向に延在するコイル
引張ばねとして構成されているとき、当該剛性の要素の
回動の際に回動角度増大ごとにあるいは変化ごとに生じ
る弾性力(ばね力)の変化が本質的に常に等しいことに
配慮するとよい。
【0057】検知部分50は、例えば、押しつけプレー
トへのリーフスプリングエレメント36の取り付けの領
域とブロッキング部分52との間に位置する領域であっ
てもよい。このケースでは、相互作用ピンが損耗調整装
置28の半径方向内側に配置されさえすればよい。この
ケースでは、ダイアフラムスプリング24に相応の貫通
口が設けられていなければならないだろう。
【0058】相互作用部分48の領域における相互作用
ピン46の偏心の構成に基づいて、これは運搬時保護(T
ransportsicherung)の獲得のために二つの位置の間で回
転させられ得る。第一の位置は、図1において認識でき
る相互作用部分48が検知部分50と重なり合わない位
置である。そのとき、この位置では、押しつけプレート
16の軸方向の移動は、リーフスプリングエレメント3
6が損耗調整装置28から浮揚することを導かない。す
なわち、フライホイール14と組み立てる前の運搬状態
では、調整リング30からのリーフスプリングエレメン
ト36の浮揚による望まれていない「損耗補整」が発生
する可能性がない。それから相互作用ピンが図1に示さ
れた位置に回転させられてナットあるいはそのようなも
のによってハウジング12に固定されるあるいは止めナ
ットで止められると、リーフスプリングエレメント36
及び別の前述の構成要素によって自動式の損耗補整が実
行され得る。
【0059】図6及び図7は、図1〜3に示された実施
形態の別の構成を示す。ここでは、前述した構成要素に
対応する構成要素には、同一の符号が付されている。
【0060】図6及び図7において、拘束エレメント5
2のための最大調整行程制限装置80が認識できる。こ
の装置80は、一方は回転させられ得る調整リング32
における周方向空所82及び他方はこの空所82に食い
込んでいる拘束エレメント52における突出部84によ
って形成されている。その際、突出部84の周方向広が
りは、空所82の対応する広がりよりも小さい。それに
よって、調整リング32に対しての拘束エレメント52
の制限された相対運動だけが可能であり、その大きさ
は、損耗の発生の際に、通常の運転、すなわち走行運転
中に生じる拘束エレメント52と調整リング32との間
の相対運動よりも大きい。しかしながら、それによっ
て、整備作業の実施の際あるいはフライホイールから分
離された押圧プレートサブアセンブリの運搬の際に、望
まれていない過度な補整運動が阻止される。すなわち例
えば押圧プレートサブアセンブリ10がフライホイール
14から取り除けられ、その際リーフスプリングエレメ
ント36が相互作用部分48にぶつかる可能性がないこ
とがもたらされていないならば、ダイアフラムスプリン
グ24によって誘導されてその時発生する移動運動(変
位運動)が、押しつけプレート16をハウジング12と
結び付けているタンジェンシャルリーフスプリングの力
作用に抗しての押しつけプレート16の軸方向に向けら
れた移動を導く。その際同時にリーフスプリングエレメ
ント36が相互作用部分48にぶつかり、損耗調整装置
28から浮揚する(持ち上げられる)。この状態では損
耗調整装置28がタンジェンシャルリーフスプリングの
力作用によって望まれない調整に対してブロックされて
いる(この調整は、走行運転中にだけ発生し得る、その
とき駆動系に存在する震動運動(揺動運動、Ruettelbew
egungen)がはさみ込み力(締め付け力)にもかかわら
ず存在する調整リングの相対運動を誘導する)ので、拘
束エレメント52がそのとき生み出されるリーフスプリ
ングエレメント36と押しつけプレート16との間の間
隙内へ進むが、しかしながら空所82の周方向縁部に突
出部84がぶつかることによって過度な運動をブロック
される。それから、フライホイール14との押圧プレー
トサブアセンブリ10の組み立ての際に、リーフスプリ
ングエレメント36が再び調整装置28ないしは拘束エ
レメント52の方へ動き、そして、対応して、拘束エレ
メント52の発生した移動がなお調整リング30への接
触の前にそれ以上の運動をブロックされる。それから、
クラッチの新たな運転開始の際に確かに拘束エレメント
52のこの最大限起こり得る調整運動に対応する損耗補
整が実行されるが、しかしながらその損耗補整は、ダイ
アフラムスプリング24のばね特性(弾性特性曲線、Fe
dercharakteristiken)の不変保持(不変姿勢、Konstan
thaltung)の枠内で許容できる。しかしながら、整備作
業あるいはそのようなものの実行の際に拘束エレメント
52がリーフスプリングエレメント36と押しつけプレ
ート16との間に生み出される間隙全体を埋めること
(このことは、次の運転中に実行されるべき意図せざる
大きな補整運動を結果として伴うだろう)はできないこ
とが重要である。さらに図6において、リーフスプリン
グエレメント36、すなわち損耗センサの検知部分に支
持部分92が設けられており、当該支持部分が半径方向
内側から拘束エレメント52に向かって押し且つそれに
よってこれを調整リング30、32の内側表面に接触し
た状態に保つことがわかる。それによって、特に遠心力
付勢が存在しないときに、拘束エレメント52が、弾性
手段60の作用によっていくらか半径方向内側に向かっ
て引っぱられることが阻止され得る。
【0061】図4は、本発明に係る押圧プレートサブア
センブリの一つの選択可能な実施形態を示す。前述した
構成要素に構造ないし機能に関して対応する構成要素に
は、同一の符号が添え字「a」を添えて付されている。
以下では、主として図1〜3に示す実施形態に対する構
造上の相違点に立ち入る。
【0062】図4において、リーフスプリングエレメン
ト36aがそれのブロッキング部分42aを越えて押し
つけプレート16aの外周縁部を越えるまで延長されて
おり、そこでフライホイール14aの方へ折り曲げられ
ていることがわかる。そのとき、近似的に軸方向に延在
する部分が検知部分50aを形成する。この検知部分5
0aは、損耗及びそれに応じた摩擦ライニング22aの
軸方向広がりの減少の発生の際にフライホイール14a
に接触し、リーフスプリングエレメント36aがそれの
ブロッキング部分42aの領域においてフライホイール
14aの方への押しつけプレート16a及び従って損耗
調整装置28aの運動に従い得ないことになる。そのと
き、損耗の発生の際にブロッキング部分42aがこの場
合もまた同様にリングエレメント30aから浮揚し、拘
束エレメント52aが周方向において、それがブロッキ
ング部分42aの領域において押しつけプレート16a
とリーフスプリングエレメント36aとの間のそのよう
にして発生させられた拡大された間隔を埋めるように移
動する。損耗の発生の際及び損耗補整の実施の際の機能
は、図1〜3の実施形態に関して前述したものに合致す
る。
【0063】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
の別の選択可能な種類の形態が図5に示されている。そ
こでは、前に図1〜3に関して述べられた構成要素に対
応する構成要素には、同一の符号が添え字「b」を添え
て付されている。以下では、この場合も同様に構造上の
相違点だけに立ち入る。
【0064】図5に示された実施形態では、リーフスプ
リングエレメント36bがそれのリングエレメント30
bに係合するブロッキング部分42bを越えて半径方向
外側に向かってこの場合も同様に延長されており、且つ
フライホイール14bから離れる方向に折り曲げられて
いる。そのときこれの近似的に軸方向に延在する折り曲
げられた部分66bによって、リーフスプリングエレメ
ント36bがハウジング12bにおける開口部68bを
貫く。ハウジング12bの外側で、リーフスプリングエ
レメント36bが再び近似的に半径方向に折り曲げられ
ており、この折り曲げられた部分70bによって検知部
分50bを形成する。これは、ハウジング12bに外側
に背後係合する(hintergreifen)。その結果、ハウジン
グ12bは、開口部68bのまわりを囲む表面領域72
bにおいて相互作用部分を形成する。当該相互作用部分
に、摩擦ライニング22bの損耗の発生の際にリーフス
プリングエレメント36bがそれの検知部分50bによ
って接触し得る。このような接触及びフライホイール1
4bの方への押しつけプレート16bの押し当てる運動
の発生の際に、リーフスプリングエレメント36bの検
知部分42bがこの場合も同様にすでに前述したように
調整リング30bから持ち上げられる。損耗の補整のた
めの機能は、この場合も同様に、前述したものに合致す
る。
【0065】図5に示す実施形態の場合には、全く同様
に、リーフスプリングエレメント36bが単に半径方向
外側に向かって延在してハウジング12bの近似的に軸
方向に延在する壁部分に設けられた開口部を貫くないし
はこれに食い込んでいてもよい。
【0066】図8は、拘束エレメント52cの一つの選
択可能な種類の構成を示す。当該拘束エレメントは、リ
ーフスプリングエレメント36cとの拘束相互作用状態
になり得る。拘束エレメント52cは、角度をもって
(直角状に、winkelartig)、例えば押しつけプレート
に固定され得る第一の角度脚部86cと、リーフスプリ
ングエレメント36cの方へ向けられた側に鋸歯状のか
み合わせ部90cをもっている第二の角度脚部88cと
を備えて構成されている。その際、当該鋸歯は、それら
が図8における矢印Rの方向において損耗(磨損)の際
に発生するリーフスプリングエレメント36cの相対移
動を可能にするが、しかしながら矢印Rの方向と反対の
方向における後戻り運動は阻止するように方向づけられ
ている。例えば、この目的のために、拘束エレメント5
2cがばね弾力のあるように(federelastisch)構成され
ており、かみ合わせ部90cに食い込んでいるリーフス
プリングエレメント36cの方向Rにおける運動の際に
歯の傾斜したフランク(側面、すなわち山の頂と谷底と
を連絡する面)によって押しのけられ、斜面の走り過ぎ
た後に図8に示された位置へ弾力でもどるとよい。それ
によっても、リーフスプリングエレメント36cのそれ
に応じての偏位を結果として伴う損耗が一度発生した後
に、当該リーフスプリングエレメントがクラッチをきる
過程の実行の際に再びそれのもとの位置へ戻ることが阻
止され得る。その結果として、所望の損耗補整が実施さ
れ得る。
【0067】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリ
の別の実施形態が図9〜11に示されている。前述した
実施形態に対する本質的な相違点は、ここでブロッキン
グ/検知エレメントを形成する図示されたリーフスプリ
ングエレメント36dは本質的に周方向に延在している
が、他方前述のものでは主延在方向が本質的に半径方向
であったということである。すなわち、特に図9及び図
10においてわかるように、リーフスプリングエレメン
ト36dが端部領域102dで例えばスタッド38dに
よって押しつけプレートにねじ留め固定されており、そ
れから周方向に延在しているということである。それの
もう一方の端部領域104dには、基体部分106dか
ら出発して、半径方向の突出部が設けられている。当該
突出部は、まず第一に、調整リング30dにのるブロッ
キング部分42dを形成し、それからさらに半径方向外
側で、損耗の発生の際に押しつけプレート16dが軸方
向にフライホイールの方へハウジングから離れるように
動くときにハウジング12dに固定された対応エレメン
ト46dに接触し得る検知部分50dを形成する。ここ
で対応エレメント46dが例えばスタッド(ねじピン)
110dによってハウジング12dの半径方向外側に向
かって突き出ているフランジ状の部分のフライホイール
の方へ向けられた側に固定されており且つ半径方向内側
に向かって延在することがわかる。このことは図9にお
いても破線によって暗示されている。
【0068】調整リング30d、32dの内側に且つ周
方向における広がりをもってリーフスプリングエレメン
ト36dをポジショニングすることによって、押しつけ
プレートに設けられる中央の開口部がより大きくされ得
る。その結果、別の構成要素、例えばクラッチディスク
におけるねじり振動ダンパ(Torsionsschwingungsdaempf
er)のために比較的多くの構造空間が自由になる。それ
にもかかわらず、損耗検知及び損耗補整のためにハウジ
ング側の構成要素と協働するために、ブロッキング部分
42d及び検知部分50dによってリーフスプリングエ
レメント36dが半径方向外側に向かって調整リング3
0dを越えて係合する。図9〜11に示す実施形態の場
合にも、拘束エレメント52dが例えばくさび状に構成
されており、且つプレストレス弾性手段60dによっ
て、当該拘束エレメントが調整リング30dからのブロ
ッキング部分42dの浮揚の後に作り出された間隙に入
ることが可能であり且つそれによってリーフスプリング
エレメントをその端部領域104dにおいてそれのプレ
ストレス方向における戻り運動に対してブロックし得る
方向にプレストレスを与えられている。
【0069】図10において、リーフスプリングエレメ
ント36dが押しつけプレート16dにおけるそれの固
定から出発して損耗調整装置28dのためのプレストレ
ス力の産出のために軸方向に弾性的に変形させられるこ
とがわかる。このプレストレス力をさらに高めるため
に、リーフスプリングエレメント36dが図11に示さ
れた弛緩した(ストレスを除去された)状態において正
反対の方向における事前造形(予めの造形、Vorformgeb
ung)あるいは事前変形(予めの変形、Vorverformung)
を有する。すなわち、予定される曲げ方向(ねじれ方
向、Verbiegerichtung)とは逆に湾曲が与えられている
とよい。そして、リーフスプリングエレメント36d
は、その縦軸線(長手方向軸線)に沿ってねじられてい
るとよい。その結果、特にブロッキング部分42d及び
検知部分50dが同様に後で発生する変形と正反対の方
向にプレストレスを与えられており且つ予め変形させら
れている。
【0070】図9において、リーフスプリングエレメン
ト36dが端部領域102dに、例えば打ち抜き(Ausst
anzen)の際に形成されるタブ(フラップ、Lappen)を曲
げることによって作られる防止突出部(Sicherungsvorsp
rung)100dを有することがわかる。この防止突出部
100dは、周方向溝108dに食い込む。当該周方向
溝において一方では調整リング32dが案内されており
且つ他方では拘束エレメント52dが受容されている。
コスト及び重量の理由から唯一つの拘束ねじ38dだけ
しか使用されないにもかかわらず、このようにして、リ
ーフスプリングエレメント36dのための回転防止(Ver
drehsicherung)が考慮にいれられている。
【0071】全ての前述した実施形態の場合には拘束エ
レメントが損耗調整装置のすぐわきに配置されているの
で、拘束エレメントが、リーフスプリングエレメントの
これがブロッキング部分を有する領域と、相互作用状態
に入ることが保障されている。すなわち、損耗の発生の
後に拘束エレメントによって与えられるリーフスプリン
グエレメントの位置は、リーフスプリングエレメントが
それのブロッキング部分の領域において次の損耗補整の
ために有するべきである位置に厳密に合致する。このこ
とも、検知された損耗の極めて精密な補整に寄与する。
【0072】特に図9〜11に関して前述された実施形
態の別の構成が図12〜16に示されている。そこに示
されているこの押圧プレートサブアセンブリの場合に
は、損耗調整装置28dが復元装置(戻り運動装置、リ
セット装置、Rueckstellanordnung)150dを付設さ
れている。当該復元装置によって、例えば磨損した(損
耗状態の)クラッチディスクの取り替えの際に損耗調整
装置28d、すなわち調整リング32dが、クラッチデ
ィスクの対応する磨損していない状態に割り当てられて
いる位置にもたらされ得る。このようにして、その前に
行われた損耗調整装置28dの軸方向の拡大によって行
われた損耗補整を再び後戻りさせる。復元装置150d
が、押しつけプレート16dにて押圧プレートサブアセ
ンブリの回転軸心に本質的に平行な軸線のまわりで回転
可能に担持された復元歯車(戻り運動歯車、リセット歯
車、Rueckstellzahnrad)152dを有し、当該復元歯
車のかみ合わせ部(歯切り部)154dが、調整リング
32dに固定結合されているあるいはこれと統合されて
形成されている周方向に延在するかみ合わせ部分(歯切
り部分)156dとかみ合い係合状態にあることが、特
に図12及び図13においてわかる。駆動歯車152d
とピン状の部分158dが固定結合されており、当該ピ
ン状の部分がそれの駆動歯車152dから離れた端部領
域160dによってダイアフラムスプリング24dにお
ける付設された開口部162dを通り抜けて係合してい
る。この開口部162dは、ハウジング12dによって
おおわれている領域の半径方向内側に位置する。その結
果、押圧プレートサブアセンブリが組み立てられた状態
で端部領域160dが外から到達可能である(手が届
く)。ピン状の部分158dが、端部領域160dに工
具係合形成部、例えば六角形コンフィギュレーション
(六面角形状、Sechskantkonfiguration)、ソケットヘ
ッドコンフィギュレーション(Inbuskonfiguration)、あ
るいはそのようなものを有する。その結果、対応する工
具でピン状の部分158d及びそれによって駆動歯車1
52dにそれの回転のために作用が及ぼされ得る。この
ような回転が調整リング132dの対応する回転を誘導
する。
【0073】つまり整備過程で完全にあるいはほぼ完全
に磨損しているクラッチディスクが取り替えられると、
駆動歯車152dの回転及び調整リング32dの対応す
る回転によってこの調整リングがこの出発位置(当該出
発位置は、結局は、最大限可能な損耗補整が行われたと
きに調整リング32dが占める位置である)から出発し
て、当該調整リングが損耗補整の実施の際に動く方向と
は反対に、付設されたクラッチディスクが比較的わずか
な損耗しか有さない(すなわちほとんど損耗していな
い)ときに当該調整リングが占める位置へ復元(戻り運
動)させられる。これは、例えば、クラッチが新品状態
にあるときに調整リング32dが占める当該調整リング
の位置であるとよい。両方の調整リング30d、32d
の相対運動は、これらがダイアフラムスプリングと駆動
プレート(押圧プレート)との間ではさんで締めつけら
れていないときにだけ可能であるので、このような復元
過程(戻り運動過程)の実施の前に、ダイアフラムスプ
リング24dによる付勢が解消されている、すなわちダ
イアフラムスプリング24dがハウジング12dに関し
て本質的に連動解除位置(クラッチをきった位置)に相
当する位置へもたらされることがひき起こされるか、あ
るいは押しつけプレートにダイアフラムスプリング24
dによる付勢に反対に作用する力が存在しないことがひ
きおこされねばならない。すなわち、押圧プレートサブ
アセンブリがフライホイールから切り離されておりそれ
によって押しつけプレートが本質的に自由に位置してい
るときに前記復元が行われ得るだろう。
【0074】復元装置150を用いての復元過程のこの
実施の際にクラッチ全体が再び機能を果たす能力のある
状態(当該状態においてこれがクラッチの新品状態に相
当する機能特性あるいは作用特性を有する)に変えられ
る必要があるので、拘束エレメント52dが、クラッチ
が比較的わずかな損耗の状態にあるときに当該拘束エレ
メントが占める対応する位置に動かされることももたら
されねばならない。このことが行われなかったならば、
さらに引き続き、拘束エレメント52dがリーフスプリ
ングエレメント36dの形での損耗センサ34dをそれ
のプレストレス力に抗して、かなりひどく磨損した状態
に相当する位置においてブロックするだろう。続いて与
えられて損耗調整装置28dが解放されたならば、これ
は弾性手段33dによって生み出されるプレストレス力
によってすぐに再びその前に占めていた損耗状態に相当
する状態に動くだろう。しかしながら、本発明に係る押
圧プレートサブアセンブリの場合には、調整リング32
dの復元と一緒に拘束エレメント52dもこれが押圧プ
レートサブアセンブリの比較的わずかな損耗の状態で占
める位置に動かされることがもたらされている。このこ
とは、図7に関して述べられた、調整リング32の対応
配置された空所82に食い込む突出部84によって行わ
れる。対応するコンフィギュレーションは、図9〜16
の拘束エレメント52dの場合にも設けられている。つ
まり調整リング32dが復元方向において移動させられ
る(位置を変えられる)と、その際同時に、当該調整リ
ングが、空所82の横の壁部に突出部84がぶつかるこ
とによって、拘束エレメント52を以下のような方向に
連行する。すなわち、当該方向において、拘束エレメン
ト52dにプレストレスを与える弾性手段60dが再び
緊張させられ、拘束エレメント52dがわずかに磨損し
た状態において、例えばクラッチの新品状態においてあ
るいはほぼ新品状態において占める位置を占めるような
方向である。ここでこの拘束エレメント52dを可能な
限り厳密に所望のポジションへ近づけるために、空所8
2における突出部84のあそびをできるだけ小さく保つ
ことが有利である。比較的わずかな損耗に相当する状態
への拘束エレメントの戻り運動によって、リーフスプリ
ングエレメント36dの形での損耗センサ34dがこれ
がクラッチの損耗が比較的わずかな場合に占める位置に
戻されることも達成される。すなわち、復元の実施の後
に拘束エレメント52dのより小さい軸方向の広がりの
部分がリーフスプリングエレメント36dの領域に位置
するので、リーフスプリングエレメント36dがその固
有のプレストレスによって再び押しつけプレート16d
により近くに近寄り且つ損耗が発生していないときにこ
の位置で調整リング32d、30dが相対回転するのを
ブロックできる。
【0075】前の記述から、復元装置150dの操作に
よって本発明に係る押圧プレートサブアセンブリの損耗
補整に関連したすべての構成要素が再び、比較的わずか
な損耗の状態に相当する、例えば新品状態に相当する位
置に動かされ得ることがわかる。したがって、このこと
は、両方の調整リング30d、32dの形での損耗調整
装置28dにも、そのときどきの損耗センサ、ここでは
リーフスプリングエレメント36dの形での損耗センサ
にも、そのときどきの損耗センサ36dに付設された拘
束エレメント52dにも該当する。これらの各部分の間
の相互作用があるので、復元装置150dをそれがこれ
らの関連した各部分のそれぞれに別々に作用するように
構成することは必要ない。
【0076】図示された装備形態とは異なって復元装置
が非常にさまざまなコンフィギュレーションを有し得る
ことを指摘しておく。原理的には、駆動歯車を押しつけ
プレートにて押圧プレートサブアセンブリの回転軸心に
対して本質的に直交して位置する軸線のまわりで回転可
能に配置し、例えばスリット状の空所に配置し、調整リ
ングにおけるかみ合わせ部分とかみ合わさせることも考
えられるだろう。このかみ合わせ部分は、そのとき、押
しつけプレートの方へ向けられた調整リング32dの軸
方向の側部に配置されているとよいだろう。そのとき、
このケースでは、駆動歯車ないしこれを収容しているス
リット状の空所が調整リング32dとの軸方向の方向づ
け(位置合わせ、整列)にて位置しなければならないだ
ろう。そのとき、アクセス(係合、Zugriff)は、例え
ば半径方向外側に向かって延びる孔を経て押しつけプレ
ートを貫いて行われるとよいだろう。それにもかかわら
ず、半径方向内側であるいは半径方向外側で駆動歯車を
スリット状の空所にあるいは半径方向に指し示す軸線を
備えて位置するその他のポジショニングにおいて押しつ
けプレートに配置することも考えられるだろう。前記回
転軸心に平行な駆動歯車の操作軸心を備える図示された
種類のポジショニングにおいても、調整リング30d、
32dの半径方向外側での駆動歯車のポジショニングが
可能である。
【0077】さらになお、調整リングをいくつかのセグ
メントに分割した場合にもこのような復元が行われ得る
こと、そのとき詳しく言うとこれらのセグメント自体の
それぞれについて行われ得ることを指摘しておく。押し
つけプレートのくさび面に接して移動する唯一つの調整
リングだけが設けられているときも、この唯一つの調整
リングに作用を及ぼすことによって復元が行われ得る。
【0078】損耗調整装置が二つのリングエレメントを
もっており、それらのリングエレメントのうちの一方が
損耗調整方向に、すなわち周方向に回転するためにプレ
ストレスを与えられている実施形態が前に説明されてい
る。全く同様に、損耗調整装置が唯一つのリングエレメ
ントだけをもち、当該リングエレメントが損耗調整方向
における運動のために、すなわち周方向における回転の
ためにプレストレスを与えられており且つその傾斜面に
よって押しつけプレートあるいは(及び)ダイアフラム
スプリング自体の(すなわち、押しつけプレート自体
の、あるいはダイアフラムスプリング自体の、あるいは
押しつけプレート自体及びダイアフラムスプリング自体
の)相補的な傾斜面に接してスライドできることが可能
である。対応して、弾性プレストレスによって周方向に
かあるいは半径方向に移動させられ得る且つその際押し
つけプレートないしダイアフラムスプリングの対応くさ
び面かあるいは別のくさび要素の対応くさび面に接して
スライドできる個別的なくさび要素を設けることも可能
である。個別的なくさび要素を設ける場合、あらゆるく
さび要素にあるいはあらゆるくさび要素対にそれぞれひ
とつのリーフスプリングエレメントが付設されることが
重要である。さらに、本発明に係る構造を有する押圧プ
レートサブアセンブリは、押されるクラッチ(すなわ
ち、押すことによって操作されるクラッチ)のためにも
引かれるクラッチ(すなわち、引っ張ることによって操
作されるクラッチ)のためにも構成され得る。また、ダ
イアフラムスプリングとハウジングとの間に損耗調整装
置を配置してもよい。このケースでは、リーフスプリン
グエレメントもハウジングに取り付けられる必要があ
り、損耗はたとえば押しつけプレートに関して検知され
るとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリの部
分縦断面図である。
【図2】図1における注視方向IIにおける図1の押圧プ
レートサブアセンブリの軸方向に見た図であり、その際
よりわかりやすく図示するという理由からハウジングが
省略されている。
【図3】本発明に係る押圧プレートサブアセンブリの場
合に設けられる拘束エレメントの側面図である。
【図4】一つの選択可能な種類の形態での押圧プレート
サブアセンブリの図1に対応する図である。
【図5】別の選択可能な種類の形態での本発明に係る押
圧プレートサブアセンブリの図1に対応する図でる。
【図6】別の実施形態での押しつけプレートに設けられ
た調整装置を備える押しつけプレートの軸方向に見た部
分図である。
【図7】図6の調整装置を半径方向外側から見た図であ
る。
【図8】拘束エレメントの本発明に係る別の実施形態の
簡単にされた図である。
【図9】別の選択可能な実施形態での拘束エレメントと
損耗調整装置とを備える押しつけプレートの平面図であ
る。
【図10】図9に示された実施形態の部分縦断面図であ
る。
【図11】図9及び図10に示す実施形態の場合に使用
されるブロッキング/検知エレメントの側面図である。
【図12】図9及び図10に示されているような押圧プ
レートサブアセンブリの、しかしながらハウジングとダ
イアフラムスプリングを省略した斜視図であり、その
際、付加的に復元装置を備える。
【図13】図12における線XIII−XIIIに沿っての断面
図である。
【図14】拘束エレメントの領域における図12の図示
の拡大された詳細図である。
【図15】復元装置の領域における図12の図示の拡大
された部分図である。
【図16】ダイアフラムスプリングを伴う押圧プレート
サブアセンブリの図12に対応する図である。
【符号の説明】
12;12a;12b;12d ハウジング 14;14a;14b フライホイール 16;16a;16b;16d 押しつけプレート 20;20a;20b クラッチディスク 22;22a;22b 摩擦ライニング 24;24a;24b;24d ダイアフラムスプリン
グ(蓄力器) 28;28a;28b;28d 損耗調整装置 32;32a;32b;32d 調整リング(調整エレ
メント) 34;34a;34b;34d 損耗センサ装置 36;36a;36b;36c;36d リーフスプリ
ングエレメント(ブロッキング/検知エレメント) 37;37a;37b;37c 端部領域(半径方向内
側の領域) 42;42a;42b;42c;42d ブロッキング
部分 46 相互作用ピン(相互作用エレメント) 46d 対応エレメント(相互作用エレメント) 48 相互作用部分 50;50a;50b;50c;50d 検知部分 52;52a;52b;52d 拘束エレメント 52c キャッチエレメント(拘束エレメント) 54;54a;54b 第一のくさび面 56;56a;56b 第二のくさび面 72b ハウジングの表面領域(相互作用部分) 80 最大調整行程制限装置 82 ブロッキング空所(対応ブロッキングエレメン
ト)、連行空所 84 ブロッキング突出部(ブロッキングエレメン
ト)、連行突出部 90 鋸歯状かみ合わせ部 100d 回転防止突出部(回転防止装置の防止部分) 102d 第一の周方向端部領域 104d 第二の周方向端部領域 106d 基体部分 108d 周方向溝(回転防止装置の対応防止部分) 150d 復元装置 152d 復元歯車(駆動歯車、駆動エレメント) 154d かみ合わせ部(対応係合形成部) 156d かみ合わせ部(係合形成部) 160d 端部領域(工具係合形成部) A 回転軸心

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライホイール(14;14a;14
    b)に回転軸心(A)に関して一緒に回転するために固
    定され得るあるいは固定されているハウジング(12;
    12a;12b;12d)、 当該ハウジング(12;12a;12b;12d)に本
    質的に回転固定に配置されていて且つこれに対して軸方
    向には移動させられ得る押しつけプレート(16;16
    a;16b;16d)、 一方では前記ハウジング(12;12a;12b;12
    d)に他方では前記押しつけプレート(16;16a;
    16b;16d)に支持されており且つ前記押しつけプ
    レート(16;16a;16b;16d)を前記ハウジ
    ング(12;12a;12b;12d)の前記フライホ
    イール(14;14a;14b)と結合するために予定
    されている側の方へ押す蓄力器(24;24a;24
    b;24d)、好ましくはダイアフラムスプリング(2
    4;24a;24b;24d)、 損耗補整のために移動させられ得る且つ損耗調整方向に
    プレストレスを与えられている少なくとも一つの調整エ
    レメント(32;32a;32b;32d)を備える、
    前記蓄力器(24;24a;24b)とハウジング(1
    2;12a;12b;12d)及び押しつけプレート
    (16;16a;16b;16d)のうちの一方の構成
    要素(16;16a;16b;16d)との間の前記蓄
    力器(24;24a;24b)の支持経路に配置された
    損耗調整装置(28;28a;28b;28d)、 前記押しつけプレート(16;16a;16b;16
    d)と前記フライホイール(14;14a;14b)と
    の間に挟んで締め付けられ得るあるいははさんで締め付
    けられているクラッチディスク(20;20a;20
    b)の摩擦ライニング(22;22a;22b)の損耗
    の検知のための少なくとも一つの損耗センサ装置(3
    4;34a;34b;34d)、をもっている、自動式
    の損耗補償能力をもつ押圧プレートサブアセンブリ、例
    えば動力車用の摩擦クラッチのための押圧プレートサブ
    アセンブリにして、 前記損耗センサ装置(34;34a;34b;34d)
    が前記一方の構成要素(16;16a;16b;16
    d)に取り付けられたブロッキング/検知エレメント
    (36;36a;36b;36c;36d)をもってお
    り、当該ブロッキング/検知エレメントがブロッキング
    部分(42;42a;42b;42d)で前記損耗調整
    装置(28;28a;28b;28d)に向かってプレ
    ストレスを与えられており且つこれを損耗調整方向にお
    ける前記少なくとも一つの損耗調整エレメント(32;
    32a;32b;32d)の運動を阻止するために付勢
    する、且つ前記ブロッキング/検知エレメントが検知部
    分(50;50a;50b;50c;50d)で損耗の
    発生の際に前記一方の構成要素(16;16a;16
    b;16d)に対して移動させられ得る別の構成要素
    (46;14a;12b;46d)あるいは別の組立体
    と損耗の検知のために相互作用状態にある、あるいは相
    互作用状態にされ得る、損耗の発生の際に前記ブロッキ
    ング/検知エレメント(36;36a;36b;36
    c;36d)が前記別の構成要素(46;14a;12
    b;46d)との相互作用によって損耗調整方向におけ
    る運動のための前記少なくとも一つの調整エレメント
    (32;32a;32b;32d)の解放のための位置
    にもたらされ得る、押圧プレートサブアセンブリにおい
    て、 拘束エレメント(52;52a;52b;52c;52
    d)が設けられており、当該拘束エレメントによって、
    前記ブロッキング/検知エレメント(36;36a;3
    6b;36c;36d)を前記少なくとも一つの調整エ
    レメント(32;32a;32b;32d)の解放のた
    めのそれの位置にもたらす際に、前記ブロッキング/検
    知エレメント(36;36a;36b;36c;36
    d)がそれのプレストレス方向における運動に対して拘
    束され得ることを特徴とする押圧プレートサブアセンブ
    リ。
  2. 【請求項2】 前記ブロッキンング/検知エレメント
    (36;36a;36b;36c;36d)が、端部領
    域(37;37a;37b;102d)にて前記一方の
    構成要素(16;16a;16b;16d)に本質的に
    固定して取り付けられており、且つ弾性力によって損耗
    調整装置(28;28a;28b;28d)に向かって
    プレストレスを与えられていることを特徴とする、請求
    項1に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記ブロッキング/検知エレメント(3
    6;36a;36b;36c;36d)が弾性エレメン
    ト(36;36a;36b;36d)、好ましくはリー
    フスプリングエレメント(36;36a;36b;36
    c;36d)であることを特徴とする、請求項1または
    請求項2に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記拘束エレメント(52;52a;5
    2b;52c;52d)が前記ブロッキング/検知エレ
    メント(36;36a;36b;36c;36d)の拘
    束のための方向にプレストレスを与えられていることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の押圧
    プレートサブアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記拘束エレメント(52;52a;5
    2b;52d)が本質的にくさび状に形成されており、
    且つ第一のくさび面(54;54a;54b)によって
    前記一方の構成要素(16;16a;16b;16d)
    に支持されており、且つ第二のくさび面(56;56
    a;56b)によってブロッキング/検知エレメント
    (36;36a;36b;36d)を拘束することを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の押圧プ
    レートサブアセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記拘束エレメント(52c)が、キャ
    ッチ突出部、好ましくは鋸歯状かみ合わせ部(90)を
    備えるキャッチエレメント(52c)を含んでおり、こ
    れがそれのプレストレス方向における前記ブロッキング
    /検知エレメント(36c)の運動を阻止し、当該プレ
    ストレス方向とは逆の方向の運動を可能にすることを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の押圧プ
    レートサブアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記一方の構成要素(16;16a;1
    6b;16d)が押しつけプレート(16;16a;1
    6b;16d)を含んでいることを特徴とする、請求項
    1〜6のいずれか一項に記載の押圧プレートサブアセン
    ブリ。
  8. 【請求項8】 前記別の構成要素(12b)が前記ハウ
    ジングを含むことを特徴とする、請求項7に記載の押圧
    プレートサブアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記ハウジング(12b)に相互作用部
    分(72b)が設けられており、当該相互作用部分に損
    耗の発生の際に前記ブロッキング/検知エレメント(3
    6b)の前記検知部分(50b)が接触し得ることを特
    徴とする、請求項8に記載の押圧プレートサブアセンブ
    リ。
  10. 【請求項10】 前記相互作用部分(72b)が前記
    ハウジング(12b)の表面領域(72b)によって形
    成されていることを特徴とする、請求項9に記載の押圧
    プレートサブアセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記ハウジング(12;12d)に相
    互作用エレメント(46;46d)が取り付けられてお
    り、当該相互作用エレメントが前記検知部分(50;5
    0d)との相互作用のための相互作用部分(48;48
    d)を有することを特徴とする、請求項7に記載の押圧
    プレートサブアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記相互作用エレメント(46)が、
    前記ハウジング(12)にて、前記相互作用部分(4
    8)が前記検知部分(50)と相互作用状態になり得な
    い第一の位置に配置され得る、且つ、前記相互作用部分
    (48)が前記検知部分(50)と相互作用状態になり
    得る第二の位置に配置され得ることを特徴とする、請求
    項11に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記別の構成要素(14a)が前記フ
    ライホイールを含んでいることを特徴とする、請求項7
    に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記拘束エレメント(52)のための
    最大調整行程制限装置(80)が設けられていることを
    特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の押
    圧プレートサブアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記最大調整行程制限装置(80)
    が、前記拘束エレメント(52)におけるブロッキング
    エレメント(84)、好ましくはブロッキング突出部
    (84)、及び前記少なくとも一つの損耗調整エレメン
    ト(32)における対応ブロッキングエレメント(8
    2)、好ましくはブロッキング空所(82)をもってい
    ることを特徴とする、請求項14に記載の押圧プレート
    サブアセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記ブロッキング/検知エレメント
    (36;36a;36b;36c)が本質的に半径方向
    に延在して配置されていることを特徴とする、請求項1
    〜15のいずれか一項に記載の押圧プレートサブアセン
    ブリ。
  17. 【請求項17】 前記ブロッキング/検知エレメント
    (36;36a;36b;36c)が、半径方向内側の
    領域(37;37a;37b;37c)によって前記一
    方の構成要素(16;16a;16b;16c)に取り
    付けられており、且つ半径方向外側の領域に前記検知部
    分(50;50a;50b;50c)を、あるいは前記
    ブロッキング部分(42;42a;42b;42c)
    を、あるいは前記検知部分及び前記ブロッキング部分を
    有することを特徴とする、請求項16に記載の押圧プレ
    ートサブアセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記ブロッキング/検知エレメント
    (36d)が本質的に周方向に延在して配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記
    載の押圧プレートサブアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記ブロッキング/検知エレメント
    が、第一の周方向端部領域(102d)にて前記一方の
    構成要素(16d)に取り付けられており、且つ第二の
    周方向端部領域(104d)に前記検知部分(50d)
    を、あるいは前記ブロッキング部分(42d)を、ある
    いは前記検知部分及び前記ブロッキング部分を有するこ
    とを特徴とする、請求項18に記載の押圧プレートサブ
    アセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記ブロッキング/検知エレメント
    が、本質的に周方向に延在する基体部分(106d)を
    有し、当該基体部分から前記第二の周方向領域(104
    d)にて前記検知部分(50d)が、あるいは前記ブロ
    ッキング部分(42d)が、あるいは前記検知部分及び
    前記ブロッキング部分が本質的に半径方向に張り出して
    いることを特徴とする、請求項19に記載の押圧プレー
    トサブアセンブリ。
  21. 【請求項21】 前記ブロッキング/検知エレメント
    (36d)が前記一方の構成要素(16d)に対して回
    転するのを防止するための回転防止装置(100d、1
    08d)が設けられていることを特徴とする、請求項1
    〜20のいずれか一項に記載の押圧プレートサブアセン
    ブリ。
  22. 【請求項22】 前記回転防止装置(100d、108
    d)が防止部分(100d)をもっており、当該防止部
    分が前記ブロッキング/検知エレメント(36d)の端
    部領域(102d)に設けられており且つ前記一方の構
    成要素(16d)における対応防止部分(108d)と
    協働することを特徴とする、請求項21に記載の押圧プ
    レートサブアセンブリ。
  23. 【請求項23】 回転軸心(A)のまわりで一緒に回転
    するためにフライホイールに固定され得るあるいは固定
    されているハウジング(12d)、 当該ハウジング(12d)に本質的に回転固定に配置さ
    れ且つこれに対して軸方向には移動させられ得る押しつ
    けプレート(16d)、 一方で前記ハウジング(12d)に他方で前記押しつけ
    プレート(16d)に支持されており且つ前記押しつけ
    プレート(16d)を前記ハウジング(12d)の、前
    記フライホイールと結合するために予定されている側の
    方へ押す蓄力器(24d)、好ましくはダイアフラムス
    プリング(24d)、 損耗補整のために移動させられ得る且つ損耗調整方向に
    プレストレスを与えられている少なくとも一つの調整エ
    レメント(32d)を備える、前記蓄力器とハウジング
    (12d)及び押しつけプレート(16d)のうちの一
    方の構成要素(16d)との間の前記蓄力器の支持経路
    に配置された損耗調整装置(28d)、 前記押しつけプレート(16d)と前記フライホイール
    との間ではさんで締めつけられ得るあるいははさんで締
    めつけられているクラッチディスクの摩擦ライニングの
    損耗の検知のための少なくとも一つの損耗センサ装置
    (34d)をもっている、自動式の損耗補償能力を有す
    る押圧プレートサブアセンブリ、例えば動力車用の摩擦
    クラッチのための押圧プレートサブアセンブリにおい
    て、 復元装置(150d)が設けられており、当該復元装置
    によって前記損耗調整装置(28d)が、よりわずかな
    損耗の状態に相当する位置にもたらされ得ることを特徴
    とする押圧プレートサブアセンブリ。
  24. 【請求項24】 前記復元装置(150d)によって、
    前記少なくとも一つの調整エレメント(32d)が出発
    位置から復元方向にて当該出発位置よりもよりわずかな
    損耗の状態に相当する位置へもたらされ得ることを特徴
    とする、請求項23に記載の押圧プレートサブアセンブ
    リ。
  25. 【請求項25】 前記出発位置が、前記少なくとも一つ
    の調整エレメント(32d)の以下のような損耗位置、
    すなわち最大限起こりうる損耗が存在するときに当該調
    整エレメントが占める損耗位置である、あるいはこの損
    耗位置の領域における位置であることを特徴とする、請
    求項24に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  26. 【請求項26】 前記少なくとも一つの調整エレメント
    (32d)が、前記復元装置(150d)によって、損
    耗が存在しないあるいはほとんど損耗が存在しないとき
    に当該調整エレメントが占める損耗フリー位置へもたら
    され得ることを特徴とする、請求項24または請求項2
    5に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  27. 【請求項27】 前記復元装置(150d)が少なくと
    も一つの駆動エレメント(152d)をもっており、当
    該駆動エレメントが駆動機構、好ましくは駆動工具によ
    って動かされ得る、及び、当該駆動エレメントの運動が
    前記少なくとも一つの調整エレメント(32d)の復元
    運動に変換され得ることを特徴とする、請求項24〜2
    6のいずれか一項に記載の押圧プレートサブアセンブ
    リ。
  28. 【請求項28】 前記少なくとも一つの調整エレメント
    (32d)が係合形成部(156d)、 好ましくはか
    み合わせ部(156d)を有し、当該係合形成部が前記
    少なくとも一つの駆動エレメント(152d)における
    対応係合形成部(154d)、好ましくはかみ合わせ部
    (154d)と駆動連係状態にあることを特徴とする、
    請求項27に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  29. 【請求項29】 前記少なくとも一つの調整エレメント
    (32d)が調整リング(32d)であり、当該調整リ
    ングが少なくとも前記少なくとも一つの駆動エレメント
    (32d)の領域にかみ合わせ部(156d)を有する
    こと、及び、前記少なくとも一つの駆動エレメント(1
    52d)が前記調整リング(32d)のかみ合わせ部
    (156d)とかみ合う駆動歯車(152d)をもって
    いることを特徴とする、請求項28に記載の押圧プレー
    トサブアセンブリ。
  30. 【請求項30】 前記少なくとも一つの駆動エレメント
    (152d)が前記一方の構成要素(16d)に担持さ
    れていることを特徴とする、請求項27〜29のいずれ
    か一項に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  31. 【請求項31】 前記少なくとも一つの駆動エレメント
    (152d)が好ましくは当該押圧プレートサブアエン
    ブリの外部から到達可能な工具係合形成部(160d)
    を有することを特徴とする、請求項27〜30のいずれ
    か一項に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  32. 【請求項32】 前記損耗センサ装置(34d)が、前
    記一方の構成要素(16d)に取り付けられたブロッキ
    ング/検知エレメント(36d)をもっており、当該ブ
    ロッキング/検知エレメントが、ブロッキング部分(4
    2d)で前記損耗調整装置(28d)に向かってプレス
    トレスを与えられており且つ損耗調整方向における前記
    少なくとも一つの損耗調整エレメント(32d)の運動
    を阻止するために前記損耗調整装置を付勢し、且つ当該
    ブロッキング/検知エレメントが、検知部分(50d)
    で、損耗の検知のために損耗の発生の際に前記一方の構
    成要素(16d)に対して移動させられ得る別の構成要
    素あるいは別の組立体と相互作用状態にある、あるいは
    相互作用状態にされ得る、損耗の発生の際に当該ブロッ
    キング/検知エレメント(36d)が前記別の構成要素
    (46d)との相互作用によって損耗調整方向における
    運動のために前記少なくとも一つの調整エレメント(3
    2d)の解放のための位置にもたらされ得ること、 さらに拘束エレメント(52d)が設けられており、当
    該拘束エレメントによって、前記ブロッキング/検知エ
    レメント(36d)を前記少なくとも一つの調整エレメ
    ント(32d)の解放のための位置にもたらす際に、前
    記ブロッキング/検知エレメント(36d)がそれのプ
    レストレス方向における運動に対して拘束され得ること
    を特徴とする、請求項23〜31のいずれか一項に記載
    の押圧プレートサブアセンブリ。
  33. 【請求項33】 前記復元装置(150d)によって、
    さらに、前記拘束エレメント(52d)がそれの以下の
    ような位置へもたらされ得る、すなわち本質的に前記損
    耗調整装置(28d)が復元過程の実行後に占める前記
    損耗調整装置の位置に対応させられている位置へもたら
    され得ることを特徴とする、請求項32に記載の押圧プ
    レートサブアセンブリ。
  34. 【請求項34】 前記拘束エレメント(52d)が、復
    元方向における前記少なくとも一つの調整エレメント
    (32d)の運動の際に前記少なくとも一つの調整エレ
    メント(32d)によって動かされ得ることを特徴とす
    る、請求項33に記載の押圧プレートサブアセンブリ。
  35. 【請求項35】 前記少なくとも一つの調整エレメント
    (32d)が、あるいは前記拘束エレメント(52d)
    が、あるいは前記少なくとも一つの調整エレメント及び
    前記拘束エレメントが、調整方向にてないしは復元方向
    にて運動あそびをもってそのときどきの別のエレメント
    の連行空所(82)に食い込む連行突出部(84)を有
    することを特徴とする、請求項34に記載の押圧プレー
    トサブアセンブリ。
  36. 【請求項36】 前記復元装置(150d)によって前
    記少なくとも一つの損耗センサ装置(34d)がよりわ
    ずかな損耗の状態に相当する位置にもたらされ得ること
    を特徴とする、請求項23〜35のいずれか一項に記載
    の押圧プレートサブアセンブリ。
  37. 【請求項37】 前記復元装置(150d)によって、
    前記ブロッキング/検知エレメント(36d)のそれの
    プレストレス方向における運動に対する拘束が解消され
    得ることを特徴とする、請求項36及び請求項32に記
    載の押圧プレートサブアセンブリ。
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