JP2000347612A - タイミング生成回路およびそれを用いた面補正波形発生回路 - Google Patents

タイミング生成回路およびそれを用いた面補正波形発生回路

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JP2000347612A
JP2000347612A JP16042599A JP16042599A JP2000347612A JP 2000347612 A JP2000347612 A JP 2000347612A JP 16042599 A JP16042599 A JP 16042599A JP 16042599 A JP16042599 A JP 16042599A JP 2000347612 A JP2000347612 A JP 2000347612A
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timing
generation circuit
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correction
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English (en)
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Tomoyoshi Nakakita
朋喜 中北
Toshiyuki Kato
俊之 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミング生成回路や面補正波形発生回路の
回路規模を縮小する。 【解決手段】 1周期の間におけるクロック数を2^a
(2のa乗)個とし、1周期をd等分したときの1つ分
を分担するレジスタのビット数をkとして、k=a−lo
g2dのように、レジスタR0 ,R1 ……Rm のビット数
kをソフトウェア処理の場合のaビットよりも小さくし
て、ハードウェア規模を縮小する。比較基準用カウンタ
12は基準クロックCLKをカウントし、セレクタ15
はレジスタR0 ,R1 ……Rm を順次に切り換えて選択
する。レジスタR0 ,R1 ……Rm に設定されているタ
イミング設定値t0 ,t1 ,t2 ……tm と比較基準用
カウンタ12からの時間軸値tx とをコンパレータ13
において比較し、一致したときにコンパレータ13から
一致パルスAPを出力し、その一致パルスAPをパルス
カウンタ14でカウントし、アドレスデータADRとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準クロックのカ
ウントに基づいて所要のタイミング情報を生成するタイ
ミング生成回路およびこのタイミング生成回路を用いて
構成される陰極線管(CRT)に対する面補正波形発生
回路に関する。そのような面補正波形発生回路は、主と
してCRTを用いたディスプレイモニタのコンバージェ
ンスまたは歪み調整等の面補正のための面補正波形信号
の生成に用いられる。
【0002】
【従来の技術】CRTにおける面補正は、画面上の補正
点を仮想的にマトリックス状に配置し、各補正点に補正
目標値(偏向コイルに出力する面補正波形信号の強度)
でデータを対応付け、水平偏向方向および垂直偏向方向
において該当する補正点に対応するタイミングでその補
正点の補正目標値に応じた面補正波形信号を生成し、そ
の面補正波形信号に基づいてコンバージェンスや歪み調
整などを行うことである。
【0003】図5は従来から知られている面補正波形発
生回路の概念図である。複数の垂直波形発生回路31-
0,31-1,31-2……31-nは互いに同等な回路構成
となっており、それぞれが水平出力切換回路32におけ
るスイッチ手段CT0 ,CT1,CT2 ……CTn を介
して出力端子側に接続されている。各垂直波形発生回路
でタイミングクロックごとに垂直データ間の補間などの
処理を施した各垂直波形を各スイッチ手段を介して時分
割的に切り換えて出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
は次のような問題点がある。面補正に最適な面補正波形
信号との近似性を高めるためには、補正点をなるべく多
く設定できるようにすることが望ましい。また、補正点
マトリックス配置内で位置補正が任意に行えるようにす
ることが望ましい。しかしながら、補正点の数を多くす
ればするほど、カウンタやレジスタやメモリなどのハー
ドウェアの規模が大きくなってしまうという問題があ
る。
【0005】本発明は上記した課題の解決を図るべく創
作したものであって、回路構成規模を縮小化できるタイ
ミング生成回路および面補正波形発生回路を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題の解決を図
ろうとする本発明にかかわるタイミング生成回路は、タ
イミング設定値を記憶するレジスタ群と、このレジスタ
群から順次1つのタイミング設定値を選択するセレクタ
を設けたので、個々のタイミング設定値としてビット数
の削減が可能となり、その結果として、比較基準用カウ
ンタやコンパレータや各レジスタの規模を縮小すること
ができる。
【0007】また、本発明にかかわる面補正波形発生回
路は、水平タイミング生成回路および垂直タイミング生
成回路として上記のタイミング生成回路を用いることに
より、回路規模を縮小することができる。
【0008】タイミング生成回路と面補正波形発生回路
のいずれにおいてもタイミング設定値を可変することに
より、任意のタイミングのタイミング情報を生成するこ
とができる。特に、面補正波形発生回路にあっては、補
正点マトリックス配置における水平偏向方向および垂直
偏向方向での任意の位置を補正点とすることができる。
さらに、面補正波形発生回路において補正目標値を可変
することにより、適正な面補正が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にかかわる請求項1のタイ
ミング生成回路は、次のような構成となっている。すな
わち、タイミング設定値を記憶するレジスタ群と、比較
基準用カウンタと、前記比較基準用カウンタのカウント
値と前記レジスタ群との一致を判断するコンパレータ
と、前記コンパレータからの一致パルス数をカウントし
てその値をタイミング情報として出力するパルスカウン
タと、前記パルスカウンタのカウント値を前記レジスタ
群の選択情報として用いるセレクタとを備えていること
を特徴としている。この構成によると、次のような作用
がある。すなわち、1周期の間におけるクロック数を2
^a (2のa乗)個とする。1周期をd等分し、その1
つ分を分担するレジスタのビット数をkとすると、 2^k ×d=2^a すなわち(2のk乗)×d=(2の
a乗) ゆえに、 k=a−log2d となる。すなわち、レジスタや比較基準用カウンタやコ
ンパレータの規模としては、ソフトウェア処理の場合の
aビットのうち上位の(a−k)ビットをハードウェア
的に無視してよいことになり、それらの構成要素のハー
ドウェア回路規模を縮小することができる。
【0010】本発明にかかわる請求項2のタイミング生
成回路は、上記請求項1において、前記レジスタ群にお
けるタイミング設定値を任意に可変可能に構成してある
ことを特徴としている。この構成によると、生成するタ
イミング情報を任意に可変できる。
【0011】本発明にかかわる請求項3の面補正波形発
生回路は、水平偏向方向および垂直偏向方向の補正目標
値を格納する補正目標値メモリと、請求項1または請求
項2記載のタイミング生成回路であって前記補正目標値
メモリ内の垂直方向の補正目標値が設定されていて垂直
タイミングで出力させる垂直タイミング生成回路と、前
記補正目標値メモリからの1ライン分の補正目標値を格
納して時分割的に出力する水平出力切換回路と、請求項
1または請求項2記載のタイミング生成回路であって前
記補正目標値メモリ内の水平方向の補正目標値が設定さ
れていて水平タイミングで前記水平出力切換回路の出力
切り換えを行う水平タイミング生成回路とを備えている
ことを特徴としている。この構成によると、次のような
作用がある。すなわち、適正な面補正に際して小規模な
ハードウェア回路構成のもとで実現することができ、陰
極線管におけるディジタルコンバージェンス回路や歪み
調整回路の回路構成を簡略化することができる。
【0012】本発明にかかわる請求項4の面補正波形発
生回路は、上記請求項3において、前記補正目標値メモ
リにおける補正目標値を任意に可変可能に構成してある
ことを特徴としている。この構成によると、適正な面補
正を高精度に実現することができる。
【0013】本発明にかかわる請求項5の面補正波形発
生回路は、上記請求項3,4において、前記補正目標値
メモリにおける補正目標値の格納アドレスとして水平偏
向方向および垂直偏向方向でアドレスを可変可能に構成
してあることを特徴としている。この構成によると、コ
ンバージェンス状態や歪み状態がどのようであっても、
適正な面補正を実現することができる。
【0014】なお、請求項の記載における「特徴とす
る」という字義については、これは説明の便宜上のこと
であるにすぎず、本発明が対象とするタイミング生成回
路または面補正波形発生回路の実物において、関係する
構成が特別に顕著に現れているという意味のみに解釈し
てはならない。これは、あくまで従来の技術との対比に
おいて説明の便宜上用いている文言であることに留意し
なければならない。
【0015】以下、本発明にかかわるタイミング生成回
路および面補正波形発生回路の具体的な実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。実施の形態1はタイミン
グ生成回路についてのものであり、実施の形態2は面補
正波形発生回路についてのものである。
【0016】〔実施の形態1〕図1は実施の形態1のタ
イミング生成回路の電気的構成を示すブロック図であ
る。図1において、符号のR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1
,Rm はタイミング設定値(例えばt0 ,t1 ,t2
……tm-1 ,tm )を記憶する第1から第(m+1)の
レジスタ、11はレジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1
,Rm をまとめた構成のタイミングレジスタ群、12
は比較基準のための時間軸としての基準クロックCLK
を入力してカウントする比較基準用カウンタ、13は比
較基準用カウンタ12のカウント値とレジスタR0 ,R
1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm のタイミング設定値t0 ,t
1 ,t2 ……tm-1 ,tm のいずれかとの一致を判断
し、一致したときに一致パルスAPを出力するコンパレ
ータ、14はコンパレータ13からの一致パルスAPの
パルス数をカウントしてタイミング情報としてのアドレ
スデータADRを出力するパルスカウンタ、15はアド
レスデータADRを基準としてタイミングレジスタ群1
1を構成しているレジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1
,Rm のうちのいずれか1つを選択するためのセレク
タであり、このセレクタ15は、各レジスタR0 ,R1
,R2 ……Rm-1 ,Rm の出力端子とコンパレータ1
3の入力端子との間にそれぞれ介装された第1から第
(m+1)のスイッチ手段SW0 ,SW1 ,SW2 ……
SWm-1 ,SWm から構成されている。16はパルスカ
ウンタ14から出力されたアドレスデータADRをラッ
チしかつ外部に対してタイミング情報として出力するラ
ッチレジスタである。SPはスタートパルスであり、こ
のスタートパルスSPは比較基準用カウンタ12とパル
スカウンタ14とセレクタ15とに入力され、それぞれ
をリセットするものである。CLKは基準クロックであ
り、比較基準用カウンタ12に入力されて時間軸として
カウントされるものである。比較基準用カウンタ12が
その内容であるカウント値をコンパレータ13に対して
出力するが、これを時間軸値tx とする。
【0017】次に、上記のように構成された実施の形態
1のタイミング生成回路の動作を図2のタイミングチャ
ートを参照しながら説明する。
【0018】タイミングレジスタ群11における各レジ
スタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm にはあらかじめ
タイミング設定値t0 ,t1 ,t2 ……tm-1 ,tm が
設定されている。比較基準用カウンタ12は基準クロッ
クCLKを入力してカウントを行うが、スタートパルス
SPを入力したタイミングからリセット・リスタートし
て「0」からのカウントアップを開始する。スタートパ
ルスSPはセレクタ15およびパルスカウンタ14もリ
セットする。スタートパルスSPのタイミングでは、パ
ルスカウンタ14がリセットされるため、そのカウント
値は「0」となり、パルスカウンタ14から出力される
アドレスデータADRは「0」である。また、スタート
パルスSPのタイミングでは、セレクタ15はリセット
されて、第1のスイッチ手段SW0 のみがオンとされ
る。この結果、タイミングレジスタ群11において第1
のレジスタR0 のタイミング設定値t0 が選択され、コ
ンパレータ13に出力されることになる。
【0019】比較基準用カウンタ12は基準クロックC
LKのカウントを続け、そのカウント値である時間軸値
tx が0から時系列的に増加していく。コンパレータ1
3は比較基準用カウンタ12からの時間軸値tx とセレ
クタ15からのタイミング設定値t0 とが一致するか否
かを判断し、時間軸値tx がタイミング設定値t0 と一
致するまでは、一致パルスAPは出力しないが、時間軸
値tx がタイミング設定値t0 と一致したとき一致パル
スAP(すなわちAP1 )をパルスカウンタ14に出力
する。パルスカウンタ14はカウントアップし、出力す
るアドレスデータADRを「1」とする。このアドレス
データADR=「1」はラッチレジスタ16にラッチさ
れて、タイミング情報として次段に出力される。また、
このアドレスデータADR=「1」はセレクタ15の選
択切換制御端子に入力され、セレクタ15においてそれ
までオンであった第1のスイッチ手段SW0 をオフに
し、第2のスイッチ手段SW1 をオンに切り換える。こ
の結果、タイミングレジスタ群11において第2のレジ
スタR1 のタイミング設定値t1 が選択され、コンパレ
ータ13に出力されることになる。
【0020】基準クロックCLKをカウントしている比
較基準用カウンタ12からコンパレータ13に入力され
る時間軸値tx は次第に時系列的に増加していき、セレ
クタ15からのタイミング設定値t1 に一致するまでは
一致パルスAPは出力しないが、時間軸値tx がタイミ
ング設定値t1 と一致したとき一致パルスAP(すなわ
ちAP2 )をパルスカウンタ14に出力する。パルスカ
ウンタ14が出力するアドレスデータADRは「2」と
なり、このアドレスデータADR=「2」はラッチレジ
スタ16にラッチされて、タイミング情報として次段に
出力されるとともに、セレクタ15の選択切換制御端子
に入力され、それまでオンであった第2のスイッチ手段
SW1 をオフにし、第3のスイッチ手段SW2 をオンに
切り換える。この結果、タイミングレジスタ群11にお
いて第3のレジスタR2 のタイミング設定値t2 が選択
され、コンパレータ13に出力されることになる。
【0021】以上をまとめると、 tx =t0 ………… ADR=「1」 tx =t1 ………… ADR=「2」 となる。以下同様の動作が繰り返される。
【0022】いま、期間tm-2 〜tm-1 にあって、ラッ
チレジスタ16にアドレスデータADR=「m−1」が
ラッチされているとともに、セレクタ15において第m
のスイッチ手段SWm-1 がオンにされており、タイミン
グレジスタ群11において第mのレジスタRm-1 のタイ
ミング設定値tm-1 が選択されているとする。そして、
比較基準用カウンタ12の時間軸値tx がタイミング設
定値tm-1 に一致したときコンパレータ13は一致パル
スAP(すなわちAPm )を出力し、パルスカウンタ1
4が出力するアドレスデータADRが「m」となり、こ
のアドレスデータADR=「m」がラッチレジスタ16
にラッチされて、タイミング情報として次段に出力され
るとともに、セレクタ15の選択切換制御端子に入力さ
れ、それまでオンであった第mのスイッチ手段SWm-1
をオフにし、第(m+1)のスイッチ手段SWm をオン
に切り換える。この結果、タイミングレジスタ群11に
おいて第(m+1)のレジスタRm のタイミング設定値
tm が選択され、コンパレータ13に出力されることに
なる。
【0023】時間軸値tx が次第に時系列的に増加して
いき、タイミング設定値tm に一致したときコンパレー
タ13は一致パルスAP(すなわちAPm+1 )を出力
し、パルスカウンタ14が出力するアドレスデータAD
Rが意味をなさない「φ」となり、このアドレスデータ
ADR=「φ」がラッチレジスタ16にラッチされて、
タイミング無視情報として次段に出力される。この場合
は、セレクタ15の切り換えは行われない。したがっ
て、タイミングレジスタ群11では第(m+1)のレジ
スタRm のタイミング設定値tm が選択された状態が続
くことになる。
【0024】そして、1周期が経過して、再びスタート
パルスSPが入力されると、比較基準用カウンタ12、
パルスカウンタ14およびセレクタ15がリセットされ
る。比較基準用カウンタ12は基準クロックCLKのカ
ウントをリセット・リスタートし、時間軸値tx を再び
0からカウントアップし始める。パルスカウンタ14が
出力するアドレスデータADRは「0」にリセットされ
る。セレクタ15は第(m+1)のスイッチ手段SWm
をオフにし、第1のスイッチ手段SW0 をオンに切り換
えて、タイミングレジスタ群11において第1のレジス
タR0 のタイミング設定値t0 を再びセットする。
【0025】以上をまとめると、 0〜t0 ………… ADR=「0」 t0 〜t1 ………… ADR=「1」 t1 〜t2 ………… ADR=「2」 …………………………………… tm-2 〜tm-1 ……… ADR=「m−1」 tm-1 〜tm ……… ADR=「m」 tm 〜tm+1 ……… ADR=「φ」 tm+1 〜 …………… ADR=「0」 となる。なお、アドレスデータADRは外部に出力さ
れ、例えばアドレスデコーダを用いて、タイミング情報
として利用される。
【0026】次に、量的関係を考察する。
【0027】1つのスタートパルスSPから次のスター
トパルスSPまでの期間すなわち周期をHとする。この
周期Hの間に出力される基準クロックCLKの数を2^
a 個とする。
【0028】ここで、記号の「^a 」は指数の「a乗」
を意味する。表現上の技巧として、このような表現形態
をとることとする。このような表現形態については、以
下の記述においても同様である。
【0029】周期Hをd等分して考える。このdは自然
数であって、タイミングレジスタ群11を構成している
レジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm の個数に相
当する。すなわち、 d=m+1 …………………………………………………………(1) である。
【0030】ここで、周期Hは機器の仕様によって一定
に定まっているとする。この周期Hの間に出力される基
準クロックCLKの数2^a (2のa乗)も定まること
になる。つまり、ビット数aが定まっていることにな
る。周期Hの分割数dも機器の仕様によって一定に定め
るものとする。タイミングレジスタ群11における各レ
ジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm のビット数を
すべて等しくkとする。このビット数kも次のようにし
て一律に定まる。
【0031】ビット数kに相当する基準クロックCLK
の数を2^k (2のk乗)とすると、 2^k ×d=2^a ………………………………………………(2) である。これについて、2を底とする対数をとると、 log22^k +log2d=log22^a k+log2d=a ∴ k=a−log2d ……………………………………………………(3) また、パルスカウンタ14は、「0」〜「m」の(m+
1)個をカウントすればよいから、パルスカウンタ14
のビット数をpとすると、 2^p (2のp乗)≧m+1 ∴ p≧log2(m+1) ………………………………………………(4) であればよい。
【0032】上記の式(2)の「2^k ×d=2^a 」
は、次のことを意味している。周期Hの間に出力される
基準クロックCLKの数2^a (2のa乗)に相当する
ビット数はaビットである。周期Hをd分割した複数の
ポイントでコンバージェンス等の補正を行う場合におい
て、その補正ポイントをタイミング的に2^a (2のa
乗)ポイントの中から任意に選択できるようにしようと
する。この場合に、もし、複数のレジスタR0 ,R1 ,
R2 ……Rm-1 ,Rm からなるタイミングレジスタ群1
1や、それらのレジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,
Rm を選択するセレクタ15がないとすると、基準クロ
ックCLKをカウントする比較基準用カウンタ12とし
ては、aビットのカウンタが必要となる。同様に、コン
パレータ13についてもaビットのコンパレータが必要
となる。クロックカウントをソフトウェアで処理する場
合も、aビットが必要となる。
【0033】しかし、本実施の形態1においては、複数
のレジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm からなる
タイミングレジスタ群11を設けるとともに、それらの
レジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm を選択する
セレクタ15を設けてあるので、比較基準用カウンタ1
2やコンパレータ13としては、上記の式(3)のとお
り、周期Hに対応するaビットよりも小さいkビットの
ものでよいことになる。これは、ソフトウェア処理の場
合のaビットのうち、上位の(a−k)ビットをハード
ウェア的に無視してよいことを意味する。
【0034】周期Hを分割するのであるから、分割数d
は、当然に、 d≧2 ………………………………………………………………(5) となる。最小分割数のd=2のとき、log22=1である
から、 k=a−1 …………………………………………………………(6) となり、aビットより小さいkビットで比較基準用カウ
ンタ12もコンパレータ13も構成することができると
いうことである。そして、タイミングレジスタ群11を
構成している各レジスタR0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,
Rm としてもkビットのレジスタでよいことになる。
【0035】分割数dが大きくなるほど、レジスタR0
,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm 、比較基準用カウンタ
12およびコンパレータ13の必要なビット数kは小さ
くてよいことになる。ちなみに、d=8で、レジスタR
0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm の個数(m+1)=8
とするとき、8=23 より、 k=a−3 …………………………………………………………(7) でよいことになる。また、d=m+1=32=25 とす
るときは、 k=a−5 …………………………………………………………(8) でよいことになる。分割数dは「2」のべき乗とすると
計算しやすいが、必ずしも「2」のべき乗である必要は
ない。そのときは、各レジスタR0 ,R1 ,R2……Rm
-1 ,Rm 、比較基準用カウンタ12およびコンパレー
タ13のハードウェア構成のビット数kは、 k>a−log2d ……………………………………………………(9) を満たす最小の自然数とすればよい。
【0036】図1において、各レジスタR0 ,R1 ,R
2 ……Rm-1 ,Rm の出力すなわちタイミング設定値t
0 ,t1 ,t2 ……tm-1 ,tm について、また、比較
基準用カウンタ12の出力およびコンパレータ13の入
力について、それぞれビットkを付記しておく。
【0037】以上のようにして、本実施の形態1のタイ
ミング生成回路においては、回路規模の縮小を図ること
ができるのである。
【0038】上記の場合、比較基準用カウンタ12は、
基準クロックCLKを2^k (2のk乗)までカウント
し、カウントアップした後は「0」にリセットされて、
リスタートする。一致対象となるkビットのレジスタR
0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm のいずれかをセレクタ
15により選択するため、比較基準用カウンタ12とし
ては上記の動作・機能を有するもので充分である。
【0039】以上の説明では、周期Hをdに等分する場
合を考えたが、決して等分しなければならないというも
のではなく、不等分に分割してもよいのである。
【0040】等分の場合と、不等分の場合の例をそれぞ
れ示す。
【0041】a=10、d=8とすると、式(3)よ
り、k=7となる。すなわち、各レジスタR0 ,R1 ,
R2 ……Rm-1 ,Rm は7ビット構成のレジスタとな
る。そして、等分の場合、それらのレジスタR0 ,R1
,R2 ……Rm-1 ,Rm においてそれに設定するタイ
ミング設定値t0 ,t1 ,t2 ……tm-1 ,tm とし
て、例えば、 t0 :00001111=〔15〕10 t1 :00011110=〔30〕10 t2 :00101101=〔45〕10 t3 :00111100=〔60〕10 t4 :01001011=〔75〕10 t5 :01011010=
〔90〕10 t6 :01101001=〔105〕10 t7 :01111000=〔120〕10 などがある。
【0042】また、不等分の場合は、さまざまなケース
が考えられる。例えば、 t0 :00001111=〔15〕10 t1 :00011011=〔27〕10 t2 :00101101=〔45〕10 t3 :00111010=〔58〕10 t4 :01001010=〔74〕10 t5 :01010100=〔84〕10 t6 :01100111=〔103〕10 t7 :01111001=〔121〕10 などがある。もっとも、このような数値は単なる例示に
すぎず、必要に応じて適宜に変更してよいことはいうま
でもない。タイミングレジスタ群11におけるレジスタ
R0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm に対するタイミング
設定値t0 ,t1,t2 ……tm-1 ,tm の設定は、図
示しないマイクロコンピュータのCPU(中央演算処理
装置)からのソフトウェア的なデータ転送によって実行
される。
【0043】なお、基準クロックCLKの周波数を増す
ことにより、より精密な制御をすることも可能である。
すなわち、基準として、a=10のとき、クロック数
は、2^a (2のa乗)=210=1024であり、この
とき、例えば、d=8で、k=7となる。これに対し
て、例えば、a=12として、クロック数を、212=4
096に上げると、d=8のままとすれば、 k′=12−log28=9 ………………………………………(10) のようにk′がk(=7)よりも大きくなってしまう。
つまり、レジスタR0 ,R1 ,R2 …Rm-1 ,Rm 、比
較基準用カウンタ12、コンパレータ13のビット数が
7ビットから9ビットになってしまい、規模縮小の効果
が薄くなる。そこで、規模縮小の効果をもたらすように
するため、分割数dをd′に増やして、k′=kとする
ことが考えられる。すなわち、 k′=12−log2d′=7 ……………………………………(11) である。これを満たすd′は、 log2d′=5 ……………………………………………………(12) であり、結局、 d′=25 =32 ………………………………………………(13) となる。すなわち、クロック数4096に対して32分
割すれば、クロック数1024に対して8分割する場合
と同じ規模のレジスタやカウンタやコンパレータでよい
ことになり、ハードウェア構成の規模縮小を図ることが
できる。
【0044】〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形
態1のタイミング生成回路を利用した面補正波形発生回
路に関するものである。この面補正波形発生回路は、水
平偏向方向および垂直偏向方向において、時間的に限定
された補正点間隔内で2次元平面上での任意の位置補正
ができるように構成されたものである。
【0045】図3は本発明の実施の形態2の面補正波形
発生回路の電気的構成を示すブロック図である。図3に
おいて、符号の20xは水平タイミング生成回路、20
yは垂直タイミング生成回路であり、これら水平タイミ
ング生成回路20xおよび垂直タイミング生成回路20
yはそれぞれ実施の形態1で説明したタイミング生成回
路と同様の構成を有している。水平タイミング生成回路
20xにおいては、実施の形態1の場合と同様の基準ク
ロックCLKが入力されるとともに、そのスタートパル
スSPとして水平同期信号SPHDが入力されるようにな
っている。垂直タイミング生成回路20yにおいては、
その基準クロックCLK′として水平同期信号SPHDが
入力されるとともに、そのスタートパルスSP′として
垂直同期信号SPVDが入力されるようになっている。水
平タイミング生成回路20xの出力端子からは水平出力
切換回路23に対してアドレスデータADRとして水平
方向のアドレスデータADRxが出力されるように構成
され、垂直タイミング生成回路20yの出力端子からは
補正目標値メモリ21に対してアドレスデータADRと
して垂直方向のアドレスデータADRyが出力されるよ
うに構成されている。11xは図1でのタイミングレジ
スタ群11に相当する水平タイミング生成回路20xに
おけるタイミングレジスタ群、11yは同じく垂直タイ
ミング生成回路20yにおけるタイミングレジスタ群で
ある。
【0046】符号の21は水平偏向方向および垂直偏向
方向の補正目標値を格納する補正目標値メモリ、22は
補正目標値メモリ21から1ライン分の補正目標値を転
送する機能や補間などの機能をもつ演算回路、23は水
平出力切換回路、24は水平出力切換回路23の内部の
構成要素であって、演算回路22から転送されてきた1
ライン分の補正目標値を格納するラインバッファ、25
は水平出力切換回路23の内部の構成要素である水平セ
レクタ、26はD/Aコンバータである。
【0047】図4はCRTディスプレイモニタにおいて
ディジタルコンバージェンスまたは歪み補正などの面補
正を行うための水平偏向方向および垂直偏向方向の補正
点のマトリックス配置を示す図である。水平偏向方向で
の補正点のx座標が時間換算で、Tx0 ,Tx1 ,Tx
2 ……Txm-1 ,Txm となっている。また、垂直偏向
方向での補正点のy座標が時間換算で、Ty0 ,Ty1
,Ty2 ……Tyn-1,Tyn となっている。そして、 t0 =Tx0 t1 =Tx1 −Tx0 t2 =Tx2 −Tx1 … ………(14) tm-1 =Txm-1 −Txm-2 tm =Txm −Txm-1 で決められる各タイミング設定値t0 ,t1 ,t2 ……
tm-1 ,tm が水平タイミング生成回路20xにおける
タイミングレジスタ群11xに設定されている。また、 u0 =Ty0 u1 =Ty1 −Ty0 u2 =Ty2 −Ty1 … ………(15) un-1 =Tyn-1 −Tyn-2 un =Tyn −Tyn-1 で決められる各タイミング設定値u0 ,u1 ,u2 ……
un-1 ,un が垂直タイミング生成回路20yのタイミ
ングレジスタ群11yに設定されている。
【0048】図3の補正目標値メモリ21において、x
が水平方向を、yが垂直方向をそれぞれ表している。補
正目標値メモリ21のi行j列のメモリセルには補正目
標値Eij(i=1,2……n+1、j=1,2……m+
1)が格納されている。i行における第1列から第(m
+1)列までの補正目標値Eijの組み合わせは、 (Ei1,Ei2……Eim,Eim+1) となっている。これらの補正目標値Eijは、偏向コイル
に出力する面補正波形信号Scの強度のデータである。
【0049】水平出力切換回路23におけるラインバッ
ファ24は、演算回路22を介して補正目標値メモリ2
1から転送されてきた補正目標値データ群(Ei1,Ei2
……Eim,Eim+1)を格納するものである。水平セレク
タ25は、水平タイミング生成回路20xから送られて
くるアドレスデータADRxの値に応じて、そのスイッ
チ手段CT0 ,CT1 ……CTm-1 ,CTm のうちの1
つだけを順次にオンにして、ラインバッファ24から補
正目標値Ei1,Ei2……Eim,Eim+1を順次に読み出す
ものである。
【0050】次に、上記のように構成された実施の形態
2の面補正波形発生回路の動作を説明する。
【0051】垂直タイミング生成回路20yにおいて
は、水平同期信号SPHDを基準クロックCLK′として
入力するとともに垂直同期信号SPVDをスタートパルス
SP′として入力し、アドレスデータADRyを出力す
る。スタートパルスSP′は垂直ブランキング期間内に
発生される。タイミングレジスタ群11yに設定されて
いる各タイミング設定値u0 ,u1 ,u2 ……un-1 ,
un をカウントアップするごとに、このアドレスデータ
ADRyがインクリメントされるが、そのように順次に
インクリメントされるアドレスデータADRyは、図4
の補正点マトリックス配置において、それぞれ、Ty0
,Ty1 ,Ty2 ……Tyn-1 ,Tyn に対応したも
のとなる。
【0052】説明の都合上、ここでは、補正目標値メモ
リ21のi行目に対応するアドレスデータADRyが出
力されたものとする。すると、補正目標値メモリ21に
おいて補正目標値データ群(Ei1,Ei2……Eim,Eim
+1)が選択され、これが演算回路22を介して水平出力
切換回路23におけるラインバッファ24に転送され、
ラインバッファ24にラッチされる。
【0053】一方、水平タイミング生成回路20xにお
いては、基準クロックCLKを入力するとともに水平同
期信号SPHDをスタートパルスSPとして入力し、アド
レスデータADRxを出力する。スタートパルスSPは
水平ブランキング期間内に発生される。タイミングレジ
スタ群11xに設定されている各タイミング設定値t0
,t1 ,t2 ……tm-1 ,tm をカウントアップする
ごとに、このアドレスデータADRxがインクリメント
されるが、そのように順次にインクリメントされるアド
レスデータADRxは、図4の補正点マトリックス配置
において、それぞれ、Tx0 ,Tx1 ,Tx2 ……Tx
m-1 ,Txm に対応したものとなる。
【0054】まず、水平タイミング生成回路20xから
Tx0 に対応したアドレスデータADRx=「0」が出
力され、水平セレクタ25において第1のスイッチ手段
CT0 がオンとされ、ラインバッファ24から補正目標
値Ei1を読み出して、D/Aコンバータ26へ出力す
る。D/Aコンバータ26は入力した補正目標値Ei1を
アナログ波形の面補正波形信号Scとして図示しない増
幅回路を介して偏向コイルに出力し、座標点(Tx0 ,
Tyi )でのコンバージェンスや歪み調整などの面補正
を行う。
【0055】次に、Tx1 に対応したアドレスデータA
DRx=「1」が出力され、水平セレクタ25において
第2のスイッチ手段CT1 がオンとされ、ラインバッフ
ァ24から補正目標値Ei2を読み出し、D/Aコンバー
タ26を介して面補正波形信号Scとして出力し、座標
点(Tx1 ,Tyi )でのコンバージェンスや歪み調整
などの面補正を行う。
【0056】次に、Tx2 に対応したアドレスデータA
DRx=「2」が出力され、水平セレクタ25において
第3のスイッチ手段CT2 がオンとされ、ラインバッフ
ァ24から補正目標値Ei3を読み出し、D/Aコンバー
タ26を介して面補正波形信号Scとして出力し、座標
点(Tx2 ,Tyi )でのコンバージェンスや歪み調整
などの面補正を行う。
【0057】以下同様にして、Txm-1 に対応したアド
レスデータADRx=「m−1」が出力され、水平セレ
クタ25において第mのスイッチ手段CTm-1 がオンと
され、ラインバッファ24から補正目標値Eimを読み出
し、D/Aコンバータ26を介して面補正波形信号Sc
として出力し、座標点(Txm-1 ,Tyi )でのコンバ
ージェンスや歪み調整などの面補正を行う。
【0058】最後に、Txm に対応したアドレスデータ
ADRx=「m」が出力され、水平セレクタ25におい
て第(m+1)のスイッチ手段CTm がオンとされ、ラ
インバッファ24から補正目標値Eim+1を読み出し、D
/Aコンバータ26を介して面補正波形信号Scとして
出力し、座標点(Txm ,Tyi )でのコンバージェン
スや歪み調整などの面補正を行う。
【0059】以上によって、y座標のTyi の1水平ラ
イン上において、x座標Tx0 で補正目標値Ei1のコン
バージェンス等が、x座標Tx1 で補正目標値Ei2のコ
ンバージェンス等が、x座標Txm-1 で補正目標値Eim
のコンバージェンス等が、x座標Txm で補正目標値E
im+1のコンバージェンス等がそれぞれ実行される。
【0060】以上の1水平ラインでの各x座標でのコン
バージェンスが終了すると、y方向にインクリメントが
行われ、次のTyi+1 の1水平ライン上において、x座
標Tx0 で補正目標値Ei+1,1 のコンバージェンス等
が、x座標Tx1 で補正目標値Ei+1,2 のコンバージェ
ンス等が、x座標Txm-1 で補正目標値Ei+1,m のコン
バージェンス等が、x座標Txm で補正目標値Ei+1,m+
1 のコンバージェンス等がそれぞれ実行される。
【0061】そして最後に、Tyn の1水平ライン上に
おいて、x座標Tx0 で補正目標値En,1 のコンバージ
ェンス等が、x座標Tx1 で補正目標値En,2 のコンバ
ージェンス等が、x座標Txm-1 で補正目標値En,m の
コンバージェンス等が、x座標Txm で補正目標値En,
m+1 のコンバージェンス等がそれぞれ実行される。
【0062】図示しないマイクロコンピュータのCPU
からのデータ入力により、水平タイミング生成回路20
xにおけるタイミングレジスタ群11xに設定するタイ
ミング設定値t0 ,t1 ,t2 ……tm-1 ,tm を任意
に可変することができるし、また、それとは独立して、
垂直タイミング生成回路20yにおけるタイミングレジ
スタ群11yに設定するタイミング設定値u0 ,u1 ,
u2 ……un-1 ,unも任意に可変することができる。
また、補正目標値メモリ21において補正目標値Eij
(i=1,2……n+1、j=1,2……m+1)も任
意に可変することができる。
【0063】そして、実施の形態1で説明したように、
水平タイミング生成回路20xにおいても垂直タイミン
グ生成回路20yにおいても、その内部の構成要素であ
る比較基準用カウンタ12、コンパレータ13およびタ
イミングレジスタ群11におけるレジスタR0 ,R1 ,
R2 ……Rm-1 ,Rm のビット数を削減できる。したが
って、陰極線管(CRT)のディジタルコンバージェン
ス回路や歪み調整回路における面補正波形発生回路とし
て、小規模な回路構成で最適な面補正を実現することが
できる。
【0064】最後に、本件にかかわる明細書の記述につ
いての留意事項を述べる。本件にかかわる明細書(特に
発明の詳細な説明および特許請求の範囲)または図面に
おいては、記載してある任意の事項(任意の要素または
任意の要素の結合関係・組み合わせ関係を含む)につい
て、その省略の可能性を留保する。さらに、特許請求の
範囲に記載していないが発明の詳細な説明または図面に
記載してある任意の事項について特許請求の範囲への追
加の可能性ならびにその追加に伴う説明の変更の可能性
を留保する。
【0065】
【発明の効果】タイミング生成回路についての本発明に
よれば、その構成要素である比較基準用カウンタやコン
パレータや各レジスタのハードウェア規模を縮小するこ
とができる。
【0066】また、面補正波形発生回路についての本発
明によれば、ディジタルコンバージェンス回路や歪み調
整回路に適用可能で、そのハードウェア規模を縮小する
ことができる。
【0067】そして、コンバージェンス状態や歪み状態
がどのようであっても、適正で高精度な面補正を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるタイミング生
成回路の電気的構成を示すブロック図
【図2】 本発明の実施の形態1におけるタイミング生
成回路の動作を説明するタイミングチャート
【図3】 本発明の実施の形態2における面補正波形発
生回路の電気的構成を示すブロック図
【図4】 本発明の実施の形態2における面補正波形発
生回路の補正点マトリックス配置図
【図5】 従来の技術における面補正波形発生回路の概
略ブロック図
【符号の説明】
11…タイミングレジスタ群、11x…水平タイミング
生成回路におけるタイミングレジスタ群、11y…垂直
タイミング生成回路におけるタイミングレジスタ群、1
2…比較基準用カウンタ、13…コンパレータ、14…
パルスカウンタ、15…セレクタ、16…ラッチレジス
タ、20x…水平タイミング生成回路、20y…垂直タ
イミング生成回路、21…補正目標値メモリ、22…演
算回路、23…水平出力切換回路、24…ラインバッフ
ァ、25…水平セレクタ、26…D/Aコンバータ、R
0 ,R1 ,R2 ……Rm-1 ,Rm …レジスタ、SW0 ,
SW1 ,SW2 ……SWm-1 ,SWm …セレクタにおけ
るスイッチ手段、CLK…基準クロック、SP…スター
トパルス、tx …時間軸値、AP…一致パルス、ADR
…アドレスデータ、H…周期、SPHD…水平同期信号、
SPVD…垂直同期信号、ADRx,ADRy…アドレス
データ、t0 ,t1 ,t2 ……tm-1 ,tm…タイミン
グ設定値、u0 ,u1 ,u2 ……un-1 ,un …タイミ
ング設定値、CT0 ,CT1 ……CTm-1 ,CTm …水
平セレクタにおけるスイッチ手段、Sc…面補正波形信
号、Ei1,Ei2……Eim,Eim+1…補正目標値
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月26日(2000.5.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】以上の説明では、周期Hをd等分する場合
を考えたが、決して等分しなければならないというもの
ではなく、不等分に分割してもよいのである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】図4はCRTディスプレイモニタにおいて
ディジタルコンバージェンスまたは歪み補正などの面補
正を行うための水平偏向方向および垂直偏向方向の補正
点のマトリックス配置を示す図である。水平偏向方向で
の補正点のx座標が時間換算で、Tx0 ,Tx1 ,Tx
2 ……Txm-1 ,Txm となっている。また、垂直偏向
方向での補正点のy座標が時間換算で、Ty0 ,Ty1
,Ty2 ……Tyn-1,Tyn となっている。そして、 t0 =Tx0 t1 =Tx1 t2 =Tx2 … ………(14) tm-1 =Txm-1 tm =Txm で決められる各タイミング設定値t0 ,t1 ,t2 ……
tm-1 ,tm が水平タイミング生成回路20xにおける
タイミングレジスタ群11xに設定されている。また、 u0 =Ty0 u1 =Ty1 u2 =Ty2 … ………(15) un-1 =Tyn-1 un =Tyn で決められる各タイミング設定値u0 ,u1 ,u2 ……
un-1 ,un が垂直タイミング生成回路20yにおける
タイミングレジスタ群11yに設定されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】水平出力切換回路23におけるラインバッ
ファ24は、演算回路22を介して補正目標値メモリ2
1から転送されてきた補正目標値データ群(Ei1,Ei2
……Eim,Eim+1)を格納するものである。水平セレク
タ25は、水平タイミング生成回路20xから送られて
くるアドレスデータADRxの値に応じて、そのスイッ
チ手段CT0 ,CT1 ……CTm-1 ,CTm のうちの1
つだけを順次オンにして、ラインバッファ24から補正
目標値Ei1,Ei2……Eim,Eim+1を順次読み出すもの
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】垂直タイミング生成回路20yにおいて
は、水平同期信号SPHDを基準クロックCLK′として
入力するとともに垂直同期信号SPVDをスタートパルス
SP′として入力し、アドレスデータADRyを出力す
る。スタートパルスSP′は垂直ブランキング期間内に
発生される。タイミングレジスタ群11yに設定されて
いる各タイミング設定値u0 ,u1 ,u2 ……un-1 ,
un をカウントアップするごとに、このアドレスデータ
ADRyがインクリメントされるが、そのように順次イ
ンクリメントされるアドレスデータADRyは、図4の
補正点マトリックス配置において、それぞれ、Ty0 ,
Ty1 ,Ty2 ……Tyn-1 ,Tyn に対応したものと
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C060 BC01 BE02 BE07 CA03 CE01 CG10 CH02 CH07 HB21 HB23 HB25 HB26 JA01 5C068 AA17 BA27 JA01 JA05 JA09 JA11 JA13 KA11 MA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイミング設定値を記憶するレジスタ群
    と、比較基準用カウンタと、前記比較基準用カウンタの
    カウント値と前記レジスタ群との一致を判断するコンパ
    レータと、前記コンパレータからの一致パルス数をカウ
    ントしてその値をタイミング情報として出力するパルス
    カウンタと、前記パルスカウンタのカウント値を前記レ
    ジスタ群の選択情報として用いるセレクタとを備えてい
    ることを特徴とするタイミング生成回路。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ群におけるタイミング設定
    値を任意に可変可能に構成してあることを特徴とする請
    求項1に記載のタイミング生成回路。
  3. 【請求項3】 水平偏向方向および垂直偏向方向の補正
    目標値を格納する補正目標値メモリと、請求項1または
    請求項2記載のタイミング生成回路であって前記補正目
    標値メモリ内の垂直方向の補正目標値が設定されていて
    垂直タイミングで出力させる垂直タイミング生成回路
    と、前記補正目標値メモリからの1ライン分の補正目標
    値を格納して時分割的に出力する水平出力切換回路と、
    請求項1または請求項2記載のタイミング生成回路であ
    って前記補正目標値メモリ内の水平方向の補正目標値が
    設定されていて水平タイミングで前記水平出力切換回路
    の出力切り換えを行う水平タイミング生成回路とを備え
    ていることを特徴とする面補正波形発生回路。
  4. 【請求項4】 前記補正目標値メモリにおける補正目標
    値を任意に可変可能に構成してあることを特徴とする請
    求項3に記載の面補正波形発生回路。
  5. 【請求項5】 前記補正目標値メモリにおける補正目標
    値の格納アドレスとして水平偏向方向および垂直偏向方
    向でアドレスを可変可能に構成してあることを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載の面補正波形発生回
    路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8269698B2 (en) 2004-03-25 2012-09-18 Lg Display Co., Ltd. Electro-luminescence display device and driving method thereof

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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