JP2000346282A - 保温カバー - Google Patents
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- JP2000346282A JP2000346282A JP11196267A JP19626799A JP2000346282A JP 2000346282 A JP2000346282 A JP 2000346282A JP 11196267 A JP11196267 A JP 11196267A JP 19626799 A JP19626799 A JP 19626799A JP 2000346282 A JP2000346282 A JP 2000346282A
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Abstract
り付け工数及び取り付けコストを低減でき、ネットを表
被材の外周面に接着した場合であっても、ネットによる
巻回方向への締め付け時に、表被材を破損せずにすみ、
ゴミを発生することのない、保温カバーを提供すること
を課題とする。 【解決手段】本発明の保温カバーは、所定厚さの繊維層
2と繊維層2の外周面21に一体的に接合された表被材
3と表被材3の外周面31を被覆するように配置された
ネット4とを備え、被覆対象部材6の外周部61に巻回
されて外周部61を被覆し被覆対象部材6を保温する保
温カバー1であって、表被材3とネット4とは、ネット
4を部分的に引っ張り伸縮させることにより伸縮した部
分が剥離可能となるように、仮止めされていることを特
徴とする。
Description
ダクト、冷熱発生器、タンクなどを断熱的に覆う保温カ
バーに関する。
に、熱媒体Rを流通させる配管6を断熱保護するための
手段として、配管6の外周部61に巻回し被覆するよう
に装着して用いる保温カバー1Eが知られている。
2Eと繊維層2Eの外周面21eに一体的に接合された
表被材3Eとを備え、作業現場において以下の第1工
程、第2工程、第3工程、第4工程、第5工程の手順で
配管6の外周部61に巻回した状態に装着される。すな
わち、第1工程では、保温カバー1Eを図略のロール状
のものから必要とする長さ、あるいは前記長さ及び幅に
切り取る。
維層2Eの内周面20eを配管6の外周部61に対向さ
せた状態で前記外周部61に巻回し被覆する。
配管6の外周部61に巻回された保温カバー1Eを金網
4Eで堅締するまでの間、表被材3Eの外周面31eに
テープ(表被材3Eと同じ材質の粘着テープ)7を用
い、固定する。
及び幅に切り取る。
の表被材3Eの外周面31eに被覆するように巻回した
後、巻回方向S1、S2の両端部4e、4eを互いに重
ね合わせて図略の連結工具を用いて絡ませ固定する。
いられた金網4Eによって、配管6の外周部61を締め
付ける方向に堅締され、かつ絞られた状態に装着される
ため、例えば、前記外周部61が図略のフランジなどの
立体形状を含む場合であっても、繊維層2Eを立体形状
に沿いフィットさせ得る。
来の保温カバー1Eを用いる場合には、作業現場におい
て、保温カバー1Eと金網4Eとを、それぞれ別々に同
じように切断及び巻回する工程を繰り返す必要があるた
め、工程数が多く、作業コストが増す。このため、改良
の余地がある。 (2)そこで、保温カバー1Eの製造時に、繊維層2E
の表面21eに一体的に接合した表被材3Eに対し、そ
の外周面31eに金網4Eを配置し、例えば、その上か
ら溶融したポリエチレン(図示せず)を被覆し凝固させ
て固定層を形成することにより、金網4Eを全面的に接
着した構成とすることが考えられる。
を金網4Eとともに所定のサイズに切り取り配管6の外
周部61に被覆するように巻回した後、対向する位置に
ある巻回方向S1、S2の金網4Eの両端部4e、4e
を図略の連結工具を用いて連結操作することによって、
配管6の外周部61を巻回方向S1、S2に締め付ける
と、その引っ張り力が金網4Eから前記固定層で拘束さ
れる相手側の表被材3Eに影響し、かつ表被材3Eが破
損する不具合を発生させる。
両端部4e、4eを互いに重なり合う位置にまで引き延
ばすことができないため、別途用意した連結用の針金な
どによって両端部4e、4eを締結する作業が必要とな
り、工数を低減できない。
により、配管6の外周部61に巻回する領域より余分な
部分(端数)を前記巻回後に、繊維層2Eと表被材3E
とを、保温カバー1Eの大きさ合わせて金網4Eととも
に切断、除去する場合、ゴミを発生することになる。
で、被覆対象部材への巻き付けによる取り付け工数及び
取り付けコストを低減でき、ネットを表被材の外周面に
接着した場合であっても、ネットによる巻回方向への締
め付け時に、表被材を破損せずにすみ、ゴミを発生する
ことのない、保温カバーを提供することを課題とする。
所定厚さの繊維層と該繊維層の外周面に一体的に接合さ
れた表被材と該表被材の外周面を被覆するように配置さ
れたネットとを備え、被覆対象部材の外周部に巻回され
て該外周部を被覆し該被覆対象部材を保温する保温カバ
ーであって、該表被材と該ネットとは、該ネットを部分
的に引っ張り伸縮させることにより伸縮した部分が剥離
可能となるように、仮止めされていることを特徴とす
る。
予め、製造ラインで製造された所定の長尺状のものが搬
送可能な径に巻き取られてロール状のまま使用現場に搬
送される。
イズ(必要とする長さ分、あるいは前記長さ分と幅分)
を、繊維層と表被材とネットとの3つの部材を同時に切
断された後、繊維層を内側としかつ前記3つの部材で被
覆対象部材の外周部に巻回し被覆状態とする。このた
め、従来の繊維層と金網とを別々に切断する工程及び別
々に巻回する工程を行わずにすむ。
トにおける、前記巻回方向に沿い互いに接近し対向する
両端部の一方あるいは両方を表被材から引き剥がした状
態とする。このとき、ネットは、前記のように剥離可能
であるため、引き剥がしによって表被材を破損しない。
端面を付き合わせる(端面同士をそのまま突き合わせた
り、あるいは端面同士を内周側に互いに離れる方向に折
り曲げて重ね合わせ、折り曲げ部分を突き合わせる)。
わせた場合には、その境界線上を覆うように表被材の表
面に粘着テープを付ける。また、繊維層の端面同士を内
周側に互いに離れる方向に表被材とともに折り曲げて重
ね合わせ、折り曲げ部分を突き合わせた場合には、その
境界線上を覆うように表被材の表面に粘着テープを付け
てもよいし、あるいは前記粘着テープを付けなくてもよ
い。
ネットの両端を互いに接近する方向(前記被覆対象部材
への巻回方向)に沿い引っ張ることにより、ネットに伸
縮作用が付与され、ネットと表被材との仮止め部分が表
被材を破損することなく、剥離する。
に沿い必要とするテンションを付与することができ、か
つ表被材及び繊維層を締め付けるとともに、前記重ね合
わせ部分を密着させた状態で、ネットの両端が治具によ
り互いに絡めて連結することにより、繊維層を被覆対象
部材の外周部の立体形状に沿って充分に絞り込むことが
でき、外周部に沿いフィットさせた状態に被覆できる。
と、表被材と、ネットとよりなり、その特色は、表被材
とネットとを特異な状態に仮止めしたことにある。すな
わち、表被材とネットとは、ネットを部分的に引っ張り
伸縮させることにより伸縮した部分が剥離可能となるよ
うに、仮止めされている。
るものであり、被覆対象部材の外周部を包むように巻回
して外周部を被覆し被覆対象部材を保温する。
ックウールなどの断熱繊維を用いて構成された所定の厚
さの集積体を素材として形成されたものを用いることが
できる。
維層を形成する繊維が外部に抜け出たり、飛散したりす
ることを防止し得るとともに、形状を異にする種々の被
覆対象部材の外周部に沿って繊維層で包むように巻回す
る作業操作がし易いこと、外観の見栄えを良くすること
などのために用いられる。
アルミガラスクロス、ポリエチレンなどや、積層された
複数層からなるもの、表面にアルミを蒸着したものなど
を用いることができる。表被材の厚み、巾、長手方向の
長さは、目的に応じて種々設定できる。
くとも一方の側端が前記繊維層の側端より突出する構成
とすることができる。
の外周部に装着時に、表被材の突出部で繊維層の側端を
包むように繊維層の内周部側に折り曲げることができ、
かつ繊維層の側端を形成する繊維が外部に抜け出たり、
飛散することを防止できる。
ットを形成する線状体あるいは帯状体などの断面形状及
び太さなどは、種々設定できる。またネットは、種々の
金属よりなる金網、樹脂をコーティングした金網、樹脂
製のものなどを用いることができる。
くとも一方の側端が前記表被材の側端より突出する構成
とすることができる。
として利用できることや、また、取り付け現場で余った
切れ端状の繊維層及び表被材を継ぎ足し材として有効利
用するとき、それらを覆い固定保持することができる。
により伸縮した部分が剥離可能となるように、仮止めす
るには、表被材の外周面とネットとを、等間隔あるいは
非等間隔に接着剤を点状に接合したり、長さ方向、幅方
向、それらに対して斜め方向などに、一条あるいは複数
条、点状、帯状など種々に形成することや、表被材の外
周面の部分領域につけた両面テープあるいはネットの一
部を覆うようにして表被材の外周面につけた粘着テープ
などを用いることができる。
着剤、エマルジョン系接着剤、有機溶剤系接着剤、その
他の接着剤、などを用いることができる。
巾、長さ、形状、数あるいは点状の大きさ、形状、数、
間隔など、目的に応じて種々設定できる。
に塗布した後にネットを配置して前記のように、仮止め
することや、表被材の外周面に配置した後のネットの上
から部分的に塗布して前記のように、仮止めすることが
できる。
び幅方向の少なくとも一方の側端が前記繊維層の側端よ
り突出している構成とすることができる。
の側端より突出する領域が形成されているため、例え
ば、保温カバーの使用現場で繊維層の長手方向及び幅方
向の少なくとも一方の側端で、複数個の繊維層同士の端
面を突合わせた状態で連接作業時に活用できる。
突出領域により、繊維層同士の端面を突合わせた継目領
域を繊維層の表面側から確実に覆うことができる。
列された複数個の単位繊維層で構成することができる。
インで長尺状に連続的に製造しロール状に巻き取る工程
で、例えば、長尺状の表被材の内周面側に長手方向に所
定の間隙を隔てて配置、接着される。また、この表被材
の外周面側には、予め表被材と同じサイズのネットを配
置し仮止めされる。
単位繊維層で構成された保温カバーは、その使用時に、
各単位繊維層同士の間隔の中間を境として切断すること
によって、ネット及び表被材に単位繊維層の先端及び後
端(生産ラインで長尺状に連続的に製造する場合の長手
方向の先端及び後端)より突出する領域が形成されたも
のとして使用できる。
現場で単位繊維層の長手方向の先端あるいは後端を、別
の単位繊維層の後端あるいは先端や、別の繊維層の端面
などと突合わせた状態で連接作業時に活用できる。
バーの製造時に、外周面側にネットと同じサイズの長尺
状の表被材の内周面側に長手方向に所定の間隙を隔てて
配置、接着する場合において、ネット及び表被材の長手
方向と交差する幅方向の両端側や、両端の一方に所定の
間隙を形成する位置に配置することができる。
巻き付け方向に、長さ方向あるいは幅方向のいずれかを
平行位置に一致して巻回することができる。また、被覆
対象部材としては、断熱的に覆う必要がある配管、管接
続部、ダクト、冷熱発生器、タンクなどであり、それら
の種々の形状のものを含む。
を図1〜図7に基づいて説明する。
インで長尺状に連続的に製造されロール状に巻き取られ
たものを、その長手方向に必要とする長さP分、切断し
熱媒体Rを流通させる配管6の外周部61を巻回し、被
覆する場合で説明する。
面して示す図2のように、繊維層2と、繊維層2の外周
面21に一体的に接合された表被材3と、表被材3の外
周面31を被覆するように配置された金網4と、金網4
を部分的に引っ張り伸縮させることにより伸縮した部分
が剥離可能となるように、表被材3の外周面31に仮止
めする接着剤5(図2及び図6参照)と、よりなる。
などを所定の密度に集積した断熱用繊維製で肉厚tが約
20〜50mm、前記製造時の長手方向で切断された長
さP及び幅Wとで必要とする面積に設定される。なお、
繊維層2の繊維密度、肉厚t、長さP、幅Wなどは、限
定されるものではなく、目的に応じて種々設定できる。
配管6の外周部61に当接する繊維層2の内周面(一
面)20と反対側の外周面(他面)21に予め図略の接
着剤で一面30が一体的に接合される。
形の孔41を備え、前記長手方向に繊維層2とともに同
時に切断され同じ長さP及び繊維層2の両端面22a、
22aよりの突出幅長さw10が約10cmの突出端部
4a、4aが形成されている。
6参照)に接着剤5を幅の狭い帯状に塗布した後、金網
4を載置することにより、針金40の一部が前記接着剤
5により仮止めされる。
接着強さとして前記巻回方向S1、S2の突出端部4
a、4aを互いに接近する方向(対向する位置)に全体
を引っ張ることにより伸縮した部分が、表被材3の外周
面31を破損せずに剥離できる状態を称す。
カバー1は、その使用に際し、予め、製造ラインで製造
された所定の長尺状のものが搬送可能な径に巻き取られ
てロール状のまま使用現場に搬送される。
分を、繊維層2と表被材3と金網4との3つの部材を同
時に切断する。このため、従来の繊維層と金網とを別々
に切断する工程及び別々に巻回する工程を行わずにす
む。
61に巻回されて外周部61を被覆する作業を行う場合
に、配管6の外周部61の形状に沿い、繊維層2の内周
面20で覆うように巻回し、互いに対向する位置の金網
4の突出端部4a、4aを表被材3の外周面31から金
網4を引き離した状態とする(図3参照)。なお、金網
4が突出端部4a、4aに近い領域が接着剤5で仮止め
されている場合には、表被材3を破損することなく、剥
離し、接着剤5による表被材3の外周面31への拘束を
解除した状態とする。
の両端面22a、22a及び表被材3の両端32a、3
2aをそのまま突き合わせ、その境界部O1にテープ8
を貼着したり(図4参照)、あるいは両端面22a、2
2aを内周側に互いに離れる方向に折り曲げて重ね合わ
せ、両端部2a、2a及びその外側の折り曲げ部分3
a、3aを突き合わせる(図5参照)。
いに接近する方向(前記配管6の外周部61への巻回方
向S1、S2)に引っ張ることにより、表被材3及び繊
維層2を締め付けると同時に、金網4に伸縮作用が付与
され、接着剤5による金網4と表被材3との仮止め部分
が表被材2を破損することなく、剥離する。
分は、少なくとも一部あるいは全てが、金網4の巻回方
向S1、S2の引っ張り強さに応じて表被材2を破損す
ることなく、剥離する。
に相当する幅W1方向に伸び、図6に示される状態か
ら、図7に示される状態に孔41形状が変化するととも
に、突出端部4a、4aも突出幅長さw10からw11
に伸び、重ね代が増える。
1、S2に表被材3及び繊維層2を締め付けた状態の金
網4の突出端部4a、4aは、図略の治具により互いに
絡められて連結される。
ランジが形成された立体形状を備える場合であっても、
表被材3及び繊維層2を前記立体形状に沿って充分に絞
り込むことができ、かつそれらに沿いフィットさせた状
態に被覆できる。
ば、配管6の外周部61への巻き付けによる取り付け工
数及び取り付けコストを低減でき、金網4を表被材3の
外周面31に接着した場合であっても、金網4による巻
回方向S1、S2への締め付け時に、表被材3を破損せ
ずにすむ。
の締め付け時に表被材2から接着剤5による表被材3へ
の拘束を強制的に解除し、巻回方向S1、S2へ伸長で
きるため、仮に、繊維層2が巻回方向S1、S2へ超過
した長さとなった場合であっても、図5に示すように巻
回方向S1、S2の両端部2a、2aを内周側に折り曲
げて調整し、その上面に前記金網4の突出端部4a、4
aで覆った状態で連結することにより、前記繊維層2の
超過した長さ分をカットせずにすみ、かつカットするこ
とによる廃材(ゴミ)の発生を阻止でき、材料の無駄が
ない。
材を、巻回方向S1、S2への繊維層2に継ぎ足し、こ
の継ぎ足し領域を含めて、前記金網4の突出端部4a、
4aで覆った状態で連結することにより、無駄なく有効
利用できる。
に際して、繊維層2と表被材3と金網4とを同時に切り
取り必要とするサイズを得るため、従来、繊維層2と金
網4とを別々にそれぞれ行なわれ(2回行なわれ)てい
た切り取り工程及び巻き付け工程が1回ですみ、工数の
低減及びコストを低減できる。
おける金網4として、繊維層2の両端面22a、22a
よりの突出幅長さw10が約10cmの突出端部4a、
4aが形成されている場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、繊維層2の幅Wと同じものを使用で
きる。
a領域の外周面21に対向する金網4部分を表被材3の
外周面31から、表被材3を破損することなく剥離し、
巻回方向S1、S2に引っ張って伸ばし、配管6の外周
部61に巻き付けられた繊維層2及び表被材3を覆った
状態で、前記突出端部4a、4aと同じように重ね合わ
せ、図略の治具により互いに絡めて連結することによっ
て、前記実施例1の場合と同じ効果を得ることができ
る。
の保温カバー1Aは、実施例1の保温カバー1と同様、
予め、生産ラインで長尺状に連続的に製造されロール状
に巻き取られたものを、その長手方向に必要とする長さ
P分、切断し熱媒体Rを流通させる配管6の外周部61
を巻回し、被覆する場合に適用される。
に直交する幅W方向の繊維層2の両端面22a、22a
より突出幅長さw10分、突出する金網4の突出端部4
a、4aとともに、表被材3Aの突出端部3a、3aが
形成されていること以外は実施例1の保温カバー1と同
じ構成である。従って、保温カバー1と同じ構成部分に
は、同じ符号を付し(図9〜図11参照)その説明を省
略する。
1、S2(図9、図10参照)への締め付け時に表被材
2から接着剤5による表被材3Aへの金網4の拘束を強
制的に解除することによって、金網4が巻回方向S1、
S2へ伸長できるため、仮に、繊維層2が巻回方向S
1、S2へ超過した長さとなった場合であっても、実施
例1の場合と同様(図5参照)、巻回方向S1、S2の
両端部2a、2aを内周側に折り曲げて調整し、その上
面に表被材3Aの突出端部3a、3a及び金網4の突出
端部4a、4aで覆った状態で連結することにより、前
記繊維層2の超過した長さ分をカットせずにすみ、かつ
カットすることによる廃材(ゴミ)の発生を阻止でき、
材料の無駄がない。
材を、巻回方向S1、S2への繊維層2に継ぎ足し、こ
の継ぎ足し領域を含めて、表被材3Aの突出端部3a、
3a及び金網4の突出端部4a、4aで覆った状態で連
結することにより、無駄なく有効利用できることや、そ
の他、実施例1の場合と同じ効果を得ることができる。
3の保温カバー1Bは、実施例1の保温カバー1と同
様、予め、生産ラインで長尺状に連続的に製造されロー
ル状に巻き取られたものを、その長手方向に必要とする
長さP分、切断し熱媒体Rを流通させる配管6の外周部
61を巻回し、被覆する場合に適用される。
に直交する幅W方向の繊維層2の両端面22a、22a
の一方より突出幅長さw10分、突出する金網4Bの突
出端部4aとともに、表被材3Bの突出端部3aが形成
されていること以外は実施例1の保温カバー1と同じ構
成である。従って、保温カバー1と同じ構成部分には、
同じ符号を付し(図12、図13参照)その説明を省略
する。
1、S2(図12参照)への締め付け時に表被材2から
接着剤5による表被材3Bへの金網4Bの拘束を強制的
に解除することによって、金網4Bが巻回方向S1、S
2へ伸長できるため、仮に、繊維層2が巻回方向S1、
S2へ超過した長さとなった場合であっても、実施例1
の場合と同様(図5参照)、巻回方向S1、S2の両端
部2a、2aを内周側に折り曲げて調整し、その上面に
表被材3Bの突出端部3a及び金網4Bの突出端部4a
で覆った状態で連結することにより、前記繊維層2の超
過した長さ分をカットせずにすみ、かつカットすること
による廃材(ゴミ)の発生を阻止でき、材料の無駄がな
い。
材を、巻回方向S1、S2への繊維層2に継ぎ足し、こ
の継ぎ足し領域を含めて、表被材3Bの突出端部3a及
び金網4Bの突出端部4aで覆った状態で連結すること
により、無駄なく有効利用できることや、その他、実施
例1の場合と同じ効果を得ることができる。
4の保温カバー1Cは、実施例1の保温カバー1と同
様、予め、生産ラインで長尺状に連続的に製造されロー
ル状に巻き取られたものを、その長手方向に必要とする
長さP分、切断し熱媒体Rを流通させる長尺状の配管6
Aの外周部61aを巻回し、被覆する場合に適用され
る。
サイズ(製造時に長手方向に連続して伸びる長さL、長
手方向に直交する幅W2)が同じ表被材3Cと金網4C
とを用い、実施例1と同じように金網4Cが接着剤5で
表被材3Cの外周面31cに仮止めされており、さら
に、複数個の単位繊維層2Cが表被材3Cの内周面30
c側に配列され、かつ各単位繊維層2C同士が長手方向
に間隙e1介して配列されるとともに、表被材3Cの側
端3e、3e及び金網4Cの側端4e、4eから間隙e
2分、内側に配列された構成としたこと以外は実施例1
の保温カバー1と同じ構成である。従って、保温カバー
1と同じ構成部分には、同じ符号を付し(図14、図1
5参照)その説明を省略する。
にして製造された後、必要に応じて前記長手方向の間隙
e1のほぼ中間で切断され、図15に示すサイズの単位
繊維層2C、表被材3C、金網4Cからなり、単位繊維
層2Cの幅W方向の両端面22a、22aより突出幅長
さw10分、突出する表被材3Aの突出端部3a、3a
及び金網4の突出端部4a、4aと、単位繊維層2Cの
長さP方向の両端面22c、22cより突出幅長さP1
0分、突出する表被材3Aの突出端部3c、3c及び金
網4の突出端部4c、4cと、が形成されている。
1、S2(図14参照)への締め付け時に表被材2から
接着剤5による表被材3Cへの金網4Cの拘束を強制的
に解除することによって、金網4Cが巻回方向S1、S
2へ伸長できるため、仮に、単位繊維層2Cが巻回方向
S1、S2へ超過した長さとなった場合であっても、実
施例1の場合と同様(図5参照)、巻回方向S1、S2
の両端部2a、2aを内周側に折り曲げて調整し、その
上面に表被材3Cの突出端部3a、3a及び金網4Cの
突出端部4a、4aで覆った状態で連結することによ
り、単位繊維層2Cがの超過した長さ分をカットせずに
すみ、かつカットすることによる廃材(ゴミ)の発生を
阻止でき、材料の無駄がない。
端面22c、22cより突出幅長さP10分、突出する
表被材3Aの突出端部3c、3c及び金網4の突出端部
4c、4cと、が形成されているため、長尺状の配管6
Aの外周部61aに他の繊維層2あるいは単位繊維層2
Cを被覆する場合には、表被材3Aの突出端部3c、3
c及び金網4の突出端部4c、4cとで覆うようにして
巻回することができ、かつ作業性に優れる。その他、実
施例1の場合と同じ効果を得ることができる。
時に、繊維層の外周面に一体的に接合された表被材の外
周面に配置されたネットは、部分的に引っ張り伸縮させ
ることにより伸縮した部分が剥離可能となるように、表
被材の外周面に予め仮止めされている。
る被覆対象部材の外周部を包むように巻回して被覆し装
着する場合、使用現場において、必要分のサイズ(必要
とする長さ分、あるいは前記長さ分と幅分)に、繊維層
と表被材とネットとの3つの部材を同時に切断された
後、繊維層を内側としかつ前記3つの部材で被覆対象部
材の外周部に巻回し被覆状態とする。
みで、ネットと表被材との仮止め部分が表被材を破損す
ることなく剥離し、繊維層及び表被材を被覆対象部材の
外周部の種々の立体形状に沿わせて絞り込み変形し、前
記外周部にフィトした状態に被覆することができる。
において繊維層とは別に金網を所定のサイズに切り取る
作業工程と、切り取り後の金網を配管の外周部に巻回し
被覆する作業工程との2工程を施さずにすむ。
覆対象部材への巻き付けによる取り付け工数及び取り付
けコストを低減でき、ネットを表被材の外周面に接着し
た場合であっても、ネットによる巻回方向への締め付け
時に、表被材を破損せずにすみ、ゴミを発生することが
ない、などの効果が得られる。
図。
の配管を示す断面図。
途中状態を示す断面図。
例の一つを示す断面図。
例の他の一つを示す断面図。
面図。
た状態を展開して示す平面図。
図。
ての配管を示す断面図。
平面図。
図。
平面図。
図。
平面図。
着剤
Claims (5)
- 【請求項1】所定厚さの繊維層と該繊維層の外周面に一
体的に接合された表被材と該表被材の外周面を被覆する
ように配置されたネットとを備え、被覆対象部材の外周
部に巻回されて該外周部を被覆し該被覆対象部材を保温
する保温カバーであって、 該表被材と該ネットとは、該ネットを部分的に引っ張り
伸縮させることにより伸縮した部分が剥離可能となるよ
うに、仮止めされていることを特徴とする保温カバー。 - 【請求項2】前記ネットは、長手方向及び幅方向の少な
くとも一方の側端が前記表被材の側端より突出している
請求項1記載の保温カバー。 - 【請求項3】前記表被材は、長手方向及び幅方向の少な
くとも一方の側端が前記繊維層の側端より突出している
請求項1記載の保温カバー。 - 【請求項4】前記ネット及び前記表被材は、長手方向及
び幅方向の少なくとも一方の側端が前記繊維層の側端よ
り突出している請求項1記載の保温カバー。 - 【請求項5】前記繊維層間隙を介して長手方向に配列さ
れた複数個の単位繊維層で構成されている請求項1記載
の保温カバー。
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