JP2000343113A - 板厚圧下プレス用のループ保熱設備 - Google Patents

板厚圧下プレス用のループ保熱設備

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JP2000343113A
JP2000343113A JP11154600A JP15460099A JP2000343113A JP 2000343113 A JP2000343113 A JP 2000343113A JP 11154600 A JP11154600 A JP 11154600A JP 15460099 A JP15460099 A JP 15460099A JP 2000343113 A JP2000343113 A JP 2000343113A
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肇 石井
Masao Mikami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ループを形成し搬送中にループ設備内での放
熱を防止でき、保熱容積を小さくし、保熱効果を向上さ
せて省エネルギー化を図ることができる板厚圧下プレス
用のループ保熱設備を提供する。 【解決手段】 連続鋳造されたスラブを上下一対の金型
を用いて所定の板厚スラブに成形する板厚圧下プレス3
3と、該板厚圧下プレスの下流側に配置されて板厚スラ
ブを連続して圧延し所定厚さの圧延材とする仕上圧延機
群34との間に配置された昇降自在なループ形成装置3
7を備える。このループ形成装置は、搬送並びにループ
形成中の板厚スラブを保熱ための昇降可能又は固定の保
熱カバー35,61と保熱装置36を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造設備から
製造され板厚圧下プレスで板厚圧下し搬出された板厚ス
ラブを、ループ成形中に保熱し搬送可能な板厚圧下プレ
ス用のループ保熱設備に関する。
【0002】近年、連続鋳造設備で鋳造したスラブの上
流側での板厚圧下を粗圧延機群によらず、板厚圧下プレ
スで行なうものが創案され開示されている(例えば、特
開昭61−235002号)。なお、本出願において、
板厚スラブとはプレス成形後のスラブをいう。
【0003】このスラブ成形装置1は、図4に模式図に
示すように、図示しない連続鋳造装置で製造されたスラ
ブ2を、上下一対で夫々圧延ラインPに向かって傾斜部
とそれに連続する平行部を有してスラブ2を所定の板厚
に高圧下する金型3を保持したプレス4と、プレス4の
板厚圧下で生じたスラブ幅端部の形状不良を矯正する溝
付ロール5を有するエッジャー6と、更にその下流に上
下一対の作業ロール7を有する水平圧延機8とから構成
されている。この構成により、プレスでスラブを高圧下
できるので圧延に比べ大きな圧下量が得られるので、プ
レス1台で粗圧延機を5〜6台分を削減できるので、設
備コストの低減と圧延ラインの短縮化等ができる。
【0004】しかし、図4の場合、プレス4での板厚圧
下時の成形速度と、圧延機8での圧延速度、及びその間
の搬送速度が異なるために搬送中のスラブ2を滞留させ
ながら装置間の夫々の速度を調整するための装置(例え
ばループ装置)が設けられていない。このため、調整作
業に手間取るため生産性が低下し、また搬送速度を早く
できないために温度低下を招き高品質の圧延材を得るこ
とができないという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、本願出
願人は特願平10−166545号「熱間圧延方法及び
設備」(出願日:平成10年6月15日、未公開)にお
いて、上記プレスと圧延機間にループ装置を配置した圧
延ラインを出願している。
【0006】この熱間圧延設備10は、図5に模式図に
示すように、連続鋳造機11で鋳造されたスラブ12
を、スラブ保加熱炉13で保加熱し、幅圧下プレス14
で所定量に幅圧下し、更に板厚圧下プレス15で所定量
に板厚圧下し、ループ装置16で必要量にわたり滞留さ
せ、縦型圧延機17で幅規制し、仕上圧延機群18で最
終製品の板厚の圧延材19を圧延成形し、ピンチロール
20を介して巻取機21でコイル状に巻取るように圧延
ラインPを構成している。このように圧延ラインP中に
ループ装置16を配置し、上流側の板厚圧下プレス15
での板厚成形速度と下流側の仕上圧延機群18での圧延
成形速度の相違と、更に搬送速度の相違を必要量のルー
プ形状を形成し滞留するループ装置16により調整し
て、これらの速度差を容易に解消し連続的に高速で、圧
延材を製造できる。
【0007】しかし、図5に示すループ装置は、ループ
形状を搬送される板厚スラブの自重で作らせる方式とし
ているため、ループを形成するには相当長いスペースを
必要とし例えば、弾性変形内で板厚の厚いスラブのルー
プ形状を形成するには10数M以上の長さが必要とさ
れ、圧延ラインPが延長するという問題点があった。更
に、それ以上に問題なのは、図5の場合に板厚圧下プレ
スから搬出された板厚スラブは、このルーパ装置の相当
距離の長い装置内で、何等保熱の対策が施されず放熱状
態で自重によりループを形成し搬送しているために、か
なり温度低下して仕上圧延機群に搬入される。この温度
低下の影響により最終製品厚さの圧延成形に必要な仕上
圧延機群での入口温度が確保できなので、高品質の圧延
材が製造できなくなるという問題点がある。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ル
ープを形成し搬送中にループ設備内での放熱を防止で
き、保熱容積を小さくし、保熱効果を向上させて省エネ
ルギー化を図ることができる板厚圧下プレス用のループ
保熱設備を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、連続鋳
造されたスラブを上下一対の金型を用いて所定の板厚に
成形する板厚圧下プレス(33)と、該板厚圧下プレス
の下流側に配置されて板厚スラブを連続して圧延し所定
厚さの圧延材とする仕上圧延機群(34)との間に配置
された昇降自在なループ形成装置(37)を備え、該ル
ープ形成装置は、搬送並びにループ形成中の板厚スラブ
を保熱ための昇降可能又は固定の保熱カバー(35,6
1)と保熱装置(36)を有する、ことを特徴とする板
厚圧下プレス用のループ保加熱設備が提供される。
【0010】上記本発明の構成によれば、板厚圧下プレ
スと仕上圧延機群との長い間隔に昇降可能又は固定の保
熱カバーと保熱装置を設けたので、板厚圧下プレスで板
厚圧下された板厚スラブを覆って、搬送中並びにループ
形成中の放熱を防止してかつ積極的に抑制できる。これ
により、適正温度を維持した板厚スラブを仕上圧延機群
に搬入することができるので、良質の最終製品の圧延材
を圧延成形することが可能となる。
【0011】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
ループ形成装置(37)は、搬送中の板厚スラブの搬送
かつ形成ループを支持する回転自在な搬送ローラを配置
したループテーブル(41)と、ループテーブルの搬送
ローラ間に取付けた保熱装置の保熱バーナー(42)
と、搬送かつループ中の板厚スラブに保熱バーナーで保
熱させながらループテーブルを昇降自在に支持する油圧
シリンダ(43)と、からなる。
【0012】この構成により、下から油圧シリンダで昇
降自在に支持された回転自在な複数(本図では5本)の
搬送ローラを配置したので、通常の通板パスラインXと
して板厚スラブを載置して容易に下流側に搬送できる。
更にループ形状の形成時は、板厚スラブの下降速度及び
適正な間隔を保持させながら、搬送ローラ間に取付けた
保熱装置である複数(本図では2本)の保熱バーナーで
高温の火炎を板厚スラブの下面に連続に照射しながらル
ープテーブルを下降させることができる。また、雰囲気
温度に合わせて保熱バーナーを調整することができるの
で、常に最適な保熱状態を維持することができる。この
ように積極的に保加熱することができるので、仕上圧延
機群へ適正な入側温度を確保した板厚スラブを搬送でき
る。
【0013】更に、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、前記昇降可能な保熱カバー(35)は、昇降自在な
ループテーブル(41)に取付られかつ圧延ラインに対
して前後面が搬送中の板厚スラブと干渉しない開口を有
した筒体と、ループピットに取付けた遮熱カバー(5
2)である。この構成により、前後面が圧延ライン方向
に板厚スラブの幅長と干渉しない大きさに開口した形状
の筒体の保熱カバーを昇降自在なループテーブルの上部
に、かつ遮熱カバーをループピットに取付けて一体化さ
せたので、板厚スラブのループ形状の形成に同調して昇
降できるので、保熱容積を小さくして設備コストの低減
を図ると共に、保熱効果を向上して省エネルギー化も可
能にできる。更に、ループピットに断熱材質の遮熱カバ
ーを取付けたので、保熱バーナーによる油圧シリンダへ
の熱影響を防ぐことができるので、メンテナンス作業を
減少させることができる。
【0014】更に、別の本発明の好ましい実施形態によ
れば、前記固定の保熱カバー(61)は、ループテーブ
ル(41)の上方に固定配置され前後面が開口した略コ
の字形状で、かつ搬送中の板厚スラブと干渉しない幅長
を有し、固定遮熱カバーに搭載された囲体と、ループテ
ーブルと油圧シリンダとの間に配置されループピットに
固定された遮熱カバー(64,64’)である。この構
成により、固定式の遮熱カバーは、前後面が圧延ライン
方向に板厚スラブの幅長さと干渉しない大きさの開口と
下面が開口した略コの字形状を有している。その遮熱カ
バーは、ループ形状の形成の開始作動と通板パスライン
Xに戻す作動を担うループテーブルの前後面装置で、後
述する第1ピンチロール及び第2ピンチロールの側面に
取付られ。このようにしたので、前記の昇降可能の保熱
カバーに比べ多少の保熱効果は減少し、また保熱容積も
大きくはなるが、板厚スラブの搬送中及びループ形状の
形成時の放熱を抑制することができる。更に、ループテ
ーブルと油圧シリンダとの間に固定された断熱材質の遮
熱カバーを配置したので、保熱バーナーによる油圧シリ
ンダへの熱影響を防ぐことができる。また、この固定式
の遮熱カバーを前記と同様にループピットに一体的に取
付て昇降可能すれば、固定式の遮熱カバーに比べ、保熱
容積を減少できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。図1は、本発明の板厚圧下プレス用のループ保熱設
備の第1の実施形態を示す全体構成図であり、図2は図
1のA部拡大図である。この図に示すように、本発明の
板厚圧下プレス用のループ保熱設備30は、連続鋳造さ
れたスラブ31を、上下一対の金型32を用いて所定の
板厚スラブ31に成形する板厚圧下プレス33と、該板
厚圧下プレス33の下流側に配置されて板厚スラブ31
を連続して圧延し製品厚さの圧延材31´とする仕上圧
延機群(5〜6台)34と、板厚圧下プレス33と仕上
圧延機群34との間に配置されて搬送並びにループ形成
中の板厚スラブ31に保熱ための昇降可能な保熱カバー
35を有しかつ保熱装置36を取付けて昇降自在なルー
プ成形装置37とを備えている。このような配置で、板
厚圧下プレスと仕上圧延機群との長い間隔に昇降可能な
保熱カバーと保熱装置を設けたので、板厚圧下プレスで
板厚圧下された板厚スラブを覆って、搬送中並びにルー
プ形成中の放熱を防止し、かつ積極的に抑制することが
できる。従って、適正温度を維持した板厚スラブを仕上
圧延機群に搬入することができるので、良質の最終製品
の圧延材を圧延成形することが可能となる。
【0016】また、ループ形成装置37は、点線で示す
ように圧延ラインPを形成して板厚スラブ31を搬送す
る通板パスラインXを構成し、かつ実線で示すループ形
成時には板厚スラブ31の下面を支持する回転自在な複
数(本図では5本)の搬送ローラ40を上面に配置した
ループテーブル41と、ループテーブル41の搬送ロー
ラ間に取付けた保熱装置36を形成し図示しない熱源に
接続され火炎44を調整可能な複数(本図では2箇)の
保熱バーナー42と、搬送かつループ中の板厚スラブ3
1に保熱バーナー42で保熱させながらループテーブル
41の下面を昇降自在に支持する、ピット38内の床面
39に取付けた油圧シリンダ43とからなる。このよう
に回転自在な搬送ローラを配置し、更に油圧シリンダで
昇降自在に支持されたループテーブルとしたので、通常
の通板パスラインXでの使用時には、板厚スラブを載置
して容易に下流側に搬送できる。またループ形状の形成
の場合には、板厚スラブの下降速度及び適正な間隔を保
持させながら、搬送ローラ間に取付けた複数の保熱バー
ナーの火炎を板厚スラブの下面に連続的に照射させなが
らループテーブルを下降させることができる。更に、雰
囲気温度に合わせて保熱バーナーの温度を調整すること
ができるので、常時最適な保熱状態を維持することがで
きる。このように積極的に保加熱することにより、仕上
圧延機群への板厚スラブの仕上入側温度を最適状態で確
保できる。
【0017】また、図1に示すように、ループ形成装置
37は、ループテーブル41の前面装置として回転自在
でかつ昇降又は圧延ライン方向にオフセットする一対の
上下ロール45、46を有し、通常の通板時には板厚ス
ラブ31を下流側に搬送し、かつループ形状の形成の開
始作動を担う第1ピンチロール47を配置している。同
様にループテーブル41の後面装置として回転自在でか
つ昇降又は圧延ライン方向にオフセットする一対の上下
ロール48、49を有し、通常の通板時には板厚スラブ
31を仕上圧延機群34に搬送し、かつループ形成中の
板厚スラブ31を通板パスラインXに戻す作動を担う第
2ピンチロール50が配置されている。更に、第2ピン
チロール50の下流側には、通板パスラインXに戻す際
に飛び跳ねる板厚スラブ31を、仕上圧延機群34に円
滑に搬入させる抑えロール51が配置されている。この
ようなループテーブル41の前後面装置を配置したの
で、ループの形成が容易かつ迅速にできる。
【0018】また、保熱カバー35は、圧延ラインPに
対して前後面が搬送中(点線)及びループ形状形成中
(実線)の板厚スラブ31と干渉しない開口を設けて、
ループテーブル41と略同じ長さと幅を有した筒体でル
ープテーブル41に一体的に取付られ、ループテーブル
41と共に昇降自在となっている。更に、ループピット
には、断熱材質の遮熱カバー52が一体的に取付けら
れ、ループテーブル41と共に昇降自在となっている。
このように、ループテーブルの上部に前後面が圧延ライ
ン方向に板厚スラブの幅長と干渉しない大きさに開口し
た筒体形状の保熱カバーと、かつループピットに遮熱カ
バーを一体的に取付けたので、板厚スラブのループ形状
の形成に同調させて昇降するので、保熱容積を小さくし
て設備コストの低減を図ると共に、保熱効果を向上して
省エネルギー化も可能にできる。更に、ループピットに
断熱材質の遮熱カバーを取付けたので、保熱バーナーに
よる油圧シリンダへの熱影響を防ぐことができるので、
メンテナンス作業を減少させることができる。
【0019】次に、図1の板厚圧下プレス用のループ保
熱設備30を使用して本発明の板厚圧下プレス用のルー
プ保熱方法を説明する。上述の板厚圧下プレス33と、
仕上圧延機群34と、板厚圧下プレス33と仕上圧延機
群34との間に配置されて搬送並びにループ形成中の板
厚スラブ31に保熱ための昇降可能な保熱カバー35を
有しかつ保熱バーナー42を取付け油圧シリンダ43で
昇降自在に支持されたループテーブル41からなるルー
プ形成装置37と、を備え、板厚圧下プレス33から搬
出された板厚スラブ31を、ループ成形装置37内で搬
送中又はループ形成中に保熱させながら仕上圧延機群3
4に搬入させる。従って、ループを形成し搬送中にルー
プ設備内での放熱を防止し積極的に抑制できる。また、
保熱容積を小さくして保熱効果を向上させて省エネルギ
ー化を図ることができる。更に、適正温度を維持した板
厚スラブを仕上圧延機群に搬入することができるので、
良質の最終製品の圧延材を圧延成形することが可能とな
る。
【0020】図3は、本発明による板厚圧下プレス用の
ループ保熱設備の第2の実施形態を示す全体構成図であ
る。この図に示すように、本発明の板厚圧下プレス用の
ループ保熱設備60は、前記第1の実施形態の昇降可能
な保熱カバー35を固定式に、更に同じく昇降可能な遮
熱カバー52を固定式又はループテーブル41に一体的
に取付て昇降可能にしたものである。
【0021】図3に示すように、保熱カバー61は、ル
ープテーブル41の上方に固定配置され前後面が圧延ラ
インP方向に板厚スラブ31の幅長さと干渉しない大き
さの開口と下面が開口した略コの字形状を有する囲体6
2で形成されている。更に、保熱カバー61は、ループ
テーブル41の前後面装置である前述の第1ピンチロー
ル47及び第2ピンチロール50の各側面にボルト類の
締結体63で一体的に取付られて固定されている。従っ
て、前記の昇降可能の保熱カバーに比べて保熱効果は減
少し、また保熱容積も大きくはなるが、板厚スラブの搬
送中及びループ形状の成形時の放熱を抑制することがで
きる。
【0022】更に、断熱材質の遮熱カバー64は、ルー
プテーブル41と油圧シリンダ43との間でピット38
の壁面65に、油圧シリンダ43のロッド66を昇降可
能にさせて固定状態に配置されている。このように、固
定された断熱材質の遮熱カバー64をループテーブルと
油圧シリンダ間に設けたので、保熱バーナー42による
油圧シリンダへの熱影響を防ぐことができる。また、こ
の固定式の遮熱カバー64の代わりに前記と同様に図4
の一点鎖線で示すように、ループピットに一体的に取付
けて昇降可能な遮熱カバー64´とすれば、固定式の遮
熱カバー64に比べて、保熱容積を減少させることがで
きる。
【0023】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明の板厚圧下プレ
ス用のループ保熱設備は、ループを形成し搬送中にルー
プ設備内での放熱を防止でき、保熱容積を小さくし、保
熱効果を向上させて省エネルギー化を図ることができ
る、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板厚圧下プレス用のループ保熱設備の
第1の実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】本発明の板厚圧下プレス用のループ保熱設備の
第2の実施形態を示す全体構成図である。
【図4】従来のスラブ成形装置の模式図である。
【図5】本発明のループ保熱装置の熱間圧延設備配置を
示す模式図である。
【符号の説明】
1 スラブ成形装置 2、12、31 スラブ(板厚スラブ) 3、32 金型 4 プレス 5 溝付ロール 6 エッジャー 7 作業ロール 8 水平圧延機 10 熱間圧延設備 11 連続鋳造機 13 スラブ保加熱炉 14 幅圧下プレス 15、33 板厚圧下プレス 16 ループ装置 17 縦型圧延機 18、34 仕上圧延機群 19、31´ 圧延材 20 ピンチロール 21 巻取機 30、60 ループ保熱設備 35、61 保熱カバー 36 保熱装置 37 ループ形成装置 38 ピット 39 床面 40 搬送ローラ 41 ループテーブル 42 保熱バーナー 43 油圧シリンダ 44 火炎 45、48 上ロール 46、49 下ロール 47 第1ピンチロール 50 第2ピンチロール 51 抑えロール 52、64、64´ 遮熱カバー 62 囲体 63 締結体 65 壁面 66 ロッド P 圧延ライン X 通板パスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩波 紀夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 井出 賢一 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 石井 肇 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 三上 昌夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社機械・プラント開 発センター内 (72)発明者 西井 崇 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社機械・プラント開 発センター内 (72)発明者 村田 早登史 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4E004 MC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造されたスラブを上下一対の金型
    を用いて所定の板厚に成形する板厚圧下プレス(33)
    と、該板厚圧下プレスの下流側に配置されて板厚スラブ
    を連続して圧延し所定厚さの圧延材とする仕上圧延機群
    (34)との間に配置された昇降自在なループ形成装置
    (37)を備え、該ループ形成装置は、搬送並びにルー
    プ形成中の板厚スラブを保熱ための昇降可能又は固定の
    保熱カバー(35,61)と保熱装置(36)を有す
    る、ことを特徴とする板厚圧下プレス用のループ保加熱
    設備。
  2. 【請求項2】 前記ループ形成装置(37)は、搬送中
    の板厚スラブの搬送かつ形成ループを支持する回転自在
    な搬送ローラを配置したループテーブル(41)と、ル
    ープテーブルの搬送ローラ間に取付けた保熱装置の保熱
    バーナー(42)と、搬送かつループ中の板厚スラブに
    保熱バーナーで保熱させながらループテーブルを昇降自
    在に支持する油圧シリンダ(43)と、からなることを
    特徴とする請求項1に記載の板厚圧下プレス用のループ
    保加熱設備。
  3. 【請求項3】 前記昇降可能な保熱カバー(35)は、
    昇降自在なループテーブル(41)に取付られかつ圧延
    ラインに対して前後面が搬送中の板厚スラブと干渉しな
    い開口を有した筒体と、ループピットに取付けた遮熱カ
    バー(52)である、ことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の板厚圧下プレス用のループ保加熱設備。
  4. 【請求項4】 前記固定の保熱カバー(61)は、ルー
    プテーブル(41)の上方に固定配置され前後面が開口
    した略コの字形状で、かつ搬送中の板厚スラブと干渉し
    ない幅長を有し、固定遮熱カバーに搭載された囲体と、
    ループテーブルと油圧シリンダとの間に配置されループ
    ピットに固定された遮熱カバー(64,64’)であ
    る、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の板厚圧下
    プレス用のループ保加熱設備。
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