JP2000342332A - 入れ墨用の刺針 - Google Patents

入れ墨用の刺針

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JP2000342332A
JP2000342332A JP2000226988A JP2000226988A JP2000342332A JP 2000342332 A JP2000342332 A JP 2000342332A JP 2000226988 A JP2000226988 A JP 2000226988A JP 2000226988 A JP2000226988 A JP 2000226988A JP 2000342332 A JP2000342332 A JP 2000342332A
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needles
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tattoo
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Yu Sakamoto
祐 坂元
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    • A61M37/00Other apparatus for introducing media into the body; Percutany, i.e. introducing medicines into the body by diffusion through the skin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 進退するロッドへの着脱を容易とした複数本
の針からなる入れ墨用の刺針を提供する。また、作業性
が高いと共に、染色液の注入後の発色性が高く、刺針を
刺し込んだ際の痛みが小さい入れ墨用の刺針を提供す
る。 【解決手段】 束ねた複数本の針1からなる刺針Aの基
端側を半田2によって一体的に接合すると共に、同接合
部分をロッド接合部3とした。また、刺針Aを構成する
針1を、部分的に突出させたり、千鳥格子状に組んだり
して束ねると共に、針1の形状を、屈曲もしくは傾倒し
た形状とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入れ墨の際に使用
する針に関するものであり、特に、複数本の針を束ねて
使用することにより、作業効率を向上させることができ
る入れ墨用の刺針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入れ墨を行う際には、皮下に染色
液を注し込む刺針を適当な棒の先に取り付け、同刺針の
針先に染色液を付けて所用の位置を刺針で刺し、皮下に
染色液を注入することによって行っている。最近では電
気的に進退させるようにしたロッドの先端に刺針を取り
付けることにより、刺針の刺し込み作業の作業性を向上
させ、短時間で作業できるようにしている。
【0003】通常、刺針は1本の針である場合がほとん
どであるが、大きな領域を塗りつぶす場合には、図11
に示すように、針先を揃えて複数本の針100を横一列に
並べて適当な棒300の先、または、ロッドの先に取り付
け、一度に複数の針100を刺すことができるようにして
作業効率を高めることができるようにしている。図中、
200は刺針aを棒300に固定するための紐である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
複数本の針を横一列に並べた刺針を使用する場合には、
同刺針の確実な固定が困難であって、取り付け作業が非
常に繁雑なものとなっていた。
【0005】特に、昨今では、衛生上の問題から刺針は
使い捨てとされており、頻繁に刺針の取り替え作業を行
わなければならず、刺針の簡単な脱着方法が望まれてい
た。
【0006】本発明では、進退するロッドへの着脱を容
易とした刺針を提供すると共に、刺針の形態を工夫する
ことによってさらに作業性を高め、そのうえ、染色液の
注入後の発色性を高めたり、刺針を刺し込んだ際の痛み
を小さくしたりすることができる入れ墨用の刺針を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、束ねた複数本
の針からなる刺針の基端側を半田によって一体的に接合
すると共に、同接合部分をロッド接合部としていること
を特徴とする入れ墨用の刺針を提供するものである。
【0008】また、本発明は、下記の特徴も有する。 (1)針先を全て揃えて束ねたこと。 (2)針先を進退方向に互いにずらして束ねたこと。 (3)針先を全て揃えながら横一列に並べると共に、針
先部分を屈曲させて拡開状とした拡開先端部を形成して
いること。 (4)針先を全て揃えながら横一列に並べると共に、隣
り合う針の針先を互いに前後に傾倒させ、千鳥状に針先
を配設したこと。 (5)横一列に並べた針のうち中央寄りの針を漸次突出
させることにより中央部を突出させ、針先を略円弧状の
軌跡上に位置させたこと。 (6)横一列に並べた針のうち中央寄りの針を漸次突出
させることにより中央部を突出させ、針先を略円弧状の
軌跡上に位置させると共に、隣り合う針の針先を互いに
前後に傾倒させたこと。 (7)針先を全て揃えながら横一列に並べて第1刺針を
形成し、同じく針先を全て揃えながら横一列に並べて第
2刺針を形成し、第2刺針の針先を第1刺針の針先より
も後退させながら第2刺針を第1刺針に重合させたこ
と。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、複数本の針からなる入
れ墨用の刺針において、同刺針の複数本の針を一体的に
接合する手段として半田を用いたものである。また、接
合部分は刺針の基端側であるが、この接合部分はロッド
接合部にもなっており、同ロッド接合部で刺針とロッド
とを半田によって接合するようにしている。
【0010】従って、刺針を確実且つ強固にロッドに固
定することができると共に、刺針のロッドへの着脱を容
易にすることができる。
【0011】また、刺針を形成する複数本の針を束ねる
際に、以下に述べる実施例のように調整することによっ
て、入れ墨作業の効率をさらに良くすると共に、染色液
の注入後の発色性を高めたり、刺針を刺し込んだ際の痛
みを小さくしたりすることができる。以下において、図
面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明にかかる入れ墨用の刺針Aを
電動入れ墨機Bに取り付けた状態を示すものである。
【0013】電動入れ墨機Bは、中空円筒状としたグリ
ップ軸20の後端にロッド揺動部21を配設しており、同ロ
ッド揺動部21の揺動体24の先端に設けた係止ピン23に、
グリップ軸20に貫入させたロッド22の後端を係止させる
ことによりロッド22を進退揺動可能とし、同ロッド22の
先端に刺針Aを着設して使用するようにしている。
【0014】すなわち、ロッド揺動部21には、交流電源
(図示せず)からの交流電圧の印加によって磁力を断続
的に生起する電磁石25を設けており、その断続的に生起
される磁力によって、弾性板26によって付勢された揺動
体24を断続的に吸引することにより、揺動体24を揺動さ
せるようにしている。
【0015】図1中、符号27は略L字状とした電磁石支
持体であり、同電磁石支持体27の前方部にグリップ軸連
結体28を配設し、固定ねじ29によってロッド揺動部21を
グリップ軸20に着脱できるようにしている。
【0016】また、電磁石支持体27の後端に弾性板26の
一端を取着し、さらに、電磁石支持体27に取着した調整
ピン支持アーム30に進退自在に配設した調整ピン31によ
って弾性板26の他端を押止することにより、静止状態で
の揺動体24の位置を調整し、ロッド22の進退揺動の揺動
量を調整することができるようにしている。
【0017】調整ピン31は、調整ピン支持アーム30に突
設した調整ピン保持突起に螺入させることによって支持
されており、同調整ピン31を回転させることによって弾
性板26の押止位置を調整するようにしている。
【0018】また、図1中、符号32は、揺動体24の進退
揺動にともなってロッド22に生じるブレを抑制するため
の輪ゴムからなるブレ抑制体である。
【0019】グリップ軸20の把持部分にはゴムなどの弾
性材料からなるグリップ33を設けて、電動入れ墨機Bを
長時間、安定して把持し、作業を行うことができるよう
にしている。
【0020】ロッド22の先端に取着される刺針Aは、図
2に示すように、予め複数本の針1の基端側を半田2に
よって一体に接合しており、この接合部分をロッド接合
部3とし、ロッド22の先端に取り付けられるようにして
いる。
【0021】刺針Aをロッド22に取り付ける場合は、ロ
ッド22の先端に刺針Aのロッド接合部3を重ね、同ロッ
ド接合部3を加熱することによってロッド接合部3の半
田2を溶融させ、その溶融した半田2によって刺針Aを
ロッド22に接合している。
【0022】なお、刺針Aとロッド22との接合のために
用いる半田2として、刺針Aの基端側に既に配設してい
る半田2を流用するのではなく、接合の際に、予めロッ
ド22の先端にクリーム半田などを塗布しておき、その
後、加熱して接合するようにしても良い。
【0023】逆に、刺針Aをロッド22にから取り外す場
合には、刺針Aのロッド接合部3とロッド22を加熱し
て、両者を接合している半田2を溶かすことによって、
簡単にロッド22から刺針Aを取り外すことができる。
【0024】このように、刺針Aとロッド22との接合を
半田2によって行うことによって、電動式入れ墨機Bの
ロッド22に確実且つ強固に刺針Aを固定することができ
ると共に、ロッド22と刺針Aの脱着を簡単に行うことが
できる。
【0025】なお、上記実施例では、電動式入れ墨機B
のロッド22に刺針Aを接合する場合について説明した
が、これに限らず、例えば、金属製の適当な棒の先に本
発明にかかる刺針Aを接合して使用することもできる。
【0026】次に、上記したようにロッド22への着脱を
容易にした刺針Aの形状について実施例を説明する。
【0027】(第1実施例)図2(a)は、第1実施例の
刺針A1の正面図、図2(b)は同横断面図である。本実施
例の刺針A1は、複数の針1の針先を全て揃えてランダム
に束ね、束ねた針1の基端側を半田2で接合して一体化
している。
【0028】このように、刺針A1の針先を全て揃えてい
るので、針先の位置を調整する必要がなく短時間で形成
することができると共に、皮膚に均一に針1が刺さり、
むらなく染色をすることができる。また、針1をランダ
ムに束ねているので、図2(b)に示す横断面図からも分
かるとおり、針1と針1との間隙が大きくなり、針先間
に多くの染色液を溜めることができる。従って、広い面
積を塗りつぶすときに良好に用いることができる。
【0029】(第2実施例)図3(a)は、第2実施例の
刺針A2の正面図、図3(b)は同横断面図である。本実施
例の刺針A2は、三本の針1からなる刺針A2の針先を全て
揃え、図3(b)に示すように、各々の針1が他の二本の
針1と接するように構成すると共に、束ねた針1の基端
側を半田2で接合して一体化している。
【0030】従って、刺針A2の針先部分の空間に染色液
を溜めることができ、刺針A2への墨継ぎ回数を減らすこ
とができるので、細い線及び曲線等の描画を効率よく行
うことができる。
【0031】また、図2の刺針A1と同様、刺針A2は針先
が全て揃っているため、針先の位置を調整する必要がな
く短時間で形成することができると共に、皮膚に均一に
各針1が刺さり、むらなく染色をすることができる。
【0032】なお、図3の刺針A2の周りに、さらに二
重、三重に針1を配設して針1の数を増やし、太い線の
描画を効率よく行うことができるようにしてもよい。
【0033】(第3実施例)図4(a)は、第3実施例の
刺針A3の正面図、図4(b)は同横断面図である。本実施
例の刺針A3は、合計五本の針1のうち三本の針1を針先
を揃えて横一列に並べ、その針1と針1との間の窪み
に、残り二本の針1を最初の三本と針先を揃えてはめ込
み、五本の針1を千鳥格子状に組んでいる。また、束ね
た五本の針1の基端側は半田2で接合して一体化してい
る。
【0034】従って、刺針A3の針先部分の空間に染色液
を溜めることができ、刺針A3への墨継ぎ回数を減らすこ
とができるので、細い線及び曲線等の描画を効率よく行
うことができる。特に、本実施例の刺針A3は図3の刺針
A2よりも針1の数を増やしており、一回の刺衝で一定の
長さの線を描くことができるので、直線の描画を効率よ
く行うことができる。
【0035】また、図2、図3の刺針A1,A2と同様、刺
針A3は針先が全て揃っているため、針先の位置を調節を
する必要がなく短時間で形成することができると共に、
皮膚に均一に針1が刺さり、むらなく染色をすることが
できる。
【0036】なお、本実施例では五本の針1から刺針A3
を形成しているが、針1の本数を用途に合わせて縦横方
向に増減して千鳥格子状に並べ、良好に線や面を描くこ
とができるようにしても良い。また、針1を千鳥格子状
に組むのではなく、並列させてもよい。
【0037】(第4実施例)図5(a)は、第4実施例の
刺針A4の正面図、図5(b)は同横断面図である。本実施
例では三本の針1を用いており、一本の針1を他の二本
の針1より突出させて、刺針A4を構成する三本の針1の
針先が進退方向に対して互いにずれるようにすると共
に、各々の針1が他の二本の針1と接するように束ねて
いる。また、束ねた針1の基端側は、半田2で接合して
一体化している。
【0038】このような構造とすることによって三本の
針1の針先の間に染色液を溜めることができるので、発
色が良く、一回の針先への墨継ぎで長時間にわたって入
れ墨作業を継続することができ、作業効率を上げること
ができる。
【0039】また、実質的に突出した針1のみ皮膚に刺
さるようにしているので、一本の針1で細かい描画を行
うことができると共に、従来の一本からなる刺針と違っ
て、突出した針1を他の針1で支持しているため、刺針
A4を壊れにくくすることができ、しかも、針1を皮膚に
刺した際に針1にぶれが生じることがなく、痛みを和ら
げることができる。
【0040】(第5実施例)図6は、第5実施例の刺針
A5の正面図である。本実施例の刺針A5は、五本の針1の
針先を全て揃えながら横一列に並べると共に、針先部分
を屈曲させることにより拡開状とした拡開先端部を形成
し、九本の針1を横一列に並べたときとほぼ同じ幅に形
成している。また、五本の針1の基端側は、半田2で接
合して一体化している。
【0041】従って、針1と針1との間隙が大きくな
り、この針先間の間隙に染色液を溜めることができると
共に、少数の針1にもかかわらず、一回の刺衝で広範囲
の皮膚に染色液を注入できる。
【0042】通常、刺針Aは、衛生面を考慮して使い捨
てとされているので、少数の針1からなる刺針A5で広範
囲に入れ墨を行うことができることによって、刺針A5に
かかる費用を下げることができ、安価にもかかわらず性
能の落ちない刺針A5を提供することができる。
【0043】(第6実施例)図7(a)は、第6実施例の
刺針A6の正面図、図7(b)は同側面図である。本実施例
の刺針A6では十一本の針1を用いており、針先を全て揃
えながら横一列に並べると共に、一端から数えて奇数本
目の針1を前方へ、偶数本目の針1を後方へ傾倒させる
ことで隣り合う針1の針先を前後に傾倒させ、千鳥状に
針先を配設している。また、刺針A6を構成する針1の基
端側は、半田2で接合して一体化している。
【0044】すなわち、本実施例における刺針A6を側面
から見ると、図7(b)に示すように二股に分岐した形状
をしており、横一列に並べているにもかかわらずこの分
岐部に染色液を溜めることができるので、発色が良く、
一回の針先への墨継ぎで長時間にわたって入れ墨作業を
継続することができ、作業効率を上げることができる。
【0045】(第7実施例)図8は、第7実施例の刺針
A7の正面図である。本実施例の刺針A7は、十本の針1を
横一列に並べ、一端から数えて一本目と十本目の針1-1
の位置を基準として、二本目と九本目の針1-2、三本目
と八本目の針1-3、四本目と七本目の針1-4,五本目と六
本目の針1-5の組み合わせで漸次突出させ、五本目と六
本目の針1-5が最突出するようにしている。
【0046】つまり、横一列に並べた針1のうち中央寄
りの針1を漸次突出させることにより中央部を突出さ
せ、針先を略円弧状の軌跡上に位置させている。また、
刺針A7を構成する針1の基端側は、半田2で接合して一
体化している。
【0047】このような形状にすることによって、刺針
A7を構成する複数の針1は、略円弧状の端になるほど皮
膚に浅く刺さることになる。従って、複数本の針1によ
って皮膚の広範囲に染色液を注入できるだけでなく、被
入れ墨者の入れ墨中の痛みを軽減することができる。
【0048】(第8実施例)図9(a)は、第8実施例の
刺針A8の正面図、図9(b)は同側面図である。本実施例
の刺針A8は、十本の針1を横一列に並べ、図8の刺針A7
と同様に、一端から数えて一本目と十本目の針1-1の位
置を基準として、五本目と六本目の針1-5が最突出する
ようにしており、しかも、奇数本目の針1を前方へ、偶
数本目の針1を後方へ傾倒させている。
【0049】つまり、横一列に並べた針1のうち中央寄
りの針1を漸次突出させることにより中央部を突出さ
せ、針先を略円弧状の軌跡上に位置させると共に、隣り
合う針1の針先を前後に傾倒させている。また、刺針A8
を構成する針1の基端側は、半田2で接合して一体化し
ている。
【0050】このような形状にすることによって、図8
に示した刺針A7と同様に、被入れ墨者の入れ墨中の痛み
を軽減することができるのはもちろんのこと、本実施例
における刺針A6を側面から見ると、図9(b)に示すよう
に、二股に分岐した形状をしており、横一列に並べてい
るにもかかわらずこの分岐部に染色液を溜めることがで
きるので、発色が良く、一回の針先への墨継ぎで長時間
にわたって入れ墨作業を継続することができ、作業効率
を上げることができる。
【0051】(第9実施例)図10(a)は、第9実施例
の刺針A9の正面図、図10(b)は同側面図を示してい
る。本実施例の刺針A9は、六本の針1の針先を全て揃え
ながら横一列に並べた第1刺針A9-1と、五本の針1の針
先を全て揃えながら横一列に並べた第2刺針A9-2とから
なり、第2刺針A9-2の針先を第1刺針A9-1の針先よりも
後退させながら、第1刺針A9-1の針1と針1との間の窪
みに第2刺針A9-2の針1をはめ込んで、刺針A9の針1を
千鳥格子状に組んでいる。また、刺針A9を構成する針1
の基端側は、半田2で接合して一体化している。
【0052】このように二列からなる刺針A9とすること
によって、第1刺針A9-1と第2刺針A9-2の針先間の間隙
に染色液を溜めることができ、しかも、第2刺針A9-2の
針先を第1刺針A9-1の針先よりも後退させているので、
間隙に溜まった染色液を円滑に針先に出すことができ
る。
【0053】従って、発色が良く、一回の針先への墨継
ぎで長時間にわたって入れ墨作業を継続することがで
き、作業効率を上げることができる。
【0054】なお、本実施例では、第1刺針A9-1と第2
刺針A9-2を千鳥格子状に組んでいるが、第1刺針A9-1と
第2刺針A9-2とを並列させてもよい。
【0055】上記した全ての刺針A1,A2,A3,A4,A5,A6,A
7,A8,A9の実施例において、刺針A1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,
A8,A9を構成する針1の本数は何ら限定するものではな
く、目的に合わせて針1の数を増減して刺針A1,A2,A3,A
4,A5,A6,A7,A8,A9を形成し、入れ墨作業がより効果的に
行えるようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、束ね
た複数本の針からなる刺針の基端側を半田によって一体
的に接合すると共に、同接合部分をロッド接合部として
いることによって、刺針を確実にロッドに固定すること
ができると共に、刺針のロッドへの着脱を容易にするこ
とができる。
【0057】請求項2に記載の本発明によれば、針先を
全て揃えて束ねていることによって、針先の位置を調節
をする必要がないため、刺針を短時間で形成することが
できると共に、皮膚に均一に針が刺さるため、むらのな
い染色をすることができる。
【0058】請求項3に記載の本発明によれば、針先を
進退方向に互いにずらして束ねていることによって、突
出した針の針先へ、針と針の間隙に溜めた染色液を円滑
に出すことができるので、発色が良く、一回の針先への
墨継ぎで長時間にわたって入れ墨作業を継続することが
でき、作業効率を上げることができる。また、突出した
針の基端側を他の針で支持することになるため、刺針を
壊れにくくすることができるとともに、ぶれを防止し
て、入れ墨中の被入れ墨者の痛みを軽減することができ
る。
【0059】請求項4に記載の本発明によれば、針先を
全て揃えながら横一列に並べると共に、針先部分を屈曲
させて拡開状とした拡開先端部を形成していることによ
って、少数の針1からなる刺針にもかかわらず、一回の
刺衝で広範囲に入れ墨を行うことができるので、刺針に
かかる費用を下げることができ、安価にもかかわらず性
能の落ちない刺針を提供することができる。
【0060】請求項5に記載の本発明によれば、針先を
全て揃えながら横一列に並べると共に、隣り合う針の針
先を互いに前後に傾倒させ、千鳥状に針先を配設してい
ることによって前後の針の間に染色液を溜めることがで
きるので、発色が良く、一回の針先への墨継ぎで長時間
にわたって入れ墨作業を継続することができ、作業効率
を上げることができる。
【0061】請求項6に記載の本発明によれば、横一列
に並べた針のうち中央寄りの針を漸次突出させることに
より中央部を突出させ、針先を略円弧状の軌跡上に位置
させていることによって、複数本の針によって皮膚の広
範囲に染色液を注入できるだけでなく、被入れ墨者の入
れ墨中の痛みを軽減することができる。
【0062】請求項7に記載の本発明によれば、横一列
に並べた針のうち中央寄りの針を漸次突出させることに
より中央部を突出させ、針先を略円弧状の軌跡上に位置
させることによって、被入れ墨者の入れ墨中の痛みを軽
減することができる。また、隣り合う針の針先を互いに
前後に傾倒させていることによって、前後の針の間に染
色液を溜めることができるので、発色が良く、一回の針
先への墨継ぎで長時間にわたって入れ墨作業を継続する
ことができ、作業効率を上げることができる。
【0063】請求項8に記載の本発明によれば、針先を
全て揃えながら横一列に並べて第1刺針を形成し、同じ
く針先を全て揃えながら横一列に並べて第2刺針を形成
することによって、第1刺針と第2刺針の針先部分の間
隙に染色液を溜めることができる。また、第2刺針の針
先を第1刺針の針先よりも後退させていることによっ
て、間隙に溜まった染色液を円滑に針先に出すことがで
きる。従って、発色が良く、一回の針先への墨継ぎで長
時間にわたって入れ墨作業を継続することができ、作業
効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる刺針の使用状態を示す説明図。
【図2】本発明にかかる刺針の説明図。
【図3】他の実施例の説明図。
【図4】他の実施例の説明図。
【図5】他の実施例の説明図。
【図6】他の実施例の説明図。
【図7】他の実施例の説明図。
【図8】他の実施例の説明図。
【図9】他の実施例の説明図。
【図10】他の実施例の説明図。
【図11】従来の刺針の説明図。
【符号の説明】
A,A1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8,A9 刺針 A9-1 第1刺針 A9-2 第2刺針 B 電動入れ墨機 1 針 2 半田 3 ロッド接合部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束ねた複数本の針(1)からなる刺針(A)
    の基端側を半田(2)によって一体的に接合すると共に、
    同接合部分をロッド接合部(3)としていることを特徴と
    する入れ墨用の刺針。
  2. 【請求項2】 針先を全て揃えて束ねていることを特徴
    とする請求項1記載の入れ墨用の刺針。
  3. 【請求項3】 針先を進退方向に互いにずらして束ねて
    いることを特徴とする請求項1記載の入れ墨用の刺針。
  4. 【請求項4】 針先を全て揃えながら横一列に並べると
    共に、針先部分を屈曲させて拡開状とした拡開先端部を
    形成していることを特徴とする請求項1記載の入れ墨用
    の刺針。
  5. 【請求項5】 針先を全て揃えながら横一列に並べると
    共に、隣り合う針(1)の針先を互いに前後に傾倒させ、
    千鳥状に針先を配設していることを特徴とする請求項1
    記載の入れ墨用の刺針。
  6. 【請求項6】 横一列に並べた針のうち中央寄りの針
    (1)を漸次突出させることにより中央部を突出させ、針
    先を略円弧状の軌跡上に位置させていることを特徴とす
    る請求項1記載の入れ墨用の刺針。
  7. 【請求項7】 横一列に並べた針のうち中央寄りの針
    (1)を漸次突出させることにより中央部を突出させ、針
    先を略円弧状の軌跡上に位置させると共に、隣り合う針
    (1)の針先を互いに前後に傾倒させていることを特徴と
    する請求項1記載の入れ墨用の刺針。
  8. 【請求項8】 針先を全て揃えながら横一列に並べて第
    1刺針(A9-1)を形成し、同じく針先を全て揃えながら横
    一列に並べて第2刺針(A9-2)を形成し、第2刺針(A9-2)
    の針先を第1刺針(A9-1)の針先よりも後退させながら第
    2刺針(A9-2)を第1刺針(A9-1)に重合させていることを
    特徴とする請求項1記載の入れ墨用の刺針。
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