JP2000337539A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP2000337539A
JP2000337539A JP11145272A JP14527299A JP2000337539A JP 2000337539 A JP2000337539 A JP 2000337539A JP 11145272 A JP11145272 A JP 11145272A JP 14527299 A JP14527299 A JP 14527299A JP 2000337539 A JP2000337539 A JP 2000337539A
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JP
Japan
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conduit
check valve
pressure
magnet
poppet
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JP11145272A
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English (en)
Inventor
Kenji Taguchi
健治 田口
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TOKYO FLOW METER KENKYUSHO KK
Original Assignee
TOKYO FLOW METER KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁の信頼性の向上及び弁の汎用性の確保を図
ること。 【解決手段】 一端部に流入口3を設けるとともに他端
部に流出口5を設ける中空の導管1と、導管1内に移動
自在に設けるポペット7と、導管1に設ける外部磁石1
9と、ポペット7の内部に設ける内部磁石15とを備
え、ポペット7が流出口側の圧力Bと流入口側の圧力A
との差圧及び内外磁石15、19の磁力Mとの関係によ
り移動の有無及び方向を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、液体の逆流を防
いで一方向だけ流す逆止弁に関し、とくに磁力を利用し
た逆止弁に関する。本願発明による逆止弁は、例えば、
純水、薬品等に関して使用される。
【0002】
【従来の技術】従来の逆止弁は、一般に導管内に内設さ
れるポペットをコイルばねにより保持し、かつコイルば
ねの付勢力を利用してポペットを移動せしめる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】逆止弁は流体の圧力に
より流路の開閉を行うため、圧力の損失は不可避的に発
生する。そして一般に圧力の損失は小さい方が良く、流
路の開閉のための動作圧力は小さい方が求められる。従
来の逆止弁によるとこの圧力の損失はコイルばねの能力
に依存していた。例えばコイルばねを流体の性質により
プラスチック製とする場合、プラスチック製のコイルば
ねはその弾性力の経時劣化が大であり、信頼性が低下す
るという欠点がある。さらに、プラスチック製のコイル
ばねは製造が難しく、また種々の弾性力のものを供する
には個々に対応する必要があるため、その分だけコスト
高になるという不利があった。
【0004】本願発明は、上記欠点を解決し、弁の信頼
性の向上及び弁の汎用性の確保を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願発明による逆止弁は、一端部に流入口を設けるととも
に他端部に流出口を設ける中空の導管と、上記導管内に
移動自在に設ける弁体と、上記導管に設ける外部磁石
と、上記弁体の内部に設ける内部磁石とを備え、上記弁
体が流出口側の圧力と流入口側の圧力との差圧及び上記
内外磁石の磁力との関係により移動の有無及び方向を決
定することを特徴とする。また、請求項1記載の逆止弁
において、上記外部磁石と上記内部磁石との極性が異な
ることを特徴とする。また、請求項1記載の逆止弁にお
いて、上記外部磁石と上記内部磁石との極性が同一であ
ることを特徴とする。また、請求項1記載の逆止弁にお
いて、上記外部磁石を上記導管の外周に設けることを特
徴とする。また、請求項1記載の逆止弁において、上記
外部磁石を上記導管の内周に設けることを特徴とする。
また、請求項1記載の逆止弁において、上記外部磁石を
上記導管内に埋め込むことを特徴とする。また、請求項
1記載の逆止弁において、上記導管が流入口側部分と流
出口側部分とに分割可能であることを特徴とする。ま
た、請求項1記載の逆止弁において、上記弁体がポペッ
トからなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態を示す図面に基
づき本願発明による逆止弁をさらに詳しく説明する。1
は左端部に流入口3を設け、右端部に流出口5を設ける
中空の導管である。該導管1は流入口3を備える前部1
aと流出口5を備える後部1bとに分割可能になってい
る。該導管1は流入口3に通じる前部1aの内周壁に先
細りの狭窄部4を形成し、また流出口5に通じる後部1
bの内周壁に径小の段部6を形成する。上記狭窄部4と
段部6の間の導管1の内周壁は同径に形成され内接部2
となっている。上記導管1内にはポペット7を移動自在
に摺嵌する。該ポペット7は、先端部8の外周壁を上記
狭窄部4に対応する形状に形成し、後端部9を上記段部
6内に移動自在に摺嵌する。ポペット7の外周の一部に
ガタ付き防止用のリブ11を等間隔に4個突設し、該リ
ブ11を上記内接部2に摺接する。上記後端部9は中空
の筒状に形成され、周壁の一部に通孔13を設けてあ
る。上記ポペット7の内部には永久磁石からなる内部磁
石15を設ける。17は先端部8に設けたオーリングで
ある。導管1の前部1aの中央部前寄りの外周には永久
磁石からなる外部磁石19を設ける。上記内部磁石15
と外部磁石19とは異なる極性となっている。21は該
外部磁石19を固定するためのねじ環である。図中、2
3は前部1aと後部1bとの間に設けられたオーリン
グ、矢印は流体(図示省略)の流れ方向を示す。
【0007】上記構成において、ポペット7の移動及び
流路の開閉は次の如くである。まず、流体は所定の圧力
で送給されている。このとき流入口3側の圧力Aと流出
口5側の圧力Bとの差(差圧)と、内部磁石15と外部
磁石19との引合い磁力Mとの関係は表1の通りであ
る。
【0008】
【表1】
【0009】流入口3側の圧力Aが流出口5側の圧力B
より大の場合(表1)における磁力と差圧の関係は次
の3通りとなる。即ち、流入口3側の圧力Aが、a.流
出口5側の圧力B及び内部磁石15と外部磁石19との
引合い磁力Mの和より大のとき、b.上記和より小のと
き、c.上記和と等しいときである。a.のときは、内
部磁石15と外部磁石19との引合い磁力Mに抗してポ
ペット7が流体に押されて右方に移動し、流路が開とな
る(図1A)。b.の場合において前の状態が開のとき
は、ポペット7が左方に移動するため、流路が閉となる
(図1B)。また前の状態が閉のときは、ポペット7は
移動せず閉のままである。つまり、逆方向に流れてきた
流体はポペット7の内壁7aに当たり、ポペット7を閉
方向に押圧するのである。c.のときは、ポペット7は
左右どちらにも移動せず、前の状態を維持することにな
る。即ち、流路が閉のときは閉のままであり、開のとき
は開のままとなる。磁力と差圧の関係が上記a.b.
c.のいずれになるかは、磁力及び差圧を適宜調整をす
ることにより決定される。
【0010】次に流入口3側の圧力Aが流出口5側の圧
力Bより小の場合(表1)における磁力と差圧の関係
は、流入口3側の圧力Aは流出口5側の圧力B及び引合
い磁力Mの和より小となるため、ポペット7は前の状態
が開のときは左方に移動し、流路が閉となる(図1
B)。また前の状態が閉のときは、ポペット7は移動せ
ず閉のままである。
【0011】次に流入口3側の圧力Aが流出口5側の圧
力Bと等しい場合(差圧0、表1)における磁力と差
圧の関係は小となるため、ポペット7は前の状態が開の
ときは磁力Mにより引張られて左方に移動し、流路が閉
となる(図1B)。また前の状態が閉のときは、ポペッ
ト7は移動せず閉のままである。
【0012】実施例を表2及び表3に示す。
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】このように、差圧と磁力Mを適宜に調整す
ることによって、弁体の動作圧力を容易に変更すること
ができるから、各種の目的に合った動作圧力の設定が容
易に可能となる。磁力Mの調整は内部磁石15と外部磁
石19との間の距離や内部磁石15、外部磁石19自体
の磁力を調整することにより行なう。
【0016】上記実施の形態によると、部材の経時劣化
による弾性力の低下というおそれがなく、このため弁の
信頼性・耐久性が向上する。また内部磁石15と外部磁
石19との間の距離や内部磁石15、外部磁石19自体
の磁力を調整することにより、弁体の動作圧力を容易に
変更することができるから、各種の目的に合った動作圧
力の設定が可能となり汎用性が向上する。とくに、きわ
めて低い動作圧力でも高い信頼性をもって作動する逆止
弁とすることが可能となる。例えば流体を送るポンプ等
の能力が小で従来の逆止弁では流体の圧力損失の影響を
受け易く目的の流量を流せないような場合であっても、
そのような問題を防止することができる。また、導管1
を前部1aと後部1bとに分割することができるから、
オーリング17、オーリング23等の交換や清掃等のメ
ンテナンスが容易である。さらに、内部磁石15、外部
磁石19を永久磁石としたので小型化に資する効果があ
る。
【0017】本願発明による逆止弁は上記した実施の形
態に制限されるものではない。例えば内部磁石15と外
部磁石19との極性を同一とし、その反発力を利用する
こととしてもよい。
【0018】また、外部磁石19は流体の性質により導
管1の内周に設けることとしてもよいし、導管1内に埋
め込んで設けてもよい。
【0019】また、外部磁石19の配設位置は任意であ
り、例えば導管1の中央部後寄りにしてもよい。この場
合は内部磁石15と外部磁石19との極性を同一とし、
その反発力を利用するのに適する。
【0020】また、導管1は分割可能に構成しなくても
よい。
【0021】また、導管1、ポペット7等各部を構成す
る素材は任意である。
【0022】また、導管1及びポペット7の形状も一方
向に移動可能なものであれば任意である。ポペット7の
先端部8の形状も任意である。
【0023】
【発明の効果】このように、本願発明による逆止弁によ
れば、弁の信頼性の向上及び弁の汎用性の確保を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明による逆止弁の一実施の形態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 導管 1a 前部 1b 後部 2 内接部 3 流入口 4 狭窄部 5 流出口 6 段部 7 ポペット 7a 内壁 8 先端部 9 後端部 11 リブ 13 通孔 15 内部磁石 17 オーリング 19 外部磁石 21 ねじ環 23 オーリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に流入口を設けるとともに他端部
    に流出口を設ける中空の導管と、上記導管内に移動自在
    に設ける弁体と、上記導管に設ける外部磁石と、上記弁
    体の内部に設ける内部磁石とを備え、上記弁体が流出口
    側の圧力と流入口側の圧力との差圧及び上記内外磁石の
    磁力との関係により移動の有無及び方向を決定すること
    を特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の逆止弁において、上記外
    部磁石と上記内部磁石との極性が異なることを特徴とす
    る逆止弁。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の逆止弁において、上記外
    部磁石と上記内部磁石との極性が同一であることを特徴
    とする逆止弁。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の逆止弁において、上記外
    部磁石を上記導管の外周に設けることを特徴とする逆止
    弁。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の逆止弁において、上記外
    部磁石を上記導管の内周に設けることを特徴とする逆止
    弁。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の逆止弁において、上記外
    部磁石を上記導管内に埋め込むことを特徴とする逆止
    弁。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の逆止弁において、上記導
    管が流入口側部分と流出口側部分とに分割可能であるこ
    とを特徴とする逆止弁。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の逆止弁において、上記弁
    体がポペットからなることを特徴とする逆止弁。
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Cited By (7)

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