JP2000335333A - 両端部の断面幅を徐変させたバンパーリィンホース - Google Patents

両端部の断面幅を徐変させたバンパーリィンホース

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JP2000335333A
JP2000335333A JP11295126A JP29512699A JP2000335333A JP 2000335333 A JP2000335333 A JP 2000335333A JP 11295126 A JP11295126 A JP 11295126A JP 29512699 A JP29512699 A JP 29512699A JP 2000335333 A JP2000335333 A JP 2000335333A
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Shoji Ando
将司 安藤
Yoichi Hisama
陽一 久間
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Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は自動車のボディの剛性を向上させた
り、衝突時のエネルギを吸収することにより、自動車の
安全性を高めるため使用されるバンパーリィンホースに
係り、いわゆるオフセット前面衝突や斜突に対する安全
性を向上させるため、従来よりその長さを左右両方向に
延長したものであって、取付け自由度の高く空気抵抗の
低い車両設計に適した、バンパーリィンホースを提供す
ることにある。 【解決手段】 高張力鋼板を使用し所定の工程により製
造された、概略B字形の閉断面を有するバンパーリィン
ホース1、2、3、4であって、自動車に取り付けた状
態における左右両方の端部76、77、78、79にお
いて前面を後面に近づける形で、その断面幅を端面8
0、81、82に向かって徐々に小さくしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のボディの剛
性を向上させたり、衝突時のエネルギを吸収することに
より、自動車の安全性を高めるため使用されるバンパー
リィンホースに係り、高張力鋼板からなる概略B字形の
閉断面を有するバンパーリィンホースであって、両端部
において前面を後面に近づける形で、その断面幅を端面
に向かって徐々に小さくしたことを特徴とするバンパー
リィンホースとすることにより、安全性の高い、外観形
状からの要請に容易に応えることのできる、空気抵抗の
低い車両設計に適した、バンパーリィンホースを提供す
ることに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンパーリィンホースは厚肉の概
略C字形断面のものを使用する場合が多かった。また高
張力鋼板を使用し閉断面に加工した発明としては、特許
番号第2846983号が知られている。しかし、両端
部において前面を後面に近づける形で、その断面幅を端
面に向かって徐々に小さくしたものはなかった。
【0003】厚肉の概略C字形断面のものは断面強度を
確保するため重量的に重くせざるを得ず、これを使用す
ると自動車に要求される加速性能や燃費経済性を低下さ
せるだけでなく、燃料エネルギを多量に消費することに
伴い大気汚染物質を多量に排出し、地球環境を保全しよ
うとする現代の社会的要請に反していた。また、厚肉の
概略C字形断面のものは水平フランジ部が挫屈すると急
激に破壊するため、正常にエアーバックを作動させるた
め高度の配慮を要し、適正に構成されなかった場合に
は、その性能を充分発揮することができなかった。
【0004】一方、特許番号第2846983号はロー
ル成形で概略D字形の閉断面を有するバンパーリィンホ
ースを提供するが、概略D字形の閉断面では前面と後面
を繋ぐ部材が2本しかなく断面強度が低くなる。そのた
め、同じ断面強度のバンパーリィンホースを得るために
は、板厚の厚い素材を使用する必要があり、重量的に重
いものにせざるを得なかった。
【0005】またバンパーリィンホースには、車体の運
転者側40%を衝突させるいわゆるオフセット前面衝突
や、車に対し30度斜め前方から他の車を衝突させるい
わゆる斜突に対する安全性を向上させるため、バンパー
リィンホースを従来のものより左右両方向に延長する要
請があったが、バンパーリィンホースとバンパーカバと
の干渉が生じるため容易には延長できなかった。これ
は、顧客の好みに合わせる外観形状からの要請や、自動
車の空気抵抗を小さくする設計上の要請などから、バン
パーカバの左右両方の端部をコンパクトに丸く構成する
必要があるからである。空気抵抗の低減は燃費性能の向
上に大きく影響し、自動車にとっては大きなコストアッ
プや性能劣化を伴わず燃費向上が期待できることから、
各自動車メーカにおける重要なテーマとなっている。自
動車の空気抵抗を減らすためには、バンパーカバの形状
のうち左右両サイドの形状も重要で、よりコンパクトに
丸く収めることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためなされたものであって、その目
的とするところは、高張力鋼板を使用した、軽量で安全
性の高い概略B字形の閉断面を有するバンパーリィンホ
ースであって、両端部において前面を後面に近づける形
で、その断面幅を端面に向かって徐々に小さくしたバン
パーリィンホースとすることにより、安全性の高い、取
付け自由度の高い、空気抵抗の低い車両設計に適した、
バンパーリィンホースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は高張力鋼板を使
用した概略B字形の閉断面を有するバンパーリィンホー
スであって、両端部において前面を後面に近づける形
で、その断面幅を端面に向かって徐々に小さくしたもの
とすることにより、従来品と比べ両端部を外に延長した
安全性の高い、かつ、バンパーカバの取付け自由度の高
いバンパーリィンホースとすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に示し
説明する。本発明に係る概略B字形の閉断面を有するバ
ンパーリィンホースは、高張力鋼板を材料とし所定の工
程により製造された、概略B字形の閉断面を有するもの
であって、両端部において前面を後面に近づける形で、
その断面幅を端面に向かって徐々に小さくしたものであ
る。ここで断面幅とは図2、図6、図10、図14に示
すh4寸法及び図3、図7、図11、図15に示すh3
寸法をいう。それぞれの寸法は車種により異なるが、h
4の値は25〜60mmとしh3の値は15〜40mm
の値とする場合が多い。また、後面とはサイドメンバに
取り付ける面をいい、その反対側の面を前面と呼ぶ。バ
ンパーリィンホースは自動車の後ろ側にも取り付けるた
め、自動車の走行方向とバンパーリィンホースの前面と
は常に一致するものではない。さらに、「端面に向かっ
て徐々に小さくした」には、「端部全長において端面に
向かって徐々に小さくした」場合と、「端部全長のうち
多くの部分においては端面に向かって徐々に小さくし、
かつ、一部に断面幅が一定の部分がある」場合も含むも
のとする。端部の長さは車種により異なるが、全長で5
0〜200mmの寸法とすることが多い。
【0009】まず概略B字形の閉断面に加工する1実施
例の各工程について説明する。あらかじめ板の状態で、
取付け穴や作業穴など、必要な穴あけ加工を施しておく
と効率的に加工ができる。両端部の断面幅のみを徐々に
小さくする場合は、断面幅の最も大きな部分の板幅に対
し断面幅の最も小さな部分の板幅を4×(h4−h3)
だけ小さく板取する。また、その前面61若しくは前面
61とハット形上面23とを切り欠き、両端部77の断
面幅を端面に向かって徐々に小さくする場合は、板の段
階で切り欠き加工を行うと効率的である。請求項7の発
明を実施する場合は、両端部の上面87、下面88及び
ハット形側面26のそれぞれの中央にあたる部分の一部
を板取の段階で除去しておく。また、請求項8の発明を
実施する場合は、後面70側にあたる部材を板取の段階
で除去しておく。
【0010】断面を概略U字形にプレス加工する第1番
目の工程は、断面11の内幅と同じ幅b1を持つ上型1
4と、断面11の外幅と同じ幅b2の溝17を持つ下型
16の間に高張力鋼板をはさみ、上型14を押し下げプ
レス加工するように構成する。両端部の断面幅がh4か
らh3に小さくなる部分は、b1及びb2の幅を徐々に
変化させ、最も大きな幅に対し最も小さな幅は2×(h
4−h3)だけ小さくする。ハット形上面23を切り欠
くときはフランジ56に当たる部分を残しておくと、断
面を概略U字形にプレス加工するときに、上型14と下
型16でフランジ56をつかむことが可能となり、両端
部の部材が曲がることを防ぐことができる。
【0011】断面中央にハット形22をプレス加工する
第2番目の工程は、断面21のハット形22の外幅と同
じ幅b3であって、断面幅と同じ寸法h1であって、両
端部においては断面幅がh4からh3に徐々に小さくな
るのに合わせ、徐々に小さくした深さh1の溝25を持
つ上型24と、ハット形22の内幅と同じ幅b4であっ
て断面幅と同じ寸法h2であって、両端部においては断
面幅がh4からh3に徐々に小さくなるのに合わせ、徐
々に小さくした高さh2の突起28を持つ下型27との
間に断面11をはさみ、上型24を押し下げプレス加工
するように構成する。
【0012】断面両端に立ち上がり32、33をプレス
加工する第3番目の工程は、断面31の立ち上がり3
2、33の内幅と同じ幅b5を持ち溝35を有する上型
34と、断面31の立ち上がり32、33の外幅と同じ
幅b6の溝38を持つ下型37との間に断面21をはさ
み、上型34を押し下げプレス加工するように構成す
る。ここで、両端部においては断面幅がh4からh3に
徐々に小さくなるのに合わせ、b5及びb6の幅を変化
させる。最も大きな部分に対し最も小さな部分では2×
(h4−h3)だけ小さくなる。
【0013】断面両側に概略山形鋼形状の斜め立ち上が
り42、43をプレス加工する第4番目の工程は、溝4
5を有する上型44と、断面41の下面幅と同じ幅b7
の底面50と傾斜面48、49とからなる溝47を有す
る下型46との間に断面31をはさみ、上型44を押し
下げプレス加工するように構成する。
【0014】断面両側からプレス加工する第5番目の工
程は、右型54と左型55との間に断面41をはさみプ
レス加工する。その後、接合部52を仮溶接するがこの
工程では断面形状がくずれないように閉断面51をクラ
ンプした状態でスポット溶接をする。さらに接合部52
を本溶接するがこの工程はシーム溶接を行う。ここまで
の工程で概略B字形の閉断面51は完成する。
【0015】平面視長手方向のキャンバー曲げ加工する
場合は、バンパーリィンホース1、2、3、4の前面6
0、61、62、63と同じ長手方向の形状を有する上
型と、後面65、66、67、68と同じ長手方向の形
状を有する下型との間に、閉断面51をはさみ上型を押
し下げプレス加工するように構成する。平面視長手方向
のキャンバー曲げ加工する工程は、前記本溶接の工程よ
り前に行っても、本溶接の後に行ってもよい。
【0016】一方前記仮溶接の工程に変えて、断面両側
からプレス加工しハット形上面と前面中央部の一部をか
しめ接合することもできる。この場合は、断面41を両
側からプレス加工した図25の状態で突起72を有する
上型71と溝73を有する下型74との間に、ハット形
上面23と前面中央部64をはさみ、プレス加工するこ
とによりハット形上面23と前面中央部64の一部を塑
性変形させかしめ接合する。
【0017】あらかじめかしめ接合や仮溶接を行った後
に、本溶接や平面視長手方向のキャンバー曲げ加工を行
うのは、本溶接のときに断面形状を一定に保つため及び
平面視長手方向のキャンバー曲げ加工により断面形状が
くずれるのを防止するために仮接合するものである。従
って、かしめ接合や仮溶接は通常100〜300mmの
ピッチで行えばよい。
【0018】バンパーリィンホース2の前面61、後面
66やバンパーリィンホース3の後面67などにビード
9、10を施す場合は、断面中央にハット形をプレス加
工する工程(図22参照)において、上下のプレス型を
幅広くしてそれぞれの位置に、あらかじめビード形状
9、10の形状に合わせた溝や突起を付け加えたものを
使用する。
【0019】バンパーリィンホース3の端部78を押し
潰し、断面幅を端面81に向かって徐々に小さくする場
合は、端面81から押し潰す前の断面の空間96、97
に芯金を挿入した状態で上下方向に押し潰す。芯金は2
0〜30mmの長さが適当であるので端面81から20
〜30mmは断面幅h3は一定の値とする。このときに
ビード12を形成するような型と芯金を使用すると、断
面高さb8が過大にならず好ましい。
【0020】バンパーリィンホース4の端部79を押し
潰し、断面幅を端面82に向かって徐々に小さくする場
合において、一旦上面87と下面88を突き型89でプ
レスし凹ませた断面20とする。その後、断面20の空
間98、99に芯金を挿入した状態で、壁92と溝93
を有する上型18と、壁94と溝95を有する下型19
ではさみ、上型18を押し下げプレス加工する。この場
合も、芯金は20〜30mmの長さが適当であるので端
面82から20〜30mmは断面幅h3は一定の値とす
る。このようにプレス加工すると、上面87と下面88
は壁92と壁94で制限され外側に膨れることができ
ず、断面高さb9は大きくならない。
【0021】両端部の上面87、下面88及びハット形
側面26のそれぞれの中央部にあたる部分を板取の段階
で除去しておいて、両端部の前面69を後面70に近づ
ける形に折り曲げる場合は、両端部の前面69と後面7
0とを相対的にずらしながら、前面69を後面70向か
って押すことにより変形させ、その断面幅を端面に向か
って徐々に小さくする。また、変形後前面69側部材と
後面70側部材の接合部を溶接すると、両端部の強度を
上げることができる。
【0022】なを、高張力鋼板としては引張強さ588
〜1177N/mmのものが適当であるが、特に引張
強さ981〜1177N/mmのものが軽量化の要
求に応えるため及び経済性の理由から好ましい。高張力
鋼板の板厚は0.7〜1.6mmのものが適当である
が、特に板厚0.9〜1.4mmのものが軽量化の要求
に応えるため及び経済性の理由から好ましい。
【0023】以上のように概略B字形の閉断面51を有
するバンパーリィンホースであって、両端部において前
面を後面に近づける形でその断面幅を端面に向かって徐
々に小さくしたものを容易に製造することができた。ま
た、その断面にビードを施したバンパーリィンホースも
容易に製造することができた。
【0024】以上の実施例では、プレス方向を上下ある
いは左右に記載したが、これに限定されるものではな
く、上下を逆にしても、上下を左右にあるいは左右を上
下に変更しても構わない。またプレスの型についても図
示したものはあくまでも1実施例にすぎず、図示したプ
レス型の形状に限定するものではない。また本実施例で
はプレス加工する方法を記載したが、ロール加工も可能
で、記載した実施例に限定されるものではない。また本
実施例では壁92と溝93とを有する上型18と、壁9
4と溝95とを有する下型19を使用したが、これに限
定されるものではなく、例えば固定の壁の中でプレス加
工することにより、バンパーリィンホースの上面と下面
方向への変形を防ぎつつ押し潰すこともできる。
【0025】以上、本発明に係るバンパーリィンホース
について、その両端部の断面幅を徐々に小さくするいろ
いろな発明について記載したが、それぞれの発明に関す
る特徴について記載する。まず、図4に示す第1実施例
の発明は、断面幅がh4からh3に減少する量(以下
「減少量」という。)は小さく制約されるが、バンパー
リィンホース1の両端部76に強度が必要な場合に適し
ている。また、図8に示す第2実施例の発明は、断面幅
の減少量は非常に大きくできる特徴を持ち、バンパーリ
ィンホース2の両端部77に求められる強度があまり必
要でない場合に適している。また、図12に示す第3実
施例の発明は、断面幅の減少量は大きくできる特徴を持
ち、ビード12を入れて周長合わせをしてあるので、バ
ンパーカバ7との間でb8寸法方向の隙間に余裕が少な
い場合に適している。なを、ビードは必要に応じて数を
増やすこともできる。また、図16に示す第4実施例の
発明は、断面幅の減少量は第3実施例よりは小さくなる
がそれでも比較的大きくすることができ、両端部79に
強度が必要な場合に適している。特に、バンパーカバ8
との間でb9寸法方向の隙間に余裕がない場合に適して
いる。また、図17に示す第5実施例の発明は、バンパ
ーリィンホースの前側にフランジ57、58があるので
衝突したときにおける安全性が高い。また、図18に示
す第6実施例の発明は、第5実施例に対しフランジ59
を外側に折り曲げた発明であるが、このようにすると端
面から芯金を挿入することが可能となり、キャンバー曲
げ加工における曲げの内側に発生するしわ状の変形を防
止することができる。また、図19に示す第7実施例の
発明は、断面幅の減少量は大きくすることができる特徴
を持ち、両端部に強度が必要な場合に適している。ま
た、図20に示す第8実施例の発明は、両端部に求めら
れる強度があまり必要でなく、断面幅の減少量を非常に
大きく求められる場合に適している。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るバンパーリィンホースは、
断面係数が高く各部分も強度上優れた形状となっている
ため、より薄い高張力鋼板を使用することができる。従
って、必要な強度と衝突時のエネルギ吸収などの機能を
満足しつつ、両端部の前面を後面に近づける形でその断
面幅を端面に向かって徐々に小さくしたものを提供する
ことができた。これにより、従来よりその両端部を外に
延長したバンパーリィンホースを使用しても、バンパー
カバの左右両方の端部をコンパクトに丸く構成すること
が可能となり、いわゆるオフセット衝突や斜突に対して
安全性の高い車であって、かつ、顧客の好みに合わせる
外観形状からの要請や、自動車の空気抵抗を小さくし燃
費の向上をめざす設計上の要請などに、容易に応えるこ
とが可能となった。
【0027】また、両端部の前面を後面に近づける形
で、ビードを設けつつ押し潰すことにより、その断面幅
を外側に向かって徐々に小さくしたため、断面高さb8
が過大にならず、バンパーカバと上下方向の隙間に余裕
が少ない場合に適したバンパーリィンホースを提供する
ことができた。
【0028】また、両端部において上面と下面を突き型
でプレスし凹ませた後に、上面と下面方向への変形を防
ぎつつ、前面を後面に近づける形に押し潰すことによ
り、その断面幅を外側に向かって徐々に小さくしたた
め、断面高さb9が大きくなることはなく、バンパーカ
バと上下方向の隙間に余裕がない場合に適したバンパー
リィンホースを提供することができた。
【0029】また、本発明に係るバンパーリィンホ−ス
を使用することにより、バンパーカバの左右両方の端部
をコンパクトに丸く構成することができ、そのようにす
ると自動車の旋回時における外周位置の半径が小さくな
ることから、衝突の可能性が低くなり、より安全性の高
い自動車の設計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例たるバンパーリィンホース
の右半分取付け平面図である。
【図2】図1のバンパーリィンホースのA−A矢視断面
図である。
【図3】図1のバンパーリィンホースのB視図である。
【図4】本発明の第1実施例たるバンパーリィンホース
の端部の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例たるバンパーリィンホース
の右半分取付け平面図である。
【図6】図5のバンパーリィンホースのC−C矢視断面
図である。
【図7】図5のバンパーリィンホースのD視図である。
【図8】本発明の第2実施例たるバンパーリィンホース
の端部の斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例たるバンパーリィンホース
の右半分取付け平面図である。
【図10】図9のバンパーリィンホースのE−E矢視断
面図である。
【図11】図9のバンパーリィンホースのF視図であ
る。
【図12】本発明の第3実施例たるバンパーリィンホー
スの端部の斜視図である。
【図13】本発明の第4実施例たるバンパーリィンホ−
スの右半分取付け平面図である。
【図14】図13のバンパーリィンホースのG−G矢視
断面図である。
【図15】図13のバンパーリィンホースのH視図であ
る。
【図16】本発明の第4実施例たるバンパーリィンホー
スの端部の斜視図である。
【図17】本発明の第5実施例たるバンパーリィンホー
スの端部の斜視図である。
【図18】本発明の第6実施例たるバンパーリィンホー
スの端部の斜視図である。
【図19】本発明の第7実施例たるバンパーリィンホー
スの端部の斜視図である。
【図20】本発明の第8実施例たるバンパーリィンホー
スの端部の斜視図である。
【図21】断面を概略U字形にプレス加工する工程の1
実施例を示す図である。
【図22】断面中央にハット形をプレス加工する工程の
1実施例を示す図である。
【図23】断面両側に立ち上がりをプレス加工する工程
の1実施例を示す図である。
【図24】断面両側に概略山形鋼形状の斜め立ち上がり
をプレス加工する工程の1実施例を示す図である。
【図25】断面両側からプレス加工する工程の1実施例
を示す図である。
【図26】かしめ接合する工程の1実施例を示す図であ
る。
【図27】上面と下面を突き型でプレスし凹ませる工程
の1実施例を示す図である。
【図28】端部を押し潰す工程の1実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ・・・ バンパーリィンホース 2 ・・・ バンパーリィンホース 3 ・・・ バンパーリィンホース 4 ・・・ バンパーリィンホース 5 ・・・ バンパーカバ 6 ・・・ バンパーカバ 7 ・・・ バンパーカバ 8 ・・・ バンパーカバ 9 ・・・ ビード 10 ・・・ ビード 11 ・・・ 断面 12 ・・・ ビード 14 ・・・ 上型 16 ・・・ 下型 17 ・・・ 溝 18 ・・・ 上型 19 ・・・ 下型 20 ・・・ 断面 21 ・・・ 断面 22 ・・・ ハット形 23 ・・・ ハット形上面 24 ・・・ 上型 25 ・・・ 溝 26 ・・・ ハット形側面 27 ・・・ 下型 28 ・・・ 突起 31 ・・・ 断面 32 ・・・ 立ち上がり 33 ・・・ 立ち上がり 34 ・・・ 上型 35 ・・・ 溝 37 ・・・ 下型 38 ・・・ 溝 41 ・・・ 断面 42 ・・・ 斜め立ち上がり 43 ・・・ 斜め立ち上がり 44 ・・・ 上型 45 ・・・ 溝 46 ・・・ 下型 47 ・・・ 溝 48 ・・・ 傾斜面 49 ・・・ 傾斜面 50 ・・・ 底面 51 ・・・ 閉断面 52 ・・・ 接合部 54 ・・・ 右型 55 ・・・ 左型 56 ・・・ フランジ 57 ・・・ フランジ 58 ・・・ フランジ 59 ・・・ フランジ 60 ・・・ 前面 61 ・・・ 前面 62 ・・・ 前面 63 ・・・ 前面 64 ・・・ 前面中央部 65 ・・・ 後面 66 ・・・ 後面 67 ・・・ 後面 68 ・・・ 後面 69 ・・・ 前面 70 ・・・ 後面 71 ・・・ 上型 72 ・・・ 突起 73 ・・・ 溝 74 ・・・ 下型 76 ・・・ 端部 77 ・・・ 端部 78 ・・・ 端部 79 ・・・ 端部 80 ・・・ 端面 81 ・・・ 端面 82 ・・・ 端面 83 ・・・ クラッシュボックス 84 ・・・ サイドメンバ 85 ・・・ サイドメンバ 87 ・・・ 上面 88 ・・・ 下面 89 ・・・ 突き型 92 ・・・ 壁 93 ・・・ 溝 94 ・・・ 壁 95 ・・・ 溝 96 ・・・ 空間 97 ・・・ 空間 98 ・・・ 空間 99 ・・・ 空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高張力鋼板からなる概略B字形の閉断面
    を有するバンパーリィンホースであって、左右両方の端
    部(以下単に「両端部」という。)において前面を後面
    に近づける形で、その断面幅を端面に向かって徐々に小
    さくしたことを特徴とするバンパーリィンホース。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部において前面を切り欠き、ハット形
    上面についてもフランジを残して切り欠き、切り欠いた
    前面を後面に近づける形で、その断面幅を端面に向かっ
    て徐々に小さくしたことを特徴とするバンパーリィンホ
    ース。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部において前面をフランジを残して切
    り欠き、ハット形上面についてもフランジを残して切り
    欠き、切り欠いた前面を後面に近づける形で、その断面
    幅を端面に向かって徐々に小さくしたことを特徴とする
    バンパーリィンホース。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部の前面を後面に近づける形に押し潰
    すことにより、その断面幅を端面に向かって徐々に小さ
    くしたことを特徴とするバンパーリィンホース。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部の前面を後面に近づける形に、ビー
    ドを設けつつ押し潰すことにより、その断面幅を端面に
    向かって徐々に小さくしたことを特徴とするバンパーリ
    ィンホース。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部において上面と下面を突き型でプレ
    スし凹ませた後に、上面と下面方向への変形を防ぎつ
    つ、前面を後面に近づける形に押し潰すことにより、そ
    の断面幅を端面に向かって徐々に小さくしたことを特徴
    とするバンパーリィンホース。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部の上面、下面及びハット形側面のそ
    れぞれの中央にあたる部分を除去し、両端部の前面を後
    面に近づける形に折り曲げることにより、その断面幅を
    端面に向かって徐々に小さくしたことを特徴とするバン
    パーリィンホース。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載したバンパーリィンホー
    スであって、両端部の後面側にあたる部材を除去し、前
    面を後面に近づける形に折り曲げることにより、その断
    面幅を端面に向かって徐々に小さくしたことを特徴とす
    るバンパーリィンホース。
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