JP2000334710A - 仕組み巻玉、および仕組み単板の巻取り装置 - Google Patents

仕組み巻玉、および仕組み単板の巻取り装置

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JP2000334710A
JP2000334710A JP11146886A JP14688699A JP2000334710A JP 2000334710 A JP2000334710 A JP 2000334710A JP 11146886 A JP11146886 A JP 11146886A JP 14688699 A JP14688699 A JP 14688699A JP 2000334710 A JP2000334710 A JP 2000334710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベニヤドライヤによって乾燥され
たベニヤ単板を仕組んで巻玉化し、予め、合板とする各
板間の平衡含水率化を図ることを目的としている。 【解決手段】 乾燥後のベニヤ単板を2枚重ねと1枚を
1組として交互に仕組む重合コンベヤと、この重合コン
ベヤの下流位置に、回転可能に設置された大径の巻取り
リールと、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝
達する変速可能なドライブロールと、この巻取りリール
の長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材
繰り入れ機構とを備え、2枚重ねのベニヤ単板と1枚の
ベニヤ単板を交互に重合コンベヤからドライブロールま
で搬送し、このドライブロールを重合コンベヤ速度とほ
ぼ同速度に制御して、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベ
ニヤ単板を糸部材をガイドとして巻取りリールに交互に
巻き付けて仕組み巻玉とし、これをリーリングデッキの
巻玉ストックエリヤで或時間保管して、仕組み巻玉単位
で平衡含水率とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベニヤドライヤに
よって乾燥されたベニヤ単板を仕組んで大径の巻取りリ
ールに巻取った仕組み巻玉、および仕組み単板を巻取る
仕組み単板巻取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベニヤレースで切削されたベ
ニヤ単板は、通常、一旦巻取られて巻玉状としてリーリ
ングデッキ上で一旦貯留し、これを巻戻し位置まで移送
して巻戻しながら、或いはそのまま、連続した状態でベ
ニヤドライヤへ挿入され、ほぼ8〜12%の仕上がり含
水率を目標として乾燥される。ベニヤドライヤによって
乾燥されたベニヤ単板は、連続状のものにあっては、そ
の繊維に交差する方向と繊維方向の長さの比を、ほぼ
1:2となるように、切断機によって繊維方向とほぼ平
行に定尺切断される。この定尺切断されたベニヤ単板
は、通常、合板の表板、或いは裏板として採用されてい
る。一方、合板を構成する中板は、表板、或いは裏板の
ほぼ倍の厚みを有し、また、繊維に交差する方向と繊維
方向の長さの比を、逆にほぼ2:1となるように切断さ
れる。
【0003】これら切断されたベニヤ単板は、合板を構
成する表板、中板、裏板の各板の種別毎に区分して堆積
され、合板工場内において複数個の堆積山として或時間
養生されることになる。すなわち、ベニヤ単板は原木を
切削して得られるのであるが、1本の原木においてもそ
の表層から深層に至るまで、性状、含水率等が相違して
いる。また、同種の原木であっても個々に、さらには原
木の材種が相違すれば、含水率が多岐に渡ることにな
る。
【0004】したがって、乾燥後のベニヤ単板であっ
て、3層合板を構成する表板、中板、裏板、或いは5層
合板を構成する表板、中板、中芯板、中板、裏板の各板
の種別毎に区分した堆積山であっても、仕上がり含水率
が一定せず、含水率にバラツキがみられる。このように
含水率にバラツキが発生していると、後工程のプレス工
程において、接着不良の原因となる。また、合板として
製品化した後、含水率が表板に比べて裏板の方が高い場
合、製品自体が下方に反るいわゆる下反り、逆に含水率
が表板に比べて裏板の方が低い場合、製品自体が上方に
反るいわゆる上反りの原因となる。これら不都合を解消
するため、含水率のバラツキを是正して、少なくとも堆
積山毎に含水率を平衡させるため、前記記載したよう
に、合板工場内において複数個の堆積山として養生させ
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合板工
場の限られた設置面積内で、これら各板の種別毎の複数
個の堆積山を、ほぼ野積み状態で或時間(平均1昼夜)
養生管理することは、合板工場の機能上、限界がある。
また、これら堆積山の野積み状態は、一時的に発生する
ものでなく、恒常的に発生している。
【0006】確かに、各板の種別毎の堆積山を養生管理
すれば、1つの堆積山内での含水率の均等化が図れ、平
衡含水率は個別には或程度達成できる。しかしながら、
各堆積山間については、含水率の均等化が図られていな
いのが実情である。したがって、合板を構成するため、
表板、裏板、中板を、各々の堆積山から取り出して合板
に仕組んだ場合、個々の各板に含水率のバラツキがあれ
ば、前記記載したような、後工程における接着不良、製
品自体に反りが発生することになる。本発明は上記記載
のような課題を解決すべく、ベニヤドライヤによって乾
燥されたベニヤ単板を仕組んで巻玉化し、予め、合板と
する各板間の平衡含水率化を図ることを目的としたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】このた
め、本発明の仕組み巻玉は、乾燥後のベニヤ単板を2枚
重ねと1枚を1組として交互に、大径の巻取りリールに
糸部材をガイドとして巻き付けて巻取ったことにより、
前記課題を解決している。これは5層合板の仕組みに対
処したものであり、繊維方向を同方向とした3枚のベニ
ヤ単板のうち、2枚を重ね、1枚を単一としたものを1
組としたものである。これら3枚のベニヤ単板は、板種
を相違したもの、好適には、表板と裏板と中芯板の各板
種とし、表板と裏板を2枚重ね状態で、また中芯板を1
枚とし、これらを交互に巻き付けている。また、表板と
裏板とは等級的にはほぼ同一であるので、表板用の同一
の板種を2枚重ねとしたり、逆に裏板用の同一の板種を
2枚重ねとすることもある。
【0008】本願発明者の実験による知見では、乾燥前
のベニヤ単板、すなわち、原木から切削直後のベニヤ単
板の巻取りに使用されている巻取りリール(φ165m
m)を、乾燥後のベニヤ単板の巻取りにそのまま使用す
ると、その細い直径になじまず、繊維と平行する部分か
ら割れ、巻取りリール自体に巻き付けることが不可能で
あった。特に、乾燥後に発生した、割れ目、切れ目等が
ベニヤ単板に存在すると、当該部分から列断することに
なる。したがって、好適には、巻取りリールの直径を3
00mm以上とすることにより、乾燥後のベニヤ単板の巻
取りを良好としている。
【0009】好適な例として、大径の巻取りリールは、
リール軸にその軸芯方向に渡って同径とした大径の鍔を
任意間隔を置いて複数個取り付けて構成されている。ま
た、上記各大径の巻取りリールの表面部分には、開口部
が多数形成されている。
【0010】上記構成によれば、特に、上記のように従
来から使用されている巻取りリール(φ165mm)に比
べ、その直径を大径(φ300mm以上)としているの
で、巻取りリール自体の重量が増大し、巻取りリールの
搬送時、ベニヤ単板巻取り時、リーリングデッキの巻玉
ストックエリヤでの保管時等、この増大した重量による
動力負担増を、鍔や開口部による重量の軽減化によって
解消している。大径の巻取りリールに巻取られたベニヤ
単板には、巻取りリールに多数形成された開口部を経て
そのリール内部が大気と連通状態となるので、通気性が
図られることになる。したがって、乾燥後のベニヤ単板
に内在する熱気、湿気等を多数の開口部から大気へ放散
させ、巻取られた仕組み単板(2枚重ねとしたベニヤ単
板と1枚のベニヤ単板)を貯留している間に平衡含水率
化を促進させることができる。
【0011】また、本発明のベニヤ単板の巻取り装置で
は、乾燥後のベニヤ単板を2枚重ねと1枚を1組として
交互に仕組む重合コンベヤと、この重合コンベヤの下流
位置に、回転可能に設置された大径の巻取りリールと、
この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する変速
可能なドライブロールと、前記巻取りリールの長手方向
へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入れ機
構とを備えたことにより、前記課題を解決している。
【0012】また、パルス発信器が設置されたコンベヤ
と、このコンベヤ上を搬送される乾燥後の2枚重ねと1
枚のベニヤ単板を交互に検出する検出器と、この検出器
位置から下流に位置するドライブロールまでの距離を設
定する距離設定器と、このドライブロールの駆動を制御
する駆動制御器と、ドライブロールの上面に接して従動
回転する大径の巻取りリールと、この巻取りリールの長
手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り
入れ機構とを備え、コンベヤ上を搬送されるベニヤ単板
を検出するとき、駆動制御器からの指令によってドライ
ブロールの駆動を停止し、設定した距離のパルス量がカ
ウントアップされるとき、ドライブロールを駆動させ
て、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を糸部材
をガイドとして巻取りリールに交互に巻き付けることに
より、前記課題を解決している。
【0013】また、パルス発信器が設置された重合コン
ベヤと、この重合コンベヤ上を搬送される乾燥後の2枚
重ねと1枚のベニヤ単板を交互に検出する検出器と、こ
の検出器位置から下流に位置するドライブロールまでの
距離を設定する距離設定器と、このドライブロールの駆
動を制御する駆動制御器と、ドライブロールの上面に接
して従動回転する大径の巻取りリールと、この巻取りリ
ールの長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸
部材繰り入れ機構とを備え、コンベヤ上を搬送されるベ
ニヤ単板の前端を検出するとき、駆動制御器からの指令
によってドライブロールの駆動を停止させると共に、ベ
ニヤ単板の後端を検出するまでのパルス量に基づき板長
さを求めて駆動制御器内にて一旦記憶し、ベニヤ単板の
搬送に伴って設定した距離のパルス量がカウントアップ
されるとき、ドライブロールを板長さ分だけ駆動させ
て、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を糸部材
をガイドとして巻取りリールに交互に巻き付けることに
より、前記課題を解決している。
【0014】また、乾燥後のベニヤ単板が巻取られた巻
玉の外周の一部に押し付け状態とした駆動案内帯によっ
て、乾燥後のベニヤ単板を折り返しながら巻戻すベニヤ
単板巻戻し手段と、巻戻された乾燥後のベニヤ単板を搬
送する搬送コンベヤと、搬送方向の一側に前記搬送コン
ベヤと平行に設置され、前記ベニヤ単板の搬送方向の一
側を規制する位置規制手段と、ベニヤ単板の搬送経路を
直進、或いは上方へ切り替える切り替えコンベヤと、前
記搬送コンベヤの直進方向に設置され、前記切り替えコ
ンベヤによって直進するベニヤ単板を搬送する下位コン
ベヤと、この下位コンベヤの上方に位置して前記切り替
えコンベヤによって上方へ切り替えられたベニヤ単板を
搬送する上位コンベヤと、この上位コンベヤの終端に設
置され、下位コンベヤの下流に位置する重合コンベヤの
搬送面へベニヤ単板を案内する案内コンベヤと、ベニヤ
単板を2枚重ねと1枚の交互に搬送する重合コンベヤの
下流位置に、回転可能に設置された大径の巻取りリール
と、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する
変速可能なドライブロールと、前記巻取りリールの長手
方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入
れ機構とを備え、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ
単板を糸部材をガイドとして巻取りリールに交互に巻き
付けることにより、前記課題を解決している。
【0015】また、パルス発信器が設置された重合コン
ベヤと、この重合コンベヤの終端と入り組んで設置さ
れ、パルス発信器が設置された中継コンベヤと、これら
重合コンベヤと中継コンベヤ上を搬送される乾燥後の2
枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を検出する各検
出器と、これら検出器位置から下流に位置する間隔詰め
コンベヤまでの距離を各々設定する各距離設定器と、こ
の間隔詰めコンベヤの駆動を制御する駆動制御器と、間
隔詰めコンベヤの下流に位置する巻取りリールとを備
え、重合コンベヤ上を搬送される2枚重ねまたは1枚の
ベニヤ単板を検出するとき、或いは中継コンベヤ上を搬
送される2枚重ねまたは1枚のベニヤ単板を検出すると
き、それぞれ駆動制御器からの指令によって間隔詰めコ
ンベヤの駆動を停止し、設定した各距離のパルス量がカ
ウントアップされるとき、間隔詰めコンベヤを駆動させ
て搬送方向に隣接する2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベ
ニヤ単板の間隔を詰め、間隔詰めコンベヤ上で2枚重ね
のベニヤ単板と1枚のベニヤ単板が交互に成るように間
隔を詰められた後、巻取りリールに巻き付けることによ
り、前記課題を解決している。
【0016】また、乾燥後のベニヤ単板の堆積山と、こ
の堆積山に隣接して搬送方向の上下流に一対設置した上
下流コンベヤと、これらコンベヤのうち、搬送方向の上
流コンベヤに対して下流コンベヤの速度を遅く設定し
て、ベニヤ単板の搬送方向の間隔を密にする間隔詰め手
段と、搬送方向の一側の任意箇所に前記コンベヤと平行
に設置され、前記ベニヤ単板の搬送方向の一側を規制す
る位置規制手段とを、前記堆積山毎に設置し、前記下流
コンベヤに接続された重合コンベヤ上へ2枚重ねのベニ
ヤ単板と1枚のベニヤ単板を交互に搬送し、この重合コ
ンベヤの下流位置に、回転可能に設置された大径の巻取
りリールと、この巻取りリールの下面に位置して駆動を
伝達する変速可能なドライブロールと、前記巻取りリー
ルの上方位置に、巻取りリールの長手方向へ任意間隔を
置いて複数個設置された糸部材繰り入れ機構とを備え、
2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を糸部材をガ
イドとして巻取りリールに交互に巻き付けることによ
り、前記課題を解決している。尚、堆積山毎に設置する
上下流コンベヤと、間隔詰め手段と、位置規制手段は、
好適には、搬送方向の上下或いは左右に任意間隔を置い
て各々設置したり、重合コンベヤを挟んで搬送方向と反
搬送方向に相対して各々設置するものである。
【0017】
【作用】乾燥後のベニヤ単板を2枚重ねと1枚を1組と
して交互に仕組む重合コンベヤと、この重合コンベヤの
下流位置に、回転可能に設置された大径の巻取りリール
と、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する
変速可能なドライブロールと、前記巻取りリールの長手
方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入
れ機構とを備え、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ
単板を交互に重合コンベヤからドライブロールまで搬送
し、このドライブロールを重合コンベヤ速度とほぼ同速
度に制御して、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単
板を糸部材をガイドとして巻取りリールに交互に巻き付
けて仕組み巻玉とし、これをリーリングデッキの巻玉ス
トックエリヤで或時間保管して、仕組み巻玉単位で平衡
含水率とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。まず、乾燥後のベニヤ単板を一旦
巻取って巻玉化したものを、巻戻しながら仕組む場合に
つき、図1ないし図2に基づいて説明する。乾燥後のベ
ニヤ単板1が巻取られた巻玉2は、ベニヤ単板巻戻し位
置3において、巻取りリール4の両端の軸受部分がリー
ル受5に回転可能に支持されている。この巻玉3の下方
には支持軸6が軸受けされており、この支持軸6の軸方
向へ任意間隔を置いて大径の基端部プーリ7を複数個取
り付けている。各基端部プーリ7の支持軸6上の両側に
は、一対の支持腕が各々回転可能に支持されており、こ
の一対の支持腕の先端間隔内に小径の先端部プーリ8を
各々回転可能に支持している。各大径の基端部プーリ7
と各小径の先端部プーリ8間に駆動案内帯9を各々掛け
渡し、支持軸6を支点として先端部プーリ8を巻玉2方
向へ旋回させることによって、各駆動案内帯9を巻玉2
の外周下部へ押し付けている。駆動案内帯9を図1中反
時計方向へ回動させると、巻玉2と駆動案内帯9との摩
擦力によってベニヤ単板1は巻戻される。巻戻されたベ
ニヤ単板1は駆動案内帯9上に移乗された状態で折り返
し案内部材10へ至り、搬送方向をZ字状に折り返さ
れ、搬送コンベヤ11上に至る。
【0019】ベニヤ単板1はその繊維方向を搬送方向と
交差した状態で搬送コンベヤ11上を搬送され、搬送コ
ンベヤ11と平行に設置された位置規制手段12によっ
て搬送途上に位置規制されることになる。この位置規制
手段12は、搬送コンベヤ11の搬送方向の一側に搬送
コンベヤ11と平行に垂直状の第1規制ベルト13を設
置し、他側に、搬送途上のベニヤ単板1の側部を押圧す
る押圧体を備えたものである。この押圧体は、ベニヤ単
板1の搬送方向と交差する側部を押圧して第1規制ベル
ト13側へ寄せて位置規制をするものである。押圧手段
としては、流体動によって搬送方向と交差する方向へ進
退させたり、図示例のように、搬送コンベヤ11の搬送
方向と平行に設置された垂直状の第2規制ベルト14の
間隔内に偏心輪15を軸受し、偏心輪15を回転させる
ことによる。偏心輪15の回転によって、第2規制ベル
ト14面は搬送方向と交差する方向へ移動し、ベニヤ単
板1はその搬送方向の一側を第2規制ベルト14面へ押
し当てられ、搬送方向と同方向で回動する第一規制ベル
ト13によって位置規制されることになる。
【0020】搬送コンベヤ11の終端には、この終端位
置を支点として任意角度揺動する切り替えコンベヤ16
が設置されている。この切り替えコンベヤの16先端部
は、ベニヤ単板1の搬送経路を直進とする下位コンベヤ
17の始端と連絡するか、或いはベニヤ単板1の搬送経
路を上方とする上位コンベヤ18の始端と連絡してい
る。したがって、搬送コンベヤ11上を搬送されるベニ
ヤ単板1は、切り替えコンベヤ16の作動によって、下
位コンベヤ17と上位コンベヤ18に交互に搬入され
る。搬入された各ベニヤ単板1は、下位コンベヤ17と
上位コンベヤ18上でその前端部の位置が整合されるこ
とになる。
【0021】下位コンベヤ17の下流位置には重合コン
ベヤ19が接続されており、下位コンベヤ17上のベニ
ヤ単板1が直進状態のまま移乗されることになる。一
方、上位コンベヤ18の終端位置には、前記重合コンベ
ヤ19の搬送面へ上位コンベヤ18上のベニヤ単板1を
案内する案内コンベヤ20が設置されている。この案内
コンベヤ20は、搬送方向へ向かって下り勾配を有して
おり、その先端部は重合コンベヤ19の搬送面へ接近し
た状態に維持されている。この重合コンベヤ19上にお
いて、下位コンベヤ17から直進搬送されたベニヤ単板
1と、上位コンベヤ18から案内コンベヤ20を経て搬
送されたベニヤ単板1が、前端部を整合した状態で2枚
重ねに重合されることになる。
【0022】重合コンベヤ19の下流位置には、2枚重
ねのベニヤ単板1を巻取るベニヤ単板巻取り位置21が
形成されている。このベニヤ単板巻取り位置21には、
上面高さが前記重合コンベヤ19の搬送面とほぼ同一
で、少なくともベニヤ単板1の搬送方向と交差する方向
の長さを有するドライブロール22が軸受されている。
このドライブロール22は変速可能であるが、常態にお
いては、前記重合コンベヤ19とほぼ同一速度に制御さ
れ、回転可能である。このドライブロール22の上方に
は、直径を大径とした巻取りリール23の両端の軸受部
分がリール受24に回転可能に支持されている。この巻
取りリール23は、その下面を前記ドライブロール22
の上面と接することにより、ドライブロール22の駆動
を摩擦力によって従動して、図1中反時計方向に回動す
ることになる。この巻取りリール23の下流側には、巻
取りリール23の長手方向へ任意間隔を置いて、複数個
の糸部材繰り入れ機構25を設置している。
【0023】2枚重ねとしたベニヤ単板1は重合コンベ
ヤ19上を搬送され、ベニヤ単板巻取り位置21に至
る。このとき、巻取りリール23には、前記糸部材繰り
入れ機構25の各糸巻車26から繰り出された糸部材2
7の先端が、その長手方向に渡って任意間隔を置いて複
数箇所巻き付けられている。2枚重ねのベニヤ単板1が
ドライブロール22と巻取りリール23間に至ると、重
合コンベヤ19とほぼ同一速度で回動しているドライブ
ロール22の駆動を従動して、巻取りリール23が逆方
向へ回動し、複数箇所の糸部材27をガイドとして2枚
重ねのベニヤ単板1を巻取ることになる。重合コンベヤ
19から搬送される2枚重ねのベニヤ単板1は、順次巻
取りリール23に巻取られる。
【0024】具体的には、図3に示すような巻取りリー
ル23への巻き付け態様としている。すなわち、巻取り
リール23には、その長手方向に渡って任意間隔を置い
た複数箇所に、糸部材27を絡み付かせるサンドペーパ
ー、凸部等の高摩擦領域を設ける。また、巻取りリール
23の下流側に、巻取りリール23の外周より若干離れ
た上方から下方の位置まで、複数個の糸部材繰り出し用
のノズル27Nを、例えば円弧状のガイドレール(図示
せず)、または進退自在で昇降自在な機構(図示せず)
によって変位自在とさせる。一方、前記ドライブロール
22には、その軸芯方向に渡って任意間隔を置いた複数
箇所に、前記ノズル27Nの先端を格納する溝22Mが
形成されている。まず、糸巻車26から繰り出される糸
部材27の先端を、上方に位置するノズル27Nを介し
て、巻取りリール23の高摩擦領域へ吹き付けて絡み付
かせ、その後ノズル27Nを下方へ移動させ、ドライブ
ロール22の各溝部22Mへいたらせる。このとき、ノ
ズル27Nはドライブロール22の上面より下位にあ
り、糸部材27は先端の絡み付いた部分とノズル27N
間で緊張状態となっている。したがって、ベニヤ単板1
がドライブロール22の駆動を摩擦力によって、巻取り
リール23に巻取られるとき、その先端部分から糸部材
27をガイドとして複数箇所巻き付けられることになる
(図4参照)。
【0025】巻取りリール23への巻取りに際して、巻
取り効率を考慮して、巻取られるベニヤ単板1の前後間
隔を詰める場合がある。この前後間隔詰め手段を図5に
基づいて説明する。重合コンベヤ19にはパルス発信器
28が設置されており、また重合コンベヤ19の上方に
は接触式、或いは透過型、反射型等の非接触式の検出器
29が設置されている。駆動制御器に30は、前記検出
器29位置からドライブロール22までの距離Kを設定
した距離設定器31が接続され、パルス発信器28から
のパルス量読み込みによって、距離K分のパルス量とし
て捉えている。重合コンベヤ19上を搬送されるベニヤ
単板1(表板と裏板)の前端部分を、前記検出器29が
検出したとき、この検出指令をドライブロール22の制
御系である駆動制御器30へ発信する。駆動制御器30
内には複数の記憶素子が内蔵され、その記憶素子の1つ
に、上記検出指令が書き込まれ、ドライブロール22の
駆動を停止させる。ベニヤ単板1(表板と裏板)が重合
コンベヤ19上を距離K搬送され、これを当該記憶素子
がパルス量のカウントアップによって検出するとき、ド
ライブロール22を起動させると共に、当該記憶素子を
リセットしている。ドライブロール22上に至ったベニ
ヤ単板1(表板と裏板)は、その板長さ分だけドライブ
ロール22が駆動されることによって、糸部材27をガ
イドとして巻取りリール23に巻き付けられる。この板
長さは、ベニヤ単板1(表板と裏板)が重合コンベヤ1
9上を搬送された時点、検出器29がその前端と後端を
検出し、これをパルス量として駆動制御器30内にて捉
えていることによる。尚、この板長さはほぼ定尺状に切
断されているので、この定尺長さを予め駆動制御器30
内へ板長さ32として記憶させてもよい。
【0026】この板長さ32に相当するパルス量がカウ
ントアップすると、駆動制御器30よりドライブロール
22へ駆動停止指令が発信され、ドライブロール22は
再び停止する。そして、次位の2枚重ねとしたベニヤ単
板1(表板と裏板)が重合コンベヤ19上を搬送され、
その前端が検出器29に検出されるとき、前記記載と同
様の工程を経ることになる。この場合、仮に、前位の2
枚重ねのベニヤ単板1(表板と裏板)が未だ重合コンベ
ヤ19を搬送途上、或いは巻取りリール23への巻き付
け途上であれば、前位の記憶素子がリセットされていな
いので、別の記憶素子によってパルス制御されることに
なる。このようにして次位の2枚重ねのベニヤ単板1
(表板と裏板)がドライブロール22上に至り、前回巻
き付けられたベニヤ単板1(表板と裏板)の後端との隙
間を詰めた状態で、糸部材26をガイドとして巻取りリ
ール23に巻き付けられる。上記作業を繰り返すことに
より、ドライブロール22は間欠的に回動し、2枚重ね
のベニヤ単板1は、図6に示すように、巻取りリール2
3に前後間隔を密とした状態で効率的に巻取られること
になる。
【0027】次のベニヤ単板1は、その前端が検出器1
5に検出されると、前記記載と同様の工程を経てドライ
ブロール6上に至り、図6に示すように、前回巻き付け
られたベニヤ単板1の後端との隙間を詰めた状態で、糸
部材12をガイドとして巻取りリール7に巻き付けられ
る。上記作業を繰り返すことにより、ドライブロール6
は間欠的に回動し、ベニヤ単板1は巻取りリール7に前
後間隔を密とした状態で効率的に巻取られることにな
る。
【0028】図5に示した前後間隔詰め手段は、ベニヤ
単板巻取り位置21において、ドライブロール22を間
欠的に回動させて巻取りリール23に巻取るので、コン
ベヤの搬送速度と間欠的な巻取り速度(低速)がほぼ対
応していれば、巻取りに支障は発生しないが、巻取り速
度の高速化を図る場合には支障が生じる。この場合、ベ
ニヤ単板巻取り位置21の前段階の搬送途上において、
前後間隔詰めを行うことになる。次に、前記前後間隔詰
め手段の他の実施態様を図7に基づいて説明する。尚、
図5と同一部品については同一番号を付している。ま
ず、前後間隔詰めを行う間隔詰めコンベヤ19Kの始端
を、重合コンベヤ19の終端部と互いに入り組んだ状態
に設置し、両コンベヤ19K、19を各々単独に駆動可
能に設定する。この状態の下、重合コンベヤ19上に設
置された検出器29が、ベニヤ単板1の前端部分を検出
した時、この検出指令を間隔詰めコンベヤ19Kの制御
系である駆動制御器30へ発信する。この駆動制御器3
0には、検出器29から間隔詰めコンベヤ19Kの任意
位置までの距離Kを設定した距離設定器31が接続さ
れ、前記検出指令に基づいて、間隔詰めコンベヤ19K
の駆動を停止する。重合コンベヤ19にはパルス発信器
28が設置されており、ベニヤ単板1が重合コンベヤ1
9上を距離K搬送され、これをパルス量のカウントアッ
プによって検出することになる。間隔詰めコンベヤ19
K上に至ったベニヤ単板1は、その板長さ分だけ間隔詰
めコンベヤ19Kが駆動される。この板長さは、ベニヤ
単板1が重合コンベヤ19上を搬送された時点、検出器
29がその前端と後端を検出し、これをパルス量として
駆動制御器30内にて捉えていることによる。尚、この
板長さはほぼ定尺状に切断されているので、この定尺長
さを予め駆動制御器30内へ板長さとして記憶させても
よい。この間欠的な駆動によって、ベニヤ単板1は間隔
詰めコンベヤ19K上で前後間隔が密となり、これを別
途コンベヤへ移乗させて、巻取り速度に合致した速度で
巻取りリール23に巻取るものである。
【0029】このとき、巻取りリール23を軸受けして
いるリール受24位置が固定的であれば、重合コンベヤ
19の始端位置を支点として、重合コンベヤ19と、ド
ライブロール22を下方へ旋回自在とし、増加する巻取
り径の半径分だけ、ドライブロール22を重合コンベヤ
19と共に自動的に旋回下降させるものである。また逆
に、ドライブロール22を軸受けしている位置が固定的
であれば、巻取りリール23を軸受けしているリール受
24位置を、増加する巻取り径の半径分だけ、上昇させ
ることになる。尚、ドライブロール22は巻取りリール
23に摩擦力を与えるため、流体動、或いはバランスウ
エイト等によって常時一定の圧力で、巻取りリール23
に接した状態に維持されている。
【0030】また、この巻取りリール23には、乾燥後
のベニヤ単板1を巻き付けることになるが、従来、原木
から切削直後のベニヤ単板1の巻取りに使用されている
φ165mmの巻取りリールを、そのまま使用することは
不可能であった。すなわち、このφ165mmの巻取りリ
ールに乾燥後のベニヤ単板1を巻き付けると、その細い
直径になじまず、繊維と平行する部分から割れ、巻取り
リール自体に巻き付けることが不可能であった。特に、
乾燥後に発生した、割れ目、切れ目等がベニヤ単板1に
存在すると、当該部分から列断することになる。本願発
明者の実験による知見では、巻取りリール23の直径を
少なくとも300mm以上とすることにより、乾燥後のベ
ニヤ単板1の巻取りを良好としている。尚、上記実施例
においては巻取りリール23の直径をφ450mmとし、
乾燥後の2枚重ねのベニヤ単板1を巻取っている。
【0031】このようにして2枚重ねのベニヤ単板1と
して巻取られ、3層合板を構成する表板と裏板に仕組ま
れた仕組み巻玉33は、リーリングデッキの仕組み巻玉
ストックエリヤへ移送される。この仕組み巻玉ストック
エリヤは、上下方向に多段階に設置された梁によって構
成され、この仕組み巻玉ストックエリヤで、或時間(1
昼夜)複数個貯留され、表板と裏板間の平衡含水率化を
図ることになる。
【0032】上記実施例では、ベニヤ単板巻戻し位置3
において、1つの巻玉2から定尺状の乾燥後のベニヤ単
板1を1枚づつ巻戻し、これを2枚重ねとして仕組む場
合を説明している。これは、表板と裏板とは等級的には
ほぼ同一であるので、表板用の同一の板種を2枚重ねと
したり、逆に裏板用の同一の板種を2枚重ねとすること
によるものである。このとき、仮に、乾燥後のベニヤ単
板1が連続状態であれば、前記搬送コンベヤ11上を搬
送するときに定尺切断することになる。
【0033】また、図8にはベニヤ単板巻戻し位置3に
おいて、板種の相違する2つの巻玉2(表板用と裏板
用)から、定尺状の乾燥後のベニヤ単板1を1枚づつ巻
戻し、これを2枚重ねとして仕組む実施例を示してい
る。この場合、上記記載と同様の搬送コンベヤ11、こ
の搬送コンベヤ11と平行に設置された位置規制手段1
2を、表板用と裏板用に各々上下2段となるように個別
に設置して、上段の搬送コンベヤ11の終端に、重合コ
ンベヤ19の搬送面へベニヤ単板1を案内する案内コン
ベヤ20を設置すれば足りるものである。尚、説明の便
宜上、下段の搬送コンベヤ11を表板用、上段の搬送コ
ンベヤ11を裏板用とする。
【0034】この場合、ベニヤ単板巻戻し位置3におい
て、2つの巻玉2(表板用と裏板用)から、定尺状の乾
燥後のベニヤ単板(表板と裏板)を1枚づつ巻戻して、
上段と下段の搬送コンベヤ11上へ移乗させる。ベニヤ
単板1(表板と裏板)は、上段と下段の搬送コンベヤ1
1上で位置規制手段12によって各々位置規制される。
その後、重合コンベヤ19上において、下段の搬送コン
ベヤ11から直進搬送されたベニヤ単板1(表板)と、
上段の搬送コンベヤ11から案内コンベヤ20を経て搬
送されたベニヤ単板1(裏板)が、前端部を整合した状
態で2枚重ねに重合されることになる。次いで、前記記
載した間隔詰め手段によって、前後間隔を密としなが
ら、2枚重ねとなるベニヤ単板1(表板と裏板)を巻取
り、仕組み巻玉33として仕組み巻玉ストックエリヤに
おいて貯留されるとき、相違する板種(表板用と裏板
用)の平衡含水率化が図れることになる。
【0035】上記各実施例は、乾燥後のベニヤ単板1を
2枚重ねとして、これを前後間隔を密とした状態で巻取
る場合を説明している。これは、3層合板を構成する表
板と裏板を仕組むことにある。次に、5層合板を構成す
る表板、中芯板、裏板の各板を仕組み巻玉化とする実施
例を説明する。これは、図9に模式的に示すように、乾
燥後のベニヤ単板1を2枚重ねと1枚を1組として交互
に、大径の巻取りリール23に前記記載したように、糸
部材27をガイドとして巻き付けながら多層に巻取るも
のであり、5層合板の仕組みに対処したものである。す
なわち、繊維方向を同方向とした3枚のベニヤ単板1の
うち、2枚を重ね、1枚を単一としたものを1組とし、
これを巻取り方向に交互に連続させたものである。
【0036】上記仕組みを実施するため、大別して、表
板用と裏板用と中芯板用の各板種を全て同一とする場
合、裏板と中芯板の板種を同一として表板を専用の板種
とする場合、表板用と裏板用と中芯板用の各板種を全て
相違する場合の3方式がある。これらのうち、前2者に
ついては、前記記載した図面に基づいて以下に説明す
る。
【0037】まず、表板用と裏板用と中芯板用の各板種
を全て同一とする場合を、図1,図2に基づいて説明す
る。ベニヤ単板巻戻し位置3において、1つの巻玉2か
ら、定尺状の乾燥後のベニヤ単板1を1枚づつ巻戻して
搬送コンベヤ11上へ移乗させる。ベニヤ単板1は搬送
コンベヤ11上で位置規制手段12によって位置規制さ
れる。その後、切り替えコンベヤ16を下位コンベヤ1
7と連絡させて、下位コンベヤ17上へ2枚のベニヤ単
板1を直進搬送させる。2枚のベニヤ単板1を直進搬送
させた後、切り替えコンベヤ16を上位コンベヤ18と
連絡させて、1枚のベニヤ単板1を上位コンベヤ上へ切
り替え搬送する。したがって、切り替えコンベヤ16
は、下位コンベヤ17へ2枚のベニヤ単板1を直進搬送
させるのに対して、上位コンベヤ18へ1枚のベニヤ単
板1を切り替え搬送させることになる。重合コンベヤ1
9上では、下位コンベヤ17上を直進搬送されるベニヤ
単板1に、上位コンベヤ18から案内コンベヤ20を経
て搬送されたベニヤ単板1が、前端部を整合した状態で
2枚重ねに重合されることになる。次いで、前記記載し
た間隔詰め手段によって、2枚重ねとなるベニヤ単板1
を巻取りリール23へ巻取る。巻取り後、重合コンベヤ
19上には、この2枚重ねとされたベニヤ単板1に続い
て下位コンベヤ17から、2枚目のベニヤ単板1が直進
搬送される。このようにして、重合コンベヤ19上に
は、2枚重ねのベニヤ単板1、1枚のベニヤ単板1が交
互に搬送され、図10に示すように、巻取りリール23
に前後間隔を密とした状態で効率的に巻取られることに
なる。
【0038】次に、裏板と中芯板の板種を同一として表
板を専用の板種とする場合を、図8に基づいて説明す
る。この場合、ベニヤ単板巻戻し位置3において、2つ
の巻玉2のうち、説明の便宜上、上段の巻玉2を裏板用
と中芯板用に、また下段の巻玉2を表板専用としてい
る。各巻玉2から、定尺状の乾燥後のベニヤ単板1を1
枚づつ巻戻して、上段と下段の搬送コンベヤ11上へ移
乗させる。各ベニヤ単板1は、上段と下段の搬送コンベ
ヤ11上で位置規制手段12によって各々位置規制され
る。その後、重合コンベヤ19上において、下段の搬送
コンベヤ11から直進搬送されたベニヤ単板1(表板)
と、上段の搬送コンベヤ11から案内コンベヤ20を経
て搬送されたベニヤ単板1(この場合裏板)が、前端部
を整合した状態で2枚重ねに重合されることになる。次
いで、前記記載した間隔詰め手段によって、2枚重ねと
なるベニヤ単板1を巻取りリール23へ巻取る。巻取り
後、重合コンベヤ19上には、この2枚重ねとされたベ
ニヤ単板1(表板と裏板)に続いて上段の搬送コンベヤ
11から、ベニヤ単板1(この場合中芯板)が案内コン
ベヤ20を経て搬送される。すなわち、上段の搬送コン
ベヤ11上を搬送されるベニヤ単板1は、交互に裏板と
中芯板となり、裏板であれば、下段の搬送コンベヤ11
上を搬送されてくるベニヤ単板1(表板)と2枚重ねに
なり、中芯板であれば、1枚のまま、前記記載した間隔
詰め手段によって、前後間隔を密としながら巻取られ、
仕組み巻玉33として仕組み巻玉ストックエリヤにおい
て貯留されることになる。尚、この場合、ベニヤ単板巻
戻し位置3において、上段の巻戻し速度(裏板と中芯板
が交互に切り替わる)は下段の巻戻し速度(表板用)の
ほぼ倍で制御され、下段の搬送コンベヤ11上を搬送さ
れてくるベニヤ単板1(表板)と、上段の搬送コンベヤ
11から案内コンベヤ16を経て搬送されてくるベニヤ
単板1(裏板と中芯板が交互に切り替わる)の搬送割合
を1:2としている。
【0039】図11には、ベニヤ単板巻戻し位置3にお
いて、板種の相違する3つの巻玉2(表板用と裏板用と
中芯板用)から、定尺状の乾燥後のベニヤ単板1を1枚
づつ巻戻し、これを2枚重ね(表板と裏板)、1枚を単
一(中芯板)として仕組む実施例を示している。この実
施例では、上記記載と同様の搬送コンベヤ11、この搬
送コンベヤ11と平行に設置された位置規制手段12
を、表板用と裏板用と中芯板用に上・中・下3段となる
ように各々個別に設置することになる。各段の搬送コン
ベヤ11のうち、説明の便宜上、上段の搬送コンベヤ1
1を中芯板用に、中段の搬送コンベヤ11を裏板用に、
下段の搬送コンベヤ11を表板用とした場合、下段の搬
送コンベヤ11と接続している重合コンベヤ19の搬送
面へ、中段の搬送コンベヤ11の終端よりベニヤ単板1
(裏板)を案内する案内コンベヤ20を設置している。
また、前記重合コンベヤ19とベニヤ単板巻取り位置2
1間には、中継コンベヤ34が設置されている。この中
継コンベヤ34の始端と前記重合コンベヤ19の終端は
互いに入り組んだ状態に設置され、各々単独に回動可能
に設定されている。この中継コンベヤ34の搬送面上
へ、上段の搬送コンベヤ11の終端よりベニヤ単板1
(中芯板)を案内する案内コンベヤ20を設置してい
る。
【0040】この場合、ベニヤ単板巻戻し位置3におい
て、3つの巻玉2(表板用と裏板用と中芯板用)から、
定尺状の乾燥後のベニヤ単板1(表板と裏板と中芯板)
を1枚づつ巻戻して、上段と中段と下段の搬送コンベヤ
11上へ移乗させる。ベニヤ単板1(表板と裏板と中芯
板)は、上段と中段と下段の搬送コンベヤ11上で位置
規制手段12によって各々位置規制される。その後、重
合コンベヤ19上において、下段の搬送コンベヤ11か
ら直進搬送されたベニヤ単板1(表板)と、中段の搬送
コンベヤ11から案内コンベヤ20を経て搬送されたベ
ニヤ単板1(裏板)が、前端部を整合した状態で2枚重
ねに重合されることになる。
【0041】次に、この実施例における前後間隔詰め手
段を図12に基づいて説明する。重合コンベヤ19には
パルス発信器28が設置されており、また重合コンベヤ
19の上方には前記記載と同様の第1検出器35が設置
されている。この重合コンベヤ19の終端には、中継コ
ンベヤ34がその始端を入り組んだ状態で接続されてい
る。この中継コンベヤ34にはパルス発信器36が設置
されており、また、中継コンベヤ34の上方には前記記
載と同様の第2検出器37が設置されている。駆動制御
器30には距離設定器31が接続され、この距離設定器
31には、前記第1検出器35位置からドライブロール
22までの距離L1と、前記第2検出器37からドライ
ブロール22までの距離L2が設定され、各パルス発信
器28,36からのパルス量読み込みによって、距離L
1、距離L2のパルス量として捉えている。
【0042】重合コンベヤ19上を搬送される2枚重ね
のベニヤ単板1(表板と裏板)の前端部分を、前記第1
検出器35が検出したとき、この検出指令をドライブロ
ール22の制御系である駆動制御器30へ発信する。駆
動制御器30内には複数の記憶素子が内蔵され、その記
憶素子の1つに、上記検出指令が書き込まれ、ドライブ
ロール22の駆動を停止させると共に、上段の巻戻し制
御器38(中芯板用)へ巻戻し禁止指令を発信して、上
段の搬送コンベヤ11へのベニヤ単板1(中芯板)の搬
入を防止する。2枚重ねのベニヤ単板1(表板と裏板)
が重合コンベヤ19並びに中継コンベヤ34上を距離L
1搬送され、これを当該記憶素子がパルス量のカウント
アップによって検出するとき、ドライブロール22へ起
動指令を発信して起動再開させる。また、上段の巻戻し
制御器38へ、巻戻し開始指令を発信して上段の巻戻し
作業を再開させ、上段の搬送コンベヤ11から中継コン
ベヤ34上へのベニヤ単板1(中芯板)の搬入を再開さ
せる。各指令を発信した後、当該記憶素子をリセットし
ている。ドライブロール22上に至ったベニヤ単板1
(表板と裏板)は、その板長さ分だけドライブロール2
2が駆動されることによって、糸部材27をガイドとし
て巻取りリール23に巻き付けられる。この板長さは、
ベニヤ単板1(表板と裏板)が重合コンベヤ19上を搬
送された時点、第1検出器35がその前端と後端を検出
し、これをパルス量として駆動制御器30内にて捉えて
いることによる。
【0043】一方、上段の搬送コンベヤ11に待機して
いたベニヤ単板1(中芯板)は、案内コンベヤ20を経
由して中継コンベヤ34上に搬入される。中継コンベヤ
34の回動に伴って搬送される途上、第2検出器37に
よってベニヤ単板1(中芯板)の前端部分を検出したと
き、この検出指令を駆動制御器30へ発信する。上記検
出指令は駆動制御器30内の記憶素子の1つに書き込ま
れ、ドライブロール22の駆動を停止させると共に、中
・下段の巻戻し制御器39へ、巻戻し禁止指令として発
信する。この指令に基づいて、中・下段の搬送コンベヤ
11から重合コンベヤ19上へのベニヤ単板1(表板と
裏板)の搬入を防止することになる。
【0044】ベニヤ単板1(中芯板)が中継コンベヤ3
4上を距離L2搬送され、これを当該記憶素子がパルス
量のカウントアップによって検出するとき、ドライブロ
ール22へ起動指令を発信して起動再開させる。また、
中・下段の巻戻し制御器39へ、巻戻し開始指令を発信
して中・下段の巻戻し作業を再開させ、中・下段の搬送
コンベヤ11から重合コンベヤ19上へのベニヤ単板1
(表板と裏板)の搬入を再開させる。各指令を発信した
後、当該記憶素子をリセットしている。ドライブロール
22上に至ったベニヤ単板1(中芯板)は、その板長さ
分だけドライブロール22が駆動されることによって、
前回巻き付けられたベニヤ単板1(表板と裏板)の後端
との隙間を詰めた状態で、糸部材27をガイドとして巻
取りリール23に巻き付けられる。この板長さは、ベニ
ヤ単板1(中芯板)が中継コンベヤ34上を搬送された
時点、第2検出器37がその前端と後端を検出し、これ
をパルス量として駆動制御器30内にて捉えていること
による。尚、これらの板長さ32はほぼ定尺状に切断さ
れているので、前記記載と同様、この定尺長さを予め駆
動制御器30内へ板長さ32として記憶させてもよい。
【0045】上記作業を繰り返すことにより、ドライブ
ロール22は間欠的に回動し、2枚重ねのベニヤ単板1
(表板と裏板)、1枚のベニヤ単板1(中芯板)を1組
として、巻取りリール23に前後間隔を密とした状態で
効率的に巻取られることになる。このようにして巻取ら
れた仕組み巻玉33は、仕組み巻玉ストックエリヤまで
搬送され、貯留されるとき、相違する板種(表板用と裏
板用)の平衡含水率化が図れることになる。尚、上記実
施例においては、便宜上、距離をパルス量に換算したパ
ルス制御によって説明しているが、距離を時間で割り出
した遅延回路を構成してパルス制御と同様の制御をする
ことも可能である。
【0046】尚、上記実施例においては、駆動制御器3
0内の記憶素子のパルス制御によって、上段の巻戻し制
御器38(中芯板用)、或いは中・下段の巻戻し制御器
39(表板と裏板用)へ巻戻し禁止指令、巻戻し開始指
令を発信しているが、これを以下のように代替すること
も可能である。すなわち、ベニヤ単板1(表板と裏板)
の後端が、中継コンベヤ34上に設置されている第2検
出器37によって検出されるとき、この検出指令を駆動
制御器30より中段・下段の巻戻し制御器39へ、巻戻
し禁止指令として発信する。この指令に基づいて、中段
・下段の搬送コンベヤ11から重合コンベヤ19上への
ベニヤ単板1(表板と裏板)の搬入を防止することにな
る。一方これに同期して、この検出指令を駆動制御器3
0より上段の巻戻しの制御器38へ、巻戻し開始指令と
して発信する。この指令に基づいて、上段の搬送コンベ
ヤ11から中継コンベヤ34上へのベニヤ単板1(中芯
板)の搬入を再開することになる。上段の搬送コンベヤ
11に待機していたベニヤ単板1(中芯板)は、案内コ
ンベヤ20を経由して中継コンベヤ34上に搬入され
る。中継コンベヤ34の回動に伴って搬送される途上、
第2検出器37によってベニヤ単板1(中芯板)の前端
部分を検出したとき、この検出指令を駆動制御器30へ
発信し、この検出指令を駆動制御器30に接続されてい
る中・下段の巻戻し制御器39へ、巻戻し禁止指令とし
て発信する。この指令に基づいて、中・下段の搬送コン
ベヤ11から重合コンベヤ19上へのベニヤ単板1(表
板と裏板)の搬入を防止する。
【0047】図12に示した前後間隔詰め手段は、ベニ
ヤ単板巻取り位置21におけるドライブロール22の間
欠的な回動によるものであるが、これを前記記載したよ
うにベニヤ単板巻取り位置21の前段階の搬送途上にお
いて、前後間隔詰めを行う、前記前後間隔詰め手段の他
の実施態様を図13に基づいて説明する。尚、図12と
同一部品については同一番号を付している。まず、前後
間隔詰めを行う間隔詰めコンベヤ34Kの始端を、中継
コンベヤ34の終端部と互いに入り組んだ状態に設置
し、両コンベヤ34K、34を各々単独に駆動可能に設
定する。この状態の下、重合コンベヤ19上を搬送され
る2枚重ねのベニヤ単板1(表板と裏板)の前端部分
を、前記第1検出器35が検出したとき、この検出指令
を間隔詰めコンベヤ34Kの制御系である駆動制御器3
0へ発信する。駆動制御器30内には複数の記憶素子が
内蔵され、その記憶素子の1つに、上記検出指令が書き
込まれ、間隔詰めコンベヤ34Kの駆動を停止させると
共に、上段の巻戻し制御器38(中芯板用)へ巻戻し禁
止指令を発信して、上段の搬送コンベヤ11へのベニヤ
単板1(中芯板)の搬入を防止する。2枚重ねのベニヤ
単板1(表板と裏板)が重合コンベヤ19並びに中継コ
ンベヤ34上を距離L1搬送され、これを当該記憶素子
がパルス量のカウントアップによって検出するとき、間
隔詰めコンベヤ34Kへ起動指令を発信して起動再開さ
せる。また、上段の巻戻し制御器38へ、巻戻し開始指
令を発信して上段の巻戻し作業を再開させ、上段の搬送
コンベヤ11から中継コンベヤ34上へのベニヤ単板1
(中芯板)の搬入を再開させる。各指令を発信した後、
当該記憶素子をリセットしている。間隔詰めコンベヤ3
4K上に至ったベニヤ単板1(表板と裏板)は、その板
長さ分だけ間隔詰めコンベヤ34Kが駆動されることに
よって、糸部材27をガイドとして巻取りリール23に
巻き付けられる。
【0048】一方、上段の搬送コンベヤ11に待機して
いたベニヤ単板1(中芯板)は、案内コンベヤ20を経
由して中継コンベヤ34上に搬入される。中継コンベヤ
34の回動に伴って搬送される途上、第2検出器37に
よってベニヤ単板1(中芯板)の前端部分を検出したと
き、この検出指令を駆動制御器30へ発信する。上記検
出指令は駆動制御器30内の記憶素子の1つに書き込ま
れ、間隔詰めコンベヤ34Kの駆動を停止させると共
に、中・下段の巻戻し制御器39へ、巻戻し禁止指令と
して発信する。この指令に基づいて、中・下段の搬送コ
ンベヤ11から重合コンベヤ19上へのベニヤ単板1
(表板と裏板)の搬入を防止することになる。
【0049】ベニヤ単板1(中芯板)が中継コンベヤ3
4上を距離L2搬送され、これを当該記憶素子がパルス
量のカウントアップによって検出するとき、間隔詰めコ
ンベヤ34Kへ起動指令を発信して起動再開させる。ま
た、中・下段の巻戻し制御器39へ、巻戻し開始指令を
発信して中・下段の巻戻し作業を再開させ、中・下段の
搬送コンベヤ11から重合コンベヤ19上へのベニヤ単
板1(表板と裏板)の搬入を再開させる。各指令を発信
した後、当該記憶素子をリセットしている。間隔詰めコ
ンベヤ34K上に至ったベニヤ単板1(中芯板)は、そ
の板長さ分だけ間隔詰めコンベヤ34Kが駆動される。
したがって、間隔詰めコンベヤ34K上には、2枚重ね
のベニヤ単板1(表板と裏板)と、1枚のベニヤ単板1
(中芯板)が交互となるように間隔を詰めた状態で待機
され、その後ベニヤ単板巻取り位置21まで搬送され、
糸部材27をガイドとして巻取りリール23に巻き付け
られる。
【0050】図14ないし図16には、乾燥後の板種の
相違する表板、裏板を各堆積山から繰り出して、巻取り
リール23に巻取る場合の一実施例を示している。乾燥
後の板種の相違する表板1A、裏板1Bの各堆積山40
はリフタ41上に乗せられ、その上面高さは、常時任意
高さとなるように制御されている。このリフタ41より
ピンチロール42を介して上下流に渡って一対のコンベ
ヤが隣接して設置されている。この一対のコンベヤは、
表板用と裏板用に上下2段設置され、相前後して搬送さ
れる表板1A、裏板1Bの前後間隔詰め手段43として
設置されている。この前後間隔詰め手段43は、表板1
A、或いは裏板1Bの幅のほぼ2倍の間隔をもって爪4
4が取り付けられたベルト或いはチエンより成る上流コ
ンベヤ45と、この上流コンベヤ45の下流に位置し
て、表板1A、裏板1Bの幅のほぼ同一の間隔をもって
爪44が取り付けられたベルト或いはチエンより成る下
流コンベヤ46から構成されている。前記上流コンベヤ
45の終端部と、下流コンベヤ46の始端部は互いに入
り組んだ状態で重合しており、また上流コンベヤ45の
速度は下流コンベヤ46の速度に対してほぼ2倍に制御
されている。
【0051】この上流コンベヤ45の搬送方向の一側
(前記リフタ41の反対側)の任意箇所には、表板1
A、裏板1Bの搬送方向の一側を規制する位置規制手段
12が設置されている。これは、前記上流コンベヤ45
と平行に垂直状の規制ベルト47を設置して、上流コン
ベヤ45の搬送方向と同方向へ回動自在としたものであ
る。前記上流コンベヤ45のベルト或いはチエン間隔内
には、上流コンベヤ45の搬送面に対して突出・没入自
在なロールコンベヤ48が設置されている。このロール
コンベヤ48は上流コンベヤ45の搬送方向と交差する
方向へ回動自在とされている。
【0052】表板1A、裏板1Bはリフタ41上の堆積
山40の最上部のものから1枚宛ピンチロール42へ繰
り出され、ロールコンベヤ48上に至る。このとき、ロ
ールコンベヤ48は上流コンベヤ45の搬送面より突出
した状態に制御され、規制ベルト47方向へ回動されて
いる。このため、ロールコンベヤ48上に繰り出された
表板1A、裏板1Bは、規制ベルト47まで前進して当
接すると、規制ベルト47の回動に伴って、搬送方向の
一端部が規制されながらロールコンベヤ48上をロール
軸方向へ若干摺動する。次いで、ロールコンベヤ48を
上流コンベヤ45の搬送面より没入させると、表板1
A、裏板1Bは、上流コンベヤ45に移乗され、爪44
部分に後端を支持されながら、下流コンベヤ46方向へ
搬送される。
【0053】上流コンベヤ45の爪44によって搬送さ
れている表板1A、裏板1Bは下流コンベヤ46の始端
部に至ると、下流コンベヤ46の速度が上流コンベヤ4
5の速度のほぼ半分に制御されているため、表板1A、
裏板1Bの前端部は下流コンベヤ46の爪44部分に徐
々に追いつくことになる。下流コンベヤ46の爪44部
分に表板1A、裏板1Bの前端部が当接する直前に、上
流コンベヤ45は終端の折り返し位置に至るので、表板
1A、裏板1Bは、上流コンベヤ45の爪44から下流
コンベヤ46の爪44によってその後端を支持されるこ
とになる。このとき、表板1A、裏板1Bはその前後端
が下流コンベヤ46の爪44間隔内に位置して、次に搬
送される表板1A、裏板1Bの前後間隔と密に間隔詰め
されることになる。
【0054】下段の下流コンベヤ46の下流位置には、
重合コンベヤ19が終端部と始端部が互いに入り組んだ
状態で接続されており、下段の下流コンベヤ46上の裏
板1Bが直進状態のまま移乗されることになる。一方、
上段の下流コンベヤ46の終端位置には、前記重合コン
ベヤ19の搬送面へ上段の下流コンベヤ46上の表板1
Aを案内する案内コンベヤ20が設置されている。この
案内コンベヤ20は、搬送方向へ向かって下り勾配を有
しており、その先端部は重合コンベヤ19の搬送面へ接
近した状態に維持されている。この重合コンベヤ19上
において、下段の下流コンベヤ46から直進搬送された
裏板1Bと、上段の下流コンベヤ46から案内コンベヤ
20を経て搬送された表板1Aが、前端部を整合した状
態で2枚重ねに重合されることになる。
【0055】2枚重ねとした表板1Aと裏板1Bは重合
コンベヤ19上を搬送され、前記記載のベニヤ単板巻取
り位置21に至る。このとき、ドライブロール22は重
合コンベヤ19とほぼ同一速度で回動しており、このド
ライブロール22の駆動を従動して、巻取りリール23
が逆方向へ回動し、複数箇所の糸部材27をガイドとし
てこの2枚重ねの表板1Aと裏板1Bを巻取ることにな
る。この場合、相前後する2枚重ねの表板1Aと裏板1
Bは、既に前後間隔を詰められており、効率良く巻取ら
れることになる。
【0056】尚、上記実施例においては、便宜上、上下
流コンベヤ45,46による間隔詰め手段43と、位置
規制手段12を表板1Aと裏板1B毎に、搬送方向の上
下に任意間隔を置いて各々設置した場合を説明している
が、これらを搬送方向の左右に任意間隔を置いて各々隣
接して設置したり、重合コンベヤ19を挟んで搬送方向
と反搬送方向に相対して各々設置することも可能であ
る。また、上記実施例の上下流コンベヤ45,46によ
る間隔詰め手段43を、前記記載したベニヤ単板巻取り
位置21におけるドライブロール22の間欠回動制御と
代替することも可能である。また逆に、前記各実施例の
ドライブロール22の間欠回動制御による間隔詰め手段
を、上下流コンベヤ45,46による間隔詰め手段43
へ代替することも可能である。
【0057】尚、上記巻取りリール23は軸部23Gを
回転中心とした円筒状であり、通常、溶接によって閉塞
した状態で一体的に構成されている。特に、原木から切
削直後のベニヤ単板の巻取りに従来から使用されている
巻取りリール(φ165mm)に比べ、その直径を大径
(φ300mm以上、本実施例ではφ450mm)としてい
るので、巻取りリール23自体の重量が増大し、巻取り
リール23の搬送時、ベニヤ単板1巻取り時、リーリン
グデッキの巻玉ストックエリヤでの保管時等、この増大
した重量による動力負担、あるいはリーリングデッキ等
の構造物を補強することにもなる。
【0058】これらに対応するため、図17ないし図1
8には本発明の巻取りリール23の他の態様が示されて
いる。すなわち、図17に示した大径の巻取りリール2
3の外表面部分には、スリット状の開口部23Kが多数
設けられ、図18に示した大径の巻取りリール23は、
リール軸23Gにその軸芯方向に渡って同径とした大径
の鍔23Tを任意間隔を置いて複数個取り付けて構成さ
れ、必要に応じ、各鍔23Tの表面部分には開口部23
Kが形成されている。尚、開口部23Kは、本実施例に
おいてはスリット状を採用しているが、この形状に限定
されるものでなく、円状、楕円状、多角形状等、開口状
態を形成できれば、形状は任意である。
【0059】したがって、これらの巻取りリール23に
よれば、重量の軽減化が図られ、上記記載の動力負担、
補強等を解消できる。また大径の巻取りリール23に巻
取られたベニヤ単板1には、巻取りリール23に多数形
成された開口部23Kを経てそのリール23内部が大気
と連通状態となるので、通気性が図られることになる。
このため、乾燥後のベニヤ単板1に内在する熱気、湿気
等を多数の開口部23Kから大気へ放散させ、巻取られ
たベニヤ単板1を貯留している間に平衡含水率化を促進
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥後のベニヤ単板を一旦巻取って巻玉化した
ものを、巻戻しながら仕組み巻玉とする実施例の側面図
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】巻取りリールへ糸部材の巻き付け状態を示す拡
大説明図である。
【図4】仕組み巻玉の模式的的説明図である。
【図5】間隔詰め手段を説明するブロック線図である。
【図6】間隔詰め後の仕組み巻玉の模式的的説明図であ
る。
【図7】間隔詰め手段の他の態様を示すブロック線図で
ある。
【図8】乾燥後のベニヤ単板を一旦巻取った2つの巻玉
を、巻戻しながら仕組み巻玉とする実施例の側面図であ
る。
【図9】他の仕組み巻玉の模式的的説明図である。
【図10】間隔詰め後の他の仕組み巻玉の模式的的説明
図である。
【図11】乾燥後のベニヤ単板を一旦巻取った3つの巻
玉を、巻戻しながら仕組み巻玉とする実施例の側面図で
ある。
【図12】他の仕組み巻玉用の間隔詰め手段を説明する
ブロック線図である。
【図13】他の仕組み巻玉用の間隔詰め手段の他の態様
を示すブロック線図である。
【図14】乾燥後の堆積山から繰り出したベニヤ単板を
仕組み巻玉とする実施例の平面図である。
【図15】図14のA−A線矢視図である。
【図16】図14の一部切り欠き側面図である。
【図17】巻取りリールの他の態様が示す斜視図であ
る。
【図18】巻取りリールの他の態様が示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ベニヤ単板 3 ベニヤ単板巻戻し位置 11 搬送コンベヤ 12 位置規制手段 16 切り替えコンベヤ 17 下位コンベヤ 18 上位コンベヤ 19 重合コンベヤ 19K 間隔詰めコンベヤ 20 案内コンベヤ 21 ベニヤ単板巻取り位置 22 ドライブロール 23 巻取りリール 23K 開口部 23T 鍔 25 糸部材繰り入れ機構 26 糸巻車 27 糸部材 27N ノズル 29 検出器 30 駆動制御器 31 距離設定器 33 仕組み巻玉 43 間隔詰め手段 44 爪 45 上流コンベヤ 46 下流コンベヤ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥後のベニヤ単板を2枚重ねと1枚を1
    組として交互に、大径の巻取りリールに糸部材をガイド
    として巻き付けて巻取ったことを特徴とする仕組み巻
    玉。
  2. 【請求項2】前記大径の巻取りリールの直径を300mm
    以上とした請求項1記載の仕組み巻玉。
  3. 【請求項3】前記大径の巻取りリールは、リール軸にそ
    の軸芯方向に渡って同径とした大径の鍔を任意間隔を置
    いて複数個取り付けて構成された請求項1または2記載
    の仕組み巻玉。
  4. 【請求項4】前記大径の巻取りリールの表面部分には、
    開口部が多数形成された請求項1ないし3のいずれかに
    記載の仕組み巻玉。
  5. 【請求項5】前記ベニヤ単板を相違する板種とした請求
    項1記載の仕組み巻玉。
  6. 【請求項6】前記ベニヤ単板を同一板種とした請求項1
    記載の仕組み巻玉。
  7. 【請求項7】前記ベニヤ単板の2枚重ねを表板と裏板と
    し、1枚を中芯板とした請求項1記載の仕組み巻玉。
  8. 【請求項8】乾燥後のベニヤ単板を2枚重ねと1枚を1
    組として交互に仕組む重合コンベヤと、この重合コンベ
    ヤの下流位置に、回転可能に設置された大径の巻取りリ
    ールと、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達
    する変速可能なドライブロールと、前記巻取りリールの
    長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰
    り入れ機構とを備えたことを特徴とする仕組み単板の巻
    取り装置。
  9. 【請求項9】パルス発信器が設置されたコンベヤと、こ
    のコンベヤ上を搬送される乾燥後の2枚重ねと1枚のベ
    ニヤ単板を交互に検出する検出器と、この検出器位置か
    ら下流に位置するドライブロールまでの距離を設定する
    距離設定器と、このドライブロールの駆動を制御する駆
    動制御器と、ドライブロールの上面に接して従動回転す
    る大径の巻取りリールと、この巻取りリールの長手方向
    へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入れ機
    構とを備え、コンベヤ上を搬送されるベニヤ単板を検出
    するとき、駆動制御器からの指令によってドライブロー
    ルの駆動を停止し、設定した距離のパルス量がカウント
    アップされるとき、ドライブロールを駆動させて、2枚
    重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を糸部材をガイド
    として巻取りリールに交互に巻き付けることを特徴とす
    る仕組み単板の巻取り装置。
  10. 【請求項10】パルス発信器が設置された重合コンベヤ
    と、この重合コンベヤ上を搬送される乾燥後の2枚重ね
    と1枚のベニヤ単板を交互に検出する検出器と、この検
    出器位置から下流に位置するドライブロールまでの距離
    を設定する距離設定器と、このドライブロールの駆動を
    制御する駆動制御器と、ドライブロールの上面に接して
    従動回転する大径の巻取りリールと、この巻取りリール
    の長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材
    繰り入れ機構とを備え、コンベヤ上を搬送されるベニヤ
    単板の前端を検出するとき、駆動制御器からの指令によ
    ってドライブロールの駆動を停止させると共に、ベニヤ
    単板の後端を検出するまでのパルス量に基づき板長さを
    求めて駆動制御器内にて一旦記憶し、ベニヤ単板の搬送
    に伴って設定した距離のパルス量がカウントアップされ
    るとき、ドライブロールを板長さ分だけ駆動させて、2
    枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を糸部材をガイ
    ドとして巻取りリールに交互に巻き付けることを特徴と
    する仕組み単板の巻取り装置。
  11. 【請求項11】乾燥後のベニヤ単板が巻取られた巻玉の
    外周の一部に押し付け状態とした駆動案内帯によって、
    乾燥後のベニヤ単板を折り返しながら巻戻すベニヤ単板
    巻戻し手段と、巻戻された乾燥後のベニヤ単板を搬送す
    る搬送コンベヤと、搬送方向の一側に前記搬送コンベヤ
    と平行に設置され、前記ベニヤ単板の搬送方向の一側を
    規制する位置規制手段と、ベニヤ単板の搬送経路を直
    進、或いは上方へ切り替える切り替えコンベヤと、前記
    搬送コンベヤの直進方向に設置され、前記切り替えコン
    ベヤによって直進するベニヤ単板を搬送する下位コンベ
    ヤと、この下位コンベヤの上方に位置して前記切り替え
    コンベヤによって上方へ切り替えられたベニヤ単板を搬
    送する上位コンベヤと、この上位コンベヤの終端に設置
    され、下位コンベヤの下流に位置する重合コンベヤの搬
    送面へベニヤ単板を案内する案内コンベヤと、ベニヤ単
    板を2枚重ねと1枚の交互に搬送する重合コンベヤの下
    流位置に、回転可能に設置された大径の巻取りリール
    と、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する
    変速可能なドライブロールと、前記巻取りリールの長手
    方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入
    れ機構とを備え、2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ
    単板を糸部材をガイドとして巻取りリールに交互に巻き
    付けることを特徴とする仕組み単板の巻取り装置。
  12. 【請求項12】パルス発信器が設置された重合コンベヤ
    と、この重合コンベヤの終端と入り組んで設置され、パ
    ルス発信器が設置された中継コンベヤと、これら重合コ
    ンベヤと中継コンベヤ上を搬送される乾燥後の2枚重ね
    のベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を検出する各検出器
    と、これら検出器位置から下流に位置する間隔詰めコン
    ベヤまでの距離を各々設定する各距離設定器と、この間
    隔詰めコンベヤの駆動を制御する駆動制御器と、間隔詰
    めコンベヤの下流に位置する巻取りリールとを備え、重
    合コンベヤ上を搬送される2枚重ねまたは1枚のベニヤ
    単板を検出するとき、或いは中継コンベヤ上を搬送され
    る2枚重ねまたは1枚のベニヤ単板を検出するとき、そ
    れぞれ駆動制御器からの指令によって間隔詰めコンベヤ
    の駆動を停止し、設定した各距離のパルス量がカウント
    アップされるとき、間隔詰めコンベヤを駆動させて搬送
    方向に隣接する2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単
    板の間隔を詰め、間隔詰めコンベヤ上で2枚重ねのベニ
    ヤ単板と1枚のベニヤ単板が交互となるように間隔を詰
    められた後、糸部材をガイドとして巻取りリールに巻き
    付けることを特徴とする仕組み単板の巻取り装置。
  13. 【請求項13】乾燥後のベニヤ単板の堆積山と、この堆
    積山に隣接して搬送方向の上下流に一対設置した上下流
    コンベヤと、これらコンベヤのうち、搬送方向の上流コ
    ンベヤに対して下流コンベヤの速度を遅く設定して、ベ
    ニヤ単板の搬送方向の間隔を密にする間隔詰め手段と、
    搬送方向の一側の任意箇所に前記コンベヤと平行に設置
    され、前記ベニヤ単板の搬送方向の一側を規制する位置
    規制手段とを、前記堆積山毎に設置し、前記下流コンベ
    ヤに接続された重合コンベヤ上へ2枚重ねのベニヤ単板
    と1枚のベニヤ単板を交互に搬送し、この重合コンベヤ
    の下流位置に、回転可能に設置された大径の巻取りリー
    ルと、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達す
    る変速可能なドライブロールと、ベニヤ単板巻取り位置
    に、巻取りリールの長手方向へ任意間隔を置いて複数個
    設置された糸部材繰り入れ機構とを備え、2枚重ねのベ
    ニヤ単板と1枚のベニヤ単板を糸部材をガイドとして巻
    取りリールに交互に巻き付けることを特徴とする仕組み
    単板の巻取り装置。
  14. 【請求項14】前記上下流コンベヤと、間隔詰め手段
    と、位置規制手段を表板と裏板毎に、搬送方向の上下に
    任意間隔を置いて各々設置した請求項13記載の仕組み
    単板の巻取り装置。
  15. 【請求項15】前記上下流コンベヤと、間隔詰め手段
    と、位置規制手段を表板と裏板毎に、搬送方向の左右に
    任意間隔を置いて各々設置した請求項13記載の仕組み
    単板の巻取り装置。
  16. 【請求項16】前記上下流コンベヤと、間隔詰め手段
    と、位置規制手段を表板と裏板毎に、重合コンベヤを挟
    んで搬送方向と反搬送方向に相対して各々設置した請求
    項13記載の仕組み単板の巻取り装置。
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