JP2000332982A - 出力制御装置および出力制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

出力制御装置および出力制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP2000332982A
JP2000332982A JP11139616A JP13961699A JP2000332982A JP 2000332982 A JP2000332982 A JP 2000332982A JP 11139616 A JP11139616 A JP 11139616A JP 13961699 A JP13961699 A JP 13961699A JP 2000332982 A JP2000332982 A JP 2000332982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信する出力情報の属性情報を解析して不正
な出力情報であるかどうかを確実に特定して、当該不正
な出力情報の出力を確実に中止することである。 【解決手段】 ネットワーク経路6を介してクライアン
トコンピュータ1から受信するインターネットの情報を
含む各種の出力情報の属性情報をプリントデータ解釈部
8があらかじめ設定された基準情報との比較照合により
解析して、ネットワークプリンタを管理すべき管理者に
とって不正な出力情報であるかどうかを確実に特定し
て、ラスタライザ10によるイメージデータへの展開開
始前に、不正と判定された出力情報の出力を中止する構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して複数のデータ処理装置との通信により受信する出
力情報を解析してラスタイメージに展開して出力部に出
力する出力制御装置および出力制御方法およびコンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】LAN等のコンピュータネットワークに
接続して、ネットワーク上の任意のコンピュータからの
プリント要求に対してプリントするネットワークプリン
トシステムでは、図13に示すように構成されている。
【0003】図13は、この種の印刷システムの構成を
説明するブロック図である。
【0004】図13に示す印刷システムは、クライアン
トコンピュータ1と、その上で動作するアプリケーショ
ン2と、該アプリケーション2上で作成されたドキュメ
ントデータ3、該アプリケーション2から受け渡された
ドキュメントデータ3の情報をプリンタが解釈可能なデ
ータ形式に変換するよう働くプリンタドライバ4、該プ
リンタドライバ4で変換されたプリントデータ5が転送
されるネットワーク経路6、該プリントデータ5を一旦
受信するプリントスプーラ7、該プリントスプーラ7か
らのプリントデータ5を読み出しプリント可能なビット
マップデータに展開するラスタライザ10、展開された
ビットマップデータを印画するプリントエンジン部11
から構成されている。
【0005】そして、システム管理者が管理するネット
ワークプリントシステムにおいては、プリントに要する
経費の削減などの目的のために、一般ユーザが適正にプ
リントを利用したかどうかについてチェックするという
要求がある。
【0006】このため、従来のネットワークプリントシ
ステムでは、プリンタドライバ4は、アプリケーション
2から受け取ったドキュメントデータ3の情報をプリン
トデータ5に変換する際に、プリントするのに必須な諸
条件の他に、アプリケーションの種類、作業日時、コン
ピュータの所有者情報、ドキュメントの名称等の情報を
付与するようになっている。
【0007】一方、プリントシステムによっては、実際
にプリントがなされた時間とともに前記諸情報の内容を
プリントログとして随時記録し、管理者がプリントシス
テムの使用状況を把握し、適切な管理を行うための情報
として利用できるものが存在する。
【0008】また、プリンタ側の記憶装置の制限に応じ
て設定された件数の、プリント済み画像の画像情報を保
持して保存する機能を有するシステムも存在する。
【0009】このようなシステムによれば、管理者が後
から実際にプリントされた画像をチェックして、不正な
プリントがなされていないか等についてチェックするこ
とが可能となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の印刷システム(ネットワークプリントシステ
ム)によれば、ネットワーク上の各コンピュータ(クラ
イアント)からの要求に応じてプリント処理を実行し、
同時にプリントされた記録を取ることによって、ある程
度時間が経過した後で管理者がプリント状況の確認をす
ることが可能であった。
【0011】しかしながら、一般にプリント記録にはご
く限られた情報しか残っていないために、プリント記録
からだけでは実際にどんな画像がプリントされたのかを
判断することは不可能であった。
【0012】また、プリンタ側の記憶装置の制限に応じ
て設定された件数の、プリント済み画像の画像情報を保
持して保存する機能を有するシステムの場合には、管理
者が後から実際にプリントされた画像をチェックして、
不正なプリントがなされていないかについてチェックす
ることが可能であるが、一般にプリント情報は容量が大
きく、プリンタ側の記憶装置の制限からすべての情報を
保持しておくことは不可能で、一定の件数を越えると自
動的に古いプリントジョブから削除されるようになって
いる。
【0013】このため、管理者が画像情報をチェックす
るにも、大量のプリント要求があった場合には、古いプ
リントジョブの画像は削除されてしまうなどの制限があ
るという問題点があった。
【0014】よって、これら従来の技術によれば、プリ
ント後の記録に応じて事後にチェックする方法しかとる
ことができず、管理者がプリントに要する経費の削減な
どの目的のために、一般ユーザが適正にプリントを利用
したかどうかについてチェックするという要求に対して
は十分な方法が提供されていないという問題があった。
【0015】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、通信媒体を介してい
ずれかのデータ処理装置から受信するインターネットの
情報を含む各種の出力情報の属性情報からネットワーク
プリンタを管理すべき管理者にとって不正な出力情報で
あるかどうかを確実に特定することにより、当該不正な
出力情報の出力を確実に中止する出力環境を自在に構築
することができること、並びに、いずれかのデータ処理
装置から受信した出力情報の属性情報が適正であって
も、出力情報に基づいて展開されるイメージデータが出
力制限を伴うものである場合にもそのイメージデータの
出力を中止または制限されていることを示す情報ととも
に出力させることにより、その出力が悪用される事態を
未然に防止させることができるとともに、その出力要求
者に注意を喚起させることができること、並びに、いず
れかのデータ処理装置から受信した不正な出力情報ある
いは当該出力情報に基づくイメージデータが不正なデー
タである場合にその出力情報を優先して確実に記録管理
することができ、ネットワークプリンタを管理する正当
な管理者が随時記録された情報を出力することにより、
受信した出力情報に基づく不正な出力要求の有無を少な
い記憶容量で検証して不正と思われるデータ処理装置の
ユーザに対しては適正な対応策を施して適正なネットワ
ークプリント環境を自在に構築することができる出力制
御装置および出力制御方法およびコンピュータが読み出
し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体(図1に示すネットワーク経路6)
を介して複数のデータ処理装置(図1に示すクライアン
トコンピュータ1を含む複数のコンピュータ)との通信
により受信する出力情報を解析してラスタイメージに展
開して出力部(図1に示すプリンタエンジン部11)に
出力する出力制御装置であって、前記ラスタイメージ展
開前に、前記出力情報中の特定の属性情報とあらかじめ
設定された出力制限基準情報とを照合して出力を制限す
べきかどうかを判定する判定手段(図1に示すプリント
データ解釈部8)と、前記判定手段による判定結果に基
づいて前記出力情報の出力を制限する制限手段(図1に
示すプリントデータ解釈部8)とを有するものである。
【0017】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体(図1に示すネットワーク経路6)を介して複数のデ
ータ処理装置(クライアントコンピュータ1を含む複数
のコンピュータ)との通信により受信する出力情報を解
析してラスタイメージに展開して出力部(図1に示すプ
リンタエンジン部11)に出力する出力制御装置であっ
て、前記ラスタイメージ展開後に、前記ラスタイメージ
中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれて
いるかどうかを解析する画像解析手段(図11に示す画
像解析部30)と、前記画像解析手段による解析結果に
基づいて前記出力情報の出力を制限する制限手段(図1
1に示す画像解析部30)とを有するものである。
【0018】本発明に係る第3の発明は、前記制限手段
は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設定された出力
禁止画像情報(例えば紙幣画像情報等)が含まれている
と解析した場合に、前記ラスタイメージの出力を中止す
るものである。
【0019】本発明に係る第4の発明は、前記ラスタイ
メージ中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含
まれていると解析した場合に、前記ラスタイメージに所
定の出力制限情報(例えば図9に示す制限画像情報IF
O)を付加する第1の画像付加手段(図11に示す画像
解析部30)を有し、前記制限手段は、前記ラスタイメ
ージ中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含ま
れていると解析した場合に、前記ラスタイメージのオリ
ジナル出力を中止して、前記第1の画像付加手段により
付加された所定の出力制限情報と前記ラスタイメージと
の合成イメージ(図9に示す画像データIMD)を出力
するものである。
【0020】本発明に係る第5の発明は、前記出力禁止
画像情報は、法的に出力が制限されている紙幣画像情
報,有価証券画像情報,印紙画像情報を含むものであ
る。
【0021】本発明に係る第6の発明は、前記判定手段
による前記出力情報中の特定の属性情報とあらかじめ設
定された出力制限基準情報とを照合して出力を制限すべ
きと判定した場合に、前記ラスタイメージに所定の出力
制限情報を付加する第2の画像付加手段(図8に示す画
像付加部12)を有し、前記制限手段は、前記判定手段
により出力を制限すべきと判定した場合に、前記ラスタ
イメージのオリジナル出力を中止して、前記第2の画像
付加手段により付加された所定の出力制限情報と前記ラ
スタイメージとの合成イメージを出力するものである。
【0022】本発明に係る第7の発明は、前記制限手段
により出力が制限された前記出力情報およびその付随情
報を記憶する記憶手段(図11に示すプリント情報記録
部13)と、前記記憶手段に記憶された前記出力情報と
その付随情報の読み出し要求が正当管理者によるものか
どうかを判定する管理者判定手段(図示しないプリンタ
CPUがプリンタの操作部あるいはクライアントコンピ
ュータからのパスワード入力と記憶された登録者情報と
を比較判定する)と、前記管理者判定手段による判定結
果に基づいて前記出力情報とその付随情報の読み出し要
求の実行を制御する制御手段(図示しないプリンタCP
Uがプリント情報記録部13に記憶された出力管理情報
の読み出しを制御する)とを有するものである。
【0023】本発明に係る第8の発明は、前記制限手段
により出力が制限された前記ラスタイメージおよびその
付随情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた前記ラスタイメージとその付随情報の読み出し要求
が正当管理者によるものかどうかを判定する管理者判定
手段(図示しないプリンタCPUがプリンタの操作部あ
るいはクライアントコンピュータからのパスワード入力
と記憶された登録者情報とを比較判定する)と、前記管
理者判定手段による判定結果に基づいて前記出力情報と
その付随情報の読み出し要求の実行を制御する制御手段
(図示しないプリンタCPUがプリント情報記録部13
に記憶された出力管理情報の読み出しを制御する)とを
有するものである。
【0024】本発明に係る第9の発明は、前記特定の属
性情報は、前記出力情報が生成される際に各データ処理
装置のプリンタドライバにより自動付加されるものであ
る。
【0025】本発明に係る第10の発明は、前記特定の
属性情報は、前記出力情報を生成したアプリケーション
に固有の情報(例えばシリアル番号とユーザ名とアプリ
ケーション名)であるものである。
【0026】本発明に係る第11の発明は、前記特定の
属性情報は、インターネット上で識別可能なランク情報
を含むものである。
【0027】本発明に係る第12の発明は、所定の通信
媒体(図1に示すネットワーク経路6)を介して複数の
データ処理装置(図1に示すクライアントコンピュータ
1を含む複数のコンピュータ)との通信により受信する
出力情報を解析してラスタイメージに展開して出力部
(プリンタエンジン部11)に出力する出力制御装置に
おける出力制御方法であって、前記ラスタイメージ展開
前に、前記出力情報中の特定の属性情報とあらかじめ設
定された出力制限基準情報とを照合して出力を制限すべ
きかどうかを判定する判定工程(図2に示すステップ
(4)〜(6))と、前記判定工程による判定結果に基
づいて前記出力情報の出力を制限する制限工程(図2に
示すステップ(11),(12))とを有するものであ
る。
【0028】本発明に係る第13の発明は、所定の通信
媒体(ネットワーク経路6)を介して複数のデータ処理
装置(クライアントコンピュータ1を含む複数のコンピ
ュータ)との通信により受信する出力情報を解析してラ
スタイメージに展開して出力部(プリンタエンジン部1
1)に出力する出力制御装置における出力制御方法であ
って、前記ラスタイメージ展開後に、前記ラスタイメー
ジ中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれ
ているかどうかを解析する画像解析工程(図7に示すス
テップ(4))と、前記画像解析工程による解析結果に
基づいて前記出力情報の出力を制限する制限工程(図7
に示すステップ(8))とを有するものである。
【0029】本発明に係る第14の発明は、前記制限工
程は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設定された出
力禁止画像情報が含まれていると解析した場合に、前記
ラスタイメージの出力を中止するものである。
【0030】本発明に係る第15の発明は、前記ラスタ
イメージ中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が
含まれていると解析した場合に、前記ラスタイメージに
所定の出力制限情報を付加する第1の画像付加工程(図
8に示すステップ(8),(9))を有し、前記制限工
程は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設定された出
力禁止画像情報が含まれていると解析した場合に、前記
ラスタイメージのオリジナル出力を中止して、前記第1
の画像付加工程により付加された所定の出力制限情報と
前記ラスタイメージとの合成イメージを出力するもので
ある。
【0031】本発明に係る第16の発明は、前記出力禁
止画像情報は、法的に出力が制限されている紙幣画像情
報,有価証券画像情報,印紙画像情報を含むものであ
る。
【0032】本発明に係る第17の発明は、前記判定工
程による前記出力情報中の特定の属性情報とあらかじめ
設定された出力制限基準情報とを照合して出力を制限す
べきと判定した場合に、前記ラスタイメージに所定の出
力制限情報を付加する第2の画像付加工程(図10に示
すステップ(8),(9))を有し、前記制限工程は、
前記判定工程により出力を制限すべきと判定した場合
に、前記ラスタイメージのオリジナル出力を中止して、
前記第2の画像付加工程により付加された所定の出力制
限情報と前記ラスタイメージとの合成イメージを出力す
るものである。
【0033】本発明に係る第18の発明は、前記制限工
程により出力が制限された前記出力情報およびその付随
情報を記憶装置(図11に示すプリント情報記録部1
3)に記憶する記憶工程(図示しない工程)と、前記記
憶装置に記憶された前記出力情報とその付随情報の読み
出し要求が正当管理者によるものかどうかを判定する管
理者判定工程(図示しない工程)と、前記管理者判定工
程による判定結果に基づいて前記出力情報とその付随情
報の読み出し要求の実行を制御する制御工程(図示しな
い工程)とを有するものである。
【0034】本発明に係る第19の発明は、前記制限工
程により出力が制限された前記ラスタイメージおよびそ
の付随情報を記憶装置(図11に示すプリント情報記録
部13)に記憶する記憶工程(図示しない工程)と、前
記記憶工程に記憶された前記ラスタイメージとその付随
情報の読み出し要求が正当管理者によるものかどうかを
判定する管理者判定工程(図示しない工程)と、前記管
理者判定工程による判定結果に基づいて前記出力情報と
その付随情報の読み出し要求の実行を制御する制御工程
(図示しない工程)とを有するものである。
【0035】本発明に係る第20の発明は、前記特定の
属性情報は、前記出力情報が生成される際に各データ処
理装置のプリンタドライバにより自動付加されるもので
ある。
【0036】本発明に係る第21の発明は、前記特定の
属性情報は、前記出力情報を生成したアプリケーション
に固有の情報であるものである。
【0037】本発明に係る第22の発明は、前記特定の
属性情報は、インターネット上で識別可能なランク情報
を含むものである。
【0038】本発明に係る第23の発明は、所定の通信
媒体(図1に示すネットワーク経路6)を介して複数の
データ処理装置(図1に示すクライアントコンピュータ
1を含む複数のコンピュータ)との通信により受信する
出力情報を解析してラスタイメージに展開して出力部
(図1に示すプリンタエンジン部11)に出力する出力
制御装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、前記ラスタイメー
ジ展開前に、前記出力情報中の特定の属性情報とあらか
じめ設定された出力制限基準情報とを照合して出力を制
限すべきかどうかを判定する判定工程(図2に示すステ
ップ(4)〜(6))と、前記判定工程による判定結果
に基づいて前記出力情報の出力を制限する制限工程(図
2に示すステップ(11),(12))とを有するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0039】本発明に係る第24の発明は、所定の通信
媒体(図1に示すネットワーク経路6)を介して複数の
データ処理装置との通信により受信する出力情報を解析
してラスタイメージに展開して出力部(図1に示すプリ
ンタエンジン部11)に出力する出力制御装置を制御す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、前記ラスタイメージ展開後に、前記
ラスタイメージ中にあらかじめ設定された出力禁止画像
情報が含まれているかどうかを解析する画像解析工程
(図7に示すステップ(4))と、前記画像解析工程に
よる解析結果に基づいて前記出力情報の出力を制限する
制限工程(図7に示すステップ(8))とを有するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0040】本発明に係る第25の発明は、前記制限工
程は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設定された出
力禁止画像情報が含まれていると解析した場合に、前記
ラスタイメージの出力を中止するコンピュータが読み出
し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0041】本発明に係る第26の発明は、前記ラスタ
イメージ中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が
含まれていると解析した場合に、前記ラスタイメージに
所定の出力制限情報を付加する第1の画像付加工程(図
8に示すステップ(8),(9))を有し、前記制限工
程は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設定された出
力禁止画像情報が含まれていると解析した場合に、前記
ラスタイメージのオリジナル出力を中止して、前記第1
の画像付加工程により付加された所定の出力制限情報と
前記ラスタイメージとの合成イメージを出力するもので
ある。
【0042】本発明に係る第27の発明は、前記出力禁
止画像情報は、法的に出力が制限されている紙幣画像情
報,有価証券画像情報,印紙画像情報を含むものであ
る。
【0043】本発明に係る第28の発明は、前記判定工
程による前記出力情報中の特定の属性情報とあらかじめ
設定された出力制限基準情報とを照合して出力を制限す
べきと判定した場合に、前記ラスタイメージに所定の出
力制限情報を付加する第2の画像付加工程(図10に示
すステップ(8),(9))を有し、前記制限工程は、
前記判定工程により出力を制限すべきと判定した場合
に、前記ラスタイメージのオリジナル出力を中止して、
前記第2の画像付加工程により付加された所定の出力制
限情報と前記ラスタイメージとの合成イメージを出力す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体
に格納したものである。
【0044】本発明に係る第29の発明は、前記制限工
程により出力が制限された前記出力情報およびその付随
情報を記憶装置(図11に示すプリント情報記録部1
3)に記憶する記憶工程(図示しない工程)と、前記記
憶装置に記憶された前記出力情報とその付随情報の読み
出し要求が正当管理者によるものかどうかを判定する管
理者判定工程(図示しない工程)と、前記管理者判定工
程による判定結果に基づいて前記出力情報とその付随情
報の読み出し要求の実行を制御する制御工程(図示しな
い工程)とを有するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したものである。
【0045】本発明に係る第30の発明は、前記制限工
程により出力が制限された前記ラスタイメージおよびそ
の付随情報を記憶装置(図11に示すプリント情報記録
部13)に記憶する記憶工程(図示しない工程)と、前
記記憶装置に記憶された前記ラスタイメージとその付随
情報の読み出し要求が正当管理者によるものかどうかを
判定する管理者判定工程(図示しない工程)と、前記管
理者判定工程による判定結果に基づいて前記出力情報と
その付随情報の読み出し要求の実行を制御する制御工程
(図示しない工程)とを有するコンピュータが読み出し
可能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0046】本発明に係る第31の発明は、前記特定の
属性情報は、前記出力情報が生成される際に各データ処
理装置のプリンタドライバにより自動付加されるコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。
【0047】本発明に係る第32の発明は、前記特定の
属性情報は、前記出力情報を生成したアプリケーション
に固有の情報であるコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したものである。
【0048】本発明に係る第33の発明は、前記特定の
属性情報は、インターネット上で識別可能なランク情報
を含むものである。
【0049】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す印刷制御装置を適用可能な印刷シ
ステムの構成を説明するブロック図であり、図11と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0050】図1において、8はプリントデータ解釈
部、9は参照用のデータベースである。
【0051】アプリケーション2から実際にプリントさ
れるまでの処理を順を追って説明すると、クライアント
コンピュータ1はLAN接続しており、クライアントコ
ンピュータ1上で動作するアプリケーションソフトウエ
ア2上で作成されたドキュメントデータ3は、該アプリ
ケーションソフトウエア2からドキュメントデータ3の
情報をプリンタPが解釈可能なデータ形式に変換するよ
う作用するプリンタドライバ4に引き渡す。
【0052】この時、プリンタドライバ4がページ記述
言語形式のプリントデータ5を生成する際に、クライア
ントコンピュータ1のネットワークアドレス、アプリケ
ーションソフトウエア2の名称およびアプリケーション
ソフトウエア2のシリアル番号についての情報をプリン
トデータ5に付加する。そして、接続されたネットワー
ク経路6を経由して一旦ネットワークプリンタのスプー
ラ7に格納されたプリントデータ5は、次にプリントデ
ータ解釈部8に送られる。
【0053】図2は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したプリントデータ解釈部8によるデー
タ処理手順に対応する。なお、(1)〜(12)は各ス
テップを示す。
【0054】先ず、ステップ(1)で、プリントスプー
ラ7からプリントデータ解釈部8へプリントデータが送
られると、ステップ(2)で、該送られたプリントデー
タを解析し、ステップ(3)で、プリンタのラスタライ
ザ10で解釈されてビットマップに展開される前に、プ
リントデータ解釈部8でプリントデータ3に付加された
前記コンピュータのネットワークアドレス、アプリケー
ションソフトウエアの名称およびシリアル番号の情報
を、過去にプリントされた情報が記録されたデータベー
ス9の内容と照合し、ステップ(4)で、当該プリント
データの照合の結果、同一のアプリケーションのシリア
ル番号に対して異なるコンピュータのネットワークアド
レスの組み合わせのデータが検出された場合には、判断
がNOとなり更に次の分岐に入り、ステップ(5)で、
該当シリアル番号のアプリケーションが複数使用可能な
ライセンスであるかどうかを判断し、複数あると判断し
た場合は、さらに、ステップ(6)で、ライセンスによ
って使用可能な組み合わせ件数を越えていないかの判断
がなされ、越えていないと判断された場合には、ステッ
プ(7)で、プリントデータ5はラスタライザ10に引
き渡される。
【0055】一方、ステップ(6)で、越えていると判
断された場合には、ステップ(12)で、当該プリント
データの展開処理を中断し、プリントがなされないで処
理が終了する。
【0056】一方、ステップ(5)で、該当シリアル番
号のアプリケーションが複数使用可能なライセンスでな
いと判断された場合は、ステップ(11)で、同一のア
プリケーションのシリアル番号とコンピュータのネット
ワークアドレスの組み合わせが合った時点で当該プリン
トデータの展開処理を中断し、プリントされずに処理が
終了する。
【0057】一方、ステップ(4)で、当該プリントデ
ータの照合の結果、同一のアプリケーションのシリアル
番号に対して同一のコンピュータのネットワークアドレ
スの組み合わせのデータが検出された場合には、ステッ
プ(10)で、プリントデータ解釈部8からラスタライ
ザ10に引き渡され、ステップ(8)で、プリントデー
タ5は、ビットマップデータに変換されて、ステップ
(9)で、プリントエンジン11に送られ、プリントマ
テリアルにプリントされて、処理を終了する。
【0058】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、一般ユーザが使用ライセンスの制限を越えたアプリ
ケーションからプリントしようとした場合にネットワー
クプリントシステムがプリントをキャンセルすることが
可能となる。
【0059】〔第2実施形態〕更に第2実施形態とし
て、クライアントコンピュータ1のネットワークアドレ
ス、アプリケーションソフトウエアの名称およびアプリ
ケーションソフトウエアのシリアル番号についての情報
が付加されたプリントデータ5を、プリントデータ解釈
部8で解釈する場合の基準として、アプリケーションの
種類自体を基準とした場合を説明するフローチャートを
図3に示す。
【0060】本実施形態の場合には、プリントデータ解
釈部8に対して管理者があらかじめプリント可能なアプ
リケーションソフトウエアの種類を登録しておく必要が
ある。
【0061】図3は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したプリントデータ解釈部8によるデー
タ処理手順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ステ
ップを示す。
【0062】先ず、ステップ(1)で、プリントスプー
ラ7からプリントデータ解釈部8へプリントデータが送
られると、ステップ(2)で、該送られたプリントデー
タを解析し、ステップ(3)で、プリンタのラスタライ
ザ10で解釈されてビットマップに展開される前に、プ
リントデータ解釈部8でプリントデータ3に付加された
前記コンピュータのネットワークアドレス、アプリケー
ションソフトウエアの名称およびシリアル番号の情報
を、過去にプリントされた情報が記録されたデータベー
ス9の内容と照合し、ステップ(4)で、該当するプリ
ントデータ5を作成したアプリケーションソフトウエア
が、ここであらかじめ管理者が登録したプリント可能ア
プリケーションソフトウエアかどうかを判断し、その結
果、プリント可能データであると判断した場合には、ス
テップ(5)で、ラスタライザ10に引き渡され、プリ
ントデータ5は、ステップ(6)で、ビットマップデー
タに変換(ラスタライズ)されて、ステップ(7)で、
プリンタエンジン部11に送られ、プリントマテリアル
(記録媒体)にプリントされて、処理を終了する。
【0063】一方、ステップ(4)で、プリント制限デ
ータであると判断された場合は、ステップ(8)で、プ
リント処理を中止して、処理が終了する。
【0064】本実施形態によれば、一般ユーザがネット
ワーク管理者が予め設定したアプリケーション以外のソ
フトウエアからプリントすることを阻止することが可能
となる。
【0065】〔第3実施形態〕次に、インターネットを
利用して取得した情報をプリントするWebプリントを
付加情報としてのランク情報に基づいて制限するネット
ワークプリントシステムについて説明する。
【0066】いわゆるインターネット上には、一般にコ
ンテンツアドバイザーと呼ばれるサーバにアクセスする
ことによって、アクセスしようとするコンテンツに制限
を加える仕組みがある。
【0067】これは、コンテンツアドバイザーと呼ばれ
るサーバのデータベース内に、インターネット上のコン
テンツに対してカテゴリー毎に分けて整理したものであ
る。この仕組みは、もともと青少年などが有害なインタ
ーネット上のコンテンツにアクセスすることを防ぐため
に、コンテンツアドバイザーのデータベースでカテゴラ
イズされた情報によってアクセスできるコンテンツに制
限を加えるものであるが、一般に普及しているWebブ
ラウジングソフトウエアに搭載されている機能であり、
本実施形態ではこのコンテンツアドバイザーからの情報
を利用することでプリント制限を掛ける方法を提案す
る。
【0068】図4は、本発明の第3実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0069】図において、21はWebブラウザで、イ
ンターネットINETを介してアプリケーションソフト
ウエアはコンテンツアドバイザーサーバ20への確認を
することができ、このWebブラウザ21からプリント
する場合は、まずWebブラウザ21がアクセスしよう
とするコンテンツのURL(Uniform Reso
urse Location)に関して、コンテンツア
ドバイザーサーバ20へ照会をする。
【0070】次に、コンテンツアドバイザーサーバ20
はアクセス要求のあったURLに関してデータベースを
検索し、該当するURLのランク情報22をWebブラ
ウザ21に返す。Webブラウザ21はこのランク情報
22を保持しておき、プリントする時にはプリンタドラ
イバ4がプリントデータ5を作成する時にランク情報2
2を付加する。
【0071】そして、接続されたネットワーク経路6を
経由して一旦ネットワークプリンタのスプーラ7に格納
されたプリントデータ5は、次にプリントデータ解釈部
8に送られる。
【0072】そして、プリントデータ解釈部3ではラン
ク情報22をあらかじめ設定された基準と照合し、該照
合の結果、ランク情報22が基準内の場合はラスタライ
ザ10に引き渡され、引き渡されたプリントデータ5
は、ビットマップデータに変換されてプリンタエンジン
11に送られ、プリントマテリアルにプリントされる。
【0073】一方、照合の結果、ランク情報22が基準
外の場合は当該プリントデータの展開処理を中断し、プ
リントがなされずに処理が終了するように動作する。
【0074】図5は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したプリントデータ解釈部8によるデー
タ処理手順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ステ
ップを示す。
【0075】先ず、ステップ(1)で、プリントスプー
ラ7からプリントデータ解釈部8へプリントデータが送
られると、ステップ(2)で、該送られたプリントデー
タを解析し、ステップ(3)で、プリンタのラスタライ
ザ10で解釈されてビットマップに展開される前に、プ
リントデータ解釈部8でプリントデータ3に付加された
ランク情報を、あらかじめ設定された基準と比較して照
合し、ステップ(4)で、ランク情報22があらかじめ
設定された基準内かどうかを判断し、該判断結果、基準
内であると判断した場合には、ステップ(5)で、ラス
タライザ10に引き渡され、プリントデータ5は、ステ
ップ(6)で、ビットマップデータに変換(ラスタライ
ズ)されて、ステップ(7)で、プリントエンジン11
に送られ、プリントマテリアル(記録媒体)にプリント
されて、処理を終了する。
【0076】一方、ステップ(4)で、基準外であると
判断された場合は、ステップ(8)で、プリント処理を
中止して、処理が終了する。
【0077】本実施形態によれば、通常業務目的に使用
されるべきネットワークプリントシステムで、業務目的
にそぐわない内容、例えばエンターテイメント関係の内
容とかリクリエーション関係の内容など使用環境によっ
て業務目的として不要と判断される、Webページのプ
リントを阻止することが可能となる。
【0078】〔第4実施形態〕次に、第4実施形態とし
て、展開された画像情報を解析する手段を設けたネット
ワークプリントシステムについて説明する。
【0079】図6は、本発明の第4実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0080】図において、30は画像解析部で、ラスタ
ライザ10でビットマップイメージに展開されたイメー
ジデータを解析する。9は参照用のデータベースで、種
々の登録イメージデータが格納されており、画像解析部
30がイメージデータ解析時に参照される。
【0081】画像解析部30では、通常のプリントフロ
ーによってラスタライズされたイメージデータを解析
し、イメージデータ中に予め登録されたイメージが含ま
れているかどうかの解析を行う。予め登録されたイメー
ジ情報はデータベース9に登録してあり、不正出力が法
的に制限されているような紙幣、有価証券、印紙等のイ
メージデータ(紙幣、有価証券、印紙にかかるイメージ
データ全体あるいは特徴的なイメージデータ)が含ま
れ、展開されたイメージデータにこれらのイメージが含
まれていると判断された場合にはプリント処理を中断
し、プリントがされずに処理が終了されるよう動作す
る。
【0082】これらの登録イメージデータが含まれてい
ないと判断された場合、通常どおりにプリンタエンジン
部11に送られ、プリントマテリアルにプリントされる
ことになる。
【0083】図7は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したプリントデータ解釈部8によるデー
タ処理手順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ステ
ップを示す。
【0084】先ず、ステップ(1)で、プリントスプー
ラ7からプリントデータ解釈部8へプリントデータが送
られると、ステップ(2)で、該送られたプリントデー
タを解析し、ステップ(3)で、プリンタのラスタライ
ザ10で解釈されてビットマップに展開された後に、画
像解析部30で展開されたイメージデータを参照用デー
タベース9に格納された登録イメージデータと比較して
照合し、ステップ(4)で、登録イメージデータが展開
イメージデータ中に含まれているかどうかを判断し、該
判断の結果、含まれていないと判断した場合には、ステ
ップ(5)で、ラスタライザ10に引き渡され、プリン
トデータ5は、ステップ(6)で、ビットマップデータ
に変換(ラスタライズ)されて、ステップ(7)で、プ
リンタエンジン11に送られ、プリントマテリアル(記
録媒体)にプリントされて、処理を終了する。
【0085】一方、ステップ(4)で、含まれていると
判断された場合は、ステップ(8)で、プリント処理を
中止して、処理が終了する。
【0086】本実施形態によれば、紙幣、有価証券、印
紙などの一般的に複製が違法であるもののプリントを阻
止することが可能となる。
【0087】〔第5実施形態〕上記第1〜第4実施形態
では場合、最終的に制限されるプリント制限としては、
プリント自体が強制的にキャンセルする場合について説
明したが、ラスタライズが中止されたり、ラスタライズ
済みの画像が不適当で結局プリンタエンジン部にビット
マップ情報が送られない場合、ユーザにはなにが原因で
プリントされなかったかの情報が伝わらない。
【0088】そこで、次の第5実施形態では、第1〜第
4実施形態のようにプリント制限がかかる場合にプリン
トはされるものの、プリントアウトされた画像に、画像
出力が不適切であることを示す制限画像情報が部分的に
付加される例を説明する。
【0089】図8は、本発明の第5実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0090】図において、12は画像付加部で、ラスタ
ライザ10でビットマップデータに変換された画像情報
ORIMに対して、あらかじめ用意された画像、例えば
プリント時に使用したアプリケーションが制限されてい
るという制限画像情報IFOと合成された画像データI
MDに変換され、プリンタエンジン部11に送られる。
これにより、合成された画像は、図9に示すようにな
り、オリジナルの画像情報ORIMに対して、プリント
された画像が明らかにアプリケーションの使用制限に抵
触している旨がわかるような画像となる。
【0091】図9は、図8に示したプリンタエンジン部
11から出力されるプリント出力例を示す図である。
【0092】図10は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図1に示したプリントデータ解釈部8によるデ
ータ処理手順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ス
テップを示す。
【0093】先ず、ステップ(1)で、プリントスプー
ラ7からプリントデータ解釈部8へプリントデータが送
られると、ステップ(2)で、該送られたプリントデー
タを解析し、ステップ(3)で、プリンタのラスタライ
ザ10で解釈されてビットマップに展開される前に、プ
リントデータ解釈部8でプリントデータ3に付加された
前記コンピュータのネットワークアドレス、アプリケー
ションソフトウエアの名称およびシリアル番号の情報
を、過去にプリントされた情報が記録されたデータベー
ス9の内容と照合し、ステップ(4)で、該当するプリ
ントデータ5を作成したアプリケーションソフトウエア
が、ここであらかじめ管理者が登録したプリント可能ア
プリケーションソフトウエアかどうかを判断し、その結
果、プリント可能データであると判断した場合には、ス
テップ(5)で、ラスタライザ10に引き渡され、プリ
ントデータ5は、ステップ(6)で、ビットマップデー
タに変換(ラスタライズ)されて、ステップ(7)で、
プリンタエンジン部11に送られ、プリントマテリアル
(記録媒体)にプリントされて、処理を終了する。
【0094】一方、ステップ(4)で、プリント制限デ
ータであると判断された場合は、ステップ(8)で、プ
リントデータ3がビットマップデータに変換(ラスタラ
イズ)されて、ステップ(9)で、図9に示した制限画
像情報IFO(あらかじめ記憶されるあるいは生成され
る)をラスタライズされた画像情報ORIMに付加合成
展開して、ステップ(7)で、プリンタエンジン部11
に送られ、プリントマテリアル(記録媒体)にプリント
されて、処理を終了する。
【0095】本実施形態によれば、プリントされた画像
を見ることでそのプリントジョブが制限された内容のも
のであることが認識でき、同時にプリントされた画像自
体が本来プリントしたい内容と異なってしまうために、
他者に配布するような用途が制限されるなど、使用用途
が限定されるということになる。
【0096】〔第6実施形態〕上記第1〜第4実施形態
では、最終的に制限されるプリント制限としては、プリ
ント自体がキャンセルする場合について説明したが、ラ
スタライズが中止されたり、ラスタライズ済みの画像が
不適当で結局プリンタエンジン部にビットマップ情報が
送られない場合、ユーザにはなにが原因でプリントされ
なかったかの情報が伝わらない。
【0097】更に、第5実施形態の場には、最終的にプ
リントされた画像ではプリント処理が制限されたことが
判断がつくものの、本来プリント制限を掛けている管理
者は把握ができない。
【0098】そこで、次の第6実施形態では、プリント
制限がかかる場合にプリントはされるものの、制限され
た情報のプリント時に、制限された情報がプリントされ
たことが記録され、管理者が参照可能とする機能を持っ
たプリントシステムについて説明する。
【0099】図11は、本発明の第6実施形態を示す印
刷制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0100】図において、13はプリント情報記録部
で、図1,図4,図6に示したプリントデータ解釈部
8、或いは図8に示した画像解析部30において、処理
すべきプリントジョブが予め設定された制限に抵触して
いる場合に、その情報を記録保持する。
【0101】なお、プリント情報記録部13に記録され
た情報は、一般に管理者のみが参照できるようにパスワ
ードなどによって制限され、任意の間隔で管理者はプリ
ント情報記録部13の情報を参照することが可能となっ
ている。
【0102】本実施形態によれば、管理者が設定したプ
リント制限に抵触するプリントを行った使用者の情報を
必要な時に収集することが可能となる。
【0103】このように、上記各実施形態では、LAN
等のコンピュータネットワークに接続し、任意のコンピ
ュータからのプリント要求に対して、プリントデータを
受信、画像展開し、プリントする機能を有するネットワ
ークプリントシステムにおいて、ネットワーク上のコン
ピュータ上で生成されるプリントデータを解析し、あら
かじめ設定された基準に応じてプリント制限をかける機
能を有することによって、管理者にとってプリント自体
が望ましくない情報のプリントをプリントシステムとし
て自動的に制限を掛けることができるという効果を有す
る。
【0104】また、ネットワーク上のコンピュータ上で
プリントデータを生成する際に、該ネットワークプリン
タ上であらかじめ設定された基準に対応する属性情報を
付与する機能を有するプリンタドライバと組み合わさっ
てプリント制限をかける機能を有することによって、ユ
ーザのコンピュータ側の使用環境に関する情報を、プリ
ント制限の対象として利用することができるという効果
を有する。
【0105】さらに、プリント時に使用されたアプリケ
ーションの固有情報を付与することによって、該ネット
ワークプリンタ上であらかじめ設定された基準に応じて
プリント制限をかける機能を有することによって、プリ
ントするドキュメントを作成・加工するアプリケーショ
ンの情報を、プリント制限の対象として利用することが
できるという効果を有する。
【0106】また、ネットワーク上のコンピュータでイ
ンターネット上の情報をプリントする場合、インターネ
ット上で一般にコンテンツアドバイザと呼ばれるサーバ
のデータベースの情報によって規定されたランク情報を
含むようにプリントデータに属性情報が付与され、該ネ
ットワークプリンタ上であらかじめ設定された基準に応
じてプリント制限をかける機能を有することによって、
通常業務目的に使用されるべきネットワークプリントシ
ステムで、業務目的にそぐわない内容のWebページの
プリントに制限を掛けることを可能とする効果を有す
る。
【0107】さらに、受信したプリントデータを一旦画
像展開した後に、展開された画像を解析する手段を設
け、解析結果に応じてプリント機能に制限を付与する機
能を有することによって、予め登録した画像情報を含む
と判断した場合に、プリントに制限を掛けることを可能
とする効果を有する。
【0108】また、受信したプリントデータを一旦画像
展開した後に、展開された画像を解析する手段を設け、
展開された画像情報に紙幣,有価証券,印紙等の、複製
が違法な画像情報が含まれる場合に、解析結果に応じて
プリント機能に制限を付与する機能を有することによっ
て、紙幣,有価証券,印紙等の、複製が違法な画像情報
のプリントに制限を掛けることを可能とする効果を有す
る。
【0109】さらに、ネットワーク上のコンピュータ上
で生成されるプリントデータを解析し、あらかじめ設定
された基準に応じてかけられるプリント制限事項には、
プリント処理を中止するという機能を有することによっ
て、予め制限されたプリントデータのプリントを防止す
る効果を有する。
【0110】また、ネットワーク上のコンピュータ上で
生成されるプリントデータを解析し、あらかじめ設定さ
れた基準に応じてかけられるプリント制限事項には、制
限された情報のプリントであることを示す情報が付与さ
れた画像となる機能を有することによって、プリントさ
れた画像が予め設定された制限に抵触するものであるこ
とを、知らしめる効果を有する。更に、プリントされた
画像の再配布等を事実上制限する効果を有する。
【0111】さらに、ネットワーク上のコンピュータ上
で生成されるプリントデータを解析し、あらかじめ設定
された基準に応じて掛けられるプリント制限事項には、
制限された情報のプリント時に、制限された情報がプリ
ントされたことが記録され、管理者が認識可能たらしめ
る機能を有することにより、管理者が任意の間隔で制限
されたプリント記録を参照でき、参照結果に基づきユー
ザに対して適切な処置を施すことが可能となる効果を有
する。
【0112】以下、図12に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0113】図12は、本発明に係る印刷制御装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0114】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0115】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0116】本実施形態における図2,図3,図5,図
7,図10に示す機能が外部からインストールされるプ
ログラムによって、ホストコンピュータにより遂行され
ていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラ
ッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネッ
トワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含
む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用
されるものである。
【0117】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0118】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0119】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0120】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0121】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第33の発明によれば、通信媒体を介していずれかの
データ処理装置から受信するインターネットの情報を含
む各種の出力情報の属性情報からネットワークプリンタ
を管理すべき管理者にとって不正な出力情報であるかど
うかを確実に特定して、当該不正な出力情報の出力を確
実に中止する出力環境を自在に構築することができる。
【0123】また、いずれかのデータ処理装置から受信
した出力情報の属性情報が適正であっても、出力情報に
基づいて展開されるイメージデータが出力制限を伴うも
のである場合にもそのイメージデータの出力を中止また
は制限されていることを示す情報とともに出力させるの
で、その出力が悪用される事態を未然に防止させること
ができるとともに、その出力要求者に注意を喚起させる
ことができる。
【0124】さらに、いずれかのデータ処理装置から受
信した不正な出力情報あるいは当該出力情報に基づくイ
メージデータが不正なデータである場合にその出力情報
を優先して確実に記録管理することができ、ネットワー
クプリンタを管理する正当な管理者が随時記録された情
報を出力して、受信した出力情報に基づく不正な出力要
求の有無を少ない記憶容量で検証して不正と思われるデ
ータ処理装置のユーザに対しては適正な対応策を施して
適正なネットワークプリント環境を自在に構築すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る印刷制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における第4のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第5実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図9】図8に示したプリンタエンジン部から出力され
るプリント出力例を示す図である。
【図10】本発明に係る印刷制御装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第6実施形態を示す印刷制御装置の
構成を説明するブロック図である。
【図12】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図13】この種の印刷システムの構成を説明するブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 クライアントコンピュータ 2 アプリケーションソフトウエア 3 アプリケーションソフトウエア上で作成されたドキ
ュメラトデータ 4 プリンタドライバ 5 プリントデータ 6 ネットワーク経路 7 プリントスプーラ 8 プリントデータ解釈部 9 参照用のデータベース 10 ラスタライザ 11 プリンタエンジン部

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置との通信により受信する出力情報を解析してラス
    タイメージに展開して出力部に出力する出力制御装置で
    あって、 前記ラスタイメージ展開前に、前記出力情報中の特定の
    属性情報とあらかじめ設定された出力制限基準情報とを
    照合して出力を制限すべきかどうかを判定する判定手段
    と、 前記判定手段による判定結果に基づいて前記出力情報の
    出力を制限する制限手段と、を有することを特徴とする
    出力制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置との通信により受信する出力情報を解析してラス
    タイメージに展開して出力部に出力する出力制御装置で
    あって、 前記ラスタイメージ展開後に、前記ラスタイメージ中に
    あらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれている
    かどうかを解析する画像解析手段と、 前記画像解析手段による解析結果に基づいて前記出力情
    報の出力を制限する制限手段と、を有することを特徴と
    する出力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制限手段は、前記ラスタイメージ中
    にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれてい
    ると解析した場合に、前記ラスタイメージの出力を中止
    することを特徴とする請求項2記載の出力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ラスタイメージ中にあらかじめ設定
    された出力禁止画像情報が含まれていると解析した場合
    に、前記ラスタイメージに所定の出力制限情報を付加す
    る第1の画像付加手段を有し、 前記制限手段は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設
    定された出力禁止画像情報が含まれていると解析した場
    合に、前記ラスタイメージのオリジナル出力を中止し
    て、前記第1の画像付加手段により付加された所定の出
    力制限情報と前記ラスタイメージとの合成イメージを出
    力することを特徴とする請求項2記載の出力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記出力禁止画像情報は、法的に出力が
    制限されている紙幣画像情報,有価証券画像情報,印紙
    画像情報を含むことを特徴とする請求項4記載の出力制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段による前記出力情報中の特
    定の属性情報とあらかじめ設定された出力制限基準情報
    とを照合して出力を制限すべきと判定した場合に、前記
    ラスタイメージに所定の出力制限情報を付加する第2の
    画像付加手段を有し、 前記制限手段は、前記判定手段により出力を制限すべき
    と判定した場合に、前記ラスタイメージのオリジナル出
    力を中止して、前記第2の画像付加手段により付加され
    た所定の出力制限情報と前記ラスタイメージとの合成イ
    メージを出力することを特徴とする請求項1記載の出力
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制限手段により出力が制限された前
    記出力情報およびその付随情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記出力情報とその付随情報
    の読み出し要求が正当管理者によるものかどうかを判定
    する管理者判定手段と、 前記管理者判定手段による判定結果に基づいて前記出力
    情報とその付随情報の読み出し要求の実行を制御する制
    御手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の出
    力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制限手段により出力が制限された前
    記ラスタイメージおよびその付随情報を記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶された前記ラスタイメージとその付
    随情報の読み出し要求が正当管理者によるものかどうか
    を判定する管理者判定手段と、 前記管理者判定手段による判定結果に基づいて前記出力
    情報とその付随情報の読み出し要求の実行を制御する制
    御手段と、を有することを特徴とする請求項2記載の出
    力制御装置。
  9. 【請求項9】 前記特定の属性情報は、前記出力情報が
    生成される際に各データ処理装置のプリンタドライバに
    より自動付加されることを特徴とする請求項1記載の出
    力制御装置。
  10. 【請求項10】 前記特定の属性情報は、前記出力情報
    を生成したアプリケーションに固有の情報であることを
    特徴とする請求項1または6記載の出力制御装置。
  11. 【請求項11】 前記特定の属性情報は、インターネッ
    ト上で識別可能なランク情報を含むことを特徴とする請
    求項1,6,10のいずれかに記載の出力制御装置。
  12. 【請求項12】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置との通信により受信する出力情報を解析してラ
    スタイメージに展開して出力部に出力する出力制御装置
    における出力制御方法であって、 前記ラスタイメージ展開前に、前記出力情報中の特定の
    属性情報とあらかじめ設定された出力制限基準情報とを
    照合して出力を制限すべきかどうかを判定する判定工程
    と、 前記判定工程による判定結果に基づいて前記出力情報の
    出力を制限する制限工程と、を有することを特徴とする
    出力制御方法。
  13. 【請求項13】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置との通信により受信する出力情報を解析してラ
    スタイメージに展開して出力部に出力する出力制御装置
    における出力制御方法であって、 前記ラスタイメージ展開後に、前記ラスタイメージ中に
    あらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれている
    かどうかを解析する画像解析工程と、 前記画像解析工程による解析結果に基づいて前記出力情
    報の出力を制限する制限工程と、を有することを特徴と
    する出力制御方法。
  14. 【請求項14】 前記制限工程は、前記ラスタイメージ
    中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれて
    いると解析した場合に、前記ラスタイメージの出力を中
    止することを特徴とする請求項13記載の出力制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ラスタイメージ中にあらかじめ設
    定された出力禁止画像情報が含まれていると解析した場
    合に、前記ラスタイメージに所定の出力制限情報を付加
    する第1の画像付加工程を有し、 前記制限工程は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設
    定された出力禁止画像情報が含まれていると解析した場
    合に、前記ラスタイメージのオリジナル出力を中止し
    て、前記第1の画像付加工程により付加された所定の出
    力制限情報と前記ラスタイメージとの合成イメージを出
    力することを特徴とする請求項14記載の出力制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記出力禁止画像情報は、法的に出力
    が制限されている紙幣画像情報,有価証券画像情報,印
    紙画像情報を含むことを特徴とする請求項15記載の出
    力制御方法。
  17. 【請求項17】 前記判定工程による前記出力情報中の
    特定の属性情報とあらかじめ設定された出力制限基準情
    報とを照合して出力を制限すべきと判定した場合に、前
    記ラスタイメージに所定の出力制限情報を付加する第2
    の画像付加工程を有し、 前記制限工程は、前記判定工程により出力を制限すべき
    と判定した場合に、前記ラスタイメージのオリジナル出
    力を中止して、前記第2の画像付加工程により付加され
    た所定の出力制限情報と前記ラスタイメージとの合成イ
    メージを出力することを特徴とする請求項12記載の出
    力制御方法。
  18. 【請求項18】 前記制限工程により出力が制限された
    前記出力情報およびその付随情報を記憶装置に記憶する
    記憶工程と、 前記記憶装置に記憶された前記出力情報とその付随情報
    の読み出し要求が正当管理者によるものかどうかを判定
    する管理者判定工程と、 前記管理者判定工程による判定結果に基づいて前記出力
    情報とその付随情報の読み出し要求の実行を制御する制
    御工程と、を有することを特徴とする請求項12記載の
    出力制御方法。
  19. 【請求項19】 前記制限工程により出力が制限された
    前記ラスタイメージおよびその付随情報を記憶装置に記
    憶する記憶工程と、 前記記憶装置に記憶された前記ラスタイメージとその付
    随情報の読み出し要求が正当管理者によるものかどうか
    を判定する管理者判定工程と、 前記管理者判定工程による判定結果に基づいて前記出力
    情報とその付随情報の読み出し要求の実行を制御する制
    御工程と、を有することを特徴とする請求項13記載の
    出力制御方法。
  20. 【請求項20】 前記特定の属性情報は、前記出力情報
    が生成される際に各データ処理装置のプリンタドライバ
    により自動付加されることを特徴とする請求項12記載
    の出力制御方法。
  21. 【請求項21】 前記特定の属性情報は、前記出力情報
    を生成したアプリケーションに固有の情報であることを
    特徴とする請求項12または20記載の出力制御方法。
  22. 【請求項22】 前記特定の属性情報は、インターネッ
    ト上で識別可能なランク情報を含むことを特徴とする請
    求項12,20,21のいずれかに記載の出力制御方
    法。
  23. 【請求項23】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置との通信により受信する出力情報を解析してラ
    スタイメージに展開して出力部に出力する出力制御装置
    を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 前記ラスタイメージ展開前に、前記出力情報中の特定の
    属性情報とあらかじめ設定された出力制限基準情報とを
    照合して出力を制限すべきかどうかを判定する判定工程
    と、 前記判定工程による判定結果に基づいて前記出力情報の
    出力を制限する制限工程と、を有することを特徴とする
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
  24. 【請求項24】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置との通信により受信する出力情報を解析してラ
    スタイメージに展開して出力部に出力する出力制御装置
    を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 前記ラスタイメージ展開後に、前記ラスタイメージ中に
    あらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれている
    かどうかを解析する画像解析工程と、 前記画像解析工程による解析結果に基づいて前記出力情
    報の出力を制限する制限工程と、を有することを特徴と
    するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記制限工程は、前記ラスタイメージ
    中にあらかじめ設定された出力禁止画像情報が含まれて
    いると解析した場合に、前記ラスタイメージの出力を中
    止することを特徴とする請求項24記載のコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記ラスタイメージ中にあらかじめ設
    定された出力禁止画像情報が含まれていると解析した場
    合に、前記ラスタイメージに所定の出力制限情報を付加
    する第1の画像付加工程を有し、 前記制限工程は、前記ラスタイメージ中にあらかじめ設
    定された出力禁止画像情報が含まれていると解析した場
    合に、前記ラスタイメージのオリジナル出力を中止し
    て、前記第1の画像付加工程により付加された所定の出
    力制限情報と前記ラスタイメージとの合成イメージを出
    力することを特徴とする請求項24記載のコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記出力禁止画像情報は、法的に出力
    が制限されている紙幣画像情報,有価証券画像情報,印
    紙画像情報を含むことを特徴とする請求項26記載のコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  28. 【請求項28】 前記判定工程による前記出力情報中の
    特定の属性情報とあらかじめ設定された出力制限基準情
    報とを照合して出力を制限すべきと判定した場合に、前
    記ラスタイメージに所定の出力制限情報を付加する第2
    の画像付加工程を有し、 前記制限工程は、前記判定工程により出力を制限すべき
    と判定した場合に、前記ラスタイメージのオリジナル出
    力を中止して、前記第2の画像付加工程により付加され
    た所定の出力制限情報と前記ラスタイメージとの合成イ
    メージを出力することを特徴とする請求項23記載のコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  29. 【請求項29】 前記制限工程により出力が制限された
    前記出力情報およびその付随情報を記憶装置に記憶する
    記憶工程と、 前記記憶装置に記憶された前記出力情報とその付随情報
    の読み出し要求が正当管理者によるものかどうかを判定
    する管理者判定工程と、 前記管理者判定工程による判定結果に基づいて前記出力
    情報とその付随情報の読み出し要求の実行を制御する制
    御工程と、を有することを特徴とする請求項23記載の
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記制限工程により出力が制限された
    前記ラスタイメージおよびその付随情報を記憶装置に記
    憶する記憶工程と、 前記記憶装置に記憶された前記ラスタイメージとその付
    随情報の読み出し要求が正当管理者によるものかどうか
    を判定する管理者判定工程と、 前記管理者判定工程による判定結果に基づいて前記出力
    情報とその付随情報の読み出し要求の実行を制御する制
    御工程と、を有することを特徴とする請求項24記載の
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記特定の属性情報は、前記出力情報
    が生成される際に各データ処理装置のプリンタドライバ
    により自動付加されることを特徴とする請求項23記載
    のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
    記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記特定の属性情報は、前記出力情報
    を生成したアプリケーションに固有の情報であることを
    特徴とする請求項23または31記載のコンピュータが
    読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  33. 【請求項33】 前記特定の属性情報は、インターネッ
    ト上で識別可能なランク情報を含むことを特徴とする請
    求項23,31,32のいずれかに記載のコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
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