JP2000332205A - プロセッサ内蔵半導体集積回路装置 - Google Patents

プロセッサ内蔵半導体集積回路装置

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JP2000332205A
JP2000332205A JP11140411A JP14041199A JP2000332205A JP 2000332205 A JP2000332205 A JP 2000332205A JP 11140411 A JP11140411 A JP 11140411A JP 14041199 A JP14041199 A JP 14041199A JP 2000332205 A JP2000332205 A JP 2000332205A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン端子数を増加させることなくボード実装
レベルにおいても、容易に内部信号を外部で観測してデ
バッグを行なうことのできるプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置を提供する。 【解決手段】 デバッグサポートユニット(2a)から
のCPU動作トレース情報と内部バス(3)上の内部信
号をテストモード信号に従って選択してCPU動作トレ
ース情報信号用ピン端子(12)へ伝達するマルチプレ
クサ(8,8A)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロセッサ内蔵
半導体集積回路装置に関し、特に、デバッグを容易に行
なうことのできるプロセッサ内蔵半導体集積回路装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】MPU(マイクロ・プロセッサ・ユニッ
ト)およびCPU(セントラル・プロセッサ・ユニッ
ト)などのプロセッサにおいては、プログラムの検証お
よびハードウェアの動作確認などのデバッグ作業が行な
われる。このようなデバッグ作業を容易とするために、
従来から、デバッグ作業を支援するためのデバッグサポ
ートユニットが、プロセッサ内に搭載されている。特
に、システム・オン・チップと呼ばれるような1チップ
上に、プロセッサおよび周辺LSI(大規模集積回路装
置)が集積化させる構成においては、複雑な内部構成を
正確に動作させる必要があり、デバッグ作業が重要とな
る。
【0003】図15は、従来のプロセッサ内蔵半導体集
積回路装置の内部構成およびそのデバッグ環境を概略的
に示す図である。図15において、プロセッサ内蔵半導
体集積回路装置(以下、CPU内蔵LSIと称す)1
は、与えられた命令に従って指令された処理を行なうた
めのCPUコア2と、プログラムを格納するための読出
専用メモリ(ROM)4と、中間データを保持するため
のランダム・アクセス・メモリ(RAM)5と、装置外
部との信号(データを含む)の授受を行なうための入出
力回路を含むIOモジュール6と、RAM5に直接アク
セスして、外部とのデータの授受を行なうためのダイレ
クト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)7
を含む。これらのCPUコア2、ROM4、RAM5、
IOモジュール6、およびDMAC7は、内部バス3を
介して相互接続される。
【0004】CPUコア2には、このCPUコア2が実
行するソフトウェア(プログラム)のデバッグを容易に
するためにデバッグサポートユニット(DSU)2aが
搭載される。このデバッグサポートユニット(DSU)
2aは、ピン端子10に接続されるDSU制御用信号
線、ピン端子11に接続されてCPUが特定の内部状態
になったことを外部に通知するためのCPUイベント通
知信号線、およびピン端子12に接続されるCPUの動
作状態トレース用信号線に接続される。
【0005】このCPU内蔵LSI1は、さらに、ピン
端子19を介して与えられるテストモード指示信号TP
に従ってIOモジュール6および内部バス3の一方をI
O端子13に接続するデバッグ用マルチプレクサ(MU
X)18を含む。内部バス3には、データ、アドレス信
号および制御信号を含む信号が伝達される。
【0006】このCPU内蔵LSIは、内部バス3のバ
スマスタが、CPUコア2およびDMAC7である。こ
の内部バス3には、さらに、バスアービタなどの周辺回
路が接続されるが、これらは図面を簡略化するために示
していない。
【0007】デバッグ動作時においては、CPU内蔵L
SI1は、ピン端子10〜12を介して、外部に設けら
れたDSU対応デバッグ装置20に結合される。このD
SU対応デバッグ装置20は、CPUコア2に含まれる
デバッグサポートユニット(DSU)2aの動作を制御
するための制御部20aと、この制御部20aの制御の
下に、デバッグサポートユニット2aからピン端子12
を介して出力されるCPU動作状態トレース信号を格納
するトレースデータ格納用メモリ20bを含む。このD
SU対応デバッグ装置20は、またピン端子22を介し
てコンピュータ30に結合される。したがって、このD
SU対応デバッグ装置20は、コンピュータ30の制御
の下に、CPUコア2に含まれるCPUの動作を制御す
るとともに、このトレースデータ格納用メモリ20bに
格納されたトレースデータを、コンピュータ30の表示
画面上に表示することができる。
【0008】デバッグ環境下においては、さらに、IO
端子13が、ロジックアナライザ40にプローブケーブ
ル42を介して結合される。このロジックアナライザ4
0は、IO端子13上の信号の論理レベルのモニタの動
作を行なう。
【0009】通常動作時においては、デバッグ用マルチ
プレクサ(MUX)18は、IOモジュール6を選択し
てIO端子13に結合し、デバッグ環境下においては、
ピン端子19に与えられるテストモード指示信号TPの
活性化に応答して、内部バス3をIO端子13に結合す
る。内部バス3をデバッグ用マルチプレクサ(MUX)
8を介してIO端子13に結合することにより、デバッ
グ環境下において、ロジックアナライザ40により、内
部バス3の状態をモニタする。CPU内蔵LSI1のデ
バッグ時においては、CPUコア2の実行するソフトウ
ェアに従って内部バス3にはどのような信号が出力され
ているかを外部で観測することにより、このソフトウェ
アが正確に実行されているか否かを識別することが必要
となる。この内部バス3の信号値を外部でモニタするた
めに、デバッグ用マルチプレクサ(MUX)18が設け
られる。
【0010】一方、DSU対応デバッグ装置20は、デ
バッグ動作時には、DSU制御ピン端子10を介して制
御信号をデバッグサポートユニット2aへ与えて、CP
Uコア2に、命令を実行させるとともに、その実行を制
御する。このデバッグサポートユニット2aは、CPU
コア2に含まれるCPUの動作状態をモニタし、CPU
が特定の内部状態になったとき(デバッグ時に指定され
る)、CPUイベント通知信号をピン端子11を介して
DSU対応デバッグ装置20へ与える。DSU対応デバ
ッグ装置20では、デバッグサポートユニット2aから
ピン端子11を介して与えられるCPUイベント通知信
号が活性状態となると、制御部20aが、トレースデー
タ格納用メモリ20bに書込命令を与え、デバッグサポ
ートユニット2aからピン端子12を介して与えられる
CPU動作トレース情報をそこに格納する。このトレー
スデータ格納用メモリ20bに格納されたCPU動作ト
レース情報は、ピン端子22を介してコンピュータ30
へ与えられ、コンピュータ画面上での表示などが実行さ
れる。
【0011】またデバッグ環境下においては、デバッグ
用マルチプレクサ(MUX)18が、内部バス3をIO
ピン13に結合しており、ロジックアナライザ40がこ
のIOピン13およびデバッグ用マルチプレクサ(MU
X)18を介して内部バス3の信号値を観測しており、
そのモニタ結果をロジックアナライザ40の表示画面上
に表示する。
【0012】このコンピュータ30の表示画面およびロ
ジックアナライザ40の表示画面上に表示された情報を
オペレータが検査することにより、CPUコア2が正常
に動作し、指定された命令を実行しているか否かが判定
される。
【0013】異常が判定された場合、CPU動作トレー
ス情報に基づいて、異常発生原因となった命令が識別さ
れ、デバッグが実行される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このCPU内蔵LSI
1においては、内部バス3のバスマスタが、CPUコア
2およびダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ
(DMAC)7である。ダイレクト・メモリ・アクセス
・コントローラ(DMAC)7は、CPUコア2のCP
Uが演算処理を行なっているとき、その演算処理動作に
悪影響を及ぼすことなく、ランダム・アクセス・メモリ
(RAM)5へアクセスし、外部の共有メモリまたはロ
ジック/プロセッサとの間でデータの転送を実行する。
すなわち、このCPU内蔵LSI1においては、CPU
コア2に含まれるCPUおよびダイレクト・メモリ・ア
クセス・コントローラ(DMAC)7が並列に動作す
る。このCPUコア2およびダイレクト・メモリ・アク
セス・コントローラ(DMAC)7の並列動作に関する
デバッグは、データのインテグリティを保証する上で非
常に重要である。
【0015】しかしながら、この図15に示す従来のC
PU内蔵LSIに対するデバッグ環境下においては、内
部バス3の信号値は、ロジックアナライザ40の画面上
に表示され、一方、CPUコア2に含まれるCPUの動
作状態についての情報は、コンピュータ30の画面上に
表示される。ロジックアナライザ40およびコンピュー
タ30は個々独立に動作しており、したがって、このC
PUコア2に含まれるCPUの動作状態情報と内部バス
上の信号値の時間軸を一致させて表示させることは不可
能である。したがって、このCPUコア2に含まれるC
PUの動作と、ダイレクト・メモリ・アクセス・コント
ローラ(DMAC)の動作状態とを関連づけて解析する
のは困難であり、それゆえ、このCPUおよびダイレク
ト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)の並
列動作に関連したデバッグは極めて困難であるという問
題があった。
【0016】また、ロジックアナライザ40を使用する
ため、プローブケーブル42をIOピン端子13に接続
する必要があり、したがって、このIOピン端子13
は、基板上に設ける必要があり、たとえばボール・グリ
ッド・アレイ(BGA)のような基板下にピン端子が配
置されるような構成に対しては、このロジックアナライ
ザ40を使用することができなくなる。これは、CPU
内蔵LSIのIOピン端子の配置がこのデバッグのため
に制約されるという問題が生じる。
【0017】また、CPUコア2に対し、大記憶容量の
メモリを同一基板上に集積化する構成の場合、内部バス
3のビット幅はピン端子数に制約されないため、そのビ
ット幅は十分広くされる。一方、IOピン端子13およ
び他のピン端子の数は、このCPU内蔵LSIのパッケ
ージによる外部ピン端子数の制約を受けており、上限が
存在する。したがって、内部バス3に含まれる信号線上
の信号値をすべてロジックアナライザ40へ与えること
はできず、正確に、内部バスの状態を外部で観測するこ
とができなくなるという問題が生じる。
【0018】また、IOモジュール6は、実動作時にお
いては、データの入出力を行なうための本来の入出力回
路として使用される。したがって、このCPU内蔵LS
I1を、ボード上に実装した場合、このIOピン端子1
3は、他の装置のピン端子に配線により接続されてお
り、IOモジュール6が、デバッグ用マルチプレクサ
(MUX)18を介してIOピン端子13に接続され
る。したがって、ボード上実装レベルにおいては、この
IOピン端子13にプローブケーブル42を接続して、
ロジックアナライザ40でこのIOピン端子13の信号
値を観測することはできず、CPU内蔵LSI単体でし
か、デバッグを行なうことができなくなるという問題が
生じる。
【0019】さらに、デバッグ用マルチプレクサ(MU
X)18においては、IOピン端子13を駆動するため
のドライバが設けられる。CPU内蔵LSI1を有する
システムにおいては、その動作周波数は、たとえば10
0MHzから300MHzと高速であり、このような高
速のクロックに従ってIOピン端子13を充放電した場
合、電磁輻射によるノイズが生じる。したがって、この
ような輻射ノイズを低減するため、IOピン端子13を
駆動する出力ドライバの駆動能力は、一般に、比較的小
さくされ、急速のIOピン端子13の充放電が抑制され
る。しかしながら、このような場合、IOピン端子13
の充放電速度が比較的遅くなるため、プローブケーブル
42での信号の伝搬遅延が大きくなり、高速のクロック
信号に従って伝達される内部バス3上の信号の高速な変
化をIOピン端子13およびプローブケーブル42を介
してロジックアナライザ40で取込むことができず、正
確な内部バス3の状態の外部での観測を行なうことがで
きなくなるという問題が生じる。
【0020】それゆえ、この発明の目的は、ピン配置の
制約を受けることなくデバッグに必要な情報を外部で容
易にかつ正確に観測することのできるプロセッサ内蔵半
導体集積回路装置を提供することである。
【0021】この発明の他の目的は、内部バスのビット
幅が広い場合でも、内部バス信号を、ピン数を増加させ
ることなく外部で観測することのできるプロセッサ内蔵
半導体集積回路装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、要約すれ
ば、CPU動作トレース情報出力ピンに、選択的に、C
PU動作トレース情報および内部バス情報を与える。
【0023】すなわち、請求項1に係るプロセッサ内蔵
半導体集積回路装置は、データを含む信号を伝達するた
めの内部バスと、この内部バスに結合されるプロセッサ
とを含む。このプロセッサは、集積回路装置外部に設け
られるデバッグ装置と信号の授受を行なってこの集積回
路装置のデバッグを支援するためのデバッグサポートユ
ニットを含む。このデバッグサポートユニットは、プロ
セッサの動作情報を抽出する回路を含む。
【0024】請求項1に係るプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置は、さらに、テストモード指示信号に応答し
て、内部バス上の信号およびデバッグサポートユニット
のプロセッサ動作情報の一方を選択して所定のピン端子
へ伝達するためのセレクタを備える。
【0025】請求項2に係るプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置は、請求項1の装置が、さらに、内部バスと外
部端子との間で信号の授受を行なうための入出力回路を
含む。所定のピン端子は、外部端子と別に設けられる。
【0026】請求項3に係るプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置は、請求項1または2の内部バスが複数ビット
の信号を伝達するマルチビットバスを備え、このマルチ
ビットバスが、各々が所定のビット幅を有する複数のサ
ブバスに分割される。セレクタは、第1のテストモード
指示信号に従って、マルチビットバスの複数のサブバス
から1つのサブバスを選択するための第1のマルチプレ
クサと、第2のテストモード指示信号に従って、第1の
マルチプレクサの出力信号とデバッグサポートユニット
からのプロセッサ動作情報の一方を選択して所定の端子
へ出力するための第2のマルチプレクサを備える。
【0027】請求項4に係るプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置は、請求項1から3のいずれかの装置におい
て、テストモード指示信号は外部から専用のテストピン
端子を介して与えられる。
【0028】請求項5に係るプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置は、請求項1から3のいずれかの装置が、さら
に、内部バスに結合され、テストモード指示信号を内部
バスを介して受けて格納し、該格納した信号をセレクタ
へ与えるレジスタ回路を含む請求項6に係るプロセッサ
内蔵半導体集積回路装置は、請求項1のセレクタが、内
部バスに結合され、この内部バスの信号をクロック信号
に同期して転送するための第1のフリップフロップ回路
と、テストモード指示信号に従って第1のフリップフロ
ップ回路の出力信号の所定数のビットの組を選択するた
めの第1のマルチプレクサと、第1のマルチプレクサの
出力信号をクロック信号に同期して転送するための第2
のフリップフロップ回路と、テストモード指示信号に応
答して、このデバッグサポートユニットのプロセッサ動
作情報および第2のフリップフロップ回路の出力信号の
一方を選択して所定のピン端子へ出力するための第2の
マルチプレクサを含む。
【0029】請求項7に係るプロセッサ内蔵半導体集積
回路装置は、請求項1のセレクタが、内部バス上の信号
のビット数を低減するための圧縮処理を行なう圧縮回路
と、テストモード指示信号に応答して圧縮回路の出力信
号および内部バス上の信号の所定数のビットの組のいず
れかを選択する第1のマルチプレクサと、テストモード
指示信号に応答して第1のマルチプレクサの出力信号お
よびデバッグサポートユニットからのプロセッサ動作情
報の一方を選択して所定のピン端子へ印加するための第
2のマルチプレクサを備える。
【0030】内部バス情報を、プロセッサ動作情報と同
じピン端子を介して伝達することにより、従来のような
IOピン端子を介して内部バス情報を出力する必要がな
く、ピン端子数を増加させることなく、またピン端子配
置の制約を受けることなく内部情報を外部で観測するこ
とができる。また、同じピン端子を介して外部にプロセ
ッサ動作情報および内部バス情報が伝達されるため、1
つのデバッグ装置においてプロセッサ動作情報および内
部バス情報の時間軸を合わせて解析することが可能とな
り、複雑なデバッグをも容易に行なうことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従うCPU内蔵LSIの構成および
そのデバッグ環境を概略的に示す図である。図1におい
て、CPU内蔵LSI1は、従来と同様、内部バス3に
結合されるCPUコア2、プログラムを格納する読出専
用メモリ(ROM)4、中間データを格納するためのラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)5、および信号
(データを含む)の入出力を行なうためのIOモジュー
ル6と、ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ
(DMAC)7を含む。これらの構成要素2〜7は、内
部バス3を介して相互接続される。IOモジュール6
は、また内部IOバス14を介してIOピン端子13に
結合される。この内部IOバス14は、IOピン端子1
3に含まれる端子と同一ビット幅を有する。
【0032】CPUコア2は、また、デバッグサポート
ユニット(DSU)2aを含む。内部バス3は、内部デ
ータを伝達するための内部データバス3aならびにアド
レス信号および制御信号を伝達するための内部信号バス
3bを含む。
【0033】このCPU内蔵LSI1は、内部データバ
ス3aおよび内部信号バス3b上のそれぞれの16ビッ
トの信号とデバッグサポートユニット2aからのCPU
動作トレース情報を受け、ピン端子9から与えられるテ
ストモード指示信号に従って、CPU動作トレース情
報、内部データおよび内部信号のいずれかを選択してC
PU動作トレース情報用のピン端子12へ伝達するマル
チプレクサ8を含む。この図1に示す構成においては、
マルチプレクサ8へは、16ビットの内部データ、およ
び16ビットの内部信号が伝達され、また8ビットのC
PU動作トレース情報が与えられ、マルチプレクサ8
は、このピン端子9から与えられるテストモード指示信
号に従って8ビットの信号を選択して8ビットのCPU
動作トレース用ピン端子12へ伝達する。
【0034】デバッグ環境としては、このCPU内蔵L
SI1の外部に、DSU対応デバッグ装置20が設けら
れる。このDSU対応デバッグ装置20は、DSU制御
ピン端子10およびCPUイベント通知ピン端子11を
介してデバッグサポートユニット(DSU)2aに結合
される制御部20aと、CPU動作トレース用ピン端子
12を介してマルチプレクサ8からの信号(データを含
む)を受けて格納するデータ格納用メモリ20bを含
む。
【0035】制御部20aは、DSU制御ピン端子10
を介して、デバッグサポートユニット(DSU)2aと
デバッグ動作に必要な制御信号の授受を行ない、またC
PUイベント通知ピン端子11を介してデバッグサポー
トユニット(DSU)2aから与えられるCPUイベン
ト通知信号を受ける。データ格納用メモリ20bは、ま
た、制御部20aの制御のもとにその格納データをピン
端子22を介してコンピュータ30へ伝達する。
【0036】コンピュータ30は、このピン端子22を
介して制御部20aを制御し、従来と同様、DSU対応
デバッグ装置20の制御部20aを介してデバッグサポ
ートユニット(DSU)2aの動作を制御し、これによ
り、CPUコア2の命令の実行を制御することができ
る。また、従来と同様、コンピュータ30は、データ格
納用メモリ20bに格納されたCPU動作トレース情報
をその表示画面上に表示することができる。
【0037】データ格納用メモリ20bには、マルチプ
レクサ8を介して内部バス3上の信号も格納される。し
たがって、コンピュータ30においては、この内部バス
3上の信号をコンピュータ画面上に表示するために、内
部バス信号表示用ソフトウェア(SW)がインストール
される。
【0038】したがって、図1に示すCPU内蔵LSI
1のデバッグ環境においては、従来とは異なり、ロジッ
クアナライザは使用されない。DSU対応デバッグ装置
20が、ピン端子10、11および12を介して、この
CPU内蔵LSI1に結合される。
【0039】次に、この図1に示すCPU内蔵LSI1
のデバッグ動作について説明する。まず、デバッグサポ
ートユニット(DSU)2aには、トレースを開始すべ
き位置(或る命令のプログラム番地)を特定する情報
が、DSU対応デバッグ装置20から与えられる。この
トレース開始位置情報に従って、デバッグサポートユニ
ット(DSU)2aは、ステータスレジスタにその指定
されたトレース開始情報を格納する。次いで、オペレー
タからのデバッグ開始指示に従って、DSU対応デバッ
グ装置20が、DSU制御ピン端子10を介して動作開
始のための制御信号をデバッグサポートユニット2aへ
与える。この動作開始指示信号に従って、デバッグサポ
ートユニット(DSU)2aが起動され、CPUコア2
のCPUが図示しないプログラムカウンタに従って順次
命令を実行する。このCPUの実行命令番地が、デバッ
グサポートユニット(DSU)2aのステータスレジス
タに格納されたトレース開始位置情報と一致すると、デ
バッグサポートユニット(DSU)2aが、CPUイベ
ント通知信号をCPUイベント通知ピン端子11を介し
てDSU対応デバッグ装置20へ与える。このとき、マ
ルチプレクサ8は、既に、ピン端子9から与えられるテ
ストモード指示信号に従って、内部バス3上の信号およ
びデバッグサポートユニット(DSU)2aからのCP
U動作トレース情報のいずれかを選択する状態に設定さ
れている。
【0040】DSU対応デバッグ装置20は、デバッグ
サポートユニット(DSU)2aからCPUイベント通
知信号が与えられると(活性化されると)、制御部20
aの制御の下に、データ格納用メモリ20bに、ピン端
子12を介してマルチプレクサ8から与えられる信号
(データ)を格納する。マルチプレクサ8の接続態様に
従って、データ格納用メモリ20bには、CPU動作ト
レース情報、内部データバス3a上の内部データ、およ
び内部信号バス3b上のアドレス信号または制御信号の
いずれかが格納されている。
【0041】コンピュータ30は、このトレース動作が
完了すると、DSU対応デバッグ装置20に対し、ピン
端子22を介して制御部20aへアクセス要求を与え、
データ格納用メモリ20bに格納された情報を読出す。
このコンピュータ30には、内部バス信号表示用ソフト
ウェア(SW)30aが新たにインストールされてい
る。したがって、図示しないCPU動作トレース情報表
示用のソフトウェアおよびこの内部バス信号表示用ソフ
トウェア30aを起動することにより、データ格納用メ
モリ20bから読出されたデータを、このコンピュータ
画面上に表示することができ、CPU動作トレース情報
と時間軸を合わせて、内部バス3上の信号値を表示す
る。これにより、従来困難であった、CPUコア2およ
びダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ(DM
AC)の並列動作時におけるCPUコア2の動作状態お
よび内部バス3上の信号値を並列表示して、デバッグを
行なうことが可能となる。
【0042】また、IO端子13には、ロジックアナラ
イザを接続する必要がなく、したがって、このIO端子
13は、外部から接続可能な位置に設ける必要がなく、
ピン配置の自由度が高くなり、たとえばボール・グリッ
ド・アレイ(BGA)などのピン配置を利用することが
できる。また、IOモジュール6が、このIO端子13
に接続されているボード上実装レベルにおいても、デバ
ッグ専用の、ピン端子10、11および12を介して内
部バス3上の信号値を外部で観測することができるた
め、ボード上レベルでのデバッグをも行なうことができ
る。
【0043】さらに、内部バス3上の信号値は、CPU
動作トレース用ピン端子12を介して外部に設けられた
DSU対応デバッグ装置20へ与えられており、したが
って、内部バス3上の信号値を外部ピン端子数の影響を
受けることなく外部へ出力することができる。
【0044】また、このマルチプレクサ8からCPU動
作トレース情報をピン端子12へ伝達するドライバは、
図示しない内部クロック信号に同期して動作しているC
PUの動作状態を外部に伝搬することができるのに十分
なドライブ能力を有している。したがって、この内部ク
ロック信号に同期して変化する内部バス3上の信号値も
このCPU動作トレース情報をピン端子12へ伝達する
ドライバを介して外部に伝達することができ、高速で変
化する内部バス3上の信号の状態を外部に設けられたD
SU対応デバッグ装置20へ正確に伝達することがで
き、正確なデバッグ動作が保障される。
【0045】[各部の構成]図2は、図1に示すCPU
コア2の構成を概略的に示す図である。図2において
は、CPUコア2は、実行すべき命令の番地を指定する
命令アドレスを発生するプログラムカウンタ2bと、こ
のプログラムカウンタ2bからの命令アドレスに従って
図示しない命令メモリへアクセスし、指定された命令を
実行する命令実行処理部2cを含む。この命令実行処理
部2cは、CPU内部バス2dを介して制御信号および
アドレス信号およびデータを授受し、CPU内部バス2
dは、図示しないIOポートを介して内部バス3に結合
される。このCPUコア2においては、必要なデータお
よびフラグなどを格納するレジスタ回路が設けられてお
り、また必要なデータをキャッシュするキャッシュメモ
リも設けられているが、これらは図面を簡略化するため
に示していない。
【0046】デバッグサポートユニット2aは、ピン端
子10および11に結合され、DSU制御信号およびC
PUイベント通知信号を入出力する制御部2aaと、制
御部2aaの制御の下に、CPU動作トレース開始位置
情報を格納するステータスレジスタ2abと、CPU内
部バス2dに結合され、制御部2aaの制御の下に、こ
のCPUの動作状態を示す信号を抽出してピン端子マル
チプレクサ8へ与える情報抽出回路2acを含む。
【0047】ステータスレジスタ2abには、トレース
開始位置を示すプログラムカウンタ2bのカウント値が
格納され、制御部2aaはこのプログラムカウンタ2b
のカウント値がステータスレジスタ2abに格納された
トレース開始位置情報(アドレス)と一致すると、CP
Uイベント通知信号を活性状態へ駆動する。制御部2a
aは、また、CPU内部バス2dを介して命令実行処理
部2cに対し、デバッグ動作時、命令の実行を起動する
制御信号を与える。
【0048】なお、情報抽出回路2acは、CPU内部
データバス2dに結合されているが、CPUの動作状態
を表わす信号を受けるように結合されればよく、破線で
示すプログラムカウンタ2bのカウント値または他のた
とえばレジスタ回路の情報を抽出するように構成されて
もよい。
【0049】図3は、図1に示すマルチプレクサ8の構
成を概略的に示す図である。図3に示すように、内部バ
ス3は16ビットの内部データバス3aおよび16ビッ
トの内部信号バス3bを含んでおり、合計32ビット幅
を有している。この内部バス3は、それぞれが8ビット
幅を有する4つのサブバスSD1〜SD4に分割され
る。マルチプレクサ8は、テストモード指示信号TP1
に従ってこれらのサブバスSD1〜SD4のうちの1つ
を選択する第1のマルチプレクサ8aと、第2のテスト
モード指示信号TP2に従って、デバッグサポートユニ
ット(DSU)2aから出力されるCPU動作トレース
情報と第1のマルチプレクサ8aの出力信号の一方を選
択してピン端子12へ伝達する第2のマルチプレクサ8
bを含む。
【0050】CPU動作トレース情報は8ビットであ
り、したがって、CPU動作トレース用ピン端子12も
8ビット幅を有している。内部バス3は32ビット幅を
有しており、CPU動作トレース用ピン端子12のビッ
ト幅よりも大きい。しかしながら、内部バス3を複数の
サブバスSD1〜SD4に分割することにより、必要な
内部信号値を選択して外部で観測することができる。し
たがって、このテストモード指示信号TP1を適当に選
択状態へ駆動することにより、32ビット幅の内部バス
3上の内部信号の状態を、すべて外部で観測することが
できる。
【0051】第1のテストモード指示信号TP1は、4
つのサブバスSD1〜SD4から1つを選択する。した
がって、単純な形態においては、この第1のテストモー
ド指示信号TP1は4ビット幅を有する。しかしなが
ら、この第1のマルチプレクサに対し、2ビットデコー
ダが設けられ、2ビット幅のテストモード指示信号をこ
のデコーダでデコードして、4つのサブバスSD1〜S
D4の1つが選択される構成が用いられてもよい。
【0052】なお、このサブバスSD1〜SD4につい
ては、内部データバス3aが2つのサブバスに分割さ
れ、内部信号バス3bが2つのサブバスに分割される。
【0053】なお、上述の説明においては、内部バス3
は32ビット幅を有しているとして説明している。しか
しながら、この内部バス3のバス幅は、これより大き
く、たとえば64ビット、128ビット等、より大きな
ビット数であってもよい。CPU動作トレース情報のビ
ット幅と同じビット幅を有するサブバスに分割して、第
1のマルチプレクサで選択することにより、大きなビッ
ト幅を有する内部バスの所望の内部信号の状態を外部で
観測することができる。
【0054】図4は、図1に示す内部バス信号表示用ソ
フトウェア(SW)の処理フローを示す図である。以
下、この内部バス信号表示用ソフトウェア30aの処理
フローについて説明する。
【0055】まず、この内部バス信号表示処理を実行す
る前に、ユーザ(オペレータ)は、CPUコア2のCP
Uの内部状態のトレースを開始する場所を指定する(ス
テップS1)。これは、オペレータが、CPUコア2に
含まれる命令実行処理部2cが実行する命令のアドレス
または実行の順番(命令番号;プログラム行番号)を指
定する。
【0056】コンピュータ30は、このユーザ(オペレ
ータ)により指定された開始位置を示す情報を、CPU
コア2に含まれたデバッグサポートユニット(DSU)
に対して与え、またこの指定されたソフトウェア(プロ
グラム)の場所で、CPUイベント通知信号を活性状態
へ駆動するように設定する(ステップS2)。デバッグ
サポートユニット(DSU)2aにおいては、ステータ
スレジスタ2abに、トレース開始位置を示す情報が格
納される。
【0057】ステップS1およびS2の処理により、内
部バス上の信号を表示するための初期設定が完了する。
また、このとき、マルチプレクサ8は、ボード実装時ボ
ード外部から与えられるテストモード指示信号TP1お
よびTP2に従って、内部バス3のサブバスSD1〜S
D4のいずれかを選択する状態に設定される。この状態
で、ユーザによるトレース開始指示を待つ(ステップS
3)。
【0058】ユーザが、トレース開始を指示すると、コ
ンピュータ30は、DSU対応デバッグ装置20を介し
て、デバッグサポートユニット2aに対し、命令実行開
始を指令する(ステップS4)。このとき、DSU対応
デバッグ装置20に対しては、デバッグサポートユニッ
ト(DSU)2aからのイベント通知信号が活性状態と
なると、トレースを開始し、このデータ格納用メモリ2
0bの記憶容量が一杯となるまでトレースを行なうよう
な指令を与える。デバッグサポートユニット2aは、こ
のDSU対応デバッグ装置20から、命令実行開始が指
定されると、命令実行処理部2c(図2参照)に対し、
命令実行を起動する。この起動時においては、デバッグ
サポートユニット(DSU)2aとDSU対応デバッグ
装置20の間で、トレース情報の転送が行なわれてお
り、コンピュータ30は、DSU対応デバッグ装置20
を監視し、トレースが終了するのを待つ(ステップS
5)。
【0059】トレースが終了すると、DSU対応デバッ
グ装置20は、コンピュータ30に対し、トレース終了
指示を、ピン端子22を介して報知する。コンピュータ
30は、次いで、画面上に、トレース完了を表示し、ユ
ーザ(オペレータ)によるメモリバンクの指定を待つ
(ステップS6)。ユーザ(オペレータ)は、このトレ
ース完了の表示が与えられると、トレース情報を格納す
るためのコンピュータ内のメモリバンク(またはファイ
ル)を指定する。メモリバンク(またはファイル)が指
定されると、コンピュータ30は、DSU対応デバッグ
装置20に対しデータ格納用メモリ20bに格納された
データを制御部20aの制御の下に読出す。このデータ
格納用メモリ20bから読出された(転送された)トレ
ース情報は、指定されたメモリバンク内へ転送されて格
納される(ステップS7)。
【0060】一度にトレース可能なトレース情報は、C
PU動作トレース用ピン端子12のピン数により制約さ
れる。本実施の形態1においては、1サイクルにおい
て、8ビットのトレース情報をマルチプレクサ8を介し
て、DSU対応デバッグ装置20のトレースデータ格納
用メモリ20bへ格納することができる。より多くの情
報が必要な場合、テストモード指定用信号TP1の状態
を切換えることにより、選択されるサブバスを変更し
て、トレースされる信号を変更して、再び、ステップS
3からの処理を実行して、トレースを実行する。必要な
トレース情報がすべて得られると、トレースの実行を終
了する。
【0061】必要なトレース実行の終了後、コンピュー
タのメモリバンクには、トレース情報が格納されてい
る。複数のトレースが行なわれた場合、各トレース結果
情報は、すべて、同じトレース開始位置からトレースさ
れた信号である。また、このCPU内蔵LSI1は、入
力信号の条件が等しければ、プログラムを何度実行して
も、同じ動作を再現する。したがって、それぞれのトレ
ース結果信号は、同じトレース開始位置を始点として、
同一時刻における内部バス3上の異なった信号の状態を
表現していることになる。内部バス信号表示用ソフトウ
ェア30aは、各メモリバンクに格納されたトレース結
果情報を、波形図として、トレース位置を始点として同
時に画面に表示する(ステップS8)。
【0062】ユーザ(オペレータ)は、このコンピュー
タ画面に表示された波形図を解析し、正常に動作が行な
われているか否かを判定して、デバッグを実行する。
【0063】図5は、デバッグ対象ソフトウェアの一例
を示す図である。図5においては、このデバッグ対象プ
ログラムを、C言語で記述する。行番号01は、ダイレ
クトメモリアクセス動作を開始させ、ダイレクト・メモ
リ・アクセス・コントローラ(DMAC)を起動する命
令を示す。行番号2は、或る第1の関数を、CPUに実
行させる命令を示す。行番号3は、データData5を
アドレス8に退避させる命令を示す。
【0064】行番号4は、CPUに、データData5
に第2の関数処理を施させる命令を示す。行番号5は、
またCPUに、別の第3の関数を実行させることを指令
する命令を示す。
【0065】行番号6は、データData5として、ア
ドレス8に格納されたデータを利用することを指令する
命令を示す。すなわち、行番号3の命令により退避され
たデータData5が、この行番号6の命令により、再
び取出される。
【0066】行番号7の命令に従って、この取出したデ
ータData5に対し第4の関数処理を施す。これら一
連の処理において、トレース開始位置を、行番号3のデ
ータData5をアドレス8に退避させる命令に指定す
る。
【0067】図6は、この図5に示すデバッグ対象プロ
グラムに対するトレース結果の表示を示す図である。図
6においては、CPUの状態を示す信号すなわちCPU
動作トレース情報として、プログラムカウンタ(PC)
のトレース情報が利用される。内部バス上の信号値とし
て、アドレスおよびデータおよび制御信号がトレースさ
れる。すなわち、内部制御信号として、データの読出/
書込を示すリード/ライト指示信号RWおよび内部バス
を使用するのがCPUであるのかダイレクト・メモリ・
アクセス・コントローラ(DMAC)であるのかを示す
マスタ信号Masterがトレースされる。アドレスは
8ビット表示であり、図6においては、16進表示のア
ドレスを示す。また、トレースされるデータも8ビット
であり、図6において、16進表示でデータを示す。プ
ログラムカウンタのトレース、アドレスのトレース、内
部データのトレース、および内部制御信号のトレースが
行番号3の命令をトレース開始位置として行なわれてい
る。これらのトレースは、それぞれテストモード指示信
号を切換えて、同じ図5に示すプログラムを実行するこ
とにより実施される。同一プログラム実行時において
は、内部動作状態は同じとなるためである。
【0068】この図6に示すトレース結果は、コンピュ
ータ30上の画面に表示される。リード/ライト指示信
号RWは、ハイレベルがデータ読出動作を示し、ローレ
ベルがデータ書込動作を示す。また、マスタ信号Mas
terは、ハイレベルがCPUの内部バスアクセス動作
を示し、ローレベルが、ダイレクト・メモリ・アクセス
・コントローラの内部バスアクセス動作が行なわれてい
ることを示す。
【0069】この図6において、ポイントP1におい
て、CPUがメモリの8番地にデータを“05H”を書
込み、ポイントP2において、同じメモリの8番地に、
ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラが、デー
タ“01H”を書込んでいるのが理解される。したがっ
て、ポイントP3において、メモリの8番地からデータ
が読出された場合、このダイレクト・メモリ・アクセス
により上書きされたデータ“01H”がCPUに読込ま
れていることが理解される。これにより、CPUおよび
ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラの並列動
作時においてデータの競合が生じるのが検出され、プロ
グラムの書換を行なうなどのデバッグ処理が行なわれ
る。したがって、同一ポートを用いてCPU動作トレー
ス情報および内部バス上の信号値を取込んで表示するこ
とにより、CPUのソフトウェアに従う動作と内部バス
の動作を同期させたデバッグが可能となる。
【0070】[実施の形態2]図7は、この発明の実施
の形態2に従うCPU内蔵LSIの構成を概略的に示す
図である。この図7に示すCPU内蔵LSI1において
は、内部バス3上の信号とデバッグサポートユニット
(DSU)2aからのCPU動作トレース情報を選択す
るためのマルチプレクサ8Aは、その接続切換様態の制
御が、ソフトウェアにより実現される。すなわち、マル
チプレクサ8Aの選択様態の設定は、CPUコア2の制
御の下に行なわれる。これにより、テストモードを指定
するための信号を外部から入力する必要がなく、テスト
モード指定用ピン端子を削除することができる。
【0071】図8は、図7に示すマルチプレクサ8Aの
構成を概略的に示す図である。図8において、マルチプ
レクサ8Aは、サブバスSD1およびSD4から1つの
サブバスを選択するための第1のマルチプレクサ8a
と、デバッグサポートユニット(DSU)2aからのC
PU動作トレース情報と第1のマルチプレクサ8aの出
力信号の一方を選択する第2のマルチプレクサ8bと、
内部バス3上の信号に従ってテスト情報を取込み、テス
トモード指示信号TP1およびTP2をそれぞれマルチ
プレクサ8aおよび8bに出力するレジスタ回路8cを
含む。
【0072】レジスタ回路8cは、内部バス3上の特定
の信号線上の信号が所定のパターンとなったときにイネ
ーブルされ、特定の内部バス3上の信号線の信号をテス
トモード指示信号として取込むように構成されればよ
い。これは、たとえば、現在一般的に用いられている同
期型メモリにおいて、動作パラメータを格納するモード
レジスタ回路に、所定の動作パラメータを設定する動作
様態と同様である。すなわち、内部バス3上の特定の信
号線上の信号の組合せに従ってレジスタ回路8cに、テ
ストモード指示信号書込指示が与えられ、この指示が与
えられるとレジスタ回路8cが、予め定められた信号線
上の信号を取込みラッチする。このレジスタ回路8c
は、テストモード指示信号TP1として、4ビットの信
号を出力して、1つのサブバスを選択するように構成さ
れてもよく、また2ビットの信号を格納し、この2ビッ
トの信号をデコードして、テストモード指示信号TP1
として出力して、1つのサブバスを選択するように構成
されてもよい。内部バス3へは、CPUコア2がアクセ
ス可能であり、CPUコア2がデバッグサポートユニッ
ト(DSU)2aの制御の下に、レジスタ回路8cの格
納されるテストモード指示信号を書換えてもよく、ま
た、コンピュータ30の制御のもとにデバッグサポート
ユニット(DSU)2aが、このレジスタ回路8cのテ
ストモード指示信号を書換えるように構成されてもよ
い。
【0073】このレジスタ回路8cに、デバッグサポー
トユニット(DSU)2aの制御の下に、テストモード
指示信号を設定することができるため、図9に示すよう
に、CPUのトレース情報としてのプログラムカウンタ
値PC、および内部バス上のアドレス信号AD、制御信
号CTLおよびデータDTを、このCPU内蔵LSIの
動作を停止させることがなくトレース情報として取込め
る。すなわち、テストモード設定のために、CPUサイ
クルにその間空きが生じるものの、このCPU内蔵LS
I1の動作を停止させることなく、トレース情報を切換
えることができる。このトレース情報の切換は、コンピ
ュータ30を利用して、ユーザ(オペレータ)が表示画
面を見て、マニュアルで入力してもよく、またデバッグ
制御プログラムにおいて、適当な間隔で、このトレース
情報を変更する命令が挿入されていてもよい。これによ
り、ボード上実装レベルにおいて、ボード外部から、ピ
ン端子9を介してテストモード指示信号を与えるため
に、このCPU内蔵LSIの動作を停止させる必要がな
く、CPU内蔵LSIの動作実行中においても、このト
レース情報をCPU動作トレース用情報および内部バス
信号値を切換えて、コンピュータの表示画面上に表示し
て、リアルタイムでのデバッグが可能となる。
【0074】[実施の形態3]図10は、この発明の実
施の形態3に従うマルチプレクサ8Aの構成を概略的に
示す図である。図10に示すマルチプレクサ8Aにおい
ては、内部バス3からの内部バス信号が、クロック信号
CLKに同期して転送動作を行なうフリップフロップ
(FF)8dに与えられる。このフリップフロップ8d
の出力する内部バス信号が、4つのサブバスSD1〜S
D4に分割される。また、第1のマルチプレクサ8aと
第2のマルチプレクサ8bの間に、同様、クロック信号
CLKに同期して信号の転送を行なうフリップフロップ
(FF)8eが設けられる。クロック信号CLKはCP
Uコア2の動作周波数を決定する。他の構成は、図8に
示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号
を付し、その詳細説明は省略する。
【0075】クロック信号CLKが高速の場合、バスサ
イクルはクロック信号CLKにより規定されるため、内
部バス3に現われる内部バス信号は、高速で変化する。
内部バス3上の信号遅延が大きい場合または第2のマル
チプレクサ8bの出力信号を外部に出力する出力ドライ
バの遅延が大きい場合、さらに、第1および第2のマル
チプレクサ8aおよび8bにおける遅延が付け加えられ
るため、このクロック信号CLKの各サイクルごとに、
内部バス信号を出力することができなくなる。
【0076】しかしながら、このフリップフロップ8d
を設けることにより、クロック信号CLKに同期してフ
リップフロップ(FF)8d内に、内部バス信号が取込
まれる。このときには、第1のマルチプレクサ8aの有
する遅延は、フリップフロップ(FF)8dの信号取込
動作に対し何ら影響を及ぼしていない。また、この第1
のマルチプレクサ8aの出力信号に対しフリップフロッ
プ8eを設けているため、CPUトレース情報出力ピン
端子12における信号遅延は、この第2のマルチプレク
サ8bおよび出力ドライブ回路ODが有する遅延だけと
なる。フリップフロップ(FF)8dおよび8eは、そ
れぞれ、与えられた信号を1クロックサイクル遅延して
伝達する場合、合計2クロックサイクルの遅延が内部バ
ス信号とこのCPUトレース情報出力ピン端子12の信
号との間に生じるが、この2クロックサイクルの遅延
は、DSU対応デバッグ装置において認識されているた
め、何らデバッグを行なう上では問題にならない。内部
バス信号のデバッグ時、2クロックサイクルの遅延を考
慮してデバッグを行なえばよいためである。
【0077】図11は、図10に示すマルチプレクサ8
Aの動作を示すタイミングチャート図である。図11に
示すタイミングチャート図においては、クロック信号C
LKの立上がりに同期して、内部バス上に信号が出力さ
れる。この内部バス信号SG0 …が、遅延が大き
く、クロック信号CLKの立上がりに対して、比較的大
きな遅延時間経過後、確定状態となった場合において
も、フリップフロップ(FF)8dが、このクロック信
号CLKの立下がりに同期してラッチ状態となれば、確
定状態の内部バス信号を取込むことができる。このフリ
ップフロップ(FF)8dは、クロック信号CLKの立
上がりに同期して、取込んだ信号を出力する。したがっ
て、このフリップフロップ(FF)8dからは、クロッ
ク信号CLKの1サイクル遅れて、内部バス信号が順次
出力される。このとき、フリップフロップ(FF)8d
の出力容量は、単に第1のマルチプレクサ8aの入力ゲ
ート容量だけであり、小さく、高速で、この第1のマル
チプレクサ8aに与えられる信号を確定状態へ駆動する
ことができる。また、フリップフロップ(FF)8e
も、同様、クロック信号CLKの立下がりに同期してラ
ッチ状態となり、かつクロック信号CLKの立上がりに
応答して、取込んだ信号を出力している。したがって、
第1のマルチプレクサ8aにおける遅延が大きい場合に
おいても、クロック信号CLKの立下がり時において
は、第1のマルチプレクサ8aの出力信号は確定状態に
あるため、フリップフロップ(FF)8eは、確実に、
確定状態の信号を取込んで、次のサイクルで、取込んだ
信号を出力することができる。このフリップフロップ
(FF)8eからの信号は、第2のマルチプレクサ8b
および出力ドライブ回路ODを介してCPU動作トレー
ス情報用ピン端子12へ伝達される。第2のマルチプレ
クサ8bおよび出力ドライブ回路ODの遅延が存在して
も、その遅延は比較的小さく、十分高速のクロック信号
CLKに同期して、信号を出力することができる(出力
ドライブ回路ODは高速のCPU動作トレース情報を出
力できる)。
【0078】図12は、この図10に示すフリップフロ
ップ(FF)8dおよび8eの構成の一例を示す図であ
る。図12において、フリップフロップ(FF)は、ク
ロック信号CLKがHレベルのとき導通し、与えられた
信号を通過させるトランスファゲートTX1と、このト
ランスファゲートTX1から与えられた信号をラッチす
るラッチ回路LA1と、ラッチ回路LA1によりラッチ
された信号を、補のクロック信号ZCLKがHレベルの
ときに通過させるトランスファゲートTX2と、トラン
スファゲートTX2の伝達する信号をラッチするラッチ
回路LA2と、クロック信号CLKがHレベルのとき導
通し、ラッチ回路LA2の出力信号を通過させるトラン
スファゲートTX3を含む。ラッチ回路LA1およびL
A2の構成は、与えられた信号をラッチする構成であれ
ばよい。また、トランスファゲートTX1〜TX3は、
CMOSトランスミッションゲートで構成されてもよ
く、またトライステートバッファで構成されてもよい。
また、このフリップフロップFFは、相補信号を伝達す
る構成であってもよい。
【0079】この図12に示すフリップフロップFFに
おいては、クロック信号CLKがHレベルのときに、ト
ランスファゲートTX1およびTX3が導通し、ラッチ
回路LA1が新たに与えられた信号をラッチし、一方ラ
ッチ回路LA2が、ラッチした信号を出力する。クロッ
ク信号CLKが立下がると、補のクロック信号ZCLK
がHレベルとなり、ラッチ回路LA1からラッチ回路L
A2への信号の転送が行なわれる。したがって、この図
12に示すフリップフロップFFにより、1クロックサ
イクル遅延して、信号をクロック信号CLKに同期して
転送することができる。
【0080】以上のように、内部バスと第1のマルチプ
レクサの間、および第1および第2のマルチプレクサの
間に、クロック信号CLKに同期して信号の転送を行な
うフリップフロップ回路を設けているため、内部信号お
よびマルチプレクサの遅延に起因する、内部バスの信号
値の出力不能を防止することができ、高速クロックに同
期して動作するCPU内蔵LSIにおいても、正確に、
内部信号値を外部で観測することができる。
【0081】[実施の形態4]図13は、この発明の実
施の形態4に従うマルチプレクサ8Aの構成を概略的に
示す図である。図13に示すマルチプレクサ8Aにおい
ては、フリップフロップ(FF)8dからの信号を8ビ
ットの信号に圧縮して第1のマルチプレクサ8aへ与え
る圧縮回路8fがさらに設けられる。第1のマルチプレ
クサ8aは、レジスタ回路8cからのテストモード指示
信号に従って、この圧縮回路8fの出力信号、サブバス
SD1〜SD4の信号のいずれかを選択してフリップフ
ロップ(FF)8eへ与える。
【0082】CPU動作トレース用ピン端子の数はたと
えば8個と限られている。したがって、できるだけ多く
の内部信号状態値をできるだけ少ない信号線の数で外部
で出力するのが望ましい。この圧縮回路8fは、フリッ
プフロップ8aからの所定の信号をその状態を保存して
8ビットの信号に圧縮する。これにより、最大32ビッ
トの信号を、8ビットの信号として、CPU動作トレー
ス用ピン端子12へ伝達することができ、一度のトレー
ス動作(1クロックサイクルにおいてトレースされる内
部信号の数)を内部バスのビット幅にまで拡張すること
ができる。この圧縮回路8fは、効率的に、内部バス上
の信号を符号化する構成であればよい。
【0083】図14は、圧縮回路8fの構成の一例を示
す図である。図14において、圧縮回路8fは、フリッ
プフロップ(FF)8dからの3ビットの制御信号をデ
コードして2ビットの信号を出力する制御信号デコーダ
8faと、フリップフロップ(FF)8dからの13ビ
ットのアドレス信号のうち、上位9ビットをデコードす
るアドレスデコーダ8fbと、このアドレスデコーダ8
fbからの3ビットのデコード信号を2ビットの信号に
符号化するエンコーダ8fcを含む。制御信号デコーダ
8faは、メモリへのリード/ライトが行なわれている
か否かを示すリード・ライト識別信号RWと、バスの占
有権がCPUにあるのかダイレクト・メモリ・アクセス
・コントローラ(DMAC)にあるのかを示すマスタ信
号Masterを出力する。
【0084】アドレスデコーダ8fbは、16ビットの
アドレス信号のうち上位9ビットのアドレス信号をデコ
ードし、アクセス先が読出専用メモリ(ROM)4であ
るのか、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)5であ
るのか、またはIOモジュール(IO)6であるのかを
示す信号を出力する。通常、これらの読出専用メモリ
(ROM)4、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
5およびIOモジュール6には、それぞれ特定のアドレ
ス(9ビット幅)が設定されている。この特定アドレス
信号をデコードすることにより、内部バスを使用するデ
ータ転送のアクセス先が、いずれであるのかを、アドレ
スデコーダ8fbで判定する。アドレスデコーダ8fb
の判定結果を、エンコーダ8fcによりさらに2ビット
の信号に圧縮して出力する。残りの7ビットのアドレス
信号のうち下位4ビットのアドレス信号が用いられるの
は、データアクセスの場合には、バーストアクセスが行
なわれ、連続したアドレスへのアクセスが行なわれ、こ
の下位4ビットが各バスサイクルごとに変化することが
多いためである。
【0085】これにより、合計8ビットの信号が、16
ビットの内部信号から生成される。これらの8ビットの
信号を、外部で観測することにより、内部バスの動作状
態を推測することができる。すなわち、内部バス3を利
用するアクセス先がいずれであるのか、またそのアクセ
ス先へは、データの書込/読出のいずれが行なわれるの
か、およびそのアクセスを行なう主体はいずれであるの
かを判定することができ、デバッグを行なうことが可能
となる。すなわち、CPU内蔵LSIの動作時におい
て、これらの内部状態が、実行命令どおりに変化してい
るか否かを判定することができ、これにより、デバッグ
を行なうことができる。
【0086】なお、この図14に示す構成においては、
圧縮回路8fは、16ビットの内部信号(アドレス信号
および制御信号)を利用している。しかしながら、この
圧縮回路8fの出力信号のビット幅が8ビットである限
り、フリップフロップ(FF)8dからの任意のビット
数の信号を利用することができる。
【0087】この圧縮回路8fにおいては、アドレスデ
コーダ8fbによるデコード動作およびエンコーダ8f
cによるエンコード動作が行なわれている。しかしなが
ら、2段のフリップフロップ(FF)8dおよび8eが
設けられているため、このデコード動作およびエンコー
ド動作による遅延が生じても、フリップフロップ(F
F)8eからは、正確に、圧縮された信号がクロック信
号CLKに同期して出力され、高速内部信号であっても
正確に、圧縮情報を外部で観測することができる。
【0088】[他の適用例]上述の説明においては、C
PU内蔵LSIが示されている。しかしながら、このC
PU内蔵LSIは、与えられた命令に従って処理を実行
するプロセッサとメモリが同一半導体チップ上に集積化
されている半導体集積回路装置であれば、本発明は適用
可能である。たとえば、ロジック(プロセッサ)と大記
憶容量のメモリとが集積化されるロジック混載メモリで
あっても本発明は適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、従来
から設けられているCPU動作トレース信号出力ピン端
子を利用して、CPU動作トレース信号および内部バス
上の内部信号を選択的に出力するように構成しているた
め、ピン端子数を増加させることなく内部バス上の信号
を正確に外部で観測することができる。また、IOピン
端子にプローブを接触させて、ロジックアナライザで、
内部信号をモニタする必要がなく、ボード上実装レベル
においても、デバッグ動作を行なうことができる。
【0090】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
テストモード指示信号に従って、内部バス上の信号およ
びデバッグサポートユニットからのプロセッサ動作トレ
ース情報の一方を選択して所定のピン端子へ接続するよ
うに構成しているため、余分なピン端子を設けることな
く内部信号を外部で正確に観測することができる。
【0091】また、プロセッサ動作情報および内部信号
を同じデバッグ装置へ伝送することができ、同一画面上
で時間軸を合わせてこれらの情報を表示することができ
る。また、ロジックアナライザも不要となり、ボード実
装レベルでのデバッグを行なうことが可能となる。
【0092】請求項2に係る発明に従えば、所定のピン
端子は、入出力回路が接続する外部端子とは別のピン端
子であり、ピン端子の増加を抑制し、またロジックアナ
ライザのプローブを入出力端子に接続する必要がなく、
ピン配置の自由度が大きくなる。
【0093】請求項3に係る発明に従えば、マルチビッ
ト内部バスから、第1のテストモード指示信号に従って
1つのサブバスを選択して外部に結合するように構成し
ているため、内部バスのビット幅が所定のピン端子の数
よりも大きい場合においても、必要とされる内部信号を
外部で確実にモニタすることができる。
【0094】請求項4に係る発明に従えば、テストモー
ド指示信号は、外部からテストピン端子を介して与えら
れており、容易に、外部から、この観測すべき内部信号
を切換えることができる。
【0095】請求項5に係る発明に従えば、テストモー
ド指示信号を、内部バスに結合されるレジスタ回路に格
納するように構成しているため、プロセッサ内蔵半導体
集積回路装置の動作時においても、デバッグサポートユ
ニットの制御の下に、このテストモード指示信号を切換
えることができ、リアルタイムでのデバッグが可能とな
る。
【0096】請求項6に係る発明に従えば、内部信号か
らサブバスを選択するマルチプレクサの入力段および出
力段にクロック信号に同期して与えられた信号を転送す
るフリップフロップ回路を設けているため、高速クロッ
ク動作時においても、正確に、クロック信号に同期して
内部信号を転送して外部で観測することが可能となる。
【0097】請求項7に係る発明に従えば、内部バスか
らの信号を圧縮しているため、ピン端子数を増加させる
ことなく必要な情報を外部へ取出して観測することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従うプロセッサ内
蔵半導体集積回路装置およびそのデバッグ環境を概略的
に示す図である。
【図2】 図1に示すCPUコアの構成を概略的に示す
図である。
【図3】 図1に示すマルチプレクサの構成を概略的に
示す図である。
【図4】 図1に示す内部バス信号表示用ソフトウェア
の処理シーケンスを示すフロー図である。
【図5】 デバッグ対象プログラムの一例を示す図であ
る。
【図6】 図5に示すプログラム実行時におけるトレー
ス結果を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に従うプログラム内
蔵半導体集積回路装置の構成を概略的に示す図である。
【図8】 図7に示すマルチプレクサの構成を概略的に
示す図である。
【図9】 図7に示す構成におけるトレース情報のシー
ケンスの一例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に従うマルチプレ
クサの構成を概略的に示す図である。
【図11】 図10に示すマルチプレクサの動作タイミ
ングを示す図である。
【図12】 図10に示すフリップフロップ回路の構成
の一例を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態4に従うマルチプレ
クサの構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示す圧縮回路の構成の一例を示す
図である。
【図15】 従来のプロセッサ内蔵半導体集積回路装置
の構成およびそのデバッグ環境を示す図である。
【符号の説明】 1 CPU内蔵LSI、2 CPUコア、2a デバッ
グサポートユニット、3 内部バス、8,8A マルチ
プレクサ、10 DSU制御ピン端子、11イベント通
知信号ピン端子、12 CPU動作トレース情報用ピン
端子、13IOピン端子群、20 DSU対応デバッグ
装置、30 コンピュータ、30a内部バス信号表示用
ソフトウェア、8a,8b マルチプレクサ、8d,8
eフリップフロップ回路、OD 出力ドライブ回路、8
f 圧縮回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを含む信号を伝達するための内部
    バス、および前記内部バスに結合されて所定の処理を行
    なうためのプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記
    集積回路装置外部に設けられるデバッグ装置と信号の授
    受を行なって前記集積回路装置のデバッグを支援するた
    めのデバッグサポートユニットを含み、かつ前記デバッ
    グサポートユニットは前記プロセッサの動作情報を抽出
    するための回路を含み、さらにテストモード指示信号に
    応答して、前記内部バスの信号および前記デバッグサポ
    ートユニットからの前記プロセッサ動作情報の一方を選
    択して所定のピン端子へ接続するためのセレクタを備え
    る、プロセッサ内蔵半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサ内蔵半導体集積回路装置
    は、前記内部バスと外部端子との間で信号の授受を行な
    うための入出力回路をさらに含み、 前記所定のピン端子は前記外部端子と別に設けられる、
    請求項1記載のプロセッサ内蔵半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記内部バスは、各々が所定数のビット
    幅を有する複数のサブバスに分割されるマルチビットバ
    スであり、 前記セレクタは、 第1のテストモード指示信号に従って、前記マルチビッ
    トバスの複数のサブバスから1つのサブバスを選択する
    ための第1のマルチプレクサと、 第2のテストモード指示信号に従って、前記第1のマル
    チプレクサの出力信号と前記デバッグサポートユニット
    からのプロセッサ動作情報の一方を選択して前記所定の
    端子へ出力するための第2のマルチプレクサとを備え
    る、請求項1または2記載のプロセッサ内蔵半導体集積
    回路装置。
  4. 【請求項4】 前記テストモード指示信号は外部からテ
    ストピン端子を介して与えられる、請求項1から3のい
    ずれかに記載のプロセッサ内蔵半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記内部バスに結合され、前記テストモ
    ード指示信号を前記内部バスを介して受けて格納し、該
    格納した信号を前記セレクタへ与えるレジスタ回路をさ
    らに含む、請求項1から3のいずれかに記載のプロセッ
    サ内蔵半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記内部バスは所定数のビット幅を有す
    るマルチビットバスであり、 前記セレクタは、 前記内部バスに結合され、前記内部バスの信号をクロッ
    ク信号に同期して転送するための第1のフリップフロッ
    プ回路と、 前記テストモード指示信号に従って、前記第1のフリッ
    プフロップの出力信号から所定数のビットの組を選択す
    るための第1のマルチプレクサと、 前記第1のマルチプレクサの出力信号を前記クロック信
    号に同期して転送するための第2のフリップフロップ回
    路と、 前記テストモード指示信号に応答して、前記デバッグサ
    ポートユニットのプロセッサ動作情報および前記第2の
    フリップフロップ回路の出力信号の一方を選択して前記
    所定のピン端子へ出力するための第2のマルチプレクサ
    とを含む、請求項1記載のプロセッサ内蔵半導体集積回
    路装置。
  7. 【請求項7】 前記内部バスは、複数ビットの幅を有す
    るマルチビットバスであり、 前記セレクタは、 前記内部バスの信号のビット数を低減する圧縮処理を行
    なって出力するための圧縮回路と、 前記テストモード指示信号に応答して、前記圧縮回路の
    出力信号および前記内部バスの信号の所定数のビットの
    組のいずれかを選択するための第1のマルチプレクサ
    と、 前記テストモード指示信号に応答して、前記第1のマル
    チプレクサの出力信号および前記デバッグサポートユニ
    ットのプロセッサ動作情報の一方を選択して前記所定の
    ピン端子へ印加するための第2のマルチプレクサを備え
    る、請求項1記載のプロセッサ内蔵半導体集積回路装
    置。
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