JP2000331510A - 車両用照明装置 - Google Patents

車両用照明装置

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JP2000331510A
JP2000331510A JP11139094A JP13909499A JP2000331510A JP 2000331510 A JP2000331510 A JP 2000331510A JP 11139094 A JP11139094 A JP 11139094A JP 13909499 A JP13909499 A JP 13909499A JP 2000331510 A JP2000331510 A JP 2000331510A
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vehicle
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heat ray
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Katsuhiro Murahashi
克広 村橋
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光エネルギーの有効利用。 【解決手段】 光源装置1の光L1Rのうち、可視光線
VLはヘッドランプ40、41、ターンシグナルランプ
42の光源として利用され、熱線IRは放熱器60〜6
6の熱源として利用され、カメラ照明用光線CLはCC
Dカメラ7の照明様ランプ9の光源として利用される。
この結果、光エネルギーの有効利用が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
光源装置からの光を、光伝達路で車両の所定位置に伝達
し、かつ、その車両の所定位置から外部に照射する車両
用照明装置に係り、特に、光源装置からの光(光エネル
ギー)を、可視光線のみならず、熱線又は及びカメラ照
明用光線としても有効利用する車両用照明装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用照明装置は、一般に、車
両に搭載された光源装置と、その光源装置と車両の所定
位置との間に配線され、前記光源装置からの光を前記車
両の所定位置伝達する光伝達路と、前記車両の所定位置
に配置され、前記光伝達路で伝達された光を外部に照射
する車両照明用ランプとを備える。そして、前記光源装
置を点灯すると、その光源装置からの光は前記光伝達路
により車両の所定位置の車両照明用ランプに伝達され、
かつ、その光伝達路により伝達された光は車両照明用ラ
ンプから外部に照射される。そして、この種の車両用照
明装置としては、例えば、特開平5−81902号公
報、特開平6−48248号公報、特開平8−1951
03号公報、特開平10−90506号公報等に記載の
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の車両
用照明装置の改良に係り、その目的とするところは、光
源装置の光を、可視光線のみならず、熱線又は及びカメ
ラ照明用光線としても有効利用する車両用照明装置を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、車両に搭載された光源装置と、前記光
源装置において発生した光を可視光線とカメラ照明用光
線又は及び熱線とに分ける光分手段と、前記光分手段と
前記車両の所定位置との間に配線され、前記光分手段か
らの可視光線を前記車両の所定位置に伝達する可視光線
伝達路と、前記車両の所定位置に配置され、前記可視光
線伝達路で伝達された可視光線を外部に照射する車両照
明用ランプと、を備え、さらに、それらに、前記光分手
段と前記車両の所定位置との間に配線され、前記光分手
段からのカメラ照明用光線を前記車両の所定位置に伝達
するカメラ照明用光線伝達路と、前記車両の所定位置に
配置され、前記カメラ照明用光線伝達路で伝導されたカ
メラ照明用光線を外部に照射するカメラ照明用ランプ
と、又は及び前記光分手段と前記車両照明用ランプ及び
又は前記カメラ照明用ランプの所定位置との間に配線さ
れ、前記光分手段からの熱線を前記車両照明用ランプ及
び又は前記カメラ照明用ランプの所定位置に伝導する熱
線伝導路と、前記車両照明用ランプ及び又は前記カメラ
照明用ランプの所定位置に配置され、前記熱線伝導路で
伝導された熱線を外部に放出する放熱器と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0005】この結果、本発明の車両用照明装置は、光
源装置の光を、可視光線のみならず、熱線又は及びカメ
ラ照明用光線としても有効利用することができる。すな
わち、光源装置の光のうち、可視光線は車両の所定位置
を照明する光源として利用され、熱線は車両照明用ラン
プ及び又はカメラ照明用ランプ(これらのランプは、光
源と離れた位置に配置されていて光源の熱が得られ難い
ので、曇りや着雪し易い)を暖めて曇りや着雪を除去防
止する熱源として利用され、カメラ照明用光線はカメラ
で車両の所定位置の情報を撮影する際の照明の光源とし
て利用される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用照明装置の
実施形態のうちの3例を添付図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明の車両用照明装置の第1実施形態
(請求項1に係る発明の一実施形態)を示す。なお、図
面では、車両用照明装置のうち光源装置を除いた右側の
部分を図示する。
【0007】図において、1は車両(図示していない
が、この例では自動車)に搭載された1台の光源装置で
ある。この光源装置1は、中空形状のケーシング10
と、前記ケーシング10の内面にそれぞれ設けられた右
側反射面11R及び左側反射面11Lと、前記ケーシン
グ10内に配置された1個の光源12と、前記右側反射
面11R、前記左側反射面11Lにそれぞれ設けられた
右側投光口13R、左側投光口13L(例えば、円形を
なす)とから構成されている。
【0008】前記右側反射面11R及び前記左側反射面
11Lは、凹形の反射面であって、第1焦点F1が前記
ケーシング10のほぼ中心の共通な1点に(若しくは1
点の近傍に)それぞれ位置し、かつ、右側第2焦点F2
R、左側第2焦点F2Lが前記右側投光口13R、前記
左側投光口13Lの近傍にそれぞれ位置する回転楕円面
の一部から構成されている。この反射面11R、11L
の回転楕円面は、光軸Z−Zを回転軸とする。なお、こ
の反射面11R、11Lは、上述の回転楕円面から構成
されているものの他に、第2焦点F2R、F2Lが光軸
Z−Zに複数個位置する複数個の回転楕円面から構成さ
れているもの、また、第1焦点F1及び第2焦点F2
R、F2Lがそれぞれ複数個位置する複数個の自由曲面
から構成されているものがある。
【0009】前記1個の光源12は、放電灯(例えば、
メタルハライドランプ等の高圧金属蒸気放電灯、高輝度
放電灯(HID)等)、又は、ハロゲンランプ等から構
成されており、前記右側反射面11R、前記左側反射面
11Lの長軸方向(光軸Z−Z方向)に対して直交する
方向にかつ水平方向に配置されている(所謂横置き)。
この放電灯12の発光部は、前記右側反射面11R、前
記左側反射面11Lの共通第1焦点F1(若しくはその
共通第1焦点F1の近傍)に配置されている。
【0010】上述の光源装置1は、光源12を点灯する
と、この光源12からの光L1が右側反射面11R、左
側反射面11Lで反射され、その反射光L1L、L1R
が左側投光口13L、右側投光口13Rに集中され、か
つ、その左側投光口13L、右側投光口13Rから外部
に投光される。
【0011】図において、2は前記光源装置1の投光口
13R、13Lに対向して配置された調光レンズ(コリ
メーターレンズであって、投光口13R、13Lから投
光された光L1R、L1Lを、光軸Z−Zに平行な平行
光とするレンズ)である。図において、20は前記光源
装置1からの光L1R、L1Lを可視光線VLと熱線I
Rとに分ける光分手段である。この光分手段20は、こ
の例においては、可視光線VLを光軸Z−Z方向に透過
させ、熱線IRを光軸Z−Zに対して直交する軸Z′−
Z′方向に反射させるIR反射フィルタ(コールドフィ
ルタ)を使用する。このIR反射フィルタ20は、前記
光軸Z−Z及び光軸直交軸Z′−Z′に対して45°の
角度で傾斜した状態で配置されている。
【0012】図において、3はIR反射フィルタ20と
後述する車両照明用ランプとの間に配線された可視光線
伝達路としてのライトガイドである。このライトガイド
3は、1個の光入射端30と3個の光出射端31、32
(なお、図面では2個の光出射端を図示する)とをそれ
ぞれ有する。光入射端30は、前記IR反射フィルタ2
0に対向し、かつ、前記光軸Z−Zに対して直交した状
態で配置されており、一方、光出射端31、32は、後
述する車両照明用ランプ40、41、42の所定の位置
に配置されている。このライトガイド3は、前記IR反
射フィルタ20からの可視光線VLを光入射端30で入
射し、かつ、この入射した可視光線VLを光出射端3
1、32に伝達してこの光出射端31、32から後述す
る車両照明用ランプ40、41、42に出射するもので
ある。このライトガイド3としては、例えば、特開平5
−81902号公報、特開平6−48248号公報、特
開平8−195103号公報、特開平10−90506
号公報に記載されたものであって、延伸加工等で形成さ
れた光ファイバーから構成されたもの、押出し成形等で
形成された棒状の光ファイバーから構成されたもの、ま
た、本出願人が先に出願したものであって、樹脂材を射
出成形により所定の形状に形成されたもの(特願平10
−311086号)等がある。
【0013】図において、40、41、42は車両の所
定位置に配置された車両照明用ランプである。この例で
は、自動車の前部の左右両側に配置装備された走行用の
ヘッドランプ40と、すれ違い用のヘッドランプ41
と、ターンランプ(補助前照灯)又はターンシグナルラ
ンプ等(以下、単にターンシグナルランプと称する)4
2とから構成されている。上述の各ランプ40、41、
42は、ランプハウジング及びアウターレンズ(図面で
は省略されている)により、灯室が画成されている。そ
の灯室内面には、アルミ蒸着やアルミ塗装(銀塗装)等
の装飾処理が施されている。この灯室内であって、前記
ライトガイド3の光出射端31、32に対向して光学デ
ィバイス400、410が設けられている。なお、ター
ンシグナルランプ42の光学ディバイスの図示は省略し
てある。この各ランプ40、41、42の配光制御は、
光学ディバイス400、410又は及びアウターレンズ
にて行う。光学ディバイス400、410又はアウター
レンズは、配光制御を行わない場合には素通しとしても
良い。この各ランプ40、41、42において、配光制
御に寄与する光学ディバイス400、410以外のラン
プハウジングや灯室は、装飾(意匠)に寄与するもので
ある。
【0014】図において、5はIR反射フィルタ20と
ヘッドランプ40、41、ターンシグナルランプ42と
の間に配線された熱線伝導路としてのヒートパイプであ
る。このヒートパイプ5は、例えば、銅合金等の一般の
ヒートパイプからなり、1個の熱線入射端50と2個の
熱線出射端51、52とをそれぞれ有する。熱線入射端
50は、前記IR反射フィルタ20に対向し、かつ、前
記光軸直交軸Z′−Z′に対して直交した状態で配置さ
れており、一方、熱線出射端51、52は、前記ヘッド
ランプ40、41の所定の位置に配置されていて、表面
が表面積を大とするために凹凸が設けられている。この
ヒートパイプ5は、前記IR反射フィルタ20からの熱
線IRを熱線入射端50で入射し、かつ、この入射した
熱線IRを熱線出射端51、52に伝導してこの熱線出
射端51、52から後述する放熱器60、61に出射す
るものである。
【0015】図において、60、61は前記ヘッドラン
プ40、41の所定位置に配置された放熱器である。こ
の放熱器60、61は、前記ヒートパイプ5で伝導され
た熱線を外部、すなわち、ヘッドランプ40、41の灯
室内に放出するものである。この例の放熱器60、61
は、ヘッドランプ40、41の灯室の上部に設けられて
いる。
【0016】なお、光源装置1の左側投光口13Lに
は、図1及び図3に示す調光レンズ2、IR反射フィル
タ20、ライトガイド3、各ランプ40、41、42、
ヒートパイプ5、放熱器60、61と同様のものが配
置、配線されている。
【0017】この実施形態における本発明の車両用照明
装置は、以上の如き構成からなり、以下、その作用につ
いて説明する。まず、光源装置1の光源12を点灯する
と、光L1R、L1Lが光源装置1の投光口13R、1
3Lから調光レンズ2側に出射される。この光L1R、
L1Lは、IR反射フィルタ20で可視光線VLと熱線
IRとに分けられ、可視光線VLは,IR反射フィルタ
20を透過してライトガイド3の光入射端30に入射
し、一方、熱線IRは、IR反射フィルタ20を反射し
てヒートパイプ5の熱線入射端50に入射する。
【0018】ライトガイド3の光入射端30に入射した
可視光線VLは、ライトガイド3の光出射端31、32
まで伝達されてその光出射端31、32から各ランプ4
0、41、42に出射し、この各ランプ40、41、4
2から外部に所定の配光パターンで照射される。
【0019】一方、ヒートパイプ5の熱線入射端50に
入射した熱線IRは、ヒートパイプ5の熱線出射端5
1、52まで伝導されてその熱線出射端51、52から
放熱器60、61に出射し、この放熱器60、61から
ヘッドランプ40、41の灯室内に放出される。ヘッド
ランプ40、41(これらのヘッドランプ40、41
は、光源装置1と離れた位置に配置されていて光源装置
1の光源12の熱が得られ難いので、曇りや着雪し易
い)の灯室内に熱線IRが放出されることにより、ヘッ
ドランプ40、41のアウターレンズの内面の曇りや外
面に付着した雪等を除去できる。
【0020】このように、この実施形態における本発明
の車両用照明装置は、光源装置1の光L1R、L1L
を、可視光線VLのみならず、熱線IRとしても有効利
用することができる。すなわち、光源装置1の光L1
R、L1Lのうち、可視光線VLはライトガイド3を介
してヘッドランプ40、41、ターンシグナルランプ4
2の光源として利用され、熱線IRはヒートパイプ5を
介してヘッドランプ40、41を暖める熱源として利用
される。このために、この実施形態における本発明の車
両用照明装置は、従来の車両用照明装置(光源装置の光
をただ単にライトガイドで伝達するものであって、この
場合、ライトガイドの材質上、光のうちの熱線が減衰さ
れて有効利用されていない)と比較して、光エネルギー
を有効利用することができる。
【0021】図4及び図5は、上述の第1実施形態にお
いて、放熱器の変形例を示した一部斜視図である。図4
の放熱器62、63は、光学ディバイス400、410
の周囲及びヘッドランプ40、41の灯室内の上部に設
けられたものである。一方、図5の放熱器64、65
は、光学ディバイス400、410の周囲に設けられた
ものである。なお、放熱器60〜65の設ける位置は、
特に限定しない。
【0022】図6は本発明の車両用照明装置の第2実施
形態(請求項2に係る発明の一実施形態)を示す。図
中、図1乃至図5と同符号は同一ものを示す。図におい
て、RCは自動車の後部の左右両側に配置装備されたリ
ヤーコンビネーションランプである。このリヤーコンビ
ネーションランプRCは、赤色光を発光するテールスト
ップランプ43と、アンバー色光を発光するターンシグ
ナルランプ44と、白色光を発光するバックアップ45
とから組み合わせられている。このリヤーコンビネーシ
ョンランプRCの各ランプ43、44、45の所定位置
には、ライトガイド3の光出射端(図示せず)がそれぞ
れ配置されている。
【0023】図において、7は自動車の後方の情報を撮
影するカメラ、この例ではCCDカメラである。このC
CDカメラ7は、前記リヤーコンビネーションランプR
Cに内蔵されている。このCCDカメラ7により撮影さ
れた自動車の後方の情報は、CCDハーネス70を介し
て、カメラ映像として、所定の位置に配置されたモニタ
ー装置(図示しないが、例えば、ルームバックミラー装
置に内蔵された液晶ディスプレー装置)に映し出され
る。
【0024】図において、21はIR反射フィルタ20
の熱線IR反射面に対向して配置された光フィルタであ
る。この光フィルタ21は、光軸直交軸Z′−Z′に対
して直交した状態で配置されており、光源装置1からの
光L1R、L1Lのうち、可視光線VLと分けられた熱
線IRであって、この熱線IRのうちCCDカメラ7の
感度に適した波長の光、すなわちカメラ照明用光線CL
を透過し、その他の波長の光、すなわち不要な光をカッ
トするものである。
【0025】図において、8は前記光フィルタ21と前
記リヤーコンビネーションランプRCの所定位置との間
に配線されたカメラ照明用光線伝達路としてのライトガ
イドである。このカメラ照明用ライトガイド8は、可視
光線VLを伝達する前記車両照明用のライトガイド3の
構成と同様の構成をなし、1個の光入射端80と1個の
光出射端(図示せず)とをそれぞれ有する。光入射端8
0は、前記光フィルタ21に対向し、かつ、前記光軸直
交軸Z′−Z′に対して直交した状態で配置されてお
り、一方、光出射端は、後述するカメラ照明用ランプ9
の所定の位置に配置されている。このカメラ照明用ライ
トガイド8は、前記光フィルタ21からのカメラ照明用
光線CLを光入射端80で入射し、かつ、この入射した
カメラ照明用光線CLを光出射端に伝達してこの光出射
端から後述するカメラ照明用ランプ9に出射するもので
ある。
【0026】図において、9は前記リヤーコンビネーシ
ョンランプRCの所定位置に前記CCDカメラ7と隣接
して配置されたカメラ照明用ランプである。このカメラ
照明用ランプ9は、前記カメラ照明用ライトガイド8で
伝達されたカメラ照明用光線CLを外部に照射するもの
である。
【0027】なお、光源装置1の左側投光口13Lに
は、図6に示す調光レンズ2、IR反射フィルタ20、
光フィルタ21、ライトガイド3、リヤーコンビネーシ
ョンランプRC、CCDカメラ7、CCDハーネス7
0、カメラ照明用ライトガイド8、カメラ照明用ランプ
9と同様のものが配置、配線されている。また、CCD
カメラ7及びカメラ照明用ランプ9の配置位置は、特に
限定しない。
【0028】この第2実施形態における本発明の車両用
照明装置は、上記の構成からなるものであるから、上述
の第1実施形態のものと同様の作用効果を達成すること
ができる。特に、この第2実施形態のものは、光源装置
1の光L1R、L1Lを、可視光線VLのみならず、カ
メラ照明用光線CLとしても有効利用することができ
る。すなわち、光源装置1の光L1R、L1Lのうち、
カメラ照明光線CLはカメラ照明用ライトガイド8を介
してカメラ照明用ランプ9の光源として利用されるの
で、光エネルギーを有効利用することができる。
【0029】図7は本発明の車両用照明装置の第3実施
形態(請求項3に係る発明の一実施形態)を示す。図
中、図1乃至図6と同符号は同一ものを示す。図におい
て、22はIR反射フィルタ20と光フィルタ21との
間に配置された熱フィルタである。この熱フィルタ22
は、光軸Z−Z及び光軸直交軸Z′−Z′に対して45
°傾いた状態で配置されており、光源装置1からの光L
1R、L1Lのうち、可視光線VLと分けられた熱線I
Rであって、この熱線IRのうち熱成分の波長の光、す
なわち熱光線HLを反射させ、その他の波長の光SLを
透過させるものである。
【0030】ここで、ヒートパイプ5の熱線入射端50
は、前記熱フィルタ22に対向して配置されており、こ
のヒートパイプ5の熱線出射端は、放熱器66に対向し
て配置されている。この放熱器66は、CCDカメラ7
及びカメラ照明用ランプ9の周囲に配置しており、CC
Dカメラ7及びカメラ照明用ランプ9の曇りや雪の付着
を防止する。一方、光フィルタ21は、前記熱フィルタ
22を透過したその他の波長の光SLのうち、CCDカ
メラ7の感度に適した波長の光、すなわちカメラ照明用
光線CLを透過し、その他の波長の光、すなわち不要な
光をカットするものである。
【0031】なお、光源装置1の左側投光口13Lに
は、図7に示す調光レンズ2、IR反射フィルタ20、
光フィルタ21、熱フィルタ22、ライトガイド3、リ
ヤーコンビネーションランプRC、ヒートパイプ5、放
熱器66、CCDカメラ7、CCDハーネス70、カメ
ラ照明用ライトガイド8、カメラ照明用ランプ9と同様
のものが配置、配線されている。
【0032】この第3実施形態における本発明の車両用
照明装置は、上記の構成からなるものであるから、上述
の第1実施形態のもの及び第2実施形態のものと同様の
作用効果を達成することができる。特に、この第3実施
形態のものは、光源装置1の光L1R、L1Lを、可視
光線VLのみならず、熱光線HL及びカメラ照明用光線
CLとしても有効利用することができるので、光エネル
ギーを有効利用することができる。
【0033】なお、上述の実施形態においては、ヘッド
ランプ40、41、ターンシグナルランプ42、リヤー
コンビネーションランプRC、カメラ照明用ランプ9、
放熱器60〜66等の車両用照明装置に使用した例につ
いて説明したが、本発明の車両用照明装置は、その他の
ランプ、例えば、室内灯等にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車両用照明
装置は、光源装置の光を、可視光線のみならず、熱線又
は及びカメラ照明用光線としても有効利用することがで
きる。すなわち、光源装置の光のうち、可視光線は車両
の所定位置を照明する光源として利用され、熱線は車両
照明用ランプ及び又はカメラ照明用ランプを暖めて曇り
や着雪を除去防止する熱源として利用され、カメラ照明
用光線はカメラで車両の所定位置の情報を撮影する際の
照明の光源として利用される。このために、光エネルギ
ーの有効利用が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用照明装置の第1実施形態を示
し、模式的に描いた斜視図である。
【図2】光源装置の縦断面図である。
【図3】ヘッドランプ及びターンシグナルランプの斜視
図である。
【図4】放熱器の変形例を示したヘッドランプ及びター
ンシグナルランプの斜視図である。
【図5】同じく、放熱器の変形例を示したヘッドランプ
及びターンシグナルランプの斜視図である。
【図6】本発明の車両用照明装置の第2実施形態を示
し、模式的に描いた斜視図である。
【図7】本発明の車両用照明装置の第3実施形態を示
し、模式的に描いた斜視図である。
【符号の説明】
1…光源装置、10…ケーシング、11R…右側反射
面、11L…左側反射面、12…1個の光源、13R…
右側投光口、13L…左側投光口、F1…共通第1焦
点、F2R…右側第2焦点、F2L…左側第2焦点、Z
−Z…光軸、Z′−Z′…光軸直交軸、L1、L1R、
L1R…光、VL…可視光線、IR…熱線、CL…カメ
ラ照明用光線、HL…熱光線、SL…その他の光線、2
…調光レンズ、20…IR反射フィルタ(光分手段)、
21…光フィルタ(光分手段)、22…熱フィルタ(光
分手段)、3…ライトガイド(可視光線伝達路)、30
…入射端、31,32…出射端、40、41…ヘッドラ
ンプ、42…ターンシグナルランプ、43…テールスト
ップランプ、44…ターンシグナルランプ、45…バッ
クアップランプ、5…ヒートパイプ(熱線電動路)、5
0…熱線入射端、51、52…熱線出射端、60〜66
…放熱器、7…CCDカメラ、70…CCDハーネス、
8…カメラ照明用ライトガイド(カメラ照明用光線伝達
路)、80…光入射端、9カメラ照明用ランプ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された光源装置と、 前記光源装置において発生した光を可視光線と熱線とに
    分ける光分手段と、 前記光分手段と前記車両の所定位置との間に配線され、
    前記光分手段からの可視光線を前記車両の所定位置に伝
    達する可視光線伝達路と、 前記車両の所定位置に配置され、前記可視光線伝達路で
    伝達された可視光線を外部に照射する車両照明用ランプ
    と、 前記光分手段と前記車両照明用ランプの所定位置との間
    に配線され、前記光分手段からの熱線を前記車両照明用
    ランプの所定位置に伝導する熱線伝導路と、 前記車両照明用ランプの所定位置に配置され、前記熱線
    伝導路で伝導された熱線を外部に放出する放熱器と、 を備えたことを特徴とする車両用照明装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載された光源装置と、 前記光源装置において発生した光を可視光線とカメラ照
    明用光線とに分ける光分手段と、 前記光分手段と前記車両の所定位置との間に配線され、
    前記光分手段からの可視光線を前記車両の所定位置に伝
    達する可視光線伝達路と、 前記車両の所定位置に配置され、前記可視光線伝達路で
    伝達された可視光線を外部に照射する車両照明用ランプ
    と、 前記光分手段と前記車両の所定位置との間に配線され、
    前記光分手段からのカメラ照明用光線を前記車両の所定
    位置に伝達するカメラ照明用光線伝達路と、 前記車両の所定位置に配置され、前記カメラ照明用光線
    伝達路で伝導されたカメラ照明用光線を外部に照射する
    カメラ照明用ランプと、 を備えたことを特徴とする車両用照明装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載された光源装置と、 前記光源装置において発生した光を可視光線とカメラ照
    明用光線と熱線とに分ける光分手段と、 前記光分手段と前記車両の所定位置との間に配線され、
    前記光分手段からの可視光線を前記車両の所定位置に伝
    達する可視光線伝達路と、 前記車両の所定位置に配置され、前記可視光線伝達路で
    伝達された可視光線を外部に照射する車両照明用ランプ
    と、 前記光分手段と前記車両の所定位置との間に配線され、
    前記光分手段からのカメラ照明用光線を前記車両の所定
    位置に伝達するカメラ照明用光線伝達路と、 前記車両の所定位置に配置され、前記カメラ照明用光線
    伝達路で伝導されたカメラ照明用光線を外部に照射する
    カメラ照明用ランプと、 前記光分手段と前記車両照明用ランプ及び又は前記カメ
    ラ照明用ランプの所定位置との間に配線され、前記光分
    手段からの熱線を前記車両照明用ランプ及び又は前記カ
    メラ照明用ランプの所定位置に伝導する熱線伝導路と、 前記車両照明用ランプ及び又は前記カメラ照明用ランプ
    の所定位置に配置され、前記熱線伝導路で伝導された熱
    線を外部に放出する放熱器と、 を備えたことを特徴とする車両用照明装置。
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