JP2000331205A - 有料道路料金自動支払装置、料金自動支払方法及び料金自動支払プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

有料道路料金自動支払装置、料金自動支払方法及び料金自動支払プログラムを記録した記録媒体

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JP2000331205A
JP2000331205A JP14413499A JP14413499A JP2000331205A JP 2000331205 A JP2000331205 A JP 2000331205A JP 14413499 A JP14413499 A JP 14413499A JP 14413499 A JP14413499 A JP 14413499A JP 2000331205 A JP2000331205 A JP 2000331205A
Authority
JP
Japan
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toll
information
toll road
data
payment
Prior art date
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Application number
JP14413499A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Hosobuchi
健一郎 細淵
Tsumoru Nagira
積 梛良
Masayoshi Ariga
誠芳 有我
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路の出入り口に料金所等のゲートを設
けることなく料金の徴収を行うことができる有料道路料
金自動支払装置を提供する。 【解決手段】 有料道路を通行可能な移動体に設置さ
れ、該移動体において検出された走行位置データに基づ
き、該有料道路の通行料金を自動で支払を行う有料道路
料金自動支払装置であり、この有料道路料金自動支払装
置は、移動体の位置情報を得るGPS受信機と、GPS
受信機から出力される位置情報に基づき、有料道路の出
入口を通過したか否かを判断し、通過したと判断された
時点で通行料金の支払に関する情報をインターネットプ
ロトコルに準じたデータフォーマットに変換してインタ
ーネットに接続された料金管理センタに対して送信する
インタフェース装置と、インターフェース装置に接続さ
れ、基地局無線機に対して無線通信回線を使用して通信
を行う移動無線機とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路を通行可
能な自動車等の移動体に設置され、この移動体の走行位
置データに基づいて、有料道路の通行料金を自動で支払
を行う有料道路料金自動支払装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】有料道
路における料金の支払いは、自動車が出入り口に設けら
れた料金所において、一旦停止をして料金を支払わなけ
ればならない。そのため、交通量が多い場合等は料金所
において、交通渋滞が発生するという問題がある。
【0003】また、料金所に相当する場所にゲートを設
け、無線通信によって料金を徴収する装置も提案されて
いるが、この装置を用いる場合であっても、出入り口に
専用ゲートを設けなければならないという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、有料道路の出入り口に料金所等のゲートを設
けることなく料金の徴収を行うことができる有料道路料
金自動支払装置、料金自動支払方法及び料金自動支払プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、有料道路を通行可能な移動体に設置され、該移動体
において検出された走行位置データに基づき、該有料道
路の通行料金を自動で支払を行う有料道路料金自動支払
装置であって、前記有料道路料金自動支払装置は、前記
移動体の位置情報を得るGPS受信機と、前記GPS受
信機から出力される位置情報に基づき、前記有料道路の
出入口を通過したか否かを判断し、通過したと判断され
た時点で通行料金の支払に関する情報をインターネット
プロトコルに準じたデータフォーマットに変換して料金
管理センタに対して送信するインタフェース装置と、前
記インターフェース装置に接続され、基地局無線機に対
して無線通信回線を使用して通信を行う移動無線機とを
備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記インタフェ
ース装置は、前記入力情報が予め設定された送出条件と
合致したか否かを判定する入力情報判定部と、前記送出
条件に合致した前記入力情報を、該入力情報に基づいて
送出データを形成する送出データ形成部と、前記送出条
件に基づいて、前記送出データの宛先を決定し、該宛先
のアドレス情報を形成するアドレス情報形成部と、前記
送出データに対して前記アドレス情報を付与して送信情
報を形成する送信情報形成部とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記インタフェ
ース装置は、複数の入力チャネルを有し、外部からの指
示によって、前記入力チャネルのうち1つのチャネルを
選択して、該入力チャネルに入力された情報を出力する
入力選択部と、前記入力選択部より出力された情報を外
部からの指示に基づいて、デジタル値に変換を行う入力
情報変換部とをさらに備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記入力情報変
換部は、前記入力チャネルと変換方法が対応付けられた
データ変換方法テーブルを参照することによって、前記
入力情報の変換方法を決定することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記入力情報判
定部は、前記入力チャネル毎に送出条件が定義された送
出判定テーブルを参照することによって、送出条件に合
致したか否かを判定することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記データ形成
部は、前記送出条件に合致した前記入力情報に基づい
て、送出するデータが定義された送出データ変換テーブ
ルを参照して送出データを形成することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記アドレス情
報形成部は、前記送出条件に合致した前記入力情報に基
づいて、送信する宛先のIPアドレスが定義されたIP
アドレス変換テーブルを参照して前記アドレス情報を形
成することを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、前記インタフェ
ース装置は、外部からの情報に基づいて、前記IPアド
レス変換テーブルを更新するテーブル更新部をさらに備
えたことを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、前記インタフェ
ース装置は、前記情報を受信して受信情報を形成する受
信情報形成部と、前記受信情報から必要な受信データの
みを抽出する受信データ抽出部と、前記受信データ抽出
部において抽出された前記受信データを必要に応じて、
出力形式の変換を行う出力情報変換部とをさらに備えた
ことを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、前記出力情報
変換部は、前記受信データと出力形式とが対応付けされ
た出力形式変換テーブルを備え、前記受信データを前記
出力形式変換テーブルを参照して、出力形式の変換を行
うことを特徴とする。
【0015】請求項11に記載の発明は、前記インタフ
ェース装置は、ディジタル方式を用いた移動無線機と接
続されて用いられることを特徴とする。
【0016】請求項12に記載の発明は、前記インタフ
ェース装置は、TDMA方式を用いた移動無線機と接続
されて用いられることを特徴とする。
【0017】請求項13に記載の発明は、前記インタフ
ェース装置は、CDMA方式を用いた移動無線機と接続
されて用いられることを特徴とする。
【0018】請求項14に記載の発明は、前記インタフ
ェース装置は、前記移動無線機とLANを用いて接続さ
れることを特徴とする。
【0019】請求項15に記載の発明は、有料道路を通
行可能な移動体において検出された走行位置データに基
づき、該有料道路の通行料金を自動で支払を行う有料道
路料金自動支払方法であって、前記有料道路料金自動支
払方法は、前記有料道路の入口を特定するため予め決め
られた定点と前記走行位置データとを比較して、前記移
動体が前記定点を順に通過したか否かによって前記入口
から進入したと判断する処理と、前記移動体が前記有料
道路に進入したと判断された時点で、この移動体が有料
道路へ進入したことと、この移動体が有料道路を走行し
たときの料金支払に必要な情報とを料金管理センタに対
して送信する処理とを有することを特徴とする。
【0020】請求項16に記載の発明は、前記有料道路
料金自動支払方法は、前記有料道路の出口を特定するた
め予め決められた定点と前記走行位置データとを比較し
て、前記移動体が前記定点を順に通過したか否かによっ
て前記出口から退出したと判断する処理と、前記移動体
が前記有料道路から退出したと判断された時点で、この
移動体が有料道路から退出したことと、この移動体が有
料道路を走行したときの料金支払に必要な情報を料金管
理センタに対して送信する処理とをさらに有することを
特徴とする。
【0021】請求項17に記載の発明は、有料道路を通
行可能な移動体において検出された走行位置データに基
づき、該有料道路の通行料金を自動で支払を行う有料道
路料金自動支払プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、前記有料道路料金自動支
払方法は、前記有料道路の入口を特定するため予め決め
られた定点と前記走行位置データとを比較して、前記移
動体が前記定点を順に通過したか否かによって前記入口
から進入したと判断する処理と、前記移動体が前記有料
道路に進入したと判断された時点で、この移動体が有料
道路へ進入したことと、この移動体が有料道路を走行し
たときの料金支払に必要な情報とを料金管理センタに対
して送信する処理とをコンピュータに行わせることを特
徴とする。
【0022】請求項18に記載の発明は、前記有料道路
料金自動支払プログラムは、前記有料道路の出口を特定
するため予め決められた定点と前記走行位置データとを
比較して、前記移動体が前記定点を順に通過したか否か
によって前記出口から退出したと判断する処理と、前記
移動体が前記有料道路から退出したと判断された時点
で、この移動体が有料道路から退出したことと、この移
動体が有料道路を走行したときの料金支払に必要な情報
を料金管理センタに対して送信する処理とをさらにコン
ピュータに行わせることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
有料道路料金自動支払装置を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態の全体の構成を示すブロック図であ
る。この図において、符号Aは、自動車等の移動体であ
る。符号30は、移動体A内の情報とインターネットプ
ロトコルに準じたデータフォーマットを有する情報との
相互の変換を行うインタフェース装置である。符号31
は、無線回線を用いて外部と通信を行う移動無線機であ
り、インタフェース装置30と接続される。符号32
は、移動体A内に設けられた出力装置であり、表示装置
やスピーカ等である。符号33は、移動体A内に備えら
れているセンサ群であり、速度や加速度センサである。
符号34は、キーボード等の入力装置である。
【0024】符号35−1〜2は、移動無線機31と無
線回線によって通信を確立する基地局無線機である。符
号36は、基地局無線機35−1〜2が接続されたサー
バである。ここでは、2つの基地無線機35−1〜2の
みを図示したが、3つ以上の基地無線機がサーバ36に
接続されていてもよい。符号37は、ルータであり、サ
ーバ36をインターネット38に接続する。符号39
は、移動体Aから送信された支払情報に基づいて支払い
処理を行う料金管理センタである。この料金管理センタ
は、インターネットに接続されていてもよいし、サーバ
36に専用線で接続されていてもよい。
【0025】図1に示すサーバ36、基地局無線機35
−n、移動無線機31、インタフェース装置30は、そ
れぞれIPアドレスが付与された機器である。また、基
地局無線機35−nは、IPパケットをルーティングす
るルータ機能を有している。また、移動無線機31もI
Pパケットをルーティングするルータ機能を有してい
る。すなわち、インターネット38から送信されたIP
パケットは、ルータ37、サーバ36、基地局無線機3
5−1、移動無線機30を順に経由して、インタフェー
ス装置30へ届くことになる。また、インタフェース装
置30から送信されたIPパケットも、前述したルート
を逆にたどってインターネット38へ届くことになる。
【0026】なお、移動無線機31は、ディジタル方式
を用いた通信装置である。また、移動無線機31は、T
DMA方式またはCDMA方式を用いた通信装置であっ
てもよい。また、インタフェース装置30と移動無線機
31は、LANによって接続されていてもよい。したが
って、移動無線機31には、複数のインタフェース装置
30がLANを介して接続されていてもよい。
【0027】次に、図1に示すインタフェース装置30
について説明する。図2は、図1に示すインタフェース
装置30の構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号1は、センサ群33や入力装置34の情報を選
択する入力選択部である。符号2は、入力選択部1によ
って選択された情報を規定のデータに変換を行う入力情
報変換部である。符号3は、入力情報変換部2によって
規定のデータに変換された入力情報を外部へ送出するか
否かを判定する入力情報判定部である。符号4は、入力
情報から送出データを形成するデータ形成部である。符
号5は、入力情報から送出データを形成する場合に参照
する送出データ変換テーブルである。符号6は、送出デ
ータに対して送信先アドレスを付与して送信情報を形成
し、この送信情報をIPパケットとして送信を行う送信
情報形成部である。符号7は、送信先アドレスを形成す
るアドレス情報形成部である。
【0028】符号8は、アドレス情報形成部7が送信先
アドレスを形成する場合に参照するIPアドレス変換テ
ーブルである。符号9は、IPアドレス変換テーブル8
の更新を行うテーブル更新部である。符号10は、セン
サの出力信号等をデジタル変換する場合の変換方法が定
義されたデータ変換方法テーブルである。符号11は、
入力情報判定部3において、入力情報を送出する条件を
設定する送出条件設定部である。符号12は、入力情報
判定部3が入力情報の送出を行うか否かを判定する場合
に参照する送出判定テーブルである。
【0029】符号13は、移動無線機31が通信回線を
確立している基地局無線機35−nから送出される基地
局IDを抽出して取得する基地局ID抽出部である。符
号14は、取得した基地局IDに対応するIPアドレス
を得るためのIPアドレス更新テーブルである。符号1
5は、移動無線機31に対して送られてきたIPパケッ
トの受信情報を受信して保持する受信情報形成部であ
る。符号16は、受信情報からIPアドレス変換テーブ
ル8を更新するためのIPアドレスを抽出するIPアド
レス抽出部である。符号17は、受信情報形成部15に
保持されている受信情報から必要なデータのみを抽出す
る受信データ抽出部である。符号18は、受信データを
出力装置32へ出力するために出力形式を変換する出力
情報変換部である。符号19は、出力形式を変換する場
合に参照する出力形式変換テーブルである。
【0030】符号20、21、22は、出力装置32を
構成する表示装置、コントローラ及びスピーカである。
符号23は、GPSデータに基づいて現在位置を得る現
在位置データ抽出部である。符号24は、現在位置のデ
ータに対応するIPアドレスを得るためのIPアドレス
更新テーブルである。
【0031】次に、図2に示すインタフェース装置30
の情報送信動作を説明する。図3は、インタフェース装
置30が情報の送信を行う場合の動作を示すフローチャ
ートである。まず、入力情報判定部3は、入力選択部1
に対してID番号を通知し、該当するID番号の入力情
報を選択するように指示を出す。このとき、入力情報判
定部3は、入力情報変換部2に対してもID番号を通知
する。これを受けて入力選択部1は、指示されたID番
号を持つ入力チャネルから入力された情報を入力情報変
換部2へ出力する(ステップS1)。入力選択部1に
は、図2に示すように複数の入力チャネルがあり、それ
ぞれにID番号が付与されている。さらに、この入力チ
ャネルには、センサ群33や入力装置34が接続されて
いる。
【0032】次に、入力情報変換部2は、入力選択部1
より出力された入力情報をデジタル値に変換を行う(ス
テップS2)。このとき、入力情報変換部2は、入力情
報変換部2内に設けられたデータ変換方法テーブル10
を参照して、変換方法を決定する。データ変換方法テー
ブル10は、図5に示すようにID番号と変換方法のフ
ィールドからなり、該当するID番号を持つ入力チャネ
ルから入力された情報をどのように変換を行うかが定義
されている。例えば、ID番号が「001」である入力
チャネルから入力された情報は、A/D変換が行われ
る。また、「002」である入力チャネルから入力され
た情報は、パルスのカウントが行われ、その結果が出力
される。同様に、「010〜019」はF/V変換後さ
らにA/D変換を行いその結果が出力される。「05
0」は、音声をデジタル変換して出力される。
【0033】次に、データ変換方法テーブルを参照し
て、デジタル値に変換された入力情報は、入力情報判定
部3へ出力される。
【0034】次に、入力情報判定部3は、入力情報変換
部2から出力されたデジタル値を送出判定テーブル12
を参照して、このデジタル値と送出条件とを比較し(ス
テップS3)、送出条件に合致したか否かを判定する
(ステップS4)。このとき、入力情報判定部3が参照
する送出判定テーブル12は、図6に示すように、「I
D番号」毎に、「種別番号」、「送出判定」及び「送出
条件」のフィールドを有している。入力情報判定部3
は、入力選択部1に対して指示した入力チャネルのID
番号に基づいて、この送出判定テーブル12を参照し
て、「種別番号」を取得する。この「種別番号」とは、
入力情報に基づいて移動体Aの状態を表す情報を識別す
る識別番号である。
【0035】送出するか否かの判定は、まず、入力情報
と「送出判定」のフィールドの内容を比較する。そし
て、その比較結果を、送出条件に照らしあわせて、送出
条件に合致した否かを判定する。送出条件の「超過時」
とは、「送出判定」フィールドの内容と比較して、入力
情報が超過していた場合に「真」となり、無条件に送出
すると判定する。また、「指定時」とは、指定した時刻
にこの入力情報を送出すると判定する。また、「定間
隔」とは、一定間隔にこの入力情報を送出すると判定す
る。
【0036】ステップS4における判定の結果、送出条
件に合致しなかった場合はステップS1に戻って、入力
を選択する動作を行う。
【0037】一方、送出条件に合致した場合、入力情報
判定部3は、取得した「種別番号」を、データ形成部4
とアドレス情報形成部7へ出力する。これを受けて、デ
ータ形成部4は、この「種別番号」に基づいて、送出デ
ータを形成する(ステップS5)。このとき、データ形
成部4は、送出データを形成する場合に送出データ変換
テーブル5を参照する。送出データ変換テーブル5は、
図7に示す送出データ変換メインテーブル及び図8、
9、10に示すサブテーブルから構成される。ここで
は、「種別番号」を「a01」として説明する。
【0038】データ形成部4は、図7に示す送出データ
変換メインテーブルを参照して、「種別番号」が「a0
1」であるときの「情報種別」、「付加情報」及び「属
性情報」を得る。ここでは、「情報種別」は「A」、
「付加情報」は「b01、b51」、「属性情報」は
「c01」となる。
【0039】続いて、データ形成部4は、サブテーブル
を参照して、送出データを得る。「情報種別」は、図8
に示す情報種別サブテーブルを参照する。この例では
「情報種別」が「A」である場合は、「衝突事故」とな
る。また、「付加情報」は、図9に示す付加情報サブテ
ーブルを参照する。この例では「b01」は「車番I
D」となり、「b51」は「位置データ」となる。さら
に、「属性情報」は、図10に示す属性情報サブテーブ
ルを参照する。この例では、「c01」は「運転者氏
名」となる。すなわち、送出データは、「衝突事故」、
「車番ID」、「位置データ」、「運転者氏名」とな
る。この送出データは、データ形成部4から送信情報形
成部6へ出力される。
【0040】一方、アドレス情報形成部7は、入力情報
判定部3から出力された「種別番号」を受け取り、送出
データを送信する先のアドレス情報を形成する。アドレ
ス情報形成部7は、このアドレス情報を形成する場合に
IPアドレス変換テーブル8を参照する。IPアドレス
変換テーブル8は、図11に示すように、「種別番号」
に対応する「宛先IPアドレス」と「ポート番号」が定
義されている。この例では、「種別番号」が「a01」
であるとき、「宛先IPアドレス」が4つあるが、これ
は、同時に送信する宛先が4つあることを意味してい
る。
【0041】アドレス情報形成部7は、IPアドレス変
換テーブル8を参照することによって、「宛先IPアド
レス」と「ポート番号」を得る。これがアドレス情報と
なり、このアドレス情報は、アドレス情報形成部7から
送信情報形成部6へ出力される。
【0042】次に、送信情報形成部6は、データ形成部
4から受け取った送出データに対して、アドレス情報形
成部7から受け取ったアドレス情報を付加して、送信デ
ータを形成する(ステップS6)。ここで形成される送
信データのフォーマットを図16に示す。この図に示す
ように、送信データのフォーマットは、ヘッダ部とデー
タ部とからなり、このヘッダ部にアドレス情報が含ま
れ、データ部に送出データが含まれる。
【0043】次に、送信情報形成部6は、形成された送
信データを、移動無線機31に対して送信する(ステッ
プS7)。
【0044】このように、入力された情報をデジタル値
に変換し、さらにこのデジタル値を送出条件に照らし合
わせ、その結果に基づいて送出するか否かを判定するよ
うにしたため、移動体Aの運転者を介さずに情報を送出
することができる。さらに、送出する情報の内容に基づ
いて、宛先を決定するようにしたため、状況に応じて宛
先を選択することなくインターネットを経由して情報を
送信先へ届けることができる。
【0045】次に、IPアドレス変換テーブル8を移動
体Aが存在する位置に基づいて、送信する宛先のIPア
ドレスを更新する動作を説明する。
【0046】まず、移動無線機31が通信を確立してい
る基地局無線機35−nから送られてきた基地局IDに
基づいて、移動体Aが存在する地域を特定し、これによ
って、宛先IPアドレスを更新する動作を説明する。
【0047】基地局ID抽出部13は、移動無線機31
が通信を行う基地局無線機35−nが変わる度に送って
くる基地局IDを受信する。続いて、基地局ID抽出部
13は、IPアドレス更新テーブル14を参照して、受
信した基地局IDに対応する宛先IPアドレスを抽出す
る。IPアドレス更新テーブル14は、図12(a)、
(b)に示すように、基地局IDに対応する宛先IPア
ドレスが定義されている。図12(a)に示すテーブル
は、図11に示す「宛先A」に対応するものであり、図
12(b)に示すテーブルは、図11に示す「宛先B」
に対応するものである。基地局ID抽出部13は、受信
した基地局IDに対応する宛先IPアドレスの全てをこ
れらのテーブルを参照して抽出する。
【0048】次に、基地局ID抽出部13は、抽出した
宛先IPアドレスをテーブル更新部9へ通知する。これ
を受けて、テーブル更新部9は、通知された宛先IPア
ドレスに基づいて、IPアドレス変換テーブル8の該当
するIPアドレスを更新する。
【0049】次に、GPSデータを用いて、移動体Aが
存在する地域を特定し、これによって、宛先IPアドレ
スを更新する動作を説明する。
【0050】現在位置データ抽出部23は、常にGPS
データを入力して、このGPSデータから得られる位置
データに対応する宛先IPアドレスをIPアドレス更新
テーブル24を参照して抽出する。IPアドレス更新テ
ーブル24は、図13(a)、(b)に示すように、緯
度データ及び経度データからなる位置データに対応する
宛先IPアドレスが定義されている。図12(a)に示
すテーブルは、図11に示す「宛先A」に対応するもの
であり、図12(b)に示すテーブルは、図11に示す
「宛先B」に対応するものである。現在位置データ抽出
部23は、受信した基地局IDに対応する宛先IPアド
レスの全てをこれらのテーブルを参照して抽出する。
【0051】次に、現在位置データ抽出部23は、抽出
した宛先IPアドレスをテーブル更新部9へ通知する。
これを受けて、テーブル更新部9は、通知された宛先I
Pアドレスに基づいて、IPアドレス変換テーブル8の
該当するIPアドレスを更新する。
【0052】このように、移動体Aの移動に伴って、宛
先が変わる場合であっても、移動体Aの存在地域を特定
してこれに対応する宛先IPアドレスを更新するように
したため、確実にデータの送信を行うことができる。
【0053】次に、図2に示すインタフェース装置30
の情報受信動作を説明する。図4は、インタフェース装
置30が情報の受信を行う場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【0054】まず、受信情報形成部15は、移動無線機
31から送信された情報を受信して、この情報を保持す
る(ステップS11)。続いて、受信情報形成部15
は、情報を受信したことを受信データ抽出部17へ通知
する。
【0055】次に、受信データ抽出部17は、受信情報
形成部15に保持されている情報から受信データを抽出
する(ステップS12)。ここでいう受信データとは、
受信した情報からヘッダ部分を除いたデータのことであ
る。受信データ抽出部17は、この抽出した受信データ
を出力情報変換部18へ出力する。
【0056】次に、出力情報変換部18は、この受信デ
ータに含まれる出力種別番号を抽出する。そして、図1
4に示す受信種別テーブルを参照して、この出力種別番
号に対応する種別内容を得る。これによって、この受信
データの内容を知ることができる。
【0057】次に、出力情報変換部18は、出力形式変
換テーブル19を参照して、受信データの出力形式の変
換方法を得る。これは、出力種別番号に基づいて、対応
する出力データ形式を求め、この出力データ形式になる
ように受信データを変換する(ステップS13)。
【0058】次に、出力データ形式の変換後の受信デー
タを、先に得た種別内容に基づいて、出力先を決定し
て、受信データを出力する(ステップS14)。例え
ば、文字情報等は、表示装置20へ出力し、ON/OF
F制御情報等は、コントローラ21へ出力するようにす
る。さらに、音声データであれば、スピーカ22へ出力
するようにする。
【0059】このように、情報を受信した場合であって
も、この受信した情報に基づいて、出力形式を変換し
て、出力装置へ出力するようにしたため、運手者を介在
させずに必要に応じて情報の変換を行い、この情報の出
力を行うことができる。
【0060】次に、受信情報に基づいて、IPアドレス
変換テーブル8を更新する動作を説明する。まず、IP
アドレス抽出部16は、受信情報形成部15に保持され
ている受信情報が、IPアドレス更新を行う情報であっ
た場合に、IPアドレス更新の情報のみを抽出し、その
情報をテーブル更新部9へ出力する。テーブル更新部9
は、このIPアドレス更新情報に基づいて、IPアドレ
ス変換テーブル8を更新する。
【0061】これによって、IPアドレス変換テーブル
8の更新を、インターネット38を経由して行うことが
可能となる。
【0062】なお、図2に示す各テーブルに格納されて
いる内容は、利用者が必要に応じて入力装置34から入
力するようにしてもよい。これによって、しきい値の値
などを変更することができる。
【0063】次に、図17、18、19を参照して、有
料の自動車道における料金自動支払について説明する。
以下の説明において、センサ群33には少なくとも1つ
のGPS受信機が接続されているものとする。図17、
18は、料金自動支払の動作を示すフローチャートであ
る。また、図19は、送出判定テーブル12に記憶され
ている有料道路等の定点情報テーブルのテーブル構造を
示す図である。ここで、動作を説明する前に、送出判定
テーブル12に記憶されている有料道路等の定点情報テ
ーブルのテーブル構造を説明する。
【0064】送出判定テーブル12には、有料道路の進
入路の定点情報テーブル(図19(a))と同じく退出
路の定点情報テーブル(図19(b))が記憶されてい
る。この進入路の定点情報テーブルは、「基地局I
D」、「入口番号」、「定点」及び「定点位置」のフィ
ールドからなる。また、退出路の定点情報テーブルは、
「基地局ID」、「出口番号」、「定点」、「定点位
置」及び「支払い」のフィールドからなる。ここでいう
定点とは、有料道路の入口または出口を特定するための
位置データであり、図20に示すように、複数の定点に
よって、入口または出口を特定するようになっている。
【0065】次に、料金自動支払の動作を説明する。ま
ず、基地局ID抽出部13は、移動体の移動に応じて、
基地局IDを受信して、入力情報判定部3に対して出力
する。ここでは、基地局のIDを順番号として説明す
る。続いて、入力情報判定部3は、この基地局IDを受
信して、現時点における基地局IDを認識する(ステッ
プS21)。ここでは、基地局IDとして「5」を受信
したものとする。
【0066】次に、入力情報判定部3は、送出判定テー
ブル12を参照して、入口番号を選択する(ステップS
22)。この入口番号は、有料道路の入口に付与された
識別番号であり、基地局の通信エリア内に存在する全て
の入口が送出判定テーブル12に記憶されている。この
例では、図19(a)に示すように基地局IDが「5」
である場合は、入口番号が「2」となる。この例では、
1つの基地局に対して1つの入口がある例を示したが、
1つの基地局に対して、複数の入口があってもよい。こ
のとき、入力情報判定部3は、その全ての入口を選択す
る。そして、入力情報判定部3は、選択した入口番号の
全てを入力情報判定部3内に記憶する。
【0067】次に、入力情報判定部3は、入力選択部1
及び入力情報変換部2に対してGPS受信機の出力を入
力するように指示を出し、GPS受信機の出力である緯
度・経度データを得る。
【0068】次に、入力情報判定部3は、入力情報判定
部3内に記憶されている入口番号を読み出し、さらにこ
の入口番号に対応する定点Aの緯度・経度データを定点
位置フィールドから読み出し、先に得られた緯度・経度
データと比較して、この定点Aを通過したか否かを判定
する(ステップS23)。この判定の結果、定点Aを通
過したのでなければ、定点Aに接近しているか否かを判
定する(ステップS24)。この判定の結果、接近して
いれば、ステップS23に戻り、定点Aを通過するのを
待つ。一方、接近していない場合は、別の入口番号を選
択して(ステップS25)、ステップS23へ戻る。
【0069】ステップS23において、定点Aを通過し
た場合は、同一の入口番号を持つ入口の定点Bを通過し
たか否かを判定する(ステップS26)。この判定の結
果、定点Bを通過していなければ、さらに定点Bに接近
しているか否かを判定する(ステップS27)。この判
定の結果、接近していなければステップS25に戻る。
一方接近している場合は、ステップS26に戻り、定点
Bを通過するのを待つ。
【0070】ステップS26において、定点Bを通過し
ていれば、定点Cを通過したか否かを判定する(ステッ
プS28)。この判定の結果、定点Cを通過していれ
ば、有料道路の上り方向へ進入したと判断し、この結果
を入力情報判定部3内に記憶する(ステップS29)。
【0071】一方、ステップS28において、定点Cを
通過していなければ、定点Dを通過したか否かを判定す
る(ステップS30)。この判定の結果、定点Dを通過
していなければ、ステップS28へ戻り、定点Cまたは
定点Dを通過するまで待機する。
【0072】ステップS30において、定点Dを通過し
ていれば有料道路の下り方向へ進入したと判断し、この
結果を入力情報判定部3内に記憶する(ステップS3
1)。
【0073】次に、入力情報判定部3は、送出判定テー
ブル12を参照して該当する入口から進入した場合の料
金支払いが、先払いか後払いかを支払いフィールドから
得る。得られた結果から料金先払いであるか否かを判定
して(ステップS32)、先払いでなければステップS
35を処理する(ステップS35以降は図18に示
す)。
【0074】ステップS32において、料金先払いであ
る場合は、入力情報判定部3は、入口番号をデータ形成
部4及びアドレス情報形成部7へ送出する。データ形成
部4が送出データを形成して、送信情報形成部6がアド
レス情報を付与して送信を行う動作は前述した動作と同
様であるため、ここでは簡単に説明する。データ形成部
4は、入口番号に加え、移動体の車番ID、車種、料金
の引き落としを行う口座のキャッシュカードNoを送出
データとして形成する。アドレス情報形成部7は、料金
管理センタのIPアドレスを送信先アドレスとして設定
する。そして、送信情報形成部6は、この送出データと
送信先アドレスに基づいて送信情報を形成して、料金管
理センタ39へ送信する(ステップS33)。
【0075】次に、料金管理センタでは、受信した支払
情報を処理し、料金の徴収を行う。そして、料金の徴収
が終了した時点で、この支払情報を送信した移動体に対
して料金の徴収が終了したことの情報を送信する。
【0076】これを受けて、受信情報形成部15は、料
金管理センタ39が送信した情報を受信し(ステップS
34)、前述したように受信情報に基づいて、この受信
内容を出力装置32へ出力する。例えば、この受信情報
を受信した場合スピーカから音声によって、支払完了と
徴収額を運転者に対して知らせる。
【0077】次に、料金が後払いの場合の動作を図18
を参照して説明する。まず、ステップS33と同様に、
支払情報を料金管理センタ39へ送信する(ステップS
35)。ここで送信される支払情報は、ステップS33
において送信される情報と同一であるが、料金管理セン
タ39は、この支払情報を受信した時点で、料金の徴収
は行わず支払情報を登録する。そして、支払情報を登録
したことを移動体Aに対して登録確認情報を送信する。
この登録確認情報は、受信情報形成部15によって受信
され(ステップS36)、前述したように出力装置32
へ出力される。
【0078】次に、基地局ID抽出部13は、移動体A
の移動に応じて、基地局IDを受信して、入力情報判定
部3に対して出力する。続いて、入力情報判定部3は、
この基地局IDを受信して、現時点における基地局ID
を認識する(ステップS37)。
【0079】次に、入力情報判定部3は、送出判定テー
ブル12を参照して、出口番号を選択する(ステップS
38)。この出口番号の選択は、入口番号と選択動作と
同様である。
【0080】次に、入力情報判定部3は、入力選択部1
及び入力情報変換部2に対してGPS受信機の出力を入
力するように指示を出し、GPS受信機の出力である緯
度・経度データを得る。
【0081】次に、入力情報判定部3は、入力情報判定
部3内に記憶されている出口番号を読み出し、さらにこ
の出口番号に対応する定点aの緯度・経度データを定点
位置フィールドから読み出し、先に得られた緯度・経度
データと比較して、この定点aを通過したか否かを判定
する(ステップS39)。この判定の結果、定点aを通
過したのでなければ、定点aに接近しているか否かを判
定する(ステップS40)。この判定の結果、接近して
いれば、ステップS39に戻り、定点aを通過するのを
待つ。一方、接近していない場合は、別の出口番号を選
択して(ステップS41)、ステップS39へ戻る。
【0082】ステップS39において、定点aを通過し
た場合は、同一の出口番号を持つ出口の定点bを通過し
たか否かを判定する(ステップS42)。この判定の結
果、定点bを通過していなければ、さらに定点bに接近
しているか否かを判定する(ステップS43)。この判
定の結果、接近していなければステップS41に戻る。
一方接近している場合は、ステップS42に戻り、定点
bを通過するのを待つ。
【0083】次に、ステップS42において、定点bを
通過していれば、さらに定点cを通過したか否かを判定
し(ステップS44)、通過していなければ、通過する
まで待機する。
【0084】ステップS44に定点cを通過したと判定
された場合、入力情報判定部3は、支払情報を送信する
(ステップS45)。ここで送信される支払情報が、有
料道路進入時に送信される支払情報と異なる点は、入口
番号に替えて出口番号が送信される点である。この他の
情報は、進入時に送信される情報と同じである。
【0085】料金管理センタ39は、この支払情報を受
信して、先に登録されている支払情報の入口番号とこの
時点で受信された出口番号とから料金を算出し、この算
出された料金を徴収する。そして、支払終了情報を移動
体Aに対して送信する。
【0086】次に、受信情報形成部15は、この支払終
了情報を受信し(ステップS46)、出力装置32へ出
力する。
【0087】このように、移動体Aにおいて検出された
位置データと有料道路の定点データとを比較して、検出
された位置データが定点データと一致したか否かによっ
て、有料道路への進入及び有料道からの退出を検出し
て、料金管理センタ39に対してこの検出結果を送信す
るようにし、この情報に基づいて料金を徴収するように
したため、有料道路の出入口にゲートを設ける必要がな
くなる。
【0088】また、出入口の定点を1つの出入口に複数
設け、全ての定点を予め決められた順に通過したか否か
によって、出入口を通過したか否かを判断するようにし
たため、出入口通過の検出精度を向上させることができ
る。
【0089】また、図19に示す定点情報テーブルは、
基地局ID毎に、その基地局の通信エリア内に存在する
出入口を記憶するようにして、基地局IDに基づいて、
出入口番号を選択するようにしたため、数多くある出入
口の中から候補の選択を容易に行うことができる。
【0090】なお、有料道路の出入口の通過の判断を、
定点を通過したか否かによって判断するようにしたが、
さらに移動体の方向や傾斜角を移動体内において検出
し、定点情報テーブルにこれらに対応するデータを記憶
しておき、方向や傾斜角のデータに基づいて、出入口を
通過したことを判断する精度を向上させるようにしても
よい。また、一般道においても、通行料金が課金される
ような場合にも大変有効である。
【0091】また、図17、18に示す各ステップを実
現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログ
ラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するこ
とにより料金支払い処理を行ってもよい。なお、ここで
いう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等
のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュー
タシステム」は、WWWシステムを利用している場合で
あれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も
含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な
記録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光
磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コ
ンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記
憶装置のことをいう。
【0092】さらに「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通
信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持す
るもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバ
やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発
性メモリのように、一定時間プログラムを保持している
ものも含むものとする。また上記プログラムは、前述し
た機能の一部を実現するためのものであっても良く、さ
らに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録
されているプログラムとの組み合わせで実現できるも
の、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であって
も良い。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、移動体において検出された位置データと有料道路の
定点データとを比較して、検出された位置データが定点
データと一致したか否かによって、有料道路への進入及
び有料道からの退出を検出して、料金管理センタに対し
てこの検出結果を送信するようにし、この情報に基づい
て料金を徴収するようにしたため、有料道路の出入口に
ゲートを設ける必要がなくなるという効果が得られる。
【0094】また、この発明によれば、料金所のゲート
を全くなくすことができるため、料金支払いのために一
時停止が必要なくなり、交通渋滞を解消することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すインタフェース装置30の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示すインタフェース装置30の送信動作
を示すフローチャートである。
【図4】図2に示すインタフェース装置30の受信動作
を示すフローチャートである。
【図5】図2に示すデータ変換方法テーブル10の構成
を示す説明図である。
【図6】図2に示す送出判定テーブル12の構成を示す
説明図である。
【図7】図2に示す送出データ変換テーブル5の構成を
示す説明図である。
【図8】図2に示す送出データ変換テーブル5の構成を
示す説明図である。
【図9】図2に示す送出データ変換テーブル5の構成を
示す説明図である。
【図10】図2に示す送出データ変換テーブル5の構成
を示す説明図である。
【図11】図2に示すIPアドレス変換テーブルの構成
を示す説明図である。
【図12】図2に示すIPアドレス更新テーブル14の
構成を示す説明図である。
【図13】図2に示すIPアドレス更新テーブル24の
構成を示す説明図である。
【図14】受信種別テーブルの構成を示す説明図であ
る。
【図15】図2に示す出力形式変換テーブル19の構成
を示す説明図である。
【図16】送受信情報のデータフォーマットを示す説明
図である。
【図17】料金自動支払の動作を示すフローチャートで
ある。
【図18】料金自動支払の動作を示すフローチャートで
ある。
【図19】送出判定テーブル12に記憶されている有料
道路等の定点情報テーブルのテーブル構造を示す図であ
る。
【図20】有料道路の出入口における定点の位置を示す
説明図である。
【符号の説明】
A・・・移動体、 1・・・入力選
択部、2・・・入力情報変換部、 3・・・
入力情報判定部、4・・・データ形成部、
5・・・送出データ変換テーブル、6・・・送信情報
形成部、 7・・・アドレス情報形成部、8
・・・IPアドレス変換テーブル、 9・・・テーブル
更新部、10・・・データ変換方法テーブル、 11・
・・送出条件設定部、12・・・送出判定テーブル、
13・・・基地局ID抽出部、14・・・IPア
ドレス更新テーブル、15・・・受信情報形成部、16
・・・IPアドレス抽出部、 17・・・受信デー
タ抽出部、18・・・出力情報変換部、 19
・・・出力形式変換テーブル、20・・・表示装置、
21・・・コントローラ、22・・・ス
ピーカ、 23・・・現在位置データ抽
出部、24・・・IPアドレス更新テーブル、30・・
・インタフェース装置、31・・・移動無線機、
32・・・出力装置、33・・・センサ群、
34・・・入力装置、35−1〜2・・
・基地局無線機、 36・・・サーバ、37・・・ル
ータ、 38・・・インターネット 39・・・料金管理センタ。
フロントページの続き (72)発明者 有我 誠芳 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC12 AC18 5H180 AA01 BB05 BB13 EE10 FF05 FF25 FF27 FF32

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料道路を通行可能な移動体に設置さ
    れ、該移動体において検出された走行位置データに基づ
    き、該有料道路の通行料金を自動で支払を行う有料道路
    料金自動支払装置であって、 前記有料道路料金自動支払装置は、 前記移動体の位置情報を得るGPS受信機と、 前記GPS受信機から出力される位置情報に基づき、前
    記有料道路の出入口を通過したか否かを判断し、通過し
    たと判断された時点で通行料金の支払に関する情報をイ
    ンターネットプロトコルに準じたデータフォーマットに
    変換して料金管理センタに対して送信するインタフェー
    ス装置と、 前記インターフェース装置に接続され、基地局無線機に
    対して無線通信回線を使用して通信を行う移動無線機
    と、 を備えたことを特徴とする有料道路料金自動支払装置。
  2. 【請求項2】 前記インタフェース装置は、 前記入力情報が予め設定された送出条件と合致したか否
    かを判定する入力情報判定部と、 前記送出条件に合致した前記入力情報を、該入力情報に
    基づいて送出データを形成する送出データ形成部と、 前記送出条件に基づいて、前記送出データの宛先を決定
    し、該宛先のアドレス情報を形成するアドレス情報形成
    部と、 前記送出データに対して前記アドレス情報を付与して送
    信情報を形成する送信情報形成部と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の有料道路料
    金自動支払装置。
  3. 【請求項3】 前記インタフェース装置は、 複数の入力チャネルを有し、外部からの指示によって、
    前記入力チャネルのうち1つのチャネルを選択して、該
    入力チャネルに入力された情報を出力する入力選択部
    と、 前記入力選択部より出力された情報を外部からの指示に
    基づいて、デジタル値に変換を行う入力情報変換部と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の有料
    道路料金自動支払装置。
  4. 【請求項4】 前記入力情報変換部は、 前記入力チャネルと変換方法が対応付けられたデータ変
    換方法テーブルを参照することによって、前記入力情報
    の変換方法を決定することを特徴とする請求項3に記載
    の有料道路料金自動支払装置。
  5. 【請求項5】 前記入力情報判定部は、 前記入力チャネル毎に送出条件が定義された送出判定テ
    ーブルを参照することによって、送出条件に合致したか
    否かを判定することを特徴とする請求項2ないし4のい
    ずれかに記載の有料道路料金自動支払装置。
  6. 【請求項6】 前記データ形成部は、 前記送出条件に合致した前記入力情報に基づいて、送出
    するデータが定義された送出データ変換テーブルを参照
    して送出データを形成することを特徴とする請求項2な
    いし5のいずれかに記載の有料道路料金自動支払装置。
  7. 【請求項7】 前記アドレス情報形成部は、 前記送出条件に合致した前記入力情報に基づいて、送信
    する宛先のIPアドレスが定義されたIPアドレス変換
    テーブルを参照して前記アドレス情報を形成することを
    特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の有料道
    路料金自動支払装置。
  8. 【請求項8】 前記インタフェース装置は、 外部からの情報に基づいて、前記IPアドレス変換テー
    ブルを更新するテーブル更新部をさらに備えたことを特
    徴とする請求項7に記載の有料道路料金自動支払装置。
  9. 【請求項9】 前記インタフェース装置は、 前記情報を受信して受信情報を形成する受信情報形成部
    と、 前記受信情報から必要な受信データのみを抽出する受信
    データ抽出部と、 前記受信データ抽出部において抽出された前記受信デー
    タを必要に応じて、出力形式の変換を行う出力情報変換
    部と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項2ないし8のい
    ずれかに記載の有料道路料金自動支払装置。
  10. 【請求項10】 前記出力情報変換部は、 前記受信データと出力形式とが対応付けされた出力形式
    変換テーブルを備え、 前記受信データを前記出力形式変換テーブルを参照し
    て、出力形式の変換を行うことを特徴とする請求項9に
    記載の有料道路料金自動支払装置。
  11. 【請求項11】 前記インタフェース装置は、 ディジタル方式を用いた移動無線機と接続されて用いら
    れることを特徴とする請求項1ないし10にいずれかに
    記載の有料道路料金自動支払装置。
  12. 【請求項12】 前記インタフェース装置は、 TDMA方式を用いた移動無線機と接続されて用いられ
    ることを特徴とする請求項1ないし10にいずれかに記
    載の有料道路料金自動支払装置。
  13. 【請求項13】 前記インタフェース装置は、 CDMA方式を用いた移動無線機と接続されて用いられ
    ることを特徴とする請求項1ないし10にいずれかに記
    載の有料道路料金自動支払装置。
  14. 【請求項14】 前記インタフェース装置は、 前記移動無線機とLANを用いて接続されることを特徴
    とする請求項1ないし13のいずれかに記載の有料道路
    料金自動支払装置。
  15. 【請求項15】 有料道路を通行可能な移動体において
    検出された走行位置データに基づき、該有料道路の通行
    料金を自動で支払を行う有料道路料金自動支払方法であ
    って、 前記有料道路料金自動支払方法は、 前記有料道路の入口を特定するため予め決められた定点
    と前記走行位置データとを比較して、前記移動体が前記
    定点を順に通過したか否かによって前記入口から進入し
    たと判断する処理と、 前記移動体が前記有料道路に進入したと判断された時点
    で、この移動体が有料道路へ進入したことと、この移動
    体が有料道路を走行したときの料金支払に必要な情報と
    を料金管理センタに対して送信する処理と、を有するこ
    とを特徴とする有料道路料金自動支払方法。
  16. 【請求項16】 前記有料道路料金自動支払方法は、 前記有料道路の出口を特定するため予め決められた定点
    と前記走行位置データとを比較して、前記移動体が前記
    定点を順に通過したか否かによって前記出口から退出し
    たと判断する処理と、 前記移動体が前記有料道路から退出したと判断された時
    点で、この移動体が有料道路から退出したことと、この
    移動体が有料道路を走行したときの料金支払に必要な情
    報を料金管理センタに対して送信する処理と、 をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の有
    料道路料金自動支払方法。
  17. 【請求項17】 有料道路を通行可能な移動体において
    検出された走行位置データに基づき、該有料道路の通行
    料金を自動で支払を行う有料道路料金自動支払プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 前記有料道路料金自動支払方法は、 前記有料道路の入口を特定するため予め決められた定点
    と前記走行位置データとを比較して、前記移動体が前記
    定点を順に通過したか否かによって前記入口から進入し
    たと判断する処理と、 前記移動体が前記有料道路に進入したと判断された時点
    で、この移動体が有料道路へ進入したことと、この移動
    体が有料道路を走行したときの料金支払に必要な情報と
    を料金管理センタに対して送信する処理と、 をコンピュータに行わせることを特徴とする有料道路料
    金自動支払プログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記有料道路料金自動支払プログラム
    は、 前記有料道路の出口を特定するため予め決められた定点
    と前記走行位置データとを比較して、前記移動体が前記
    定点を順に通過したか否かによって前記出口から退出し
    たと判断する処理と、 前記移動体が前記有料道路から退出したと判断された時
    点で、この移動体が有料道路から退出したことと、この
    移動体が有料道路を走行したときの料金支払に必要な情
    報を料金管理センタに対して送信する処理と、 をさらにコンピュータに行わせることを特徴とする請求
    項17に記載の有料道路料金自動支払プログラムを記録
    した記録媒体。
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