JP2000328598A - 土壌混合改良機 - Google Patents

土壌混合改良機

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JP2000328598A JP11143937A JP14393799A JP2000328598A JP 2000328598 A JP2000328598 A JP 2000328598A JP 11143937 A JP11143937 A JP 11143937A JP 14393799 A JP14393799 A JP 14393799A JP 2000328598 A JP2000328598 A JP 2000328598A
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 原料の選別、攪拌・混合、硬の一連の工程の全体的な生
産効率を高め、作業環境を良くする。 【構成】選別、混合、解砕の一連の工程で、粘質土石中
の石を分離し、その分離土に硬化材を混和して、硬質土
壌に改良する。バイブレーティンググリッド2から排出
されたベルトコンベヤ3上の原料の流量を一定にするた
めの堰板からなる定流量装置を配置した。また、硬化材
の飛散を防ぐために混合攪拌装置5の近傍を界面活性剤
の泡によりカバーするための泡発生器7を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土質を改良する土
壌(又は土質ともいう。)混合改良機に関する。特に、
主として建設・土木残土として発生する土壌の選別、解
砕、及び固化材との混合を連続的に行い、改良土として
再利用するための土壌混合改良機に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築等の工事で掘削され地上に排
出される掘削残土は、その再利用が望まれている。特
に、A層、B層(農業では土壌と呼ぶ。)の掘削された
残土は、大量の水又は雨を含むと泥状になるため、その
掘削残土はそのまま再利用して埋め立てのために用いる
と、地盤が軟弱化する。このような粘土質の土壌(以
下、粘質土、又は原料ともいう。)は、これに生石灰、
セメント等の固化材が混合され、硬質化される。地盤改
良材である生石灰、セメント等と水分と空気の化学反応
により、粘土質の硬化が可能である。このような土壌改
良が、広く行われている。
【0003】このような粘質土壌のふるいによる選別、
選別後の土壌と固化材の混合・攪拌、その混合攪拌によ
る両者の硬化反応からなる工程が掘削現場で一連に行わ
れることが、土壌(土質)改良のための施工工事として
重要である。また、分離後の固化材と粘質土との硬化反
応の有効な促進も重要である。硬化反応の促進は、粘質
土と固化材の混合・攪拌だけでなく、空気との反応に必
要な空気の混入にも大きく依存する。高い選別効率が望
まれると同時に、硬化反応の促進が望まれている。
【0004】従来の土壌混合改良機は、固化材を混合す
るときに粉体である固化材が粉塵とし周囲に飛び散るこ
とは避けられない。土壌改良は建設・土木現場で行うこ
とが多く、特に風が強いときに周辺に人家があるときは
問題がある。また、従来の土壌改良機は、建設・土木残
土の投入口と、改良後の土壌の排出口は離れているので
作業性にも問題があった。
【0005】従来の土壌混合改良機は、粘質土を扱うこ
とからこれらの粘質土が機械に粘着し機械の劣化を早め
る。このために、使用後は可能な限り付着した粘質土を
除去すべく清掃した方が良いが、機構が入り組んでいる
ために清掃に時間を要する。特に、コンベヤのテールプ
ーリに付着した粘質土を除去するのは困難であるので、
可能な限り付着しない構造が良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
技術的背景に基づいてなされたものであり次のような目
的を達成することができる。本発明の目的は、作業性が
良い土壌混合改良機を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、作業環境が良い土壌
混合改良機を提供することにある。本発明の更に他の目
的は、清掃が容易な土壌混合改良機を提供することにあ
る。本発明の更に他の目的は、正確な固化材の配合割合
が得られる壌混合改良機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、前項の目的を達成
するために本発明、以下のような手段を採用する。本発
明の土壌混合改良機は、原料をふるいで選別し、異物を
除去するためのふるいと、前記ふるい選別された原料に
固化材を添加するための固化材供給装置と、前記固化材
が添加された原料を回転する混合攪拌羽根で攪拌混合す
るための混合攪拌装置と、前記混合攪拌された原料を解
し解砕するための解砕機と、前記ふるいから排出された
原料を前記固化材供給装置、前記混合攪拌装置及び前記
解砕機に移送するためのベルトコンベヤとからなる土壌
混合改良機において、前記ふるいから排出された前記ベ
ルトコンベヤ上の原料の流量を一定にするための定流量
装置とからなる。
【0009】又、他の本発明の土壌混合改良機は、原料
をふるいで選別し、異物を除去するためのふるいと、前
記ふるい選別された原料に固化材を添加するための固化
材供給装置と、前記固化材が添加された原料を回転する
混合攪拌羽根で攪拌混合するための混合攪拌装置と、前
記混合攪拌された原料を解し解砕するための解砕機と、
前記ふるいから排出された原料を前記固化材供給装置、
前記混合攪拌装置及び前記解砕機に移送するためのベル
トコンベヤとからなる土壌混合改良機において、前記混
合攪拌装置の近傍を界面活性剤の泡によりカバーするた
めの泡発生器とを備えている。
【0010】作業性を良くするために前記解砕機から排
出された改良土を移送する排出コンベヤを配置すると良
い。前記ふるいは、振動ふるい等の公知のふるいを粘質
土の場合に用いると効果的である。また、前記した硬化
材とは、土木用の各種セメント、農業用の石灰、土壌改
良材等の地盤改良剤も含む概念である。
【0011】前記定流量装置は、前記ベルトコンベヤ上
を流れる原料の流れを一定流量に制限する堰板であると
良い。簡易な構造で流量を制御できる利点がある。具体
的に前記堰板は、一定の流量以下に制限する固定堰板
と、流量を制御する可動堰板とからなると良い。この可
動堰板の上下駆動は、位置が制御できる油圧シリンダ、
空気圧シリンダ、ネジとサーボモータによる駆動、電磁
力による駆動等公知の駆動手段が望ましい。
【0012】前記定流量装置から出た原料が前記ベルト
コンベヤに流れているか否かを検知するための原料通過
センサーを配置すると良い。原料通過センサーは、検知
バーによるもの、超音波によるもの原料の通過を光でセ
ンシングする光透過センサー等の公知のセンサーを用い
る。前記原料通過センサーの信号により、前記固化材供
給装置による固化材の供給量を制御する制御装置を備え
ている。制御装置は、プログラム可能なシーケンサ、汎
用コンピュータ、リレー回路等公知の制御装置が適用可
能である。
【0013】前記混合攪拌装置は、前記攪拌羽根に過負
荷が発生したときに前記ベルトコンベヤ上から遠ざかる
方向に移動する退避機構を備えたものである。この退避
機構は、スプリングで支持するものであっても良い。ス
プリングの使用により振動を発生するときは、ダンパを
併用すると良い。前記混合攪拌羽根は、回転方向に湾曲
する凸部を備え、前記混合攪拌羽根の先端に攪拌用の爪
を備えている。凸部側から回転させると攪拌混合の抵抗
が少ない。爪は、攪拌・混合を効率化する。
【0014】前記ベルトコンベヤの下部に配置されゴム
ベルトが掛け渡されたテールプーリは、前記ゴムベルト
が接する前記テールプーリの周面の一部のみの部分円筒
が形成されている。このために原料が挟まっても、自動
的に排出される。また、清掃が容易となる。具体的には
前記テールプーリは、軸線方向の略中心に円筒部が形成
され、前記円筒部の両側に前記部分円筒が形成されたも
のであると良い。
【0015】前記解砕機は、回転駆動される軸の外周に
原料を切断するカッターを備えたロータリーカッタと、
前記ロータリーカッタの解砕により飛ばされた原料を受
け止め揺動自在に支持された反発板と、前記反発板の揺
動を支持し、減衰機能を備えたスプリングとからなる。
【0016】前記反発板の原料が衝突する面をカバーす
る弾性部材と、前記弾性部材と前記反発板との間に封入
された流体とから構成すると良い。前記流体とは、水、
シリコン、各種ゲルが衝突の緩衝として良い。前記固化
材供給装置は、前記定流量装置により制御される原料の
流量により固化材の添加量が制御されるものである。硬
化材が適量添加できるので無駄が少なくなり改良土の品
質も向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図に一致させて本発明によ
る実施の形態を記述する。図1は、本発明による土壌混
合改良機のシステムの全体構成を示す側面図である。図
2は、図1の平面図である。図3は、土壌混合改良機内
で粘質土から改良土になるまでの原料の流れを示す断面
図である。土壌混合改良機は、基台1の一端にはバイブ
レーティンググリッド2が搭載されている。
【0018】バイブレーティンググリッド2は、上部の
ホッパー22から投入された粘質土、石等を含む原料を
選別するための振動ふるいである。選別された粘質土
は、バイブレーティンググリッド2の下に排出されその
下部に配置されたベルトコンベヤ3で移送される。移送
中の粘質土の上に固化材供給装置4から固化材がその流
量に応じて供給される。
【0019】供給された固化材と粘質土は、攪拌翼を備
えた混合攪拌機5により攪拌混合される。このとき、固
化材により粉塵が飛散するのを防止するのが発泡器7で
ある。発泡器7は、界面活性剤を発泡させて固化材供給
装置4の排出位置と混合攪拌機5の攪拌翼の近傍を泡で
カバーして固化材の飛散を防ぐ。
【0020】固化材が混合された粘質土は、解砕機6に
送られて固化した粘質土は解砕される。解砕機6は、空
気の混入を促進し、粘質土を細かく解するためのもので
ある。解砕された粘質土Cは、排出コンベヤ8に載せら
れて土壌混合改良機の外に改良土として排出される。以
下、土壌混合改良機を構成する機器毎にその構造、機能
を説明する。
【0021】[バイブレーティンググリッド2]図4
は、バイブレーティンググリッド2の左側面図である。
バイブレーティンググリッド2は、グりッド支持台11
に搭載されている。グリッド支持台11は、機台12の
上に搭載されている。グリッド支持台11と機台12と
は、前方(図1で左方)で揺動軸13で揺動自在に支持
されている。従って、グリッド支持台11を揺動軸13
を中心に揺動させることにより、前方に傾斜させること
ができる。
【0022】グリッド支持台11は、機台12との間の
両側面に配置された2本の油圧シリンダ14により駆動
される。油圧シリンダ14の下端は、機台12に揺動自
在に支持されている。油圧シリンダ14のピントンロッ
ドは、グリッド支持台11の側面に揺動自在に支持され
ている。結局、グリッド支持台11は、機台12上に揺
動軸13で揺動自在に支持されている。この揺動軸13
による揺動支持により、グリッド支持台11は機台12
に対して予め決められた所望の傾斜角度位置に油圧シリ
ンダ14により駆動され、その位置でロック機構により
ロックされその傾斜位置で保持される。
【0023】グリッド支持台11の上には、4個の鉛直
方向から傾斜した台形状の弾性機構支持台15が配置さ
れている。この上部に弾性支持機構16を介してバイブ
レーティンググリッド2が搭載されている。弾性支持機
構16は、全体として圧縮弾性機構であり、バイブレー
ティンググリッド2をこの上に搭載し、上下動自在に支
持する。バイブレーティンググリッド2のグリッド本体
20は、上の天板と底板がない箱状の形をしたものであ
る。グリッド本体20の対向する側の側板には、公知の
加振機21が搭載されており、これは内蔵するモータに
よりウェイトを回転させて振動を発生するものである。
【0024】グリッド本体20の最上部には角錐状のホ
ッパー22が構成されている。ホッパー22は、被ふる
い物である原料を上部から受け入れ下部へ円滑に流下さ
せるためのものである。ホッパー22の一辺は、形成さ
れてなく上部排出口23を構成するために開放されてい
る。上部排出口23は、後述するバーふるい(篩)から
除かれた大きな異物を除去するためのものである。
【0025】機台12は、固定足24で基台1上にボル
ト(図示せず)で固定されている。従って、バイブレー
ティンググリッド2は、ボルトを外すことにより、90
度単位で任意の方向に基台1上で向きを変えることがで
きる。後述すような土壌混合改良機の配置のときにこの
機能を仕様する(図20参照)。
【0026】[ふるい25]図4は、グリッド本体の左
側面図である。グリッド本体20の内部には、上下2段
にふるいが配置されている。上部に配置された上段ふる
い26は、比較的大きな異物を除去するためのふるいで
あり、下部に配置された下段ふるい27は比較的小さな
異物を除去するためのふるいである。
【0027】上段ふるい26は、前方側の下流バーふる
い28、後方側の上流バーふるい27からなる(図2参
照)。上流バーふるい27と下流バーふるい28とは段
差を有して配置されている。上流バーふるい27が平行
に複数個が配置固定されている。単体の上流バーふるい
27は、その頂部には頂板30が配置されている。頂板
30は、細長い金属の板材で作られており、その先端は
テーパー状に細く形成されている。
【0028】頂板30の下面には、その長手方向に板材
である支持板31の上面が一体に固定されている。支持
板31の下端の後方位置と前方位置は、それぞれ固定板
32に固定されている。固定板32は、後方位置と前方
位置のクロス部材33の上面に固定されている。
【0029】これと同一構造の下流バーふるい28が配
置固定されている。上流バーふるい27と下流バーふる
い28の上面は上下方向に段差を有している。この段差
により、後方位置(被ふるい物の投入側)に投入された
被ふるい物である原料はふるわれながら、下流側の下流
バーふるい28上に落下するので、ふるい効率が良くな
る。
【0030】グリッド本体20の下部には、織網である
下段ふるい27が配置されている。下段ふるい27は、
上段ふるい26を通過した被ふるい物をさらにふるいに
かけるものである。これを通過したものは落下し、通過
しないものは下段排出口35から排出される。これを通
過したものは、落下口36からベルトコンベヤ3上に落
下する。
【0031】[ベルトコンベヤ3]ベルトコンベヤ3
は、バイブレーティンググリッド2の下部から落下した
粘質土Cを受け止めて上方に移送するためのものであ
る。ベルトコンベヤ3は、テールプーリ40、ゴムベル
ト41、ゴムベルト41を中間で支持する補助プーリ、
駆動プーリ、駆動プーリを回転駆動するモータ(図示せ
ず)等から構成されている。モータは、インバータを介
して回転速度、即ちゴムベルトや41の速度が制御され
る。
【0032】テールプーリ40のプーリ軸42は、ベル
トコンベヤ3の下部に位置し、ベルトコンベヤ3の本体
に固定された軸受で回転自在に支持されている。図5
(a)は、テールプーリ40の断面図である。図5
(b)は、図5(a)の右側面図である。図5(c)
は、部分円筒部分の側面図である。プーリ軸42の中心
には、全体の長さ(W)の約1/3の円筒部43が配置
固定されている。円筒部43の両側面にはフランジ44
が配置され、円筒部43とプーリ軸42に溶接により固
定されている。
【0033】円筒部43は、通常のゴムベルト41のた
めのプーリとなる部分である。円筒部43とフランジ4
4に囲まれた内部の円筒空間45は、閉じられた空間で
ある。円筒空間45には粘質土Cが侵入することはな
い。円筒空間45の両側でプーリ軸42の外周の等角度
間隔位置の4ヶ所には、板状のリブ46が配置固定され
ている。
【0034】リブ46は、プーリ軸42の軸線を含む面
内に配置されている。リブ46の最外周には、部分円筒
(実用上は平面でも良い。)47が固定されている。部
分円筒47に囲まれているリブ空間48は、開放されて
いる。図6(a)は、粘質土の噛み込み状況を示すテー
ルプーリの断面図であり、図6(b)は図6(a)の右
側面図である。
【0035】図に示すように円筒部43に粘質土Cを噛
み込んでもゴムベルト41の圧力によって、粘質土Cは
円筒部43の外周に加圧されるので、粘質土Cはこの圧
力によりリブ空間48に押し出される。リブ空間48に
押し出された粘質土Cは、テールプーリ40の回転によ
り転動して排出される。仮に、排出が充分でなくてもリ
ブ空間48があるので清掃が容易である。
【0036】[定流量装置50]図7は、粘質土Cの流
量を一定にするための定流量装置50の正面図である。
定流量装置50は、バイブレーティンググリッド2と固
化材供給装置4との間に配置されている。バイブレーテ
ィンググリッド2に原料がバックホー等の重機のバケッ
トで投入されるが、必ずしも作業の都合により投入量が
一定になるわけでもなく、原料の性質等によってもバイ
ブレーティンググリッド2の処理量も変化する。
【0037】このために、後処理工程を処理能力一杯に
維持し、その能力を最大限発揮させるために定流量装置
50を配置したものである。粘質土Cの流れを制限する
ものではあるが、結果として土壌混合改良機システム全
体の稼働率を向上させる。ベルトコンベヤ3のゴムベル
ト41の上に、これを横断する方向に固定堰板51が基
台1に固定配置されている。
【0038】固定堰板51は、上部は半矩形の形をして
おり、下部は矩形の切欠き52が形成されている。固定
堰板51の下端とゴムベルト41とで区画しているの
で、河川の水の流れ等に用いられ堰と同様に、ベルトコ
ンベヤ3の流れが既知であると切欠き52とゴムベルト
41とで囲まれる面積が粘質土Cの流量となる。固定堰
板51には、可動堰板53が上下動自在に案内されて配
置されている。
【0039】可動堰板53は、固定堰板51の切欠き5
2を塞ぐように配置されているので、可動堰板53の上
下位置で実際の粘質土Cの流量は決定される。可動堰板
53の上部には、シリンダ54のピストンロッド55の
先端が連結されている。シリンダ54は、基台1に固定
されている。シリンダ54に圧油を供給することによ
り、ピストンロッド55は上下動される。
【0040】本例では、ステップ状に4段階に可動堰板
53の位置を選択できる。なお、可動堰板53を周知の
機構であるネジ機構とこれを回転駆動するサーボモータ
機構により、無段階に上下位置を制御するものであって
も良い。この制御は後述するように制御装置で行う。
【0041】[原料通過センサー60]図8は、原料通
過センサー60の側面図である。原料通過センサー60
は、ベルトコンベヤ3のゴムベルト41上に搭載された
原料があるか否かを検知するためのセンサーである。前
述したように作業の都合等の理由で、常に粘質土Cが流
れているとは限らない。粘質土Cがベルトコンベヤ3上
にないのに固化材供給装置4から固化材が供給されるの
を防ぐために、原料通過センサー60によりセンシング
する。
【0042】センサー揺動軸61は、ベルトコンベヤ3
の上を横切る方向に配置されている。センサー揺動軸6
1の両端は、基台1に固定された軸受(図示せず)に揺
動自在に支持されている。両軸受の中間のセンサー揺動
軸61には、この軸線方向と直交する方向に複数の検知
棒62の一端が固定されている。
【0043】検知棒62の先端は、ベルトコンベヤ3の
ゴムベルト41上の粘質土Cに接触するように配置され
ている。ゴムベルト41上に粘質土Cがないときは、検
知棒62の重力により下方に垂れ下がりセンサー揺動軸
61もこれに伴って揺動する。このセンサー揺動軸61
の揺動をリミットスイッチ、非接触センサー等で検知し
てゴムベルト41上に粘質土Cがあるか否かを検知す
る。
【0044】なお、前述した原料通過センサー60に換
えて、超音波で粘質土Cを検知するもの、ベルトコンベ
ヤ3のゴムベルト41の裏面に重量計を配置し粘質土C
を検知するもの、光の透過で粘質土Cを検知するもの等
のように他の方法で検知するものであっても良い。
【0045】[固化材供給装置4]図9は、固化材供給
装置4の正面図である。固化材供給装置4は、粘質土C
に固化材を上からその流量に応じて散布するためのもの
である。固化材タンク65は、円筒のタンクでありその
内部に固化材が充填されている。固化材タンク65の下
部には、本例では3本の螺旋羽根66が平行に配置され
ている。螺旋羽根66は、固化材を一定流量づつ固化材
タンク65から排出するためのものである。
【0046】各螺旋羽根66の軸67の一端には、スプ
ロケットが固定され、このスプロケット間にはチェーン
68が掛け渡してある。従って、3本の螺旋羽根66
は、連動して同時駆動される。一端に配置された螺旋羽
根66には、更にスプロケット、チェーン69、スプロ
ケット等の動力伝達機構を介して、これを駆動するモー
タ70に連結されている。
【0047】結局、モータ70により、螺旋羽根66
は、固化材タンク65の固化材を排出口63から落下さ
せて粘質土Cの上に散布する。モータ70は、インバー
タを介してさの回転速度は制御されているので、螺旋羽
根66の回転速度は制御可能である。固化材の散布量は
モータ70の回転速度により変えることができるもので
ある。本例では、単位時間当たり50kg/m3ないし20
0kg/m3の範囲でその流量を制御できる。
【0048】[混合攪拌機5]図10は、混合攪拌機5
の側面図である。混合攪拌機5は、固化材と粘質土Cを
均一になるように混合攪拌するためのものある。ベルト
コンベヤ3の上を横切る方向に混合攪拌羽根80が配置
されている。混合攪拌羽根80の回転駆動軸77の両端
は、可動フレーム75に固定された軸受(図示せず)に
より回転自在に支持されている。回転駆動軸77には、
後述するように複数の羽根が配置されている。混合攪拌
羽根80は、上部を半円筒状のカバー74で覆われてい
る。
【0049】可動フレーム75は、門形のフレームであ
りベルトコンベヤ3の上を横切る方向に配置されてい
る。可動フレーム75の両端の支柱は、ガイド71によ
り上下動自在に設けられている。可動フレーム75は、
スプリング76により基台1に支持されている。従っ
て、混合攪拌羽根80に何らかの力が働いたら、可動フ
レーム75と共に上方に退避する。
【0050】回転駆動軸77は、スプロケット、チェー
ン等の回転動力伝達機構78を介してモータ79により
回転駆動される。図11は、混合攪拌羽根80の正面図
である。図12は、図11のXII−XII線で切断したとき
の断面図である。図13は、図11のXIII−XIII線で切
断したときの断面図である。
【0051】回転駆動軸77には、その軸線方向に一定
間隔に2枚1組で攪拌翼固定円板81が一定間隔で固定
配置されている。2枚の攪拌翼固定円板81の間には、
攪拌翼72の基端がボルト82により着脱固定自在に配
置されている。2枚の攪拌翼固定円板81で挟んで攪拌
翼72の基端を固定する。
【0052】攪拌翼72は、概略円弧状の形をしたもの
であり、その凸部84側に回転される。この方向に回転
させることにより、石等の異物があっても粘質土Cの抵
抗が少なく、その回転軸線の直交する面で切断する。攪
拌翼72の先端には、板状の爪83が固定されている。
爪83は、粘質土Cを攪拌混合するためのものである。
攪拌翼72の凸部84で粘質土Cを切断した後、爪83
で粘質土Cを混合攪拌する。
【0053】[発泡器7]図14は、発泡器7の断面図
である。発泡器7は、主に混合攪拌機5の周囲を泡で包
んで固化材の飛散を防ぐためのものである。発泡剤とし
ては界面活性剤を使用する。界面活性剤は、セメントに
混合して減水剤としても使用されているものであり、円
滑な混合攪拌を助ける作用もあるので、より土壌混合改
良機に使用すると効果的である。
【0054】発泡器7の本体は、円筒状の円筒本体90
を備えている。円筒本体90の後部端面は、空気を取り
入れるために開口89が形成されている。円筒本体90
の中心部には、電動モータ91が配置されている。電動
モータ91の本体外周と円筒本体90の内周面との間に
は、板状の固定翼92が配置されている。
【0055】固定翼92は、円筒本体90の中心から半
径方向に複数配置されている。従って、固定翼92は、
開口89からの空気を整流して取り入れる。電動モータ
91の出力軸93には、回転ファン94が連結固定され
ている。円筒本体90の先端面には、金網95が配置さ
れている。金網95は、液状の界面活性剤から泡を作る
ためのものである。
【0056】回転ファン94と金網95との間には、ノ
ズル96が配置されている。ノズル96には、配管88
を介して加圧された界面活性剤が供給される。ノズル9
6は、金網95に噴霧により界面活性剤を供給する。配
管88内の界面活性剤の圧力は、圧力計97により監視
できる。また、ノズル96への界面活性剤のオンオフの
制御は、電磁弁98で行う。従って、必要以上の泡を発
生させなてために、電磁弁98、及び電動モータ91の
オンオフを制御すれば良い。
【0057】[解砕機6]図15は、解砕機6の側面図
である。図16は、解砕機のロータリーカッタ102の
正面図である。図17(a)は、ロータリーカッタ10
2の第1カッタ125の拡大図である。図17(b)
は、ロータリーカッタ102の第2カッタ121の拡大
図である。解砕機6は、解砕室ケーシング100を備え
ている。解砕室ケーシング100の中の解砕空間に、ロ
ータリーカッタ102が設けられている。
【0058】ロータリーカッタ102は、解砕用駆動モ
ータ(図示せず)と回転駆動軸103とから構成されて
いる。回転駆動軸103は、後述するように第1カッタ
125、第2カッタ121を備えている。第1カッタ1
25、及び第2カッタ121は、大きい遠心力エネルギ
ーが、1カ所に集中するように、外端部分の質量が大き
くなるように分銅形状に形成されている。回転駆動軸1
03には、その軸線方向にカッタ固定円板122が等間
隔に配列固定されている。
【0059】このカッタ固定円板122を貫通するよう
に、円周方向等角度間隔、即ち90度間隔に4本のカッ
タ揺動軸123が配置されている。第1カッタ125と
第2カッタ121の端部は、交互にカッタ揺動軸123
に揺動自在に結合されている。第1カッタ125と第2
カッタ121は、粘質土Cから抵抗を受けない限り、カ
ッタ揺動軸123に対して相対的に回転運動することは
ない。解砕用駆動モータは、速度可変のインバータモー
タであり、逆転可能である。
【0060】図17(a)に示されるように第1カッタ
125は、3枚一組で使用される。第1カッタは、主に
回転駆動軸104の軸線と直交する面で粘質土Cを切断
するものである。第1カッタには、貫通孔である孔12
6が開けられている。これは、第1カッタ表面に粘質土
Cの付着を防止するためのものである。
【0061】図に示されるように第2カッタ121は、
2枚の板で作られその先端は連結部124で連結されて
いる。連結部124は、回転駆動軸104の軸線を中心
とする円筒面で切断するためのものである。
【0062】[反発板110]図15に示すように解砕
室ケーシング100の解砕空間101には、反発板11
0が設けられている。反発板110の一端は、揺動軸1
15を中心に揺動自在に設けられている。反発板110
は、自然の状態ではロータリーカッタ102側に近づく
方向に揺動する。反発板110の他端は、ロープ116
の一端が連結され、ロープ116の他端は解砕室ケーシ
ング100に連結されている。
【0063】反発板110には、揺動バー117の一端
が固定されている。揺動バー117の他端と解砕室ケー
シング100との間にはスプリング118が介在されて
いる。スプリング118は、内部にダンパ(図示せず)
を内蔵している。すなわち、反発板110に粘質土Cが
衝突してスプリング118が圧縮、又は伸ばされて振動
する。これを防ぐために摩擦を与えて振動を減衰させる
ものである。
【0064】反発板110の衝突面111にはゴム製の
弾性ライニング材112が張られている。ゴム製である
から粘質土Cの衝突の衝撃を和らげることができる。弾
性ライニング材112と反発板110の間には、液状の
シリコン113が封入されている。粘質土Cの衝突の衝
撃を和らげるには、弾性ライニング材112のみでも良
いがシリコン113により、より衝突表面の弾性が良く
なるので粘質土Cが付着ににくい。また、シリコン11
3に換えて、衝突を緩和するためのエネルギー吸収材、
例えば水、空気、各種ゲル状物でも良い。
【0065】反発板110の衝突面111は、回転駆動
軸103の回転軸心線に直交する放射方向線に対して概
ね直交するように配置されている。第1カッタ125と
第2カッタ121に付着するが大きい遠心力により振り
離されるので、粘質土Cは概ねその衝突面111に直角
でないある角度を持って衝突しそこから反射して散乱す
る。
【0066】[固化材供給制御装置140]図18は、
固化材供給制御装置140の機能ブロック図である。固
化材供給制御装置140は、バイブレーティンググリッ
ド2で処理された粘質土Cの処理量に応じて最適な量の
固化材の量を制御するためのものである。固化材供給制
御装置140は、シーケンサと呼ばれるものでプログラ
ムにより自由に論理の組合わせを設定できるシーケンス
制御専用のコントローラである。
【0067】固化材供給制御装置140には、ベルトコ
ンベヤ3のゴムベルト41を駆動するためのモータ14
3がインバータ142を介して接続されている。ゴムベ
ルト41の速度は、インバータ142により任意の速度
で変えることができる。原料通過センサー60は、ベル
トコンベヤ3上に粘質土Cがあるか否かを検知するため
のものであり、そのスイッチにより粘質土Cの存否を検
知できる。
【0068】定流量装置50の可動堰板53は、シリン
ダ54によって駆動されるが、この可動堰板53の上下
位置によって粘質土Cの流量は定まる。多段階(本例で
は4位置)に位置選択できるシリンダ54を使用してい
る。固化材供給制御装置140は、可動堰板53の位置
情報をシリンダ54の作動位置を制御するシリンダ制御
装置144から受け取る。固化材供給装置4のモータ7
0は、インバータ145を介して、起動、停止、及び回
転速度が制御される。
【0069】図19は、固化材供給制御装置140の機
能の概要を示すフロー図である。固化材供給制御装置1
40の作動がスタートすると、可動堰板53の位置情報
をシリンダ制御装置144から読み込む。可動堰板53
の位置はオペレータが原料の状況により選択する。次
に、ベルトコンベヤ3のゴムベルト41の現在の速度を
インバータ142から読み込む。
【0070】なお、ベルトコンベヤ3のゴムベルト41
の速度は、オペレータが原料の状況等から任意の速度に
する。ゴムベルト41の現在の速度を読み込んだら、ベ
ルトコンベヤ3上に粘質土Cがあるか否かを検知する。
ベルトコンベヤ3上に粘質土Cがなければ、元のステッ
プに戻り、あれば予め設定された固化材の混合割合から
計算される固化材供給装置4のモータ70の回転速度を
計算し決定する。
【0071】この計算が終了すれば、固化材供給装置4
のモータ70を起動させて固化材をベルトコンベヤ3上
の粘質土C上に散布する。更に、発泡器7の電磁弁98
を開いて、界面活性剤を供給して発泡器7で泡を発生さ
せる。
【0072】[他の土壌混合改良機の配置例]図20
は、他の土壌混合改良機の配置例である。前述したバイ
ブレーティンググリッド2、ベルトコンベヤ3、固化材
供給装置4、混合攪拌機5、解砕機6、及び排出コンベ
ヤ8は、直線上に配置されたものであった。この場合、
原料の野積み位置、この原料をバイブレーティンググリ
ッド2へ投入する位置、バイブレーティンググリッド2
によって選別されたオーバーサイズの原料の位置、及び
排出コンベヤ8による改良された改良土の排出位置は、
夫々異なる。
【0073】図20に示す土壌混合改良機の配置は、前
述した実施の形態のものをバイブレーティンググリッド
2の方向を90度変え、更に排出コンベヤ8の向きも9
0度方向を変えたものである。この土壌混合改良機は、
1台のバックホー130で原料をバイブレーティンググ
リッド2への積み込み、オーバーサイズの原料の処理、
改良土の処理を走行距離が短いので1台で効率的に行う
ことがである。
【0074】[他の解砕機の例]図21は、他の反発板
の配置例である。前述した実施の形態のものは、反発板
は1枚であった。しかしながら、ロータリーカッタ10
2は、粘質土が詰まったとき、又、第1カッタ125と
第2カッタ121の磨耗を均等にするために逆回転で使
用したほうが良い。2枚目の反発板135を1枚目の反
発板110と対向する位置に配置したものである。2枚
目の反発板135の構造、機能は、1枚目の反発板11
0と実質的に同一なのでその説明は省略する。
【0075】[その他の実施の形態]前記実施の形態の
土壌混合改良機は、何れも定置式のものであったが、自
走又は牽引で移動可能なキャタピラ、タイヤを備えた台
車に搭載されたものであっても良い。また、前述した実
施の形態の説明から理解されるように、前述した排出コ
ンベヤ8は、必ずしも配置する必要のないものである。
即ち、解砕機6から直ちに改良土を取り出すものであっ
ても良い。
【0076】
【発明の効果】本発明による土壌混合改良機は、定流量
装置を配置したので原料の投入量に応じて正確に固化材
を投入でき、均一な改良土壌ができる。また、自動的に
固化材を添加するので結果として生産効率が高く、全シ
ステムの生産効率を高めることができる。発泡器により
固化材の飛散を防ぐので作業環境が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による土壌混合改良機のシステ
ムの構成を示す側面図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】図3は、土壌混合改良機内の粘質土から改良土
になるまでの流れの概要を示す断面図である。
【図4】図4は、グリッド本体の左側面図である。
【図5】図5(a)は、テールプーリの断面図である。
図5(b)は、図5(a)の右側面図である。図5
(c)は、部分円筒部分の側面図である。
【図6】図6(a)は、粘質土の噛み込み状況を示すテ
ールプーリの断面図である。図6(b)は図6(a)の
右側面図である。
【図7】図7は、粘質土の流量を一定にするための定流
量装置の正面図である。
【図8】図8は、原料通過センサーの側面図である。
【図9】図9は、固化材供給装置の正面図である。
【図10】図10は、混合攪拌機の側面図である。
【図11】図11は、混合攪拌羽根の正面図である。
【図12】図12は、図11のXII−XII線で切断したと
きの断面図である。
【図13】図13は、図11のXIII−XIII線で切断した
ときの断面図である。
【図14】図14は、発泡器の断面図である。
【図15】図15は、解砕機の側面図である。
【図16】図16は、解砕機のロータリーカッタの正面
図である。
【図17】図17(a)は、ロータリーカッタの第1カ
ッタの拡大図である。図17(b)は、ロータリーカッ
タの第2カッタの拡大図である。
【図18】図18は、固化材供給制御装置の機能ブロッ
ク図である。
【図19】図19は、固化材供給制御装置の機能の概要
を示すフロー図である。
【図20】図20は、他の土壌混合改良機の配置例であ
る。
【図21】図21は、他の反発板の配置例である。
【符号の説明】
1…基台 2…バイブレーティンググリッド 3…ベルトコンベヤ 4…固化材供給装置 5…混合攪拌装置 6…解砕機 7…発泡器 8…排出コンベヤ 50…定流量装置 51…固定堰板 53…移動堰板 60…原料通過センサー 65…固化材タンク 66…螺旋羽根 72…攪拌翼 80…混合攪拌羽根 83…爪 102…ロータリーカッタ 110,135…反発板 130…バックホー 140…固化材供給制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02D 3/12 103 E02D 3/12 103 4H026 // C09K 17/00 C09K 17/00 H Fターム(参考) 2D040 AB07 CA01 CB01 EB04 3B117 AA01 BA51 4D065 AA02 AA04 AA09 AA24 BB03 BB04 BB12 EA05 EB03 EC07 ED02 ED12 ED20 ED23 EE08 EE13 EE19 4G068 AA02 AB22 AC11 AD29 AD30 4G078 AA03 AB01 BA01 BA07 BA09 DA12 DA17 DA28 DB02 EA10 4H026 AA01 AB04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料をふるいで選別し、異物を除去するた
    めのふるいと、 前記ふるい選別された原料に固化材を添加するための固
    化材供給装置と、 前記固化材が添加された原料を回転する混合攪拌羽根で
    攪拌混合するための混合攪拌装置と、 前記混合攪拌された原料を解し解砕するための解砕機
    と、 前記ふるいから排出された原料を前記固化材供給装置、
    前記混合攪拌装置及び前記解砕機に移送するためのベル
    トコンベヤとからなる土壌混合改良機において、 前記ふるいから排出された前記ベルトコンベヤ上の原料
    の流量を一定にするための定流量装置とからなることを
    特徴とする土壌混合改良機。
  2. 【請求項2】原料をふるいで選別し、異物を除去するた
    めのふるいと、 前記ふるい選別された原料に固化材を添加するための固
    化材供給装置と、 前記固化材が添加された原料を回転する混合攪拌羽根で
    攪拌混合するための混合攪拌装置と、 前記混合攪拌された原料を解し解砕するための解砕機
    と、 前記ふるいから排出された原料を前記固化材供給装置、
    前記混合攪拌装置及び前記解砕機に移送するためのベル
    トコンベヤとからなる土壌混合改良機において、 前記混合攪拌装置の近傍を界面活性剤の泡によりカバー
    するための泡発生器とを備えていることを特徴とする土
    壌混合改良機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記解砕機から排出された改良土を移送する排出コンベ
    ヤが配置されていることを特徴とする土壌混合改良機。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記定流量装置は、前記ベルトコンベヤ上を流れる原料
    の流れを一定流量に制限する堰板であることを特徴とす
    る土壌混合改良機。
  5. 【請求項5】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記定流量装置から出た原料が前記ベルトコンベヤに流
    れているか否かを検知するための原料通過センサーとか
    らなり、 前記原料通過センサーの信号により前記固化材供給装置
    による固化材の供給量を制御する制御装置を備えている
    ことを特徴とする土壌混合改良機。
  6. 【請求項6】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記混合攪拌装置は、前記攪拌羽根に過負荷が発生した
    ときに前記ベルトコンベヤ上から遠ざかる方向に移動す
    る退避機構を備えたものであることを特徴とする土壌混
    合改良機。
  7. 【請求項7】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記混合攪拌羽根は、回転方向に湾曲する凸部を備え、
    前記混合攪拌羽根の先端に攪拌用の爪を備えていること
    を特徴とする土壌混合改良機。
  8. 【請求項8】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記ベルトコンベヤの下部に配置されゴムベルトが掛け
    渡されたテールプーリは、前記ゴムベルトが接する前記
    テールプーリの周面の一部のみの部分円筒が形成されて
    いることを特徴とする土壌混合改良機。
  9. 【請求項9】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機に
    おいて、 前記解砕機は、回転駆動される軸の外周に原料を切断す
    るカッターを備えたロータリーカッタと、 前記ロータリーカッタの解砕により飛ばされた原料を受
    け止め揺動自在に支持された反発板と、 前記反発板の揺動を支持し、減衰機能を備えたスプリン
    グとからなることを特徴とする土壌混合改良機。
  10. 【請求項10】請求項1又は2に記載の土壌混合改良機
    において、 前記反発板の原料が衝突する面をカバーする弾性部材
    と、 前記弾性部材と前記反発板との間に封入された流体とか
    らなることを特徴とする土壌混合改良機。
  11. 【請求項11】請求項3に記載の土壌混合改良機におい
    て、 前記固化材供給装置は、前記定流量装置により制御され
    る原料の流量により固化材の添加量が制御されるもので
    あることを特徴とする土壌混合改良機。
  12. 【請求項12】請求項4に記載の土壌混合改良機におい
    て、 前記堰板は、一定の流量以下に制限する固定堰板と、流
    量を制御する可動堰板とからなることを特徴とする土壌
    混合改良機。
  13. 【請求項13】請求項8に記載の土壌混合改良機におい
    て、 前記テールプーリは、軸線方向の略中心に円筒部が形成
    され、前記円筒部の両側に前記部分円筒が形成されたも
    のであることを特徴とする土壌混合改良機。
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