JP2000326523A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000326523A
JP2000326523A JP14391599A JP14391599A JP2000326523A JP 2000326523 A JP2000326523 A JP 2000326523A JP 14391599 A JP14391599 A JP 14391599A JP 14391599 A JP14391599 A JP 14391599A JP 2000326523 A JP2000326523 A JP 2000326523A
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JP
Japan
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ink
flow rate
tank
pump
recording apparatus
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JP14391599A
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Yuichi Takahashi
祐一 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク供給および循環モード、リサイクルモ
ード等の、各動作モードでポンプを駆動してインクを輸
送するに当たり、外気温等、外部環境の違いや、ポンプ
機能の経年劣化等により輸送能力が変化するために、特
に、インク循環モードによる記録ヘッドの回復動作で
は、記録ヘッドからのインク廃液が設計上決められた値
に対してばらつくために、記録ヘッドの吐出不良を誘発
して記録品位に多大な影響を与えている 【解決手段】 インクを貯蔵するためのインクタンク
と、インクを記録ヘッドに供給するためのポンプ機構
と、該ポンプ機構により輸送されるインク流量を測定す
るインク流量測定手段と、インク流量を制御するインク
流量制御手段とを有するインク供給装置を備え、インク
流量の測定結果に基づいてインク流量を制御することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
を吐出するインクジェット記録ヘッドを用いて記録媒体
に画像を記録するインクジェット記録装置、特に、この
ようなインクジェット記録装置のインク供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、記録装置として種々の記録方式が
開発されているが、その中でもインクジェット記録方式
は、記録媒体に対して非接触であるために静粛性および
記録の高速性に優れ、かつ高密度記録が可能であって、
カラー化および小型化が容易であることから広く用いら
れている。
【0003】インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギーとして熱エネルギーを発生する手段などの代表
的な構成や原理については、液体(インク)が保持され
ている液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を超える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って電気熱変換体に熱エネルギーを発生させ、記録ヘッ
ドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動
信号に一対一で対応した液体(インク)内に気泡を形成
できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐
出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なく
とも1つの滴を形成する。
【0004】このような基本原理を応用した従来のイン
クジェット記録装置におけるインク供給系のインク流路
を形成するインク供給装置の概略が図6に示されてい
る。
【0005】図6に示されるように、インクジェット記
録装置は、インクジェット記録ヘッド101(以下、単
に記録ヘッドと言う)と、回復桶102と、インクタン
ク103と、エアーバッファータンク104と、インク
カートリッジ105と、加圧ポンプ110と、リサイク
ルポンプ120とから概ね構成されるインク流路を形成
するインク供給装置を有している。このようなインク供
給装置は、更に、加圧弁106と、大気開放弁107
と、吸引弁108と、メカニカル弁130と、一方向弁
131、132と、フィルター133とを有している。
また、加圧ポンプ110は、回転部材111と、コロ1
12と、ポンプチューブ113と、ポンプチューブ押圧
部材114とから構成されており、さらに、リサイクル
ポンプ120は、回転部材121と、コロ122と、ポ
ンプチューブ123と、ポンプチューブ押圧部材124
とから構成されている。
【0006】記録ヘッド101は、チューブ140によ
りエアーバッファータンク104と接続され、途中に加
圧弁106が設けられており、さらに、チューブ141
によってインクタンク103と接続され、途中に吸引弁
108が設けられている。また、インクタンク103の
頂部には、大気に連通したチューブ142が接続されて
おり、途中に大気開放弁107が設けられている。さら
にまた、インクタンク103は、チューブ143により
インクカートリッジ105と接続され、間にメカニカル
弁130が設けられている。また、インクカートリッジ
105は、チューブ144によってエアーバッファータ
ンク104と接続され、途中に一方向弁131が設けら
れている。
【0007】図示のこのようなインク流路を形成するイ
ンク供給装置において、記録を行ったり、記録ヘッド1
01の回復動作に要するインクは、インクタンク103
に貯蔵されており、この貯蔵するためのインクは、着脱
可能なインクカートリッジ105から供給される。
【0008】また、インクタンク103とエアーバッフ
ァータンク104上には、加圧弁106と、大気開放弁
107と、吸引弁108とが夫々エアーバッファータン
ク104から記録ヘッド101に至るインク流路中と、
インクタンク103から外気に連通するエアー流路中
と、インクタンク103から記録ヘッド101に至るイ
ンク流路中とに夫々配置されている。これら加圧弁10
6、吸引弁107、大気開放弁108は図示しない駆動
手段によって、同時に開放、密閉への切り換えが可能で
ある。また、メカニカル弁130はインクカートリッジ
105を装着した時にのみ双方向に流通可能な状態とな
る。
【0009】なお、各部分へのインクの輸送は、ポンプ
機構を形成する加圧ポンプ110とリサイクルポンプ1
20との2つのチューブポンプによって行われる。以下
に、各動作モードにおける動作方法およびインクの流通
経路に就いて説明する。
【0010】インク供給モード:プリンタの初期状態、
もしくは記録動作や記録ヘッド101の回復動作のため
に、インクタンク103内に貯蔵されたインクを記録可
能の下限レベル116にまで消費した際に、インクをイ
ンクタンク103内に供給すること、もしくはインクタ
ンク103内のインクと、インクカートリッジ105内
のインクを一定量入れ換えて、インクの成分劣化を平均
化すること、等を目的としたモードである。
【0011】動作順序としては、先ず、加圧ポンプ11
0のポンプチューブ押圧部材114を図示しない駆動手
段によって上昇させて、回転部材111の外周部に配置
されたコロ112によってポンプチューブ113を押圧
状態にした後、インクタンク103およびエアーバッフ
ァータンク104上に配置された加圧弁106、大気開
放弁107、吸引弁108を図示しない駆動手段によっ
て同時にインクおよびエアーの流通不可能な状態に密閉
状態にする。このような密閉状態において、回転部材1
11を反時計方向に回転させて加圧ポンプ110をチュ
ーブポンプとして機能させると、この加圧ポンプ110
の圧送力によって、チューブ144を介して、インクカ
ートリッジ105〜一方向弁131〜エアーバッファー
タンク104〜加圧ポンプ110のポンプチューブ11
3〜インクタンク103、さらにインクタンク103か
らチューブ143を介して、メカニカル弁130〜イン
クカートリッジ105へと至る、記録ヘッド101と独
立し、かつ外部より隔離されたインク循環流路が形成さ
れる。この場合に、インクはインクタンク103内に供
給され、インク液面が上限レベル115以上になると、
上記インク流路内を循環する。
【0012】なお、このインク供給モ−ド動作中、リサ
イクルポンプ120のポンプチューブ123を介してイ
ンクタンク103から排出される正圧は一方向弁132
により保持される。
【0013】また、インク供給モード終了後は、ポンプ
チューブ押圧部材114を下降させて、コロ112とポ
ンプチューブ押圧部材114によるポンプチューブ11
3の押圧を解除し、エアーバッファータンク104内の
圧力を均等にした後、加圧弁106、大気開放弁10
7、吸引弁108を図示しない駆動手段によって同時に
インクおよびエアーの流通可能な開放状態へと切り換え
る。
【0014】インク循環モード:インクジェット記録装
置においては、記録ヘッド101の長手方向の、ノズル
面101a上の位置に配列される個々のノズルにおい
て、記録画像形状によって発生する非吐出ノズル中のイ
ンク増粘やゴミ詰まり等による吐出不良を防止するため
に、シーケンス制御により、ノズルから回復桶102内
に自己吐出もしくは強制的にインクを吐出させるが、本
モードは、後者に相当するチューブポンプとしての加圧
ポンプ110によってインクを記録ヘッド101に圧送
して、ノズルからインクを強制排出させ記録ヘッド10
1内の汚損を取り除くためのモードである。
【0015】動作順序としては、先ず、チューブ押圧部
材114、124を図示しない駆動手段によって上昇さ
せて回転部材111、121の外周部に配置された各コ
ロ112、122によってポンプチューブ113、12
3を夫々押圧状態にした後、インクタンク103および
エアーバッファータンク104上に配置された加圧弁1
06、大気開放弁107、吸引弁108を図示しない弁
駆動手段によって同時にインクおよびエアーの流通可能
な開放状態にする。
【0016】次に、回転部材111を時計方向に回転さ
せてチューブポンプとして加圧ポンプ110を機能させ
ると、インクタンク103からインクが吸引されて、エ
アーバッファータンク104、加圧弁106を通ってイ
ンクが記録ヘッド101に供給される。なお、エアーバ
ッファータンク104に圧送されるインクは、一方向弁
131によりインクカートリッジ105への流入が抑止
される。
【0017】記録ヘッド101に供給されるインクは、
一方では記録ヘッド101のノズルから強制排出され、
また、他方では吸引弁108を通過して、再びインクタ
ンク103内に戻される。ところで、記録ヘッド101
のノズルから強制排出されたインクは回復桶102によ
って受けられて、リサイクルポンプ120の回転部材1
21を時計方向に回転させてリサイクルポンプ120を
チューブポンプとして機能させることによって、フィル
ター133でフィルターリングされた後、一方向弁13
2を通過して再びインクタンク103内に戻される。
【0018】リサイクルモード:記録ヘッド101の回
復動作によって累積して回復桶102内に貯蔵されたイ
ンクを吸引し、再びインクタンク103内に戻すための
モードである。
【0019】動作順序としては、先ず、ポンプチューブ
押圧部材124を図示しない駆動手段により上昇させて
回転部材121の外周部に配置されたコロ122によっ
てポンプチューブ123を押圧状態にした後、インクタ
ンク103およびエアーバッファータンク104上に配
置された加圧弁106、大気開放弁107、吸引弁10
8を図示しない弁駆動手段によって同時にインクおよび
エアーの流通可能な開放状態にする。
【0020】その後、リサイクルポンプ120の回転部
材121を時計方向に回転させてチューブポンプとして
リサイクルポンプ120を機能させることによって、回
復桶102内に貯蔵されたインクはフィルター133に
よってフィルターリングされた後、一方向弁132を通
って、再びインクタンク103内に戻される。
【0021】記録モード:実際の記録を行うモードであ
る。ポンプチューブ押圧部材114、124は夫々退避
状態、加圧弁106、大気開放弁107、吸引弁108
はインクおよびエアーの流通可能な開放状態である。
【0022】また、インクの吐出によって消費されたイ
ンクは、記録ヘッド101のノズル部分で発生する毛細
管現象による吸引力によって、インクタンク103〜ポ
ンプチューブ113〜エアーバッファータンク104〜
加圧弁106〜記録ヘッド101、およびインクタンク
103〜吸引弁108〜記録ヘッド101に至る双方向
のインク流路によって自動的に記録ヘッド101に供給
される。
【0023】待機モード:電源が切られる等のジョブの
行われないモードであり、ポンプチューブ押圧部材11
4、124は夫々退避状態、大気開放弁107は待機中
にインク中の水分蒸発を防ぐ必要性からエアーの流通不
可能な密閉状態となるが、これは当該モード中、機外温
度に変化のあった場合に、インクタンク103内および
エアーバッファータンク104内のエアーの膨張、収縮
による圧力変化の影響を記録ヘッド101に及ぼすのを
防ぐ効果を併せ持っている。
【0024】輸送モード:基本的には待機モードと同じ
であるが、但し、インクタンク103が装着されていな
いために、メカニカル弁130はインクの流通不可能な
密閉された状態となる。また、エアーバッファータンク
104内のインクも一方向弁131によって外部への流
出が抑止される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各動作モードでポンプを駆動してインクを輸送するに
当たり、外気温等、外部環境の違いや、ポンプ機能の経
年劣化等によってインクの輸送能力が変化する。
【0026】このために、特に、インク循環モードによ
る記録ヘッドの回復動作では、記録ヘッドからのインク
廃液が設計上決められた値に対してばらつくために、記
録ヘッドの吐出不良を誘発して記録品位に多大な影響を
与えるようになる。
【0027】従って、本発明は、上述の従来における課
題を解決するものであり、その目的とするところは、記
録ヘッドの回復動作における記録ヘッドからのインク廃
液のばらつきを無くして吐出不良を解消し、記録品位を
向上できるインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のインクジェット記録装置は、インクを貯
蔵するためのインクタンクと、インクを記録ヘッドに供
給するためのポンプ機構と、該ポンプ機構により輸送さ
れるインク流量を測定するインク流量測定手段と、イン
ク流量を制御するインク流量制御手段とを有するインク
供給装置を備え、インク流量の測定結果に基づいてイン
ク流量を制御することを特徴とする。
【0029】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記インク流量測定手段が前記インクタンク内に配
置されていることを特徴とする。
【0030】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記インクタンクとは別個にインク補給のための着
脱自在なインクカートリッジを有し、インク流量の測定
が該インクカートリッジからインクタンク内にインク供
給を行うインク供給モード時に合わせて行われることを
特徴とする。
【0031】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、前記記録ヘッドやインクタンク等の機能部材間
とを接続する管状流路管内に前記インク流量測定手段を
設けたことを特徴とする。
【0032】本発明のインクジェット記録装置は、前記
インク流量測定手段が、ポンプ駆動モーターや減速ギア
等の回転数を測定することによって行われることを特徴
とする。
【0033】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記インク流量測定手段が、複数個のセンサーを有
することを特徴とする。
【0034】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記インク流量制御手段が、ポンプ駆動モーターの
回転数を変化させて行うことを特徴とする。
【0035】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、前記インク流量制御手段は、インク流路の面積
を変化させて行なうことを特徴とする。
【0036】本発明のインクジェット記録装置は、前記
インク供給装置が、前記記録ヘッドと、回復桶と、前記
インクカートリッジと、前記インクタンクと、エアーバ
ッファータンクと、加圧ポンプと、リサイクルポンプと
を有することを特徴とする。
【0037】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記インクタンクと前記エアーバッファータンクの
間に前記加圧ポンプが接続され、前記回復桶と前記イン
クタンクの間に前記リサイクルポンプが接続されている
ことを特徴とする。
【0038】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記記録ヘッドがインクを吐出するために利用され
る熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有することを
特徴とする。
【0039】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、前記電気熱変換体が、インクに膜沸騰を生じさ
せる電気エネルギーを発生することを特徴とする。
【0040】なお、本明細書において、「記録」(以下
においては「記録」という場合もある)とは、文字、図
形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を
問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化した
ものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模
様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場
合も言うものとする。
【0041】ここで、「記録媒体」とは、一般的な記録
装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチッ
ク・フィルム、金属板等、インクを受容可能な物も言う
ものとする。
【0042】さらに、「インク」とは、上記「記録」の
定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付
与されることによって、画像、模様、パターン等の形成
または記録媒体の加工に供され得る液体を言うものとす
る。
【0043】また、ノズルとは、本明細書において、特
に断わらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およ
びインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を
総括して言うものとする。
【0044】
【発明の実施の形態】このように構成された本発明のイ
ンクジェット記録装置においては、インクを貯蔵するた
めのインクタンクと、インクを記録ヘッドに供給するた
めのポンプ機構と、該ポンプ機構により輸送されるイン
ク流量を測定するインク流量測定手段と、インク流量を
制御するインク流量制御手段とを有するインク供給装置
を備え、インク流量の測定結果に基づいてインク流量を
制御することによって、記録ヘッドの回復動作における
記録ヘッドからのインク排液のばらつきを無くし、吐出
不良を解消して記録品位を向上することができる。
【0045】以下、本発明のインクジェット記録装置の
実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0046】(実施例1)図1は本発明を適用したイン
クジェット記録装置の構成を示す概略構成図である。
【0047】図示されるように、本発明が適用されるイ
ンクジェット記録装置は、記録ヘッド1と、回復桶2
と、インクタンク3と、エアーバッファータンク4と、
インクカートリッジ5と、ポンプ機構としての加圧ポン
プ20およびリサイクルポンプ30とから概ね構成され
るインク流路を形成するインク供給装置を有している。
このようなインク供給装置は、更に、加圧弁6と、大気
開放弁7と、吸引弁8と、メカニカル弁25と、一方向
弁26、27と、フィルター28とを有している。ま
た、加圧ポンプ20は、回転部材21と、複数個のコロ
22と、ポンプチューブ23と、ポンプチューブ押圧部
材24とから構成されており、リサイクルポンプ30
は、回転部材31と、複数個のコロ32と、ポンプチュ
ーブ33と、ポンプチューブ押圧部材34とから構成さ
れている。
【0048】記録ヘッド1は、チューブ35によりエア
ーバッファータンク4と接続され、途中に加圧弁6が設
けられており、さらに、チューブ36によりインクタン
ク3と接続され、途中に吸引弁8が設けられている。ま
た、インクタンク3の頂部には、大気に連通したチュー
ブ37が接続され、途中に大気開放弁7が設けられてい
る。インクタンク3は、チューブ38によってインクカ
ートリッジ5と接続され、間にメカニカル弁25が設け
られている。また、インクカートリッジ5はチューブ3
9によってエアーバッファータンク4と接続され、途中
に一方向弁26が設けられている。さらに、このような
インク供給装置には、図2に明示されるように、インク
タンク3にインク流量測定装置のセンサー10、11、
12が設けられている。
【0049】図1に示されるこのような本発明のインク
ジェット記録装置のインク流路を形成するインク供給装
置において、記録を行ったり、記録ヘッド1の回復動作
に要するインクはインクタンク3に貯蔵されており、貯
蔵するためのインクは着脱可能なインクカートリッジ5
から供給される。
【0050】また、インクタンク3とエアーバッファー
タンク4上には、加圧弁6、吸引弁7、大気開放弁8が
夫々、エアーバッファータンク4から記録ヘッド1に至
るインク流路中と、インクタンク3から記録ヘッド1に
至るインク流路中と、インクタンク3を外気に連通する
エアー流路中とに配置されている。これら加圧弁6、吸
引弁8、大気開放弁7は図示しない駆動手段によって、
同時に開放、密閉への切り換えが可能である。また、メ
カニカル弁25はインクカートリッジ5を装着した時に
のみ、双方向に流通可能な状態となる。
【0051】なお、各部分へのインクの輸送は、ポンプ
機構を構成する加圧ポンプ20とリサイクルポンプ30
の2つのチューブポンプによって行われる。また、この
ようなインク流路において、各チューブは金属パイプま
たはプラスチックチューブ等の適宜な配管部材から作ら
れるものである。
【0052】図1に示されるこのような本発明のインク
ジェット記録装置のインク流路において、インク流量測
定手段としてのインク流量測定装置は、図2に明示され
るように、インクタンク3内に設置されたステンレス製
のセンサー10、11、12を有している。これらのセ
ンサー10,11,12において、センサー10は、イ
ンクタンク3内のインクのインクFull液面13をセ
ンサー端子が検知し、センサー11、12は、インクタ
ンク3内のインクのインクEmpty液面14をセンサ
ー端子が検知するように夫々インクタンク3内に配置さ
れている。
【0053】従って、このようなインク流量測定装置の
これらセンサー10、11、12のセンサー端子におい
て、各センサー端子間には電圧がかけられていて、イン
クタンク3内の液面水位に変動があった場合に、インク
の導電性を利用して各センサー端子間での導通、絶縁状
態の切り換わりによって、インクFull液面13およ
びインクEmpty液面14を夫々検知することができ
るように構成されている。但し、センサー10、11、
12等の部品公差を考量して、センサー10、11、1
2の各センサー端子による液面検知位置は、正確なイン
クFull液面13およびインクEmpty液面14に
対して夫々若干余裕を持った位置に配置されている。
【0054】すなわち、一方においては、センサー10
によるインクFull液面13が上限レベル15に対し
て余裕を置いて配置されており、他方においては、セン
サー11、12によるインクEmpty液面14が下限
レベル16に対して余裕を置いて配置されている。
【0055】また、インクタンク3におけるインクFu
ll液面13からインクEmpty液面14間のインク
容量は予め計測して置くのが好適である。
【0056】理解を容易にするために、これらセンサー
10、11、12の設置位置を示す側面図が図1に示さ
れ、正面図が図2に示されている。
【0057】次に、本発明のインクジェット記録装置に
おける本実施例の動作の概要を図3のフローチャートに
従って以下に説明する。
【0058】上述のように構成された本発明のインクジ
ェット記録装置において、図3のフローチャートに示さ
れるように、先ず、ステップS1において、記録媒体に
対して印字による記録が行われ、この記録によるインク
の消費によってインクタンク3内のインク液面が順次下
がって、インク液面がセンサー11、12のセンサー端
子の先端よりも下がり、センサー11、12間の電流が
絶縁されたことを、ステップS2によって検知すると、
これによってインクEmpty液面14を認識して、印
字モードを中断または終了するので、この印字モードが
中断または終了するのを待って、ステップS3におい
て、モードがインク供給モードに切り換えられる。
【0059】このインク供給モード(S3)において
は、上述の従来の技術の項において説明したように、イ
ンクカートリッジ5からインクタンク3にインクが供給
されてインクタンク3内のインク液面が再び上昇を始め
るが、再びセンサー10のセンサー端子の先端にインク
液面が触れて、センサー10、11、12間が導通され
たことを検知するので、このセンサー10、11、12
間の導通を検知したステップ(S4)の時点(インクF
ull液面13)までの時間を計測する。なお、この時
点で、インクFull液面13が認識されて当該インク
供給モードが終了される(S5)。
【0060】インクEmpty液面14からインクFu
ll液面13間のインク容量は予め測定して認識されて
いるので、同区間でのインク供給時間の測定結果によっ
て、現時点においてポンプが作動して送り出しているイ
ンク流量を算出することができる(S6)。
【0061】次に、上述の手段によって知り得たインク
の消費流量に対して、適正なポンプの送り出し流量と比
較して(S7)、これら流量に差がある場合には、ポン
プのインク輸送量を補正して(S8)、適正なインク流
量となすことによって当該行程を終了する(S9)。
【0062】ところで、ポンプ能力の補正手段につい
て、一例として、例えばポンプ駆動モーターのドライバ
ーにモーターの出力(回転数)を制御可能な回路を設け
て、測定した流量に対して適正流量が得られるように補
正する等の方法や、あるいはインク流路内の一部の流路
断面積を可変式にして流量調整を行う等の方法が考えら
れる。
【0063】なお、本実施例ではインクEmpty液面
およびインクFull液面を検知するセンサーと、イン
ク流量を測定するためのセンサーとを共用しているが、
これらセンサーによって、この場合のポンプの流量を補
正する機会が得られるために、より好ましくは、流量を
検知するためだけのセンサーを別個に設けて、インク流
量の補正を行えるようにすると一層好適である。
【0064】(実施例2)図4は本発明のインクジェッ
ト記録装置において任意のインク流量測定手段を設けた
例を示すものである。この実施例では、インク流量測定
手段の一つとしてベンチュリー管の原理を用いており、
その詳細断面図が図5に示されている。
【0065】図5に示されるように、いま、インクがベ
ンチュリー管50のA部からB部にまで流れて、A部お
よびB部間に通常の流路断面積S1に対して一部が流路
断面積S2に絞り込まれており、夫々圧力センサー5
1、52が設けられている。圧力センサー51が設けら
れる流路断面積S1部分では通常の流速V1でインクが
流れるが、圧力センサー52が設けられている流路断面
積S2部分での流速V2は、流路断面積S1部分の流速
に比べて流路断面積S1部分との断面積比に応じて流速
が速くなって大きくなっている。そのために、圧力セン
サー51、52での各側定圧力P1、P2にもこれに応
じた圧力差が生じるので、流路断面積S1、S2部分お
よび圧力センサー51、52による測定圧力P1、P2
から流路断面積S1、S2部分での流速V1、V2が求
められ、従って、各流路断面積での単位時間当たりの流
量を知ることができ、この内、流路断面積S1部分での
インク流量を補正に用いる測定データとすることができ
る。
【0066】詳細には、当該測定データにベルヌイの定
理および連続の定理を適用した流量にベンチュリー係数
を付加することによってほぼ正確な流量を算出すること
ができる。
【0067】この結果、得られた測定データを実施例1
において述べたインク輸送量補正手段にフィードバック
することで好適なインク流量を得ることができる。
【0068】このようなインク流量測定手段によれば、
管状であり、かつポンプの駆動によってインクに流量が
発生する個所であれば、いかな個所でも設置可能である
が、例えば記録ヘッドよりも下流側に設置されると、記
録ヘッドのノズルから排出されるインク量を考慮しなけ
ればならないために、好適にはインクタンクから加圧ポ
ンプを通過して記録ヘッドに至るチューブ等の流路内に
設置するのが好適である。
【0069】本実施例で述べた方法によれば、ポンプの
駆動によってインク流量測定部分にインクが流れる毎に
補正データを得ることが可能である。
【0070】(実施例3)本実施例においては、ポンプ
の駆動モーターや減速ギア等に回転数測定手段を設けて
回転数×流量の制御テーブルを用いて流量を制御するこ
とも可能である。
【0071】この実施例では直接のインク流量測定手段
を持たずに測定部分の回転部材の回転数によって流量を
推定するために、若干測定値に対する正確性が劣るが、
構成が簡単であり、特に、チューブポンプを用いた実験
においては、上述の回転数×流量の制御テーブルはほぼ
比例直線を示し、機械による差も殆ど無いために、少な
くともチューブポンプを用いる上では実際の使用上では
問題の無いことが確認されている。また、実施例2と同
様に動作モードによらず、ポンプを駆動する毎に流量の
補正を行うことが可能である。
【0072】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式の
記録ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすも
のである。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細
化が達成できるからである。
【0073】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4、723、129号明細書、同第4、
740、796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマ
ンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であ
るが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生
じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液
体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。こ
の気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イ
ンク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。
この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の
成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形
状の駆動信号としては、米国特許第4、463、359
号明細書、同第4、345、262号明細書に記載され
ているようなものが適している。なお、上記熱作用面の
温度上昇率に関する発明の米国特許第4、313、12
4号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに
優れた記録を行うことができる。
【0074】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4、558、333号明細書、米国特許第
4、459、600号明細書を用いた構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた
構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明に
よれば記録を確実に効率よく行うことができるようにな
るからである。
【0075】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0076】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0077】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0078】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0079】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギーによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用
せしめることで積極的に防止するため、またはインクの
蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液
化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネル
ギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時
点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギ
ーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用す
る場合も本発明は適用可能である。このような場合のイ
ンクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭
60−71260号公報に記載されるような、多孔質シ
ート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持され
た状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態と
してもよい。本発明においては、上述した各インクに対
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0080】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0081】
【発明の効果】このように構成された本発明の請求項1
記載のインクジェット記録装置は、インクを貯蔵するた
めのインクタンクと、インクを記録ヘッドに供給するた
めのポンプ機構と、該ポンプ機構により輸送されるイン
ク流量を測定するインク流量測定手段と、インク流量を
制御するインク流量制御手段とを有するインク供給装置
を有し、インク流量の測定結果に基づいてインク流量を
制御するので、ポンプ機構によるインク輸送能力を最適
化することができ、記録ヘッドの吐出不良を解消して印
字品位を向上することができる。
【0082】本発明の請求項2記載のインクジェット記
録装置は、前記インク流量測定手段がインクタンク内に
配置されているので、設置場所を特別に設ける必要が無
く、インクジェット記録装置を小型化することができ
る。
【0083】本発明の請求項3記載のインクジェット記
録装置は、前記インクタンクとは別個にインク補給のた
めの着脱自在なインクカートリッジを有し、インク流量
の測定が該インクカートリッジからインクタンク内にイ
ンク供給を行うインク供給モード時に合わせて行われる
ので、必要なインク流量を確実に測定することができ
る。
【0084】本発明の請求項4記載のインクジェット記
録装置は、前記インク流量測定手段を記録ヘッドやイン
クタンク等の機能部材間とを接続する管状流路管内に有
するので、インク流量測定手段を好適に設けることがで
き、所定の流量測定を良好に行うことができる。
【0085】本発明の請求項5記載のインクジェット記
録装置は、前記インク流量測定手段が、ポンプ駆動モー
ターや減速ギア等の回転数を測定することによって行わ
れるので、簡単な手段で必要な測定を正確に行うことが
できる。
【0086】本発明の請求項6記載のインクジェット記
録装置は、前記インク流量測定手段が、複数個のセンサ
ーを有するので、インク流量を正確に測定することがで
きる。
【0087】本発明の請求項7記載のインクジェット記
録装置は、前記インク流量制御手段が、ポンプ駆動モー
ターの回転数を変化させて行うので、インク流量を確実
に測定することができる。
【0088】本発明の請求項8記載のインクジェット記
録装置は、前記インク流量制御手段が、インク流路の面
積を変化させて行うので、インク流量制御手段を簡単な
構成に、かつ容易に構成することができる。
【0089】本発明の請求項9記載のインクジェット記
録装置は、前記インク供給装置が、前記記録ヘッドと、
回復桶と、前記インクカートリッジと、前記インクタン
クとエアーバッファータンクと、加圧ポンプおよびリサ
イクルポンプから成る前記ポンプ機構とを有するので、
記録ヘッドに対するインク流路を簡単な構成に作ること
ができる。
【0090】本発明の請求項10記載のインクジェット
記録装置は、前記インクタンクと前記エアーバッファー
タンクの間に前記加圧ポンプが接続され、前記回復桶と
前記インクタンクの間に前記リサイクルポンプが接続さ
れているので、インク流路を形成するインク供給装置を
簡単に構成することができる。
【0091】本発明の請求項11記載のインクジェット
記録装置は、前記記録ヘッドがインクを吐出するために
利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有す
るので、熱エネルギーを利用してインクを吐出すること
により記録の高密度化と高精細化を達成でき、きれいな
記録が得られる。
【0092】本発明の請求項12記載のインクジェット
記録装置は、前記電気熱変換体が、インクに膜沸騰を生
じさせる電気エネルギーを発生するので、電気エネルギ
ーを利用してインクを吐出し、これによって記録の高密
度化と高精細化を達成でき、きれいな記録が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の実施例1に
おけるインク流量測定手段であるセンサー端子設置位置
を示すインク流路図である。
【図2】図1の実施例1におけるインク流量測定手段の
構成を示すインクタンク正面断面図である。
【図3】本発明におけるインクジェット記録装置の実施
例1における動作概要を示すフローチャートである。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の実施例2に
おけるインク流量測定手段の設置位置を示すインク流路
図である。
【図5】図4の実施例2におけるインク流量測定手段の
構成を示す詳細断面図である。
【図6】従来の装置を示すインク流路図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 回復桶 3 インクタンク 4 エアーバッファータンク 5 インクカートリッジ 6 加圧弁 7 大気開放弁 8 吸引弁 10 センサー 11 センサー 12 センサー 13 インクFull液面 14 インクEmpty液面 15 上限レベル 16 下限レベル 20 加圧ポンプ 21 回転部材 22 コロ 23 ポンプチューブ 24 ポンプチューブ押圧部材 25 メカニカル弁 26 一方向弁 27 一方向弁 28 フィルター 30 リサイクルポンプ 31 回転部材 32 コロ 33 ポンプチューブ 34 ポンプチューブ押圧部材 35 チューブ 36 チューブ 37 チューブ 38 チューブ 39 チューブ 40 チューブ 50 ベンチュリー管 51 圧力センサー 52 圧力センサー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを貯蔵するためのインクタンク
    と、インクを記録ヘッドに供給するためのポンプ機構
    と、該ポンプ機構により輸送されるインク流量を測定す
    るインク流量測定手段と、インク流量を制御するインク
    流量制御手段とを有するインク供給装置を備え、インク
    流量の測定結果に基づいてインク流量を制御することを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インク流量測定手段が前記インクタ
    ンク内に配置されていることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクタンクとは別個にインク補給
    のための着脱自在なインクカートリッジを有し、インク
    流量の測定が、該インクカートリッジからインクタンク
    内にインク供給を行うインク供給モード時に合わせて行
    われることを特徴とする請求項1または2記載のインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドやインクタンク等の機能
    部材間を接続する管状流路管内に前記インク流量測定手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク流量測定手段は、ポンプ駆動
    モーターや減速ギア等の回転数を測定することによって
    行われることを特徴とする請求項1または3記載のイン
    クジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インク流量測定手段は、複数個のセ
    ンサーを有することを特徴とする請求項1または2記載
    のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インク流量制御手段は、ポンプ駆動
    モーターの回転数を変化させて行うことを特徴とする請
    求項1乃至6いずれか記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク流量制御手段は、インク流路
    の面積を変化させて行うことを特徴とする請求項1乃至
    6いずれか記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インク供給装置は、前記記録ヘッド
    と、回復桶と、前記インクカートリッジと、前記インク
    タンクと、エアーバッファータンクと、加圧ポンプおよ
    びリサイクルポンプから成る前記ポンプ機構とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記インクタンクと前記エアーバッフ
    ァータンクの間に前記加圧ポンプが接続され、前記回復
    桶と前記インクタンクの間に前記リサイクルポンプが接
    続されていることを特徴とする請求項9記載のインクジ
    ェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドはインクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の
    インクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記電気熱変換体は、インクに膜沸騰
    を生じさせる電気エネルギーを発生することを特徴とす
    る請求項11記載のインクジェット記録装置。
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