JP2000326125A - 円筒状切削工具 - Google Patents

円筒状切削工具

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JP2000326125A
JP2000326125A JP11134407A JP13440799A JP2000326125A JP 2000326125 A JP2000326125 A JP 2000326125A JP 11134407 A JP11134407 A JP 11134407A JP 13440799 A JP13440799 A JP 13440799A JP 2000326125 A JP2000326125 A JP 2000326125A
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JP
Japan
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body portion
opening
cutting tool
cylindrical
peripheral surface
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Withdrawn
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JP11134407A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yokoyama
義博 横山
Hirokazu Asano
博和 浅野
Yoshio Hironaka
良雄 弘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Unika Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Unika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁などを貫通して延びるケーブル等の周りの
壁をくり貫いて、当該ケーブルを壁等から取り外すこと
が出来るようにする円筒状切削工具を提供する。 【解決手段】 円筒状のボディと該ボディの先端縁に設
けられた切削刃とを有する円筒状切削工具において、上
記円筒状のボディが、当該ボディの軸線方向に延び、断
面が同ボディの中心軸線を中心とする円弧状とされた第
1のボディ部であって、該ボディ部の断面視で両端間に
形成され上記軸線方向に延びる開口を有している第1の
ボディ部と、該ボディ部の上記開口を閉じるようにし
て、当該ボディ部に取り外し可能に取り付けられる、同
ボディの中心軸線を中心とする円弧状断面を有する第2
のボディ部とを有する。ボディ部には、その先端縁より
も後方の位置に半径方向外方に突出するハンドルを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、壁などに穿孔作業を行
うための円筒状切削工具に関する。
【0001】
【従来の技術】従来のこの種切削工具は、図1に示すよ
うに、先端縁に切削刃10が設けられた円筒状のボディ
12を有し、その後端のシャンク14を電動工具に装着
し、回転駆動することによって、穿孔作業を行うように
なっている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、図2に示すよ
うに、壁Wをその一方の側から他方の側に貫通して延び
るように固定設定されている電力ケーブルCを、同壁か
ら外すために、該ケーブル周囲の壁部分を環状に切削す
る必要が生じる場合がある。このようなケーブルは、一
般的に、コンクリート壁などに設けられた穴を通した
後、穴とケーブルとの間に発泡性のレジン等を充填し
て、その周囲のシールがはかられている。従って、この
ケーブルを壁から外すときには、発砲レジンを切断すれ
ばよいので、比較的切断作業は容易であるが、上記の如
き円筒状工具を使用しようとした場合、通常は当該ケー
ブルを切断することなしには同ケーブルを円筒状工具内
に通すことはできないため、同工具による上記切削は行
えない。このため、そのような場合には、図3に示すよ
うに、ケーブルCの周囲の一箇所にドリルにて穴Hをあ
け、それにのこ刃等を入れてケーブルの周りを環状に切
断するようにしているが、そのような作業は、円筒状工
具を用いた場合に比べて、作業が煩雑であり、しかも、
ケーブル等に損傷を与える可能性が高い。
【0003】本発明は、上記のような状況においても使
用のできる円筒状切削工具を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
円筒状工具は、円筒状のボディと該ボディの先端縁に設
けられた切削刃とを有し、当該円筒状ボディをその中心
軸線を中心に回転して穿孔作業を行うための円筒状切削
工具において、円筒状のボディが、当該ボディの軸線方
向に延び、断面が同ボディの中心軸線を中心とする円弧
状とされた第1のボディ部であって、該ボディ部の断面
視で両端間に形成され上記軸線方向に延びる開口を有し
ている第1のボディ部と、該ボディ部の上記開口を閉じ
るようにして、当該ボディ部に取り外し可能に取り付け
られる、同ボディの中心軸線を中心とする円弧状断面を
有する第2のボディ部とを有していることを特徴とす
る。
【0005】より具体的には、第2のボディ部は、その
半径方向内側の内周面の半径が、第1のボディ部の半径
方向外側の外周面の半径と実質的に同じとされ、且つ、
上記開口を覆うことが出来る円弧長さを有しており、同
開口を閉じるように第1のボディ部の外周面上に密着固
定されるようになされる。
【0006】また、第1のボディ部の開口は、中心軸線
を中心として約100度以内の角度範囲を有するように
するのが、その剛性を保つ上で好ましい。第2のボディ
部の軸線方向長さは、第1のボディ部の軸線方向長さと
必ずしも同じ長さとする必要は無く、それよりも短する
こともできる。
【0007】ボディ部には、例えば直径方向で反対側か
ら半径方向外側に延びるハンドルを設けて、作業者がそ
のハンドルを持って当該円筒状切削工具にその軸線を中
心とする回転力を与えることにより穿孔作業を行うこと
ができるようにすることもできる。
【0008】
【発明の実施形態】図4は、本発明に係る円筒状工具2
0の1つの実施形態が示されている。図示のように、こ
の円筒状工具20は円筒状のボディ22を有しており、
該ボディは、当該ボディの軸線方向に延び、断面が同ボ
ディの中心軸線を中心とする円弧状とされた第1のボデ
ィ部24であって、該ボディ部の横断面視で両端26,
26間に形成され上記軸線方向に延びる開口28を有し
ている第1のボディ部24と、該ボディ部の上記開口2
8を閉じるようにして、当該ボディ部に取り外し可能に
取り付けられる、同ボディの中心軸線を中心とする円弧
状断面を有する第2のボディ部30とを有している。第
2のボディ部30は、その半径方向内側の内周面の半径
が、第1のボディ部24の半径方向外側の外周面の半径
と実質的に同じとされ、且つ、第1ボディ部の開口28
を覆うことが出来る円弧長さを有しており、同開口を閉
じるように第1のボディ部の外周面上に密着固定される
ようになされている。第1及び第2ボディ部24,30
は、穿孔作業中に受ける回転方向での切削抵抗及び穿孔
方向への推力に対して耐える程度の強度を持って結合さ
れればよく、仮溶接等、種々の方法で行うことができ
る。
【0009】図示の例では、第2のボディ部30の軸線
方向長さが第1のボディ部24の軸線方向長さよりも短
くされており、両ボディ部24、30の先端縁が実質的
に同一円周上にあるようにされ、ボディ22の先端縁3
4を構成するように配置されており、該先端縁34には
切削刃32が所定間隔をあけて設けられている。切削刃
は、切削抵抗や切りくずの排出性を考慮して決定され、
図示の例では、切削刃は切削抵抗を最小限に抑えるため
に、第1及び第2ボディ部の肉厚分に、切りくず排出を
考慮した分を加えた幅とされている。切削刃は、第1及
び第2ボディ部にそれぞれ設けられるが、それらボディ
部が結合されたときに、全体として等間隔となるように
配置されており、又、第2ボディ部30の先端縁には、
第1ボディ部と結合した際に、第1ボディ部の円弧状先
端縁の両端側にある切削刃32‘、32’を受け入れる
切欠が設けられている。
【0010】また、第1ボディ部24の後端縁には厚肉
の円弧状フランジ38が固定されており、該フランジの
直径方向で反対側の位置には、それぞれ半径方向外側に
延びるハンドル40(一方のみを示す)が設けられてい
る。
【0011】第1のボディ部は、その剛性を保つ意味
で、その中心軸線を中心として約100度以内の角度範
囲Aにわたる円弧状断面を有するものとすることが好ま
しい。切削作業、例えば前述したケーブルを外すための
切削作業に当たっては、壁の一方側から延びるケーブル
を開口28を通して第1ボディ24内に通した後、第2
ボディを図4に示す如く取り付け固定し、開口28を閉
じ、作業者がハンドル40を持って当該円筒状工具をそ
の中心軸線の周りで回転させたりすりこぎ運動させなが
ら切削作業を行う。尚、図示の実施形態においては、ハ
ンドルを有するマニュアル式工具を示したが、電動式と
することができることは明らかであろう。
【0012】壁を貫通した後、工具を引き抜き、第2ボ
ディ部30を第1ボディ部24から外し、開口28をあ
け、同開口を通してケーブル及びその周りに付着する壁
部材を取り出して穿孔作業を終了する。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る円筒状切削工具は、上記の
如く構成されるので、前述した従来の穿孔方法に比べて
はるかに効率良く適正な穿孔作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の円筒状切削工具の斜視図
【図2】本発明にかかる円筒状切削工具で切削しようと
する構造物の例を示す斜視図
【図3】図2に示す如き構造物に対する穿孔作業の従来
の方法を示す正面図
【図4】本発明に係る円筒状切削工具の斜視図
【図5】図4の円筒状切削工具の先端側から見た端面図
【図6】同円筒状切削工具の第1ボディ部の端面図
【符号の説明】
20……円筒状切削工具 22……ボディ 24……第1ボディ部 28……開口 30……第2ボディ部 32……切削刃 40……ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 博和 宮城県白石市字半沢屋敷前138−1 東北 電力株式会社白石営業所内 (72)発明者 弘中 良雄 宮城県本吉郡志津川町助作56−3 東北電 力株式会社志津川サービスセンター内 Fターム(参考) 3C037 AA00 FF08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のボディと該ボディの先端縁に設け
    られた切削刃とを有する円筒状切削工具において、上記
    円筒状のボディが、 当該ボディの軸線方向に延び、断面が同ボディの中心軸
    線を中心とする円弧状とされた第1のボディ部であっ
    て、該ボディ部の断面視で両端間に形成され上記軸線方
    向に延びる開口を有している第1のボディ部と、 該ボディ部の上記開口を閉じるようにして、当該ボディ
    部に取り外し可能に取り付けられる、同ボディの中心軸
    線を中心とする円弧状断面を有する第2のボディ部とを
    有することを特徴とする円筒状切削工具。
  2. 【請求項2】上記第2のボディ部の半径方向内側の内周
    面の半径が、上記第1のボディ部の半径方向外側の外周
    面の半径と実質的に同じとされ、且つ、上記開口を覆う
    ことが出来る円弧長さを有しており、同開口を閉じるよ
    うに第1のボディ部の外周面上に密着固定されるように
    なされていることを特徴とする請求項1に記載の円筒状
    切削工具。
  3. 【請求項3】上記第1のボディ部の開口が、上記中心軸
    線を中心として約100度以内の角度範囲を有している
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の円筒状切
    削工具。
  4. 【請求項4】上記第2のボディ部の軸線方向長さが上記
    第1のボディ部の軸線方向長さよりも短くされているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の円筒
    状切削工具。
  5. 【請求項5】上記ボディ部が、上記先端縁よりも後方の
    位置に半径方向外方に突出するハンドルを有することを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の円筒状切
    削工具。
JP11134407A 1999-05-14 1999-05-14 円筒状切削工具 Withdrawn JP2000326125A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196636A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Asahi Diamond Industrial Co Ltd コアドリル及びこれを用いた穿孔方法
US20090304468A1 (en) * 2005-10-24 2009-12-10 Paul Edward Duggan Drill Bit
US20180257153A1 (en) * 2015-09-28 2018-09-13 Hilti Aktiengesellschaft Keyhole saw

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Effective date: 20060801