JP2000325336A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2000325336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被射体に対する撮像範囲と視野との相対関係
に基づき、X線の被爆量が極力少ない状態で断層像を良
好に撮像する。 【解決手段】 X線源8から患者に対してX線を外拡が
りのコーン状に照射し、そのX線の視野Sの大きさと患
者に対する撮像範囲とを設定するに伴い、患者の体軸方
向における視野Sの大きさと撮像範囲との相対関係に基
づいて、撮像範囲全体をカバーできるようにシングルス
キャンかスパイラルスキャンかを自動的に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者や物体など
の被射体にX線を外拡がりのコーン状に照射して撮像す
るコーンビーム型のX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、被射体の断層像を撮像す
る場合、撮像対象に応じ、事前に撮像した被射体の透視
像を基にして、撮像範囲や撮像すべき断層像の位置、な
らびに、例えば、10mm間隔などの断層像の撮像ピッチを
設定する、いわゆるスキャン計画を立て、そのスキャン
計画に基づいて、撮像開始位置に合うように被射体と装
置との相対位置を決め、しかる後に、装置を作動させて
いる。
【0003】そして、被射体が患者の場合を例にすれ
ば、腹部の全体とか、胸部から腹部にわたるなど、撮像
範囲が患者の体軸方向に長いときには、X線源を患者に
対して回転させるとともに、患者を載せた天板を患者の
体軸方向に移動させながら、X線を患者に照射する、い
わゆるスパイラルスキャンを行い、それ以外の場合に
は、天板の移動を停止した状態で、X線源を患者に対し
て回転させながら、X線を患者に照射する、いわゆるシ
ングルスキャンを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合、例えば、子供などのように体格が小さい患者で、
腹部の全体がX線の視野の大きさ内に入るような場合で
もスパイラルスキャンを行い、必要以上に広範囲にX線
を照射し、患者に負担を強いる問題があった。
【0005】また、逆に、体格が大きい患者で、撮像対
象である関心部位がX線の視野の大きさ内からはみだし
ているにもかかわらず、シングルスキャンを行い、得よ
うとする断層像の一部に欠けを生じ、再度撮像し直さな
ければならないような不都合を生じる問題があり、この
点で前述の場合と同様に患者に負担を強いる問題があっ
た。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、被射体に対する撮像範囲と視野との
相対関係に基づき、X線の被爆量が極力少ない状態で断
層像を良好に撮像できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のX線CT装置
は、前述のような目的を達成するために、被射体にX線
を外拡がりのコーン状に照射するX線源と、被射体を通
った外拡がりのコーン状のX線を入射する面検出器と、
前記X線源を被射体と相対的に回転する回転手段と、前
記X線源および前記面検出器を前記被射体と相対的に前
記X線源の回転軸芯方向に移動する移動手段と、前記面
検出器で検出したX線の投影データを収集するデータ収
集ユニットと、前記データ収集ユニットで収集された投
影データに基づいて断層像を再構成する再構成処理部
と、前記再構成処理部で再構成された断層像を表示する
表示手段と、被射体に照射するX線の視野の大きさを設
定する照射野設定手段と、被射体に対する撮像範囲を設
定する撮像範囲設定手段と、前記照射野設定手段で設定
されたX線の視野の大きさと、前記撮像範囲設定手段で
設定された撮像範囲とに基づき、前記X線源の回転軸芯
方向における視野の大きさが撮像範囲よりも大きいとき
には、前記移動手段の駆動を停止した状態で前記回転手
段を駆動してシングルスキャンを行い、前記X線源の回
転軸芯方向における視野の大きさが撮像範囲よりも小さ
いときには、前記回転手段と前記移動手段を同時に駆動
してスパイラルスキャンを行うように駆動状態を選択す
るスキャン状態選択手段とを備えて構成する。
【0008】〔作用〕この発明の作用は次のとおりであ
る。この発明のX線CT装置の構成によれば、被射体に
外拡がりのコーン状に照射されるX線の視野の大きさと
被射体に対する撮像範囲とを設定するに伴い、そのX線
源の回転軸芯方向における視野の大きさと撮像範囲との
相対関係に基づいて、撮像範囲全体をカバーできるよう
にシングルスキャンかスパイラルスキャンかを自動的に
選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は、この発明に係るX線CT装置の全
体概略断面図であり、この図において、1は、被射体と
しての患者Hを載せる上下動可能なベッドを示し,モー
タなどの昇降装置2(図2参照)によって昇降可能に設
けられたベッド基台3に、移動手段としての正逆転可能
な移動モータ4を介して、患者Hを搭載した天板5を水
平方向に移動可能に設けて構成されている。上記移動手
段としてはエアシリンダなどを用いて構成するものでも
良い。
【0011】また、図中6はガントリを示し、このガン
トリ6に、患者Hを搭載した天板5を挿抜する挿通孔7
が貫通形成されるとともに、その挿通孔7を囲むように
X線源8と面検出器9とが設けられている。
【0012】ガントリ6には、ボールベアリング10を
介して水平方向の軸芯P周りで回転自在に環状の架台1
1が設けられ、この架台11と回転手段としての回転モ
ータ12とがベルト13を介して連動連結され、架台1
1に、水平方向の軸芯Pを挟んで互いに対向してX線源
8と面検出器9とが設けられている。面検出器9には、
その面検出器9で検出したX線の投影データを収集する
データ収集ユニット(DAS)14が付設されている。
【0013】図2は、この発明に係るX線CT装置の概
略構成を示すブロック図であり、X線源8が、X線を照
射するX線管15と、X線管15から照射されるX線の
視野を絞るコリメータ16とから構成され、四角形状の
面検出器9に対して、外拡がりのコーン状(円錐状)の
X線を照射できるように構成されている。
【0014】ガントリ6の上部に、投光器17と受光器
18とから成る光センサ19の二組が設けられ、X線管
15の位置を検出できるように構成されている。また、
移動モータ4に、その回転量を検出するロータリーエン
コーダ20が付設され、天板5の移動量を検出できるよ
うに構成されている。
【0015】図2に示すように、データ収集ユニット1
4には、そこで収集された投影データに基づいて透視像
および断層像を再構成する再構成処理部21が接続さ
れ、その再構成処理部21に、表示手段としての画像表
示装置22が接続され、再構成処理部21で再構成され
た透視像や断層像を表示するように構成されている。
【0016】コリメータ16には、X線管15から患者
Hに照射するX線の視野の大きさを変更する絞り用モー
タ23が付設され、撮像対象の大きさや患者Hの大きさ
などに合わせてX線の視野の大きさを変更できるように
構成されている。
【0017】昇降装置2、移動モータ4、回転モータ1
2、データ収集ユニット14、X線管15、再構成処理
部21および絞り用モータ23が制御装置24に接続さ
れ、その制御装置24に操作部25が接続されている。
図示していないが、光センサ19およびロータリーエン
コーダ20も制御装置24に接続されている。
【0018】操作部25には、絞り用モータ23を駆動
して絞りを調節し、患者Hに照射するX線の視野の大き
さを設定する照射野設定手段としての絞り用ダイアル2
6と、それぞれ設定キーと終了キーなどによって構成さ
れる撮像範囲設定手段27および再構成画像位置設定手
段28が備えられている。
【0019】絞り用ダイアル26によって設定される視
野Sの大きさと撮像範囲設定手段27によって設定され
る撮像範囲がスキャン状態選択手段29に入力されるよ
うになっている。
【0020】スキャン状態選択手段29では、X線源8
の回転軸芯P方向、すなわち、患者Hの体軸方向におけ
る視野Sの大きさと撮像範囲との関係から、患者Hの体
軸方向における視野Sの大きさが撮像範囲全体をカバー
しているかどうかに基づき、移動モータ4を停止した状
態で回転モータ12のみを駆動するとともにX線源8か
らX線を照射する、いわゆるシングルスキャンを行う状
態か、あるいは、移動モータ4および回転モータ12を
駆動するとともにX線源8からX線を照射する、いわゆ
るスパイラルスキャンを行う状態かを自動的に判別して
選択し、それに応じた指令信号を制御装置24に入力
し、移動モータ4および回転モータ12の駆動を制御す
るように構成されている。
【0021】また、制御装置24にはX線視野表示手段
30が接続され、そのX線視野表示手段30と画像表示
装置22が接続され、画像表示装置22に透視像が表示
されている状態で、その透視像と重複して患者Hに照射
するX線の視野を表示できるように構成されている。
【0022】そして、表示された透視像に対して視野を
移動し、透視像に基づいて視野の位置を視覚的に確認し
ながら、撮像範囲設定手段27により、撮像開始位置と
撮像終了位置とを設定できるようになっている。また、
同様に、透視像に基づいて視野の位置を視覚的に確認し
ながら、再構成画像位置設定手段28により、再構成す
べき断層像の位置を設定できるようになっている。
【0023】更に、制御装置24には設定断層像抽出手
段31が接続され、その設定断層像抽出手段31と再構
成処理部21が接続され、再構成画像位置設定手段28
で設定された断層像の位置に基づいて、その位置に対応
する断層像を再構成処理部21で再構成させ、画像表示
装置22に表示できるようになっている。
【0024】次に、上記構成による断層像の撮像手順に
ついて説明する。 X線管15を最上方位置にした状態で固定するととも
に、絞り用ダイアル26により、コリメータ16による
X線の視野の大きさを最大にしておく。患者Hが小さい
などの場合には、胸部や腹部の全幅にわたる視野が確保
できる限りにおいて、適宜絞っても良い。
【0025】患者Hを載せた状態で昇降装置2を駆動
し、回転軸芯Pよりも低い位置までベッド基台3を上昇
させ、その後に、移動モータ4を駆動して天板5をガン
トリ6側に移動し、頭部からとか胸部からなど、予め撮
像を予定していた箇所を照射開始位置としてX線管15
からX線を照射し、そのX線を面検出器9で検出し、そ
の検出したX線の投影データをデータ収集ユニット14
で収集し、その収集された投影データに基づいて再構成
処理部21で透視像を再構成し、その透視像HZを、図
3の(a)の画像表示例の正面図に示すように、画像表
示装置22に表示する。ここで、ベッド基台3を回転軸
芯Pよりも低い位置までしか上昇させないのは、天板5
を極力面検出器9に近づけ、患者Hに対するX線源8の
照射範囲が広くなるようにするためである。
【0026】次いで、移動モータ4を逆転駆動して、
X線照射開始箇所まで天板5を戻すとともに、昇降装置
2を駆動して、患者Hの体軸が回転軸芯P相当箇所にな
るように、すなわち、断層像の撮像時と同じ位置になる
ように天板5を上昇させ、その状態で、X線視野表示手
段30により、透視像HZに重複してX線の視野Sを表
示し、更に、透視像HZとの相対位置を確認しながら、
絞り用ダイアル26により、撮像対象に合うように視野
Sの大きさを設定調整する[図3の(b)参照]。
【0027】しかる後、透視像HZとの相対位置を確
認しながら視野Sを移動し、撮像を開始しようとする位
置で停止させて設定キーを操作し、更に、視野Sを移動
し、撮像を終了しようとする位置で停止させて終了キー
を操作し、撮像範囲設定手段27により、撮像開始位置
L1と撮像終了位置L2とを設定し、その位置L1,L
2を画像表示装置22に表示させる[図3の(b)参
照]。
【0028】この撮像範囲の設定に伴い、その設定され
た撮像範囲と、先に絞り用ダイアル26により設定され
た視野Sの大きさとがスキャン状態選択手段29に入力
され、スキャン状態が選択される。
【0029】すなわち、図4のスキャン状態選択の説明
に供する図に示すように、撮像範囲Rが広いとともに患
者Hの体軸方向における視野Sの大きさが大きい場合
[図4の(a)参照]、ならびに、撮像範囲Rが狭いと
ともに患者Hの体軸方向における視野Sの大きさが小さ
い場合[図4の(b)参照]それぞれにおいて、患者H
の体軸方向における視野Sの大きさが撮像範囲Rよりも
大きく、患者Hの体軸方向における視野Sの大きさが撮
像範囲R全体をカバーしているときには、シングルスキ
ャンを自動的に選択する。
【0030】図4の(c)に示すように、撮像範囲Rに
比べて視野Sの大きさが小さく、患者Hの体軸方向にお
ける視野Sの大きさが撮像範囲Rよりも小さく、患者H
の体軸方向における視野Sの大きさが撮像範囲R全体を
カバーできないときには、スパイラルスキャンを自動的
に選択する。
【0031】次いで、画像を切り替え、前述の撮像開
始位置L1と撮像終了位置L2とに基づいて定まる再構
成エリアAを画像表示装置22に表示させ、その再構成
エリアAを視覚的に確認しながら、断層像を撮像したい
領域の撮像開始箇所に円形の視野Sの中心が位置する状
態で設定キーを操作するとともに終了キーを操作し、再
構成画像位置設定手段28により、再構成すべき断層像
の位置を設定し、その位置Dを画像表示装置22に表示
させる[図3の(c)参照]。ここで、断層像を撮像し
たい領域の撮像開始箇所のみ設定するのは、スキャン計
画により、撮像対象に応じて断層像の撮像ピッチが予め
設定されており、自ずと再構成すべき断層像の終了位置
が決まるからである。
【0032】以上の設定の後、患者HとX線源8の位
置が撮像開始箇所になるように、移動モータ4により天
板5を水平方向に移動する。
【0033】しかる後、移動モータ4および回転モー
タ12を駆動するとともにX線源8からX線を照射し
て、先に選択されたスキャン状態によってスキャンを行
い、設定された位置の断層像を自ずと再構成して画像表
示装置22に表示させる。
【0034】以上の構成により、画像表示装置22に、
撮像時の患者Hの透視像HZと視野Sとを重複表示さ
せ、その相対位置を確認しながら、撮像範囲と再構成す
べき断層像の位置とを設定できるから、その設定操作を
容易適切に行えるのである。
【0035】しかも、シングルスキャンかスパイラルス
キャンかのスキャン状態の選択操作を撮像範囲Rと視野
Sの大きさとの相対関係に基づいて自動的に行えるた
め、撮像範囲全体を適切に撮像できるとともに、不必要
なX線の照射を無くすことができ、患者Hに対する被爆
の負担を低減できる。
【0036】上述実施例では、シングルスキャンかスパ
イラルスキャンかのスキャン状態の選択のための判別
を、X線源8の回転軸芯P方向である患者Hの体軸方向
における視野Sの大きさが撮像範囲Rよりも大きいかど
うかに基づいて行っているが、その判別は、X線源8を
回転したときに、患者Hの体軸方向における視野Sの大
きさが撮像範囲R全体をカバーできるかどうかを基準に
するものである。そのため、この発明としては、例え
ば、視野S内に確実に入るように、X線源8の回転軸芯
P方向である患者Hの体軸方向における視野Sの大きさ
が撮像範囲Rに対して 1.1倍以上のときにシングルスキ
ャンを選択し、それ以外のときにスパイラルスキャンを
選択するようにするなど、視野Sの大きさが撮像範囲R
よりも大きくても、所定の範囲(視野Sの大きさが撮像
範囲Rに対して 1.1倍未満で1倍以上の場合)ではスパ
イラルスキャンを選択するように設定する場合も含む。
【0037】また、上述実施例では、視野Sを透視像H
Zと重複表示して視野Sの大きさおよび撮像範囲Rを容
易に設定できるように構成しているが、この発明として
は、下記のように設定構成されているものにも適用でき
る。
【0038】(1)絞り用モータ23や絞り用ダイアル2
6が無く、視野Sの大きさが一定で変更できないように
構成されている。この場合、上述の一定のX線源8の回
転軸芯P方向における視野Sの大きさをスキャン状態選
択手段29に入力する構成が照射野設定手段に相当す
る。
【0039】(2)視野Sを透視像HZと重複表示しない
構成のもので、例えば、撮像に先立って、食道、胃、腹
部など関心部位に応じて予め定められた大きさに絞り用
ダイアル26を設定し、撮像の際には、被射体の体格な
どに合わせて撮像範囲のみを移動長さとして入力設定す
るように構成されている。この場合、予め定められた視
野Sの大きさと、入力設定された撮像範囲の移動長さと
を比較してスキャン状態を選択する。
【0040】上述実施例では、X線源8からX線を外拡
がりの円錐状に照射しているが、この発明としては、例
えば、外拡がりの四角錐状に照射するなど、要するに、
X線を外拡がりのコーン状に照射するように構成するも
のであれば良い。
【0041】この発明のX線CT装置としては、上述実
施例のように、ガントリ6にX線源8および面検出器9
を一体的に回転するように設けるものに限らず、例え
ば、 180°よりも大きい角度回転可能に設けたC字状の
アームの一端側にX線源8を、そして、他端側に面検出
器9をそれぞれ設けたものとか、あるいは、X線源8の
みを回転可能に設け、その回転軸芯方向に長い幅(例え
ば、50cm以上など)で、全周にわたるように環状に固定
の面検出器9を設けたものなど各種の変形が可能であ
る。
【0042】また、この発明のX線CT装置は、患者H
を撮像する医療用に限らず、物体を撮像して探傷すると
いった非破壊検査用などの用途にも適用でき、患者Hや
物体などをして被射体と総称する。
【0043】また、この発明のX線CT装置としては、
X線源8および面検出器9に対して被射体を回転するよ
うに構成するものでも良く、更には、X線源8および面
検出器9を被射体に対して回転軸芯方向に移動するよう
に構成するものでも良い。上記被射体をX線源8および
面検出器9に対して回転する場合の回転軸芯をもX線源
の回転軸芯と称する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線C
T装置によれば、被射体に外拡がりのコーン状に照射さ
れるX線の視野の大きさと被射体に対する撮像範囲とを
設定するだけで、撮像範囲全体をカバーできるようにシ
ングルスキャンかスパイラルスキャンかを自動的に選択
するから、患者の体格の大小など被射体の大きさである
とか、関心部位など撮像対象の大きさのいかんにかかわ
らず、X線の被爆量が極力少ない状態で断層像を容易か
つ良好に撮像できる。殊に、被射体が患者である場合
に、必要以上に広範囲にX線を照射することを回避で
き、患者にかかる負担を低減できて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るX線CT装置の全体概略断面図
である。
【図2】この発明に係るX線CT装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】画像表示例の正面図である。
【図4】スキャン状態選択の説明に供する図である。
【符号の説明】
4…移動モータ(移動手段) 8…X線源 9…面検出器 12…回転モータ(回転手段) 14…データ収集ユニット 21…再構成処理部 22…画像表示装置(表示手段) 23…絞り用モータ 24…絞り用ダイアル(照射野設定手段) 27…撮像範囲設定手段 29…スキャン状態選択手段 H…患者(被射体) P…回転軸芯 R…撮像範囲 S…視野
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 BA10 BA17 CA01 CA34 EA14 EB17 EC46 ED06 ED07 EE01 FA11 FA13 FA36 FA43 FA45 FA51

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被射体にX線を外拡がりのコーン状に照
    射するX線源と、被射体を通った外拡がりのコーン状の
    X線を入射する面検出器と、前記X線源を被射体と相対
    的に回転する回転手段と、前記X線源および前記面検出
    器を前記被射体と相対的に前記X線源の回転軸芯方向に
    移動する移動手段と、前記面検出器で検出したX線の投
    影データを収集するデータ収集ユニットと、前記データ
    収集ユニットで収集された投影データに基づいて断層像
    を再構成する再構成処理部と、前記再構成処理部で再構
    成された断層像を表示する表示手段と、被射体に照射す
    るX線の視野の大きさを設定する照射野設定手段と、被
    射体に対する撮像範囲を設定する撮像範囲設定手段と、
    前記照射野設定手段で設定されたX線の視野の大きさ
    と、前記撮像範囲設定手段で設定された撮像範囲とに基
    づき、前記X線源の回転軸芯方向における視野の大きさ
    が撮像範囲よりも大きいときには、前記移動手段の駆動
    を停止した状態で前記回転手段を駆動してシングルスキ
    ャンを行い、前記X線源の回転軸芯方向における視野の
    大きさが撮像範囲よりも小さいときには、前記回転手段
    と前記移動手段を同時に駆動してスパイラルスキャンを
    行うように駆動状態を選択するスキャン状態選択手段と
    を備えたことを特徴とするX線CT装置。
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