JP2000324307A - 画像読取の照明走査ユニット - Google Patents

画像読取の照明走査ユニット

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JP2000324307A
JP2000324307A JP11133698A JP13369899A JP2000324307A JP 2000324307 A JP2000324307 A JP 2000324307A JP 11133698 A JP11133698 A JP 11133698A JP 13369899 A JP13369899 A JP 13369899A JP 2000324307 A JP2000324307 A JP 2000324307A
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scanning unit
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JP11133698A
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Hideaki Matsui
井 秀 彰 松
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明走査ユニットの熱流上昇による白色基準
板やコンタクトガラスの部分汚れの低減。シェーディン
グ不良の解消。 【解決手段】 走査キャリッジ108に、原稿を照明す
る光源104,原稿の反射光を反射するミラー101、
および、光源104に点灯電力を給電する給電回路12
1,122を搭載した画像読取の照明走査ユニットにお
いて、給電回路のデバイス122から放出される熱を照
明走査ユニットを構成する部品、好ましくは第1キャリ
ッジ108、に積極的に伝える伝熱部材123,124
を備えることを特徴とする。更に、白色基準板100に
熱流が当るのを防ぐ熱遮蔽板125を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿スキャナに関
し、特に、原稿直下を走査移動しながら原稿を照明し原
稿の反射光をミラーで画像センサに導く照明走査ユニッ
トに関する。
【0002】
【従来技術】図2に、一般的な原稿スキャナの構成を示
す。原稿5を載置するコンタクスガラスの下方に第1キ
ャリッジ108および第2キャリッジ109があり、原
稿105の画像を読取るときにはそれらが、図示矢印
(左から右)方向に駆動される。これが画像走査行程で
ある。この画像走査行程の最初には、原稿照明ランプ1
04により直接に、また照明ミラ−120で一度反射し
てから間接に、白色基準板100を照明しその反射光を
第1ミラ−101,第2ミラ−102,第3ミラ−10
3およびレンズ106を介して光電変換素子107に導
びき、光電変換素子107が、白色基準板100の反射
光の明るさを読取る。次に画像走査の進行に伴ないコン
タクトガラス上の原稿5の画像(その反射光の明るさ)
を読取る。
【0003】原稿照明ランプ104およびその光を原稿
5に反射する照明ミラ−120と第1反射ミラー101
は、第1キャリッジ108で支持されており、第1キャ
リッジ108が図示せぬワイヤおよびプーリで駆動さ
れ、図1の右方向へ一定速度で駆動される。これが上記
画像走査行程(副走査)であり、第1キャリッジ108
およびそれに搭載された部品が、照明走査ユニットを構
成している。第2ミラー102及び第3ミラー103は
第2キャリッジ109に支持されている。第2キャリッ
ジ109も、図示せぬワイヤおよびプーリで、第1キャ
リッジ108と同じ方向に駆動されるが、第1キャリッ
ジ108の速度の半分の速度で移動する。これにより原
稿105から光電変換素子107までの光学的距離が常
に一定に保たれる。
【0004】一般にこの種の画像読取り装置では、図2
に示すように蛍光灯の光源104により原稿5を照明し
て原稿画像を光電変換素子に読み取るので、図2の紙面
と垂直な主走査方向の光源104の光量ムラや光電変換
素子107の感度ムラをシェーディング補正するために
白色基準板100が用いられる。この白色基準板100
は原稿105を載置するためのコンタクトガラスの下面
における照明走査ユニットのホームポジション近くに取
り付けられ、原稿照射幅(主走査方向)と略等しい幅に
なっている。
【0005】光電変換素子107が白色基準板100を
読み取ってその逆数によりシェーディング補正データを
算出し、原稿画像のレベルにこの結果を乗算している。
またこの白色基準板100はA/D変換時の基準電圧を
決定する場合にも用いられるもので、原稿読取りレベル
のフルスケールが決定されるなど重要な役割を持つてい
る。従ってこの白色基準板100の一部分にゴミが付着
した場合や部分汚れした場合には、シェーディング不良
となり、異常画像(主走査方向の濃度むら)が発生す
る。
【0006】ところで、画像読取り装置の照明走査ユニ
ットの光源104には蛍光灯が広く使用されている。蛍
光灯はハロゲンランプに比べ低発熱,低消費電力であ
り、メリットが多い。しかしながら、一般的な画像読取
り装置の蛍光灯は、正弦波点灯のインバータ回路からラ
ンプハーネスを経て電力を供給しており、20000〜30000
lxと輝度が少ないのが現状である。最近では、パルス点
灯のインバータ回路を照明走査ユニットに搭載すること
で60000〜70000lxの高輝度を得ているものがある。
【0007】図3に、この種の電源回路を搭載した、第
1キャリッジ108の概要を示す。これは、高輝度蛍光
管104とパルス点灯方式によるインバータを搭載した
一般的な照明走査ユニットである。インバータを搭載し
たインバ−タ基板121が第1キャリッジ108にネジ
止めされ、インバータ基板121には高周波パルス発生
回路デバイス122が搭載してある。このデバイス12
2は蛍光管104を高輝度点灯させるためのもので、蛍
光管104の点灯時間が連続すると高熱になる。
【0008】読取り動作が終了すると、照明走査ユニッ
トはホームポジションに待機することになるが、照明走
査ユニットが停止すると、インバータ基板内の発熱部分
から緩やかではあるが上昇気流が発生する。この気流が
ユニット内にある埃や塵を巻き上げインバータの発熱場
所に対応した前記白色基準板100やコンタクトガラス
の1部分を、経時的に汚す原因となっている。これによ
り前記したシェーディング不良となり、異常画像が発生
するのである。
【0009】デバイス122の過熱を防ぎ、上述の問題
を解消するためには大型のヒートシンク(放熱体)12
6を設ける必要が生じる。すなわち、インバータはトラ
ンスや高周波パルス発生回路が高温となるために、イン
バータ基板121の高発熱デバィス122に大型のヒー
トシンク126を設けて放熱効果を高めている。ヒート
シンク126は一般に熱伝導に優れたアルミブロックを
使用し、表面積を増加させた形状となっている。デバイ
ス122を充分に冷却させるためにはヒートシンク容量
を大きくする必要があり照明走査ユニットの重量を増加
させる要因となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そのためにインバータ
基板121が大型化し、重量も増加するため照明走査ユ
ニット(図3)全体のサイズ,摺動負荷および慣性力が
増え、それに応じた駆動モータのパワーが必要となって
いる。特に、高速画像読取り装置においては、照明走査
ユニットの重量が重い場合、往復動作時の慣性力により
装置全体が大きな衝撃を受け、画像品質を低下させる原
因ともなる。そのため照明走査ユニットの軽量化は重大
な課題となっている。更には、照明走査ユニットの重心
が高くなり走行性が不安定となる。詳細に説明すると、
照明走査ユニットと駆動ワイヤの締結位置はスキャナ性
能を決定させる重要な要因で照明走査ユニットの重心で
締結することが好ましい。重心を外した位置で締結する
と往復動作の切り替え時に照明走査ユニットの体勢が崩
れ、レールとの衝突音が発生する。特に高速画像読取り
装置においては、重心とワイヤの締結位置の関係が重要
となる。
【0011】また、ヒートシンク126を装備する場合
でも、連続の画像読取り動作の終了後に照明走査ユニッ
トが定時間待機すると、ヒートシンク126から放熱さ
れた熱により画像読取り装置内が部分的に対流し、ユニ
ット内の埃や塵が巻き上げられ、白色基準板100を部
分汚れさせる原因となっている。
【0012】本発明は、照明走査ユニットの給電回路か
ら放出される熱によりユニット内に堆積した埃や塵が巻
き上げられ白色基準板やコンタクトガラスが部分汚れを
生ずるのを防止することでシェーディング不良を回避す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、給電回路内のデバイスから放出される熱
を照明走査ユニットの表面積が大きく、熱伝導率の高い
構成部品に積極的に伝導させるようにした。最も好まし
い実施態様では、走査キャリッジ(108)に伝導させるよ
うにした。すなわち本発明は、走査キャリッジ(108)
に、原稿を照明する光源(104),原稿の反射光を反射す
るミラー(101)、および、前記光源(104)に点灯電力を給
電する給電回路(121,122)を搭載した画像読取の照明走
査ユニットにおいて、前記給電回路(121,122)のデバイ
スから放出される熱を該照明走査ユニットを構成する部
品(108)に積極的に伝える伝熱部材(123,124)を備えるこ
とを特徴とする。なお、理解を容易にするためにカッコ
内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号
を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0014】これによれば、給電回路(121,122)のデバ
イスが発生する熱を伝熱部材(123,124)が照明走査ユニ
ット構成部品(108)に導びき、構成部品(108)により熱放
出が行なわれる。大型,高重量のヒ−トシンクが節減で
きるので、照明走査ユニットの大型化,高重量化が避け
られる。
【0015】
【発明の実施の形態】(2)前記給電回路(121,122)の
上方に、熱遮蔽部材(126)を具備した。この熱遮蔽部
材(126)が、給電回路(121,122)の真上の要素(例えば白
色基準板100)への集中的な熱流を遮断し、上昇気流を抑
えかつそのばらつきを均一化する。これにより、白色基
準板100やコンタクトガラスの汚れのばらつきが抑制
される。(3)前記熱遮蔽部材(126)は、走査キャリッ
ジ(108)が待機位置にあるとき、原稿走査に先立って照
明走査する白色基準板(100)を覆うように配置した。こ
れによれば、走査キャリッジ(108)が待機位置にあると
きの白色基準板(100)の汚れむらが少くなる。(4)伝
熱部材(123,124)は、給電回路(121,122)のデバイスから
放出される熱を走査キャリッジ(108)に積極的に伝え
る。走査キャリッジ(108)は、給電回路(121,122)より大
形で、表面積が大きく放熱効果が高く、また、金属体で
あって体積が大きいので吸熱容量が大で、しかも、ガイ
ドバ−に接っするのでそれへの放熱により放熱効果も高
い。したがってキャリッジに導びかれた熱はキャリッジ
の各部に放散し、局所的な温度上昇が避けられる。
【0016】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0017】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。インバータ
基板121の高発熱デバィス122は、金属板である熱
伝導板123とネジで締結され、熱伝導板123と第1
キャリッジ108の前面板(金属板)124とが、ネジ
で締結されている。デバイス122の熱は、熱伝導性が
高い熱伝導板123および前面板124を介して、図示
しないガイドバ−で案内されたキャリッジ基台に伝わ
る。すなわち大放熱容量を持った第1キャリッジ108
に伝導されるので、デバイス122の温度上昇が抑制さ
れ、デバイス122の上空のみの部分的な対流が軽減す
る。その結果、白色基準板100の部分的集中的な汚れ
(汚れのばらつき)が軽減し、照明走査ユニットの軽
量,小型化が達成でき、安定した走査性能を確保でき
る。
【0018】カバー125は熱遮蔽部材であり、デバイ
ス122の上部に具備することで白色基準板100に直
接流があたるのを防ぐためのものである。これは図1に
示した本発明の構成に追加しても効果があるが、図3に
示した従来の構成においても顕著な効果を得ることがで
きる。また図示していないが、カバー125を白色基準
板100の面積以上つまり、照明走査ユニットの全体を
覆う程度に大きく設けることで、白色基準板100の部
分汚れを改善する効果がある。
【0019】図1に示し、以上に示した本発明の一実施
例では、デバイス122の熱を第1キャリッジ108に
伝導させる構成であるが、照明ミラ−120などに伝導
させても同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の側面図である。
【図2】 原稿スキャナの構成を示す側面図である。
【図3】 従来の照明走査ユニットの側面図である。
【符号の説明】
100:白色基準板 101:第1ミ
ラー 102:第2ミラー 103:第3ミ
ラー 104:蛍光灯 105:原稿 106:レンズ 107:光電変
換素子 108:第1キャリッジ 109:第2キ
ャリッジ 120:照明ミラー 121:インバ
−タ基板 122:高周波パルス発生回路デバイス 123:熱伝導板 124:前面板 125:カバ− 126:ヒ−ト
シンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査キャリッジに、原稿を照明する光源,
    原稿の反射光を反射するミラー、および、前記光源に点
    灯電力を給電する給電回路を搭載した画像読取の照明走
    査ユニットにおいて、 前記給電回路のデバイスから放出される熱を該照明走査
    ユニットを構成する部品に積極的に伝える伝熱部材を備
    えることを特徴とする、画像読取の照明走査ユニット。
  2. 【請求項2】前記給電回路の上方に、熱遮蔽部材を具備
    した、請求項1記載の画像読取の照明走査ユニット。
  3. 【請求項3】前記熱遮蔽部材は、走査キャリッジが待機
    位置にあるとき原稿走査に先立って照明走査する白色基
    準板を覆うように配置した、請求項2記載の照明走査ユ
    ニット。
JP11133698A 1999-05-14 1999-05-14 画像読取の照明走査ユニット Pending JP2000324307A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139316A (ja) * 2006-02-10 2006-06-01 Ushio Inc 原稿読み取り用光源装置
JP2007201657A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Murata Mach Ltd 画像読取ユニットおよび画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201657A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Murata Mach Ltd 画像読取ユニットおよび画像形成装置
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