JP2000322231A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

画像表示装置及び画像表示方法

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JP2000322231A
JP2000322231A JP12955699A JP12955699A JP2000322231A JP 2000322231 A JP2000322231 A JP 2000322231A JP 12955699 A JP12955699 A JP 12955699A JP 12955699 A JP12955699 A JP 12955699A JP 2000322231 A JP2000322231 A JP 2000322231A
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Arata Yamauchi
新 山内
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時的に変化する物体の変化量を測定した測
定データに基づいて作成されたグラフと、該物体の経時
的変化を撮影した複数の画像、若しくはそれら複数の画
像からなる動画とを、同一の画面に表示させることが出
来、しかも、かかる画面から、該グラフ上の任意の位置
に対応するの画像を正確に判別することが出来る画像表
示技術を提供する。 【解決手段】 複数の画像、若しくはそれら複数の画像
からなる動画とグラフとを同一画面に表示する一方、物
体が任意の変化量となる瞬間を撮影した画像が基準画像
として該画面に表示されると同時に、指示マークを、該
基準画像に対応した、該物体の任意の変化量を示す該グ
ラフ上の位置を指示するように、該画面に表示させ、そ
の後、該画面に表示された指示マークを、所定時間の経
過毎に、該所定時間の経過後の前記物体の変化量を示す
該グラフ上の位置を指示するように、該画面上で移動さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、画像表示装置及び画像表示方法
並びに画像表示プログラムがコンピュータ読み取り可能
に記録されている記録媒体に係り、特に、経時的に変化
する物体の変化量を測定した測定データに基づいて作成
されたグラフと、かかる物体の経時的変化を撮影した複
数の画像とを、同一の画面に表示させる技術に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】従来から、経時的に変化する物体の各種の
特性等を調べる方法の一つとして、かかる物体の変化量
を測定した測定データに基づいてグラフを作成し、その
作成されたグラフの全体形状(波形)やピークを示すグ
ラフ上の点の座標等から、該物体の特性を把握する手法
が知られている。
【0003】例えば、外部からの衝撃によって変形せし
められることにより、その衝撃のエネルギーを吸収する
車両用衝撃吸収構造体の衝撃吸収特性を調べる際には、
かかる衝撃吸収構造体に加速度センサを内蔵したインパ
クタを衝突させて、衝撃吸収構造体を変形させる衝突試
験を行い、この衝突試験によって得られる加速度センサ
のデータ等から求められる衝撃吸収構造体の変形量や衝
撃荷重値に基づいて、それら荷重値と変形量との関係を
グラフで表し、そして、それらのグラフの波形や、グラ
フ上の特定の位置における荷重値や変形量の大きさ等か
ら、衝撃吸収構造体の衝撃吸収特性(荷重変位特性)が
把握されている。また、金属材料や合成樹脂材料等の引
張特性等を調べる際には、それら金属材料や合成樹脂材
料等からなる試験片の両端に引張荷重を加えて、該試験
片を伸び変形させ、該試験片が破壊するまでの変形量を
測定する引張試験を行い、この引張試験での測定データ
から求められる応力と歪みとの関係をグラフで表し、そ
のグラフ上の特定の位置における応力や歪みの大きさ等
から引張特性が求められている。
【0004】ところで、上述の如くして、衝撃吸収構造
体の衝突試験や各種材料の引張試験を行う際には、更に
詳しいデータを得るために、衝撃吸収構造体や供試材料
の変形過程をビデオカメラ等で撮影し、そして、その撮
影された複数の画像を基に、更に詳しいデータを得る作
業が行われる場合がある。即ち、例えば、衝撃吸収構造
体の衝突試験では、撮影した複数の画像を、動画として
画面に表示させ、その表示された動画の画像において、
衝撃吸収構造体が、前記グラフ上の任意の位置にて示さ
れる変形量となった際に、どのような変形状態となって
いるか等が確認され、それによって、衝撃吸収特性がよ
り詳細に把握されている。また、各種材料の引張試験で
は、複数の画像からなる動画の表示画像において、供試
材料の変形部位の断面積が逐次測定され、この測定され
た断面積に基づいて真応力が計算されて、該真応力と歪
みとの関係から把握される引張特性が、更に求められて
いる。
【0005】ところが、そのような従来の衝撃吸収構造
体の衝突試験や各種材料の引張試験等では、別個の画面
にそれぞれ表示されたグラフと動画の画像とを見比べ
て、凡その見当だけで、グラフ上の任意の位置と、該任
意の位置にて示される変形量となった瞬間の衝撃吸収構
造体や供試材料の変形状態を撮影した画像とが対応せし
められているところから、グラフから求められる所定の
変形量となった瞬間の衝撃吸収構造体や供試材料の変形
状態を撮影した画像を正確に判別することが困難であっ
た。そのために、それらグラフと動画の画像とを上述の
ように対応させた結果として得られる詳細な衝撃吸収特
性や真応力と歪みとの関係に基づく引張特性等が、十分
な信頼性を有するものであるとはいい難かったのであ
る。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、経時的に変化する物体の変化量を測定し
た測定データに基づいて作成されたグラフと、かかる物
体の経時的変化を撮影した複数の画像、若しくはそれら
複数の画像からなる動画とを、同一の画面に表示させる
ことが出来、しかも、該グラフ上の任意の位置にて示さ
れる変形量となった瞬間の物体の変形状態が撮影された
画像を正確に判別することが出来る画像表示装置と画像
表示方法とを提供することにある。また、本発明にあっ
ては、そのような画像表示方法を実行するために、コン
ピュータにより実行されるプログラムがコンピュータ読
み取り可能に記録されている記録媒体を提供することを
も、その解決課題とするものである。
【0007】
【解決手段】そして、本発明にあっては、そのような課
題の解決のために、経時的に変化する物体の変化量を測
定した測定データに基づいて作成されたグラフと、かか
る物体の経時的変化を撮影した複数の画像からなる動画
とを、画面に表示させる装置であって、(a)前記グラ
フと前記動画とを同一の画面に表示させる同一画面表示
手段と、(b)該グラフ上の任意の位置を指示する指示
マークを前記画面に表示させ、且つ所定の時間が経過す
る毎に、かかる指示マークが、該所定時間の経過後の前
記物体の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示するよ
うに、該指示マークを前記画面上で移動させる指示マー
ク表示手段と、(c)該画面への動画の表示と、該画面
上での前記指示マークの移動とを、前記物体が任意の変
化量となる瞬間を撮影した該動画の画像を該画面に表示
した時点と、該物体の任意の変化量を示す前記グラフ上
の位置を該指示マークが指示した時点とにおいて同期さ
せる同期手段とを含むことを特徴とする画像表示装置
を、その要旨とするものである。
【0008】要するに、かかる本発明に従う画像表示装
置にあっては、同一画面表示手段によって、物体の変化
量を測定した測定データに基づいて作成されるグラフ
と、かかる物体の経時的変化を撮影した複数の画像から
なる動画とが、同一の画面に表示されるようになってい
ると共に、指示マーク表示手段にて、指示マークが、所
定時間の経過毎に、該所定時間の経過後の物体の変化量
を示すグラフ上の位置を指示するように移動しつつ、画
面に表示されるようになっており、また、同期手段によ
って、画面上での指示マークの移動と、画面への動画の
表示とが、物体の任意の変化量を示すグラフ上の位置を
指示マークが指示した時点と、物体が任意の変化量とな
る瞬間を撮影した動画の画像を画面に表示した時点とに
おいて、同期せしめられるようになっている。それ故、
かかる画像表示装置によれば、指示マークにて指示され
るグラフ上の任意の位置と、該任意の位置にて示される
変形量となった瞬間の物体の状態を撮影した動画の画像
とが、同一画面上で、正確に対応せしめられ得ることと
なる。
【0009】従って、本発明に従う画像表示装置にあっ
ては、経時的に変化する物体の変化量を測定した測定デ
ータに基づいて作成されたグラフと、かかる物体の経時
的変化を撮影した複数の画像からなる動画とが表示され
た同一画面上において、かかるグラフ上の任意の位置に
て示される変形量となった瞬間の、物体の変形状態が撮
影された画像を、正確に判別することが出来るのであ
る。そして、その結果として、このような画像表示装置
を用いれば、前記測定データ、更にはそれに基づいて作
成されたグラフを、撮影された動画の画像を基に、より
一層詳しく解析することが可能となるのである。
【0010】また、本発明にあっては、経時的に変化す
る物体の変化量を測定した測定データに基づいて作成さ
れたグラフと、かかる物体の経時的変化を撮影した複数
の画像とを、画面に表示させる装置において、(a)前
記グラフと前記複数の画像とを、同一の画面に表示させ
る同一画面表示手段と、(b)該グラフ上の任意の位置
を指示する指示マークを前記画面に表示させ、且つ所定
の時間が経過する毎に、かかる指示マークが、該所定時
間の経過後の前記物体の変化量を示す前記グラフ上の位
置を指示するように、該指示マークを前記画面上で移動
させる指示マーク表示手段と、(c)該画面への前記複
数の画像の表示と、該画面上での前記指示マークの移動
とを、該複数の画像のうち、物体が任意の変化量となる
瞬間を撮影した画像を該画面に表示した時点と、該物体
の任意の変化量を示す前記グラフ上の位置を該指示マー
クが指示した時点とにおいて同期させる同期手段とを含
むことを特徴とする画像表示装置をも、その要旨とする
ものである。
【0011】このような本発明に従う画像表示装置にあ
っても、経時的に変化する物体の変化量を測定した測定
データに基づいて作成されたグラフと、かかる物体の経
時的変化を撮影した複数の画像の一つずつとが表示され
た同一画面上において、かかるグラフ上の任意の位置に
て示される変形量となった瞬間の、物体の変形状態が撮
影された画像を、正確に判別することが出来るのであ
り、以て、前記測定データ、更にはそれに基づいて作成
されたグラフを、撮影された画像を基に、更に一層詳し
く解析することが可能となるのである。
【0012】なお、かかる本発明に従う画像表示装置の
好ましい態様の一つによれば、前記グラフの全体が前記
画面に予め表示され、前記指示マークが、該表示された
グラフ上を移動せしめられるように構成される。このよ
うな構成を採用することによって、前記撮影された画像
の表示に先立って、グラフの全体形状が容易に把握され
得る。
【0013】また、本発明に従う画像表示装置の望まし
い別の態様の一つによれば、前記指示マークが軌跡を描
きながら、前記画面上を移動せしめられ、かかる指示マ
ークの移動に伴って、前記グラフが、該描かれた指示マ
ークの軌跡により該画面に表示されるように構成される
こととなる。このような構成を有する画像表示装置にあ
っては、所定の時間が経過する毎に、グラフが、部分的
に画面上に表示されることとなり、それによって、所定
時間の経過毎の物体の変化量が、より明確に認識され得
るのである。
【0014】さらに、本発明に従う画像表示装置の有利
な態様の一つによれば、前記同期手段が、前記複数の画
像のうち、前記物体が任意の変化量となる瞬間を撮影し
た画像を基準画像として、その他の画像と識別する識別
機構と、かかる基準画像が表示されると同時に、前記指
示マークを、前記指示マーク表示手段によって、前記物
体の任意の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示する
ように表示させる指示マーク表示指令機構とを有して構
成される。かかる構成を採用する画像表示装置にあって
は、画面への画像の表示下において、物体が任意の変化
量となった瞬間が、グラフ上に指示マークが表示される
ことにより、明確に認識され得ることとなる。
【0015】更にまた、本発明に従う画像表示装置の別
の好ましい態様の一つによれば、前記同一画面表示手段
が、前記複数の画像を1フレームずつの静止画として前
記画面にコマ送りで表示させるコマ送り表示機構を有す
る一方、前記同期手段が、それら複数の画像のうち、前
記画面に表示された画像の数をカウントする計数機構を
更に有して構成され、該コマ送り表示機構にてコマ送り
で表示された複数の画像の中から目視により捜し当てら
れた前記基準画像が、該計数機構にてカウントされたカ
ウント値に基づいて、前記識別機構により、その他の画
像と識別されるように構成される。このような構成を有
する画像表示装置にあっては、同期手段の識別機構が、
複数の画像の中から前記基準画像を捜し当てるための構
造を有しない、比較的簡略な構造をもって構成され得
る。
【0016】また、本発明に従う画像表示装置の望まし
い態様の更に別の一つによれば、前記指示マークを前記
画面上で移動させる前記所定時間の長さと、前記複数の
画像の該画面への表示下において、該複数の画像を順に
切り替える切替え時間の長さの何れか一方が変更せしめ
られた際に、それらの何れか他方を該一方と同じ長さに
変更する変更機構が、更に設けられる。このような構成
によれば、指示マークを画面上で移動させる前記所定時
間の長さと画像の切替え時間とを、常に、正確に対応さ
せることが出来、それによって、画面への画像の表示と
画面上での指示マークの移動との同期状態が、安定的に
確保され得ることとなる。
【0017】さらに、本発明に従う画像表示装置の別の
有利な態様の一つによれば、前記画面への前記複数の画
像の表示と該画面上での前記指示マークの移動の何れか
一方が停止せしめられた際に、それらの何れか他方も同
時に停止させる同時停止機構が、更に設けられる。かか
る構成を採用すれば、指示マークの移動と画像の表示を
停止した後、再開せしめる際に、それら指示マークの移
動と画像の表示とを改めて同期させる必要がないといっ
た利点が得られる。
【0018】更にまた、本発明に従う画像表示装置の他
の好ましい態様の一つによれば、前記指示マークを前記
グラフ上の任意の位置を指示する位置に移動させること
により、該グラフ上の任意の位置が示す前記物体の変化
量となる瞬間を撮影した画像を前記複数の画像の中から
検索して、前記画面に表示させる画像検索機構が、更に
設けられて構成される。このような構成を有する画像表
示装置にあっては、単に、指示マークを移動させるだけ
の極めて簡単な操作で、グラフ上の任意の位置にて示さ
れる変化量となった物体の変化状態を撮影した画像を、
より迅速に画面に表示させることが出来る。
【0019】また、本発明に従う画像表示装置の別の望
ましい態様の一つによれば、前記物体が、車両用衝撃吸
収構造体にて構成され、且つ該物体の変化量が、衝撃の
入力に伴って経時的に変形せしめられる該車両用衝撃吸
収構造体の変形量とされる。かかる構成を採用すること
によって、車両用衝撃吸収構造体の衝撃吸収特性が、よ
り詳細に求められ得る。
【0020】さらに、本発明に従う画像表示装置の更に
別の有利な態様の一つによれば、前記物体が任意の変化
量となる時点が、該物体が変化を開始する、該変化量が
0となっている時点とされる。
【0021】ところで、本発明にあっては、また、経時
的に変化する物体の変化量を測定した測定データに基づ
いて作成されたグラフと、かかる物体の経時的変化を撮
影した複数の画像からなる動画とを、画面に表示させる
方法において、(a)前記グラフと前記動画とを同一の
画面に表示させる手順と、(b)前記物体が任意の変化
量となる瞬間を撮影した前記動画の画像が前記画面に表
示されると同時に、前記グラフ上の任意の位置を指示す
る指示マークを、かかる画像に対応した、該物体の任意
の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示するように、
該画面に表示させる手順と、(c)該画面に表示された
指示マークを、所定時間の経過毎に、該所定時間の経過
後の前記物体の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示
するように、該画面上で移動させる手順とを含むことを
特徴とする画像表示方法をも、その要旨とする。
【0022】このような本発明に従う画像表示方法によ
れば、指示マークにて指示されるグラフ上の任意の位置
と、該任意の位置にて示される変化量となった瞬間の物
体の状態を撮影した複数の画像からなる動画の画像と
が、同一画面上で、正確に対応せしめられ得、それによ
って、かかるグラフ上の任意の位置にて示される変形量
となった瞬間の物体の状態が撮影された画像を、正確に
判別することが出来るのである。そして、その結果とし
て、経時的に変化する物体の変化量を測定した測定デー
タ、更にはそれに基づいて作成されるグラフを、かかる
物体の経時的変化を撮影した動画の画像を基に、更に一
層詳しく解析することが可能となるのである。
【0023】さらに、本発明にあっては、経時的に変化
する物体の変化量を測定した測定データに基づいて作成
されたグラフと、かかる物体の経時的変化を撮影した複
数の画像とを、画面に表示させる方法において、(a)
前記グラフと前記複数の画像とを同一の画面に表示させ
る手順と、(b)前記複数の画像のうち、前記物体が任
意の変化量となる瞬間を撮影した画像が前記画面に表示
されると同時に、前記グラフ上の任意の位置を指示する
指示マークを、かかる画像に対応した、該物体の任意の
変化量を示す前記グラフ上の位置を指示するように、該
画面に表示させる手順と、(c)該画面に表示された指
示マークを、所定時間の経過毎に、該所定時間の経過後
の前記物体の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示す
るように、該画面上で移動させる手順とを含むことを特
徴とする画像表示方法をも、その要旨とする。
【0024】このような本発明に従う画像表示方法によ
っても、指示マークにて指示されるグラフ上の任意の位
置にて示される変形量となった瞬間の物体の状態が撮影
された画像を、正確に判別することが出来、以て、経時
的に変化する物体の変化量を測定した測定データ、更に
はそれに基づいて作成されるグラフを、かかる物体の経
時的変化を撮影した画像を基に、より一層詳しく解析す
ることが出来るのである。
【0025】なお、このような本発明に従う画像表示方
法の有利な態様の一つによれば、前記複数の画像を、1
フレームずつの静止画として前記画面にコマ送りに表示
し、該表示された複数の画像の中から、該物体が任意の
変化量となる瞬間を撮影した画像を目視により捜し当て
て、かかる画像が該画面に表示された時に、前記指示マ
ークを該物体の任意の変化量を示す前記グラフ上の位置
を指示するように該画面に表示させるように構成され
る。これによって、画面への画像の表示と、画面上での
指示マークの移動とを同期させる作業が、ユーザの目視
により、確実に行われ得ることとなる。
【0026】また、本発明にあっては、上述の如き本発
明に従う画像表示方法を実行するためにコンピュータに
より実行されるプログラムがコンピュータ読み取り可能
に記録されている記録媒体をも、その要旨とするもので
ある。このような記録媒体を用いれば、コンピュータに
よって、経時的に変化する物体の変化量を測定した測定
データに基づいて作成されたグラフと、かかる物体の経
時的変化を撮影した画像とを、同一画面上に表示させ得
ると共に、かかる同一画面上において、グラフ上の任意
の位置にて示される変形量となった瞬間の物体の変形状
態が撮影された画像を、正確に判別することが可能とな
るのである。なお、ここおける「記録媒体」には、例え
ば、フロッピーディスク、スーパーディスク、DAT等
の磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、磁気カー
ド、CD−ROM等の光ディスク、光磁気ディスク、D
VD、Zip、ROMチップ、IDカード等が含まれ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明に係る画像表示装置及び画像表
示方法並びに画像表示プログラムがコンピュータ読み取
り可能に記録されている記録媒体の構成について、図面
を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0028】先ず、図1には、本発明に従う構造を有す
る画像表示装置の一例として、衝撃吸収構造体の衝撃吸
収特性を調べる際に好適に用いられる装置の構成が、概
略的に示されている。かかる図1からも明らかなよう
に、画像表示装置10は、プロセッサ12及びメモリ1
4を備えたコンピュータ16を含んで、構成されてい
る。また、このコンピュータ16においては、その入力
側に、キーボード18やマウス20等の入力装置が接続
されている一方、その出力側には、ディスプレイ22等
の出力装置が接続されている。更に、かかるコンピュー
タ16には、外部記憶装置26も接続されており、必要
に応じて、この外部記憶装置26におけるフロッピーデ
ィスク等の記録媒体24に記憶されたプログラムやデー
タがメモリ14に供給され、或いはこの外部記憶装置2
6の記録媒体24に対して、データが記憶されるように
なっている。
【0029】ところで、画像表示装置10のコンピュー
タ16の内部構成を機能的に示した図2からも明らかな
ように、コンピュータ16は、同一画面表示手段28と
指示マーク表示手段30と同期手段32とを有して、構
成されている。
【0030】そして、それらのうち、同一画面表示手段
28は、衝撃データ処理部34と動画データ処理部36
と表示部38とタイマ機構部40を、更に備えている。
この同一画面表示手段28の衝撃データ処理部34は、
衝撃吸収構造体の衝突試験において、インパクタを衝撃
吸収構造体に衝突させた際に経時的に変化せしめられる
インパクタの加速度を50μs毎に測定した測定値を逐
次デジタル化し、衝撃データとしてリアルタイムで取り
込み、そして、かくして取り込まれた衝撃データである
加速度:Gと、各衝撃データに対応して、その取込み時
間から把握される経過時間:Tとを用いて所定の演算処
理をすることにより、衝撃吸収構造体に対する荷重値:
Fと、衝撃吸収構造体の変形量(変位量):Sとを求め
ると共に、それら加速度:G、時間:T、荷重値:F、
及び変形量:Sの4種類のデータを基に、加速度:Gと
時間:Tとの関係を示すグラフ:GT曲線と、荷重値:
Fと変形量:Sの関係、所謂荷重変位特性を示すグラ
フ:FS曲線の二つのグラフの座標値をそれぞれ作成す
るものである。また、動画データ処理部36は、前記衝
突試験における衝撃吸収構造体の経時的変化を撮影した
複数の画像、つまり、図10乃至図12に示される如
く、衝突試験において、インパクタ41が衝撃吸収構造
体43に衝突する前と、インパクタ41が衝突して衝撃
吸収構造体43が変形している間と、その変形後とにお
ける衝撃吸収構造体43の状態を、ビデオカメラ等によ
り1msあたり1枚(フレーム)の速度で連続的に撮影
した複数の画像をデジタル化して、動画データとして取
り込むものである。
【0031】さらに、表示部38は、それら衝撃データ
処理部34と動画データ処理部36にそれぞれ取り込ま
れた衝撃データと動画データとに基づいて、前記二つの
グラフと前記複数の画像からなる動画とを、前記ディス
プレイ22の画面44に同時に表示させるものである。
【0032】すなわち、表示部38は、衝撃データ処理
部34において作成された前記二つのグラフ(GT曲
線、FS曲線)の座標値に基づいて、例えば、図9に示
されるように、それら二つのグラフのうちの何れか一つ
のグラフ42を選択して(図9には、荷重変位特性を示
すグラフであるFS曲線を選択した状態を示す)、前記
ディスプレイ22の画面44に表示するようになってい
る。また、かかる表示部38にあっては、前記タイマ機
構部40が始動せしめられると同時に、動画データ処理
部36に取り込まれた動画データに基づいて、前記動画
を構成する複数の画像46のうちの最初の画像を、グラ
フ42が表示された画面44に表示すると共に、該タイ
マ機構部40にて所定時間が計測される毎に、それら複
数の画像46を、前記衝突試験の実施時における時間の
流れに則して順番に切替えて、画面44に、動画として
再生表示する一方、タイマ機構部40が停止されると同
時に、それら複数の画像46の切替え、つまり動画の再
生表示を停止させるようになっているのである(図10
〜図12参照)。
【0033】さらに、表示部38は、タイマ機構部40
の停止下において、複数の画像46を、1フレームずつ
の静止画として、前記衝突試験の実施時における時間の
流れに則して、或いはそれに逆行して、前記画面44に
コマ送りで表示させる機能を有している。このことから
明らかなように、ここでは、表示部38が、コマ送り表
示機構を有して、構成されている。また、この表示部3
8にあっては、入力装置の所定の操作に基づいて、複数
の画像46を動画として再生表示する際における画像4
6の切替え時間を、標準の1s、その1/2の0.5
s、及びその2倍の2sの3段階に変更せしめる機能を
も有している。なお、それら複数の画像46の切替え時
間は、入力装置による変更操作が行わなれない限り、通
常、標準の1sとなるように設定されている。
【0034】一方、指示マーク表示手段30は、指示マ
ーク表示部48と指示マーク移動制御部50とを有して
いる。この指示マーク表示手段30の指示マーク表示部
48は、図11及び図12に示される如く、前記グラフ
42と画像46とが表示された画面44において、該グ
ラフ42上の任意の位置を指示するように、指示マーク
52を表示させるものである。なお、ここでは、かかる
指示マーク52が、グラフ42の横軸に垂直な直線から
なっており、この直線からなる指示マーク52とグラフ
42との交点によって、グラフ42の任意の位置が指示
されるようになっている。
【0035】また、指示マーク移動制御部50は、指示
マーク表示部48にて前記画面44に表示された指示マ
ーク52を、所定時間が経過する毎に、該画面44上で
移動させ、また、その移動を停止させるものである。つ
まり、この指示マーク移動制御部50によって、指示マ
ーク52が、所定時間が経過する毎に、該所定時間の経
過後における衝撃吸収構造体の変形量:Sと、その際の
衝撃吸収構造体に対する荷重値:Fを示すグラフ42上
の位置を指示するように移動せしめられ、また、そのよ
うな移動が停止せしめられるようになっているのであ
る。そして、ここでは、特に、そのような指示マーク移
動制御部50による指示マーク52の移動の開始と停止
とが、前記同一画面表示手段28の表示部38にて前記
画面44に表示される複数の画像46の切替え開始と停
止、換言すれば、該画面44への動画の再生とその停止
とに基づいて行われるようになっている。なお、ディス
プレイ22の画面44に加速度:Gと時間:Tとの関係
を示すグラフが表示されている場合には、所定時間が経
過する毎に、指示マーク52が、その経過時間を示す時
間:Tとその際のインパクタ41の加速度:Gを示すグ
ラフ上の位置を指示するように移動せしめられること
は、勿論である。
【0036】さらに、指示マーク移動制御部50は、指
示マーク52を前記画面44上で移動させる際におい
て、その移動の時間間隔を、標準の1s、その1/2の
0.5s、及びその2倍の2sの3段階、即ち、前記複
数の画像46の切替え時間の可変時間と同じ3段階に変
更させる機能も有している。そして、この指示マーク移
動制御部50にあっては、前記同一画面表示手段28の
表示部38にて複数の画像46の切替え時間が変更せし
められるのに伴って、変更された複数の画像46の切替
え時間と同一の時間となるように、指示マーク52の移
動の時間間隔を変更するようになっている。また、指示
マーク52の移動の時間間隔も、複数の画像46の切替
え時間と同様に、変更操作が行われない限り、通常、標
準の1sとなるように設定されている。これによって、
指示マーク52の移動の時間間隔と複数の画像46の切
替え時間とが、常に一致せしめられるようになってい
る。これらのことから明らかなように、ここでは、指示
マーク移動制御部50が、同時停止機構と変更機構とを
有して、構成されているのである。
【0037】また一方、同期手段32は、フレームカウ
ンタ54と識別機構部56と指示マーク表示指令機構部
58とを有している。この同期手段32のフレームカウ
ンタ54は、前記画面44に表示される複数の画像46
の数をカウントするものである。そして、かかるフレー
ムカウンタ54においては、複数の画像46が、動画と
して再生表示されるか、或いは1フレームずつの静止画
としてコマ送りで表示されるかにかかわらず、それら複
数の画像46の表示順序が前記衝突試験の実施時におけ
る時間の流れに則している場合には、フレームカウンタ
54のカウント値が、画面44に表示された複数の画像
46の数の累計値として示され、また、その表示順序が
衝突試験の実施時における時間の流れに逆行している場
合には、かかる累計値から減算された値が示されるよう
になっている。なお、そのようなフレームカウンタ54
は、入力装置による所定のリセット操作が為されること
によって、カウント値が0とされる。これらのことから
明らかなように、ここでは、フレームカウンタ54が計
数機構を有して構成されている。
【0038】さらに、同期手段32の識別機構部56
は、複数の画像46のうち、例えば、図11に示される
ような前記衝撃吸収構造体43に対してインパクタ41
が衝突した瞬間を撮影した画像を、基準画像46aとし
て、その他の画像46と識別するものである。即ち、こ
こでは、かかる基準画像46aが、前記同一画面表示手
段28の表示部38にてコマ送りで表示された複数の画
像46をユーザが目視することによって捜し当てられる
ようになっているが、かくして捜し当てられた基準画像
46aが、前記フレームカウンタ54によるカウント値
に基づいて、識別機構部56により、その他の画像46
と識別されるようになっており、また、それによって、
基準画像46a以外の複数の画像46についても、それ
らのフレームカウンタ46によるカウント値を基に、そ
れらの一つ一つを判別し得るようになっているのであ
る。そして、識別機構部56にあっては、後述する如
く、このような機能に基づいて、基準画像46aを含め
た複数の画像46の全て中から、所望の画像46bを検
索して、抽出し得るようになっているのである(図12
参照)。このことから明らかなように、本実施形態で
は、この同期手段32の識別機構部56が、画像検索機
構を有して構成されている。
【0039】更にまた、指示マーク表示指令機構部58
は、前記基準画像46a、或いは前記所望の画像46b
が、前記グラフ42を表示するディスプレイ22の画面
44に表示されたことが識別機構部56にて識別される
と同時に、前記指示マーク表示手段30の指示マーク表
示部48に対して、指示マーク52を表示させる指令を
出力するものである。そして、かかる指令に基づいて、
指示マーク表示手段30の指示マーク表示部48によ
り、指示マーク52が画面44に表示され、更に、この
指示マーク52が、指示マーク移動制御部50にて制御
されつつ、該画面44上を移動せしめられるようになっ
ている。かくして、かくの如き構成とされた同期手段3
2によって、画面44への動画の再生表示と、該画面4
4上での指示マーク52の移動とが、インパクタ41が
衝撃吸収構造体43に衝突せしめられた瞬間、つまり衝
撃吸収構造体43の変形量が0となっている瞬間を撮影
した画像46aを該画面44に表示した時点と、衝撃吸
収構造体43の変形量が0となっているグラフ42上の
位置を指示マーク52が指示している時点とにおいて同
期せしめられるようになっているのである。
【0040】そして、このような構造を有するコンピュ
ータ16のソフトウェア構成を概念的に示した図3から
も明らかなように、本実施形態の画像表示装置10にお
けるコンピュータ16のソフトウェアは、基本プログラ
ムとしてのオペレーティングシステム(以下、OSと略
記する。図3においても同じとする。)57と、応用プ
ログラム59とを含むように構成されている。
【0041】OS57は、コンピュータ16を作動させ
る基本的なプログラムで、応用プログラム59の実行管
理や周辺装置の管理を行うものである。そして、ここで
は、このOS57により、グラフィカルユーザーインタ
ーフェース(GUI)環境下で、コンピュータ16の操
作が行われるようになっており、また、ディスプレイ2
2の一つの画面上に複数の独立した表示エリア(ウイン
ドウ)を設け、複数の応用プログラム59を同時に利用
出来るようにしたマルチウインドウ機能も実現されてい
る。
【0042】一方、応用プログラム59は、コンピュー
タ16を利用するために、その利用目的を特定して作ら
れたプログラムである。そして、この応用プログラム5
9は、必要に応じて、コンピュータ16により外部記憶
装置26の記録媒体24から読み出され、コンピュータ
16のメモリ14に取り込まれて実行される。
【0043】而して、本実施形態の画像表示装置10に
あっては、そのような応用プログラム59の一つとし
て、画像表示プログラム、即ち、図4乃至図8にフロー
チャートで示す、前記二つのグラフのうちの一つと動画
とを同一の画面に表示させるためのプログラムが、フロ
ッピーディスク等の記録媒体24にコンピュータ読み取
り可能に記録されており、この画像表示プログラムがコ
ンピュータ16に取り込まれて、実行されるようになっ
ているのである。
【0044】以下、図4乃至図8にフローチャートで示
す画像表示プログラムについて、説明する。
【0045】先ず、図4には、画像表示プログラムにお
けるメインルーチンが示されている。このメインルーチ
ンは、先ず、ステップ1(以下、S1と略記する。他の
ステップについても同様とする)において、衝撃データ
を読み込む。そして、ここで、それらの衝撃データを基
に、前述した二つのグラフ(GT曲線、FS曲線)の座
標値がそれぞれ作成されることとなる。
【0046】次いで、S2において、フレームカウンタ
54を初期化する。このフレームカウンタ54の初期化
は、そのカウント値:FCを0とすることにより実行さ
れる。なお、図9に示される如く、マウス20の操作に
て画面44に表示されるカウント値表示ウインドウ62
において、このフレームカウンタ54のカウント値:F
Cが表示されることとなる。
【0047】その後、S3において、S1で読み込んだ
衝撃データを基に作成されたグラフをディスプレイ22
の画面44に表示される所定のウインドウ45に表示す
る。なお、ここでは、図9に示されるように、該ウイン
ドウ45のツールバー47に表示される二つのグラフ選
択ボタン60、即ちFSボタン60aとGTボタン60
bのうちの何れか一つをマウス20にてリックすること
により、前記二つのグラフ(FS曲線、GT曲線)のう
ち、選択された一つのグラフ42が、画面44に表示さ
れることとなる(図9では、FS曲線を示すグラフを選
択した状態を示す)。
【0048】その後、S4において、衝撃データと動画
データとを関連付けしてあるか否かを判定する。そし
て、かかる関連付けをしていない場合には、判定がNO
となり、S5において、衝撃データと動画データの関連
付けルーチンを開始する。
【0049】この衝撃データと動画データの関連付けル
ーチンは、図5にフローチャートで示されるように、先
ず、S101において、動画データを読み込んだ後、S
102で初期画面をディスプレイ22の画面44に表示
する。この初期画面は、図10に示されるように、前記
画面44のグラフ42が表示されたウインドウ45に、
前記動画を構成する複数の画像46の中の一番最初の画
像46c、つまり、前記衝突試験において、インパクタ
41が衝突する前の衝撃吸収構造体43の状態を撮影し
た画像46cを、静止画として表示したものである。
【0050】次いで、S103において、複数の画像4
6のコマ送り表示による基準画像46aの検索を行う。
この基準画像46aの検索は、複数の画像46を、前記
初期画面に表示された一番最初の画像46cから前記衝
突試験の実施時における時間の流れに則した順番で、コ
マ送りにより、1フレームずつの静止画として、前記画
面44のウインドウ45に表示させ、図11に示される
ような、衝撃吸収構造体43に対してインパクタ41が
衝突した瞬間を撮影した画像である基準画像46aを目
視により捜し当てることによって実行される。なお、こ
の複数の画像46のコマ送り表示は、ウインドウ45の
ツールバー47に表示されるネクストボタン64をマウ
ス20でクリックすることによって実行され、かかるネ
クストボタン64をマウス20でクリックした回数だ
け、画像46が切り替えられて、該回数と同じ数だけの
画像46が画面44にコマ送り表示される。また、かく
して、複数の画像46が、画面44にコマ送り表示され
る際には、画像46の切替え回数、つまり画面44に表
示される複数の画像46の数が、フレームカウンタ54
にてカウントされ、そのカウント値:FCは、画面44
の前記カウント値表示ウインドウ62に表示されること
となる。
【0051】その後、S104において、S103で捜
し当てた基準画像46aが画面44のウインドウ45に
表示された際に、カウント値表示ウインドウ62に表示
される数値を、フレームカウンタによる基準画像46a
のカウント値:FC’として記憶する。
【0052】次いで、S105において、動画データと
衝撃データとを関連付けるファイルを作成する。ここで
は、前述せる如く、衝撃データが、50μs毎に測定さ
れる加速度データを基に構成されている一方、動画デー
タが、1msあたり1枚(フレーム)の速度で撮影され
た、動画を構成する複数の画像46を基に構成されてい
ることから、S103で捜し当てた基準画像46aの動
画データと、インパクタ41が衝撃吸収構造体43に衝
突した瞬間の衝撃データとを対応付ける一方、基準画像
46aを除くその他の画像46のそれぞれを、前記衝突
試験の実施時における時間の流れに則した順番に、イン
パクタ41が衝撃吸収構造体43に衝突した瞬間の衝撃
データから20個目毎、つまり、時間にして1ms毎の
衝撃データにそれぞれ対応付ける。これによって、衝突
試験における衝撃吸収構造体43の経時的変化を撮影し
た複数の画像46のそれぞれと、該それぞれの画像を撮
影した瞬間におけるインパクタの加速度:G、或いは該
加速度:Gの取込み時間から把握される前記経過時間:
T、更にはそれらの値から求められる衝撃吸収構造体4
3に対する荷重値:F及び衝撃吸収構造体の変形量(変
位量):Sとをそれぞれ対応させるように、動画データ
と衝撃データとを関連付けるファイルを作成するのであ
る。そして、その後、メインルーチンに戻り、S6をス
キップしてS7以下を実行する。
【0053】一方、このような衝撃データと動画データ
の関連付けが既に為されている場合には、S4での判定
がYESとなり、S6において、動画データと、基準画
像46aのデータ、即ち、基準画像46aのカウント
値:FC’の自動読み込みを行う。
【0054】そして、その後、S7において、プログラ
ムが終了するまで、メインループを繰り返し実行する。
このメインループは、図6にフローチャートで示される
ように、先ず、S201において、前記画面44のグラ
フ42が表示されたウインドウ45に、前記複数の画像
46による動画が再生中であるか否かを判定する。そし
て、かかる動画が再生中でなければ、判定がNOとな
り、S203において、再生速度、即ち、複数の画像4
6の切替え時間を変更するか否かの判定を行う。そこ
で、再生速度を変更するのであれば、判定がYESとな
り、S204において、前記した3段階(1s、0.5
s、2s)の画像46の切替え時間の中から一つを選択
する。そして、そのような画像46の切替え時間の選択
が行われた後、或いは、S203で、再生速度を変更す
ることなく、判定がNOとなった際に、S205以下を
実行する。なお、図11に示される如く、この画像46
の切替え時間の選択は、マウス20の操作により前記画
面44に表示される画像切替え時間選択ウインドウ65
において、三つの時間選択ボタン67、即ち、標準速度
ボタン67a、1/2倍速ボタン67b、2倍速ボタン
67cの何れか一つをマウス20にてクリックすること
等によって行われる。また、そのような再生速度の変更
を行わない場合には、前記したように、画像46の切替
え時間が標準の1sに自動的に設定される。更に、この
再生速度の変更は、必ずしも、メインループ内で実行さ
れる必要はなく、例えば、このメインループに入る前で
の段階で実行されるようになっていても、何等差し支え
ない。
【0055】次いで、S205において、動画再生開始
指令が入力されたか否かを判定する。この動画再生開始
指令は、ウインドウ45のツールバー47に表示される
プレイボタン66をマウス20にてクリックすることに
より入力される(図11参照)。そして、かかる動画再
生開始指令が入力されていない場合には、S205の判
定がNOとなって、S207以下を実行する。一方、動
画再生開始指令が入力されている場合には、判定がYE
Sとなり、S206において、動画データと衝撃データ
とを関連付けるファイルから、前記画面44に表示され
た画像46の動画データに対応した衝撃データに基づく
グラフ42上の位置を読み出し、かかるグラフ42上の
位置を指示するように、指示マーク52を画面44に表
示する一方、S204で選択した画像の切替え時間をセ
ットして、前記同一画面表示手段28のタイマ機構部4
0を始動させる。これにより、例えば、図11に示され
る如く、画面44に基準画像46aが表示されている状
態下では、指示マーク52が、該基準画像46aを撮影
した瞬間の衝撃吸収構造体の荷重値:Fと変形量:Sの
値を示すグラフ42の始点位置を指示するように、該グ
ラフ42の縦軸に重なり合って表示され、その状態下か
ら、タイマ機構部40の始動に伴って、複数の画像46
にて構成される前記動画の再生が開始されることとな
る。
【0056】一方、S201の実行段階で、既に動画が
再生中である場合、換言すれば、前記タイマ機構部40
が始動中である場合には、S201での判定がYESと
なって、S202において、動画の再生と指示マーク5
2を移動とを同時に進行させるための動画再生ルーチン
を開始する。
【0057】この動画再生ルーチンは、図7にフローチ
ャートで示されるように、先ず、S301において、フ
レームカウンタ54のカウント値:FCが、動画を構成
する複数の画像46の最後のもののカウント値であるn
であるか否か、換言すれば、画面44に表示された動画
の画像46が、該動画の最後の画像46であるか否かを
判定する。そして、カウント値:FCがnではなく、画
面44に表示された画像46が最後のものでない場合に
は、判定がNOとなり、S302において、フレームカ
ウンタ54のカウント値:FCを1だけ増加させ、その
後、S303において、画面44に表示された画像46
を切り替えると同時に、前記した動画データと衝撃デー
タとを関連付けるファイルから、画面44に切替え表示
された画像46の動画データに対応した衝撃データに基
づくグラフ42上の位置を読み出し、かかるグラフ42
上の位置を指示するように、指示マーク52を移動させ
て、該画面44に表示する。そして、S304〜S30
6をスキップしてメインループに戻り、S207以下を
実行する。
【0058】一方、カウント値:FCがnであり、画面
44に表示された画像46が最後の画像である場合に
は、S301での判定がYESとなり、S304におい
て、フレームカウンタ54をリセットして、そのカウン
ト値:FCを0とした後、S305において、前記同一
画面表示手段28のタイマ機構部40を停止させて、動
画の再生を停止させ、更に、その後、S306におい
て、画面44のウンドウ45に前記した初期画面を表示
する。その後、メインループに戻り、S207以下を実
行する。これによって、画面44に、複数の画像46に
よる動画が最後まで確実に再生表示されると共に、該複
数の画像46の切替え時間と同じ時間が経過する毎に、
指示マーク52が、かかる時間の経過後の荷重値:Fと
変形量Sとを示すグラフ42上の位置を指示するよう
に、該画面44上で移動せしめられることとなる。
【0059】次いで、メインループのS207におい
て、動画再生の一時停止指令が入力されたか否かを判定
する。この一時停止指令は、前記ウインドウ45のツー
ルバー47に表示されるポーズボタン68をマウス20
にてクリックすることにより、入力される(図11参
照)。そして、動画の再生状態下において、かかる一時
停止指令が入力されていない場合には、S207の判定
がNOとなって、S209以下を実行する一方、一時停
止指令が入力されている場合には、判定がYESとな
り、S208において、前記同一画面表示手段28のタ
イマ機構部40を停止する。その際、フレームカウンタ
54のカウント値:FCは、何等リセットされることが
なく、一時停止指令の入力時におけるカウント値がその
まま維持される。これにより、一時停止指令の入力に伴
って、画面44への動画の再生が停止せしめられると共
に、画面44に再生される動画の画像46と指示マーク
52のグラフ42上の指示位置とが、そのままの状態で
維持せしめられ、以て、画面44の表示が一時停止状態
とされる。なお、この動画再生の一時停止状態は、プレ
イボタン66をマウス20にてクリックすることによ
り、前述したS205が実行されて、解消されることと
なる。また、既に、動画の再生が停止されている状態下
では、S207での判定がYESとなり、S208は実
行されるが、見かけ上の変化はなく、そのまま、S20
9以下が実行される。
【0060】その後、S209において、動画再生停止
指令が入力されたか否かを判定する。この動画再生停止
指令は、ウインドウ45のツールバー47に表示される
ストップボタン70をマウス20にてクリックすること
により、入力される(図11参照)。そして、動画の再
生状態下において、かかる動画再生停止指令が入力され
ていない場合には、判定がNOとなって、S211以下
を実行する一方、動画再生停止指令が入力されている場
合には、判定がYESとなり、S210において、前記
同一画面表示手段28のタイマ機構部40を停止し、且
つフレームカウンタ54をリセットして、そのカウント
値:FCを0とする。これにより、動画再生停止指令の
入力に伴って、画面44への動画の再生が停止せしめら
れると共に、画面44が、グラフ42と、フレームカウ
ンタ54のカウント値:FCが0となる一番最初の画像
46cを静止画として表示した初期画面に戻されること
となる。なお、既に、動画の再生が停止されている状態
で、S209での判定がYESとなった際には、S21
0で、フレームカウンタ54のリセットのみが実行され
て、画面44に初期画面が表示される。
【0061】次に、S211において、コマ戻し指令が
入力されたか否かを判定する。このコマ戻し指令は、ウ
インドウ45のツールバー47に表示されるプレビュー
ボタン72をマウス20にてクリックすることにより、
入力される(図11参照)。そして、動画の再生状態下
において、コマ戻し指令が入力されていない場合には、
判定がNOとなって、S213以下を実行し、また、コ
マ戻し指令が入力されている場合には、判定がYESと
なり、S212において、前記同一画面表示手段28の
タイマ機構部40を停止せしめ、且つフレームカウンタ
54のカウント値を1だけ減らす。これにより、コマ戻
し指令の入力に伴って、動画の再生状態下では、画面4
4への動画の再生が停止せしめられ、そして、その停止
下における画像46よりもフレームカウンタ54のカウ
ント値が1少ない画像46が、静止画として画面44に
表示されると共に、指示マーク52が、該カウント値が
1少ない画像46に対応したグラフ42上の点を指示せ
しめて、画面44に表示されることとなる。なお、フレ
ームカウンタ54のカウント値が0となっている場合に
限っては、S211での判定がYESとなっていても、
S212は実行されず、S213以下が実行される。ま
た、既に、動画の再生が停止されている状態で、S21
1の判定がYESとなった際には、フレームカウンタ5
4のカウント値の減少のみが実行されて、上記と同様
に、一つ前の画像46が画面44に表示されると共に、
指示マーク52が、該画像46に対応したグラフ42上
の点を指示するように移動せしめられる。
【0062】また、その後、S213において、コマ送
り指令が入力されたか否かを判定する。このコマ送り指
令は、ウインドウ45のツールバー47に表示されるネ
クストボタン64をマウス20にてクリックすることに
より、入力される(図11参照)。そして、動画の再生
状態下において、コマ送り指令が入力されていない場合
には、判定がNOとなって、S215以下を実行し、ま
た、かかるコマ送り指令が入力されている場合には、判
定がYESとなり、S214において、前記同一画面表
示手段28のタイマ機構部40を停止せしめ、且つフレ
ームカウンタ54のカウント値を1だけ増加させる。こ
れにより、コマ送り指令の入力に伴って、画面44への
動画の再生が停止せしめられ、そして、その停止下にお
ける画像46よりもフレームカウンタ54のカウント値
が1多い画像46が画面44に再生表示されると共に、
指示マーク52が、該カウント値が1多い画像46に対
応したグラフ42上の点を指示せしめて、画面44に表
示されることとなる。なお、フレームカウンタ54のカ
ウント値がnとなっている場合に限っては、S213で
の判定がYESとなっていても、S214は実行され
ず、S215以下が実行される。また、既に、動画の再
生が停止されている状態で、S213の判定がYESと
なった際には、フレームカウンタ54のカウント値の増
加のみが実行されて、上記と同様に、一つ後の画像46
が画面44に表示されると共に、指示マーク52が、該
画像46に対応したグラフ42上の点を指示するように
移動せしめられることとなる。
【0063】そして、その後、S215において、画像
検索指令が入力されたか否かを判定する。この画像検索
は、グラフ42上の任意の点が示す荷重値:Fと変形
量:Sとなる衝撃吸収構造体43の変形状態を撮影した
瞬間の画像を前記複数の画像46の中から検索するもの
であり、その指令入力は、図11に示されるように、マ
ウス20のカーソル74にて、前記画面44に表示され
たグラフ42上の任意の点を指示させ、その指示状態
で、マウス20のボタンをダブルクリックすることによ
り行われる。そして、動画の再生状態か否かに拘わら
ず、そのような入力が為されていない場合には、判定が
NOとなって、S201に戻り、また、かかる入力が為
されている場合には、S216において、画像検索ルー
チンを開始する。
【0064】この画像検索ルーチンは、図8にフローチ
ャートで示されるように、先ず、S401において、動
画が再生中であるか否かを判定する。そして、動画が再
生中であれば、判定がYESとなって、S402〜S4
07をスキップして、メインループに戻って、S201
を実行する。一方、動画が再生中でなければ、判定がN
Oとなり、S402において、マウス20のカーソル7
4が指示する位置の画面44上での座標データを抽出す
る。その後、S403において、S402で抽出したカ
ーソル74の指示位置の座標データを、該カーソル74
にて指示されるクラフ42上の位置の座標値に変換した
後、S404において、該カーソル74によるグラフ4
2上の指示位置の座標値を、前記時間データ:Tに更に
変換する。この時間データ:Tは、カーソル74による
グラフ42上の指示位置の座標値が示す前記衝撃データ
(加速度データ)に対応する時間によって求められる。
【0065】次いで、S405において、S404で求
めた時間データ:Tを、画像46が存在する時間デー
タ:T’に置換する。つまり、前述せる如く、ここで
は、衝撃データが、50μs毎に測定される加速度デー
タを基に構成されている一方、動画データが、1msあ
たり1枚(フレーム)の速度で撮影された複数の画像4
6を基に構成されていることから、1ms毎に測定され
た加速度データに基づく衝撃データに対してのみ、画像
46が対応せしめられるようになっている。それ故、こ
こで、時間データ:Tを、カーソル74が指示するグラ
フ42上の点の座標値が示す衝撃データに対応する画像
46が存在する、該時間データ:Tに最も近似する時間
に置換する必要があるのである。
【0066】その後、S406において、置換した時間
データ:T’の値をフレームカウンタ54に格納する。
即ち、置換した時間データ:T’は、画像46が存在す
る、1ms刻みの時間となっていることから、その値
が、フレームカウンタ54による画像46のカウント値
と一致せしめられることとなる。このため、置換した時
間データ:T’の値を、そのまま、フレームカウンタ5
4に格納して、カウント値:FCと為すのである。
【0067】次いで、S407において、図12に示さ
れる如く、時間データ:T’の値が格納されたフレーム
カウンタ54のカウント値:FCに対応する画像46b
を画面44に表示すると共に、かかる画像46bを撮影
した瞬間の衝撃データを示すグラフ42上の位置を指示
させつつ、指示マーク52を表示させる。これによっ
て、グラフ42上の任意の位置が指示マーク52にて指
示されると同時に、かかる任意の位置を与える衝撃デー
タに対応した所望の画像46bが検索され、画面44に
表示されることとなる。そして、その後、メインループ
に戻り、再び、S201を実行する。
【0068】而して、例えば、ウインドウ45のタイト
ルバー49に表示される終了ボタン76をマウス20に
てクリックすることにより、かかる画像表示プログラム
を終了するのである。
【0069】このように、本実施形態にあっては、上述
の如き画像表示プログラムを実行することにより、衝撃
吸収構造体43の衝突試験で測定された測定データから
求められる衝撃吸収構造体43の荷重変位特性等を示す
グラフ42と、該衝突試験での衝撃吸収構造体43の変
形状態を撮影した複数の画像46からなる動画とを、デ
ィスプレイ22の同一画面44に表示させることが出
来、また、かかる動画を構成する複数の画像46の一つ
一つに対して、グラフ42上での指示マーク52の指示
位置を正確に対応させることが可能となるのである。
【0070】従って、本実施形態においては、衝撃吸収
構造体43の荷重変位特性等を示すグラフ42と、該衝
撃吸収構造体43の変形状態を撮影した複数の画像46
からなる動画とが表示された同一画面44において、グ
ラフ42上の任意の位置を与える測定データに対応した
動画の画像46を正確に判別することが出来、以て、衝
撃吸収構造体43の衝突試験において測定される測定デ
ータ、更にはその測定データに基づいて求められる荷重
変位特性等を示すグラフ42を、より一層詳細に且つ正
確に解析することが出来るのである。
【0071】また、本実施形態にあっては、動画を構成
する複数の画像46を1フレームずつの静止画として画
面44にコマ送りで表示することにより、複数の画像4
6の中から、インパクタ41が衝撃吸収構造体43に衝
突せしめられた瞬間、即ち衝撃吸収構造体43が変形せ
しめられる瞬間を撮影した基準画像46aをユーザの目
視にて捜し当てるようになっているところから、かかる
基準画像46aを検索するための構造が、比較的簡略に
構成され得る。
【0072】さらに、本実施形態においては、画面44
における複数の画像46の切替え時間が変更せしめられ
るのに伴って、その変更された切替え時間と同一の時間
となるように、指示マーク52の移動の時間間隔が自動
的に変更せしめられて、それら複数の画像46の切替え
時間と指示マーク52の移動の時間間隔とが、常に一致
せしめられるようになっているところから、複数の画像
46の切替え時間や指示マーク52の移動の時間間隔の
変更に拘わらず、複数の画像46の一つ一つに対して、
グラフ42上での指示マーク52の指示位置を常に安定
的に対応させることが可能となる。
【0073】更にまた、本実施形態にあっては、画面4
4への動画の再生開始及びその停止と、グラフ42上で
の指示マーク52の移動開始及びその停止とが、タイマ
機構部40の始動及び停止に応じて行われるようになっ
ているところから、指示マーク52の移動と動画の再生
を停止した後、再開せしめる際に、複数の画像46の一
つ一つに対して、グラフ42上での指示マーク52の指
示位置を対応させるための操作を改めて行う必要がない
といった利点が得られる。
【0074】また、本実施形態においては、画面44に
表示されたグラフ42上の任意の位置を、単にマウス2
0のカーソル74で指示するだけで、指示マーク52
が、該任意の位置を指示するように移動せしめられると
共に、かかる任意の位置を与える衝撃データに対応した
所望の画像46bが、複数の画像46の中から自動的に
検索されて、画面44に表示されるようになっていると
ころから、グラフ42上の任意の位置を与える衝撃デー
タに対応した画像46bの画面44への表示を、極めて
簡単な操作で、しかも迅速に行うことが出来る。
【0075】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであっ
て、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受
けるものではない。
【0076】例えば、前記実施形態では、指示マーク5
2が、グラフ42の横軸に垂直な直線にて構成されてい
たが、グラフ42の任意の位置を明確に指示し得るもの
であれば、かかる指示マーク52の形態は、何等これに
限定されるものではない。
【0077】また、前記実施形態では、グラフ42の全
体が、画面44に予め表示され、この指示マーク52
が、該表示されたグラフ42上を移動せしめられるよう
になっていたが、指示マーク52が軌跡を描きながら画
面44上を移動せしめられ、この指示マーク52の移動
に伴って、グラフ42が、該描かれた指示マーク52の
軌跡により画面44に表示されるように構成することも
可能である。これによって、衝突試験の時間の流れに則
して、グラフが部分的に画面上に表示されることとな
り、以てかかる時間の流れに則した衝撃吸収構造体43
の変形状態が、より明確に認識され得る。
【0078】さらに、前記実施形態では、画面44にグ
ラフ42が表示された状態下で、複数の画像46の中か
ら基準画像46aが検索されて、画面44に表示される
ようになっていたが、基準画像46aを画面44に表示
させてから、グラフ42を画面44に表示させるように
しても、何等差し支えない。
【0079】更にまた、前記実施形態では、画面44
に、FS曲線を示すグラフとGT曲線を示すグラフとが
択一的に表示されるようになっていたが、それら二つの
グラフを同時に表示させるようにしても良く、また、そ
れら二つのグラフに代えて、或いはそれらに加えて、イ
ンパクタ41の加速度:Gと衝撃吸収構造体の変形量:
Sとの関係を示す、所謂GS曲線を示すグラフを画面4
4に表示させるようにすることも、可能である。
【0080】また、前記実施形態では、動画の再生開
始、停止、一時停止、コマ送り、コマ戻しや、動画の再
生時間の選択、グラフの選択等が、全て、マウス20の
操作に基づいて行われるようになっていたが、それらを
キーボード18のキー操作によって行うようにすること
も、勿論可能である。
【0081】さらに、前記実施形態では、コンピュータ
16に対して、入力装置として、キーボード18とマウ
ス20とが接続され、出力装置として、ディスプレイ2
2が接続されていたが、その他、デジタイザ等の入力装
置や、プリンタやプロッタ等の出力装置をコンピュータ
16に接続しても良い。
【0082】更にまた、前記実施形態では、インパクタ
41が衝撃吸収構造体43に衝突せしめられた瞬間、つ
まり衝撃吸収構造体43の変形量が0となっている瞬間
を撮影した基準画像46aが画面44に表示された時点
と、衝撃吸収構造体43の変形量が0となっているグラ
フ42上の点を指示マーク52が指示している時点とに
おいて、画面44への動画の再生と、画面44上での指
示マーク52の移動とが同期せしめられるようになって
いたが、そのような同期のタイミングは、決してこれに
限定されるものではなく、衝撃吸収構造体43の変形量
が、0以外の所定の値となっている瞬間を撮影した基準
画像46aが画面に表示された時点と、衝撃吸収構造体
43の変形量が該所定の値となっているグラフ42上の
点を指示マーク52が指示している時点とにおいて、画
面44への動画の再生と、画面44上での指示マーク5
2の移動とを同期せしめるようにすることも、可能であ
る。
【0083】また、前記実施形態では、コマ送り表示さ
れた複数の画像46をユーザが目視することにより、基
準画像46aが捜し当てられていたが、そのような基準
画像46aの検索を、所定の機械操作或いはコンピュー
タ操作により自動的に行うようにしても良い。
【0084】さらに、前記実施形態では、複数の画像4
6が、所定の切替え速度で自動的に切り替えられること
により、動画として、画面44に再生表示されるように
なっていたが、そのような複数の画像46の自動的な切
替え機能を省略して、画面44に表示される複数の画像
46の切替え操作を、マウス20の操作等による手動操
作にて行われるように為し、以て、それら複数の画像4
6が、画面44に対して、単に、手動操作によるコマ送
りのみで表示されるように構成することも、可能であ
る。
【0085】加えて、前記実施形態では、本発明を、衝
撃吸収構造体の衝撃吸収特性を調べる際に好適に用いら
れる画像表示装置及び画像表示方法並びにその画像表示
方法を実行するためにコンピュータにより実行されるプ
ログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されている
記録媒体に対して適用したものの具体例を示したが、そ
の他、例えば、自動車と各種の衝突物とを衝突させた場
合における自動車の様々な部位の変形状態やそれらの部
位の衝撃吸収特性等を調べる際、或いは種々の材料の引
張特性等を調べる際に用いられる画像表示装置及び画像
表示方法並びにその画像表示方法を実行するためにコン
ピュータにより実行されるプログラムがコンピュータ読
み取り可能に記録されている記録媒体等、経時的に変化
する物体(固体、液体、気体の何れをも含む)の変化量
を測定した測定データに基づいて作成されたグラフと、
かかる物体の経時的変化を撮影した複数の画像、若しく
はそれら複数の画像からなる動画とを画面に表示させる
画像表示装置及び画像表示方法並びにその画像表示方法
を実行するためにコンピュータにより実行されるプログ
ラムがコンピュータ読み取り可能に記録されている記録
媒体の何れに対しても、有利に適用され得るものである
ことは、勿論である。
【0086】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0087】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に従う画像表示装置にあっては、経時的に変化する物
体の変化量を測定した測定データに基づいて作成された
グラフと、かかる物体の経時的変化を撮影した複数の画
像、若しくはそれら複数の画像からなる動画とが表示さ
れた同一画面上において、かかるグラフ上の任意の位置
にて示される変形量となった瞬間の物体の変形状態が撮
影された画像を正確に判別することが出来、以て、測定
データ、更にはそれに基づいて作成されたグラフを、撮
影された複数の画像や動画を基に、より一層詳しく解析
することが可能となるのである。
【0088】また、本発明に従う画像表示方法によれ
ば、指示マークにて指示されるグラフ上の任意の位置
と、該任意の位置にて示される変化量となった瞬間の物
体の状態を撮影した画像とが、同一画面上で、正確に対
応せしめられ得、それによって、かかるグラフ上の任意
の位置にて示される変形量となった瞬間の物体の状態が
撮影された画像を正確に判別することが出来るのであ
る。
【0089】さらに、本発明に従う画像表示方法を実行
するためにコンピュータにより実行されるプログラムが
コンピュータ読み取り可能に記録されている記録媒体を
用いれば、上述の如き特徴を有する画像表示方法が、極
めて効率的に達成され得ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う画像表示装置の構成を概略的に示
す説明図である。
【図2】図1に示された画像表示装置が有するコンピュ
ータの内部構成を機能的に示す説明図である。
【図3】上記コンピュータのソフトウェア構成を概念的
に示す説明図である。
【図4】上記コンピュータの外部記憶装置に記憶された
画像表示プログラムのメインルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図5】上記コンピュータの外部記憶装置に記憶された
画像表示プログラムの衝撃データと動画データの関連付
けルーチンを示すフローチャートである。
【図6】上記コンピュータの外部記憶装置に記憶された
画像表示プログラムのメインループを示すフローチャー
トである。
【図7】上記コンピュータの外部記憶装置に記憶された
画像表示プログラムの画像再生ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図8】上記コンピュータの外部記憶装置に記憶された
画像表示プログラムの画像検索ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図9】図1に示された画像表示装置が有するディスプ
レイの画面の表示内容を示す説明図であって、グラフの
みが表示された状態を示す。
【図10】上記ディスプレイの画面の表示内容示す説明
図であって、グラフと動画の一番最初の画像とが表示さ
れた状態を示す。
【図11】上記ディスプレイの画面の表示内容示す説明
図であって、グラフと動画の基準画像とが表示された状
態を示す。
【図12】上記ディスプレイの画面の表示内容示す説明
図であって、グラフと動画の検索画像とが表示された状
態を示す。
【符号の説明】
10 画像表示装置 16 コンピュー
タ 18 キーボード 20 マウス 22 ディスプレイ 24 記録媒体 28 同一画面表示手段 30 指示マーク
表示手段 32 同期手段 42 グラフ 44 画面 46 画像 52 指示マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B069 AA01 BA01 BA04 DD15 DD16 DD20 JA01 JA02 5B080 AA00 FA08 5E501 AA01 AA24 AC15 AC16 AC17 BA03 BA05 CA02 CB02 CB09 EA05 EA10 FA14 FA15 FA37 FA46 FB43

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経時的に変化する物体の変化量を測定し
    た測定データに基づいて作成されたグラフと、かかる物
    体の経時的変化を撮影した複数の画像からなる動画と
    を、画面に表示させる装置であって、 前記グラフと前記動画とを同一の画面に表示させる同一
    画面表示手段と、 該グラフ上の任意の位置を指示する指示マークを前記画
    面に表示させ、且つ所定の時間が経過する毎に、かかる
    指示マークが、該所定時間の経過後の前記物体の変化量
    を示す前記グラフ上の位置を指示するように、該指示マ
    ークを前記画面上で移動させる指示マーク表示手段と、 該画面への動画の表示と、該画面上での前記指示マーク
    の移動とを、前記物体が任意の変化量となる瞬間を撮影
    した該動画の画像を該画面に表示した時点と、該物体の
    任意の変化量を示す前記グラフ上の点を該指示マークが
    指示した時点とにおいて同期させる同期手段と、を含む
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 経時的に変化する物体の変化量を測定し
    た測定データに基づいて作成されたグラフと、かかる物
    体の経時的変化を撮影した複数の画像とを、画面に表示
    させる装置であって、 前記グラフと前記複数の画像とを、同一の画面に表示さ
    せる同一画面表示手段と、 該グラフ上の任意の位置を指示する指示マークを前記画
    面に表示させ、且つ所定の時間が経過する毎に、かかる
    指示マークが、該所定時間の経過後の前記物体の変化量
    を示す前記グラフ上の位置を指示するように、該指示マ
    ークを前記画面上で移動させる指示マーク表示手段と、 該画面への前記複数の画像の表示と、該画面上での前記
    指示マークの移動とを、該複数の画像のうち、物体が任
    意の変化量となる瞬間を撮影した画像を該画面に表示し
    た時点と、該物体の任意の変化量を示す前記グラフ上の
    位置を該指示マークが指示した時点とにおいて同期させ
    る同期手段と、 を含むことを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記グラフの全体が前記画面に予め表示
    され、前記指示マークが、該表示されたグラフ上を移動
    せしめられるようになっている請求項1又は請求項2に
    記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記指示マークが軌跡を描きながら、前
    記画面上を移動せしめられ、かかる指示マークの移動に
    伴って、前記グラフが、該描かれた指示マークの軌跡に
    より該画面に表示されるようになっている請求項1又は
    請求項2に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記同期手段が、前記複数の画像のう
    ち、前記物体が任意の変化量となる瞬間を撮影した画像
    を基準画像として、その他の画像と識別する識別機構
    と、かかる基準画像が表示されると同時に、前記指示マ
    ークを、前記指示マーク表示手段によって、前記物体の
    任意の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示するよう
    に表示させる指示マーク表示指令機構とを有して構成さ
    れている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像表
    示装置。
  6. 【請求項6】 前記同一画面表示手段が、前記複数の画
    像を1フレームずつの静止画として前記画面にコマ送り
    で表示させるコマ送り表示機構を有する一方、前記同期
    手段が、それら複数の画像のうち、前記画面に表示され
    た画像の数をカウントする計数機構を更に有して構成さ
    れ、該コマ送り表示機構にてコマ送りで表示された複数
    の画像の中から目視により捜し当てられた前記基準画像
    が、該計数機構にてカウントされたカウント値に基づい
    て、前記識別機構により、その他の画像と識別されるよ
    うになっている請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記指示マークを前記画面上で移動させ
    る前記所定時間の長さと、前記複数の画像の該画面への
    表示下において、該複数の画像を順に切り替える切替え
    時間の長さの何れか一方が変更せしめられた際に、それ
    らの何れか他方を該一方と同じ長さに変更する変更機構
    が、更に設けられている請求項1乃至請求項6の何れか
    に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画面への前記複数の画像の表示と該
    画面上での前記指示マークの移動の何れか一方が停止せ
    しめられた際に、それらの何れか他方も同時に停止させ
    る同時停止機構が、更に設けられている請求項1乃至請
    求項7の何れかに記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記指示マークを前記グラフ上の任意の
    位置を指示する位置に移動させることにより、該グラフ
    上の任意の位置が示す前記物体の変化量となる瞬間を撮
    影した画像を前記複数の画像の中から検索して、前記画
    面に表示させる画像検索機構が、更に設けられている請
    求項1乃至請求項8の何れかに記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記物体が、車両用衝撃吸収構造体で
    あり、且つ該物体の変化量が、衝撃の入力に伴って経時
    的に変形せしめられる該車両用衝撃吸収構造体の変形量
    である請求項1乃至請求項9の何れかに記載の画像表示
    装置。
  11. 【請求項11】 前記物体が任意の変化量となる時点
    が、該物体が変化を開始する、該変化量が0となってい
    る時点である請求項1乃至請求項10の何れかに記載の
    画像表示装置。
  12. 【請求項12】 経時的に変化する物体の変化量を測定
    した測定データに基づいて作成されたグラフと、かかる
    物体の経時的変化を撮影した複数の画像からなる動画と
    を、画面に表示させる方法であって、 前記グラフと前記動画とを同一の画面に表示させる手順
    と、 前記物体が任意の変化量となる瞬間を撮影した前記動画
    の画像が前記画面に表示されると同時に、前記グラフ上
    の任意の位置を指示する指示マークを、かかる画像に対
    応した、該物体の任意の変化量を示す前記グラフ上の位
    置を指示するように、該画面に表示させる手順と、 該画面に表示された指示マークを、所定時間の経過毎
    に、該所定時間の経過後の前記物体の変化量を示す前記
    グラフ上の位置を指示するように、該画面上で移動させ
    る手順と、を含むことを特徴とする画像表示方法。
  13. 【請求項13】 経時的に変化する物体の変化量を測定
    した測定データに基づいて作成されたグラフと、かかる
    物体の経時的変化を撮影した複数の画像とを、画面に表
    示させる方法であって、 前記グラフと前記複数の画像とを同一の画面に表示させ
    る手順と、 前記複数の画像のうち、前記物体が任意の変化量となる
    瞬間を撮影した画像が前記画面に表示されると同時に、
    前記グラフ上の任意の位置を指示する指示マークを、か
    かる画像に対応した、該物体の任意の変化量を示す前記
    グラフ上の位置を指示するように、該画面に表示させる
    手順と、 該画面に表示された指示マークを、所定時間の経過毎
    に、該所定時間の経過後の前記物体の変化量を示す前記
    グラフ上の位置を指示するように、該画面上で移動させ
    る手順と、を含むことを特徴とする画像表示方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の画像を、1フレームずつの
    静止画として前記画面にコマ送りに表示し、該表示され
    た複数の画像の中から、該物体が任意の変化量となる瞬
    間を撮影した画像を目視により捜し当てて、かかる画像
    が該画面に表示された時に、前記指示マークを該物体の
    任意の変化量を示す前記グラフ上の位置を指示するよう
    に該画面に表示させるようにした請求項12又は請求項
    13に記載の画像表示方法。
  15. 【請求項15】 請求項12乃至は請求項14の何れか
    に記載の画像表示方法を実行するためにコンピュータに
    より実行されるプログラムがコンピュータ読み取り可能
    に記録されている記録媒体。
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