JP2000322164A - 無反射分岐バスシステム - Google Patents
無反射分岐バスシステムInfo
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Abstract
データ転送を実現する。 【解決手段】定インピーダンスインタフェースを持つ4
つのLSI間を3信号端子を有する可変抵抗器を2つで
接続し、更に該可変抵抗器間に可変インピーダンスLS
Iを1つ配置し、該抵抗器に接続されているLSIがバ
スドライブしない場合は可変抵抗の抵抗値を3端子間で
配線のインピーダンスZoの1/3でY字接続になるよ
うに、また、該抵抗器に接続されているLSIがバスド
ライブする場合は可変抵抗の抵抗値を低インピーダンス
とZoに可変する事で反射波を無くし高速データ転送を
実現する。
Description
てマルチプロセッサやメモリ等の素子間(例えばCMO
S等により構成されたデジタル回路間又はその機能ブロ
ック間)での信号伝送のための技術に関し、特に、複数
のLSIが同一の伝送線に接続され、LSI間でデータ
転送を行うバス伝送の高速化技術に関するものである。
ード間を高速にデータを転送するためのバス方式として
JEDEC(JointElectron Device Engineering Council)
標準のSSTL(Stub Series terminated Transceiver Log
ic)(EIA/JESD8-8)インターフースが有る。このインタ
フェースは図2のように、受信用のレシーバ21〜25
とデータ送信用のドライバ11〜21を有する入出力イ
ンタフェースを内蔵するLSI間のデータ送受信に用いら
れるバス配線で、データバス配線(メインライン)3の
両端を終端抵抗Rttで整合終端させることで両端での
反射を無くし、かつ、メインライン3とインタフェース
回路を接続するスタブライン61〜65上にマッチング
抵抗31〜35が配置されている。このマッチング抵抗
31〜35はドライバ11〜15の一つがデータを出力
する場合、これに接続しているスタブとメインライン3
との間のインピーダンス不整合による反射波を抑える働
きをする。
TLインタフェースではメインライン3上を伝搬する信号
波形にインパーダンスの不整合に起因する反射波が生じ
高速動作の妨げとなっていた。すなわち、例えば図2で
ドライバ11からレシーバ25にデータ伝送する場合、
ドライバ11からの信号波形はスタブ61とマッチング
抵抗31を介し、メインライン3に到達する。一般的に
マッチング抵抗31の抵抗値はスタブ61の特性インピ
ーダンスZoとメインライン3の特性インピーダンスZ
o’から(数1)のように決められる。
タブ側からメインラインを見た場合の整合終端条件であ
る。たとえば、メインライン3の特性インピーダンスZ
o’とスタブ61の特性インピーダンスZoがそれぞれ
50Ωの場合Rm=25Ω=50−50/2となる。
バ11からの信号波形は左右に伝搬し、左に進行する波
形は終端抵抗Rttで終端され反射波はない。しかし、
右側に進行する信号は分岐点52〜55を通過する。こ
の点52での反射係数Γは、(数2)の通りとなる。
介したスタブ62の合成インピーダンスであり、(数
3)の通りになる。
反射することが分かる。
インライン3上の分岐点を1つ通過する毎に25%反射
波が重畳されることになる。この反射波はスタブ61〜
65の往復伝搬遅延時間生じるので高速伝送のための低
ノイズ化にはスタブ線路長の制限があった。すなわち、
装置構造に大きな制約を課していた。
ピーダンスの乱れを少なくすることで反射波によるノイ
ズを低減することにある。これにより、SSTLに比べ
て更なる高速動作を提供する事が出来るようになる。
ンの分岐点までのスタブライン長制限を緩めることにあ
る。これにより、SSTLより装置の構造に大きな自由
度を与えることが出来る。
終端抵抗をLSIに内蔵することでこれを無くし、実装
の面積を低減することにある。
回路を終端抵抗内蔵としこのインタフェース部でのスタ
ブ配線を伝搬する信号の反射波を無くす。またメインラ
イン上で3方向に分岐している点に可変抵抗素子を直列
に入れる。線路の特性インピーダンスZoに合わせ、L
SIがデータを受信する或いは送受信しない場合、該L
SIが接続されているスタブ線に繋がった可変抵抗器を
該線路の特性インピーダンスZoの1/3に合わせる。
LSIがドライブする場合、該LSIが接続されている
スタブ線に繋がった可変抵抗器を5Ω以下程度の低抵抗
に、分岐する他の2線路に接続されている可変抵抗をメ
インライン側を低抵抗に、他方の抵抗を該線路の特性イ
ンピーダンスZoに合わせる。
タを受信する或いは送受信しない場合、該LSIが接続
されているスタブ線に繋がった可変抵抗器を該線路の特
性インピーダンスの1/3に合っているので、この分岐
点ではどの配線からも完全整合終端しているように作用
する。このため、分岐点で無反射となっているのでノイ
ズが無くデータ転送が行える。
Iが接続されているスタブ線に繋がった可変抵抗器を1
Ω程度の低抵抗に、分岐する他の2線路に接続されてい
る可変抵抗をメインライン側を低抵抗に、他方の抵抗を
該線路の特性インピーダンスに合っているので、ドライ
バからメインラインへのデータ伝搬は約80%伝搬し、
これが更に他方の可変抵抗器に伝搬する場合、無反射で
約40%伝搬するように作用するので信号レベルが充分
な大きさで伝搬することができる。
する。図中5つのLSIa〜eは配線と可変抵抗器を介
して相互に接続されデータを送受信する。1、2は可変
抵抗器である。LSIaと可変抵抗器1は配線Taで、
LSIbと可変抵抗器1は配線Tbで、LSIcと可変
抵抗器2は配線Tcで、LSIdと可変抵抗器2は配線
Tdで接続され、LSIeは配線Te1,Te2で可変
抵抗器1、2に接続されている。
するための制御信号配線である。LSIa〜eには図1
には記載していないデータ送受信用ドライバとレシーバ
からなるインタフェースを持っている。図1の配線はこ
れらのインタフェース間の接続を示したもので、アドレ
スやデータのビット幅分同等な相互接続バスがある。
を示す。可変抵抗器1aは信号入出力端子にa〜cを持
ち、端子a〜c間をY字型に可変抵抗ra〜rcが接続
されている。この可変抵抗ra〜rcは制御回路50に
より抵抗値を制御される。この抵抗制御回路50は端子
d1,d2を介して行われる。
可変抵抗器1では、端子aが配線Taに、端子bが配線
Tbに端子cが配線Te1に接続されている。端子d1
は配線da、端子d2は配線dbに接続されている。
子aが配線Tcに、端子bが配線Tdに、端子cが配線
Te2に接続されている。端子d1は配線dc、端子d
2は配線ddに接続されている。
1,d2により図4で示したように変化する。この図で
はd1,d2は正論理で表現されており、Hで制御信号
ONを意味するものとする。
e1が同じ特性インピーダンスZoを持つ場合、このZ
oの1/3である。また、rhは該特性インピーダンス
Zoであり、rlは5Ω以下の低抵抗値である。
合、抵抗ra〜rcは接続されている配線の特性インピ
ーダンスの1/3であるので、一種のパワースプリッタ
となっている。この場合の配線から見た反射係数Γ1を
計算すると反射係数Γ1は”0”となる。電圧等価係数
T1は”1/2”である。
ダンスZoの配線Ta、Tb,Tcが抵抗ra,rb,
rcに接続されているとして、配線Taからみたインピ
ーダンスは、1/3・Zoの直列抵抗raと、並列接続
された1/3・Zoの抵抗rb,rcを介した特性イン
ピーダンスZoの配線Tb,Tcが直列接続されている
ので1/3・Zo+1/2(1/3・Zo+Zo)=Z
oとなり、配線Taの特性インピーダンスZoと同じに
なるため結果としてΓ1=”0”となる。
の通り。抵抗ra〜rcが接続している1点を合流点と
呼ぶことにすると、スタブ配線Taから伝搬してきた電
圧波形はこの合流点の電圧では、1/3・Zoの抵抗に
よる分圧で入射電圧の2/3となる。
合流点の電圧から線路Tbの電圧比を求めると、直列接
続された抵抗rb=1/3・Zoと線路Tbのインピー
ダンスZoの分圧比であるから3/4=(Zo/(1/
3+1)Zo)となり、合流点の電圧比2/3との積に
なるので、結果として透過電圧係数は1/2(=2/3
・3/4)となる。
制御信号d1,d2が同じ場合、可変抵抗器1aはパワ
ースプリッタとして機能し、それぞれに接続した配線に
対し、無反射で分岐接続する。
力した場合、抵抗ra〜rcは端子a〜cからの信号の
流れを変えるように抵抗ra〜rcを制御する。d1が
Hになった場合、抵抗ra、rcは低抵抗rlになり、
抵抗rbはrhとなる。このため、端子aから端子cへ
のインピーダンスは低抵抗(2rl)で接続されること
になる。他方端子aから端子bへの接続は高い抵抗(r
l+rh)で接続されることになる。
と配線Tbに透過した透過係数T2を計算しておく。
cの合成抵抗をr0とすると、
/b=(ab)/(a+b)と定義される。このため、配線Taから
見た反射係数Γ2は、以下の通りとなる。
と、以下の通りになる。
る。
と、以下の通りとなる。
る。
3は、 透過電圧係数T3=(1+Γ2)(Zo / (Zo + rl))…(9) となり、rl=0ならばT3="0.8”となる。
が入力されると、それに応じて抵抗ra〜rcの抵抗が
制御され端子d1にHが入力されると端子a−端子c間
が低抵抗で接続され、端子aから端子bへの透過係数T
2がほぼ1/2、T3が0.8となる。逆に端子d2に
Hが入力されると端子b−端子c間が低抵抗で接続さ
れ、端子bから端子aへの透過係数T2がほぼ1/2、
等価係数T3が0.8となる。
aは制御信号d1,d2により信号伝搬の方向を低反射
係数で制御することが出来る。また、抵抗ra〜rcの
接続方法はY字型だけでなくΔ型であっても基本的に同
じ機能を実現できる。
内蔵しているインタフェースの回路を説明する。
ル(OE-N)付のドライバであり、OE_Nがアサートされた場
合に、data端子のデータを出力する。21はレシーバで
Vref端子の電圧とI/OPADの電圧とを比較する
コンパレータであり、この比較結果をLSI内部のコア
論理に出力する。
OPADで接続されており、ここには記載されていない
LSIパッケージを介して外部配線に接続されている。
のインピーダンスZoに調整可能であるが、ドライブ時
も出力イネーブル(OE_N)がネゲートされたときもI/O
PADからみて出力インピーダンスは一定である。す
なわち、ドライバ11の出力インピーダンスは調整可能
であり、出力インピーダンスが一定のまま出力電圧が変
化することにより信号を出力する。 ここで、ドライバ
11に接続される配線のインピーダンスは便宜上50
[Ω]であり、出力インピーダンスは50[Ω]に設定
されている。このため、ドライバへの波形は無反射とな
りノイズが低減する。
いて説明する。図5(b)はドライバの図5(a)の等
価回路を更に詳細に記述した回路図である。
接続されたMOSトランジスタで構成され、図では可変
抵抗器で示している。 11−lはI/O PADとグ
ランドに接続されたMOSトランジスタで構成され、図
5(b)では可変抵抗器で示している。 これらの可変
抵抗器11−h,11−lはdata信号とOE_N信号で制御
されている。
11−hと11−lの抵抗値(Rhi,Rlo)とI/
O PADの電圧(Vio)を図6に示す。
バからLが出力されるが、ドライバの出力インピーダン
スはRloの50[Ω]であり、出力電圧Vio=0
[V]となる。 data=0,OE_N=1の場合、
ドライバからの出力は切れるが、ドライバの出力インピ
ーダンスはRlo=100[Ω]とRhi=100
[Ω]の並列接続の50[Ω]となり、出力電圧Vio
はVcc=1.0[V]の場合、0.5[V]となる。
更に、data=1,OE_N=0の場合ドライバか
らHが出力されるが、ドライバの出力インピーダンスは
Rhiの50[Ω]であり、出力電圧Vio=1.0
[V]となる。 data=1,OE_N=1の場合、
ドライバからの出力は切れるが、ドライバの出力インピ
ーダンスはRlo=100[Ω]とRhi=100
[Ω]の並列接続の50[Ω]となり、出力電圧Vio
はVcc=1.0[V]の場合、0.5[V]となる。
れの状態にあっても出力インピーダンスは常に50
[Ω]となっている。そして、出力電圧Vioは、da
taの状態により、Vio(H)=1.0、Vio
(L)=0[V]であり、出力しない場合、Vio=
0.5[V]となっている。
タフェースはドライバがどのような状態でもインピーダ
ンスが設定された50[Ω]となっており、ドライバ1
1に接続された配線のインピーダンスと等しいためI/O
インタフェースでの反射はほとんどなく、波形歪みが少
ないデータ転送を提供することが出来る。また、図5
(c)は図1のLSIeの等価モデルである。
ハイインピーダンスとなる。また、OE_Nがアサートされ
ているとき出力インピーダンスはRs=Zo/2で無負
荷時Vcc−グランド間の電圧である1.0[V]の振
幅をドライブする。50[Ω]の伝送線路が2本接続さ
れている場合は信号振幅はVcc−グランド間の電圧の
半分の0.5[V]となる。
ンタフェースを図1のバス配線に用いた場合の波形を図
8〜図11、13〜15に示す。これらの図はSPIC
E(Simulation Program with Integrated Circuit Emp
hasis)と呼ばれる回路シミュレーションの結果であ
り、シミュレーション回路を図7に示した。
タフェース回路の等価回路であり、それぞれ抵抗Rra
〜Rrdと静電容量Cioが並列に接続されている。図
7においてはドライバはインタフェースaであり、抵抗
Rraがノードdatainにおいてパルス電源に接続
されている。そのほかのインタフェースb〜dは信号を
ドライブしておらず信号受信の状態の等価回路である。
すなわち、インタフェースは電源Vttに接続されイン
タフェースが持つインピーダンスがRrb〜Rrd=Z
oである回路の等価回路である。
路モデルである。可変抵抗器1、2はY字型接続されて
いる3つの抵抗Ra,Rb,Re1とRc,Rd,Re
2が等価回路である。
路はTe1,Te2で示された伝送線路モデルである。
伝送線路Te1、Te2の間に有る静電容量CioとR
reである。これは図1のLSIeのインタフェースが
LSIa〜LSIdのインタフェースとは異なりインピ
ーダンスがHiZで有ることを模擬している。
a1〜e1で記した。
りであり、可変抵抗器1にはドライバaから制御信号が
出力され図4のd1がHになった状態である。また、可
変抵抗器2は制御信号がd1,d2とも入力されていな
い状態である。
ンピーダンスZo=50[Ω] インタフェースa〜dのインピーダンスRra〜Rrd
=50[Ω] インタフェースeのインピーダンスRre=1K[Ω] 可変抵抗器のインピーダンス Ra=Re1=0[Ω] 可変抵抗器のインピーダンス Rb=50[Ω] 可変抵抗器のインピーダンス Rc=Rd=Re2=5
0/3[Ω] また、伝送線路の長さはTa〜rd=50[mm]、T
e1,Te2=100[mm]である。また、インタフェ
ースa〜eの静電容量Cioは全て2pFであり、ドラ
イバの立上り、立ち下がり時間は0.5[ns]であ
る。
である。横軸は[秒]を単位とする時間で、縦軸は電圧
[V]と電流[A]の大きさを表している。
nのドライブ波形である。0V−1V振幅のパルス幅2
nsのパルスで、データ転送速度は500[MT/s](Mega Tr
ansaction per Second)である。破線はa1での、点線
はb1での、細かい点線はc1での、1点鎖線はd1で
の、太い1点鎖線はe1での、電圧波形である。
なめらかな、矩形波であることが分かる。また、ドライ
ブ点a1の波形は、立上り、立下がりでドライバのイン
ピーダンスRra=50[Ω]伝送線路Taのインピー
ダンスZo=50[Ω]との分圧比の0.5[V]であ
る。しかし、可変抵抗1の20%のインピーダンスミス
マッチにより進行波の20%がドライバ側に戻ってきて
おり、この反射波が0.1[V]=0.5[V]x0.
2であるので、結果として約0.1[V]のオーバーシ
ュートとなっている。しかし、この20%の反射波はド
ライバも伝送線路Taと整合終端しているので再反射さ
れることはない。ただし、立上り時間だけインタフェー
スaの持つ静電容量Cioにより再反射される。この静
電容量のインピーダンスZcはj*ω*Cioであり、こ
こでjは−1の平方根であり、ωは各周波数である。立
上り時間が今、0.5[ns]であるので、ω=2π/
trであるので抵抗50[Ω]と並列接続された静電容
量による反射係数を計算するとΓ=−0.1−j0.3
となる。反射係数Γは小さな位相遅れだけであり、波形
に大きな乱れは生じさせない。
1〜e1での電圧波形はドライバの電圧波形の1/2程
度で、終端電圧0.5[V]に対して±0.2[V]に
なっている。ノードe1で振幅0.4[V]となってい
るのはドライバaからの進行波が可変抵抗器1を通過後
も、これが図4のように制御されるので低抵抗で接続さ
れ伝搬係数T3=0.8すなわち0.4[V]で伝搬す
る。また、Rreが1K[Ω]でここでのインピーダン
スの乱れが少ない。
ゲートアレーなどに用いられる差動回路では充分に弁別
できる大きさである。また、遅延時間がb1〜e1で生
じておるがこれはドライバからの配線長差に起因するも
のである。
点b1〜e1においてドライブ波形のa1に対して約半
分の大きさで歪みが少なく高速に伝送できることがわか
った。
パルス幅と同程度以上になると、データの干渉いわゆる
符号間干渉が生じる。これを調べるために、datai
nのパルスを疑似ランダム化して同様のシミュレーショ
ンを行った波形を図9〜10に示す。
を重ねて表示したいわゆるアイパターン(eye pattern)
である。図10はb1でのアイパターン、図11はe1
でのアイパターンである。図10も図11もノイズが乗
っているのが50[mV]以下と極めて小さく、また、
立上りと立ち下がりの交差点はほとんど変化が無いので
符号間干渉によるjitterが極めて少ないことが分かる。
このため、500MT/sでは問題なくデータ転送でき
るといえる。
らLSIb〜dドライブでも同じ波形となることが分か
る。ただし、可変抵抗器1、2はドライバの位置により
図4に従うように遷移するものとする。
ションを行った。図12はその等価回路である。図7と
異なるのはインタフェースaがレシーバでありRra=
50[Ω]がVccに接続されていること、インタフェ
ースeがRreを介してパルス電源が接続されているこ
とである。このパルス電源は図7のインタフェースa内
のそれと接続点以外同じ波形を出力する。インタフェー
スeの出力インピーダンスRreは線路Te1,Te2
の特性インピーダンスZoの半分の25[Ω]である。
これは配線が2本が並列接続されているためインタフェ
ースeからの見かけの線路のインピーダンスが半分にな
っているためである。また、可変抵抗器1、2内の抵抗
は全てZo/3である。
ーション波形は図13である。datainの波形は実
線で示されており0−1[V]の500MT/sのパル
スであり、ノードe1での波形は一点鎖線で示された
0.5[V]振幅の波形であり、ノードa1〜d1では
インタフェースeからの配線長が等しいため重なって表
示されており、0.5[V]を中心に振幅±0.125[V]の
矩形波で非常にノイズが小さいことが分かる。これは、
可変抵抗器1、2とそれに接続されている伝送線路Ta
〜Tdがそれぞれ伝送線路Te1,Te2からみて完全
整合終端されているためである。
のアイパターンを示す。図9〜図11に比べて更に低ノ
イズ、低jitterであることが分かる。このため、インタ
フェースeドライブにおいても低ノイズで高速データ転
送を行うことができることがわかる。
Ia〜eのいずれがドライバになっても低ノイズで高速
にデータ転送することができることが分かった。これに
より、本発明を用いた高速データ転送を内蔵する装置を
提供できる。
Ia〜dまでの配線は1対1配線であり無損失で近似で
きる長さで特性インピーダンスが一定ならば長さの制限
が無く波形は低歪みのまま伝送できることがわかる。こ
のことにより、スタブ配線である図1の配線Ta〜td
の配線長制限が基本的にない。すなわち、長さの制約が
ないので構造設計に自由度を持たせられるという効果が
ある。
端抵抗が不要となり実装面積を削減することができると
いう効果がある。
実現する定インピーダンス・インタフェースを図16を
用いて説明する。このインタフェースは図6で記載の出
力インピーダンスと出力電圧VioをC−MOSで実現
したものである。
子とデータ出力制御端子(OE_N)により出力インピーダン
スが変化する。21はレシーバでドライバ11とI/Opad
を共用しており、I/Opadを通じて入力された受信信号を
基準電圧Vrefと比較することでデータのH,Lを検
出する。
それぞれ並列接続されたpush−pull型のトーテ
ンポールである。P−MOSは電源VccとI/Opadに接
続され、N−MOSはグランドとI/Opadに接続されてい
る。それぞれのゲート電圧は51、52で示されたドラ
イバインピーダンス制御回路に接続されて制御されてい
る。なお、図6の機能を実現するためVccの電位は
1.0[V]であるが、本来任意であり、選択するデバ
イスや給電システムの使用可能電源あるいはレシーバの
感度から決まる電圧であり、1.0[V]以上であって
も1.0[V]以下であっても良い。
a、OE_NによりP−MOS、N−MOSのゲート電圧を
制御しドライバ11の出力インピーダンスと出力電圧を
制御する。この制御回路の一例を図17を用いて説明す
る。
(W)の等しい2つのN−MOSトランジスタとP−M
OSトランジスタがペアとなり、この幅Wの2倍、4
倍、8倍の幅を持つP−MOS,N−MOSトランジス
タがそれぞれ並列接続されている。
のインピーダンスを設定するためのレジスタであり、
w,2w,4w,8wのトランジスタを2つあるうち1
つづつ複数組み合わせて選択することによりインピーダ
ンスを制御することができる。すなわち、選択の組合せ
はwのトランジスタのインピーダンスを単位として1/
15まで離散的に制御可能である。同様に52−aはL
側のN−MOSトランジスタのインピーダンスを設定す
るためのレジスタであり、w,2w,4w,8wのトラ
ンジスタを2つあるうち1つづつ複数組み合わせて選択
することによりインピーダンスを制御することができ
る。今、レジスタ51−a,52−aの設定値はインタ
フェースが接続されている伝送線路の特性インピーダン
スZo=50[Ω]の倍の100[Ω]に設定されてい
る。
号とdata、OE_Nの信号を入力とするAND,NAN
D回路により図17に示されるような配線によりそれぞ
れのP−MOS,N−MOSトランジスタは制御され、
図6で示されたインピーダンスと出力電圧を実現してい
る。
N−MOSは全て切れる状態となり、また、P−MOS
はインピーダンス制御回路51−aで選択されたトラン
ジスタの組合せの倍のトランジスタがOnすることにな
る。すなわち100[Ω]に設定されているP−MOS
トランジスタのゲート幅が倍になりインピーダンスは半
分の50[Ω]となる。そしてI/Opad出力電圧は無負荷
時Vcc=1.0[V]になる。また、50[Ω]の特
性インピーダンスを持つ配線が接続されている場合は、
抵抗分圧比の1/2の0.5[V]が出力される。
切れる場合はP−MOSはインピーダンス制御回路51
−aで選択されたトランジスタの組合せのトランジスタ
がOnすることになる。すなわちP−MOSのインピーダ
ンスの合計は100[Ω]である。N−MOSもインピ
ーダンス制御回路51−bで選択されたトランジスタの
組合せのトランジスタがOnすることになる。すなわちN
−MOSのインピーダンスの合計は100[Ω]であ
る。これにより出力インピーダンスは半分の50[Ω]
となり、出力電圧はVcc−グランド間の半分の0.5
[V]となる。
インピーダンスと出力電圧をC−MOSトランジスタの
みで実現することができ、LSIに搭載することが簡単
にできる。これはまた、図7の等価回路を持つインタフ
ェースを実現した回路となっている。
路の実現方法を説明する。これはLSIの外部に精度の
高い抵抗Rargを設けて、この抵抗RargをVcc
とI/Opadに接続し、図17のドライバと同じ種類のセル
をこのI/Opadに接続する。このI/Opadには更に21のコ
ンパレータ型レシーバが接続されており電圧Vrefと
比較結果をインピーダンス調整回路53に伝える。Ra
rg=100[Ω]に選びVcc=1.0[V]に選べ
ばインピーダンス調整回路53はN−MOSトランジス
タの幅を選択的に変えることでRargとドライバ11
の分圧比に応じた電圧がVrefに対して大きいか小さ
いかをモニターできる。インピーダンス調整回路53は
ドライバ11のN−MOSトランジスタを幅wが最小幅
から順に大きくなるようにOnすることでインピーダンス
を小さくしていくことができ、Rargと同じかそれ以
下になったときレシーバ21の出力が反転するのでこの
変移点をモニタする事ができる。更に今度は逆にトラン
ジスタの幅を最大幅から順に小さくすることでドライバ
のインピーダンスを大きくしていくことができ、Rar
gと同じかそれ以上になったときレシーバ21の出力が
反転するのでこの変移点をモニタする事ができる。この
2つの変移点の設定の中に目標のRargが有ることが
分かる。これにより、先の2つの変移点の設定のどちら
かを採用することでRargに最小の誤差を持ってドラ
イバ11のインピーダンスをVds=0.5[V]で設
定することができる。更に、この設定値を他のドライバ
が有している図17のインピーダンス制御レジスタ52
−bに書き込むことで書き込まれたドライバ全てのL側
のインピーダンスを100[Ω]に設定できる。
続したセルを用意し、これのP−MOSを順位選択する
ことでRargと同じインピーダンスに最小の誤差を持
って設定できる。更に、この設定値を他のドライバが有
している図17のインピーダンス制御レジスタ52−a
に書き込むことで書き込まれたドライバ全てH側を10
0[Ω]に設定できる。
に行っても良いし、温度が一定とみなせる例えば5分間
隔に行っても良い。
の回路を持つことで目標の100[Ω]に設定できる。
これにより、製造バラツキや温度バラツキに起因するイ
ンピーダンスの誤差を取り除くことができる。
を用いて説明する。これは図4の可変抵抗器1をMOS
トランジスタを用いて実現した実施例である。端子a〜
c間のインピーダンスを55a〜55cで示したインピ
ーダンス調整回路で制御する。可変抵抗ra〜rcを実
現するトランジスタは幅の異なるトランジスタが並列接
続されており、その組み合わせてインピーダンスを調整
する。図ではwから32wまでの6個のMOSトランジ
スタが並列接続されている。このインピーダンス調整回
路は更に端子d1,d2に接続されている方向制御回路
50により制御されている。d1,d2の状態により図
4に示したように抵抗ra〜rcが変化する。図4では
抵抗ra〜rcは3つの状態があり、それぞれ低抵抗の
rl,高抵抗のrh(=Zo),線路インピーダンスの
r0(=Zo/3)で表されている。
のトランジスタがオンすることを意味する。また、rh
は可変抵抗器1に接続される線路の特性インピーダンス
Zoと同じであり、第1の実施例では50[Ω]であ
る。この50[Ω]を実現するMOSトランジスタの幅
の3倍の組合せでr0=Zo/3の状態を作る事ができ
る。
同じく図18と同じ回路を有すれば簡単に実現できる。
この場合、目標のインピーダンスは50[Ω]なのでR
argは50[Ω]を選べばよい。
ンス制御回路55−a〜55−cに設定すればrhを設
定できる。
ランジスタで記載しているがP−MOSとN−MOSが
並列接続されたパストランジスタでも構わないし、P−
MOSのみでも構わない。この可変抵抗1に供給する電
源電圧Vccが供給される場合それぞれの制御回路55
−a〜55−cがトランジスタを所定のインピーダンス
に遷移できるかどうかでトランジスタの種類を選べばよ
い。
抵抗を集合させることで実装面積を削減することができ
る。図では9ビット構成であり、それに方向制御回路5
0とインピーダンス調整回路53を1つづつ共用するこ
とができる。ピン数が増加するが図20では3端子間の
可変抵抗間をグランド(vss)でビット間のクロストー
クを低減させることができる。ピン数を削減するために
Vssピンを削減することも可能である。
ースを持つLSIaからデータ信号を出力する場合、デ
ータ信号送出に先立ち、可変抵抗器1の抵抗値制御信号
d1を抵抗値が図4のように遷移するのに必要な時間以
上前にLSIaから出力されることで確実に抵抗値を遷
移させることができ、安定なデータ転送を行うことがで
きる。当然、データ転送後は制御信号daはネゲートす
るのがよい。例えばマルチプロセッサバスに本発明のバ
スシステムが応用された場合通常はプロセッサが有する
キャシュメモリの内容一致(コヒーレンシ)のため、バ
スをスヌープするためレシーブ状態となっているためで
ある。すなわち本発明はマルチプロセッサバスにも応用
することができるという効果がある。
インピーダンス制御を安価なMOSを用いて実現でき、
更に多ビット構成することができるので、実装面積を削
減できる効果もある。
プリント基板100に4つのコネクタ70−a〜70−
dが搭載され、このコネクタ70−a〜70−dとLS
Ie間を可変抵抗器1、2と配線3で接続されている。
ここには示されていない可変抵抗1、2がそれぞれのコ
ネクタ70−a〜70−dから抵抗1、2へ一本づつ配
線されている。すなわち、インピーダンス制御信号はコ
ネクタ70−aと70−bから可変抵抗器1へ、コネク
タ70−cと70−dから可変抵抗器2へ接続されてい
る。
−dに挿抜可能なドータボード101である。ドータボ
ード101に搭載されているコネクタ71はコネクタ7
0−a〜70−dに挿入可能である。このコネクタ71
にLSIからデータ、アドレス信号Taが接続されそのほ
か図21の抵抗1或いは抵抗2を制御するための制御信
号daが接続されている。図22のLSIは図6で記載
されたインピーダンスを持つインターフェースを有す
る。図21のLSIはドライブ時は配線3の特性インピ
ーダンスの半分のインピーダンスで、レシーブ時にはハ
イインピーダンスとなるようなインタフェースが搭載さ
れている。
が不要となり実装面積を削減することができるという効
果がある。また、ドータ基板をコネクタ接続できるので
プロセッサなどの高機能LSIをシステムの性能に応じ
て交換することができる。これはまた、壊れたドータ基
板の交換もできる事を意味する。また、ドータ基板10
1を4枚搭載する必要がない場合はVttに50[Ω]
で終端された終端基板を装着する必要がある。これはこ
の終端基板が無い場合、終端状態が崩れるためである。
り、ドータ基板を両面に搭載することもできる。図23
は断面図である。ドータ基板101a〜101dが基板
100の両面に実装されている。表面にはドータ基板1
01aと101bの中間に可変抵抗1が搭載されてい
る。裏面にはドータ基板101cと101dの中間に可
変抵抗2が搭載されている。そして可変抵抗1、2間に
LSIeが来るようにグランド・電源層でセパレートさ
れた2層の信号配線を上下に配して接続することで第1
の実施例と同じバスシステムを構成することができる。
この第2バスを他方の側に設けることができる。第2の
バスに接続されるドータ基板は102a〜102dであ
らわしてあり、信号の層も第1のバスト共有することが
できる。
基板100に2本バスを搭載することができ、システム
の機能を向上することができる。
ム構成例を図24のに示す。図は4つのCPUがプロセ
ッサバス201により相互接続されている。また、DR
AMを制御する4つのメモリコントローラをメモリバス
202により相互接続されている。更にPCIなどの周
辺装置を接続するためのI/OポートLSIを4つ接続す
るI/Oバス203により相互接続されている。これらの
バス201〜203がセンタブリッジに接続されてい
る。センタブリッジはバス201〜203の丁度真ん中
に来るように配線されている。そして、各バスは第1の
実施例のように可変抵抗を有し、高速データ転送を可能
にしている。
バス202、I/Oバス203とセンタブリッジを有する
CPUモジュールを単位として、CPUモジュールを複
数接続するためのモジュールバス204を有している。
このように構成することにより大規模なマルチプロセッ
サ機を構成することができる。また、互いのデータ転送
を高速にできるので高性能な装置を構成することができ
る。
り、LSIa〜eのいずれがドライバになっても分岐点
で無反射或いは低反射率となり低ノイズで高速にデータ
転送することができる。これにより、本発明を用いた高
速データ転送を内蔵する装置を提供できる。
Ia〜dまでの配線は1対1配線であり無損失で近似で
きる長さで特性インピーダンスが一定ならば長さの制限
が無く波形は低歪みのまま伝送できることがわかる。こ
のことにより、スタブ配線である図1の配線Ta〜td
の配線長制限が基本的にない。すなわち、長さの制約が
ないので構造設計に自由度を持たせられるという効果が
ある。
端抵抗が不要となり実装面積を削減することができると
いう効果がある。
り、図6の出力インピーダンスと出力電圧をC−MOS
トランジスタのみで実現することができ、LSIに搭載
することが簡単にできる。これはまた、図7の等価回路
を持つインタフェースを実現できる。
ス調整用の回路を持つことで目標の100[Ω]に設定
できる。これにより、製造バラツキや温度バラツキに起
因するインピーダンスの誤差を取り除くことができる。
り、 高精度のインピーダンス制御を安価なMOSを用
いて実現でき、更に多ビット構成することができるの
で、実装面積を削減できる効果もある。
り、高精度のインピーダンス制御を安価なMOSを用い
て実現でき、更に多ビット構成することができるので、
実装面積を削減できる効果もある。
Claims (10)
- 【請求項1】データ送受信用の信号端子を少なくとも3
つ有するバスシステムにおいて、 それぞれの端子間をY字型に接続する可変抵抗器3つ有
し該信号端子とは別に該可変抵抗器の抵抗値を制御する
制御信号端子を2つ有し、 前記3つの可変抵抗器の抵抗値と予め設定したインピー
ダンスを一定関係になるように制御し、前記2つの制御
信号端子の信号との関係で、前記3つの可変抵抗器の抵
抗値を遷移させることを特徴とする無反射分岐バスシス
テム。 - 【請求項2】請求項1において、 前記3つの抵抗値を{ra,rb,rc}で表し、任意
の設定インピーダンスをZoで表すとき、前記一定関係
および抵抗値の遷移を以下の式で表わすことを特徴とす
る無反射分岐バスシステム。 (L,L)の場合、 {ro,ro,ro} (L,H)の場合、 {rh,rl,rl} (H,L)の場合、 {rl,rh,rl} (H,H)の場合、 {ro,ro,ro} ここで、ro=Zo/3、rh=Zo,rl<5Ω、 - 【請求項3】請求項1において、 可変抵抗器をゲート幅が倍数関係にあるMOSトランジ
スタを複数並列接続し、該MOSトランジスタのゲート
電圧を印加・非印加することでインピーダンスの可変を
可能とすることを特徴とする無反射分岐バスシステム。 - 【請求項4】請求項2または3において、 設定インピーダンスZoを、該可変抵抗素子外に設けら
れた基準インピーダンスと、並列接続されたMOSトラ
ンジスタのインピーダンスを比較することで該インピー
ダンスの大小を判定し、該並列接続されているMOSト
ランジスタの選択の組合せを変えることで該可変抵抗の
インピーダンスの基準インピーダンスZoを生成させ、
rh=Zoのインピーダンスの状態に設定可能なことを
特徴とする無反射分岐バスシステム。 - 【請求項5】請求項3または4において、 該並列接続されているMOSトランジスタ全てを導通状
態にすることで可変抵抗のrl<5Ωの状態を生成可能
なことを特徴とする無反射分岐バスシステム。 - 【請求項6】請求項4において、 前記基準インピーダンスZoに等価なMOSトランジス
タのゲート幅に対し、該ゲート幅の1/3に設定するこ
とでr0=Zo/3の状態を生成可能なことを特徴とす
る無反射分岐バスシステム。 - 【請求項7】データ送受信用のドライバ、レシーバから
なるインタフェース回路において、 該LSI内のインタフェースがある規定のインピーダン
スZoと等しい出力インピーダンスをデータの送受信に
関わらず持ち、かつ、該LSIから出力されるデータの
状態によりH出力される場合は出力電位がVhに、L出
力される場合は出力電位がVlになり、データが出力さ
れない場合は、該インタフェースの入出力電位がVtt
=(Vh−Vl)/2となり、データ転送中はいつでも
該規定インピーダンスZoのインピーダンスを有するこ
とを特徴とするデータ転送用インタフェース。 - 【請求項8】請求項7において、 該インターフェースの制御用にdata信号と負論理の
出力イネーブル信号(OE_N)をもち、 ドライバの最終段がP−MOSとN−MOSのプッシュ
ープル型のトランジスタが複数並列に接続されることで
インピーダンスを可変にでき、 P−MOSトランジスタが電源VccとI/O パッドに
接続されN−MOSトランジスタがI/Oパッドとグラン
ドに接続され、 更に、該2つの信号の状態により該data信号、該出
力イネーブル信号の状態を(data信号、OE_N)
で表し、該ドライバのP−MOSとN−MOSのインピ
ーダンスを{rp,rn}で表し、ある設定インピーダ
ンスをZoで表し、I/O パッドの無負荷時の出力電
位をVioで表すと (L,L)の場合、 {5KΩ以上、Zo} Vio=0 (L,H)の場合、 {2Zo、2Zo} Vio=Vcc/2 (H,L)の場合、 {Zo、5KΩ以上} Vio=Vcc (H,H)の場合、 {2Zo、2Zo} Vio=Vcc/2 と該ドライバのP−MOS,N−MOSのインピーダン
スを遷移させることで、出力インピーダンスを該規定イ
ンピーダンスZoを保ったままI/Oパッドの電圧Vio
を遷移できることを特徴とする定インピーダンスインタ
フェース。 - 【請求項9】請求項7または8において、 該複数並列接続されているMOSトランジスタのゲート
幅が倍数関係にある該MOSトランジスタの組を2組持
ち、該MOSトランジスタの組のうちMOSトランジス
タ個別にゲート電圧を印加・非印加することでインピー
ダンスの可変を可能とし、 該MOSトランジスタの1組のトランジスタを設定イン
ピーダンス2Zoに設定するため、該トランジスタのイ
ンピーダンスと該インタフェース外に設けられた基準イ
ンピーダンスとを比較することで該2つのインピーダン
スの大小を判定し、該MOSトランジスタの組の中で並
列接続されているトランジスタの選択をゲート電圧を切
り換えることで該P−MOS或いは該N−MOSのイン
ピーダンスを基準インピーダンスに合わせることを特徴
とした定インピーダンスインタフェース。 - 【請求項10】請求項7乃至9のいずれかにおいて、 設定インピーダンス2Zoに一致したP−MOS,N−
MOSトランジスタが1組オンすると2Zoに、 2組オンするとZoに、 オフするとハイインピーダンスにインピーダンスが遷移
するようなの組合せを2組持ち、これをP−MOSがハ
イインピーダンスの時N−MOSはZoに、 P−MOSが2Zoの時N−MOSは2Zoに、 P−MOSがZoの時N−MOSはハイインピーダンス
に遷移することで、また、 N−MOSがハイインピーダンスの時P−MOSはZo
に、 N−MOSが2Zoの時P−MOSは2Zoに、 N−MOSがZoの時P−MOSはハイインピーダンス
に遷移することで出力インピーダンスを該規定インピー
ダンスZoを保ったままI/Oパッドの電圧Vioを遷移
できることを特徴とするインタフェース。
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