JP2000322141A - 操作レバー装置 - Google Patents

操作レバー装置

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JP2000322141A
JP2000322141A JP11129093A JP12909399A JP2000322141A JP 2000322141 A JP2000322141 A JP 2000322141A JP 11129093 A JP11129093 A JP 11129093A JP 12909399 A JP12909399 A JP 12909399A JP 2000322141 A JP2000322141 A JP 2000322141A
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JP
Japan
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pin
cam groove
lever
elastic mechanism
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Application number
JP11129093A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Kameda
友弘 亀田
Takayuki Shimauchi
孝行 嶋内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲率急変部211a,212aでのピン11
のがたつきによる異音対策のためのパッキンを不要にし
て、コストの低減を図る。 【解決手段】 一方のレバー2に弾性変形可能な弾性機
構22を一体に形成し、ピン11が急変部211a,2
12aに向かって移動する際に、ピン11が急変部21
1a,212aに接触する前の時点から急変部211
a,212aに接触するまでの間、弾性機構22が当接
部12に当接して変形し、弾性機構22の復元力により
ピン11がカム溝21の摺動面212に付勢されるよう
に構成することにより、ピン11が急変部211a,2
12aに差し掛かる際には、ピン11がカム溝21の摺
動面212に押しつけられて移動するため、ピン11の
がたつきによる異音の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピンがカム溝内を
摺動して2つのレバーが所定の位置関係で回動される操
作レバー装置に関するもので、例えば車両用空調装置の
ドア(モード切替ドア等)の操作用として好適である。
【0002】
【従来の技術】操作レバー装置は、従動レバーに形成し
たカム溝に、駆動レバーに設けたピンを挿入し、駆動レ
バーの回動に伴いピンがカム溝の摺動面を摺動して従動
レバーを回動させるようになっている。また、駆動レバ
ーの回動角に対する従動レバーの回動角が所定の関係に
なるようにカム溝の形状が設定され、上記の所定の関係
を得るために、カム溝の途中部位に曲率が急変する急変
部が形成されることが多々ある。
【0003】そして、駆動レバーが回動してピンがカム
溝の急変部に差し掛かった際に、ピンがカム溝内でがた
つき、カム溝の摺動面に衝突して異音が発生するという
問題があり、そこで、従来はピンの外周に円筒状の弾性
体製のパッキンを被せて異音の発生を防止するようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置では、異音対策のためにパッキンを用いるため、部品
点数および組み付け工数の増加を招き、ひいてはコスト
の上昇を招いていた。本発明は、上記の点に鑑みてなさ
れたもので、異音対策のためのパッキンを不要にして、
部品点数および組み付け工数の低減、ひいてはコストの
低減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1〜3に記載の発明では、曲率急変部(21
1a,212a)が形成されたカム溝(21)内をピン
(11)が摺動して、2つのレバー(1、2)が所定の
位置関係で回動されるように構成された操作レバー装置
において、2つのレバーのうち一方のレバー(2)に、
弾性変形可能な弾性機構(22)が一体に形成され、2
つのレバーのうち他方のレバー(1)に、弾性機構(2
2)が当接する当接部(12)が形成され、ピン(1
1)が急変部(211a,212a)に向かって移動す
る際に、ピン(11)が急変部(211a,212a)
に接触する前の時点から急変部(211a,212a)
に接触するまでの間、弾性機構(22)が当接部(1
2)に当接して変形し、弾性機構(22)の復元力によ
りピン(11)がカム溝(21)の摺動面(212)に
付勢されるように構成したことを特徴としている。
【0006】これによると、ピン(11)が急変部(2
11a,212a)に差し掛かる際には、弾性機構(2
2)の復元力によりピン(11)がカム溝(21)の摺
動面(212)に押しつけられて移動するため、ピン
(11)のがたつきによる異音の発生を防止することが
できる。しかも、従来装置のような異音対策のための別
部品(パッキン)は不要であり、従って、部品点数およ
び組み付け工数を低減して、コストを低減することがで
きる。
【0007】請求項2に記載の発明のように、弾性機構
(22)を板状にするのが望ましい。請求項3に記載の
発明では、弾性機構(22)を形成したレバー(2)を
樹脂製にしたことを特徴としており、これによると、弾
性機構(22)を容易に一体成形することができる。
【0008】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図に示す実施形態に
ついて説明する。図1〜3は本発明の一実施形態を示す
もので、機械的強度や耐摩耗性に優れた樹脂(例えばポ
リプロピレン)にて形成された駆動レバー1と従動レバ
ー2とからなる。
【0010】駆動レバー1は、図示しないサーボモータ
の回転軸が挿入される軸穴10が一端側に形成され、駆
動レバー1はサーボモータに駆動されて軸穴10を中心
に回動するようになっている。駆動レバー1の他端側に
は、図1において上面側に、円柱状のピン11と円弧状
の当接部12とが形成されている。従動レバー2は、一
端側の支点20を中心に回動可能で、中央付近から他端
側にかけてカム溝21が形成されている。そして、この
カム溝21に駆動レバー1のピン11が摺動自在に挿入
され、駆動レバー1の回動に伴いピン11がカム溝21
内を摺動して従動レバー2を回動させるようになってお
り、駆動レバー1の回動角に対する従動レバー2の回動
角が所定の関係になるように、カム溝21の形状が設定
されている。
【0011】また、従動レバー2には、中央付近から他
端側に向かって延びる板状の弾性片(弾性機構)22が
一体に形成され、この弾性片22は厚さtが約1mmに
設定されて容易に変形可能になっている。弾性片22の
自由端には、駆動レバー1側に向かって突出する突出片
22aが形成されており、この突出片22aは駆動レバ
ー1の所定の回動範囲で当接部12に当接可能になって
いる。。
【0012】カム溝21は、ピン11が摺動する摺動面
として、弾性片22側の第1摺動面211と、反弾性片
22側の第2摺動面212とを有し、各摺動面211、
212の途中部位には曲率が急変する急変部211a、
212aが形成されている。従動レバー2の一端側に
は、概略円柱状で一部に切り欠きが設けられた軸部23
が形成され、この軸部23の周囲に複数の弾性突起片2
4が形成されている。そして、図示しない空調装置のケ
ースの取付穴に弾性突起片24を嵌合することにより、
従動レバー2がケースに回動自在に取り付けられる。ま
た、軸部23には図示しない空調装置のドア(モード切
替ドア、エアミックスドア等)が組み付けられる。
【0013】次に、上記実施形態の作動について説明す
る。図2において、駆動レバー1がサーボモータにて反
時計方向に回動されると、ピン11がカム溝21内を移
動して従動レバー2が時計方向に回動され、一方、駆動
レバー1が時計方向に回動されると従動レバー2が反時
計方向に回動され、この従動レバー2とともに空調装置
のドアが回動される。
【0014】駆動レバー1と従動レバー2は、図2の実
線位置(始点位置)と一点鎖線位置(終点位置)の間で
回動するようになっており、始点位置ではピン11は急
変部211a、212aの手前に位置している。また、
始点位置では弾性片22の突出片22aが当接部12に
当接して弾性片22が弾性変形し、この弾性変形によっ
て発生する弾性片22の弾性力により、ピン11がカム
溝21の第2摺動面212に押しつけられる。
【0015】そして、駆動レバー1が図2において反時
計方向に回動される場合、ピン11が始点位置から急変
部211a、212aの途中部位に至るまでは、突出片
22aと当接部12の当接状態が継続し、ピン11が第
2摺動面212に押しつけられた状態が維持される。従
って、急変部211a、212a付近ではピン11が第
2摺動面212に押しつけられて移動するため、ピン1
1のがたつきが防止され、異音の発生が防止される。
【0016】本実施形態においては、従動レバー2に一
体に形成した弾性片22によって異音の発生を防止可能
であるため、従来装置のような異音対策のための別部品
(パッキン)は不要であり、従って、部品点数および組
み付け工数を低減して、コストを低減することができ
る。 (他の実施形態)上記実施形態においては、ピン11が
始点位置から急変部212aの途中部位に至るまでの間
で、突出片22aと当接部12の当接状態が継続される
ようにしたが、突出片22aを支点20側に延ばして、
例えば急変部212aおよびその前後で突出片22aと
当接部12の当接状態が継続されるようにしてもよい。
【0017】これによれば、駆動レバー1がいずれの方
向に回動する場合でも、ピン11が急変部211a、2
12aに差し掛かる前から、弾性片22の弾性力により
ピン11が第2摺動面212に押しつけられ、従って、
いずれの回動方向でもピン11のがたつきが防止され、
異音の発生が防止される。また、上記実施形態において
は駆動レバー1をサーボモータにて駆動したが、駆動レ
バー1の中間部に連結したケーブルを介して、手動にて
駆動レバー1を操作することもできる。
【0018】また、ピン11を金属にて形成し、そのピ
ン11を樹脂製の駆動レバー1に圧入またはインサート
成形してもよい。また、本発明は、車両用空調装置以外
の用途にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1のA視図である。
【図3】図1の従動レバーの斜視図である。
【符号の説明】
1、2…レバー、11…ピン、12…当接部、21…カ
ム溝、212…摺動面、211a,212a…急変部、
22…弾性片(弾性機構)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム溝(21)を有するレバー(2)
    と、前記カム溝(21)内を摺動するピン(11)を有
    するレバー(1)とを備え、前記カム溝(21)の途中
    部位に曲率が急変する急変部(211a,212a)が
    形成され、前記ピン(11)が前記カム溝(21)内を
    摺動して、前記両レバー(1、2)が所定の位置関係で
    回動されるように構成された操作レバー装置において、 前記両レバーのうち一方のレバー(2)に、弾性変形可
    能な弾性機構(22)が一体に形成され、 前記両レバーのうち他方のレバー(1)に、前記弾性機
    構(22)が当接する当接部(12)が形成され、 前記ピン(11)が前記急変部(211a,212a)
    に向かって移動する際に、前記ピン(11)が前記急変
    部(211a,212a)に接触する前の時点から前記
    急変部(211a,212a)に接触するまでの間、前
    記弾性機構(22)が前記当接部(12)に当接して変
    形し、前記弾性機構(22)の復元力により前記ピン
    (11)が前記カム溝(21)の摺動面(212)に付
    勢されるように構成したことを特徴とする操作レバー装
    置。
  2. 【請求項2】 前記弾性機構(22)は板状であること
    を特徴とする請求項1に記載の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性機構(22)を形成したレバー
    (2)が樹脂製であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の操作レバー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193767A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Denso Corp 操作レバー装置
CN100503293C (zh) * 2005-12-22 2009-06-24 株式会社电装 操作杆***

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JP2007193767A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Denso Corp 操作レバー装置
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