JP2000320629A - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ

Info

Publication number
JP2000320629A
JP2000320629A JP11133956A JP13395699A JP2000320629A JP 2000320629 A JP2000320629 A JP 2000320629A JP 11133956 A JP11133956 A JP 11133956A JP 13395699 A JP13395699 A JP 13395699A JP 2000320629 A JP2000320629 A JP 2000320629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
friction plate
friction
groove
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11133956A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kajiwara
一寿 梶原
Ikuo Ito
育夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP11133956A priority Critical patent/JP2000320629A/ja
Publication of JP2000320629A publication Critical patent/JP2000320629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0829Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/10Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
    • F16H7/12Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley
    • F16H7/1209Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley with vibration damping means
    • F16H7/1218Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley with vibration damping means of the dry friction type

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オフセット構造のオートテンショナにおいて、
アームの傾動に起因して摩擦板の摩擦部分へ水分が吸入
されることを抑制して、スリップの発生および耐久性低
下を防止すること。 【解決手段】摩擦板5の外周部に水分が付着しているよ
うな状況において、テンションプーリ3のオフセット配
置に起因するポンプ作用でもって前記水分が摩擦板5と
ボス部21および摩擦板押さえ板6の少なくともいずれ
か一方との摩擦部分に吸入されることを阻止するのでは
なく、このような水分の吸入現象が発生したとしても、
摩擦部分に吸入された水分を、外部に排出させるように
水抜き用の溝24,26を設けている。これにより、摩
擦板5のスリップを防止できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト駆動機構の
ベルトの張力を自動的に適度に保つためのオートテンシ
ョナに係り、特に、テンションプーリがオフセット配置
されているオートテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のオートテンショナの従来例とし
て、例えば特開平2−253035号公報などに示すよ
うなものがある。
【0003】この公報例のオートテンショナでは、ベル
トの張力変動に応じたテンションプーリの動きを許容し
つつ、ベルトからの振動や衝撃を減衰するようにテンシ
ョンプーリの動きを規制する機能を有する構造になって
いる。なお、ベルトの張力変化は、環境の温度変化や経
時的な伸縮変化等によって発生する。
【0004】このような機能を実現するために、テンシ
ョンプーリ支持用のアームのボス部の前側端面と、アー
ム支持用の支軸の前端に一体的に取り付けられるガイド
板との間に、環状の摩擦板を挟み、ねじりコイルバネの
伸張復元力により摩擦板をボス部とガイド板とに圧接さ
せるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
オートテンショナのようにテンションプーリをオフセッ
ト配置した構造では、テンションプーリに巻き掛けられ
るベルトの張力がアームを傾かせるモーメントとして働
くために、アームのボス部と支軸との寸法公差に関連す
る微小遊びに起因して、アームのボス部が微小ながら傾
くことがある。
【0006】このようにアームのボス部が傾くと、アー
ムのボス部と摩擦板との摩擦部分あるいはガイド板と摩
擦板との摩擦部分に僅かな間隙ができてしまう。しか
も、ベルトの張力変動に伴ってアームの傾きが変動する
と、前記間隙の大きさが変化するために、仮に摩擦板の
外周部に水分が付着していると、前記間隙の変化による
ポンプ作用で、水分が内部にまで吸入されてしまい、摩
擦板による摩擦抵抗が低下してスリップが発生しやすく
なる他、オートテンショナ内部の発錆による機能低下や
耐久性低下に至るおそれがあった。
【0007】このような事情に鑑み、本発明では、オフ
セット構造のオートテンショナにおいて、アームの傾動
に起因して摩擦板の摩擦部分へ水分が吸入されることを
抑制して、スリップの発生や耐久性低下を防止すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
のオートテンショナは、固定の支軸部材と、基端部が前
記支軸部材に回動可能に嵌合支持されて一定方向に回動
付勢されるアームと、アームの基端部に対して軸方向に
オフセット配置された状態でアームの遊端部に回動可能
に支持されるテンションプーリと、アームの基端部と支
軸部材との間に挟持されてアームに回動抵抗を付与する
摩擦板とを備え、前記アームの基端部あるいは支軸部材
の少なくともいずれか一方と摩擦板との摩擦部分に水抜
き用の溝が設けられているとともに、この溝が外部に開
放されている。
【0009】このような構成では、仮に、摩擦板の外周
部に水分が付着しているような状況において、オフセッ
ト構造に起因するポンプ作用でもって前記水分が摩擦板
の摩擦部分に吸入されたとしても、この吸入された水分
を、前記摩擦部分に設けてある溝で受け止めて、この溝
から外部に排出させることが可能になる。
【0010】請求項2の発明にかかるオートテンショナ
は、上記請求項1において、前記支軸部材を、摩擦板の
片面に接触する摩擦板押さえ板を一体的に有するものと
し、前記溝を、前記摩擦板押さえ板における摩擦面側に
設けられるものとしている。
【0011】このような構成では、吸入された水分が摩
擦板押さえ板側に接触しやすくなるので、水分が摩擦板
内部に浸透しにくくなる。
【0012】請求項3の発明にかかるオートテンショナ
は、上記請求項1または2の溝を、前記摩擦板押さえ板
に対してその摩擦面側からその裏面側へ向かう膨出プレ
ス加工を施すことにより得られるものとしている。
【0013】このような構成では、摩擦板押さえ板の摩
擦面に溝が、その裏面側に膨出部が形成されることにな
るから、膨出部が補強用のリブとなって摩擦板押さえ板
の強度アップに寄与する。
【0014】請求項4の発明にかかるオートテンショナ
は、上記請求項1ないし3のいずれかの溝を、アームの
回動軌跡と同心状となる環状に形成している。
【0015】このような構成では、水分の吸入位置に関
係なく吸入した水分が必ず溝に受け止められることにな
り、水分排除作用が十分なものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0017】図1ないし図5に本発明の一実施形態を示
している。図1は、オートテンショナの正面図、図2
は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図、図3は、図
1の(3)−(3)線断面の矢視図、図4は、要部を分
解した斜視図、図5は、摩擦板押さえ板の一部を切り欠
いた斜視図である。
【0018】図中、Aはオートテンショナの全体を示し
ており、1は支軸部材、2はテンションンアーム、3は
テンションプーリ、4はねじりコイルバネ、5は摩擦
板、6は摩擦板押さえ板、7はすべり軸受としてのブッ
シュである。また、Bはテンションプーリ3の外周に巻
き掛けられるベルトである。
【0019】図例のオートテンショナAは、支軸部材1
でのアーム2の軸支部の軸方向中心O1に対してアーム
2でのテンションプーリ3の軸支部の軸方向中心O2
オフセットをもって配置された構造、換言すれば、テン
ションプーリ3が支軸部材1の先端よりも前方に突出し
た位置に配置された構造になっている。
【0020】そして、このオートテンショナAは、ベル
トBの張力変動に応じたテンションプーリ3の動きを許
容しつつ、ベルトBからの振動や衝撃を減衰するように
テンションプーリ3の動きを規制する機能を有する構造
になっている。
【0021】つまり、ベルトBの張力が緩やかに減少し
た場合、ねじりコイルバネ4のねじり復元力(周方向の
付勢力)によりアーム2およびテンションプーリ3が図
1の左側に傾動して、ベルトBの張力を一定に保つ。一
方、ベルトBの張力が緩やかに増加した場合、ねじりコ
イルバネ4のねじり復元力に抗してアーム2およびテン
ションプーリ3が図1の右側に傾動して、ベルトBの張
力を一定に保つ。
【0022】また、オートテンショナAに対してベルト
Bから激しい振動や衝撃が加わった場合、テンションプ
ーリ3を支持しているアーム2のボス部21にその振動
や衝撃が伝わるが、ねじりコイルバネ4の伸張復元力
(軸方向の付勢力)によりアーム2のボス部21を摩擦
板5に押し付けて摩擦抵抗を発生させているので、振動
や衝撃が吸収、減衰されることになって、アーム2の不
要な揺動を抑制する。これにより、テンションプーリ3
の位置が実質的に変化しなくなり、ベルトBに対するテ
ンションが一定に保たれる。
【0023】以下、上記オートテンショナAの各構成要
素について、具体的に説明する。
【0024】支軸部材1は、図示しないベルト駆動機構
が設けられる取付対象にボルト締め固定されるもので、
アーム支持部11と、外筒部12と、ボルト取付片13
とを備えている。アーム支持部11は、先端側半分の支
軸部11aの外周面が截頭円錐形で、基端側半分の外周
面が円筒形に形成されている。外筒部12は、アーム支
持部11の基端側から径方向外向きに延びるとともに自
由端側に延びてアーム支持部11の外周を囲むように形
成されている。ボルト取付片13は、外筒部12の外周
に径方向外向きに張り出し形成されている。この支軸部
材1は、アルミニウム合金などを用いたダイカスト成形
により製作されるものであり、前述のアーム支持部11
の外周面の形状は、成形金型の抜き勾配に対応してい
る。
【0025】アーム2は、支軸部材1の支軸部11aに
回動可能に外嵌支持されるもので、基端部にボス部21
が、遊端部にプーリ支持部22が形成されている。ボス
部21は、前記支軸部11aの外周にブッシュ7を介し
て回動可能に外嵌される。プーリ支持部22は、ボス部
21の突出方向と逆向きに突設されている。このアーム
2も、上記支軸部材1と同様、アルミニウム合金などを
用いたダイカスト成形により製作される。
【0026】テンションプーリ3は、アーム2のプーリ
支持部22に転がり軸受9を介して回転自在に軸支され
るもので、板金プレス加工により製作されている。この
テンションプーリ3は、アーム2のプーリ支持部22に
螺着されたボルト8により取り付けられている。
【0027】ねじりコイルバネ4は、支軸部材1におけ
るアーム支持部11の外周面およびアーム2のボス部2
1の外周面と支軸部材1の外筒部12の内周面との間の
環状空間にそれぞれの面に対して非接触でねじり圧縮さ
れた状態で配設されている。このねじりコイルバネ4
は、そのねじり復元力によりアーム2を一定方向(図1
では反時計方向)に向けて回転付勢し、また、その軸方
向の伸張復元力によりアーム2のボス部21を摩擦板5
に押し付けてボス部21に対して摩擦抵抗を付与する。
このねじりコイルバネ4の両端側には径方向外向きに屈
曲された屈曲部4a,4bが一体的に設けられており、
これらの屈曲部4a,4bが支軸部材1の底部に設けら
れたスリット状の切欠き14とアーム2のボス部21に
設けられたスリット状の切欠き23とにそれぞれ係止さ
れている。
【0028】摩擦板5は、アーム2のボス部21の前側
端面S1と、支軸部材1における支軸部11aの先端側
にボルト10により固定される摩擦板押さえ板6との間
に挟まれた状態で設けられており、ねじりコイルバネ4
の伸張復元力によりボス部21と摩擦板押さえ板6とに
対して所要圧力で押し付けられることによりアーム2の
ボス部21に対して回動抵抗を与えるものである。この
摩擦板5は、例えばポリエーテルエーテルケトン(PE
EK)などの樹脂材、クラッチフェーシング材、ブレー
キライニング材あるいはブレーキパッド材などで形成さ
れる。
【0029】摩擦板押さえ板6は、例えば構造用圧延鋼
板をプレス成形して製作される環状板からなり、支軸部
材1の支軸部11aの端面に対してボルト10により挟
持された状態に固定されることにより支軸部材1と一体
になっている。
【0030】ブッシュ7は、支軸部材1におけるアーム
支持部11の支軸部11aの外周面とアーム2のボス部
21の内周面との嵌合部位に介装されるもので、截頭円
筒状に形成されており、その素材としては、例えば焼結
金属材、あるいはポリアミド46(商品名46ナイロ
ン)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレ
ンサルファイド(PPS)などのエンジニアリングプラ
スチックが利用される。
【0031】次に、本発明の特徴について説明する。
【0032】要するに、上述したようなオフセット構造
のオートテンショナAでは、ベルトBの張力によりテン
ションプーリ3に対して図3の矢印のようにモーメント
荷重が作用することが原因でアーム2が微小ながら傾い
て、張力変動に伴いアーム2のボス部21と摩擦板5と
の摩擦部分あるいは摩擦板押さえ板6と摩擦板5との摩
擦部分に僅かな間隙ができてしまう現象や、ベルトBの
張力変動に伴いアーム2の傾きが変動して前記間隙の大
きさが変化することが原因となるポンプ作用によって摩
擦板5の外周部に付着している水分を摩擦板5の摩擦部
分に吸入する現象が発生するおそれがあるので、摩擦板
5と摩擦板押さえ板6との摩擦部分に、前記ポンプ作用
でもって吸入された水分を外部に排出させる水抜き対策
を施すようにしている。
【0033】具体的に、摩擦板押さえ板6の内側面S2
において径方向所要位置に、アーム2の回動軌跡と同心
状となる環状溝24を設けるとともに、この環状溝24
の円周1カ所に対して径方向外向きに延びる排水溝26
を設けている。
【0034】ここでは、摩擦板押さえ板6に対して環状
溝24や排水溝26を設けるために、摩擦板押さえ板6
に対してその内側面側から外側面側へ向けて膨出プレス
加工を施すようにしている。この場合、摩擦板押さえ板
6の内側面S2に環状溝24および排水溝26が凹入形
成されるだけでなく、さらに外側面に環状溝24および
排水溝26に沿った環状***25,27が形成されるこ
とになり、環状***25,27により摩擦板押さえ板6
の強度が向上することにもなる。
【0035】なお、この実施形態では、摩擦板押さえ板
6の内側面S2において円周複数箇所に摩耗粉溜まり用
の凹部28も形成されている。この凹部28は、前述し
た環状溝24と連なって形成されている。
【0036】以上説明したような特徴構成を有するオー
トテンショナAでは、仮に、摩擦板5の外周部に水分が
付着しているような状況において、オフセット構造に起
因するポンプ作用でもって前記水分が摩擦板5の摩擦部
分に吸入されたとしても、この吸入された水分を、前記
摩擦部分に設けてある環状溝24で受け止めてそれ以上
内部への侵入を阻止するとともに、この環状溝24から
排水溝26を介して外部に排出させることが可能にな
る。これにより、摩擦板5のスリップを防止できるよう
になるので、オートテンショナA本来の機能を安定的に
発揮させることができるようになる。
【0037】なお、本発明は上述した実施形態のみに限
定されるものではなく、以下のような形態で実施するこ
とも可能である。
【0038】(1) 上記実施形態における排水溝26
の代わりに、図6に示すように、前記環状溝24の底に
外部に開放する排水孔29を穿設するようにしてもよ
い。
【0039】(2) 上記実施形態の構成に加えて、図
7に示すように、アーム2におけるボス部21の前側端
面S1にも上記実施形態と同様の環状溝24および排水
溝26(あるいは排水孔)を形成してもよい。この場
合、摩擦板5とボス部21との摩擦部分に水分が吸入さ
れても、その水分を排除できるようになる。
【0040】(3) 上記実施形態や上記(2)では、
摩擦板押さえ板6やボス部21に対して環状溝24を形
成する例を挙げたが、この環状溝24を摩擦板5に形成
してもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1ないし4の発明では、仮に、摩
擦板の外周部に水分が付着しているような状況におい
て、オフセット構造に起因するポンプ作用でもって前記
水分が摩擦板の摩擦部分に吸入されたとしても、この吸
入された水分を、前記摩擦部分から外部に排出させるよ
うに工夫しているから、摩擦板のスリップを防止できる
ようになり、オートテンショナ本来の機能を安定的に発
揮させることができるようになる。
【0042】特に、請求項2の発明では、溝を摩擦板押
さえ板側に形成することにより吸入された水分を摩擦板
押さえ板側に接触させやすくしているから、水分が摩擦
板内部に浸透しにくくなり、摩擦板の耐久性向上に貢献
できる。
【0043】また、請求項3の発明では、溝を膨出プレ
ス加工により形成することによって摩擦板押さえ板に膨
出部を形成しているから、膨出部が補強用のリブとなっ
て摩擦板押さえ板の強度アップが可能になる。
【0044】また、請求項4の発明では、溝を環状とし
ているから、水分の吸入位置に関係なく吸入した水分を
必ず受け止めて、外部に排出させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のオートテンショナの正面
【図2】図1の(2)−(2)線断面の矢視図
【図3】図1の(3)−(3)線断面の矢視図
【図4】要部を分解した斜視図
【図5】摩擦板押さえ板の一部を切り欠いた斜視図
【図6】本発明の他の実施形態で、図2に対応する図
【図7】本発明のさらに他の実施形態で、図2に対応す
る図
【符号の説明】
1 支軸部材 2 アーム 3 テンションプーリ 5 摩擦板 6 摩擦板押さえ板 21 アームのボス部 24 環状溝 26 排水溝 S1 ボス部の前側端面 S2 摩擦板押さえ板の内側面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定の支軸部材と、基端部が前記支軸部材
    に回動可能に嵌合支持されて一定方向に回動付勢される
    アームと、アームの基端部に対して軸方向にオフセット
    配置された状態でアームの遊端部に回動可能に支持され
    るテンションプーリと、アームの基端部と支軸部材との
    間に挟持されてアームに回動抵抗を付与する摩擦板とを
    備え、 前記アームの基端部あるいは支軸部材の少なくともいず
    れか一方と摩擦板との摩擦部分に水抜き用の溝が設けら
    れているとともに、この溝が外部に開放されている、こ
    とを特徴とするオートテンショナ。
  2. 【請求項2】請求項1のオートテンショナにおいて、 前記支軸部材は、摩擦板の片面に接触する摩擦板押さえ
    板を一体的に有しており、 前記溝は、前記摩擦板押さえ板における摩擦面側に設け
    られている、ことを特徴とするオートテンショナ。
  3. 【請求項3】請求項1または2のオートテンショナにお
    いて、 前記溝は、前記摩擦板押さえ板に対してその摩擦面側か
    らその裏面側へ向かう膨出プレス加工を施すことにより
    得られるものである、ことを特徴とするオートテンショ
    ナ。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかのオートテン
    ショナにおいて、 前記溝は、アームの回動軌跡と同心状となる環状に形成
    されるものである、ことを特徴とするオートテンショ
    ナ。
JP11133956A 1999-05-14 1999-05-14 オートテンショナ Pending JP2000320629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133956A JP2000320629A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 オートテンショナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133956A JP2000320629A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 オートテンショナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000320629A true JP2000320629A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15117018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11133956A Pending JP2000320629A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 オートテンショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000320629A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384355B2 (en) 2001-04-13 2008-06-10 Unitta Company Thin autotensioner
CN113844483A (zh) * 2021-09-18 2021-12-28 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 避免纵向止挡上耐磨板脱落的方法
CN114746670A (zh) * 2020-02-27 2022-07-12 舍弗勒技术股份两合公司 包括摩擦装置的扭振阻尼器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384355B2 (en) 2001-04-13 2008-06-10 Unitta Company Thin autotensioner
US7588507B2 (en) 2001-04-13 2009-09-15 Unitta Company Thin autotensioner
CN114746670A (zh) * 2020-02-27 2022-07-12 舍弗勒技术股份两合公司 包括摩擦装置的扭振阻尼器
CN113844483A (zh) * 2021-09-18 2021-12-28 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 避免纵向止挡上耐磨板脱落的方法
CN113844483B (zh) * 2021-09-18 2022-12-23 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 避免纵向止挡上耐磨板脱落的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8562467B2 (en) Tensioning device of a belt and chain drive
US20090239696A1 (en) Tensioner
EP0825363A1 (en) Pulley
JP3860986B2 (ja) オートテンショナ
JP3916973B2 (ja) オートテンショナ
JP2003120770A (ja) オートテンショナ
JPH11159585A (ja) オートテンショナ
US6196941B1 (en) Auto tensioner
JP2000320629A (ja) オートテンショナ
EP0818642A1 (en) Automatic belt tensioner
JP2002130403A (ja) オートテンショナ
JP4420180B2 (ja) オートテンショナ
JP4355902B2 (ja) オートテンショナ
JP3707717B2 (ja) オートテンショナ
JPH11218200A (ja) オートテンショナ
JP3795226B2 (ja) オートテンショナ
JPH11159586A (ja) オートテンショナ
JPH10115363A (ja) プーリ
JP2002130402A (ja) オートテンショナ
JP3547596B2 (ja) オートテンショナ
JP2003083404A (ja) オートテンショナ
JP5512400B2 (ja) テンショナ
JPH11210845A (ja) オートテンショナ
JPH05113187A (ja) 圧縮機
JP3751738B2 (ja) オートテンショナ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219