JP2000319935A - 建設機械の騒音低減装置及び建設機械の吸音体 - Google Patents

建設機械の騒音低減装置及び建設機械の吸音体

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JP2000319935A
JP2000319935A JP11129057A JP12905799A JP2000319935A JP 2000319935 A JP2000319935 A JP 2000319935A JP 11129057 A JP11129057 A JP 11129057A JP 12905799 A JP12905799 A JP 12905799A JP 2000319935 A JP2000319935 A JP 2000319935A
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absorbing material
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engine
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Osamu Watanabe
修 渡邉
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸音特性を変化させることなく油の染み込みを
防止することにより、油類の滴下しやすい箇所にも吸音
材を設置し、十分な騒音低減を図る。 【解決手段】油圧ポンプ19、エンジン18、及びこの
エンジンの補機等を含む複数の機器をカバーで覆い、か
つそれら複数の機器をファン24で生起する冷却風Pで
冷却する油圧ショベルに設けられた建設機械の騒音低減
装置において、略板状の吸音材37を立設するととも
に、この吸音材37の上部を枠体38の上面部38eで
覆った吸音体34a〜eを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の騒音低
減装置及びこれに用いる建設機械の吸音体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建設機械を構成するブーム、アーム、バ
ケット、旋回体、及び走行体等の動作部材は、通常、液
圧シリンダ(例えば油圧シリンダ、以下同様)、液圧モ
ータ等の液圧作動機によって駆動される。建設機械に
は、この液圧作動機の液圧源として液圧ポンプが設けら
れており、この液圧ポンプはエンジン等の原動機によっ
て駆動される。一般に、これら液圧ポンプ及び原動機
は、原動機に接続するラジエータ、消音器等の補機とと
もに、建設機械を構成する旋回体に載置され、カバーで
覆われている。また、前記エンジン及び前記補機、ある
いは作動液体の冷却を行う必要性から、前記カバーの一
方側に設けた吸気孔から導入した空気を、冷却ファンに
よりラジエータ等の熱交換器に通過させた後、更に前記
エンジン及び前記液圧ポンプの側方を通過させ、前記カ
バーの他方側に設けた排気孔から外部に排出している。
このとき、前記吸気孔及び前記排気孔の開口面積は、熱
を帯びた前記エンジン及び前記補機あるいは作動液体等
を冷却するために必要な冷却風量が得られる程度に確保
する必要がある。
【0003】ところで、前述した液圧ポンプ、原動機、
補機、及び冷却ファンは動作時に騒音を発生し、この音
が前記吸気孔及び排気孔から周囲に流出するため、この
騒音の低減を目的として従来より種々の方策がなされて
いる。その方策は、各機器からの発生音自体を低減する
方策と、発生した音を周囲流出前に吸音又は遮音する方
策とに大別される。
【0004】これらの方策のうち、発生した音を吸音す
る方策が一般的であり、例えば、実公平8−2420号
公報に記載のように、カバーの内面にウレタンフォーム
系等の吸音材を貼り付けることによって発生音の吸音を
図るものがある。このとき、一般に、吸音材には、その
材料や寸法等で決定される最も吸音性能が良好な固有の
周波数帯域が存在する。ウレタンフォーム系の吸音材
は、建設機械のエンジン室内のスペースの制約等の事情
に基づき、通常約1000ヘルツ以上の高周波帯域にお
いて最も優れた吸音性能を発揮するように使われること
が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、作業環境の変化
や周辺環境の保全の要求に基づき、建設機械から周囲へ
の騒音低減が強く要求されており、国内においては建設
省の低騒音型・超低騒音型建設機械の指定を受けること
が営業上の大きなセールスポイントとなり、海外におい
ては、欧州騒音規則に合格する騒音基準を持った建設機
械を開発することが急務となっている。
【0006】その基準の一例を挙げると、従来の騒音評
価は、建設機械の車体が静的な状態であるエンジン無負
荷最高回転数での評価(すなわち定置騒音評価)であっ
たが、これに代わって、建設機械の車体が動的な状態に
あるとき、具体的には掘削・走行・旋回動作等を含む模
擬作業負荷時における評価(すなわち作業騒音評価)が
要求される。また、従来の騒音測定は、車体側方4方向
において車体から所定距離にある複数箇所で平面的に行
われていたが、これに代わって、車体を囲む半球上の複
数箇所で3次元的に行われる。さらに、従来の騒音測定
は、車体を堅土の地表面に配置して行えば足りたが、こ
れに代わって、例えば油圧ショベルではコンクリート又
はアスファルト上に配置して測定するのが基本となり、
堅土の場合にはその測定騒音値に補正値を加える義務が
生じる。
【0007】このような背景のもと、今後の建設機械に
おいては、現行よりさらに進んだ低騒音化が要求されて
いる。ここで、上記のように吸音材を用いて騒音低減を
図るときには、通常、同一の吸音材ではその設置数や設
置面積が大きいほど吸音効果が大きくなることから、な
るべく広い範囲に吸音材を設け、極力騒音を低減するこ
とが建設機械の十分な騒音低減の観点から重要である。
【0008】しかしながら、建設機械では、通常、上記
の作動液体や原動機の潤滑用液体として油類を使用して
いるため、メンテナンスや部品交換等の際、配管や摺動
部材から少量の油がカバー内の空間に漏れることがあ
る。ウレタンフォーム系の吸音材は、樹脂を発泡させた
スポンジ状の構造であり水や油などの液体を吸収しやす
いため、その漏洩した油類を吸収する可能性があり、発
火防止の観点から安全上好ましくない。したがって、従
来、カバー内閉空間の床面等の油類の滴下しやすい箇所
には吸音材を設置することができず、その分吸音効果の
向上に限界があり、騒音低減が不十分となる。
【0009】一方、油が染み込むことを防止する吸音材
として、例えば特開平4−168496号公報に記載の
ように、フェルト状の金属繊維層と金網状の表面保護材
との間に、油を透過させない薄い不燃性フィルムを介在
させたものがある。しかしながら、この吸音材では、油
染み込み防止策としての前記不燃性フィルムの膜が吸音
材本体である前記金属繊維層を覆うこととなるため、そ
の膜によって吸音材本体の吸音特性が少なからず変化す
る可能性がある。そのような場合、十分な吸音効果が得
られず、騒音低減が不十分となる。
【0010】本発明は、上述の事柄に基づいてなされた
もので、吸音特性を変化させることなく油の染み込みを
防止することにより、油類の滴下しやすい箇所にも吸音
材を設置し、十分な騒音低減を図れる建設機械の騒音低
減装置及びこれに用いる建設機械の吸音体を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、液圧ポンプ、原動機、及びこの原
動機の補機等を含む複数の機器をカバーで覆い、かつ前
記複数の機器をファンで生起する空気流で冷却する建設
機械に設けられた建設機械の騒音低減装置において、立
設された略板状の吸音材と、この吸音材の上部を覆う上
屋部材とを備えた吸音体を設ける。
【0012】立設した略板状の吸音材の上部を上屋部材
で覆うことにより、例えばカバー内においてメンテナン
スや部品交換等の際に少量の油類が漏れて吸音体へと滴
下してきたとしても、その油類を上屋部材でブロック
し、吸音材に付着しないようにすることができる。これ
により、従来、安全上の観点から吸音材を設置できなか
ったカバー内の床面又は床面と略同一高さの面上、特に
原動機の下方等、油類の滴下しやすい箇所に吸音材を設
置することが可能となるので、その分吸音材の設置面積
を増大できる。なおこのとき、吸音材そのものは在来の
ものを用いれば足りるので、不燃性フィルムの膜を用い
る従来構造と異なり吸音特性を変化させることなく油類
等の染み込みを防止できる。以上により、吸音効果を向
上し、十分な騒音低減を図ることができる。また油類等
による吸音材の劣化も防止でき、耐久性を向上して寿命
を延ばすことができる。
【0013】(2)上記目的を達成するために、さらに
本発明は、液圧ポンプ、原動機、及びこの原動機の補機
等を含む複数の機器をカバーで覆い、かつ前記複数の機
器をファンで生起する空気流で冷却する建設機械に設け
られた建設機械の吸音体において、立設された略板状の
吸音材と、この吸音材の上部を覆う上屋部材とを有す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械の騒音低
減装置の一実施の形態を図に基づいて説明する。この実
施の形態は、本発明を、建設機械の一例として油圧ショ
ベルに適用した場合の実施の形態である。
【0015】図1は、本発明を適用する油圧ショベルの
全体構造を示すものである。
【0016】この図1において、油圧ショベルは、左右
の無限軌道履帯1L,1Rを備えた走行体2と、この走
行体2の上部に旋回可能に搭載される旋回体3の基礎下
部構造をなしフレームカバー3aに覆われたメインフレ
ーム3b(図示せず、後述の図2参照)と、走行体2に
上下方向に回動可能に取り付けられた多関節型のフロン
ト装置4と、前記メインフレーム3bの後端部に取り付
けられたカウンタウェイト5と、前記メインフレーム3
b上に設けられた運転室6と、前記メインフレーム3b
上の運転室6以外の大部分を覆うカバー7とを備えてい
る。
【0017】前記の走行体2は、左・右走行モータ(図
示せず)によって駆動される駆動輪(同)と、前記無限
軌道履帯1L,1Rを介し前記駆動輪の駆動力でそれぞ
れ回転される回転輪(アイドラ、図示せず)と、前方側
に上下動可能に設けられブレードシリンダ(同)により
上下動する排土用のブレード8とを備えている。
【0018】前記の多関節型のフロント装置4は、公知
のいわゆるオフセットタイプのものであり、ブーム9
と、ブーム9に回動可能に結合されたアーム10と、こ
のアーム10に回動可能に結合されたバケット(図示せ
ず)と、ブーム9に左右に回動可能に取り付けられ、ア
ーム10を左右に回動させるオフセットシリンダ11と
を備えている。そして、このオフセットシリンダ11の
伸縮運動により、ブーム9に対してアーム10が水平方
向に平行移動(オフセット)可能となっている。また、
前記ブーム9、アーム10、及びバケットは、それぞれ
ブームシリンダ12、アームシリンダ(図示せず)、及
びバケットシリンダ(同)により駆動動作される。また
メインフレーム3bの中心近傍には、前記走行体2に対
しメインフレーム3bを旋回させる旋回モータ(図示せ
ず)が配置されている。
【0019】なお、ここまでに述べてきた駆動機器、す
なわち、前述したブレードシリンダ、旋回モータ、ブー
ムシリンダ12、アームシリンダ、バケットシリンダ、
オフセットシリンダ11、及び左・右走行モータといっ
た油圧アクチュエータは、特に詳細な説明を行わない
が、公知の油圧駆動装置(例えば特開平7−18929
8号公報や特開平10−311066号公報に記載のも
の)により駆動される。すなわち、これら駆動機器は、
運転室6内の操作者によって操作される操作手段13の
操作に応動し、エンジン(後述する)で駆動される油圧
ポンプ(同)からの圧油を制御する制御弁装置(図示せ
ず)からの圧油により駆動される。
【0020】一方、前記の運転室6は、図示のように前
記メインフレーム3b上の左側に設けられている。この
運転室6内には前記の操作手段13が設けられており、
この操作手段13は、例えば、前記走行体2の左・右走
行モータをそれぞれ駆動するための左・右走行レバー
と、オフセットシリンダ11を駆動し前記多関節型のフ
ロント装置4をオフセットさせるためのオフセットペダ
ルと、前記ブームシリンダ12、アームシリンダ、及び
バケットシリンダを駆動して前記ブーム9、アーム1
0、及びバケットをそれぞれ動作させるための左・右作
業レバーと、前記ブレードシリンダを駆動しブレード8
を上下動させるためのブレードレバーとを備えている。
また、運転室6は、座席14と、この座席14の上方に
設けられたルーフ15と、前記座席14の内側(右側)
側方に設けられた側壁16とを備えており、これら側壁
16は大部分が透過性材料(例えば樹脂製の透明フィル
ム)で形成され、略鉛直に配設されている。
【0021】また、前記のカバー7は、その後ろ側内部
に、エンジンを備えたエンジン室17を備えている。図
2は、本実施の形態による騒音低減装置が適用される前
記のエンジン室17の詳細構造を一部断面にて示す側面
図である。なおこの図2において、図1と同符号のもの
は同一部分である。
【0022】図2において、エンジン室17内には、前
記メインフレーム上に振動減衰装置(エンジンマウント
ともいう、図示せず)を介して設置されたエンジン1
8、このエンジン18に連結されその駆動力によって駆
動される液圧ポンプ(例えば油圧ポンプ、以下同様)1
9、前記エンジン18への吸入空気を清浄化するエアク
リーナ20、このエアクリーナ20に接続された吸気パ
イプ21、前記エンジン17からの排気ガスが導かれて
その消音を行うマフラー22、このマフラー22の吐出
側に一端が連結され他端が前記カウンタウェイト5の貫
通孔5aを貫通して外部に露出した排気ガス管23等の
機器を収納している。
【0023】また、エンジン室17内には、エンジン1
8を冷却する冷却装置として、前記エンジン18のクラ
ンク軸18aにクランクプーリ18b、ファンベルト1
8c、及びファンプーリ18dを介して連結された補助
回転軸(ファン回転軸)24aの一方側に設けたファン
24と、このファン24の前段(上流側)に配置した熱
交換器としてのラジエータ25及びオイルクーラ26
と、前記ラジエータ25を固定する仕切材27と、前記
ラジエータ25の下流側に固定されたシュラウド28
と、前記カバー7のうち前記ラジエータ25及びオイル
クーラ26の上流側部分に設けられた吸気孔29と、前
記ファン24から流出する空気流(冷却風)を外部に排
出するために、前記カバーの前記吸気孔29からエンジ
ン18を挟み反対側に設けられた排気孔30とを備えて
いる。
【0024】前記のファン24は、通常のこの種の建設
機械の冷却装置と同様、軸流ファンが用いられており、
ファン回転軸である補助回転軸24aが略水平方向に配
置されている。なお、この補助回転軸24aの他方側に
は、前記ラジエータ25にエンジン冷却水を循環させる
水ポンプ(図示せず)が連結されている。またクランク
軸18aの反対側(図2中左方側)は、図示しないギヤ
機構を介して(あるいは直結でも良い)上記油圧ポンプ
19に接続されている。
【0025】前記のラジエータ25は、ホース31a,
31bを介して前記エンジン18の冷却水が循環供給さ
れてこれを冷却し、前記のオイルクーラ26は、上流側
で図示しない配管を介し前記の各種油圧アクチュエータ
へ連通する一方、下流側も図示しない配管を介し作動油
タンク(図示せず)へ連通している。これにより、前記
油圧ポンプ19から前記アクチュエータに供給される作
動油を冷却するようになっている。
【0026】なお、ラジエータ25は、冷却風P(後述
する)により冷却する熱交換器の最小限の一例であり、
これのみに限られない。すなわち、その他の熱交換器、
例えば、エンジン18の燃焼用吸入空気を予冷するイン
タークーラや、あるいは必要に応じエアコンのコンデン
サが設けられる場合には、それらとラジエータ25とを
併せて配置し、冷却風で冷却する。
【0027】以上のようなエンジン室17内に本発明の
一実施の形態による騒音低減装置が設けられる。図2に
おいて、騒音低減装置は、カバー7内側や仕切材27の
うちエンジン18、油圧ポンプ19、マフラ22、ファ
ン24等に対応する位置に設けた(例えば貼り付けた)
吸音材32と、メインフレーム3bのうちエンジン18
下方のオイルパン33のさらに下方に形成された開口部
3baに固定されたアンダーカバー35と、このアンダ
ーカバー35上に設けた吸音ユニット34とを備えてい
る。前記の吸音材32は、例えば、通常この種の吸音材
としてよく用いられるウレタンフォーム系(またはグラ
スウール系)の材料で構成されている。
【0028】図3は本発明の騒音低減装置の一実施の形
態に備えられた吸音ユニット34の全体構造を示す斜視
図、図4は図3に示した構造の組立構造を表す分解斜視
図、図5(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ図3中
の吸音ユニット34の1つの吸音体(後述する)に備え
られる枠体(同)の詳細構造を表す正面図、裏面図、及
び側面図であり、図6は、一部断面で示す図2中A方向
からみた矢視側面図である。これら図3〜図6におい
て、図1及び図2と同符号のものは同一部分を示す。図
3〜図6において、吸音ユニット34は、長手方向が図
2中左右方向(ファン24の回転軸24aと略同一方
向、言い換えればファン24と排気孔30とを結ぶ経路
と略同一方向)となるように立設配置された複数個(こ
の例では4個)の吸音体34a,34b,34c,34
dから構成されている。これら吸音体34a〜dは、中
央部に開口部35aを備えた四角枠状の薄板部材である
上記アンダーカバー35の上面35c上に載置固定され
る(図4参照)。このとき、アンダーカバー35の四隅
位置にはそれぞれ貫通孔35bが設けられており、それ
らに挿通されたボルト36がメインフレーム3bの開口
部3baまわりに設けられたねじ孔3bbにねじ込まれ
ることにより、吸音体34a〜dはアンダーカバー35
とともにメインフレーム3bに取り付けられる(同)。
【0029】吸音体34a〜dは互いに所定の空間を隔
てて(但し等間隔には限られない)配置されており、そ
の結果、それらの間には、アンダーカバー開口部35a
を介し大気と連通する空間39aが形成されている。ま
た、吸音体34a〜dの上端とオイルパン33の下面と
の間には、干渉を回避するための空間39b(図2参照
を介在させており、これによってオイルパン33からの
放熱に必要な面積を確保するようになっている。
【0030】これら吸音体34a〜dのうち、吸音体3
4aを例にとって以下詳細構造を説明する。
【0031】吸音体34aは、概略的に言うと、図3、
図5、及び図6に示すように、前記した吸音材32と同
様の材料で構成される吸音材37を、略枠体38で囲っ
て構成されている。
【0032】略枠体38は、金属製(例えば鋼製)であ
り、アンダーカバー上面35cに対し水平方向に溶接固
定される矩形薄板状の底面部38aと、この底面部38
aに対し略鉛直方向に立設される平板状の背面部38b
と、前記の底面部38a上において前記の背面部38b
の側方側に鉛直方向に立設される略矩形薄板状の側面部
38c,38dと、背面部38b及び側面部38c,3
8dの上端に略水平方向に取り付けられる上面部38e
と、この上面部38eの前面側端部に略鉛直方向に連続
して垂れ下がるように該上面部38e及び前記の側面部
38c,38dに固定された略矩形薄板状の前縁部38
fとを備え、溶接や曲げ加工によりそれらの部分が形成
されている。
【0033】吸音材37は、特に図6に示すように、背
面部38b、側面部38c,38d、及び上面部38e
に抱え込まれるように例えば接着剤で貼り付け固定され
ているが、このとき、底面部38a及び前縁部38fと
の間に空間40(図3及び図6参照)を形成するように
取り付けられている。なお、上面部38e、側面部38
c,38dに対しても一定の間隙(例えばそれらを構成
する薄板の厚みを下回る寸法)を形成するようにしても
よく、この場合は背面部38bのみに貼り付けられる。
【0034】なお、他の吸音体34b,34c,34d
も、上記の吸音体34aとほぼ同一構造であるので、説
明を省略する。但し、これに限られず、その取り付け部
位の違いによる微妙な好適吸音特性あるいは冷却風P1
に与える影響(後述する)の違いに対応し、枠体38の
構造及び吸音材37の選定等を互いに異なるものとして
もよいことは言うまでもない。
【0035】上記において、エンジン18が原動機を構
成し、ラジエータ25、オイルクーラ26、マフラ2
2、及びエアクリーナ20が原動機の補機を構成し、さ
らにこれらと、ファン24及び油圧ポンプ19とがカバ
ー内の複数の機器を構成する。またメインフレーム3b
の上面がカバー内の床面を構成し、アンダーカバー上面
35cが、床面と略同一高さの設置面を構成する。
【0036】また、枠体38の上面部38eが、吸音材
の上部を覆う上屋部材を構成し、空間40が吸音材の下
方の開空間を構成する。そして、上面部38eと、背面
部38b、側面部38c,38d、及び前縁部38fと
が、吸音材の下方に開空間が形成されるように吸音材を
支持する支持部材を構成する。但し、前述のように吸音
材が背面部38bのみに貼り付けられる場合には、背面
部38bのみが支持部材を構成する。さらに、背面部3
8b及び側面部38c,38dが、後述のように、上屋
部材に連続して略鉛直方向に設けられ上屋部材に滴下し
た液体を吸音材に接触させることなく流下させる鉛直流
下誘導部材を構成する。
【0037】次に、上述した本発明の騒音低減装置の一
実施の形態の動作を説明する。油圧ショベルによる作業
を開始するためにエンジン18を駆動すると、その駆動
力が油圧ポンプ19へ伝達されて圧油を前記制御弁装置
を介し前記駆動機器へと吐出する。
【0038】またこのとき、エンジン18のクランク軸
18aの回転がファンベルト18cを介して補助回転軸
24aに伝達され、補助回転軸24aが回転してファン
24が回転する。このファン24の回転により、カバー
7外の空気が吸気孔29からエンジン室17内に導入さ
れ、冷却風Pとなってオイルクーラ26及びラジエータ
25を冷却した後、シュラウド28で絞られてファン2
4に流入する。さらにファン24から吹き出された冷却
風Pは、エンジン18、マフラ22、油圧ポンプ19等
を冷却した後、排気孔30からエンジン室17の外部に
放出される。なおファン24から吹き出された一部の冷
却風P1は、図2に示すように、エンジン18及びオイ
ルパン33の下方へと流れ、オイルパン33を冷却しつ
つ、4列に並んだ吸音体34a〜dの間の空間39a
(図3参照)を通過して油圧ポンプ19側へと流れ、前
記の冷却風Pに合流して排気孔30からエンジン室17
の外部へ放出される。このとき、前述した配置関係から
明らかなように、各吸音体34a〜dにおいて吸音材3
7の略板形状がこの冷却風P1の流れ方向に略沿うよう
になっている。
【0039】さらにこのとき、エンジン18からの排気
ガスは、エンジン18の排気マニホールド(図示せず)
及びこれに接続される排気管41(図2参照)を介しマ
フラ22に流入する。マフラ22に流入した排気ガスは
マフラ22で消音された後、排気ガス管23から大気中
に放出される。
【0040】以上のような動作状態において、エンジン
18、油圧ポンプ19、マフラ22、ファン25、ラジ
エータ25、及びオイルクーラ26等から種々の騒音が
発生する。本実施の形態においては、これらの騒音を、
従来と同様の吸音材32と、吸音ユニット34内の吸音
材37によって吸音することにより、吸気孔29及び排
気孔30等から騒音が周囲に流出するのを低減するもの
である。
【0041】このとき、本実施の形態固有の吸音ユニッ
ト34を設けることの効果は、以下のようである。
【0042】すなわち、一般に、吸音材を用いて騒音低
減を図るときには、その設置数や設置面積が大きいほど
吸音効果が大きくなることから、なるべく広い範囲に吸
音材を設けることが重要である。しかしながら、油圧シ
ョベルでは、通常、作動油やエンジンの潤滑用として油
類を使用しているため、配管のシール部の劣化等によ
り、あるいは作動油やエンジンオイルの交換等のメンテ
ナンス時や部品交換時に、配管や摺動部材から少量の油
がカバー内の空間に漏れ出ることがありうる。漏れた油
は上方から垂れて各機器に滴下した後、さらにエンジン
室等の床面(メインフレーム)に滴下して滞留堆積する
ことが多い。ここで、ウレタンフォーム系やグラスウー
ル系の吸音材は液体を吸収しやすい特質をもつため、そ
の漏洩した油類を吸収する可能性があり、発火防止の観
点から安全上好ましくない。したがって、従来、エンジ
ン室内のフレーム上等、油類の滴下しやすい箇所には吸
音材を設置することができず、その分吸音効果の向上に
限界があった。
【0043】これに対して本実施の形態では、吸音ユニ
ット34の各吸音体34a〜dを、立設した略板状の吸
音材37を、上面部38e等を備えた枠体38で覆った
構造とする。これにより、例えばカバー7内においてメ
ンテナンスや部品交換等の際に少量の油類が漏れて吸音
体34a〜dへと滴下してきたとしても、吸音材37の
上方は上面部38eで覆われておりこれでブロックされ
るため、上方から油が吸音材37に染み込むことはな
い。そして上面部38eでブロックされた油は、吸音材
37を包囲するように上面部38eに連続して配置され
ている背面部38bや側面部38c,38dの表面をつ
たって流下するか、あるいは、上面部38eの前面側に
連続して配置された前縁部38fの下端から下方へ落下
するため、吸音材37に染み込むことなく下方へと円滑
に導かれる。
【0044】また、下方へと導かれた油が床面であるメ
インフレーム3b上に堆積した場合でも、吸音材37の
下端には前述したように空間が形成されているため、下
方から油が吸音材37に染み込むこともない。
【0045】以上により、従来、安全上の観点から吸音
材を設置できなかった箇所(この例では例えばエンジン
18やオイルパン33の下方)に吸音材37を設置する
ことが可能となるので、その分吸音材の設置面積を増大
できる。したがって、吸音効果を向上し、十分な騒音低
減を図ることができる。
【0046】特に、通風確保等の観点から従来より既に
メインフレーム3bのうちエンジン18の下方領域に開
口部3baが設けられていた場合には、図2より明らか
なように既存の吸音材32ではエンジン18から距離が
遠くなると共に開口部3baから反対側となるため、エ
ンジン18から開口部3baを介して周囲へ漏れ出る騒
音に対してはあまり吸音効果がなかった。これに対し、
本実施の形態では、その開口部3baにアンダーカバー
35を介して吸音材37を配置できるので、この開口部
3baから漏れ出る騒音を著しく低減できる。
【0047】以上説明したような騒音低減効果を、さら
に図7を用いて具体的に説明する。図7は、本実施の形
態による騒音低減装置を搭載した油圧ショベルの騒音
と、それから吸音ユニット34及びアンダーカバー35
を取り去った比較例による油圧ショベル(従来構造にほ
ぼ相当)からの騒音との測定結果を比較して示すもので
ある。
【0048】なお、測定条件としては、エンジン18
は、回転数をいわゆる無負荷ハイアイドル状態(負荷の
大きい定格回転数に近い回転数)に設定しておき、この
ときに生じた騒音を、油圧ショベルの後方7mかつ高さ
1.5mの位置で測定した。測定データは、ほぼ可聴範
囲に相当する100〜20000ヘルツの騒音を30バ
ンド1/3オクターブで周波数分析し、横軸には周波数
をとり、縦軸には、比較例による騒音測定値と本実施の
形態による騒音測定値との偏差をとって表している。
【0049】この図7において、中心周波数1000ヘ
ルツ以下の吸音材32,37の吸音効果の少ない領域で
は騒音測定値の偏差はあまり生じていない(吸音材37
の増設効果が明確でない)が、中心周波数1000ヘル
ツを超えた領域では、総じて+1dB以上の偏差が生じ
ており、吸音材37の増設によって吸音効果が明らかに
向上していることがわかる。なお、図示していないが、
測定周波数全範囲のオーバオール値としては、約0.6
dBの騒音低減効果を確認した。
【0050】またこのような十分な騒音低減効果を得る
とき、本実施の形態では、吸音材37そのものは吸音材
32と同様に在来のものを用いれば足りるので、不燃性
フィルムの膜を用いる従来構造と異なり、確実に吸音特
性を確保できる。また油による吸音材37の劣化も防止
できるので、耐久性を向上して寿命を延ばすことができ
るという効果もある。
【0051】さらに、吸音ユニット34において、各吸
音体34a〜dが、各吸音体34a〜dが冷却風P1
流れ方向に略沿うように配置されていることにより、吸
音体34a〜d設置による冷却風P1の流れに対する通
風抵抗の増加を低減することができるので、風量の低下
による冷却効率の低下を最小限にとどめることができ
る。
【0052】なお、上記実施の形態では、メインフレー
ム3bのうち、エンジン18下部のオイルパン33の下
方位置に開口部3baが備えられているエンジン室17
の構造に対して、アンダーカバー35を介して吸音ユニ
ット34を配置した場合を例にとって説明したが、これ
に限られない。すなわち、メインフレーム3bに開口部
3baを備えるタイプか備えないタイプであるかは、油
圧ショベルのサイズ、仕様、密閉度等によってあらかじ
め適宜選択されているものであり、本発明は、そのいず
れのタイプにも適用でき、同様の効果を得るものであ
る。つまり、特に開口部が設けられていない構造のエン
ジン室に対しては、メインフレーム3bのうちエンジン
18下方となる領域に直接吸音ユニット34を載置すれ
ばよい。この場合も、従来は、エンジン18の下方で油
滴下のおそれありということで吸音材を配置できなかっ
たのに対し、本発明を適用することで吸音材37の配置
が可能となるため、吸音材面積の増大により騒音低減効
果が向上する。
【0053】また、上記実施の形態では、枠体38の材
質を金属製(例えば鋼製)としたが、これに限られず、
プラスチックなどの樹脂製としてもよい。この場合、鋼
製の薄板を用いる場合に溶接や曲げ加工により加工して
いた箇所については、射出成形などで加工すれば足り
る。
【0054】この場合、以下のような効果がある。すな
わち、枠体38を鋼板で構成し吸音材37を接着剤によ
り接着した場合、吸音材37が経年変化等により劣化し
て交換が必要になり吸音材37を取り外す際には、接着
を引き剥がして分解しなければならず非常に手間を要す
る場合がある。これに対し、枠体38をプラスチックと
すると、プラスチック板に吸音材37を貼り付けたもの
を一つに組合わせた吸音体モジュールとして取り扱うこ
とができるため、プラスチック板ごと吸音材37の交換
が可能となり、交換時の手間が少なくて済む。また枠体
38を鋼板で構成していた場合には、交換時に金属とプ
ラスチック類に分別回収する必要があったが、そのよう
な必要がなくなり、そのまま容易に樹脂の再生利用を図
ることができ、環境保全にも貢献できる。
【0055】さらに、本発明は、上記一実施の形態の態
様に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲
で、種々の変形が可能である。以下、それら変形例を順
次説明する。
【0056】枠体上面部38eを傾斜させる構造 すなわち、図8に示すように、各吸音体34a〜dにお
いて、枠体38の上面部38eを手前側に向かって下方
に傾斜させる(例えば水平方向から5°以上)ことによ
り、上面部38eに付着した油を傾斜を利用して滞留さ
せることなく手前側に円滑に流下させる場合である。こ
のとき、上面部38eの水平方向の寸法は少なくとも吸
音材37の厚みを上回るものとすることが好ましい。こ
の場合、前縁部38f(図3等参照)を省略できること
から、枠体38を製造するときにおける曲げ加工や溶接
などの工程数が減少し、製造コストの低減が可能となる
という効果がある。
【0057】枠体背面部38b内側に溝を設ける構造 すなわち、図9に示すように、枠体38の側面部38
c,38dを省略すると共に、背面部38bの内側でか
つ吸音材37の両側面から所定距離だけ離した位置に、
鉛直方向に溝42a,42bを形成した場合である。こ
のとき、上面部38eに付着した油は主として背面部3
8b及び前縁部38fから下方へ流下する一方、吸音材
37の側方から吹き込む油は、吸音材37の両側面近傍
に達した後、溝42a,42bに集積されて下方に流れ
落ちる。
【0058】この場合、側面部38c,38d(図3等
参照)を省略できることから、上記した同様、枠体3
8を製造するときにおける曲げ加工や溶接などの工程数
が減少し、材料コスト及び製造コストの低減が可能とな
るという効果がある。
【0059】各吸音体34a〜dを傾斜立設する構造 すなわち、図10に示すように、各吸音体34a〜d
を、メインフレーム3b(言い換えればエンジン17室
床面)に対し、鉛直方向から角度θ(例えばθ≦85
°)をなすように傾斜させて取り付けた場合である。
【0060】この場合、以下のような効果がある。すな
わち、オイルパン33と干渉を回避するための吸音体3
4a〜dの鉛直方向の高さHを、前述した実施の形態と
同一の値とした場合であっても、本変形例によれば各吸
音体34a〜dを傾斜して取り付けているために側面部
38c,38dの長さL=H×(1/sinθ)となる
ことから、吸音面積Sを(1/sinθ)倍とすること
ができ、各吸音体34a〜dを鉛直に立設する場合より
も吸音面積を増加できる。したがって、さらに吸音効果
を増大することができる。
【0061】なお、上記の傾斜をつけるとき、ファン2
4の回転方向を考慮し、角度θをファン24からの冷却
風Pが吹き出されてくる方向に応じて適宜設定すれば、
さらに通風抵抗が少なくなり、冷却効率上有利となる。
【0062】アンダーカバー35に多数の貫通孔を形
成する構造 すなわち、図11に示すように、アンダーカバー35の
うち吸音体34a〜dを載置した位置より外周側の領域
に、丸又は角の多数の貫通孔35dを水平方向に一定間
隔ピッチ(あるいは不等間隔でもよい)に設けた場合で
ある。なお、貫通穴35cは、安価なパンチングメタル
の一部等によっても代用できる。
【0063】この場合、以下のような効果がある。すな
わち、吸音体34a〜dから下方へと導かれた油が床面
であるメインフレーム3b上に堆積し、さらに吸音体3
4a〜dへ向かって流れてきたとしても、メインフレー
ム3bからアンダーカバー35へ流入したときに貫通孔
35dから下方に落下するため、吸音材37に染み込む
ことがない。したがって、一層染み込み防止作用を確実
にすることができる。
【0064】なお、以上の説明では、本発明を油圧ショ
ベルに適用した場合を例にとって説明したが、クローラ
クレーン、ブルドーザ等の他の建設機械に適用すること
もできることは言うまでもなく、その場合も、同様の効
果を得る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、吸音体に略板状の吸音
材を立設し、この吸音材の上部を上屋部材を覆うので、
吸音特性を変化させることなく油類の染み込みを防止で
きる。したがって、油類の滴下しやすい箇所にも吸音材
を設置できるので、十分な騒音低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する油圧ショベルの全体構造を示
す図である。
【図2】本発明の騒音低減装置の一実施の形態が適用さ
れるエンジン室の詳細構造を一部断面にて示す側面図で
ある。
【図3】本発明の騒音低減装置の一実施の形態に備えら
れた吸音ユニットの全体構造を示す斜視図である。
【図4】図3に示した構造の組立構造を表す分解斜視図
である。
【図5】図3中の吸音ユニットの1つの吸音体に備えら
れる枠体の詳細構造を表す正面図、裏面図、及び側面図
である。
【図6】図2中A方向からみた一部断面で示す矢視側面
図である。
【図7】本発明の一実施の形態による騒音低減装置を搭
載した油圧ショベルの騒音と、比較例による油圧ショベ
ルの騒音との測定結果を比較して示す図である。
【図8】枠体上面部を傾斜させる本発明の一実施の形態
の変形例を示す図である。
【図9】枠体背面部内側に溝を設ける本発明の一実施の
形態の変形例を示す図である。
【図10】吸音体を傾斜立設する本発明の一実施の形態
の変形例を示す図である。
【図11】アンダーカバーに多数の貫通孔を形成する本
発明の一実施の形態の変形例を示す図である。
【符号の説明】
3 旋回体 3b メインフレーム(カバー内の床面) 7 カバー 18 エンジン(原動機) 19 油圧ポンプ(カバー内の機器) 20 エアクリーナ(補機、カバー内の機器) 22 マフラ(補機、カバー内の機器) 24 ファン(カバー内の機器) 25 ラジエータ(補機、カバー内の機器) 26 オイルクーラ(補機、カバー内の機器) 34 吸音ユニット 34a〜d 吸音体 35 アンダーカバー 35c アンダーカバーの上面(設置面) 38 枠体 38b 背面部(支持部材、鉛直流下誘導部材) 38c,d 側面部(支持部材、鉛直流下誘導部材) 38e 上面部(上屋部材、支持部材) 38f 前縁部(支持部材) 40 空間(開空間) 42a,b 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧ポンプ、原動機、及びこの原動機の補
    機等を含む複数の機器をカバーで覆い、かつ前記複数の
    機器をファンで生起する空気流で冷却する建設機械に設
    けられた建設機械の騒音低減装置において、 立設された略板状の吸音材と、この吸音材の上部を覆う
    上屋部材とを備えた吸音体を設けたことを特徴とする建
    設機械の騒音低減装置。
  2. 【請求項2】液圧ポンプ、原動機、及びこの原動機の補
    機等を含む複数の機器をカバーで覆い、かつ前記複数の
    機器をファンで生起する空気流で冷却する建設機械に設
    けられた建設機械の吸音体において、 立設された略板状の吸音材と、この吸音材の上部を覆う
    上屋部材とを有することを特徴とする建設機械の吸音
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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