JP2000316170A - 色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体 - Google Patents

色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体

Info

Publication number
JP2000316170A
JP2000316170A JP11125074A JP12507499A JP2000316170A JP 2000316170 A JP2000316170 A JP 2000316170A JP 11125074 A JP11125074 A JP 11125074A JP 12507499 A JP12507499 A JP 12507499A JP 2000316170 A JP2000316170 A JP 2000316170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
correction amount
luminance correction
pixel
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11125074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3783465B2 (ja
Inventor
Chiharu Kaburagi
千春 鏑木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP12507499A priority Critical patent/JP3783465B2/ja
Publication of JP2000316170A publication Critical patent/JP2000316170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3783465B2 publication Critical patent/JP3783465B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/02Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the way in which colour is displayed
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0233Improving the luminance or brightness uniformity across the screen

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像の色ムラの補正量を適切に決定で
き、表示画像の細部に亙って適切な補正を行なうことの
できる色ムラ補正方法を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 投射スクリーン300を複数の三角形領
域S1〜S8に区画し、画像生成部10に基準画像デー
タを入力して基準画像を前記光学表示面に表示させ、そ
れぞれの三角形領域の3つの頂点に位置する基準画素で
の色座標を測定する。この測定結果に基づいて基準画素
での輝度補正量を決定する。輝度補正量に基づいて、そ
れぞれの三角形領域内の各画素での輝度補正量を所定の
関数に基づいて求め、画像生成部10に入力されるそれ
ぞれの三角形領域内の任意の画素に対応する色画像デー
タに、輝度補正量を乗じる。このため、投射スクリーン
300上に投射される表示画像に色ムラが発生するのを
抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色ムラ補正方法、色
ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、及び情報記
録媒体に関し、さらに詳しくは、例えば投射型表示装置
などの光学表示に生じる色ムラを抑制する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーの投射型表示装置では投射
スクリーンの大型化が進んでいる。投射スクリーンの大
型化に伴い、投射スクリーンでの表示画像に色ムラが発
生するという問題が生じている。このような色ムラが発
生する原因としては、投射用光源、画像生成装置(ライ
トバルブ)などにばらつきが存在することが挙げられ
る。従来、投射型表示装置を含む表示装置全体におけ
る、表示画像の欠陥を補正する方法としては、以下に説
明するような方法が考えられている。
【0003】すなわち、表示画像の補正方法の一つとし
て、例えば、撮像手段を用いて表示画像における特異点
を検出した後、この特異点の光学データと基準レベルと
を比較して補正値を算出し、この補正値に基づいて表示
装置に補正をかける方法がある。
【0004】また、表示画像の補正方法の他の一つとし
ては、次のようなものがある。まず、一定輝度レベルの
映像信号を入力して画像表示面(スクリーン)に画像を
投射し、画像表示面を格子状に分割した領域毎にその輝
度レベルを撮像手段で測定し、その測定レベルと基準レ
ベルとの直流差分データを輝度補正データとしてメモリ
に記録する。このメモリは輝度補正回路に組み込まれて
いる。補正データの読み出しは、入力画像信号の水平、
垂直同期信号から輝度測定時に分割された矩形状のスク
リーン領域に対応するメモリのアドレスを算出すること
により行なわれる。この補正データをD/A変換回路で
アナログ値に変換し、アナログ補正値を加算回路を用い
て入力画像信号に加算した画像信号を表示装置側に出力
する。このとき、投射型表示装置を構成する、例えばラ
イトバルブとしての液晶表示素子では、上記した画像信
号に基づいて補正が行なわれた表示駆動を行なう。この
ようにして、画像表示面の輝度ムラ、色ムラを補正す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者で
は、画素欠陥などによる表示画像における特異点のよう
に明らかに他の表示部分と輝度や色の異なる部分を検出
できても、表示画像に緩やかに色ムラが生じている場合
にその色ムラは検出されないものであった。このため、
この方法では、色ムラを補正することができないもので
あった。
【0006】後者では、画像表示面を格子状に分割した
領域毎の補正が行なえるものの、個々の領域内での細部
に亙る補正を行なうことができないものであった。
【0007】ところで、投射型表示装置としての3板方
式の液晶プロジェクタ装置では、赤(R)、緑(G)、
青(B)の3色光をそれぞれ3枚の液晶ライトバルブを
通してスクリーン上に投射して光学的に合成して画像を
表示している。このような液晶プロジェクタ装置では、
それぞれの液晶ライトバルブの画像生成面のばらつき
や、光源側の光学系の出射光のばらつきなどに起因し
て、光学表示(表示画像)に色ムラが生じる。この色ム
ラは、光学表示においてその領域内では漸次色が緩やか
に変化する領域であり、液晶ライトバルブの良・不良を
決定する画素欠陥などに起因する色の特異点と比べると
その発生メカニズムが異なる。
【0008】本発明は、表示画像の色ムラの補正量を適
切に決定でき、表示画像の細部に亙って適切な補正を行
なうことのできる、色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、
色ムラ補正回路、表示装置、及び情報記録媒体を得るこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、表示
装置の画像生成部で生成されたカラー画像が表示される
光学表示面における表示色の色ムラ補正方法であって、
基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
像を表示させる前記光学表示面を複数の三角形領域に区
画し、それぞれの前記三角形領域の3つの頂点に位置す
る基準画素での色座標を測定するとともに、前記基準画
素での輝度補正量を決定し、それぞれの前記三角形領域
の3つの前記基準画素での前記輝度補正量に基づいて、
それぞれの前記三角形領域内の各画素での輝度補正量を
所定の関数に従って求め、前記画像生成部に入力され
る、それぞれの前記三角形領域内の前記各画素に対応す
る色画像データに、前記輝度補正量に応じた補正を行な
うことを特徴とする。
【0010】本発明のこのような構成によれば、光学表
示面に区画された三角形領域の3つの頂点に位置する基
準画素での色座標を測定することで、基準画素での輝度
補正量を決定できる。この基準画素での輝度補正量に基
づいてそれぞれの三角形領域内の任意の画素の輝度補正
量を、所定の関数、例えば線形補間などにより求めるこ
とが可能となる。また、光学表示面を三角形領域で区画
することにより、細部に亙って輝度補正量の算定を容易
に行なえるという効果がある。そして、これらの輝度補
正量に基づき画像生成部に入力する色画像データを補正
することで、具体的には輝度補正量を色画像データに乗
じることで、表示画像に色ムラが発生するのを抑制でき
るという効果がある。
【0011】また、本発明の色ムラ補正方法において
は、三角形領域の3つの頂点に位置する基準画素での輝
度補正量が、基準画素で測定した色座標を、予め設定し
た色座標に、または全ての基準画素の色座標の平均値
に、一致させるように補正を加える値に設定されている
ことが好ましい。
【0012】このような構成の本発明では、色座標とい
う指標を利用して輝度補正が行なえるため、補正制御を
容易に行なえるという利点がある。
【0013】さらに、本発明の色ムラ補正方法において
は、輝度補正量が、少なくとも赤(R)成分、青(B)
成分を調整して設定することが好ましい。特に、輝度補
正量が、赤(R)、青(B)の2色の成分を調整して設
定することで、混色に影響を与えやすい緑を除いた赤
(R)と青(B)とで補正が行なえるため、補正制御を
容易にするという効果がある。
【0014】また、本発明の色ムラ補正方法において
は。輝度補正量(Z)が、光学表示面におけるX方向の
座標位置とY方向の座標位置を変数とする関数を表わす
下記の演算式、 Z=aX+bY+c (但し、a、b、cは係数) で求めることが好ましい。
【0015】このような構成の本発明では、光学表示面
での座標X、Y位置に応じて、上記のような簡単な演算
式で輝度補正量(Z)を導くことが可能となり、補正制
御が容易になるという効果がある。
【0016】本発明は、表示装置の画像生成部で生成さ
れたカラー画像が表示される光学表示面に表示される表
示色の色ムラ補正方法であって、基準色画像データを前
記画像生成部に入力して基準色画像を表示させる前記光
学表示面に複数の特定画素を決め、これら特定画素での
色座標を測定し、1つの前記特定画素を基準画素とし、
前記特定画素間の色座標偏差が最小または最小付近にな
るように、前記基準画素近傍の特定画素から順次、輝度
補正量を調整するとともに、前記特定画素間の任意の画
素での輝度補正量を、前記特定画素での輝度補正量に基
づいて線形補間で求め、前記画像生成部に入力される色
画像データに、前記輝度補正量に応じた補正を行なうこ
とを特徴とする。
【0017】本発明のこのような構成によれば、1つの
基準画素を固定し、その基準画素近傍の各特定画素での
輝度補正量を順次調整することで求めることができる。
そして、相隣接する特定画素間の色座標偏差を最小にす
ることが容易になるという効果がある。
【0018】また、本発明の色ムラ補正方法では、輝度
補正量が、青(B)成分を調整して設定することが好ま
しい。
【0019】このような構成の本発明では、混色におい
て悪影響を与えることの少ない青(B)を用いて調整を
行なうことにより、色座標上でのなだらかな調整を行な
うことができる。このようになだらかなの色の変化は、
視覚上は認識しにくいため、有効な色ムラの補正を行な
うことが可能となる。
【0020】さらに、本発明の色ムラ補正方法では、光
学表示面に複数の異なる階調の基準色画像を表示させ、
それぞれの階調での、基準画素または特定画素での色座
標を測定し、各階調毎に基準画素または特定画素での輝
度補正量を求めることが好ましい。
【0021】このような構成の本発明では、基準画素に
おける色座標を、複数の異なる階調毎に測定するため、
広い階調幅に亙って色ムラのない表示画像を得ることが
できる。
【0022】また、本発明の色ムラ補正方法では、表示
装置が、投射型表示装置である場合に色ムラの補正を有
効に行なうことができる。投射型表示装置では、投射ス
クリーンの大型化が進むに伴い、表示画像に色ムラが発
生するという不都合が生じているが、本発明の色ムラ補
正方法を適用することで、ライトバルブや色光源に色ム
ラ発生要因がある場合でも有効に色ムラ発生を抑制でき
るという効果を奏する。
【0023】本発明は、表示装置の画像生成部で生成さ
れたカラー画像が表示されてなる光学表示面における表
示色の色ムラ補正装置であって、基準色画像データを前
記画像生成部に入力して基準色画像を表示させる前記光
学表示面を複数の三角形領域に区画してなる、それぞの
前記三角形領域の3つの頂点に位置する基準画素の色座
標を測定した結果に基づいて決定された3つの前記基準
画素での輝度補正量に基づいて求められた領域内補正デ
ータが格納されたメモリ部と、前記色画像データがいず
れの前記三角形領域に対応するかを判断する領域判断部
と、前記画像生成部に入力する前記画素に対応する色画
像データに、前記領域判断部の領域データに基づいて、
前記メモリ部から読み出した前記領域内補正データを用
いて求められた輝度補正量に応じた補正を行なう輝度補
正制御部と、を備えることを特徴とする。
【0024】本発明のこのような構成によれば、光学表
示面に区画された三角形領域の3つの頂点に位置する基
準画素での色座標上での位置を測定することで、基準画
素での輝度補正量を決定できる。この基準画素での輝度
補正量から求められた領域内補正データは、メモリ部に
格納される。この基準画素での輝度補正量に基づいてそ
れぞれの三角形領域内の任意の画素の輝度補正量を、所
定の関数、例えば線形補間などにより求めることが可能
となる。また、光学表示面を三角形領域で区画すること
により、細部に亙って輝度補正量の算定を容易に行なえ
るという効果がある。そして、輝度補正制御部で、メモ
リ部に格納された領域内補正データから算出された輝度
補正量に応じて画像生成部に入力する色画像データを補
正することで、具体的には輝度補正量を色画像データに
乗じることで、表示画像に色ムラが発生するのを抑制で
きるという効果がある。
【0025】また、本発明の色ムラ補正装置において
は、輝度補正量(Z)が、光学表示面におけるX方向の
座標位置とY方向の座標位置を変数とする前記関数を表
わす演算式、Z=aX+bY+c(但し、a、b、cは
係数)で求めることが好ましい。
【0026】このような構成の本発明では、光学表示面
での座標X、Y位置に応じて、上記のような簡単な演算
式で輝度補正量(Z)を導くことが可能となり、補正制
御が容易になるという効果がある。
【0027】さらに、本発明の色ムラ補正装置において
は、メモリ部として、不揮発性半導体記憶装置を用いる
ことができる。また、本発明の色ムラ補正装置におい
て、領域内補正データは、係数a、b、cに相当する係
数データであり、輝度補正制御部は、領域判断部の判断
に応じて三角形領域に固有の係数データを取り込むaレ
ジスタ、bレジスタ、cレジスタと、aレジスタ、bレ
ジスタ、cレジスタから読み出した係数データと色画像
データのアドレス情報とに基づいて輝度補正量を算出し
て、輝度補正量を色画像データに乗じる乗算手段とを含
むことが好ましい。
【0028】このような構成の本発明では、どの三角形
領域に属する画素であるか判断して係数a、b、cを選
択し、演算式、Z=aX+bY+cに従って輝度補正量
を算出するため、メモリ部にそれぞれの三角形領域にお
ける係数a、b、cに相当する係数データを格納するだ
けでよくなる。このため、メモリ部として、記憶容量が
小さいものを用いることができるという利点がある。
【0029】本発明は、表示装置の画像生成部で生成さ
れたカラー画像が表示されてなる光学表示面に表示され
る表示色の色ムラ補正回路であって、基準色画像データ
を前記画像生成部に入力して基準色画像を表示させる前
記光学表示面を複数の三角形領域に区画してなる、それ
ぞの前記三角形領域の3つの頂点に位置する基準画素の
色座標を測定した結果に基づいて決定された、3つの前
記基準画素での基準輝度補正量から求められた領域内補
正データが格納された記憶回路部と、前記色画像データ
がいずれの前記三角形領域の画素に対応するかを判断す
る領域判断回路部と、前記画像生成部に入力する、前記
画素に対応する色画像データに、前記領域判断回路部の
領域データに基づいて前記記憶回路部から読み出した前
記領域内補正データを用いて求められた輝度補正量に応
じた補正を行なう輝度補正制御回路部と、を備えること
を特徴とする。
【0030】本発明のこのような構成によれば、光学表
示面に区画された三角形領域の3つの頂点に位置する基
準画素での色座標を測定することで、基準画素での輝度
補正量を決定できる。この基準画素での輝度補正量に基
づいてそれぞれの三角形領域内の任意の画素の輝度補正
量を、所定の関数、例えば線形補間などにより求めるこ
とが可能となる。また、光学表示面を三角形領域で区画
することにより、細部に亙って輝度補正量の算定を容易
に行なえるという効果がある。そして、これらの輝度補
正量に応じて画像生成部に入力する色画像データを補正
することで、具体的には輝度補正量を色画像データに乗
じることで、表示画像に色ムラが発生するのを抑制でき
るという効果がある。
【0031】また、本発明の色ムラ補正回路では、輝度
補正量(Z)が、光学表示面におけるX方向の座標位置
とY方向の座標位置を変数とする関数を表わす下記の演
算式、Z=aX+bY+c(但し、a、b、cは係数)
で求めることが好ましい。
【0032】このような構成の本発明では、光学表示面
での座標X、Y位置に応じて、上記のような簡単な演算
式で輝度補正量(Z)を導くことが可能となり、補正制
御が容易になるという効果がある。
【0033】さらに、本発明の色ムラ補正回路では、メ
モリ部が、不揮発性半導体記憶装置でなることが好まし
い。
【0034】また、本発明の色ムラ補正回路では、領域
内補正データが、係数に相当する係数データであり、輝
度補正制御回路は、領域判断回路部の判断に応じて前記
三角形領域に固有の係数データを取り込むaレジスタ、
bレジスタ、cレジスタと、aレジスタ、bレジスタ、
cレジスタから読み出した係数データと色画像データの
アドレス情報とに基づいて輝度補正量を算出し、輝度補
正量を色画像データに乗じる乗算回路部と、を含むこと
が好ましい。
【0035】このような構成の本発明では、どの三角形
領域に属する画素であるか判断して係数a、b、cを選
択し、演算式、Z=aX+bY+cに従って輝度補正量
を算出するため、メモリ部にそれぞれの三角形領域にお
ける係数a、b、cに相当する係数データを格納するだ
けでよくなる。このため、メモリ部として、記憶容量が
小さいものを用いることができるという利点がある。
【0036】本発明は、画像生成部で生成されたカラー
画像を光学表示面へ表示する表示装置であって、基準色
画像データを前記画像生成部に入力して基準色画像を表
示させる前記光学表示面を複数の三角形領域に区画して
なる、それぞれの前記三角形領域の3つの頂点に位置す
る基準画素での色座標に基づいて決定された3つの前記
基準画素での基準輝度補正量、から求められた領域内補
正データが格納されたメモリ部と、前記メモリ部から読
み出した前記領域内補正データに基づいて所定の関数に
従って、それぞれの前記三角形領域内の各画素での輝度
補正量を算出し、前記基準輝度補正量または前記輝度補
正量に応じて、前記画像生成部に入力される、それぞれ
の前記三角形領域内の前記各画素に対応する色画像デー
タの補正を行なう輝度補正制御部と、を備えることを特
徴とする。
【0037】本発明のこのような構成によれば、光学表
示面に区画された三角形領域の3つの頂点に位置する基
準画素での色座標を測定することで、基準画素での輝度
補正量を決定できる。この基準画素での輝度補正量に基
づいてそれぞれの三角形領域内の任意の画素の輝度補正
量を、所定の関数、例えば線形補間などにより求めるこ
とが可能となる。また、光学表示面を三角形領域で区画
することにより、細部に亙って輝度補正量の算定を容易
に行なえるという効果がある。そして、これらの輝度補
正量に応じて画像生成部に入力する色画像データを補正
することで、具体的には輝度補正量を色画像データに乗
じることで、表示画像に色ムラが発生するのを抑制でき
るという効果がある。
【0038】また、本発明の表示装置では、基準画素で
の輝度補正量が、基準画素で測定した色座標を、予め設
定した色座標、または全ての基準画素の色座標の平均値
に、一致させるように補正を加える値に設定されている
ことが好ましい。
【0039】このような構成の本発明では、色座標とい
う指標を利用して輝度補正が行なえるため、補正制御を
容易に行なえるという利点がある。
【0040】さらに、本発明の表示装置では、輝度補正
量が、少なくとも赤(R)成分、青(B)成分を調整し
て設定されていることが好ましい。特に、本発明では、
輝度補正量が、赤(R)、青(B)の2色の成分を調整
して設定することで、混色に影響を与えやすい緑を除い
た赤(R)と青(B)とで補正が行なえるため、補正制
御を容易にするという効果がある。
【0041】また、本発明の表示装置では、輝度補正量
(Z)が、光学表示面におけるX方向の座標位置とY方
向の座標位置を変数とする前記関数を表わす演算式、Z
=aX+bY+c(但し、a、b、cは係数)で求めら
れることが好ましい。
【0042】このような構成の本発明では、光学表示面
での座標X、Y位置に応じて、上記のような簡単な演算
式で輝度補正量(Z)を導くことが可能となり、補正制
御が容易になるという効果がある。
【0043】本発明は、表示装置の画像生成部で生成さ
れたカラー画像を光学表示面で表示する表示装置であっ
て、基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準
色画像を表示させる前記光学表示面に複数の特定画素を
決め、これら特定画素の色座標を測定して求めた前記特
定画素間の色座標偏差が最小または最小付近になるよう
に、前記特定画素の1つを基準画素として該基準画素近
傍の特定画素の輝度補正量データを順次調整して前記特
定画素での輝度補正量を求め、前記輝度補正量に基づい
て線形補間で求められた、前記特定画素間の任意の画素
での輝度補正量データが、格納されたメモリ部と、前記
メモリ部から読み出される輝度補正量データに応じて、
前記画像生成部に入力される色画像データの補正を行な
う輝度補正制御部と、を備えることを特徴とする。
【0044】本発明のこのような構成によれば、1つの
基準画素を固定し、その基準画素近傍の各特定画素での
輝度補正量を順次調整することで求めることができる。
そして、相隣接する特定画素間の色座標偏差を最小にす
ることが容易になるという効果がある。このため、本発
明では、表示画像の色ムラ補正を容易に行なうことがで
きる。
【0045】また、本発明の表示装置において、前記輝
度補正量が、青(B)成分を調整して設定することが好
ましい。
【0046】このような構成の本発明では、混色におい
て悪影響を与えることの少ない青(B)を用いて調整を
行なうことにより、色座標上でのなだらかな調整を行な
うことができる。このようになだらかなの色の変化は、
視覚上は認識しにくいため、有効な色ムラの補正を行な
うことが可能となる。
【0047】さらに、本発明の表示装置においては、輝
度補正量が、光学表示面に複数の異なる階調の基準色画
像表示させ、それぞれの階調での、基準画素または特定
画素での色座標上での位置を測定し、各階調毎に求めら
れていることが好ましい。
【0048】このような構成の本発明では、基準画素に
おける色座標上を、複数の異なる階調毎に測定するた
め、広い階調幅に亙って色ムラのない表示画像を得るこ
とができる。
【0049】また、本発明の表示装置は、画像生成部と
して3枚のライトバルブを備える投射型表示装置である
ことが好ましい。
【0050】このような構成の本発明では、スクリーン
に投射される表示画像の色ムラの補正を有効に行なうこ
とができる。投射型表示装置では、投射スクリーンの大
型化が進むに伴い、表示画像に色ムラが発生するという
不都合が生じているが、本発明を適用することで、ライ
トバルブや色光源に色ムラ発生要因がある場合でも有効
に色ムラ発生を抑制できるという効果を奏する。
【0051】さらに、本発明の表示装置では、ライトバ
ルブが、液晶パネルであることが好ましい。そして、光
学表示面が、スクリーン上に形成される場合に本発明を
適用すると、スクリーンが光学表示面となり、スクリー
ン上の基準画素を測定することで容易に全画素での輝度
補正量を設定することが可能になる。
【0052】本発明は、画像生成部で生成されたカラー
画像を光学表示面に表示する表示装置に備えられる情報
記録媒体であって、光学表示面を複数の三角形領域で区
画したそれぞれの三角形領域の3つの頂点に位置する基
準画素の色座標上での位置を測定した結果から求められ
た基準画素での輝度補正量に基づいて、それぞれの三角
形領域内の任意の画素での輝度補正量を算出するための
補正用データが格納されていることを特徴とする。
【0053】本発明のこのような構成によれば、表示装
置の色ムラ補正を行なうための、光学表示面での補正用
データを補正の際に読み出すことが可能となる。また、
画像生成部を含む表示装置に情報記録媒体を組み込むこ
とで、表示画質を容易に向上させることができる。
【0054】また、本発明の情報記録媒体は、EPRO
M、EEPROMなどの不揮発性半導体メモリであるこ
とが好ましい。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る色ムラ補正方
法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、およ
び情報記録媒体の詳細を実施形態に基づいて説明する。
【0056】(実施形態1)本実施形態1は、投射型表
示装置に本発明を適用したものである。まず、本発明を
適用する実施形態1の投射型表示装置1の構成について
図1〜図4を用いて説明する。
【0057】投射型表示装置1は、投射スクリーン30
0へ画像を投射する画像生成部10と、画像生成部10
へ駆動信号を出力する駆動回路部20と、から大略構成
されている。
【0058】まず、本実施形態の投射型表示装置1の駆
動回路部20について説明する。図1に示すように、駆
動回路部20は、水平同期信号(HD)、垂直同期信号
(VD)、ドットクロック(DCLK)が入力される領
域判断部21と、後記する係数データが格納されたメモ
リ22と、メモリ22から係数データが入力されるレジ
スタ23と、レジスタ23の出力とデジタル画像データ
とが入力される乗算回路24と、乗算回路24からの補
正画像信号が入力されるD/Aコンバータ25と、D/
Aコンバータ25でアナログ変換された補正画像信号を
増幅する増幅器26と、から主に構成されている。ま
た、本実施形態では、領域判断部21と、メモリ22
と、レジスタ23と、乗算回路24と、で色ムラ補正回
路27を構成している。尚、簡単のため、画像生成部1
0を制御するための回路、信号は省略してある。
【0059】デジタル画像データは、画像信号を所定の
タイミングで書き込んだ、図示しないフレームメモリか
ら読み出されて乗算回路24に入力される。レジスタ2
3は、後記する補正用関数を表す式の係数データが、随
時書き込まれる、aレジスタ23aと、bレジスタ23
bと、cレジスタ23cと、を備えている。メモリ22
には、後記する三角形領域における補正用関数に固有の
係数データが記録されている。領域判断部21は、デジ
タル画像データの対応するアドレス情報に応じて(水平
同期信号、垂直同期信号、ドットクロックなどにより)
領域判断を行い、メモリ22の所定の係数データを読み
出す領域判断信号を出力するようになっている。
【0060】ここで、メモリ22に格納する係数データ
の求め方を図2および図3を用いて説明する。
【0061】まず、本実施形態では、図2に示すように
投射スクリーン300を8つの三角形領域S1〜S8に
区画する。なお、本実施形態の区画の方法は、投射スク
リーン300の中心を通るように同図中Sx、Sy方向
の直交する2本の線a、bで、投射スクリーン300を
4つの長方形に分割した後、それぞれの長方形を線a、
bの端部どうしを結ぶ線c、d、e、fで分割して8つ
の三角形領域S1〜S8に分割する。
【0062】そして、所定の基準となるデジタル画像デ
ータをそのままD/Aコンバータ25、増幅器26を介
して生成した画像信号を画像生成部10に入力して、こ
の画像生成部10から投射スクリーン300へ基準画像
を投射する。具体的には、投射スクリーン300へ、例
えば最大256の階調表示が可能な場合、128階調の
中間調(グレー)を基準画像として均一に投射する。こ
の状態で、それぞれの三角形領域S1〜S8の3つの頂
点の位置の画素(以下、基準画素という)での色座標を
測定する。この測定には、周知の色座標測定器を用いる
ことができる。図2に示すように、例えば、三角形領域
S1では3つの頂点に対応する基準画素P1、P2、P
4の色座標を測定する。そして、それぞれの三角形領域
の3つの頂点に位置する基準画素での輝度補正量を求め
る。この輝度補正量は、基準画素で求めた色座標を、予
め設定した色座標上の位置に一致させる補正や、または
全基準画素の色座標の平均値に一致させる補正を加えて
設定する。
【0063】本実施形態の具体的な輝度補正量の決定方
法は、図3に示すように、黒丸で示す基準画素での実測
色座標を目標色座標に一致させるように、赤(R)成分
と青(B)成分とを調整する。なお、緑(G)成分は、
光の合成に対して影響を与え易いため、赤および青を用
いて調整することが好ましい。本実施形態では、基準画
素での色座標を、目標色座標と一致させる調整を行う
際、色差と色座標上の距離がある程度比例関係にあるU
CS表色系を用いることが、色差を表現するのに適して
いる。なお、UCS表色系は、Luv又はLu’v’を
用いて表示するのが一般的である。尚、実測色座標がX
YZ表色系で得られる場合、以下に示す式を用いてUC
S表色系に変換する。
【0064】Luvを用いる場合は、 L=Y u=4X/(X+15Y+3Z) v=6Y/(X+15Y+3Z) となり、これらの式から、 u=2x/(6y−x+1.5) v=3y/(6y−x+1.5) が導かれる。また、Lu’v’を用いる場合は u’=u v’=1.5v によって導かれる。
【0065】図3はu−v座標上での基準画素での未補
正の色座標を目標色座標に一致させる補正操作を説明し
ている。このような操作により、基準画素での輝度補正
量を、求めることができる。なお、具体的な操作として
は、上記したように赤成分と青成分とを調整することに
より行う。
【0066】また、投射スクリーン300における図2
に示す左右Sx(X)方向、上下Sy(Y)方向、任意
の三角形領域に属する任意画素での補正量をSx、Sy
に垂直なSz(Z)方向とした3次元座標で考えると、
各三角形領域が基準画素を3つ含むため、三角形領域内
の任意の場所(画素)の補正量Szは、3つ基準画素で
の基準補正量から線形補間して求めることが可能とな
る。平面は、Sz=aSX+bSY+c(一般的には、
Z=aX+bY+c)で表されるため、この係数a、
b、cを上記した3つの基準画素での基準補正量より求
めれば、各三角形領域内の任意の画素での補正量Szは
上記演算式によって得られる。
【0067】このようにして求められた係数a、b、c
のデータは、図1に示すメモリ22内に格納されてい
る。なお、係数データは、各三角形領域S1〜S8にそ
れぞれ固有のデータである。
【0068】本実施形態においては、図1に示すよう
に、水平同期信号、垂直同期信号およびドットクロック
に基づいて、領域判断部21がメモリ22から三角形領
域S1〜S8に固有の係数データを読み出してレジスタ
23に一時的に書き込む動作を行う。この係数データの
書き込みは、この係数データでの補正を行う三角形領域
に投射されるデータ画像データに先駆けて行われ、乗算
回路24にデジタル画像データ信号が入力されるタイミ
ングでレジスタ23のaレジスタ23a、bレジスタ2
3b、cレジスタ23cから係数データ信号が乗算回路
24に入力されて、デジタル画像データに輝度補正量S
zを乗じるようになっている。このため、デジタル画像
データは、そのアドレス情報に応じて、投射される三角
形領域における補正処理が施された信号として画像生成
部10に到達する。本実施形態の投射型表示装置1にお
いては、領域判断部21とメモリ22とレジスタ23と
乗算回路24とで、色ムラ補正回路もしくは補正装置を
構成している。また、メモリ22としては、EPRO
M、EEPROMなどの不揮発性半導体メモリを適用す
ることができる。このメモリ22は、投射型表示装置1
を製品として出荷する際に、製品のロット毎に測定を行
って求めた係数データが格納された情報記録媒体とし
て、色ムラ補正回路に組み込む設定としてもよい。
【0069】なお、本実施形態においては、図2に示し
たように、光学表示面としての投射スクリーン300を
8つの三角形領域S1〜S8に区画したが、投射スクリ
ーン300を三角形領域で区画するものであれば、これ
に限定されるものではない。
【0070】次に、画像生成部10について説明する。
【0071】画像生成部10は、図4に示すように、照
明光学系100と、ダイクロイックミラー210、21
2を含む色光分離光学系200と、反射ミラー222、
224と入射側レンズ230とリレーレンズ232とを
含む導光光学系220と、反射ミラー218と、3枚の
フィールドレンズ240、242、244と、3枚の液
晶ライトバルブ250、252、254と、クロスダイ
クロイックプリズム260と、投射レンズ系270と、
を備えている。液晶ライトバルブ250、252、25
4は、それぞれ液晶パネル250b、252b、254
bと、入射側偏光板250a、252a、254aと、
出射側偏光板250c、252c、254cとを備えて
いる。これら液晶パネル250b、252b、254b
には、上記した駆動回路部20の増幅器26から、それ
ぞれの色用画像データが入力される。上記したように、
各色用画像データは、色ムラ補正回路27により色ムラ
の発生を抑制する補正が施されている。
【0072】照明光学系100は、略平行な光束を出射
する光源110と、第1のレンズアレイ120と、第2
のレンズアレイ130と、重畳レンズ150と、反射ミ
ラー160とを備えている。照明光学系100は、3枚
の液晶ライトバルブ250、252、254の照明領域
である液晶パネル250b、252b、254bの有効
領域を照明するためのインテグレータ光学系である。
【0073】光源110は、放射状の光線を出射する放
射光源としての光源ランプ112と、光源ランプ112
から出射された放射光を略平行な光線束として出射する
凹面鏡114とを有している。光源ランプとしては、ハ
ロゲンランプやメタルハライドランプ、高圧水銀ランプ
が用いられる。
【0074】このような構成の投射型表示装置10にお
いて、光源10から出射された略平行な光束は、インテ
グレータ光学系を構成する第1と第2のレンズアレイ1
20、130によって、複数の部分光束に分割される。
第1のレンズアレイ120の各小レンズから出射された
部分光束は、第2のレンズアレイ130の各小レンズ1
32の近傍で光源110の光源像(2次光源像)が形成
されるように集光される。第2のレンズアレイ130の
近傍に形成された2次光源像から出射された部分光束
は、拡散しながら重畳レンズ150によって液晶パネル
250b、252b、254bの有効領域(表示領域)
上で重畳される。この結果、各液晶パネル250b、2
52b、254bは照明される。
【0075】色光分離光学系200は、2枚のダイクロ
イックミラー210、212を備え、重畳レンズ150
から出射される光を、赤(R)、緑(G)、青(B)3
色の色光に分離する機能を有している。第1のダイクロ
イックミラー210は、照明光学系100から出射され
た白色光束の赤色光成分を透過させるとともに、青色光
成分と緑色光成分とを反射する。第1のダイクロイック
ミラー210を透過した赤色光は、反射ミラー218で
反射され、フィールドレンズ240を通って赤色光用の
液晶ライトバルブ250に達する。このフィールドレン
ズ240は、第2のレンズアレイ130から出射された
各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束
に変換する。他の液晶ライトバルブの前に設けられたフ
ィールドレンズ242、244も同様である。
【0076】第1のダイクロイックミラー210で反射
された青色光と緑色光のうちで、緑色光は第2のダイク
ロイックミラー212によって反射され、フィールドレ
ンズ242を通って緑色光用の液晶ライトバルブ252
に達する。一方、青色光は、第2のダイクロイックミラ
ー212を透過し、入射側レンズ230、リレーレンズ
系(導光光学系)220を通り、さらに出射側レンズ
(フィールドレンズ)244を通って青色光用の液晶ラ
イトバルブ254に達する。なお、青色光にリレーレン
ズ系が用いられているのは、青色光の光路の長さが他の
色光の光路の長さよりも長いため、光の拡散などによる
光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、
入射側レンズ230に入射した部分光束をそのまま、出
射側レンズ244に伝えるためである。
【0077】液晶ライトバルブ250は、入射側偏光板
250aと、液晶パネル250bと、出射側偏光板25
0cとを備えている。入射側偏光板250aは、その透
過軸がs偏光の方向に設定されており、入射した光のう
ちs偏光光のみを透過する。液晶パネル250bは、与
えられ画像情報(画像信号)に従って、入射側偏光板2
50aから出射された赤色光の偏光光の偏光方向を変調
する。出射側偏光板250cは、その透過軸がp偏光の
方向に設定されていおり、液晶パネル250bから出射
した変調光のうち、p偏光光のみを透過する。これによ
り、液晶ライトバルブ250aは、与えられ画像情報に
従って入射光を変調して画像を形成する機能を有してい
る。
【0078】液晶ライトバルブ252、254も、それ
ぞれ、入射側偏光板252a、254aと、液晶パネル
252b、254bと、出射側偏光板252c、254
cとを備え、液晶ライトバルブ250と同様の機能を有
している。クロスダイクロイックプリズム260は、3
色の色光を合成してカラー画像を形成する色光合成部と
しての機能を有している。
【0079】赤色光の液晶ライトバルブ250の入射側
偏光板250aは、フィールドレンズ240の平坦な出
射面に貼り付けられている。出射側偏光板250cは、
液晶パネル250bの出射面に貼り付けられている。液
晶パネル250bは、入射側偏光板250aからある程
度間隔を隔てて配置されている。
【0080】赤色光用の液晶ライトバルブ250と同様
に、緑色光用の液晶ライトバルブ252の入射側偏光板
252aも、フィールドレンズ242の平坦な出射面に
貼り付けられている。また、出射側偏光板252cも液
晶パネル252bの出射面に貼り付けられている。さら
に、液晶パネル252bも、入射側偏光板252aから
ある程度間隔を隔てて配置されている。
【0081】青色光用の液晶ライトバルブ254は、他
の液晶ライトバルブ250、252と異なる構成を有し
ている。青色光用の液晶ライトバルブ254の入射側偏
光板254aは、液晶パネル254bとフィールドレン
ズ244との第1の間隔の間に、液晶パネル254bと
可能な限り間隔を隔てて配置されている透明板246、
例えば、ガラス板の出射面に貼り付けられている。青色
光用の液晶ライトバルブ254の出射側偏光板254c
は、他の液晶ライトバルブ250、254と同様に、液
晶パネル254bの出射面に貼り付けられている。
【0082】クロスダイクロイックプリズム260は、
赤色光を反射する誘電体多層膜と、青色光を反射する誘
電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状
に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つ
の色光が合成されて、カラー画像を投射するための合成
光が形成される。
【0083】このようにクロスダイクロイックプリズム
260で生成された合成光は、投射レンズ系270の方
向に出射される。投射レンズ系270は、この合成光を
光学表示面としての投射スクリーン300上に投射し
て、カラー画像を表示する投射手段としての機能を有す
る。
【0084】以上、本実施形態1の投射型表示装置1に
ついて説明したが、本実施形態1においては、光学表示
面としての投射スクリーン300に区画された三角形領
域S1〜S8の3つの頂点に位置する基準画素での色座
標を測定することで、基準画素での輝度補正量を決定で
き、この基準画素での輝度補正量に基づいてそれぞれの
三角形領域内の任意の画素の輝度補正量を、上記した関
数により求めることが可能となる。また、投射スクリー
ン300を三角形領域で区画することにより、細部に亙
って輝度補正量Szの算定を容易に行なえるという効果
がある。そして、これらの輝度補正量を画像生成部10
に入力する色画像データに乗じることで、表示画像に色
ムラが発生するのを抑制できるという効果がある。
【0085】また本実施形態1では、色座標という指標
を利用して輝度補正が行なったため、補正量の算定方法
が簡単になり補正制御を容易に行なえるという利点があ
る。
【0086】さらに、本実施形態1では、赤(R)成
分、青(B)成分を調整して設定して補正量を調整する
ため、光の合成に影響を与えやすい緑を用いずに容易に
補正制御が行えるという効果がある。
【0087】(実施形態1の色ムラ補正方法の変形例
1)図5は、実施形態1における色ムラ補正方法の変形
例を説明する図である。基準画素での色座標実測を行う
場合、投射スクリーン300の周縁部では安定した測定
が出来ない場合もあるため、周縁より内側の複数画素を
測定画素として実測を行い、同図中P1〜P9のうち投
射スクリーン300の中央のP5以外の基準画素の輝度
補正量を測定画素の実測結果から演算で推定して求め
る。このようにして求めた基準画素での輝度補正量に基
づいて、P5を頂点に含む8つの三角形領域S1〜S8
内の任意の画素での補正量を、上記した実施形態1と同
様に求める。この変形例1によって求められた係数デー
タを格納するメモリ22や他の構成は、上記した実施形
態1と同様である。
【0088】(実施形態1の色ムラ補正方法の変形例
2)図6は、実施形態1における色ムラ補正方法の変形
例を説明する図である。この変形例2では、上記した変
形例1と同様に投射スクリーン300の周縁より内側に
測定画素P1〜P8を設定し、測定画素P5以外の測定
画素の外側に位置する領域は、図中P1、P3、P7、
P9が属する領域と同様の係数データを用いて補正を加
えるようにする。この変形例2においても、求められた
係数データを格納するメモリ22や他の構成は、上記し
た実施形態1と同様である。
【0089】(実施形態2)図7は、本発明に係る表示
装置の実施形態2を示す投射型表示装置を示している。
なお、本実施形態2において、上記した実施形態1と同
様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実
施形態の投射型表示装置1では、複数の異なる階調に亙
って三角形領域の基準画素での輝度測定を行い、基準補
正量を求めるようにしてもよい。このようにすれば、幅
広い階調に亙って画像の色ムラ補正を行うことが可能と
なる。
【0090】本実施形態2の投射型表示装置1において
は、メモリ22に、複数の異なる階調に亙って三角形領
域の基準画素での色座標測定を行った結果得られた、そ
れぞれの階調毎にすべての三角形領域S1〜S8にそれ
ぞれ固有の係数データが格納されている。また、レジス
タ23は、aレジスタ、bレジスタ、cレジスタを1組
として複数組のa、b、cレジスタ23a1、23b
1、23c1〜23an、23bn、23cnを備え、
メモリ22から読み出された、複数階調毎のそれぞれの
三角形領域S1〜S8に固有の係数データが、書き込ま
れ得るようになっている。さらに、デジタル画像データ
の階調の判断を行う階調判断部28と、この階調判断部
28の判断に伴って、レジスタ23の所定の組のa、
b、cレジスタの選択を行う選択回路29と、を備えて
いる。選択回路29は、選択した係数データを乗算回路
24へ出力するようになっている。また、本実施形態で
は、領域判断部21と、メモリ22と、レジスタ23
と、階調判断部28と、乗算回路24と、で色ムラ補正
回路27を構成している。なお、本実施形態2における
他の構成は、上記した実施形態1と同様であるため説明
を省略する。
【0091】本実施形態2では、レジスタ23が複数組
(n組)のa、b、cの係数データを一時記憶できるよ
うに設定されているため、階調判断部28でデジタル画
像データの階調を判断した結果に応じて、選択回路29
でデジタル画像データの階調に対応する係数データを乗
算回路へ供給することが可能となる。この結果、乗算回
路24において、デジタル画像データに補正量を乗ずる
ことができる。本実施形態2の他の作用・動作は、上記
した実施形態1と略同様である。
【0092】本実施形態2によれば、画像生成部10か
ら投射されて投射スクリーン300上で結像された表示
画像を広い階調幅に亙って色ムラのない表示に補正する
ことができる。
【0093】(実施形態3)図8は、本発明の実施形態
3を示すものであり、他の色ムラ補正方法に関する。本
実施形態では、例えば投射型表示装置の画像生成部に所
定階調の画像データを入力して基準画像を投射スクリー
ンに表示させるとともに、投射スクリーンに複数(9)
の特定画素P1〜P9を決め、これら特定画素P1〜P
9での色座標上での位置を測定し、1つの特定画素P1
を基準画素として輝度補正量を決定してこれを固定す
る。そして、各特定画素間の色座標偏差が最小になるよ
うに、基準画素P1近傍の特定画素から順次、輝度補正
量を調整するとともに、特定画素間の任意の画素での輝
度補正量を、特定画素P1〜P9での輝度補正量に基づ
いて線形補間で求める。そして、画像生成部に入力され
る画像データに、輝度補正量を乗じることで色ムラ補正
を行う。
【0094】本実施形態3の色ムラ補正方法を具体的に
説明する。まず、投射スクリーンの表示領域の略全体に
亙って図8のような特定画素P1〜P9を設定する。そ
して、特定画素P1を基準画素として、この特定画素P
1の近傍の特定画素での輝度補正値を順次調整して、隣
り合う各特定画素での色座標偏差を最小にする。調整手
順としては、例えば以下のような操作を行う。
【0095】まず、特定画素(基準画素)P1と特定画
素P2間の色座標偏差△12が小さくなるように、特定
画素P2での青(B)成分の補正値を調整する。次に、
特定画素P2と特定画素P3間の色座標偏差△23が小
さくなるように、特定画素P3での青(B)成分の補正
値を調整する。続いて、特定画素(基準画素)P1と特
定画素P4間の色座標偏差△14が小さくなるように、
特定画素P4での青(B)成分の補正値を調整する。次
に、特定画素P2と特定画素P5間の色座標偏差△25
と、特定画素P4と特定画素P5間の色座標偏差△45
と、が小さくなるように、特定画素P5での青(B)成
分の補正値を調整する。その後、特定画素P3と特定画
素P6間の色座標偏差△36と、特定画素P5と特定画
素P6間の色座標偏差△56と、が小さくなるように、
特定画素P6での青(B)成分の補正値を調整する。さ
らに、特定画素P4と特定画素P7間の色座標偏差△4
7が小さくなるように、特定画素P7での青(B)成分
の補正値を調整する。続いて、特定画素P5と特定画素
P8間の色座標偏差△58と、特定画素P7と特定画素
P8間の色座標偏差△78と、が小さくなるように、特
定画素P8での青(B)成分の補正値を調整する。最後
に、特定画素P6と特定画素P9間の色座標偏差△69
と、特定画素P8と特定画素P9間の色座標偏差△89
と、が小さくなるように、特定画素P9での青(B)成
分の補正値を調整する。
【0096】このようにして求めた輝度補正値に基づい
て、投射スクリーンの表示領域全体に亙って線形補間を
行って全画素での輝度補正値を求めることができる。な
お、このような輝度補正値は、所定階調の画像に関して
最適の補正効果が得られるように決定されているため、
階調、色調が異なる画面に対しての補正効果が変動す
る。そこで、階調/色調依存性を抑制するために、複数
の補正値を用意しておき、階調/色調に応じて切り替え
るようにすることが好ましい。また、このような複数の
階調/色調で得られた補正値を平均して用いてもよい。
【0097】以上、実施形態1〜実施形態3について説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。例え
ば、上記した実施形態1では投射スクリーン300を8
つの三角形領域S1〜S8に区画したが、領域の数はこ
れに限定されるものではない。また、上記した実施形態
1では、輝度補正量を求めるのにUCS表色系を用いた
が、他の表色系を用いて調整を行うことも可能である。
さらに、上記した実施形態1および実施形態2は、本発
明を投射型表示装置に適用したが、投射型表示装置とし
てデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)に本発明
を適用することも可能である。また、本発明は、3板方
式の投射型表示装置のように3つの色画像データが画像
生成部に入力されるものおいて、特に効果を奏するが、
投射型表示装置に限定されるものではなく、直視型の液
晶表示装置などの各種の表示装置に適用することができ
る。また、上記した各実施形態に係る色ムラ補正方法
は、3板方式や2板方式のCCD撮像デバイスに適用す
ることも可能である。この場合、CCD撮像デバイスで
撮像した画像を一旦表示画面に表示して、基準画素での
輝度測定を行って補正量を決定する。そして、上記した
実施形態1と同様に所定の三角領域固有の係数データを
メモリに格納して用いれば、撮像特性の色ムラを補正す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態1の投射型表示装置を示
すブロック図である。
【図2】実施形態1の投射スクリーンの区画を示す説明
図である。
【図3】実施形態1における色座標上での位置補正の方
法を示す説明図である。
【図4】実施形態1における投射型表示装置の画面生成
部を示す説明図である。
【図5】実施形態1の変形例1を示す投射スクリーンの
区画を示す説明図である。
【図6】実施形態1の変形例2を示す投射スクリーンの
区画を示す説明図である。
【図7】本発明に係る実施形態2の投射型表示装置を示
すブロック図である。
【図8】本発明に係る実施形態3の色補正方法の説明図
である。
【符号の説明】
1 投射型表示装置 10 画像生成部 20 駆動回路部 21 領域判断部 22 メモリ 23 レジスタ 24 乗算回路 27 色ムラ補正回路 28 階調判断部 300 投射スクリーン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642L 5C080 3/36 3/36 H04N 9/77 H04N 9/77 Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 HA06 MA05 2H093 NA61 NC13 NC14 NC29 ND24 NE06 NG02 NH18 5C006 AA01 AA02 AA16 AA22 AF46 AF51 AF52 AF53 AF61 AF82 BB11 BF08 BF24 BF25 BF28 EC11 FA22 FA56 GA02 5C060 BA04 BA08 BC05 EA00 GA01 GB02 GB06 GC00 HB00 HB24 HB26 HC20 HC24 HC25 JA00 JB06 5C066 AA03 BA20 CA17 EC01 EF00 GA01 GA13 GA14 GA21 HA04 KA01 KB05 KD06 KE00 KE03 KE09 5C080 AA10 BB05 CC03 CC06 DD05 EE30 JJ02 JJ05 JJ06 KK52

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の画像生成部で生成されたカラ
    ー画像が表示される光学表示面における表示色の色ムラ
    補正方法であって、 基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
    像を表示させる前記光学表示面を複数の三角形領域に区
    画し、それぞれの前記三角形領域の3つの頂点に位置す
    る基準画素での色座標を測定するとともに、前記基準画
    素での輝度補正量を決定し、それぞれの前記三角形領域
    の3つの前記基準画素での前記輝度補正量に基づいて、
    それぞれの前記三角形領域内の各画素での輝度補正量を
    所定の関数に従って求め、前記画像生成部に入力され
    る、それぞれの前記三角形領域内の前記各画素に対応す
    る色画像データに、前記輝度補正量に応じた補正を行な
    うことを特徴とする色ムラ補正方法。
  2. 【請求項2】 前記三角形領域の3つの頂点に位置する
    基準画素での前記輝度補正量は、前記基準画素で測定し
    た色座標を、予め設定した色座標、または全ての前記基
    準画素の色座標の平均値に、一致させるように補正を加
    える値に設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の色ムラ補正方法。
  3. 【請求項3】 前記輝度補正量は、少なくとも赤(R)
    成分、青(B)成分を調整して設定することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の色ムラ補正方法。
  4. 【請求項4】 前記輝度補正量は、赤(R)、青(B)
    の2色の成分を調整して設定することを特徴とする請求
    項3記載の色ムラ補正方法。
  5. 【請求項5】 前記輝度補正量(Z)は、前記光学表示
    面におけるX方向の座標位置とY方向の座標位置を変数
    とする前記関数を表わす下記の演算式、 Z=aX+bY+c (但し、a、b、cは係数) で求めることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載の色ムラ補正方法。
  6. 【請求項6】 表示装置の画像生成部で生成されたカラ
    ー画像が表示される光学表示面に表示される表示色の色
    ムラ補正方法であって、 基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
    像を表示させる前記光学表示面に複数の特定画素を決
    め、これら特定画素での色座標を測定し、 1つの前記特定画素を基準画素とし、前記特定画素間の
    色座標偏差が最小または最小付近になるように、前記基
    準画素近傍の特定画素から順次、輝度補正量を調整する
    とともに、 前記特定画素間の任意の画素での輝度補正量を、前記特
    定画素での輝度補正量に基づいて線形補間で求め、 前記画像生成部に入力される色画像データに、前記輝度
    補正量に応じた補正を行なうことを特徴とする色ムラ補
    正方法。
  7. 【請求項7】 前記輝度補正量は、青(B)成分を調整
    して設定することを特徴とする請求項6記載の色ムラ補
    正方法。
  8. 【請求項8】 前記光学表示面に複数の異なる階調の基
    準色画像を表示させ、それぞれの階調での、前記基準画
    素あるいは前記特定画素での色座標を測定し、 前記各階調毎に前記基準画素あるいは前記特定画素での
    輝度補正量を求めることを特徴とする請求項1ないし請
    求項7のいずれかに記載の色ムラ補正方法。
  9. 【請求項9】 前記表示装置は、投射型表示装置である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載の色ムラ補正方法。
  10. 【請求項10】 表示装置の画像生成部で生成されたカ
    ラー画像が表示されてなる光学表示面における表示色の
    色ムラ補正装置であって、 基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
    像を表示させる前記光学表示面を複数の三角形領域に区
    画してなる、それぞの前記三角形領域の3つの頂点に位
    置する基準画素の色座標を測定した結果に基づいて決定
    された3つの前記基準画素での輝度補正量に基づいて求
    められた領域内補正データが格納されたメモリ部と、 前記色画像データがいずれの前記三角形領域に対応する
    かを判断する領域判断部と、 前記画像生成部に入力する前記画素に対応する色画像デ
    ータに、前記領域判断部の領域データに基づいて、前記
    メモリ部から読み出した前記領域内補正データを用いて
    求められた輝度補正量に応じた補正を行なう輝度補正制
    御部と、を備えることを特徴とする色ムラ補正装置。
  11. 【請求項11】 前記輝度補正量(Z)は、前記光学表
    示面におけるX方向の座標位置とY方向の座標位置を変
    数とする前記関数を表わす下記の演算式、 Z=aX+bY+c (但し、a、b、cは係数) で求めることを特徴とする請求項10記載の色ムラ補正
    装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリ部は、不揮発性半導体記憶
    装置からなることを特徴とする請求項10または請求項
    11に記載の色ムラ補正装置。
  13. 【請求項13】 前記領域内補正データは、前記係数
    a、b、cに相当する係数データであり、前記輝度補正
    制御部は、前記領域判断部の判断に応じて前記三角形領
    域に固有の係数データを取り込むaレジスタ、bレジス
    タ、cレジスタと、前記aレジスタ、bレジスタ、cレ
    ジスタから読み出した前記係数データと前記色画像デー
    タのアドレス情報とに基づいて前記輝度補正量を算出し
    て、前記輝度補正量を前記色画像データに乗じる乗算手
    段と、を含むことを特徴とする請求項10ないし請求項
    12のいずれかに記載の色ムラ補正装置。
  14. 【請求項14】 表示装置の画像生成部で生成されたカ
    ラー画像が表示されてなる光学表示面に表示される表示
    色の色ムラ補正回路であって、 基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
    像を表示させる前記光学表示面を複数の三角形領域に区
    画してなる、それぞの前記三角形領域の3つの頂点に位
    置する基準画素の色座標を測定した結果に基づいて決定
    された、3つの前記基準画素での基準輝度補正量から求
    められた領域内補正データが格納された記憶回路部と、 前記色画像データがいずれの前記三角形領域の画素に対
    応するかを判断する領域判断回路部と、 前記画像生成部に入力する、前記画素に対応する色画像
    データに、前記領域判断回路部の領域データに基づいて
    前記記憶回路部から読み出した前記領域内補正データを
    用いて求められた輝度補正量に応じた補正を行なう輝度
    補正制御回路部と、を備えることを特徴とする色ムラ補
    正回路。
  15. 【請求項15】 前記輝度補正量(Z)は、前記光学表
    示面におけるX方向の座標位置とY方向の座標位置を変
    数とする前記関数を表わす下記の演算式、 Z=aX+bY+c (但し、a、b、cは係数) で求めることを特徴とする請求項14記載の色ムラ補正
    回路。
  16. 【請求項16】 前記メモリ部は、不揮発性半導体記憶
    装置でなることを特徴とする請求項14または請求項1
    5に記載の色ムラ補正回路。
  17. 【請求項17】 前記領域内補正データは、前記係数に
    相当する係数データであり、前記輝度補正制御回路は、
    前記領域判断回路部の判断に応じて前記三角形領域に固
    有の係数データを取り込むaレジスタ、bレジスタ、c
    レジスタと、前記aレジスタ、bレジスタ、cレジスタ
    から読み出した前記係数データと前記色画像データのア
    ドレス情報とに基づいて前記輝度補正量を算出し、前記
    輝度補正量を前記色画像データに乗じる乗算回路部と、
    を含むことを特徴とする請求項14ないし請求項16の
    いずれかに記載の色ムラ補正回路。
  18. 【請求項18】 画像生成部で生成されたカラー画像を
    光学表示面へ表示する表示装置であって、 基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
    像を表示させる前記光学表示面を複数の三角形領域に区
    画してなる、それぞれの前記三角形領域の3つの頂点に
    位置する基準画素での色座標に基づいて決定された3つ
    の前記基準画素での基準輝度補正量、から求められた領
    域内補正データが格納されたメモリ部と、 前記メモリ部から読み出した前記領域内補正データに基
    づいて所定の関数に従って、それぞれの前記三角形領域
    内の各画素での輝度補正量を算出し、前記基準輝度補正
    量または前記輝度補正量に応じて、前記画像生成部に入
    力される、それぞれの前記三角形領域内の前記各画素に
    対応する色画像データの補正を行なう輝度補正制御部
    と、を備えることを特徴とする表示装置。
  19. 【請求項19】 前記基準輝度補正量は、前記基準画素
    で測定した色座標を、予め設定した色座標、または全て
    の前記基準画素の色座標の平均値に、一致させるように
    補正を加える値に設定されていることを特徴とする請求
    項18記載の表示装置。
  20. 【請求項20】 前記輝度補正量は、少なくとも赤
    (R)成分、青(B)成分を調整して設定されているこ
    とを特徴とする請求項18または請求項19に記載の表
    示装置。
  21. 【請求項21】 前記輝度補正量は、赤(R)、青
    (B)の2色の成分を調整して設定されていることを特
    徴とする請求項20記載の表示装置。
  22. 【請求項22】 前記輝度補正量(Z)は、前記光学表
    示面におけるX方向の座標位置とY方向の座標位置を変
    数とする前記関数を表わす下記の演算式、 Z=aX+bY+c (但し、a、b、cは係数) で求められることを特徴とする請求項18ないし請求項
    21のいずれかに記載の表示装置。
  23. 【請求項23】 表示装置の画像生成部で生成されたカ
    ラー画像を光学表示面で表示する表示装置であって、 基準色画像データを前記画像生成部に入力して基準色画
    像を表示させる前記光学表示面に複数の特定画素を決
    め、これら特定画素の色座標を測定して求めた前記特定
    画素間の色座標偏差が最小または最小付近になるよう
    に、前記特定画素の1つを基準画素として該基準画素近
    傍の特定画素の輝度補正量データを順次調整して前記特
    定画素での輝度補正量を求め、前記輝度補正量に基づい
    て線形補間で求められた、前記特定画素間の任意の画素
    での輝度補正量データが、格納されたメモリ部と、 前記メモリ部から読み出される輝度補正量データに応じ
    て、前記画像生成部に入力される色画像データの補正を
    行なう輝度補正制御部と、を備えることを特徴とする表
    示装置。
  24. 【請求項24】 前記輝度補正量は、青(B)成分を調
    整して設定することを特徴とする請求項23記載の表示
    装置。
  25. 【請求項25】 前記輝度補正量は、前記光学表示面に
    複数の異なる階調の基準色画像を表示させ、それぞれの
    階調での、前記基準画素または前記特定画素での色座標
    を測定し、前記各階調毎に求められていることを特徴と
    する請求項23または請求項24のいずれかに記載の表
    示装置。
  26. 【請求項26】 前記画像生成部は、3枚のライトバル
    ブを備えることを特徴とする請求項18ないし請求項2
    5のいずれかに記載の表示装置。
  27. 【請求項27】 前記ライトバルブは、液晶パネルであ
    ることを特徴とする請求項26記載の表示装置。
  28. 【請求項28】 前記光学表示面は、スクリーン上に形
    成されることを特徴とする請求項26または請求項27
    に記載の表示装置。
  29. 【請求項29】 画像生成部で生成されたカラー画像を
    光学表示面に表示する表示装置に備えられる情報記録媒
    体であって、 前記光学表示面を複数の三角形領域で区画したそれぞれ
    の前記三角形領域の3つの頂点に位置する基準画素の色
    座標を測定した結果から求められた前記基準画素での輝
    度補正量に基づいて、それぞれの前記三角形領域内の任
    意の画素での輝度補正量を算出するための補正用データ
    が格納されていることを特徴とする情報記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記情報記録媒体は、EPROM、E
    EPROMなどの不揮発性半導体メモリであることを特
    徴とする請求項29記載の情報記録媒体。
JP12507499A 1999-04-30 1999-04-30 色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体 Expired - Fee Related JP3783465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12507499A JP3783465B2 (ja) 1999-04-30 1999-04-30 色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12507499A JP3783465B2 (ja) 1999-04-30 1999-04-30 色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000316170A true JP2000316170A (ja) 2000-11-14
JP3783465B2 JP3783465B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=14901189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12507499A Expired - Fee Related JP3783465B2 (ja) 1999-04-30 1999-04-30 色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3783465B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287716A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器および投射型表示装置
JP2004226631A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Seiko Epson Corp プロジェクタ及び光学装置
JP2006058754A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Canon Inc 表示装置
EP1696679A1 (en) * 2003-12-10 2006-08-30 NEC Corporation Projector color correcting method
JP2006284931A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Epson Corp 画像表示装置の補正値作成方法、この方法をコンピュータに実行させるプログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び画像表示装置
JP2006524844A (ja) * 2003-04-24 2006-11-02 ディスプレイテック,インコーポレイテッド 単一チップ上の微小表示装置およびインタフェイス
KR100710121B1 (ko) 2003-03-05 2007-04-23 캐논 가부시끼가이샤 색신호 보정 장치, 색신호 보정 방법 및 화상 표시장치
JP2007122013A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Sony Corp 表示画像補正装置、画像表示装置、表示画像補正方法
JP2009199098A (ja) * 2009-06-10 2009-09-03 Seiko Epson Corp プロジェクタ及び光学装置
JP2010224361A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Seiko Epson Corp 制御装置及びプロジェクター
US7936357B2 (en) 2005-02-23 2011-05-03 Seiko Epson Corporation Image display device, method of generating correction value of image display device, program for generating correction value of image display device, and recording medium recording program thereon
CN102830451A (zh) * 2011-06-13 2012-12-19 广东中显科技有限公司 顶部发光型有机电致发光显示器的彩色滤色片
JP2013218077A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Sharp Corp ディスプレイおよびマルチディスプレイシステム
KR20170127445A (ko) * 2015-03-13 2017-11-21 톰슨 라이센싱 주변 이미지를 프로세싱하기 위한 방법 및 디바이스
CN113362253A (zh) * 2021-06-30 2021-09-07 成都纵横自动化技术股份有限公司 一种图像阴影校正方法、***及其装置
CN113810673A (zh) * 2021-09-24 2021-12-17 当趣网络科技(杭州)有限公司 投影机均匀度测试方法、装置及计算机可读存储介质
CN115050341A (zh) * 2022-08-15 2022-09-13 广州朗国电子科技股份有限公司 一种屏幕色彩调节均匀的方法、装置及存储介质
CN115499630A (zh) * 2021-06-17 2022-12-20 中强光电股份有限公司 投影***及其色彩校正方法
CN115862530A (zh) * 2023-03-02 2023-03-28 长春希达电子技术有限公司 异形led屏的校正方法、装置、电子设备及存储介质
CN115938220A (zh) * 2021-09-22 2023-04-07 西安青松光电技术有限公司 弧形屏的校正方法及装置

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4665328B2 (ja) * 2001-03-28 2011-04-06 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電子機器および投射型表示装置
JP2002287716A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器および投射型表示装置
JP2004226631A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Seiko Epson Corp プロジェクタ及び光学装置
JP4604448B2 (ja) * 2003-01-22 2011-01-05 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
KR100710121B1 (ko) 2003-03-05 2007-04-23 캐논 가부시끼가이샤 색신호 보정 장치, 색신호 보정 방법 및 화상 표시장치
JP4846571B2 (ja) * 2003-04-24 2011-12-28 ディスプレイテック,インコーポレイテッド 微小表示装置システム及び画像を表示する方法
JP2006524844A (ja) * 2003-04-24 2006-11-02 ディスプレイテック,インコーポレイテッド 単一チップ上の微小表示装置およびインタフェイス
EP1696679B1 (en) * 2003-12-10 2015-08-26 NEC Corporation Projector color correcting method
EP1696679A1 (en) * 2003-12-10 2006-08-30 NEC Corporation Projector color correcting method
US7822269B2 (en) 2003-12-10 2010-10-26 Nec Corporation Projector color correcting method
JP2006058754A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Canon Inc 表示装置
US7936357B2 (en) 2005-02-23 2011-05-03 Seiko Epson Corporation Image display device, method of generating correction value of image display device, program for generating correction value of image display device, and recording medium recording program thereon
JP2006284931A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Epson Corp 画像表示装置の補正値作成方法、この方法をコンピュータに実行させるプログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び画像表示装置
JP2007122013A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Sony Corp 表示画像補正装置、画像表示装置、表示画像補正方法
US7839457B2 (en) 2005-09-29 2010-11-23 Sony Corporation Display image correcting device, image display device, and display image correcting method
JP2010224361A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Seiko Epson Corp 制御装置及びプロジェクター
JP2009199098A (ja) * 2009-06-10 2009-09-03 Seiko Epson Corp プロジェクタ及び光学装置
CN102830451A (zh) * 2011-06-13 2012-12-19 广东中显科技有限公司 顶部发光型有机电致发光显示器的彩色滤色片
JP2013218077A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Sharp Corp ディスプレイおよびマルチディスプレイシステム
KR20170127445A (ko) * 2015-03-13 2017-11-21 톰슨 라이센싱 주변 이미지를 프로세싱하기 위한 방법 및 디바이스
KR102483680B1 (ko) * 2015-03-13 2023-01-03 인터디지털 매디슨 페턴트 홀딩스 에스에이에스 주변 이미지를 프로세싱하기 위한 방법 및 디바이스
CN115499630A (zh) * 2021-06-17 2022-12-20 中强光电股份有限公司 投影***及其色彩校正方法
CN113362253A (zh) * 2021-06-30 2021-09-07 成都纵横自动化技术股份有限公司 一种图像阴影校正方法、***及其装置
CN113362253B (zh) * 2021-06-30 2023-10-13 成都纵横自动化技术股份有限公司 一种图像阴影校正方法、***及其装置
CN115938220A (zh) * 2021-09-22 2023-04-07 西安青松光电技术有限公司 弧形屏的校正方法及装置
CN113810673A (zh) * 2021-09-24 2021-12-17 当趣网络科技(杭州)有限公司 投影机均匀度测试方法、装置及计算机可读存储介质
CN113810673B (zh) * 2021-09-24 2023-05-30 当趣网络科技(杭州)有限公司 投影机均匀度测试方法、装置及计算机可读存储介质
CN115050341A (zh) * 2022-08-15 2022-09-13 广州朗国电子科技股份有限公司 一种屏幕色彩调节均匀的方法、装置及存储介质
CN115050341B (zh) * 2022-08-15 2022-12-09 广州朗国电子科技股份有限公司 一种屏幕色彩调节均匀的方法、装置及存储介质
CN115862530A (zh) * 2023-03-02 2023-03-28 长春希达电子技术有限公司 异形led屏的校正方法、装置、电子设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3783465B2 (ja) 2006-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3783465B2 (ja) 色ムラ補正方法、色ムラ補正装置、色ムラ補正回路、表示装置、および情報記録媒体
US6814448B2 (en) Image projection and display device
US7969455B2 (en) Image calibration device and method
JP2001209358A (ja) 表示画像のムラ補正
JP5736535B2 (ja) 投写型映像表示装置及び画像調整方法
US8144264B2 (en) Image processor, image display device, image processing method, image display method, and program
US20050206851A1 (en) Projection type image display device
US8449120B2 (en) Image processing device, image display system, and image processing method
JP2012170007A (ja) 投写型映像表示装置及び画像調整方法
JP2009159372A (ja) マルチプロジェクタシステム及び画像調整方法
US7156524B2 (en) Projection type video display and method of adjusting the same at factory shipping
JP2009159371A (ja) 画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法
US6837582B2 (en) Image adjuster of projector and image adjusting method of image display
JP2012078490A (ja) 投写型映像表示装置及び画像調整方法
JP5206081B2 (ja) プロジェクタ、プログラム及び記憶媒体
JP2003018502A (ja) 投射型表示装置
JP2011135445A (ja) 画像投射装置
JP5298738B2 (ja) 画像表示システム及び画像調整方法
JP2009231853A (ja) 画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法
JP2003143621A (ja) 色むら及び輝度むら補正回路付プロジェクタ
JP2010087698A (ja) 光学装置及び画像表示装置
JP2009194420A (ja) 画素ずれ測定装置、画像表示装置及び画素ずれ測定方法
JP3900985B2 (ja) 画像表示装置
JP2011176637A (ja) 投写型映像表示装置
JP2004233813A (ja) 色むら補正画像処理装置、方法及びプログラム、並びに投射型画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees