JP2000315974A - 複数の分散したノードからなるワイヤレスネットワークの通信トポロジーを決定する方法 - Google Patents

複数の分散したノードからなるワイヤレスネットワークの通信トポロジーを決定する方法

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JP2000315974A JP2000080330A JP2000080330A JP2000315974A JP 2000315974 A JP2000315974 A JP 2000315974A JP 2000080330 A JP2000080330 A JP 2000080330A JP 2000080330 A JP2000080330 A JP 2000080330A JP 2000315974 A JP2000315974 A JP 2000315974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散したノードからなるワイヤレスネットワ
ークの通信トポロジーを決定する方法を提供する。 【解決手段】 好ましくはセンサを含む通信装置のワイ
ヤレスネットワークは、複数ホップの中継通信を、装置
間およびユーザとの間で組織化する、分散されたトポロ
ジー知得方法を使用する。同トポロジー知得方法は、好
ましくは、装置間の測距と分散計算とを利用して、ノー
ドごとに、干渉ネイバーと通信ネイバーを識別し、該ト
ポロジー知得方法の各ステップに含まれる装置数を制限
することにより、エネルギーと帯域幅を節約する。ネッ
トワークにおける装置ごとの干渉ネイバーおよび通信ネ
イバーの識別は、様々な多重アクセスプロトコルのいず
れかにおける通信のスケジューリングを容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】本発明は、データ伝送、テレメトリー、
またはいくつかの物理的条件もしくはプロセスの遠隔モ
ニタのためのワイヤレスネットワークに関連する。特
に、車両や人物を遠隔検出し、追跡するため、または物
理現象をモニタするために使用する、リモートセンサの
ワイヤレス分散ネットワークに関連する。
【0003】
【関連技術の説明】配線でまたはケーブル手段で通信す
るネットワークが一般的でよく知られている。その例と
して、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インタ
ーネットがあり、また電話網もその例ということにな
る。そのようなネットワークにおいては、接続は通信媒
体の物理的構造により概ね決定され、一般に、配設する
前によくわかっている。たとえば、イーサネット(登録
商標)のようなバス構造では、コンピュータがメッセー
ジを伝送すると、バス上の他のコンピュータがそのメッ
セージを受信することができる。次に、コンピュータ
は、設定されたプロトコールにしたがい、媒体を使用し
て交代で動作する必要がある。
【0004】無線リンクネットワーク等のワイヤレスネ
ットワークは、より複雑な可能性を提示する。無線ネッ
トワークは、「ノード」と呼ばれるいくつもの無線トラ
ンシーバから構成される。すべての(有用な)ノード
は、すくなくとも他のノード1つと通信が可能である。
しかしながら、個々のノードの無線レンジが、ネットワ
ーク全体の規模より小さい場合、そのノードは、同ネッ
トワークにおける他のノードの厳密なサブセットとのみ
通信が可能である。残りのノードは、通信距離外という
ことになる。どのノードが他のどのノードと通信できる
かを規定する完全な情報のセットは、そのネットワーク
の「トポロジー」と呼ばれる。
【0005】一般に、ワイヤレスネットワークのトポロ
ジーは、各ノードの送信が他のノードのサブセットによ
ってのみ受信され、媒体に関する各ノードのビューは異
なるということになる。このタイプのトポロジーは、あ
るノードから他のノードへのメッセージの転送が、その
行先に到達するまで複数の「ホップ」(すなわちノード
間中継)を行う可能性のある「マルチホップネットワー
ク」として有用である。複数ホップ通信は、無線強度が
送信機からの距離に対して非線形逆関数の関係となるた
め電力を使用する際により効率がよい。たとえば、無線
強度が逆二乗則に従うような理想的条件では、距離が各
々dである10の小さい直線ホップは、それぞれが1つ
の大きいホップの10分の1の送信電力を使用するため
全体でその10倍の強度になる。実際の環境において
は、一般に強度の減衰は、逆三乗またはより高いべき乗
の関数にしたがう。その場合、マルチホップ送信は、シ
ングルホップに比べてさらにかなりの電力節約となる。
【0006】ワイヤレスネットワークのある簡単な実現
例では、ノードが同じ無線周波数または「チャネル」で
送受信する。固定の搬送波周波数を変調して情報を伝達
する。(これは、搬送波周波数が擬似乱数的に「ホッ
プ」する、周波数ホップチャネルとして一般化すること
ができるかもしれないが、受信機が同期してホップする
ので、依然として本質的にはシングルチャネルのシステ
ムである。)このような実現例では、ノードは、送信ま
たは受信のいずれも可能だが、両方同時に行うことはで
きない。これは、「ハーフデュプレックス」または「プ
ッシュトゥトーク」システムとして知られる。物理的な
層の衝突検出能力は、想定されていない。マルチホップ
トポロジーにおいては、ノードは、基本的にお互いのレ
ンジの外になるよう十分に離されているので、同じチャ
ネル上で同時にうまく通信ができる(たとえば、CD間
と同時にAB間で)。これを「空間再使用」または「周
波数再使用」と呼ぶ。
【0007】空間再使用によって、ネットワークに利用
可能な制限された無線スペクトルをより効率的に使用で
きる。ネットワークが、たとえば100のノードを有す
る場合で各ノードがネットワーク全体をカバーするレン
ジを有する場合、ノード間の同時送信による干渉を回避
するため100のチャネルが必要である。これにたい
し、ノードのレンジが非常に短く、各ノードが他の2つ
のノードしか聞くことができない場合、多くの遠く離れ
たノードでは、同じチャネルを同時に使用することがで
き、たった4チャネルで干渉なしにネットワークを完全
に接続できる可能性がある。よく知られている例は、F
M無線放送の例で、FCCは、同じまたは重なる周波数
を遠く離れた都市の別の局に割り当てている。各局のレ
ンジが限られているので干渉が防止される。より一般に
は、時間ドメイン多重アクセス(TDMA)の場合には
チャネルは時間スロットであり、周波数ドメイン多重ア
クセス(FDMA)の場合には周波数帯域が考えられ
る。いずれの場合も、空間の再使用によって、帯域幅を
より有効に利用できる。ところが、チャネルやスケージ
ュール送信を割り当てるためには、どのノードとノード
が互いに干渉し合うのに十分な距離にあるかということ
を知る必要がある(ネットワークの「干渉トポロジ
ー」)。
【0008】特定の応用、たとえばショートレンジセン
サのネットワークでは、送信距離を非常に限定して、多
数のノード(1000を超える数の)ノードを有するこ
とも可能で、したがって、効率的な低電力通信には、な
んらかの形式のチャネル再使用を伴うメッセージのマル
チホップルーチングが必要である。したがって、効率的
な通信には、最初トポロジーが少なくとも一部わかって
いないネットワークについては、そのトポロジーを知る
何らかの方法が必要である。たとえば、ワイヤレスセン
サのネットワークを、飛行機から投下して、ランダムに
配置したり、事前に特徴づけをしたネットワークでいく
つかのノードを動かしてもよい。トポロジーがわかる
と、チャネルを互いのレンジの外のノードで再使用でき
るように、通信がスケジューリングされる。
【0009】分散された態様で、ネットワークのトポロ
ジーを知ることが望ましい場合が多い。トポロジーを知
る手続は、中心的なコントローラを必要とせず、影響を
受けるネットワークのその領域のみにインパクトを与え
る、分散態様で動作する場合には、「分散」と呼ぶこと
ができる。このような処理を採用するネットワークは、
自己組織系である。中央処理位置から動作する他のトポ
ロジー決定方法は可能であるが、それは、比較的高いレ
ベルの電気的かつ計算出力が得られる場合に限る。これ
らの方法は、簡単にジャミングさたり、また敵対的な行
為や偶発的なコンポーネントの故障によって簡単にかつ
完全に不能状態にされる傾向にある。これらの方法を、
非常に多数のノードを有する大型ネットワークへ応用す
る場合、中央処理位置および能力に左右されかつ制限を
受ける。
【0010】分散態様でワイヤレスネットワークのトポ
ロジーを知る先行技術の方法には重大な欠点がある。そ
の1つが、Ephremidesにより「周波数ホッピングシグナ
リングを伴う高信頼度モバイル無線ネットワークのため
の設計コンセプト」(IEEE議事録、Vol.75、
No.1、第56から73頁、1987年)において説
明されている("A Design Concept for Reliable Mobil
e Radio Networks with Frequency Hopping Signaling"
Proceedings of the IEEE, Vol. 75,No. 1, pp. 56 -
73 (1987))。この方法には、TDMAフレームでN個
のスロットからなるブロック(Nは、ネットワーク全体
の最大総ノード数)を割り当てる必要がある。各ノード
は、少なくとも組織化期間の間、送信用の特定時間スロ
ットを予め割り当てられる。割り当てられたノードは、
このスロットを使って、自身が受信することができる他
のノードがどれかに関する理解を送信し、最終的にすべ
てのノードが総合的なトポロジーを決定するようになっ
ている(たとえば2Nスロット内で)。この方法には、
いくつかの欠点がある。上界のNがわかっていなければ
ならず、すべてのノードに独自の識別番号を割り当てる
必要がある点である。それ以上に深刻な問題は、ノード
の数が多いと組織化に長い時間がかかる点である。Ephr
emidesが開示する方法は、100未満のノードのネット
ワークについての有用性があるもので、より大型のネッ
トワークについては、実用的でない。この制限が生じる
のは、この方法では、組織化の間各ノードについて1つ
のグローバル時間スロット(チャネル)を使用するため
である。すなわち、多数のノードを有するネットワーク
は、各時間フレームにおいて多くの時間スロットを必要
とするので、組織化が遅くなる。この方法は、少数の可
動性が高いノードを有するネットワークにおいて有用で
ある。また、ネットワークを初期化するためのノードセ
ットを「ブートアップ」するためにも使用可能である。
しかしながら、ノードが基本的に固定されている(ある
期間において)大型ネットワークには効率的でない。新
しいノードの追加が制限されるのは、ノードの総数がN
(最初に割り当てられた時間スロットの数)に限定され
るためである。
【0011】ノードがランダムアクセス技術を用いてま
ず非同期で通信する場合の、トポロジーを知る他の先行
技術の方法が、A.Bhatnagarにより「レイヤーネット、
新しい自己組織化ネットワークプロトコール」、IEE
E軍事通信会議記録、Vol.2、第845頁から49
頁(1990年)("Layer Net: A New Self-Organizin
g Network Protocol," IEEE Military Communication C
onference Record)に説明されている。この技術では、
何らかの衝突検知手段が必要であり、有界ラテンシーを
提供しない(組織化にかかる最大時間を予測できな
い)。利用可能なノード位置または測距方法を必ずしも
十分に活用していない。非同期モードは、長時間同時に
多くのノード受信機が起動化されることを必要とし、電
力消費が増大する。この方法は、送信機の干渉距離がそ
の有効通信距離より広い場合を想定していない。2つの
ノードが相互に交信できない場合には、これらが干渉し
合えないようにする必要がある。おそらく、非常に深刻
なのは、レイヤーネットプロトコールが、ネットワーク
トポロジーにおける可能なリンクを必ずしもすべて発見
するわけではないという点である。
【0012】
【発明の概要】本発明は、分散自己組織化態様で動作す
るワイヤレスネットワークのためのより効率的なトポロ
ジー知得手続を提供する。このトポロジー知得手続は、
中央コントローラを必要とせず、影響を受けるネットワ
ークの領域のみにインパクトを与える分散態様で動作す
るという点で「分散」形である。組織化するためにTD
MAスキームにおいて必要とする時間スロットの数が先
行技術のシステムに比べて少なく、この必要な数は、ネ
ットワークにおけるノードの総数ではなく、ノードの最
大度(あるノードが接続し得るノードの数)のオーダで
ある。本発明は、したがって、高速でかつスケーラブル
であり、ネットワークのサイズに固有の制限が加えられ
ない。また、既存のワイヤレスネットワークにノードを
追加したり削除したりすることができる。
【0013】本発明の利点は、ネットワークが、電力お
よび時間(または周波数)リソースを節約しながら、非
常に効率的に自己組織化することができる点である。す
なわち、ノードの多くが限定された電力源(電池または
太陽電源等)を有する、低電力ワイヤレスノードのネッ
トワークには、非常に有利である。このネットワークは
たとえば、周辺保安、人員探知および追跡、車両の探知
および追跡または産業状のプロセスの条件に応じた監視
および制御のために使用できる。これらの用途における
「ノード」は、通信用ワイヤレストランシーバを装備す
る検知装置が考えられる。本発明はまた、通信ネットワ
ークでも使用でき、ノードは、トランシーバまたはリピ
ータということになる。
【0014】本発明は、ノードごとに、隣接するノード
2セット、すなわち(1)通信するネイバーのセットお
よび(2)干渉するネイバーのセットを識別することに
より、チャネル(一般にTDMA時間スロット)の空間
を最大限再使用することを目的とする。所与のノードn
にとっての「通信するネイバー」とは、nの高信頼度通
距離内のいずれかのノードである。いずれか所与のノー
ドnにとっての「干渉するネイバー」とは、「干渉する
ネイバー」からの送信がnとその通信するネイバーとの
間の通信に干渉し得る(より広い)距離内に有るいずれ
かのノードである。
【0015】本発明は、一般に組織化されるネットワー
クより小さい、仮定された既存の、場所がわかっている
メンバーノードのネットワークが基になっている。ま
た、すべてのノードの最大通信および最大干渉距離がお
よそ予めわかっていることが好ましい(直接的な測定に
よって)。開始ネットワークは、1つのノードでよい
が、この方法は、開始メンバーノードの数が多いほうが
うまくゆく。開始メンバーノードの1つ(「送信勧誘ノ
ード」)が、新ノード(場所が不明の)にネットワーク
に加わるよう送信勧誘を送信する。新ノードが、送信さ
れた送信勧誘に応答すれば、送信勧誘ノードは、送信勧
誘ノードおよび新ノード両方のわかっている最大通信距
離に基づいて、この新ノードが存在するはずの領域を計
算する(送信勧誘ノードの距離内で)。それから、新ノ
ードが有るべき領域の通信距離内にあるメンバーノード
(場所のわかっている)を識別する。これらのメンバー
ノードは、新ノードの潜在的な通信ネイバーであるが、
そのうちいくつかは、実際には、通信ネイバーではない
可能性がある。なぜなら、識別された領域のどこに新ノ
ードが実際にあるが正確にわかっていないし、かつ地形
または媒体が、均一でないかまたは方向性を有し、局所
的な部分で送信に影響を与える可能性があるためであ
る。次に、干渉距離内にある可能性のあるメンバーノー
ド(場所がわかっている)のセットを、新ノードの実際
の場所に基づいて、同様のやり方で識別する。
【0016】送信勧誘ノードと新ノードは、次に、様々
な測距方法の1つにより、互いの距離を決定する。送信
勧誘ノードは、この距離情報を利用して、新ノードの通
信ネイバーと干渉ネイバーのセットの識別を更新する。
【0017】次に、送信勧誘ノードは、新ノードに自身
の通信ネイバーのセットをより正確に決定させるように
する送信スケジュールを決定する。このスケジュールで
は、新ノードが各々の潜在的通信ネイバーに送信しかつ
各潜在的通信ネイバーが新ノードに送信することを可能
にする。このスケジュールを実行した後、新ノードはト
ライアル送信の結果に基づいて通信ネイバーの潜在的セ
ットをさらに限定する。新たに発見した通信ネイバーと
の測距手続によって、新ノードは、自身の場所の推定を
よりよく計算することができる。
【0018】新ノードの場所が決まると(どの程度でも
可能な程度に)、新ノードの干渉ネイバーをよりよく識
別することができる。送信のスケジュールが展開され実
行されて、この新ノードの干渉ネイバーが識別される。
【0019】新ノードの通信ネイバーと干渉ネイバーが
識別されると、ネイバーと新ノードのセット両方を識別
する情報を、少なくとも局所的に影響を受けるノードに
まで広め、通信およびルーチングスケジュールに組込
む。この新ノードもその特徴およびトラフィックについ
て送信勧誘ノードに知らせる。すなわち、ユーザーノー
ドかどうか、急ぎデータを有しているかどうか、または
他の重要な情報を有しているかどうかを知らせる。送信
勧誘ノードは、この情報を局所的に影響を受けるノード
にも伝える。こうして、ネットワークに対する新ノード
の完全なトポロジー的影響がわかる。新ノードは、ロー
カルネットワークトラフィックおよび、ルーチングおよ
び通信スケジュールについても同様に情報を伝えられ
る。新ノードは、こうしてネットワークのメンバーとな
り、他の新ノードに対して送信勧誘を発行することがで
きる。この全プロセスを、ネットワークに組込まれるノ
ードの通信距離内のノードすべてがネットワークに組込
まれ、かつトポロジーが完全にわかるまで繰り返ことが
できる。その上で、トポロジーを特徴付けるこの情報を
用いてネットワーク用の効率的通信スケジュールを展開
することができる。
【0020】本発明は、分散され、オンノードでプログ
ラム可能かつ信号処理能力のある、非常に低電力で、無
線リンクのノードのネットワークに特に有利である。セ
ンサのワイヤレス集積ネットワークが、考えられる用途
である。低電力、TDMA無線通信は、時間スロットの
いくつかにおいてノードがオフ状態で電力節約を行える
ので、そのようなネットワークのための効率的通信方法
である。本発明により得られるトポロジー情報によって
TDMAマルチホップ送信を非常に効率的な態様でスケ
ジューリングすることができかつノードの場所について
予め知っている必要もほとんどない。スケーラブルでか
つ分散されるという利点もある。どのノードからでも、
また複数の(距離外の)ノードから同時に実行すること
ができる。こうして、弾力性がありかついくつかのノー
ドの損傷および損失にも容易に対応できる。
【0021】
【詳細な説明】本発明は、ワイヤレス通信ネットワーク
のトポロジーを知るための方法および装置である。チャ
ネルを空間的に再使用して、マルチホップワイヤレス通
信を効率的にスケジューリングするのに必要な情報を提
供する。
【0022】本発明は、各々ワイヤレストランシーバを
含み、データを送受信かつ中継できる小型電子装置のネ
ットワークに関連して説明する。これら小型装置の各々
については、これ以降「ノード」と呼び、好ましくはセ
ンサ(単数または複数)、制御回路、信号プロセッサお
よびRFトランシーバを含む。また、これらノードは、
超音波トランスジューサを含む可能性がある、ノード間
距離を決定するための装置を含むことが最も好ましい。
センサは、振動、地震信号、赤外線信号、磁気信号、音
声および他の検出可能な物理現象を検出し得る。便宜
上、ここでは無線を通信の一般的な媒体と考えるが、超
音波、赤外線または光学等の他のワイヤレス媒体を使用
することもできる。このようなノードのネットワークを
航空機から投下または車両から投下すること、人員を使
って手動で配置することを含め様々な方法で配設するこ
とができる。また、本明細書では、便宜上情報を伝達す
るために変調される固定搬送波周波数無線チャネルも想
定する(ただし、その方法は、ホップされた周波数また
は他の通信チャネルに一般化することができる。)本発
明の方法についてまず説明する。本発明において使用可
能なノード装置の説明を次に行う。
【0023】
【ネットワーク自己組織化】各配備したノードについ
て、ノードがおかれる地域および所与の電力レベルでの
最大通信距離gが存在する。通信距離gは、経験的なテ
ストにより事前に決定されていることが好ましい。同様
に、同じチャネル上で送信が他の送信に干渉する可能性
がある、最大干渉距離bも事前に決定されていることが
好ましい。ノードごとに2セットのネイバーノードを規
定することができる。すなわち、(1)通信ネイバーの
セットと(2)干渉ネイバーのセットである。所与のノ
ードnの「通信ネイバー」は、nと信頼度の高い通信が
可能ないずれかのノードである。所与のノードnの「干
渉ネイバー」は、nと高信頼度で通信はできないノード
で、その送信がnとその通信ネイバーとの間の通信に干
渉する可能性のあるいずれかのノードである。本発明の
ゴールは、「ノードごとに」その通信ネイバーと干渉ネ
イバーを決定することである。この情報は、ネットワー
クトポロジーを完全に規定し、かつTDMA、FDM
A、符号分割多元接続(CDMA)または他の態様で組
織化された通信の効率的なスケジューリングを行うのに
十分である。トポロジーは、非公式には「誰が誰に直接
話をすることができるか」および「誰が同時に話すこと
ができないか」を規定するようなものと考ることができ
る。より正式には、ネットワークの「トポロジー」は、
ネットワークのノードごとに通信および干渉ネイバーを
識別する完全な情報として規定することができる。
【0024】スケジューリングの1つの方法(TDM
A)において、同じネットワークのメンバーであるノー
ドは、同期した周期的時間フレームにおいて動作する。
各時間フレームは、各々フレームより持続時間が短い複
数の時間スロットに分割される。同じ領域の様々なノー
ドは、様々な割り当て時間スロットにおいて送信するよ
うスケジュールされている。ただし、完全な非重複干渉
領域を有する異なるノードの場合、データの衝突なし
に、同じ時間スロットで(同時に)送信するようスケジ
ューリングすることができる。電力が制限される用途の
場合、TDMAは、ランダムなアクセスよりも有利であ
る。というのは、送信機と受信機を、アイドル時間スロ
ットの間オフにすることにより、電力を節約できるため
である。
【0025】図1は、通信ネイバーノードと干渉ネイバ
ーノードを示す図である。図において、ノード200お
よび300は、送信する側で、ノード100および40
0は受信側である。概念の説明および図示の便宜上、図
1においては距離gの範囲内にあるノードはいずれも、
通信ネイバーであり、距離gとbとの間にあるノードは
いずれも干渉ネイバーである。受信ノードが送信ノード
の距離g内にある場合(実線で示す200および300
を中心とする円205)、送信ノードとうまく通信する
ことができる。すなわち受信ノードが、送信ノードの通
信ネイバーである。ところが、受信ノードが、gより離
れていて、送信ノードの干渉距離b内にある場合(20
0および300を中心とする点線で示す円206)、こ
れは「干渉ネイバー」となる。図1では、ノード200
は、ノード100の通信ネイバーであり、かつノード3
00は、ノード100の干渉ネイバーである。ノード4
00は、ノード300の通信ネイバーであるが、ノード
400は、ノード200の干渉距離外にある。そこで、
ノード200および300が同時に送信し、かつノード
100および400が受信する場合、ノード300の送
信は、ノード400によってうまく受信される。ノード
200の送信は、ノード300からの干渉のため、ノー
ド100によって正確に受信されることはない。
【0026】ノード間の関係は、図2に示す通りであ
る。トポロジーは、グラフ内のリンクにより表される。
通信ネイバーは、実線207によりリンクされる。干渉
ネイバーは、点線208によりリンクされる。
【0027】もちろん、上記の205および206等の
円により特定される領域は、理想地域を仮定した理想化
された概算である。実際の領域は、一般に岩、丘、木
々、および他の地形等のかなりの不規則な障害物を含
み、干渉および通信の実際の距離範囲は、円(または3
次元では球状)ではなく不規則なものになる。それで
も、理想化され概算(円形領域)は、場合に応じて、通
信または干渉の最大領域を表すという点で、有用な概念
である。これらの概算は、ノードを配備する前に予測ま
たは測定して、本発明の方法において使用するためのg
およびbの概算値を得ることが好ましい。
【0028】図3は、図2と同じ態様で点線と実線で示
されるトポロジーを有するネットワークのより大きな例
である。ある場合において、リンクを単向性にすること
も可能である。すなわち、たとえばハードウエアにおけ
る伝搬効果またはばらつきにより、100は200を聞
くことはできるが、200は100が聞こえないという
可能性もある。本発明のトポロジー知得手続は、このよ
うな場合でも適用可能であって、対象とするリンクのト
ポロジー知得方法を提供する。
【0029】たとえば航空機からノードを投下して、ま
ずネットワークを配備する場合、ノードは、概ねランダ
ムに配置され得る。本発明では、いくつかのノード(少
なくとも1つ)についてその相対的位置が最初にわかっ
ていることが望ましい。これは、いくつかのノードをわ
かっている場所に置いたり、グローバルポジショニング
システム(GPS)等の位置発見装置をいくつかのノー
ドに設けたり、または視覚的に探索して発見するなど様
々な方法で確実に行うことができる。本発明を用いて既
存の機能しているシステムに新ノードを加えたり、また
は複数の個別の組織化されていないノードからネットワ
ークを作り出すことができる。この方法の全ステップを
最良に示すため、本発明をまず既存の機能しているネッ
トワークにノードを加えることに関連して考えることが
都合よい。その上で、本発明を用いて、事前に組織化さ
れていないノードからネットワークを作り出す特別な場
合が容易に説明できる。
【0030】本発明を用いてノードをネットワークに加
えるやり方を説明するために、ここで、ネットワークの
いずれか2つのメンバー(メンバーノード)間の通信
(必要な場合マルチホップ中継で)を可能にするよう組
織化されたノードからなる既存の通信ネットワークであ
る「スタートネットワーク」を想定する。スタートアッ
プネットワークは、以下の通り、従来の方法または本発
明により組織化されていてもよい。最も都合がよいの
は、スタートアップネットワークが、最初に相対位置が
わかっているノードを含む場合である。各メンバーノー
ドは、最大干渉距離b内の他のすべてのメンバーノード
の相対的場所を「知っている」(それに関するデータを
記憶している)ことが好ましい。以下により詳しく説明
するが、各ノードは、場所情報を含む情報を記憶するこ
とができるマイクロプロセッサを含むことが好ましい。
この情報は、スタートアップ構成の際に予めプログラム
されるかまたは取得され、その後ワイヤレス通信により
ノード間に分散させることができる。上記のようなスタ
ートアップネットワークの場合、本発明は、通信が結果
として得られるより大きなネットワークについてスケジ
ューリングされ得るように、ネットワークに1以上の新
ノードを加えかつ結果として得られるトポロジーを知得
する方法を提供する。スタートアップネットワークの通
常の動作の一部として、ネットワークは、送信勧誘を送
信することにより、新ノードの追加を繰り返し請求する
能力を有していることが好ましい。送信勧誘は、ある程
度周期的に繰り返され、その周期は、pプラスいくつか
の擬似ランダム遅延(ジッタ)である。ジッタを加え
て、2つの偶然同期するノードが同時に送信勧誘を繰り
返し送信しないようにし、それにより互いの送信を逃さ
ないようする。これにより、pより長い少なくともいく
つかの間隔の間、受信することにより、確実に新ノード
が送信勧誘を受信するようにできる。ネットワークのす
べてのメンバーノードは、新ノードに対してネットワー
クに加わるよう、ある程度周期的に、送信勧誘を発行し
てもよい。互いにg+bの距離範囲のメンバーノード
が、各々このような送信勧誘を同時に発行しないので、
干渉が回避される場合は都合がよい。まだネットワーク
の一部でない非メンバーのノードは、すべて予めプログ
ラムされて、送信勧誘のいくつかの予め定められた周期
数pだけ、時々聞く(それらのレシーバーをオンにす
る)。その後、送信勧誘された新ノードは、新ノードが
使うネットワークのメンバーノードと同じ規定されたT
DMA時間フレームを使用するようネットワークの他の
部分と同期させる。
【0031】メンバーノード(「送信勧誘ノード))
が、新ノードが受信する送信勧誘を発行すると、この新
ノードが応答する。これは、送信勧誘をする側と新ノー
ドの両方に対して、それらが通信ネイバーであることを
示す。図4は、送信勧誘するノード110からの勧誘に
応答する新ノード210を示し、既存ネットワーク他の
メンバーノード(138等)が、つながれた小さな円で
示される。
【0032】送信勧誘を送信する前に、ネットワーク
は、競合が起きないように通信をスケジューリングす
る。スケジュールは、送信勧誘ノードにより計算される
ことが好ましい。新ノードの正確な場所を知らなくて
も、送信勧誘ノード110は、新ノードにより影響を受
けるかもしれない干渉近傍に外側境界を設定することが
できる。図5に示す通り、この外側境界は、110を中
心とする円118であり、半径はg+bであって、以下
のように説明することができる。すなわち、新ノード2
10は、送信勧誘を受け応答するなら、送信勧誘側11
0の通信距離g内に見つかるはずである。したがって、
210は、半径gで110を中心とする円112内のど
こかにある。新ノード210は、干渉距離bを有するこ
とが知られている。したがって、実際の干渉距離は、円
112内のわからない場所を中心とする半径bのなんら
かの円内にある領域である。実際の干渉距離は、局所信
号伝搬特性に基づいて、一般に不規則な形状であるが、
bが最大干渉距離なので、半径bのなんらかの円の領域
は、実際の領域を確実に含んでいる。112の最外周囲
上の任意の点211を中心とするそのような仮定の円の
1つが図5に116で示される。円112のどの点が新
ノード210の実際の位置になるかはまだわからないの
で、円112に中心を有するどの円が新ノード210の
実際の干渉距離を含むかはわからない。したがって、す
べての円を結合させたものを考える。ここで、「潜在的
干渉距離」を円112内のどこかに中心を有する、半径
bの円により境界決めされる可能なすべての領域を結合
させたものとして規定する。これらすべての円内の領域
を結合したもの自体が、図5に示すような送信勧誘ノー
ド110を中心とし半径g+bである、118を境界と
する円形領域である。円118により境界決めされるこ
の領域の外側には、ノード110から受信することがで
きるなんらかの新ノードの干渉距離にある可能性がある
ポイントはない。
【0033】bとgについての知識(事前に決定してノ
ードにプログラムすることが好ましい)に基づいて、好
ましくは送信勧誘ノード上の計算によって、通信がスケ
ジューリングされ、送信勧誘および応答の際の競合を回
避する。スケジューリングの簡単な方法としては、円1
18内のメンバーノードがいずれも、送信勧誘および新
ノードからの予測される応答と同時に送信または受信し
ないようスケジューリングされるように、送信勧誘およ
び応答をスケジューリングするだけで十分である。別の
方法では、スケジュールは、以下のような制約を満たす
ように構成される。すなわち、(1)送信勧誘側のノー
ドのb+gの範囲にあるノードはいずれも送信勧誘の間
は送信しないこと、(2)送信勧誘側のノードのbの範
囲内にあるノードはいずれも送信勧誘の間受信しないこ
と、(3)送信勧誘側のb+gの範囲内にあるノードは
いずれも応答の間受信しないこと、および(4)送信勧
誘側のノードのbの範囲内にあるノードはいずれも応答
の間は送信しないことである。この別の方法では、いく
つかの場合において、ノードの配置によって、送信勧誘
/応答期間の間、より多くのノードが通信できるように
することも可能である。
【0034】同様に、新ノードが送信勧誘側のノードの
通信距離g内にある場合にのみ、新ノードのための「潜
在的通信近傍」をその新ノードが(その実際の場所によ
って)通信ネイバーを有する可能性がある最大領域とし
て規定することができる。この新ノードの潜在的通信近
傍の外側境界は、図6に示すように送信勧誘が送信され
る前に計算される(好ましくは送信勧誘ノード110に
より)。送信勧誘側のノードを受信しかつ応答できる新
ノードはいずれも、半径gで110を中心とする円11
2で示すようなその送信勧誘側のノードの通信距離g
(予め定められた)内にある。正確に、円112のどこ
に新ノードがあるかは、事前にはわからない。新ノード
と通信する可能性がある他のメンバーノードは、新ノー
ドの距離g内にあり、すなわち、新ノードの場所(わか
っていない)を中心とする半径gの円内にある。新ノー
ドの場所について正確な知識なしで、新ノードが通信す
る可能性のある同報可能領域を得るために、ここで、新
ノードの可能なすべての場所について半径gのすべての
円内の領域を結合させることができる。これは、円11
2を中心にまたはその内部にあるすべての円の領域を結
合させたものである。これら円の内部を結合すると、半
径2gでかつ送信勧誘側ノード110を中心とする円1
14内の点の集合になる。新ノードが円112内のどこ
にあろうと、半径2gで110を中心とする結果として
得られる円114の外側のメンバーノードと通信するこ
とはできない。
【0035】新ノードは、潜在的には、適切な場所にあ
れば、円114内のノードのいくつかと通信することが
できるかもしれないが、一般にその実際の(まだ決定さ
れていない)場所および特定の局所伝播特性によって、
そのすべてと通信ができるようになるわけではない。た
とえば、図6において、新ノード210は、メンバーノ
ード136の通信距離に実際ないことになるが、事前に
210の場所はわからないので、これを予測することは
できない。すなわち、円112上のまたは中の点のいく
つかは136に非常に近い。図6の円114内の領域は
こうして、実際の通信距離ではなく、新ノード210の
「潜在的通信距離」として(ノードに関する計算によ
り)識別される。
【0036】新ノードの潜在的通信近傍と潜在的干渉近
傍を識別すると、最初の送信勧誘が適切なスケジュール
にしたがって送信される。TDMA通信システムでは、
これは、送信勧誘が、送信勧誘側ノード110から送信
されて、新ノードからの応答が、円118内の他のメン
バーノードがいずれも受信していない時間スロット内に
発生するようになっていることを意味すると言える。
【0037】新ノードが検出されると、送信勧誘側ノー
ドと新ノードは、利用可能なものがあれば、測距能力を
利用して互いの距離dを決定する。ノード間の距離が、
音h波、超音波、またはRFパルスの移動時間を測定し
たり、またはRF受信信号強度と送信信号強度を比較す
るなどさまざまな従来技術の方法により決定することが
できる。Skolnik, Merril I.著、『レーダーハンドブッ
ク』、マックグローヒル社(1990年)、セクション
17.4(Radar Handbook, Mcgraw Hill)に記載の通
り、複数の離散PRFパルス(パルス反復周波数)測距
等、RFパルスのレーダエコー処理により測距を行う様
々な手段が知られている。これらのRFパルスの方法
は、高いクロック速度でRF周波数が十分に高いものを
使用して、測定対象の最小距離と一致する短い時間間隔
の正確な測定を行うのに適している。もう1つの測距方
法である、音波または超音波パルスのタイミングを取る
やりかたは、クロック速度が低く、RF周波数動作が低
い場合により適しているので、より低電力で低周波数
(1Ghz未満)の回路により適切である。音波または
超音波による測距方法の一実現例について、ノードハー
ドウエアの説明に関連して以下に説明する。いくつかの
実施例においては、たとえば、ノード上に設けられたグ
ローバルポジショニングシステム(GPS)装置によ
り、各ノードの位置がわかっていてもよい。その場合、
距離をそのわかっている位置から簡単に計算することが
できる。どのように得られるとしても、測距情報は、本
発明のトポロジー知得プロセスを多大に強化するもので
ある。
【0038】図7は、図3から図6に示す同じネットワ
ークの例における新ノード210と送信勧誘ノード11
0との間の測距の結果を示す。図7は、また新ノード2
10について、その潜在的通信近傍114と潜在的干渉
近傍118とを示し、それら円の両方が、送信勧誘側ノ
ード110を中心とする。距離gを測定した後、送信勧
誘側ノード110は、新ノードが円120上にあり、半
径dで送信側ノード110を中心とすることを決定でき
る。新ノード210は、送信側ノードが半径dの円12
2上にあり、新ノード210を中心とすることを決定で
きる。
【0039】dを決定した後、送信勧誘側ノードは、図
8に示す新ノード210潜在的通信近傍および潜在的干
渉近傍の計算を改める。新ノード210は、距離gを有
し、その通信近傍が半径gの円の領域内にあることがわ
かっているが、その円の中心は円120上のどこかにあ
る可能性がある。このように不確実であるが、それでも
潜在的通信近傍の外側境界を規定することができる。潜
在的通信近傍は、120上に中心を持ち、半径がgの複
数の円により境界決めされるすべての領域の結合したも
ので、半径d+gの円124内にありかつ送信勧誘側ノ
ード110を中心とする。円120上におけるその実際
の位置によって、新ノード210は、円120上のポイ
ントいずれかからg内にあるいずれかのノードと通信す
ることができるかもしれない。すなわち、新ノード21
0の実際の場所を中心とするそのような円の1つ内にあ
るノードとだけ実際に通信することができることになる
(かつ地域の局所信号伝播効果により遮断されないノー
ドとのみ)。
【0040】測距情報dを用いて、新ノードが円124
内の領域に対する通信ネイバーを有する可能性がある領
域を限定した。なお、dがg以下であるため、これは、
先に予測した領域である、114(半径2g)より大き
くなることはない。円124内のこの領域とメンバーノ
ードの(わかっている)場所と比較することにより、新
ノード210の潜在的通信ネイバーのセットを、円12
4の外側のノードを排除することにより絞りこむことが
できる。図8に示す引き続く例およびそれ以前の図で
は、3つのメンバーノード126、128および130
が、円124により境界決めされる新ノード210の潜
在的通信近傍の外側にあることがわかる。
【0041】同様に、送信勧誘ノードは、測距情報dを
用いて干渉の可能な領域を、図8に示すような、110
を中心としかつ半径d+bの円119内の領域に限定す
ることができる。
【0042】次に、送信勧誘側ノードは、新ノード21
0が、その通信ネイバーを決定できるスケジュールを決
定する。これは、(絞りこまれた)潜在的通信ネイバー
のセットにおける各々のメンバーノードからの送信をス
ケジューリングしかつ実行し(かつ一方で、新ノードは
受信するようスケジューリングされる)、かつ/または
(絞りこまれた)潜在的通信ネイバーセットにおけるす
べてのノードを、受信するようスケジューリングしなが
ら、新ノードからの送信をスケジューリングすることに
よって行われる。ネットワークトポロジーが方向的に非
対称である場合、両方のスケジュールが、必要になる。
いつくか送信が受信されない可能性もあり、その場合、
意図するメンバーノードが、新ノード210の実際の通
信近傍の外にあることを示す。本件の例では、円124
内にあるメンバーノード132、134、136、13
8、140、142および144からの送信が、新ノー
ド210とともにスケジューリングされることになる。
本件の例では、円124の外にあると判断されたメンバ
ーノード126、128および130からの送信はスケ
ジューリングする必要はない。
【0043】測距能力がない実施例のように、測距がう
まくできないかまたは不可能な場合、送信勧誘側ノード
は、送信勧誘側ノード110上に中心があり、かつ半径
2gの(より大きな)円114内のすべてのノードにつ
いて通信プローブ手続をスケジューリングすることがで
きる。これは、上に説明したような、潜在的通信領域の
予備的概算であった。この場合、より多くの送信が必要
となるかも知れないが、この方法を実行し、ネットワー
クのすべてのメンバーノードを巻きこむ必要がない。
【0044】なお、電力と時間(または帯域幅)は、潜
在的通信ネイバーのセットをまず絞り込むことにより節
約されているので、各ステップにおいてすべてのメンバ
ーノードへ/からの送信、または送信勧誘側ノード11
0の2gの範囲にあるすべてのメンバーノードへ/から
の送信でさえスケジューリングする必要がなかった。か
かわるノードが少ないことで、スケジューリングする送
信数も少ないので電力が節約される。通信スケジュール
に使用するアルゴリズムによって、新ノードから複数の
メンバーノードへの送信が、複数の時間スロットで行わ
れる可能性があり、各意図する受信側メンバーノードが
そのそれぞれ割り当てられたスロットのの間にのみ受信
を行うよう設定される。このようなスケジュールでは、
複数の受信メンバーノードへの送信は、実際には複数の
送信を必要とし、意図する受信側ノードの数が多けれ
ば、必要とするエネルギーおよび時間も大きくなる。ス
ケジュールアルゴリズムが新ノードから複数の受信側メ
ンバーノードへ単一の送信を可能にする場合でさえ、意
図する受信側ノードは、各々送信勧誘側ノード110に
対して試みた送信の結果について報告しなければならな
い。報告するには、報告するノード1つについて少なく
とも1回の送信が必要になる。このように電力と時間
は、関係するノードの数を低く抑えることにより節約で
きる。電力および時間は、メンバーノードから新ノード
へのテスト送信の数を少なくスケジューリングすること
によっても節約できる。ハードウェアの実現例では、受
信機は、送信がスケジュールされていない時間スロット
の間、オフすることにより余分な電力を節約することも
できる。この方法におけるすべてのステップで、送信を
スケジュールし、かつできるなら必要な送信の数を絞り
込む前に、送信側ノード110が近傍を計算し、制限さ
れたメンバーノードのセットを識別する。計算に必要な
電力が、ワイヤレス通信に必要な電力より少ないという
事実を利用して、電力が節約される。
【0045】送信のスケジュールが、関連のメンバーノ
ードに分散された後実行され、その結果が、関連のメン
バーノードごとにマイクロプロセッサにより記憶され
る。これで、新ノード210の通信ネイバーであるメン
バーノードのセットが正確にわかる。図9い示す本件の
例では、新ノードが、送信勧誘ノード110以外に、他
の2つの通信ノード132および144のみを発見す
る。なお、通信ネイバーは、実際には、新ノード210
上に中心を持つ半径gの円146内にあるはずである。
gがノード210の最大通信距離だからである。
【0046】新ノードが、その通信ネイバーのセットを
決定すると、その絶対位置の計算が改められ得る。本質
的に2次元のネットワークでは、送信勧誘ノード以外に
通信ネイバーが見つかった場合、新ノードの場所は、送
信勧誘ノードから半径dの円(または3次元のネットワ
ークにおいては、球)上にあるとのみ決定される。1つ
他の通信ネイバーが発見されると、この追加の通信ネイ
バーに測距を行って、新ノードの場所が、表面上の2点
のうちの1つ(または3次元空間の場合には円)に決定
される。この状態を図10に示す。メンバーノード14
4と送信勧誘側ノード110で測距を行った後、210
が110上に中心があり半径dの円122と、半径dで
メンバーノード144上に中心があるもう1つの円14
8上にあることがわかる。この情報によって、新ノード
の可能な場所が円122と148が交差する2点に限定
される。これは、210の場所(その実際の正確な場
所)か、または円148と122の他の交差点212に
ある。第3のノード、たとえば132は、場所を新ノー
ド210の実際の場所の1点に決定する(メンバーノー
ド132および144ならびに送信勧誘側ノード110
が、同じ線上にある特別な場合を除く)。表面上では、
ナビゲータには周知の通り、非同一線上の3点で測距す
れば場所を一点に決定するのに十分である。接続関係の
知識も用いて、場所決定の助けとする。ただし、無線伝
播は、非均一であり、問題を複雑にする可能性がある。
【0047】新ノード210の場所がさらに決定される
と、干渉ネイバーメンバーノードの新ノードのセットを
メンバーノードのわかっている場所と新ノードの場所の
改善された概算値とを比較することにより、限定するこ
とができる。メンバーノードの場所を新ノード210の
干渉近傍に比較する計算は、新ノード210または送信
勧誘ノードのいずれでもマイクロプロセッサにより行う
ことが可能で、その結果の情報を用いて、新ノード21
0の干渉ネイバーが新ノード210と同時に送信しない
ような改善された通信スケジュールを計算することがで
きる。この限定は、図11に示すとおりで、同図ではノ
ード132で測距するステップは、新ノードの位置が正
確にわかっていないが、2つの候補点に絞り込まれてい
る、より一般的な場合をよりよく説明するために、省略
している。干渉ネイバーは、2つの円150(半径bの
可能な新ノード場所210上を中心とする)および15
2(半径bで他の可能な新ノード場所212上を中心と
する)を結合したものの範囲にあるはずである。
【0048】次に、スケジュールを展開して、新ノード
210の干渉ネイバーであるメンバーノードのセットを
さらに限定する。新ノードの場所が正確にわかっていな
い場合、干渉の可能な領域は、完全に半径bの円に限定
されていない(図11の例では円150)。新ノードが
はっきりどこにあるかわからない場合でも、地形の影響
は、干渉近傍が計算されたものと同じになり得ないよう
に干渉を調節し得る。様々な方法を用いて実際の干渉近
傍を識別することができる。たとえば、潜在干渉近傍に
おける各メンバーノードおよびわかっている通信ネイバ
ーは、同時に送信ができかつ新ノードは通信ネイバーの
送信を高信頼度で受信することができるかどうか決定す
ることができる。これらの動作は、送信勧誘側ノードの
マイクロプロセッサから都合よく制御することができ、
関連するメンバーノードへネットワークを介して命令が
中継される。もう1つの方法は、潜在的干渉近傍におけ
る各メンバーノードからのスケジューリングされた送信
の受信信号強度を測定するなどして、新ノードの受信機
での物理的測定を利用して、干渉レベルを決定するもの
である。代替的には、送信勧誘側のノードが、各潜在的
干渉メンバーネイバーに対して、通常より高い電力レベ
ルでテストメッセージを送信して状況の特徴を表すこと
ができる。どちらの方法を使用しても、潜在的干渉ノー
ドのセットが複数の段階で事前に限定されており、すべ
てのメンバーノードへ/から単純に送信する場合に比べ
て必要とする送信が少なくかつエネルギー消費も少ない
というのが、本発明の利点である。さらに、この技術は
スケーラブルであり、どのように多数のノードがネット
ワークにあっても、最大空間密度があると仮定すれば、
新ノードを組込む時間と努力は限られる。
【0049】図11は、本件の例において干渉プロービ
ングスケジュールを実行した後に、新ノード210が、
すべて半径bでノード210を中心とする円150の範
囲の7つ(プロービング前可能だった9つのうち)しか
干渉ネイバーを有していないことを発見する場合を示
す。発見された干渉ネイバーは、134、136、13
8、140、142、126および144である。
【0050】新ノード210のトポロジーがこれで完全
に把握され、新ノードがネットワークに対して有する効
果を計算し分散させて、ネットワークの通信スケジュー
ルプロトコールに組込む。新ノードは、通信ネイバーの
いずれかと通信し得るが、干渉ネイバー(通信ネイバー
でない)が送信している間に同時に受信はできない。新
ノードは、干渉ネイバー(通信ネイバーでない)が送信
している間に同時に受信することはできない。また、新
ノードは、干渉ネイバー(通信ネイバーでない)が受信
(媒体の送信/受信対称を仮定する。そうでない場合、
プロ−ビングは、双方向行って干渉トポロジーを完全に
決定する必要がある)している間同時に送信することが
できない。この情報により、好ましくはTDMAプロト
コルで、ネットワークを介するマルチホップ通信のため
送信をスケジューリングすることが可能となる。TDM
Aは、ある時間スロットにおいて、活性でない送信機と
受信機を一時的にオフにすることができるので、エネル
ギーが節約されるため、低電力ネットワークにおいて有
利である。ノードは、それでもそのTDMA時間スロッ
トにおいて、拡散スペクトルまたは周波数ホッピング技
術を採用することができ、かつまたそのような技術を採
用することは望ましい。
【0051】新ノードのトロポロジー的効果がわかった
後、得られた情報(新ノードのID、場所ならびに通信
および干渉ネイバー)を、少なくとも通信をスケジュー
リングするのに必要な局所的範囲でネットワークに行き
渡らせる。ノード上の個々の予めプログラムされたマイ
クロプロセッサにより制御される、ネットワークの通信
プロトコルは、情報がネットワーク内でルーチングさ
れ、かつユーザインターフェースノード(データ出力ま
たは入力のため、ユーザにアクセス可能なノード)へ/
から向けられ得るように、適切なトポロジーに関する情
報の分散を図る必要がある。同様に、新ノードは、ネッ
トワークからのルーチングおよび他の情報を受け、その
情報を自身のマイクロプロセッサに記憶する。新ノード
210は、これで、ネットワークのメンバーノードとな
る。このノードは、今度は、参加しようとする他の新ノ
ードに対して送信勧誘をすることができる。新ノードの
特徴づけ方法を各メンバーノーからかつ各新ノードごと
に繰り返す。ネットワークの組織化は、完全なネットワ
ークを組織化する分散した態様で、スタートアップネッ
トワークから外向きに伝播する。完全なネットワークが
構成された後でも、送信勧誘は継続して発行され、後で
提供される新ノード(たとえば、ユーザの行動によっ
て)があれば、これを加えることができる。
【0052】先の説明の中で、特に指摘した場合を除
き、本発明は2次元のネットワークに関連するものとし
て検討しており、ノードのすべてが表面上にあるものと
した。しかしながら、本発明は表面上にあるノードに限
定されるわけではない。3次元のネットワークでは、通
信距離と干渉距離が、3空間で領域を規定するので、同
じ手続を適用することができる。また、本件の方法は、
無指向性アンテナとともに使用するものに限定されな
い。指向性アンテナを有するネットワークでは、検討さ
れる様々な領域が、平面(2次元)または3空間(3次
元)において不規則な領域になる。不規則なジオメトリ
のせいで計算が複雑になることを除けば、本発明の方法
は、本質的に同じである。
【0053】図12から図15を合わせると、図12の
上から図15の最後までフローチャートになっており、
本発明の詳細なステップを示す。方法は、分散型であ
り、すなわち、タスクが同時に複数のノードで行われる
ので、チャートは、新ノード、送信勧誘ノード、および
他の活性メンバーノードで起こる動作を表す3つの欄で
読むことになっている。
【0054】フローチャートは、新ノードの電力オン
(220)で始まる。電力オンの後、新ノードは、ビル
トインテストおよびビルトイン校正プログラム(22
2)を含む予めプログラムされた初期化プロセスをはじ
める。初期化の後、新ノードは、ネットワークへの送信
勧誘があるか聞く(224)。1周期pいっぱい聞いた
後、送信勧誘を受信しなければ、新ノードは、自身がネ
ットワークにおける最初のノードであると仮定して、送
信勧誘ノードモードに入る。これは、送信勧誘モードの
欄への経路で示される。
【0055】送信勧誘ノードが、送信勧誘を発行してい
る場合(226)、新ノードはこれを受信したら、応答
する(228)。送信勧誘ノードは、新ノードからの応
答を受信し(230)、新ノードがその通信および干渉
トポロジーを知ることができるように、新ノードとその
潜在的通信ネイバーメンバーノードとの間のペア単位の
通信のスケジューリングに移る。ペア単位の通信スケジ
ュールは、TDMA時間フレームにおける特定の時間ス
ロットの各ノード対(2ノード間の「リンク」)への割
り当てであることが好ましいと考えられるが、先に説明
した通り、FDMAを含む他のタイプの組織でも可能で
ある。
【0056】ペア単位の通信スケジュールを受信すると
(232)、新ノードは、交換、交渉および開始のアク
ティブプロセスを行う(232)。これらの活性プロセ
スは、「5分間、パワーダウン」、「すべてのセンサを
最大警戒活性へ」などユーザからの高優先度の無効命令
またはデータを含み得る。このタイプのネットワークへ
の緊急命令には、トポロジー知得方法を完了する前に、
直ちに従う。これにより、ユーザーは、たとえば新ノー
ドを発射装置(artillery)でネットワーク内へ発射す
ることによりまたは航空機から投下することにより「ボ
トルに入れたメッセージ」をネットワーク内に送ること
ができる。開始された活性プロセスは、環境における地
震や他のセンサで検知可能な活動の検知を開始するな
ど、より通常の機能を含むことも考えられる。
【0057】一方、他のメンバーノードも通信スケジュ
ールを受信する(234)。送信勧誘ノードおよび他の
活性ノードが、同様の活性プロセスを開始することにな
る(236)。新ノードと送信開始ノードは、そこでノ
ード間距離を測定する(238)。距離が測定される
と、送信勧誘ノードは、先に説明した通り、測定された
領域内の潜在的通信ネイバーのセットに基づき、新通信
スケジュールを発生させる(240)。新ノードと他の
メンバーノードとは、新通信スケジュールをステップ
(242および244)で受信する。一般的な通信スケ
ジュールを発生した後、送信勧誘ノードは、新ノードが
加わることによって変更された通信トポロジーを知るた
め、新ノードと他の活性ノードとの間で実行すべき送信
の特定のスケジュールを発生し(246)、同スケジュ
ールを送信する。新ノードおよび他の活性ノードは、通
信トポロジー知得スケジュールを受信し(248および
250)、送信のスケジュールを実行する(252)。
【0058】通信トポロジー(新ノードの通信ネイバー
のセット)を知った後、新ノードは、情報を送信勧誘ノ
ードへ送信する(254)。送信勧誘ノードは、通信ト
ポロジー情報を受信すると(256)、新ノードの通信
および干渉近傍で新通信スケジュールを発生(25
8)、同新スケジュールを送信する。スケジュールが新
ノードおよび他のメンバーノード(262)により受信
される(260)。送信勧誘ノードは、新ノードの位置
を見つけるスケジュールを発生(264)し、このスケ
ジュールについて新ノードおよび他のメンバーノード
(268)に知らせる(266)。先にも述べた通り、
これには新ノードを見つけるために1以上のネイバー
(270)で測距を行うことも含まれる。新ノードの位
置は、新ノードにより計算され(272)、かつ送信勧
誘ノードに知らされる。この情報を受けると、送信勧誘
ノードは、干渉トポロジー(新ノードの干渉近傍にある
ノードのセット)を知るためのもう1つの通信スケジュ
ールを発生する(274)。新ノードおよび他のメンバ
ーノードは、この通信スケジュールを受けると(27
6)、スケジュールを実施しに移り(278)、干渉ト
ポロジーを知る。干渉トポロジーを知ると、新ノード
は、送信勧誘ノードに情報を与え(280)、かつ新ノ
ードは、新しいかつより正確な干渉トポロジー情報に照
らして通信を再スケジューリングする(282)。送信
勧誘ノードは、送信を行い、かつ新ノードおよび他のメ
ンバーノードは、この新スケジュールを受信する(28
4)。
【0059】最後に、新ノードは、「シンク」が取りつ
けられているかどうか判断するため自身をテストし(2
86)、送信勧誘ノードに知らせる。「シンク」は、そ
こから情報がユーザに通信される出力ポートまたはノー
ドである。ユーザが持ち運ぶノードハンドさえ可能であ
る。これらは、ユーザーがネットワークにインタフェー
スする場合の重要なポイントである。いくつかの応用に
おいては、方法の初期の段階、たとえば通信スケジュー
ル/活性プロセスステップ232の前に、シンクテス
ト、ステップ286を行うことが有用かもしれない。と
いうのも、ユーザは、ネットワークデータの使用につい
て高い優先度を有しているかも知れないためである。ユ
ーザは、トポロジーを乱さずにネットワークにすばやく
タップして情報を得たいと思うかもしれない。その場
合、残りの手続すべてを省略か遅延させてもよい。
【0060】送信勧誘ノード上のマイクロプロセッサ
は、シンク情報を受信(288)すると、ネットワーク
のエンドトゥエンドの回路の要求を計算し、これらの要
求に合った全体的通信スケジュールを見つけだす。新ノ
ードおよび他の活性ノードは、この新スケジュールとル
ーチング情報を受ける(290)。ネットワーク内の通
信用の完全なルーチング情報およびスケジュールを受信
して、新ノードは、ネットワークのメンバーとなり、新
ノードが検出されなくなるまで、フローチャート全体
を、ネットワークの送信勧誘ノードとしての各ノードか
ら繰り返す。
【0061】ノード間の通信をスケジューリングするの
に使用することができるTDMAフレームの1例を図1
6に示す。通信は、繰り返し時間フレーム312内の時
間スロット310a、b等に組織化される。図示したフ
レームは、特定のノード、ノードiの視点から考慮した
ものである。割り当てられる時間スロットには、いくつ
かのタイプがある。ネットワークエントリスロット31
4、複数のネイバーに同時に同報するためのノードiの
同報スロット316、ノードiとそのネイバーとの間の
ノード間通信のためのスロット318(iからjとjか
らiの各方向に1スロット)と、他のノードで使用する
ために割り当てられ、ノードiで使用できないスロット
320(干渉ネイバーのスロット)と、一時的な優先的
必要ため、特別に割り当てられるスロット322と、必
要に応じて割り当てられる帯域幅(スロット324)の
残りのすべてである。時間スロットを割り当てる多くの
適切な方法のうち一例に過ぎないが、図16に示す例で
は、ネットワークエントリスロット314が、ネットワ
ークの自己組織化とトポロジー知得のために特別な重要
性を有する。これらのスロットは、送信勧誘スロット3
10aと、応答スロット310bと、ポインタスロット
310cとから成る。送信勧誘ノードは、送信勧誘スロ
ット310a内でその送信勧誘を同報し(先に述べた通
り、図12のステップ226)、新ノードは、応答スロ
ット310b内で応答し(図12のステップ228)、
かつ送信勧誘ノードから、新ノードに対して更なる通信
用に割り当てられている正しいスロットを示す、ポイン
タスロット310c内でポインタを受ける(図12のス
テップ232)。
【0062】既存のネットワークにノードを加える他
に、本発明を利用して複数の組織化されていないノード
から初期ネットワークを作ることができる。これは、本
発明の上記の説明において想定される「スタートアップ
ネットワーク」が考えられる。ネットワークの創出は、
まず電力ダウンしたか、タイミング決めされた不活性モ
ードで配備された複数のノードで始める。ユーザが、ノ
ードを手動でオンにするか、タイミング決めされた不活
性期間が終了すると、ノードのうち1つが、パワーアッ
プして活性モードに入る。この方法は、上記のフローチ
ャート12から15に従い、以下の通り要約することが
できる。すなわち、活性モードを開始するにあたり、ノ
ードは、初期スタートアップ手続(ユーザーへの接続、
ビルトインセルフテストをチェックし、使用期間を測定
するためのカウンタをスタートする等)を行うことがで
きる。それからノードは、聞き取りモードに入り、受信
機が活性状態になり、既存のネットワークへの参加の勧
誘がないかを聞く。最大送信勧誘期間より長いある程度
の期間聞いた後、送信勧誘がなければ、そのノードは、
自分が最初の(第1の)ノードであると仮定する。予備
プログラミングに続いて、送信勧誘に時間スロットを、
予測される新ノードとの双方向通信用に少なくとも2ス
ロットを割り当てるTDMAスケジュールを準備する。
それから、第1のノードが、送信勧誘を発行する。
【0063】応答が受信されなければ、第1の(送信勧
誘)ノードは、不活性モードへ逆戻りし、好ましくはい
くらかの擬似ランダムな「ジッタ」を含むいくつかの間
隔の後、再び聞くことができる。ジッタによって、2以
上のノードが執拗に同時送信勧誘を発行して、互いに干
渉し、互いの送信勧誘を逃してしまう、不要な同期状態
を防止する。新ノードが検出されなければ、第1のノー
ドが、再び送信勧誘を発行することができ、かつプロセ
スが繰り返される。
【0064】最終的には、ノードはネットワークを構成
できるように配備され、新ノードは、受信を行い、第1
の送信勧誘ノードに応答する。送信勧誘および応答は、
上に説明しかつ図2から図15に示す方法を開始する。
この方法は、いくつかのステップが2ノードのみの場合
にトリビアルになる点以外は本質的に同じである。すな
わち、送受信のためにスケジューリングを行う他のメン
バーノードが存在しない場合である。送信勧誘ノード1
10は、新ノードで測距を行うことができる。新ノード
の正確な位置は、ネットワーク展開のこの時点では決定
できない。潜在的通信および干渉近傍は、先に挙げた例
の通り計算されるが、これらは絞り込むことができな
い。この方法では、第1および第2のノード両方によっ
て繰り返して第3のノードを見つけこれをネットワーク
に加えることができる。複数ノードネットワークを最終
的に完全展開することができるが、場所がわかっている
ノードが十分な数組込まれるまでは、ノードについて正
確な相対場所は、計算できないので、トポロジーを知る
にはより多い数の送信が必要となる。代替的には、相対
場所は通信距離が重なる十分な数のノードが組込まれた
場合に計算することができる(たとえば三角法によっ
て)。位置が計算できなくても、いくつかの応用では、
トポロジー自体が有用で、位置情報は必要でないかも知
れない。たとえば、ワイヤレスネットワークは、侵入さ
れた正確な場所がわからなくても、侵入者の存在を検知
するために有用かもしれない。トポロジー的に組織化さ
れたネットワークでは、たとえ位置情報がなくても、ユ
ーザに侵入者に関する警告を中継するだけで十分だと考
えられる。
【0065】この方法は、調節可能な送信機および受信
機電力を有するノードとともに使用することができる。
ノードをプログラムして、有限数の離散電力レベルに調
節することができる。トポロジー知得シーケンスを、シ
ーケンスにおける個々のレベルの各々について別々に実
行することができる。電力消費を減らすため、このシー
ケンスをまずより低い電力レベルで実行することが好ま
しい。
【0066】検討を要するある特別な状況は、2つの新
ノードが同時に送信勧誘ノードに応答する場合である。
この場合、送信勧誘ノードおよび新ノードは、衝突が発
生したことを検知して、適切なランダムアクセスまたは
優先付技術を使用して、新ノードからの再送信をスケジ
ューリングする。ノーマン・アブラムソン(Norman Abr
amson)が、「パケット同報チャネルのスループット」
("The Throughput ofPacket Broadcasting Channels,"
IEEE Transactions on Communications, Vol.Com-25, N
o. 1, Jan. 1977)で説明するALOHA技術等の様々
な従来の技術を利用することができる。代替的には、ノ
ードに、独自に割り当てたID番号に基づいて再送信に
優先度を割り当てることができる。図12から図15の
方法を用いて第1の新ノードを加えることにより得られ
るトポロジーを知り、再び、第2の新ノードを加えるこ
とにより得られるトポロジーを知る。
【0067】
【ノード装置】A. 一般 本発明は、多数のセンサを含む、低電力、集積ネットワ
ークを起動し利用するよう特に設計されているので、マ
イクロパワー、ワイヤレスの集積センサからなるネット
ワークにおいて使用することが好ましい。そのようなネ
ットワークは高集積度で、微細化され、通信距離が短
く、柔軟にプログラム可能で、かつノード当たりのコス
トが低いノードを提供することによって実現される。
【0068】図17は、地域に配備する可能性のある単
一の装置またはノードの1つの可能な実現例を示す。こ
のノードは、回路2を含む機能コンポーネント(仮想線
で示す)と電源(電池)3を収納しかつ環境的保護を与
えるための囲い1を含む。囲い1の上に無線信号を送受
信するためのアンテナ4を装着する。アンテナ4は、人
工的な接地板を有する垂直ダイポールとして示すが、等
角アンテナループまたは集積アンテナ素子まで含めて、
他の構成を用いてもよい。ノードハウジング1の外形
も、用途に応じてほどんどどのような形状に変更するこ
とも可能である。ハウジング1の寸法は可変で、最小サ
イズは、回路2および電源3の集積度と微細化度によっ
てのみ制限される。図示のノードは、図に示すような音
声パルスを出すための音波または超音波トランスジュー
サ6も含む。このトランスジューサは、一般に任意に設
置可能だが、いくつかの実施例においては、以下により
詳しく説明する通り、隣接するノードからの距離を音響
的に測定する機構の一部として存在する。測距用に音響
または超音波トランスジューサ6を使用する多くの応用
においては、音声を広くまたはほとんど全方向に分散さ
せて、多くの方向における測距が可能なトランスジュー
サを使用することが有利である。
【0069】図18は、個別のノード用のアーキテクチ
ャを示す。局所的な環境条件または変化(地震、超音
波、音波または電磁気信号を含む)は、センサまたはセ
ンサアレイ12によって検知される。センサ(単数また
は複数)がアナログ信号(単数または複数)を生成する
典型的な場合では、アナログ−デジタル変換機(AD
C)14を設けてセンサからのデータをデジタル化す
る。データは、バッファメモリ16に処理のため記憶す
る。デジタル信号プロセッサ(DSP)18は、記憶さ
れたデータをフィルタ処理しかつ分析して、SN比を向
上させかつセンサデータの振幅とスペクトル特性とに関
する情報を抽出することが好ましい。フィルタ処理の
後、DSP18は、この特徴をユーザがプログラムした
プロファイルと比較し、比較結果をマイクロプロセッサ
20に与える。マイクロプロセッサ20は、DSP18
からのこの情報に基づいて決定を行う。たとえば、車両
を示す、ある低周波数の信号が検出されれば、ワイヤレ
ストランスシーバ22に警告を送信させる可能性があ
る。マイクロプロセッサ20は、必要なら、データのさ
らなる信号処理および分析を行うことができ(例えば、
決定分析またはターゲット分類)またはDSP18を再
構成して特定のスペクトル帯をより厳密に調べることが
できる。さらに、マイクロプロセッサ20は、他のノー
ドおよび/またはユーザとの通信を制御およびスケジュ
ーリングするためにプログラムすることができ、または
第2のマイクロプロセッサを設けて、ワイヤレストラン
シーバ22を制御してこれらの機能を行うことができ
る。マイクロプロセッサ20も、信号発生器44を制御
することが好ましく、それにより、測距機能が求められ
る場合には、音響または超音波トランスジューサ6に給
電する増幅器46を駆動する。
【0070】信号処理、判断、測距および通信管理を含
むノードの機能の多くは、別々の専用マイクロプロセッ
サにより行うことができる。本発明は、複数のマイクロ
プロセッサを有する実施例を含むが、簡略化のため、図
面では様々な機能を行うマイクロプロセッサ1機のみを
示す。
【0071】マイクロプロセッサ20が制御するワイヤ
レストランスジューサ22は、他のノードのネットワー
ク32およびユーザ(単数または複数)34と通信す
る。通信は双方向で、データ(空間および時間領域)ま
たは命令を送信、受信または中継することができるよう
になっている。受信されたデータまたは命令は、マイク
ロプロセッサ20が記憶しかつマイクロプロセッサ20
またはDSP18いずれかのプログラミングを変更する
ために使用することができる。本発明は、制限された電
源(すなわち、一般に電池または太陽電池)で、多数の
ノードからなるネットワークにおいて使用することが好
ましいので、消費電力レベルが低いトランシーバが好ま
しい。
【0072】好ましい実施例においては、ノードのいく
つかのコンポーネントのサブセクション(センサ12、
ADC14、DSP18、マイクロプロセッサ20、信
号発生器44、増幅器46、受信信号強度指示器48お
よびワイヤレストランシーバ22)は、すべて、電源3
が給電するチップ24上に完全に集積されかつ囲い1に
収納されている。このように集積することによって、低
コスト製造および極めて小型のパッケージが可能とな
る。ただし、集積度は増減が可能で、結果として得られ
るノードも本発明とともに利用可能である。
【0073】ノードのサブセクション各々の詳細な動作
および構造について個々に説明するが、まずセンサ12
から説明を始めることにする。
【0074】B.センサ12 センサシステムは、環境にある雑音の存在下に信号を識
別する必要がある。ソース信号(地震、赤外線、熱、
光、音響、機械その他)は、すべてその出力源から遠ざ
かると急速に振幅が減衰する。検知距離を広げるため、
センサの感度を上げなければならない。また、背景雑音
という基本的な制限によって、どのセンサにも最大検知
距離が存在する。したがって、最大感度を得て、より広
くかつ高密度に分布させることができる小型のセンサを
利用することが望ましいかもしれない。また、いくつか
の応用においては、複数のセンサ(可変な特徴の)とノ
ードの信号処理、制御、およびワイヤレストランシーバ
部分とを統合して、そのノードから得られる情報を増や
すことが望ましい。
【0075】センサと他の電子部品との統合は、従来技
術の「フリップチップ」ボンディングにより行うことが
好ましい。「フリップチップ」プロセスでは、センサダ
イとCMOSインタフェースダイとを各々製作する。C
MOSインターフェースダイを次にフリップしてセンサ
ダイに結合するが、同センサダイは、一般にバルクマク
ロマシニングしたセンサ構造を含む。このプロセスは、
モジュール式処理を可能にする。すなわちセンサダイの
製造(CMOS処理とは両立しない材料での)をCMO
S製造と分離する。こうして、高性能圧電および焦電ア
クチュエータならびにセンサ材料をCMOSの製造に干
渉することなく、CMOS測定および制御系に統合する
ことができる。
【0076】本発明において使用可能な一般的センサ
が、William J. Kaiserの特許第5,659,195号
により開示される。この特許には、たとえば、地震計ま
たは振動センサとして使用可能なCMOS集積マイクロ
振動加速度計を開示する。集積マイクロ音響センサおよ
び熱電センサも同特許により開示される。本発明ととも
に使用することに適した他の熱赤外線センサは、David
T. Changの「マイクロパワー高検出度赤外線センサシス
テム」("Micropower High-Detectivity Infrared Sens
or System," Solid State Sensor and Actuator Works
hop (Technical Digest), TRF cat. No. 98TRF-001, Li
b. of Congress no. 98-60214, ISBN no.0-9640024-2-
6)第205頁から208頁(1998年)に記載の高
感度の薄膜放射サーモパイルセンサである。このような
装置は、本発明のノードの他のコンポーネントでの大規
模集積によく適しているが、ジオフォン、音響検出器、
熱センサ、光電気検出器または機械的なトランスジュー
サでさえも一緒にまたは集積センサの代替物として利用
することができる。
【0077】本発明の一実施例では、含まれる他のセン
サに加えて、従来技術のマイクロフォンが、音響センサ
としてセンサアレイ12に含まれる。マイクロフォン
は、以下に説明するとおり音響パルスまたは超音波パル
スを検出するために測距過程において使用される(「測
距装置」)。
【0078】C.ADC14 図3に示す、本発明の典型的な実施例では、センサはア
ナログ信号出力を生成する。その上で、ADC14を設
けてセンサ出力をデジタル形式に変換して処理する必要
がある。Σ−Δアーキテクチャは、低電力かつ低雑音動
作を行うため、本発明のADCでの使用に適している。
低電力という制限により、フラッシュ、パイプラインお
よび逐次近似アーキテクチャの使用は難しいが、対象の
センサデータにとって十分な帯域幅および解像度がある
場合、かつさらにADC電力消費が、利用可能な電力と
電源寿命の要件と矛盾しない場合には、ADCアーキテ
クチャを使用可能である。
【0079】C.DSP 対象のスペクトル領域内にある信号のSN比を向上させ
る一方で、DSPを設けて、センサにより得られる信号
の振幅およびスペクトル特性を分析することが好まし
い。DSPは、その上で信号の振幅およびスペクトル特
性を記憶されたかまたはネットワークから通信された参
照スペクトルプロファイルと比較する。比較結果、スペ
クトルデータ、および生の信号データが、マイクロプロ
セッサ20に入手可能となる。複数のセンサをノードの
上に設けて、信号源(単数または複数)のID、数、サ
イズ、距離および方向についての手がかりを抽出する場
合には、このデータは、マイクロプロセッサ20により
他のセンサからのデータと組み合わせることができる。
【0080】DSPは、低電力に重点をおいて実現する
ことが好ましい。低信号処理速度は、低電力継続動作を
可能にする場合には許容され得る。これは、一般のセン
サシステムの帯域幅が低く、たとえば、地震振動計の場
合、およそ100Hz程度であるためである。スペクト
ル分析器または広く販売され入手可能である高速フーリ
エ変換(FFT)チップのいずれか等、専用装置が使用
され得る。代替的には、ソフトウェア制御の下、マイク
ロプロセッサ20によりデータを処理することができ、
その場合、マイクロプロセッサ20は、DSP18の役
割もする。
【0081】分析したスペクトルを参照プロファイルに
比較することで、センサ信号の出力源を識別する方法が
提供される。たとえば、顕著なスペクトルシグニチャを
出す大型の重量車両は、プログラムされた周波数プロフ
ァイルを参照して他のタイプの信号源から区別すること
ができる。
【0082】D.マイクロプロセッサ20 マイクロプロセッサ20は、ノードにとって、本質的な
制御、論理およびプログラム機能を提供する。センサデ
ータに基づく決定を行うことに加えて、通信スケジュー
リング、ネットワークのトポロジーの知得、ルーチング
テーブルの管理および更新、ネイバーノードまたはター
ゲットに関する距離の計算、データの記憶、およびノー
ド間、ユーザ34へ/からの通信の中継を含む複数のタ
スクを処理する。
【0083】先に述べた通り、通信スケジューリングお
よびトポロジー知得に含まれる機能のすべては、(すく
なくとも1つの)ノードマイクロプロセッサにより制御
される。各メンバーノードにおけるマイクロプロセッサ
は、たとえば、他のネットワークメンバーノード、それ
らの場所、それらの接続通信リンクおよび送受信用にス
ケジューリングされた時間スロットを示すマトリックス
を記憶することが可能である。
【0084】マイクロプロセッサ20は、いくつかの一
般に購入可能なマイクロプロセッサのいずれかでよい
が、低電力で柔軟な電力管理機能、低コストおよび十分
な処理能力について選択することが好ましい。たとえ
ば、候補には、アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ
社から入手できるAMD「18ER」またはインテル社
からの低電力「80186」ファミリープロセッサが含
まれる。マイクロプロセッサは、低電力の「スリープ」
モードで一時的に動作できることが好ましく、このモー
ドからは、割り込み(たとえば興味のある信号の検出が
発生するなど)によって「目覚める」ことが可能であ
る。特定用途向けプロセッサを使用することができる。
この場合、設計は、低電力および「スリープ」モードの
使用によるデューティサイクルを使用する能力に重点を
おいて行う必要がある。信号の検出によって「スリー
プ」モードから「目覚め」ると、マイクロプロセッサ
は、信号に関する決定および他のノードに警告を与える
かいなか、データの取得を増やすかどうか、他のスペク
トルシグニチャをチェックするかどうかといった適切な
行動の過程に関する決定を行う。マイクロプロセッサ
は、状況に応じて、RF通信のスケジューリングおよび
制御ならびにRFおよび他の回路を能動化/不能かする
能力も備えていることが好ましい。いくつかの応用で
は、マイクロプロセッサは、DSP18からのスペクト
ル密度情報および/またはRFトランシーバー22への
バッファされた時間領域センサデータをルーチングして
ネットワークへ送信することができる。マイクロプロセ
ッサ20は、DSP18についての係数のアップロード
も制御しており、条件、データ、受信した命令またはプ
ログラミングに応答して動的にDSPを再構成すること
ができる。たとえば、マイクロプロセッサ20は、メモ
リ21(一般にマイクロプロセッサに一体のオンチップ
メモリ)からの係数をDSP18にアップロードして、
対象のスペクトル領域を絞ったり広げたり、中心周波数
の移動(係数の変更によって)、または信号と比較する
新閾値プロファイルをロードすることができる。これに
より、ノードは協調したタスクまたはデータ取得におい
て他のノードと協働したり、またはセンサデータの現在
の特徴に基づいて、そのデータ処理を変更することがで
きる。
【0085】E.ワイヤレストランシーバ22 好ましい実施例において、ワイヤレストランシーバ22
は、マイクロプロセッサ20の制御下に、ノードと他の
ノードまたはユーザとの間に双方向RF通信を提供し
て、データ、決定、プログラミングまたはルーチンのネ
ットワークプロトコール管理情報の通信を図る。トラン
シーバーは、時間スロットにおいて必要とされない場合
に、低電力消費「オフ」モード」を取る能力を有するこ
とが好ましく、電力がTDMA通信スキームにおいて節
約され得るようになっている。
【0086】図19に示す通り、トランシーバ22は、
アンテナ4、電源3(一般に電池)を共有する送信機8
6と受信機87を含むことが好ましい。送信機86およ
び受信機87は、マイクロプロセッサ20からのそれぞ
れイネーブル信号88と89により能動化/不能化され
る。ユニバーサル非同期受信機/送信機(UART)コ
ントローラ90(例えば、Maximから入手可能なM
AX3243CAIチップ)が、受信機87、送信機8
6およびマイクロプロセッサ20との間のデータ転送を
処理する。受信機の設計は、低電力要件を維持しなが
ら、雑音が少なくなりより高い選択度が高くなることが
好ましい。いくつかのプロトコールにおいては、各ノー
ドがランダムに到来する信号を捕らえることができるよ
う、受信機は、高いデューティサイクルである程度の期
間、動作することができる必要がある。
【0087】本発明に使用するのに適した従来技術の集
積度の高いトランシーバが、入手可能である。たとえ
ば、一般に購入可能なチップセットには、R900DC
TM−4またはR900DCTM−3トランシーバモジ
ュールを基本とするロックウェルデジタルコードレス電
話(DCT)チップセットが含まれる。これらの集積度
が高いトランシーバ集積回路(IC)は、902から9
28MHz帯での動作に適していて、かつ同じ製造業社
から購入可能な適切な付随のチップがあれば、デジタル
拡散スペクトル(DSS)動作も可能である。本発明で
の使用に適した他の購入可能なICには、すべてRFモ
ノリシックス社(RF Monolithic, Inc.)製造のRX2
010受信機およびHX2000またはAT1000送
信機が含まれる。どのRFICを使用しても、小型、低
停止およびピーク電力消費でかつオン・オフ時間が短い
ことを基準に選択することが好ましい。トランシーバの
電子部品をセンサ、マイクロプロセッサおよび信号処理
電子部品と統合することが最も好ましい。
【0088】いくつかの実施例においては、受信信号強
度指示器(RSSI)92(図18に示す)が設けら
れ、RF信号の受信信号強度を測定し、その情報をマイ
クロプロセッサ20に与える。受信信号強度情報は、先
に述べた通り、本発明のいくつかの実施例においては、
ネットワーク自己組織化方法に関連して有用である。
【0089】本発明は、無線通信ワイヤレスノードに関
連して説明したが、通信の媒体は、他のワイヤレス媒体
でもよく、赤外線波、光波、音波、マイクロ波はまたは
超音波が含まれる。変調の様々な手段もすべて利用可能
であり、かつ本発明の意図する範囲内にあるものとす
る。
【0090】上記のトランシーバーの電力出力および受
信機感度は、いくつかの実施例では可変にしてもよく、
マイクロプロセッサの制御下にプログラム可能にしても
よい。
【0091】F.測距コンポーネント いくつかの実施例においては、ノードは、他のノードか
らの距離を測定する能力があり、ネットワークの自己組
織化を容易にしている。そのようなある実施例では、マ
イクロプロセッサ20が、信号発生器44を制御する。
マイクロプロセッサ20により起動されると、信号発生
器は、可聴または超音波周波数のいずれかが考えられる
信号を発生する。よりよい音波の分散を必要とする用途
においては、周波数はより低いほうが好ましい。非常に
小さなネットワークまたは変換用途(非可聴音のほうが
有利)には、周波数が高いほうが好ましい。信号発生器
44は、増幅器46を駆動し、同増幅器46が、音響ま
たは超音波トランスジューサ6を駆動して音声パルスを
発生させる。
【0092】図20は、音波または超音波パルスをタイ
ミング決めするある方法により距離を測定するための動
作のフロー図である。2つのノード、ノードAとノード
Bが相互の距離を測定すると仮定する。ノード上のすべ
ての動作は、そのノード自体に常駐のプログラムされた
マイクロプロセッサ20によりもっとも都合よく制御さ
れる。ノードAとノードBの距離を測定するために、両
方のノードはまず無線コンタクトを確立して、測距を開
始することについて合意する(ステップ330)。次
に、ノードAは、制御を確立しかつRF信号を送信して
ノードBを待機モードにする(ステップ332)。これ
に応じて、ノードBは、予測されるRFトリガコマンド
の間待機する(ステップ334)。Bがこのモードに入
ると、他のプロセスにより遅延が起こることはない。次
に、ステップ336で、ノードAは、RFトリガコマン
ドを送信しかつ同時にタイマーを開始し、かつマイクロ
フォンまたはセンサ12で音響(または超音波)パルス
を検出する。タイマは、信号を受信したかどうかチェッ
クする単純なソフトウェアループでよく、かつそうでな
い場合、カウンタレジスタをインクリメントし、ループ
バックして繰り返す。RFトリガコマンドを受信する
と、ノードBは、直ちに音響(または超音波)パルスを
送信する(ステップ338)。ノードA上のタイマー
は、パルスが受信されるまで動作を続け(ステップ34
0)、受信された時点でタイマーをストップし、かつラ
ッチする。ラッチされる時間は、音声パルスがノードB
からノードAの1方向に移動するのにかかる時間で、媒
体(通常は空気)における既知の速度を利用して、ノー
ドBとノードAとの間の距離を計算するために使用され
る。距離の計算は、(必要な情報がローカルセンサかユ
ーザの入力により供給される場合)、風、湿度および温
度等の要素に関する訂正を含み得る。計算された距離
は、上記のようなトポロジーの知得および自己組織化の
方法において使用することができる。
【0093】本発明について特定の実施例を図示かつ説
明したが、様々な変更および代替的実施例が当業者には
思いつくであろう。したがって、本発明は、先行の請求
項によってのみ限定されることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 4つのワイヤレス通信ノードの重複する通信
距離を示す模式図である。
【図2】 所与のノードのネイバーを示す図である。
【図3】 ネットワークトポロジーの1例を示す図であ
る。
【図4】 本発明に従う、既存のネットワークからの送
信勧誘に応答する新ノードを示す図である。
【図5】 図4の新ノードの潜在的干渉領域を示す図で
ある。
【図6】 図4の新ノードの潜在的通信領域を示す図で
ある。
【図7】 送信勧誘ノードと新ノードが、それらを分離
する距離dを決定するところを示す図である。
【図8】 測距を行った後、限定される通信および干渉
の潜在領域を示す図である。
【図9】 本発明のステップにより決定される、新ノー
ドの通信ネイバーを示す図である。
【図10】 新ノードをさらに見つける方法と干渉領域
の結果として得られる限定を示す図である。
【図11】 新ノードの干渉ネイバーノードの図であ
る。
【図12】 本発明により使用される好ましい方法のフ
ローチャート図である。
【図13】 本発明により使用される好ましい方法のフ
ローチャート図である。
【図14】 本発明により使用される好ましい方法のフ
ローチャート図である。
【図15】 本発明により使用される好ましい方法のフ
ローチャート図である。
【図16】 本発明で通信をスケジューリングするため
に使用可能なTDMA時間フレーム内における時間スロ
ットの割り当ての一例を示す図である。
【図17】 本発明の電子検知装置または「ノード」の
1つの外側斜視図である。
【図18】 本発明の電子検知装置または「ノード」の
1つのアーキテクチャを示すブロック図である。
【図19】 本発明で使用することが可能なワイヤレス
トランシーバのブロック図である。
【図20】 本発明で使用可能な超音波または音声測距
方法のフローチャート図である。
【符号の説明】
100 ノード、200 円、400 ノード、d 距
離、g 距離。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレン・ピィ・クレア アメリカ合衆国、91360 カリフォルニア 州、サウザンド・オークス、ウィザースプ ーン・ドライブ、1012 (72)発明者 ジョナサン・アール・アグレ アメリカ合衆国、91301 カリフォルニア 州、オーク・パーク、スモーク・トゥリ ー・アベニュ、6652

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分散したノードからなるワイヤ
    レスネットワークの通信トポロジーを決定する方法であ
    って、そのうち1以上ですべてよりは少ないノードがメ
    ンバーノードのネットワークを含み、前記ノードの各々
    が、わかっている最大通信距離gとわかっている最大干
    渉距離bを有し、前記干渉距離が、送信ノードからの距
    離で、その距離の範囲内で前記送信ノードの送信が受信
    ノードの受信に干渉し得る、方法であって、 前記メンバーノードの1つである、送信勧誘メンバーノ
    ードを選択するステップと、 前記送信勧誘メンバーノードからのワイヤレス送信によ
    り、新非メンバーノードにメンバーノードのネットワー
    クへ参加するよう呼びかける送信勧誘を送信するステッ
    プと、 前記送信勧誘に応答して、前記新ノードの通信距離g内
    のメンバーノードの通信セットを識別するステップと、 前記送信勧誘に応答して、前記新ノードの干渉距離b内
    のメンバーノードの干渉セットを識別するステップとを
    含む、方法。
  2. 【請求項2】 新ノードとその通信および干渉メンバー
    ノードのセットを識別する情報を少なくとも前記メンバ
    ーノードのいくつかに分散させるステップをさらに含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記メンバーノードの通信セットを識別
    するステップが、 前記新ノードから前記送信勧誘メンバーノードへの距離
    dをおよそ決定するステップと、 前記送信勧誘メンバーノードのg+dの範囲内でこれら
    メンバーノードとして規定されるメンバーノードからな
    る潜在的通信セットを計算するステップと、 メンバーノードからなる潜在的通信セットの各メンバー
    ノードからのテスト信号を送信するステップと、 前記新ノードにより正確に受信されたテスト信号を受信
    した潜在的通信セットにおけるこれらメンバーノードの
    セットとしてメンバーノードの前記通信セットを識別す
    るステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記新ノードから送信勧誘メンバーノー
    ド以外の第2のノードへの距離d2をおよそ決定するス
    テップと、 前記新ノードの前記送信勧誘および第2のメンバーノー
    ドに相対的で、およその距離dとd2に矛盾しない、可
    能な位置を計算するステップとをさらに含む、請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記送信および分散ステップが無線を使
    用する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記メンバーノードからなる通信セット
    を選択するステップが、 前記新ノードから前記送信勧誘メンバーノードへの距離
    dをおよそ決定するステップと、 前記送信勧誘メンバーノードの距離g+d内のメンバー
    ノードとして規定されるメンバーノードの潜在的通信セ
    ットを識別するステップと、 前記新ノードからテスト信号を送信するステップと、 前記テスト信号を正確に受信する潜在的通信セットにお
    けるそれらのメンバーノードとしてメンバーノードの通
    信セットを識別するステップとを含む、請求項1に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記新ノードから送信勧誘メンバーノー
    ド以外の第2のメンバーノードへの距離dをおよそ決定
    するステップと、 前記新ノードの前記送信勧誘メンバーノードおよび第2
    のメンバーノードに対する可能位置であって、前記およ
    そdとdに矛盾しない位置を計算するステップとを含
    む、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 メンバーノードの前記干渉セットにおけ
    るメンバーノードの少なくとも1つについて、 メンバーノードの干渉セットにおける前記メンバーノー
    ドからの信号強度テスト信号を送信するステップと、 前記新ノードにおける前記送信から受信した信号強度を
    検出するステップと、 メンバーノードの干渉セットを、その送信が閾値受信信
    号強度以上で受信されるメンバーノードのサブセットに
    限定するステップとをさらに含む、請求項6に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 メンバーノードの前記通信セットにおけ
    るメンバーノードからのプローブ送信を送信するステッ
    プと、 前記プローブ送信と同時に、メンバーノードの前記干渉
    セットにおけるメンバーノードからのジャミング送信を
    送信するステップと、 メンバーノードの前記干渉セットを、前記プローブ送信
    の新ノードにより、そのジャミング送信が正確な受信を
    妨げるメンバーノードのサブセットに限定するステップ
    とをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 新ノードとメンバーノードの通信およ
    び干渉セットを示す情報を前記メンバーノードの少なく
    ともいくつかに分配するステップと、 前記新ノードをメンバーノードとして再定義するステッ
    プと、 メンバーノード間で、他の送信勧誘メンバーノードを選
    択するステップと、 メンバーノードのすべてが送信勧誘メンバーノードにつ
    いて選択されるまで、前記送信、識別、分配、再定義お
    よび選択ステップを繰り返すステップとをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 複数の分散したノードからなるワイヤ
    レスネットワークの通信トポロジーを決定する方法であ
    って、前記複数のノードのうち1以上ですべてではない
    ノードがその位置がわかっているメンバーノードのネッ
    トワークを含み、前記ノードの各々が、既知の通信距離
    gと既知の干渉距離bを有し、前記干渉距離が、送信ノ
    ードからの距離であり、その距離内で前記送信ノードの
    送信が受信ノードの受信に干渉する可能性があり、同方
    法が、 前記メンバーノードからの送信勧誘ノードを選択するス
    テップと、 前記送信勧誘ノードのg+bの範囲にあるメンバーノー
    ドとして規定されるメンバーノードの潜在的干渉セット
    を選択するステップと、 前記送信が、メンバーノードの前記潜在的干渉セットに
    おいてメンバーノード間で他のスケジューリングされた
    送信に干渉しないように前記送信勧誘ノードからの送信
    をスケジューリングするステップと、 前記新ノードに前記ネットワークに加わるよう送信勧誘
    を前記送信勧誘メンバーノードから送信するステップ
    と、 前記送信勧誘メンバーと前記新ノードとの間の概算距離
    dを決定するステップと、 前記送信勧誘メンバーノードの距離g+dの範囲にある
    メンバーノードとして規定されるメンバーノードの潜在
    的通信セットを選択するステップと、 メンバーノードの前記潜在的通信セットにおいて前記新
    ノードから各ノードへの送信の第1のスケジュールをス
    ケジューリングするステップと、 メンバーノードの前記潜在的通信セットにおける前記新
    ノードから各ノードへの送信の前記第1のスケジュール
    を実行するステップと、 潜在的通信セットにおける各メンバーノードからの送信
    の第2のスケジュールをスケジューリングするステップ
    と、 メンバーノードの前記潜在的通信セットにおいて各ノー
    ドからの送信の第2のスケジュールを実行するステップ
    と、 前記第1および第2の送信スケジュールから正確に受信
    した送信を識別するステップと、 前記受信した送信に基づいて、前記新ノードへ/から実
    際に送信/受信することができるメンバーノードとして
    規定される通信メンバーノードのセットを選択するステ
    ップと、 場所がわかっているメンバーノードに相対的に前記新ノ
    ードの場所を見つけるステップと、 前記新ノードとそのわかっている干渉距離の場所に基づ
    いて、前記新ノードの干渉距離に実際にあるメンバーノ
    ードのセットを選択するステップと、 前記新ノード、実際に前記新ノードの通信距離にあるメ
    ンバーノードの前記セットおよび実際に前記新ノードの
    干渉距離にあるメンバーノードの前記セットを識別する
    情報をメンバーノード間で分散させるステップとを含
    む、方法。
  12. 【請求項12】 メンバーノードの前記干渉セットにお
    いてメンバーノードのすくなくとも1つについて、 メンバーノードの干渉セットの前記メンバーノードから
    信号強度テスト信号を送信するステップと、 前記新ノードにおける前記送信から受信した信号強度を
    検出するステップと、メンバーノードの干渉セットをそ
    の送信が閾値受信信号強度以上で受信されるメンバーノ
    ードの干渉セットに限定するステップとを含む、請求項
    11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 メンバーノードの前記干渉セットにお
    いてメンバーノードの少なくとも1つについて、 メンバーノードの前記通信セットにおいてメンバーノー
    ドからのプローブ送信を送信するステップと、 前記プローブ送信と同時に、メンバーノードの前記干渉
    セットにおけるメンバーノードからのジャミング送信を
    送信するステップと、 メンバーノードの前記干渉セットを、そのジャミング送
    信が前記プローブ送信の新ノードによる正確な受信を妨
    げるメンバーノードのサブセットに限定するステップと
    を含む、請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 場所がわからない少なくとも1つのノ
    ードと場所がわかっている少なくとも1つのノードでの
    配置に適した複数のノードであって、各ノードが、 物理的現象を検知するセンサと、 前記センサをモニタするプログラム可能なコンピュータ
    と、 前記プログラム可能なコンピュータにより制御されるワ
    イヤレストランシーバとを含み、前記トランシーバは、
    通信距離と干渉距離がわかっており、その範囲内でその
    送信が他の同様のトランシーバによる受信に干渉する可
    能性があり、前記プログラム可能コンピュータが、前記
    ワイヤレストランシーバに、他のノードへネットワーク
    に参加するようにという送信勧誘を送信させるようプロ
    グラムされており、 前記ノードが他のノードへの距離をノード間送信によっ
    て概算することができ、 前記プログラム可能コンピュータが、 (1)場所かわかっているノードと場所がわかっていな
    いノードとの間の概算距離から、場所がわかっていない
    前記ノードの概算位置を計算し、 (2)場所がわかっていない前記ノードの通信距離にお
    いて、前記概算位置に基づいて、通信ノードのセットを
    識別しかつ前記新ノードの干渉距離において干渉ノード
    のセットを識別し、 (3)前記ノードのセット両方を識別する情報を記憶
    し、かつ (4)前記ワイヤレストランシーバに前記識別情報を配
    布させるようプログラムされている、ノード。
  15. 【請求項15】 場所がわかっていないノード上の前記
    プログラム可能なコンピュータが、そのワイヤレストラ
    ンシーバにテスト信号を送信させかつ前記テスト信号の
    受信を認める通信ノードのセットを識別させることによ
    って、通信のノードの前記セットを識別するようさらに
    プログラムされる、請求項14に記載の複数のノード。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つのノード上の前記プロ
    グラム可能コンピュータが、 (a)場所がわかっていない前記ノードについて、潜在
    通信領域を決定し、(b)前記潜在通信領域内の各ノー
    ド上の前記ワイヤレストランシーバに、テスト信号を送
    信させ、かつ(c)その送信されたテスト信号が、場所
    がわかっていない前記ノードにより受信される前記潜在
    通信領域内のノードとして通信ノードの前記セットを識
    別するようプログラムされている、請求項14に記載の
    複数のノード。
  17. 【請求項17】 少なくとも1つのノード上の前記プロ
    グラム可能コンピュータが、場所がわかっていないノー
    ドから場所がわかっている複数のノードへの距離を概算
    するようプログラムされる、請求項14に記載の複数の
    ノード。
  18. 【請求項18】 いくつかのノードにおける前記プログ
    ラム可能なコンピュータが、トランシーバにノードの通
    信セットにおける場所がわかっているノードからのプロ
    ーブ送信を送信させかつ、一方で、ノードの干渉セット
    におけるノード用該トランシーバにジャミング送信を送
    信させ、かつ前記プログラム可能コンピュータの少なく
    とも1つが、そのジャミング送信が、前記場所がわかっ
    ていないノードにおける前記プローブ送信の正確な受信
    を妨げるノードの干渉セットの限定されたサブセットを
    識別するようさらにプログラムされる、請求項14に記
    載の複数のノード。
  19. 【請求項19】 いくつかのノードの前記プログラム可
    能コンピュータが、 (a)それらに関連のトランシーバに、ノードの干渉セ
    ットにおけるあるノードから信号強度テスト信号を開始
    させかつ場所がわかっていない前記ノードにおいて受信
    した信号強度を検出させ、かつ(b)その送信が、受信
    信号強度の閾値以上で受信されるノードの干渉セットの
    限定されてサブセットを計算するようプログラムされ
    る、請求項14に記載の複数のノード。
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