JP2000315004A - カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

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JP2000315004A
JP2000315004A JP11123538A JP12353899A JP2000315004A JP 2000315004 A JP2000315004 A JP 2000315004A JP 11123538 A JP11123538 A JP 11123538A JP 12353899 A JP12353899 A JP 12353899A JP 2000315004 A JP2000315004 A JP 2000315004A
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Masayuki Ueda
正之 上田
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触帯電部材を清掃部材によって清掃するこ
とに起因する画像ズレを防止し、長期にわたり良好な画
像が得られるカラー画像形成方法及びカラー画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 像担持体1A〜1Dと、これを帯電させ
る接触帯電部材3A〜3Dと、これに圧接可能に設けら
れた清掃部材4A〜4Dとを有する画像ステーション8
A〜8Dを記録材搬送方向Dに複数配置し、記録材9に
順次像を重ね転写して接触帯電部材または清掃部材を接
触帯電部材の軸線方向に往復移動して摺擦動作させる移
動手段40を備え、記録材搬送方向の下流側の画像ステ
ーションの清掃部材または接触帯電部材の摺擦動作周期
を、上流側の画像ステーションの清掃部材または接触帯
電部材の摺擦動作周期よりも、記録材が画像ステーショ
ン間距離Hを移動する時間分だけ遅れた位相をもって行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラープリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等のカラ
ー画像形成方法及びカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置には、記録材を担持
して搬送する転写手段の一形態である転写ベルトと、そ
の周囲に像担持体の一形態である感光体を複数配置し、
各感光体の周囲に帯電装置、現像装置、クリーニング装
置を備えた画像ステーションを記録材搬送方向に並列配
置した所謂タンデム方式ものがある。このようなカラー
画像形成装置は、像書き込み装置で色分解された静電潜
像をそれぞれの感光体上に形成し、現像装置に収納され
た各色に対応したトナーによりそれぞれ可視像化してい
る。
【0003】各感光体と転写ベルトとが対向する位置に
は、転写装置が設けられており、感光体とほぼ同じ周速
で移動する転写ベルトによって搬送方向に搬送される記
録材に各色のトナー像を順次重ねてカラー画像を形成し
ている。このとき、記録材上へのトナー像の重ね合わせ
が正確にできるように、記録材搬送方向の上流側に位置
する感光体と記録材搬送方向の下流側に位置する感光体
への潜像の書き込みは、ある遅延時間をもって行われて
いる。全てのトナー像が重ね合わされた記録紙は定着装
置へ進入し、ここでの加圧・加熱により合成されたカラ
ー画像が定着されて排紙される。つまり、この方式のカ
ラー画像形成装置は、転写ベルトにより記録材を順次感
光体との対向位置に形成される転写部に搬送し、それぞ
れの感光体と対応する帯電装置、像書き込み装置、現像
装置によって形成した複数色のトナー像を順次記録材上
に転写してカラー画像を形成するものである。
【0004】タンデム方式のカラー画像形成装置は、色
分解された画像を並列的に可視像化して記録材に重ねて
いくため、画像形成に要する時間が短いという利点があ
る一方、各感光体上のトナー像を記録材上に重ねる際
に、転写位置の正確な位置合わせが難しいという技術的
課題がある。これは記録材上に記録材搬送方向の上流側
で転写した前画像の位置に対して、記録材搬送方向の下
流側で転写する画像とが正確に重なるように後画像の光
像の書き出し位置を合わせる必要があるためである。タ
ンデム方式のカラー画像形成装置は、複数の感光体とそ
の周囲にそれぞれが帯電装置、像書き込み装置(露光装
置)、現像装置、クリーニング装置を備えており、装置
全体が大きくなってしまうという課題もある。
【0005】このような装置の大型化を解消するため
に、各構成部品を小型化することが考えられる。その1
つの形態として、帯電装置に用いられる接触帯電部材に
帯電ローラ等の帯電用回転体を用い、これを感光体と接
触させて帯電を行う接触帯電方式にし、装置全体の小型
化を図ったものが数多く提案されている。このように帯
電用回転体を被帯電体である感光体に接触させて帯電す
る接触帯電方式の帯電装置は、感光体の被帯電体面に所
望の帯電電位を得るために必要とされる印加電圧の低圧
化が図れるため、帯電効率を向上することができる。し
かし、帯電用回転体が感光体と接触する構成であるた
め、感光体表面に形成されたトナー像を記録材に転写し
た後で、感光体表面をクリーニング装置によりクリーニ
ングした際に、残留したトナーや記録材の紙粉などの汚
れが帯電用回転体の表面に付着して帯電不良を起こす原
因となり、帯電ムラ、画像ボケ、白筋や黒筋等の異常画
像発生の原因となると云う不具合があった。タンデム方
式のカラー画像形成装置への適用例ではないが、接触帯
電方式の帯電装置による白筋や黒筋等の異常画像の発生
を防止するために、帯電用回転体にフェルト材等からな
る清掃部材を接触させて、帯電ローラの表面を清掃する
ようにした技術が提案されている。また、帯電用回転体
に発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン等からなる清掃
部材を常時接触させるようにした技術も提案されてい
る。しかし、これら帯電用回転体を清掃する方式は、何
れのものおいても清掃部材を帯電用回転体の長手方向全
体(軸線方向全体)、または、その一部に接触させた状
態で帯電用回転体を回転させることにより帯電用回転体
の表面を清掃しているため、帯電用回転体の円周方向へ
縦筋等の汚れが発生し易く、その結果形成画像の品質が
低下するという不具合等が生じてしまう。
【0006】そこで、帯電用回転体と清掃部材との接触
・隔離を制御することにより、清掃部材の清掃能力を長
期にわたり維持する方法が提案されている。しかし、こ
の場合でも清掃部材の同一箇所を接触させて帯電ローラ
の清掃を行うため、使用に伴い清掃部材に局所的に残留
トナーや紙粉などの汚れが付着するのを解消することは
できない。このため、帯電ローラ上に筋上の拭き残しが
発生し、感光体上が均一に帯電されず、異常画像を生じ
てしまう。これを解消するため、帯電用回転体の清掃部
材を、その軸線方向に揺動させる技術が特開平8−12
3140号公報により提案されている。この公知技術で
は、帯電用回転体としての帯電ローラの清掃部材を帯電
ローラの軸線方向に摺動させるので、清掃部材は帯電ロ
ーラの異なる位置に摺擦される。このため装置の使用に
伴い、清掃部材の一部に汚れが付着してこの部分で帯電
ローラの清掃を行えなくても、その他の部位で汚れの残
った帯電ローラの部位の清掃を行うことができ、帯電ロ
ーラの拭き残しが発生せず、帯電装置により感光体を長
期にわたって均一に帯電でき、得られる画像は白筋・黒
筋等の欠点の発生しない優れたものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、帯電ローラ
の軸線方向に清掃部材が揺動すると、帯電ローラが清掃
部材から軸線方向で、清掃部材の揺動方向と同方向の摩
擦力を受ける。帯電ローラは、ベアリング等の周知の軸
受部材で回転自在に支持されているが、帯電ローラ自体
の軸線方向への軸受部材による支持は、軸受部材の寸法
交差などにより厳密(数μm〜数十μm)に規制すること
は不可能であるので、前述した摩擦力によって帯電ロー
ラ自体の軸線方向への揺動が引き起こされてしまう。さ
らに帯電ローラは、感光体にある一定圧で接触している
ため、感光体自体も帯電ローラが摺動することによっ
て、帯電ローラから帯電ローラの摺動方向と同方向への
摩擦力を受けてしまう。感光体は、軸受部材で回転自在
に支持されているが、感光体の軸線方向への軸受部材に
よる支持は、厳密に規制することは不可能であるので、
感光体自体も帯電ローラと同様な要因でその軸線方向へ
の摺動が引き起こされてしまう。
【0008】このような揺動は、特開平8−12314
0号公報に開示されるように、タンデム方式でない、つ
まり画像ステーションが単一の画像形成装置にあっては
記録材に転写されるトナー画像が1つであるの、さして
問題とはならない。しかし、かかる技術をタンデム方式
のカラー画像形成装置に適用した場合には、記録材上に
転写した前画像の位置に対して正確に重ね合わせる必要
があり、書き込み装置によって感光体に書き込まれた潜
像が、感光体が摺動することを起因して、記録材上にお
ける前画像への正確な重ね合わせ位置に対して、潜像が
感光体に書き込まれてから記録材に転写が行われるまで
の時間に、感光体が軸線方向に摺動した距離の分だけず
れた位置に転写されてしまうので記録材上での画像ズレ
(色ズレ)が発生してしまう。
【0009】本発明は、帯電用回転体などの接触帯電部
材を清掃部材によって清掃することに起因する画像ズレ
を防止し、長期にわたり良好な画像が得られるカラー画
像形成方法及びカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、搬送される記録材の移動距離や時間と、
軸線方向に移動する接触帯電部材や清掃部材の移動周期
に着目した。そして、請求項1記載の発明は、回転する
像担持体に圧接して帯電させる接触帯電部材と、接触帯
電部材と圧接可能に設けられ同接触帯電部材の回転に伴
ってその周面に摺擦される清掃部材とを有する画像ステ
ーションを、記録材搬送方向に複数配置して、像担持体
に形成される各カラー画像を記録材に順次重ね転写する
と共に、接触帯電部材または各清掃部材を接触帯電部材
の回転中にその軸線方向に往復移動させて摺擦動作し、
接触帯電部材を清掃するカラー画像形成方法を基本と
し、記録材搬送方向の下流側に位置する画像ステーショ
ンの清掃部材または接触帯電部材の摺擦動作周期を、記
録材搬送方向の上流側に位置する画像ステーションの清
掃部材または接触帯電部材の摺擦動作周期よりも、記録
材搬送方向に搬送される記録材が画像ステーション間距
離を移動する時間分だけ遅れた位相をもって行うように
したものである。
【0011】請求項2記載の発明は、回転する像担持体
と、この像担持体に圧接して帯電させる接触帯電部材
と、この接触帯電部材と圧接可能に設けられ同接触帯電
部材の回転に伴ってその周面と摺擦される清掃部材とを
有する画像ステーションを記録材搬送方向に複数配置
し、接触帯電部材または各清掃部材を接触帯電部材の回
転中にその軸線方向に移動手段を用いて往復移動して摺
擦動作させるカラー画像形成装置であって、記録材搬送
方向の下流側に位置する画像ステーションの清掃部材ま
たは接触帯電部材の摺擦動作周期を、記録材搬送方向の
上流側に位置する画像ステーションの清掃部材または接
触帯電部材の摺擦動作周期よりも、記録材搬送方向に搬
送される記録材が画像ステーション間距離を移動する時
間分だけ遅れた位相をもって行えるように移動手段を設
けたことを特徴としたものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載のカ
ラー画像形成装置における移動手段の構成を説明したも
ので、各清掃部材または各接触帯電部材に摺擦動作を行
わせるカム面を持った駆動部材を、各清掃部材の軸線方
向または各接触帯電部材の軸線方向に配置すると共に、
移動手段を装置本体側に設けて画像ステーションと個別
にしたことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のカ
ラー画像形成装置で説明した駆動部材のカム面について
説明したもので、この記録材搬送方向の上流側に位置す
る駆動部材のカム面と下流側に位置する駆動部材のカム
面とを、記録材が画像ステーション間距離を移動する時
間分だけ遅れた位相となるようにずらして配置したこと
を特徴としたものである。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2、3また
は4記載のカラー画像形成装置において、接触帯電部材
が帯電用回転体であることを特徴としている。
【0015】本発明は、主に直接帯電や摩擦帯電を行う
帯電用回転体となる接触帯電部材を被帯電体としての像
担持体に当接させて被帯電体面を帯電処理する帯電装置
を有するカラー画像形成方法やカラー画像形成装置に用
いられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図2は、本発明が適用される
カラー画像形成装置の一形態の全体構成を示すものであ
る。図2に示すカラー画像形成装置は、矢印Dで示す記
録材搬送方向に、複数の画像ステーション8A,8B,
8C,8Dが縦に並列配置されたタンデム方式のプリン
ターである。このプリンターは、周知の原稿読み取り部
を追加し、この原稿読み取り装置からの情報を像書き込
み部14A,14B,14C,14Dに送り、この情報
を基に潜像を形成することでカラー複写機やファクシミ
リとして機能することもできる。画像ステーション8
A,8B,8C,8Dは、縦並びに限定されるものでは
なく、例えば記録材搬送方向が水平方向であれば横方向
に並列配置する形態であっても良く、記録材搬送方向が
傾斜していれば斜め方向に並列配置する形態であっても
良い。
【0017】図2において、転写材担持体としての転写
ベルト10は記録材の一形態である転写紙9を搬送する
ものであって、無端状のベルトからなり、鉛直方向に対
向して配置された支持部材としての2つの支持ローラ1
1a,11bに巻きかけられている。上側の支持ローラ
11aは図示しない動力伝達系を介して駆動モータが連
結していて駆動ローラとして機能し、下側の支持ローラ
11bは従動ローラとして機能している。支持ローラ1
1aは、矢印で示すように時計回り方向に回転駆動さ
れ、転写ベルト10を同方向に回転移動させている。
【0018】転写ベルト10の支持ローラ11a,11
bで支持された鉛直方向に平行な2つのベルト部分のう
ち、上向きに移動する左側のベルト部分には転写紙9が
静電的に吸着されて該ベルトと一体的に搬送される。よ
って、この左側のベルト部分に沿う鉛直方向の領域は記
録材搬送路25を構成している。
【0019】記録材搬送路25に沿って矢印で示す回転
方向順、つまり記録材搬送方向Dの上流側から下流側に
向けて、位置的には図の下から上に向けて、イエロー
(Y)の画像を作成する部材を収容した作像カートリッ
ジからなる画像ステーション8D、シアン(C)画像を
作成する部材を収容した作像カートリッジからなる画像
ステーション8C、マゼンタ(M)の画像を作成する部
材を収容した作像カートリッジからなる画像ステーショ
ン8B、ブラック(BK)の画像を作成する部材を収容
した作像カートリッジからなる画像ステーション8Aが
配置されている。画像ステーション8D,8C,8B,
8Aは、記録材搬送方向Dに向かって等間隔に配置され
ている。
【0020】これら画像ステーション8D〜8Aは、そ
れぞれ同一構成をしており、像担持体としてのドラム状
をした感光体1D,1C,1B,1A及びその付帯部材
が配置されている。感光体1D〜1Aは転写ベルト10
に接するように並列配置されていて、この形態では、反
時計回り方向に略同一の周速で回転駆動されるようにな
っている。感光体1D〜1Aは、それぞれの色のトナー
像を担持し、転写ベルト10により搬送される転写紙9
に対し、搬送順にイエロー,シアン,マゼンタ,ブラッ
クの各トナー画像を順次重ね転写する。つまり、画像ス
テーション8D〜8Aは、それぞれ搬送ベルト10によ
って搬送される転写材に順次画像を重ね転写している。
【0021】感光体1D〜1Aの周りには、その回転方
向順に、感光体を一様に帯電させる接触帯電部材の一形
態である帯電用回転体としての帯電ローラ3D,3C,
3B,3A、帯電ローラ3D〜3Aに圧接可能に設けら
れて帯電ローラ3D〜3Aをそれぞれ清掃する清掃部材
4D,4C,4B,4A、感光体1D〜1Aにそれぞれ
レーザー光6D,6C,6B,6Aを照射して潜像を形
成する像書き込み装置14D,14C,14B,14
A、感光体1D〜1A上に形成された潜像にそれぞれ異
なる色のトナーを付着させてトナー像として可視像化す
る現像装置23D,23C,23B,23A、感光体1
D〜1A上に形成されたトナー像を転写紙9に転写した
後の感光体1D〜1Aに残るトナーをそれぞれ清掃する
クリーニング装置としてのクリーニングブレード2D〜
2A等が設けられている。
【0022】感光体1D〜1A、クリーニングブレード
2D〜2A、帯電ローラ3D〜3A、清掃部材4D〜4
A、清掃部材4D〜4Aは、一つの画像ステーション8
(作像カートリッジ)内にそれぞれ配置されている。こ
れら画像ステーション8D〜8A、転写ベルト10、像
書き込み装置14D〜14A、現像装置23D〜23
A、後述する給紙トレイは、装置本体30内部に配置さ
れている。画像ステーション8D〜8Aは、それぞれ装
置本体30に対して着脱式とされていて、交換可能に設
けられている。
【0023】帯電ローラ3D〜3A、清掃部材4D〜4
A、現像装置23D〜23A、クリーニングブレード2
D〜2A等は、画像ステーション8D〜8Aに付帯して
設けられている。像書き込み装置14D〜14Aは、画
像ステーション8D〜8Aとはそれぞれ別体に設けら
れ、カラー画像信号に応じて変調されたレーザー光を出
射する手段や、回転多面鏡などの周知の走査手段を具備
している。カラー画像信号は、本形態では、パソコンや
携帯端末機等の外部入出力装置から送信されるが、この
ような形態に限定されるものではない。清掃部材4D〜
4Aは、支持ケース5D,5C,5B,5Aに取り付け
られている。
【0024】現像装置23D〜23Aには、感光体1D
〜1Aに近接して該感光体にカラートナーを供給する現
像ローラ7D,7C,7B,7Aと、カラートナーを攪
拌しながら循環搬送するための搬送スクリュー15D,
15C,15B,15Aがそれぞれ設けられている。
【0025】感光体1D〜1Aと対向する搬送ベルト1
0の裏側には、記録紙9への転写バイアスを与える周知
の図示されない転写器が設けられている。感光体1D〜
1Aと転写器との間には、転写ベルト10を介して転写
部24D,24C,24B,24Aがそれぞれ構成され
ている。
【0026】転写ベルト10の左側部分の上流端(下
端)近傍には、図示しないレジストローラが設けられて
いる。このレジストローラよりもさらに上流側、つま
り、装置本体30の下部30bの略中央には、図示しな
い給紙トレイが配置され、この給紙トレイには転写紙9
が積載収納されている。給紙トレイからは、レジストロ
ーラに向けて図示しない搬送ガイドに案内されて、転写
紙9が給紙コロ28の回転により1枚分離されて最上位
のものから送り出されるようになっている。こうして送
り出された転写紙9はレジストローラで一旦止められ、
最初の転写にかかる画像ステーション8Dにおいてトナ
ー画像の先端と転写部24Dで一致するようにタイミン
グを合わせて送り出されるようになっている。
【0027】記録材搬送路25の延長上に位置する装置
本体30の上部30aには、定着ローラと加圧ローラと
から成る周知の定着部12Aを備えた定着装置12が配
置され、その斜め左上には定着部12Aを通過した記録
紙9を受け取る排紙トレイ13が設けられている。
【0028】このようなタンデム方式のカラー画像形成
装置において、画像形成は次のようにして行われる。先
ず、各画像ステーションの感光体1D〜1Aが回転を始
め、この回転中において感光体1D〜1Aは各帯電ロー
ラ3D〜3Aにより一様に帯電される。次いで、像書き
込み装置14D〜14Aから各色に対応するレーザー光
6D〜6Aが照射されて感光体1D〜1Aの表面に潜像
がそれぞれ形成される。各画像ステーションにおけるレ
ーザー光6D〜6Aによる書き込み開始のタイミング
は、転写材搬送方向Dの上流側(図面下方側)に隣接す
る画像ステーションからの転写材、ここでは記録紙9の
搬送時間に応じた所定の遅延時間遅れるようにされてい
て、かかる遅延時間を保ちながら順次レーザーによる書
き込みが開始される。
【0029】こうして形成された静電潜像は、それぞれ
現像装置23D〜23Aによって可視像化され、感光体
1D〜1A上に、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラッ
クのカラートナー画像として担持され、転写ベルト10
に吸着されて記録材搬送路25に沿って送られる転写紙
9上に順次重ね転写される。これにより、転写紙9上に
4色のトナー像が重ね合わされ、フルカラー画像が形成
される。その後、転写紙9は定着装置12を経ることで
トナー像を定着されて排紙トレイ13に排出される。
【0030】このような画像形成プロセスにおいて、帯
電ローラ3D〜3Aは、常に感光体1D〜1Aと接触し
ている構成を採用するため、トナー、紙粉等の汚れによ
って帯電ローラ3D〜3Aの表面が汚され、帯電ムラを
起こす場合がある。そのため、帯電ローラ3D〜3Aの
軸線方向に沿って長い矩形板状に成形された発泡ポリエ
チレン等の材料からなる清掃部材4D〜4Aは、各帯電
ローラに対して圧接し、且つ図1に矢印Eで示す帯電ロ
ーラの軸線方向(以下、「軸線方向E」と記す)に往復
移動して摺擦動作(揺動動作)するように構成されてい
る。このような、清掃部材4D〜4Aの揺動動作により
帯電ローラ3D〜3Aを清掃することによって長期にわ
たり良好な画像を得ることができる。
【0031】清掃部材4D〜4Aを軸線方向Eに往復移
動させる移動手段40の構成と、清掃部材近傍構成につ
いて説明する。移動手段40は、図1に示すように、画
像ステーション8D〜8A近傍にそれぞれ配置されてい
る。各移動手段は、それぞれ同一構成としている。した
がって、ここでは代表として画像ステーション8B,8
C近傍における移動手段40(B),40(C)と清掃部材
近傍の構成について説明し、他の画像ステーションにか
かる移動手段や清掃部材近傍の構成については省略す
る。図1において、感光体1B,1Cと帯電ローラ3
B,3Cは、各画像ステーションの図示しない側板に軸
受部材を介してその両端に形成された軸17B,17C
及び軸18B,18Cを回転自在に支持されている。清
掃部材4B,4Cは、支持ケース5B,5Cの一端面に
支持固定されている。支持ケース5B,5Cには、図示
しない画像ステーションに一端が固定された付勢バネ2
2B,22Cの他端が係止されている。支持ケース5
B,5Cは、この付勢バネ22B,22Cによって帯電
ローラ3B,3Cに向かって付勢されている。このた
め、清掃部材4B,4Cは、付勢バネ22の付勢力によ
り所定の押圧力で帯電ローラ3B,3Cの外周面3B
a,3Caに圧接されている。支持ケース5は、軸線方
向Eに位置する一端をそれぞれ付勢バネ19B,19C
で反対端側に付勢されていて、後述するカム面20B,
20Cに、支持ケース5の反対端を常に接触させてい
る。帯電ローラ3B,3Cは、軸18B,18Cに配置
した図示しない付勢バネによって感光体1B,1Cの外
周面1Ba,1Caに対して、その外周面3Ba,3C
aを所定の押圧力で接触されていて、感光体1B,1C
の回転に追従して回転しながら感光体1B,1Cの表面
1Ba,1Caを帯電させるとともに、移動手段40
(B),40(C)によって往復移動されて摺擦動作する清
掃部材4B,4Cによって、表面3Ba,3Caが清掃
されるようになっている。
【0032】付勢バネ19B,19Cとの対向側には、
移動手段40(B),40(C)が各画像ステーションと別
体となるように装置本体30側に設けられている。この
ため、各画像ステーション8A〜8Dには、新たに設計
したり製造したものではなく、既存のものが利用されて
おり、部品の共通化や装置全体のコスト低減を図られて
いる。
【0033】このような構成のため、清掃部材4D〜4
Aと帯電ローラ3D〜3A、帯電ローラ3D〜3Aと感
光体1D〜1Aとはそれぞれ圧接した関係にあるので、
清掃部材4D〜4Aが軸線方向Eに揺動すると、帯電ロ
ーラ3D〜3Aは清掃部材4D〜4Aから軸線方向Eに
清掃部材4D〜4Aの進行方向と同方向の摩擦力を受け
る。帯電ローラ3D〜3A及び感光体1D〜1Aは、そ
れぞれ当該画像ステーションの図示しない側板に軸受部
材を介して回転可能に支持されていることもあり、ま
た、組み立て部の寸法交差等により、これら帯電ローラ
3D〜3A及び感光体1D〜1Aは、それぞれの軸線方
向に揺動可能になっている。このため、清掃部材4D〜
4Aの揺動に従って帯電ローラ3D〜3Aが揺動させら
れると、この揺動によって各帯電ローラの揺動方向と同
方向に各感光体が軸線方向の摩擦力を受け、これにより
感光体1D〜1A自体が帯電ローラ3D〜3Aと同様に
揺動させられてしまう。
【0034】像書き込み装置14によって画像ステーシ
ョン8D,8C,8B,8Aに書き込まれる潜像位置
は、感光体1D〜1Aが揺動しないときに、転写紙9上
に画像ズレなく転写されるような位置(理想転写位置)
に一致していることが理想である。仮に、感光体1D〜
1Aが、潜像が書き込まれてから可視像化され転写され
るまでの間に軸線方向Eへ動いてしまったら、転写紙9
上に転写されるトナー画像の位置は、理想転写位置と比
べて、潜像が書き込まれてから転写されるまでの間に感
光体1が揺動した距離分だけずれてしまう。このため、
清掃部材4D〜4Aが軸線方向Eに揺動する機構を有し
たタンデム方式のカラー画像形成装置では、各色ごとに
前述したズレがあるので、各色を重ね合わせたときに画
像ズレとなってしまう。移動手段40(B),40(C)
は、駆動部材16B,16Cと、駆動モータ29B,2
9Cを備えている。駆動部材16B,16Cは、軸部2
6B,26Cと、歯車27B,27Cと、カム面20
B,20Cを備えている。軸部26B,26Cは、図示
しない画像ステーションの側板に軸受部材を介して回転
自在に支持されている。歯車27B,27Cには、駆動
モータ29B,29Cによって回転駆動される駆動歯車
28B,28Cがそれぞれ噛合している。駆動部材16
B,16Cは、図示しない制御手段によって駆動モータ
29B,29Cを適宜駆動することで、図1に示す矢印
方向に略同一タイミングで回転駆動される。
【0035】図3、図4を用いて駆動部材16B,16
Cについて説明する。図3、図4に示す軸線A,軸線
B,軸線Cは、いずれもカム面20B,20Cと接する
軸線である。軸線Aは各駆動部材の軸部26B,26C
とそれぞれ垂直に交わる水平軸、軸線Bは図示のように
軸線Aとθ角90°の角度で交わる軸線、軸線Cは歯車
側面21B,21Cとの傾斜角が最大となる軸線を示
す。図3は軸線B=軸線Cとなっている状態で、図4は
図3の状態からα(rad)だけ回転(駆動部材の回転
方向に対して逆向きにα=位相をα遅らせた)した状態
を示している。図5は、駆動部材16B,16Cにおけ
る軸線Cの角度を、全ての駆動部材16において一致さ
せたときの概略図であり、図1に対して一部図面を省略
している。図6は、シアンとマゼンタ(シアンが一つ上
流)を例にとった場合の理想転写位置からのズレ量δを
プロットした様子を表した図である。図6の横軸は時間
t、縦軸はズレ量δを示し、転写紙9の搬送速度V、2
つの画像ステーション間距離Hを転写紙9が搬送される
時間Ts、駆動部材16B,16Cの回転周期Tcとす
ると、ズレ量δは一定の周期をもった波のような形状に
なる。ここでの波形は清掃部材4B,4Cの往復運動に
依存する。図6において、実線の波形は上流側、ここで
はシアンのトナー像、破線の波形は下流側、ここではマ
ゼンタのトナー像の各ズレ量の変化を示す。画像ステー
ション間距離Hとは、感光体1B,1Cの軸間距離であ
り、図1に示す転写部24B,24Cの中心間距離であ
る。感光体1A〜1Dは、その軸間距離Hが記録材搬送
方向Dに等間隔となるように配置されている。すべての
駆動部材16A〜16Dにおける軸線Cの角度を一致さ
せた場合、すべての清掃部材16A〜16Dの軸線方向
Eへの位置は、常に一致しながら清掃部材4A〜4Dの
往復運動周期と同じ周期で往復運動をする。このとき、
転写紙9がシアンの画像ステーション8Cで転写された
ときの清掃部材4Cの位置と、転写紙9が搬送され、マ
ゼンタの画像ステーション8Bで転写されるときの清掃
部材4Bの位置は、時間Tsの間に清掃部材4Bが変動
した距離Xだけズレてしまう。つまり、このズレ量Xが
理想転写位置とのズレとなるため、画像を重ね合わせた
ときの位置ズレを引き起こしてしまうのである。そこ
で、下流側の画像ステーションにおける駆動部材の位相
角を、上流側の画像ステーションの駆動部材の位相角よ
りαだけ遅らせた位置で配設して摺擦動作周期を調整し
ている。図1で説明すると、記録材搬送方向Dの下流側
に位置する画像ステーション8Bにおける駆動部材16
Bの位相角は、上流側に位置する画像ステーション8C
における駆動部材16Cの位相角より、αだけ遅らせた
位置で配設されている。駆動部材16が時間Tsの間に
回転する角度は2πTs/ Tc(rad)あるので、α
=2πTs/ Tcとなるように配設することで、シア
ンを転写するときの清掃部材4Cの軸線方向位置と、マ
ゼンタを転写するときの清掃部材4Bの位置がちょうど
シアンのときと同位置となるため、図7に示すようにズ
レ量δの理想転写位置での相対的なズレを一致させるこ
とができる。つまり、清掃部材16B,16Cの摺擦動
作周期が調整されることで、ズレのない良好なカラー画
像を得ることができる。また、各画像ステーションを交
換する際に、各清掃部材の位置を調整する必要がなくな
るので、ユーザメンテナンス性にも優れる。
【0036】上述した移動手段40(B),40(C)にお
いては、それぞれ個別の駆動モータを用いて各駆動部材
を同時期に回転駆動するようにしているが、1つの駆動
モータで駆動部材を同時に回転駆動するように構成して
もよい。また、画像ステーション8Bにおける駆動部材
16Bの位相角を、画像ステーション8Cにおける駆動
部材16Cの位相角よりαだけ遅らせた位置で配設した
が、駆動部材を個別の駆動モータでそれぞれ駆動する場
合には、α=2πTs/ Tcとなるように各駆動モー
タの駆動タイミングを制御して、下流側に位置する駆動
部材を上流側に位置する駆動部材の位相角よりαだけ遅
れて回転させるようにしても良い。
【0037】上述の形態では、駆動部材16Bと駆動部
材16Cを用いて本発明の特徴的な部分を説明したが、
本発明が適用されるのは両者に限定されるものではな
い。図1に示す駆動部材16Aと駆動部材16Bの位置
関係においては、記録材搬送方向Dの下流側に配置され
る駆動部材16Aの位相角を、記録材搬送方向Dの上流
側に配置される駆動部材16Bの位相角よりαだけ遅ら
せた位置で配設したり、αだけ遅れたタイミングで駆動
モータを駆動するようにする。駆動部材16Cと駆動部
材16Dの位置関係においては、記録材搬送方向Dの下
流側に配置される駆動部材16Cの位相角を、記録材搬
送方向Dの上流側に配置される駆動部材16Dの位相角
よりαだけ遅らせた位置で配設したり、αだけ遅れたタ
イミングで駆動モータを駆動するようにすればよい。
【0038】上述の形態は、清掃部材4A〜4Dが軸線
方向Eに移動する構成に適用したものであるが、清掃部
材4A〜4Dは軸線方向Eに往復移動して摺擦動作せ
ず、付勢バネで各帯電ローラに対して圧接する構成と
し、帯電ローラ3A〜3Dを各移動手段により軸線方向
Eに往復移動して摺擦動作するように構成したカラー画
像画像形成装置に適用しても無論構わない。
【0039】帯電装置の接触帯電部材としては、帯電ロ
ーラに限定されるものではなく、感光体1A〜1Dの外
周面1Aa〜1Daに対して摺接可能に設けられ、各感
光体を帯電させる周知の帯電ベルトであってもよい。
【0040】上述の形態では、記録材搬送路25に沿っ
て複数の画像ステーションが配列されていて、これら画
像ステーションで作成されたカラー画像を記録材搬送路
25に沿って送られる記録材に順次重ね転写してカラー
画像を得るカラー画像形成方法、カラー画像形成装置に
係るものであり、記録材搬送路25を送られる記録材は
記録紙、つまり転写紙9であった。
【0041】これに対し図8に示すカラー画像形成装置
は、記録材搬送路25Aを送られる記録材を中間転写ベ
ルトとしたカラー画像形成方法、カラー画像形成装置に
関するものであり、このような中間転写ベルト方式のカ
ラー画像形成装置についても同じように適用可能であ
る。
【0042】以下、図8を用いて中間転写ベルト方式の
カラー画像形成装置の概略構成を説明する。図8におい
て、ローラ58,59で支持された中間転写ベルト60
の鉛直方向のベルト張設部からなる記録材搬送路25A
に沿って、図1で説明したのと同様の構成からなる4つ
の画像ステーション8D,8C,8B,8Aが配置され
ている。この中間転写ベルト60の内側には、これら各
画像ステーションにおける感光体1D〜1Aと対向して
転写バイアスを与える転写器としてバイアスコロ61が
それぞれ設けられている。
【0043】本形態では、中間転写ベルト60に各画像
ステーションからカラートナー像を順次重ね合わせ転写
してフルカラートナー像を得た後、このフルカラートナ
ー像を転写バイアスを印加する転写器としてのバイアス
コロ63の部位で転写ベルト62に一括転写する。さら
に、こうして転写ベルト62上に転写されたフルカラー
トナー像をトレイ420からレジストローラ410を経
て破線で示す記録材搬送路25Bを送られる転写紙9に
転写バイアスを印加された転写器としてのバイアスコロ
64の部位で転写紙9に一括転写する。フルカラートナ
ー像が転写された転写紙9は、記録材搬送路25Bの下
流側に配置された定着装置120で定着された後、排紙
トレイ130上に排出される。転写後の中間転写ベルト
60や転写ベルト62は、それぞれクリーニング装置6
5,66によりクリーニングされる。
【0044】このようなカラー画像形成装置において
も、図8に記録材搬送路25Aに沿って送られる中間転
写ベルト60の鉛直方向の張設部分に沿って配列された
複数の画像ステーション8D〜8Aについて、清掃部材
4D〜4Aを帯電ローラの軸線方向E(図1、図5参照)
へ揺動動作させることに伴って各感光体が軸線方向Eに
揺動し、色ズレを生ずるという問題があるが、これらの
画像ステーションについて、前記した移動手段40を適
用することにより、フルカラー画像の色ズレを解消する
ことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、記録材搬送方向の下流
側に位置する画像ステーションの清掃部材または接触帯
電部材の摺擦動作周期が、記録材搬送方向の上流側に位
置する画像ステーションの清掃部材または接触帯電部材
の摺擦動作周期よりも、記録材搬送方向に搬送される記
録材が画像ステーション間距離を移動する時間分だけ遅
れた位相をもって行われるように構成したので、具体的
には、記録材搬送方向の下流側の画像ステーションにか
かる移動手段の駆動部材が、記録材搬送方向の上流側の
画像ステーションにかかる移動手段の駆動部材の位相角
より、画像ステーション間距離を転写紙が搬送される時
間の間に回転する角度だけ遅れるようになっているの
で、上流側画像ステーションで転写するときの清掃部材
や接触帯電部材の軸線方向位置と、時間経過後、下流側
画像ステーションで転写するときの清掃部材や接触帯電
部材の位置を一致させることができるので、清掃部材や
接触帯電部材の往復運動によって引き起こされる転写位
置での相対的な画像ズレが無くなり、良好な画像を得る
ことができる。また、移動手段をカラー画像形成装置の
装置本体側に設けることによって、各画像ステーション
を、新たに設計したり製造しなくて済むので、既存のも
のを利用でき、部品の共通化や装置全体のコスト低減を
図れると共に、画像ステーション交換時における清掃部
材の位置を調整する必要がないので、ユーザメンテナン
ス性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部である移動手段と清掃部材近傍の
構成を示す斜視図である。
【図2】本発明が適用されたタンデム方式のカラー画像
形成装置の一形態を示す概略図である。
【図3】記録材搬送方向の上流側に位置する駆動部材の
構成を示す拡大斜視図である。
【図4】記録材搬送方向の下流側に位置する駆動部材の
構成を示す拡大斜視図である。
【図5】駆動部材の配設角度を全て同一にした構成を示
す斜視図である。
【図6】図5に示す構成における転写材上の理想転写位
置からのズレ量δの時間変化を示した図である。
【図7】図2に示す構成における転写紙上の理想転写位
置からのズレ量δの時間変化を示した図である。
【図8】本発明が適用されたタンデム方式のカラー画像
形成装置の別な形態を示す概略図である
【符号の説明】
1A〜1D 像担持体 3A〜3D 接触帯電部材(帯電用回転体) 4A〜4D 清掃部材 8A〜8D 画像ステーション 9、60 転写材 16A〜16D 駆動部材 20A〜20D カム面 40 移動手段 D 記録材搬送方向 E 軸線方向 H 画像ステーション間距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する像担持体と、この像担持体に圧接
    して帯電させる接触帯電部材と、この接触帯電部材と圧
    接可能に設けられ同接触帯電部材の回転に伴ってその周
    面に摺擦される清掃部材とを有する画像ステーション
    を、記録材搬送方向に複数配置して、各画像ステーショ
    ンでカラー画像を形成して記録材に順次重ね転写すると
    共に、上記接触帯電部材または上記各清掃部材を上記接
    触帯電部材の回転中にその軸線方向に往復移動させて摺
    擦動作し、上記接触帯電部材を清掃するカラー画像形成
    方法であって、 記録材搬送方向の下流側に位置する画像ステーションの
    清掃部材または接触帯電部材の摺擦動作周期が、記録材
    搬送方向の上流側に位置する画像ステーションの清掃部
    材または接触帯電部材の摺擦動作周期よりも、記録材搬
    送方向に搬送される記録材が画像ステーション間距離を
    移動する時間分だけ遅れた位相をもって行われることを
    特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】回転する像担持体と、この像担持体に圧接
    して帯電させる接触帯電部材と、この接触帯電部材と圧
    接可能に設けられ同接触帯電部材の回転に伴ってその周
    面に摺擦される清掃部材とを有し、記録材搬送方向に配
    置された複数の画像ステーションと、上記接触帯電部材
    または上記各清掃部材を上記接触帯電部材の回転中にそ
    の軸線方向に往復移動して摺擦動作させる移動手段とを
    有するカラー画像形成装置であって、 記録材搬送方向の下流側に位置する画像ステーションの
    清掃部材または接触帯電部材の摺擦動作周期が、記録材
    搬送方向の上流側に位置する画像ステーションの清掃部
    材または接触帯電部材の摺擦動作周期よりも、記録材搬
    送方向に搬送される記録材が画像ステーション間距離を
    移動する時間分だけ遅れた位相をもって行われるように
    上記移動手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカラー画像形成装置におい
    て、 上記移動手段は、各画像ステーションと個別に設けら
    れ、上記各清掃部材の軸線方向または上記各接触帯電部
    材の軸線方向に配置され、上記各清掃部材または各接触
    帯電部材に摺擦動作を行わせるカム面を持った駆動部材
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のカラー画像形成装置におい
    て、 上記駆動部材のカム面が、記録材が画像ステーション間
    距離を移動する時間分だけ遅れた位相となるようにずら
    して配置されていることを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4記載のカラー画像形
    成装置において、 上記接触帯電部材は、帯電用回転体であることを特徴と
    するカラー画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212823A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US20120163866A1 (en) * 2010-12-24 2012-06-28 Kyocera Mita Corporation Image Forming Apparatus
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