JP2000314118A - 折り畳み式網かご構造体 - Google Patents

折り畳み式網かご構造体

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JP2000314118A
JP2000314118A JP11123822A JP12382299A JP2000314118A JP 2000314118 A JP2000314118 A JP 2000314118A JP 11123822 A JP11123822 A JP 11123822A JP 12382299 A JP12382299 A JP 12382299A JP 2000314118 A JP2000314118 A JP 2000314118A
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Koichi Hakozaki
浩一 箱崎
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TOA KOGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は折り畳み式網かご構造体に関し、特
に河川、海岸の護岸工事や道路の法面工事に最適に使用
され、不使用時には折り畳まれて多量の運搬および移動
が行え、大面積を要せずに保管ができ、また使用時には
展開されて効率良く敷設が行え、さらに製作、組立が容
易で隣接する部分の重なり合いの無駄がなく、構造を堅
牢にする。 【解決手段】 本発明は複数のかご素体1A,1B,1
C,1D…1Iを長手方向Xに連設して形成し、該かご
素体は側端が相互に連結され左右に配置される数個の側
網部2,2;2,2…、該側網部の前端または後端に両
端が枢動可能に連結される前網部3および後網部4と、
側網部相互の連結端に両端が枢動可能に連結される仕切
網5とから形成され、左右の側網部は使用時には展開可
能にかつ不使用時には折り畳み可能に設けられるという
手段を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折り畳み式網かご構
造体に関し、特に河川、海岸の護岸工事や道路の法面工
事に最適に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、河川、海岸等の護岸工事や道路の
法面工事には図9に示されるようなかごマットが使用さ
れている。このかごマットaは、底網bと、4枚の側網
cと、蓋網dとにより略箱型に形成される。各網は、四
辺を枠線eで囲まれ、各接続部を結合コイルfで接続し
て略箱型に形成される。また内部には必要に応じて補強
線gを入れ、強度を付与している。また底網b、側網
c、蓋網dは、図10に示すように連続した山形に形成
された列線hを綴り合わせることにより形成される。
【0003】このようにしてかごマットaは、工場で組
み立てられ、工事現場に運ばれる。そして、蓋網dを開
けた状態で石詰めを行い、蓋網dを閉めて結合コイルf
或いはクリップで蓋網dを側網cに固定する。工事現場
では、このようなかごマットaを多数隣接して配置し、
大きな平面を覆うことにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す上記従来のかごマットaは、工場にて略箱型に組み
立てられるが、組み立てには多くの時間がかかり、また
かごマットaが隣接する部分には、側網cが2枚重な
り、無駄が多い。しかも、敷設には工場にて組み立てた
後に施工現場まで運搬されるので、外容積が嵩張り、少
数個づつしか運搬することができなかった。またかごマ
ットaは、敷設時の移動も容易には行えず、施工性が悪
かった。さらには倉庫等に保管するのにも大面積を必要
としていた。本発明は上記従来のかごマットの不都合を
解決し、不使用時には折り畳まれることにより多量の運
搬および移動が容易に行えるとともに大面積を要するこ
となく倉庫等に保管ができ、また使用時には展開されて
効率良く敷設が行え、しかも製作、組立が容易で隣接す
る部分の重なり合いの無駄がなく、さらには構造が堅牢
な折り畳み式網かご構造体を提供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされその請求項1は、複数のかご素体を長手方向に連
設して形成され、該かご素体は側端が相互に連結され所
望の間隔をあけて左右に配置される数個の側網部と、該
側網部の長手方向の前端または後端に左右の両端が枢動
可能に連結される前網部および後網部と、長手方向の前
記側網部相互の連結端に両端が枢動可能に連結される仕
切網とから形成され、左右の前記側網部は使用時には展
開可能にかつ不使用時には折り畳み可能に設けられると
いう手段を採用した。
【0006】また本発明の請求項2は、請求項1におい
て左右の各側網部のうち一方と、前網部または後網部
と、各仕切網との何れかの下縁に一辺が枢動可能に枢着
される底網部を備えたことを特徴とするという手段を採
用した。
【0007】また本発明の請求項3は、請求項1におい
て長尺の底網体をクリップ、結合コイル、結束リング等
の連結具を用いて側網部、前網部、後網部の所望のもの
に結合することを特徴とするという手段を採用した。
【0008】また本発明の請求項4は、請求項1におい
て左右の各側網部のうち一方と、前網部または後網部
と、各仕切網との何れかの上縁に一辺が枢着される蓋網
体を備えたことを特徴とするという手段を採用した。
【0009】また本発明の請求項5は、請求項1におい
て長尺の蓋網体をクリップ、結合コイル、結束リング等
の連結具を用いて側網部、前網部、後網部、仕切網の所
望のものに結合することを特徴とするという手段を採用
した。
【0010】また本発明の請求項6は、請求項1におい
て左右の各側網部は枢支部を介して対向して中折れ可能
に形成されるという手段を採用した。
【0011】また本発明の請求項7は、請求項1におい
て左右の各側網部は枢支部を介して長手方向に交差する
外方向に拡開可能に形成されることを特徴とするという
手段を採用した。
【0012】また本発明の請求項8は、請求項1におい
て左右の側網部と、前網部と仕切網、または後網部と仕
切網、もしくは仕切網相互とにより囲まれる1ブロック
毎のかご素体が平面略正方形または平面略矩形に形成さ
れることを特徴とするという手段を採用した。
【0013】また本発明の請求項9は、請求項1におい
て左右の側網部と、前網部と仕切網、または後網部と仕
切網、もしくは仕切網相互とにより囲まれる1ブロック
毎のかご素体が平面略八角形に形成されることを特徴と
するという手段を採用した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図1ないし図4は本発明
の第1実施例を示し、1A,1B,1C,1D,1E…
1Iは長手方向Xに連設される複数のかご素体であり、
このかご素体1A,1B,1C,1D…1Iは側端2
a,2bが相互に連結され所望の間隔hをあけて左右に
配置される数個の側網部2,2;2,2…と、該側網部
2,2;2,2…の長手方向Xの前端または後端に左右
の両端が枢動可能に連結される前網部3および後網部4
と、長手方向Xの前記側網部2,2;2,2…相互の連
結端(側端2a,2b)に両端が枢動可能に連結される
仕切網5とから形成される。そして、1ブロック毎のか
ご素体1A,1B,1C,1D…1Iは、平面略正方形
または図示のように平面略矩形に形成される。
【0015】前記側網部2と、前網部3と、後網部4
と、仕切網5と、後記底網部7とは、図3に示すように
直線の金属線により形成される多数の網構成材6を縦横
に配列し、それらの交差個所を溶接した溶接金網Kによ
り形成される。そして、かご素体1A,1B,1C,1
D…1Iにおける左右の側網部2,2;2,2…の側端
2a,2b相互の連結は、図3に示すように一方の溶接
金網Kの横方向に配列した金属線により形成される多数
の網構成材6の一端を接続すべき他方の溶接金網Kの側
端2aに縦に配列された金属線により形成される網構成
材6に捲回部6aを介して複数回、捲回することにより
相互に枢動可能に連結される。またこの実施例では、1
枚の側網部2は、その長手方向Xの略中央に位置して縦
に配列される枢支部2cを介して中折れ可能に形成され
る。この枢支部2cは、溶接金網Kの略半分の面積の溶
接金網K1 ,K1 のうち一方の溶接金網K1 の横方向に
配列される金属線により形成される多数の網構成材6の
一端を接続すべき他方の溶接金網K1 の側端に縦に配列
された金属線により形成される網構成材6に複数回、捲
回することにより枢動可能に連結されて中折れ可能に1
枚の側網部2を形成している。
【0016】また左右の側網部2,2;2,2…の長手
方向Xの前端または後端と、前網部3および後網部4の
左右の両端と、左右の側網部2,2;2,2…の連結端
と仕切網5の左右の両端とは、一方の溶接金網Kの横方
向に配列される金属線により形成される多数の網構成材
6の一端を接続すべき他方の溶接金網Kの側端2a,2
bに縦に配列された金属線により形成される網構成材6
に複数回、捲回されることにより枢動可能に連結され
る。
【0017】7は左右の各側網部2,2;2,2…のう
ち一方と、前網部3または後網部4と、各仕切網5との
何れか、図1では一方の側網部2,2…の下縁に一辺が
枢動可能に枢着された底網部であり、この底網部7は不
使用時には1ブロック毎のかご素体1A,1B,1C,
1D…1I内に側網部2,2…に重合するように折り畳
まれるが、使用時には枢着個所を枢支点として1ブロッ
ク毎のかご素体1A,1B,1C,1D…1Iの下方の
開口部を被閉するようになっている。そして、一方の側
網部2,2…と底網部7とは、図4に示すように一方の
溶接金網Kの縦方向に配列し、金属線により形成される
多数の網構成材6の一端を接続すべき他方の溶接金網K
の上端に横に配列された金属線により形成される網構成
材6に複数回、捲回部6aを介して捲回することにより
底網部7は枢動可能に連結される。
【0018】図1において8は施工現場において各ブロ
ック毎のかご素体1A,1B,1C,1D…1I内に石
詰めを行った後に上方の開口部を被閉する長尺の蓋網体
であり、この蓋網体8は例えばクリップ、結合コイル
9、結束リング等の連結具を用いて側網部2、前網部
3、後網部4、仕切網5の所望のものに結合される。
【0019】本発明の折り畳み式かご構造体の第1実施
例は以上の構成からなり、不使用時には複数個が長手方
向Xに連設されたかご素体1A,1B,1C,1D…1
Iの各ブロック毎の左右の側網部2,2;2,2…は、
図1および図2に示すように側網部2,2;2,2…の
正面の略中央に位置して縦に設けられた枢支部2c,2
cを介して長手方向Xに交差する方向に対向して中折れ
し、折り畳まれている。また、かご構造体の長手方向X
の前端および後端に側網部2,2;2,2の側端2a,
2a;2b,2bに設けられた枢動部を介して前網部3
および後網部4と、各かご素体1A,1B,1C,1D
…1Iにおける長手方向Xの側網部2,2;2、2…相
互の連結端に両端が枢動可能に連結された複数個の仕切
網5とは、長手方向Xに相互に重合して折り畳まれてい
る。従って、かご構造体の外容積はコンパクトに形成さ
れる。この際、左右の各側網部2,2;2,2…のうち
一方と、前網部3または後網部4と、各仕切網5との何
れか、本実施例では前網部3と、後網部4と、各仕切網
5とに一辺が枢支されている底網部7…はそれぞれ前網
部3と、後網部4と、各仕切網5との内側に重合された
状態で折り畳まれている。このようにかご構造体は、外
容積がコンパクトに折り畳まれているので、工場から施
工現場に運搬したり、施工現場に到着後に荷降ろしした
り、所定個所まで移動したりするのに便利である。ま
た、かご構造体はコンパクトに折り畳まれているので、
大面積を必要とすることなく出荷前の倉庫での保管も便
利である。
【0020】そして、施工現場へ運搬してから、河川や
海岸の護岸工事や道路の法面工事に敷設する使用時に
は、前網部3に対して後網部4を近接した折り畳み状態
から長手方向Xに相互に離反する方向へ移動することに
より枢支部2cを介して溶接金網K1 ,K1 が中折れさ
れて折り畳まれている左右の側網部2,2;2,2…を
長手方向Xに略平行になるまで枢動して展開するととも
に前網部3と、後網部4と、各仕切網5とを側端部2
a,2bにおいて左右の側網部2,2;2,2…に対し
て略直角に拡開し、各ブロック素体1A,1B,1C,
1D…1Iを平面略矩形に展開する(図1参照)。その
後、前網部3と、後網部4と、側網部2との下縁部に一
辺が枢着され、前網部3、後網部4、仕切網5に重合さ
れている底網部7を展開して各ブロック素体1A,1
B,1C,1D…1Iの底面の開口を被閉し、かご構造
体を所定位置に設置する。そして、略箱形に展開された
各ブロック素体1A,1B,1C,1D…1I内に石を
詰め込む。その後、長尺の蓋網体8をかご構造体のブロ
ック素体1A,1B,1C,1D…1Iの上面に載置
し、クリップ、結合コイル9、結束リング等の連結具を
用いて側網部2、前網部3、後網部4、仕切網5の所望
のものに結合することによりブロック素体1A,1B,
1C,1D…1Iを被閉する。
【0021】また側網部2と、前網部3と、後網部4
と、仕切網5と、底網部7とは、直線の金属線により形
成される多数の網構成材6を縦横に配列し、しかも網構
成材6,6の相互の交差個所を溶接した溶接金網Kによ
り形成されるので、図10に示すように連続山形をなし
た金属線よりなる列線h,h相互を綴り合わした金網に
より形成される従来のかごマットとは異なり格子状の網
目が外力を受けたり、詰石の荷重が加わったり、土圧を
受ける等して強制的に拡開し、網かご構造体のブロック
素体1A,1B,1C,1D…1I内に詰め込んだ詰石
が外部に抜け出る不都合がない。こうして、構造堅牢な
かご構造体を形成することができる。
【0022】しかも、かご構造体の相互に隣接するかご
素体1A,1B,1C,1D…1Iは、左右の側網部
2,2;2,2…の連結端に両端が枢着された仕切網5
により仕切られているので、使用時に相互に隣接するか
ご素体1A,1B,1C,1D…1Iの網が相互に重な
り合うことがなく、無駄を省ける。
【0023】図5ないし図6は本発明の第2実施例であ
る。この実施例では、左右の側網部2,2;2,2…
が、2枚の溶接金網K1 ,K 1 を略中央において枢支部
5cを介して連結することによって使用時には展開可能
にかつ不使用時には中折れされる前記実施例とは異なり
それぞれ1枚の溶接金網Kにより形成され、長手方向X
の側端2a,2b相互が、一方の溶接金網Kの横方向に
配列される金属線により形成される多数の網構成材6の
一端を接続すべき他方の溶接金網Kの側端に縦に配列さ
れた金属線により形成される網構成材6に複数回、捲回
されることにより枢動可能に連結されている。そして、
左右の側網部2,2;2,2…を前網部3と、後網部4
と、各仕切網5とに対して図6に示すように長手方向X
に想像線に示す位置から実線に示す位置に平行移動する
ことにより使用時には展開し、不使用時には折り畳むよ
うにしたほかは、前記第1実施例と同様の構成であり、
同様の作用・効果がある。
【0024】また図7ないし図8は本発明の第3実施例
である。この実施例では、左右の側網部2,2;2,2
…が、2枚の溶接金網K1 , 1 を略中央において縦長
に設けた枢支部2cを介して枢動可能に連結される。そ
して、左右の側網部2,2;2,2…と、前網部3と仕
切網5、または後網部4と仕切網5、もしくは仕切網5
相互とにより囲まれる1ブロック毎のかご素体1A,1
B,1C,1D…1Iが、平面略八角形に形成される。
さらに長尺な底網体7Aをクリップ、結合コイル9、結
束リング等の連結具を用いて側網部2,2;2,2…、
前網部3、後網部4、仕切網5の所望のものに結合する
ようにした。そして、1ブロック毎の左右の側網部2,
2;2,2…の2枚の溶接金網K1,K1 を使用時には
長手方向Xに交差する外方向に拡開して展開し、不使用
時には長手方向Xに対向する方向に縮小して折り畳むよ
うにしたほかは、前記第1実施例と同様の構成であり、
同様の作用・効果がある。
【0025】なお上記説明では、使用時にはかご構造体
のかご素体1A,1B,1C,1D…1Iに石詰め後に
長尺の蓋網体8をかご素体1A,1B,1C,1D…1
Iの上面に設けた開口部を被閉してクリップ、結合コイ
ル9、結束リング等の連結具を用いて側網部2、前網部
3、後網部4、仕切網5の所望のものに結合している
が、長尺の蓋網体8を使用するのに代えて左右の側網部
2,2;2,2…のうち一方と、前網部3と、後網部4
と、仕切網5との何れかの上縁にかご素体1A,1B,
1C,1D…1Iの展開時の平面形状に合致する形状の
蓋網体8を枢着することによりかご素体1A,1B,1
C,1D…1Iの上方に設けられる開口部を被閉するよ
うにしてもよい。
【0026】また、上記各実施例では、9個のかご素体
1A,1B,1C,1D…1Iを長手方向Xに連設する
ことにより、使用時には展開し、不使用時には折り畳む
ようにして網かご構造体を形成するようにしているが、
これに限ることなくその設置個数の増減変更は自由に行
える。そして、かご素体の連接個数を適当に選定するこ
とにより河川、海岸の護岸工事や法面工事において敷設
場所を直線部分に限ることなく、曲線部分に対応して工
事を迅速かつ確実に行うことができる。また、かご素体
1A,1B,1C…の上方または下方の開口部を被閉す
る蓋網体8と底網体7Aを長尺のものを使用すれば、使
用時における展開状態を工事現場の状況に対応して完全
に行わずに中途状態に展開することにより、左右の側網
部2,2;2,2…の間の幅hが狭い状態に調整して蓋
網体8と底網体7Aとを側網部2,2;2,2…等に組
付けて敷設することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数のかご素体
を長手方向に連設して形成され、該かご素体は側端が相
互に連結され所望の間隔をあけて左右に配置される数個
の側網部と、該側網部の長手方向の前端または後端に左
右の両端が枢動可能に連結される前網部および後網部
と、長手方向の前記側網部相互の連結端に両端が枢動可
能に連結される仕切網とから形成され、左右の前記側網
部は使用時には展開可能にかつ不使用時には折り畳み可
能に設けられるので、不使用時にはかご素体を折り畳ん
で外容積をコンパクトにすることにより多量の運搬およ
び移動が容易に行えるとともに大面積を要することなく
倉庫等に多量に保管することができ、また使用時には迅
速かつ確実に展開されて効率良く敷設が行える。しか
も、本発明品は、製作、組立が容易で隣接する部分の重
なり合いが無く、無駄がない。さらには、網かご構造体
は、溶接金網により形成されるので、網目が外力を受け
たり、詰石の荷重がかかる等して拡大することなく構造
堅牢になる。また本発明は、左右の各側網部のうち一方
と、前網部または後網部と、各仕切網との何れかの下縁
に一辺が枢着される蓋網体を備えたので、網かご構造体
を使用時において展開するのと、不使用時において折り
畳みが迅速かつ確実に行え敷設は効率的に行え、施工性
は良い。また本発明は、長尺の底網体をクリップ、結合
コイル、結束リング等の連結具を用いて側網部、前網
部、後網部、仕切網の所望のものに結合するので、敷設
時において取付けが迅速かつ確実に行え施工性が良くな
る。また本発明は、左右の各側網部のうち一方と、前網
部または後網部と、各仕切網との何れかの上縁に一辺が
枢着される蓋網体を備えるので、網かご構造体を使用時
において展開するのと、不使用時において折り畳みが迅
速かつ確実に行え敷設は効率的に行え、施工性は良くな
る。また本発明は、長尺の蓋網体をクリップ、結合コイ
ル、結束リング等の連結具を用いて側網部、前網部、後
網部、仕切網の所望のものに結合するので、敷設時にお
いて取付けが迅速かつ確実に行え施工性は良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み式網かご構造体の第1実施例
を示し、展開時の分解斜視図である。
【図2】同じく折り畳み時の斜視図である。
【図3】本発明の側網部と、前網部と、後網部と、底網
部とを形成する溶接金網相互の連結状態を示す拡大正面
図である。
【図4】同じく側網部と底網部との連結状態を示す拡大
正面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す展開時の分解斜視図
である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図8】同じく折り畳み時の斜視図である。
【図9】従来のかごマットを示す斜視図である。
【図10】同じくかごマットの底網、側網、蓋網を形成
するための列線相互の綴設状態を示す拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
1A かご素体 1B かご素体 1C かご素体 1D かご素体 1E かご素体 1F かご素体 1G かご素体 1H かご素体 1I かご素体 2 側網部 2a 側端 2b 側端 2c 枢支部 3 前網部 4 後網部 5 仕切網 6 網構成材 7 底網部 7A 底網体 8 蓋網体 K 溶接金網 K1 溶接金網

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のかご素体を長手方向に連設して形
    成され、該かご素体は側端が相互に連結され所望の間隔
    をあけて左右に配置される数個の側網部と、該側網部の
    長手方向の前端または後端に左右の両端が枢動可能に連
    結される前網部および後網部と、長手方向の前記側網部
    相互の連結端に両端が枢動可能に連結される仕切網とか
    ら形成され、左右の前記側網部は使用時には展開可能に
    かつ不使用時には折り畳み可能に設けられることを特徴
    とする折り畳み式網かご構造体。
  2. 【請求項2】 左右の各側網部のうち一方と、前網部ま
    たは後網部と、各仕切網との何れかの下縁に一辺が枢動
    可能に枢着される底網部を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の折り畳み式網かご構造体。
  3. 【請求項3】 長尺の底網体をクリップ、結合コイル、
    結束リング等の連結具を用いて側網部、前網部、後網
    部、仕切網の所望のものに結合することを特徴とした請
    求項1に記載の折り畳み式網かご構造体。
  4. 【請求項4】 左右の各側網部のうち一方と、前網部ま
    たは後網部と、各仕切網との何れかの上縁に一辺が枢着
    される蓋網体を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の折り畳み式網かご構造体。
  5. 【請求項5】 長尺の蓋網体をクリップ、結合コイル、
    結束リング等の連結具を用いて側網部、前網部、後網
    部、仕切網の所望のものに結合することを特徴とした請
    求項1に記載の折り畳み式網かご構造体。
  6. 【請求項6】 左右の各側網部は枢支部を介して対向し
    てに中折れ可能に形成されることを特徴とした請求項1
    に記載の折り畳み式網かご構造体。
  7. 【請求項7】 左右の各側網部は枢支部を介して長手方
    向に交差する外方向に開拡可能に形成されることを特徴
    とした請求項1に記載の折り畳み式網かご構造体。
  8. 【請求項8】 左右の側網部と、前網部と仕切網、また
    は後網部と仕切網、もしくは仕切網相互とにより囲まれ
    る1ブロック毎のかご素体が平面略正方形または平面略
    矩形に形成されることを特徴とする請求項1に記載の折
    り畳み式網かご構造体。
  9. 【請求項9】 左右の側網部と、前網部と仕切網、また
    は後網部と仕切網、もしくは仕切網相互とにより囲まれ
    る1ブロック毎のかご素体が平面略八角形に形成される
    ことを特徴とした請求項1に記載の折り畳み式網かご構
    造体。
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