JP2000313038A - 射出成形装置及び射出成形方法 - Google Patents

射出成形装置及び射出成形方法

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JP2000313038A
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screw
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Yoichiro Tanuma
陽一郎 田沼
Tatsuhiko Sawamura
立彦 沢村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2083/00Use of polymers having silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only, in the main chain, as moulding material
    • B29K2083/005LSR, i.e. liquid silicone rubbers, or derivatives thereof

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の品質低下をきたすことのない縦型の射
出成形装置や射出成形方法を提供する。 【解決手段】 油圧モータ5のオイル排出側と油圧シリ
ンダ4内のピストン41の下側の部屋4Bとの間を配管
53で接続し、油圧モータ5に駆動力を与えた後のオイ
ルの与圧を利用して油圧シリンダ4内のピストン41に
上向きの力を供給し、吐出1回分のシリコーン樹脂の体
積を計量室81内で計量する際に、スクリュー8にピス
トン41、油圧モータ5の軸51、スクリュー8の自重
など、垂直方向下向きにかかる荷重を前記上向きの力で
相殺せしめ、計量時に計量室内のシリコーン樹脂が加圧
されないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形装置に係
り、更に詳細には、材料を鉛直方向下向きに吐出する、
いわゆる縦型の射出成形装置及びその射出成形方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱硬化性液状シリコーン樹脂を
用いて射出成形を行う場合には、熱可塑性樹脂などシリ
コーン樹脂以外の、より一般的な樹脂用の射出成形装置
をそのまま使用する場合が多い。図2に代表的な縦型射
出成形装置100の概略構成を示した。
【0003】この射出成形装置100では、台座101
上に略鉛直方向に平行に伸びた二本の支柱102,10
3が配設されており、これらの支柱102,103に跨
ってシリンダホルダ104が配設され、更にこのシリン
ダホルダ104の上側にスクリュー110を回転するた
めの油圧モータ120が配設されている。シリンダホル
ダ104にはシリコーン樹脂を収容して混合後射出する
吐出シリンダ130が取り付けられる。吐出シリンダ1
30内にはスクリュー110が収容されており、この吐
出シリンダ130内でスクリュー110が回転すること
によりA液及びB液からなる液状シリコーン樹脂を主成
分とするシリコーン樹脂を混合し、このスクリュー11
0が略鉛直方向下向きに移動することにより吐出シリン
ダ130の先端に配設されたノズル134から混合され
た組成物が金型(図示省略)に向けて吐出される。
【0004】この射出成形装置100では、支柱10
2,103の最上部に油圧シリンダ140が配設されて
いる。油圧シリンダ140は昇降可能なピストン141
を内蔵しており、外部に設けた油圧ポンプPから供給さ
れる油圧によりピストン141が上下してその下の油圧
モータ120及びスクリュー110を昇降させる。油圧
シリンダ140の下側に位置する油圧モータ120は油
圧ポンプPから供給される油圧により回転駆動力を発生
し、油圧モータ120の軸121に取り付けられたスク
リュー110を略鉛直な軸の回りに回転させる。
【0005】この射出成形装置100で射出を行うに
は、まず原料供給ポンプ150を作動させて液状樹脂A
及び液状樹脂Bを吐出シリンダ130の根元に設けた投
入口131から投入する。それと同時に油圧モータ12
0を作動させてスクリュー110を回転させる。吐出シ
リンダ130内に投入されたシリコーン樹脂はスクリュ
ー110の回転により混合されながら鉛直方向下向きに
搬送され、やがて吐出シリンダ130の内側先端とスク
リュー110先端との間に形成される計量室133に溜
められる。更にシリコーン樹脂の投入とスクリュー11
0の回転とを続行すると計量室133に溜まるシリコー
ン樹脂の体積が増大し、スクリュー110を図中上方に
押し上げる。この押上げ量が一定値に達するとセンサS
が作動して計量室133内に所定体積の材料が溜まった
ことが認識され、次に油圧シリンダ140を作動させて
スクリュー110を下向きに押圧し、ノズル134から
材料を吐出する。即ち、この射出成形装置100では、
計量室133内へ供給されたシリコーン樹脂量即ち、吐
出1回分のシリコーン樹脂量の計量はスクリュー110
の後退量を介して行われる。この吐出1回分のシリコー
ン樹脂量が変動すると吐出後硬化して得られる成形品の
品質にバラツキが生じ、製品の品質低下を招くのでこの
計量は正確に行わなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示し
た射出成形装置100では、スクリュー110の上に油
圧モータ120と油圧シリンダ140のピストン141
が真上に配設されているので、装置運転時にはスクリュ
ー110には下向きに相当大きな重量がかかる。そのた
め原料供給ポンプ150で原料を供給する際にかける圧
力を大きくしてこれらの重量以上にしなければ計量室1
33に材料を送り込めない。また、吐出シリンダ130
内および計量室133中のシリコーン樹脂の圧力は高圧
となる。このような高圧下において計量室133に溜め
られる吐出1回分のシリコーン樹脂が一定の体積に保た
れるためには、材料自体に圧力による体積の変動がゼロ
かそれに等しい性質があることが前提となる。その点、
射出成形装置100は熱可塑性樹脂用に設計されたもの
であり、これらの熱可塑性樹脂は圧力による体積変化が
ほとんどないため、実用上問題はなかった。
【0007】しかるに、この射出成形装置100をシリ
コーン樹脂の成形に使用する場合には問題が生じる。そ
れはシリコーン樹脂は圧力により体積が変動する性質が
あるためであり、例えば100kgの圧力が作用すると
圧力ゼロのときの体積に対して約3%も収縮する例があ
る。
【0008】そのため、図2に示したような射出成形装
置100をシリコーン樹脂の成形にそのまま使用した場
合、成形の際の射出量が安定せず、成形品の品質が低下
するという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するため
に成されたものである。即ち、本発明は成形品の品質低
下をきたすことのない縦型の射出成形装置や射出成形方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形装置
は、略鉛直な回転軸を有するスクリューを回転可能かつ
昇降可能に収容する吐出シリンダと、前記スクリューを
回転させる油圧モータと、前記スクリューを昇降させる
油圧シリンダと、前記油圧モータに駆動用の油圧を供給
する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから供給される油圧
を用いて前記スクリューに作用する下向きの荷重を軽減
させる荷重軽減手段と、を具備する。
【0011】上記射出成形装置において、前記荷重軽減
手段としては、前記油圧モータのオイル排出側と、前記
油圧シリンダのピストンの下側の部屋とを接続する配管
が挙げられる。この荷重軽減手段としての配管は、前記
油圧シリンダのピストンの下側の部屋と油圧ポンプとを
直接接続する配管であっても良い。
【0012】また、前記荷重軽減手段としての配管は、
圧力調節弁と、逆流防止弁とを具備していても良い。
【0013】更に、前記吐出シリンダ内で混合され,射
出される材料としては液状シリコーン樹脂組成物が挙げ
られる。
【0014】また、上記装置を用いる射出成形方法とし
ては、略鉛直な回転軸を有するスクリューを回転可能か
つ昇降可能に収容する吐出シリンダと、前記スクリュー
を回転させる油圧モータと、前記スクリューを昇降させ
る油圧シリンダと、前記油圧モータに駆動用の油圧を供
給する油圧ポンプと、を具備する射出成形装置を用いて
射出成形する方法において、前記油圧ポンプから供給さ
れる油圧を前記油圧シリンダのピストンの下側の部屋に
供給することにより、前記スクリューに作用する下向き
の荷重を軽減させる事を特徴とする。
【0015】本発明の射出成形装置や方法では、油圧モ
ータを駆動した後のオイルの排圧を利用して油圧シリン
ダにピストンを押し上げる向きの力を与えているので、
スクリューにかかる下向きの荷重を低減させることがで
き、それにより材料の計量を正確に行うことができる。
その結果、一回の吐出で吐出されるシリコーン樹脂の量
が均一になり、成形品の品質が安定する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態に係る射
出成形装置について説明する。図1は本実施形態に係る
射出成形装置10の概略構成を示した図である。
【0017】この図1に示したように、本実施形態に係
る射出成形装置10では、台座1上に略鉛直方向に平行
に伸びた二本の支柱2,3が配設されており、これら支
柱2,3に跨って、油圧シリンダ4、油圧モータ5、及
びシリンダホルダ6がこの順序で上から順に配設されて
いる。
【0018】シリンダホルダ6にはシリコーン樹脂を収
容して混合後射出する吐出シリンダ7が取り付けられて
いる。吐出シリンダ7の上方にはシリコーン樹脂を投入
するための投入口72が配設されており、この投入口7
2には原料を供給するための配管9が接続されている。
配管9の途中には開閉弁91が配設されており、配管7
2の他端側は配管73及び配管74の二股に分かれ、配
管73,74の先には原料供給ポンプ11,12にそれ
ぞれ接続されている。原料供給ポンプ11,12内には
それぞれ、例えば、液状シリコーン樹脂の主剤A及びB
が収容され、駆動装置13によりピストン11a,12
aが押圧されると、主剤Aと主剤Bとが一定の割合で押
し出され、配管73,74,及び配管72を通って吐出
シリンダ7内に投入される。
【0019】吐出シリンダ7内にはスクリュー8が収容
されており、この吐出シリンダ7内でスクリュー8が回
転することにより主剤A及び主剤Bからなる液状シリコ
ーン樹脂を主成分とするシリコーン樹脂を混合し、吐出
シリンダ7内を下向きに送る。 この射出成形装置で
は、支柱2,3の最上部に油圧シリンダ4が配設されて
いる。
【0020】油圧シリンダ4は昇降可能なピストン41
を内蔵しており、外部に設けた油圧ポンプPから供給さ
れる油圧によりピストン41が上下してその下の油圧モ
ータ5及びスクリュー8を昇降させる。
【0021】即ち、油圧シリンダ4の上部にはオイル導
入用の配管43とオイル排出用の配管44とが接続され
ており、油圧シリンダ4内のピストン41より上側の部
屋4A内にオイルを出し入れできるようになっている。
配管43は油圧ポンプPと接続されており油圧ポンプP
で加圧されたオイルが部屋4A内に流入する。配管44
はオイル排出用のタンク46側に導かれており、図示し
ない循環機構により循環され、再使用に供される。
【0022】本実施形態の射出成形装置では、油圧シリ
ンダ4の下部にも配管53、配管54が接続され、油圧
シリンダ4内のピストン41より下側の部屋4Bにオイ
ルを出し入れしてピストン41に油圧を作用させるよう
になっている。即ち、配管53は後述する油圧モータ5
のオイル排出側に接続されており、油圧モータ5を駆動
させた後のオイルが排圧で前記下側の部屋4B内に供給
され、配管54は下側の部屋4Bからオイルを排出させ
る。配管54には開閉弁58が配設されておりこの開閉
弁58を開閉することにより油圧を制御する。
【0023】油圧シリンダ4の下側に位置する油圧モー
タ5は油圧ポンプPから供給される油圧により回転運動
を与え、油圧モータ5の軸51に取り付けられたスクリ
ュー8を略鉛直な軸の回りに回転させる。即ち、油圧モ
ータ5には配管52と配管53とが接続され、配管52
は油圧ポンプPと接続されて油圧ポンプで加圧されたオ
イルを油圧モータ5内に導入する。油圧モータ5内には
油圧を利用して回転駆動力を生じさせる機構(図示省
略)により回転軸51を回転させる機構が配設されてお
り、配管52から供給されたオイルは当該機構により回
転軸51の回転に供される。
【0024】一方、配管53は油圧モータ5のオイル排
出側に接続されており、油圧モータ5内で回転駆動力を
発生させるのに用いられた後のオイルを排出し、上記し
たように油圧シリンダ4へオイルを供給する。
【0025】配管53の途中には逆流防止弁55、圧力
調節弁56及び圧力ゲージ57が配設されている。
【0026】逆流防止弁55はオイルが油圧シリンダ4
側から油圧モータ5側へ逆流するのを防止するための弁
であり、圧力調節弁56は油圧シリンダ4のピストン4
1の下側の部屋4Bにかかる油圧を調節するための弁で
あり、その上の圧力ゲージ57の圧力値を見ながら適切
な圧力に調節する。
【0027】ここで下側の部屋4Bにかかる油圧の値
は、ピストン41からスクリュー8までの重さを足した
値、或いは、いわゆるシリコーン樹脂をピストン8の先
端側の計量室81で計量する際にスクリュー8の自重や
油圧モータ5の軸5、ピストン41の重量などの下向き
の荷重と相殺してこの下向きの荷重をゼロにできる油圧
である。
【0028】この油圧の値は設計事項であり、各部品の
重量から計算したり、或いは実際に測定して得た値を用
いる。配管53内の油圧がこの値になるように圧力ゲー
ジ57で確認しながら、圧力調節弁56を調節する。
【0029】更に、配管53には、ある一定値以上の油
圧がかかった場合に自動的にオイルの一部を逃がして圧
力を低下させる安全弁やバイパス流路(共に図示せず)
が更に配設されていても良い。
【0030】次に、本実施形態の射出成形装置を用いて
シリコーン樹脂の射出成形を行う場合の操作について説
明する。
【0031】原料供給ポンプ11,12内に液状シリコ
ーン樹脂の主剤Aと主剤Bとをそれぞれ充填した状態で
射出成形装置10を起動すると、駆動装置13が作動開
始してピストン11a及び12aを押圧し、主剤A及び
Bが配管73,74及び9を経由して流れ、投入口72
からシリコーン樹脂として吐出シリンダ7内に投入され
る。
【0032】一方、装置の起動と同時に弁59を開き、
油圧ポンプPを作動開始させて油圧モータ5を回転させ
る。油圧モータ5の回転によりスクリュー8が回転する
と、原料ポンプ11,12から圧送され投入口72から
投入されたシリコーン樹脂はスクリュー8の羽根の回転
により吐出シリンダ7内を下向きに搬送され、最終的に
は吐出シリンダ7内部の先端とスクリュー8の先端との
間の計量室81に溜められる。
【0033】一方、油圧モータ5を回転させるのに用い
られたオイルは配管53を通り、油圧シリンダ4内のピ
ストン41の下側の部屋4Bに供給される。このとき、
弁58及び弁46を閉じた状態にし、弁45を開いてお
くと、オイルは部屋4B内に流入し、出口が閉じられて
いるので、ピストン41には上向きの力が作用する。一
方、弁46は閉じられているので部屋4A内には油圧ポ
ンプPからのオイルの供給はなく、弁45が開いている
ので部屋4A内のオイルは配管44内に流出できる。そ
のため、部屋4B内にオイルが供給されると、ピストン
41は上昇し、その下側に取り付けられた油圧モータ5
の軸51や更にその下に配設されたスクリュー8を持ち
上げる方向の力が与えられる。このとき、配管53にか
かる油圧は予め適切な値に調節されており、ピストン4
1に作用する上向きの力がスクリュー8とこのスクリュ
ー8にかかる荷重とを加えた強さになるように調節され
ている。そのため、油圧モータ5が作動している間、ス
クリュー8にかかる下向きの力はピストン41に与えら
れる上向きの力と相殺され、ほぼゼロになる。
【0034】この状態で油圧モータ5の回転とシリコー
ン樹脂の投入とを続行すると、計量室81内に溜められ
るシリコーン樹脂量は時間の経過と共に増大し、計量室
81に溜められるシリコーン樹脂の体積は増大する。こ
の体積増加はスクリュー8を押し上げる力となり、スク
リュー8が上昇する。このスクリュー8の上昇に伴って
油圧モータ5も上昇し、この油圧モータ5の上昇量が一
定値になるとセンサSが作動し、油圧モータ5が所定量
上昇し、計量室81内に所定体積のシリコーン樹脂、具
体的には吐出一回分の体積のシリコーン樹脂が溜められ
たことが制御装置(図示省略)に認識される。
【0035】センサSが作動すると弁59、91、45
を閉じて油圧モータ5の回転とシリコーン樹脂の投入を
停止し、弁46、58を開く。するとスクリュー8の回
転が停止するとともに油圧シリンダ4の上側の部屋4A
内に油圧ポンプPからのオイルが流入する。上側の部屋
4Aにはオイルが流入し、下側の部屋4Bからはオイル
が配管54へ流出する一方なので、ピストン41には下
向きの力が作用し、油圧モータ5の軸51を介してスク
リュー8に下向きの力が作用する。この時点で吐出シリ
ンダ7の先のノズル71先端を開放すると、ノズル71
の下側に配設された金型(図示省略)に向けて計量室8
1内に溜められたシリコーン樹脂が吐出される。
【0036】以上説明したように、本実施形態の射出成
形装置では、油圧モータ5から排出されたオイルを油圧
シリンダ4内のピストン41の下側の部屋4Bに送り、
このオイルの油圧を利用して油圧モータ5回点時、即
ち、計量室81内にシリコーン樹脂を供給して吐出1回
分のシリコーン樹脂量を計量する間、スクリュー8に対
して上向きの力を作用させてこのスクリュー8にかかる
下向きの荷重をゼロにする。そのため、計量時には計量
室81内のシリコーン樹脂を圧縮する力が働かないた
め、加圧によるシリコーン樹脂の収縮が起こらず、高精
度の計量が可能となる。
【0037】また、この射出成形装置では、油圧モータ
5オイル排出側と油圧シリンダ4内のピストン41の下
側の部屋4Bとを配管53で接続したり、配管54や弁
58を追加する程度の軽微な改造をするだけの比較的簡
単な構造であるため、大幅な製造コストの上昇や保守管
理の煩雑さを招くこともない。
【0038】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、上記実施形態では、油圧モータのオイル排
出側と油圧シリンダのピストンより下側の部屋とを配管
で接続する構成としたが、油圧ポンプと油圧シリンダの
ピストンより下側の部屋とを直接接続しても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明の射出成形装置や方法によれば、
油圧モータの排圧を利用して油圧シリンダにピストンを
押し上げる向きの力を与えているので、スクリューにか
かる荷重を低減させることができ、それによりシリコー
ン樹脂の計量を正確に行うことができる。その結果、一
回の吐出で吐出されるシリコーン樹脂の量が均一にな
り、成形品の品質が安定するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形装置の概略構成を模式的
に示した垂直断面図である。
【図2】従来の射出成形装置の概略構成を模式的に示し
た垂直断面図である。
【符号の説明】
8……スクリュー、 7……吐出シリンダ、 5……油圧モータ、 4……油圧シリンダ、 P……油圧ポンプ、 41……ピストン、 4B……下側の部屋。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略鉛直な回転軸を有するスクリューを回
    転可能かつ昇降可能に収容する吐出シリンダと、 前記スクリューを回転させる油圧モータと、 前記スクリューを昇降させる油圧シリンダと、前記油圧
    モータに駆動用の油圧を供給する油圧ポンプと、前記油
    圧ポンプから供給される油圧を用いて前記スクリューに
    作用する下向きの荷重を軽減させる荷重軽減手段と、を
    具備することを特徴とする射出成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形装置であって、
    前記荷重軽減手段が、前記油圧モータのオイル排出側
    と、前記油圧シリンダのピストンの下側の部屋とを接続
    する配管であることを特徴とする射出成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の射出成形装置であって、
    前記配管が圧力調節弁と、逆流防止弁とを具備すること
    を特徴とする射出成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の射出成
    形装置であって、前記吐出シリンダ内で混合され,射出
    される材料が液状シリコーン樹脂組成物であることを特
    徴とする射出成形装置。
  5. 【請求項5】 略鉛直な回転軸を有するスクリューを回
    転可能かつ昇降可能に収容する吐出シリンダと、 前記スクリューを回転させる油圧モータと、 前記スクリューを昇降させる油圧シリンダと、前記油圧
    モータに駆動用の油圧を供給する油圧ポンプと、を具備
    する射出成形装置を用いて射出成形する方法において、
    前記油圧ポンプから供給される油圧を前記油圧シリンダ
    のピストンの下側の部屋に供給することにより、前記ス
    クリューに作用する下向きの荷重を軽減させる事を特徴
    とする射出成形方法。
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