JP2000312142A - インテリジェントパワースイッチ装置 - Google Patents

インテリジェントパワースイッチ装置

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JP2000312142A
JP2000312142A JP2000047689A JP2000047689A JP2000312142A JP 2000312142 A JP2000312142 A JP 2000312142A JP 2000047689 A JP2000047689 A JP 2000047689A JP 2000047689 A JP2000047689 A JP 2000047689A JP 2000312142 A JP2000312142 A JP 2000312142A
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semiconductor switch
power supply
type semiconductor
self
main fet
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JP2000047689A
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Hatsushi Akamine
初志 赤嶺
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インテリジェント・パワースイッチIPSの
過電流検出を行い、過電流が流出時MOS型FETを遮
断してIPSを保護する。 【解決手段】 電源4からの電力供給をスイッチングす
る電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAと、ス
イッチQAと同じ電圧特性を有するリファレンス用過熱
自己遮断型半導体スイッチQBとリファレンス抵抗Rr
1からなる直列回路で構成しスイッチQAに並列に接続
したリファレンス回路と、スイッチQAのソース電圧A
とスイッチQBのソース電圧Bとの差(A−B)と所定
の過電流判定値Cとを比較して過電流であるか否かを判
別し、判別結果に応じた検出信号を出力する比較回路C
MP1と、検出信号に応じた制御信号でスイッチQAを
オン、オフさせる駆動回路2とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車におい
てバッテリ電源からヘッドライト等の複数種の負荷に選
択的に電力供給する際のスイッチング回路として知ら
れ、過電流が流れることによって生じるスイッチング素
子の過熱による異常状態からスイッチング回路を保護す
るインテリジェントパワースイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機械接点によって動作するリレー
に代えて、有利な特性を有する半導体スイッチング素子
を用いたスイッチング回路が提案されている。先に本願
出願人は、この種のスイッチング回路として、何等かの
理由でスイッチング回路に過電流が流れ、この過電流に
よって素子が過熱し、素子が破損する等の現象に至るの
を自らの作用によって保護する自己保護機能を備えたイ
ンテリジェントパワースイッチ装置(以下、IPSと称
する)を提案している。このIPSは、半導体スイッチ
デバイスの下流側の電圧値を検出し、この半導体スイッ
チデバイスに接続される負荷の短絡などによって半導体
スイッチデバイスに流れる過電流の検出、負荷のオープ
ン(断線)による過小電流の検出等の機能を備えてお
り、ハーネスや系統機器の保護に有効である。
【0003】IPSの構成例として、例えば、MOS
(Metal Oxide Semiconductor )型の電界効果トランジ
スタ(FET:Field Effect Transistor )をスイッチ
ング素子とした半導体デバイスを負荷に接続したものが
あり、このIPSは、電源電圧を入力端子から半導体デ
バイスに印加し、MOS型FETのオン/オフ制御を駆
動回路(ドライバ)からのオン/オフ出力信号で行って
負荷に電力の供給を行っている。さらに、IPSは、た
とえば電源電圧が過電圧となっているときにその過電圧
を検出する過電圧検出回路を有し、MOS型FETのド
レン・ソース間に流れる電流値に基づく電圧値を基準電
圧発生回路からの基準電圧と比較して過電流を検出する
電流検出回路、そしてMOS型FETの過熱を検出する
温度検出回路などを具備して構成することができる。そ
れら各検出回路から出力された検出信号は論理和否定回
路などに入力され、この論理和否定回路からの出力信号
を昇圧回路(チャージポンプ回路)を介して駆動回路に
付与するようになっている。
【0004】チャージポンプ回路は、IPSのMOS型
FETをヘッドライトなどの負荷の上流側に接続して用
いるとき、MOS型FETのゲートを昇圧するために必
要となる回路である。すなわち、このチャージポンプ回
路は、バッテリ電源の出力電圧を昇圧してそれを駆動電
圧として駆動回路に出力し、MOS型FETを動作させ
るためのものである。普通、チャージポンプ回路は、I
PSのMOS型FETの1つごとに対応して設けられ
る。また、チャージポンプ回路は、IPSのMOS型F
ETを負荷の上流側に設けたときに用いるのを通例とし
ており、IPSのMOS型FETを負荷の下流側に設け
たときは使用ができないものである。そこで、負荷の下
流側にIPSのMOS型FETを接続して用いる場合に
チャージポンプ回路を用いないことができるかといった
問題がある。
【0005】図5は、チャージポンプ回路を使用せず、
IPS20をヘッドライトなどの負荷の下流側ローサイ
ドに接続した場合の従来の回路例を示している。すなわ
ち、バッテリ電源4に接続される供給ライン5を介して
負荷6が接続されている。この負荷6の下流側には、I
PS20の入力端が接続されており、このIPS20の
出力端は、接地されている。このIPS20は、半導体
スイッチング素子として、たとえばカレント・ミラー方
式によるメインのMOS型FET7Aと、基準電圧を発
生させるためのサブのリファレンスMOS型FET7B
を有し、メインMOS型FET7Aのドレンに負荷6を
接続し、ソースを接地している。このようにして、IP
S20のメインのMOS型FET7Aをオンさせること
により、バッテリ電源4からの出力電圧VBが供給ライ
ン5を通って負荷6に供給され、負荷6を流れた電流
は、IPS20のメインのMOS型FET7Aのドレン
・ソース間を通ってアースに流れる。
【0006】このメインのMOS型FET7Aを構成す
るトランジスタの数と、リファレンスMOS型FET7
Bを構成するトランジスタの数の比は、たとえば1:5
000に構成されている。したがって、リファレンスM
OS型FET7Bに10Aの電流が流れたとすると、メ
インMOS型FET7Aにはその5000分の1の電流
が流れる。また、抵抗8によってメインMOS型FET
7Aのソース端子7aの電圧とリファレンスMOS型F
ET7B両FETのソース端子7bの電圧を比較器9に
入力し、この比較器9において差電圧を検出してメイン
MOS型FET7Aに過電流が流れると、比較器9の出
力が反転し、比較器9からオフ信号が駆動回路2に出力
され、この駆動回路2によってメインのMOS型FET
7Aがオフにされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように図5に示さ
れる従来のIPS20は、半導体スイッチング素子とし
てカレント・ミラー方式によるMOS型FETを使用す
ることにより、過大電流などの異常から保護をしてい
る。
【0008】このようなカレント・ミラー方式のMOS
型FETによる過電流保護方式は、大電流を制限して過
熱遮断したり、中電流による分流電流をマイクロコンピ
ュータで検出して過電流から保護するものである。その
ため、分流比、基準電圧および抵抗値にばらつきを生じ
るという不具合がある。
【0009】本発明の目的は、半導体スイッチング素子
にMOS型FETを用い、昇圧した電圧をMOS型FE
Tのゲートに印加するチャージポンプ回路を用いなくて
も、IPSを負荷の下流側に接続してIPSの過電流検
出を容易に行い、IPSに過電流が流れたときにMOS
型FETを遮断してIPSを保護しようということにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載のインテリジェントパワースイッチ装
置は、電源に接続される負荷とアース間に接続され該ア
ースに前記電源からの電力の供給をスイッチングする電
力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチと、電力供給用
過熱自己遮断型半導体スイッチと同じ電圧特性を有する
リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチとリファ
レンス抵抗からなる直列回路で構成し電力供給用過熱自
己遮断型半導体スイッチに並列に接続したリファレンス
回路と、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチのソ
ース電圧Aとリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチのソース電圧Bとの差(A−B)と所定の過電流判
定値Cとを比較して電流が過電流であるか否かを判別
し、判別結果に応じた検出信号を出力する比較回路と、
その検出信号に応じた制御信号で電力供給用過熱自己遮
断型半導体スイッチをオン、オフさせる駆動回路とを備
えてなり、電流が正常電流である間は電力供給用過熱自
己遮断型半導体スイッチを連続オン状態に維持し、この
状態で過電流が検出されると電力供給用過熱自己遮断型
半導体スイッチをオフさせると共に、電力供給用過熱自
己遮断型半導体スイッチが一旦オフした後、正常電流が
検出されると電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
を再度オンさせる制御を行うようにする。このように構
成されるものであるから請求項1に記載の発明による
と、半導体スイッチング素子にMOS型FETを用い、
昇圧した電圧をMOS型FETのゲートに印加するチャ
ージポンプ回路を用いなくても、IPSを負荷の下流側
に接続してIPSの過電流検出を容易に行い、IPSに
過電流が流れたときにMOS型FETを遮断してIPS
を保護することができる。
【0011】上記目的を達成するために請求項2に記載
のインテリジェントパワースイッチ装置は、比較回路
を、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチに過電流
が流れたときに出力信号をHiの信号からLowの信号
に反転して駆動回路に出力するコンパレータによって構
成したものである。このように構成されるものであるか
ら請求項2に記載の発明によると、半導体スイッチング
素子にMOS型FETを用い、昇圧した電圧をMOS型
FETのゲートに印加するチャージポンプ回路を用いな
くても、IPSを負荷の下流側に接続してIPSの過電
流検出を容易に行い、IPSに過電流が流れたときにM
OS型FETを遮断してIPSを保護することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインテリジェ
ントパワースイッチ装置の実施の形態について説明す
る。図1〜図4には、本発明に係るインテリジェントパ
ワースイッチ装置の一実施の形態が示されている。
【0013】図において、インテリジェントパワースイ
ッチ装置は、自動車等の車両においてバッテリ電源4か
ら電力供給ライン5を介してヘッドライト等の各負荷6
に供給する電流を制御するもので、1個のチップとして
構成されている。1は電源供給装置で、この電源供給装
置1は、スイッチングすることにより負荷6にバッテリ
電源4から電流が供給されるようにするためのもので、
1個の半導体チップとして構成されている。この電源供
給装置1の一端は、負荷6の下流側に接続されており、
電源供給装置1の一端が接地されている。そして、この
電源供給装置1は、電源電圧を昇圧した電圧を内蔵され
る半導体スイッチのゲートに印加する電源電圧昇圧用の
チャージポンプ回路を用いなくとも、小さな電圧で動作
可能な機能を備えている。この電源供給装置1において
○で示されているのは、外部の素子を接続するための接
続端子である。
【0014】電源供給装置1の入力側端子Aには、供給
ライン5を介してヘッドライト等の負荷6の一端が接続
されており、この負荷6の他端には、バッテリ電源4が
接続されている。また、出力側端子Bは接地されてい
る。一方、スイッチング端子Cには、一端が接地され他
端が抵抗R4を介してバッテリVBに接続されるスイッ
チSW1が接続されている。また、入力側端子Aには、
電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのドレン
側端子DAが接続されており、この電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAのソース側端子SAには出力
側端子Bが接続されている。また、電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAには、ゲート側端子GAが設
けられている。そして、この電力供給用過熱自己遮断型
半導体スイッチQAは、バッテリ電源4に供給ライン5
を介して接続される負荷6とアースとの間に直列に接続
されている。
【0015】この電力供給用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQAは、図2に示す如き構成を有している。すなわ
ち、ドレン側端子DAには、メインFETQ1のドレン
が接続されており、メインFETQ1のソースには、ソ
ース側端子SAが接続されている。このメインFETQ
1のゲートは、内部抵抗RA(例えば、10kΩ)を介
してゲート側端子GAに接続されている。このゲート側
端子GAとソース側端子SAとの間には、温度検知回路
30が接続されている。この温度検知回路30は、メイ
ンFETQ1の温度を検出するためのもので、この温度
検知回路30には、ラッチ回路31が接続されている。
そして、この温度検知回路30は、メインFETQ1の
温度が所定温度(異常温度)に達したときにラッチ回路
31にオン信号を出力する。ラッチ回路31は、温度検
知回路30からの信号を受けてオン信号を出力し続ける
作用を有している。このラッチ回路31の出力端子に
は、過熱遮断用FETQ2のゲートが接続されており、
温度検知回路30がメインFETQ1が過熱したことを
検出したときにラッチ回路31を介して出力されるオン
信号によって過熱遮断用FETQ2がオンし、メインF
ETQ1のゲート電圧を落としてメインFETQ1を遮
断する。
【0016】一方、電力供給用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQAのソース側端子SAは、出力側端子Bを介し
て接地されている。この負荷6への電力供給は、電力供
給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFET
Q1をオン・オフすることによって行われている。この
ようにして電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQ
Aは、負荷6の両端が短絡する等によってメインFET
Q1に過電流が流れ、メインFETQ1が過熱して破壊
されるのを防止するため、メインFETQ1の温度が規
定値以上に上昇すると自らの作用で強制的にオフ(遮
断)する過熱自己遮断機能を備えている。この電力供給
用過熱自己遮断型半導体スイッチQAを構成しているメ
インFETQ1は、DMOS構造のNMOSFETで構
成されている。また、電力供給用過熱自己遮断型半導体
スイッチQAは、負荷6の下流側に接続されている。す
なわち、負荷6は、電力供給用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQAのメインFETQ1のドレン側端子DAに接
続されている。したがって、電力供給用過熱自己遮断型
半導体スイッチQAのメインFETQ1をオンすること
によってバッテリ電源4から負荷6に電流が流れる。し
たがって、この負荷6は、電力供給用過熱自己遮断型半
導体スイッチQAのメインFETQ1に対しては、電流
制限抵抗となっており、このメインFETQ1のドレン
側には、バッテリ電圧VBが負荷6によって降下された
電圧が印加されることになる。
【0017】電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのドレン側端子DAには、リファレンス用過熱自己
遮断型半導体スイッチQBのドレン側端子DBと、第2
のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCの
ドレン側端子DCが接続されている。そして、このリフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのソース
側端子SBには出力側端子Eが、また、第2のリファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのソース側端
子SCには出力側端子Fが接続されている。また、リフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBには、ゲ
ート側端子GBが、第2のリファレンス用過熱自己遮断
型半導体スイッチQCには、ゲート側端子GCが設けら
れている。
【0018】このリファレンス用過熱自己遮断型半導体
スイッチQBは、図3に示す如き構成を有しており、こ
のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQB
は、図2に図示の電力供給用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQAと同一の構成となっている。すなわち、ドレン
側端子DBには、メインFETQ3のドレンが接続され
ており、メインFETQ3のソースには、ソース側端子
SBが接続されている。このメインFETQ3のゲート
は、内部抵抗RB(例えば、10kΩ)を介してゲート
側端子GBに接続されている。このゲート側端子GBと
ソース側端子SBとの間には、温度検知回路40が接続
されている。この温度検知回路40は、メインFETQ
3の温度を検出するためのもので、この温度検知回路4
0には、ラッチ回路41が接続されている。そして、こ
の温度検知回路40は、メインFETQ3に所定電流よ
り過大の電流が流れる等によってメインFETQ3の温
度が所定温度(異常温度)以上になったときにラッチ回
路41にオン信号を出力する機能を有している。そし
て、このラッチ回路41は、温度検知回路40からの信
号を受けてオン信号を出力し続ける作用を有している。
さらに、このラッチ回路41の出力端子には、過熱遮断
用FETQ4のゲートが接続されており、温度検知回路
40によってメインFETQ3が過熱したことを検出し
たときは、ラッチ回路41を介して出力されるオン信号
によって過熱遮断用FETQ4をオンし、メインFET
Q3のゲート電圧を落としてメインFETQ3を遮断す
る。
【0019】一方、リファレンス用過熱自己遮断型半導
体スイッチQBのソース側端子SBには、出力側端子E
を介してリファレンス抵抗Rr1が接続されており、こ
のリファレンス抵抗Rr1の他端は接地されている。そ
して、このメインFETQ3とリファレンス抵抗Rr1
とによってリファレンス回路が構成されている。このリ
ファレンス回路は、負荷6と電力供給用過熱自己遮断型
半導体スイッチQAのメインFETQ1との直列回路に
並列に接続されている。このリファレンス回路は、電力
供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFE
TQ1をオンすることによってバッテリ電源4から負荷
6に電流を流し、この負荷6に正常に電流が流れている
状態のときに電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1のソース(ソース側端子SA)
に発生する電圧と同じ電圧(基準電圧)を、リファレン
ス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFET
Q3のソース(ソース側端子SB)に常時発生させる作
用を有している。すなわち、このリファレンス用過熱自
己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3のソー
ス(ソース側端子SB)には、電力供給用過熱自己遮断
型半導体スイッチQAのドレン側端子DAに接続される
負荷6の状態の変化(負荷の値が大きくなったり、小さ
くなったりする変化)に拘わらず、常に一定したソース
電圧が発生するようになっている。このリファレンス用
過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3
のソース電圧は、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQAのメインFETQ1に過大に流れたときに、こ
のメインFETQ1のソース(ソース側端子SA)に発
生するソース電圧と比較して負荷6に過電流が流れたこ
とを検出するための第1の基準電圧である。
【0020】このようにリファレンス用過熱自己遮断型
半導体スイッチQBは、メインFETQ3のソースに接
続されるリファレンス抵抗Rr1の短絡等によってリフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメイン
FETQ3に過電流が流れたときに、このメインFET
Q3が過熱して破壊されるのを防止するため、このメイ
ンFETQ3の温度が規定値以上に上昇すると自らの作
用で強制的にオフ(遮断)する過熱自己遮断機能を備え
ている。このリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQBを構成しているメインFETQ3は、DMOS
構造のNMOSFETで構成されている。
【0021】また、第2のリファレンス用過熱自己遮断
型半導体スイッチQCは、図4に示す如き構成を有して
おり、この第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体
スイッチQCは、図2に図示の電力供給用過熱自己遮断
型半導体スイッチQAと同一の構成となっている。すな
わち、ドレン側端子DCには、メインFETQ5のドレ
ンが接続されており、メインFETQ5のソースには、
ソース側端子SCが接続されている。このメインFET
Q5のゲートは、内部抵抗RC(例えば、10kΩ)を
介してゲート側端子GCに接続されている。このゲート
側端子GCとソース側端子SCとの間には、温度検知回
路50が接続されている。この温度検知回路50は、メ
インFETQ5の温度を検出するためのもので、この温
度検知回路50には、ラッチ回路51が接続されてい
る。そして、この温度検知回路50は、メインFETQ
5に所定電流より過大の電流が流れる等によってメイン
FETQ5の温度が所定温度(異常温度)以上になった
ときにラッチ回路51にオン信号を出力する機能を有し
ている。そして、このラッチ回路51は、温度検知回路
50からの信号を受けてオン信号を出力し続ける作用を
有している。さらに、このラッチ回路51の出力端子に
は、過熱遮断用FETQ6のゲートが接続されており、
温度検知回路50によってメインFETQ5が過熱した
ことを検出したときは、ラッチ回路51を介して出力さ
れるオン信号によって過熱遮断用FETQ6をオンし、
メインFETQ5のゲート電圧を落としてメインFET
Q5を遮断する。
【0022】一方、第2のリファレンス用過熱自己遮断
型半導体スイッチQCのソース側端子SCには、出力側
端子Fを介して第2のリファレンス抵抗Rr2が接続さ
れており、この第2のリファレンス抵抗Rr2の他端は
接地されている。そして、このメインFETQ5と第2
のリファレンス抵抗Rr2とによって第2のリファレン
ス回路が構成されている。この第2のリファレンス回路
は、負荷6と電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1との直列回路に並列に接続され
ている。この第2のリファレンス回路は、電力供給用過
熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1を
オンすることによってバッテリ電源4から負荷6に電流
を流し、この負荷6に正常に電流が流れている状態のと
きに電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメ
インFETQ1のソース(ソース側端子SA)に発生す
る電圧と同じ電圧(基準電圧)を、第2のリファレンス
用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメインFETQ
5のソース(ソース側端子SC)に常時発生させる作用
を有している。すなわち、この第2のリファレンス用過
熱自己遮断型半導体スイッチQCのメインFETQ5の
ソース(ソース側端子SC)には、電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAのドレン側端子DAに接続さ
れる負荷6の状態の変化(負荷の値が大きくなったり、
小さくなったりする変化)に拘わらず、常に一定したソ
ース電圧が発生するようになっている。
【0023】この第2のリファレンス用過熱自己遮断型
半導体スイッチQCのメインFETQ5のソース電圧
は、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメ
インFETQ1がオンしているにも拘わらず、負荷6に
電流が流れないか過小な電流が流れたとき(負荷断線等
の場合)に、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1に流れる電流量が、第2の所定
値より過小に流れたときに、このメインFETQ1のソ
ース電圧と比較して負荷6に電流が過小に流れたことを
検出するための第2の基準電圧である。
【0024】このように第2のリファレンス用過熱自己
遮断型半導体スイッチQCは、メインFETQ5のソー
スに接続される第2のリファレンス抵抗Rr2の短絡等
によって第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQCのメインFETQ5に過電流が流れたとき
に、このメインFETQ5が過熱して破壊されるのを防
止するため、このメインFETQ5の温度が規定値以上
に上昇すると自らの作用で強制的にオフ(遮断)する過
熱自己遮断機能を備えている。この第2のリファレンス
用過熱自己遮断型半導体スイッチQCを構成しているメ
インFETQ5は、DMOS構造のNMOSFETで構
成されている。
【0025】また、電力供給用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQAのメインFETQ1と、リファレンス用過熱
自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3と、
第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQ
CのメインFETQ5は、複数のトランジスタで構成さ
れており、このメインFETQ1、メインFETQ3、
メインFETQ5を構成するトランジスタ数の比は、 メインFETQ1>メインFETQ3 メインFETQ1>メインFETQ5 となっている。具体的には、例えば、電力供給用過熱自
己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1とリフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメイン
FETQ3、および電力供給用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQAのメインFETQ1と第2のリファレンス用
過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメインFETQ5
の各トランジスタ数の比は1000:1に設定してあ
る。
【0026】このように構成することにより、リファレ
ンス回路と第2のリファレンス回路を小型に作れ、チッ
プ上での占有面積を小さくすることができる。また、電
源供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQA、リファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQB、第2のリフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCを同一プ
ロセスで同一チップ上に作ることにより、ロット間バラ
ツキや温度ドリフトの影響を除去できて過電流、過小電
流の検出精度を向上することができる。
【0027】そして、リファレンス抵抗Rr1は、例え
ば電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメイ
ンFETQ1に5Aの負荷電流(ドレン電流)が流れた
とき、リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQ
BのメインFETQ3に5mAのドレン電流が流れ、電
力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインF
ETQ1のドレン・ソース間電圧Vdsと同じドレン・
ソース間電圧をリファレンス用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQBのメインFETQ3のドレン・ソース間に発
生させるようにような値に設定してある。また、第2の
リファレンス抵抗Rr2は、例えば電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1に5Aの
負荷電流(ドレン電流)が流れたとき、第2のリファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメインFE
TQ5に5mAのドレン電流が流れ、電力供給用過熱自
己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のドレ
ン・ソース間電圧Vdsと同じドレン・ソース間電圧を
第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQ
CのメインFETQ5のドレン・ソース間に発生させる
ような値に設定してある。
【0028】したがって、電力供給用過熱自己遮断型半
導体スイッチQAのメインFETQ1のゲート・ソース
間電圧とリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QBのメインFETQ3のゲート・ソース間電圧とは、
電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメイン
FETQ1のドレン側端子DAに接続される負荷6が正
常である限り、一致した値となる。同様に、電力供給用
過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1
のゲート・ソース間電圧と第2のリファレンス用過熱自
己遮断型半導体スイッチQCのメインFETQ5のゲー
ト・ソース間電圧とは、電力供給用過熱自己遮断型半導
体スイッチQAのメインFETQ1のドレン側端子DA
に接続される負荷6が正常である限り、一致した値とな
る。
【0029】電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1のゲートと、リファレンス用過
熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3の
ゲートと、第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体
スイッチQCのメインFETQ5のゲートとは、抵抗R
7と抵抗R8の直列回路を介して駆動回路2に接続され
ており、この駆動回路2から出力されるゲート信号によ
って電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメ
インFETQ1と、リファレンス用過熱自己遮断型半導
体スイッチQBのメインFETQ3と、第2のリファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメインFE
TQ5とは、同時にオン・オフするようになっている。
【0030】また、電力供給用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQAのメインFETQ1のソースには、ツェナー
ダイオードZD1のアノードが接続されており、このツ
ェナーダイオードZD1のカソードには抵抗R7と抵抗
R8の接続点が接続されている。また、電力供給用過熱
自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のソ
ースには、抵抗R5を介してコンパレータで構成される
比較回路CMP1の(+)側入力端子と、コンパレータ
で構成される比較回路CMP2の(−)側入力端子がそ
れぞれ接続されている。このコンパレータで構成される
比較回路CMP1の(+)側入力端子には、抵抗R5を
介して電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAの
メインFETQ1のソース(ソース側端子SA)が、比
較回路CMP1の(−)側入力端子には、抵抗R6を介
してリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQB
のメインFETQ3のソース(ソース側端子SB)が接
続されている。
【0031】この比較回路CMP1は、電力供給用過熱
自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のソ
ース(ソース側端子SA)に誘起される電圧とリファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFE
TQ3のソース(ソース側端子SB)に誘起される電圧
とを比較して電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1のドレン側端子DAに接続され
る負荷6が短絡する等によって負荷6に過大電流が流れ
るのを検出するためのものである。すなわち、比較回路
CMP1の出力は、電力供給用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQAのメインFETQ1のソース電圧(ソースS
A側の電位)とリファレンス用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQBのメインFETQ3のソース電圧(ソースS
B側の電位)とを比較し、その差が過電流判定値以下で
ある間(電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQA
のメインFETQ1のソースの電位がリファレンス用過
熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3の
ソースの電位以上である間)はHiが出力され、その差
が過電流判定値より大きくなると(電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のソース
の電位がリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QBのメインFETQ3のソースの電位より小さくなる
と)反転してLowが出力され、過大電流が流れたと判
定する。
【0032】また、比較回路CMP2は、電力供給用過
熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1の
ソース(ソース側端子SA)に誘起される電圧と第2の
リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメ
インFETQ5のソース(ソース側端子SC)に誘起さ
れる電圧とを比較して電力供給用過熱自己遮断型半導体
スイッチQAのメインFETQ1に電流が所定量流れて
いるか(過小電流となっていないか)を検出するための
ものである。すなわち、比較回路CMP2の出力は、電
力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインF
ETQ1のソース電圧(ソースSA側の電位)と第2の
リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメ
インFETQ5のソース電圧(ソースSC側の電位)と
を比較し、その差が過小電流判定値以下である間(電力
供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFE
TQ1のソース電圧が第2のリファレンス用過熱自己遮
断型半導体スイッチQCのメインFETQ5のソース電
圧よりも低い値である間)はHiが出力され、その差が
過小電流判定値より大きくなると(電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のソース
電圧が第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQCのメインFETQ5のソース電圧より高くなる
と)反転してLowが出力され過小電流になったと判定
する。また、リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQBのメインFETQ3のソースには、抵抗R6を
介して比較回路CMP1の(−)側入力端子が接続され
ている。さらに、第2のリファレンス用過熱自己遮断型
半導体スイッチQCのメインFETQ5のソースには、
比較回路CMP2の(+)側入力端子が接続されてい
る。
【0033】一方、電源供給装置1の入力側端子Aに
は、PNPトランジスタTr1のエミッタが接続されて
おり、このPNPトランジスタTr1のコレクタには、
抵抗R1と抵抗R3と抵抗R2の直列回路が接続されて
おり、抵抗R2の他端は接地されている。そして、比較
回路CMP1の(+)側入力端子は、抵抗R1と抵抗R
3の接続点にダイオードD1を介して接続されており、
比較回路CMP1の(−)側入力端子は、抵抗R3と抵
抗R2の接続点にダイオードD2を介して接続されてい
る。したがって、比較回路CMP1の(+)側入力端子
には、バッテリ電源4のバッテリ電圧VBを負荷6によ
って降圧した電圧(例えば、5V)を、抵抗R1と、抵
抗R3と抵抗R2の合成抵抗とによって分圧された電圧
が、比較回路CMP1の(−)側入力端子には、抵抗R
1と抵抗R3の合成抵抗と、抵抗R2とによって分圧さ
れた電圧がそれぞれ印加されるように構成されている。
このPNPトランジスタTr1と、抵抗R1、抵抗R
3、抵抗R2と、ダイオードD1、ダイオードD2によ
って、短絡等の異常により電力供給用過熱自己遮断型半
導体スイッチQAのメインFETQ1がオンからオフに
なった後に、この電力供給用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQAのメインFETQ1をオンに復帰させるための
復帰回路を構成している。この復帰回路は、エミッタが
バッテリVB側の出力端子に、ベースが抵抗R10を介
してスイッチSW1側の入力端子にそれぞれ接続された
PNPトランジスタTr1と、そのコレクタとグランド
の間に直列接続された抵抗R1、抵抗R3、抵抗R2
と、抵抗R1に流れる電流を比較回路CMP1の(+)
端子側へ通すダイオードD1と、抵抗R1、抵抗R3に
流れる電流を比較回路CMP1の−端子側へ通すダイオ
ードD2とによって構成されている。
【0034】復帰回路の構成要素となっている抵抗R1
の抵抗値は、スイッチSW1を投入することによってP
NPトランジスタTr1がオンになると、抵抗R1、抵
抗R3の接続点の電位V1がバッテリの60〜80%程
度で、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAの
ソース側端子SAの電位が抵抗R5での前記電圧降下分
だけ下がった電圧V3(ダイオードD1のカソード側電
位)より大きい値になるように設定されている。
【0035】さらに、比較回路CMP1の(+)側入力
端子には、抵抗R9を介してダイオードD3のアノード
が接続されており、このダイオードD3のカソードには
駆動回路2のゲート信号出力端子が接続されている。比
較回路CMP1の出力端子は、駆動回路2に接続されて
おり、比較回路CMP1の判定結果が駆動回路2に入力
されるようになっている。この駆動回路2の入力端子に
は、電源供給装置1の入力側端子Aが接続されており、
この電源供給装置1の入力側端子Aから駆動回路2の入
力端子にバッテリ電源4のバッテリ電圧VBが負荷6に
よって降圧された電圧VG(例えば、VP=5V)が印
加されている。この電圧VGが電力供給用過熱自己遮断
型半導体スイッチQAのメインFETQ1、リファレン
ス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFET
Q3、第2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQCのメインFETQ5のゲート電圧である。
【0036】この駆動回路2は、比較回路CMP1から
出力されているHiの信号と、スイッチSW1をオンす
ることによってスイッチ側から入力されるオン信号の入
力とによって、駆動回路2のソース側トランジスタ2a
がオンしてシンク側トランジスタ2bがオフし、電圧V
Gの駆動信号(ゲート電圧)を抵抗R8、抵抗R7を介
して電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメ
インFETQ1のゲートに印加し、これによって電力供
給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFET
Q1をオンするようになっている。同様に、駆動回路2
から出力される電圧VGの駆動信号(ゲート電圧)によ
ってリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQB
のメインFETQ3、第2のリファレンス用過熱自己遮
断型半導体スイッチQCのメインFETQ5もオンする
ようになっている。この駆動回路2は、比較回路CMP
1からHiの信号が入力されている間(Lowの信号が
出力されない限り)、電力供給用過熱自己遮断型半導体
スイッチQAのメインFETQ1(リファレンス用過熱
自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3、第
2のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQC
のメインFETQ5)のゲートにオン信号を出力し続け
る。この駆動回路2は、比較回路CMP1が反転して比
較回路CMP1からLow信号が入力されると、駆動回
路2のソース側トランジスタ2aがオフしシンク側トラ
ンジスタ2bがオンし、駆動回路2の入力端子に電源供
給装置1の入力側端子Aから印加されているバッテリ電
源4のバッテリ電圧VBを負荷6によって降圧した電圧
VG(例えば、VP=5V)の供給がなくなると同時に
駆動回路2のゲート出力端子がアースされるため、駆動
回路2からの出力が確実にLowになる。この駆動回路
2からの出力のLowによって電力供給用過熱自己遮断
型半導体スイッチQAのメインFETQ1のゲートにゲ
ート電圧が印加されなくなり(オフ信号を出力され)、
電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメイン
FETQ1(リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQBのメインFETQ3、第2のリファレンス用過
熱自己遮断型半導体スイッチQCのメインFETQ5)
をオフする。また、比較回路CMP2の出力端子は、外
部への出力端子Gに接続されており、比較回路CMP2
によって判定された結果は、出力端子Hから出力され
(例えば、モニター信号として)、出力端子Hに接続さ
れる回路(例えば、警報ランプを点灯または点滅させて
外部に警告する回路)によって利用される。
【0037】起動時、スイッチSW1を投入すると、P
NPトランジスタTr1がオンし、電源電圧VB(12
V)が負荷6によって降圧された電圧(5V)を抵抗R
1と〔抵抗R3+抵抗R2〕とによって分圧した電圧値
(例えば、降圧電圧の60%〜80%)が比較回路CM
P1の(+)側端子に印加されるようになっている。比
較回路CMP1の(−)側端子には、〔抵抗R1+抵抗
R3〕と抵抗R2とによって分圧された電圧値(例え
ば、降圧電圧の20%〜40%)が印加されるようにな
っている。この抵抗R3は小さい抵抗値のものが使用さ
れており、抵抗R1の抵抗値と〔抵抗R3+抵抗R2〕
の抵抗値の差は微差である。
【0038】スイッチSW1をオンし、PNPトランジ
スタTr1のオンによって、電源電圧VB(12V)を
負荷6によって降圧した電圧(5V)が抵抗R1と〔抵
抗R3+抵抗R2〕とによって分圧された電圧が比較回
路CMP1の(+)側入力端子と比較回路CMP1の
(−)側入力端子に印加される。このとき、比較回路C
MP1の(+)側入力端子に印加される電圧が比較回路
CMP1の(−)側入力端子に印加される電圧よりも大
きいため、比較回路CMP1の出力はHiとなり、駆動
回路2を駆動し、駆動回路2からはゲート駆動信号Hi
が出力される。このゲート駆動信号Hiは、電力供給用
過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1
のゲートに印加され、このメインFETQ1をオンす
る。このゲート駆動信号は同時にリファレンス用過熱自
己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3、第2
のリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCの
メインFETQ5をオンする。
【0039】この比較回路CMP1の出力は、電力供給
用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ
1に過電流が流れたことを判定するのに用いられてい
る。いま、負荷6の両端が短絡する等のデットショート
が生じると、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1のドレン・ソース間の電圧Vd
sは大きくなり(電力供給用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQAのメインFETQ1がオンしている限りドレン
・ソース間の電圧が大きくなり)、電力供給用過熱自己
遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のオン抵
抗と、短絡電流で決まるところで安定する。リファレン
ス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFET
Q3のソースの方は、連続でオンしている状態では正常
であればリファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QBのメインFETQ3のソースに比べて電力供給用過
熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1の
ソースの方が高いようにリファレンス抵抗Rr1が設定
してあるので、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッ
チQAのメインFETQ1のソースの方は下がってく
る。通常オンしているときには、電力供給用過熱自己遮
断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のドレン・
ソース間の電圧Vds(0.5V位)であるから、抵抗
R1、抵抗R3、抵抗R2による分圧電圧よりも電力供
給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFET
Q1のソース、リファレンス用過熱自己遮断型半導体ス
イッチQBのメインFETQ3のソースとも高い(電源
電圧に近くなってくる)。この抵抗R1、抵抗R3、抵
抗R2による分圧電圧は、ダイオードD1、ダイオード
D2でカットされてしまい、比較回路CMP1の(+)
側入力端子、(−)側入力端子には無関係になってく
る。すなわち、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッ
チQAのメインFETQ1のソース、リファレンス用過
熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3の
ソースの値がダイレクトに比較回路CMP1の(+)側
入力端子、(−)側入力端子に入っている。
【0040】一方、比較回路CMP1の(+)側入力端
子に、抵抗R9、ダイオードD3という回路が接続され
ており、この回路のダイオードD3のカソードがゲート
信号出力端子に繋がっている。配線が正常の状態では、
電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメイン
FETQ1のゲートはオンするから、このダイオードD
3のカソードはかなり高い電圧になっている。したがっ
て、ダイオードD3はカットオフされて、抵抗R9とダ
イオードD3の直列回路には電流が流れない。したがっ
て、抵抗R5、抵抗R6には電流が全然流れなくて、電
力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインF
ETQ1のソース電圧とリファレンス用過熱自己遮断型
半導体スイッチQBのメインFETQ3のソース電圧が
直接比較回路CMP1の(+)側入力端子、(−)側入
力端子に入力されている。このとき、負荷6が正常(負
荷6の両端が接続されるデッドショートでない)の場合
は、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメ
インFETQ1のソースに比べてリファレンス用過熱自
己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ3のソー
スが小さくなるようにリファレンス抵抗Rr1を設定し
てあるので比較回路CMP1の出力はHiになってい
る。
【0041】この状態で負荷6の両端が接続され負荷と
しての作用を失う負荷6の両端間(負荷間)短絡が発生
すると、負荷6による制限抵抗がなくなった状態となる
ため電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメ
インFETQ1側には、大電流が流れて、この電力供給
用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ
1のオン抵抗に大電流がかかり、ドレン・ソース間の電
位差が大きくなる。ところがリファレンス用過熱自己遮
断型半導体スイッチQBのメインFETQ3のドレン・
ソース間の電位差の方は、リファレンス抵抗Rr1によ
って固定されているので、相変わらず一定である。した
がって、リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QBのメインFETQ3のソース電圧に対して電力供給
用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ
1のソース電圧の方が下がってくる。
【0042】電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1のソース電圧が低下してリファ
レンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインF
ETQ3のソース電圧の値よりも小さくなり過電流判定
値以下になると、比較回路CMP1の出力は、Hiから
Lowに反転してLow信号が駆動回路2に出力され
る。駆動回路2に比較回路CMP1からLow信号が入
力されると、駆動回路2のソース側トランジスタ2aが
オフし、シンク側トランジスタ2bがオンし、駆動回路
2からの出力がHiからLowになって電力供給用過熱
自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のゲ
ートにオフ信号を出力し、電力供給用過熱自己遮断型半
導体スイッチQAのメインFETQ1を遮断しようとす
る。この駆動回路2からのLow信号によってリファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFE
TQ3のゲート及び第2のリファレンス用過熱自己遮断
型半導体スイッチQCのメインFETQ5のゲートにも
オフ信号が入力されリファレンス用過熱自己遮断型半導
体スイッチQBのメインFETQ3のゲート及び第2の
リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQCのメ
インFETQ5をも遮断しようとする。
【0043】この電力供給用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQAのメインFETQ1を遮断しようとすると、駆
動回路2のソース側のトランジスタ2aがオフして、シ
ンク側のトランジスタ2bがオンする。そのために、抵
抗R9とダイオードD3の直列回路のダイオードD3の
カソード側が接地されるから、抵抗R9とダイオードD
3の直列回路に電流が流れる。この電流は、電力供給用
過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1
のソース側端子SAから抵抗R5を通って、抵抗R9を
通って、ダイオードD3を通ってアースに落ちるという
ように流れる。すると、抵抗R5に電流が流れてること
によって、この抵抗R5による電圧ドロップが生じる。
この電圧ドロップのため、比較回路CMP1の(+)側
入力端子は電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQ
AのメインFETQ1のソース電圧よりも抵抗R5の電
圧ドロップ分だけ下がる。これがヒステリシスである。
【0044】リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
ッチQBのメインFETQ3のソース側端子SBの電圧
に比べて電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQA
のメインFETQ1のソース側端子SAの電圧の方が一
旦低くなると、比較回路CMP1が反転して駆動回路2
のLowの信号が入力され駆動回路2をオフしようとす
る。この駆動回路2を一旦停止すると、駆動回路2のソ
ース側のトランジスタ2aがオフして、シンク側のトラ
ンジスタ2bがオンするため、抵抗R9とダイオードD
3の直列回路に電流が流れて、比較回路CMP1の
(+)側入力端子は実際の電力供給用過熱自己遮断型半
導体スイッチQAのメインFETQ1のソースよりも低
い電圧になる。したがって、電力供給用過熱自己遮断型
半導体スイッチQAのメインFETQ1のソースが若干
起き上がってフラフラしても比較回路CMP1は安定し
てオフしている。すなわち、抵抗R9とダイオードD3
がヒステリシス回路を構成している。
【0045】この状態で、今度は、駆動回路2がオフす
るから電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQAの
メインFETQ1、リファレンス用過熱自己遮断型半導
体スイッチQBのメインFETQ3はオフの方向に移行
する。まず、ドレン・ソース間の電圧がどっちも段々と
広がっていく。このドレン・ソース間電圧が広がってい
くと、それに引っ張られてゲートの中のCGDの容量が
充電されていき、充電されながら引っ張られて電力供給
用過熱自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ
1、リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQB
のメインFETQ3の真のゲート・ソース間の電圧が大
きくなって電流は一時増える。しかし、電力供給用過熱
自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1のソ
ース電圧、リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイッ
チQBのメインFETQ3のソース電圧は無限に大きく
なれないから、電源電圧VB(12V)が負荷6によっ
て降圧された電圧(5V)より少しオーバーしたところ
で飽和し、それ以上は引っ張り効果がなくなって、ゲー
トの放電回路で電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッ
チQAのメインFETQ1、リファレンス用過熱自己遮
断型半導体スイッチQBのメインFETQ3のゲートチ
ャージがどんどん抜けてきて、ソースに対してゲート電
圧が下がってくる。そのために、電力供給用過熱自己遮
断型半導体スイッチQAのメインFETQ1、リファレ
ンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFE
TQ3の電流が減っていくと同時に、電力供給用過熱自
己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1、リフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメイン
FETQ3共にドレン・ソース間の電圧がどんどん大き
くなっていく。
【0046】このように電力供給用過熱自己遮断型半導
体スイッチQAのメインFETQ1に流れる電流が減っ
ていくから、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチ
QAのメインFETQ1のソース側は接地に近くなって
いく。すると、電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッ
チQAのメインFETQ1のソース電圧、リファレンス
用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメインFETQ
3のソース電圧は、電源電圧を抵抗R1、抵抗R3、抵
抗R2で分圧した電圧よりも低くなる。この結果、リフ
ァレンス用過熱自己遮断型半導体スイッチQBのメイン
FETQ3のソース電圧、リファレンス用過熱自己遮断
型半導体スイッチQBのメインFETQ3のソース電圧
は、比較回路CMP1の(−)側入力端子、比較回路C
MP1の(+)側入力端子に信号が送れなくなってしま
う。
【0047】このような状態になると、今度は、電源電
圧を抵抗R1、抵抗R3、抵抗R2で分圧した電圧が比
較回路CMP1の(+)側入力端子、比較回路CMP1
の(−)側入力端子に印加されることになる。すると、
比較回路CMP1の(+)側入力端子に印加される抵抗
R1、抵抗R3、抵抗R2による分圧電圧は、比較回路
CMP1の(−)側入力端子に印加される抵抗R1、抵
抗R3、抵抗R2による分圧電圧に比べて、抵抗R3の
電圧ドロップ分だけ高くなっており、比較回路CMP1
の出力は反転し、確実にHiになる。この比較回路CM
P1の出力Hiになると、再び駆動回路2がオンし、ゲ
ート信号を電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチQ
AのメインFETQ1のゲートに送り、電力供給用過熱
自己遮断型半導体スイッチQAのメインFETQ1をオ
ンする。これによって負荷6に電流が流れる。このよう
な繰り返しを行う。
【0048】このように、本実施の形態によると、駆動
回路2への入力電圧が5V程度でも、また、5V以下の
電圧でも応答性良好にオン/オフし、系統機器の保護に
非常に有効である。すなわち、電力供給用過熱自己遮断
型半導体スイッチQAのメインFETQ1を負荷6の下
流側に接続しても、IPSにゲート昇圧用のチャージポ
ンプ回路3を設けなくても、過大電流や過小電流などの
異常発生時に保護機能を持たせることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、半導体
スイッチング素子にMOS型FETを用い、昇圧した電
圧をMOS型FETのゲートに印加するチャージポンプ
回路を用いなくても、IPSを負荷の下流側に接続して
IPSの過電流検出を容易に行い、IPSに過電流が流
れたときにMOS型FETを遮断してIPSを保護する
ことができる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、半導体ス
イッチング素子にMOS型FETを用い、昇圧した電圧
をMOS型FETのゲートに印加するチャージポンプ回
路を用いなくても、IPSを負荷の下流側に接続してI
PSの過電流検出を容易に行い、IPSに過電流が流れ
たときにMOS型FETを遮断してIPSを保護するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインテリジェントパワースイッチ
装置の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に図示の電力供給用過熱自己遮断型半導体
スイッチQAの詳細回路図である。
【図3】図1に図示のリファレンス用過熱自己遮断型半
導体スイッチQBの詳細回路図である。
【図4】図1に図示の第2のリファレンス用過熱自己遮
断型半導体スイッチQCの詳細回路図である。
【図5】負荷の下流側にIPSを接続した従来のインテ
リジェントパワースイッチ回路図である。
【符号の説明】
1………………………電源供給装置 2………………………駆動回路 4………………………バッテリ電源 5………………………供給ライン 6………………………負荷 CMP1………………比較回路 CMP2………………比較回路 QA……………………電力供給用過熱自己遮断型半導体
スイッチ QB……………………リファレンス用過熱自己遮断型半
導体スイッチ QC……………………第2のリファレンス用過熱自己遮
断型半導体スイッチ Rr1…………………リファレンス抵抗 Rr2…………………第2のリファレンス抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続される負荷とアース間に接続
    され前記電源からの電力の供給をスイッチングする電力
    供給用過熱自己遮断型半導体スイッチと、 前記電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチと同じ電
    圧特性を有するリファレンス用過熱自己遮断型半導体ス
    イッチとリファレンス抵抗からなる直列回路で構成し前
    記電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチに並列に接
    続したリファレンス回路と、 前記電力供給用過熱自己遮断型半導体スイッチのソース
    電圧Aと前記リファレンス用過熱自己遮断型半導体スイ
    ッチのソース電圧Bとの差(A−B)と所定の過電流判
    定値Cとを比較して前記電流が過電流であるか否かを判
    別し、該判別結果に応じた検出信号を出力する比較回路
    と、その検出信号に応じた制御信号で前記電力供給用過
    熱自己遮断型半導体スイッチをオン、オフさせる駆動回
    路とを備えてなり、 前記電流が正常電流である間は前記電力供給用過熱自己
    遮断型半導体スイッチを連続オン状態に維持し、この状
    態で過電流が検出されると前記電力供給用過熱自己遮断
    型半導体スイッチをオフさせると共に、該電力供給用過
    熱自己遮断型半導体スイッチが一旦オフした後、前記正
    常電流が検出されると前記電力供給用過熱自己遮断型半
    導体スイッチを再度オンさせる制御を行うインテリジェ
    ントパワースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記比較回路は、前記電力供給用過熱自
    己遮断型半導体スイッチに過電流が流れたときに出力信
    号をHiの信号からLowの信号に反転して前記駆動回
    路に出力するコンパレータによって構成したものである
    請求項1に記載のインテリジェントパワースイッチ装
    置。
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