JP2000311885A - 金属積層配線を有する半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

金属積層配線を有する半導体装置およびその製造方法

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JP2000311885A
JP2000311885A JP11118139A JP11813999A JP2000311885A JP 2000311885 A JP2000311885 A JP 2000311885A JP 11118139 A JP11118139 A JP 11118139A JP 11813999 A JP11813999 A JP 11813999A JP 2000311885 A JP2000311885 A JP 2000311885A
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semiconductor device
film
gas
wiring
metal film
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JP11118139A
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English (en)
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Kazuyuki Omi
和幸 大見
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線抵抗のばらつきを防ぎ、歩留りの向上を
図ることができるように改良された、金属積層配線を有
する半導体装置の製造方法を提供することを主要な目的
とする。 【解決手段】 レジストマスク7を用いて、Wを含む上
層金属膜5をドライエッチングし、それによって、上層
金属膜5を配線形状に加工するとともに、Tiを含む下
層金属膜4の表面の一部を露出させる。レジストマスク
7を、Fを含むガスを添加したO2アッシングガスのプ
ラズマを用いて、アッシング除去する。下層金属膜4を
配線形状にパターニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、金属積
層配線を有する半導体装置の製造方法に関するものであ
り、より特定的には、タングステンおよびチタンを含む
金属積層配線を有する半導体装置の製造方法に関する。
この発明は、また、タングステンおよびチタンを含む金
属積層配線を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タングステンと、その下部にある窒化チ
タン(TiN)等のチタンを含む金属の積層配線を有す
る半導体装置の、従来の製造方法について説明する。
【0003】図7を参照して、下地にSiO2膜2を有
する基板1の上に、SiN膜6/W膜5/TiN膜4/
ドープト−ポリ−Si膜3の積層配線層を形成する。レ
ジストパターン7をマスクとして、最上層の窒化シリコ
ン膜(SiN)6を、CF4/O2/Arガスを用いた反
応性イオンエッチング(RIE)により、ドライエッチ
ングする。
【0004】その後、図8を参照して、レジストマスク
7を用いて、タングステン5を、SF6/CF4ガスを用
い、誘導結合プラズマ(ICP)を用いて、ドライエッ
チングする。このとき、側壁部分に、ドライエッチング
時の反応生成物を含む堆積物8が生じる。堆積物8に
は、タングステンを含むポリマーが含まれている。
【0005】図8と図9を参照して、通常、O2/N2
スを用いたダウンフロープラズマにより、レジストマス
ク7をアッシングし、除去する。このとき、側壁の堆積
物8は、アッシング中に除去されずに、残留する。その
後、残留する堆積物8をウエット処理にて除去する。ウ
エット処理には、体積比H2SO4/H22=4:1の溶
液とNH4OH/H22/H2O=1:1:5溶液が用い
られる。
【0006】このとき、図9と図10を参照して、これ
らの溶液に含まれるH22はタングステン5を酸化、溶
解することにより、タングステン5には、約500Å〜
200Åのサイドエッチングが生じる。
【0007】図10と図11を参照して、窒化シリコン
6をマスクとして、TiN膜4/ドープト−ポリ−Si
膜3を、Cl2/O2ガスを用いた、エレクトロンサイク
ロトロン共鳴(ECR)プラズマにより、ドライエッチ
ングし、配線を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の、金属積層配線
を有する半導体装置の製造方法は、以上のように構成さ
れていた。しかし、この従来方法では、0.3μm以
下、とりわけ0.18μm以下の配線では、タングステ
ン5のサイドエッチングの割合が大きく、配線抵抗がば
らつき、歩留りが低下するという問題点があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、歩留りの低下を防ぎ、制御よく
積層配線を形成することができるように改良された、金
属積層配線を有する半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0010】この発明の他の目的は、そのような方法で
形成された金属積層配線を有する半導体装置に関する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る、金属積
層配線を有する半導体装置の製造方法においては、ま
ず、Tiを含む下層金属膜および、その上に形成された
Wを含む上層金属膜が設けられた基板を準備する。上記
上層金属膜の上に、配線形状のパターンを有するレジス
トマスクを形成する。上記レジストマスクを用いて、上
記上層金属膜をドライエッチングし、それによって、上
記上層金属膜を配線形状に加工するとともに、上記下層
金属膜の表面の一部を露出させる。上記レジストマスク
を用いて、Fを含むガスを添加したO2アッシングガス
のプラズマを用いて、アッシング除去する。上記下層金
属膜を、配線形状にパターニングする。
【0012】この発明によれば、レジストマスクを、F
を含むガスを添加したO2アッシングガスのプラズマを
用いて、アッシング除去するので、条件を選ぶことによ
り、上記下層金属膜の表面に、TiとFの化合物からな
る発塵物を堆積させずに、レジストマスクと側壁の堆積
物を除去することができる。
【0013】請求項2に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上記Fを含むガスの濃度
は、上記下層金属膜の表面の上に、TiとFの化合物か
らなる発塵が堆積しないように選ばれている。
【0014】この発明によれば、下層金属膜の表面の上
に発塵が堆積しないので、後の工程において、ポリSi
のエッチング残渣を生じさせない。
【0015】請求項3に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上記O2アッシングガス
のプラズマ中の、上記Fを含むガスの濃度は、0.25
%以下にされている。
【0016】この発明によれば、上記Fを含むガスの濃
度が0.25%以下にされているので、上記下層金属膜
の表面の上に、TiとFの化合物からなる発塵が堆積し
ない。
【0017】請求項4に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上記O2アッシングガス
のプラズマ中の、上記Fを含むガスの濃度は、0.1%
以上にされており、上記O2アッシングガスにはCl2
添加されている。
【0018】この発明によれば、O2アッシングガスに
Cl2が添加されているので、上記Fを含むガスの濃度
が増加しても、発塵を抑えることができる。
【0019】請求項5に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上記O2アッシングガス
のプラズマ中の、上記Fを含むガスの濃度を3%以上に
して、上記レジストマスクのアッシング除去を行ない、
その後、露出した上記下層金属膜の表面の一部を希フッ
酸で処理する。
【0020】この発明によれば、下層金属膜の表面に、
TiとFの化合物が形成されても、希フッ酸処理によっ
て除去することができる。
【0021】請求項6に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上記上層金属膜を、CF
xを含むガスを用いて、上記ドライエッチングを行な
い、該上層金属膜のオーバーエッチング時に、上記CF
xを含むガスの上記CFxのガス比を低下させる。
【0022】この発明によれば、上記金属膜のオーバー
エッチング時に、上記CFxを含むガス中の上記CFx
ガス比を低下させるので、上層金属膜のオーバーエッチ
ング時に、下層金属膜の表面に、TiとFの化合物から
なる発塵を発生させない。
【0023】請求項7に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上記上層金属膜を、CF
xを含むガスを用いて、上記ドライエッチングを行な
い、該上層金属膜のオーバーエッチング時に、Cl2
添加する。
【0024】この発明によれば、上記上層金属膜のオー
バーエッチング時に、Cl2を添加するので、下層金属
膜の表面に、TiとFの化合物からなる発塵の発生を防
ぐことができる。
【0025】請求項8に係る、金属積層配線を有する半
導体装置は、基板を備える。上記基板の上に、Tiを含
む下層金属配線層および、その上に形成されたWを含む
上層金属配線層が設けられている。上記下層金属配線層
の側壁面は、上記上層金属配線層の側壁面と面一にされ
ている。
【0026】この発明によれば、下層金属配線層の側壁
面は、上層金属配線層の側壁面と面一にされているの
で、配線抵抗がばらつかなくなり、ひいては、歩留りが
向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図について説明する。
【0028】実施の形態1 図1を参照して、従来と同様に、下地にSiO2膜2を
有する基板1の上に、SiN膜6/タングステン(W)
膜5/TiN膜4/ドープト−ポリ−Si膜3の積層配
線層を形成する。レジストマスク7を用いて、最上層の
窒化シリコン膜(SiN膜)6を、CF4/O2/Arガ
スを用いた反応性イオンエッチングにより、ドライエッ
チングする。
【0029】図1と図2を参照して、従来と同様に、レ
ジストマスク7を用いて、タングステン(W)膜5を、
SF6/CF4ガスを用い、誘導結合プラズマを用いて、
ドライエッチングする。このとき、側壁部分に、堆積物
8が形成される。
【0030】図2と図3を参照して、Fを含むガスとO
2との混合ガスのプラズマにより、レジストマスク7を
アッシングし、除去する。Fを含むガスには、CF4
CHF3、CH22、C48、NF3を用いる。O2もし
くはO2とN2の混合ガスにより、レジストマスク7がア
ッシング除去され、同時に、側壁の堆積物8も除去され
る。
【0031】しかし、この方法では、図3を参照して、
TiN膜4の表面に、TiとFの化合物である発塵物9
が堆積する。
【0032】図4は、添加ガスとしてCHF3を加えた
ときのガス比と発塵量との関係を示す(図中、黒丸が、
ガス比と発塵量と関係を示している)。添加するCHF
3のガス比が増加するほど、発塵量が増加し、その粒径
も大きくなっていることが認められた。この発塵9を残
して、下地のTiN膜4とドープト−ポリ−Si膜3を
エッチングすると、発塵物9がマスクとなって、ポリ−
Si膜3のエッチング残渣を生じさせ、歩留りが低下す
る。この発塵物9は、CHF3のガス比を、約3%以下
とすることにより、抑えることができる。下記に示すプ
ロセス条件を用いて、ダウンフロープラズマを用いて、
アッシング処理するのが好ましい。
【0033】ガス:O2/CHF3=2000sccm/
2sccm〜5sccm圧力=150Paμ波電力=1
000WCHF3が2sccm(0.1%)でも、レジ
ストマスク7と同時に、発塵物9を除去することができ
る。微量のFを含むガスを添加することにより、発塵は
抑えられ、レジストマスク7と堆積物8の除去を行なう
ことができる。ここで、アッシング中にN2が添加され
ていても、側壁の堆積物8が除去されることに、変わり
はない。
【0034】同時に、微量のCl2(10%)を加えた
ときのガス比と発塵量との関係を、図4の白丸で示す。
アッシングガス中に、微量のCl2を添加することによ
り、CHF3の添加量を増加させても、発塵の増加を抑
えることができた。これは、Cl2により、TiがTi
Clx(x=2〜4)としてエッチングされるからであ
る。下地のTiN層4もエッチングされるが、この範囲
では、レジストマスク7のエッチングレジストが十分に
大きいため(>100倍)、十分に制御することができ
る。
【0035】これらの方法により、図5を参照して、タ
ングステン膜5の所望の形状のパターンを得ることがで
きる。
【0036】図5と図6を参照して、その後、従来と同
様に、窒化シリコン膜6をマスクとして、TiN膜4/
ドープト−ポリ−Si膜3を、Cl2/O2ガスを用いた
ECRプラズマにより、ドライエッチングし、金属積層
配線を有する半導体装置を形成する。この方法によって
得られた半導体装置においては、TiN膜4の側壁面
は、W膜5の側壁面と面一になる。
【0037】W膜5の側壁面とTiN膜4の側壁面が面
一になっているので、従来のもの(図10)と異なり、
配線抵抗にばらつきはない。ひいては、歩留りが向上す
る。
【0038】実施の形態2 実施の形態1は、発塵を抑制し、歩留りを向上させる技
術に関するものであるが、本実施の形態2は、アッシン
グ処理後のウエット処理方法を変更することで、生じた
発塵を除去することに関する。
【0039】従来用いていたO2/N2ガスによるプラズ
マでは、側壁の堆積物が除去できずに、その後に、H2
SO4/H22とNH4OH/H22/H2O溶液による
ウエット処理が必要となっていた。しかし、CF4、C
HF3、CH22、C48、NF 3等のFを含むガスを
0.1%以上添加することにより、堆積物を除去するこ
とが可能であり、従来技術で用いられていたH2SO4
22とNH4OH/H2 2/H2O溶液による、ウエッ
ト処理は不要となる。
【0040】3%以上のCF4、CHF3、CH22、C
48、NF3等のFを含むガスを用いても、TiN表面
に、TiとFの化合物が形成されても、希フッ酸処理に
よって除去することができる。
【0041】処理に用いる薬液は、純水により希釈され
たHF濃度=0.01〜4%のものを使用する。処理温
度は、室温(23℃)である。
【0042】この希フッ酸処理を行なうことにより、化
合物中のTiが希フッ酸によりエッチングされると同時
に、下地のTiN膜もエッチングされ、リフトオフす
る。このとき、TiN膜は、希フッ酸により等方性エッ
チングされるため、サイドエッチングされるが、その量
は40Å以下であり、問題とならない。また、希フッ酸
処理によってアッシング時に生じた、TiN膜の表面の
酸化膜は、希フッ酸により除去されるため、その後のT
iN膜4/ドープト−ポリ−Si膜3のドライエッチン
グを制御よく行なうことができる。以上の方法で、シリ
コン窒化膜およびタングステン配線を加工し、その側壁
に堆積物がなく、表面に発塵のない、清浄表面を得るこ
とができる(図5)。その後、HBr/O2ガスを用い
たECRプラズマにより、TiN膜4/ドープト−ポリ
−Si膜3をドライエッチングする。エッチング条件
は、以下のとおりである。
【0043】ガス:HBr/O2=20〜200scc
m/2〜20sccm 圧力:2.0〜5.0Pa μ波電力:400〜1500W コイル電流1:14A コイル電流2:14A コイル電流3:3A 下部電極電力:20〜60W 下地のSiO2と選択比の高い(>30)エッチング条
件で、TiN膜4/ドープト−ポリ−Si膜3を選択エ
ッチングし、所望の積層金属配線を形成する(図6)。
【0044】実施の形態3 TiとFの化合物による発塵は、タングステン配線膜5
のドライエッチング時にも生じる。タングステンのエッ
チング時のオーバーエッチング中に、下地のTiN膜4
がエッチングされ、エッチングガス中に含まれるCF4
等の化合物を形成するからである。ICPプラズマを用
いたときのタングステンのエッチング条件を以下に示
す。
【0045】ガス:SF6/CF4=30〜500scc
m/5〜100sccm 圧力:2〜50mTorr 上部コイル電力:400〜2000W 下部電極電力:20〜150W エッチング形状を制御するために、添加ガスとして、C
4のほかに、CHF3、CH22、NF3も用いられ
る。このとき、必ずしも、CF4のガス比が4%以上
で、発塵するわけではない。ダウンフローのプラズマと
異なり、衝突するイオンにより、ポリマーが形成されに
くいためである。
【0046】エッチング中のウェハの保持する電極に印
加するRF電力を低下させると、発塵を起こしやすく、
CF4の流量比を50%とすると、下部電力のRF電力
が100W以下になると発塵し、CF4の流量比が20
%になると、下部電極のRF電力が50W以下になる場
合、発塵しやすくなる。RF電力を増加させると、レジ
スト選択比の低下やテーパ形状になりやすいといったデ
メリットがあるため、制御性をよくするために、5〜1
00sccmのCl2を添加する。
【0047】Cl2の添加量を増加させるほど、下地の
TiN膜の削れ量は増加するため、下地の膜厚に依存さ
せて、Cl2の添加量を設定する。Cl2を添加したSF
6/CF4/Cl2にて、タングステン膜をエッチングす
ることにより、RF電力を下げても、発塵を抑制させる
ことができ、エッチングプロセスの制御範囲を広くする
ことができる。
【0048】また、発塵は、タングステンのオーバーエ
ッチング中に生じるため、オーバーエッチングに限定し
てもよい。エッチング時に消費されるF発光をモニタす
ることによって、その発光の変動から、タングステンエ
ッチングの終点を判定することができ、オーバーエッチ
ングのみでも、エッチングガスを変化させることができ
る。
【0049】そこで、少なくとも、タングステンエッチ
ングのオーバーエッチング時に、CF4のガス比を低下
させる。もしくは、タングステンのオーバーエッチング
時に、Cl2を添加して、TiとFの化合物の発生を防
ぎ、図2の形状を得ることができる。その後、図3、図
5、図6の工程を経由することにより、配線抵抗のばら
つきのない、金属積層配線を有する半導体装置が得られ
る。
【0050】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1に係る金属積層配線を有する半
導体装置の製造方法においては、レジストマスクを、F
を含むガスを添加したO2アッシングガスのプラズマを
用いて、アッシング除去するので、条件を選ぶことによ
り、下層金属膜の表面に、TiとFの化合物からなる発
塵物を堆積させずに、レジストマスクと側壁の堆積物を
除去することができるという効果を奏する。
【0052】請求項2に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、下層金属膜の表面の上に
発塵が堆積しないので、後の工程において、ポリSiの
エッチング残渣を生じさせない。
【0053】請求項3に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、Fを含むガスの濃度が
0.25%以下にされているので、下層金属膜の表面の
上に、TiとFの化合物からなる発塵が堆積しない。
【0054】請求項4に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、O2アッシングガスにC
2が添加されているので、Fを含むガスの濃度が増加
しても、発塵を抑えることができる。
【0055】請求項5に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、下層金属膜の表面に、T
iとFの化合物が形成されても、希フッ酸処理によって
除去することができる。
【0056】請求項6に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、金属膜のオーバーエッチ
ング時に、CF含むガス中のCFxのガス比を低下させ
るので、上層金属膜のオーバーエッチング時に、下層金
属膜の表面に、TiとFの化合物からなる発塵を発生さ
せない。
【0057】請求項7に係る金属積層配線を有する半導
体装置の製造方法においては、上層金属膜のオーバーエ
ッチング時に、Cl2を添加するので、下層金属膜の表
面に、TiとFの化合物からなる発塵の発生を防ぐこと
ができる。
【0058】請求項8に係る金属積層配線を有する半導
体装置によれば、下層金属配線層の側壁面は、上層金属
配線層の側壁面と面一にされているので、配線抵抗がば
らつかなくなり、ひいては、歩留りが向上するという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の
順序の第1の工程における半導体装置の断面図である。
【図2】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の
順序の第2の工程における半導体装置の断面図である。
【図3】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の
順序の第3の工程における半導体装置の断面図である。
【図4】 O2/CHF3のガス比と異物との関係を示す
図である。
【図5】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の
順序の第4の工程における半導体装置の断面図である。
【図6】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の
順序の第5の工程における半導体装置の断面図である。
【図7】 従来の半導体装置の製造方法の順序の第1の
工程における半導体装置の断面図である。
【図8】 従来の半導体装置の製造方法の順序の第2の
工程における半導体装置の断面図である。
【図9】 従来の半導体装置の製造方法の順序の第3の
工程における半導体装置の断面図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造方法の順序の第4
の工程における半導体装置の断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の製造方法の順序の第5
の工程における半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1 基板、2 SiO2膜、3 ドープト−ポリ−Si
膜、4 TiN膜、5W膜、6 SiN膜。
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB01 BB18 BB30 DD65 EE17 FF13 FF16 HH20 5F004 AA13 BA14 BA20 BB14 BD01 DA00 DA01 DA04 DA15 DA16 DA17 DA18 DA23 DA25 DA26 DA30 DB03 DB07 DB08 DB10 DB26 EA07 EA13 EA28 EB02 5F033 HH04 HH19 HH33 MM05 MM08 MM13 QQ13 QQ15 QQ19 RR04 RR06 XX00 XX21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Tiを含む下層金属膜および、その上に
    形成されたWを含む上層金属膜が設けられた基板を準備
    する工程と、 前記上層金属膜の上に、配線形状のパターンを有するレ
    ジストマスクを形成する工程と、 前記レジストマスクを用いて、前記上層金属膜をドライ
    エッチングし、それによって、前記上層金属膜を配線形
    状に加工するとともに、前記下層金属膜の表面の一部を
    露出させる工程と、 前記レジストマスクを、Fを含むガスを添加したO2
    ッシングガスのプラズマを用いて、アッシング除去する
    工程と、 前記下層金属膜を、配線形状にパターニングする工程
    と、を備えた、金属積層配線を有する半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記Fを含むガスの濃度は、前記下層金
    属膜の表面の上に、TiとFの化合物からなる発塵が堆
    積しないように選ばれている、請求項1に記載の金属積
    層配線を有する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記O2アッシングガスのプラズマ中
    の、前記Fを含むガスの濃度は、0.25%以下にされ
    ている、請求項1に記載の金属積層配線を有する半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記O2アッシングガスのプラズマ中
    の、前記Fを含むガスの濃度は、0.1%以上にされて
    おり、 前記O2アッシングガスにはCl2が添加されている、請
    求項1に記載の金属積層配線を有する半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記O2アッシングガスのプラズマ中
    の、前記Fを含むガスの濃度を3%以上にして、前記レ
    ジストマスクのアッシング除去を行ない、 その後、露出した前記下層金属膜の表面の一部を希フッ
    酸で処理する、請求項1に記載の金属積層配線を有する
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記上層金属膜を、CFxを含むガスを
    用いて、前記ドライエッチングを行ない、該上層金属膜
    のオーバーエッチング時に、前記CFxを含むガスの前
    記CFxのガス比を低下させる、請求項1に記載の金属
    積層配線を有する半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記上層金属膜を、CFxを含むガスを
    用いて、前記ドライエッチングを行ない、該上層金属膜
    のオーバーエッチング時に、Cl2を添加する、請求項
    1に記載の金属積層配線を有する半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 基板と、 前記基板の上に設けられた、Tiを含む下層金属配線層
    と、その上に形成されたWを含む上層金属配線層と、を
    備え、 前記下層金属配線層の側壁面は、前記上層金属配線層の
    側壁面と面一にされている、金属積層配線を有する半導
    体装置。
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