JP2000311721A - 電池の満充電判定方式 - Google Patents

電池の満充電判定方式

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Abstract

(57)【要約】 【課題】満充電を高精度に判定可能な電池の満充電判定
方式を提供すること。 【解決手段】単位充電量当たりの電圧の変化量に基づい
て電池の満充電を判定する。更に、単位充電量当たりの
電圧変化率が所定の正のしきい値より大きい領域にあり
(S122)、かつ、電圧変化率が略正ピーク(S12
2、S124)となる場合に満充電と判定し、電圧変化
率が正のしきい値より小さい領域で満充電と判定しな
い。本発明によれば、充電電流の変化により電池の端子
電圧が変動して電圧変化率dV/dAhが正ピーク値を
もち、その結果として満充電と誤判定するという問題を
解決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の充電装置に
関し、特にその満充電判定に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、電気自動車に使われる電
池には、高性能で長寿命なNiーMH電池が使われるよ
うになってきた。NiーMH電池の満充電判定法とし
て、特開平7−14612号公報は、単位時間当たりの
電圧変化率dV/dtが前回より降下する場合に、満充
電と判定する方式を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したNiーMH電
池のごときアルカリ系二次電池における電圧変化率dV
/dtによる満充電判定では、充電電流変化により電圧
変化率dV/dtの変化のために満充電判定に誤差が生
じるという問題があった。この問題に対し、本出願人は
単位充電量当たりの電圧変化率dV/dAhの正ピーク
値の検出により満充電を判定する方式を開発した。
【0004】すなわち、アルカリ系二次電池における電
圧変化率dV/dAhは、充電初期において急速に低下
し、充電中期ではほぼ一定となり、充電終盤にて急速に
増加し(電解液の電気分解が始まるから)、満充電でピ
ークとなり、その後、負値にまで急激に低下する(発熱
し電気分解電圧が低下するから)ので、電圧変化率dV
/dAhのピーク値(正ピーク値ともいう)を検出して
満充電と判定することにより、充電電流のばらつきが多
少あっても正確に満充電を判定することができる。な
お、この満充電判定方式では、温度が高温となると上記
ピークが小さくなり、更に高温になると上記ピークが消
失してしまうため、電圧変化率dV/dAhが0又は負
値となる場合に満充電と判定している。
【0005】しかしながら、この電圧変化率dV/dA
hでも、充電電流が変動すると、この電流変化×電池の
内部抵抗の分だけ電圧が変動し、この電圧変動などによ
り満充電になる以前に電圧変化率dV/dAhが正ピー
ク値となるという問題があることがわかった。また、電
池の内部温度が変動する場合も満充電になる以前に電圧
変化率dV/dAhが正ピーク値となる可能性が考えら
れる。
【0006】充電電流が変化しないようにするために高
精度の定電流充電器を用いることもできるが、高価とな
る。また、電気自動車搭載の充電器などのように、充電
器が電池充電中に負荷インピーダンスが変動する他の負
荷へ給電を行なう場合もあり、この場合、電池の充電電
流にも影響が生じることを防止することは容易ではな
い。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、満充電を高精度に判定可能な電池の満充電判定
方式を提供することを、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の電池の充電装置によれば、単位充電量当たりの電圧
の変化量に基づいて電池の満充電を判定する。このよう
にすれば、従来のように電圧の単位時間当たりの変化率
ではなく、単位充電量当たりのそれらの変化量により満
充電を判定するので、充電電流がばらついてもピークの
大きさは変わらないため、正確に満充電を判定すること
ができる。
【0009】また、端子電圧や温度の絶対値ではなく、
その変化量ににより満充電を判定するので、センサ誤差
や電池特性のばらつきによる検出精度の低下を回避する
ことができる。更に、単位充電量当たりの電圧変化率が
所定の正のしきい値より大きい領域にあり、かつ、電圧
変化率が略正ピークとなる場合に満充電と判定し、電圧
変化率が正のしきい値より小さい領域で満充電と判定し
ないので、上記説明した充電電流の変化により電池の端
子電圧が変動し、これにより電圧変化率dV/dAhが
正ピーク値をもち、その結果として満充電と誤判定する
という問題を解決することができる。
【0010】すなわち、充電電流がかなり大きく変動し
ても、この電流変化に電池の内部抵抗を掛けて求めた電
圧変化の正ピーク値は、内部抵抗が小さいので常温時に
おける満充電時の正ピーク値よりかなり小さくなり、し
たがって、充電電流の変動による電圧変化率dV/dA
hの変動が満充電と判定されることがない。なお、上記
所定の正のしきい値とは、一定値とする他、今回の充電
時の電圧変化率dV/dAhの最小値に正の一定値を加
えた値としてもよく、前回充電時の電圧変化率dV/d
Ahの正ピーク値と最小値との間の差に所定割合を掛け
たものでもよい。更に、温度により電圧変化率dV/d
Ahの正ピーク値が変化することから検出温度により正
ピーク値を変更してもよい。
【0011】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の電池の充電装置において更に、電圧変化率dV/dA
hが0又は所定の負値となる場合に満充電と判定し、こ
の電圧変化率が0〜正のしきい値の領域で満充電と判定
しない。このようにすれば、高温時にも満充電判定でき
るとともに、常温時において万一、正ピーク値判定の見
逃しにより満充電と判定できず過充電状態に移行して
も、その後、電圧変化率dV/dAhが0又は負値とな
る場合に満充電と再判定できるので、早期に過充電を防
止することができる。
【0012】請求項3記載の構成によれば請求項1又は
2記載の電池の満充電判定方式において更に、正のしき
い値を、電池の温度に正の相関を有して変更するので、
すなわち電圧変化率dV/dAhと充電量Ahとを二軸
とする二次元平面上における電圧変化率dV/dAhの
正ピーク値が温度上昇とともに小さくなってもそれに応
じて正のしきい値も小さくするので、温度変化にかかわ
らず高精度の満充電判定を行うことができる。
【0013】請求項5記載の構成によれば請求項1乃至
4のいずれか記載の電池の満充電判定方式において更
に、複数対の電圧・電流データにより所定の定電流時
(I=0も可能)の端子電圧である定電流端子電圧Vs
を算出し、この定電流端子電圧Vsの変化率により、満
充電を算出する。たとえば、複数対の電圧・電流データ
により電池の内部抵抗を求め、この内部抵抗に電流を掛
けて電池の内部電圧降下を求め、端子電圧Vからこの内
部電圧降下を減算して開放電圧を求め、この開放電圧を
本発明で言う定電流換算電圧Vsとして、その電圧変化
率(dVs/dAh又はdVs/dt)を求めればよ
い。結局、複数対の電圧・電流データがあればそれらか
ら所定の定電流時の定電流換算電圧Vsを求められるこ
とは明白である。
【0014】このようにすれば、充電電流が変動してい
ても正確に満充電判定することができる。また、充電装
置の出力電流のふらつきを許容できるので、充電装置の
回路構成を簡素化することができる。更に、出力電流値
がばらつく種々の充電装置を用いることができ、たとえ
ば充電ステーションが代わっても問題が生じない。更
に、電池の内部抵抗は電池温度によって変化するが、こ
の温度変化による内部抵抗変化に起因して端子電圧Vが
変動してもそれを同時に補償することができるので、温
度変化による端子電圧Vと充電電流Iとの関係が変動す
るのも補償することができる。
【0015】なお、上記電圧・電流データとは、所定の
同時点における端子電圧Vと充電電流値iとのペアを意
味する。請求項6記載の構成によれば請求項5記載の電
池の満充電判定方式において更に、電圧・電流データは
周期的にサンプリングされ、このサンプリング期間中に
前記充電電流Iを変更することにより前記複数対の電圧
・電流データを得る。このようにすれば、簡単かつ各サ
ンプリング期間ごとに定電流換算電圧Vsを求めること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電池の充電装置の
好適な態様を以下の実施例により具体的に説明する。
【0017】
【実施例】図1は、電気自動車の充電装置のブロック図
である。 (装置の全体構成)1は組み電池であり、多数の電池モ
ジュール2を直列接続してなる。電池モジュール2は1
0個の縦続接続された単電池セルからなる。3は温度セ
ンサ、4は電流センサ、5は各電池モジュール2の両端
の電圧を検出する電圧検出回路、6は電池モジュール2
の温度を検出する温度検出回路、7は組み電池1の充放
電電流を検出する電流検出回路である。これら検出回路
5〜7はこの実施例ではA/Dコンバータで構成される
が、専用回路で構成してもよい。
【0018】8は各検出回路5〜7からの信号を受け取
り、充電器9の出力電流(充電電流)を制御するための
マイコン内蔵の充電制御回路であり、充電器9は所定の
定電流で組み電池1を充電するよう接続されている。充
電制御回路8は、実際には電池コントローラとして満充
電判定動作を含む充電制御の他に、放電制御や電池保護
制御などの他のル−チンを行う。充電制御回路8の満充
電判定に関連する動作については後述する。各検出回路
5〜7及び充電制御回路8は電池コントローラ10を構
成しており、電池コントローラ10は充電器9及び外部
コントローラ(図示せず)と通信可能となっている。
【0019】(ニッケル水素電池の特性)定格容量が1
00Ahの電池モジュール2の定電流(10A)充電時
における充電容量(充電量)とモジュール電圧との関係
を図2に示す。充電容量(充電量ともいう)Ahの増加
とともにモジュ−ル電圧Vは一貫して増大し、満充電
(100Ah)の直前において電圧Vの変化率(増加
率)は増加し、その後、減少することがわかる。なお、
図2における温度は電池モジュール2のケースの外表面
の温度(環境温度)であり、温度検出回路6の検出温度
とは異なる。
【0020】図3は、図2の電池充電における充電量A
hと電圧変化率dV/dAhとの関係を示す。図3か
ら、満充電直前で電圧変化率が顕著に立ち上がり、満充
電で正ピークとなり、その後電圧変化率が急激に低下
し、その後、電圧変化率が負となることがわかる。ま
た、温度が増加するとともに正ピークが小さくなり、温
度が40℃を超えると正ピークがかなり小さくなり、5
0℃では電圧Vは満充電(100Ah)に達する前に逆
に低下することがわかる。
【0021】図4は、各充電電流値における充電量Ah
と電圧変化率dV/dAhとの関係を示す。図4から、
充電電流が変動すると電圧変化率dV/dtが変動する
ことがわかる。 (満充電判定動作)次に、この実施例の要旨である満充
電判定動作を含む充電制御動作について図5のフローチ
ャートを参照して以下に説明する。
【0022】まず、外部からの充電信号の入力によりこ
の充電制御動作が開始され、最初に各部の初期化が行わ
れ、充電器9に所定の定電流(10A)での充電を開始
させ、内蔵タイマーのカウントを開始する(S1)。次
に、検出回路5〜7から、端子電圧VB、充電電流I
B、電池温度TBを読み込み(S2)、充電開始からの
時間を内蔵タイマから読み込む(S3)。
【0023】なお、割り込みルーチンを用いて所定間隔
(たとえば100msec)ごとに端子電圧VB、充電
電流IB、電池温度TBを読み込んでもよいことはもち
ろんである。次に、充電異常判定を行い(S4)、異常
であればアラーム発報、充電中止などの充電以上処理を
行って(S5)、ルーチンを終了する。なお、この実施
例における充電異常は、充電時間が異常に長く所定の基
準時間を超えた場合、又は、電池温度が異常に高温で所
定の基準温度を超え、正ピーク値の検出が期待できない
場合を指定するものとする。
【0024】S4において充電異常と判定されない場合
には、満充電であることを示すフラグFlagが立って
いる(ON)かどうかを調べ、立っていれば、均等充電
処理を行って(S7)、ルーチンを終了する。フラグが
オフであれば、内蔵タイマの前回のカウント時間と今回
のカウント時間との時間差を算出し、この時間差に読み
込み済みの充電電流IBを掛けて今回の充電量を算出
し、この充電量を前回の充電量に累算して充電量Qgを
求める(S8)。
【0025】(定電流換算電圧Vs算出処理)、次に、
定電流換算電圧Vs算出処理を行う。この処理を図6を
参照して以下に説明する。 (データサンプリング)まず、満充電判定中を示すフラ
グF2が0(オフ)かどうかを調べ(S90)、オフで
あればフラグF2を1(オン)にして(S91)S92
に進む。
【0026】S92では、満充電判定期間となったかど
うかを判定し、なったならS93に進み、なっていなけ
ればS2へ戻る。なお、満充電判定期間となったかどう
かは、前回のS9以下の満充電判定動作から累算した充
電量ΔQg(=現時点の充電量Qgから前回の満充電判
定動作開始時点の充電量Qg’を差し引いた量)を求
め、差ΔQgが所定の単位充放電量Ahxに達した場合
にS93以下の満充電判定を行い、そうでなければ満充
電判定には時期尚早であるとしてS2へリターンする。
【0027】S93では、電圧・電流データをサンプリ
ングするタイミングを決定する単位充電量差ΔAhが所
定しきい値Ahyに達したかどうかを調べ、達しなけれ
ばS2へ戻り、達したら、電圧・電流データVB、I
B、充電量Qgを読み込んで記憶し、単位充電量差ΔA
hを0にリセットするデータサンプリング・ルーチンを
12回繰り返す。
【0028】次に、最初の3回分の電圧・電流データV
B、IBから平均の電圧・電流データVBM1、IBM
1(前期平均電圧・電流データという)を求め、次の6
回分の電圧・電流データVB、IBから平均の電圧・電
流データVBM2、IBM2(中期平均電圧・電流デー
タという)を求め、最後の3回分の電圧・電流データV
B、IBから平均の電圧・電流データVBM3、IBM
3(後期平均電圧・電流データという)を求める。
【0029】なお、このデータサンプリング・ルーチン
は最初の3回が終了したら、充電器9に指令して充電電
流を、前期平均電流データIBM1からΔI(ここでは
3A)だけ低下させる。その後、この充電電流(ばらつ
きがなければ7A)で上記データサンプリング・ルーチ
ンを6回実施し、その後、再度、充電器9に指令して中
期平均電流データIBM2からからΔI(ここでは3
A)だけ増加させ、その後、この充電電流(ばらつきが
なければ10A)で上記データサンプリング・ルーチン
を3回実施する。
【0030】結局、この連続して実施される12回のデ
ータサンプリング・ルーチンにより、12組の電圧・電
流データVB、IB、充電量Qgが得られ、それらか
ら、前期平均電圧・電流データVBM1、IBM1、中
期平均電圧・電流データVBM2、IBとM2、後期平
均電圧・電流データVBM3、IBM3を求めることが
できる。なお、各充電量Qgのデータは単位充電量差Δ
Ahずつ異なっていることになる。
【0031】図7は上記データサンプリングタイミング
を示すタイミングチャートである。101〜103は最
初の3回のデータサンプリングタイミングを示し、10
8〜110は最後の3回のデータサンプリングタイミン
グを示す。 (内部抵抗r算出)次に、前期平均電圧・電流データV
BM1、IBM1、中期平均電圧・電流データVBM
2、IBとM2、後期平均電圧・電流データVBM3、
IBM3より、内部抵抗rの算出を行う(S94)。
【0032】まず、前期平均電圧・電流データVBM
1、IBM1と後期平均電圧・電流データVBM3、I
BM3より、平均電圧Vm1と平均電流im1を求め
る。この平均電圧Vm1と平均電流im1と中期平均電
圧・電流データVBM2、IBM2とから次式で電池1
の内部抵抗rを算出する(S94)。 r=ΔVm/Δm なお、ΔVmはVm1−VBM2の式で算出され、ΔI
mはim1−IBM2の式で算出される。
【0033】(定電流換算電圧Vs算出)次に、求めた
内部抵抗に基づいて定電流換算電圧Vsを次の式で算出
する(S95)。 Vs=−(基準定電流(ここでは10A)−平均電流)
×r+平均電圧 なお、平均電流とは直前の3回分の電流データIBの平
均値、平均電圧とは直前の3回分の電圧データVBの平
均値である。
【0034】なお、基準定電流(ここでは10A)は任
意の値とすることができ、0としてもよい。この場合、
定電流換算電圧Vsは開放電圧となる。次に、フラグF
2を0にリセットしてS10へ進む。S10では、算出
した定電流換算電圧Vsから電圧変化率dV/dAhを
算出する。
【0035】この実施例では、前回のルーチンのS9で
算出した定電流換算電圧Vs(以下、定電流換算電圧V
sの前回値という)及び充電量Qgの値(定電流換算電
圧Vsを算出するための期間の中央の時点での充電量と
する。この実施例では、前回のルーチンのS9の6回目
のデータサンプリング時点における充電量Qgの値であ
り、充電量Qgの前回値という)と、今回のルーチンの
S9で算出した定電流換算電圧Vs(以下、定電流換算
電圧Vsの前回値という)及び充電量Qgの値(今回の
ルーチンのS9の6回目のデータサンプリング時点にお
ける充電量Qgの値であり、充電量Qgの今回値とい
う)とから次式で求める。
【0036】電圧変化率dVs/dAh=(定電流換算
電圧Vsの今回値−定電流換算電圧Vsの前回値)/
(充電量Qgの今回値−充電量Qgの前回値) (放電量以上充電したかどうかの判別)次に、今回の充
電開始からの累計の充電量Qgが直前の放電における累
計の放電量Qsよりも大きいかどうかを判定し(S1
1)、大きければS12へ、大きくなければS13へ進
む。これは、充電ロスなどを考慮すれば少なくとも直前
の放電量Qs以上の充電がなされない限り、通常では満
充電にはならないことを利用して誤満充電判定の確率を
減らすためである。
【0037】(正ピーク値による常温時満充電判定)次
に、求めた電圧変化率dVs/dAhが正ピーク値かど
うかを判定する(S12)。なお、この実施例では、こ
の正ピーク値かどうかの判定は、電圧変化率dVs/d
Ahが増加傾向になった後、減少傾向になったかどうか
で判定するものとする。
【0038】このステップS12を図8に示すフローチ
ャートを参照して更に詳しく説明する。 (正のしきい値の設定及び増加傾向の判定)この実施例
では、増加傾向になったかどうかは、電圧変化率dVs
/dAhがしきい値Vthより正方向に大きいかどうか
で判定する。この実施例ではしきい値VtHを可変値と
するので、上記判定の前にしきい値VtHを次の式で算
出する(S121)。
【0039】 Vth=K・ΔI・r+Voffset+ΔV なお、Kは内部抵抗による補正係数であり、0〜1の間
の所定値たとえば0.5に設定される。ΔIは想定され
る上記平均電流の変動幅である。したがって、K・ΔI
・rは充電電流の変動による定電流換算電圧Vsの変化
幅に比例する値である。Voffsetは電流変化検出
系のオフセット電圧などで決定される値であり、電流変
化がない場合における定電流換算電圧Vsの変動量に関
連する量である。ΔVは、定電流充電時の定電流換算電
圧Vsの通常の電圧増加量であり、ここでは常温時の充
電中期における電圧変化率dVs/dAhに等しい値と
する。
【0040】次のS121では、電圧変化率dVs/d
Ahがしきい値Vthより大きい場合に電圧が増加傾向
にあると判定してS123へ進み、そうでなければS1
3へ進む。 (減少傾向の判定)増加傾向になったかどうかは、ノイ
ズ誤差を減らすために、電圧変化率dVs/dAhの直
前の5回の移動平均値を求め(S123)、この移動平
均値が3回連続して直前の移動平均値から小さくなった
かどうかを調べ(S124)、なった場合に減少傾向に
なったと判定してS15へ進み、そうでなければS13
へ進んで高温時の満充電判定を行う。
【0041】(高温時満充電判定)次に、高温時での満
充電判定のために電圧変化率dVs/dAhが2回続け
て0以下かどうか(又は所定の負値以下)かどうかを判
定し(S13)、そうでなければ満充電を示すフラグF
lagをOFF(すなわち0)とし(S14)、そうで
あれば満充電を示すフラグFlagをON(すなわち
1)とし(S15)、S2へリターンする。
【0042】なお、S11において、充電量QgがQs
より小さい場合にS13へ進むのは、電池が高温の状態
では電池の蓄電能力が低下し、早期に満充電となる可能
性があるので早期にS13による満充電判定を行う必要
があるからである。なお、S15では、満充電と判定し
て満充電を示すフラグFlagを立ててS2へ戻る。
【0043】(実施例効果)上記説明したこの実施例の
満充電判定動作では、従来のように電圧の単位時間当た
りの変化率ではなく、単位充電量当たりのそれらの変化
量により満充電を判定するので、充電電流がばらついて
もピークの大きさは変わらないため、正確に満充電を判
定することができる。
【0044】また、端子電圧や温度の絶対値ではなく、
その変化量ににより満充電を判定するので、センサ誤差
や電池特性のばらつきによる検出精度の低下を回避する
ことができる。また、単位充電量当たりの電圧変化率が
所定の正のしきい値より大きい領域にあり、かつ、電圧
変化率が略正ピークとなる場合に満充電と判定し、電圧
変化率が正のしきい値より小さい正の領域で満充電と判
定しないので、上記説明した充電電流の変化により電池
の端子電圧が変動し、これにより電圧変化率dV/dA
hが正ピーク値をもち、その結果として満充電と誤判定
するという問題を解決することができる。
【0045】また、充電電流の変動が電池の内部抵抗に
関連して電圧変動となり、電圧変化率dV/dAhが変
動し、電圧変化率dV/dAhによる満充電判定の信頼
性を低下させるという問題を、複数組の電圧・電流デー
タから定電流換算電圧Vsを求め、この定電流換算電圧
Vsの電圧変化率dVs/dAhで満充電判定を行うと
いう補償処理によりキャンセルしているので高精度の満
充電判定を行うことができる。
【0046】また、この実施例では、充電器9が変更さ
れたりして、充電電流が変動してもそれと無関係に定電
流換算電圧Vsを算出することができるので、たとえば
複数の充電ステーションを利用しても満充電判定の信頼
性が低下しないなどの効果も奏する。また、電圧変化率
dV/dAhが0又は所定の負値となる場合に満充電と
判定するので、高温時にも満充電判定できるとともに、
常温時において万一、正ピーク値判定の見逃しにより満
充電と判定できず過充電状態に移行しても、その後、電
圧変化率dV/dAhが0又は負値となる場合に満充電
と再判定できるので、早期に過充電を防止することがで
きる。
【0047】また、しきい値Vthを上記式(Vth=
K・ΔI・r+Voffset+ΔV)のように設定す
ることにより、内部抵抗の変化や検出系の誤差による電
圧変化をピークと誤検出することを抑止することができ
るので、満充電検出精度を向上することができる。 (変形態様)しきい値Vthを、電池の満充電容量の8
5%〜95%の容量における電圧変化率dV/dAhの
値に等しく設定することができる。このようにすれば、
正しい正ピーク値を確実に満充電と判定するとともに、
電流変動による偽の正ピーク値を良好に排除することが
できる。
【0048】ただし、電池の満充電容量の85%〜95
%の容量における電圧変化率dV/dAhの値は電池温
度により変動するので、予めマップに電池温度としきい
値Vthとの関係を記憶しておき、検出した電池温度を
このマップに代入してしきい値を求めてもよい。また、
電池の充電電流の10%×電池の満充電容量の10%〜
80%の容量における内部抵抗との積よりも大きく正の
しきい値を設定するので、充電電流が10%変化しても
正確に満充電判定を行うことができる。
【0049】また、上記所定の正のしきい値とは、一定
値でもよく、今回の充電時の電圧変化率dV/dAhの
最小値に正の一定値を加えた値としてもよく、前回充電
時の電圧変化率dV/dAhの正ピーク値と最小値との
間の差に所定割合を掛けたものでもよい。更に、温度に
より電圧変化率dV/dAhの正ピーク値が変化するこ
とから検出温度により正ピーク値を変更してもよい。電
圧変化率dVs/dAhの正ピーク値の大きさと温度と
の関係を予めマップに記憶しておき、検出した温度に基
づいて正ピーク値の大きさを予想し、この大きさと電圧
変化率dVs/dAhの最小値との差に所定の係数を掛
けて、正のしきい値Vthとしてもよい。しきい値Vt
hを、予想される満充電時の電圧変化率dVs/dAh
の正ピーク値)と、非満充電時の予想される最大の正ピ
ーク値との差の半分程度としてもよい。前回の満充電時
の正ピーク値の大きさを記憶しておき、この記憶値を前
回と今回との温度差で補正して今回の正ピーク値とし、
この正ピーク値から今回の電圧変化率dVs/dAhの
最小値を差し引いた値に所定の係数(たとえば0.5)
を掛けて今回のしきい値Vthとしてもよい。
【0050】また、上記実施例では、図7に示す電流パ
ターンで内部抵抗rを算出したが、単純に単位充電量Δ
Ahごとに充電電流値を周期的かつ段階的に変化させ、
互いに充電電流が異なる隣接する2つの期間の端子電圧
VBを検出すれば内部抵抗rを検出することができる。 (他の電圧・電流データのサンプリング方式1)更に、
上記実施例では、単位充電量ΔAhごとに12回のデー
タサンプリングを行い、かつ、最初3回のデータサンプ
リングを所定の充電電流値ip1(10A)での充電を
行う充電期間T1に行い、次の6回のデータサンプリン
グを所定の充電電流値ip2(7A)での充電を行う充
電期間T2に行い、最後の3回のデータサンプリングを
所定の充電電流値ip1(10A)での充電を行う充電
期間T3に行い、充電期間T1における各電圧・電流デ
ータの平均値と充電期間T3における電圧・電流データ
の平均値とから定電流換算電圧Vsを求めている。
【0051】しかし、更に次のようにして内部抵抗算出
のための各電圧・電流データをサンプリングしてもよ
い。すなわち、まず充電電流を所定の充電電流値ip1
(ここでは10A)にセットし、このセットから所定時
間経過後又は所定充電量充電後、第一回目の電圧・電流
データのサンプリングを行う。次に、充電電流をip1
と異なる所定の充電電流値ip2(ここでは7A)にセ
ットし、このセットから所定時間経過後又は所定充電量
充電後、第二回目の次の電圧・電流データのサンプリン
グを行う。次に、求めた両電圧・電流データVB、IB
から上述の方法で内部抵抗の算出及び定電流換算電圧V
sの算出を行う。
【0052】このようにすれば、充電電流値のセットか
ら実際に充電電流がその値に落ち着くまでの間の電圧
値、電流値のばらつきをなくすことができ、より正確な
電圧・電流データVB、IBを得ることができる。 (他の電圧・電流データのサンプリング方式2)更に、
上記他の電圧・電流データのサンプリング方式1におい
て、第二回目の電圧・電流データのサンプリングを行っ
た後、再び充電電流を元のip1に再セットし、この再
セットから所定時間経過後又は所定充電量充電後、第三
回目の次の電圧・電流データのサンプリングを行う。次
に、求めた第一回目の電圧・電流と第三回目の次の電圧
・電流データとの補間の電圧・電流データVB、IBを
求め、この補間の電圧・電流データVB、IBと第二回
目の電圧・電流データVB、IBとから上述の方法で内
部抵抗の算出及び定電流換算電圧Vsの算出を行う。
【0053】このようにすれば、充電の進行によるパラ
メータ変化を上記補間処理によりキャンセルできるの
で、一層正確な電圧・電流データVB、IBを得ること
ができる。 (他の電圧変化率dVs/dAhの算出法)また、上記
した電圧変化率dVs/dAhは次のように求めてもよ
い。
【0054】まず、上記した他の電圧・電流データのサ
ンプリング方式1又は2によって得た電圧・電流データ
VB、IBを用いて第一回目の定電流換算電圧Vsの第
一回値を求め、この定電流換算電圧Vsの第一回値の算
出の基礎となる電圧・電流データVB、IBのサンプリ
ング時点から所定の充電量値dAh遅れた時点にて、再
度、上記した他の電圧・電流データのサンプリング方式
1又は2によって次の電圧・電流データVB、IBのサ
ンプリングを行い、得た電圧・電流データVB、IBを
用いて定電流換算電圧Vsの第二回値を求め、これら定
電流換算電圧Vsの第一回値と第二回値との差を上記所
定の充電量値dAhで除算することによって、電圧変化
率dVs/dAhを求める。
【0055】なお、電圧・電流データVB、IBのサン
プリングに上記した他の電圧・電流データのサンプリン
グ方式1を用いる場合には、定電流換算電圧Vsの第一
回値、第二回値の算出の基礎となる電圧・電流データV
B、IBのサンプリング時点としては、上記した他の電
圧・電流データのサンプリング方式1における充電電流
値ip2(ここでは7A)での上記第二回目の電圧・電
流データのサンプリング時点を選択することが好まし
い。
【0056】また、電圧・電流データVB、IBのサン
プリングに上記した他の電圧・電流データのサンプリン
グ方式2を用いる場合には、定電流換算電圧Vsの第一
回値、第二回値の算出の基礎となる電圧・電流データV
B、IBのサンプリング時点としては、上記した他の電
圧・電流データのサンプリング方式2における充電電流
値ip1(ここでは10A)での上記第三回目の電圧・
電流データのサンプリング時点を選択することが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で用いた充電装置のブロック図であ
る。
【図2】 電池モジュール2の定電流充電時における充
電容量(充電量)とモジュール電圧との関係を示す特性
図である。
【図3】 電池モジュール2の定電流充電時における充
電容量(充電量)とモジュール電圧変化率との関係を示
す特性図である。
【図4】 電池モジュール2の種々の充電電流値での充
電時における充電容量(充電量)とモジュール電圧変化
率との関係を示す特性図である。
【図5】 この実施例の満充電判定方式を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図5に示す満充電判定方式の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図6におけるデータサンプリングタイミング
及び充電電流の強制変更状態を示すタイミングチャート
である。
【図8】 図5に示す満充電判定方式の一部を示すフロ
ーチャートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電時に求めた電池の端子電圧V及び充電
    量Ahから単位充電量当たりの電圧変化率を演算し、 前記電圧変化率の正ピークに基づいて前記電池の満充電
    を判定する電池の満充電判定方式であって、 前記電圧変化率が所定の正のしきい値より大きい領域に
    あり、かつ、前記電圧変化率が略正ピークとなる場合に
    満充電と判定することを特徴とする電池の満充電判定方
    式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電池の満充電判定方式にお
    いて、 前記電圧変化率が0又は所定の負値となる場合に満充電
    と判定し、前記電圧変化率が0より大きく前記正のしき
    い値未満の領域で満充電と判定しないことを特徴とする
    電池の満充電判定方式。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の電池の満充電判定方
    式において、 前記正のしきい値を、前記電池の温度に正の相関を有し
    て変更することを特徴とする電池の満充電判定方式。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか記載の電池の満
    充電判定方式において、 前記電池は、ニッケル水素電池からなることを特徴とす
    る電池の満充電判定方式。
  5. 【請求項5】請求項1乃至5のいずれか記載の電池の満
    充電判定方式において、 前記端子電圧Vのデータ及び充電電流Iのデータの対か
    らなる電圧・電流データを複数対検出して、前記複数対
    の電圧・電流データに基づいて前記充電電流Iの所定値
    における前記端子電圧又はそれと所定の相関関係をもつ
    電圧である定電流換算電圧Vsを演算し、単位充電量又
    は単位時間当たりの前記定電流換算電圧Vsの変化率
    (dVs/dAh)を求めて前記電圧変化率とすること
    を特徴とする電池の満充電判定方式。
  6. 【請求項6】請求項5記載の電池の満充電判定方式にお
    いて、 前記電圧・電流データのサンプリング期間中に前記充電
    電流Iを変更することにより前記複数対の電圧・電流デ
    ータを得ることを特徴とする電池の満充電判定方式。
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