JP2000309510A - オキシアルキレン化基を含む架橋ポリオルガノシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物 - Google Patents

オキシアルキレン化基を含む架橋ポリオルガノシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なマット効果を示し、その特性が時間が
経過しても皮膚上に持続して残る組成物を提供する。 【解決手段】 液状脂肪相を含有する、ケラチン物質の
ためのマット効果を付与するメークアップ又はケア用の
組成物において、少なくとも一つのオキシアルキレン化
基を含んでなる架橋されたエラストマー状の固体ポリオ
ルガノシロキサン粒子を、上記液状脂肪相に対する増粘
剤及び界面活性剤として含有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長く持続するマッ
ト効果(艶消し効果)と清涼感を併せ持つヒトの皮膚及び
/又は唇用のケア及び/又はメークアップ組成物に関す
る。この組成物は、特にリップスティック、アイライナ
ー、フェイスパウダー、アイシャドウ又はファンデーシ
ョン、あるいは抗日光製品、デオドラント又はトリート
メントシャンプーに関する。これは特に無水ゲル、程度
の差はあれ増粘されたローション又はクリームの形態
か、あるいはスティック又はディシュとして成形された
製品である。
【0002】本発明は、またマット効果(艶消し効果)を
皮膚又は唇に付与し及び/又はその不完全性をカモフラ
ージュするための、特定のポリオルガノシロキサン粒子
の使用にも関する。
【0003】
【従来の技術】従来のリップスティックやファンデーシ
ョン組成物は一般に油分、ペースト状化合物及びワック
スのような脂肪物質、並びに一般的にフィラー及び顔料
からなる粒子相を含有する。フィラーは一般に組成物の
テクスチャーを改変し、また皮膚及び/又は唇に付着し
た組成物の被膜にマット効果を付与する一方、顔料は一
般に組成物に色彩を与える。
【0004】マット効果は混合肌(combination skin)や
脂性肌を持つ使用者から、また高温多湿の気候での使用
者に対して特に望ましい。使用されるマット効果を与え
るフィラーは通常は吸収フィラー(absorbent fillers)
で、特にタルク、シリカ、カオリン又はナイロンパウダ
ーのような、皮脂及び組成物により導入される過剰の油
分を吸収するフィラーであるか、又は「ソフトフォーカ
ス(soft focus)」効果として知られている光を散乱させ
る光学的性質を有するフィラーである。これらのフィラ
ーは、皮膚を乾燥させ、皮膚の起伏、特にシワと毛穴を
強調し、局所的な不完全さを目立たせる傾向にある。更
に、吸収フィラーは、いささか不自然なパウダー状の外
観をもたらし、マット効果は長くは持続しない。
【0005】信越社の商品名KSG(KSG6、16、
17及び18)、ダウコーニング社のトレフィル(Trefi
ls)又はグランドインダストリー社のグランシル(Gransi
ls)として知られている架橋シリコーンポリマーのよう
なマット効果ポリマー類が最近使用されてきている(ヨ
ーロッパ特許出願公開第790055号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの市販品におけ
る問題は、それらがオイリーでべとべとし、清涼感が無
く、そのために高温多湿の環境で使用し、及び/又は脂
性肌を有する使用者が使用するのに不向きか難しいこと
である。更に、これらの市販品は、シリコーン油を含有
しないもの(例えばダウコーニング社のトレフィル50
5C)でさえ、水性媒質中に分散させることが困難であ
る。これらの製品は「水不溶性」エラストマーシリコー
ンポリマーとして提供されている(花王によるヨーロッ
パ特許出願公開第0855178号参照)。
【0007】水性相に導入することが難しいこれらのポ
リマーは完全に撥水性である。水、特に汗に対するその
強い非相容性のために、これらのポリマーは汗を吸収せ
ず、汗が出てくる皮膚の表面で「真珠のようになる(pea
rl)」傾向さえある。従って、これらのポリマーのマッ
ト効果力は時間の経過と共に消えてしまう傾向にある。
更に、これらを含む油中水型又は水中油型エマルション
のような組成物は経時的に不安定化する。
【0008】最近、化粧品としての性質を改善するため
にこの種のポリマーを含むエマルションが開発された
(コーセーの米国特許第5421004号及びエステー
ローダーの米国特許第5599533号を参照)。これ
らのエマルションは無水製品ほどべとつかずより清涼感
があるが、架橋シリコーンポリマーによって当初からも
たらされていたそのマット効果が失われている。
【0009】例えば信越化学によって市販されているK
SG20やKSG21の化合物のような、水性媒質に分
散する架橋オルガノシロキサン型の化合物が存在し、そ
の特定の化学構造(信越の米国特許第5236986号
を参照)のために水性媒質に分散しうる(極性基の存在
が界面活性を生じる)が、これらの化合物は、本発明の
組成物のものとは異なり、特にマット効果をもたらさ
ず、多量の水(例えば70重量%までの水)を乳化させる
こともできない。したがって、経時的に安定で、皮膚に
対するその特性が時間が経過しても持続して残り、同時
に清涼感をもたらすマット効果を付与する組成物がなお
も求められている。
【0010】更に、従来のファンデーション及び/又は
リップスティック組成物は、皮膚又は唇に塗布すると、
移ってしまうという欠点がある。すなわち、組成物が接
触し得るある種の支持体、特に、グラス、カップ、たば
こ、衣類又は皮膚の一部分に付着して、シミを残すとい
った欠点がある。その結果、皮膚又は唇に適用した皮膜
の持続性が劣ることとなり、ファンデーション又はリッ
プスティック組成物を規則的に繰り返し塗布する必要が
生じる。更に、特にブラウスの襟にこのような容認でき
ないシミができると、女性の中には、この種のメークア
ップを使用しなくなる人もいる。
【0011】化粧品科学の研究者は、数年の間「耐移り
性」のリップスティック及びファンデーション組成物に
興味を抱いている。例えば、資生堂は、特開昭61−6
5809号公報において、1〜6の炭素原子のペンダン
トアルキル鎖又はペンダントフェニル鎖を有する1〜7
0重量%の(3次元網状組織を持つ)シロキシシリケート
樹脂、10〜98重量%の環状シリコーン鎖含有揮発性
シリコーン油、及び粉末状フィラーを含有する「耐移り
性」リップスティック組成物を提案している。同様に、
ノエビア社は、特開昭62−61911号公報におい
て、一又は複数の炭化水素系ロウと組み合わせて一又は
複数の揮発性シリコーンを含有する「耐移り性」リップ
スティック、アイライナー及びファンデーション組成物
を開示している。
【0012】これらの組成物は、「耐移り性」の点では
全く満足できるものであるが、シリコーン油が蒸発した
後に、時間が経つと不快感(乾いてしまう感じや突張
感)を生じる皮膜が唇上に残ってしまう不具合があり、
このために、この種のメークアップ製品の使用を止める
女性もいる。この種の組成物の使用をより快適にするた
め、非揮発性の油類を添加することができるが、その場
合は「耐移り性」の効果が損なわれてしまう。
【0013】更に最近になって、レブロン社がそのヨー
ロッパ特許出願公開第602905号でメチル鎖がペン
ダントした直鎖状又は環状揮発性シリコーンと炭素原子
数が12〜18のエステル化鎖がペンダントしたシリコ
ーン樹脂を含有する「耐移り性」リップスティックを案
出した。揮発性シリコーンが蒸発した後に唇に残る口紅
の皮膜は、やはり快適な適用感がなく、特に乾きすぎる
感じを与えるという不具合がある。同社はまたヨーロッ
パ特許出願公開第709083号において、シロキシシ
リケート樹脂と揮発性シリコーンを組み合わせて含有す
る「耐移り性」ファンデーションも案出した。このファ
ンデーションもまた時間が経つと乾いた感じがし比較的
快適感に乏しいという不具合がある。
【0014】更に、ファンデーション又はリップスティ
ック組成物、特にこれらの組成物中の顔料が皮膚又は唇
に適用されると、それらは時間が経つと移動する、すな
わち、唇や目を囲んでいる皮膚のシワやコジワの内部に
入り込み、唇の輪郭を越えて最初のラインの外側へ移動
し、美的でない影響を生じる傾向がある。これらのシミ
ができると、女性の中にはこの種のメークアップを使用
しなくなる人もいる。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の主題は、詳細には、上述のさまざまな問題を解消
し、特に移らず、従来の「耐移り性」製品よりも良好な
化粧品特性を有し、特にすべり感があり、引きつり感が
なく、唇に乾燥した感じを与えず、従来のマットな感じ
を与える化粧品に比較してより良好なマット効果と清涼
感を有し、これらの性質が長く持続する、ヒトの皮膚及
び唇用のケア又はメークアップ組成物にある。これらの
組成物はまた経時的に優れた残留力、特に色彩の残留力
を持ち(経時的に色彩の変化がない)、特に皮膚のヒダに
入り込まないという性質も有する。
【0016】本発明は、ヒトの唇や皮膚のためのメーク
アップ製品だけでなく、ヒトの唇や皮膚のためのケア製
品及び/又はトリートメント製品にも応用することがで
きる。本発明の組成物は頭皮に対しても使用することが
できる。
【0017】しかして、本発明の一つの主題は、液状脂
肪相を含有する、ケラチン物質のためのマット効果を付
与するメークアップ又はケア用の組成物であって、少な
くとも一つのオキシアルキレン化基を含んでなる架橋さ
れたエラストマー状の固体ポリオルガノシロキサン粒子
を、上記液状脂肪相に対する増粘剤及び界面活性剤とし
て含有することを特徴とする組成物にある。
【0018】本発明は、また、ヒトの皮膚又は唇にマッ
ト効果を付与し、及び/又は皮膚及び/又は唇の不完全
さをカモフラージュするための、ケア又はメークアップ
組成物におけるあるいはケア又はメークアップ組成物の
調製における、少なくとも一つのオキシアルキレン基、
より詳細にはオキシエチレン基、を含んでなる架橋エラ
ストマー状の固体ポリオルガノシロキサン粒子の使用に
も関する。特に、この組成物は液状脂肪相に分散した水
性相を有する。
【0019】「不完全さ(imperfection)」なる用語は、
あらゆる皮膚の欠陥、例えば微細な起伏(毛穴、シワ、
コジワ)、シミ(marks)及び面皰、及び毛細血管を意味す
る。
【0020】「エラストマー状(elastomeric)」なる用
語は、粘弾性を有する柔軟(supple)で変形可能な物質、
特にスポンジや柔軟な球状のコンシステンシーを意味す
る。その弾性定数は、この物質が変形に耐え、引張と収
縮に対して限られた能力を有するようなものである。こ
の物質は伸びた後その元の形状に再び戻ることができ
る。このエラストマーは、移動性が架橋点の均一な網状
構造により制限された高分子量のポリマー鎖から形成さ
れる。
【0021】本発明の組成物中のポリオルガノシロキサ
ン類は、ポリオキシアルキレン鎖(特に、ポリオキシエ
チレン鎖)を形成可能な一又は複数のオキシアルキレン
化基、特にオキシエチレン化(OE)基、例えば1〜4
0、好ましくは1〜20、更に好ましくは12〜20の
オキシアルキレン化単位を含む。これらの基は、ペンダ
ント状でも鎖末端にあってもよく、またシリコーン構造
の2つの部分を結合するようなものでもよい。これらの
基を担持するケイ素の数は好適には1〜10、より好ま
しくは1〜6である。
【0022】本発明は、より詳細には、オキシエチレン
化基を含む(すなわち、オキシアルキレン化基としてオ
キシエチレン化基のみを含む)ポリオルガノシロキサン
類に関するが、本発明はまた、オキシプロピレン化基を
含む、すなわちオキシアルキレン化基としてオキシプロ
ピレン化基のみを含むポリオルガノシロキサン類にも関
する。ポリオルガノシロキサン類はまた一又は複数、例
えば1〜20のオキシエチレン化(OE)基と、一又は複
数、例えば0〜20のオキシプロピレン化(OP)基の双
方を含むことができる;これらのポリオルガノシロキサ
ン類はまたアルキルエトキシプロピレン化基を含むポリ
オルガノシロキサン類としても知られている。好ましく
は、オキシエチレン化基の数はオキシプロピレン化基の
数よりも大である。
【0023】更に、ポリオルガノシロキサンのポリマー
骨格を形成しているシリコーン構造は、好適には、メチ
ル基の幾つかが任意にC〜C30、好ましくはC
、更に好ましくはC10〜C20のアルキル基、
又はフェニル基で、鎖末端かペンダント状に置換されて
いてもよいポリジメチルシロキサン(PDMS)構造であ
る。
【0024】更に、オキシアルキレン化基を含むポリオ
ルガノシロキサンは、上述した一又は複数のオキシアル
キレン化され、好ましくはオキシエチレン化された基を
介して又は一又は複数のアルキレン化された基により一
緒に結合された一又は複数のシリコーン骨格を含み得、
アルキレン化基の数は1〜20、好ましくは1〜10で
ある。好ましくは、一緒に結合した少なくとも2つのポ
リマー骨格を含んでなる。
【0025】好適には、本発明に係る組成物のエラスト
マー状のポリオルガノシロキサンのシリコーン骨格は2
6〜80のケイ素原子を含む。本発明において、ポリオ
ルガノシロキサン粒子は液状脂肪相中での水性相の乳化
剤として作用する。
【0026】本発明の組成物のエラストマー状ポリオル
ガノシロキサンは、液状脂肪相を増粘し、水性相中で液
状脂肪相を乳化し、またその逆をなすという顕著な力を
有する;これらは液状脂肪相中で膨潤する。これらは、
皮膚を乾燥させず、良好な化粧品的性質、特にソフト
感、清涼感及びマット効果をもたらし、べとつかず移ら
ない。この新規なエラストマーは、適用すると快適感を
感じ、伸びが良く、ソフト感があり、べとつかない組成
物を得ることを可能にする。この化粧品としての性質
は、第1には、ポリオルガノシロキサンのテクスチャー
に起因し、第2には、油性媒質、特に組成物のものと皮
膚により分泌されるものを捕捉するマイクロスポンジの
性質に匹敵する性質に起因する。
【0027】本発明に係る組成物が皮膚へマット効果を
もたらす性質は顕著で本来的であり、オキシアルキレン
化基、特にオキシエチレン化基を含むこれらのポリオル
ガノシロキサン類に特異的である。好適には、組成物に
はマット効果をもたらすフィラーは含まれない。本発明
の組成物は、ペースト状、固体又は程度の差はあれ流動
性のクリーム状の形態とすることができる。これは程度
の差はあれ流動性がある水中油型又は油中水型エマルシ
ョン、固体又は柔らかい無水ゲル、あるいは多相エマル
ション、特に水中油中水型又は油中水中油型エマルショ
ンの形態とすることができる。この組成物は、ローショ
ン、ゲル、クリーム又は成型品の外観のものとでき、エ
アゾールの形態とすることさえできる。
【0028】好適には、本発明の組成物は単純な又は多
相エマルションであり、界面活性剤を含有しない。好ま
しくは、この組成物は、組成物の全重量の70%を越え
る多量の水を含有する。本発明に係る組成物は安定であ
る。すなわち、少なくとも2ヶ月間、室温で分離しな
い。
【0029】本発明に係るエラストマー状のポリオルガ
ノシロキサンは部分的にあるいは全体的に架橋され、三
次元構造を有している。有機相に含めると、これは、使
用される油相の量に依存して、少量の油相の存在下で使
用した場合のスポンジ状の外観の製品から、多量の油相
の存在下での均一なゲルへと、転換される。このエラス
トマーによる油相のゲル化作用は全体的でも部分的でも
よい。
【0030】本発明のエラストマーは、液状脂肪相に分
散させた三次元構造のエラストマー状のポリオルガノシ
ロキサンを有する粉末又は乳化ゲルの形態である。「油
相」とも称される「液状脂肪相」なる表現は、室温(2
5℃)と大気圧(760mmHg)で液体であるあらゆる
非水性物質又は非水性物質の混合物を意味する。
【0031】本発明に係るエラストマー状のポリオルガ
ノシロキサンは、特に白金タイプの触媒の存在下におい
て、少なくとも、 −(a)シリコーン鎖のα−ω位に少なくとも2つのビ
ニル基を有する第1のポリオルガノシロキサン(i)と; −(b)一分子当たり一つのケイ素原子に結合した少な
くとも一つの水素原子と少なくとも一つのオキシアルキ
レン基、特にオキシエチレン化基を有する第2のポリオ
ルガノシロキサン(ii)と、 の非水性媒質中での付加反応及び架橋反応によって得ら
れる架橋ポリマーから選択することができる。
【0032】特に、ポリオルガノシロキサン(i)は、
ポリジメチルシロキサン類(PDMS類)から選択され、
より詳細には、α−ω−ジメチルビニルポリジメチルシ
ロキサンである。ポリオルガノシロキサン(ii)は、ケ
イ素原子にそれぞれ結合した一又は複数の水素原子、及
び1〜22の炭素原子を含むアルキレン基を介してケイ
素原子に結合された、一又は複数のオキシエチレン化基
及び場合によっては一又は複数のオキシプロピレン化基
を含んでなるポリジメチルシロキサン類から特に選択さ
れる。
【0033】必要に応じて、第1のポリオルガノシロキ
サン類(i)及び第2のポリオルガノシロキサン類(ii)
のシリコーン鎖はC〜Cアルキルペンダント鎖及び
/又はアリール鎖を含んでなる。
【0034】本発明に係る組成物のエラストマー状のポ
リオルガノシロキサンは、好適には無水ゲルの形態であ
る。このゲルは特に以下の工程によって得ることができ
る。 −(a)第1のポリオルガノシロキサン(i)と第2のポ
リオルガノシロキサン(ii)を混合し、 −(b)(a)工程で得られた混合物に油相を加え、 −(c)白金触媒の存在下において第1のポリオルガノ
シロキサン(i)と第2のポリオルガノシロキサン(i
i)を油相中で重合させる、 ことによって得ることができる。
【0035】無水ゲルの製造に使用される油相は、炭化
水素系油類及び/又はシリコーン油類から選択される、
室温(25℃)で液体である一又は複数の油類を含む。好
適には、油相は、場合によっては1〜6の炭素原子を含
むアルキル鎖又はアリール鎖がペンダントするか鎖末端
にあってもよい、室温で液体である、直鎖状又は環状鎖
を含むPDMS類から選ばれる一又は複数の油類を含む
シリコーン液体相である。
【0036】「炭化水素系油類」なる表現は、主に炭素
原子と水素原子を含む油類、特にアルカン類及びアルケ
ン類のようなアルキル又はアルケニル鎖を含む油類を意
味する。これらの油類はまた一又は数個のエステル、エ
ーテル、ヒドロキシル、カルボキシル基及びその混合物
を含んでいてもよい。
【0037】本発明のポリオルガノシロキサン類は、特
に米国特許第5412004号の実施例3、4及び8及
び米国特許第5811487号の実施例の手順に従って
得ることができる。好ましくは、米国特許第54120
04号の実施例3のポリオルガノシロキサンが使用され
る。
【0038】米国特許第5412004号の実施例3の
生成物は、オキシエチレン化基を含む約33重量%の架
橋ポリオルガノシロキサンと約67重量%の6cStの
PDMSとを含むペースト状ゲルの形態である。該ポリ
オルガノシロキサンはポリマーの全重量に対して約18
%のエチレンオキシドを含む。
【0039】本発明のエラストマー状ゲルは、RS75
コントロール応力レオメーター(Haake)を用いて25
℃、コーン/プレートジオメトリ;コーン特性:直径2
0mm、角度1°、間隙40μmで測定して、10−3
−1又は10−4−1の領域の低剪断力で2・10
P〜4・10Pの範囲の動的粘度を持ち、200s
−1の剪断速度で15〜50Pの範囲の動的粘度を持つ
塑性剪断シニング挙動(plastic shear-thinning behavi
our)を有する。本発明のポリオルガノシロキサンはまた
800Pa<G plateau<2500Pa(ここで、δ
plateauは10°の範囲で、G plateauはコンシステン
シーを表し、δplateauは弾性を表す)として定義される
低剪断応力値での支配的弾性特性を持つ1Hzでの粘弾
性挙動を有する。これは大気圧で約160〜170℃の
引火点を有する。
【0040】米国特許第5412004号の実施例3の
エラストマーゲルの動的粘度は200s−1の剪断速度
に対して45Pである。
【0041】好ましくは、このエラストマー状のポリオ
ルガノシロキサンゲルは、組成物中に0.5〜99%、
好ましくは3〜75%の割合で存在し、これは、0.1
〜33重量%、好ましくは1〜25%のポリマーの活性
物質量に相当する。本発明のエラストマー状ゲルはま
た、少なくとも4ヶ月の間、油分の滲出がなく室温で安
定である。
【0042】特に、エラストマー状のポリオルガノシロ
キサン粒子(活性物質として)は0.1〜500μm、好
ましくは3〜200μm、更に好ましくは3〜50μm
の範囲の大きさを有している。この粒子は、球状、平板
状又はアモルファス状であってよいが、好ましくは球状
である。
【0043】本発明のエラストマー状ポリオルガノシロ
キサンは、特に約2.5のHLB(親水性−親油性バラ
ンス)を持つ界面活性剤である。従って、安定な油中水
型エマルション及び安定な油中水中油型もしくは水中油
中水型エマルションの調製に完全に適している。
【0044】このエラストマー状のポリオルガノシロキ
サンゲルは、室温で液体である脂肪物質、室温で固体で
あるワックス又はガム、動物性、植物性、鉱物性又は合
成由来のペースト状脂肪物質、その混合物と組合わせる
ことができる。
【0045】更なる脂肪相は任意の脂肪相とでき、シリ
コーン油、フッ化油、フルオロシリコーン油又は炭化水
素系油で、部分的にシリコーンを含有していても良いも
ののような、室温で液体である製品を含みうる。これら
の油類は、室温と大気圧下で揮発性であっても良い。
「揮発性の油」なる表現は、特に、皮膚あるいは唇に接
触したとき1時間以内に蒸発しうる油、殊にゼロでな
く、特に10−3〜300mmHg(室温及び大気圧下)
で好ましくは0.3mmHgより大きい蒸気圧を有する
ものを意味する。この油類は組成物の全重量の1〜80
重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは1
〜30重量%を占めることができる。
【0046】本発明の組成物に使用することができる油
として、特に以下のものを挙げることができる: − ペルヒドロスクアレンのような動物性の炭化水素系
油; − 液状脂肪酸トリグリセリドのような炭化水素系植物
油、例えばヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、ゼニ
アオイ(marrow)油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼ
ルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、ヒマシ
油、アボカド油、ダイナミットノーベル社によってミグ
リオール(Miglyol)810、812及び818の名称で
販売されているものやステアリヌリデュボア社によって
販売されているもののようなカプリル酸/カプリン酸ト
リグリセリド; − 例えばプルセリン油のような、化学式RCOOR
(ここで、Rは7〜19の炭素原子を有する高級脂
肪酸残基を示し、Rは3〜20の炭素原子を有する分
枝状炭化水素系鎖を表す)の油、ミリスチン酸イソプロ
ピル又はアルコール又は多価アルコールのオクタノアー
ト、デカノアート又はリシノレアート; − 鉱物性又は合成由来の直鎖又は分枝状炭化水素、例
えば揮発性又は非揮発性流動パラフィンとその誘導体、
ワセリン、ポリデセン、及びパーリームのような水素化
ポリイソブテン; − 式RCOR(ここで、RはC−C19アル
キル基、RはC〜C 20アルキル基である)の合成
エーテル類; − オクチルドデカノール又はオレイルアルコールのよ
うな脂肪アルコール; − 部分的に炭化水素をベースとした及び/又はシリコ
ーンを含有するフッ化油、例えばパーフルオロポリエス
テル類; − シリコーン油、例えば室温で液状又はペースト状の
直鎖又は環状シリコーン鎖を含むポリメチルシロキサ
ン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチコーン及
びポリメチルフェニルシロキサン、及びC〜C20
ルキル鎖を持つアルキルポリジメチルシロキサン; −これらの混合物。
【0047】オキシエチレン化基を含むポリオルガノシ
ロキサンゲルにより、これらの油類を、組成物のソフト
/シルキーで快適な感触を妨げる油性ゲル化剤を含まな
いオリジナルな「フラン(flan)」型のテクスチャーの形
態に構造化することが可能になる。
【0048】好ましくは、本発明に係る組成物は、室温
で固体又は半固体状(ペースト状)でありうる、炭化水
素系ワックス、フッ化ワックス、シリコーンワックス及
びその混合物を含むことができる。これらのワックス
は、植物性、鉱物性、動物性及び/又は合成であっても
良い。特に、これらのワックスは大気圧で25℃を越
え、好ましくは45℃を越える最初の融点を有する。
【0049】本発明によれば、ワックスは室温で固体
で、可逆的な固体/液体状態変化を受け、200℃まで
となりうる開始融点を有し、固体状態で異方性結晶組織
を有する親油性脂肪物質である。ワックスをその融点に
することで、それを液状脂肪相と混和させ、顕微鏡的に
均一な混合物を生成し、ついで混合物の温度を室温に戻
すことにより、混合物の液状脂肪相におけるワックスの
結晶化がなされる。
【0050】シリコーンワックスは、シリコーン構造
と、シリコーン構造にペンダントして、及び/又は該構
造の末端に一又は複数のアルキル又はアルコキシ鎖を有
する単位を含むワックスであり得、該鎖は直鎖又は分枝
状であり、10から45の炭素原子を有する。これらの
ワックスは、それぞれアルキルジメチコーンとアルコキ
シジメチコーンと称される。更に、これらのアルキル鎖
は一又は複数のエステル官能基を有することができる。
【0051】本発明において使用することができる他の
ワックスとして、ラノリン、ミツロウのような動物性ワ
ックス;カルナウバワックス又はキャンデリラワックス
のような植物性ワックス;鉱物性ワックス、例えばパラ
フィンロウ、褐炭ロウ又はマイクロクリスタリンワック
ス、セレシン又はオゾケライト;ポリエチレンワックス
のような合成ワックスがある。
【0052】これらの脂肪物質は、例えばコンシステン
シー又はテクスチャーの点で所望の性質を有する組成物
を調製するために、当業者が様々な形で選択することが
できる。特に、ワックスが存在すると、特に組成物がス
ティック状の場合に、良好な機械的強度を与えることが
可能になる。
【0053】一般に、本組成物は組成物の全重量に対し
て0〜50重量%、好ましくは5〜30重量%のワック
スを含むことができる。
【0054】本発明の組成物は、好適には、特に水と任
意の割合の水混和性溶媒、例えばポリオール(グルセロ
ール、ジグリセロール、エチレングリコール)、C
低級モノアルコール、アセトン及びジアセトンを含
んでなる液体水性相を含む。水性相は組成物の全重量に
対して0〜75重量%、より好ましくは5〜50重量%
を表すことができる。
【0055】本発明の組成物は、更に当該分野において
通常使用されている任意の添加剤、例えば水溶性又は脂
溶性染料、酸化防止剤、精油、防腐剤、化粧品又は皮膚
科学的活性剤、脂溶性ポリマー類、特にポリアルキレン
類のような炭化水素系脂溶性ポリマー類、水性相ゲル化
剤、脂肪相ゲル化剤、香料、一価又は二価無機塩のよう
な電解質(NaCl、MgCl、MgSO)を含むこ
ともできる。
【0056】これらの添加剤は、本組成物中に通常使用
される量、例えば組成物の全重量に対して0〜20重量
%、好ましくは0.1〜10重量%の割合で存在しう
る。特に、少なくとも30〜60ミリオスモルが電解質
に対して使用される。
【0057】好適には、本発明の組成物は、添加剤とし
て一又は複数の水性相ゲル化剤、すなわち組成物にゲル
化された外観を付与し増粘化する化合物を含有する。本
発明において使用することができる水性相ゲル化剤とし
ては、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシエチル
セルロース及びカルボキシメチルセルロースのような水
溶性セルロース性ゲル化剤;グアーガム;第四級化グア
ーガム;C−Cヒドロキシアルキル基を有する非イ
オン性グアーガム;キサンタンガム、イナゴマメガム、
スクレログルカンガム、ジェランガム、ラムザンガム又
はカラヤガム;アルギン酸塩、マルトデキストリン、デ
ンプンとその誘導体、ヒアルロン酸とその塩;クレー、
特にモンモリロナイト、ヘクトライト、ベントーン又は
ラポナイト;グッドリッチ社から例えば「カルボポール
(Carbopol)」又は「カルボマー(Carbomer)」の名称で販
売されている少なくとも部分的に中性化された架橋ポリ
アクリル酸のような、カルボキシル基を有するポリマー
類(例えばTEAと略称されるトリエタノールアミンで
中和したカルボマー980);ポリグリセリル(メタ)
アクリレートポリマー;ポリビニルピロリドン;ポリビ
ニルアルコール;架橋アクリルアミドポリマー及びコポ
リマー;架橋メタクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロリドのホモポリマー;会合性ポリウレタ
ンを挙げることができる。
【0058】本発明において、水性相ゲル化剤は、好ま
しくはキサンタンガム、クレー(ベントーン又はラポナ
イト)、会合性ポリウレタン、セルロース性増粘剤、特
にヒドロキシエチルセルロース、及び少なくとも部分的
に中和された架橋ポリアクリル酸から選択される。
【0059】言うまでも無く、当業者であれば、考えら
れる添加により本発明に係る組成物の有利な性質が悪影
響を受けないか実質的に悪影響を受けないように留意し
て、任意の更なる添加剤及び/又はその量を選択するで
あろう。特に、これらの添加剤によって組成物の均質
性、安定性、快適さ、マット効果、清涼感、耐移動性又
は「耐移り性」を損なってはいけない。
【0060】本発明に係る組成物は、着色された製品の
形態、特に皮膚のためのメークアップ製品、特にファン
デーション、フェイスパウダー、アイシャドー、アイラ
イナー、コンシーラースティック、ボディ用のメークア
ップ製品(タトゥー)、体表面成長体用のメークアップ製
品、例えばマスカラあるいはネイルラッカー、又はリッ
プスティックのような唇のメークアップ製品の形態とる
ことができる。これらはまた化粧的又は皮膚科学的に活
性な成分を含んでいてもよい非着色形態をとることもで
きる。この場合、組成物は、唇ケア用ベース(寒さ及び
/又は日光及び/又は風から唇を保護するためのリップ
クリーム)又は従来のリップスティックの上に適用され
る定着ベース(この場合の定着ベースは、リップスティ
ック膜の上にその移りを制限する保護膜を形成する)と
して使用することができる。
【0061】本発明の組成物は、また、皮膚(頭皮を含
む)、ケラチン繊維(髪、睫毛、眉毛)、爪又は唇のト
リートメント又はケアのための皮膚科学的もしくは化粧
品組成物の形態、又は抗日光又は人工日焼け用組成物の
形態、あるいは皮膚もしくはケラチン繊維のクレンジン
グ又はメークアップ除去製品、又は脱臭製品の形態とす
ることができる。
【0062】言うまでも無く、本発明の組成物は、化粧
品としてあるいは皮膚科学的に許容されるものでなけれ
ばならない、つまり非毒性で、ヒトの皮膚(瞼の内側を
含む)や唇に塗布することができなければならない。本
発明の目的において、「化粧品として許容可能な」なる
表現は心地よい外観、臭い及び感触を持つことを意味す
る。
【0063】好ましくは、本発明の組成物は、組成物の
全重量に対して0〜60重量%、好ましくは5〜35重
量%の割合で一般に存在する粒子相を含むことができ、
これは、化粧品組成物に通常使用される顔料及び/又は
真珠光沢剤及び/又はフィラーを含むことができる。
【0064】「顔料」なる用語は、組成物の媒質中で可
溶性であり、組成物を着色及び/又は不透明化すること
を意図した白色又は有色の無機もしくは有機粒子を意味
するものと理解されるべきである。「フィラー」なる用
語は、無色又は白色で無機もしくは合成のラメラ状又は
非ラメラ状の粒子を意味するものと理解されるべきであ
る。「真珠光沢剤(nacres)」なる用語は、虹色の、特に
ある種の貝類により殻の内部に生成されたか、合成等さ
れた、真珠光沢のある粒子を意味するものと理解される
べきである。これらのフィラーと真珠光沢剤は組成物の
テクスチャー並びにマット効果/光沢を変えることがで
きる。
【0065】顔料は、最終組成物の重量に対して0〜6
0重量%の割合、好ましくは4〜25重量%の割合で組
成物中に存在しうる。本発明において使用することがで
きる無機顔料として、酸化チタン、酸化ジルコニウム又
は酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄又は酸化クロ
ム及びフェリックブルーを挙げることができる。本発明
において使用することができる有機顔料としては、カー
ボンブラックとバリウム、ストロンチウム、カルシウム
及びアルミニウムレーキを挙げることができる。顔料は
被覆されていても非被覆のものでもよい。
【0066】真珠光沢剤は組成物の全重量に対して0〜
20重量%の割合、好ましくは約2〜15重量%の量で
存在しうる。本発明において使用することができる真珠
光沢剤として、例えば着色チタンマイカのような、酸化
チタン、酸化鉄、天然顔料又はオキシ塩化ビスマスで被
覆したマイカを挙げることができる。
【0067】フィラーは組成物の全重量に対して0〜3
5重量%、好ましくは0〜15重量%の割合で存在しう
る。特に、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロ
ン(特にオルガソール(Orgasol))粉末及びポリエチレ
ン粉末、テフロン、(登録商標)デンプン、窒化ホウ
素、エクスパンセル(ノーベルインダストリー)のような
コポリマーミクロスフィア、ポリトラップ(ダウコーニ
ング)及びシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば東芝
のトスパール)及び繊維、例えばポリアミド類を挙げる
ことができる。
【0068】好適には、本組成物は、タルク、シリカ、
カオリン又はナイロン粉末のような吸収フィラーを含有
しない。一方、光散乱光学特性を有する非吸収フィラー
を含有することができる。
【0069】オキシエチレン化基を含むポリオルガノシ
ロキサンは顔料を良好に分散させ、よって均一なメーク
アップ効果を付与するという利点を有している。これは
また、特に組成物がエマルションの形態である場合に、
組成物を有意に安定化させるという利点も有している。
【0070】本発明に係る組成物は、無水ゲル形態の一
又は複数のエラストマー状のポリオルガノシロキサンを
加熱しないか加熱し、一又は複数の顔料及び/又は一又
は複数の他の添加剤を添加し、必要に応じて溶けた脂肪
物質(特にワックスの最も高い融点まで高めたもの)を
添加し、必要に応じて水性相を加え、ついで必要ならば
乳化させることにより製造することができる。
【0071】本組成物はヨーロッパ特許出願公開第66
7146号に記載されているように押出しによって得る
こともまたできる。当該方法は、ロールミル又はスクリ
ューエクストルーダー-ブレンダーによって、冷却しつ
つペースト(ワックス+油+水+添加剤+顔料)を混合
し、バルクにペーストの粉砕領域をつくることからな
る。この方法の場合には、ソフトなペースト状の組成物
が得られる。
【0072】本発明の主題は、また、化粧品組成物にお
ける又は皮膚又は唇のトリートメント又はケアのための
組成物の調製における、該組成物のマット効果及び/又
はその残留力及び/又はその耐皮脂性を増大させ、及び
/又は上記組成物の移り及び/又は移動(migration)を
低減するための、少なくとも一つのオキシアルキレン
基、特にオキシエチレン基を含んでなる架橋エラストマ
ー状の固体ポリオルガノシロキサン粒子の化粧的使用に
ある。
【0073】好適には、本組成物は、組成物の適用時と
時間が経過したときに快適感が保持されるようにシリコ
ーン樹脂を含有しない。
【0074】本発明の主題は、また、上記において定義
した架橋エラストマー状ポリオルガノシロキサン粒子を
化粧品組成物に導入することからなる、化粧品組成物の
マット効果及び/又は残留力及び/又は耐皮脂性の付与
力を増大させ、及び/又は化粧品組成物の移り性及び/
又は移動性を低減させるための化粧的方法にもある。
【0075】
【実施例】本発明を次の実施例においてさらに詳細に説
明する。パーセントは重量基準である。実施例1「フラン」テクスチャーを持つマットファンデーションの調製 : − 脂肪相 ・シリコーン油(PDMS、6cSt) 10% ・顔料 10% ・変性シリコーン(米国特許第5412004号 の実施例3) 18%(5.7%活性物質) − 水性相 ・防腐剤 適量 ・二価塩 0.4% ・水 全体を100%とする量
【0076】結果 「フラン」(デザート)型のゲルテクスチャーを持つファ
ンデーションの調製により、従来の製品とは異なり、非
常に強いマット効果と適用時に非常に清涼感を有し、時
間が経過しても良好な持続力を有し、経時的にマット効
果を保持することができるファンデーションが得られ
た。該ファンデーションはまた耐移り性と耐移動性を有
している。調製法 室温で油中でポリオルガノシロキサンを膨潤させ、次に
顔料と水性相を添加し、油相が水性相中に乳化するまで
攪拌しながら全体を混合した。
【0077】実施例2マット効果をもたらすケアクリームの調製 : − 脂肪相 ・変性シリコーン(米国特許第5412004号 の実施例) 18% ・シリコーン油(PDMS、6cSt) 10% − 水性相 ・防腐剤 適量 ・二価塩 0.7% ・水 全体を100%とする量
【0078】結果 「デザート」型のコンシステンシーを持つべとつかない
クリームの調製により、清涼感があり、非常に強いマッ
ト効果と経時的に良好な残留力を有するクリームが得ら
れた。このクリームは70%を越える水を含有してお
り、エラストマー以外に如何なる界面活性剤又は共乳化
剤も添加されていない。調製 この組成物は実施例1のようにして調製した。
【0079】該クリームをKSG6をベースとする従来
のクリームとKSG21をベースとする他のものと比較
実験を行った。このクリームは非常に強いマット効果を
もたらすと判定されたが、従来の他のクリームはテカテ
カすると判定された。また、このクリームの耐移り性と
耐移動性はKSG6のものより大であった。
【0080】比較試験 従来の製品として、化粧品研究者のような当業者により
マット効果付与製品であると考えられているエラストマ
ー状オルガノポリシロキサン非含有のPlasのEcl
amat(比較例)を本発明に係る組成物と比較した。こ
の比較試験は、脂性でテカテカした皮膚を持つ28人の
女性に対して、顔の半分の額部分(未処理領域に対する
額の処理領域)で実施した。皮膚の光沢を、ここに出典
を明示して取り込む仏国特許出願公開第2650890
号に開示されたMatidiagSEI−M−0029
−MAT101型の装置を使用して測定した。測定はT
0、T10分、T1時間及びT3時間の時間で実施し
た。
【0081】
【表1】
【0082】この表から、親水性オルガノポリシロキサ
ンが親油性オルガノポリシロキサンよりも顕著に良好な
マット化外観をもたらすことが明らかである。この優位
性は、裸眼でもはっきりと分かる程であった。これは、
測定値がより負の値になると製品のマット効果がより大
きくなるためである。また、このマット化状態は時間が
経っても良好に維持された。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状脂肪相を含有する、ケラチン物質の
    ためのマット効果メークアップ又はケア用の組成物にお
    いて、少なくとも一つのオキシアルキレン化基を含んで
    なる架橋されたエラストマー状の固体ポリオルガノシロ
    キサン粒子を、上記液状脂肪相に対する増粘剤及び界面
    活性剤として含有することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 エラストマー状ポリオルガノシロキサン
    が少なくとも一つのオキシエチレン基を含んでなること
    を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 エラストマー状ポリオルガノシロキサン
    がオキシアルキレン化基としてオキシエチレン化基のみ
    を含んでなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 エラストマー状ポリオルガノシロキサン
    が、特に白金型触媒の存在下において、少なくとも、 −(a)一分子当りシリコーン鎖のα−ω位に少なくと
    も2つのビニル基を有する第1のポリオルガノシロキサ
    ン(i)と、 −(b)少なくとも一つのオキシアルキレン基、特にオ
    キシエチレン化基と、一分子当り一つのケイ素原子に結
    合した少なくとも一つの水素原子とを含む第2のポリオ
    ルガノシロキサン(ii) の非水性媒体中での付加反応及び架橋反応によって得ら
    れるものであることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 第1のポリオルガノシロキサン(i)
    が、ポリジメチルシロキサン類から選択されることを特
    徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 第1のポリオルガノシロキサン(i)
    が、α−ω−ジメチルビニルポリジメチルシロキサンで
    あることを特徴とする請求項4又は5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 第2のポリオルガノシロキサン(ii)
    が、1〜22の炭素原子を含むアルキレン基を介してケ
    イ素原子に結合した一又は複数のオキシアルキレン化
    基、特にオキシエチレン化基と一又は複数の水素原子と
    を含んでなるポリジメチルシロキサン類から選択される
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記
    載の組成物。
  8. 【請求項8】 ポリオルガノシロキサン粒子は、 −(a)第1のポリオルガノシロキサン(i)と第2のポ
    リオルガノシロキサン(ii)を混合し、 −(b)上記(a)工程で得られた混合物に液状脂肪相
    を加え、 −(c)白金触媒の存在下において第1のポリオルガノ
    シロキサン(i)と第2のポリオルガノシロキサン(i
    i)を液状脂肪相中で重合させる、 ことによって得られる無水ゲルの形態であることを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ポリオルガノシロキサン粒子が、800
    Pa<G plateau<2500Pa(ここで、G
    plateauはコンシステンシーを表し、弾性を表すδ
    plateauが10°の範囲である)である1Hzでの剪断応
    力を持つ粘弾性挙動を有するゲルの形態である請求項1
    ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ポリオルガノシロキサン粒子が3〜2
    00μm、好ましくは3〜50μmのサイズを有する請
    求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 液状脂肪相が一又は複数の炭化水素系
    及び/又はシリコーン液体油を含むことを特徴とする請
    求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 動物性、植物性、鉱物性又は合成由来
    の、揮発性又は非揮発性の油、ワックス、ガム及びペー
    スト状脂肪物質、及びその混合物から選択された少なく
    とも一つの脂肪物質をとりわけ含むことを特徴とする請
    求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 エラストマー状ポリオルガノシロキサ
    ンが組成物の全重量に対して0.1〜33%、好ましく
    は1〜25%であることを特徴とする請求項1ないし1
    2のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 組成物の全重量に対して0〜75%、
    好ましくは5〜60%の水性相を更に含有することを特
    徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組
    成物。
  15. 【請求項15】 液状脂肪相が、組成物の全重量に対し
    て1〜80%、好ましくは1〜50%であることを特徴
    とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 組成物の全重量に対して0ないし60
    重量%、好ましくは5ないし35重量%の割合の粒子相
    を更に含むことを特徴とする請求項1ないし15のいず
    れか1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物が、少なくとも1種の化粧品的
    に又は皮膚科学的に活性な成分を更に含むことを特徴と
    する請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 エラストマー状ポリオルガノシロキサ
    ン以外の界面活性剤及び/又は吸収フィラーを含有して
    いないことを特徴とする請求項1ないし17のいずれか
    1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 ファンデーション、フェイスパウダー
    又はアイシャドー組成物、コンシーラー製品、リップス
    ティック、アイライナー、マスカラ、ネールラッカー、
    ボディ用のメークアップ製品、唇用の定着ベース又はケ
    アベース、皮膚又はケラチン繊維用のケア製品又は皮膚
    用製品、抗日光又は人工的日焼け組成物、皮膚又はケラ
    チン繊維のクレンジング製品、又はデオドラント製品の
    形態をとることを特徴とする請求項1ないし18のいず
    れか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 防腐剤、香料、水性相ゲル化剤及び電
    解質から選択される少なくとも1種の成分を更に含有す
    ることを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1項
    に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 ヒトの皮膚又は唇にマット効果を付与
    し、及び/又は皮膚及び/又は唇の不完全さをカモフラ
    ージュするための、化粧品組成物におけるあるいはケア
    又はメークアップ組成物の調製における、少なくとも一
    つのオキシアルキレン基、特にオキシエチレン基を含ん
    でなる架橋エラストマー状の固体ポリオルガノシロキサ
    ン粒子の使用。
  22. 【請求項22】 エラストマー状のポリオルガノシロキ
    サン粒子が請求項4ないし8のいずれか1項に記載され
    た方法により得られたものであることを特徴とする請求
    項21に記載の使用。
  23. 【請求項23】 少なくとも一つのオキシエチレン化基
    を含んでなる架橋されたエラストマー状のポリオルガノ
    シロキサンの粒子を化粧品組成物に導入することからな
    る、化粧品組成物のマット効果及び/又は残留力及び/
    又は耐皮脂性の付与力を増大させ、及び/又は化粧品組
    成物の移り性及び/又は移動性を低減させるための化粧
    的方法。
  24. 【請求項24】 化粧品組成物における又は皮膚又は唇
    のトリートメント又はケアのための組成物の調製におけ
    る、該組成物のマット効果を増大させ、及び/又は該組
    成物の移り性を低減し、及び/又はその残留力及び/又
    は耐皮脂性を増大させるための、少なくとも一つのオキ
    シアルキレン基、特にオキシエチレン基を含んでなる架
    橋エラストマー状の固体ポリオルガノシロキサン粒子の
    使用。
JP2000093546A 1999-03-30 2000-03-30 オキシアルキレン化基を含む架橋ポリオルガノシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物 Pending JP2000309510A (ja)

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