JP2000308123A - 移動通信システムおよび移動通信システムにおける同期方法 - Google Patents

移動通信システムおよび移動通信システムにおける同期方法

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JP2000308123A
JP2000308123A JP11117256A JP11725699A JP2000308123A JP 2000308123 A JP2000308123 A JP 2000308123A JP 11117256 A JP11117256 A JP 11117256A JP 11725699 A JP11725699 A JP 11725699A JP 2000308123 A JP2000308123 A JP 2000308123A
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communication system
timing
service area
radio base
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Toshiyuki Futakata
敏之 二方
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システム間の電波干渉、および移動
通信システム内の電波干渉を軽減、あるいは除去し、通
信品質の向上を図る。 【解決手段】 自移動通信システムのサービスエリアの
近傍にサービスエリアを有する他の移動通信システムの
タイムスロットのタイミング情報を受信し、その情報に
基づき前記他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽
減し、または除去する自移動通信システムのタイムスロ
ットのタイミングを決定し、そのタイミングにより自移
動通信システムのサービスエリア内で通信を行う。ま
た、自システムの無線基地局間の電波干渉の情報に基づ
き該電波干渉を軽減し、または除去する無線基地局の各
々のタイムスロットのタイミングを決定し、そのタイミ
ングによりサービスエリア内で通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル信
号を用い無線周波数により通信する複数の移動通信シス
テムのサ−ビスエリアが互いに重なり合っている等、近
傍にあって相互に電波干渉がある時、相互のシステムに
おいて発生する電波干渉、および移動通信システム内の
近接する無線基地局相互間で発生する電波干渉を軽減、
あるいは除去し、通信品質の向上を図るための移動通信
システムおよび移動通信システムにおける同期方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムは情報通信としてサ
−ビスエリアの拡大、利用者(加入者)の急速な拡大が
続いている。急激な加入者の増加に対処するためには、
周波数の有効利用が必須である。その技術的な解決に信
号形式のデジタル化があり、また、一つの無線基地局の
サ−ビスエリアを狭くして、場所的に異なるところで周
波数の再利用率を高める方法がある。わが国では1.9
GHz帯域を使用するシステムは公衆通信用としてPH
Sシステムがあり、また、自営システムとして、デジタ
ルコードレス電話システムがある。ところで、PHSシ
ステムやデジタルコードレス電話に使用される周波数帯
域は同一であり、サ−ビスエリアも人口密集地域、ある
いは大規模事業所内等であり、また、適用される規格も
基本的には同一のものが使用されている。実際に、前者
の公衆通信用では3つのシステムがほぼ同一サ−ビスエ
リアに存在しており、同時に特定の場所におけるサ−ビ
スエリア自体はさほど広域ではないが、後者のシステム
も前者のサ−ビスエリアと共通するエリアを共有してい
る場合がある。
【0003】上記の各システムにはそれぞれに所属する
多数の無線基地局があり、それらは各サ−ビスエリアに
点在し、それぞれ無線基地局からは、システムに含まれ
ている利用者(携帯形電話等端末所有者)と交信するた
め無線信号を送受信している。各システムには自システ
ムに属する無線基地局の送受信する信号を制御する制御
局が置かれており、この制御局を通して自システムに属
する移動無線機が自システムの他の移動無線機、あるい
は他システムの移動無線機等と交信可能となっている。
【0004】今後の移動体通信システムの発展を予想す
るに、同一周波数帯域で、基本的に規格も同一で各種シ
ステムが開発され、実用されるものと思われる。このよ
うな各種システムの混在した環境でシステムが運用され
る場合、技術的には下記のような問題が発生する可能性
があり、解決を求められるようになった。
【0005】以下、デジタルコードレス電話システムを
例にとり、現在知られている問題点とその解決策を説明
する。
【0006】デジタルコードレス電話システムの制御チ
ャネルに関して、基地局毎に異なるタイミングとなるよ
う(干渉電力を監視し)制御を行っている。これは、ス
ロット単位ではなく、スーパ−フレーム(720ms)
のなかで、制御チャネルのタイミングを分散するもので
ある。また、マスタ−基地局のタイミングにその他の基
地局が同期を取る方式が実用化されでいる。(電子情報
通信学会B−II Vol.J−81−B−II No.
4, 1998,April) 一方、通信チャネルについては、1基地局当りの通信容
量が少ないことから、異なる周波数を用いて通信するこ
とにより(つまり周波数軸で干渉を回避することによ
り)通信を行っている。
【0007】近年デジタル符号をスペクトル拡散し多重
化されたシステム(CDMAと略記)が移動通信システ
ムで多用される様になって来た。このシステムの一種で
あるCDMA−TDD(Code Division Multiple Access
Time Division duplex)(CDMAを用いた時間分割
多重システム)では、無線基地局からの共通制御チャネ
ルは、バースト的であり、同じ特性を得るためには送信
電力を大きくする必要がある。このために、コードレス
電話システムのようなシステムにおいては、他のシステ
ムの共通制御チャネルが干渉となり、移動局が受信でき
ないことが生じる。
【0008】狭帯域通信では、従来例のように異なる周
波数を用いることによる干渉回避が可能である。これに
対し、CDMAシステムのような広帯域通信において
は、拡散コードの直交性により、干渉を押さえ、キャパ
シティを大きくすることが可能なシステムである。この
ために、異なる周波数への干渉回避が不可能であり、干
渉回避は他のスロットヘ移ることにより実現可能とな
る。特にTDDシステムにおいては、隣接するシステム
の上りタイムスロットと自システムの下りタイムスロッ
トのタイミングが一致している場合には、他システムの
移動局が送信する電力が干渉となり、自システムの移動
機の受信品質が著しく劣化する場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、同一地
域に複数のシステムが存在し、その各サ−ビスエリアが
重なり合っている事例が発生する様になった。この場
合、システムの異なる多数の無線基地局が同一サ−ビス
エリアを対象に、無線信号により、各システムに所属す
る移動無線機等と交信することになる結果、各システム
の通信トラフィックが小さな場合は問題を生じなかった
が、システムに含まれる移動無線機が多数となり、そこ
から発生する通信トラフィックが大きくなると、システ
ム相互間で電波干渉が発生する状態が出現するようにな
った。
【0010】これは当然の現象であり、同一周波数帯域
を使用し、基本的には同一のシステム規格を有するシス
テム(以下「類似システム」と略す)が共存した状態で
使用されるからである。
【0011】ただし、前者の公衆通信用ではシステム自
体に相互の電波干渉をさける手段がすでに部分的に講じ
られているために干渉の発生は若干軽減されているが、
前者と後者の間、もしくは後者相互間では電波干渉をさ
ける手段が講じられていない場合が多いので、悪影響の
程度も大きいことになる。
【0012】システム上の問題とその解決しようとする
課題は以下のようになる。
【0013】まず、共通制御チャネルは、複数ユーザに
共通の制御信号を送信することから、他の通信チャネル
と異なり送信電力制御が行われないことがある。更に、
TDDでは、バースト送信を行うために送信電力を大き
くする必要がある。例えば、連続的に共通制御チャネル
を送信する場合の電力を1とすると、時間的に2タイム
スロット/16タイムスロットだけで伝送する場合に
は、8倍(約9dB)の電力で送信することになる。セ
ルラシステムのように、セル設計を行い送信電力を決定
する方式では、これらの問題はない。しかしながら、コ
ードレスシステムのような自営システムにおいては、セ
ル設計を行うことが不可能であり、共通制御チャネルの
タイムスロットが同じタイミングである場合には、干渉
となり、制御信号を復調できない場合を生じる。このた
めに、異なるシステム間で共通制御チャネルのタイミン
グをずらす必要がある。
【0014】そこで、本発明は上記のシステム相互間で
発生する電波干渉、および上記のシステム内の近接する
無線基地局相互間で発生する電波干渉を軽減、あるいは
除去し、かつシステムの周波数有効利用を向上するため
の手段を提供する。
【0015】まず、システム設置時に、各無線基地局は
システムの制御を総括する制御装置からの指示に従い、
共通制御チャネルを使用して信号を送信する。但し、複
数の無線基地局が同時に共通制御チャネルを送信するこ
とがないように、制御装置は送信する無線基地局を時間
別に指定して実行させる。この指定に従い、近傍にある
各無線基地局では送信された共通制御チャネルの信号を
受信し、制御装置に自無線基地局番号と受信レベルを通
知する。但し、無線基地局から送信した共通制御チャネ
ルの送信電力が各無線基地局により異なっている場合に
は、送信電力レベルも共通制御チャネルの信号に含めて
送信する。この共通制御チャネルの信号を受信した各無
線基地局においては空間伝送時の受信レベルを計算し受
信レベルの代わりに制御装置に通知する。
【0016】図2は移動通信システム内の無線基地局間
における電波の受信レベルの例を示す図である。制御装
置は、以上の動作を各無線基地局について順に行うこと
により図2のような各無線基地局間の受信レベル表を作
成・記憶することが可能となる。なお、この図2の詳細
は後述する。この表は以下説明する様に制御装置が配下
の無線基地局で使用させる同一無線チャネル内の通話チ
ャネル、すなわちタイムスロット内のあるコードを割当
てる際に、干渉妨害のない通話チャネル割当てを実施す
る時に使用される。
【0017】次に、自システムの配下の各無線基地局に
命じて、周辺で動作中の他のシステムに属する無線基地
局の共通制御チャネルの受信を行なわせ、この受信情報
を自システムの制御装置へ通知させる。この結果、制御
装置では自システムの無線基地局を他システムから電波
干渉を受けない無線基地局群(Aグル−プ)と、他シス
テムから電波干渉を受ける無線基地局群(Bグル−プ)
とに分類する。その上で、制御装置では、Aグル−プに
属する無線基地局群には自システム独自の共通制御チャ
ネルのタイミングを定め、これに従わせる。Bグル−プ
に属する無線基地局群には他システムから電波干渉を受
けず、かつ自システムのAグル−プに属する無線基地局
の交信にも電波干渉を与えない共通制御チャネルのタイ
ミングを定め、これに従わせる。
【0018】以上の決定をA、B両グル−プに属する各
無線基地局へそれぞれ連絡する。この情報の通知を受け
た各無線基地局では、この情報に基づき自無線基地局の
タイミングを決め自無線基地局の支配するサ−ビスエリ
アに存在する移動無線機との交信時に適用することにな
る。
【0019】さらに、上記の様な状態に保たれたシステ
ムの運用中において、ある無線基地局で突然、近傍にあ
る他システムの無線基地局から電波妨害を受けたとす
る。これは、無線基地局周辺に新しいビルが建設された
とか、道路の拡幅が行われたとかと言う地形・地物の形
状が変化し、従って電波伝搬状態が変化したことがその
原因と考えられる。この報告を受けた制御装置では、そ
の無線基地局に関する共通制御チャネルのタイミングを
変更する。変更の方法は他システムより電波妨害を受け
ず、かつ、自システムに含まれるいずれの無線基地局の
交信にも電波干渉を与えないタイミング定め、これを上
記の無線基地局へ伝え、移動無線機との交信時に適用す
ることである。
【0020】上記で説明した手段をシステムに適用した
場合の作用を説明する。
【0021】制御装置の配下のある無線基地局のサ−ビ
スエリアに存在する移動無線機から発呼があったとす
る。この発呼信号を受信した無線基地局では制御装置に
対し移動無線機と交信すべき通話チャネルを割当てる要
求信号を送信する。この時、制御装置ではその無線基地
局に通話チャネルの割当てが可能か否か判断することに
なる。この判断に際し同時に進行している他の通信に対
して干渉妨害を与えず、逆に新しい交信に対して他の通
信から干渉妨害を受けないことと、他システムへも干渉
妨害を与えないようにすることが良好な通信の維持と、
周波数利用の向上とが通信制御の最大要件である。
【0022】すなわち、時分割多重化されたデジタル信
号を用いた移動通信システムにおいて、システムの属す
る無線基地局のサ−ビスエリアに存在する1つの移動無
線機から発呼信号が制御チャネルを用いて送信して来た
する。これを受信した無線基地局ではこの情報を制御装
置へ送信する。この信号を受信した制御装置では、この
無線基地局をはじめ近傍の無線基地局で使用中の無線チ
ャネル、無線チャネルにおける各タイムスロット内の通
話チャネルの使用状況、及び、記憶されている図2の表
とを用いて、干渉妨害の発生する可能性のない通話チャ
ネルの存在の有無を判断する。また、すでに説明した他
システムとの干渉妨害の影響を示すA,Bグル−プの別
も場合により検討対象となる。
【0023】その結果、干渉妨害の発生する可能性のな
い通話チャネルが存在する事を認識出来た場合は、発呼
を実行させることになる。
【0024】以上の実行では、明らかに自システム内の
各無線基地局間での電波妨害の発生、他システムから受
ける電波妨害の発生の可能性が除去されている。さら
に、何等かの原因でシステム動作中に新しく発生した他
システムからの電波妨害も直ちに対策を講じることにす
るので、これまた相互のシステムにおいて電波妨害を最
小限に食い止めることが可能となる。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、移動通信システムであって、自移動通信システムの
サービスエリアの近傍にサービスエリアを有する他の移
動通信システムのタイムスロットのタイミング情報を受
信する受信手段と、前記受信手段により受信したタイミ
ング情報に基づき、前記他の移動通信システムとの間の
電波干渉を軽減し、または除去する自移動通信システム
のタイムスロットのタイミングを決定するタイミング決
定手段とを備え、自移動通信システムがあらかじめ定め
られたタイムスロットによりサービスエリア内で通信を
行うと前記他の移動通信システムとの間で電波干渉が発
生する場合には、前記タイミング決定手段により前記タ
イミングを決定し、該タイミングにより、自移動通信シ
ステムのサービスエリア内で通信を行うことを特徴とす
る。
【0026】請求項2に記載の発明は、移動通信システ
ムであって、自移動通信システムのサービスエリアの近
傍にサービスエリアを有する他の移動通信システムのタ
イムスロットのタイミング情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したタイミング情報に基づき、
前記他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、
または除去する自移動通信システムのタイムスロットの
タイミングを決定するタイミング決定手段とを備え、サ
ービスの開始に先立ち、前記タイミング決定手段により
前記タイミングを決定し、該タイミングにより、自移動
通信システムのサービスエリア内で通信を行うことを特
徴とする。
【0027】請求項3に記載の発明は、移動通信システ
ムであって、自移動通信システムのサービスエリアの近
傍にサービスエリアを有する他の移動通信システムのタ
イムスロットのタイミング情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したタイミング情報に基づき、
前記他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、
または除去する自移動通信システムのタイムスロットの
タイミングを決定するタイミング決定手段とを備え、サ
ービス中に、前記他の移動通信システムとの間で電波干
渉が発生した場合には、前記タイミング決定手段により
前記タイミングを決定し、該タイミングにより、自移動
通信システムのサービスエリア内で通信を行うことを特
徴とする。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の移動通信システムにおいて、前記
他の移動通信システムのタイムスロットのタイミング情
報には前記他の移動通信システムの共通制御チャネルの
タイミング情報が含まれ、前記タイミング決定手段は前
記他の移動通信システムの共通制御チャネルのタイミン
グとずらしたタイミングを決定し、自移動通信システム
は該決定したタイミングによりサービスエリア内で共通
制御チャネルを送信することを特徴とする。
【0029】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の移動通信システムにおいて、1以
上の無線基地局を備え、該無線基地局のサービスエリア
が集まって自移動通信システムのサービスエリアが形成
されていることを特徴とする。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の移動通信システムにおいて、前記タイミング決定手段
は、自移動通信システム内の無線基地局間の電波干渉の
情報に基づき、該電波干渉をも軽減し、または除去する
自移動通信システムのタイムスロットのタイミングを決
定することを特徴とする。
【0031】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載の移動通信システムにおいて、前記無線基地局
が複数ある場合には、前記無線基地局の各々において前
記他の移動通信システムのタイムスロットのタイミング
情報を受信し、前記タイミング決定手段は前記無線基地
局ごとにタイムスロットのタイミングを決定することを
特徴とする。
【0032】請求項8に記載の発明は、複数の無線基地
局を備えた移動通信システムであって、前記無線基地局
間の電波干渉の情報に基づき、該電波干渉を軽減し、ま
たは除去する前記無線基地局の各々のタイムスロットの
タイミングを決定するタイミング決定手段を備え、前記
タイミング決定手段により決定したタイミングにより、
サービスエリア内で通信を行うことを特徴とする。
【0033】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の移動通信システムにおいて、前記無線基地局間の電波
干渉の情報は、前記無線基地局間で共通制御チャネルを
用いて信号を送受信した場合の電波の受信レベルである
ことを特徴とする。
【0034】請求項10に記載の発明は、移動通信シス
テムにおける同期方法であって、自移動通信システムの
サービスエリアの近傍にサービスエリアを有する他の移
動通信システムのタイムスロットのタイミング情報を受
信し、自移動通信システムがあらかじめ定められたタイ
ムスロットによりサービスエリア内で通信を行うと前記
他の移動通信システムとの間で電波干渉が発生する場合
には、前記受信したタイミング情報に基づき、前記他の
移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、または除
去する自移動通信システムのタイムスロットのタイミン
グを決定し、前記決定したタイミングにより、自移動通
信システムのサービスエリア内で通信を行うことを特徴
とする。
【0035】請求項11に記載の発明は、移動通信シス
テムにおける同期方法であって、サービスの開始に先立
ち、自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサー
ビスエリアを有する他の移動通信システムのタイムスロ
ットのタイミング情報を受信し、前記受信したタイミン
グ情報に基づき、前記他の移動通信システムとの間の電
波干渉を軽減し、または除去する自移動通信システムの
タイムスロットのタイミングを決定し、前記決定したタ
イミングにより、自移動通信システムのサービスエリア
内で通信を行うことを特徴とする。
【0036】請求項12に記載の発明は、移動通信シス
テムにおける同期方法であって、サービス中に、自移動
通信システムのサービスエリアの近傍にサービスエリア
を有する他の移動通信システムのタイムスロットのタイ
ミング情報を受信し、前記他の移動通信システムとの間
で電波干渉が発生した場合には、前記受信したタイミン
グ情報に基づき、前記他の移動通信システムとの間の電
波干渉を軽減し、または除去する自移動通信システムの
タイムスロットのタイミングを決定し、前記決定したタ
イミングにより、自移動通信システムのサービスエリア
内で通信を行うことを特徴とする。
【0037】請求項13に記載の発明は、複数の無線基
地局を備えた移動通信システムにおける同期方法であっ
て、前記無線基地局間の電波干渉の情報に基づき、該電
波干渉を軽減し、または除去する前記無線基地局の各々
のタイムスロットのタイミングを決定し、前記決定した
タイミングにより、サービスエリア内で通信を行うこと
を特徴とする。
【0038】以上の構成によれば、移動通信システムに
おいて電波干渉を可能な限り低減でき、システムとして
加入者容量の増大が図られ、かつ、利用者に良好な通信
品質のサービスを提供可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて本発明
の実施形態を説明する。
【0040】図1は複数の無線基地局を包含する移動通
信システム(例えば、事業所用デジタルコードレス電話
システム)の構成例を示す図である。この場合、4個の
無線基地局71〜74が示されており、これらがPBX
等制御機能を有する制御装置70に集線されている。各
無線基地局はサービスエリア171〜174を有し、そ
のサービスエリアが集まってシステムのサービスエリア
が形成される。図中の81〜88は移動無線機(携帯電
話(データ)機、携帯端末)を示す。この移動無線機は
サ−ビスエリア171〜174内を通信しながら自由に
他の無線基地局のサ−ビスエリア171〜174へ移行
することが出来る。
【0041】図2は前述したように、移動通信システム
内の無線基地局間における電波の受信レベルの例を示す
図である。すなわち、通信に使用する各無線基地局1〜
5の無線チャネルに関し、各無線基地局1〜5が、あら
かじめ各無線基地局1〜5を総括制御する制御装置に、
無線基地局間で干渉妨害の発生する可能性の有無、干渉
量の測定結果の情報を報告したものである。ここでは送
信電力は既知であるものとしているが、送信電力と受信
レベルをあわせて報告するようにしてもよい。図中の各
欄の数字は干渉量の大きさを示し、数値が大きいほど干
渉量が大きいことを示している。また空欄は干渉量が全
く測定出来なかったことを意味し、干渉関係にないこと
を示す。なお、例えば、無線基地局1送信、無線基地局
4受信の時の干渉量測定値と無線基地局4送信、無線基
地局1受信の時の測定値が異なるのは、伝送路の状態の
変動等による、測定誤差が生じるためである。同様な事
は、無線基地局5送信、無線基地局1受信の時は干渉関
係にあるが、逆に無線基地局1送信、無線基地局5受信
の時は干渉量の測定値は得られておらず、これは無線基
地局1と無線基地局5の間の距離が長いために、無線基
地局5では干渉妨害が発生していない事を示している。
【0042】図3は時分割多重化されたデジタル信号を
用いた移動通信システムで使用されているフレーム構成
例のイメージを示す図である。横軸方向は時間軸を表
し、1フレームのタイムスロットは16個である。縦軸
方向はコードあるいは周波数を表す。この図では縦軸方
向のコードあるいは周波数の数は8であり、通話チャネ
ル8個が多重化されている例を示している。
【0043】図4は複数の事業所用デジタルコードレス
電話システムの無線基地局配置の例を示す図である。図
中では4個のシステム、システム1、2、3および4が
示されている。システム1は無線基地局1〜5を備え、
各無線基地局のサービスエリアは101〜105で示さ
れている。システム2は無線基地局21および22を備
え、各無線基地局のサービスエリアは121および12
2で示されている。システム3は無線基地局41および
42を備え、各無線基地局のサービスエリアは141お
よび142で示されている。システム4は無線基地局6
1および62を備え、各無線基地局のサービスエリアは
161、162aおよび162bで示されている。以下
の説明で中心となるのはシステム1である。
【0044】システム1で5個の楕円は各中央部に設置
されている各無線基地局1〜5のサ−ビスエリアを示
す。各無線基地局1〜5は矩形で示されている。図4で
楕円の重なりはサ−ビスエリアが重なっていることを示
すが、重なり合ったエリアではそのエリアを支配する各
無線基地局1〜5から送信される無線信号が干渉妨害を
示す可能性のあることを示している。図示されていない
が、システムのサ−ビスエリア内には多数の移動無線機
が存在し、通信中、或いは待機中の状態にある。また、
これも図示されていないが、システムには無線基地局を
統括制御する制御装置が含まれており、各無線基地局と
は伝送路で結合されている。すでに説明した図2の結果
は図4の様な無線基地局配置を有する場合の測定例と考
えることが出来る。
【0045】さらに図4ではシステム1の他システムと
してシステム2、3および4が示されている。このう
ち、システム2(無線基地局21、22を菱形で表示)
とシステム1とのサ−ビスエリアの重なりは全くない。
一方システム3の無線基地局41(ベース形5角形で図
示)のサ−ビスエリアはシステム1の無線基地局3のサ
−ビスエリアと一部で重なっており、干渉妨害の発生す
る可能性のあることを示している。また、システム4の
無線基地局62(6角形で図示)は従来、システム1の
無線基地局4とサ−ビスエリアの重なりはなかったが、
無線基地局周辺の電波伝搬状態が変化したため、無線基
地局62のサ−ビスエリアが実線で示す楕円162aか
ら破線で示す楕円162bに変化した結果、無線基地局
4のサ−ビスエリア104と重なりが生じ、干渉妨害の
発生する可能性のあることを示している。なお、図示の
システム1の無線基地局数は5であり、近傍に存在する
システム2、3および4の無線基地局数は各々2となっ
ている。実際はさらに多数であるが、簡単のため省略さ
れている。
【0046】以下、図5〜図7について説明する。
【0047】図5は移動通信システム内の無線基地局間
における電波の受信レベルを得るためのフローチャート
である。
【0048】以下、図5に示す手順を図4に示すシステ
ム1に適用した場合を例として説明する。システム1の
制御装置(図示せず)、無線基地局1、2、3、4、及
び5は動作を開始しているがまだ実際のシステム運用は
行われていないとする。制御装置では配下の無線基地局
1ないし5のすべてに対し、割当てられた時間タイミン
グにより共通制御チャネルを用いて信号の送信を規定の
送信電力レベルで行うこと、及び、周辺の無線基地局よ
り送信された信号の受信レベルを測定すること、等を要
請する信号を送付する(S10)。制御装置からの信号
を受信した各無線基地局1ないし5では夫々に与えられ
た時間タイミングにより共通制御チャネルで信号を送信
すると共に、周辺の無線基地局より送信された信号の受
信レベルの計測を実行する(S20)。なお、各無線基
地局から送信される信号には制御装置の要請で自無線基
地局のID(識別情報)を含めるほか、共通制御チャネ
ルの送信電力レベルも含まれている。
【0049】次に制御装置では配下の無線基地局1ない
し5のすべてに対し、割当てられた時間タイミングによ
り上記の測定結果を受信レベルで制御装置へ送信するよ
うに要請する(S30)。この指示を受けた各無線基地
局1ないし5では夫々に与えられた時間タイミングによ
り各受信レベルを制御装置へ送信する(S40)。無線
基地局1ないし5からのこれらの各受信レベルを受信し
た制御装置では、各無線基地局相互間の受信レベルを作
成し記憶する(S50)。
【0050】以上のようなプロセスにより図2の測定値
を取得でき、以下制御装置ではこの測定値を活用した発
呼、着呼等のシステム動作が開始可能となる。すなわ
ち、取得した各無線基地局相互間の受信レベルに基づ
き、システム内の無線基地局間の電波干渉を軽減し、ま
たは除去する各無線基地局のタイムスロットのタイミン
グを決定することができる。
【0051】次に、システム1の周辺に存在する他シス
テム2ないし4の各無線基地局から送信される信号の自
システムへの影響を調査する。
【0052】図6は、複数の移動通信システムが混在し
ている場合のシステム運用の最適化を図るためのシステ
ム動作を示すフローチャートである。システム1の制御
装置、無線基地局1ないし5はすでに動作を開始してい
るが、サ−ビス(サービスエリア内での通信)開始以前
とする。このような状況としては、システム1を新たに
設置した場合やシステム1の電源を投入した場合が考え
られる。また周辺に存在するシステム2ないし4はすべ
てサ−ビス動作を開始しているものとする。
【0053】システム1の制御装置は配下の各無線基地
局に対し他システムの無線基地局から送信される信号を
受信し、その測定結果を報告する様に要請する信号を送
信する(S210)。この信号を受信した配下の各無線
基地局1ないし5では夫々他システムの無線基地局から
送信される信号の受信につとめる(S220)。その結
果、無線基地局1、2、4および5では受信できなかっ
たので(S230)、この結果を指示された時間タイミ
ングで制御装置へ報告する(S240)。これはすでに
図4で説明した様に、他システムとのサ−ビスエリア上
の重なりがないことが理由と考えられる。無線基地局
1、2、4および5から他システムの信号を受信できな
かったとの報告を受信した制御装置では、自システム独
自のタイミングを作成し、各無線基地局へ送信し、それ
ぞれ与えられたタイミングを使用する様に要請する(S
260)。自システム独自のタイミングとしては、シス
テム内の各無線基地局相互間の受信レベルに基づき、シ
ステム内の無線基地局間の電波干渉を軽減し、または除
去する各無線基地局のタイムスロットのタイミングをあ
らかじめ決定しておき、それを用いることができる。
【0054】指示信号を受信した無線基地局1、2、4
および5では指示されたタイミングで自サービスエリア
内で通信を行う(S270)。具体的には、例えば指示
された共通制御チャネルのタイミングを使用して自サ−
ビスエリアへ信号の送信を行う。
【0055】次に、無線基地局3では周辺に存在する他
システムの信号受信につとめた結果(S220)、無線
基地局41から送信される信号が受信されたので(S2
30)、この結果を制御装置へ報告する(S250)。
これはすでに図4で説明した様に、他システム3の無線
基地局41のサ−ビスエリアが自システムの無線基地局
3と重なり合っているためである。自システムの無線基
地局3と他システム3の無線基地局41との間では干渉
が発生する。
【0056】自システムは、他システムの例えば共通制
御チャネルを受信することにより、他システムのタイム
スロットのタイミング情報(他システムの共通制御チャ
ネルのタイミング等の情報)を取得することができる。
【0057】無線基地局3からの報告を受信した制御装
置では、他システムとの間で干渉が発生せず、かつ自シ
ステムの他の無線基地局との間で干渉が発生しないタイ
ミングを無線基地局3へ送信し、指示したタイミングを
使用する様に要請する(S260)。例えば共通制御チ
ャネルのタイミングをずらすことにより、干渉の発生を
回避することができる。干渉が発生しないタイミングが
ない場合には、干渉が小さくなるタイミングを選ぶこと
が好ましい。
【0058】指示信号を受信した無線基地局3では指示
されたタイミングで自サービスエリア内で通信を行う
(S280)。具体的には、例えば指示された共通制御
チャネルのタイミングを使用して自サ−ビスエリアへ信
号の送信を行う。
【0059】以上述べた初期調整の結果、自システム内
はもとより、他システムとの間でも干渉妨害の発生しな
いタイミングの付与が可能となり、システム運用が円滑
に行われることになる。
【0060】次にシステム1がサ−ビス運用中に自シス
テムの無線基地局4が他システム4から干渉妨害の発生
を検出して、この通知を制御装置が受けた場合を例とし
て、システム動作を説明する。
【0061】図7は、複数の移動通信システムの運用中
(サービス中)に電波伝搬状態が変化した場合のシステ
ム運用の最適化の再調整を図るためのシステム動作を示
すフローチャートである。システム1の制御装置、無線
基地局4の外、無線基地局1、2、3および5をはじめ
サ−ビスエリア内の多数の移動無線機、およびシステム
2、3および4は動作およびサービス(サービスエリア
内での通信)を開始しているものとする。
【0062】システムの運用中、各無線基地局は他シス
テムの無線基地局から送信される信号を監視する。その
際、無線基地局が、今まで受信できなかった信号を受信
できるようになり、他システムの無線基地局から干渉妨
害を受けるようになる場合がある。
【0063】図4の例において、無線基地局4が、今ま
で受信できなかったシステム4の無線基地局62からの
信号を受信できるようになり、無線基地局62から干渉
妨害を受けるようになった場合を考える。その場合、無
線基地局4は、タイムスロットのタイミングを変更し、
他システムと干渉妨害の発生しないタイミングを付与す
る様に要請する信号を送信する(S510)。この原因
はすでに説明した様に他システム4の無線基地局62
(6角形で図示)は従来、システム1の無線基地局4と
サ−ビスエリアの重なりはなかったが、無線基地局周辺
の電波伝搬状態が変化したため、無線基地局62のサ−
ビスエリアが実線で示す楕円162aから破線で示す楕
円162bに変化した結果、無線基地局4とサ−ビスエ
リアと重なりが生じ、干渉妨害が発生したためである。
【0064】この信号を受信した制御装置では、システ
ム4の無線基地局62の信号との間で干渉が発生せず、
かつ自システムの他の無線基地局との間で干渉が発生し
ないタイミングを無線基地局4へ送信し、指示したタイ
ミングを使用する様に要請する(S520)。この指示
信号を受信した無線基地局4では指示されたタイミング
で自サービスエリア内で通信を行う。具体的には、例え
ば指示された共通制御チャネルのタイミングを使用して
自サ−ビスエリアへ信号の送信を行う(S530)。こ
の結果、自システム内はもとより、他システムとの間で
も干渉妨害の発生しないタイミングが設定され、その後
は、各システムとも通信品質が良く円滑なシステム運用
が行われる、かつシステム総合として周波数の有効利用
率の向上が図られることになる。
【0065】本実施形態においては、無線基地局が他の
無線基地局からの干渉電力を測定する方法について説明
したが、移動無線機が無線基地局からの干渉電力を測定
し、制御装置に報告する場合でも、同様の効果が得られ
る。
【0066】
【発明の効果】今後ますます増大する無線利用のニーズ
に対応するためには、さらなる周波数の有効利用が求め
られ、かつ多彩なサ−ビスに対応して、同一周波数帯域
で基本的には同一の無線規格を有するシステムが同一の
サ−ビスエリアで混在する可能性が増大するものと考え
られる。
【0067】本発明はこのような複数のシステムが同一
のサ−ビスエリアで混在しても、電波干渉を可能な限り
低減出来る各種の技術的な方法を示しており、本発明の
適用により、利用者に良好な通信品質のサ−ビスを提供
可能となるので、本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の無線基地局を包含する移動通信システム
の構成例を示す図である。
【図2】移動通信システム内の無線基地局間における電
波の受信レベルの例を示す図である。
【図3】時分割多重化されたデジタル信号を用いた移動
通信システムで使用されているフレーム構成例のイメー
ジを示す図である。
【図4】複数の事業所用デジタルコードレス電話システ
ムの無線基地局配置の例を示す図である。
【図5】移動通信システム内の無線基地局間における電
波の受信レベルを得るためのフローチャートである。
【図6】複数の移動通信システムが混在している場合の
システム運用の最適化を図るためのシステム動作を示す
フローチャートである。
【図7】複数の移動通信システムの運用中に電波伝搬状
態が変化した場合のシステム運用の最適化の再調整を図
るためのシステム動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜5、21、22、41、42、61、62、71〜
74 無線基地局 70 制御装置 81〜88 移動無線機 101〜105、121、122、141、142、1
61、162a、162b、171〜174 無線基地
局のサービスエリア

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムであって、 自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサービス
    エリアを有する他の移動通信システムのタイムスロット
    のタイミング情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信したタイミング情報に基づき、
    前記他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、
    または除去する自移動通信システムのタイムスロットの
    タイミングを決定するタイミング決定手段とを備え、自
    移動通信システムがあらかじめ定められたタイムスロッ
    トによりサービスエリア内で通信を行うと前記他の移動
    通信システムとの間で電波干渉が発生する場合には、前
    記タイミング決定手段により前記タイミングを決定し、
    該タイミングにより、自移動通信システムのサービスエ
    リア内で通信を行うことを特徴とする移動通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 移動通信システムであって、 自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサービス
    エリアを有する他の移動通信システムのタイムスロット
    のタイミング情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信したタイミング情報に基づき、
    前記他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、
    または除去する自移動通信システムのタイムスロットの
    タイミングを決定するタイミング決定手段とを備え、サ
    ービスの開始に先立ち、前記タイミング決定手段により
    前記タイミングを決定し、該タイミングにより、自移動
    通信システムのサービスエリア内で通信を行うことを特
    徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 移動通信システムであって、 自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサービス
    エリアを有する他の移動通信システムのタイムスロット
    のタイミング情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信したタイミング情報に基づき、
    前記他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、
    または除去する自移動通信システムのタイムスロットの
    タイミングを決定するタイミング決定手段とを備え、サ
    ービス中に、前記他の移動通信システムとの間で電波干
    渉が発生した場合には、前記タイミング決定手段により
    前記タイミングを決定し、該タイミングにより、自移動
    通信システムのサービスエリア内で通信を行うことを特
    徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の移
    動通信システムにおいて、前記他の移動通信システムの
    タイムスロットのタイミング情報には前記他の移動通信
    システムの共通制御チャネルのタイミング情報が含ま
    れ、前記タイミング決定手段は前記他の移動通信システ
    ムの共通制御チャネルのタイミングとずらしたタイミン
    グを決定し、自移動通信システムは該決定したタイミン
    グによりサービスエリア内で共通制御チャネルを送信す
    ることを特徴とする移動通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の移
    動通信システムにおいて、1以上の無線基地局を備え、
    該無線基地局のサービスエリアが集まって自移動通信シ
    ステムのサービスエリアが形成されていることを特徴と
    する移動通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の移動通信システムにお
    いて、前記タイミング決定手段は、自移動通信システム
    内の無線基地局間の電波干渉の情報に基づき、該電波干
    渉をも軽減し、または除去する自移動通信システムのタ
    イムスロットのタイミングを決定することを特徴とする
    移動通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の移動通信シス
    テムにおいて、前記無線基地局が複数ある場合には、前
    記無線基地局の各々において前記他の移動通信システム
    のタイムスロットのタイミング情報を受信し、前記タイ
    ミング決定手段は前記無線基地局ごとにタイムスロット
    のタイミングを決定することを特徴とする移動通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 複数の無線基地局を備えた移動通信シス
    テムであって、前記無線基地局間の電波干渉の情報に基
    づき、該電波干渉を軽減し、または除去する前記無線基
    地局の各々のタイムスロットのタイミングを決定するタ
    イミング決定手段を備え、前記タイミング決定手段によ
    り決定したタイミングにより、サービスエリア内で通信
    を行うことを特徴とする移動通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の移動通信システムにお
    いて、前記無線基地局間の電波干渉の情報は、前記無線
    基地局間で共通制御チャネルを用いて信号を送受信した
    場合の電波の受信レベルであることを特徴とする移動通
    信システム。
  10. 【請求項10】 移動通信システムにおける同期方法で
    あって、 自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサービス
    エリアを有する他の移動通信システムのタイムスロット
    のタイミング情報を受信し、 自移動通信システムがあらかじめ定められたタイムスロ
    ットによりサービスエリア内で通信を行うと前記他の移
    動通信システムとの間で電波干渉が発生する場合には、
    前記受信したタイミング情報に基づき、前記他の移動通
    信システムとの間の電波干渉を軽減し、または除去する
    自移動通信システムのタイムスロットのタイミングを決
    定し、 前記決定したタイミングにより、自移動通信システムの
    サービスエリア内で通信を行うことを特徴とする移動通
    信システムにおける同期方法。
  11. 【請求項11】 移動通信システムにおける同期方法で
    あって、サービスの開始に先立ち、 自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサービス
    エリアを有する他の移動通信システムのタイムスロット
    のタイミング情報を受信し、 前記受信したタイミング情報に基づき、前記他の移動通
    信システムとの間の電波干渉を軽減し、または除去する
    自移動通信システムのタイムスロットのタイミングを決
    定し、 前記決定したタイミングにより、自移動通信システムの
    サービスエリア内で通信を行うことを特徴とする移動通
    信システムにおける同期方法。
  12. 【請求項12】 移動通信システムにおける同期方法で
    あって、サービス中に、 自移動通信システムのサービスエリアの近傍にサービス
    エリアを有する他の移動通信システムのタイムスロット
    のタイミング情報を受信し、 前記他の移動通信システムとの間で電波干渉が発生した
    場合には、前記受信したタイミング情報に基づき、前記
    他の移動通信システムとの間の電波干渉を軽減し、また
    は除去する自移動通信システムのタイムスロットのタイ
    ミングを決定し、 前記決定したタイミングにより、自移動通信システムの
    サービスエリア内で通信を行うことを特徴とする移動通
    信システムにおける同期方法。
  13. 【請求項13】 複数の無線基地局を備えた移動通信シ
    ステムにおける同期方法であって、 前記無線基地局間の電波干渉の情報に基づき、該電波干
    渉を軽減し、または除去する前記無線基地局の各々のタ
    イムスロットのタイミングを決定し、 前記決定したタイミングにより、サービスエリア内で通
    信を行うことを特徴とする移動通信システムにおける同
    期方法。
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