JP2000308073A - 撮像素子、画像信号処理装置並びにカメラ装置 - Google Patents

撮像素子、画像信号処理装置並びにカメラ装置

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JP2000308073A
JP2000308073A JP11117122A JP11712299A JP2000308073A JP 2000308073 A JP2000308073 A JP 2000308073A JP 11117122 A JP11117122 A JP 11117122A JP 11712299 A JP11712299 A JP 11712299A JP 2000308073 A JP2000308073 A JP 2000308073A
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pixel
pixels
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vertical
signal processing
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Toru Wakagi
透 若木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の補色カメラシステムの場合、斜め方向
の解像度が低く、特に静止画像では画像の劣化として目
立ちやすい傾向にある。 【解決手段】 CCD撮像素子1は、Ye,Mg,C
y、Gからなる2ライン2画素の繰り返しパターンの内
の3,4ライン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラ
インからなる市松パターンを単位とした色コーティング
パターンを使っている。この色コーティングパターンを
使うことにより、垂直、斜め方向で4画素Ye,Cy,
Mg,Gの加算ができ、この結果から適応補間処理など
を通して解像度の高い輝度信号を作れる。また、垂直、
斜めのアパーチャーコントロール信号をこれらから作り
解像度を上げることも可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補色系のコーティ
ングが施された撮像デバイス、及びその撮像デバイスか
らの読み出し信号に対してアパーチャー処理を施す画像
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばイエロー(Ye)、シ
アン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)等の
補色系のコーティングを施してなるCCD等の撮像デバ
イスを備えた補色カメラシステムは、レッド(R)、ブ
ルー(B)、グリーン(G)の原色系のコーティングを
施してなるCCD等の撮像デバイスを備えた原色カメラ
システムに比べて、各画素の感度が高く、各画素の色成
分も多いため、解像度改善をしなくても比較的良好な画
素が得られることが特徴となっている。
【0003】従来の補色カメラシステムでの色コーティ
ングパターン例を図26(a)、(b)に示す。図26
の(a)において、上記色コーティングパターンは、Y
e,Cy,Mg,Gそれぞれを2画素づつ使った8画素
4ラインを単位とし、その単位内で1ライン目にYeと
Cyを配置し、2ライン目にMgとGを配置し、3ライ
ン目に1ライン目と同様YeとCyを配置し、4ライン
目に2ライン目の配置を逆にしたGとMgを配置してな
る市松パターンである。この8画素4ラインの市松パタ
ーンを単位として図26の(b)のような色コーティン
グパターンとする。
【0004】図27には上記色コーティングパターンが
施されたCCD撮像素子101とその周辺回路の具体例
を示す。CCD撮像素子101からの全画素独立読み出
しされた補色画像信号は相関二重サンプリング(Correl
ation doubule sampling:以下、CDSという。)処理
部&自動利得制御(Auto Gain Control:以下、AGC
という)処理部102でノイズ除去処理及びゲイン制御
処理が施された後、A/D変換器103でデジタル信号
に変換される。そしてこのA/D変換器103からのデ
ジタル補色画像信号は、出力端子104から図28に示
す輝度信号処理部105に供給される。
【0005】図28において入力端子106を介して入
力された上記ディジタル補色画像信号(以下、補色画像
信号とのみ記す)は、1ラインディレイ回路(1HD
L)107と垂直ローパスフィルタ110と垂直アパー
チャーコントロール部(垂直アパコン部)112内部の
バンドパスフィルタ112aに送られる。
【0006】1ラインディレイ回路107の出力は1ラ
インディレイ回路108を介して更に1ラインディレイ
回路109に送られる。これら1ラインディレイ回路1
07〜109は、それぞれ入力された補色画像信号を1
ライン分遅延し、各々の遅延出力を垂直アパコン部11
2と垂直ローパスフィルタ110に送る。これにより、
垂直アパコン部112と垂直ローパスフィルタ110に
は、4ライン同時化された補色画像信号が供給されるこ
とになる。
【0007】垂直ローパスフィルタ110の出力はさら
に水平ローパスフィルタ111に供給され、これによ
り、4ライン同時化された補色画像信号から輝度信号が
取り出される。この輝度信号は、水平アパコン部113
の二つのバンドパスフィルタ113a,113bと、加
算器119に送られる。
【0008】垂直ローパスフィルタ110は、例として
タップ係数が(−1,5,5,−1)である図29に示
す周波数特性のフィルタであり、上記4ライン同時化さ
れた補色画像信号の垂直方向の低域成分を通し、その低
域成分を水平ローパスフィルタ11に送る。水平ローパ
スフィルタ11も上記図29に示す周波数特性のフィル
タであり、上記補色画像信号の水平方向の低域成分を通
す。したがって、この水平ローパスフィルタ111から
のフィルタ出力は輝度信号となっている。
【0009】垂直アパコン部112は例としてタップ係
数が(−1,1,1,−1)であり図30に示す様な周
波数特性のバンドパスフィルタ112aを使って上記4
ライン同時化された補色画像信号から所定の高域成分を
取り出す。ここで、取り出された高域成分は空間位相を
合わせるためにタップ係数が(1,1)の水平ローパス
フィルタ114に送られる。この水平ローパスフィルタ
114の出力は乗算器115に送られる。
【0010】水平アパコン部113は例えばタップ係数
が(−1,2,−1)であり図31に示す様な周波数特
性のバンドパスフィルタ113aと、タップ係数が(−
1,0,2,0,−1)であり図32に示す様な周波数
特性のバンドパスフィルタ113bを使って上記輝度信
号の高周波成分を取り出している。バンドパスフィルタ
113aで取り出された高周波成分は乗算器116に送
られる。またバンドパスフィルタ113bで取り出され
た高周波成分は乗算器117に送られる。
【0011】乗算器115は水平ローパスフィルタ11
4を介した垂直方向の高周波成分に所定のアパーチャー
コントロールゲインを掛け、その出力信号を加算器11
8に送る。乗算器116は水平アパコン部113のバン
ドパスフィルタ113aからの高周波成分に所定のアパ
ーチャーコントロールゲインを掛け、その出力信号を加
算器118に送る。乗算器116は水平アパコン部11
3のバンドパスフィルタ113bからの高周波成分に所
定のアパーチャーコントロールゲインを掛け、その出力
信号を加算器118に送る。
【0012】加算器118は乗算器115〜117の各
出力信号を加算し、アパーチャーコントロール信号とし
て出力し、加算器119に送る。
【0013】加算器119では、上記アパーチャーコン
トロール信号を上記輝度信号に加算する。すなわち、加
算器119からは、高周波成分が補償(アパーチャーコ
ントロール処理)された輝度信号が出力される。この加
算器119から出力された輝度信号は、ガンマ(γ)補
正回路120に送られる。
【0014】ガンマ補正回路120では、アパーチャー
コントロール処理後の輝度信号をガンマ処理し、このガ
ンマ補正後の輝度信号が出力端子121から出力され
る。
【0015】なお、以上の具体例は、タップ数が偶数で
あり周波数特性が図29〜図32である各ディジタルフ
ィルタを用いているので、輝度信号、アパーチャー信号
の空間位相は水平、垂直共に各画素間となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の補色カメラシステムの場合、斜め方向の解像度が低
く、特に静止画像では画像の劣化として目立ちやすい傾
向にある。すなわち例えば、斜め線が階段状になる現象
が見えやすいという問題がある。また従来の色コーティ
ング処理は垂直解像度も400数十本程度までしか取れ
ない。
【0017】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたものであり、水平、垂直方向の解像度のみならず、
斜め方向の解像度を高めることが可能な撮像素子、画像
信号処理装置、及びカメラ装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像素子
は、上記課題を解決するために、補色系コーティングが
施された画素を配列してなる撮像素子において、イエロ
ーYe,シアンCy,マゼンタMg,グリーンGからな
る2ライン2画素を垂直方向に並べた4ライン2画素の
繰り返しパターンの内の3,4ライン目の画素配置をそ
れぞれ逆転した計4ラインを単位とする市松模様画素を
配列している。
【0019】また、本発明に係る画像信号処理装置は、
上記課題を解決するために、イエローYe,シアンC
y,マゼンタMg,グリーンGからなる2ライン2画素
を垂直方向に並べた4ライン2画素の繰り返しパターン
の内の3,4ライン目の画素配置をそれぞれ逆転した計
4ラインを単位とする市松模様画素を配列している撮像
素子からの全画素独立読み出し信号を処理する画像信号
処理装置において、上記撮像素子からの全画素独立読み
出し信号に対して、垂直方向4画素を使い水平アパーチ
ャー信号を生成し、この水平アパーチャー信号を用いて
輝度信号の水平方向高周波成分を補償する輝度信号処理
手段を備える。
【0020】また、本発明に係る画像信号処理装置は、
上記課題を解決するために、イエローYe,シアンC
y,マゼンタMg,グリーンGからなる2ライン2画素
を垂直方向に並べた4ライン2画素の繰り返しパターン
の内の3,4ライン目の画素配置をそれぞれ逆転した計
4ラインを単位とする市松模様画素を配列している撮像
素子からの全画素独立読み出し信号を処理する画像信号
処理装置において、上記撮像素子からの全画素独立読み
出し信号に対して、斜め方向4画素を使い斜め方向アパ
ーチャー信号を生成し、この斜め方向アパーチャー信号
を用いて輝度信号の斜め方向高周波成分を補償する輝度
信号処理手段を備える。
【0021】また、本発明に係る画像信号処理装置は、
上記課題を解決するために、イエローYe,シアンC
y,マゼンタMg,グリーンGからなる2ライン2画素
を垂直方向に並べた4ライン2画素の繰り返しパターン
の内の3,4ライン目の画素配置をそれぞれ逆転した計
4ラインを単位とする市松模様画素を配列している撮像
素子からの全画素独立読み出し信号を処理する画像信号
処理装置において、上記撮像素子からの全画素独立読み
出し信号に対して、近辺の他色画素を画素補間する補間
手段を備えることを特徴とする画像信号処理装置。
【0022】本発明に係るカメラ装置は、上記課題を解
決するために、イエローYe,シアンCy,マゼンタM
g,グリーンGからなる2ライン2画素を垂直方向に並
べた4ライン2画素の繰り返しパターンの内の3,4ラ
イン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラインを単位
とする市松模様画素を配列している撮像素子と、上記撮
像素子からの全画素独立読み出し信号に対して、垂直方
向4画素又は斜め方向4画素を使い水平アパーチャー信
号又は斜め方向アパーチャー信号を生成し、この水平ア
パーチャー信号又は斜め方向アパーチャー信号を用いて
輝度信号の水平方向高周波成分又は斜め方向高周波成分
を補償する画像信号処理手段とを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】この実施の形態は、図1に示すCCD撮像
素子と、図2に示す輝度信号処理部5からなる補色カメ
ラシステムである。特に、ここでは補色カメラシステム
における、全画素読み出し時の輝度信号の高周波成分を
補償する輝度信号処理部のアパーチャーコントロール処
理について詳細に説明するが、通常は図示しない色信号
処理系を伴って補色カメラシステムが構成されている。
【0025】図1において、CCD撮像素子1は1aで
示すような色コーティングパターンとされている。この
色コーティングパターン1aは図3の(a)に示すよう
に、Ye,Mg,Cy、Gからなる2ライン2画素を垂
直方向に並べた4ライン2画素の繰り返しパターンの内
の3,4ライン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラ
インからなる市松パターンを単位とし、この単位を図3
の(b)のように縦横方向に繰り返して形成されてい
る。具体的には、1ライン目にCyとYeを配置し、2
ライン目にMgとGを配置し、3ライン目に1ライン目
の配置を逆にしたYeとCyを配置し、4ライン目に2
ライン目の配置を逆にしたGとMgを配置してなる市松
パターンを単位としている。一般化すると、図3の
(c)に示すように表現できる。
【0026】この色コーティングパターンを使うことに
より、垂直、斜め方向で4画素Ye,Cy,Mg,Gの
加算ができ、この結果から適応補間処理などを通して解
像度の高い輝度信号を作れる。また、垂直、斜めのアパ
ーチャーコントロール信号をこれらから作り解像度を上
げることも可能となる。
【0027】CCD撮像素子1からの補色画像信号は相
関二重サンプリング(Correlationdoubule sampling:
以下、CDSという。)処理部&自動利得制御(Auto G
ainControl:以下、AGCという)処理部2でノイズ除
去処理及びゲイン制御処理が施された後、A/D変換器
3でデジタル信号に変換される。そしてこのA/D変換
器3からのデジタル補色画像信号は、出力端子4から図
2に示す輝度信号処理部5に供給される。
【0028】図2において入力端子6を介して入力され
た上記デジタル補色画像信号(以下、補色画像信号との
み記す)は、1ラインディレイ回路(1HDL)7と垂
直アパーチャーコントロール部(垂直アパコン部)19
内部のバンドパスフィルタ19b及び斜めアパコン部2
4の後述する二つのバンドパスフィルタ24a,24b
に供給される。
【0029】1ラインディレイ回路7の出力は、1ライ
ンディレイ回路8,9,10,11に順次送られる。こ
れら1ラインディレイ回路8〜11は、それぞれ入力さ
れた補色画像信号を1ライン分遅延する。
【0030】1ラインディレイ回路8の遅延出力は、1
ラインディレイ回路9と垂直ローパスフィルタ12及び
14と、垂直アパコン部19の二つのバンドパスフィル
タ19a及び19bと、斜めアパコン部24の二つのバ
ンドパスフィルタ24a,24bに供給される。
【0031】1ラインディレイ回路9の遅延出力は1ラ
インディレイ回路10の他、上記と同様に垂直ローパス
フィルタ12及び14と、垂直アパコン部19の二つの
バンドパスフィルタ19a及び19bと、斜めアパコン
部24の二つのバンドパスフィルタ24a,24bに供
給される。
【0032】1ラインディレイ回路10の遅延出力は1
ラインディレイ回路11の他、上記と同様に垂直ローパ
スフィルタ12及び14と、垂直アパコン部19の二つ
のバンドパスフィルタ19a及び19bと、斜めアパコ
ン部24の二つのバンドパスフィルタ24a,24bに
供給される。
【0033】1ラインディレイ回路11の遅延出力は垂
直アパコン部19内部のバンドパスフィルタ19b及び
斜めアパコン部24の二つのバンドパスフィルタ24
a,24bに供給される。
【0034】これにより、垂直アパコン部19のバンド
パスフィルタ19b及び斜めアパコン部24の二つのバ
ンドパスフィルタ24a,24bには6ライン同時化さ
れた補色画像信号が供給されることになる。
【0035】また、垂直アパコン部19のバンドパスフ
ィルタ19a,垂直ローパスフィルタ12及び14には
4ライン同時化された補色画像信号が供給されることに
なる。
【0036】垂直ローパスフィルタ12は、例えば偶数
タップ数(−1,5,5,−1)の図29に示す周波数
特性を持つフィルタであり、上記4ライン同時化された
補色画像信号の低域成分を通し、水平ローパスフィルタ
13に供給する。水平ローパスフィルタ13は、例えば
奇数タップ数(−1,4,10,4,−1)で図4に示
す周波数特性を持つフィルタであり、上記垂直ローパス
フィルタ12の出力を通して、輝度信号を生成する。こ
こで、水平方向のフィルタを奇数タップとすることによ
り、輝度信号の水平方向の各画素空間位相が各画素上に
なる。垂直方向の各画素空間位相は従来と同様に画素間
となる。
【0037】アパーチャーコントロール信号(以下アパ
コン信号)は、上記図3に示した色コーティングパター
ンでは水平、垂直、斜めの3方向に対して掛けることが
できる。
【0038】先ず、水平アパコン信号の生成について説
明する。垂直ローパスフィルタ14には上記垂直4ライ
ン同時化された補色画像信号が供給される。この垂直ロ
ーパスフィルタ14は、例えばタップ係数が(1,1,
1,1)であり図5に示す周波数特性を持つ。そこで例
えば図6に示すように垂直4ラインを加算することによ
り、輝度信号と同じYe、Cy、Mg、Gの4画素を使
うことができる。この結果、従来のコーティングパター
ンではアパコン信号を作る際に、横の画素との加算が必
ず必要であったが本発明ではその必要が無い。この為、
従来掛かっていたタップ係数が(1,1)であり図7に
示す周波数特性の水平方向のローパスフィルタや、タッ
プ係数が(−1,5,5,−1)であり周波数特性が図
29のようなフィルタを不要としながらも、従来に比べ
て高周波成分(fs/2)付近を持ち上げることが可能
となり、水平アパコン信号により水平方向の高解像度が
実現できる。
【0039】なお、特に図2に示す具体例では垂直方向
のローパスフィルタ出力信号に対して、図31及び図3
2の周波数特性を持つバンドパスフィルタと同様のバン
ドパスフィルタ15a,15bを通し、その結果に乗算
器16及び17で適当なゲインを掛け、加算器18で加
算することにより水平アパコン信号を生成している。
【0040】垂直アパコン信号は、垂直6ライン分の信
号を使って作る。図2例では、垂直アパコン部19の中
の、バンドパスフィルタ19a及びバンドパスフィルタ
19bを通し、その結果に乗算器21及び22で適当な
ゲインを掛けて加算器22で加算することにより垂直ア
パコン信号としている。垂直アパコン信号は最後に例え
ば図7の様な水平方向のローパスフィルタ23を通して
他のアパコン信号と加算器18で加算される。ここで、
垂直アパコン19のバンドパスフィルタ19aはタップ
係数が(−1,1,1,−1)であり図30に示す周波
数特性を備える。またバンドパスフィルタ19bはタッ
プ係数が(−1,−1,2,2,−1,−1)であり図
8に示す周波数特性を備える。
【0041】斜めアパコン信号は1ラインディレイ回路
からの垂直6ライン分を使って作る。図2の例では、斜
めアパコン部24内部の右斜めバンドパスフィルタ24
aが上記垂直6ラインから右斜めアパコン信号を作り、
左斜めバンドパスフィルタ24bが上記垂直6ラインか
ら左斜めアパコン信号を作る。これら右斜めアパコン信
号と左斜めアパコン信号は加算器25で加算される。加
算器25の加算結果を斜めアパコン信号とし、乗算器2
6でゲインを掛けてから水平ローパスフィルタ27を通
してγ補正前に他の信号と加算器18で加算する。
【0042】右斜めバンドパスフィルタ24aでの右斜
めアパコン信号の生成の具体例を図9に示す。入力信号
に対して右斜めに4画素加算し、これに対して縦方向に
タップ係数が(−1,2,1)であり図31に示す周波
数特性のフィルタを掛ければ右斜めアパコン信号が得ら
れる。同様に左斜めアパコン信号を作り、右斜めアパコ
ン信号と左斜めアパコン信号とを加算して斜めアパコン
信号とする。
【0043】そして、斜めアパコン信号に乗算器26で
ゲインを掛けた後に後段でタップ係数が(1,1)であ
り図7に示す周波数特性のフィルタを通して他のアパコ
ン信号と空間位相を合わせる。図2の例では斜め方向に
(-1,2,-1)フィルタしか掛けていないが、回路規模が許
されれば水平アパコンと同様に(-1,0,2,0,-1)の帯域を
持ち上げることも可能である。
【0044】ただし、斜め方向は動画、例えばNTSC
方式の3.58MHz(色信号)からのクロストークがコンポ
ジット信号で見られるので必要に応じて、ここは低減す
る信号処理を行う。
【0045】この図2の例では、この様にして得られた
輝度信号、水平アパコン、垂直アパコン、斜めアパコン
信号を加算してγ補正を通して輝度信号として外部に出
力する。
【0046】また、この例で輝度信号処理は従来とほぼ
同等の処理、及び解像度としている。これに対して加え
る水平、斜めのアパコン信号を高解像度側(fs/2付
近)を持ち上げて乗せることにより従来に比べ解像度感
の高い絵を得ている。
【0047】次に、上記図2の例に対して輝度信号も含
めて解像度改善した輝度信号処理部の例を図10に示
す。この図10に示す輝度信号処理部の特徴は6ライン
同時化した信号から各ライン毎に画素信号を水平、垂
直、斜めの相関に応じて適応補間することにより、水
平、垂直、斜め方向で折り返りが少なく、解像度の高い
輝度信号が得られることである。画素補間以降のアパコ
ン信号は図2の例と同様である。
【0048】この図10の輝度信号処理部35の入力信
号は図1のCCD撮像素子1からの全画素読み出し信号
(補色画像信号)とする。CCD撮像素子1からの信号
は最初に1ラインディレイ回路7〜11で6ライン分同
時化されて画素補間検出部36に送られる。
【0049】詳細については後述するが、画素補間検出
部36は、解像度の高い輝度信号を得るために、6ライ
ン同時化された信号の相関を検出し、その検出結果に基
づいて上記6ライン同時化された信号の同一ライン内の
信号(Ye画素とCy画素、Mg画素とG画素)をそれ
ぞれ補間し、4ラインの補間信号を生成する。この画素
補間検出部36から出力された4ラインの補間信号は垂
直ローパスフィルタ12、垂直ローパスフィルタ14及
び垂直アパコン19のバンドパスフィルタ19aに送ら
れる。
【0050】垂直ローパスフィルタ12は上記図29に
示す周波数特性のフィルタであり、上記画素補間検出部
36からの4ラインの補間信号から、垂直方向の低域成
分を抜き出すことで輝度信号を取り出す。すなわち、こ
の垂直ローパスフィルタ12では、上記図3に示した色
コーティングパターンのうち、画素補間検出部36にて
Ye画素にCy画素を信号を補間したラインと、Mg画
素にG画素の信号を補間したラインの二つのラインを加
えて、Ye+Cy+Mg+G=Yの輝度信号を生成し、
同様に、画素補間検出部36にてCy画素にYe画素の
信号を補間したラインと、G画素にMg画素の信号を補
間したラインの二つのラインを加えてYe+Cy+Mg
+G=Yの輝度信号を生成する。この輝度信号は、加算
器28に送られる。
【0051】垂直ローパスフィルタ14は水平アパコン
信号を生成するために使われ、上記画素補間検出部36
からの4ラインの補間信号を受け取る。この垂直ローパ
スフィルタ14は、輝度信号と同じYe、Cy、Mg、
Gの4画素を使って水平アパコン信号を作ることができ
る。特にここでは垂直方向のローパスフィルタ出力信号
に対して、水平アパコン部15で図31及び図32の周
波数特性を持つバンドパスフィルタと同様のバンドパス
フィルタ15a,15bを通し、その結果に乗算器16
及び17で適当なゲインを掛け、加算器18で加算する
ことにより水平アパコン信号としている。
【0052】垂直アパコン部19のバンドパスフィルタ
19aは垂直アパコン信号を生成するのに使われ、上記
画素補間検出部36からの4ラインの補間信号を受け取
る。そして、バンドパスフィルタ19aは上記4ライン
の補間信号の所定の高域成分を抜き出し、乗算器20に
送る。乗算器20は上記所定の高域成分に適当なゲイン
を掛け、加算器22に送る。加算器22には乗算器21
で適当なゲインが掛けられたバンドバスフィルタ19b
からの所定の周波数成分も供給されてくる。加算器22
は上記乗算器20及び21からの出力を加算して垂直ア
パコン信号を生成する。垂直アパコン信号は最後に例え
ば図7の様な水平方向のローパスフィルタ23を通して
他のアパコン信号と加算器18で加算される。
【0053】斜めアパコン信号の生成については上記図
2に示した輝度信号処理部5での説明と同様である。
【0054】そして、この図10の例でも、この様にし
て得られた輝度信号、水平アパコン、垂直アパコン、斜
めアパコン信号を加算してγ補正を通して輝度信号とし
て外部に出力する。
【0055】特に、この輝度信号処理部35では、画素
補間検出部36にてYe画素にCy画素を信号を補間し
たラインと、Mg画素にG画素の信号を補間したライン
の二つのラインを垂直ローパスフィルタ12で加えて、
Ye+Cy+Mg+G=Yの輝度信号を生成しているの
で、垂直ローパスフィルタ12の後段に水平方向のロー
パスフィルタを不要としている。つまり、同一ライン内
の信号を補間して後段のフィルタでライン加算をして輝
度信号を作っている。
【0056】また、この輝度信号処理部35では、画素
補間検出部36により得られた垂直4ライン分の信号を
アパコン信号の生成に使っているため、最終的に水平、
垂直、斜め方向で折り返りが少なく、解像度の高い輝度
信号を得ることができる。
【0057】画素補間検出部36における相関検出と補
間処理の一例について図11を参照しながら以下に説明
する。図11は画素補間検出部36で扱う画素例を示す
図である。画素補間検出部36は上記画素例のうち、Y
e画素とCy画素からなるラインについては、Ye画素
に対してCy画素を補間し、Cy画素に対してYe画素
を補間する。また、G画素とMg画素からなるラインに
ついては、G画素に対してMg画素を補間し、Mg画素
に対してG画素を補間する。
【0058】このような補間処理を行う場合において、
画素補間検出部36では、各画素の相関を検出し、その
相関検出結果に応じた補間処理を行う。
【0059】例えば、図11に示すように、Mg画素に
G画素を周辺4画素から、垂直、水平、斜め方向の相関
を検出して適応補間する具体例を以下に説明する。
【0060】先ず、相関検出のために、 |G1−G4| の計算を行った値(レベル)と、 |G2−G3| の計算を行った値(レベル)とを比べて、前者のレベル
が大きければ水平相関が大きく、後者のレベルが大きけ
れば垂直相関が大きく、ほぼ等しい場合は斜め方向の相
関が大きいと判断する。
【0061】そして、水平方向の相関が大きければ、 (G2+G3)/2 の計算により補間を行い、また、垂直方向の相関が大き
ければ、 (G1+G4)/2 の計算により補間を行い、一方、斜め方向の相関が大き
ければ、 (G1+2×G2+2×G3+G4)/6 の計算により補間を行う。
【0062】なお、画素補間検出部36においては、相
関検出時に更に細かく縦と横の相関比を計算することに
より、垂直方向、水平方向、斜め方向の3つの方向だけ
でなく、更に細かい方向の補間コントロールも可能とな
る。
【0063】また、更に1ラインディレイ回路を2つ増
やし、8ライン同時化した信号から6ライン分の相関検
出補間をすれば回路規模は増えるが、輝度信号、水平ア
パコン信号、垂直アパコン信号の所定高周波成分だけで
なく、斜めアパコン、垂直アパコンバンドパスフィルタ
出力についても同様に最適なアパーチャーコントロール
が可能となる。
【0064】但し、上述した相関検出に基づく補間処理
においては、Mg画素に対してG画素を補間する場合の
相関検出時には、上下左右の単独画素間での演算で相関
の判断を行っているため、当該画素の信号に例えばノイ
ズが乗っているような場合に誤検出する可能性が大き
い。Ye画素に対してCy画素を補間する場合や、G画
素に対してMg画素を補間する場合、或いはCy画素に
対してYe画素を補間する場合も同様である。
【0065】そこで、画素の信号にノイズが乗っている
場合の誤検出に対処するための具体例を以下に説明す
る。
【0066】この具体例となる輝度信号処理部は、上記
図10に示した輝度信号処理部35と同じ構成であるの
で図示を省略する。但し、この具体例の場合、画素補間
検出部における処理内容が異なるので、以下の説明では
画素補間検出部の指示符号として41を、輝度信号処理
部の指示符号として40を用いる。
【0067】図12及び図13には上記輝度信号処理部
40の画素補間検出部41が扱う相関検出用の画素例を
示す。ここでは、Mg画素にG画素を補間する場合を示
すが、Ye,Cy,Mg画素についても同じ検出、補間
パターンが使える。画素補間検出部41は、上記図12
及び図13に示す画素例の中の、周辺のYe,Cy,M
g,Gを加えて相関検出をする。水平方向の相関検出に
は縦のローパスフィルタ、垂直方向の相関検出には横の
ローパスフィルタが掛かった信号を使うことになる。こ
のフィルタの特性から相関検出可能な周波数特性が決ま
る。図12及び図13の例では水平相関を取る場合は水
平加算しないのでfs/2周波数まで検出が可能だが垂
直相関を取る場合は垂直加算しているのでfs/2周波
数まで検出するのが難しい。
【0068】図12及び図13の形で加えて得られたY
e,Cy,Mg,G各画素の相関検出用信号(Ye+C
y+Mg+G)の分光特性は一致する。したがって検出
回路での相関判断レベルがYe,Cy,Mg,G全てで
同じ設定にできるので判断アルゴリズムが簡単になる。
【0069】上記図11のようにYe,Cy,Mg,G
各画素それぞれの色で相関検出をした場合は検出データ
Ye,Cy,Mg,Gの分光特性がそれぞれ違うため、
水平、垂直、斜めの補間の相関判断レベルもこれに伴い
Ye,Cy,G,Mgで違う設定をしなければならな
い。これに対し図12及び図13を用いた方法では、各
画素の判断時の検出信号分光特性を揃えることにより検
出レベル設定を楽にすることが可能となる。
【0070】例えば、図12及び図13において、Mg
画素に対してG画素を補間する場合の処理を、水平、垂
直だけでの簡単な補間例として以下に説明する。
【0071】G1Ja=(Ye1+Cy1/2+Cy2
/2+Mg1/2+Mg2/2+G1)/4 G4Ja=(Ye2/2+Ye3/2+Cy3+Mg3
/2+Mg4/2+G4)/4 G2Ja=(Ye3+G2+Cy2+Mg2/2+Mg
4/2)/4 G3Ja=(Ye2+G3+Cy1+Mg1/2+Mg
3/2)/4 G23Ja=(Ye1+Cy3+Mg5+G1/2+G
4/2)/4 とすると、この時、例えば相関検出のために、 |G1Ja−G4Ja|−(|G2Ja−G23Ja|
/2+|G3Ja−G23Ja|/2) を計算して、結果が正の値であったならば、 Ghokan=(G1+G4)/2 の演算により垂直方向の補間とし(V補間)、一方、上
記相関検出のための計算結果の値が負の値であったなら
ば、 Ghokan=(G2+G3)/2 の演算により水平方向の補間とする(H補間)。
【0072】更に、Mg,G,Ye,Cyの4つの画素
値の平均値を使って、水平、垂直だけでなく斜め方向の
補間処理を行う場合は、以下のようになされる。例え
ば、斜め方向の補間レベルを一つ、Jlevとして設定
し、 |G1Ja−G4Ja|−(|G2Ja−G23Ja|
/2+|G3Ja−G23Ja|/2)<−Jlev が成り立てば、 Ghokan=(G1+G4)/2 の演算より垂直方向の補間とし(V補間)、一方で、 |G1Ja−G4Ja|−(|G2Ja−G23Ja|
/2+|G3Ja−G23Ja|/2)>Jlev が成り立てば、 Ghokan=(G2+G3)/2 の演算より水平方向の補間とする(H補間)。
【0073】さらに、どちらも成り立たない場合は、 Ghokan=(2*(G2+G3)+(G1+G
4))/6(平均) の演算により斜め方向の補間とする。
【0074】上記画素補間検出部41の詳細な構成例を
図14に示す。
【0075】この図14において、加算器51ではG2
とG3画素の信号を加算し、加算器52ではG1とG4
の画素の信号を加算する。加算器51の出力は2倍演算
器53と1/2倍演算器54に送られる。加算器52の
出力は加算器55と1/2倍演算器56に送られる。2
倍演算器53では加算器51の出力を2倍し、加算器5
5に送る。1/2倍演算器54は加算器51の出力を1
/2倍する。1/2倍演算器56では加算器52の加算
出力を1/2倍する。加算器55では2倍演算器53と
加算器52の出力とを加算し、その加算出力を1/6倍
演算器57に送る。1/6演算器57では加算器55の
加算出力を1/6倍する。1/2倍演算器54と、1/
6倍演算器57と、1/2倍演算器56の各出力は、そ
れぞれ選択器58に水平補間信号、斜め補間信号、垂直
補間信号として送られる。
【0076】また、G1Ja,G2Ja,G3Ja,G
23Ja,G4Ja算出部59では、G1〜G4画素,
Mg1〜Mg5画素,Ye1〜Ye3画素,Cy1〜C
y3画素を用いて、上記G1Ja,G2Ja,G3J
a,G23Ja,G4Jaを算出する。
【0077】減算器60は上記算出部59で算出された
上記G1Jaと上記G4Jaとの差分を求めてその差分
結果を絶対値化器61に送る。絶対値化器61は減算器
60からの上記差分結果の絶対値を求めその絶対値出力
を減算器62に送る。
【0078】また、減算器63は上記算出部59で算出
された上記G2Jaと上記G23Jaとの差分を求めて
その差分結果を絶対値化器64に送る。絶対値化器64
は減算器63からの上記差分結果の絶対値を求めその絶
対値出力を加算器65に送る。また、減算器66は上記
算出部59で算出された上記G23Jaと上記G3Ja
との差分を求めてその差分結果を絶対値化器67に送
る。絶対値化器67は減算器66からの上記差分結果の
絶対値を求めその絶対値出力を加算器65に送る。
【0079】そして、加算器65は絶対値化器64から
の絶対値出力と絶対値化器67からの絶対値出力とを加
算し、加算出力を1/2倍演算器68に送る。1/2倍
演算器68は上記加算出力を1/2倍し、減算器62に
送る。
【0080】このため、減算器62は絶対値化器61か
らの絶対値出力|G1Ja−G4Ja|と1/2倍演算
器68からの演算出力(|G2Ja−G23Ja|/2
+|G3Ja−G23Ja|/2)との差分を求め、差
分出力|G1Ja−G4Ja|−(|G2Ja−G23
Ja|/2+|G3Ja−G23Ja|/2)を比較器
69に送る。
【0081】比較器69には、上記斜め方向の補間レベ
ルとして設定された値Jlevも送られている。比較器
69は、上記差分出力と上記Jlevとを比較し、その
比較結果を選択器58に送る。
【0082】選択器58では、比較器69からの比較結
果に応じて、1/2倍演算器54と1/6倍演算器57
と1/2倍演算器56の各出力のいずれかを選択し、こ
の選択出力を補間値Gとして出力する。
【0083】輝度信号処理部40では、図14に示した
ような構成例の画素補間検出部41を備え、水平と垂直
相関の差分とそのレベルから補間方向を選んでいるの
で、画素の信号にノイズが乗っている場合でも、小規模
な回路で誤検出を防ぐことができる。
【0084】なお、図12及び図13の様にYe+Cy
+Mg+Gで相関検出をして隣同士の垂直4画素同士で
相関判断をすることにより水平方向ではfs/2の周波
数相関の検出が可能となる。G画素だけ使って補間した
場合等では、検出画素が離れていて水平fs/2周波数
相関検出が難しかった。
【0085】また、斜め方向の補間検出例として、図1
4の例の様に水平、垂直、斜めの3方向だけの補間でな
く、更に細かい段階を持たせて補間を行う為には、得ら
れた水平、垂直の相関データ比を取りその結果から垂
直、水平方向の加算割合を決定する方法等も考えられ
る。
【0086】また、上記輝度信号処理部40では、上記
図1に示すような色コーティングパターンの施されたC
CD撮像素子1からの画像信号に対し、画素補間検出部
41で以下に示すような画素補間を行うようにすれば、
水平方向の相関検出と同様の回路構成で右斜め、左斜め
方向についてもfs/2周波数相関検出が可能となる。
【0087】図15に右斜め相関検出例、図16に左斜
め相関検出例を示す。上記図12及び図13を用いて説
明した水平方向の相関検出に加えて、左右斜め方向の相
関検出適応補間をすれば更に画質改善が可能となる例で
ある。
【0088】なお、この場合の画素補間検出部の詳細な
他の構成例を符号71として図17に示す。上記図14
に示した構成例に加えて、水平、垂直相関に入らなかっ
た場合に、斜め方向の補間として右斜め、左斜め、平均
値を選ぶ構成を取っている。斜め補間と判断された時に
右斜め相関と左斜め相関を比べてどちらの相関か判断し
て斜め補間すればよい。さらに、右斜め相関値と左斜め
相関値がほぼ等しい場合(お互いの差分が設定レベルよ
り小さいとき)は、相関無しとして周辺4画素の平均値
をとっている。
【0089】一例として斜め補間レベルを一つJle
v、右左斜め補間レベルを一つDlevとして以下の処
理を行う。Jlev,Dlevでそれぞれの相関判断レ
ベルをコントロールする。
【0090】ここでは、図12及び図13、図15及び
図16の画素例からG画素補間を行う。垂直6ライン同
時化された信号に対して水平方向も同時化した信号から
以下の相関検出演算を行う。
【0091】G1Ja=(Ye1+Cy1/2+Cy2
/2+Mg1/2+Mg2/2+G1)/4 G4Ja=(Ye2/2+Ye3/2+Cy3+Mg3
/2+Mg4/2+G4)/4 G2Ja=(Ye3+G2+Cy2+Mg2/2+Mg
4/2)/4 G3Ja=(Ye2+G3+Cy1+Mg1/2+Mg
3/2)/4 G23Ja=(Ye1+Cy3+Mg5+G1/2+G
4/2)/4 GR1Ja=(Ye5+G2+Cy3+Mg7/2+M
g3/2)/4 GR2Ja=(Ye2+Cy2+Mg5+G5/2+G
8/2)/4 GR3Ja=(Ye1+G3+Cy4+Mg2/2+M
g8/2)/4 GL1Ja=(Ye1+G2+Cy5+Mg1/2+M
g9/2)/4 GL2Ja=(Ye3+Cy1+Mg5+G6/2+G
7/2)/4 GL3Ja=(Ye4+G3+Cy3+Mg6/2+M
g4/2)/4 とすると、このとき、相関検出のために、 |G1Ja−G4Ja|−(|G2Ja−G23Ja|
/2+|G3Ja−G23Ja|/2)<−Jlev が成り立てば、 Ghokan=(G1+G4)/2 の演算処理垂直方向の補間とし、一方で、 |G1Ja−G4Ja|−(|G2Ja−G23Ja|
/2+|G3Ja−G23Ja|/2)>Jlev が成り立てば、 Ghokan=(G2+G3)/2 の演算より水平方向の補間とする。
【0092】さらに、どちらも成り立たない場合は、右
斜め相関と左斜め相関演算結果から、 (|GR1Ja−GR2Ja|/2+(|GR3Ja−
GR2Ja|/2)−(|GL1Ja−GL2Ja|/
2+(|GL3Ja−GL2Ja|/2)<−Dlev が成り立てば、 Ghokan=(G6+G7)/2 の演算により右斜め補間とする。
【0093】一方、(|GR1Ja−GR2Ja|/2
+(|GR3Ja−GR2Ja|/2)−(|GL1J
a−GL2Ja|/2+(|GL3Ja−GL2Ja|
/2)>Dlev が成り立てば、 Ghokan=(G5+G8)/2 の演算により左斜め補間とする。
【0094】どちらも成り立たなかった場合は、 Ghokan=(2*(G2+G3)+(G1+G
4))/6(平均) とする。
【0095】上記画素補間検出部71の構成例を示す図
17において、上記図14と同様の構成部には同じ符号
を付して説明を省略する。すなわち、選択器76に入る
水平補間信号、斜め平均補間信号、垂直補間信号に関す
る系統と、比較器78に入る減算器62からの減算出力
に関する系統について構成については省略し、新たな符
号が付されている箇所についてのみ説明する。
【0096】加算器72はG5とG8画素の信号を加算
しその加算出力を、1/2倍演算器73に送る。1/2
倍演算器73は上記加算器72の加算出力を1/2倍し
て、右斜め補間信号として選択器76に送る。
【0097】加算器74はG6とG7画素の信号を加算
しその加算出力を、1/2倍演算器75に送る。1/2
倍演算器75は上記加算器74の加算出力を1/2倍し
て、左斜め補間信号として選択器76に送る。
【0098】また、G1Ja,G2Ja,G3Ja,G
23Ja,G4Ja,GR1Ja,GR2Ja,GR3
Ja,GL1Ja,GL2Ja,GL3Ja算出部77
では、G1〜G8画素,Mg1〜Mg9画素,Ye1〜
Ye5画素,Cy1〜Cy5画素を用いて、上記G1J
a,G2Ja,G3Ja,G23Ja,G4Ja,GR
1Ja,GR2Ja,GR3Ja,GL1Ja,GL2
Ja,GL3Jaを算出する。
【0099】減算器79は、上記算出部77で算出され
た上記GR1Jaと上記GR2Jaとの差分を求めてそ
の差分結果を絶対値化器80に送る。絶対値化器80は
減算器79からの上記差分結果の絶対値を求めその絶対
値出力を加算器81に送る。
【0100】また、減算器82は上記算出部77で算出
された上記GR2Jaと上記GR3Jaとの差分を求め
てその差分結果を絶対値化器83に送る。絶対値化器8
3は減算器82からの上記差分結果の絶対値を求めその
絶対値出力を加算器81に送る。
【0101】そして、加算器81は絶対値化器80から
の絶対値出力と絶対値化器83からの絶対値出力とを加
算し、加算出力を1/2倍演算器84に送る。1/2倍
演算器84は上記加算出力を1/2倍し、減算器85に
送る。
【0102】また、減算器86は、上記算出部77で算
出された上記GL1Jaと上記GL2Jaとの差分を求
めてその差分結果を絶対値化器87に送る。絶対値化器
87は減算器86からの上記差分結果の絶対値を求めそ
の絶対値出力を加算器88に送る。
【0103】また、減算器89は上記算出部77で算出
された上記GL2Jaと上記GL3Jaとの差分を求め
てその差分結果を絶対値化器90に送る。絶対値化器9
0は減算器89からの上記差分結果の絶対値を求めその
絶対値出力を加算器88に送る。
【0104】そして、加算器88は絶対値化器87から
の絶対値出力と絶対値化器90からの絶対値出力とを加
算し、加算出力を1/2倍演算器91に送る。1/2倍
演算器91は上記加算出力を1/2倍し、減算器85に
送る。
【0105】このため、減算器85は1/2倍演算器8
4からの出力(|GR1Ja−GR2Ja|/2+(|
GR3Ja−GR2Ja|/2)と、1/2倍演算器9
1からの出力(|GL1Ja−GL2Ja|/2+(|
GL3Ja−GL2Ja|/2)との差分を求めてその
差分結果を比較器78に送る。
【0106】比較器78には、上記斜め方向の補間レベ
ルとして設定された値Jlevと、右左斜め補間レベル
Dlevも送られている。さらに比較器78には、減算
器62からの減算出力|G1Ja−G4Ja|−(|G
2Ja−G23Ja|/2+|G3Ja−G23Ja|
/2)も送られている。このため、比較器78は、上記
差分出力と上記Jlev,Dlevとを比較し、その比
較結果を選択器76に送る。
【0107】選択器76では、比較器78からの比較結
果に応じて、水平補間信号、右斜め補間信号、平均信
号、左斜め補間信号、垂直補間信号のうちのいずれかを
選択し、この選択出力を補間値Gとして出力する。
【0108】なお、斜め補間は場合により右斜め補間G
hokan=(G6+G7)/2でなくGhokan=
(G6+G7+G2+G3)/4、左斜め補間Ghok
an=(G5+G8)/2でなくGhokan=(G5
+G8+G2+G3)/4としても良い。また処理の優
先順位により若干画質が変わるようにしてもよい。
【0109】なお、補色カメラシステムとしては、上記
図2に示した輝度信号処理部5や、上記図10に示した
輝度信号処理部35の他に、図18及び図19に示す輝
度信号処理部18及び19を備えても良い。
【0110】図18に示す輝度信号処理部92は、輝度
信号に対しては画素補間を行わず、水平アパコン信号及
び垂直アパコン信号に対してのみ、画素補間検出部93
で画素補間を行っている例である。輝度信号の生成には
垂直ローパスフィルタの後段に水平ローパスフィルタ9
4が必要になる。
【0111】縦横斜めで補間をした場合、斜め方向が4
画素平均であったり、斜め補間画素が遠いため解像感が
損なわれる傾向になる。特に図14の構成例の画素補間
部では斜め方向の解像感を出すのが難しい。
【0112】このため図18ではアパコン信号に対して
だけ相関検出画素補間を行っている。また、図19に示
す輝度信号処理部95では、水平アパコン信号に対して
だけ画素補間検出部96で相関検出画素補間を行ってい
る。これは前記の様に本発明コーティングパターンでは
垂直方向fs/2近辺での相関検出が難しい為で、垂直
アパコン信号は図2例と同様に1ラインディレイ回路か
らの信号を使って構成する。この輝度信号処理部95で
も垂直ローパスフィルタ12の後段に水平ローパスフィ
ルタ94を必要としている。
【0113】なお、補色カメラシステムを上記輝度信号
処理部5,35,40,70,92及び95と共に構成
するCCD撮像素子上には、上記図3に示した色コーテ
ィングパターンの他、図20の(a),(b),
(c),(d)及び(e)に示す他の類似コーティング
パターンを使用しても良い。
【0114】図20の(a)に示すパターンは、1ライ
ン目にYeとCyを配置し、2ライン目にMgとGを配
置し、3ライン目に1ライン目の配置を逆にしたCyと
Yeを配置し、4ライン目に2ライン目の配置を逆にし
たGとMgを配置してなる市松パターンである。図21
にはこの市松パターンを単位とした色コーティングパタ
ーン31aを施したCCD撮像素子31とその周辺部の
構成を示す。
【0115】図20の(b)に示すパターンは、1ライ
ン目にMgとCyを配置し、2ライン目にYeとGを配
置し、3ライン目に1ライン目の配置を逆にしたCyと
Mgを配置し、4ライン目に2ライン目の配置を逆にし
たGとYeを配置してなる市松パターンである。図22
にはこの市松パターンを単位とした色コーティングパタ
ーン32aを施したCCD撮像素子32とその周辺部の
構成を示す。
【0116】図20の(c)に示すパターンは、1ライ
ン目にCyとMgを配置し、2ライン目にYeとGを配
置し、3ライン目に1ライン目の配置を逆にしたMgと
Cyを配置し、4ライン目に2ライン目の配置を逆にし
たGとYeを配置してなる市松パターンである。図23
にはこの市松パターンを単位とした色コーティングパタ
ーン33aを施したCCD撮像素子33とその周辺部の
構成を示す。
【0117】図20の(d)に示すパターンは、1ライ
ン目にYeとMgを配置し、2ライン目にCyとGを配
置し、3ライン目に1ライン目の配置を逆にしたMgと
Yeを配置し、4ライン目に2ライン目の配置を逆にし
たGとCyを配置してなる市松パターンである。図24
にはこの市松パターンを単位とした色コーティングパタ
ーン34aを施したCCD撮像素子34とその周辺部の
構成を示す。
【0118】図20の(e)に示すパターンは、1ライ
ン目にMgとYeを配置し、2ライン目にCyとGを配
置し、3ライン目に1ライン目の配置を逆にしたYeと
Mgを配置し、4ライン目に2ライン目の配置を逆にし
たGとCyを配置してなる市松パターンである。図25
にはこの市松パターンを単位とした色コーティングパタ
ーン97aを施したCCD撮像素子97とその周辺部の
構成を示す。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、輝度信号の水平、斜め
方向解像度改善が可能となる。また、垂直方向4画素を
使い水平アパーチャー信号とすることにより水平方向高
周波成分を輝度信号に乗せることが可能となる。また、
斜め方向4画素を使い斜めアパーチャー信号とすること
により斜め方向高周波成分を輝度信号に乗せることが可
能となる。
【0120】さらに、近辺の他色を画素補間することに
より輝度信号の解像度改善が可能となる。また、各ライ
ン毎に互いの画素を補間することにより輝度信号の解像
度改善が可能となる。また、垂直方向5画素を使い水平
方向相関を検出することによりfs/2周波数までの水
平相関検出が可能となる。また、斜め方向5画素を使い
斜め方向相関を検出することによりfs/2周波数まで
の斜め相関検出が可能となる。また、左斜め、右斜めの
相関検出がそれぞれ独立にfs/2まで可能となる。ま
た、水平、垂直、斜め相関データを使って水平、垂直、
斜め方向の最適な補間画素演算が可能となる。
【0121】また、各ライン毎に互いに画素を画素補間
するときに、補間する色の情報だけでなく、Ye,C
y,Mg,G全ての画素情報を用いて水平、垂直、斜め
の補間検出を行うことにより、高周波成分までのノイズ
の影響を受けず精度の良い補間検出が可能となる。ま
た、補間検出を行う場合に、水平、垂直、斜め方向の画
素レベル差分の大小関係を用いて補間方法を決定するこ
とにより少ない回路規模で精度の良い補間を可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像素子の具体例の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の画像信号処理装置の具体例となる輝度
信号処理部の構成を示す図である。
【図3】上記撮像素子の具体例の色コーティングパター
ンを示す図である。
【図4】上記輝度信号処理部を構成する水平ローパスフ
ィルタの周波数特性図である。
【図5】上記輝度信号処理部を構成する垂直ローパスフ
ィルタの周波数特性図である。
【図6】水平アパコン信号を作るときの上記輝度信号処
理部の動作を説明するための図である。
【図7】上記輝度信号処理部を構成する水平ローパスフ
ィルタの周波数特性図である。
【図8】上記輝度信号処理部を構成する垂直アパコン部
内のバンドパスフィルタの周波数特性図である。
【図9】上記輝度信号処理部を構成する右斜めバンドパ
スフィルタの周波数特性図である。
【図10】輝度信号も含めて解像度改善した輝度信号処
理部の構成を示すブロック図である。
【図11】上記図10の輝度信号処理部を構成する画素
補間検出部が扱う画素例を示す図である。
【図12】上記図10に示した輝度信号処理部の変形例
を構成する画素補間検出部の動作を説明するための図で
ある。
【図13】上記図10に示した輝度信号処理部の変形例
を構成する画素補間検出部の動作を説明するための図で
ある。
【図14】上記図10に示した輝度信号処理部の変形例
を構成する画素補間検出部の詳細な構成を示す図であ
る。
【図15】右斜め相関検出例を示す図である。
【図16】左斜め相関検出例を示す図である。
【図17】上記図10に示した輝度信号処理部の他の変
形例を構成する画素補間検出部の詳細な構成を示す図で
ある。
【図18】上記輝度信号処理部の他の具体例の構成を示
すブロック図である。
【図19】上記輝度信号処理部のさらに他の具体例の構
成を示すブロック図である。
【図20】本発明のCCD撮像素子に適用できる他の色
コーティングパターンの他の例を示す図である。
【図21】上記図20に示した色コーティングパターン
を施したCCD撮像素子を示す図である。
【図22】上記図20に示した色コーティングパターン
を施したCCD撮像素子を示す図である。
【図23】上記図20に示した色コーティングパターン
を施したCCD撮像素子を示す図である。
【図24】上記図20に示した色コーティングパターン
を施したCCD撮像素子を示す図である。
【図25】上記図20に示した色コーティングパターン
を施したCCD撮像素子を示す図である。
【図26】従来の補色カメラシステムでの色コーティン
グパターン例を示す図である。
【図27】上記図26に示した色コーティングパターン
を施したCCD撮像素子を示す図である。
【図28】従来の輝度信号処理部の構成を示す図であ
る。
【図29】上記図28に示した輝度信号処理部を構成す
る垂直ローパスフィルタ、水平ローパスフィルタの周波
数特性図である。
【図30】上記図28に示した輝度信号処理部を構成す
る垂直アパコン部内のバンドパスフィルタの周波数特性
図である。
【図31】上記図28に示した輝度信号処理部を構成す
る水平アパコン部内のバンドパスフィルタの周波数特性
図である。
【図32】上記図28に示した輝度信号処理部を構成す
る水平アパコン部内の他のバンドパスフィルタの周波数
特性図である。
【符号の説明】
1 CCD、5 輝度信号処理部、7〜11 1ライン
ディレイ回路、12垂直ローパスフィルタ、13 水平
ローパスフィルタ、15 水平アパコン部、19 垂直
アパコン部、24 斜めアパコン部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補色系コーティングが施された画素を配
    列してなる撮像素子において、 イエローYe,シアンCy,マゼンタMg,グリーンG
    からなる2ライン2画素を垂直方向に並べた4ライン2
    画素の繰り返しパターンの内の3,4ライン目の画素配
    置をそれぞれ逆転した計4ラインを単位とする市松模様
    画素を配列していることを特徴とする撮像素子。
  2. 【請求項2】 イエローYe,シアンCy,マゼンタM
    g,グリーンGからなる2ライン2画素を垂直方向に並
    べた4ライン2画素の繰り返しパターンの内の3,4ラ
    イン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラインを単位
    とする市松模様画素を配列している撮像素子からの全画
    素独立読み出し信号を処理する画像信号処理装置におい
    て、 上記撮像素子からの全画素独立読み出し信号に対して、
    垂直方向4画素を使い水平アパーチャー信号を生成し、
    この水平アパーチャー信号を用いて輝度信号の水平方向
    高周波成分を補償する輝度信号処理手段を備えることを
    特徴とする画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 イエローYe,シアンCy,マゼンタM
    g,グリーンGからなる2ライン2画素を垂直方向に並
    べた4ライン2画素の繰り返しパターンの内の3,4ラ
    イン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラインを単位
    とする市松模様画素を配列している撮像素子からの全画
    素独立読み出し信号を処理する画像信号処理装置におい
    て、 上記撮像素子からの全画素独立読み出し信号に対して、
    斜め方向4画素を使い斜め方向アパーチャー信号を生成
    し、この斜め方向アパーチャー信号を用いて輝度信号の
    斜め方向高周波成分を補償する輝度信号処理手段を備え
    ることを特徴とする画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 イエローYe,シアンCy,マゼンタM
    g,グリーンGからなる2ライン2画素を垂直方向に並
    べた4ライン2画素の繰り返しパターンの内の3,4ラ
    イン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラインを単位
    とする市松模様画素を配列している撮像素子からの全画
    素独立読み出し信号を処理する画像信号処理装置におい
    て、 上記撮像素子からの全画素独立読み出し信号に対して、
    近辺の他色画素を画素補間する補間手段を備えることを
    特徴とする画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記補間手段は、上記撮像素子からの全
    画素独立読み出し信号に対して、各ライン毎に互いの画
    素を補間することを特徴とする請求項4記載の画像信号
    処理装置。
  6. 【請求項6】 上記補間手段は、上記画素の水平、垂
    直、斜め相関検出データからそれぞれ最適な補間画素を
    選び補間することを特徴とする請求項4記載の画像信号
    処理装置。
  7. 【請求項7】 上記補間手段は、上記撮像素子からの全
    画素独立読み出し信号に対して、ライン毎に互いの画素
    を補間するときに、補間するべき色の情報だけでなく、
    全ての画素情報を用いて水平、垂直、斜めの補間検出を
    行うことを特徴とする請求項4記載の画像信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 上記補間手段は、上記撮像素子からの全
    画素独立読み出し信号に対して、水平、垂直、斜め方向
    の画素レベル差分の大小関係を用いて画素補間を施すこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記補間手段からの補間出力を用いて輝
    度信号の高周波成分を補償する輝度信号処理手段を備え
    ることを特徴とする請求項4記載の画像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 イエローYe,シアンCy,マゼンタ
    Mg,グリーンGからなる2ライン2画素を垂直方向に
    並べた4ライン2画素の繰り返しパターンの内の3,4
    ライン目の画素配置をそれぞれ逆転した計4ラインを単
    位とする市松模様画素を配列している撮像素子と、 上記撮像素子からの全画素独立読み出し信号に対して、
    垂直方向4画素又は斜め方向4画素を使い水平アパーチ
    ャー信号又は斜め方向アパーチャー信号を生成し、この
    水平アパーチャー信号又は斜め方向アパーチャー信号を
    用いて輝度信号の水平方向高周波成分又は斜め方向高周
    波成分を補償する画像信号処理手段とを備えることを特
    徴とするカメラ装置。
  11. 【請求項11】 上記撮像素子からの全画素独立読み出
    し信号に対して、近辺の他色画素を画素補間する補間手
    段を備え、上記画像信号処理手段は上記補間手段の補間
    出力を用いて上記輝度信号の高周波成分を補償すること
    を特徴とする請求項10記載のカメラ装置。
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WO2006043414A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Megachips Lsi Solutions Inc. 画像処理方法及び画像処理装置

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